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JP5713521B2 - 抗ストレス剤 - Google Patents

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JP5713521B2 JP2007303598A JP2007303598A JP5713521B2 JP 5713521 B2 JP5713521 B2 JP 5713521B2 JP 2007303598 A JP2007303598 A JP 2007303598A JP 2007303598 A JP2007303598 A JP 2007303598A JP 5713521 B2 JP5713521 B2 JP 5713521B2
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Description

本発明は、ストレス負荷後のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌を抑制する作用および/またはストレス負荷後の炎症性サイトカイン増加を抑制する作用を有し、医薬品、食品などとして利用される抗ストレス剤、ならびに、生体に対する負荷が心身の障害を来すメカニズムに対する拮抗剤および緩和剤に関する。
精神的および/または肉体的ストレスは、神経、内分泌および免疫系を含む宿主の防御に影響を及ぼす(非特許文献1および2)。ストレス負荷時には、種々の炎症性サイトカイン(例えば、IL−18、IL−1β、IL−6、TNF−αなど)の血中濃度が上昇し(非特許文献3)、免疫、生体防御系を攪乱することが知られている(非特許文献4)。また、本発明者は、ストレス負荷による炎症性サイトカイン増加が活性酸素分子により引き起こされることを報告している(非特許文献5)。
最近の研究では、IL−18mRNAは副腎において副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)および寒冷ストレスに応答して発現することが報告されている(非特許文献6)。また、副腎と免疫細胞とではIL−18mRNAについては異なるプロモーターを使用していることが報告されている(非特許文献7)。しかしながら、成熟型のIL−18の誘導は、前記両研究では示されていない。他方、精神医学的患者において、血漿中のIL−18の上昇が報告されている(非特許文献8)。
現代社会においては、ヒトは様々なストレスに曝されて労働し、生活している。一般に、ストレスの感じ方には個人差があり、ストレスの有無や強弱について明確な指標がなかった。本発明者は、これまでの研究によりストレスがIL−18などのサイトカインの上昇を招いていることを見出し、IL−18をストレスカスケードの頂点とする情報伝達の流れを明らかにしてストレスの客観的評価を可能にした(特許文献1、非特許文献9および10)。
6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートは、本わさび(Wasabia Japonica)の根茎に含まれる芥子油の一種であり、解毒作用、血流改善作用、抗酸化作用(特許文献2)、細胞周期停止作用(特許文献3)、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ活性誘導作用(特許文献4)、エラスターゼ活性阻害作用(特許文献5)などの作用を有することが知られている。本発明者は、特許文献1において、前記イソチオシアネートを始めとする抗酸化剤がストレスカスケードのシグナル伝達を阻害して精神的ストレスを緩和する可能性を示唆しているが、どの抗酸化剤がより有効であるのか不明のままであった。
国際公開第2006/003927号パンフレット 特開2006−069982号公報 特開2006−089394号公報 特開2001−064253号公報 特開2006−008562号公報 Dugue, B. et al., Scand. J. Clin. Invest. 53, 555-561 (1993) Kiecolt-Glaser, J. K. et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 93, 3043-3047 (1996) Dugue, B. et al. Scand. J. Clin. Invest. 53, 555-561 (1993) Sekiyama, A. et al. J Med Invest. 52, 236-239 (2005) Sekiyama, A. et al. Immunity 22(6), 669-677 (2005) Conti, B. et al. J. Biol. Chem. 272, 2035-2037 (1997) Sugama, S. et al. J. Immunol. 165, 6287-6292 (2000) Kokai, M. et al. J. Immunother. 25, 68-71 (2002) Sekiyama, A. et al. Immunity 22(6), 669-677 (2005) Sekiyama, A. et al. J Neuroimmunol. 171(1-2), 38-44 (2006)
