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JP6290019B2 - モータ駆動装置及びモータ駆動方法 - Google Patents

モータ駆動装置及びモータ駆動方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、多相の永久磁石型モータを位置センサレス方式により正弦波駆動するモータ駆動装置及び方法に関する。
位置センサレス駆動方式は、モータの固定子巻線に発生する誘起電圧を利用してロータの回転位置を検出し、その回転位置に基づいて固定子巻線に駆動電圧を出力する。1相の通電電気角が120°となるいわゆる矩形波駆動の場合は、駆動電圧の出力が停止する区間が電気角60°分存在するので、その区間に誘起電圧を検出できる。
一方、モータを低振動且つ低騒音で駆動できる正弦波駆動の場合は、駆動電圧を常時出力するため、誘起電圧の検出が困難である。例えば特許文献1では、各相の誘起電圧波形が、電圧極性が変化するゼロクロス点を通過すると予測されるときにモータの駆動を停止させ、その停止期間内にゼロクロス点が実際に検出されるように速度を調整する技術が開示されている。
特開2001−190085号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、誘起電圧波形がゼロクロス点を通過すると予測されるタイミングをどのように決定しているのかが不明確である。
そこで、駆動回路の動作を一定期間停止させるタイミングを確実に決定して駆動電圧の位相を調整できるモータ駆動装置及びモータ駆動方法を提供する。
実施形態のモータ駆動装置によれば、電流極性検出手段は、多相の永久磁石型モータの固定子巻線に流れる電流の極性を検出し、電圧極性検出手段は、固定子巻線に発生する誘起電圧の極性を検出する。そして、電圧位相調整手段は、電流の極性が変化するタイミングでモータを正弦波駆動する駆動回路の動作を一定期間停止させ、その停止期間内に電圧極性検出手段により検出される誘起電圧の極性に基づいて、駆動回路を介してモータに出力する駆動電圧の位相を調整する。
具体的には、前記停止期間の時間を計測し、前記停止期間内における前記誘起電圧の極性が正であれば遅れ位相判定フラグをセットする。前記極性が負であれば、前記時間の計測値からその時点のロータ回転角を算出し、当該回転角が前記停止期間の最大設定角度以上であれば、進み位相判定フラグをセットする。前記極性が変化すると、ゼロクロス判定フラグをセットする。前記駆動回路の動作を再開すると、前記モータの回転速度を算出し、前記ゼロクロス判定フラグがセットされていれば、前記回転速度に基づいてモータ電圧位相を算出する。前記遅れ位相判定フラグがセットされていれば、前記回転速度に所定値を加算した速度に基づいてモータ電圧位相を算出する。前記進み位相判定フラグがセットされていれば、前記回転速度より所定値を減算した速度に基づいてモータ電圧位相を算出する。
第1実施形態であり、モータ制御装置の電気的構成を示す図 電流極性検出回路の動作を説明する図 (a)PWM搬送波,(b)U,V,W各相の上側及び下側駆動信号,(c)PWM同期信号の各波形を示すタイミングチャート PWM割り込みを発生させるタイマの動作を示すフローチャート 駆動信号生成部の動作を示すフローチャート(その1) 駆動信号生成部の動作を示すフローチャート(その2) 遅れ位相判定フラグがセットされる場合の各信号波形を示すタイミングチャート 誘起電圧ゼロクロス判定フラグがセットされる場合の各信号波形を示すタイミングチャート 進み位相判定フラグがセットされる場合の各信号波形を示すタイミングチャート 位相調整部による動作(遅れ位相判定の場合)を説明するタイミングチャート 第2実施形態であり、誘起電圧極性検出回路の構成の一部を示す図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図9を参照して説明する。図1に示すように、インバータ回路1(駆動回路)は、6個のIGBT2(U,V,W/X,Y,Z)を3相ブリッジ接続して構成されており、IGBT2(スイッチング素子)のコレクタ−エミッタ間にはフリーホイールダイオード3(U,V,W/X,Y,Z)が接続されている。インバータ回路1の直流電源線4a,4b間には、平滑コンデンサ5が接続されており、電圧Vdcの直流電源が供給されている。インバータ回路1の各相出力端子は、例えばブラシレスDCモータ(永久磁石型モータ)であるモータ6の各相固定子巻線7U,7V,7Wにそれぞれ接続されている。
