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JP6294750B2 - 装着作業システム - Google Patents

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JP6294750B2 JP2014090164A JP2014090164A JP6294750B2 JP 6294750 B2 JP6294750 B2 JP 6294750B2 JP 2014090164 A JP2014090164 A JP 2014090164A JP 2014090164 A JP2014090164 A JP 2014090164A JP 6294750 B2 JP6294750 B2 JP 6294750B2
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Description

本発明は、1列に配列された複数の装着作業機を備え、それら複数の装着作業機の上流側に配置されたものから下流側に配置されたものにわたって搬送される回路基板に電子部品を装着する装着作業システムに関するものである。
回路基板に対して電子部品の装着作業を実行する装着作業機では、様々な寸法の電子部品が、回路基板に装着されるため、装着作業機の装着ヘッドに、装着作業に応じた種類の吸着ノズルを装着する必要がある。このため、生産対象の回路基板の種類が変わった場合には、装着ヘッドに装着される吸着ノズルも交換されるが、この際に、装着作業機に配設されたノズルストッカ等のノズル収納台が利用される。詳しくは、下記特許文献に記載されているように、ノズル収納台には、複数の吸着ノズルが収納されており、装着ヘッドの移動により、装着ヘッドに装着されている吸着ノズルのノズル収納台への収納、および、ノズル収納台に収納されている吸着ノズルの装着ヘッドへの装着が、自動で行われる。これにより、生産対象の回路基板の種類の変更に対応することが可能となる。
特開2005−150325号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、装着ヘッドへの吸着ノズルの装着を自動で行うことが可能となる。しかしながら、ノズル収納台への吸着ノズルの収納は、作業者が行う必要があり、小さな吸着ノズルを手作業でノズル収納台に収納する作業は、非常に手間である。特に、複数の装着作業機によって構成される装着作業システムでは、各装着作業機にノズル収納台が設けられているため、ノズル収納台への吸着ノズルの収納作業は、作業者に大きな負担となる。また、多くの種類の回路基板への装着作業に対応すべく、ノズル収納台には、多くの吸着ノズルが収納される場合がある。このため、多くの吸着ノズルが必要となり、不経済である。特に、複数の装着作業機によって構成される装着作業システムでは、各装着作業機のノズル収納台に多くの吸着ノズルが収納されると、システム全体で用いられる吸着ノズルの数は、かなり多くなり、非常に不経済である。このように、装着ヘッドに装着された吸着ノズルを交換するための作業には、多くの問題があり、それらの問題を解消することで、装着作業システムの実用性が向上する。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、実用性の高い装着作業システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の装着作業システムは、1列に配列された複数の装着作業機を備え、前記複数の装着作業機の上流側に配置されたものから下流側に配置されたものにわたって搬送される回路基板に電子部品を装着する装着作業システムであって、前記複数の装着作業機の各々が、電子部品を吸着保持するための吸着ノズルが着脱可能に取り付けられる装着ヘッドと、前記吸着ノズルを収納するためのノズル収納台と、前記装着ヘッドをベース上の任意の位置に移動させる移動装置とを備え、前記移動装置が、その移動装置を備える前記装着作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との少なくとも一方の前記ノズル収納台の上方に前記装着ヘッドを移動させることを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の装着作業システムは、請求項1に記載の装着作業システムにおいて、前記複数の装着作業機の各々の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御する制御装置を備え、前記制御装置が、前記複数の装着作業機のうちの任意の1の第1作業機の装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルが、前記第1作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との少なくとも一方である第2作業機の前記ノズル収納台に収納されるように、若しくは、前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されている前記吸着ノズルが、前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられるように、前記第1作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御する第1作動制御部を有することを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の装着作業システムでは、請求項2に記載の装着作業システムにおいて、前記第2作業機が、前記第1作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との一方であることを特徴とする。
また、本願の請求項4に記載の装着作業システムでは、請求項3に記載の装着作業システムにおいて、前記第1作動制御部が、前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルが、前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されるように、前記第1作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御し、前記制御装置が、前記第1作動制御部の制御によって前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納された前記吸着ノズルが、前記第2作業機の前記装着ヘッドに取り付けられ、その吸着ノズルが、前記第2作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との一方の前記ノズル収納台に収納されるように、前記第2作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御する第2作動制御部を有することを特徴とする。
また、本願の請求項5に記載の装着作業システムでは、請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の装着作業システムにおいて、前記制御装置が、前記第1作動制御部の制御によって前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されている前記吸着ノズルが前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられる前に、前記第1作業機の前記装着ヘッドの前記第2作業機上への進入許可の問合せを、前記第2作業機に出力する進入許可出力部を有することを特徴とする。
