JP6263010B2 - 重合性組成物およびフィルム、並びにそのフィルムを用いた位相差膜および反射膜 - Google Patents
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Description
<1>アゾメチン基と重合性基とを有する重合性アゾメチン化合物およびアミンを含む重合性組成物。
<2>前記重合性アゾメチン化合物が液晶性を有する<1>に記載の重合性組成物。
<3>前記重合性基がラジカル重合性基である<1>または<2>に記載の重合性組成物。
<4>前記重合性基がメタクリレート基またはアクリレート基である<1>または<2>に記載の重合性組成物。
<5>前記重合性アゾメチン化合物が下記式(I):
m1およびm2はそれぞれ、1〜10の整数を表し、m1またはm2のCH2のうち、1つのCH2または隣接しない2以上のCH2は、酸素原子または硫黄原子に置き換わっていてもよく;
A1、A2、およびA3はそれぞれ、置換されていてもよい、5〜18員環の芳香族炭化水素環または5〜18員環の芳香族複素環の基を表し;
Rは、水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基を表し
Z1は、−COO−、−OCO−、−OCO−CH=CH−、−NHCO−、または−NR1CO−を表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
L1およびL2はそれぞれ、−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCO−CH=CH−、−OCOO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
n1は1または2である;
で表される化合物である<1>〜<4>のいずれか一項に記載の重合性組成物。
<6>前記重合性アゾメチン化合物が下記式(I’):
m1およびm2はそれぞれ、1〜10の整数を表し、m1またはm2個のCH2のうち、1つのCH2または隣接しない2以上のCH2は、酸素原子または硫黄原子に置き換わっていてもよく;
A1、A2、A3およびA4はそれぞれ、置換されていてもよい、5〜18員環の芳香族炭化水素環、または5〜18員環の芳香族複素環の基を表し;
Rは、水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基を表し;
Z1およびZ2はそれぞれ、−COO−、−OCO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
L1およびL2はそれぞれ、−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
n1およびn2はそれぞれ、1または2である;
で表される化合物である<1>〜<4>のいずれか一項に記載の重合性組成物。
<7>アミンが沸点150℃以上の第二級アミンまたは第三級アミンである<1>〜<6>のいずれか一項に記載の重合性組成物。
<8>アゾメチン基を有していない液晶化合物を含む<1>〜<7>のいずれか一項に記載の重合性組成物。
<9>アゾメチン基を有していない前記液晶化合物が重合性棒状液晶化合物である<8>に記載の重合性組成物。
<10>前記重合性アゾメチン化合物とアゾメチン基を有していない前記液晶化合物との質量比が70:30〜30:70である<8>または<9>に記載の重合性組成物。
<11>重合開始剤を含有する<1>〜<10>のいずれか一項に記載の重合性組成物。
<12>キラル化合物を含有する<1>〜<11>のいずれか一項に記載の重合性組成物。
<13><1>〜<12>のいずれか1項に記載の重合性組成物の硬化により得られるフィルム。
<14><13>に記載のフィルムを含む位相差膜。
<15><13>に記載のフィルムを含む反射膜。
本明細書において、「(メタ)アクリレート」との記載は、「アクリレートおよびメタクリレートのいずれか一方または双方」の意味を表す。「(メタ)アクリル酸」等も同様である。
本発明の重合性組成物は、重合性アゾメチン化合物およびアミンを含む。本発明の重合性組成物は、アゾメチン基を有してない液晶化合物、キラル化合物、重合開始剤、配向制御剤などの他の成分を含んでいてもよい。以下各成分について説明する。
重合性アゾメチン化合物は、アゾメチン基と重合性基とを有する。