インバータ回路1は、制御装置11によりスイッチング制御される。制御装置11は、誘起電圧極性検出回路12(電圧極性検出手段)と、電流極性検出回路13(電流極性検出手段)と、駆動信号生成部14とを備えており、IC(Integrated Circuit)として構成されている。誘起電圧極性検出回路12では、各相についてコンパレータ15及びDフリップフロップ16の組が設けられている。インバータ回路1の各相出力端子とグランドとの間には、抵抗素子17及び18の直列回路が接続されており、両者の共通接続点は対応する相のコンパレータ15の非反転入力端子に接続されている。
また、直流電源Vdcとグランドとの間には、抵抗素子19及び20の直列回路が接続されており、仮想中性点電位が付与される両者の共通接続点は、コンパレータ15の反転入力端子に共通に接続されている。コンパレータ15の出力端子は、Dフリップフロップ16の入力端子Dに接続されている。Dフリップフロップ16のクロック端子CKには、駆動信号生成部14より出力される、図4に示すPWM割り込み発生に同期した信号である(PWM搬送波(三角波)のピーク時に立ち上がる)、PWM同期信号がNOTゲート21を介して共通に与えられている。
電流極性検出回路13も、各相についてコンパレータ22及びDフリップフロップ23の組が設けられている。コンパレータ22Uの非反転入力端子は、抵抗素子24Uを介して電源にプルアップされていると共に、順方向のダイオード25Uを介してIGBT2Xのコレクタに接続されている。同様に、コンパレータ22Vの非反転入力端子は、順方向のダイオード25Vを介してIGBT2Yのコレクタに接続されており、コンパレータ22Wの非反転入力端子は、順方向のダイオード25Wを介してIGBT2Zのコレクタに接続されている。そして、コンパレータ22の反転入力端子は、共通の抵抗素子26を介して電源にプルアップされていると共に、順方向のダイオード27を介して直流電源線4bに接続されている。
コンパレータ22の出力端子は、Dフリップフロップ23の入力端子Dに接続されている。そして、各Dフリップフロップ23U,23V,23Wのクロック端子CKには、前記PWM同期信号が共通に入力されている。
誘起電圧極性検出回路12を構成する各相のDフリップフロップ16の出力端子Qは、駆動信号生成部14が備える回転位置推定部28の入力端子にそれぞれ接続されている。また、電流極性検出回路13を構成する各相のDフリップフロップ23の出力端子Qは、駆動信号生成部14が備える電流位相判定部29の入力端子にそれぞれ接続されている。
回転位置推定部28は、誘起電圧極性検出回路12より入力される信号に基づいて、誘起電圧の位相(極性)を判定する。入力信号がローレベルであれば極性(−)と判定し、ハイレベルであれば極性(+)と判定する。また、入力信号がローからハイに変化した状態、又はハイからローに変化した状態を捉えることで誘起電圧のゼロクロス点を検出する。更に、回転位置推定部28は、後述する速度演算部32から入力される速度情報に基づいてモータ6の回転位置を推定する。
始動制御部30には、外部よりON/OFF信号が入力され、当該信号がOFFからONに切り替わると、信号出力部31を介して最初は直流励磁によるロータの位置決めを行う。それから、波形振幅が正弦波の電圧率で変化する3相駆動信号を出力させてモータ6を強制転流により始動させる。始動制御部30には、速度演算部32により演算されたモータ6の回転速度が入力されており、その回転速度が所定値を超えて上昇すると強制転流動作は停止される。速度演算部32は、電流位相判定部29より出力されるモータ電流のゼロクロス点の検出タイミングの時間差に基づいてモータの回転速度ωを演算する。
また、図1では、外部より信号出力部31に対して電圧デューティ指令が入力される場合と、モータ6の速度指令が入力される場合とに対応した構成を併せて示している。後者の場合、入力された速度指令は減算器33に入力され、速度演算部32により演算された回転速度との差分が電圧Duty演算部34に入力される。電圧Duty演算部34は、入力される速度の差分を例えばPI制御演算したものを速度指令として信号生成部31に入力する。
