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JP6152681B2 - パワーモジュール用基板およびその製造方法 - Google Patents

パワーモジュール用基板およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、大電流、高電圧を制御する半導体装置に用いられるパワーモジュール用基板およびその製造方法に関する。
従来のパワーモジュールとして、セラミックス基板の一方の面にアルミニウム等からなる回路層が積層され、この回路層の上に半導体チップ等の電子部品がはんだ付けされるとともに、セラミックス基板の他方の面にアルミニウム等からなる放熱層が形成され、この放熱層にヒートシンクが接合された構成のものが知られている。
この種のパワーモジュールを製造する方法として、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されるような製造方法が知られている。
この製造方法では、まずセラミックス基板の一方の面にAl‐Si系等のろう材を介して回路層を積層し、セラミックス基板の他方の面にろう材を介して放熱層を積層して、これを積層方向に加圧するとともに加熱し、セラミックス基板と回路層及び放熱層とを接合する。
次に、放熱層のセラミックス基板が接合されている面とは反対側の面に、ろう材を介してヒートシンクの天板部を積層し、積層方向に加圧するとともに加熱して、放熱層とヒートシンクとを接合するようにしている。
一方、放熱層とヒートシンクとの間の接合方法としては、高価な設備が不要で比較的容易に安定したろう付けが可能なフラックスろう付け法として、フッ化物系のフラックスをろう材面に塗布してろう材面の酸化物を除去し、非酸化性雰囲気中で加熱して接合するろう付け法が適用されている。
特開2007‐311527号公報 特開2002‐009212号公報
ところで、放熱層とヒートシンクとの間の接合にフラックスを用いたろう付け法を用いると、用いたフラックスの余剰分が放熱層の側面部を伝ってセラミックス基板と放熱層との接合部を侵食し、接合部に剥離を生じさせるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、セラミックス基板と放熱層との接合部に剥離を生じさせることなく放熱層とヒートシンクとを接合して、接合信頼性を高めることができるパワーモジュール用基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、セラミックス基板の一方の面に回路層が形成され、他方の面に放熱層がろう付け接合されたパワーモジュール用基板であって、前記セラミックス基板と前記放熱層との接合部界面周縁から面方向に80μm以上離れた内側部分における前記セラミックス基板と前記放熱層との接合部界面にEBSD法により測定した母材との結晶方位差が5°以上となっているろう材痕跡層が形成されていることを特徴とする。
フラックスは、金属表面の酸化物と反応して、金属表面を清浄化するものである。このため、放熱層の表面に酸化物があると、酸化物に沿ってフラックスが移動する。
ところで、セラミックス基板と放熱層との接合時に、接合に寄与しない余剰分のろう材が接合部から押し出される等によって、放熱層の側面部に付着した場合、その放熱層の側面部に付着した余剰分ろう材中には、接合部間を流れる間に取り込まれた摩耗粉等の酸化物(残留酸化物)が多く含まれる。このため、フラックスの余剰分が放熱層の側面部を伝って、残留酸化物に接触した場合、さらにフラックスが接合部間に引き込まれ易くなる。
そこで、本発明では、セラミックス基板と放熱層とのろう付け時において、セラミックス基板と放熱層との接合部界面の端部を除く内側部分でろう材を留めておくことで、放熱層の界面端部の残留酸化物に接触することを防いでいる。
この場合、接合部界面の内側にろう材を留めた部分においては、放熱層(母材)の結晶方位とは無関係にろう材が凝固するため、その痕跡がろう材痕跡層として残る。そして、ろう材痕跡層を、セラミックス基板と放熱層との接合部界面の周縁から面方向に80μm以上離れた内側部分に形成して、接合部界面の周縁から一定の距離を確保することで、フラックスが接合部の間に入り込むことを防ぐことができる。