また、本願の請求項6に記載の装着作業システムでは、請求項2ないし請求項5のいずれか1つに記載の装着作業システムにおいて、前記制御装置が、前記第1作業機の装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルを前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納する旨の指令を、前記第1作業機に出力する収納指令出力部を有し、前記第1作動制御部が、前記収納指令出力部によって出力された指令に従って、前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルが、前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されるように、前記第1作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御することを特徴とする。
また、本願の請求項7に記載の装着作業システムは、請求項2ないし請求項6のいずれか1つに記載の装着作業システムにおいて、前記複数の装着作業機の各々の前記ノズル収納台に収納されている前記吸着ノズルと前記装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルとのうちの、装着作業に使用しない余剰の吸着ノズルに関する情報である余剰ノズル情報を取得する余剰ノズル情報取得部と、前記複数の装着作業機の各々で装着作業を実行するために不足している吸着ノズルに関する情報である不足ノズル情報を取得する不足ノズル情報取得部と、前記余剰ノズル情報取得部によって取得された前記余剰ノズル情報と、前記不足ノズル情報取得部によって取得された前記不足ノズル情報とに基づいて、前記吸着ノズルの移動元の装着作業機と前記吸着ノズルの移動先の装着作業機とを決定する決定部とを有する演算装置を備え、前記制御装置が、前記決定部によって決定された前記吸着ノズルの移動元の装着作業機から前記吸着ノズルの移動先の装着作業機に前記吸着ノズルを移動させるように、前記複数の装着作業機の各々の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御することを特徴とする。
また、本願の請求項8に記載の装着作業システムでは、請求項7に記載の装着作業システムにおいて、前記演算装置が、前記余剰ノズル情報取得部によって取得された前記余剰ノズル情報に、前記不足ノズル情報取得部によって取得された前記不足ノズル情報が存在しない場合に、その旨を報知する報知部を有することを特徴とする。
また、本願の請求項9に記載の装着作業システムでは、請求項7または請求項8に記載の装着作業システムにおいて、前記決定部が、前記吸着ノズルの移動元の装着作業機の数が所定数以下となるように、前記吸着ノズルの移動元の装着作業機を決定することを特徴とする。
請求項1に記載の装着作業システムでは、自機の装着ヘッドが、自機の隣の装着作業機のノズル収納台の上方にまで移動する。このため、自機の装着ヘッドに、隣の作業機のノズル収納台に収納されている吸着ノズルを装着することが可能となる。つまり、隣接する作業機間で、吸着ノズルを共有することが可能となる。これにより、作業者によるノズル収納台への吸着ノズルの収納作業の回数を減らすとともに、ノズル収納台に収納される吸着ノズルの数を減らすことが可能となる。
請求項2に記載の装着作業システムでは、第1作業機の装着ヘッドに取り付けられている吸着ノズルが、第1作業機の隣の第2作業機のノズル収納台に収納される。若しくは、第2作業機のノズル収納台に収納されている吸着ノズルが、第1作業機の装着ヘッドに取り付けられる。これにより、隣接する作業機間で、適切に吸着ノズルを共有することが可能となる。
請求項3に記載の装着作業システムでは、自機の装着ヘッドが、自機の上流側と下流側との一方のみの作業機のノズル収納台の上方にまで移動する。これにより、装着ヘッドを移動させるための機構の構造を簡素化できる。
請求項4に記載の装着作業システムでは、第1作業機の装着ヘッドに取り付けられている吸着ノズルが、第1作業機の上流側と下流側との一方の第2作業機のノズル収納台に収納される。そして、第2作業機のノズル収納台に収納された吸着ノズルが、第2作業機の装着ヘッドに取り付けられ、その吸着ノズルが、第2作業機の上流側と下流側との一方の作業機のノズル収納台に収納される。つまり、吸着ノズルが、第1装着機から、第2作業機を経由して、第2作業機の隣の作業機に運ばれる。これにより、3台以上の作業機間で、吸着ノズルを共有することが可能となり、ノズルを共有する効果が非常に高くなる。
請求項5に記載の装着作業システムでは、第2作業機のノズル収納台に収納されている吸着ノズルが第1作業機の装着ヘッドに取り付けられる前に、第1作業機の装着ヘッドの第2作業機上への進入許可の問合せが、第2作業機に出力される。これにより、第1作業機の装着ヘッドと第2作業機の装着ヘッドとの干渉を防止することが可能となる。
請求項6に記載の装着作業システムでは、第1作業機の装着ヘッドに取り付けられている吸着ノズルを第2作業機のノズル収納台に収納する旨の指令が、第1作業機に出力される。そして、第1作動機は、指令に従って、装着ヘッドに取り付けられている吸着ノズルを、第2作業機のノズル収納台に収納する。これにより、例えば、第2作業機の装着ヘッドが第1作業機のノズル収納台の上方まで移動できない場合であっても、第2作業機は、第1作業機から吸着ノズルを取得することが可能となる。
請求項7に記載の装着作業システムは、演算装置を備えている。演算装置は、各作業機において装着作業に使用しない余剰の吸着ノズルに関する余剰ノズル情報と、各作業機で装着作業を実行するために不足している吸着ノズルに関する不足ノズル情報とを取得する。そして、演算装置は、余剰ノズル情報と不足ノズル情報とに基づいて、吸着ノズルの移動元の作業機と吸着ノズルの移動先の作業機とを決定する。これにより、例えば、作業機での吸着ノズルの移動順等も決定することが可能となり、吸着ノズルの移動作業を効率的に行うことが可能となる。また、吸着ノズルの移動作業時における装着ヘッド同士の干渉を避けるように、吸着ノズルの移動順等を決定することが可能となる。
請求項8に記載の装着作業システムでは、余剰ノズル情報に不足ノズル情報が存在しない場合に、その旨が報知される。つまり、余剰ノズルによって、装着作業に必要な吸着ノズルを充足させることができない場合に、必要な吸着ノズルが足らないことが報知される。これにより、作業者が、必要な吸着ノズルが足らないことを認知し、必要な吸着ノズルの補給を行うことが可能となる。
請求項9に記載の装着作業システムでは、吸着ノズルの移動元の作業機の数が所定数以下となるように、吸着ノズルの移動元の作業機が決定される。つまり、吸着ノズルの移動元の作業機が集約され、所定の作業機から吸着ノズルを移動させることが可能となる。これにより、吸着ノズルの移動作業時に、複数種類の吸着ノズルを一度に移動させることが可能となり、効率的に吸着ノズルの移動作業を行うことが可能となる。
本発明の実施例である対基板作業システムを示す斜視図である。 対基板作業システムが備える装着装置を示す斜視図である。 対基板作業システムが備える装着装置を示す平面図である。 装着ヘッドが移動した状態の装着装置を示す平面図である。 装着機が備える装着ヘッドを示す斜視図である。 装着機が備える制御装置を示すブロック図である。 装着機毎の収納ノズルと必要ノズルと不足ノズルと余剰ノズルとを示す図である。 演算装置により実行されるフローチャートを示す図である。 制御装置のコントローラにより実行されるフローチャートを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<対基板作業システムの構成>