回転位置推定部28の出力信号において、誘起電圧の位相(極性)の判定信号は、穴あけ区間生成部35(電圧位相調整手段)に入力され、速度演算部32で演算された回転速度と、これより推定した回転位置信号は位相調整部36(電圧位相調整手段)に入力されている。穴あけ区間生成部35には、電流位相判定部29の出力信号も入力されており、穴あけ区間生成部35は、インバータ回路1によるモータ6の駆動を一時的に停止させるための信号を、信号出力部31に入力する。また、穴あけ区間生成部35は、回転位置推定部28より入力された誘起電圧の位相(極性)の判定信号を、位相調整部36に入力する。
位相調整部36は、回転位置推定部28より入力される、推定した回転位置信号と速度演算部32で演算された回転速度と、穴あけ区間生成部35より入力される誘起電圧の位相(極性)の判定信号に基づいて生成した電圧位相を信号出力部31に入力する。後述するように、「遅れ位相」と判定された場合は回転速度を上昇させるように、「進み位相」と判定された場合は回転速度を低下させるようにモータ電圧の位相を求める。
信号出力部31は、搬送波生成部37、正弦波パターン生成部38及びPWM生成部39を備えている。PWM生成部39は、搬送波生成部37により入力される三角波の搬送波と、正弦波パターン生成部38より入力されるモータ6の回転位置に応じた正弦波電圧指令とを比較して3相PWM信号を生成し、インバータ回路1を構成する各IGBT2のゲートにゲート駆動信号を出力する。前記回転位置は、位相調整部36により入力される電圧位相に相当する。
尚、信号出力部31に、図中に波線で示す矩形波パターン生成部40を備えて、モータ6を起動させる際の強制転流を、正弦波に替えて矩形波で行うように構成しても良い。
図2は、電流極性検出回路13の動作を示している。(a)上アーム側の例えばIGBT2Uがオンしており、インバータ回路1のU相出力端子が電源電圧Vdcになっている状態では、ダイオード25は逆バイアスとなるから、コンパレータ22Uの非反転入力端子はプルアップ電圧(ハイレベル)となる。また、ダイオード27は導通しているので反転入力端子は順方向電圧Vf(0.6V)となり、コンパレータ22Uの出力信号はハイレベルとなる。
(b)下アーム側の例えばIGBT2Xがオンしており、電流極性が(+)(電流がU相出力端子から中性点に流れる方向)であれば、U相出力端子は負電圧(グランド電位からIGBT2Xのオン電圧だけ低下した電圧)となっている。したがって、コンパレータ22Uの非反転入力端子は、前記負電圧にダイオード25の順方向電圧Vfを加えたものとなり、反転入力端子の電位よりも低くなるので、コンパレータ22Uの出力信号はローレベルとなる。
(c)下アーム側のIGBT2Xがオンしており、電流極性が(−)であれば、U相出力端子は正電圧(グランド電位からIGBT2Xのオン電圧だけ上昇した電圧)となっている。したがって、コンパレータ22Uの非反転入力端子は、前記正電圧にダイオード25の順方向電圧Vfを加えたものとなり、反転入力端子の電位よりも高くなるので、コンパレータ22Uの出力信号はハイレベルとなる。
つまり、下アーム側のIGBT2がオンしている期間に、電流極性が(+)であればコンパレータ22の出力信号はローレベル、電流極性が(−)であればコンパレータ22の出力信号はハイレベルとなるので、これにより相電流の極性を検出できる。
本実施形態では、モータ6を2相変調により正弦波駆動するが、何れかの相電流の極性が変化するゼロクロスタイミングにおいて、インバータ回路1によるモータ6の駆動を停止し、その停止期間に誘起電圧の極性を検出する。尚、以降では、モータ6の駆動を停止することを「穴あけ」と称し、駆動停止期間を「穴あけ期間」と称する場合がある。
図3は、(a)PWM搬送波(三角波),(b)U,V,W各相の上側及び下側駆動信号,(c)PWM同期信号の各波形を示すものである。この例では、U−W相間で2相変調を行っている期間にU相の駆動を停止させており、U相は上下共にオフ、V相は下側のみオンで、W相は上下共にPWM制御されている。PWMパルスは、三角波のボトムを中心に、デューティに応じて双方に伸びるように出力され、PWM同期信号は、三角波のピークで立上がり、ボトムで立ち下がる半周期幅のパルス波形となっている。
図中に示す(A)のタイミングでは、モータ6のW相端子の電位VwはVdc、V相端子の電位Vvはゼロであるから、中性点の電位はVdc/2となる。そして、インバータ回路1による駆動が停止することでU相出力端子はハイインピーダンス状態であり、モータ6の固定子巻線7Uには誘起電圧Euが発生しているので、U相端子の電位Vuは、
Vu=Vdc/2+Eu
となる。したがって、タイミング(A)における電位Vuを、中性点電位Vdc/2と比較すれば、誘起電圧の極性が検出できる。そのため、フリップフロップ16のクロック端子CKには、PWM同期信号の反転信号を与えている。
