[go: up one dir, main page]

JP6058341B2 - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

重荷重用空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP6058341B2
JP6058341B2 JP2012223334A JP2012223334A JP6058341B2 JP 6058341 B2 JP6058341 B2 JP 6058341B2 JP 2012223334 A JP2012223334 A JP 2012223334A JP 2012223334 A JP2012223334 A JP 2012223334A JP 6058341 B2 JP6058341 B2 JP 6058341B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width direction
belt layer
tire
belt
circumferential groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012223334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014073804A (ja
Inventor
裕介 土井
裕介 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2012223334A priority Critical patent/JP6058341B2/ja
Publication of JP2014073804A publication Critical patent/JP2014073804A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6058341B2 publication Critical patent/JP6058341B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、例えばダンプトラックやショベルローダなどの建設車両等に用いられる、重荷重用空気入りタイヤに関する。
従来、この種の重荷重用空気入りタイヤとしては、例えば特許文献1に示されるようなものが知られている。
このような重荷重用空気入りタイヤでは、耐久性と運搬効率(高速度)を両立するために、タイヤのトレッド部の表層を耐摩耗性の高いゴムで形成し、その表層の内周側の内層を低発熱ゴムで形成して、熱劣化に起因するベルトへの亀裂の発生を抑制しつつ耐摩耗性を高めるようにしている。
特開2007−22424号公報
上記従来構造により、ベルトの層間からの亀裂の発生を抑制することができるが、一方で、車両走行時等にタイヤに大きな荷重が作用し、トレッド表面に設けられたラグが押し潰されると、最外層のベルト層の幅方向端部に大きな歪みが生じて、このベルト層の幅方向端部からベルト層の半径方向外側に向けて亀裂が生じることになる。そして、トレッド表面にタイヤ周方向に向けて延びる周方向溝を形成した場合には、その形成位置によっては、亀裂が周方向溝に繋がって、特に、トレッド部の幅方向外側の部分が剥離(セパレーション)を生じるおそれがあり、これを回避するための対応が求められていた。
本発明は、重荷重用空気入りタイヤが抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、その目的とするところは、最外層のベルト層の幅方向端部から生じる亀裂がトレッド表面に設けた周方向溝に繋がることにより生じるトレッドゴムの部分的な剥離を有効に防止することができる耐久性能に優れた重荷重用空気入りタイヤを提供することにある。
請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤは、タイヤ幅方向断面で、周方向溝のうち、トレッド表面の幅方向最外側に配置されるものを最外周方向溝とし、ベルト層のうち最外層となるものを6番ベルト層とし、最外周方向溝から垂直におろした垂線と6番ベルト層との交点を置いたとき、最外周方向溝の下端と交点との距離Y、6番ベルト層のタイヤ幅方向端部と交点との距離Xとの関係との関係を、X<Y×31/2と設定したので、6番ベルト層の幅方向端部から当該ベルト層の表面に対して約30度の角度でトレッド表面の幅方向中心に向けて延びる亀裂が発生しても、この亀裂が最外周方向溝に繋がってトレッドゴムが部分的に剥離に至るのを防止して、この重荷重用空気入りタイヤの耐久性能を向上させることができる。