したがって、酸化物とフラックスとの反応を防ぎ、セラミックス基板と放熱層との剥離を防止することができるので、接合信頼性を高めることができる。
なお、ろう材痕跡層は、EBSD法等の結晶方位解析法によって確認することができる。
本発明は、セラミックス基板の一方の面にろう材を介して回路層を重ね合わせるとともに、他方の面にろう材を介して放熱層を重ね合わせた基板積層体を、その積層方向に加圧した状態で加熱することにより、前記セラミックス基板と前記放熱層とを接合するパワーモジュール用基板の製造方法であって、前記基板積層体の加熱時において、熱膨張した前記放熱層を押圧することにより該放熱層の周縁部を前記ろう材の周縁よりも面方向に突出させた状態に塑性変形させ、該放熱層の周縁部を前記セラミックス基板に接触させた状態で接合することを特徴とする。
熱膨張した放熱層を塑性変形させることで、セラミックス基板と放熱層とをその接合部界面の周縁部で接触させ、余剰分ろう材が接合部から押し出されることを防ぐことができる。したがって、接合部界面の内側部分にろう材を留めた状態で、セラミックス基板と放熱層とをろう付け接合することができる。
本発明のパワーモジュール用基板の製造方法において、前記基板積層体の加圧には、該基板積層体をクッションシートの間に挟んだ状態で、その積層方向に加圧する加圧治具が用いられ、前記基板積層体を前記加圧治具ごと加熱して、前記クッションシートの熱膨張により前記基板積層体に加圧力を付加して、前記放熱層を塑性変形させる構成とされる。
このようなクッションシートを用いた加圧治具で基板積層体を加圧する構成としたので、放熱層の熱膨張に応じて基板積層体に大きな押圧力を負荷して、放熱層の周縁部をセラミックス基板に接触させた状態に塑性変形させることができる。
本発明のパワーモジュール用基板の製造方法において、前記基板積層体は、前記放熱層に前記ろう材の箔を積層状態に仮固定した放熱層部材に、前記セラミックス基板を積層することにより構成されており、前記放熱層部材は、前記放熱層の表面に前記ろう材の箔を溶接することで形成された溶接部が、前記放熱層の周縁部よりも面方向内側に位置するように設けられているとよい。
放熱層とろう材の箔とを溶接して一体にしているので、セラミックス基板との積層時や、ろう付け接合時に、放熱層とろう材の箔との位置がずれることがなく、組立作業性を向上させることができる。また、ろう材の箔は、放熱層の周縁部よりも面方向内側に位置するように溶接部が設けられており、放熱層の周縁部とは固定されない状態となっていることから、放熱層を塑性変形させた際に、ろう材を介在させることなく、放熱層の周縁部をセラミックス基板と接触させることができる。
本発明によれば、セラミックス基板と放熱層との接合部にフラックスが侵入することを防止することができることから、セラミックス基板と放熱層との接合部に剥離を生じさせることなく放熱層とヒートシンクとを接合することができ、パワーモジュール用基板の接合信頼性を高めることができる。
本発明に係るパワーモジュール用基板を用いて製造されたパワーモジュールを示す断面図である。 図1のパワーモジュール用基板の構成を説明する要部断面図であり、(a)が接合前の状態、(b)が接合後の状態を示す。 本発明の製造方法で用いられる基板積層体の断面図である。 本発明の製造方法で用いられる加圧治具の例を示す側面図である。 放熱層用金属板にろう材箔を溶接した放熱層部材を説明する平面図である。 図5に示す放熱層部材を用いたパワーモジュール用基板の構成を説明する要部断面図である。 セラミックス基板と放熱層用金属板との接合部界面を観察したEBSDによるIQマップとIPFマップとを組み合わせた画像であり、(a)がろう材痕積層を有する場合、(b)がろう材痕積層を有さない場合を示す。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すパワーモジュール100は、パワーモジュール用基板10と、パワーモジュール用基板10の表面に搭載された半導体チップ等の電子部品20と、パワーモジュール用基板10の裏面に接合されたヒートシンク30とから構成されている。
パワーモジュール用基板10は、セラミックス基板11の一方の面に、回路層用金属板12が厚さ方向に積層され、セラミックス基板11の他方の面に放熱層用金属板13が厚さ方向に積層され、Alよりも低融点のろう材(好ましくはAl‐Si系ろう材)によって接合されている。