次に、本実施形態の作用について図4から図10を参照して説明する。図4は、キャリア周期毎にPWM割り込みを発生させる処理を示すフローチャートである。先ず、PWM周期タイマをリセットしてから(S1)、当該タイマのカウント値を更新する(S2)。そして、前記カウント値が1周期分の設定値以上になるまでは(S3:NO)ステップS2に戻り、1周期分の設定値以上になると(S3:YES)PWM割り込みを発生させる(S4)。
図5及び図6は、駆動信号生成部14のハードロジックによる動作をフローチャートで表したものであり、このフローチャートはPWM割り込みが発生する毎(PWM周期毎)に実行される(S11:YES)。先ず、電流位相判定部29により、モータ電流(相電流)の極性検出を行う(S12)。この極性検出は、PWM同期信号の立上りタイミングに同期して行うようにする。モータ電流のゼロクロス点タイミングを検出(前回に検出した極性と異なる極性を検出)すると(S13:YES)穴あけ開始フラグをセットし(S14)、穴あけ期間計測タイマを起動する(S15)。
それから、現在が穴あけ期間中か否かを判断する(S16)。また、ステップS13で「NO」と判断すると、ステップS16に移行する。ステップS13で「YES」と判断すれば、回転位置推定部28により、ゼロクロス点が検出された電流の相に応じた相について、誘起電圧の極性を検出する(S17)。
ここで、誘起電圧のゼロクロス点(極性の変化)が検出されれば(S18:YES)、電流のゼロクロス点と一致しているとみなすことができる。したがって、それまでに推定していたロータの回転角をリセットし(S19)、誘起電圧のゼロクロス点を検出したことを示すゼロクロス判定フラグをセットする(S20)。続いて、穴あけ期間計測タイマをストップさせて(S21)穴あけ開始フラグをクリア(穴あけ期間終了)する(S22)。そして、速度演算部32によりモータ6の回転速度ωを算出する(S23)。
また、ステップS18で「NO」と判断すると、誘起電圧の極性が(+)か否かを判断し(S24)、極性が(+)であれば(YES)遅れ位相判定フラグをセットして(S25)ステップS21に移行する。一方、ステップS24で「NO」と判断すると、穴あけ期間計測タイマを参照し、穴あけ開始から現在までの経過時間に相当する回転角を算出する(S26)。そして、算出した回転角が、穴あけ期間として許容される最大設定角度以上か否かを判断する(S27)。
ステップS27において、現在の回転角が最大設定角度未満であれば(NO)、未だ誘起電圧のゼロクロス点が検出される可能性があるので、後述するステップS31に移行する。一方、現在の回転角が最大設定角度以上であれば(YES)、検出期間の限界に達したことになるので誘起電圧の極性(−)を確定させ、進み位相判定フラグをセットして(S28)ステップS21に移行する。
ステップS23に続くステップS29において、誘起電圧ゼロクロス判定フラグがセットされていれば(YES)、モータ電圧位相を算出する速度ω(com)を、ステップS23で算出した回転速度ωで更新する(S30)。そして、速度ω(com)に基づいてモータ電圧位相を算出する(S31)。
また、ステップS29において、誘起電圧ゼロクロス判定フラグがセットされていなければ(NO)、遅れ位相判定フラグ(S32)のセットを確認する。遅れ位相判定フラグがセットされていれば(YES)、回転速度を上昇させるようにモータ電圧位相を算出するための速度ω(com)を、回転速度ωにΔωを加算したもので更新してから(S33)ステップS31に移行する。一方、遅れ位相判定フラグがセットされていなければ(S32:NO)進み位相判定となるので、回転速度を低下させるようにモータ電圧位相を算出するための速度ω(com)を、回転速度ωよりΔωを減算したもので更新してから(S34)ステップS31に移行する。また、ステップS16で「NO」と判断した場合も、ステップS31に移行する。
図7は、遅れ位相判定フラグがセットされる場合の各信号波形を示す。モータ電流が増大する過程において、極性が(+)から(−)に変化したことでゼロクロス点を検出すると、対応する相の駆動を停止させて「穴あけ」を開始する。その次のPWM同期信号の立下りタイミングで検出される誘起電圧の極性が(+)であれば、誘起電圧のゼロクロス点は、電流のゼロクロス点よりも前に存在していたことになる。したがって、この時点で直ちに、ステップS16で遅れ位相判定フラグをセットする。