本発明の課題は、生体へのストレス負荷による生体内の応答を緩和する安全かつ有効な抗ストレス剤を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、本わさびの根茎に多く含まれる6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートが抗ストレス作用に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
〔1〕 ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネート(ただし、アルキル基の炭素数が4〜8である)を有効成分として含有し、ストレス負荷後のACTHの分泌および/またはサイトカイン、ケモカイン増加を抑制することを特徴とする抗ストレス剤または生体負荷が心身の障害を来すことに対する拮抗剤もしくは緩和剤。
〔2〕 前記〔1〕において、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートが本わさび、西洋わさび、キャベツ、クレソン、芽キャベツ、カリフラワー、大根、からみ大根、ナタネ、ブロッコリー、タカナ、カラシナ、カブ、およびハクサイのアブラナ科植物群から選択される一種または複数種から得られるものである、前記〔1〕に記載の剤。
〔3〕 ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートが、アブラナ科植物の粉砕もしくはすりおろしの物理的手段、溶媒による抽出手段、乾燥手段、またはこれらの組み合わせによって得られる、前記〔2〕に記載の剤。
〔4〕 アブラナ科植物が本わさびである、前記〔2〕または〔3〕に記載の剤。
〔5〕 前記〔4〕において、本わさびが本わさび葉または本わさび根茎である、前記〔4〕に記載の剤。
〔6〕 サイトカインがIL-1β、IL-1ra、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、Eotaxin、FGF basic、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、IFN-α、IP-10、MCP-1、MIP-1α、MIP-1β、PDGF-BB、RANTES、TNF-α、VEGF、CSF-2、TGF-β、ニューロトロフィン5、MCP-3、β-2-microglobulin、アンギオテンシンII、CSF-3、CXCケモカインリガンド1、CXCケモカインリガンド5、HGF、IL-1α、IL-2ra、IL-16、CTACK、GRO-α、HGF、ICAM-1、IFN-α2、LIF、MCP-3、M-CSF、MIF、MIG、β-NGF、SCF、SCGF-β、SDF1a、TNF-βおよびVCAM-1の群から選択される、前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の剤。
〔7〕 サイトカインがIL−18である、前記〔6〕に記載の剤。
〔8〕 ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネート(ただし、アルキル基の炭素数が4〜8である)を有効成分として含有し、
IL-1β、IL-1ra、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、Eotaxin、FGF basic、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、IFN-α、IP-10、MCP-1、MIP-1α、MIP-1β、PDGF-BB、RANTES、TNF-α、VEGF、CSF-2、TGF-β、ニューロトロフィン5、MCP-3、β-2-microglobulin、アンギオテンシンII、CSF-3、CXCケモカインリガンド1、CXCケモカインリガンド5、HGF、IL-1α、IL-2ra、IL-16、CTACK、GRO-α、HGF、ICAM-1、IFN-α2、LIF、MCP-3、M-CSF、MIF、MIG、β-NGF、SCF、SCGF-β、SDF1a、TNF-βおよびVCAM-1からなる群より選ばれるストレス因子または疲労因子の生体内の量を調節することを特徴とする抗ストレス剤、または生体負荷が心身の障害を来すことに対する拮抗剤もしくは緩和剤。
〔9〕 ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートが6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートである、前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の剤。
〔10〕 前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の剤を含有する医薬品。
〔11〕 前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の剤を含有する食品。
〔12〕 保健機能食品またはダイエタリーサプリメントである、前記〔11〕に記載の食品。
〔13〕 保健機能食品が特定保健用食品または栄養機能食品である、前記〔12〕に記載の食品。