また、本発明の重荷重用空気入りタイヤによれば、4番ベルト層の幅方向端部を、トレッド表面の幅寸法の50%〜75%の範囲に配置するようにしたので、6番ベルト層の幅方向端部をX<Y×31/2の関係となるように配置しても、タイヤの負荷転動の際の4番ベルト層の変形を抑えて4番ベルト層の幅方向端部からの亀裂の発生を抑制することができるとともに、タイヤに内圧を加えたときに生じるタイヤ径の成長(内圧径成長)を抑制することができる。すなわち、6番ベルト層の幅方向端部をX<Y×31/2の関係となるように配置すると、タイヤの負荷転動の際の4番ベルト層の幅方向端部の変形が大きくなるが、4番ベルト層の幅方向端部を、トレッド表面の幅寸法の50%〜75%の範囲に配置することにより、4番ベルト層の幅方向端部を従来よりも幅方向内側に配置して、その変形を抑えて4番ベルト層の幅方向端部からの亀裂の発生を抑制することができる。また、4番ベルト層の幅寸法をあまり狭くすると、タイヤに内圧を加えたときにタイヤ径の成長(内圧径成長)が生じるおそれがあるが、4番ベルト層の幅方向端部を、トレッド表面の幅寸法の50%〜75%の範囲に配置することにより、4番ベルト層の幅方向端部からの亀裂の発生を抑えつつ内圧径成長を抑制することができる。
請求項2に記載の重荷重用空気入りタイヤは、6番ベルト層の幅方向端部を、最外周方向溝の直下または該最外周方向溝に対してタイヤ幅方向外側に配置するようにしたことで、最外周方向溝よりもタイヤ幅方向外側の部分におけるタイヤの半径方向についての剛性を高めて、当該部分におけるトレッド表面の耐摩耗性能を高めることができる。
請求項3に記載の重荷重用空気入りタイヤは、6番ベルト層の幅方向端部を、4番ベルト層の幅方向端部よりも、タイヤ幅方向外側に配置するようにしたため、タイヤの負荷転動の際の、6番ベルト層の幅方向端部に対する4番ベルト層の幅方向端部の周方向への伸縮変形を小さくして、4番ベルト層の幅方向端部からの亀裂の発生や進展を抑制することができる。また、6番ベルト層の幅方向端部を、4番ベルト層の幅方向端部よりも、タイヤ幅方向外側に配置することにより、4番ベルト層の幅方向端部から発生した亀裂がトレッド表面へ伝達するのを6番ベルト層により阻止して、4番ベルト層の幅方向端部から生じた亀裂が最外周方向溝に連なることを防止することができる。これにより、4番ベルト層からの亀裂によるトレッドカット等を防止して、タイヤの耐久性を高めることができる。
上記において、「トレッド表面」は、適用リムに組み付けるとともに規定内圧を充填した重荷重用空気入りタイヤを、最大負荷能力に対応する負荷を加えた状態で転動させた際に、路面に接触することになる、タイヤの全周にわたる外周面を意味する。ここで、「適用リム」とは、タイヤサイズに応じて下記の規格に規定されたリム(標準リム)をいい、「規定内圧」とは、下記の規格において、最大負荷能力に対応して規定される空気圧をいい、「最大負荷能力」とは、下記の規格でタイヤに負荷されることが許容される最大の質量をいう。そして、その規格とは、タイヤが生産または使用される地域に有効な産業規格によって決められたものであり、例えば、アメリカ合衆国では、“THE TIRE AND RIM ASSOCIATION INC.(TRA)のYEAR BOOK”であり、欧州では、“The European Tyre and Rim Technical OrganizationのSTANDARDS MANUAL”であり、日本では、“日本自動車タイヤ協会のJATMA YEAR BOOK”である。
上記において、6番ベルト層の幅方向端部の位置、4番ベルト層の幅方向端部の位置、最外周方向溝の位置、最外周方向溝の幅寸法、距離X、距離Y、トレッド表面の幅寸法および各ベルト層の幅寸法のそれぞれは、タイヤを適用リムに組み付けるとともに規定内圧を充填した無負荷の状態で測定するものとする。
上記において、「最外周方向溝」は、トレッド接地面内で、対向する溝壁が互いに接触することなく、トレッド表面に開口した状態となる程度の溝幅を有するものだけでなく、トレッド接地面内で、対向する溝壁が互いに接触するサイプ状のものを含む。ここで、「トレッド接地面」とは、タイヤを適応リムに組み付けて規定内圧を充填した状態の下で、最大負荷能力を負荷したときに路面に接触する、トレッド表面の周方向の一部をいう。
本発明の重荷重用空気入りタイヤによれば、(6ベルト、4ベルトの)ベルト層幅方向端部から周方向溝への亀裂進展を防止するとともに、タイヤ耐久性を高めることができる。
本発明の一実施の形態である重荷重用空気入りタイヤのトレッド部の半部を示す幅方向断面図である。 図1に示す各ベルト層と最外周方向溝との位置関係を示す、図1と同様の図である。