図8は、誘起電圧ゼロクロス判定フラグがセットされる場合の各信号波形を示す。モータ電流のゼロクロス点を検出し、「穴あけ」を開始した次のPWM同期信号の立下りタイミングで検出される誘起電圧の極性が(−)であれば、誘起電圧のゼロクロス点が検出される可能性がある。次の検出周期では、ステップS13で「NO」、ステップS16で「YES」と判定し、再度誘起電圧の極性を検出すると(S17)、極性が(+)に変化したことでゼロクロス点が検出されたことになる(本実施形態での目標とする位相条件)。したがって、ステップS20で誘起電圧ゼロクロス判定フラグをセットする。
すなわち、本実施形態では、モータ電流のゼロクロス点が検出されると「穴あけ」を開始し、その時点から一定時間が経過するまでの間に誘起電圧のゼロクロス点が検出されれば、双方のゼロクロス点が一致している(電流と電圧とが同相である)とみなすようにしている(実際上、両者の完全な一致を検出することは極めて困難だからである)。
図9は、進み位相判定フラグがセットされる場合の各信号波形を示す。モータ電流のゼロクロス点を検出し、「穴あけ」を開始した次のPWM同期信号の立下りタイミングで検出される誘起電圧の極性が(−)であれば、図8に示すケースと同様に極性検出を継続する。しかし、極性(−)の検出が連続し、ステップS27における「穴あけ期間の最大設定角度」に相当する時間内に極性(+)が検出されなければ、誘起電圧のゼロクロス点が到来するのは更に後のタイミングであり、電流の位相が進んでいると判定する。したがって、ステップS28で進み位相判定フラグをセットする。
図10は、位相調整部36による動作(遅れ位相判定の場合)を説明するタイミングチャートである。時刻t(n−2)で「穴あけ」を開始し、誘起電圧の極性(+)が検出されて遅れ位相判定フラグがセットされると、ステップS33において回転速度ω(n−2)にΔωが加算される。ステップS31では回転速度{ω(n−2)+Δω}に基づき電圧位相が算出される。尚、速度の調整値Δωは、予め実機を動作させて最適となる値を選択しておく。
次の時刻t(n−1)でも同様に遅れ位相判定フラグがセットされ、回転速度ω(n−1)にΔωが加算されて回転速度はさらに上昇する。そして、次の時刻t(n)では、穴あけ期間に誘起電圧のゼロクロス点が検出され、ステップS29で「YES」と判断され、回転速度ω(n)に基づき電圧位相が算出される(S30,S31)。尚、進み位相となる場合には、Δωを減算して回転速度を低下させ、調整を行う。
以上のように本実施形態によれば、電流極性検出部13は、モータ6の固定子巻線7に流れる相電流の極性を検出し、誘起電圧極性検出回路12は、固定子巻線7に発生する誘起電圧の極性を検出する。そして、穴あけ区間生成部35は、相電流の極性が変化するタイミングでモータ6を正弦波駆動するインバータ回路1の一部の動作を一定期間停止させ、位相調整部36は、その停止期間内に誘起電圧極性検出回路12により検出される誘起電圧の極性に基づいて、インバータ回路1を介してモータ6に出力する駆動電圧の位相を調整する。したがって、インバータ回路1の動作を一定期間停止させるタイミングを確実に決定して誘起電圧の極性を安定して検出することができ、駆動電圧の位相を調整できる。
そして、電流極性検出部13を、入力端子がそれぞれプルアップされると共に、順方向のダイオード25,27を介して、インバータ回路1の下アーム側に配置されるIGBT2X,2Y,2Zの両端に接続されるコンパレータ22で構成した。したがって、簡単な構成で相電流の極性を検出できる。
また、位相調整部36は、相電流の極性が変化するタイミングと誘起電圧の極性が変化するタイミングとが目標とする位相条件に維持されるように、モータ6の回転速度を調整する。具体的には、相電流の極性が変化するタイミングと誘起電圧の極性が変化するタイミングとが一致する(電流と電圧とが同相になる)ように、モータ6の回転速度を調整した。したがって、モータ6を高い効率で駆動することが可能になる。
(第2実施形態)
図11は第2実施形態であり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施形態では、誘起電圧極性判定回路41の構成が相違している。すなわち、モータ6のU,V,Wの各相端子にそれぞれ抵抗素子42U,42V,42Wの一端を接続し、抵抗素子42U,42V,42Wの他端を共通に、コンパレータ15(U相のみ図示)の反転入力端子に接続する。これにより、前記反転入力端子には、モータ6の実際の中性点電圧に略等しい電圧が与えられる。このように構成した第2実施形態による場合も、第1実施形態と同様の効果が得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