本発明の抗ストレス剤は、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートを有効成分として含有し、これを食品として、あるいは医薬品として摂取することにより、生体に対するストレス負荷後のACTHおよびグルココルチコイドの分泌および/またはストレス負荷後のサイトカイン・ケモカイン増加を抑制し、生体の過剰反応を低減させるという効果を奏する。本発明の抗ストレス剤は、生体負荷が心身の障害を来すことに対する拮抗剤または緩和剤としても作用する。生体の過剰反応は様々な疾患と関連するため、本発明は、ストレスを起因とする疾患の予防または治療への応用も可能である。
本発明は、抗ストレス剤、生体負荷が心身の障害を来すことに対する拮抗剤または緩和剤(以下、本発明の剤)を提供する。
本発明において「ストレス」とは、生体の精神および肉体に対する化学的、物理的、精神的、言語的または労作的な臨時の負荷が加わったこと(ストレス負荷)による生体の様々な応答を意味する。また、「ストレス」とは、生体内部からの恒常的な負荷が加わったこと(ストレス負荷)による生体の様々な応答も意味する。
本発明が緩和対象とする「ストレス」としては、具体的には、高温、低温、高圧、低圧、騒音、放射線、紫外線などによる物理的ストレス、酸素欠乏、重金属、ヒ素などの有害化学物質による化学的ストレス、怒り、不安、恐怖、緊張、拘束などによる精神的ストレス、労働および作業による労作ストレスが例示できるが、本発明においては物理的ストレス、化学的ストレス、労作ストレス、精神的ストレス、が好ましく、精神ストレスとしては拘束ストレスがより好ましく、特に長時間の拘束ストレスが好ましい。ここで、長時間とは生物や個体差により一概には言えないが、動物の場合で6時間以上が例示される。物理的ストレスとしては、紫外線照射によるストレスが好ましく、化学的ストレスとしては、有害化学物質曝露によるストレスが好ましい。
ストレス負荷は、視床下部−下垂体−副腎(HPA)軸を活性化してACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌を誘導し、グルココルチコイドを誘導する一方で、IL−18などのサイトカインおよびケモカインを誘導する。また、IL18に代表される生体内サイトカイン増加は、さらなるACTH、グルココルチコイドの分泌を引き起こす。従って、本発明において「ストレス」とは、具体的にはACTHの分泌および/または生体内サイトカインおよびケモカイン増加(好ましくは血中濃度の上昇)をいい、さらにこれらに伴う生体の過剰反応ならびにそれらに起因する疾患をも含む意である。
本発明において「抗ストレス」とは、具体的にはストレス負荷後のACTH分泌の抑制および/または生体内サイトカイン増加(好ましくは血中濃度の上昇)の抑制をいい、さらにこれらに伴う生体の過剰反応の低減ならびにそれらに起因する疾患の予防または治療をも含む意である。
本発明においてサイトカイン・ケモカインとは、IL-1β、IL-1ra、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、Eotaxin、FGF basic、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、IFN-α、IP-10、MCP-1、MIP-1α、MIP-1β、PDGF-BB、RANTES、TNF-α、VEGF、CSF-2、TGF-β、ニューロトロフィン5、MCP-3、β-2-microglobulin、アンギオテンシンII、CSF-3、CXCケモカインリガンド1、CXCケモカインリガンド5、HGF、IL-1α、IL-2ra、IL-16、CTACK、GRO-α、HGF、ICAM-1、IFN-α2、LIF、MCP-3、M-CSF、MIF、MIG、β-NGF、SCF、SCGF-β、SDF1a、TNF-βおよびVCAM-1などが挙げられる。特に好ましくは、サイトカインはTNF-α、EotaxinおよびIL−18である。
ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートは化学的に合成された物質であってもよく、また、アブラナ科植物から得られた抽出物としての天然物であってもよい。これら物質として、具体的には5−メチルスルフィニルペンチルイソチオシアネート、6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート、7−メチルスルフィニルヘプチルイソチオシアネートおよび8−メチルスルフィニルオクチルイソチオシアネートが挙げられるが、本発明の目的を達成するためには、特に6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートが好ましい。
天然物の場合、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートは、本わさび、西洋わさび、キャベツ、クレソン、芽キャベツ、カリフラワー、大根、からみ大根、ナタネ、ブロッコリー、タカナ、カラシナ、カブ、ハクサイなどのアブラナ科植物群から選択される一種または複数種から得られるものが好ましい。その中で、6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートの含有率が高い本わさび(Wasabia Japonica)がより好ましく、本わさび葉または本わさび根茎いずれを用いてもよいが、より含有率の高い本わさび根茎が特に好ましい。
ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートの合成方法を説明すると、次のとおりである。
原理的にはKiaerらの方法に従う(Kiaer et al. Acta chem. Scand、11、1298、1957年)。出発物質としてω−クロロアルケノールを用い、CH3−SNaと還流してω−メチルチオアルケノールを得、これにSOCl を作用させてω−クロロアルケノールメチルサルファイドを得る。
次に、Gabriel法を用いてアミノ基を導入し、N−(ω−メチルチオアルキル)−フタルイミドを生成し、これにヒドラジン水化物を加えて還流し、ω−メチルチオアルキルアミンを得る。さらに、Liらの方法(Li et al. J. Org. Chem.、62、4539、1997年)に従い、チウラムジスルフィドを経て得られたω−メチルチオアルキルイソチオシアネートをmCPBAでメチルチオ基を酸化し、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートを得る。
ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートのアブラナ科植物からの抽出に当たっては、植物体を粉砕もしくはすりおろしの物理的手段で抽出の前処理に供し、水やメタノール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどの有機溶媒で抽出するか、水蒸気蒸溜や分子蒸溜などの蒸溜法で抽出することが好ましいが、特にこれらの方法に限定されるものではない。
例えば、本わさびの有機溶剤での具体的抽出方法を示すと、本わさびの根茎をすりおろした後、酢酸エチル溶媒で抽出し、この抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水の後、エバポレータで濃縮し、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートを得る。この方法は特に6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートの抽出に最適である。6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートは、市販のものを用いてもよく、例えば、金印株式会社製のわさびスルフィニル(登録商標)(6−MSITC(登録商標))が挙げられる。
ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートのクレソンからの抽出の場合も、本わさびと同様に抽出される。例えば、クレソンをすりつぶした後、酢酸エチル溶媒で抽出し、この抽出液を無水硫酸ナトリウムで脱水の後、エバポレータで濃縮し、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートを得る。この方法は特に、7−メチルスルフィニルヘプチルイソチオシアネートや8−メチルスルフィニルオクチルイソチオシアネートの抽出に最適である。
なお、上述抽出液は抽出、濃縮の後、液液分配法、クロマトグラフィー、分子蒸溜、精留など、任意の方法によって精製される。精製手段の前後に、熱風乾燥、凍結乾燥などの乾燥手段を組み合わせてもよい。
本発明の抗ストレス剤の有効成分として、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネート以外に、アピゲニンやルテオリン、ケンフェロールといったフラボノイド類やそれらの配糖体・多量体、フェルラ酸やシナピン酸といったフェニルプロパノイド類やそれらの配糖体・多量体、他のイソチオシアネート類、その他のポリフェノール類を含んでもよい。これらの成分は単独であっても複数種組み合わせて用いてもよい。
他のイソチオシアネート類としては、具体的には、アリルイソチオシアネート、第2級ブチルイソチオシアネート、3−ブテニルイソチオシアネート、4−ペンテニルイソチオシアネート、5−ヘキセニルイソチオシアネート、5−メチルチオペンチルイソチオシアネート、6−メチルチオヘキシルイソチオシアネート、7−メチルチオヘプチルイソチオシアネート、8−メチルチオオクチルイソチオシアネートなどが挙げられる。
ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネート以外の有効成分は、上述の方法により植物体から抽出する以外に、各種化学合成法により合成されてもよい。当業者は、当該分野で周知の方法によりこれらの有効成分を合成することができる。
本発明の剤は、医薬および食品などとして有用であり、その投与対象としては、哺乳動物(例えば、ヒト、マウス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サルなど)などが挙げられる。なお、ヒト以外の哺乳動物に適応する場合、本発明の剤の摂取量は、動物の体重もしくは大きさに応じて適宜加減すればよい。
本発明の剤が医薬である場合、一般に、有効成分と担体とを含む。担体としては、医薬として許容される担体であれば特に限定されないが、例えば後述の製剤用物質(例、賦形剤、溶剤など)が挙げられる。
ここで、本発明の医薬の投与形態は特に限定されないが、経口投与、直腸投与、注射、輸液による投与などの一般的な投与経路を経ることが出来る。経口投与の剤形としては、顆粒剤、細粒剤、粉剤、被覆錠剤、錠剤、坐剤、散剤、(マイクロ)カプセル剤、チュアブル剤、シロップ、ジュース、液剤、懸濁剤、乳濁液など、また注射剤としては静脈直接注入用、点滴投与用、活性物質の放出を延長する製剤などの医薬製剤一般の剤型を採用することができる。
これらの医薬は、常法により製剤化することができる。製剤上の必要に応じて、薬理学的に許容し得る各種の製剤用物質(補助剤などとして)を配合することができる。製剤用物質は製剤の剤型により適宜選択することができるが、例えば、賦形剤、希釈剤、添加剤、崩壊剤、結合剤、被覆剤、潤滑剤、滑走剤、滑沢剤、風味剤、甘味剤、可溶化剤、溶剤などが挙げられる。更に、製剤用物質を具体的に例示すると、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、ラクトース、マンニトールおよびその他の糖類、タルク、牛乳蛋白、ゼラチン、澱粉、セルロースおよびその誘導体、動物および植物油、ポリエチレングリコール、および溶剤、例えば滅菌水および一価または多価アルコール、例えばグリセロールなどを挙げることができる。
本発明の医薬における有効成分の投与量は、経口投与の場合、投与する患者の症状、年齢、投与方法によって異なるが、成人(体重60kgとして)に対する有効成分の一日当たりの投与量は、通常10 pg〜5g程度、好ましくは100ng〜10mg程度、より好ましくは0.5mg〜3mg程度である。例えば、有効成分が6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートの場合、6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートの一日当たりの投与量は、通常10 pg〜5g程度、好ましくは 100ng〜10mg程度、より好ましくは0.5mg〜3mg程度である。通常、上記の量を1日1回から3回程度に分けて投与される。
また、点滴投与、注射投与(経静脈投与)など、非経口投与(摂取)する場合の有効成分の投与量については、前記経口投与についての好ましい投与量(摂取量)範囲の10〜20分の1程度を投与することができる。通常、上記の量を1日1回から3回程度に分けて投与される。
また、本発明の医薬は他の薬剤を併用(含有)してもよく、かかる薬剤としては、例えば他の抗ストレス剤、ビタミン剤、ホルモン剤、栄養剤、消化性潰瘍治療剤、ステロイド、抗腫瘍剤、抗ウイルス剤、抗菌剤、抗うつ薬、抗精神病薬、精神安定剤等が挙げられる。これらは一種または二種以上を併用(含有)することができる。
本発明の剤は、ストレス負荷後のACTHの分泌および/または炎症性サイトカイン増加を抑制する。ストレス負荷後の炎症性サイトカイン増加は、生体の過剰反応を引き起こすことにより様々な疾患と密接に関連する。従って、本発明の剤は、ストレスを起因とする疾患を予防または治療するのにも有用である。ストレスを起因とする疾患には、IL−18などのサイトカイン群が関与して発症、悪化または再発する疾患も含まれる。これらの疾患の例としては、うつ病、PTSD、不安神経症、強迫神経症、統合失調症、心身症、虫垂炎、消化性潰瘍、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腹膜炎、膵炎、潰瘍性、偽膜性、急性および虚血性の大腸炎、憩室炎、喉頭蓋炎、アカラシア、胆管炎、胆嚢炎、肝炎、クローン病、腸炎、ホイップル病、(気管支)喘息、アレルギー、アナフィラキシーショック、免疫複合体疾患、臓器の虚血、再灌流傷害、臓器の壊死、枯草熱、セプシス、敗血症、エンドトキシンショック、悪液質、異常高熱症、好酸球性肉芽腫、肉芽腫症、サルコイドーシス、敗血性流産、精巣上体炎、膣炎、前立腺炎、尿道炎、気管支炎、肺気腫、肺水腫、鼻炎、嚢胞性線維症、肺炎、肺塵症、肺胞炎、細気管支炎、咽頭炎、胸膜炎、副鼻腔炎、インフルエンザ、呼吸器合胞体ウィルス感染、ヘルペス感染、HIV感染、B型肝炎ウィルス感染、C型肝炎ウィルス感染、播種性菌血症、デング熱、カンジダ症、マラリア、フィラリア症、アメーバ症、包虫嚢胞、火傷、皮膚炎、皮膚筋炎、日焼け、じんま疹、いぼ、膨疹、血管炎、脈管炎、心内膜炎、動脈炎、アテローム性動脈硬化症、血栓性静脈炎、心外膜炎、心筋炎、心筋虚血、結節性動脈周囲炎、リウマチ熱、アルツハイマー病、セリアック病、鬱血性心不全、成人呼吸窮迫症候群、髄膜炎、脳炎、多発性硬化症、脳梗塞、脳卒中、ギラン−バレー症候群、神経炎、神経痛、脊髄損傷、麻痺、ブドウ膜炎、関節炎疹、関節痛、骨髄炎、筋膜炎、パジェット病、痛風、歯周病、リウマチ様関節炎、滑膜炎、重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症、甲状腺炎、全身性エリテマトーデス(SLE)、グッドパスチャー症候群、ベーチェット症候群、同種移植の拒絶反応、移植片対宿主病、I型糖尿病、強直性脊椎炎、バーガー病、II型糖尿病、ライター症候群、ホジキン病、肝硬変、腎不全、アレルギー性喘息、腎炎、心筋梗塞、シェーグレン症候群、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、鬱病、摂食障害、異食症、味覚障害、尋常性坐瘡、天疱瘡、魚鱗癬、乾癬、熱傷、光線過敏症、紫外線皮膚障害、または放射性障害、一酸化炭素中毒、低酸素症もしくはそれらの二次性障害などがあげられる。
さらに、本発明の剤は、食品に含有されても良い。食品に含有される場合には、本発明の有効成分を含む一般的な食事形態であれば如何なるものでも良い。例えば、適当な風味を加えてドリンク剤、例えば清涼飲料、粉末飲料とすることもできる。具体的には、例えば、ジュース、牛乳、菓子、ゼリー、ヨーグルト、飴などに混ぜて飲食することができる。
また、このような食品を、保健機能食品またはダイエタリーサプリメントとして提供することも可能である。この保健機能食品には、特定保健用食品および栄養機能食品なども含まれる。特定保健用食品は、例えば、ストレスの予防または低減など、特定の保健の目的が期待できることを表示できる食品である。また、栄養機能食品は、1日あたりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた上・下限値の規格基準に適合している場合その栄養成分の機能の表示ができる食品である。ダイエタリーサプリメントには、いわゆる栄養補助食品または健康補助食品などが含まれる。本発明において、特定保健用食品には、ストレスの予防または低減などの用途に用いるものであるという表示を付した食品、さらには、かかる用途に用いるものである旨を記載した書類(いわゆる能書き)などをパッケージとして包含する食品なども含まれるものとする。
さらに、本発明の剤を濃厚流動食や、食品補助剤として利用することも可能である。食品補助剤として使用する場合、例えば錠剤、カプセル、散剤、顆粒、懸濁剤、チュアブル剤、シロップ剤などの形態に調製することができる。本発明における食品補助剤とは、食品として摂取されるもの以外に栄養を補助する目的で摂取されるものをいい、栄養補助剤、サプリメントなどもこれに含まれる。
例えば、有効成分が6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートの場合、6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートの一日当たりの投与量は、通常10 pg〜5g程度、好ましくは100ng〜10mg程度、より好ましくは0.5mg〜3mg程度である
食品として摂取する場合、摂取量は摂取対象の症状、年齢、体重、剤形、摂取方法などによって異なるが、成人1日あたり、有効成分1 pg/kg体重〜800 mg/kg体重を目安とする。例えば、有効成分が6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートの場合、好ましくは、成人1日あたり、6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート15 ng/kg体重〜1.5 mg/kg体重、より好ましくは10ng/kg体重〜50ng/kg体重程度が好ましい。本発明の食品において、上記1日あたりの量を一度にもしくは数回に分けて摂取することができる。また摂取期間は特に限定されない。
本発明の食品は、ストレス負荷後のACTHの分泌および/または炎症性サイトカイン増加を抑制する。ストレス負荷後の炎症性サイトカイン増加は、生体の過剰反応を引き起こすことにより様々な疾患と密接に関連する。従って、本発明の食品は、ストレスを起因とする疾患を予防または改善するのにも有用である。ストレスを起因とする疾患としては、上述と同様のものが挙げられる。
本発明においては、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートを有効成分として含有する剤には、ストレスの予防または低減などに使用することができる、または使用すべきであることを記載した記載物を含む、商業的パッケージも含まれる。
本明細書中で挙げられた特許および特許出願明細書を含む全ての刊行物に記載された内容は、本明細書での引用により、その全てが明示されたと同程度に本明細書に組み込まれるものである。
以下に実施例を用いて本発明を詳述するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
(方法)
雄性C57/B6マウス10週齢;Seac Yoshitomiより購入)を、6−MSITC(登録商標)(金印株式会社製)を0.5 ng 重量%含有する飲料水を自由摂取させて飼育した。6−MSITC(登録商標)投与開始後1週間目と2週間目に、マウスを拘束器(27mmの直径の丸型プラスティックチューブ)中に固定し、拘束ストレスを6時間まで負荷した。
拘束ストレスから解除した直後に心臓採血し、血清を4℃、2500rpmで10分間遠心分離により分離し、血清中のACTH、IL−18濃度を測定した。ACTH濃度はRIA法による測定をSRL社に依頼し、IL−18濃度はQuantikineTMイムノアッセイキット(R&Dシステムズ)を用いるELISAでそれぞれ測定した。
(結果)
図1および3より、6−MSITC(登録商標)を摂取したマウスは、摂取しないマウスに比べて、拘束ストレス負荷後の血清ACTHの上昇が抑制された。図3より、2週間投与群では、長時間(6時間)のストレス後のACTH上昇(第2相)反応も強く抑制されていた。6−MSITC(登録商標)によるACTHの抑制作用は、ストレスによるACTHの上昇に対してのみ作用し、定常レベルのACTH濃度には影響しないことがわかった。
図2および4より、6−MSITC(登録商標)を摂取したマウスは、摂取しないマウスに比べて、拘束ストレス負荷後の血清IL−18の上昇が抑制された。
これら6−MSITC(登録商標)の抑制作用は、1週間投与群(図2)よりも2週間投与群(図4)の方において強くみとめられた。
さらに、6−MSITC(登録商標)を摂取したマウスは、飼育中にけんかが少なく、ストレス負荷時にも穏やかであった。
(考察)
6−MSITC(登録商標)が急性ストレス反応の抑制効果を有することが明らかとなった。6−MSITC(登録商標)は、ストレスによる炎症増悪を防止するだけでなく、肥満や糖尿病に関連する視床下部下垂体副腎系への負荷を軽減することも明らかになった。
今後、炎症性サイトカイン抑制とACTH上昇抑制機構を明らかにすることで、健康食品、療法食、消炎鎮痛剤、精神安定剤、抗うつ剤、抗精神病薬、抗不安剤、抗認知症剤、内分泌調整剤、抗炎症剤、などの成分として用いることができる可能性がある。
実施例2
ヒトを対象とした抗疲労効果検証プロトコル
4週間摂取、2試験区クロスオーバー試験
(対象者)
夜勤を行う医師および看護師を対象に試験を行う。なお、本試験は、研究の内容を十分に説明した上で、文書によるインフォームド・コンセントを得て行う。
(被験者数)
42名(1グループ21名)
(方法)
試験食:天然わさびより抽出した6-MSITC50ng を含むソフトカプセル剤
試験食(またはプラセボ)摂取前の夜勤の前と後に以下の検査を7日間実施する。片方のグループには試験食を毎日20−21時の間に3粒4週間摂取させ、他方のグループにはプラセボを同様の摂取スケジュールで摂取させる。4週間の試験食(またはプラセボ)摂取後に、同様に夜勤の前と後に以下の検査を14日間実施する。なお、試験食またはプラセボ摂取開始日を0日とする。
(試験期間中の被験者管理)
・全試験期間中の生活記録日誌(睡眠時間、飲酒、薬)の記録
・試験食(またはプラセボ)摂取期間中の食事(朝、昼、晩)の記録
・万歩計(登録商標)による歩数の記録
(検査)
1)性格、自覚症評価
TEG(東大式エゴグラム)(−1週目のみ)
CMI、SDS、MAS(0、4、6週目)
採血ごと:GHQ、自覚症調べ(労働衛生研究所)
クレペリン該当者は夜勤終了するはずの時刻のクレペリンテストを0点で施行。
2)疲労感の定量的解析
VAS (Visual Analogue Scale):採血毎
疲労質問票:−1、0、4、6週目
3)理学的検査
血圧、脈拍、体重、身長、体脂肪率、歩数(市販の万歩計(登録商標)利用)
血圧・脈拍は−1、0、4、6週目の就労前・後。
それ以外は−1、0、4、6週目の就労後。
4)生活記録(調査)
(食事内容・飲酒量)睡眠時間、就労時間、(試験終了時、試験食の効果についてのアンケート調査)
5)血液検査(−1、0、4、6週目)
一般生化学
末梢血液一般検査、白血球分画、TP、ALB、g−GTP、AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、CPK、LDH、UN、Cre、UA、TG、Tcho、HDL−cho、LDL−cho、Na、K、Cl、遊離脂肪酸、血糖、サイトカインの網羅的測定
( )の項目についてはオプション
特殊項目
クエン酸、乳酸、ピルビン酸、ケトン体分画、ビタミンC、ビタミンE、コルチゾール、ACTH、(グルタチオン、システイン、d−ROMs、カルニチン分画、DHEA、DHEAS、CoQ酸化還元比)、IL-1β、IL-1ra、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、Eotaxin、FGF basic、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、IFN-α、IP-10、MCP-1、MIP-1α、MIP-1β、PDGF-BB、RANTES、TNF-α、VEGF、CSF-2、TGF-β、ニューロトロフィン5、MCP-3、β-2-microglobulin、アンギオテンシンII、CSF-3、CXCケモカインリガンド1、CXCケモカインリガンド5、HGF、IL-1α、IL-2ra、IL-16、CTACK、GRO-α、HGF、ICAM-1、IFN-α2、LIF、MCP-3、M-CSF、MIF、MIG、β-NGF、SCF、SCGF-β、SDF1a、TNF-βおよびVCAM-1
6)唾液検査
コルチゾール、アミラーゼ
7)生理学的検査
一部被験者において、夜勤後クレペリンテストを施行。
6−MSITC(登録商標)1週間投与のストレス性ACTH上昇に対する効果を示す図である。 6−MSITC(登録商標)1週間投与のストレス性IL−18上昇に対する効果を示す図である。 6−MSITC(登録商標)2週間投与のストレス性ACTH上昇に対する効果を示す図である。 6−MSITC(登録商標)2週間投与のストレス性IL−18上昇に対する効果を示す図である。 夜勤ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常なパターンの崩壊を示した図である。 6−MSITCまたはプラセボ投与の、夜勤ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常なパターンの崩壊に対する回避、抑制効果を示す図である。6−MSITC投与群では健常なパターンが保たれている。 ヒトにおける運動ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊を示した図である。 6−MSITCまたはプラセボ投与の、ヒトにおける運動ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊に対する効果を示す図である。6−MSITC投与群では健常パターンが保たれている。 ヒトにおける精神的作業負荷ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊を示した図である。 6−MSITCまたはプラセボ投与の、ヒトにおける精神的作業負荷ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊に対する効果を示す図である。6−MSITC投与群では健常パターンが保たれている。 ヒトにおける運動ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊後、休息による回復を示す図である。 6−MSITCまたはプラセボ投与の、ヒトにおける運動ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊後、休息による回復に与える効果を示す図である。6−MSITC投与群では回復効果が著しい。 ヒトにおける精神的作業負荷ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊後、休息による回復を示す図である。 6−MSITCまたはプラセボ投与の、ヒトにおける精神的作業負荷ストレスによるサイトカイン・ケモカインの健常パターンの崩壊後、休息による回復に与える効果を示す図である。6−MSITC投与群では回復効果が著しい。

Claims (10)

  1. ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネート(ただし、アルキル基の炭素数が5〜8である)を有効成分として含有する精神的および/または肉体的ストレスによる副腎皮質刺激ホルモンの抑制剤であって、生体への前記ストレス負荷後の副腎皮質刺激ホルモンの血中濃度上昇および/または生体への前記ストレス負荷後のサイトカイン、ケモカイン増加を抑制することを特徴とする、剤
  2. 請求項1において、ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートが本わさび、西洋わさび、キャベツ、クレソン、芽キャベツ、カリフラワー、大根、からみ大根、ナタネ、ブロッコリー、タカナ、カラシナ、カブ、およびハクサイのアブラナ科植物群から選択される一種または複数種から得られるものである、請求項1に記載の剤。
  3. ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートが、アブラナ科植物の粉砕もしくはすりおろしの物理的手段、溶媒による抽出手段、乾燥手段、またはこれらの組み合わせによって得られる、請求項2に記載の剤。
  4. アブラナ科植物が本わさびである、請求項2または3に記載の剤。
  5. 請求項4において、本わさびが本わさび葉または本わさび根茎である、請求項4に記載の剤。
  6. サイトカインがIL-1β、IL-1ra、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、Eotaxin、FGF basic、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、IFN-α、IP-10、MCP-1、MIP-1α、MIP-1β、PDGF-BB、RANTES、TNF-α、VEGF、CSF-2、TGF-β、ニューロトロフィン5、MCP-3、β-2-microglobulin、アンギオテンシンII、CSF-3、CXCケモカインリガンド1、CXCケモカインリガンド5、HGF、IL-1α、IL-2ra、IL-16、CTACK、GRO-α、HGF、ICAM-1、IFN-α2、LIF、MCP-3、M-CSF、MIF、MIG、β-NGF、SCF、SCGF-β、SDF1a、TNF-βおよびVCAM-1の群から選択される、請求項1〜5のいずれかに記載の剤。
  7. サイトカインがIL−18である、請求項6に記載の剤。
  8. ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネート(ただし、アルキル基の炭素数が5〜8である)を有効成分として含有し、
    IL-1β、IL-1ra、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-8、IL-9、IL-10、IL-11、IL-12、IL-13、IL-15、IL-17、IL-18、Eotaxin、FGF basic、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、IFN-α、IP-10、MCP-1、MIP-1α、MIP-1β、PDGF-BB、RANTES、TNF-α、VEGF、CSF-2、TGF-β、ニューロトロフィン5、MCP-3、β-2-microglobulin、アンギオテンシンII、CSF-3、CXCケモカインリガンド1、CXCケモカインリガンド5、HGF、IL-1α、IL-2ra、IL-16、CTACK、GRO-α、HGF、ICAM-1、IFN-α2、LIF、MCP-3、M-CSF、MIF、MIG、β-NGF、SCF、SCGF-β、SDF1a、TNF-βおよびVCAM-1からなる群より選ばれる因子の生体内の量を調節することを特徴とする、副腎皮質刺激ホルモンの血中濃度上昇を伴う生体への精神的および/または肉体的ストレス負荷が心身の障害を来すことに対する拮抗剤もしくは緩和剤。
  9. ω−メチルスルフィニルアルキルイソチオシアネートが6−メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートである、請求項1〜8のいずれかに記載の剤。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の剤を含有する医薬品。
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