また、図2(b)に示すように、セラミックス基板11と放熱層用金属板13との接合部界面には、その接合部界面の周縁から面方向に80μm以上離れた内側部分にろう材痕跡層70が形成されている。
ろう材痕跡層70は、セラミックス基板11と放熱層用金属板13とをろう付け接合する際に、これらの接合部界面の間にろう材を留めた状態で凝固させることにより形成されるものである。ろう材痕跡層70は、母材である放熱層用金属板13の結晶方位(主に立方体方位集合組織の(100)面、〔001〕方向)に対し、ランダムな結晶方位を有する部分であり、EBSD法により測定した母材との結晶方位差が5°以上となっている部分として確認することができる。接合部界面にろう材を留めた部分においては、母材の放熱層用金属板13の結晶方位とは無関係にろう材が凝固するため、その痕跡がろう材痕跡層70として残ることになる。
セラミックス基板11は、厚さ0.5mm以上1.0mm以下のAlN,Si,Al等からなる。
また、回路層用金属板12は、厚さ0.1mm以上1.1mm以下の純アルミニウム板(好ましくは純度99.99質量%以上の4N‐Al板)からなる。パワーモジュール100においては、回路層用金属板12はエッチング等により所定の回路パターン状に成形されており、その上に電子部品20がはんだ材等によって接合されている。
放熱層用金属板13は、回路層用金属板12よりも厚く、厚さ0.1mm以上5.0mm以下の純アルミニウム板(好ましくは純度99.0質量%以上のAl板)からなる。パワーモジュール100においては、この放熱層用金属板13の表面にヒートシンク30がろう付け等によって接合されている。
なお、各金属板12,13には、Al板の他、Cu板を用いることもできる。
また、本実施形態のパワーモジュール用基板の好ましい組合せ例としては、各部材は、例えばセラミックス基板11が厚み0.635mmのAlN、回路層用金属板12が厚み0.6mmの4N‐Al板、放熱層用金属板13が厚み1.6mmのAl板で構成される。
本実施形態のパワーモジュール用基板10の製造方法について説明する。
まず、図3に示すように、回路層用金属板12を、ろう材箔17を介在させてセラミックス基板11の一方の面に積層するとともに、そのセラミックス基板11の他方の面に、放熱層用金属板13をろう材箔17を介在させて積層することにより、基板積層体40を形成する。
この基板積層体40を、カーボングラファイト層からなる板状のクッションシート50との間に挟んだ状態とし、複数の基板積層体40を、図4に示すような加圧治具110によって積層した状態で保持する。
この加圧治具110は、ベース板111と、ベース板111の上面の四隅に垂直に取り付けられたガイドポスト112と、これらガイドポスト112の上側に取り付けられた押圧板113と、ガイドポスト112の上端部に押圧板113を介して締結された固定ナット114とを備え、ベース板111と押圧板113との間に前述の基板積層体40が配設される。
そして、この加圧治具110により基板積層体40を保持した状態で、加圧治具110ごと加熱炉(図示略)内に配置し、真空雰囲気中で、例えば650℃のろう付け温度に加熱することにより、セラミックス基板11と両金属板12,13とをろう付けして、パワーモジュール用基板10を製造することができる。
このセラミックス基板11と両金属板12,13とのろう付け接合時においては、加熱にしたがって、金属板12,13の熱膨張が大きくなる。また、加熱によりクッションシート50も熱膨張する。基板積層体40とクッションシート50とは、ベース板111と押圧板113との間に固定ナット114によって保持された状態であるので、クッションシート50の間に挟まれた基板積層体40は、加熱に伴うクッションシート50の熱膨張にしたがって、加圧力が付加されて積層方向に押圧されることになる。
セラミックス基板11と放熱層用金属板13との接合部界面に着目すると、図2(a)に二点鎖線で示すように、加熱に伴い放熱層用金属板13は熱膨張する。そして、この放熱層用金属板13の熱膨張に応じてクッションシート50により基板積層体40に大きな押圧力が付加されることで、放熱層用金属板13が積層方向に潰される。この際、放熱層用金属板13の周縁部は、ろう材箔17の周縁よりも面方向に突出させた状態に塑性変形させられ、図2(b)に示すように、その放熱層用金属板13の周縁部は、セラミックス基板11に接触した状態で接合されることになる。