電流極性検出手段の構成は、電流極性検出回路13の構成に限らず、相電流の極性が検出可能であればどのような構成を採用しても良い。
永久磁石型モータの相数は、「3」に限らない。
スイッチング素子はIGBT2に限ることなく、MOSFETやバイポーラトランジスタ等を用いても良い。
駆動信号生成部をマイクロコンピュータで構成し、図4及び図5に示す処理のうち置き換え可能な部分をソフトウェアで実行させるようにしても良い。
目標とする位相条件は、必ずしも印加電圧と相電流とが同相となるものに限らず、モータの駆動条件に応じて進み位相や遅れ位相となるように調整しても良い。
2相変調方式に限らず、3相以上の変調方式に適用しても良い。
図面中、1はインバータ回路(駆動回路)、2はIGBT(スイッチング素子)、6はモータ(永久磁石型モータ)、12は誘起電圧極性検出回路(電圧極性検出手段)、13は電流極性検出回路(電流極性検出手段)、35は穴あけ区間生成部(電圧位相調整手段)、36は位相調整部(電圧位相調整手段)、41は誘起電圧極性検出回路(電圧極性検出手段)を示す。

Claims (3)

  1. 多相の永久磁石型モータを正弦波駆動する駆動回路と、
    前記モータの固定子巻線に流れる電流の極性を検出する電流極性検出手段と、
    前記固定子巻線に発生する誘起電圧の極性を検出する電圧極性検出手段と、
    前記電流の極性が変化するタイミングで前記駆動回路の動作を一定期間停止させ、その停止期間内に前記電圧極性検出手段により検出される誘起電圧の極性に基づいて、前記駆動回路を介して前記モータに出力する駆動電圧の位相を調整する電圧位相調整手段とを備え、
    前記電圧位相調整手段は、前記停止期間の時間を計測するタイマを備え、前記停止期間内における前記誘起電圧の極性が正であれば遅れ位相判定フラグをセットし、
    前記極性が負であれば、前記タイマの計測値からその時点のロータ回転角を算出し、当該回転角が前記停止期間の最大設定角度以上であれば、進み位相判定フラグをセットし、
    前記極性が変化すると、ゼロクロス判定フラグをセットし、
    前記駆動回路の動作を再開すると、前記モータの回転速度を算出し、
    前記ゼロクロス判定フラグがセットされていれば、前記回転速度に基づいてモータ電圧位相を算出し
    前記遅れ位相判定フラグがセットされていれば、前記回転速度に所定値を加算した速度に基づいてモータ電圧位相を算出し
    前記進み位相判定フラグがセットされていれば、前記回転速度より所定値を減算した速度に基づいてモータ電圧位相を算出するモータ駆動装置。
  2. 前記電流極性検出手段は、入力端子がそれぞれプルアップされると共に、順方向のダイオードを介して、前記駆動回路の下アーム側に配置されるスイッチング素子の両端に接続されるコンパレータで構成される請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 多相の永久磁石型モータの固定子巻線に流れる電流の極性を検出し、
    前記電流の極性が変化するタイミングで前記モータを正弦波駆動する駆動回路の動作を一定期間停止させ、
    その停止期間内に、前記固定子巻線に発生する誘起電圧の極性を検出し、検出した誘起電圧の極性に基づいて、前記駆動回路を介して前記モータに出力する駆動電圧の位相を調整する方法であって、
    前記停止期間の時間を計測し、前記停止期間内における前記誘起電圧の極性が正であれば遅れ位相判定フラグをセットし、
    前記極性が負であれば、前記時間の計測値からその時点のロータ回転角を算出し、当該回転角が前記停止期間の最大設定角度以上であれば、進み位相判定フラグをセットし、
    前記極性が変化すると、ゼロクロス判定フラグをセットし、
    前記駆動回路の動作を再開すると、前記モータの回転速度を算出し、
    前記ゼロクロス判定フラグがセットされていれば、前記回転速度に基づいてモータ電圧位相を算出し
    前記遅れ位相判定フラグがセットされていれば、前記回転速度に所定値を加算した速度に基づいてモータ電圧位相を算出し
    前記進み位相判定フラグがセットされていれば、前記回転速度より所定値を減算した速度に基づいてモータ電圧位相を算出するモータ駆動方法。
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