JP6079891B2 - 容器用鋼板 - Google Patents
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Description
以上の金属容器には、製缶前後の塗装工程および焼付け工程が不可欠である。これらの工程では、塗料の廃液や焼付け時のVOC(揮発性有機化合物)および温室効果ガスの一種である二酸化炭素が大量に発生する。近年では、地球環境保全の観点から、これらの廃棄物や二酸化炭素を低減する取り組みがなされている。さらに、塗料の成分であるエポキシ樹脂原料のBPA(ビスフェノールA)は、環境ホルモンであり、一部の国々で人体接触し得る用途には使用を規制されている。塗装工程および焼付け工程を省略できる代替技術として、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの有機樹脂フィルムをラミネートした鋼板を使用した容器が注目されており、急速に拡大している。
例えば、特許文献1には、「鋼板の少なくとも片面に、Ni層、Sn層、Fe−Ni合金層、Fe−Sn合金層およびFe−Ni−Sn合金層のうちから選ばれた少なくとも1層からなる耐食性皮膜を有し、該耐食性皮膜上に、Tiを含み、さらにCo、Fe、Ni、V、Cu、MnおよびZnのうちから選ばれた少なくとも1種をその合計でTiに対する質量比として0.01〜10含有する密着性皮膜を有することを特徴とする表面処理鋼板」が開示されている。
本発明は、以上の点を鑑みてなされたものであり、フィルム密着性に優れる容器用鋼板を提供することを目的とする。
(1)鋼板の表面の少なくとも一部にSn層を含むめっき層を有するめっき鋼板と、上記めっき鋼板の上記めっき層側の表面上に配置されたTiおよびNiを含有する表面処理皮膜と、を有する容器用鋼板であって、走査型電子顕微鏡を用いた測定により得られる表面積から算出される、上記容器用鋼板の上記表面処理皮膜側の表面の展開面積比Sdrが0.25%以上である、容器用鋼板。
(2)上記めっき層が、さらに、Ni層、Ni−Fe合金層、Fe−Sn合金層、および、Fe−Sn−Ni合金層からなる群から選ばれる少なくとも1層を含む、上記(1)に記載の容器用鋼板。
(3)上記表面処理皮膜は、上記めっき鋼板の片面あたりのTi換算の付着量が5〜30mg/m2であり、上記めっき鋼板の片面あたりのNi換算の付着量が1〜30mg/m2である、上記(1)または(2)に記載の容器用鋼板。
(4)走査型プローブ顕微鏡を用いた測定により得られる表面積から算出される、上記容器用鋼板の上記表面処理皮膜側の表面の展開面積比Sdraが5.00%以上である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の容器用鋼板。
本発明の容器用鋼板は、概略的には、めっき鋼板と、めっき鋼板のめっき層側の表面上に配置された表面処理皮膜とを有し、かつ、特定の展開面積比Sdrを有する。
以下に、めっき鋼板および表面処理皮膜の具体的な態様について詳述した後、展開面積比Sdrについて説明する。まず、めっき鋼板の態様について詳述する。
めっき鋼板は、鋼板と、鋼板の表面の少なくとも一部を覆うめっき層とを有し、めっき層は、少なくともSn層を含む。
素材の鋼板としては、一般的な缶用の鋼板を使用できる。めっき層は、連続層であってもよいし、不連続の島状であってもよい。また、めっき層は、鋼板の少なくとも片面に設けられていればよく、両面に設けられていてもよい。めっき層の形成は、含有される金属元素に応じた公知の方法で行える。
以下に、鋼板およびめっき層の好適態様について詳述する。
鋼板の種類は特に限定されるものではなく、通常、容器材料として使用される鋼板(例えば、低炭素鋼板、極低炭素鋼板)を用いることができる。この鋼板の製造方法、材質なども特に限定されるものではなく、通常の鋼片製造工程から熱間圧延、酸洗、冷間圧延、焼鈍、調質圧延等の工程を経て製造される。