以下に、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について例示説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である重荷重用空気入りタイヤのトレッド部の半部を示す幅方向断面図であり、本図においては、重荷重用空気入りタイヤは、図示しない適用リムに組み付けられて規定内圧が充填された無負荷状態とされている。
図中の符号1は、カーカスである。ラジアルカーカスであるこのカーカス1は、その幅方向両端が、それぞれ一対のビード部に埋設された対応するビードコア(不図示)の周りで折り返されて、ビードコアからサイドウォール部を経てトレッド部2にまで延在するトロイダルに配設されている。この重荷重用空気入りタイヤは、カーカス1を構成する2枚のカーカスプライのコードを、ラジアル方向に延在させてなるラジアル構造である。なお、カーカス1は、2枚のカーカスプライに限らず、1枚もしくは3枚以上のカーカスプライで構成することもできる。
カーカス1のクラウン域1aの外周側つまりタイヤ半径方向外側には、ベルト3が配設される。ベルト3は、積層配置される6枚のベルト層1B〜6Bを備えており、これらのベルト層1B〜6Bは、最内層つまりタイヤ半径方向内側の層から順次に、1番ベルト層1B、2番ベルト層2B、3番ベルト層3B、4番ベルト層4B、5番ベルト層5Bおよび6番ベルト層6Bとなっており、6番ベルト層6Bが最外層である。各ベルト層1B〜6Bは、それぞれベルトコードがタイヤ赤道面に対して傾斜する傾斜ベルトであり、タイヤの半径方向内外に隣り合うベルト層のベルトコードの傾斜方向が互いに交差するように積層配置される。つまり、各ベルト層1B〜6Bは、それぞれのベルトコードを、層間で相互に交差する方向に向け、好ましくは、タイヤ赤道面に対して奇数番のベルト層1B、3B、5Bのベルトコードが、タイヤ赤道面に対して幅方向一方側に傾斜し、偶数番のベルト層2B、4B、6Bのベルトコードが、タイヤ赤道面に対して奇数番のベルト層1B、3B、5Bとは反対側である幅方向他方側に傾斜するように配置される。なお、ベルト3を構成するベルト層1B〜6Bとしては、傾斜ベルトに限らず、例えばベルトコードがタイヤ赤道面に平行なものなど、種々のベルト層を用いることができる。
ベルト3の外周側には、トレッド部2を構成するトレッドゴム4が配設される。トレッドゴム4のうち、ベルト3側の内層側部分のゴムとしては低発熱ゴムが用いられているのに対して、トレッド表面4a側の表面側部分のゴムとしては、ベルト3側のゴムに比べて耐摩耗性のよいゴムが用いられている。
トレッドゴム4の外周面はトレッド表面4aであり、トレッド表面4aには、5本(図中では3本のみを示す)の周方向溝1G〜3Gが設けられる。これらの周方向溝1G〜3Gは、タイヤ周方向に沿って真っ直ぐに連続して延び、トレッド表面4aを幅方向に複数の陸部に区画している。タイヤ幅方向の中央位置に設けられる周方向溝1Gは、センター溝1Gであり、トレッド表面4aの幅方向最外側に配置される周方向溝3Gは、最外周方向溝3Gである。最外周方向溝3Gは、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に、トレッド表面4aの幅寸法の1/4離れた点である1/4点と、トレッド表面4aの幅寸法の3/8離れた点である3/8点との間に設けられている。なお、周方向溝は、少なくとも2本が設けられていれば、その本数は任意に設定することができる。また、それぞれの周方向溝は、真っ直ぐに連続して延びる形態に限らず、例えば、ジグザグや波状に延びる形態としてもよい。
トレッド表面4aには、さらにタイヤ幅方向に向けて延びる複数のラグ溝4Gが、周方向に等間隔に並べられて設けられる。これらのラグ溝4Gは、図1中に破線で示すように、トレッド表面4aの幅方向端部であるトレッド端においてタイヤ側方に向けて開口する。このラグ溝4Gにより、周方向に並ぶ複数のラグ5が区画形成される。そして、これらのラグ5は、最外周方向溝3Gより、タイヤ幅方向内側と外側部分に区画されている。
図2に示すように、トレッド表面4aの幅寸法、すなわちタイヤ幅方向の幅をW0、1番ベルト層1Bの幅寸法をW1、2番ベルト層2Bの幅寸法をW2、3番ベルト層3Bの幅寸法をW3、4番ベルト層4Bの幅寸法をW4、5番ベルト層5Bの幅寸法をW5、6番ベルト層6Bの幅寸法をW6、とすると、トレッド表面4aの幅寸法W0と、それぞれのベルト層1B〜6Bの幅寸法W1〜W6は、W0>W5>W3>W6>W4>W1>W2の関係を有する。なお、各ベルト層1B〜6Bは、その幅方向中心をトレッド表面4aの中央つまりタイヤ幅方向の中央に合わせて配置され、幅寸法が大きいベルト層ほど、その幅方向端部がタイヤ幅方向外側に位置するようになっている。なお、上記幅寸法W0〜W6は、何れも、タイヤ幅方向と平行に測定された寸法である。
