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JP6080206B2 - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

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JP6080206B2
JP6080206B2 JP2013108353A JP2013108353A JP6080206B2 JP 6080206 B2 JP6080206 B2 JP 6080206B2 JP 2013108353 A JP2013108353 A JP 2013108353A JP 2013108353 A JP2013108353 A JP 2013108353A JP 6080206 B2 JP6080206 B2 JP 6080206B2
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Description

本発明は、入力軸および出力軸をクランク式の無段変速機構で接続した車両用動力伝達装置に関する。
エンジンに接続された入力軸の回転を複数のコネクティングロッドの相互に位相が異なる往復運動に変換し、前記複数のコネクティングロッドの往復運動を複数のワンウェイクラッチによって出力軸の回転運動に変換するクランク式の無段変速機構が、下記特許文献1により公知である。
特表2005−502543号公報
ところで、かかる無段変速機構では、コネクティングロッドに圧縮荷重が作用するときにワンウェイクラッチが係合してトルクを伝達する場合と、コネクティングロッドに引張荷重が作用するときにワンウェイクラッチが係合してトルクを伝達する場合とがある。
前者の場合には、コネクティングロッドが圧縮された反力で入力軸および出力軸が相互に離反する方向に付勢され、その付勢力は入力軸および出力軸する回転自在に支持するミッションケースに伝達される。また後者の場合には、コネクティングロッドが引っ張られた反力で入力軸および出力軸が相互に接近する方向に付勢され、その付勢力は入力軸および出力軸する回転自在に支持するミッションケースに伝達される。
上記何れの場合においても、入力軸をミッションケースに支持する入力軸側ベアリングと、出力軸をミッションケースに支持する出力軸側ベアリングとは、ミッションケースに対して強く押し付けられることになり、それらベアリングの円周方向の特定個所に強い荷重が加わって耐久性を低下させる虞がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、クランク式の無段変速機構を備える車両用動力伝達装置において、入力軸および出力軸をミッションケースに支持するベアリングの耐久性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ミッションケースに回転自在に支持されて駆動源に接続された入力軸と、前記ミッションケースに回転自在に支持されて前記入力軸と平行に配置された出力軸と、前記入力軸と一体に偏心回転する偏心部材と、前記偏心部材の偏心量を変更する変速アクチュエータと、前記出力軸に揺動可能に支持された揺動リンクと、前記出力軸および前記揺動リンク間に配置され、該揺動リンクが一方向に揺動したときに係合して他方向に揺動したときに係合解除するワンウェイクラッチと、前記偏心部材および前記揺動リンクを接続するコネクティングロッドとを備える車両用動力伝達装置であって、前記ミッションケースは、前記入力軸の両端部をそれぞれ入力軸側ベアリングを介して支持するとともに、前記出力軸の両端部をそれぞれ出力軸側ベアリングを介して支持する一対の側壁を備え、前記一対の側壁は、前記コネクティングロッドから前記入力軸および前記入力軸側ベアリングを介して伝達される荷重の作用線上に位置して該一対の側壁を貫通する入力軸側貫通孔を備えるとともに、前記コネクティングロッドから前記出力軸および前記出力軸側ベアリングを介して伝達される荷重の作用線上に位置して該一対の側壁を貫通する出力軸側貫通孔を備えることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記荷重の作用線は、前記入力軸および前記出力軸間の伝達トルクが最大になるときの荷重の方向に沿うことを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記入力軸側貫通孔および前記出力軸側貫通孔は、前記荷重の作用線に対して線対称に形成されることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記入力軸側貫通孔および前記出力軸側貫通孔はドリル加工により形成されることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