鋼板は、必要に応じて、その表面にニッケル(Ni)含有層を形成したものを用い、このNi含有層上に後述するSn層を含むめっき層を形成してもよい。Ni含有層を有する鋼板を用いてSnめっきを施すことにより、島状Snを含むめっき層を形成することができ、溶接性が向上する。
Ni含有層としてはニッケルが含まれていればよく、例えば、Niめっき層(Ni層)、Ni−Fe合金層などが挙げられる。
鋼板にNi含有層を付与する方法は特に限定されず、例えば、公知の電気めっきなどの方法が挙げられる。また、Ni含有層としてNi−Fe合金層を付与する場合、電気めっきなどにより鋼板表面上にNi付与後、焼鈍することにより、Ni拡散層を配位させ、Ni−Fe合金層を形成できる。
Ni含有層中のNi付着量は特に限定されず、片面当たりの金属Ni換算量として50〜2000mg/m2が好ましい。上記範囲内であれば、コスト面でも有利となる。
なお、Ni付着量は、蛍光X線により表面分析して測定できる。この場合、Ni付着量既知のNi付着サンプルを用いて、Ni付着量に関する検量線をあらかじめ特定しておき、同検量線を用いて相対的にNi付着量を特定する。
ただし、後述する皮膜がNiを含む場合には、上記の蛍光X線による表面分析によりNi含有層中のNi付着量のみを測定することは困難である。その場合は、Ni含有層中のNi付着量は、蛍光X線により求めたNi付着量から後述する皮膜中に含まれるNi付着量を差し引いて求めることができる。
めっき鋼板は、鋼板表面の少なくとも一部に、Sn層を含むめっき層を有する。このめっき層は鋼板の少なくとも片面に設けられていればよく、両面に設けられていてもよい。また、めっき層は、鋼板表面上の少なくとも一部を覆う層であり、連続層であってもよいし、不連続の島状であってもよい。
めっき層の鋼板片面当たりのSn付着量は、0.1〜15.0g/m2が好ましい。Sn付着量が上記範囲内であれば、容器用鋼板の外観特性および耐食性に優れる。なかでも、これらの特性がより優れる点で、0.2〜15.0g/m2がより好ましく、加工性が優れる点で、1.0〜15.0g/m2がさらに好ましい。
なお、Sn付着量は、蛍光X線により表面分析して測定できる。蛍光X線の場合、Sn量既知のSn付着サンプルを用いて、Sn量に関する検量線をあらかじめ特定しておき、同検量線を用いて相対的にSn量を特定する。
また、めっき層としては、Ni含有層を表面に有する鋼板に対してSnめっきを行い、さらに通電加熱などによりSnを加熱溶融させて得られる、Sn層の最下層(Sn層/鋼板界面)にFe−Sn−Ni合金層、Fe−Sn合金層などが一部形成されためっき層も挙げられる。
なお、本発明においては、上述したNi含有層(Ni層、Ni−Fe合金層)も、めっき鋼板のめっき層に含まれるものとする。
例えば、フェノールスルフォン酸Snめっき浴、メタンスルフォン酸Snめっき浴、またはハロゲン系Snめっき浴を用い、片面あたりの付着量が所定量(例えば、2.8g/m2)となるように鋼板表面にSnを電気めっきした後、Snの融点(231.9℃)以上の温度で加熱溶融処理を行って、Sn単体のめっき層(Sn層)の最下層(Sn層/鋼板界面)にFe−Sn合金層を形成しためっき層を製造できる。加熱溶融処理を省略した場合、Sn単体のめっき層(Sn層)を製造できる。
また、鋼板がその表面上にNi含有層を有する場合、Ni含有層上にSnめっき後、加熱溶融処理を行うと、Sn単体のめっき層(Sn層)の最下層(Sn層/鋼板界面)にFe−Sn−Ni合金層、Fe−Sn合金層などが形成される。
なお、面積率における「Sn層」とは、その最表層がSn層(純Sn層)であればよく、その最下層にFe−Sn−Ni合金層、Fe−Sn合金層などが形成されているものも含む。
Snの面積率の測定方法については、後述[実施例]にて説明する。
次に、上述しためっき鋼板のめっき層側の表面上に配置される表面処理皮膜について説明する。表面処理皮膜は、概略的には、その成分として、Ti(チタニウム元素)およびNi(ニッケル元素)を含有する皮膜であり、後述する処理液を用いて形成される。