図1に、対基板作業システム10を示す。図1に示すシステム10は、回路基板に電子部品を実装するためのシステムである。対基板作業システム10は、2台の電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略す場合がある)12から構成されている。2台の装着装置12は、隣接した状態で1列に配設されている。なお、以下の説明では、装着装置12の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
2台の装着装置12は、互いに略同じ構成である。このため、2台の装着装置12のうちの1台を代表して説明する。装着装置12は、1つのシステムベース14と、そのシステムベース14の上に隣接された2つの装着機16とを有している。各装着機16は、図2及び図3に示すように、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、供給装置26、装着ヘッド28を備えている。装着機本体20は、フレーム部30と、そのフレーム部30に上架されたビーム部32とによって構成されている。ちなみに、図2は、装着装置12の斜視図であり、図3は、カバー等を外した状態の装着装置12を上方からの視点で示した平面図である。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部30に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図6参照)46によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図6参照)48によって固定的に保持される。
移動装置24は、X軸方向スライド機構50とY軸方向スライド機構52とによって構成されている。Y軸方向スライド機構52は、Y軸方向に延びる1対のY軸方向ガイドレール54を有している。一方、X軸方向スライド機構50は、X軸方向に延びるX軸方向ガイドレール56と第1スライダ58と第2スライダ60とを有している。X軸方向ガイドレール56は、1対のY軸方向ガイドレール54に上架されている。また、第1スライダ58は、X軸方向ガイドレール56によってX軸方向にスライド可能に保持され、第2スライダ60は、第1スライダ58によってX軸方向にスライド可能に保持されている。Y軸方向スライド機構52は、Y軸モータ(図6参照)62を有しており、そのY軸モータ62の駆動によって、X軸方向ガイドレール56がY軸方向の任意の位置に移動する。また、X軸方向スライド機構50は、第1X軸モータ(図6参照)64と第2X軸モータ(図6参照)66とを有しており、第1X軸モータ64の駆動によって、第1スライダ58がX軸方向の任意の位置に移動し、第2X軸モータ66の駆動によって、第2スライダ60がX軸方向の任意の位置に移動する。そして、第2スライダ60に、装着ヘッド28が取り付けられている。このような構造により、装着ヘッド28は、移動装置24によってフレーム部30上の任意の位置に移動する。
なお、第2スライダ60は、左右方向にスライドし、第1スライダ58の一端から他端の間でスライドする。また、第1スライダ58は、右方向にスライドし、第1スライダ58の右端部が、右隣の装着機16に突出するまでスライドする。これにより、図4に示すように、第2スライダ60が第1スライダ58の右端までスライドし、第1スライダ58が右方向にスライドすることで、装着ヘッド28が、右隣の装着機16のフレーム部30上にまで移動する。
供給装置26は、フィーダ型の供給装置であり、フレーム部30の前方側の端部に配設されている。供給装置26は、テープフィーダ70を有している。テープフィーダ70は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ70は、送出装置(図6参照)76によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置26は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。なお、テープフィーダ70は、フレーム部30に着脱可能であり、電子部品の交換等に対応することが可能である。
装着ヘッド28は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド28は、図5に示すように、12本の棒状の装着ユニット78を備えており、複数の装着ユニット78の各々の先端部には、吸着ノズル80が装着されている。吸着ノズル80は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図6参照)82に通じている。吸着ノズル80は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、複数の棒状の装着ユニット78は、ユニット保持体84の外周部に、等角度ピッチで、軸方向が垂直となる状態に保持されており、吸着ノズル80は、ユニット保持体84の下面から下方に向かって延び出している。
また、ユニット保持体84は、保持体回転装置86の電磁モータ(図6参照)88によって、装着ユニット78の配設角度毎に間欠回転する。これにより、複数の装着ユニット78の停止位置のうちの1つの停止位置である昇降ステーション(最も前方に位置するステーション)に、装着ユニット78が順次停止する。そして、その昇降ステーションに位置する装着ユニット78は、ユニット昇降装置90の電磁モータ(図6参照)92によって昇降する。これにより、吸着ノズル80に吸着保持された電子部品の上下方向の位置が変更される。また、昇降ステーションとは別の停止位置が、自転ステーションとされており、そのステーションに位置する装着ユニット78が、自転装置96の電磁モータ(図6参照)98によって自転する。これにより、吸着ノズル80によって吸着保持された電子部品の保持姿勢が変更される。なお、吸着ノズル80は、装着ユニット78に着脱可能であり、電子部品のサイズ等に応じて交換することが可能である。
また、装着機16は、マークカメラ(図6参照)100とパーツカメラ(図3参照)102とノズルチェンジャ(図3参照)106とを備えている。マークカメラ100は、下方を向いた状態で第2スライダ60の下面に固定されており、フレーム部30上の任意の位置を撮像することが可能である。パーツカメラ102は、図3に示すように、搬送装置22と供給装置26との間に配設されており、装着ヘッド28に保持された電子部品を撮像することが可能である。また、ノズルチェンジャ106は、パーツカメラ102の左隣に配設されており、フレーム部30に着脱可能とされている。そのノズルチェンジャ106には、複数の吸着ノズル80が収納されており、装着ヘッド28の装着ユニット78に装着されている吸着ノズル80と、ノズルチェンジャ106に収納されている吸着ノズル80とが、自動で交換される。
また、装着機16は、図6に示すように、制御装置110を備えている。制御装置110は、コントローラ112および複数の駆動回路116を備えている。複数の駆動回路116は、上記電磁モータ46,88,92,98、基板保持装置48、Y軸モータ62、第1X軸モータ64、第2X軸モータ66、送出装置76、正負圧供給装置82に接続されている。コントローラ112は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路116に接続されている。これにより、搬送装置22、移動装置24等の作動が、コントローラ112によって制御される。