また、6番ベルト層6Bの幅方向端部と4番ベルト層4Bの幅方向端部は、最外周方向溝3Gの直下付近に、最外周方向溝3Gに対してタイヤ幅方向外側にずれて配置されている。また、6番ベルト層6Bの幅方向端部は4番ベルト層4Bの幅方向端部よりもタイヤ幅方向外側に配置されている。
ここで、6番ベルト層6Bの幅方向端部は、図2に示すように、タイヤ幅方向断面で、最外周方向溝3Gから垂直に下ろした垂線と6番ベルト層6Bとの交点Pを置いたとき、最外周方向溝3Gの下端と交点Pとの距離Yと、6番ベルト層6Bのタイヤ幅方向端部と交点Pとの距離Xとが、X<Y×31/2の関係を満たすような位置に配置されている。ここで、6番ベルト層6Bのタイヤ幅方向端部と交点Pとの距離Xは、6番ベルト層6Bの幅方向端部と最外周方向溝3Gとの間の、最外周方向溝3Gに対して6番ベルト層6Bに沿った、タイヤ幅方向外側への距離として規定されていればよい。
この重荷重用空気入りタイヤでは、タイヤの負荷転動の際に、6番ベルト層6Bの幅方向端部から当該ベルト層6Bの表面に対して約30度の角度でトレッド表面4aの幅方向中心に向けて延びる亀裂が発生するおそれがある。これに対して、本発明では、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、タイヤ幅方向断面で、最外周方向溝3Gから垂直に下ろした垂線と6番ベルト層6Bとの交点Pを置いたとき、最外周方向溝3Gの下端と交点Pとの距離Yと、6番ベルト層6Bのタイヤ幅方向端部と交点Pとの距離Xと、の関係が、X<Y×31/2の関係を満たすような位置に配置するようにしているので、この亀裂は最外周方向溝3Gに到達することなく、最外周方向溝3Gの下方でトレッド表面4aの幅方向中心に向けて、トレッドゴム4の内部を進展することになる。つまり、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じる亀裂は、6番ベルト層6Bに対して約30度の角度でトレッド表面4aの幅方向中心側に向けて延びるので、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、最外周方向溝3Gに対して、X<Y×31/2の関係を満たすような位置に配置することにより、たとえ6番ベルト層6Bからの亀裂が大きく進展しても、当該亀裂が最外周方向溝3Gに到達することがない。したがって、本発明の構造では、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じる亀裂が最外周方向溝3Gに繋がって、トレッド部2を構成するトレッドゴム4(ラグ5)が部分的に剥離に至るのを防止することができ、これにより、この重荷重用空気入りタイヤの耐久性能を向上させることができる。また、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、最外周方向溝3Gよりもタイヤ幅方向外側に配置するようにしたので、最外周方向溝3Gよりもタイヤ幅方向外側の部分におけるタイヤ半径方向についての剛性を高めて、当該部分におけるトレッド表面4aの耐摩耗性能を高めることができる。
本実施の形態においては、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、X<Y×31/2の関係を満たすような位置に配置するようにしているが、より好ましくは、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、X<Yの関係を満たすような位置に配置することもできる。
ここで、6番ベルト層6Bの幅方向端部と最外周方向溝3Gとの間の距離Xを測るに際しては、最外周方向溝3Gの最も6番ベルト層6Bに近くなる最深部(最下点)を測定の基準位置とすることができるが、最外周方向溝3Gの底部が平坦な場合には、タイヤ幅方向内側の溝壁を測定の基準とすることができる。なお、最外周方向溝3Gを、ジグザグや波状に延びる形態とした場合には、その測定の基準位置を、当該溝のタイヤ幅方向の最も内側の部分を基準とすることができる。
なお、6番ベルト層6Bの幅方向端部は、最外周方向溝3Gの直下に配置することもできる。