尚、実施の形態の偏心ディスク19は本発明の偏心部材に対応し、実施の形態のボールベアリング21,22は本発明の入力軸側ベアリングに対応し、実施の形態のボールベアリング34,35は本発明の出力軸側ベアリングに対応し、実施の形態のエンジンEは本発明の駆動源に対応する。
請求項1の構成によれば、偏心部材が入力軸と一体に偏心回転すると、偏心部材に一端を接続されたコネクティングロッドが往復運動し、コネクティングロッドの他端が接続された揺動リンクが往復揺動する。揺動リンクが一方向に揺動したときにワンウェイクラッチが係合し、揺動リンクが他方向に揺動したときにワンウェイクラッチが係合解除することで、入力軸の回転が変速されて出力軸に伝達される。変速アクチュエータで偏心部材の偏心量を変化させると、コネクティングロッドの往復ストロークが変化して動力伝達装置の変速比が変更される。
入力軸および出力軸の両端部を支持するミッションケースの一対の側壁は、コネクティングロッドから入力軸および入力軸側ベアリングを介して伝達される荷重の作用線上に位置して該一対の側壁を貫通する入力軸側貫通孔を備えるとともに、コネクティングロッドから出力軸および出力軸側ベアリングを介して伝達される荷重の作用線上に位置して該一対の側壁を貫通する出力軸側貫通孔を備えるので、コネクティングロッドから一対の側壁に荷重が入力したときに、入力軸側貫通孔および出力軸側貫通孔の近傍で側壁が撓むことで、前記ベアリングに入力するピーク荷重を低減して耐久性を高めることができる。
また請求項2の構成によれば、荷重の作用線は、入力軸および出力軸間の伝達トルクが最大になるときの荷重の方向に沿うので、入力軸側ベアリングおよび出力軸側ベアリングに最大荷重が入力するときに前記貫通孔を有効に機能させ、前記ベアリングのピーク荷重を低減して耐久性を高めることができる。
また請求項3の構成によれば、入力軸側貫通孔および出力軸側貫通孔は、荷重の作用線に対して線対称に形成されるので、荷重の方向が作用線の方向に対して何れの側にずれた場合であっても、前記貫通孔を有効に機能させて前記ベアリングの耐久性を効果的に高めることができる。
また請求項4の構成によれば、入力軸側貫通孔および出力軸側貫通孔はドリル加工により形成されるので、入力軸側貫通孔および出力軸側貫通孔の加工が容易になる。
車両用動力伝達装置の全体斜視図。 車両用動力伝達装置の要部の一部破断斜視図。 図1の3−3線断面図。 図3の4部拡大図。 図3の5−5線断面図。 偏心ディスクの形状を示す図。 偏心ディスクの偏心量と変速比との関係を示す図。 OD変速比およびGN変速比における偏心ディスクの状態を示す図。 図4の9−9線断面図。 偏心ディスクの偏心量、出力軸のトルクおよび変速比の関係を示すグラフ。 偏心ディスクの位相およびコネクティングロッドの荷重の関係を示すグラフ。
以下、図1〜図11に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図5に示すように、自動車用の無段変速機Tのミッションケース11の一対の側壁11a,11bに入力軸12および出力軸13が相互に平行に支持されており、エンジンEに接続された入力軸12の回転が6個の変速ユニット14…、出力軸13およびディファレンシャルギヤDを介して駆動輪に伝達される。
中空に形成された入力軸12の内部に、その入力軸12と軸線Lを共有する変速軸15が7個のニードルベアリング16…を介して相対回転可能に嵌合する。6個の変速ユニット14…の構造は実質的に同一構造であるため、以下、一つの変速ユニット14を代表として構造を説明する。
変速ユニット14は変速軸15の外周面に設けられたピニオン17を備えており、このピニオン17は入力軸12に形成した開口12aから露出する。ピニオン17を挟むように、入力軸12の外周に軸線L方向に2分割された円板状の偏心カム18がスプライン結合される。偏心カム18の中心O1は入力軸12の軸線Lに対して距離dだけ偏心している。また6個の変速ユニット14…の6個の偏心カム18…は、その偏心方向の位相が相互に60°ずつずれている。