アゾメチン基を分子内に有する化合物は、高複屈折性を示すことが知られており、薄膜の形態で所望の光学特性を示すことが要求される位相差膜及び選択反射膜等の光学フィルムの作製に有用である。重合性アゾメチン化合物において、アゾメチン基の数は特に限定されないが、1つまたは2つであることが好ましく、1つであることがより好ましい。アゾメチン基を分子内に2つ有するビスアゾメチン化合物は黄色に着色しやすい場合がある。
重合性基としては、ラジカル重合またはカチオン重合可能な重合性基が好ましい。ラジカル重合性基としては、一般に知られているラジカル重合性基を用いることができ、好適なものとして、(メタ)アクリレート基とを挙げることができる。この場合、重合速度はアクリレート基が一般的に速いことが知られており、生産性向上の観点からアクリレート基が好ましいが、メタクリレート基も高複屈折性液晶の重合性基として同様に使用することができる。カチオン重合性基としては、一般に知られているカチオン重合性を用いることができ、具体的には、脂環式エーテル基、環状アセタール基、環状ラクトン基、環状チオエーテル基、スピロオルソエステル基、ビニルオキシ基などを挙げることができる。中でも、脂環式エーテル基、ビニルオキシ基が好適であり、エポキシ基、オキセタニル基、ビニルオキシ基が特に好ましい。
重合性基の例としては以下の重合性基が挙げられる。
上記のように、重合性基として特に好ましくは、(メタ)アクリレート基が挙げられる。即ち重合性基としては以下のいずれかの基が好ましい。
以下に、環状の芳香族基の例を示すが、これらに限定されるものではない。
m1およびm2はそれぞれ、1〜10の整数を表し、m1またはm2のCH2のうち、1つのCH2または隣接しない2以上のCH2は、酸素原子または硫黄原子に置き換わっていてもよく;
A1、A2、およびA3はそれぞれ、置換されていてもよい、5〜18員環の芳香族炭化水素環または5〜18員環の芳香族複素環の基を表し;
Rは、水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基を表し
Z1は、−COO−、−OCO−、−OCO−CH=CH−、−NHCO−、または−NR1CO−を表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
L1およびL2はそれぞれ、−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCO−CH=CH−、−OCOO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
n1は1または2である。
m1およびm2はそれぞれ、1〜10の整数を表し、m1またはm2個のCH2のうち、1つのCH2または隣接しない2以上のCH2は、酸素原子または硫黄原子に置き換わっていてもよく;
A1、A2、A3およびA4はそれぞれ、置換されていてもよい、5〜18員環の芳香族炭化水素環または5〜18員環の芳香族複素環の基を表し;
Rは水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基を表し;
Z1およびZ2はそれぞれ、−COO−、−OCO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
L1およびL2はそれぞれ、−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
n1およびn2はそれぞれ、1または2である。
本発明の重合性組成物において、アゾメチン化合物は、前記重合性組成物の固形分質量に対して、5質量%以上であればよく、好ましくは10〜85質量%、より好ましくは10〜75質量%、さらに好ましくは15〜70質量%であればよい。但し、この範囲に限定されるものではない。
また、重合性アゾメチン化合物、特に、式(I)または(I’)で示される化合物は、芳香環の置換基の種類や連結基によらず、可視光領域での吸収が極めて小さいことから無色透明であり、液晶相範囲が広いために溶剤に溶解しやすい、重合しやすいなどといった複数の特性をも満足する。本発明の重合性組成物を用いて作製される硬化膜は、十分な硬度を示し、無色透明であり、耐候性・耐熱性が良好である等、複数の特性を満足し得るであろう。従って、本発明の重合性組成物を利用して形成された硬化膜は、例えば、光学素子の構成要素である位相差板、偏光素子、選択反射膜、カラーフィルタ、反射防止膜、視野角補償膜、ホログラフィー、配向膜等、種々の用途に利用することができる。
アミンを含むことにより、本発明の重合性組成物では重合性アゾメチン化合物のアゾメチン構造に基づく黄変が抑制される。