表面処理皮膜は、本発明の容器用鋼板のフィルム密着性がより優れるという理由から、めっき鋼板の片面あたりのTi換算の付着量(以下、「Ti付着量」ともいう)が、5〜30mg/m2であるのが好ましい。Ti付着量は、フィルム密着性がさらに優れるという理由から、7〜25mg/m2がより好ましい。
また、表面処理皮膜は、本発明の容器用鋼板のフィルム密着性がより優れるという理由から、めっき鋼板の片面あたりのNi換算の付着量(以下、「Ni付着量」ともいう)が、1〜30mg/m2であるのが好ましい。Ni付着量は、皮膜とめっき鋼板との密着性が優れるという理由から、1〜10mg/m2がより好ましい。
表面処理皮膜中のTi、Ni等は、それぞれ、各種のチタン化合物、ニッケル化合物として含まれ、これら化合物の種類や態様は特に限定されない。
なお、蛍光X線分析は、例えば、下記条件により実施される。
・装置:リガク社製蛍光X線分析装置System3270
・測定径:30mm
・測定雰囲気:真空
・スペクトル:Ti−Kα、Ni−Kα
・スリット:COARSE
・分光結晶:TAP
上記条件により測定した表面処理皮膜の蛍光X線分析のTi−Kα、Ni−Kαのピークカウント数を用いる。付着量既知の標準サンプルを用いて、Ti付着量およびNi付着量に関する検量線をあらかじめ特定しておき、同検量線を用いて相対的にTi付着量およびNi付着量を求める。
その場合は、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)や透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)による断面観察とグロー放電発光分析とを併用することで、表面処理皮膜中に含まれるNi付着量とめっき層中に含まれるNi量とを区別できる。
具体的には、表面処理皮膜およびめっき層の断面を収束イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)加工により露出させ、SEMまたはTEMによる断面観察から表面処理皮膜の厚さを算出する。次いで、グロー放電発光分析によるスパッタリング深さとスパッタリング時間との関係を求める。その後、表面処理皮膜厚さに相当するスパッタリング時間までのグロー放電発光分析のNi元素による発光カウント積算値を求める。このNi元素による発光カウント積算値から、あらかじめ求めておいた検量線を用いて、Ni付着量を求めることができる。
ここで、検量線は以下の方法で作成する。
まず、Niを含まないめっき層上にNiを含む表面処理皮膜を有する、Ni付着量の異なる複数のサンプルについてグロー放電発光分析し、Ni元素による発光カウントが検出されなくなるスパッタリング時間までのカウント積算値を求める。次いでこれらのサンプルのNi付着量を蛍光X線による表面分析により求める。このようにして、グロー放電発光分析によるNiカウント積算値とNi付着量との検量線を作成する。
本発明の容器用鋼板は、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)を用いた測定により得られる表面積から算出される、表面処理皮膜側の表面の展開面積比Sdrが、0.25%以上である。
展開面積比Sdr(以下、単に「Sdr」ともいう)は、下記式で表される。
展開面積比Sdr={(A−B)/B}×100[%]
A:測定領域における実際の凹凸が反映された表面積(展開面積)
B:測定領域における凹凸のない平面の面積
なお、このような表面凹凸形状は、後述する表面処理皮膜形成工程の前に、後述する無通電浸漬工程を経ることで得られる。
なお、後述する条件で算出されるSdrは、めっき層および表面処理皮膜を有する容器用鋼板の表面凹凸形状を反映するものであって、特に、Sn層表面の形状の情報を反映しており、Sn層表面の形状がフィルム密着性に影響を及ぼしていると考えられる。
本発明におけるSdrは、各試料のSn層上の任意の5箇所の視野(測定領域)の平均値とする。