ここで、この重荷重用空気入りタイヤでは、最内層から4番目の4番ベルト層4Bの幅方向端部を、トレッド表面4aの幅寸法の50%〜75%の範囲に配置するようにしている。つまり、4番ベルト層4Bの幅寸法W4を、トレッド表面4aの幅寸法W0の50%〜75%の範囲とするようにしている。6番ベルト層6Bの幅方向端部をX<Y×31/2の関係となるように配置すると、6番ベルト層6Bの幅寸法が小さくなる分、タイヤの負荷転動の際の4番ベルト層4Bの幅方向端部の変形が大きくなるが、4番ベルト層4Bの幅方向端部を上記範囲に配置することにより、4番ベルト層4Bの幅方向端部を従来よりも幅方向内側に配置して、その変形を抑えることができる。これにより、4番ベルト層4Bの幅方向端部からの亀裂の発生を抑制することができる。一方、4番ベルト層4Bの幅方向端部の位置をあまり内側に配置しすぎると、タイヤに内圧を加えたときにタイヤ径の成長(内圧径成長)が生じるおそれがあるが、4番ベルト層4Bの幅方向端部を上記範囲に配置することにより、4番ベルト層4Bの幅方向端部からの亀裂の発生を抑えつつ内圧径成長を抑制することができる。
このように、本発明の重荷重用空気入りタイヤでは、6番ベルト層6Bの幅方向端部をX<Y×31/2の関係となるように配置するとともに、4番ベルト層4Bの幅方向端部を、トレッド表面4aの幅寸法の50%〜75%の範囲に配置するようにしたので、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じた亀裂が最外周方向溝に繋がってトレッドゴムが部分的に剥離に至るのを防止することができるとともに、タイヤ内圧径成長を抑制しつつ4番ベルト層4Bからの亀裂の発生を抑制して、重荷重用空気入りタイヤの耐久性能を向上させることができる。
また、上述のように、本実施の形態においては、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、4番ベルト層4Bの幅方向端部よりも、タイヤ幅方向外側に配置するようにしている。これにより、タイヤの負荷転動の際の、6番ベルト層6Bの幅方向端部に対する4番ベルト層4Bの幅方向端部の周方向への伸縮変形を小さくして、4番ベルト層4Bの幅方向端部からの亀裂の発生や進展を抑制することができる。また、4番ベルト層4Bの幅方向端部から亀裂が発生したとしても、その亀裂のベルト3内への進展を抑制することができる。
ここで、最外周方向溝3Gと6番ベルト層の幅方向端部を、トレッド表面4a上における、該トレッド表面4aの幅寸法の50%〜75%の範囲に配置することができる。つまり、6番ベルト層6Bの幅寸法W6を、トレッド表面4aの幅寸法W0の50%〜75%の範囲とすることができる。図示する場合では、最外周方向溝3Gが、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外側に、トレッド表面4aの幅寸法の1/4離れた点である1/4点と、トレッド表面4aの幅寸法の3/8離れた点である3/8点との間に設けられているのに対応して、6番ベルト層6Bの幅寸法W6は、トレッド表面4aの幅寸法W0の約60%とされている。
6番ベルト層6Bの幅寸法W6を上記範囲とすることにより、タイヤの負荷点動の際の、6番ベルト層6Bの幅方向端部の周方向への伸縮変形を、幅寸法W6をトレッド表面4aの幅寸法W0の75%以上とした場合に比べて、十分に小さくすることができ、また、トレッド表面4aのタイヤ幅方向外側の部分における耐摩耗性を十分に確保することができる。これにより、6番ベルト層6Bの幅方向端部からの亀裂の発生を抑制することができるとともに、発生した亀裂の進展を抑制して、この重荷重用空気入りタイヤの耐久性能をさらに高めることができる。
また、6番ベルト層6Bの幅方向端部は、4番ベルト層4Bの幅方向端部よりも、タイヤ幅方向外側に配置され、つまり、4番ベルト層4Bの幅方向端部は6番ベルト層6Bの幅方向端部よりも、タイヤ幅方向内側に配置されるので、4番ベルト層4Bの幅方向端部からの亀裂の発生がさらに抑制され、また、4番ベルト層4Bの幅方向端部から発生した亀裂のベルト3内への進展がさらに抑制される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態においては、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、X<Y×31/2の関係を満たすような位置であって、最外周方向溝3Gよりもタイヤ幅方向外側に配置するようにしているが、これに限らず、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、X<Y×31/2の関係を満たすような位置であって、最外周方向溝3Gよりもタイヤ幅方向内側に配置するようにしてもよい。また、6番ベルト層6Bの幅方向端部を、X<Y×31/2の関係を満たすような位置であって、最外周方向溝3Gの直下に配置することもできる。