セラミックス基板11と放熱層用金属板13とが、その接合部界面の周縁部で接触した状態では、溶融したろう材が接合部から押し出されることが防止される。そして、接合部界面の内側部分にろう材を留めた状態で、セラミックス基板11と放熱層用金属板13とをろう付けして、パワーモジュール用基板10を製造することができる。
このように、本実施形態において、セラミックス基板11と放熱層用金属板13とのろう付け接合時において、セラミックス基板11と放熱層用金属板13との接合部界面の端部を除く内側部分でろう材を留めておくことで、放熱層(放熱層用金属板13)の界面端部の残留酸化物に接触することを防ぐことができる。
この場合、接合部界面の内側にろう材を留めた部分においては、放熱層(母材)の結晶方位とは無関係にろう材が凝固するため、その痕跡がろう材痕跡層70として残る。そして、ろう材痕跡層70を、セラミックス基板11と放熱層との接合部界面の周縁から面方向に80μm以上離れた内側部分に形成して、接合部界面の周縁から一定の距離を確保することで、フラックスが接合部の間に入り込むことを防ぐことができる。
したがって、ろう材とフラックスとの反応を防ぎ、セラミックス基板11と放熱層との剥離を防止することができるので、接合信頼性を高めることができる。
また、上記実施形態では、基板積層体40は、セラミックス基板11の両面にそれぞれろう材箔17を介在させて両金属板12,13を積層することにより構成していたが、金属板12,13に予めろう材箔17を積層状態に仮固定した放熱層部材19を用いて構成してもよい。例えば、図5に示すように、金属板12,13の表面にろう材箔17の一部を溶接して複数の溶接部18を形成することにより仮固定することができる。この放熱層部材19は、金属帯板に帯状のろう材箔を重ね合わせて部分的に溶接した後、金属板12,13の形状に打ち抜くことにより形成される。したがって、金属板12,13とろう材箔17とは同一形状に形成される。また、金属板12,13とろう材箔17との溶接部18は、金属板12,13の周縁部よりも面方向内側に位置するように設けられる。
この場合、金属板12,13と、ろう材箔17とを溶接して一体にしているので、セラミックス基板11との積層時や、ろう付け接合時に、金属板12,13とろう材箔17との位置がずれることがなく、組立作業性を向上させることができる。
また、ろう材箔17の溶接部18は、図6に示すように、金属板12,13の周縁部よりも面方向内側に位置するように設けられており、ろう材箔17の周縁17aは、金属板12,13の周縁部とは固定されない状態となっている。このため、熱膨張した金属板12,13を塑性変形させた際に、金属板12,13の周縁部とセラミックス基板11との間にろう材箔17の周縁17aが引き込まれることがない。したがって、ろう材を介在させることなく、金属板12,13の周縁部をセラミックス基板11と接触させることができる。
上記において説明した本発明に係るパワーモジュール用基板の製造方法において、その効果を確認するために実験を行った。
厚み0.6mmで26mm×26mm(26mm角)の回路層用金属板12、厚み1.6mmで28mm×28mm(28mm角)の放熱層用金属板13、厚み0.635mmで30mm×30mm(30mm角)のセラミックス基板11を用意し、これらをろう付けすることによりパワーモジュール用基板を製造した。
回路層用金属板12には4N‐Al板、放熱層用金属板13には純度99.0質量%のAl板、セラミックス基板11にはAlNを用いた。
また、回路層用金属板12及び放熱層用金属板13に、厚み14μmのAl‐7.5質量%Siのろう材箔17を超音波シーム溶接することにより仮固定した放熱層部材を形成し、これら放熱層部材をセラミックス基板11に積層することにより基板積層体40を構成した。そして、この基板積層体40を、クッションシート50を介して12枚積層した状態で加圧治具110内に設置し、真空雰囲気中で650℃のろう付け温度に加熱することによりろう材痕跡層70を有するパワーモジュール用基板を製造した。この際、ろう付け接合時に基板積層体40に加わる加圧力を変化させて、表1及び図2(b)に示すように、接合部界面の周縁からろう材痕跡層70の形成領域までの距離wの異なる試料を複数作製した。