ところで、二次曲面回帰処理を施して求めた粗さ曲面データは、めっき原板(素材の鋼板)のマクロな凹凸の上に微細なめっき層の形状が重畳したものであるが、めっき原板(素材の鋼板)のマクロな凹凸はフィルム密着性の向上には寄与しない。このため、本発明では、二次曲面回帰処理を施して求めた粗さ曲面データに対し、さらにハイパスフィルタ処理を施すことで得られる、微細なめっき層の形状のみを抽出したデータからSdrを算出する。
上記ハイパスフィルタ処理のカットオフ波長は、取得した3D−SEM像の長手方向の測定長の1/2に設定したカットオフ波長とする。具体的には、本発明では、3D−SEM像を3μm×4μmとし、カットオフ波長は、3D−SEM像の長手方向(4μm)の1/2である2μmとする。
さらに、取得した3D−SEM像から、長岡技術科学大学 柳研究室が開発した三次元表面形状解析ソフト「SUMMIT」を用いて、Sdrを求める。
さらに、本発明の容器用鋼板は、走査型プローブ顕微鏡(Scanning Probe Microscope:SPM)を用いた測定により得られる表面積から算出される、表面処理皮膜側の表面の展開面積比Sdraが、5.00%以上であることが好ましい。
展開面積比Sdra(以下、単に「Sdra」ともいう)は、上述した開面積比Sdrと同様に、下記式で表される。
展開面積比Sdra={(C−D)/D}×100[%]
C:測定領域における実際の凹凸が反映された表面積(展開面積)
D:測定領域における凹凸のない平面の面積
測定に使用するカンチレバーは、低バネ定数シリコンカンチレバーを使用し、具体的には、オリンパス社製OMCL−AC240TSまたはこれに相当するカンチレバーを用いる。測定点は、上述の測定領域2μm×2μmに対し、縦512点、横512点とする。走査速度は、凹凸形状に追従できる範囲であれば適宜変えてもよく、好ましくは、目安として1視野の測定時間が約5分から10分に収まる範囲で走査速度を調整する。
本発明におけるSdraは、各試料のSn層上の任意の3箇所の視野(測定領域)の平均値とする。
上述した本発明の容器用鋼板を製造する方法としては、後述する処理液(以下、便宜的に「本発明の処理液」ともいう)中に浸漬しためっき鋼板に陰極電解処理を施すことにより上述した表面処理皮膜を形成する表面処理皮膜形成工程と、この表面処理皮膜形成工程の前に、本発明の処理液中にめっき鋼板を無通電状態で浸漬させる無通電浸漬工程と、を少なくとも備える方法(以下、便宜的に「本発明の製造方法」ともいう)が好ましい。
以下、本発明の製造方法について説明を行い、この説明の中で、併せて本発明の処理液についても説明する。
表面処理皮膜形成工程は、後述する本発明の処理液中に浸漬しためっき鋼板に陰極電解処理を施すことにより、めっき鋼板のめっき層側の表面上に、上述した表面処理皮膜を形成する工程である。なお、陰極電解処理と陽極電解処理とを交互に行う交番電解を実施してもよい。
以下に、使用される本発明の処理液や陰極電解処理の条件などについて詳述する。
本発明の処理液は、上述した表面処理皮膜にTi(チタニウム元素)を供給するためのTi成分(Ti化合物)を含有する。
このTi成分としては、特に限定されないが、例えば、チタンアルコキシド、シュウ酸チタニルアンモニウム、シュウ酸チタニルカリウム二水和物、硫酸チタン、チタンラクテート、チタンフッ化水素酸(H2TiF6)および/またはその塩などが挙げられる。なお、チタンフッ化水素酸の塩としては、例えば、六フッ化チタン酸カリウム(K2TiF6)、六フッ化チタン酸ナトリウム(Na2TiF6)、六フッ化チタン酸アンモニウム((NH4)2TiF6)等が挙げられる。
これらのうち、処理液の安定性、入手の容易性などの観点から、チタンフッ化水素酸および/またはその塩が好ましい。
本発明の処理液におけるTi含有量は、特に限定されないが、チタンフッ化水素酸および/またはその塩を使用する場合、六フッ化チタン酸イオン(TiF6 2-)に換算した量が、0.004〜0.4mol/Lであるのが好ましく、0.02〜0.2mol/Lがより好ましい。