また、コントローラ112は、画像処理装置118にも接続されている。画像処理装置118は、マークカメラ100およびパーツカメラ102によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ112は、画像データから各種情報を取得する。なお、対基板作業システム10は、演算装置120を備えており、演算装置120は、複数の装着機16の制御装置110に接続されている。演算装置120は、吸着ノズル80の移動作業に関する情報を演算するものであり、後に詳しく説明する。
画像処理装置118
<対基板作業システムによる装着作業>
上述した構成によって、対基板作業システム10では、回路基板が、4台の装着機16の内部を搬送装置22によって搬送され、各装着機16によって、回路基板に電子部品が装着される。
具体的には、まず、4台の装着機16のうちの最上流に配置された装着機16、つまり、図1での左側の端に配置された装着機16内に回路基板が搬入される。そして、その装着機16では、コントローラ112の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において、基板保持装置48によって固定的に保持される。次に、マークカメラ100が、コントローラ112の指令により、回路基板の上方に移動し、回路基板を撮像する。これにより、コントローラ112は、回路基板の保持位置の誤差に関する情報を取得する。また、テープフィーダ70は、コントローラ112の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド28が、コントローラ112の指令により、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル80によって電子部品を吸着保持する。
続いて、装着ヘッド28は、コントローラ112の指令により、パーツカメラ102の上方に移動し、パーツカメラ102が、吸着ノズル80に吸着保持された電子部品を撮像する。これにより、コントローラ112は、電子部品の吸着位置の誤差に関する情報を取得する。そして、装着ヘッド28は、コントローラ112の指令により、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を、保持位置の誤差,吸着位置の誤差等を補正し、回路基板上に装着する。回路基板への電子部品の装着作業が終了すると、回路基板が、下流に向かって搬送され、下流側に配置された装着機16内に搬入される。そして、上記装着作業が、各装着機16で順次実行されることで、電子部品が装着された回路基板が生産される。
<装着機間での吸着ノズルの移動作業>
対基板作業システム10では、上述した手順に従って、装着機16毎に装着作業が実行されるが、様々な寸法の電子部品が、回路基板に装着されるため、装着ヘッド28の複数の装着ユニット78に、装着作業に応じた種類の吸着ノズル80を装着する必要がある。各装着機16では、ノズルチェンジャ106に複数種類の吸着ノズル80が収納されており、ノズルチェンジャ106に収納されている複数の吸着ノズル(以下、「収納ノズル」と記載する場合がある)のうちの装着作業に必要な吸着ノズル(以下、「必要ノズル」と記載する場合がある)が、装着ヘッド28の装着ユニット78に装着される。
具体的には、装着ヘッド28が、コントローラ112の指令により、ノズルチェンジャ106の上方に移動する。この際、装着ヘッド28は、ノズルチェンジャ106内の複数の収納ノズルのうちの必要ノズルの上方に移動する。そして、装着ヘッド28は、コントローラ112の指令により、装着ユニット78を下方に移動させ、必要ノズルを装着ユニット78の先端に装着する。なお、装着ヘッド28の装着ユニット78には、初期状態において、吸着ノズル80が装着されていない。このような装着ユニット78への装着作業が繰り返されることで、複数の装着ユニット78に必要ノズルが装着される。
ただし、装着ユニット78への必要ノズルの装着作業を実行するためには、作業者が、ノズルチェンジャ106をフレーム部30から取り外し、機外において、ノズルチェンジャ106内に必要ノズルを収納する。そして、必要ノズルが収納されたノズルチェンジャ106をフレーム部30に取り付ける必要があるが、小さな吸着ノズル80を、作業者が手作業でノズルチェンジャ106内に収納することは、非常に手間である。
また、ノズルチェンジャ106をフレーム部30から取り外す際、および、フレーム部30に取り付ける際に、装着機16による装着作業を中断する必要があり、生産性が低下する虞がある。さらに、ノズルチェンジャ106がフレーム部30に取り付けられた際には、マークカメラ100により、ノズルチェンジャ106内の収納ノズルが撮像され、収納ノズルの確認が行われるが、この際にも、装着作業を中断する必要があり、生産性が低下する虞がある。
さらに言えば、装着作業の中断を少なくするべく、作業者は、次回生産予定の回路基板だけでなく、次々回、さらに先の生産予定の回路基板に対応する吸着ノズル80をノズルチェンジャ106に収納する場合がある。このような場合には、複数の装着機16において、ノズルチェンジャ106に多く吸着ノズル80が収納されることになり、相当数の吸着ノズル80が必要となり、不経済である。
このようなことに鑑みて、対基板作業システム10では、装着機16の装着ヘッド28が下流側の装着機、つまり、左隣の装着機のフレーム部30上に進入可能となっており、装着ヘッド28は、左隣の装着機のノズルチェンジャ106の上方まで移動することが可能となっている。このため、装着ヘッド28は、左隣の装着機のノズルチェンジャ106への吸着ノズル80の収納、若しくは、左隣の装着機のノズルチェンジャ106からの吸着ノズル80の装着を行うことが可能となっている。これにより、対基板作業システム10では、隣接する装着機16同士で、吸着ノズル80を移動させ、自動で必要ノズルの装着作業が実行される。
具体的には、例えば、最上流側に配置された装着機、つまり、最も左端に配置された装着機(以下、「第1装着機」と記載する場合がある)16aと、第1装着機16aの右隣に配置された装着機(以下、「第2装着機」と記載する場合がある)16bと、第2装着機16bの右隣に配置された装着機(以下、「第3装着機」と記載する場合がある)16cと、第3装着機16cの右隣に配置された装着機(以下、「第4装着機」と記載する場合がある)16dとの各々のノズルチェンジャ106内に、図7に示す収納ノズルが収納されており、第1装着機16a〜第4装着機16dの各々の装着ヘッド28に、図7に示す必要ノズルを装着する場合について、説明する。
各装着機16のコントローラ112では、収納ノズルと必要ノズルとに基づいて、次回生産予定の回路基板の装着作業に不足する吸着ノズル(以下、「不足ノズル」と記載する場合がある)と、次回の生産予定の回路基板の装着作業に必要がない余剰の吸着ノズル(以下、「余剰ノズル」と記載する場合がある)とが、抽出される。つまり、第1装着機16aでは、次回生産予定の回路基板の装着作業に、8個の0.4mm径の吸着ノズル80と、4個の0.7mm径の吸着ノズル80とが必要である。一方、第1装着機16aのノズルチェンジャ106には、0.7mm径の吸着ノズル80は4個収納されているが、0.4mm径の吸着ノズル80は4個しか収納されていない。このため、第1装着機16aでは、4個の0.4mm径の吸着ノズル80が、不足ノズルとなる。また、第1装着機16aでは、4個の1.0mm径の吸着ノズル80と、4個の1.3mm径の吸着ノズル80と、4個の1.8mm径の吸着ノズル80とは、次回の生産予定の回路基板の装着作業に必要なく、それらの吸着ノズルが余剰ノズルとなる。
また、第2装着機16bでは、次回生産予定の回路基板の装着作業に、6個の0.4mm径の吸着ノズル80と、6個の0.7mm径の吸着ノズル80とが必要である。一方、第2装着機16bのノズルチェンジャ106には、0.7mm径の吸着ノズル80が4個と、0.4mm径の吸着ノズル80が4個しか収納されていない。このため、第2装着機16bでは、2個の0.4mm径の吸着ノズル80と、2個の0.7mm径の吸着ノズル80とが、不足ノズルとなる。また、第2装着機16bでは、4個の1.0mm径の吸着ノズル80と、4個の1.3mm径の吸着ノズル80と、4個の1.8mm径の吸着ノズル80とが、余剰ノズルとなる。
また、第3装着機16cでは、次回生産予定の回路基板の装着作業に、4個の0.7mm径の吸着ノズル80と、8個の1.0mm径の吸着ノズル80とが必要である。一方、第3装着機16cのノズルチェンジャ106には、0.7mm径の吸着ノズル80は4個収納されているが、1.0mm径の吸着ノズル80は4個しか収納されていない。このため、第3装着機16cでは、4個の1.0mm径の吸着ノズル80が、不足ノズルとなる。また、第3装着機16cでは、4個の0.4mm径の吸着ノズル80と、4個の1.3mm径の吸着ノズル80と、4個の1.8mm径の吸着ノズル80とが、余剰ノズルとなる。
また、第4装着機16dでは、次回生産予定の回路基板の装着作業に、12個の1.3mm径の吸着ノズル80が必要である。一方、第4装着機16dのノズルチェンジャ106には、1.3mm径の吸着ノズル80は4個しか収納されていない。このため、第4装着機16dでは、8個の1.3mm径の吸着ノズル80が、不足ノズルとなる。また、第4装着機16dでは、4個の0.4mm径の吸着ノズル80と、4個の0.7mm径の吸着ノズル80と、4個の1.0mm径の吸着ノズル80と、4個の1.8mm径の吸着ノズル80とが、余剰ノズルとなる。
各装着機16において、不足ノズルと余剰ノズルとが抽出されると、抽出された不足ノズルに関する情報(以下、「不足ノズル情報」と記載する場合がある)と余剰ノズルに関する情報(以下、「余剰ノズル情報」と記載する場合がある)が、各装着機16のコントローラ112から演算装置120に送信される。演算装置120は、不足ノズル情報と余剰ノズル情報とを受信すると、それらの情報に基づいて、各装着機16での不足ノズルを無くし、必要ノズルを充足するべく、余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16とを決定する。
具体的には、第1装着機16aおよび第2装着機16bの0.4mm径の不足ノズルは、第3装着機16cおよび第4装着機16dの0.4mmの余剰ノズルによって無くなり、0.4mm径の必要ノズルは充足する。つまり、6個の0.4mmの余剰ノズルの移動元の装着機が、第3装着機16cおよび第4装着機16dとされ、移動先の装着機が、第1装着機16aおよび第2装着機16bとされる。また、第2装着機16bの0.7mm径の不足ノズルは、第4装着機16dの0.7mmの余剰ノズルによって無くなり、0.7mm径の必要ノズルは充足する。つまり、2個の0.7mmの余剰ノズルの移動元の装着機が、第4装着機16dとされ、移動先の装着機が、第2装着機16bとされる。また、第3装着機16cの1.0mm径の不足ノズルは、第4装着機16dの1.0mmの余剰ノズルによって無くなり、1.0mm径の必要ノズルは充足する。つまり、4個の1.0mmの余剰ノズルの移動元の装着機が、第4装着機16dとされ、移動先の装着機が、第3装着機16cとされる。また、第4装着機16dの1.3mm径の不足ノズルは、第2装着機16bおよび第3装着機16cの1.3mmの余剰ノズルによって無くなり、1.3mm径の必要ノズルは充足する。つまり、8個の1.3mmの余剰ノズルの移動元の装着機が、第2装着機16bおよび第3装着機16cとされ、移動先の装着機が、第4装着機16dとされる。
なお、上記した例では、4台の装着機16の全ての必要ノズルが余剰ノズルによって充足したが、4台の装着機16の全ての必要ノズルが余剰ノズルによって充足しない場合がある。具体的には、例えば、第1装着機16aで、0.4mm径の吸着ノズル80が12個必要な場合には、第1装着機16aで、0.4mm径の吸着ノズル80が8個不足する。また、第2装着機16bでは、0.4mm径の吸着ノズル80が2個不足している。つまり、合計10個の吸着ノズル80が不足する。一方、0.4mm径の余剰ノズルは、第3装着機16cと第4装着機16dとを合わせても、8個しかない。このため、0.4mm径の必要ノズルは、余剰ノズルによって充足しない。このような場合には、0.4mm径の吸着ノズル80が不足しているため、0.4mm径の吸着ノズル80の補給を促す旨のコメントが、パネル(図示省略)に表示される。これにより、作業者が、0.4mm径の吸着ノズル80を、ノズルチェンジャ106に補給することで、0.4mm径の必要ノズルを充足することが可能となる。
また、4台の装着機16の全ての必要ノズルが余剰ノズルによって充足する場合には、演算装置120は、余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16とを決定し、その余剰ノズルの移動元および移動先の装着機に関する情報(以下、「ノズル移動情報」と記載する場合がある)が、各装着機16のコントローラ112に送信される。各装着機16のコントローラ112は、ノズル移動情報を受信すると、そのノズル移動情報に基づいて、移動装置24および装着ヘッド28の作動を制御し、吸着ノズル80の移動作業を行う。
具体的に、第3装着機16cによる吸着ノズル80の移動作業について説明する。第3装着機16cは、第4装着機16dの1.3mmの必要ノズルを充足するべく、第4装着機16dに8個の1.3mmの余剰ノズルを移動させる必要があるが、第3装着機16cには、4個の1.3mmの余剰ノズルしかなく、さらに4個の1.3mmの余剰ノズルが必要である。このため、第2装着機16bの4個の1.3mmの余剰ノズルを、第3装着機16cに移動させる必要がある。しかしながら、装着機16は、上述したように、下流側の装着機、つまり、左隣の装着機のノズルチェンジャ106に吸着ノズル80の移動作業を実行できるが、上流側の装着機、つまり、右隣の装着機のノズルチェンジャ106に吸着ノズル80の移動作業を実行できない。つまり、第3装着機16cは、第2装着機16bのノズルチェンジャ106に吸着ノズル80の移動作業を実行できないが、第2装着機16bは、第3装着機16cのノズルチェンジャ106に吸着ノズル80の移動作業を実行できる。
このため、第3装着機16cは、4個の1.3mmの余剰ノズルの収納依頼を、第2装着機16bに送信する。第2装着機16bは、収納依頼を受信すると、自身のノズルチェンジャ106に収納されている4個の1.3mmの余剰ノズルを、装着ヘッド28の装着ユニット78に装着する。そして、第2装着機16bは、装着ヘッド28を第3装着機16cのノズルチェンジャ106の上方に移動させ、装着ユニット78に装着されている4個の1.3mmの余剰ノズルを、第3装着機16cのノズルチェンジャ106に収納する。これにより、第3装着機16cのノズルチェンジャ106には、8個の1.3mmの余剰ノズルが収納される。