そして、このように作製した各試料について、フッ化物系のフラックスを用いたフラックスろう付法によってヒートシンクの取り付けを行い、モジュール化したものについて、「初期接合率」を評価した。
「初期接合率」の評価は、超音波深傷装置を用いて放熱層とセラミックス基板との接合部を評価したもので、初期接合率=(接合面積−剥離面積)/接合面積×100(%)の式から算出した。ここで、剥離面積は、接合面を撮影した超音波深傷像において剥離は接合部内の白色部で示されることから、この白色部の面積を測定したものである。また、接合面積は、接合前における接合すべき面積である放熱層の接合面の面積とした。評価結果を表1に示す。
また、ろう材痕跡層70をEBSDで分析した結果を図7に示す。図7は、セラミックス基板11と放熱層用金属板13との接合部界面を観察したEBSDによるIQマップとIPFマップとを組み合わせた画像であり、(a)がろう材痕跡層70を有する場合、(b)がろう材痕跡層70を有さない場合を示す。
表1に示されるように、距離wが80μm以上、すなわち、接合部界面の周縁から面方向に80μm以上離れた内側部分にろう材痕跡層70が形成されている実施例1〜3の試料については、良好な接合性を得られた。
なお、比較例2の試料には、ろう材痕積層70が形成されなかった。ろう材痕跡層70の有無は、図7に示すように、EBSDのマップ画像によって確認することができる。接合部界面の内側にろう材を留めた部分においては、図7(a)に示されるように、母材である放熱層と異なる結晶方位を有するろう材痕跡層70が確認できる。また、接合部界面にろう材痕跡層70が無い場合には、図7(b)に示されるように、放熱層全体で均一な結晶方位となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10 パワーモジュール用基板
11 セラミックス基板
12 回路層用金属板
13 放熱層用金属板
17 ろう材箔
17a 周縁
18 溶接部
19 放熱層部材
20 電子部品
30 ヒートシンク
40 基板積層体
50 クッションシート
70 ろう材痕跡層
100 パワーモジュール
110 加圧治具
111 ベース板
112 ガイドポスト
113 押圧板
114 固定ナット

Claims (4)

  1. セラミックス基板の一方の面に回路層が形成され、他方の面に放熱層がろう付け接合されたパワーモジュール用基板であって、前記セラミックス基板と前記放熱層との接合部界面周縁から面方向に80μm以上離れた内側部分における前記セラミックス基板と前記放熱層との接合部界面にEBSD法により測定した母材との結晶方位差が5°以上となっているろう材痕跡層が形成されていることを特徴とするパワーモジュール用基板。
  2. セラミックス基板の一方の面にろう材を介して回路層を重ね合わせるとともに、他方の面にろう材を介して放熱層を重ね合わせた基板積層体を、その積層方向に加圧した状態で加熱することにより、前記セラミックス基板と前記放熱層とを接合するパワーモジュール用基板の製造方法であって、前記基板積層体の加熱時において、熱膨張した前記放熱層を押圧することにより該放熱層の周縁部を前記ろう材の周縁よりも面方向に突出させた状態に塑性変形させ、該放熱層の周縁部を前記セラミックス基板に接触させた状態で接合することを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。
  3. 前記基板積層体の加圧には、該基板積層体をクッションシートの間に挟んだ状態で、その積層方向に加圧する加圧治具が用いられ、前記基板積層体を前記加圧治具ごと加熱して、前記クッションシートの熱膨張により前記基板積層体に加圧力を付加して、前記放熱層を塑性変形させる構成とされることを特徴とする請求項2に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
  4. 前記基板積層体は、前記放熱層に前記ろう材の箔を積層状態に仮固定した放熱層部材に、前記セラミックス基板を積層することにより構成されており、前記放熱層部材は、前記放熱層の表面に前記ろう材の箔を溶接することで形成された溶接部が、前記放熱層の周縁部よりも面方向内側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
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