このNi成分としては、特に限定されないが、硫酸ニッケル(NiSO4)、硫酸ニッケル六水和物、塩化ニッケル(NiCl2)、塩化ニッケル六水和物などが挙げられる。
本発明の処理液におけるNi含有量は、特に限定されないが、Niイオン(Ni2+)に換算した量が、0.002〜0.04mol/Lであるのが好ましく、0.004〜0.02mol/Lがより好ましい。
本発明の処理液のpHは、特に限定されないが、pH2.0〜5.0が好ましい。この範囲内であれば、処理時間を短くでき、かつ、処理液の安定性に優れる。pHの調整には公知の酸成分(例えば、リン酸、硫酸)・アルカリ成分(例えば、水酸化ナトリウム、アンモニア水)を使用できる。
また、本発明の処理液には、必要に応じて、ラウリル硫酸ナトリウム、アセチレングリコールなどの界面活性剤が含まれていてもよい。また、付着挙動の経時的な安定性の観点から、処理液には、ピロリン酸塩などの縮合リン酸塩が含まれていてもよい。
処理を実施する際の処理液の液温は、20〜80℃が好ましく、40〜60℃がより好ましい。
また、陰極電解処理を実施する際の電解電流密度は、形成される表面処理皮膜中のTiおよびNiが適量となり、かつ、表面処理皮膜における微細な凹凸形状の形成が促進されて、フィルム密着性がより優れるという理由から、1.0〜20.0A/dm2が好ましく、3.0〜15.0A/dm2がより好ましく、6.0〜10.0A/dm2がさらに好ましい。
このとき、陰極電解処理の通電時間は、好ましい電解電流密度と同様の理由から、0.1〜5秒が好ましく、0.3〜2秒がより好ましい。
なお、陰極電解処理の際の電気量密度は、電流密度と通電時間との積であり、適宜設定される。
なお、皮膜中に含まれるFを低減させるという理由から、陰極電解処理の後、得られた鋼板の水洗処理を行うのが好ましい。
水洗処理の方法は特に限定されず、例えば、連続ラインで製造を行う場合、処理液タンクの後に水洗タンクを設け、陰極電解処理後に連続して水に浸漬する方法などが挙げられる。水洗処理に用いる水の温度(水温)は、40〜90℃が好ましい。
このとき、水洗時間は、水洗処理による効果がより優れるという理由から、0.5秒超が好ましく、1.0〜5.0秒が好ましい。
さらに、水洗処理に代えて、または、水洗処理の後に、乾燥を行ってもよい。乾燥の際の温度および方式は特に限定されず、例えば、通常のドライヤーや電気炉乾燥方式が適用できる。乾燥処理の際の温度としては、100℃以下が好ましい。上記範囲内であれば、表面処理皮膜の酸化を抑制でき、表面処理皮膜組成の安定性が保たれる。なお、下限は特に限定されないが、通常室温程度である。
無通電浸漬工程は、表面処理皮膜形成工程の前に、本発明の処理液中にめっき鋼板を無通電状態で浸漬させる無通電浸漬処理を施す工程である。
本発明の容器用鋼板は、上述したように、展開面積比Sdrが0.25%以上であり、表面処理皮膜側の表面に凹凸形状が存在する。このような表面形状を得るために、本発明においては、表面処理皮膜形成工程で陰極電解処理を施す前に、本工程で無通電浸漬処理を施す。すなわち、めっき鋼板を、本発明の処理液中に無通電状態で浸漬させる。これにより、めっき層(特に、Sn層)の表面がエッチングされて凹凸形状が形成される。その後、凹凸形状が形成されためっき層上に表面処理皮膜を形成することで、表面処理皮膜の表面にもめっき層の凹凸形状が反映される。
好適な凹凸形状を形成するための浸漬条件として、浴温は20〜80℃が好ましく、40〜60℃がより好ましい。
浸漬時間が長いほどSn層表面のエッチングが進行し、凹凸形状は激しくなる。所望するSn層表面の凹凸形状に合わせて、無通電浸漬時間を適宜設定できるが、浸漬時間は、0.1〜5.0秒が好ましく、0.6〜5.0秒がより好ましく、1.0秒〜5.0秒がさらに好ましい。0.1秒以上であれば、浸漬時間が過少でなく、Sn層表面のエッチングが進行しやすくなる。一方、5.0秒以下であれば、Sn層表面の凹凸形状が好適範囲を外れにくくなり、溶接性や耐食性などの性能が劣ることが回避され得る。
本発明の製造方法は、上述した無通電浸漬工程および表面処理皮膜形成工程の前に、以下に説明する前処理工程を備えていてもよい。
前処理工程は、アルカリ性水溶液(特に、炭酸ナトリウム水溶液)中で、めっき鋼板に陰極電解処理を施す工程である。
通常、めっき層の形成時にその表面は酸化されて、錫酸化物が形成される。このめっき鋼板に対して、陰極電解処理を施すことにより、不要な錫酸化物を除去して、錫酸化物量を調整できる。
前処理工程の陰極電解処理の際に使用される溶液としては、アルカリ性水溶液(例えば、炭酸ナトリウム水溶液)が挙げられる。アルカリ性水溶液中のアルカリ成分(例えば、炭酸ナトリウム)の濃度は特に限定されないが、錫酸化物の除去がより効率的に進行する点から、5〜15g/Lが好ましく、8〜12g/Lがより好ましい。
陰極電解処理の際のアルカリ性水溶液の液温は特に限定されないが、40〜60℃が好ましい。陰極電解処理の電解条件(電流密度、電解時間)は、適宜調整される。なお、陰極電解処理の後に、必要に応じて、水洗処理を施してもよい。
以下の方法によって、めっき鋼板を製造した。
まず、板厚0.22mmの鋼板(T4原板)を電解脱脂し、ワット浴を用いて第3表に示す片面当たりのNi付着量でニッケルめっき層を両面に形成した。その後、10vol.%H2+90vol.%N2雰囲気中にて700℃で焼鈍してニッケルめっきを拡散浸透させることによりFe−Ni合金層(Ni含有層)(第3表にNi付着量を示す)を両面に形成した。
引き続き、上記表層にNi含有層を有する鋼板を、Snめっき浴を用い、第3表中に示す片面当たりのSn付着量でSn層を両面に形成した。その後、Snの融点以上で加熱溶融処理を施し、めっき層をT4原板の両面に形成した。このようにして、下層側から順に、Ni−Fe合金層/Fe−Sn−Ni合金層/Sn層からなるめっき層を両面に形成した。
製造しためっき鋼板表面におけるSn層(純Sn層)の面積率を測定した。具体的には、製造しためっき鋼板の表面を、走査型電子顕微鏡を用いて、加速電圧15kVで反射電子像として500倍で観察した。次いで、元素分析により純Sn部を確認した後、めっき層における純Sn部と非純Sn部とのコントラスト差から、画像処理にて二値化して、Sn層の面積率を算出した(単位:%)。任意の5箇所の視野(測定領域)の平均値を求めた。結果を下記第3表に示す。
浴温50℃、10g/Lの炭酸ナトリウム水溶液中に上記めっき鋼板を浸漬し、第2表に示す条件にて、陰極電解処理を行なった(前処理工程)。
次いで、得られた鋼板を水洗し、pHを4.0に調整した第1表に示す組成の処理液(溶媒:水)を用い、第2表に示す条件にて、無通電浸漬処理および陰極電解処理を施した。その後、得られた鋼板を水洗処理して、ブロアを用いて室温で乾燥を行ない、皮膜を両面に形成した(無通電浸漬工程・皮膜形成工程)。なお、水洗処理は、得られた鋼板を、85℃の水槽に、第3表に示す水洗時間だけ浸漬させることにより行なった。
これにより、容器用鋼板の試験材を作製した。
なお、Ni付着量、Sn付着量、Ti付着量およびNi付着量についても、上述した方法により測定ないし計算し、その結果を下記第3表に示す。
作製した容器用鋼板の試験材表面に、市販のPETフィルム(Melinex850:デュポン社製)を、ロール加圧4kgf/cm2、板送り速度40mpm、ロール通過後の板の表面温度が160℃となるような条件で熱融着させ、次いで、バッチ炉中で後加熱(到達板温210℃で120秒保持)を行ない、ラミネート鋼板を作製した。
このようにして作製したラミネート鋼板に対し、先端半径3/16インチのポンチを用い、1kgの錘を40cmの高さから落下させ、フィルムを貼った面の側が凸になるようデュポン衝撃加工を行った。このような加工試験片を4つ作製し、レトルト装置内に、凸面が上になるように置き、130℃のレトルト環境で30分間保持後、取り出し、加工部のフィルム剥離の程度を目視で5段階評価し、4つの試験片の平均値(小数点以下1桁(小数点第二位を四捨五入))を用いて、フィルム密着性を評価した。実用上、結果が3.0以上であれば、フィルム密着性に優れるものとして評価できる。