次に、第3装着機16cは、自身のノズルチェンジャ106に収納されている8個の1.3mmの余剰ノズルを、装着ヘッド28の装着ユニット78に装着する。そして、第3装着機16cは、装着ヘッド28を第4装着機16dのノズルチェンジャ106の上方に移動させ、装着ユニット78に装着されている8個の1.3mmの余剰ノズルを、第4装着機16dのノズルチェンジャ106に収納する。これにより、第4装着機16dのノズルチェンジャ106には、合計12個の1.3mmの供給ノズルが収納され、第4装着機16dの1.3mm径の必要ノズルが充足する。なお、第3装着機16cは、装着ヘッド28を第4装着機16dのノズルチェンジャ106の上方に移動させる前に、装着ヘッド28の第4装着機16d上への進入許可の問合せを、第4装着機16dに送信する。そして、第3装着機16cは、進入許可の問合せの返信として、進入許可の許諾を受信した場合に、余剰ノズルの第4装着機16dのノズルチェンジャ106への収納作業を実行する。
また、第3装着機16cは、8個の1.3mmの余剰ノズルを、第4装着機16dのノズルチェンジャ106に収納した後に、そのノズルチェンジャ106に収納されている4個の1.0mm径の余剰ノズルと、2個の0.4mm径の余剰ノズルと、2個の0.7mm径の余剰ノズルとを、装着ヘッド28の装着ユニット78に装着する。そして、第3装着機16cは、装着ヘッド28を自身のノズルチェンジャ106の上方に移動させ、装着ユニット78に装着されている4個の1.0mm径の余剰ノズルを、自身のノズルチェンジャ106に収納する。これにより、自身のノズルチェンジャ106、つまり、第3装着機16cのノズルチェンジャ106には、合計8個の1.0mmの供給ノズルが収納され、第3装着機16cの1.0mm径の必要ノズルが充足する。なお、装着ユニット78に装着されている2個の0.4mm径の余剰ノズルと、2個の0.7mm径の余剰ノズルも、1.0mm径の余剰ノズルと一緒に、第3装着機16cのノズルチェンジャ106に収納される。
また、第3装着機16cのノズルチェンジャ106への2個の0.4mm径の余剰ノズルと、2個の0.7mm径の余剰ノズルの収納により、第3装着機16cのノズルチェンジャ106には、6個の0.4mmの余剰ノズルと、2個の0.7mmの余剰ノズルが存在する。それらの余剰ノズルは、第2装着機16bによって、第2装着機16bのノズルチェンジャ106に収納される。具体的には、第2装着機16bは、装着ヘッド28を第3装着機16cのノズルチェンジャ106の上方に移動させ、装着ユニット78に6個の0.4mmの余剰ノズルと、2個の0.7mmの余剰ノズルを装着する。なお、第2装着機16bは、装着ヘッド28を第3装着機16cのノズルチェンジャ106の上方に移動させる前に、進入許可の問合せを、第3装着機16cに送信しており、第2装着機16bは、進入許可の許諾を受信した場合に、余剰ノズルの装着作業を実行する。
続いて、第2装着機16bは、装着ヘッド28を自身のノズルチェンジャ106の上方に移動させ、装着ユニット78に装着されている6個の0.4mmの余剰ノズルと、2個の0.7mmの余剰ノズルを、自身のノズルチェンジャ106に収納する。これにより、自身のノズルチェンジャ106、つまり、第2装着機16bのノズルチェンジャ106には、10個の0.4mmの供給ノズルと、6個の0.7mmの供給ノズルが収納され、第2装着機16bの0.4mm径の必要ノズルと0.7mm径の必要ノズルが充足する。なお、第2装着機16bのノズルチェンジャ106への0.4mm径の余剰ノズルの収納により、第2装着機16bのノズルチェンジャ106には、4個の0.4mmの余剰ノズルが存在する。
それらの余剰ノズルは、第1装着機16aによって、第1装着機16aのノズルチェンジャ106に収納される。具体的には、第1装着機16aは、装着ヘッド28を第2装着機16bのノズルチェンジャ106の上方に移動させ、装着ユニット78に4個の0.4mmの余剰ノズルを装着する。なお、第1装着機16aは、装着ヘッド28を第2装着機16bのノズルチェンジャ106の上方に移動させる前に、進入許可の問合せを、第2装着機16bに送信しており、第1装着機16aは、進入許可の許諾を受信した場合に、余剰ノズルの装着作業を実行する。
続いて、第1装着機16aは、装着ヘッド28を自身のノズルチェンジャ106の上方に移動させ、装着ユニット78に装着されている4個の0.4mmの余剰ノズルを、自身のノズルチェンジャ106に収納する。これにより、自身のノズルチェンジャ106、つまり、第1装着機16aのノズルチェンジャ106には、合計8個の0.4mmの供給ノズルが収納され、第1装着機16aの0.4mm径の必要ノズルが充足する。
このように、対基板作業システム10では、隣接する装着機16間で吸着ノズル80を移動させることで、必要ノズルを充足させている。これにより、作業者が、ノズルチェンジャ106に吸着ノズル80を収納する作業を省くことが可能となり、作業者の手間を省くとともに、生産性の低下を抑制することが可能となる。また、装着機16間で吸着ノズル80が共有されるため、吸着ノズル80の数を可及的に少なくすることが可能となり、経済的である。
特に、対基板作業システム10では、装着機16に、その作業機に隣接する装着機からだけでなく、離れた装着機から吸着ノズル80を移動させることが可能となっている。具体的には、例えば、第1装着機16aに、第4装着機16dの吸着ノズル80を移動させることが可能となっている。これにより、対基板作業システム10全体で、吸着ノズル80の共有することが可能となり、吸着ノズル80を装着機16間で移動させる効果が非常に高くなる。
また、対基板作業システム10では、装着ヘッド28によって、吸着ノズル80を隣の装着機16のノズルチェンジャ106に収納した後に、そのノズルチェンジャ106に収納されている吸着ノズル80が、装着ユニット78に装着され、自機のノズルチェンジャ106に収納される。つまり、例えば、第3装着機16cから第4装着機16dへの装着ヘッド28の往路において、第3装着機16cから第4装着機16dに吸着ノズル80が運ばれ、第4装着機16dから第3装着機16cへの装着ヘッド28の復路において、第4装着機16dから第3装着機16cに吸着ノズル80が運ばれる。これにより、効率的に吸着ノズル80の移動作業を行うことが可能となる。
また、対基板作業システム10では、余剰ノズルの移動元の装着機16を決定する際に、対象となる余剰ノズルが複数の装着機16に存在する場合には、余剰ノズルの移動元の装着機16が可及的に少なくなるように、別の言い方をすれば、所定数以下となるように、余剰ノズルの移動元の装着機16が決定される。具体的には、例えば、第3装着機16cでは、1.0mm径の吸着ノズル80が必要であり、1.0mm径の余剰ノズルは、第1装着機16aと第2装着機16bと第4装着機16dに存在する。この際、他の余剰ノズルの移動元の装着機16となっていない第1装着機16aは、1.0mm径の余剰ノズルの移動元の装着機16として決定されない。これにより、余剰ノズルの移動作業時に、複数種類の余剰ノズルを一度に移動させることが可能となり、効率的に吸着ノズル80の移動作業を行うことが可能となる。
さらに言えば、対基板作業システム10では、演算装置120において、余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16とが決定される。これにより、各装着機16での吸着ノズル80の移動作業の順番等も決定することが可能となり、吸着ノズル80の移動作業を効率的に行うことが可能となる。また、吸着ノズル80の移動作業時における装着ヘッド28同士の干渉を避けるように、吸着ノズル80の移動作業の順番等を決定することが可能となる。
<制御プログラム>
上述した吸着ノズル80の移動作業は、図8にフローチャートを示すプログラムと、図9にフローチャートを示すプログラムとが実行されることで行われる。図8にフローチャートを示すプログラムは、演算装置120に格納されており、演算装置120において実行される。また、図9にフローチャートを示すプログラムは、制御装置110のコントローラ112に格納されており、そのコントローラ112において実行される。以下に、各プログラムの処理について詳しく説明する。
図8に示すプログラムでは、ステップ100(以下、単に「S100」と略す。他のステップについても同様とする)において、演算装置120は、各制御装置110のコントローラ112から不足ノズル情報を取得する。次に、S102において、演算装置120は、各制御装置110のコントローラ112から余剰ノズル情報を取得する。そして、S104において、演算装置120は、対基板作業システム10の全ての装着機16の必要ノズルが余剰ノズルによって充足するか否かを判定する。
必要ノズルが余剰ノズルによって充足する場合(S104のYES)には、S106において、演算装置120は、不足ノズル情報と余剰ノズル情報とに基づいて、余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16とを決定する。そして、S108において、演算装置120は、決定した余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16に関するノズル移動情報を、各制御装置110のコントローラ112に送信する。これにより、本プログラムの実行が終了する。
一方、必要ノズルが余剰ノズルによって充足しない場合(S104のNO)には、S110において、演算装置120は、余剰ノズルによって充足しない必要ノズルを補給する旨のノズル補給情報を、パネルに表示する。これにより、本プログラムの実行が終了する。
また、図9に示すプログラムでは、S120において、コントローラ112は、演算装置120からノズル移動情報を受信する。次に、S122において、コントローラ112は、ノズル移動情報に基づいて、自機が吸着ノズル80の移動作業を実行する必要があるか否かを判定する。自機が吸着ノズル80の移動作業を実行する必要がある場合(S122のYES)には、S124において、コントローラ112は、吸着ノズル80の移動作業の対象が、自機の下流側の装着機16であるか否かを判定する。
吸着ノズル80の移動作業の対象が、自機の下流側の装着機16である場合(S124のYES)には、S126において、コントローラ112は、下流側の装着機16に進入許可の問合せを送信する。そして、進入許可の問合せの返信が許諾であった場合に、S128において、コントローラ112は、装着ヘッド28を下流側の装着機16上に移動させ、下流側の装着機16のノズルチェンジャ106に対して、吸着ノズル80の移動作業を実行する。そして、S130において、コントローラ112は、全ての吸着ノズル80の移動作業が終了したか否かを判定する。全ての吸着ノズル80の移動作業が終了していない場合(S130のNO)には、S122に戻る。一方、全ての吸着ノズル80の移動作業が終了している場合(S130のYES)には、本プログラムの実行が終了する。
また、吸着ノズル80の移動作業の対象が、自機の下流側の装着機16でない場合(S124のNO)、つまり、自機の上流側の装着機16である場合には、S132において、コントローラ112は、上流側の装着機16に吸着ノズル80の収納依頼を送信する。そして、S134において、コントローラ112は、上流側の装着機16による吸着ノズル80の移動作業が終了するまで、待機する。なお、この際、コントローラ112は、上流側の装着機16の装着ヘッド28が、自機のフレーム部30上に進入しても、自機の装着ヘッド28に干渉しないように、自機の装着ヘッド28を退避させる。そして、S130以降の処理が行われる。
<制御装置および演算装置の機能構成>
図8に示すフローチャートのプログラムを実行する演算装置120は、それの実行処理に鑑みれば、図6に示すように、不足ノズル情報取得部130,余剰ノズル情報取得部132,決定部134,表示部136を有している。不足ノズル情報取得部130は、S100の処理を実行する機能部、つまり、不足ノズル情報を取得する機能部である。余剰ノズル情報取得部132は、S102の処理を実行する機能部、つまり、余剰ノズル情報を取得する機能部である。決定部134は、S106の処理を実行する機能部、つまり、余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16とを決定する機能部である。表示部136は、S110の処理を実行する機能部、つまり、余剰ノズルによって充足できない必要ノズルの補給をパネル表示する機能部である。
また、図9に示すフローチャートのプログラムを実行するコントローラ112は、それの実行処理に鑑みれば、図6に示すように、第1作動制御部140,第2作動制御部142,進入許可出力部144,収納指令出力部146を有している。第1作動制御部140は、S128の処理を実行する機能部、つまり、自機の隣の作業機による吸着ノズル80の移動作業を実行する機能部である。第2作動制御部142は、S128の処理を実行する機能部、つまり、第1作動制御部140の実行により移動してきた吸着ノズル80を、自機の下流側の装着機16に移動させる機能部である。進入許可出力部144は、S126の処理を実行する機能部、つまり、自機の下流側の装着機16に進入許可の問合せを出力する機能部である。収納指令出力部146は、S132の処理を実行する機能部、つまり、自機の上流側の装着機16に吸着ノズル80の収納依頼を送信する機能部である。
ちなみに、上記実施例において、対基板作業システム10は、装着作業システムの一例である。装着機16は、装着作業機の一例である。移動装置24は、移動装置の一例である。装着ヘッド28は、装着ヘッドの一例である。フレーム部30は、ベースの一例である。吸着ノズル80は、吸着ノズルの一例である。ノズルチェンジャ106は、ノズル収納台の一例である。制御装置110は、制御装置の一例である。演算装置120は、演算装置の一例である。不足ノズル情報取得部130は、不足ノズル情報取得部の一例である。余剰ノズル情報取得部132は、余剰ノズル情報取得部の一例である。決定部134は、決定部の一例である。表示部136は、報知部の一例である。第1作動制御部140は、第1作動制御部の一例である。第2作動制御部142は、第2作動制御部の一例である。進入許可出力部144は、進入許可出力部の一例である。収納指令出力部146は、収納指令出力部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16とが、演算装置120において、決定されているが、コントローラ112において、余剰ノズルの移動元の装着機16と移動先の装着機16とを決定してもよい。具体的には、例えば、装着機16間で、余剰ノズル情報を共有し、各装着機16が、余剰ノズルが必要な場合には、必要な余剰ノズルを有する装着機16に交換許可を送信する。交換許可を受信した装着機16は、その交換許可の対象となる余剰ノズルを放出してもよい場合には、交換許可の送信元の装着機16に、許諾の返信を送信する。これにより、交換許可を送信した装着機16と、交換許可を受信した装着機16との間で、余剰ノズルの移動作業を行うことが可能となる。
また、上記実施例では、回路基板の生産準備のために、吸着ノズル80の移動作業が実行されているが、電子部品の装着作業中に、吸着ノズル80の移動作業を行うことも可能である。
また、上記実施例では、必要ノズルを充足させるために、吸着ノズル80の移動作業が実行されているが、その際に、余剰ノズルを1つの装着機16に纏めるように、吸着ノズル80の移動作業を行うことが可能である。このように、余剰ノズルを1つの装着機16に纏めることで、余剰ノズルの回収作業が1回で完了するため、便利である。