本発明の重合性組成物に含まれるアミンとしては、特に限定されないが二級または三級の脂肪族アミンが好ましい。また、本発明の重合性組成物に含まれるアミンの沸点は、150℃以上であればよく、好ましくは、180℃以上、より好ましくは、200℃以上であればよい。
アミンとして好ましい例としては、ベンジルアミン誘導体、ピペリジン誘導体が挙げられる。
ピペリジン誘導体としては、一般にHALS(ヒンダード・アミン光安定剤)と称される塩基性の光安定剤を用いることができる。HALSの中でもピペリジン構造の窒素原子が水素またはメチル基で置換された構造が好ましい。HALSの具体例としては、ADEKA社のアデカスタブ LAシリーズ (LA52,LA57,LA-63P,LA68, LA-72, LA-77, LA-82, LA-87)や、BASF社のチヌビンシリーズ(Tinuvin 111, Tinuvin 123, Tinuvin 144, Tinuvin 292, Tinuvin 765)Clariant社のホスタビンシリーズ(Hostavin N20, Hostavin N24)などが挙げられる。
本発明の重合性組成物に含まれるアミンとして好ましい例を以下に示す。但し、これらに限定されるものではない。
本発明の重合性組成物は、重合性アゾメチン化合物とともに、アゾメチン基を有していない他の1種以上の液晶性化合物を含有していてもよい。特に、前記式(I)または(I’)で表される重合性アゾメチン化合物は、他の液晶性化合物との相溶性が高いので、他の液晶性化合物を混合しても、不透明化等が生じず、透明性の高い膜を形成可能である。他の液晶性化合物を併用可能であることから、種々の用途に適する種々の組成の組成物を提供できる。併用可能な他の液晶化合物の例には、棒状ネマチック液晶化合物である。前記棒状ネマチック液晶化合物の例には、アゾメチン類、アゾキシ類、シアノビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル類、シアノフェニルシクロヘキサン類、シアノ置換フェニルピリミジン類、アルコキシ置換フェニルピリミジン類、フェニルジオキサン類、トラン類およびアルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類が含まれる。低分子液晶化合物だけではなく、高分子液晶化合物も用いることができる。
重合性棒状液晶化合物は、重合性基を棒状液晶化合物に導入することで得られる。重合性基の例には、不飽和重合性基、エポキシ基、およびアジリジニル基が含まれ、不飽和重合性基が好ましく、エチレン性不飽和重合性基が特に好ましい。重合性基は種々の方法で、棒状液晶化合物の分子中に導入できる。重合性棒状液晶化合物が有する重合性基の個数は、好ましくは1〜6個、より好ましくは1〜3個である。重合性棒状液晶化合物の例は、Makromol.Chem.,190巻、2255頁(1989年)、Advanced Materials 5巻、107頁(1993年)、米国特許第4683327号明細書、同5622648号明細書、同5770107号明細書、国際公開WO95/22586号公報、同95/24455号公報、同97/00600号公報、同98/23580号公報、同98/52905号公報、特開平1−272551号公報、同6−16616号公報、同7−110469号公報、同11−80081号公報、および特開2001−328973号公報などに記載の化合物が含まれる。2種類以上の重合性棒状液晶化合物を併用してもよい。2種類以上の重合性棒状液晶化合物を併用すると、配向温度を低下させることができる。
本発明の重合性組成物はキラル化合物を含んでいてもよい。キラル化合物を利用することにより、コレステリック液晶相を示す組成物として調製することができる。キラル化合物は液晶性であっても、非液晶性であってもよい。前記キラル化合物は、公知の種々のキラル剤(例えば、液晶デバイスハンドブック、第3章4−3項、TN、STN用カイラル剤、199頁、日本学術振興会第142委員会編、1989に記載)から選択することができる。キラル化合物は、一般に不斉炭素原子を含むが、不斉炭素原子を含まない軸性不斉化合物あるいは面性不斉化合物も用いることができる。軸性不斉化合物または面性不斉化合物の例には、ビナフチル、ヘリセン、パラシクロファンおよびこれらの誘導体が含まれる。キラル化合物(キラル剤)は、重合性基を有していてもよい。キラル化合物が重合性基を有するとともに、併用する棒状液晶化合物も重合性基を有する場合は、重合性キラル化合物と重合性棒状液晶化合物との重合反応により、棒状液晶化合物から誘導される繰り返し単位と、キラル化合物から誘導される繰り返し単位とを有するポリマーを形成することができる。この態様では、重合性キラル化合物が有する重合性基は、重合性棒状液晶化合物が有する重合性基と、同種の基であることが好ましい。従って、キラル化合物の重合性基も、不飽和重合性基、エポキシ基またはアジリジニル基であることが好ましく、不飽和重合性基であることがさらに好ましく、エチレン性不飽和重合性基であることが特に好ましい。
本発明の重合性組成物は、重合開始剤を含有していることが好ましい。例えば、紫外線照射により硬化反応を進行させて硬化膜を形成する態様では、使用する重合開始剤は、紫外線照射によって重合反応を開始可能な光重合開始剤であることが好ましい。光重合開始剤の例には、α−カルボニル化合物(米国特許第2367661号、同2367670号の各明細書記載)、アシロインエーテル(米国特許第2448828号明細書記載)、α−炭化水素置換芳香族アシロイン化合物(米国特許第2722512号明細書記載)、多核キノン化合物(米国特許第3046127号、同2951758号の各明細書記載)、トリアリールイミダゾールダイマーとp−アミノフェニルケトンとの組み合わせ(米国特許第3549367号明細書記載)、アクリジンおよびフェナジン化合物(特開昭60−105667号公報、米国特許第4239850号明細書記載)およびオキサジアゾール化合物(米国特許第4212970号明細書記載)等が挙げられる。
本発明の重合性組成物中に、安定的にまたは迅速に液晶相(例えば、コレステリック液晶相)となるのに寄与する配向制御剤を添加してもよい。配向制御剤の例には、含フッ素(メタ)アクリレート系ポリマー、およびWO2011/162291に記載の一般式(X1)〜(X3)で表される化合物が含まれる。これらから選択される2種以上を含有していてもよい。これらの化合物は、層の空気界面において、液晶化合物の分子のチルト角を低減若しくは実質的に水平配向させることができる。尚、本明細書で「水平配向」とは、液晶分子長軸と膜面が平行であることをいうが、厳密に平行であることを要求するものではなく、本明細書では、水平面とのなす傾斜角が20度未満の配向を意味するものとする。液晶化合物が空気界面付近で水平配向する場合、配向欠陥が生じ難いため、可視光領域での透明性が高くなる。一方、液晶化合物の分子が大きなチルト角で配向すると、例えば、コレステリック液晶相とする場合は、その螺旋軸が膜面法線からずれるため、反射率が低下したり、フィンガープリントパターンが発生し、ヘイズの増大や回折性を示したりするため好ましくない。
配向制御剤として利用可能な前記含フッ素(メタ)アクリレート系ポリマーの例は、特開2007−272185号公報の[0018]〜[0043]等に記載がある。
前記組成物中における、配向制御剤の添加量は、前記式(I)の化合物の質量の0.01〜10質量%が好ましく、0.01〜5質量%がより好ましく、0.02〜1質量%が特に好ましい。
本発明の重合性組成物は、1種または2種類以上の、酸化防止剤、紫外線吸収剤、増感剤、安定剤、可塑剤、連鎖移動剤、重合禁止剤、消泡剤、レべリング剤、増粘剤、難燃剤、界面活性物質、分散剤、染料、顔料等の色材、等の他の添加剤を含有していてもよい。
本発明の重合性組成物は、位相差フィルム、反射フィルム等の種々の光学フィルムの材料として有用である。
[フィルムの製造方法]
光学フィルムの製造方法の一例は、
(i) 基板等の表面に、本発明の重合性組成物を塗布して、液晶相(コレステリック液晶相等)の状態にすること、
(ii) 前記組成物の硬化反応を進行させ、液晶相を固定して硬化膜を形成すること、
を少なくとも含む製造方法である。
(i)および(ii)の工程を、複数回繰り返して、複数の上記硬化膜が積層されたフィルムを作製することもできる。
一例では、紫外線を照射して、硬化反応を進行させる。紫外線照射には、紫外線ランプ等の光源が利用される。この工程では、紫外線を照射することによって、前記組成物の硬化反応が進行し、コレステリック液晶相が固定されて、硬化膜が形成される。
紫外線の照射エネルギー量については特に制限はないが、一般的には、100mJ/cm2〜800mJ/cm2程度が好ましい。また、前記塗膜に紫外線を照射する時間については特に制限はないが、硬化膜の充分な強度および生産性の双方の観点から決定すればよい。