5:剥離なし
4:加工部の面積の5%未満で剥離発生
3:加工部の面積の5%以上20%未満で剥離発生
2:加工部の面積の20%以上50%未満で剥離発生
1:加工部の面積の50%以上で剥離発生
作製した容器用鋼板の試験材表面に、市販のPETフィルム(Melinex850:デュポン社製)を、ロール加圧4kgf/cm2、板送り速度40mpm、ロール通過後の板の表面温度が160℃となるような条件で熱融着させ、次いで、バッチ炉中で後加熱(到達板温210℃で120秒保持)を行ない、ラミネート鋼板を作製した。
このようにして作製したラミネート鋼板に対し、先端半径3/16インチのポンチを用い、1kgの錘を60cmの高さから落下させ、フィルムを貼った面の側が凸になるようデュポン衝撃加工を行った。このような加工試験片を4つ作製し、レトルト装置内に、凸面が上になるように置き、130℃のレトルト環境で30分間保持後、取り出し、加工部のフィルム剥離の程度を目視で5段階評価し、4つの試験片の平均値(小数点以下1桁(小数点第二位を四捨五入))を用いて、フィルム密着性を評価した。実用上、結果が2.0以上であれば、フィルム密着性に優れるものとして評価できる。
5:剥離なし
4:加工部の面積の5%未満で剥離発生
3:加工部の面積の5%以上20%未満で剥離発生
2:加工部の面積の20%以上50%未満で剥離発生
1:加工部の面積の50%以上で剥離発生
上記第1表〜第3表および図1のグラフに示す結果から明らかなように、展開面積比Sdrが0.25%以上である本発明例(試験材No.1〜14および19〜22)は、いずれもフィルム密着性(評価1)に優れることが確認された。
これに対して、展開面積比Sdrが0.25%以上ではない比較例(試験材No.15〜18)は、フィルム密着性(評価1)に劣ることが確認された。
具体的には、まず、FIB(Focused Ion Beam)法を用いて、めっき層表面に対して45°の角度からイオンビームを照射してボックス加工を施し、その断面をSEM観察した。このとき、表面処理皮膜の表面上に、カーボンからなる保護膜を形成してから、加工を行なった。加工場所は任意で、加工ボックスの方向も任意とし、加速電圧5kVの反射電子像により断面を観察した。なお、高さ方向は、45°断面のため実際より√2倍長くなっているので1/√2倍して補正した。
図2および図3に示すように、フィルム密着性に優れる発明例である試験材No.10では、めっき層(Sn層)表面の凹凸形状が明瞭に確認できるが、フィルム密着性に劣る比較例である試験材No.15では凹凸形状は確認できなかった。
2:めっき層
3:表面処理皮膜
4:保護膜
5:めっき層の表面
Claims (4)
- 鋼板の表面の少なくとも一部にSn層を含むめっき層を有するめっき鋼板と、前記めっき鋼板の前記めっき層側の表面上に配置されたTiおよびNiを含有する表面処理皮膜と、を有する容器用鋼板であって、
走査型電子顕微鏡を用いた測定により得られる表面積から算出される、前記容器用鋼板の前記表面処理皮膜側の表面の展開面積比Sdrが0.25%以上である、容器用鋼板。 - 前記めっき層が、さらに、Ni層、Ni−Fe合金層、Fe−Sn合金層、および、Fe−Sn−Ni合金層からなる群から選ばれる少なくとも1層を含む、請求項1に記載の容器用鋼板。
- 前記表面処理皮膜は、前記めっき鋼板の片面あたりのTi換算の付着量が5〜30mg/m2であり、前記めっき鋼板の片面あたりのNi換算の付着量が1〜30mg/m2である、請求項1または2に記載の容器用鋼板。
- 走査型プローブ顕微鏡を用いた測定により得られる表面積から算出される、前記容器用鋼板の前記表面処理皮膜側の表面の展開面積比Sdraが5.00%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器用鋼板。
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