偏心カム18の外周面には、円板状の偏心ディスク19の軸線L方向両端面に形成した一対の偏心凹部19a,19aが、一対のニードルベアリング20,20を介して回転自在に支持される。偏心ディスク19の中心O2に対して偏心凹部19a,19aの中心O1(つまり偏心カム18の中心O1)は距離dだけずれている。即ち、入力軸12の軸線Lおよび偏心カム18の中心O1間の距離dと、偏心カム18の中心O1および偏心ディスク19の中心O2間の距離dとは同一である。
軸線L方向に2分割された偏心カム18の割り面には、その偏心カム18の中心O1と同軸に一対の三日月状のガイド部18a,18aが設けられており、偏心ディスク19の一対の偏心凹部19a,19aの底部間を連通させるように形成されたリングギヤ19bの歯先が、偏心カム18のガイド部18a,18aの外周面に摺動可能に当接する。そして変速軸15のピニオン17が、入力軸12の開口12aを通して偏心ディスク19のリングギヤ19bに噛合する。
入力軸12の右端側はボールベアリング21を介してミッションケース11の右側の側壁11aに直接支持される。また入力軸12の左端側に位置する1個の偏心カム18に一体に設けた筒状部18b(図4参照)が、ボールベアリング22を介してミッションケース11の左側の側壁11bに支持されており、その偏心カム18の内周にスプライン結合された入力軸12の左端側は、ミッションケース11の左側の側壁11bに間接的に支持される。
入力軸12に対して変速軸15を相対回転させて無段変速機Tの変速比を変更する変速アクチュエータ23は、モータ軸24aが軸線Lと同軸になるようにミッションケース11に支持された電動モータ24と、電動モータ24に接続された遊星歯車機構25とを備える。遊星歯車機構25は、電動モータ24にニードルベアリング26を介して回転自在に支持されたキャリヤ27と、モータ軸24aに固定されたサンギヤ28と、キャリヤ27に回転自在に支持された複数の2連ピニオン29…と、中空の入力軸12の軸端(厳密には、前記1個の偏心カム18の筒状部18b)にスプライン結合された第1接続部材43に設けられた第1リングギヤ30と、変速軸15の軸端にスプライン結合された第2接続部材44に設けられた第2リングギヤ31とを備える。各2連ピニオン29は大径の第1ピニオン29aと小径の第2ピニオン29bとを備えており、第1ピニオン29aはサンギヤ28および第1リングギヤ30に噛合し、第2ピニオン29bは第2リングギヤ31に噛合する。
偏心ディスク19の外周には、ローラベアリング32を介してコネクティングロッド33の一端側の環状部33aが相対回転自在に支持される。
出力軸13はミッションケース11の一対の側壁11a,11bに一対のボールベアリング34,35で支持されており、その外周にはワンウェイクラッチ36を介して揺動リンク42が支持され、揺動リンク42の先端はコネクティングロッド33のロッド部33bの先端にピン37を介して枢支される。ワンウェイクラッチ36は、揺動リンク42の内周に圧入されたリング状のアウター部材38と、アウター部材38の内部に配置されて出力軸13に固定されたインナー部材39と、アウター部材38の内周の円弧面とインナー部材39の外周の平面との間に形成された楔状の空間に配置されて複数個のスプリング40…で付勢された複数個のローラ41…とを備える。
図6および図8に示すように、偏心ディスク19の中心O2に対して偏心凹部19a,19aの中心O1(つまり偏心カム18の中心O1)は距離dだけずれているため、偏心ディスク19の外周と偏心凹部19a,19aの内周との間隔は円周方向に不均一になっており、その間隔が大きい部分に三日月状の肉抜き凹部19c,19cが形成される。
次に、無段変速機Tの一つの変速ユニット14の作用を説明する。
図5および図7(A)〜図7(D)から明らかなように、入力軸12の軸線Lに対して偏心ディスク19の中心O2が偏心しているとき、エンジンEによって入力軸12が回転するとコネクティングロッド33の環状部33aが軸線Lまわりに偏心回転することで、コネクティングロッド33のロッド部33bが往復運動する。
その結果、コネクティングロッド33が往復運動する過程で図中左側に引かれると、スプリング40…に付勢されたローラ41…がアウター部材38およびインナー部材39間の楔状の空間に噛み込み、アウター部材38およびインナー部材39がローラ41…を介して結合されることで、ワンウェイクラッチ36が係合してコネクティングロッド33の動きが出力軸13に伝達される。逆にコネクティングロッド33が往復動する過程で図中右側に押されると、ローラ41…がスプリング40…を圧縮しながらアウター部材38およびインナー部材39間の楔状の空間から押し出され、アウター部材38およびインナー部材39が相互にスリップすることで、ワンウェイクラッチ36が係合解除してコネクティングロッド33の動きが出力軸13に伝達されなくなる。