また、6番ベルト層6Bの幅方向端部が、X<Y×31/2の関係を満たすような位置にあれば、各ベルト1B〜6Bの幅寸法の大小関係は、種々変更することができる。
次に、本発明の重荷重用空気入りタイヤの実施例について説明する。
供試タイヤとして、2種類の実施例タイヤと、4種類の比較例タイヤを用意した。これらの供試タイヤは、タイヤサイズを、何れも、53/80R63としたものである。
実施例タイヤ1は、図1に示す重荷重用空気入りタイヤにおいて、6番ベルト層6Bの幅方向端部の最外周方向溝3Gからの距離Xを10mm、6番ベルト層6Bの最外周方向溝3Gまでの上方距離Yを60mm、6番ベルト層6Bの幅寸法W6をトレッド表面4aの幅寸法W0の61%、4番ベルト層4Bの幅寸法W4をトレッド表面4aの幅寸法W0の64%、としたものである。実施例タイヤ2は、図1に示す重荷重用空気入りタイヤにおいて、6番ベルト層6Bの幅方向端部の最外周方向溝3Gからの距離Xを10mm、6番ベルト層6Bの最外周方向溝3Gまでの上方距離Yを60mm、6番ベルト層6Bの幅寸法W6をトレッド表面4aの幅寸法W0の61%とし、4番ベルト層4Bの幅寸法W4をトレッド表面4aの幅寸法W0の74%、としたものである。
実施例タイヤに対して、比較例タイヤ1は、6番ベルト層6Bの幅寸法W6をトレッド表面4aの幅寸法W0の76%、4番ベルト層4Bの幅寸法W4をトレッド表面4aの幅寸法W0の69%としたものであり、比較例タイヤ2は、6番ベルト層6Bの幅寸法W6をトレッド表面4aの幅寸法W0の83%、4番ベルト層4Bの幅寸法W4をトレッド表面4aの幅寸法W0の64%としたものであり、比較例タイヤ3は、6番ベルト層6Bの幅寸法W6をトレッド表面4aの幅寸法W0の76%、4番ベルト層4Bの幅寸法W4をトレッド表面4aの幅寸法W0の64%としたものであり、比較例タイヤ4は、6番ベルト層6Bの幅寸法W6をトレッド表面4aの幅寸法W0の61%、4番ベルト層4Bの幅寸法W4をトレッド表面4aの幅寸法W0の69%としたものである。なお、実施例タイヤと比較例タイヤは、6番ベルト層6B、4番ベルト層4B以外の各ベルト層1B、2B、3B、5Bの幅寸法は同一である。
これらの供試タイヤを、リム幅36インチのリムに組み付けるとともに、600kPaの規定内圧を充填し、直径5mの室内ドラム試験機を用いて、荷重82.5ton、サイドフォース12.4tonの負荷条件で、走行時間500時間のドラム試験を行った。そして、試験後の供試タイヤの、6番ベルト層6Bの幅方向端部からの亀裂の長さ(6番ベルト層のベルト層端からの亀裂の長さ)、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じた亀裂が最外周方向溝3Gに到達するまでの距離および4番ベルト層4Bの幅方向端部からの亀裂の長さ(4番ベルト層のベルト層端からの亀裂の長さ)をそれぞれ測定した。その試験を表1に示す。
Figure 0006058341
表1に示す結果から明らかなように、比較例タイヤ1〜3では、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じる亀裂の長さが実施例タイヤ1,2よりも長く、また、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じる亀裂が最外周方向溝3Gに到達するまでの距離が、50mm〜65mmとなって、当該亀裂が最外周方向溝3Gに到達して繋がるおそれがある。これに対して、実施例タイヤ1,2は、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じる亀裂の長さが比較例タイヤ1〜3よりも短く、また、この亀裂が最外周方向溝3Gに到達することがない。したがって、実施例タイヤ1,2では、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じる亀裂が、トレッド表面4aの最外周方向溝3Gに繋がることにより生じるトレッドゴム4の部分的な剥離を有効に防止して、タイヤの耐久性能を高めることができることが解る。
一方、比較例タイヤ4は、6番ベルト層6Bの幅方向端部から生じる亀裂の長さが実施例タイヤ1,2と同等に短く、また、この亀裂が最外周方向溝3Gに到達することがない。しかしながら、この比較例タイヤ4では、4番ベルト層4Bの幅寸法W4が、実施例タイヤ1,2における4番ベルト層4Bの幅寸法W4と比較して大きくされているので、4番ベルト層4Bの幅方向端部からの亀裂長さが大きくなり、この亀裂がベルト3内に進展することになる。これに対して、4番ベルト層4Bの幅寸法W4を6番ベルト層6Bの幅寸法W6と同等とした実施例タイヤ1,2では、4番ベルト層4Bの幅方向端部からの亀裂の進展を抑制して、タイヤの耐久性能を高めることができることが解る。