また、上記実施例では、各装着機16は、余剰ノズルを他機に渡し、必要ノズルは自機で確保しているが、生産性等を考慮して、必要ノズルを他機に渡すことも可能である。
10:対基板作業システム(装着作業システム) 16:装着機(装着作業機) 24:移動装置 28:装着ヘッド 30:フレーム部(ベース) 80:吸着ノズル 106:ノズルチェンジャ(ノズル収納台) 110:制御装置 120:演算装置 130:不足ノズル情報取得部 132:余剰ノズル情報取得部 134:決定部 136:表示部(報知部) 140:第1作動制御部 142:第2作動制御部 144:進入許可出力部 146:収納指令出力部

Claims (9)

  1. 1列に配列された複数の装着作業機を備え、前記複数の装着作業機の上流側に配置されたものから下流側に配置されたものにわたって搬送される回路基板に電子部品を装着する装着作業システムであって、
    前記複数の装着作業機の各々が、
    電子部品を吸着保持するための吸着ノズルが着脱可能に取り付けられる装着ヘッドと、
    前記吸着ノズルを収納するためのノズル収納台と、
    前記装着ヘッドをベース上の任意の位置に移動させる移動装置と
    を備え、
    前記移動装置が、
    その移動装置を備える前記装着作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との少なくとも一方の前記ノズル収納台の上方に前記装着ヘッドを移動させることを特徴とする装着作業システム。
  2. 前記装着作業システムが、
    前記複数の装着作業機の各々の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置が、
    前記複数の装着作業機のうちの任意の1の第1作業機の装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルが、前記第1作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との少なくとも一方である第2作業機の前記ノズル収納台に収納されるように、若しくは、前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されている前記吸着ノズルが、前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられるように、前記第1作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御する第1作動制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の装着作業システム。
  3. 前記第2作業機が、
    前記第1作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との一方であることを特徴とする請求項2に記載の装着作業システム。
  4. 前記第1作動制御部が、
    前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルが、前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されるように、前記第1作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御し、
    前記制御装置が、
    前記第1作動制御部の制御によって前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納された前記吸着ノズルが、前記第2作業機の前記装着ヘッドに取り付けられ、その吸着ノズルが、前記第2作業機の上流側の前記装着作業機と下流側の前記装着作業機との一方の前記ノズル収納台に収納されるように、前記第2作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御する第2作動制御部を有することを特徴とする請求項3に記載の装着作業システム。
  5. 前記制御装置が、
    前記第1作動制御部の制御によって前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されている前記吸着ノズルが前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられる前に、前記第1作業機の前記装着ヘッドの前記第2作業機上への進入許可の問合せを、前記第2作業機に出力する進入許可出力部を有することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の装着作業システム。
  6. 前記制御装置が、
    前記第1作業機の装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルを前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納する旨の指令を、前記第1作業機に出力する収納指令出力部を有し、
    前記第1作動制御部が、
    前記収納指令出力部によって出力された指令に従って、前記第1作業機の前記装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルが、前記第2作業機の前記ノズル収納台に収納されるように、前記第1作業機の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御することを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1つに記載の装着作業システム。
  7. 当該装着作業システムが、
    前記複数の装着作業機の各々の前記ノズル収納台に収納されている前記吸着ノズルと前記装着ヘッドに取り付けられている前記吸着ノズルとのうちの、装着作業に使用しない余剰の吸着ノズルに関する情報である余剰ノズル情報を取得する余剰ノズル情報取得部と、
    前記複数の装着作業機の各々で装着作業を実行するために不足している吸着ノズルに関する情報である不足ノズル情報を取得する不足ノズル情報取得部と、
    前記余剰ノズル情報取得部によって取得された前記余剰ノズル情報と、前記不足ノズル情報取得部によって取得された前記不足ノズル情報とに基づいて、前記吸着ノズルの移動元の装着作業機と前記吸着ノズルの移動先の装着作業機とを決定する決定部と
    を有する演算装置を備え、
    前記制御装置が、
    前記決定部によって決定された前記吸着ノズルの移動元の装着作業機から前記吸着ノズルの移動先の装着作業機に前記吸着ノズルを移動させるように、前記複数の装着作業機の各々の前記移動装置と前記装着ヘッドとの作動を制御することを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか1つに記載の装着作業システム。
  8. 前記演算装置が、
    前記余剰ノズル情報取得部によって取得された前記余剰ノズル情報に、前記不足ノズル情報取得部によって取得された前記不足ノズル情報が存在しない場合に、その旨を報知する報知部を有することを特徴とする請求項7に記載の装着作業システム。
  9. 前記決定部が、
    前記吸着ノズルの移動元の装着作業機の数が所定数以下となるように、前記吸着ノズルの移動元の装着作業機を決定することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の装着作業システム。
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