なお、フィルムにおいては、液晶相の光学的性質が層中において保持されていれば十分であり、最終的に硬化膜中の組成物がもはや液晶性を示す必要はない。例えば、組成物が、硬化反応により高分子量化して、もはや液晶性を失っていてもよい。
フィルムは、基板を有していてもよい。当該基板は自己支持性があり、上記硬化膜を支持するものであれば、材料および光学的特性についてなんら限定はない。ガラス板、石英板、およびポリマーフィルム等から選択することができる。用途によっては、紫外光に対する高い透明性を有するものを用いてもよい。可視光に対する透過性が高いポリマーフィルムとしては、液晶表示装置等の表示装置の部材として用いられる種々の光学フィルム用のポリマーフィルムが挙げられる。前記基板としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステルフィルム;ポリカーボネート(PC)フィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム;ポリイミドフィルム、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム、などが挙げられる。ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロースが好ましい。
フィルムは、基板と前記硬化膜との間に、配向層を有していてもよい。配向層は、液晶化合物の配向方向をより精密に規定する機能を有する。配向層は、有機化合物(好ましくはポリマー)のラビング処理、無機化合物の斜方蒸着、マイクログルーブを有する層の形成等の手段で設けることができる。さらには、電場の付与、磁場の付与、或いは光照射により配向機能が生じる配向層も知られている。配向層は、ポリマーの膜の表面に、ラビング処理により形成することが好ましい。
フィルムの一態様は、本発明の重合性組成物の、液晶相の配向(例えば、水平配向、垂直配向、ハイブリッド配向等)を固定したフィルムであって、光学異方性を示すフィルムである。当該フィルムは、液晶表示装置等の光学補償フィルム等として利用される。
光学フィルムの一態様は、本発明の重合性組成物のコレステリック液晶相を固定したフィルムであって、所定の波長域の光に対して選択反射特性を示すフィルムである。コレステリック液晶相では、液晶分子はらせん状に配列している。赤外線波長域(波長800〜1300nm)に選択反射特性を示す当該フィルムは、例えば建物または車両の窓ガラスに貼付され、もしくは合わせガラスに組み込まれて、遮熱部材として利用される。
また、光学フィルムは、光学素子の構成要素である、偏光素子、反射膜、カラーフィルタ、反射防止膜、視野角補償膜、ホログラフィー、配向膜等、種々の用途に利用することができる。
以下の組成の塗布液1を調製した。
塗布液1〜21について、密栓した状態で30℃で48時間放置した。調液直後と48時間後の塗布液のHPLC測定(カラム:東ソー製TSK-gel ODS-80Ts(4.6mm×15cm)、検出波長:254nm、測定温度40℃)を行った。各化合物由来のHPLCのヒ゜ークの面積割合(面積%)から以下の式に従って塗布液中の化合物A-1,およびA-2の含有率を算出し、以下の式に従ってアゾメチン化合物の残存率を算出した。なお、化合物Bは30℃48時間の経時で分解しないことは別途確認した。
化合物A-1の面積含有率= 化合物A-1の面積% ÷ 化合物Bの面積%
化合物A-2の面積含有率= 化合物A-2の面積% ÷ 化合物Bの面積%
残存率= 48時間後の面積含有率 ÷ 調液直後の面積含有率 ×100%
結果を表3および表4に示す。また、塗布液1および塗布液16について、それぞれ、調整直後(0h)および40℃で72時間放置後(72h)に塗布液をアセトニトリルで5000倍に希釈し、島津社製の分光光度計UV−3100PCにて測定した。300nmの吸光度を1として規格化した吸収スペクトルを図1に示す。なお、図中、上が塗布液1の吸収スペクトルおよび下が塗布液16の吸収スペクトルである。
上記の塗布液1、2、4〜20をそれぞれ、ラビング処理をしたPETフィルム(製品名東洋紡製、コスモシャイン)上にワイヤーバーを用いて、乾燥後の膜の厚みが4μmになるように塗布した。室温にて30秒間乾燥させて溶剤を除去した後、110℃の雰囲気で2分間加熱し、その後40℃にして、窒素雰囲気下で紫外線照射(紫外線強度:500mJ/m2)することでコレステリック液晶相を固定したフィルム1、2、4〜20を得た。