1 カーカスプライ、1a クラウン域、2 トレッド部、3 ベルト、4 トレッドゴム、4a トレッド表面、5 ラグ、1B〜6B ベルト層、1G 周方向溝(センター溝)、2G 周方向溝、3G 周方向溝(最外周方向溝)、4G ラグ溝、W0 トレッド表面の幅寸法、W1〜W6 各ベルト層の幅寸法、X、Y 距離

Claims (3)

  1. 一対のビード部間にトロイダルに配設された1枚以上のカーカスプライで構成したカーカスと、該カーカスのクラウン域の外周側に配設されるベルトと、該ベルトの外周側に配設されて、トレッド表面を形成するトレッドゴムとを有し、前記トレッド表面にタイヤ周方向に向けて延びる少なくとも2本の周方向溝が設けられた重荷重用空気入りタイヤであって、
    前記ベルトは、6枚のベルト層を備え、
    タイヤ幅方向断面で、前記周方向溝のうち、前記トレッド表面の幅方向最外側に配置されるものを最外周方向溝とし、前記ベルト層のうち最外層となるものを6番ベルト層とし、前記最外周方向溝から垂直に下ろした垂線と前記6番ベルト層との交点を置いたとき、前記最外周方向溝の下端と前記交点との距離Y、前記6番ベルト層のタイヤ幅方向端部と前記交点との距離Xとの関係を、X<Y×31/2と設定し、
    最内層から4番目の4番ベルト層の幅方向端部を、前記トレッド表面の幅寸法の50%〜75%の範囲に配置してなることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 前記6番ベルト層の幅方向端部が、前記最外周方向溝の直下または該最外周方向溝に対して、タイヤ幅方向外側に配置される、請求項1記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 前記6番ベルト層の幅方向端部が、前記4番ベルト層の幅方向端部よりも、タイヤ幅方向外側に配置されてなる、請求項1または2記載の重荷重用空気入りタイヤ。
JP2012223334A 2012-10-05 2012-10-05 重荷重用空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP6058341B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012223334A JP6058341B2 (ja) 2012-10-05 2012-10-05 重荷重用空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012223334A JP6058341B2 (ja) 2012-10-05 2012-10-05 重荷重用空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014073804A JP2014073804A (ja) 2014-04-24
JP6058341B2 true JP6058341B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=50748307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012223334A Expired - Fee Related JP6058341B2 (ja) 2012-10-05 2012-10-05 重荷重用空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6058341B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2840225B2 (ja) 1996-07-26 1998-12-24 ナショナル住宅産業株式会社 屋根の構造

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4628080B2 (ja) * 2004-12-10 2011-02-09 株式会社ブリヂストン 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP4690064B2 (ja) * 2005-02-03 2011-06-01 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP4570526B2 (ja) * 2005-07-20 2010-10-27 株式会社ブリヂストン 重荷重用空気入りタイヤ