このようにして、入力軸12が1回転する間に、入力軸12の回転が所定時間だけ出力軸13に伝達されるため、入力軸12が連続回転すると出力軸13は間欠回転する。6個の変速ユニット14…の偏心ディスク19…の偏心方向の位相が相互に60°ずつずれているため、6個の変速ユニット14…が入力軸12の回転を交互に出力軸13に伝達することで、出力軸13は連続的に回転する。
以上のように、本実施の形態では、コネクティングロッド33が図5において左動するときに、つまりコネクティングロッド33が揺動リンク42を引っ張るときに入力軸12から出力軸13に駆動力が伝達される。
入力軸12から出力軸13に駆動力を伝達する過程で、偏心ディスク19の偏心量εが大きいほど、コネクティングロッド33の往復ストロークが大きくなって出力軸13の1回の回転角が増加し、無段変速機Tの変速比が小さくなる。逆に、偏心ディスク19の偏心量εが小さいほど、コネクティングロッド33の往復ストロークが小さくなって出力軸13の1回の回転角が減少し、無段変速機Tの変速比が大きくなる。そして偏心ディスク19の偏心量εがゼロになると、入力軸12が回転してもコネクティングロッド33が移動を停止するために出力軸13は回転せず、無段変速機Tの変速比が最大(無限大)のギヤドニュートラルGNになる。
入力軸12に対して変速軸15が相対回転しないとき、つまり入力軸12および変速軸15が同一速度で回転するとき、無段変速機Tの変速比は一定に維持される。入力軸12および変速軸15を同一速度で回転させるには、入力軸12と同速度で電動モータ24を回転駆動すれば良い。その理由は、遊星歯車機構25の第1リングギヤ30は入力軸12に接続されて該入力軸12と同一速度で回転するが、それと同一速度で電動モータ24を駆動するとサンギヤ28および第1リングギヤ30が同一速度で回転するため、遊星歯車機構25はロック状態になって全体が一体に回転する。その結果、一体に回転する第1リングギヤ30および第2リングギヤ31に接続された入力軸12および変速軸15は一体化され、相対回転することなく同速度で回転するからである。
入力軸12の回転数に対して電動モータ24の回転数を増速あるいは減速すると、入力軸12に結合された第1リングギヤ30と電動モータ24に接続されたサンギヤ28とが相対回転するため、キャリヤ27が第1リングギヤ30に対して相対回転する。このとき、相互に噛合する第1リングギヤ30および第1ピニオン29aの歯数比と、相互に噛合する第2リングギヤ31および第2ピニオン29bの歯数比とが僅かに異なるため、第1リングギヤ30に接続された入力軸12と第2リングギヤ31に接続された変速軸15とが相対回転する。
このようにして入力軸12に対して変速軸15が相対回転すると、各変速ユニット14のピニオン17にリングギヤ19bを噛合させた偏心ディスク19の偏心凹部19a,19aが、入力軸12と一体の偏心カム18のガイド部18a,18aに案内されて回転し、入力軸12の軸線Lに対する偏心ディスク19の中心O2の偏心量εが変化する。
図7(A)は変速比が最小の状態(オーバードライブ:OD)を示すもので、このとき入力軸12の軸線Lに対する偏心ディスク19の中心O2の偏心量εは、入力軸12の軸線Lから偏心カム18の中心O1までの距離dと、偏心カム18の中心O1から偏心ディスク19の中心O2までの距離dとの和である2dに等しい最大値になる。入力軸12に対して変速軸15が相対回転すると、入力軸12と一体の偏心カム18に対して偏心ディスク19が相対回転することで、図7(B)および図7(C)に示すように、入力軸12の軸線Lに対する偏心ディスク19の中心O2の偏心量εは最大値の2dから次第に減少して変速比が増加する。入力軸12に対して変速軸15が更に相対回転すると、入力軸12と一体の偏心カム18に対して偏心ディスク19が更に相対回転することで、図7(D)に示すように、ついには入力軸12の軸線Lに偏心ディスク19の中心O2が重なり合って偏心量εがゼロになり、変速比が最大(無限大)の状態(ギヤドニュートラル:GN)になって出力軸13に対する動力伝達が遮断される。
次に、入力軸12を支持するボールベアリング21,22および出力軸13を支持するボールベアリング34,35に入力する荷重を低減する構造について説明する。
図1および図9に示すように、ミッションケース11の一対の側壁11a,11bは、入力軸12を支持するボールベアリング21,22の後上方に円形の入力軸側貫通孔11c,11cを備えるとともに、出力軸13を支持するボールベアリング34,35の前下方に円形の出力軸側貫通孔11d,11dを備える。右側の側壁11aの入力軸側貫通孔11cおよび出力軸側貫通孔11dと、左側の側壁11bの入力軸側貫通孔11cおよび出力軸側貫通孔11dとは、左右対称形状に形成される。
図10は無段変速機Tの偏心ディスク19の偏心量εと、出力軸13のトルクと、変速比との関係を示すグラフであって、それらは太い実線で示す駆動力線に沿って変化する。OD(オーバードライブ)は偏心量εが最大の状態であり、そこから偏心量εを減少させて行くと、変速比が増加しながら出力軸トルクが増加し、TD(トップドライブ)において車速が最大になる。TDから偏心量εを更に減少させて行くと、変速比が増加しながら出力軸トルクが増加し、UD(アンダードライブ)において出力軸トルクが限界値に達して駆動輪がスリップを開始する。UDからから偏心量εを更に減少させて行くと、駆動輪がスリップすることで出力軸トルクが最大値に維持されたまま変速比が増加し、GN(ギヤドニュートラル)において偏心量εがゼロ、変速比が無限大になる。
上記駆動力線においてUD状態にあるときの偏心ディスク19の偏心量εが決まると、入力軸12および出力軸13の軸間距離と、コネクティングロッド33の長さと、揺動リンク42の長さとが既知であるため、変速ユニット14の四節リンクの幾何学的形状が決まり、図11に示すように、入力軸12の位相(偏心ディスク19の位相)に対するコネクティングロッド33の荷重の関係を算出することができる。コネクティングロッド33の荷重がピーク荷重となるとき、コネクティングロッド33の前端側の環状部33aの中心(偏心ディスク19の中心O2)と、そのときのコネクティングロッド33の後端側のピン37の中心とを結ぶラインをLf′とすると、引っ張られたコネクティングロッド33の反力はラインをLf′の方向に作用することになる。
引っ張られたコネクティングロッド33の反力は偏心ディスク19、入力軸12およびボールベアリング21,22を介して左右の側壁11a,11bに伝達されるが、その荷重F1は入力軸12の軸線Lを通って前記ラインLf′と平行な荷重の作用線Lf上に作用する。同様に、引っ張られたコネクティングロッド33の反力はピン37、揺動リンク42、ワンウェイクラッチ36、出力軸13およびボールベアリング34,35を介して左右の側壁11a,11bに伝達されるが、その荷重F1は出力軸13の軸線を通って前記ラインをLf′と平行な荷重の作用線Lf上に作用する。
本実施の形態では、入力軸12の後上方の荷重の作用線Lf上に入力軸側貫通孔11cが形成され、出力軸13の前下方の荷重の作用線Lf上に出力軸側貫通孔11dが形成される。入力軸側貫通孔11cおよび出力軸側貫通孔11dはドリル加工された円形の孔であり、荷重の作用線Lf上に中心を有しているため、荷重の作用線Lfに対して線対称に形成される。
従って、引っ張られたコネクティングロッド33の反力で入力軸12および出力軸13が相互に接近する方向に付勢されたとき、入力軸12の後方の側壁11a,11bが入力軸側貫通孔11c,11cの近傍で圧縮されて弾性変形することで、入力軸12を支持するボールベアリング21,22に作用するピーク荷重を低減し、その耐久性を高めることができる。また出力軸13の前方の側壁11a,11bが出力軸側貫通孔11d,11dの近傍で圧縮されて弾性変形することで、出力軸13を支持するボールベアリング34,35に作用するピーク荷重を低減し、その耐久性を高めることができる。
また荷重の作用線Lfは、入力軸12および出力軸13間の伝達トルクが最大になるときの荷重の方向に沿うので、入力軸12側のボールベアリング21,22および出力軸13側のボールベアリング34,35にピーク荷重が入力するときに入力軸側貫通孔11c,11cおよび出力軸側貫通孔11d,11dを有効に機能させ、ボールベアリング21,22,34,35のピーク荷重を低減して耐久性を高めることができる。特に、入力軸側貫通孔11c,11cおよび出力軸側貫通孔11d,11dは、荷重の作用線Lfに対して線対称に形成されるので、荷重の方向が作用線Lfの方向に対して何れの側にずれた場合であっても、入力軸側貫通孔11c,11cおよび出力軸側貫通孔11d,11dを有効に機能させてボールベアリング21,22,34,35の耐久性を効果的に高めることができる。しかも入力軸側貫通孔11c,11cおよび出力軸側貫通孔11d,11dドリル加工により形成されるので、その加工が容易になる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではコネクティングロッド33に引張荷重が作用するときにトルク伝達を行うようになっており、そのために入力軸側貫通孔11cは入力軸12の後方に形成され、出力軸側貫通孔11dは出力軸13の前方に形成されているが、ワンウェイクラッチ36の係合方向を逆にしてコネクティングロッド33に圧縮荷重が作用するときにトルク伝達を行うようにしても良い。この場合には、図1および図9に鎖線で示すように、入力軸側貫通孔11cは入力軸12の前方に形成され、出力軸側貫通孔11dは出力軸13の後方に形成されることになる。
また本発明の入力軸側ベアリングや出力軸側ベアリングは実施の形態のボールベアリング21,22,34,35に限定されず、ローラベアリング等の他種のベアリングであっても良い。
また入力軸側貫通孔11cおよび出力軸側貫通孔11dの形状は必ずしも円形である必要はなく、任意の形状を採用することができる。
また本発明の駆動源は実施の形態のエンジンEに限定されず、モータ・ジェネレータ等の他種の駆動源であっても良い。
11 ミッションケース
11a 側壁
11b 側壁
11c 入力軸側貫通孔
11d 出力軸側貫通孔
12 入力軸
13 出力軸
19 偏心ディスク(偏心部材)
21 ボールベアリング(入力軸側ベアリング)
22 ボールベアリング(入力軸側ベアリング)
23 変速アクチュエータ
33 コネクティングロッド
34 ボールベアリング(出力軸側ベアリング)
35 ボールベアリング(出力軸側ベアリング)
36 ワンウェイクラッチ
42 揺動リンク
E エンジン(駆動源)
Lf 荷重の作用線

Claims (4)

  1. ミッションケース(11)に回転自在に支持されて駆動源(E)に接続された入力軸(12)と、
    前記ミッションケース(11)に回転自在に支持されて前記入力軸(12)と平行に配置された出力軸(13)と、
    前記入力軸(12)と一体に偏心回転する偏心部材(19)と、
    記偏心部材(19)の偏心量を変更する変速アクチュエータ(23)と、
    前記出力軸(13)に揺動可能に支持された揺動リンク(42)と、
    前記出力軸(13)および前記揺動リンク(42)間に配置され、該揺動リンク(42)が一方向に揺動したときに係合して他方向に揺動したときに係合解除するワンウェイクラッチ(36)と、
    前記偏心部材(19)および前記揺動リンク(42)を接続するコネクティングロッド(33)とを備える車両用動力伝達装置であって、
    前記ミッションケース(11)は、前記入力軸(12)の両端部をそれぞれ入力軸側ベアリング(21,22)を介して支持するとともに、前記出力軸(13)の両端部をそれぞれ出力軸側ベアリング(34,35)を介して支持する一対の側壁(11a,11b)を備え、
    前記一対の側壁(11a,11b)は、前記コネクティングロッド(33)から前記入力軸(12)および前記入力軸側ベアリング(21,22)を介して伝達される荷重の作用線(Lf)上に位置して該一対の側壁(11a,11b)を貫通する入力軸側貫通孔(11c)を備えるとともに、前記コネクティングロッド(33)から前記出力軸(13)および前記出力軸側ベアリング(34,35)を介して伝達される荷重の作用線(Lf)上に位置して該一対の側壁(11a,11b)を貫通する出力軸側貫通孔(11d)を備えることを特徴とする車両用動力伝達装置。
  2. 前記荷重の作用線(Lf)は、前記入力軸(12)および前記出力軸(13)間の伝達トルクが最大になるときの荷重の方向に沿うことを特徴とする、請求項1に記載の車両用動力伝達装置。
  3. 前記入力軸側貫通孔(11c)および前記出力軸側貫通孔(11d)は、前記荷重の作用線(Lf)に対して線対称に形成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用動力伝達装置。
  4. 前記入力軸側貫通孔(11c)および前記出力軸側貫通孔(11d)はドリル加工により形成されることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用動力伝達装置。
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