得られたフィルムそれぞれにつき、島津社製の分光光度計UV−3100PCを用いての透過スペクトル測定を行った。その後、17万Lxのキセノン褪色試験装置を用い、干渉フィルターL37を介して、上記フィルムにそれぞれ24時間光照射を行ったのちに、再びフィルムの透過スペクトル測定を行った。
耐光性試験前後の450nmにおける透過率の差の測定結果を表5に示す。
Claims (16)
- アゾメチン基と重合性基とを有する重合性アゾメチン化合物およびアミンを含み、
前記アミンが、第二級または第三級の脂肪族アミン、ベンジルアミン誘導体、およびピペリジン誘導体アミンからなる群より選択される重合性組成物。 - 前記重合性アゾメチン化合物が液晶性を有する請求項1に記載の重合性組成物。
- 前記重合性基がラジカル重合性基である請求項1または2に記載の重合性組成物。
- 前記重合性基がメタクリレート基またはアクリレート基である請求項1または2に記載の重合性組成物。
- 前記重合性アゾメチン化合物が下記式(I):
式中、P1およびP2はそれぞれ、重合性基を表し;
m1およびm2はそれぞれ、1〜10の整数を表し、m1またはm2のCH2のうち、1つのCH2または隣接しない2以上のCH2は、酸素原子または硫黄原子に置き換わっていてもよく;
A1、A2、およびA3はそれぞれ、置換されていてもよい、5〜18員環の芳香族炭化水素環または5〜18員環の芳香族複素環の基を表し;
Rは、水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基を表し
Z1は、−COO−、−OCO−、−OCO−CH=CH−、−NHCO−、または−NR1CO−を表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
L1およびL2はそれぞれ、−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCO−CH=CH−、−OCOO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
n1は1または2である;
で表される化合物である請求項1〜4のいずれか一項に記載の重合性組成物。 - 前記重合性アゾメチン化合物が下記式(I’):
式中、P1およびP2はそれぞれ、重合性基を表し;
m1およびm2はそれぞれ、1〜10の整数を表し、m1またはm2個のCH2のうち、1つのCH2または隣接しない2以上のCH2は、酸素原子または硫黄原子に置き換わっていてもよく;
A1、A2、A3およびA4はそれぞれ、置換されていてもよい、5〜18員環の芳香族炭化水素環、または5〜18員環の芳香族複素環の基を表し;
Rは、水素原子または炭素原子数1〜8のアルキル基を表し;
Z1およびZ2はそれぞれ、−COO−、−OCO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
L1およびL2はそれぞれ、−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−NHCO−、または−NR1COを表し、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基を表し;
n1およびn2はそれぞれ、1または2である;
で表される化合物である請求項1〜4のいずれか一項に記載の重合性組成物。 - 前記アミンが沸点150℃以上の第二級アミンまたは第三級アミンである請求項1〜6のいずれか一項に記載の重合性組成物。
- 前記アミンがヒンダード・アミン光安定剤である請求項1〜7のいずれか一項に記載の重合性組成物。
- アゾメチン基を有していない液晶化合物を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の重合性組成物。
- アゾメチン基を有していない前記液晶化合物が重合性棒状液晶化合物である請求項9に記載の重合性組成物。
- 前記重合性アゾメチン化合物とアゾメチン基を有していない前記液晶化合物との質量比が70:30〜30:70である請求項9または10に記載の重合性組成物。
- 重合開始剤を含有する請求項1〜11のいずれか一項に記載の重合性組成物。
- キラル化合物を含有する請求項1〜12のいずれか一項に記載の重合性組成物。
- 請求項1〜13のいずれか一項に記載の重合性組成物の硬化により得られるフィルム。
- 請求項14に記載のフィルムを含む位相差膜。
- 請求項14に記載のフィルムを含む反射膜。
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