JP4677307B2 (ja) * 2005-08-29 2011-04-27 株式会社ブリヂストン 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP4776455B2 (ja) * 2006-06-29 2011-09-21 株式会社ブリヂストン 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP2008114738A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Bridgestone Corp 重荷重用タイヤおよびその使用方法
WO2010016884A1 (en) * 2008-08-04 2010-02-11 Titan International, Inc. Nylon and steel belted off-the-road (otr) radial tire
CN102481810B (zh) * 2009-07-27 2015-04-08 株式会社普利司通 工程车辆用轮胎

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2840225B2 (ja) 1996-07-26 1998-12-24 ナショナル住宅産業株式会社 屋根の構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014073804A (ja) 2014-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6243233B2 (ja) タイヤ
JP5702421B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP6393690B2 (ja) タイヤ
JP6229735B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP5759134B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6450320B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4570526B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
WO2014125794A1 (ja) 重荷重用タイヤ
JP6450321B2 (ja) タイヤ
JP2016165924A (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP6058341B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
WO2018051763A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP5620191B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5331535B2 (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP6417274B2 (ja) 建設車両用ラジアルタイヤ
JP5405992B2 (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP2016074279A (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
US20180194172A1 (en) Motorcycle pneumatic tire
JP4380871B2 (ja) 重荷重用ラジアルタイヤ
JP2018043734A (ja) 空気入りタイヤ
JP5465990B2 (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP5453157B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2014168976A (ja) 空気入りタイヤ
JP2008155730A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2012056326A (ja) 空気入りラジアルタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6058341

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees