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JP5791611B2 - ピリド[3,4−b]インドールおよび使用方法 - Google Patents

ピリド[3,4−b]インドールおよび使用方法 Download PDF

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JP5791611B2 JP2012531043A JP2012531043A JP5791611B2 JP 5791611 B2 JP5791611 B2 JP 5791611B2 JP 2012531043 A JP2012531043 A JP 2012531043A JP 2012531043 A JP2012531043 A JP 2012531043A JP 5791611 B2 JP5791611 B2 JP 5791611B2
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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Description

関連出願への相互参照
本願は、2009年9月23日に出願された米国仮特許出願第61/245,148号の優先権を主張する。米国仮特許出願第61/245,148号の開示は、その全体が本明細書中に参考として援用される。
米国政府によって支援された研究のもとで成された本発明に対する権利に関する陳述
適用されない。
発明の背景
ヒスタミン、セロトニン、ドーパミンおよびノルエピネフリンなどの神経伝達物質は、中枢神経系(CNS)において、さらにCNS以外でも数多くのプロセスを媒介する。異常な神経伝達物質レベルは、これらに限られないが、アルツハイマー病、パーキンソン病、自閉症、ADD、ADHD、ギラン−バレー症候群、軽度認知障害、統合失調症(統合失調症に関連する認知障害(CIAS)、統合失調症の陽性症状、解体性症状および陰性症状など)、不安、多発性硬化症、卒中、外傷性脳損傷、脊髄損傷、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、双極性障害、精神病、鬱病および様々なアレルギー性疾患を包含する幅広い様々な疾患および状態に関連している。これらの神経伝達物質を調節する化合物は、有用な治療薬であり得る。
ヒスタミン受容体は、Gタンパク質共役7回膜貫通型タンパク質のスーパーファミリーに属する。Gタンパク質共役受容体は、真核細胞において主要なシグナル伝達系の1つを構成している。これらの受容体のコード配列は、アゴニスト−アンタゴニスト結合部位に貢献すると考えられるその領域において、哺乳動物種全体で高度に保存されている。ヒスタミン受容体は、最も末梢の組織中と中枢神経系内に見出される。ヒスタミン受容体を調節することができる化合物に対して、療法、例えば、抗ヒスタミン剤としての使用を見出すことができる。
ジメボンは、特に、神経変性疾患を治療するために有用な神経保護剤としても特性決定されている公知の抗ヒスタミン薬である。ジメボンは、アルツハイマー病およびハンチントン病の前臨床モデルにおいて脳細胞(ニューロン)の死滅を阻害することが判明しており、そのため、これらや、他の神経変性疾患のための新規の有望な治療となっている。加えて、ジメボンは、細胞ストレスの状況下で、非常に高い効力で細胞のミトコンドリア機能を改善することが判明している。例えば、ジメボン治療は、細胞毒のイオノマイシンで処理した後に、用量依存的にミトコンドリア機能を改善し、生存細胞の数を高めた。ジメボンはまた、新規および/または強いニューロン細胞結合形成において重要なプロセスである神経突起の成長および神経発生を促進することが判明しており、これは、さらなる疾患および状態において使用するためのジメボンの可能性の証拠である。例えば、特許文献1および特許文献2ならびにPCT特許出願PCT/US2004/041081号、PCT/US2007/020483号、PCT/US2006/039077号、PCT/US2008/077090号、PCT/US2007/020516号、PCT/US2007/022645号、PCT/US2007/002117号、PCT/US2008/006667号、PCT/US2007/024626号、PCT/US2008/009357号、PCT/US2007/024623号;PCT/US2008/008121号;およびPCT/US2009/032065号参照。水素化ピリド[4,3−b]インドールおよびその使用は、PCT特許出願PCT/US2008/081390号、PCT/US2009/032065号およびPCT/US2009/038142号に開示されている。水素化ピリド[3,4−b]インドールおよびその使用は、PCT/US2009/038138号に記載されている。刊行物、特許、特許出願および公開された特許出願などの本明細書および全体を通して開示されているすべての参考文献は、その全体が、参考として本明細書に援用される。
ジメボンは、神経変性疾患ならびに/または神経突起伸長および/もしくは神経発生が療法に関与し得る疾患を治療するための薬物として多大な有望性を保持しているが、このような疾患または状態を治療するための新規で代替的な療法が未だに必要とされている。加えて、新規で代替的な抗ヒスタミン薬、好ましくは、嗜眠状態などの副作用が低減または除去されているものが未だに必要とされている。ジメボンよりも強化された特性および/またはより望ましい特性(例えば、優れた安全性および効能)を示す化合物に対して、少なくとも、ジメボンが有利であると考えられる適応症の治療における特定の使用を見出すことができる。さらに、例えば、in vitroおよび/またはin vivoアッセイにより決定されるように、ジメボンとは異なる治療プロファイルを示す化合物に対して、さらなる疾患および状態での使用を見出すことができる。
米国特許第6,187,785号明細書 米国特許第7,071,206号明細書
発明の簡単な概要
水素化ピリド[3,4−b]インドールを提供する。この化合物を含む組成物およびキットもまた提供し、同様にこの化合物を使用および製造する方法も提供する。本明細書で提供される化合物に対して、神経変性疾患の治療における使用を見出すことができる。本発明の化合物はまた、アミン作動性Gタンパク質共役受容体および/または神経突起の成長の調節が療法に関与し得る疾患および/または状態を治療することにおいて使用することができる。本明細書に開示されている化合物に対して、ヒトなどのそれを必要とする個体において認知障害、精神病、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させることにおいて使用することを包含する、本明細書に開示されている方法における使用を見出すことができる。
式(F)の化合物またはその塩を本明細書では詳述する:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
mおよびqは独立に、0または1であり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;
10aおよびR10aはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
11およびR12はそれぞれ独立に、H、ハロ、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシまたはC〜Cペルハロアルキルであり、かつ
結合は、EまたはZ二重結合配置のいずれかの存在を示すか、またはR11およびR12は一緒になって結合を形成しているか、またはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C3〜8シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノである]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
一変形形態では、R8(a〜d)のうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(F)の化合物を提供する。
式(F)の他の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、アリールである。式(F)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、フェニルである。
式(F)の一態様では、R8a、R8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成している。例えば、mが1であり、qが0である場合、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成している。同様に、mが0であり、qが1であるか、またはmおよびqが両方とも1である場合、R8a、R8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、定義された通りである。そのような一態様では、式(F)の化合物は、R11およびR12のうちの少なくとも1個がOH、ハロ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールであることによってさらに定義される。他のそのような態様では、式(F)の化合物は、R11およびR12のうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであることによってさらに定義される。さらに他のそのような態様では、式(F)の化合物は、R11およびR12が独立に、H、C〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシであるか、またはそれらが結合している炭素原子と一緒になって置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、または一緒になって結合を形成して、それによりアセチレニル部分をもたらすことによってさらに定義される。
式(F)の一態様では、R8a、R8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、シクロプロピル部分を形成している。例えば、mが1であり、qが0である場合、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、シクロプロピル部分を形成している。同様に、mが0であり、qが1であるか、またはmおよびqが両方とも1である場合、R8a、R8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、定義された通りである。そのような一態様では、式(F)の化合物は、R11およびR12のうちの少なくとも1個がOH、ハロ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールであることによってさらに定義される。他のそのような態様では、式(F)の化合物は、R11およびR12のうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであることによってさらに定義される。さらに他のそのような態様では、式(F)の化合物は、R11およびR12が独立に、H、C〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシであるか、またはそれらが結合している炭素原子と一緒になって置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、または一緒になって結合を形成して、それによってアセチレニル部分をもたらすことによってさらに定義される。
式(F)の他の変形形態では、R11およびR12のうちの少なくとも1個は、OH、ハロ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールである。式(F)のそのような一変形形態では、R8aおよびR8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、H、OH、置換または非置換C〜Cアルキルである。式(F)の他のそのような変形形態では、R8aおよびR8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成している。式(F)のなおさらなるそのような変形形態では、R8aおよびR8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、シクロプロピル部分を形成している。
式(F)のさらなる変形形態では、R11およびR12のうちの少なくとも1個は、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルである。式(F)のそのような一変形形態では、R8aおよびR8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、H、OH、置換または非置換C〜Cアルキルである。式(F)の他のそのような変形形態では、R8aおよびR8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成している。式(F)のなおさらなるそのような変形形態では、R8aおよびR8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個は、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはそれが結合している炭素およびジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、シクロプロピル部分を形成している。
が非置換C〜Cアルキルであり、そして/またはQがフェニルもしくは置換フェニルであり、そして/または(i)〜(xi)のいずれか1つ以上が適用されるが、但し、規定(iv)と(v)とは組み合わされず、規定(ii)と(xi)は組み合わされず、規定(iii)と(xi)は組み合わされないことを条件とする式(F)の追加の変形形態もまた記載される:(i)qおよびmが両方とも0であること;(ii)R11がHであること;(iii)R12が非置換C〜Cアルキルであること;(iv)R3aおよびR3bの一方がメチル、エチルまたはフェニルであり、他方がHであること;(v)R3aおよびR3bが両方ともHであること;(vi)Rが非置換C〜Cアルキルであること;(vii)XがCRであり、ここで、Rは非置換C〜Cアルキルまたはハロであること;(viii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(ix)R2aおよびR2bが両方ともHであること;(x)R10aおよびR10bが両方ともHであること;および(xi)R11およびR12が一緒になって結合を形成していること。
式(E−2)の化合物またはその塩もまた記載される:
[式中、
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
Tは、0から5の整数である]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
次の(i)〜(v)のうちのいずれか1つ以上が適用される場合などの式(E−2)の変形形態もまた提供する:(i)XがCRであり、ここで、Rはハロまたはアルキルであること;(ii)X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであること;(iii)R2aおよびR2bが両方ともHであること;(iv)R3aおよびR3bが両方ともHであること;ならびに(v)R10aおよびR10bが両方ともHであること。一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(E−2)の化合物を提供する。式(E−2)の他の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個はアリールである。式(E−2)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個はフェニルである。
式(E−3)の化合物またはその塩もまた包含される:
[式中、
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており、
Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
Tは、0から4の整数である]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
(i)〜(v)のいずれか1つ以上が適用される式(E−3)の変形形態も提供される:(i)XがCRであり、ここで、Rはハロまたはアルキルであること;(ii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(iii)R2aおよびR2bが両方ともHであること;(iv)R3aおよびR3bが両方ともHであること;および(v)R10aおよびR10bが両方ともHであること。
式(E−4)の化合物またはその塩もまた記載される:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aは、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであり;
はNまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルである]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
式(E−5)の化合物またはその塩もまた提供される:
[式中、
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アシルアミノ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
はCRであり、ここで、Rは置換もしくは非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルである]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
(i)〜(vi)のいずれか1つ以上が適用されるが、但し、規定(iv)および(v)は組み合わされないことを条件とするような式(E−5)の化合物の変形形態もまた、本明細書に詳述される:(i)XがCRであり、ここで、Rは非置換C〜Cアルキルまたはハロであること;(ii)R3aおよびR3bが独立に、Hまたは非置換C〜Cアルキルであること;(iii)R2a、R2b、R10aおよびR10bがそれぞれ、Hであること;(iv)R8cおよびR8dが一緒になって、カルボニルを形成していること;(v)
が二重結合であり、R8bがHであり、R8dが置換もしくは非置換C〜CアルキルまたはHであること;および(vi)Qが置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールであること。
式(E−6)の化合物またはその塩が提供される:
[式中、
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はNまたはCRであり、ここで、Rは、ハロまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、置換フェニル、非置換フェニル、置換ピリジルまたは非置換ピリジル部分を含む]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
(i)〜(vi)のいずれか1つ以上が適用される場合などの、式(E−6)の化合物の変形形態が本明細書には詳述される:(i)XがCRであり、ここで、Rは非置換C〜Cアルキルまたはハロであること;(ii)R3aおよびR3bが独立に、H、フェニルまたは非置換C〜Cアルキルであること;(iii)R2a、R2b、R10aおよびR10bがそれぞれHであること;(iv)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;および(v)Qが置換もしくは非置換フェニル部分または置換もしくは非置換ピリジル部分であること;および(vi)
が二重結合であり、R8bがHであり、R8dが置換もしくは非置換C〜CアルキルまたはHであること。
式(E−7)の化合物またはその塩もまた包含される:
[式中、
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、非置換シクロアルキル、置換シクロアルキル、非置換ヘテロシクリルまたは置換ヘテロシクリル部分である]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
(i)〜(vi)のいずれか1つ以上が適用される式(E−7)の化合物の変形形態もまた提供される:(i)XがCRであり、ここで、RはH、非置換C〜Cアルキルまたはハロであること;(ii)R3aおよびR3bがそれぞれHであること;(iii)R2a、R2b、R10aおよびR10bがそれぞれHであること;(iv)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(v)
が二重結合であること;および(vi)Qが置換もしくは非置換シクロペンチル、シクロヘキシル、ピペリジニルまたはピペラジニル部分であること。
さらなる化合物には、式(E−8)の化合物またはその塩が包含される:
[式中、
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルである]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
本明細書中で詳述された通りの式(E)の化合物およびその任意の変形形態の化合物を包含する、追加の化合物が提供される。
ある式に関して本明細書で記載されているが、他の式にも適用可能な変形形態および態様は、変形形態および態様がいずれも具体的、かつ個別に列挙されているかのように、他の式にも等しく適用されると理解される。例えば、部分Qの特定の記載がある式に関して示されている場合、適用可能な場合には(例えば、他の式がそのようなQ部分を許す場合)、Qに関する同じ記載が、本明細書に示されている他の式にも適用可能であると理解される。例えば、適用可能な場合には、式(I)に関するすべての変形形態は、変形形態および態様がいずれも具体的、かつ個別に列挙されているかのように、式A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、G、(H−1)〜(H−6)、(J−1)〜(J−11)、(K−1)〜(K7)および(L1−L8)のいずれかなど、本明細書に示されている任意の式に等しく適用可能である。加えて、ある式に関して記載されている任意の条件または規定もまた、適用可能な場合には、他の式に適用可能である。
本発明はまた、薬学的に許容できる塩などの本明細書で言及された化合物の塩すべてを包含する。本発明はまた、前記の化合物の任意の鏡像異性体またはジアステレオ異性体形態および任意の互変異性体もしくは他の形態を包含する、任意またはすべての立体化学形態を包含する。化学構造または名称において立体化学が明確に示されていない場合、構造または名称は、記述された化合物で可能な立体異性体のすべてを包含することが意図されている。加えて、具体的な立体化学形態が示されている場合、その他の立体化学形態も本発明に包含されると理解される。また、化合物の結晶形態または非結晶形態など、化合物のすべての形態が本発明に包含される。その特定の立体化学形態を包含する実質的に純粋な化合物の組成物など、本発明の化合物を含む組成物も意図されている。化合物のラセミ混合物、非ラセミ混合物、鏡像異性体が富化された混合物、スケールミック(scalemic)混合物が包含されるように、任意の割合での本発明の化合物の混合物(これは、任意の割合での本発明の化合物の2種以上の立体化学形態の混合物を包含する)を含む組成物もまた、本発明に包含される。
本発明はまた、本発明の化合物および薬学的に許容できる担体または賦形剤を含む医薬組成物を対象としている。本発明の化合物および使用指示書を含むキットもまた、本発明に包含される。本明細書で詳述される化合物または薬学的に許容できるその塩はまた、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害を治療するための医薬品を製造するためにも提供される。
一態様では、本発明の化合物を、次のいずれか1つまたは複数:認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を、それを必要とするヒトなどの個体において治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用する。一変形形態では、本発明の化合物を、アミン作動性Gタンパク質共役受容体の調節が有益であると考えられるか、または有益である疾患または状態を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用する。一変形形態では、本発明の化合物を、神経突起伸長および/または神経発生および/または神経栄養性作用が有益であると考えられるか、または有益であるいずれか1つまたは複数の疾患または状態を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用する。他の変形形態では、本発明の化合物を、アミン作動性Gタンパク質共役受容体の調節および神経突起伸長および/または神経発生および/または神経栄養性作用が有益であると考えられるか、または有益である疾患または状態を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用する。一変形形態では、疾患または状態は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害である。
他の態様では、本発明の化合物を、個体において認知機能を改善し、そして/または精神病性作用を低減するために使用し、これは、それを必要とする個体に、認知機能を改善し、そして/または精神病性作用を低減するのに有効な量の本明細書に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む。
さらなる態様では、本発明の化合物を、個体において神経突起伸長を刺激し、そして/または神経発生を促進し、そして/または神経栄養性作用を増強するために使用し、これは、それを必要とする個体に、神経突起伸長を刺激し、そして/または神経発生を促進し、そして/または神経栄養性作用を増強するのに有効な量の本明細書に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む。シナプス喪失は、アルツハイマー病、統合失調症、ハンチントン病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、卒中、頭部外傷および脊髄損傷を包含する様々な神経変性疾患および状態に関連している。神経突起伸長を刺激する本発明の化合物は、これらの状況において有益であり得る。
他の態様では、本明細書に記載の化合物を、アミン作動性Gタンパク質共役受容体を調節するために使用し、これは、それを必要とする個体に、アミン作動性Gタンパク質共役受容体を調節するのに有効な量の本明細書に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む。一変形形態では、本発明の化合物は、次の受容体のうちの少なくとも1つを調節する:アドレナリン作動性受容体(例えば、a1D、a2Aおよび/またはa2B)、セロトニン受容体(例えば、5−HT2A、5−HT2C、5−HTおよび/または5−HT)、ドーパミン受容体(例えば、D2L)およびヒスタミン受容体(例えば、H、Hおよび/またはH)。他の変形形態では、次の受容体のうちの少なくとも2種を調節する:アドレナリン作動性受容体(例えば、a1D、a2Aおよび/またはa2B)、セロトニン受容体(例えば、5−HT2A、5−HT2C、5−HTおよび/または5−HT)、ドーパミン受容体(例えば、D2L)およびヒスタミン受容体(例えば、H、Hおよび/またはH)。他の変形形態では、次の受容体のうちの少なくとも3種を調節する:アドレナリン作動性受容体(例えば、a1D、a2Aおよび/またはa2B)、セロトニン受容体(例えば、5−HT2A、5−HT2C、5−HTおよび/または5−HT)、ドーパミン受容体(例えば、D2L)およびヒスタミン受容体(例えば、H、Hおよび/またはH)。他の変形形態では、次の受容体をそれぞれ調節する:アドレナリン作動性受容体(例えば、a1D、a2Aおよび/またはa2B)、セロトニン受容体(例えば、5−HT2A、5−HT2C、5−HTおよび/または5−HT)、ドーパミン受容体(例えば、D2L)およびヒスタミン受容体(例えば、H、Hおよび/またはH)。他の変形形態では、次の受容体のうちの少なくとも1種を調節する:a1D、a2A、a2B、5−HT2A、5−HT2C、5−HT、5−HT、D2L、H、HおよびH。他の変形形態では、次の受容体のうちの少なくとも2種または3種または4種または5種または6種または7種または8種または9種または10種または11種を調節する:a1D、a2A、a2B、5−HT2A、5−HT2C、5−HT、5−HT、D2L、H、HおよびH。特定の変形形態では、少なくともドーパミン受容体D2Lを調節する。他の特定の変形形態では、少なくともドーパミン受容体D2Lおよびセロトニン受容体5−HT2Aを調節する。さらに特定の変形形態では、少なくともアドレナリン作動性受容体a1D、a2A、a2Bおよびセロトニン受容体5−HTを調節する。他の特定の変形形態では、少なくともアドレナリン作動性受容体a1D、a2A、a2B、セロトニン受容体5−HTおよび1種または複数種のセロトニン受容体5−HT、5−HT2A、5−HT2Cならびにヒスタミン受容体HおよびHを調節する。さらに特定の変形形態では、ヒスタミン受容体Hを調節する。他の変形形態では、本発明の化合物は、本明細書に詳述されている任意の受容体調節活性を示し、さらに、神経突起伸長および/または神経発生を刺激し、そして/または神経栄養性作用を増強する。
本発明はまた、本発明の化合物と、薬学的に許容できる担体または賦形剤とを含む医薬組成物を対象としている。本発明の化合物および使用指示書を含むキットもまた、本発明に包含される。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
式(F)の化合物または薬学的に許容できるその塩

[式中、
は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C 〜C ペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2a およびR 2b はそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR 2a およびR 2b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3a およびR 3b は独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR 3a およびR 3b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X 、X およびX 10 はそれぞれ独立に、NまたはCR であり;
mおよびqは独立に、0または1であり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C 〜C ペルハロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C 〜C ペルハロアルコキシ、C 〜C アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a 、R 8b 、R 8c およびR 8d はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、C 〜C ペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCH CH O−の部分を形成しているか、またはジェミナルR 8(a〜d) およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;
10a およびR 10a はそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR 10a およびR 10b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
11 およびR 12 は独立に、H、OH、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC 〜C アルキル、または置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキルであるか、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、または一緒になって結合を形成しているか、またはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C 3〜8 シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しており;

は、R 11 およびR 12 が独立に、H、C 〜C アルキル、C 〜C ペルハロアルキル、カルボキシまたはカルボニルアルコキシである場合に、EまたはZ二重結合配置の存在を示し;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルである]。
(項目2)
式(E)の化合物または薬学的に許容できるその塩:

[式中、
は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C 〜C ペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2a およびR 2b はそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR 2a およびR 2b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3a およびR 3b は独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR 3a およびR 3b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X 、X およびX 10 はそれぞれ独立に、NまたはCR であり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C 〜C ペルハロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C 〜C ペルハロアルコキシ、C 〜C アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a 、R 8b 、R 8c およびR 8d はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、C 〜C ペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCH CH O−の部分を形成しているか、またはジェミナルR 8(a〜d) およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR 8(a〜d) およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR 8(a〜d) と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R 8(a〜d) がビシナルR 8(a〜d) と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR 8(a〜d) はヒドロキシル以外であることを条件とし;

は、単結合または二重結合を表すが、但し、

が二重結合である場合、R 8a およびR 8c は存在せず、R 8b およびR 8d は、OH以外であることを条件とし;
10a およびR 10b はそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR 10a およびR 10b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルである]。
(項目3)
式(E−2)の化合物または薬学的に許容できるその塩:

[式中、
2a およびR 2b はそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR 2a およびR 2b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3a およびR 3b は独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR 3a およびR 3b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X 、X およびX 10 はそれぞれ独立に、NまたはCR であり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C 〜C ペルハロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C 〜C ペルハロアルコキシ、C 〜C アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a 、R 8b 、R 8c およびR 8d はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、C 〜C ペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCH CH O−の部分を形成しているか、またはジェミナルR 8(a〜d) およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR 8(a〜d) およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR 8(a〜d) と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R 8(a〜d) がビシナルR 8(a〜d) と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR 8(a〜d) はヒドロキシル以外であることを条件とし;

は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R 8a およびR 8c は存在せず、R 8b およびR 8d は、OH以外であることを条件とし;
10a およびR 10b はそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR 10a およびR 10b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
Tは、0から5の整数である]。
(項目4)
式(E−3)の化合物または薬学的に許容できるその塩:

[式中、
2a およびR 2b はそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR 2a およびR 2b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3a およびR 3b は独立に、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR 3a およびR 3b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X 、X およびX 10 はそれぞれ独立に、NまたはCR であり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C 〜C ペルハロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C 〜C ペルハロアルコキシ、C 〜C アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a 、R 8b 、R 8c およびR 8d はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、C 〜C ペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCH CH O−の部分を形成しているか、またはジェミナルR 8(a〜d) およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR 8(a〜d) およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキル、置換もしくは非置換C 〜C シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR 8(a〜d) と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R 8(a〜d) がビシナルR 8(a〜d) と一緒になって、結合を形成している場合、そのジェミナルR 8(a〜d) はヒドロキシル以外であることを条件とし;

は、単結合または二重結合を表すが、但し、

が二重結合である場合、R 8a およびR 8c は存在せず、R 8b およびR 8d は、OH以外であることを条件とし;
10a およびR 10b はそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR 10a およびR 10b は、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており、
Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、置換もしくは非置換C 〜C アルケニル、置換もしくは非置換C 〜C アルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
Tは、0から4の整数である]。
(項目5)
式(H−5)の化合物または薬学的に許容できるその塩:

[式中、
は、式(F)に関して定義された通りであり;
8a は、H、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC 〜C アルキル、または置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキルであり;
8c およびQは独立に、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである]。
(項目6)
式(H−6)の化合物または薬学的に許容できるその塩:

[式中、
は、式(F)に関して定義された通りであり;

は、単結合または二重結合であり;

が単結合である場合には、R 8d は、H、OH、置換もしくは非置換C 〜C アルキル、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC 〜C アルキル、または置換もしくは非置換C 〜C シクロアルキルであり、

が二重結合である場合には、R 8d は存在しない]。
(項目7)
化合物1から7、J−1からJ−30、K−1からK−64およびL−1からL−61からなる群から選択される化合物または薬学的に許容できるその塩。
(項目8)
(a)項目1から7のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容できるその塩と、(b)薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
(項目9)
個体における認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害を治療する方法であって、それを必要とする個体に、有効量の項目1から7のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む方法。
(項目10)
認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害を治療するための医薬品の製造における、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩の使用。
(項目11)
認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害の治療において使用するための、項目1から7のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容できるその塩と指示書とを含むキット。
定義
本明細書での使用に関して、別段に明確に示されていない限り、「a」、「an」などの用語の使用は、単数または複数を指している。
本明細書での「約」の値またはパラメーターに関する言及は、その値またはパラメーター自体を対象とする実施形態を包含(および記載)している。例えば、「約X」と言及している記載には、「X」の記載が包含される。
本明細書で使用される場合、「アミン作動性Gタンパク質共役受容体」という用語は、細胞間コミュニケーションに関与している膜貫通タンパク質のファミリーを指す。アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、生体アミンによって活性化され、7回膜貫通型らせんによって構造的に特徴付けられるGタンパク質共役受容体のスーパーファミリーのサブクラスを表す。アミン作動性Gタンパク質共役受容体には、これらに限られないが、アドレナリン作動性受容体、セロトニン受容体、ドーパミン受容体、ヒスタミン受容体およびイミダゾリン受容体が包含される。
本明細書で使用される場合、「アドレナリン作動性受容体調節剤」との用語は、リガンドとアドレナリン作動性受容体とを結合させるか、またはそれらの結合を阻害するか、またはアドレナリン作動性受容体の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する化合物を意図および包含する。このように、「アドレナリン作動性受容体調節剤」は、アドレナリン作動性受容体アンタゴニストおよびアドレナリン作動性受容体アゴニストの両方を包含する。一部の態様では、アドレナリン作動性受容体調節剤は、可逆的または不可逆的に、リガンドとα−アドレナリン作動性受容体(例えば、α1A、α1Bおよび/もしくはα1D)および/もしくはα−アドレナリン作動性受容体(例えば、α2A、α2Bおよび/もしくはα2C)とを結合させるか、またはそれらの結合を阻害し、そして/あるいはα−アドレナリン作動性受容体(例えば、α1A、α1Bおよび/もしくはα1D)および/またはα−アドレナリン作動性受容体(例えば、α2A、α2Bおよび/もしくはα2C)の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する。一部の態様では、アドレナリン作動性受容体調節剤は、リガンドの結合を、本明細書に記載されているアッセイにおいて決定されるように、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれか1つの値だけ阻害する。一部の態様では、アドレナリン作動性受容体調節剤は、アドレナリン作動性受容体調節剤で治療する前の同じ被験体での対応する活性と比較して、またはアドレナリン作動性受容体調節剤を投与されない他の被験体での対応する活性と比較して、アドレナリン作動性受容体の活性を少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれかの値だけ低減する。一部の態様では、アドレナリン作動性受容体調節剤は、アドレナリン作動性受容体調節剤で治療する前の同じ被験体での対応する活性と比較して、またはアドレナリン作動性受容体調節剤を投与されない他の被験体での対応する活性と比較して、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは約500%以上、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは約500%以上のうちのいずれかの値だけアドレナリン作動性受容体の活性を増強する。一部の態様では、アドレナリン作動性受容体調節剤は、アドレナリン作動性受容体の活性部位(例えば、リガンドへの結合部位)に結合し得る。一部の実施形態では、アドレナリン作動性受容体調節剤は、アドレナリン作動性受容体のアロステリック部位に結合し得る。
本明細書で使用される場合、「ドーパミン受容体調節剤」との用語は、リガンドとドーパミン受容体とを結合させるか、またはそれらの結合を阻害するか、またはドーパミン受容体の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する化合物を意図および包含する。このように、「ドーパミン受容体調節剤」は、ドーパミン受容体アンタゴニストおよびドーパミン受容体アゴニストの両方を包含する。一部の態様では、ドーパミン受容体調節剤は、可逆的または不可逆的に、リガンドとドーパミン−1(D)および/またはドーパミン−2(D)受容体とを結合させるか、またはそれらの結合を阻害するか、またはドーパミン−1(D)および/またはドーパミン−2(D)受容体の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する。ドーパミンD受容体は2つのカテゴリー、即ちD2LおよびD2Sに分類され、これらは、差異(differential)スプライシングにより単一遺伝子から形成される。D2L受容体は、D2Sよりも長い細胞内ドメインを有する。一部の態様では、ドーパミン受容体調節剤は、リガンドの結合を、本明細書に記載されているアッセイにおいて決定されるように、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれか1つの値だけ阻害する。一部の態様では、ドーパミン受容体調節剤は、ドーパミン受容体調節剤で治療する前の同じ被験体での対応する活性と比較して、またはドーパミン受容体調節剤を投与されない他の被験体での対応する活性と比較して、ドーパミン受容体の活性を少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれかの値だけ低減する。一部の態様では、ドーパミン受容体調節剤は、ドーパミン受容体調節剤で治療する前の同じ被験体での対応する活性と比較して、またはドーパミン受容体調節剤を投与されない他の被験体での対応する活性と比較して、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは約500%以上、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは約500%以上のうちのいずれかの値だけドーパミン受容体の活性を増強する。一部の実施形態では、ドーパミン受容体調節剤は、ドーパミン受容体の活性部位(例えば、リガンドへの結合部位)に結合し得る。一部の実施形態では、ドーパミン受容体調節剤は、ドーパミン受容体のアロステリック部位に結合し得る。
本明細書で使用される場合、「セロトニン受容体調節剤」との用語は、リガンドとセロトニン受容体とを結合させるか、またはそれらの結合を阻害するか、またはセロトニン受容体の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する化合物を意図および包含する。このように、「セロトニン受容体調節剤」は、セロトニン受容体アンタゴニストおよびセロトニン受容体アゴニストの両方を包含する。一部の実施形態では、セロトニン受容体調節剤は、可逆的または不可逆的に、リガンドと5−HT1Aおよび/または5−HT1Bおよび/または5−HT2Aおよび/または5−HT2Bおよび/または5−HT2Cおよび/または5−HTおよび/または5−HTおよび/または5−HTおよび/または5−HT受容体とを結合させるか、またはそれらの結合を阻害するか、または5−HT1Aおよび/または5−HT1Bおよび/または5−HT2Aおよび/または5−HT2Bおよび/または5−HT2Cおよび/または5−HTおよび/または5−HTおよび/または5−HTおよび/または5−HT受容体の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する。一部の実施形態では、セロトニン受容体調節剤は、リガンドの結合を、本明細書に記載されているアッセイにおいて決定されるように、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれか1つの値だけ阻害する。一部の態様では、セロトニン受容体調節剤は、セロトニン受容体調節剤で治療する前の同じ被験体での対応する活性と比較して、またはセロトニン受容体調節剤を投与されない他の被験体での対応する活性と比較して、セロトニン受容体の活性を少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれかの値だけ低減する。一部の実施形態では、セロトニン受容体調節剤は、セロトニン受容体調節剤で治療する前の同じ被験体での対応する活性と比較して、またはセロトニン受容体調節剤を投与されない他の被験体での対応する活性と比較して、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは約500%以上、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは約500%以上のうちのいずれかの値だけセロトニン受容体の活性を増強する。一部の実施形態では、セロトニン受容体調節剤は、セロトニン受容体の活性部位(例えば、リガンドへの結合部位)へ結合し得る。一部の実施形態では、セロトニン受容体調節剤は、セロトニン受容体のアロステリック部位に結合し得る。
本明細書で使用される場合、「ヒスタミン受容体調節剤」との用語は、ヒスタミン受容体に結合するか、リガンドがそれらに結合することを阻害するか、またはヒスタミン受容体の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する化合物を意図および包含する。このように、「ヒスタミン受容体調節剤」は、ヒスタミン受容体アンタゴニストおよびヒスタミン受容体アゴニストの両方を包含する。一部の実施形態では、ヒスタミン受容体モジュレーターは、可逆的または不可逆的に、ヒスタミンHおよび/もしくはHおよび/もしくはH受容体に結合するか、またはリガンドがそれらに結合することを阻害するか、またはヒスタミンHおよび/もしくはHおよび/もしくはH受容体の活性を低減もしくは除去もしくは増加もしくは増強もしくは模倣する。一部の実施形態では、ヒスタミン受容体モジュレーターは、本明細書に記載されているアッセイにおいて決定されるように、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれか1つの値だけリガンドの結合を阻害する。一部の実施形態では、ヒスタミン受容体調節剤は、ヒスタミン受容体調節剤で治療する前の同じ個体での対応する活性と比較して、またはヒスタミン受容体調節剤を投与されない同様の個体での対応する活性と比較して、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%のうちのいずれかの値だけヒスタミン受容体の活性を低減する。一部の実施形態では、ヒスタミン受容体調節剤は、ヒスタミン受容体調節剤で治療する前の同じ個体での対応する活性と比較して、またはヒスタミン受容体調節剤を投与されない同様の個体での対応する活性と比較して、少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは約500%以上、または約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約95%もしくは約100%もしくは約200%もしくは約300%もしくは約400%もしくは500%以上のうちのいずれかの値だけヒスタミン受容体の活性を増強する。一部の実施形態では、ヒスタミン受容体調節剤は、ヒスタミン受容体の活性部位(例えば、リガンドへの結合部位)へ結合し得る。一部の実施形態では、ヒスタミン受容体調節剤は、ヒスタミン受容体のアロステリック部位に結合し得る。
別段に明確に示されていない限り、「個体」は、本明細書で使用される場合、これらに限られないが、ヒトを包含する哺乳動物を意図する。しかし個体には、ヒトに限られず、ウシ、霊長類、ウマ、イヌ、ネコ、ブタおよびヒツジ動物が包含される。したがって、本発明は、ヒト用医薬品においてと、農業用動物および家庭内ペットでの使用を包含する獣医内容においての両方で使用することができる。個体は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害と診断されたか、その疑いのあるヒトであってよい。個体は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に関連する1つまたは複数の症状を示すヒトであってよい。個体は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に関連する変異遺伝子または異常遺伝子を有するヒトであってよい。個体は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を遺伝的に、または他の方法で発症する素因のあるヒトであってよい。
本明細書で使用される場合、「治療」または「治療すること」は、臨床結果などの有益または所望の結果を得るための手法である。
本発明の目的では、有益または所望の臨床結果には、これらに限られないが、疾患または状態に関連する症状の緩和および/または症状の規模の低減および/または症状の悪化の予防が包含される。一変形形態では、有益または所望の臨床結果には、これらに限られないが、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に関連する症状の緩和および/または症状の程度の低減および/または症状の悪化の予防が包含される。好ましくは、本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩での疾患または状態の治療は、副作用を伴わないか、またはその疾患または状態のために現在利用可能な療法に関連する副作用よりも小さい副作用を伴い、そして/または個体の生活の質を改善する。
本明細書で使用される場合、疾患または状態の進行の「遅延」は、疾患または状態の進行の先送り、妨害、低速化、減速、安定化および/または延期を意味する。この遅延は、疾患履歴および/または治療されている個体に応じて、時間の長さが変わり得る。当業者には明らかな通り、十分または有意な遅延は、作用において、個体が疾患または状態を発症しない予防を包含し得る。例えば、アルツハイマー病の発症を「遅延」させる方法は、その方法を使用しない場合と比較した場合に、所定の時間枠における疾患発症の確率を低下させ、そして/または所定の時間枠における疾患の規模を低減する方法である。このような比較は典型的には、統計的に有意な数の被験体を用いての臨床研究に基づく。例えば、アルツハイマー病の発症は、日常的な神経検査、患者への質問、神経イメージング、血清または脳脊髄液中での特異的タンパク質(例えば、アミロイドペプチドおよびTau)のレベルの変化の検出、コンピューター断層撮影(CT)または核磁気共鳴イメージング(MRI)などの標準的な臨床技術を使用して検出することができる。同様の技術が、他の疾患および状態に関して当分野では公知である。発症はまた、当初は検出できない疾患進行を指すことがあり、発生、再発および発病を包含する。
本明細書で使用される場合、「リスクのある」個体は、本発明の化合物で治療し得る認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を発症するリスクのある個体である。「リスクのある」個体は、検出可能な疾患または状態を有していても有していなくてもよく、本明細書に記載の治療方法の前に検出可能な疾患を示していても示していなくてもよい。「リスクのある」とは、個体が、疾患または状態の発症と相互関係を示す測定可能なパラメーターであり、当分野で公知である1つまたは複数のいわゆる危険因子を有することを示している。1つまたは複数のこれらの危険因子を有する個体は、これらの危険因子を伴わない個体よりも疾患または状態を発症する確率が高い。これらの危険因子には、これらに限られないが、年齢、性別、人種、食餌、先行する病歴、前駆疾患の存在、遺伝的(即ち、遺伝性)問題および環境曝露が包含される。例えば、アルツハイマー病のリスクのある個体には、例えば、この疾患に罹患したことのある血縁者を有する個体および遺伝的または生化学的マーカーの分析によりそのリスクが決定された個体が包含される。アルツハイマー病に関するリスクの遺伝マーカーには、APP遺伝子における変異、詳細には、それぞれHardyおよびSwedish変異と称される717位ならびに670および671位での変異が包含される(Hardy、Trends Neurosci.、20巻:154〜9頁、1997年)。他のリスクマーカーは、プレセニリン遺伝子の変異(例えば、PS1またはPS2)、ApoE4対立遺伝子、アルツハイマー病の家族歴、高コレステロール血症および/またはアテローム硬化症である。他のこのような因子が、当分野では、他の疾患および状態で公知である。
本明細書で使用される場合、「認知促進的(pro−cognitive)」との用語には、これらに限られないが、当分野で公知の方法により評価することができる記憶、注意、理解および/または思考などの精神的プロセスの1つまたは複数の改善が包含される。
本明細書で使用される場合、「神経栄養性」作用との用語には、これらに限られないが、成長、生存および/または神経伝達物質合成などのニューロン機能を増強する作用が包含される。
本明細書で使用される場合、「認知障害」との用語は、ニューロンの死を包含するニューロンの構造および/または機能の進行性の喪失を伴うか、もしくは、それに関連していると考えられるか、または実際にそれを伴うか、もしくは、それに関連している疾患および状態を指しかつ意図し、障害の中心的な特徴が、認知障害(例えば、記憶、注意、理解および/または思考)であり得る。これらの障害には、病原体誘発認知機能不全、例えば、HIV関連認知機能不全および認知機能不全を随伴するライム病が包含される。認知障害の例には、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、統合失調症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、自閉症、ADD、ADHD、軽度認知障害(MCI)、卒中、外傷性脳損傷(TBI)および加齢性記憶障害(AAMI)が包含される。
本明細書で使用される場合、「精神病性障害」との用語は、異常な思考および理解をもたらすと考えられるか、実際にもたらす精神疾患または状態を指しかつ意図する。精神病性障害は、現実性の喪失により特徴付けられ、これは、妄想、幻覚(鮮明で実在し、外部の客観的空間にあるという点で現実の知覚の特性を有する外部刺激の不在下での、意識的および覚醒状態における知覚)、人格変化および/または解体性思考を随伴し得る。他の一般的な症状には、異常か奇異な行動、さらに、社会的相互作用での困難および日常生活活動を送る際の障害が包含される。例示的な精神病性障害は、統合失調症、双極性障害、精神病、不安および鬱病である。
本明細書で使用される場合、「神経伝達物質媒介障害」との用語は、異常なレベルのヒスタミン、セロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンなどの神経伝達物質またはアミン作動性Gタンパク質共役受容体の機能障害を伴うか、もしくはそれに関連すると考えられるか、または実際にそれを伴うか、もしくはそれに関連している疾患または状態を指しかつ意図する。例示的な神経伝達物質媒介障害には、脊髄損傷、糖尿病性神経障害、アレルギー性疾患ならびに加齢性毛髪喪失(脱毛症)、加齢性体重低下および加齢性視覚障害(白内障)などの老化保護(geroprotective)活性が関与する疾患が包含される。異常な神経伝達物質レベルは、これらに限られないが、アルツハイマー病、パーキンソン病、自閉症、ADD、ADHD、ギラン−バレー症候群、軽度認知障害、統合失調症、不安、多発性硬化症、卒中、外傷性脳損傷、脊髄損傷、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、双極性障害、精神病、鬱病および様々なアレルギー性疾患を包含する広範な疾患および状態に関連している。
本明細書で使用される場合、「神経障害」との用語は、ニューロン細胞死および/またはニューロン機能障害またはニューロン機能低下を伴うか、もしくはそれに関連すると考えられるか、または実際にそれを伴うか、もしくはそれに関連している疾患または状態を指しかつ意図する。例示的なニューロン適応症には、アルツハイマー病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、イヌ認知機能障害症候群(CCDS)、レーヴィ体病、メンケス病、ウィルソン病、クロイツフェルト−ヤコブ病、ファール病、虚血性もしくは出血性卒中または他の脳出血性発作などの脳循環に関する急性または慢性障害、加齢性記憶障害(AAMI)、軽度認知障害(MCI)、障害関連軽度認知障害(MCI)、脳振盪後症候群、心的外傷後ストレス障害、アジュバント化学療法、外傷性脳損傷(TBI)、ニューロン死に媒介される眼障害、黄斑変性、加齢性黄斑変性、自閉症スペクトラム障害、ADD、ADHD、アスペルガー症候群およびレット症候群を包含する自閉症、剥離障害、脊髄損傷、重症筋無力症、ギラン−バレー症候群、多発性硬化症、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、脊髄損傷に関連する神経障害、統合失調症、双極性障害、精神病、不安または鬱病などの神経変性疾患および障害が包含される。
本明細書で使用される場合、「ニューロン」との用語は、動物の神経系のいずれかの部分に由来する胚性外胚葉由来の細胞を示す。ニューロンは、神経フィラメントタンパク質、NeuN(ニューロン核マーカー)、MAP2およびIII群チューブリンを包含する、よく特性決定されているニューロン特異的マーカーを発現する。ニューロンとして包含されるものは、例えば、海馬、皮質、中脳ドーパミン作動性、脊髄運動、感覚、交感神経、中隔コリン作動性および小脳ニューロンである。
本明細書で使用される場合、「神経突起伸長」または「神経突起活性化」との用語は、既存のニューロンプロセス(例えば、軸索および樹状突起)の拡張および新規ニューロンプロセス(例えば、軸索および樹状突起)の成長または発芽を指す。神経突起伸長または神経突起活性化は、ニューロン連結性を変化させて、新規のシナプスの確立または既存のシナプスのリモデリングをもたらし得る。
本明細書で使用される場合、「神経発生」との用語は、多分化ニューロン脳幹細胞としても公知の未分化ニューロン前駆細胞からの新規神経細胞の発生を指す。神経発生は活発に新規ニューロン、星状細胞、グリア、シュバン細胞、乏突起神経膠細胞および/または他の神経系列をもたらす。多くの神経発生がヒト発生の初期に生じるが、これは、寿命の後期まで、特に、成人脳の特定の局所部分において継続する。
本明細書で使用される場合、「神経連結性」との用語は、生体におけるニューロン間の連結(シナプス)の数、種類および質を指す。シナプスは、ニューロン間、ニューロンと筋肉との間(「神経筋接合」)およびニューロンと、内臓、内分泌腺などを包含する他の生体構造との間に形成する。シナプスは、ニューロンが化学的または電気的シグナルを相互に、および非神経細胞、筋肉、組織および臓器に伝達する特殊構造である。神経連結性に影響を及ぼす化合物は、新規シナプスの確立により(例えば、神経突起伸長または神経突起活性化により)、または既存のシナプスの変化もしくはリモデリングにより影響を及ぼす。シナプスリモデリングは、特定のシナプスで伝達されるシグナルの質、強度またはタイプの変化を指す。
本明細書で使用される場合、「神経障害」との用語は、初感染巣により開始または誘発される神経系の運動、感覚および自律ニューロンの機能および/または構造の変化または神経系の他の障害により特徴付けられる障害を指す。末梢神経障害のパターンには、多発性神経障害、単神経障害、多発性単神経炎および自律性神経障害が包含される。最も共通する形態は、多くの場合に下肢を冒す(対称性)末梢多発性神経障害である。神経根障害は、脊髄神経根に関するが、末梢神経もまた関与している場合には、神経根神経障害との用語が使用される。神経障害の形態は、原因、すなわち、関与する主な線維のサイズ、例えば、大線維または小線維末梢神経障害によってさらに分類することができる。中枢神経障害性疼痛が、脊髄損傷、多発性硬化症および一部の卒中、さらに線維筋痛症では起こり得る。神経障害は、虚弱、自律神経変化および感覚変化の様々な組合せに関連し得る。筋肉量または線維束性収縮の喪失、筋肉の特定の微細な単収縮もまた見ることができる。感覚的症状には、知覚喪失および疼痛を包含する「陽性」現象が包含される。神経障害は、糖尿病(例えば、糖尿病性神経障害)、線維筋痛症、多発性硬化症、および帯状ヘルペス感染を包含する様々な障害に、さらに脊髄損傷および他のタイプの神経損傷に関連している。
本明細書で使用される場合、「アルツハイマー病」との用語は、進行性記憶欠損、錯乱、行動問題、身の回りの世話ができないこと、漸進的身体悪化および最終的には死により臨床的に特徴付けられる変性脳障害を指す。組織学的には、疾患は、連合皮質、大脳辺縁系および基底核で主に見出される神経炎プラークにより特徴付けられる。これらプラークの主な成分は、βアミロイド前駆体タンパク質(βAPPまたはAPP)の分解産物であるアミロイドβペプチド(Aβ)である。APPは、I型膜貫通糖タンパク質であり、これは、大きな異所性N末端ドメイン、膜貫通ドメインおよび小さな細胞質内C末端テールを含有する。染色体21上の単一APP遺伝子の転写の可変スプライシングは、アミノ酸の数が異なる複数のアイソフォームをもたらす。Aβが、アルツハイマー病の神経病理において中心的な役割を有すると思われる。疾患の家族性形態は、APPでの変異およびプレセニリン遺伝子に関連している(Tanziら、1996年、Neurobiol. Dis.、3巻:159〜168頁;Hardy、1996年、Ann. Med.、28巻:255〜258頁)。これらの遺伝子での疾患関連変異は、アミロイドプラーク中で見られる主な形態であるAβの42アミノ酸形態の産生を高める。ミトコンドリア機能不全もまた、アルツハイマー病の重要な要素であると報告されている(Bubberら、Mitochondrial abnormalities in Alzheimer brain:Mechanistic Implications、Ann Neurol.、2005年、57巻(5号)、695〜703頁;Wangら、Insights into amyloid−β−induced mitochondrial dysfunction in Alzheimer disease、Free Radical Biology & Medicine、2007年、43巻、1569〜1573頁;Swerdlowら、Mitochondria in Alzheimer’s disease、Int. Rev. Neurobiol.、2002年、53巻、341〜385頁;およびReddyら、Are mitochondria critical in the pathogenesis of Alzheimer’s disease?、Brain Res Rev. 2005年、49巻(3号)、618〜32頁)。ミトコンドリア機能不全は、ニューロン機能(神経伝達物質合成および分泌を包含する)および生存力と因果関係を有すると提案されている。したがって、ミトコンドリアを安定化する化合物は、アルツハイマー患者に有益な影響を及ぼし得る。
本明細書で使用される場合、「ハンチントン病」との用語は、不随意運動、認知障害または認知機能の喪失および幅広いスペクトルの行動障害などの症状により臨床的に特徴付けられる致死性神経障害を指す。ハンチントン病に関連して共通する運動症状には、舞踏病(不随意性の身もだえおよび痙攣)、ぎこちなさならびに進行性の歩行、会話(例えば、不明瞭言語を示す)および嚥下能力の喪失が包含される。ハンチントン病の他の症状には、知能速度、注意および短期間記憶の喪失などの認知症状および/または、人格、鬱病、被刺激性、情動爆発および無関心の幅広い変化にわたり得る行動症状が包含され得る。臨床症状は典型的には、40代または50代に現れる。ハンチントン病は、荒廃性で、往々にして長期の病気であり、症状の発症後約10から20年で通常は死亡する。ハンチントン病は、変異ハンチンチンタンパク質と称される異常なタンパク質をコードする変異または異常な遺伝子を介して遺伝する;変異ハンチンチンタンパク質は、脳の多くの様々な領域でニューロン変性をもたらす。変性は、運動の整合を包含する多くの重要な機能を制御する、脳内深部の構造である基底核に位置するニューロン、ならびに思考、知覚および記憶を制御する脳または皮質の外側表面に位置するニューロンに集中する。
「筋萎縮性側索硬化症」または「ALS」は本明細書では、上位運動ニューロン(脳内の運動ニューロン)および/または下位運動ニューロン(脊髄内の運動ニューロン)に影響を及ぼし、運動ニューロン死をもたらす進行性の神経変性疾患を示すために使用されている。本明細書で使用される場合、「ALS」との用語は、これらに限られないが、古典的ALS(典型的には下位および上位運動ニューロンの両方に影響を及ぼす)、原発性側索硬化症(PLS、典型的には、上位運動ニューロンのみに影響を及ぼす)、進行性球麻痺(PBPまたは球発症、典型的には、嚥下、咀嚼および会話の困難で始まるALSバージョン)、進行性筋萎縮(PMA、典型的には、下位運動ニューロンのみに影響を及ぼす)および家族性ALS(ALSの遺伝性バージョン)を包含する、当分野で公知のALSの分類すべてを包含する。
「パーキンソン病」との用語は、本明細書で使用される場合、パーキンソン病に関連する1つまたは複数の症状(限定ではないが、下記の症状のうちの1つ以上:安静振戦、歯車硬直、運動緩慢、姿勢反射障害、lドパ治療に対する良好な応答を有する症状、顕著な眼球運動麻痺の不在、小脳または錐体徴候、筋萎縮、総合運動障害および/または言語障害など)を、個体が経験している任意の医学的状態を指す。具体的な実施形態では、本発明を、ドーパミン作動性機能不全関連障害を治療するために利用することができる。具体的な実施形態では、パーキンソン病の個体は、パーキンソン病に関連するシヌクレイン、パーキンまたはNURR1核酸に変異または多型を有する。一実施形態では、パーキンソン病の個体は、ドーパミン作動性ニューロンの発達および/または生存を調節する核酸の発現不良もしくは低下または核酸の変異を有する。
本明細書で使用される場合、「イヌ認知機能障害症候群」または「CCDS」との用語は、罹患したイヌの正常に機能する能力に影響を及ぼす多発性認知障害により特徴付けられる精神機能の加齢性低下を指す。CCDSに関連する認知能力の低下は、新形成、感染、感覚障害または臓器不全などの全身的医学的状態には全く起因しないことがある。イヌなどのイヌ科におけるCCDSの診断は通常、行動および医学的履歴ならびに他の疾患プロセスと関連のないCCDSの臨床症状の存在に完全に基づく除外診断である。加齢性の行動変化を飼い主が観察することが、家庭内のイヌが加齢した際のCCDSの可能性のある発症を検出するために使用される実際的な手段である。いくつかの実験室認知タスクを、CCDSの診断を補助するために使用することができ、その際、血球算定、化学薬品パネルおよび検尿を、CCDSの臨床症状を模倣し得る他のベースとなる疾患を除外するために使用することができる。CCDSの症状には、家庭イヌでは、見当識障害および/または錯乱により発現し得る記憶喪失、家族との相互作用および/または挨拶行動の低下または変化、睡眠起床サイクルの変化、活発レベルの低下およびハウストレーニングの喪失または往々にして、不適切な排泄が包含される。CCDSを罹患したイヌは、次の臨床または行動症状のうちの1つまたは複数を示し得る:食欲低下、周囲への意識の低下、熟知している場所、ヒトもしくは他の動物を認知する能力の低下、聴力の低下、階段の上り下り能力の低下、1匹でいることに対する許容性の低下、強迫行動または反復行動もしくは癖、旋回、振戦またはふるえの進行、見当識障害、活性レベルの低下、異常な睡眠起床サイクル、ハウストレーニングの喪失、家族に対する応答性の低下または変化および挨拶行動の低下または変化。CCDSは、罹患したイヌの健康および幸福に劇的に影響を及ぼし得る。さらに、CCDSのペットにより示される交友は、疾患の重症度が進むにつれ、またその症状がより重症になるにつれて、実りのないものとなり得る。
本明細書で使用される場合、「加齢性記憶障害」または「AAMI」との用語は、加齢プロセスおよび進行性変性認知症を7つの主なステージで区別するGlobal Deterioration Scale(GDS)(Reisbergら、(1982年)Am. J. Psychiatry 139巻:1136〜1139頁)でGDSステージ2と同定され得る状態を指す。GDSの第1ステージは、任意の年齢の個体が認知障害の自覚的愁訴も、障害の客観的証拠も有さないステージである。これらのGDSステージ1の個体は、正常と考えられる。GDSの第2ステージは、5年または10年前にはできたように名前が思い出せない、または5年または10年前にはできたように置いたものの場所が思い出せないなどの記憶および認知機能の困難を訴える一般に高齢者に当てはまる。これらの主観的愁訴は、他の正常な高齢者でも非常に一般的であると思われる。AAMIは、正常で、主観的な愁訴がない、即ち、GDSステージ1の高齢者とは神経生理学的に異なり得るGDSステージ2のヒトを指す。例えば、AAMI被験体は、コンピューター分析EEGにおいて、GDSステージ1の高齢者よりも高い電気生理学的遅延を有することが判明している(Prichep、John、Ferris、Reisbergら(1994年)Neurobiol. Aging 15巻:85〜90頁)。
本明細書で使用される場合、「軽度認知障害」または「MCI」との用語は、正常な加齢性劣化に典型的であるものよりも、認知機能においてより顕著な変質により特徴付けられる認知障害のタイプを指す。結果として、MCIの高齢または加齢患者は、複雑な日常仕事および学習を行うのに正常よりも困難を有するが、アルツハイマー病、または認知症を場合によってはもたらす他の同様の神経変性障害の患者に典型的な正常な社会的、日常的および/または専門的機能を行うことの無能力は伴わない。MCIは、認知、記憶および機能における難解で臨床的には明白な欠損、特に、アルツハイマー病または他の認知症の診断での基準を十分に満たすほどではない他の障害により特徴付けられる。MCIはまた、神経傷害(即ち、脳振盪後症候群などを包含する戦場傷害など)、神経毒性治療(即ち、「ケモブレイン」などをもたらすアジュバント化学療法)などのある種のタイプの傷害から生じた認知障害ならびに卒中、虚血、出血性発作、鈍力外傷などから生じる軽度認知障害とは別で異なる身体的傷害または他の神経変性から生じた組織損傷として本明細書では定義される傷害関連MCIを包含する。
本明細書で使用される場合、「外傷性脳損傷」または「TBI」との用語は、殴打もしくは衝撃または貫通性頭部損傷などの突然の外傷により生じ、機能を破壊するか、脳に損傷を与える脳損傷を指す。TBIの症状は、軽度から中度、重度まで変化してよく、多くの認知(言語およびコミュニケーション、情報処理、記憶ならびに知覚技能の不全)、身体的(移動、バランス、協調、繊細な運動技能、強度および耐久性)および心理的技能に著しく影響を及ぼし得る。
「ニューロン死媒介眼疾患」は、ニューロンの死が全体的にまたは一部関与している眼疾患を意図している。疾患は、光受容体の死滅に関係していることがある。疾患は、網膜細胞の死滅に関係していることがある。疾患は、アポトーシスによる眼神経死に関係していることがある。特定のニューロン死媒介される眼疾患には、これらに限られないが、黄斑変性、緑内障、色素性網膜炎、先天性定常夜盲症(小口病)、小児期発生重症網膜形成異常、レーバー先天性黒内障、バルデー−ビードル症候群、アッシャー症候群、視神経神経障害に由来する盲目、レーバー遺伝性視神経神経障害、色盲およびハンゼン−ラルソン−バーグ症候群が包含される。
本明細書で使用される場合、「黄斑変性」との用語は、これらに限られないが、ブルッフ膜、脈絡膜、神経性網膜および/または網膜色素上皮の異常に関連する中心視覚の進行性の喪失により特徴付けられる疾患を包含する、当分野で公知の黄斑変性のすべての形態および分類を包含する。したがってこの用語は、加齢性黄斑変性(ARMD)、さらに、一部では、人生の最初の10年で検出され得る、より稀な早期発症形成異常などの障害を包含する。他の黄斑障害には、ノースカロライナ黄斑形成異常、ソーズビー基底部形成異常、シュタルガルト病、紋様形成異常、ベスト病およびマラチアレベンティニーズ(Malattia Leventinese)が包含される。
本明細書で使用される場合、「自閉症」との用語は、社会的相互作用およびコミュニケーションを損ない、限定的および反復性行動をもたらし、典型的には、乳児期または幼児期の間に現れる脳発達障害を指す。認知および行動欠陥は、一部では神経結合の変化から生じていると考えられる。自閉症は、関連障害を包含し、時には、「自閉症スペクトラム障害」、ならびにアスペルガー症候群およびレット症候群と称される。
本明細書で使用される場合、「神経傷害」または「神経損傷」との用語は、剥離傷害(即ち、1つまたは複数の神経が裂けているか、または切れている)または脊髄損傷(即ち、脳へ、また脳から感覚および運動シグナルを運ぶ白質または有髄線維路に対する損傷)などの神経に対する身体的損傷を指す。脊髄損傷は、身体的外傷(即ち自動車事故、スポーツ障害など)、脊柱への腫瘍衝突、脊椎破裂などの発達障害などを包含する多くの原因から生じ得る。
本明細書で使用される場合、「重症筋無力症」または「MG」との用語は、骨格筋の筋神経連結でのアセチルコリン受容体の免疫媒介喪失に起因する非認知神経筋障害を指す。臨床的には、MGは典型的には初めに、約2/3の患者において、最も共通しては眼球外筋肉での不定期の筋衰弱として現れる。これらの当初症状は最終的に悪化し、垂下眼瞼(下垂症)および/または復視(二重視)をもたらし、往々にして、患者は医学的配慮を求めることとなる。最終的には、多くの患者が、毎週、毎日またはさらにもっと頻繁に変動し得る全身筋肉衰弱が進行する。全身MGは往々にして、表情、咀嚼、会話、嚥下および呼吸を制御する筋肉を冒し、治療が最近になって前進するまでは、呼吸不全が、最も多い死因であった。
本明細書で使用される場合、「ギラン−バレー症候群」との用語は、身体の免疫系が末梢神経系の部分を攻撃する非認知障害を指す。この障害の第1の症状には、様々な程度の脚の衰弱または刺痛感覚が包含される。多くの場合に、衰弱および異常な感覚は、腕および上半身に広がる。これらの症状は、ある種の筋肉が全く使えなくなるまで強度を増すことがあり、重症の場合には、患者はほぼ全身が麻痺する。これらの場合、障害は、生命を脅かし、呼吸を、時には血圧または心拍を妨害することもあり、医学的緊急事態と考えられる。しかしながら、一部は、ある程度の衰弱を保ち続けるものの、多くの患者は、最も重症のケースのギラン−バレー症候群であっても回復する。
本明細書で使用される場合、「多発性硬化症」または「MS」との用語は、免疫系が中枢神経系(CNS)を攻撃して、ニューロンの脱髄をもたらす自己免疫状態を指す。これは、その多くが非認知的であり、往々にして身体障害まで進行する数多くの症状をもたらし得る。MSは、白質として公知の脳領域および脊髄を冒す。白質細胞は、プロセシングが行われる灰白質領域と残りの身体との間でシグナルを運搬する。より具体的には、MSは、ニューロンが電気的シグナルを運ぶのを助けるミエリン鞘として公知の脂肪層の作成および維持を担う細胞である希突起膠細胞を破壊する。MSは、ミエリンの薄化または完全な喪失および、頻繁ではないが、ニューロンの伸張または軸索の切断(横断)をもたらす。ミエリンが失われると、ニューロンは、もはや有効にその電気的シグナルを伝えることができない。大抵のどの神経症状も、この疾患には随伴し得る。MSは複数の形態を取り、新規の症状が不連続な発病で生じる(再発形態)か、または徐々に時間をかけて蓄積して生じる(進行形態)。多くのヒトは、再発−軽減MSと初めは診断されるが、数年後には二次進行性MS(SPMS)が進行する。発病と発病の間に、症状が完全に消えることもあるが、永続的な神経問題が往々にして、特に疾患が進行するにつれて存続する。
本明細書で使用される場合、「統合失調症」との用語は、1種以上の陽性症状(例えば、妄想および幻覚)および/または陰性症状(例えば、情動鈍化および興味の欠如)および/または解体性症状(例えば、解体性思考および会話または解体性知覚および行動)により特徴付けられる慢性精神病性障害を指す。統合失調症には、本明細書で使用される場合、これらに限られないが、緊張型、破瓜型、解体型、妄想型、残存型または未分化型統合失調症および欠陥症候群および/またはAmerican Psychiatric Association:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders、第4版、Washington D. C.、2000年またはInternational Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsに記載されているものまたは別段に当業者に公知のものを包含する当分野で公知の統合失調症のすべての形態および分類が包含される。
「統合失調症に関連する認知障害」または「CIAS」には、注意、作業記憶、言語学習および問題解決における神経心理学的障害が包含される。これらの欠陥は、機能状態(例えば、社会的行動、作業能力および日常生活の活動性)の欠陥に結びついていると考えられている。
本明細書で使用される場合、「老化保護活性」または「老化保護物質」は、生命を脅かすものではないが、老化プロセスに関連し、高齢者に典型的である病理または状態の量および/または強度レベルを低下させることを介して、老化を遅くし、そして/または寿命を延ばし、そして/または生活の質を向上もしくは改善する生物学的活性を意味する。命を脅かすものではないが、老化プロセスに関連している病理または条件には、失明(白内障)、皮膚の毛が生えている外皮の悪化(脱毛症)および筋肉細胞および/または脂肪細胞の死による加齢性体重減少などの病理または条件が包含される。
本明細書で使用される場合、注意欠陥多動障害(ADHD)は、学齢児童の集団の約5〜8%が罹患している、学齢児童に最も一般的に存在する小児神経精神病学的状態である。ADHDは、小児期に初めに発現し、多動、衝動性および/または不注意によって特徴付けられる慢性障害を指す。ADHDは、同じ発達レベルまたは段階にある個体で観察されるよりもかなり著しい不注意および/または衝動性−多動性の持続的なパターンによって特徴付けられる。家族および双生児研究から、ADHDは有意な遺伝的要素を有するという相当な証拠が存在する。この障害は、環境および遺伝的要因の相互作用によると考えられる。ADHDには、ADHDの公知のタイプすべてが包含される。例えば、Diagnostic & Statistical Manual for Mental Disorders(DSM−IV)は、ADHDの3種のサブタイプを同定している:(1)不注意および多動−衝動性症状の両方によって特徴付けられる混合型のADHD;2.多動−衝動性症状ではなく不注意によって特徴付けられる主に不注意型のADHD;および3.不注意症状ではなく多動−衝動性によって特徴付けられる主に多動衝動型のADHD。
本明細書で使用される場合、注意欠陥障害(ADD)は、行動制御の不能性をもたらし得、かつ個体の社会的、学問的または職業的機能および発展を損ない得る転導性および衝動性によって特徴付けられる神経刺激の処理における障害を指す。ADDは、行動観察および診断的面接技術を包含し得る公知の方法によって診断され得る。
本明細書で使用される場合、「アレルギー性疾患」は、極度の炎症性応答をもたらすマスト細胞の過剰活性化および好塩基球およびIgE免疫グロブリンの産生により特徴付けられる免疫系の障害を指す。これは、アレルゲンとして公知の環境物質に対する過敏の形態を示し、後天性疾患である。一般的なアレルギー反応には、湿疹、蕁麻疹、枯草熱、喘息、食物アレルギーならびにスズメバチおよびミツバチなどの刺す昆虫の毒液に対する反応が包含される。アレルギー性反応は、ヒスタミンの過剰放出を随伴し、したがって、抗ヒスタミン剤で治療することができる。
本明細書で使用される場合、「併用療法」は、2種以上の異なる化合物を包含する療法を意味する。したがって、一態様では、本明細書で詳述される化合物および他の化合物を含む併用療法を提供する。一部の変形形態では、併用療法は場合によって、1種または複数種の薬学的に許容できる担体または賦形剤、非薬学的活性化合物および/または不活性物質を包含する。様々な実施形態において、併用療法での治療は、本発明の単一化合物単独の投与と比較して、相加的またはさらには相乗的(例えば、相加的より高い)結果をもたらし得る。一部の実施形態では、個別の療法で一般的に使用される量と比較して、より少ない量の各化合物を、併用療法の一部として使用する。好ましくは、個々の化合物のいずれかを単独で使用するよりも、併用療法を使用すると、同じか、またはより高い治療的利点が達成される。一部の実施形態では、個々の化合物または療法で一般的に使用される量よりも少ない量(例えば、より少ない用量またはより頻度の少ない投与スケジュール)の化合物を併用療法で使用して、同じか、またはより高い治療的利点が達成される。好ましくは、少量の化合物の使用は、化合物に関連する1つまたは複数の副作用の数、重症度、頻度および/または期間の低減をもたらす。
本明細書で使用される場合、「有効量」との用語は、効能および毒性のそのパラメーターと組み合わせて、さらに、現役の専門家の知識を基に、所定の治療形態において有効であるはずの本発明の化合物の量を意図している。当分野では理解される通り、有効量は、1回以上の用量であってよい。即ち、単回用量または複数回用量が、所望の治療終点を達成するために必要なことがある。有効量は、1種または複数種の治療剤を投与するという状況で考慮されてもよく、1種または複数種の他の薬剤と組み合わせて、所望または有益な結果を達成し得るか達成する場合には、単一の薬剤を、有効量で投与することも考慮され得る。任意の共投与化合物の適切な用量は場合によって、化合物の組合せ作用(例えば、相加的または相乗的作用)により、少なくなり得る。
本明細書で使用される場合、「単位剤形」は、単位用量として適している物理的な別々の単位を指し、この際、各単位は、所望の治療作用を生じさせるために算出された所定量の活性成分を必要な医薬担体と共に含有する。単位剤形は、単独または併用療法を含有し得る。
本明細書で使用される場合、「制御放出」との用語は、薬物の放出が即時的でない薬物含有製剤またはそのフラクションを指し、即ち、「制御放出」製剤では、投与は、吸収プールへの薬物の即時放出をもたらさない。この用語は、長期間にわたって薬物化合物を徐々に放出するように設計されたデポー製剤を包含する。制御放出製剤には、幅広い様々な薬物送達系が包含され得、その際、通常、薬物化合物を、所望の放出特性(例えば、pH依存性または非pH依存性溶解性、および様々な度合いの水溶性など)を有する担体、ポリマーまたは他の化合物と混合することおよび所望の送達経路に従って混合物を製剤化(例えば、コーティングされたカプセル、インプラント可能なレザバー、および生分解性カプセルを含有する注射可能な液剤など)することを含む。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容できる」または「薬理学的に許容できる」とは、生物学的に、または他の点で望ましくないものではない材料を意味し、例えば、重大な望ましくない生物学的作用を何らもたらすことなく、または含有されている組成物の他の何らかの成分と有害に相互作用することなく、患者に投与される医薬組成物にその材料を組み込むことができる。薬学的に許容できる担体または賦形剤は好ましくは、毒性試験および製造試験の必要とされる基準を満たしており、そして/または米国食品医薬品局により作成されたInactive Ingredient Guideに包含されている。
「薬学的に許容できる塩」は、遊離(非塩)化合物の生物学的活性の少なくとも一部を保持しており、個体に薬物または医薬品として投与することができる塩である。薬学的に許容できる塩は、イオン相互作用を意図しており、共有結合は意図していない。したがって、N−オキシドは塩とはみなされない。このような塩には例えば:(1)塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、およびリン酸など無機酸で形成されたか;または酢酸、シュウ酸、プロピオン酸、コハク酸、マレイン酸、および酒石酸などの有機酸で形成された酸付加塩;(2)親化合物中に存在する酸性プロトンが金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンまたはアルミニウムイオンにより置き換えられるか、有機塩基に配位結合して形成される塩が包含される。許容できる有機塩基には、エタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリエタノールアミンなどが包含される。許容できる無機塩基には、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、および炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどが包含される。薬学的に許容できる塩のさらなる例には、Bergeら、Pharmaceutical Salts、J. Pharm. Sci.、1977年1月;66巻(1号):1〜19頁に挙げられているものが包含される。薬学的に許容できる塩は、製造プロセスにおいてインサイチュで、または別途、遊離酸または遊離塩基の形態で精製された本発明の化合物を、それぞれ適切な有機もしくは無機塩基または有機もしくは無機酸と反応させて、こうして生じた塩を後続の精製の間に単離することにより調製することができる。薬学的に許容できる塩との言及には、その溶媒付加形態または結晶形態、特に溶媒和物または多形体が包含されることは理解されるべきである。溶媒和物は、化学量論的または非化学量論的量の溶媒を含有し、往々にして、結晶化のプロセスの間に形成される。水和物は、溶媒が水である場合に形成され、またはアルコラートは、溶媒がアルコールである場合に形成される。多形体は、化合物の同じ元素組成を異なる結晶充填配置で包含する。多形体は通常、異なるX線回折パターン、赤外スペクトル、融点、密度、硬度、結晶外形、光学的および電気的特性、安定性ならびに溶解性を有する。再結晶化溶媒、結晶化速度、貯蔵温度などの様々な因子が、支配的な単一結晶形態をもたらし得る。
「賦形剤」との用語は、本明細書で使用される場合、活性成分として本発明の化合物を含有する錠剤などの薬物または医薬品の製造で使用することができる不活性または非活性な物質を意味する。制限はないが、結合剤、崩壊剤、コーティング、圧縮/カプセル封入助剤、クリームもしくはローション、滑剤、非経口投与用の液剤、咀嚼錠用の物質、甘味剤もしくは香料、懸濁化/ゲル化剤または湿潤顆粒化剤として使用される任意の物質を包含する様々な物質が、賦形剤との用語には包含され得る。結合剤には、例えば、カルボマー、ポビドン、キサンタンゴムなどが包含され;コーティングには、例えば、酢酸フタル酸セルロース、エチルセルロース、ゲランゴム(gellan gum)、マルトデキストリン、腸溶コーティングなどが包含され;圧縮/カプセル封入助剤には、例えば、炭酸カルシウム、デキストロース、フルクトースdc(dc=「直接圧縮可能」)、蜂蜜dc、ラクトース(無水物または一水和物;場合によって、アスパルテーム、セルロースまたは微結晶性セルロースと組み合わせて)、デンプンdc、スクロースなどが包含され;崩壊剤には、例えば、クロスカルメロースナトリウム、ゲランゴム、デンプングリコール酸ナトリウムなどが包含され;クリームまたはローションには、例えば、マルトデキストリン、カラギーナンなどが包含され;滑剤には、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ナトリウムステアリルフマラートなどが包含され;咀嚼錠用の物質には、例えば、デキストロース、フルクトースdc、ラクトース(一水和物、場合によって、アスパルテームまたはセルロースと組み合わせて)などが包含され;懸濁化/ゲル化剤には、例えば、カラギーナン、デンプングリコール酸ナトリウム、キサンタンゴムなどが包含され;甘味剤には、例えば、アスパルテーム、デキストロース、フルクトースdc、ソルビトール、スクロースdcなどが包含され;湿潤顆粒化剤には、例えば、炭酸カルシウム、マルトデキストリン、微結晶性セルロースなどが包含される。
「アルキル」は、飽和の直鎖、有枝鎖または環状一価炭化水素構造およびその組合せを指し、それを包含する。特定のアルキル基は、1から20個の炭素原子を有するもの(「C〜C20アルキル」)である。より特定のアルキル基は、1から8個の炭素原子を有するもの(「C〜Cアルキル」)である。特定の数の炭素を有するアルキル基が挙げられている場合、その数の炭素を有するすべての幾何異性体が包含および記載されていることが意図されている;したがって、例えば、「ブチル」は、n−ブチル、sec−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチルおよびシクロブチルを包含することが意味されており;「プロピル」はn−プロピル、iso−プロピルおよびシクロプロピルを包含する。この用語は、メチル、t−ブチル、n−ヘプチル、オクチル、シクロヘキシルメチル、およびシクロプロピルなどの基により例示される。シクロアルキルは、アルキルのサブセットであり、シクロヘキシルなどの1個の環またはアダマンチルなどの複数の環からなってよい。1個を超える環を含むシクロアルキルは、縮合型、スピロ型または架橋型またはその組合せであってよい。好ましいシクロアルキルは、3から13個の環炭素原子を有する飽和環式炭化水素である。より好ましいシクロアルキルは、3から8個の環炭素原子を有する飽和環式炭化水素(「C〜Cシクロアルキル」)である。シクロアルキル基の例には、アダマンチル、デカヒドロナフタレニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルなどが包含される。
「アルキレン」は、アルキルと同じであるが、二原子価を有する残基を指す。アルキレンの例には、メチレン(−CH−)、エチレン(−CHCH−)、プロピレン(−CHCHCH−)、およびブチレン(−CHCHCHCH−)などが包含される。
「アルケニル」は、オレフィン不飽和部位を少なくとも1個有し(即ち、式C=Cの部分を少なくとも1個有する)、好ましくは、2から10個の炭素原子、より好ましくは、2から8個の炭素原子を有する不飽和炭化水素基を指す。アルケニルの例には、これらに限られないが、−CH−CH=CH−CHおよび−CH−CH−シクロヘキセニルが包含され、ここで、後者の例のエチル基は、シクロヘキセニル部分に、環の任意の利用可能な位置で結合し得る。シクロアルケニルは、アルケニルのサブセットであり、シクロヘキシルなど、1個の環から、またはノルボルネニルなど、複数の環からなり得る。より好ましいシクロアルケニルは、3から8個の環構成炭素原子を有する不飽和環式炭化水素である(「C〜Cシクロアルケニル」)。シクロアルケニル基の例には、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、およびシクロヘキセニルなどが包含される。
「アルキニル」は、アセチレン不飽和部位を少なくとも1個有し(即ち、式C≡Cの部分を少なくとも1個有する)、好ましくは、2から10個の炭素原子、より好ましくは、3から8個の炭素原子を有する不飽和炭化水素基を指している。
「置換アルキル」は、1から5個の置換基を有するアルキル基を指し、ここで置換基は、これらに限られないが、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、置換または非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシなどの置換基を包含する。
「置換アルケニル」は、1から5個の置換基を有するアルケニル基を指し、ここで置換基は、これらに限られないが、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、置換または非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシなどの置換基を包含する。
「置換アルキニル」は、1から5個の置換基を有するアルキニル基を指し、ここで置換基は、これらに限られないが、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、置換または非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシなどの基を包含する。
「アシル」は、基H−C(O)−、アルキル−C(O)−、置換アルキル−C(O)−、アルケニル−C(O)−、置換アルケニル−C(O)−、アルキニル−C(O)−、置換アルキニル−C(O)−、アリール−C(O)−、置換アリール−C(O)−、ヘテロアリール−C(O)−、置換ヘテロアリール−C(O)−、複素環式−C(O)−および置換複素環式−C(O)−を指し、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環は、本明細書で定義された通りである。
「アシルオキシ」は、基H−C(O)O−、アルキル−C(O)O−、置換アルキル−C(O)O−、アルケニル−C(O)O−、置換アルケニル−C(O)O−、アルキニル−C(O)O−、置換アルキニル−C(O)O−、アリール−C(O)O−、置換アリール−C(O)O−、ヘテロアリール−C(O)O−、置換ヘテロアリール−C(O)O−、複素環式−C(O)O−および置換複素環式−C(O)O−を指し、ここで、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環は、本明細書で定義された通りである。
「複素環」、「複素環式」または「ヘテロシクリル」は、単一の環または複数の縮合環を有し、1から10個の環炭素原子および窒素、イオウまたは酸素などの1から4個の環ヘテロ原子を有する、飽和または不飽和の非芳香族基を指す。1個を超える環を含む複素環は、縮合型、スピロ型もしくは架橋型またはその任意の組合せであってよい。縮合環系では、1個または複数の環がアリールまたはヘテロアリールであってよい。1個を超える環を有する複素環は、少なくとも1個の環が芳香族である場合、非芳香環上の位置で、または芳香環上の位置で親構造と結合していてよい。一変形形態では、1個を超える環を有する複素環は、少なくとも1個の環が芳香族である場合、親構造に、非芳香環上の位置で結合している。
「置換複素環式」または「置換ヘテロシクリル」は、1から3個の置換基で置換されている複素環基を指し、ここで置換基は、これらに限られないが、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、置換または非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシなどの置換基を包含する。一変形形態では、置換複素環は、追加の環で置換されている複素環であり、ここで、追加の環は、芳香族であっても非芳香族であってもよい。
「アリール」または「Ar」は、単一の環(例えば、フェニル)または、縮合している環は芳香族でも芳香族でなくてもよい複数の縮合環(例えば、ナフチルまたはアントリル)を有する不飽和芳香族炭素環式基を指す。一変形形態では、アリール基は、6から14個の環炭素原子を含有する。1個を超える環を有するアリール基は、少なくとも1個の環が非芳香族である場合、親構造に、芳香環上の位置で、または非芳香環上の位置で結合している。一変形形態では、1個を超える環を有するアリール基は、少なくとも1個の環が非芳香族である場合、親構造に、芳香環上の位置で結合している。
「ヘテロアリール」または「HetAr」は、2から10個の環炭素原子およびヘテロ原子(窒素、酸素およびイオウなどが挙げられるが、これらに限定されない)を包含する少なくとも1個の環ヘテロ原子を有する不飽和芳香族炭素環式基を指す。ヘテロアリール基は、単一の環(例えば、ピリジル、フリル)または、縮合している環は芳香族でもよいし芳香族でなくてもよい複数の縮合環(例えば、インドリジニル、ベンゾチエニル)を有し得る。1個を超える環を有するヘテロアリール基は、少なくとも1個の環が非芳香族である場合、親構造に、芳香環上の位置で、または非芳香環上の位置で結合していてよい。一変形形態では、1個を超える環を有するヘテロアリール基は、少なくとも1個の環が非芳香族である場合、親構造に、芳香環上の位置で結合している。
「置換アリール」は、1から5個の置換基を有するアリール基を指し、ここで置換基は、これらに限られないが、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、置換または非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシなどの基を包含する。
「置換ヘテロアリール」は、1から5個の置換基を有するヘテロアリール基を指し、ここで置換基は、これらに限られないが、アルコキシ、置換アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、置換または非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、置換アリール、アリールオキシ、置換アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシなどの基を包含する。
「アラルキル」は、アリール部分がアルキル残基に結合していて、アラルキル基が親構造に、アリール残基またはアルキル残基で結合していてよい残基を指す。好ましくは、アラルキルは親構造に、アルキル部分を介して結合している。「置換アラルキル」は、アリール部分が置換アルキル残基に結合していて、アラルキル基が親構造にアリール残基またはアルキル残基で結合していてよい基を指す。アラルキルが、アルキル部分を介して親構造に結合している場合、これは、「アルカリール」とも称され得る。より特定のアルカリール基は、アルキル部分に1から3個の炭素原子を有するものである(「C〜Cアルカリール」)。
「アルコキシ」は、基アルキル−O−を指し、これには、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、および1,2−ジメチルブトキシなどが包含される。同様に、アルケニルオキシは、基「アルケニル−O−」を指し、アルキニルオキシは、基「アルキニル−O−」を指す。「置換アルコキシ」は、置換アルキル−Oの基を指す。
「非置換アミノ」は、基−NHを指す。
「置換アミノ」は、基−NRを指し、ここで、(a)RおよびR基はそれぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環からなる群から選択されるが、但し、RおよびR基が共にHであることはないことを条件とするか;または(b)RおよびRは窒素原子と一緒に結合して、複素環または置換複素環を形成する。
「アシルアミノ」は、基−C(O)NRを指し、ここで、RおよびRは独立に、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環式、置換複素環式からなる群から選択されるか、またはRおよびR基は、窒素原子と一緒に結合して、複素環または置換複素環を形成する。
「アミノカルボニルアルコキシ」は、基−NRC(O)ORを指し、ここで、RおよびR基はそれぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換ヘテロシクリルからなる群から選択される。
「アミノアシル」は、基−NRC(O)Rを指し、ここで、RおよびR基はそれぞれ独立に、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環または置換複素環からなる群から選択される。好ましくは、Rは、Hまたはアルキルである。
「アミノスルホニル」は、基−NRSO−アルキル、−NRSO置換アルキル、−NRSO−アルケニル、−NRSO−置換アルケニル、−NRSO−アルキニル、−NRSO−置換アルキニル、−NRSO−アリール、−NRSO−置換アリール、−NRSO−ヘテロアリール、−NRSO−置換ヘテロアリール、−NRSO−複素環および−NRSO−置換複素環を指し、ここで、Rは、Hまたはアルキルであり、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環および置換複素環は、本明細書で定義された通りである。
「スルホニルアミノ」は、基−SONH、−SONR−アルキル、−SONR−置換アルキル、−SONR−アルケニル、−SONR−置換アルケニル、−SONR−アルキニル、−SONR−置換アルキニル、−SONR−アリール、−SONR−置換アリール、−SONR−ヘテロアリール、−SONR−置換ヘテロアリール、−SONR−複素環および−SONR−置換複素環(ここで、Rは、Hまたはアルキルである)または−SONR(ここで、2個のR基は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、複素環または置換複素環を形成する)を指す。
「スルホニル」は、基−SO−アルキル、−SO−置換アルキル、−SO−アルケニル、−SO−置換アルケニル、−SO−アルキニル、−SO−置換アルキニル、−SO−アリール、−SO−置換アリール、−SO−ヘテロアリール、−SO−置換ヘテロアリール、−SO−複素環、および−SO−置換複素環を指す。
「カルボニルアルキレンアルコキシ」は、基−C(=O)−(CH−ORを指し、ここで、Rは、置換もしくは非置換アルキルであり、nは、1から100の整数であり、より好ましくは、nは1から10または1から5の整数である。
「ハロ」または「ハロゲン」は、原子番号9から85を有する第17族の元素を指す。好ましいハロ基には、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素のラジカルが包含される。残基が1個を超えるハロゲンで置換されている場合、これは、結合しているハロゲン部分の数に対応する接頭辞を使用することにより示すことができ、例えば、ジハロアリール、ジハロアルキル、トリハロアリールなどは、必ずではないが同じハロゲンであってよい2個(「ジ」)または3個(「トリ」)のハロ基で置換されたアリールおよびアルキルを指す。したがって、4−クロロ−3−フルオロフェニルは、ジハロアリールの範囲内である。Hがそれぞれハロ基で置換されているアルキル基は、「ペルハロアルキル」と称される。好ましいペルハロアルキル基は、トリフルオロアルキル(−CF)である。同様に、「ペルハロアルコキシ」は、ハロゲンが、アルコキシ基のアルキル部分を構成している炭化水素中の各Hに取って代わっているアルコキシ基を指す。ペルハロアルコキシ基の例は、トリフルオロメトキシ(−OCF)である。
「カルボニル」は、基C=Oを指す。
「シアノ」は、基−CNを指す。
「オキソ」は、部分=Oを指す。
「ニトロ」は、基−NOを指す。
「チオアルキル」は、基−S−アルキルを指す。
「アルキルスルホニルアミノ」は、基−RSONRを指し、ここで、RおよびRは独立に、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環式、置換複素環式からなる群から選択されるか、またはRおよびR基は、窒素原子と一緒に結合して、複素環または置換複素環を形成してよく、Rは、アルキル基である。
「カルボニルアルコキシ」は、本明細書で使用される場合、基−C(O)O−アルキル、−C(O)O−置換アルキル、−C(O)O−アリール、−C(O)O−置換アリール、−C(O)O−アルケニル、−C(O)O−置換アルケニル、−C(O)O−アルキニル、−C(O)O−置換アルキニル、−C(O)O−ヘテロアリール、−C(O)O−置換ヘテロアリール、−C(O)O−複素環式または−C(O)O−置換複素環式を指す。
「ジェミナル」は、同じ原子に結合している2つの部分の間の関係を指している。例えば、残基−CH−CHRにおいて、RおよびRはジェミナルであり、Rは、Rに対してジェミナルなR基と称され得る。
「ビシナル」は、隣接する原子に結合している2つの部分の間の関係を指している。例えば、残基−CHR−CHにおいて、RおよびRは、ビシナルであり、Rは、Rに対してビシナルなR基と称され得る。
「実質的に純粋な」化合物の組成は、その組成が15%以下、または好ましくは10%以下、またはより好ましくは5%以下、またはなおより好ましくは3%以下、および最も好ましくは1%以下の不純物を含有することを意味し、この不純物は、異なる立体化学形態の化合物であってよい。例えば、実質的に純粋なS化合物の組成は、その組成が15%以下または10%以下または5%以下または3%以下または1%以下の化合物のR形態を含有することを意味する。
本発明の化合物
本発明による化合物を、発明を解決するための手段および添付の特許請求の範囲を包含する本明細書で詳述する。本発明は、ヒスタミン受容体調節剤として記載された化合物のあらゆる立体異性体、塩および溶媒和物を包含する本明細書に記載の化合物のすべての使用を包含する。
本発明は、式(I)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物を包含する:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、またはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは一緒になって、カルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、またはアルコキシであるか、あるいはR10aおよびR10bは一緒になって、カルボニルを形成し;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノである]。
一変形形態では、次の構造的特徴のうちの1つまたは複数を含有する式(I)の化合物を提供する:(1)X、X、XおよびX10のうちの少なくとも1個がHであること;(2)
が単結合であり、R8a、R8b、R8cおよびR8dのうちの少なくとも1個が、H以外(例えば、メチルまたはヒドロキシル基)であること;および(3)Rが非置換C〜CアルキルまたはHであること。
一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(I)の化合物を提供する。
式(I)の他の変形形態では、R3aおよびR3bの少なくとも1個はアリールである。式(I)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、フェニルである。
一般式(I)、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、G、(H−1)〜(H−6)、(J−1)〜(J−11)、(K−1)〜(K−7)および(L−1)〜(L−8)の化合物などの本明細書で提供される化合物は、新たなヒスタミン受容体モジュレーターと記載される。また、本発明の化合物に対して、神経変性疾患を治療する際の使用を見出すこともできる。
一変形形態では、化合物は、Rが置換アリール、非置換アリール、置換ヘテロアリール、非置換ヘテロアリール、アリールオキシおよびアラルキル以外である式(I)の化合物である。一変形形態では、化合物は、Rが置換アリールおよび非置換アリール以外である式(I)の化合物である。
他の変形形態では、本発明は、X、X、XおよびX10のうちの少なくとも1個が、CHではなく、但し、R8a、R8b、R8c、R8dがそれぞれHである場合には、Rがメチルである場合など、RがH以外であることを条件とする式(I)の化合物を包含する。
一変形形態では、本発明の化合物は、Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリルまたは置換もしくは非置換アリールであり;R2aおよびR2bがそれぞれ独立に、H、メチル、もしくはフルオロであるか、またはR2aおよびR2bは一緒になって、カルボニル部分を形成しており;R3aおよびR3bはそれぞれ独立に、Hまたはフルオロであり;R10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、ヒドロキシルもしくはメチルであるか、またはR10aおよびR10bは一緒になって、カルボニルを形成している式(I)の化合物である。
他の変形形態では、本発明は、式(A)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物を包含する:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノ、もしくはニトロであるか、またはR2aおよびR2bは一緒になって、カルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bがそれらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、チオール、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、もしくはアルコキシであるか、またはR10aおよびR10bが一緒になって、カルボニルを形成し;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、シアノ、アルキニル、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノである]。
一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(A)の化合物を提供する。
式(A)の他の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、アリールである。式(A)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、フェニルである。
一変形形態では、本発明は、少なくとも1個のRがH以外であるが、但し、R8a、R8b、R8c、R8dがそれぞれHである場合、Rがメチルである場合など、RはH以外であることを条件とする式(A)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物を包含する。
一変形形態では、化合物は、式(E)またはその塩である:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは非置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルである]。一態様では、塩は、薬学的に許容できる塩である。
一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(E)の化合物を提供する。
式(E)の他の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、アリールである。式(E)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、フェニルである。
式(E)の一実施形態または本明細書中で詳述されるその任意の変形形態では、R3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換または非置換C〜Cアルキル、シクロアルキルまたはアシルアミノであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており、R10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、置換または非置換C〜Cアルキルであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成している。
一変形形態では、化合物は、RがH、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシである式(E)の化合物である。他の変形形態では、化合物は、Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキルまたは置換もしくは非置換アシルである式(E)の化合物である。さらなる変形形態では、化合物は、Rが非置換C〜Cアルキルである式(E)の化合物である。適用可能な場合、本明細書中で詳述されている式(E)の任意の変形形態は、追加の変形形態において、このパラグラフのR部分によりさらに定義され得る。
一変形形態では、化合物は、Rがメチルであり;X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであり;XがCRであり、ここで、RがClである式(E)の化合物である。このような一変形形態では、化合物は、Qが置換アリールであることによりさらに定義される。他のこのような変形形態では、化合物は、Qが置換アリールまたは置換ヘテロアリールであることによりさらに定義される。さらなるこのような変形形態では、Qは、置換フェニルまたは置換ピリジル基である。Qがピリジル基である場合、これは、R8cおよびR8dを有する炭素に、任意の利用可能な環位置で結合していてよい(例えば、Qは、4−ピリジル、3−ピリジル、2−ピリジルなどであってよい)。一態様での置換アリール(例えば、置換フェニル)または置換ヘテロアリール(例えば、置換ピリジル)は、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分から独立に選択される1から5個の置換基で置換されている。このような一変形形態では、Qは、少なくとも1個の置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、フルオロ)部分で置換されているフェニルまたはピリジルである。Qはまた、単一部分で置換されていてもよく、例えば、4−フルオロフェニルまたは6−メチル−3−ピリジルである。特定の変形形態では、化合物は、Rがメチルであり;X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであり;XがCRであり、ここで、RがClであり;Qが、置換もしくは非置換C〜Cアルキルまたはハロ基で置換されているフェニルまたはピリジル部分である式(E)の化合物である。
他の変形形態では、化合物は、XがCRであり、ここで、RがClであり、R3aおよびR3bがそれぞれ、Hまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルである式(E)の化合物である。このような一変形形態では、化合物はさらに、Qが置換アリールまたは置換ヘテロアリールであることおよび/またはRがメチルであることにより定義される。他のこのような変形形態では、化合物はさらに、Qが置換アリールまたは置換ヘテロアリールであることおよびRがメチルであることにより定義される。Qが置換アリールまたは置換ヘテロアリールである場合、これは、本明細書で定義された通りの部分であってよく、置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、フルオロ)基で置換されているフェニルまたはピリジル基を包含する。このような一変形形態では、R3aおよびR3bの一方は、置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチルまたはエチルなどのC〜Cアルキル)であり、他方はHである。他のこのような変形形態では、R3aおよびR3bは、両方ともHである。一態様では、化合物は、Rがメチルであり;X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであり;R3aおよびR3bがそれぞれ、Hまたは非置換C〜Cアルキルである式(E)の化合物である。
他の変形形態では、化合物は、Rがメチルであり、R3aおよびR3bの少なくとも一方が置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり、Qが置換アリールまたは置換ヘテロアリールである式(E)の化合物である。一変形形態では、化合物はさらに、XがCRであり、ここで、Rはハロ(例えば、クロロ)であること、ならびに/またはX、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RがHであることにより定義される。Qは、本明細書で詳述される通りの置換アリールまたは置換ヘテロアリール部分であってよく、置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)、ハロ(例えば、フルオロ)またはペルハロアルキル(例えば、CF)基で置換されているフェニルまたはピリジル基を包含するが、これらに限定されない。このような一変形形態では、R3aおよびR3bの一方は、置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり(一変形形態では、R3aおよびR3bの一方は、メチルまたはエチルなどのC〜Cアルキルである)、他方はHである。他のこのような変形形態では、R3aおよびR3bは両方ともHである。特定の変形形態では、化合物は、Rがメチルであり、R3aおよびR3bの一方が置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり、他方がHであり、Qは4−フルオロフェニルまたは6−メチル−3−ピリジル基である式(E)の化合物である。一態様では、化合物は、Rがメチルであり、R3aおよびR3bが両方ともHであり、Qが置換アリール(例えば、4−フルオロフェニルなどの置換フェニル)である式(E)の化合物である。
他の変形形態では、化合物は、R3aおよびR3bが両方ともHであり、Rがメチルである式(E)の化合物である。一変形形態では、化合物はさらに、(i)〜(iv)の1つまたは複数を適用することにより定義される:(i)XがCRであり、ここで、Rはハロ(例えば、クロロ)または置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)であること;(ii)R8aおよびR8bが一緒になって、カルボニル部分を形成していること;(iii)R8cおよびR8dの一方がヒドロキシルであり、他方がHまたはメチルであること;および(iv)Qが置換もしくは非置換フェニルであること。このような一変形形態では、(i)および(ii)が適用される。他の変形形態では、(i)および(ii)および(iv)が適用される。さらなる変形形態では、(i)および(iii)が適用される。いっそうさらなる変形形態では、(i)、(iii)および(iv)が適用される。
他の変形形態では、化合物は、Rがメチルであり;R3aおよびR3bが両方ともHであり、Qがフェニルまたはピリジル部分を含む式(E)の化合物である。このような一変形形態では、Qはフェニルまたは置換フェニルである。他のこのような変形形態では、Qは、1個のハロまたは1個の置換もしくは非置換アルキル部分で置換されているフェニルである。フェニルは、フルオロなどの1個のハロ部分で置換されていてよいか、または1個の置換もしくは非置換アルキル部分、例えば、メチルなどのC〜Cアルキルで置換されていてよい。例えば、一変形形態では、Qは、フェニル、2−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−メチルフェニルまたは4−メチルフェニルであってよい。まだ他の変形形態では、Qは二置換フェニルであり、ここで、フェニルは、ハロおよびアルコキシから選択される少なくとも2個の部分で置換されている。例えば、この変形形態では、Qは、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニルであってよい。いっそう他の変形形態では、Qは、6−メチル−3−ピリジルなどの置換ピリジル部分である。特定の変形形態では、化合物は、Rがメチルであり;R3aおよびR3bが両方ともHであり、Qが、フェニル、1個のハロ部分もしくは1個のアルキル部分で置換されたフェニルまたは置換ピリジルである式(E)の化合物である。さらに特定の変形形態では、(E)の変形形態の任意の化合物は、適用可能な場合には、
が二重結合であることによってさらに定義される。そのような一変形形態では、
は、二重結合であり、R8bはHであり、R8dはメチルである。一態様では、化合物は、
が二重結合であり;R8bがHであり、R8dがメチルであり;Rがメチルであり;R3aおよびR3bが両方ともHであり;Qがフェニルまたはピリジル部分を含む式(E)の化合物である。
他の変形形態では、化合物は、R8cおよびR8dが一緒になって、カルボニルを形成しており、Rがメチルである式(E)の化合物である。このような一変形形態では、化合物はさらに、(i)〜(iv)のいずれか1つまたは複数により定義される:(i)R8cおよびR8dが両方ともHであること;(ii)Qが置換フェニルであること;(iii)XがCRであり、ここで、Rは置換もしくは非置換C〜Cアルキルまたはハロであること;および(iv)R3aおよびR3bの一方が置換もしくは非置換C〜Cアルキル、フェニルまたはHであり、他方がHであること。1つより多い(i)から(iv)が適用される場合、これらを任意の様式で組み合わせることができ、例えば、(i)および(ii);(i)および(iv);(ii)、(iii)および(iv);(i)、(ii)、(iii)および(iv)などである。一変形形態では、Qは、ハロ基で置換されたフェニル、例えば、2−フルオロフェニルおよび2−クロロフェニルである。一変形形態では、XはCRであり、ここで、Rは、メチルまたはクロロである。
他の変形形態では、化合物は、R8cおよびR8dの一方がヒドロキシルである式(E)の化合物である。このような一変形形態では、化合物はさらに、(i)〜(vii)のうちのいずれか1つまたは複数により定義される:(i)ヒドロキシルではないR8cまたはR8dがメチルまたはHであること;(ii)Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキルである(これは一変形形態では、メチルなどの非置換C〜Cアルキルである)こと;(iii)XがCRであり、ここで、Rは置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(iv)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(v)R2aおよびR2bが両方ともHであること;(vi)R10aおよびR10bが両方ともHであること;および(vii)Qが置換もしくは非置換フェニルまたは置換もしくは非置換ピリジルであること。このような一変形形態では、(vii)が適用され、Qは非置換フェニルまたは、ハロまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキル基で置換されたフェニルである。1つを上回る(i)〜(vii)が適用される場合、これらは任意の様式および/または数で組み合わせることができる。例えば、一変形形態では、(i)〜(vii)のすべてが適用され、他の変形形態では、(i)〜(iv)のいずれか1つまたは2つまたは3つ以上が適用される。一変形形態では、(iii)が適用され、XはCRであり、ここで、Rはメチルまたはクロロである。他の変形形態では、(iii)および(vii)の両方が適用され、特定の態様では、Xは、CRであり、ここで、Rは、メチルまたはクロロであり、Qはフェニル、2−置換フェニルまたは4−置換フェニルであり、ここで、置換基はメチルまたはフルオロである。特定の変形形態では、化合物は、qが0であり、mおよびnがそれぞれ1であり、R8eおよびR8fの一方がヒドロキシルであり、他方がHまたはメチルであり、Qがフェニル、あるいはハロまたは置換もしくは非置換アルキル部分で置換されたフェニルである、式(E)の化合物である。
一変形形態では、化合物は、XがCRであり、ここで、Rがハロまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;Rがメチルであり、R3aおよびR3bの少なくとも一方がエチル、メチルまたはフェニルである式(E)の化合物である。このような一変形形態では、XはCRであり、ここで、Rはクロロまたはメチルである。他の変形形態では、化合物は、XがCRであり、ここで、Rはハロまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;Rがメチルであり;R3aおよびR3bの少なくとも一方がエチル、メチルまたはフェニルであり、
が二重結合であり、R8bがHであり、R8dがメチルである、式(E)の化合物である。この変形形態では、化合物を(i)〜(iii)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義することができる:(i)R3aおよびR3bの一方はメチルであり、他方はHであること;(ii)XがCRであり、ここで、Rはクロロまたはメチルであること;および(iii)Qがハロ一置換フェニルまたはハロ二置換フェニル(例えば、2−フルオロフェニルまたは4−フルオロフェニル;2−クロロフェニルまたは4−クロロフェニル;2,4−ジクロロフェニル;2,4−ジフルオロフェニル;3,4−ジクロロフェニルおよび3,4−ジフルオロフェニル)であること。このような一変形形態では、(i)〜(iii)がそれぞれ適用される。
Qが置換フェニルである場合、1個または複数の置換基は、任意の利用可能なフェニル環位置に位置してよい。例えば、単一または一置換フェニル基は、フェニル基のオルト、メタまたはパラ位置で置換されていてよい。任意の利用可能なフェニル環置換パターンが、二または三置換フェニル基に適している(例えば、オルトおよびパラ位で、2個のオルト位で、2個のメタ位で、メタおよびパラ位で、オルト、メタおよびパラ位で、2個のオルトおよび1個のパラ位で、2個のオルトおよび1個のメタ位で、または2個のメタおよび1個のパラまたはオルト位で)。一態様では、Qは、一置換フェニルであり、ここで、置換基は、ハロまたは置換もしくは非置換アルキルである。他の態様では、Qは、二置換フェニルであり、ここで、両方の置換基はハロである。さらなる態様では、Qは二置換フェニルであり、ここで、一方の置換基はハロであり、他方の置換基はアルコキシである。Qは一変形形態では、1から5個の部分で置換されたフェニルであり、ここで、置換基はそれぞれ独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルまたはアミノカルボニルアミノ部分である。他の変形形態では、Qは、少なくとも1個の置換もしくは非置換アルキル(例えば、メチル)、アルコキシ(例えば、メトキシ)またはハロ(例えば、クロロまたはフルオロ)部分で置換されたフェニルである。いっそう他の変形形態では、Qは、同じか異なってよい少なくとも2個のハロ部分で置換されたフェニルである。他のこのような変形形態では、Qは、1個のハロ部分および1個のアルコキシ部分で置換されたフェニルである。Qは一変形形態では、2−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メチルフェニル、2,4−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニルまたは3−フルオロ−4−メトキシフェニルである。いっそう他の態様では、化合物は、前記の変形形態に従い、その化合物は、(i)〜(iv)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義される:(i)Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)であること;(ii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(iii)R8cおよびR8dの一方がヒドロキシルであり、他方がHまたはメチルであること;および(iv)R3aおよびR3bが独立に、H、メチル、エチルまたはフェニルであること。
他の変形形態では、化合物は、Qが置換3−ピリジル(例えば、6−メチル−3−ピリジル)であり、R10aおよびR10bが両方ともHである式(E)の化合物である。このような一変形形態では、化合物は、(i)Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)であること、(ii)XがCRであり、ここで、Rは置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(iii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;および(iv)R3aおよびR3bが両方ともHであることのうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義される。
式(E)の他の変形形態では、Qはフェニルまたは置換フェニルであり;Rはメチルであり;R3aおよびR3bは独立に、H、エチル、メチルまたはフェニルであり、化合物は、式(E−2)の化合物である:
[式中、
2a、R2b、R8a、R8b、R8c、R8d、R10a、R10b、X、X、XおよびX10は、式(E)に関して定義された通りであり;
Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
Tは、0から5の整数である]。
一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(E−2)の化合物を提供する。
式(E−2)の他の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、アリールである。式(E−2)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、フェニルである。
他のこのような変形形態では、化合物は式(E−2)の化合物であり、(i)〜(iv)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義される:(i)XがCRであり、ここで、Rは、ハロ(例えば、クロロ)または置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)であること;(ii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(iii)R2aおよびR2bが両方ともHであること;および(iv)R10aおよびR10bが両方ともHであること。特定の変形形態では、化合物は、式(E−2)であり、ここで、Jは、ハロ、ペルハロアルキル、アルコキシまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり、Tは、1から2の整数である。
他の変形形態では、Rはメチルであり;Qはピリジルまたは置換ピリジルであり;R3aおよびR3bは独立に、H、エチル、メチルまたはフェニルであり、化合物は、式(E−3)の化合物である:
[式中、
2a、R2b、R8a、R8b、R8c、R8d、R10a、R10b、X、X、XおよびX10は、式(E)に関して定義された通りであり;
Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
Tは、0から4の整数である]。
一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(E−3)の化合物を提供する。
式(E−3)の他の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、アリールである。式(E−3)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個は、フェニルである。
このような一変形形態では、化合物は式(E−3)の化合物であり、(i)〜(iv)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義される:(i)XがCRであり、ここで、Rはハロ(例えば、クロロ)または置換もしくは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)であること;(ii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(iii)R2aおよびR2bが両方ともHであること;および(iv)R10aおよびR10bが両方ともHであること。ピリジル環は親構造に、任意の利用可能な位置で、結合していてよく、例えば、ピリジルは、2−ピリジル、3−ピリジルまたは4−ピリジル基であってよい。加えて、Tが0より大きい場合、J置換基は、ピリジル環に任意の環位置で結合していてよい。一例では、Tは1であり、ピリジルは3−ピリジル基であり、ここで、J部分は、任意の利用可能な環位置で結合している。特定の変形形態では、化合物は、式(E−3)またはその変形形態の化合物であり、これは(i)〜(vi)のうちのいずれか1つ以上が適用される場合、Jは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり、Tは1から2の整数である場合を包含する。特定のこのような変形形態では、Jはメチルであり、Tは1であり、例えば、6−メチル−3−ピリジルが得られる。
他の変形形態では、R3bはフェニルであり、X、XおよびX10はそれぞれ、CRであり、ここで、Rは、Hであり、化合物は、式(E−4)の化合物である:
[式中、
、R2a、R2b、R8a、R8b、R8c、R8d、R10a、R10bおよびXは、式(E)に関して定義された通りである]。このような一変形形態では、化合物は式(E−4)の化合物であり、(i)〜(iii)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義される:(i)XがCRであり、ここで、RはH以外であること(例えば、Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキルである場合);(ii)Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキルであること;および(iii)Qが置換フェニルであること。一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(E−4)の化合物を提供する。
他の変形形態では、Rはメチルであり、X、XおよびX10はそれぞれ、CRであり、RはHであり、化合物は、式(E−5)の化合物である:
[式中、
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
はCRであり、ここで、Rは、置換もしくは非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;
2a、R2b、R8a、R8b、R8c、R8d、R10a、R10bは、式(E)に関して定義された通りである]。
そのような一変形形態では、化合物は式(E−5)の化合物であり、次の(i)〜(iv)のうちのうちのいずれか1つまたは複数によってさらに定義される:(i)XがCRであり、ここで、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(ii)R3aおよびR3bが独立に、Hまたは非置換C〜Cアルキルであること;(iii)R2a、R2b、R10aおよびR10bがそれぞれHであること;および(iv)Qが置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールであること。
一変形形態では、Rはメチルであり、化合物は、式(E−6)の化合物である:
[式中、
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
はNまたはCRであり、ここで、Rは、ハロまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;
Qは、置換フェニル、非置換フェニル、置換ピリジルまたは非置換ピリジル部分を含み;
、X、X10、R2a、R2b、R8a、R8b、R8c、R8d、R10a、R10bは、式(E)に関して定義された通りである]。
このような一変形形態では、化合物は式(E−6)の化合物であり、(i)〜(iv)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義されるが、但し、規定(iv)、(v)および(vi)はどの様式にも組み合わされないことを条件とする:(i)XがCRであり、ここで、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(ii)R3aおよびR3bが独立に、H、フェニルまたは非置換C〜Cアルキルであること;(iii)R2a、R2b、R10aおよびR10bがそれぞれHであること;(iv)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(v)Qが置換もしくは非置換フェニル部分または置換もしくは非置換ピリジル部分であること。
一変形形態では、Rはメチルであり、化合物は、式(E−7)の化合物である:
[式中、
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
Qは、非置換シクロアルキル、置換シクロアルキル、非置換ヘテロシクリルまたは置換ヘテロシクリル部分であり;
、X、X、X10、R2a、R2b、R8a、R8b、R8c、R8d、R10a、R10bは式(E)に関して定義された通りである]。
このような一変形形態では、化合物は式(E−7)の化合物であり、(i)〜(v)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義される:(i)XがCRであり、ここで、RはH、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(ii)R3aおよびR3bがそれぞれHであること(iii)R2a、R2b、R10aおよびR10bがそれぞれHであること;(iv)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(v)Qが置換もしくは非置換シクロペンチル、シクロヘキシル、ピペリジニルまたはピペラジニル部分であること。
一変形形態では、Rはメチルであり、R3aおよびR3bは両方ともHであり、化合物は、式(E−8)の化合物である:
[式中、
Qは、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルであり;
、X、X、X10、R2a、R2b、R8a、R8b、R8c、R8d、R10a、R10bは、式(E)に関して定義された通りである]。このような一変形形態では、化合物は式(E−8)の化合物であり、(i)〜(iii)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義される:(i)R2aおよびR2bが両方ともHであること;(ii)R10aおよびR10bが両方ともHであること;および(iii)XがCRであり、ここで、RはH、ハロまたは非置換C〜Cアルキルであること。
他の変形形態では、式(I−1)、(I−2)、(I−3)、(I−4)および(I−5)の化合物を提供する:
[式中、Q、X、X、X、X10、R、R、R2a、R2b、R3a、R3b、R10a、R10b、R8a、R8b、R8cおよびR8dは、適用可能な場合には、式(I)もしくは(E)またはそれらの任意の変形形態に関して定義された通りであり;
はそれぞれ独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルまたはアミノカルボニルアミノ部分であり;
sは、0から5の整数であり;
tは、0から4の整数である]。
一変形形態では、Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキル(メチルなど)またはHである式(I−1)〜(I−5)の化合物を提供する。
一態様では、本発明は、X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここでRはHである式(I−1)の化合物を包含する。他の態様では、本発明は、X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであり、XがCRであり、ここで、Rは式(I)に関して定義された通りであり、Qが置換または非置換アリールまたはヘテロアリールである式(I−1)の化合物を包含する。他の態様では、本発明は、X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであり、XがCRであり、ここで、Rはハロ(クロロなど)またはアルキル(CH、エチル、i−プロピルまたはt−ブチルなど)であり、R8cがOHであり、R8dがHまたはCHであり、R8aおよびR8bがそれぞれHであり、Qが置換または非置換アリールまたはヘテロアリールである式(I−1)の化合物を包含する。
他の態様では、本発明は、X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであり、XがCRであり、ここで、Rはクロロ、CH、エチル、i−プロピルまたはt−ブチルであり、R8cがOHであり、R8dがHまたはCHであり、R8aおよびR8bがそれぞれHであり、Qが置換または非置換ピリジルである式(I−1)の化合物を包含する。
一態様では、本発明は、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであり、XがCRであり、Qが置換または非置換アリールまたはヘテロアリールである式(I−1)の化合物を包含する。他の態様では、本発明は、Xが式(I)に関して定義された通りであり、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであり、XがCRであり、ここで、Rはクロロ、CH、エチル、i−プロピルまたはt−ブチルであり、R8cおよびR8dが独立に、H、OHまたはCHであり、R8aおよびR8bがそれぞれHであり、Qが置換または非置換アリールまたはヘテロアリールである式(I−1)の化合物を包含するが、但し、(i)XがNである場合、R8aおよびR8bはHであること;および(ii)XがCRであり、RがHである場合、R8cはOHであり、R8dはHまたはCHであることを条件とする。一実施形態では、Qは、置換または非置換ピリジルである。
一変形形態では、本発明は、式(I−3a)の化合物を包含する:
[式中、
、R、R2a、R2b、R3a、R3b、R10aおよびR10bは、式(I)もしくは(E)またはそれらの任意の変形形態に関して定義された通りであり;
は、ハロ(例えば、クロロ)またはアルキル(例えば、CH、エチル、i−プロピルまたはt−ブチル)であり;
8cおよびR8dは独立に、H、OHまたはCHであり;
Qは、置換または非置換アリールまたはヘテロアリールであるが;
但し、(i)XがNである場合、R8cおよびR8dはHであり;(ii)XがCRであり、RがHである場合、R8cはOHであり、R8dはHまたはCHであることを条件とする]。一実施形態では、Qは、置換または非置換ピリジルである。式(I−3a)の他の実施形態では、Rは、置換もしくは非置換C〜Cアルキル(メチルなど)またはHである。
一変形形態では、本発明は、式(I−3b)、(I−3c)、(I−3d)、(I−3e)、(I−3f)および(I−3g)の化合物を包含する:
[式中、R、R2a、R2b、R3a、R3b、R10aおよびR10bは、式(I)もしくは(E)またはそれらの任意の変形形態に関して定義された通りであり;
は、ハロ(例えば、クロロ)またはアルキル(例えば、CH、エチル、i−プロピルまたはt−ブチル)であり;
は、HまたはCHであり;
8fは、HまたはCHである]。
式(I−3a)、(I−3b)、(I−3c)、(I−3d)、(I−3e)、(I−3f)および(I−3g)のいずれかの一変形形態では、Rは、クロロ、CH、エチル、i−プロピルまたはt−ブチルである。式(I−3a)、(I−3b)、(I−3c)、(I−3d)、(I−3e)、(I−3f)および(I−3g)のいずれかの他の変形形態では、Rは、置換もしくは非置換C〜Cアルキル(メチルなど)またはHである。
一変形形態では、化合物は、式(F)の化合物である:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;
10aおよびR10aはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
11およびR12はそれぞれ独立に、H、ハロ、アルコキシ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、カルボキシ、カルボニルアルコキシまたはC〜Cペルハロアルキルであり、かつ
結合は、EまたはZ二重結合配置のいずれかの存在を示すか、あるいはR11およびR12は一緒になって結合を形成しているか、またはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C3〜8シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成して、アセチレニル部分をもたらしており;
は、R11およびR12が独立に、H、C〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシまたはカルボニルアルコキシである場合に、EまたはZ二重結合配置の存在を示し;
Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルである]。
式(F)の一変形形態では、R11は、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルまたは置換もしくは非置換C〜Cペルハロアルキルであり、R12は、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルまたは置換もしくは非置換C〜Cペルハロアルキルであるか、あるいはR11およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル部分を形成している。
式(F)のさらに他の変形形態では、R11およびR12は独立に、H、OH、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、または一緒になって結合を形成している。
一変形形態では、R8a〜dのうちの少なくとも1個が、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されている置換C〜Cアルキルである式(F)の化合物を提供する。
式(F)の他の変形形態では、R3aおよびR3bの少なくとも1個は、アリールである。式(F)の特定の変形形態では、R3aおよびR3bのうちの少なくとも1個はフェニルである。
一変形形態では、化合物は、qが0であり、
がE二重結合配置を示し、R11がHであり、R12がC〜Cアルキルである式(F)の化合物である。一変形形態では、化合物は、qが0であり、
がZ二重結合配置を示し、R11がHであり、R12がC〜Cアルキルである式(F)の化合物である。
式(F)の一変形形態では、Rは、置換もしくは非置換C〜Cアルキル(メチルなど)またはHである。
一変形形態では、化合物は、Qがフェニルまたは置換フェニルである式(F)の化合物である。Qが置換フェニルである場合、一態様では、これは、1から5個の置換基で置換されている。Qが置換フェニルである場合、1個または複数の置換基は、任意の利用可能なフェニル環位置に位置してよい。例えば、単一または一置換フェニル基は、フェニル基のオルト、メタまたはパラ位置で置換されていてよい。任意の利用可能なフェニル環置換パターンが、二または三置換フェニル基に適している(例えば、オルトおよびパラ位で、2個のオルト位で、2個のメタ位で、メタおよびパラ位で、オルト、メタおよびパラ位で、2個のオルトおよび1個のパラ位で、2個のオルトおよび1個のメタ位で、または2個のメタおよび1個のパラまたはオルト位で)。一態様では、Qは、一置換フェニルであり、ここで、置換基は、ハロ(例えば、2−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニルおよび4−フルオロフェニル)である。他の態様では、Qは、二置換フェニルであり、ここで、置換基は両方ともハロ(例えば、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニルおよび2,4−ジクロロフェニル)である。さらなる態様では、Qは二置換フェニルであり、ここで、一方の置換基はハロであり、他方の置換基はアルコキシである(例えば、3−フルオロ−4−メトキシフェニル)。一変形形態ではQは、置換フェニルである。いっそう他の態様では、化合物は、前記の変形形態に従い、(i)〜(xi)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義されるが、但し、(iv)および(v)は組み合わされず、(ii)および(xi)は組み合わされず、(iii)および(xi)は組み合わされないことを条件とする:(i)qおよびmが両方とも0であること;(ii)R11がHであること;(iii)R12が非置換アルキル(例えば、メチルなどのC〜Cアルキル)であること;(iv)R3aおよびR3bの一方がメチル、エチルまたはフェニルであり、他方がHであること;(v)R3aおよびR3bが両方ともHであること;(vi)Rがアルキル(例えば、メチルなどのC〜Cアルキル)であること;(vii)XがCRであり、ここで、Rが非置換アルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(viii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(ix)R2aおよびR2bが両方ともHであること;(x)R10aおよびR10bが両方ともHであること;(xi)R11およびR12が一緒になって、結合を形成して、アセチレニル部分をもたらすこと。(i)〜(xi)の1つより多くが適用される場合、それらを任意の様式および/または数で組み合わせることができるが、但し、規定(iv)および(iv)は組み合わされず、規定(ii)および(xi)は組み合わされず、規定(iii)および(xi)は組み合わされないことを条件とする。特定の変形形態では、規定(iii)が適用され(R12は非置換アルキルである)、化合物(F)の二重結合は「E」配置である。他の変形形態では、規定(iii)が適用され(R12は非置換アルキルである)、化合物(F)の二重結合は「Z」配置である。
特定の変形形態では、化合物は、Qが非置換フェニルであり、R11およびR12が両方ともHである式(F)の化合物である。より特定の変形形態では、化合物は規定(i)、(v)〜(x)のそれぞれによりさらに定義される:(i)qおよびmが両方とも0であること;(v)R3aおよびR3bが両方ともHであること;(vi)Rがアルキル(例えば、メチルなどのC〜Cアルキル)であること;(vii)XがCRであり、ここで、Rは非置換アルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(viii)X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RがHであること;(ix)R2aおよびR2bが両方ともHであること;および(x)R10aおよびR10bが両方ともHであること。
特定の変形形態では、化合物は、Qが置換フェニルであり、RおよびR12が両方ともメチルである式(F)の化合物である。より特定の変形形態では、化合物は規定(i)、(ii)、(vii)〜(x)のそれぞれによりさらに定義される:(i)qおよびmが両方とも0であること;(ii)R11がHであること;(vii)XがCRであり、ここで、Rは非置換アルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)であること;(viii)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(ix)R2aおよびR2bが両方ともHであること;および(x)R10aおよびR10bが両方ともHであること。なおより特定の変形形態では、化合物は、Qが置換フェニルであり、RおよびR12が両方ともメチルであり、規定(i)、(ii)および(vii)〜(x)がそれぞれ適用され、規定(iv)も適用される式(F)の化合物である:(iv)R3aおよびR3bの一方がメチル、エチルまたはフェニルであり、他方がHであること。いっそう他の特定の変形形態では、化合物は、Qが置換フェニルであり、RおよびR12が両方ともメチルであり、規定(i)、(ii)および(vii)〜(x)がそれぞれ適用され、規定(v)も適用される式(F)の化合物である:(v)R3aおよびR3bが両方ともHであること。
式(F)の一変形形態では、qおよびmは0であり、R11およびR12は独立に、H、C〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシまたはカルボニルアルコキシであり、化合物は、式(F−1)の化合物またはその塩である:
[式中、
、R2a、R2b、R3a、R3b、R10a、R10b、X、X、X、X10およびQは、式(F)に関して定義された通りである]。式(F−1)の一変形形態では、R11は、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルまたは置換もしくは非置換C〜Cペルハロアルキルであり、R12は、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルまたは置換もしくは非置換C〜Cペルハロアルキルであるか、あるいはR11およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニル部分を形成している。
一変形形態では、化合物は、
がE二重結合配置を示し、R11がHであり、R12がC〜Cアルキルである式(F−1)の化合物である。一変形形態では、化合物は、
がZ二重結合配置を示し、R11がHであり、R12がC〜Cアルキルである式(F−1)の化合物である。
一変形形態では、化合物は、Qが上記の式(F)で記載されたものなどの置換フェニル基である式(F−1)の化合物であり、上記置換フェニル基は、置換基がハロである一置換フェニル(例えば、2−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニルおよび4−フルオロフェニル)および二置換フェニル(両方の置換基がハロ(例えば、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニルおよび2,4−ジクロロフェニル)であるか、または1個の置換基がハロであり他方がアルコキシ(例えば、3−フルオロ−4−メトキシフェニル)である)を包含するが、これらに限定されない。Qが置換フェニルである式(F−1)の化合物は、(i)〜(vi)のうちのいずれか1つまたは複数によりさらに定義することができる:(i)R11がHであること;(ii)R12が非置換アルキル(例えば、メチルなどのC〜Cアルキル)であること;(iii)XがCRであり、ここで、Rはハロ(例えば、クロロ)またはアルキル(例えば、メチル)であること;(iv)X、XおよびX10がそれぞれ、CRであり、ここで、RはHであること;(v)R2aおよびR2bが両方ともHであること;および(vi)R10aおよびR10bが両方ともHであること。(i)〜(vi)の1つより多くが適用される場合、それらを任意の様式および/または数で組み合わせることができる。一変形形態では、化合物は、Qが置換フェニルであり、規定(i)〜(vi)のすべてが適用される式(F−1)の化合物である。
式(F−1)の特定の変形形態では、R11はHであり、Qは置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリール、例えば、置換もしくは非置換フェニルまたは置換もしくは非置換ピリジルである。式(F−1)のより特定の変形形態では、R11はHであり、R12はHまたはメチルであり、Qは、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。置換もしくは非置換フェニルまたは置換もしくは非置換ピリジルQ基の例には、これらに限られないが、3−ピリジル、4−ピリジル、4−メトキシフェニル、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシルフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、4−メチル−3−ピリジル、4−フルオロフェニルおよび2−メチル−5−ピリミジルが包含される。
具体的な実施形態では、式(F−1a)および(F−1b)の化合物もしくはそれらの塩またはそれらの溶媒和物を提供する:
[式中、R、Q、X、X、XおよびX10は、式(F)および、適用可能な場合には、本明細書に詳述されているその任意の変形形態に関する通りに定義される]。即ち、全体を通して詳述されている式(F)の変形形態は、適用可能な場合には、変形形態すべてが具体的、かつ個別に式(F−1a)および(F−1b)に関して列挙されているかのように式(F−1a)および(F−1b)に適用される。化合物(F−1a)および(F−1b)の特定の変形形態では、Qは、置換もしくは非置換ヘテロアリールである。化合物(F−1a)および(F−1b)の他の変形形態では、Rは、メチルである。そのような一変形形態では、Rは、メチルであり、Qは、置換または非置換ヘテロアリールである。
式(F)の他の変形形態では、qおよびmは0であり、R11およびR12は一緒になって、結合を形成しており、化合物は、式(F−2)の化合物またはその塩である:
[式中、
、R2a、R2b、R3a、R3b、R10a、R10b、X、X、X、X10およびQは、式(F)に関して定義された通りである]。(F−2)の一変形形態では、Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリルである。
(F−2)の特定の変形形態では、Qは、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリール、例えば、置換もしくは非置換フェニルまたは置換もしくは非置換ピリジルである。Qの例には、これらに限られないが、4−メトキシフェニル、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−ピリジル、4−ピリジル、4−トリフルオロメチル−3−ピリジルおよび4−メチル−3−ピリジルが包含される。
(F−2)のさらなる変形形態では、Qは置換フェニルである。一態様では、式(F−2)の化合物においてQが置換フェニルであり、この置換フェニルは、置換基がハロである一置換フェニル(例えば、2−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニルおよび4−フルオロフェニル)ならびに二置換フェニル(両方の置換基がハロである(例えば、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロフェニルおよび2,4−ジクロロフェニル)か、または1個の置換基がハロであり、他方がアルコキシである(例えば、3−フルオロ−4−メトキシフェニル))を包含するが、これらに限定されない。Qが置換フェニルである式(F−2)の化合物は、(i)〜(v)の1つまたは複数によりさらに定義することができる:(i)R3aおよびR3bの一方がメチル、エチルまたはフェニルであり、他方がHであること;(ii)XがCRであり、ここで、Rがハロ(例えば、クロロ)またはアルキル(例えば、メチル)であること;(iii)X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、RはHであること;(iv)R2aおよびR2bが両方ともHであること;および(v)R10aおよびR10bが両方ともHであること。(i)〜(v)の1つより多くが適用される場合、それらを任意の様式および/または数で組み合わせることができる。一変形形態では、化合物は、Qが置換フェニルであり、規定(i)〜(v)のすべてが適用される式(F−2)の化合物である。
一変形形態では、式(G)の化合物または薬学的に許容できるその塩が提供される:
[式中、RはH、メチル、エチルまたはフェニルであり;
はメチルまたはクロロであり;
YはCHまたはNであり;
はフルオロ、クロロまたはメトキシであり;
Tは0、1または2であり;
8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、R8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
は、単結合または二重結合を表すが、但し、
が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とする]。
一実施形態では、化合物は、RがHである式(G)の化合物である。他の実施形態では、化合物は、RがHであり、YがCHである式(G)の化合物である。他の実施形態では、化合物は、RがHであり、YがNである式(G)の化合物である。他の実施形態では、化合物は、RがHであり、YがNであり、Tが1である式(G)の化合物である。
本明細書に詳述されている任意の式は、適用可能な場合、一変形形態で、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、非置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アシルアミノまたはアシルオキシからそれぞれ独立に選択されるR2aおよびR2bを有するか、あるいはR2aおよびR2bが一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成している。「適用可能な場合」とは、式がこのような構造を包含する場合に、このようなR2aおよびR2b部分が、1つの変形形態であることを意図していることが理解される。
本明細書に詳述されている任意の式は、適用可能な場合、一変形形態では、H、ヒドロキシル、アルコキシまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択されるR3a、R3b、R10a、R10bを有する。「適用可能な場合」とは、式がこのような構造を包含する場合に、このようなR3a、R3b、R10a、R10b部分が、1つの変形形態であることを意図していることが理解される。
一変形形態では、式(H−1)の化合物が提供される:
[式中、RはCHであり;RはH、CH、エチルまたはフェニルであり;RはCHまたはClであり;R8cおよびR8dは独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;RはH、F、ClまたはOCHであり、Tは1または2である]。一実施形態では、構造は、RがHである式(H−1)の構造である。
他の変形形態では、式(H−2)の化合物が提供される:
[式中、RはCHであり;R=H、CH、エチルまたはフェニルであり;RはCHまたはClであり;R8cおよびR8dは独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;RはH、F、ClまたはOCHであり、Tは1または2である]。式(H−2)の一実施形態では、RはHである。
他の変形形態では、式(H−3)の化合物が提供される:
[式中、RはCHであり;RはH、CH、エチルまたはフェニルであり;RはCHまたはClであり;R8aおよびR8cは独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;RはH、F、ClまたはOCHであり、Tは1または2である]。式(H−3)の一実施形態では、RはHである。
他の変形形態では、式(H−4)の化合物が提供される:
[式中、RはCHであり;RはH、CH、エチルまたはフェニルであり;RはCHまたはClであり;R8aおよびR8cは独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;RはH、F、ClまたはOCHであり、Tは1または2である]。式(H−4)の一実施形態では、RはHである。
他の変形形態では、式(H−5)の化合物が提供される:
[式中、Rは、式(F)に関して定義された通りであり;R8aは、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されたC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであり;R8cおよびQは独立に、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである]。式(H−5)の一実施形態では、R8cおよびQの両方がフェニルである場合など、R8cおよびQは、同じ置換または非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。式(H−5)の他の変形形態では、Rはハロであり、C〜CアルキルまたはHである。式(H−5)のさらなる変形形態では、Rは、ハロ、C〜CアルキルまたはHであり、R8cおよびQは、同じ置換または非置換アリールまたはヘテロアリール部分である。
他の変形形態では、式(H−6)の化合物が提供される:
[式中、Rは、式(F)に関して定義された通りであり;
は単結合または二重結合であり;
が単結合である場合には、R8dは、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換または非置換C〜Cアルキル、置換または非置換C〜Cシクロアルキル、置換または非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールであり、R8dは、
が二重結合である場合には、存在しない]。式(H−6)のさらなる変形形態では、Rは、ハロ、C〜CアルキルまたはHであり、
は、二重結合である。式(H−6)のさらに他の変形形態では、Rは、ハロ、C〜CアルキルまたはHであり、
は、単結合である。
一変形形態では、化合物は、適用可能ならば、RがH、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシである前述の式のいずれかの化合物である。他の変形形態では、適用可能ならば、Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキルまたはアシルである前述の式のいずれかの化合物を提供する。さらなる変形形態では、化合物は、適用可能ならば、Rが非置換C〜Cアルキルである前述の式のいずれかの化合物である。適用可能な場合には、本明細書に詳述されている式の任意の変形形態は、追加的な変形形態において、このパラグラフのR部分によってさらに定義され得る。
特定の実施形態では、化合物は、適用可能ならば、X、X、XおよびX10がCRである前述の式のいずれかの化合物である。他の実施形態では、化合物は、適用可能ならば、X、X、XおよびX10のうちの少なくとも1個がNである前述の式のいずれかの化合物である。他の変形形態は、適用可能ならば、X、X、XおよびX10のうちの少なくとも2個がNである前述の式のいずれかの化合物を提供する。さらなる変形形態は、適用可能ならば、X、X、XおよびX10のうちの2個がNであり、X、X、XおよびX10のうちの2個がCRである前述の式のいずれかの化合物を提供する。適用可能ならば、X、X、XおよびX10のうちの1個がNであり、X、X、XおよびX10のうちの3個がCRである前述の式の任意の化合物を提供する。
他の変形形態では、適用可能ならば、X、X、XおよびX10が一緒になって、次の構造から選択される芳香族部分をもたらす式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する:
[式中、Rはそれぞれ、上記式に関して定義された通りであるか;または特定の変形形態では、Rはそれぞれ独立に、ヒドロキシル、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであるか;またはいっそうさらなる変形形態では、Rは独立に、ハロ、非置換C〜CアルキルまたはC〜Cペルハロアルキルである]。他の変形形態では、Rはそれぞれ独立に、ハロまたは非置換C〜Cアルキルである。一実施形態では、前記環は、(R置換基で置換されていて、その結果、芳香族部分が、一変形形態ではハロまたは非置換C〜Cアルキルである単一のR基で置換されている。特定の変形形態では、RはH以外である。このような一変形形態では、前記環は、(R置換基を有して、その結果、その芳香族部分が非置換であり、R基を含有しない。
他の変形形態では、適用可能な場合、X、X、XおよびX10が一緒になって、次の構造から選択される芳香族部分をもたらす式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する:
[式中、Rはそれぞれ、上記式に関して定義された通りであるか;または特定の変形形態では、Rはそれぞれ独立に、アルキル、ペルハロアルキルまたはハロであるか;またはいっそうさらなる特定の変形形態では、Rはそれぞれ独立に、メチル、トリフルオロメチル、クロロまたはフルオロである]。一実施形態では、前記環は、(R置換基で置換されていて、その結果、その芳香族部分が、一変形形態ではハロまたは非置換C〜Cアルキルである単一のR基で置換されている。特定の変形形態では、RはH以外である。このような一変形形態では、前記環は、(R置換基を有して、その結果、その芳香族部分が非置換であり、R基を含有しない。
さらなる変形形態では、適用可能な場合、X、X、XおよびX10が一緒になって、式中のRが本明細書の上記の任意の変形形態で定義された通りであってよい次の式の構造をもたらす式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する:
このような一変形形態では、Rは、ハロまたは非置換C〜Cアルキルである。
いっそうさらなる変形形態では、適用可能な場合、X、X、XおよびX10が一緒になって、次の構造から選択される芳香族部分をもたらす式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する:
[式中、Rは、上記式に関して定義された通りであるか;または特定の変形形態では、Rは、ヒドロキシル、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであるか;またはいっそうさらなる変形形態では、Rはそれぞれ独立に、ハロ、非置換C〜CアルキルまたはC〜Cペルハロアルキルである]。他の変形形態では、Rは、ハロまたは非置換C〜Cアルキルである。まだ他の変形形態では、適用可能な場合、X、X、XおよびX10が一緒になって、下記構造をもたらす前述の式のいずれかの化合物を提供する:
いっそうさらなる変形形態では、適用可能な場合、X、X、XおよびX10が一緒になって、次の構造から選択される芳香族部分をもたらす式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する:
[式中、Rは上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の特定の変形形態では、Rはそれぞれ独立に、アルキルまたはハロである場合などであるか、またはなおより特定の変形形態では、Rはそれぞれ独立に、メチル、クロロ、ヨードまたはフルオロである]。
まだ他の変形形態では、適用可能な場合、X、X、XおよびX10が一緒になって、次の構造から選択される芳香族部分をもたらす式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する:
式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの、本明細書中で詳述された任意の式は、適用可能な場合、一変形形態において、一緒になって、本明細書の上記の詳述された芳香族部分をもたらすX、X、XおよびX10を有してよい。「適用可能な場合」とは、一変形形態において、式がこのような構造を包含する場合に、このようなX、X、XおよびX10基が一緒になって、上記の部分をもたらすことが意図されていると理解される。例えば、所定の式が、X、X、XおよびX10基が一緒になってピリジル部分をもたらす構造を包含しない場合、上記の詳述されたピリジル部分は、この特定の式には適用できないが、X、X、XおよびX10基が一緒になって、ピリジル部分をもたらす構造をまさに包含する式には、適用可能なままである。
他の実施形態では、適用可能な場合、X〜X10が上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で定義された通りであり、RがH、置換または非置換C〜Cアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換または非置換ヘテロシクリル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換アラルキルである式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する。さらなる実施形態では、適用可能な場合、X〜X10が上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリルまたは置換もしくは非置換アリールである前述の式のいずれかの化合物を提供する。特定の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10が上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、Rがメチル、エチル、シクロプロピル、プロピレート、トリフルオロメチル、イソプロピル、tert−ブチル、sec−ブチル、2−メチルブチル、プロパナール、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエタナール、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、置換フェニル、ピペリジン−4−イル、ヒドロキシシクロペンタ−3−イル、ヒドロキシシクロペンタ−2−イル、ヒドロキシシクロプロパ−2−イル、1−ヒドロキシ−1−メチルシクロプロパ−2−イルまたは1−ヒドロキシ−1,2,2−トリメチル−シクロプロパ−3−イルである前述の式のいずれかの化合物を提供する。
他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2aおよびR2bが独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、またはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bが一緒になって、カルボニル部分を形成しており、R3aおよびR3bがそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アシルアミノまたはアシルオキシである式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する。他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2aおよびR2bがそれぞれ独立に、H、非置換C〜Cアルキル、もしくはハロであるか、またはR2aおよびR2bが一緒になって、カルボニル部分を形成しており、R3aおよびR3bがそれぞれ独立に、H、非置換C〜Cアルキル、もしくはハロであるか、またはR3aおよびR3bが一緒になって、カルボニル部分を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。いっそうさらなる変形形態では、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2aおよびR2bがそれぞれ独立に、H、非置換C〜Cアルキル、もしくはハロであるか、またはR2aおよびR2bが一緒になって、カルボニル部分を形成しており;R3aおよびR3bがそれぞれ独立に、H、非置換C〜Cアルキル、もしくはハロであるか、またはR3aおよびR3bが一緒になって、カルボニル部分を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。本発明はまた、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2aおよびR2bがそれぞれ独立に、H、メチル、もしくはハロであるか、またはR2aおよびR2bが一緒になって、カルボニル部分を形成しており、R3aおよびR3bがそれぞれ独立に、H、メチル、もしくはハロであるか、またはR3aおよびR3bが一緒になって、カルボニル部分を形成している前述の式のいずれかの化合物を包含する。本発明はさらに、X〜X10およびRが定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2a、R2b、R3aおよびR3bがそれぞれ、Hである式に従う本発明の化合物を包含する。一変形形態では、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2a、R2b、R3aおよびR3bの少なくとも1個が置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、またはニトロであるか、あるいはジェミナルRまたはRと一緒になって、カルボニル部分を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2a、R2b、R3aおよびR3bの少なくとも2個が置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、またはニトロであるか、あるいはジェミナルRまたはRと一緒になって、カルボニル部分を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。まだ他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2a、R2b、R3aおよびR3bの少なくとも1個がフルオロもしくはメチルであるか、またはジェミナルRもしくはRと一緒になって、カルボニル部分を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。いっそう他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10およびRが上記式に関して定義された通りであるか、本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R2aおよびR2bまたはR3aおよびR3bがそれぞれ、メチルまたはフルオロ(例えば、R2aおよびR2bの両方がメチルであるか、または一方がフルオロであり、一方がメチルである)であるか、一緒になって、カルボニル部分を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。一変形形態では、R2aおよびR2bは一緒になって、カルボニル部分を形成している。他の変形形態では、R2aおよびR2bの少なくとも1個は、ヒドロキシルまたはアルコキシである。特定の変形形態では、R2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、もしくはニトロであるか、またはR2aおよびR2bが一緒になって、カルボニルを形成している。他の変形形態では、R2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、もしくはニトロであるか、またはR2aおよびR2bは一緒になって、カルボニルを形成している。
本発明はまた、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aおよびR10bがそれぞれ独立に、H、ハロ、非置換C〜Cアルキル、もしくはヒドロキシルであるか、またはR10aおよびR10bが一緒になって、カルボニルを形成している式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式に従う化合物を包含する。また、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aおよびR10bがそれぞれ独立に、H、ハロ、非置換C〜Cアルキル、もしくはヒドロキシルであるか、またはR10aおよびR10bが一緒になって、カルボニルを形成している式に従う化合物を包含する。他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aおよびR10bがそれぞれ独立に、H、ブロモ、メチル、もしくはヒドロキシルであるか、またはR10aおよびR10bが一緒になって、カルボニルを形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。まだ他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aおよびR10bの少なくとも一方が非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、もしくはハロであるか、またはR10aおよびR10bが一緒になって、カルボニルを形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。いっそうさらなる変形形態では、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aおよびR10bの少なくとも一方がメチル、ブロモ、もしくはヒドロキシルであるか、またはR10aおよびR10bが一緒になって、カルボニルを形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aおよびR10bの両方がメチルである前述の式のいずれかの化合物を提供する。他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aおよびR10bが一緒になって、カルボニルを形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する。他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aがHであり、R10bがメチルである前述の式のいずれかの化合物を提供する。他の変形形態では、適用可能な場合、X〜X10、R、R2a、R2b、R3aおよびR3bが上記式に関して定義された通りであるか、または本明細書に記載の任意の変形形態で詳述された通りであり、R10aがHであり、R10bがブロモである前述の式のいずれかの化合物を提供する。R10aおよびR10bを有する式(I)の炭素が光学的に活性である場合、これは、SまたはR配置であってよく、実質的に純粋なR化合物もしくはS化合物または任意の量でのそれらの混合物を含む組成物は、本発明に包含される。
特定の変形形態では、適用可能な場合、R2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3bが一緒になって、下記の構造から選択される環を形成している式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの前述の式のいずれかの化合物を提供する:
[式中、上記構造中のRは、式または本明細書で詳述される任意の特定の変形形態で定義された通りである]。特定の変形形態では、直前の構造のRはCHである。他の特定の変形形態では、直前の構造のRはHである。他の変形形態では、適用可能な場合、R2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3bが一緒になって、下記の構造の環を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する:
いっそう他の変形形態では、適用可能な場合、R2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3bが一緒になって、下記の構造の環を形成している前述の式のいずれかの化合物を提供する:
さらなる変形形態では、適用可能な場合、RはCHである。このような変形形態では、適用可能な場合とは、各式に関してR2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3bの要件に一致する構造のみが包含されることを意図していると理解される(例えば、式が、R3aおよびR3bが組み合わさって、カルボニルを形成することを許さない場合、このパラグラフのこのような構造は、そのような構造のための変形形態としては包含されない)。
式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの、本明細書で詳述される任意の式は、適用可能である場合、一変形形態において、一緒になって本明細書の上記の詳述された部分をもたらすR2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3bを有してもよい。「適用可能な場合」とは、一変形形態において、式がそのような構造を包含する場合に、このようなR2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3b基が一緒になって、上記の部分をもたらすことが意図されていることと理解される。例えば、所定の式が、R2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3b基が一緒になって
部分をもたらす構造を包含しない場合、上記の詳述された
部分は、この特定の式には適用できないが、R2a、R2b、R、R10a、R10b、R3aおよびR3bが一緒になって、
部分をもたらす構造をまさに包含する式には、適用可能なままである。
ある実施形態では、Rが次の部分から選択される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの本明細書に詳述されている式の化合物を提供する。
本発明はさらに、qおよびm、そして存在する場合、R8a、R8b、R8c、R8d、R11およびR12が、適用可能な場合、一緒になって、下記構造からなる群から選択される部分を形成している式に従う化合物を包含する:
さらなる変形形態において、qおよびm、そして存在する場合、R8a、R8b、R8c、R8d、R11およびR12が、適用可能な場合、一緒になって、下記構造式からなる群から選択される部分を形成している本明細書中で詳述された式の化合物を提供する:
「存在する場合」および「適用可能な場合」とは、式がそのような構造を包含する場合に、一変形形態において、このようなq、m、n、R8a、R8b、R8c、R8d、R8eおよびR8f基が、存在する場合に、一緒になって、上記の部分をもたらすことが意図されていると理解される。例えば、所定の式が、q、m、n、R8a、R8b、R8c、R8d、R8eおよびR8f基が存在する場合には、一緒になって−CHCH−部分をもたらす構造を包含しない場合、上記の詳述された−CHCH−部分は、この特定の式には適用できないが、q、m、n、R8a、R8b、R8c、R8d、R8eおよびR8f基が存在する場合には、一緒になって、−CHCH−部分をもたらす構造をまさに包含する式には、適用可能なままである。
本発明は、適用可能な場合、R8a、R8bおよびそれらが結合している炭素が、適用可能な場合、R8c、R8dおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、Rがそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、C〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシまたはカルボニルアルコキシである下記構造(これらの構造はそれぞれ任意に置換されていてもよい)からなる群から選択される部分を形成している式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式または本明細書中で詳述されたその任意の変形形態の化合物をさらに包含する:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Rがそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリルまたは置換もしくは非置換アリールである式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。まだ他の変形形態では、本発明の化合物は、Rがそれぞれ独立に、Hまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルである式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。いっそう他の変形形態では、本発明の化合物は、RがそれぞれHである式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。本発明はまた、Rがそれぞれ独立に、H、ハロ、非置換C〜Cアルキル、C〜Cペルハロアルキルまたは置換もしくは非置換アリールである式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物を包含する。本発明は、Rがそれぞれ独立に、H、ハロ、メチル、ペルフルオロメチルまたはシクロプロピルである式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物をさらに包含する。
本発明はまた、Qが置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールであり、これは、これらに限られないが、置換もしくは非置換ピリジル、フェニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾリル、フラニル、ピロリルもしくはチオフェニル基であってよい式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物を包含する。一変形形態では、本発明の化合物は、Qが置換もしくは非置換フェニルもしくはピリジル基である式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。特定の変形形態では、Qは、少なくとも1個のメチル基で置換されたフェニルまたはピリジル基である。他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが少なくとも1個の置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロもしくはペルハロアルキル部分で置換されたピリジル、フェニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾリル、フラニル、ピロリルまたはチオフェニル基である式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。いっそう他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリルである式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。まだ他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが置換もしくは非置換ピリジル、フェニル、ピラジニル、ピペラジニル、ピロリジニルもしくはチオモルホリニル基である式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。特定の変形形態では、Qは、少なくとも1個のメチルまたはハロ基で置換されているピリジル、フェニル、ピラジニル、ピペラジニル、ピロリジニルまたはチオモルホリニル基である。一変形形態では、本発明の化合物は、Qが非置換C〜Cシクロアルキルまたは非置換ヘテロシクリルである式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが置換もしくは非置換シクロヘキシル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、シクロペンチルまたはピロリジニル部分である式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。まだ他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが、少なくとも1個のカルボニル、ヒドロキシメチル、メチルまたはヒドロキシル基で置換されている置換シクロヘキシル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、シクロペンチルまたはピロリジニル部分である式または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。
さらに他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記の構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
[式中、Rはそれぞれ独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルもしくはアミノカルボニルアミノである]。一変形形態では、Qは、1個以下のR基で置換されている。他の変形形態では、Qは、1個のみのR基で置換されている。一変形形態では、Qは、2個のR基で置換されている。さらなる変形形態では、Qは、上記残基が部分(Rを有する上記の詳述された芳香族構造から選択され、その結果、QはR官能基も式N−Rの部分もどちらも含有しない。
いっそう他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
[式中、Rはそれぞれ独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルもしくはアミノカルボニルアミノである]。一変形形態では、Qは、1個以下のR基で置換されている。他の変形形態では、Qは、1個のR基のみで置換されている。一変形形態では、Qは、2個のR基で置換されている。さらなる変形形態では、Qは、上記残基が部分(Rを有する上記の詳述された芳香族構造から選択され、その結果、QはR官能基も式N−Rの部分も含有しない。
いっそう他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
[式中、Rはそれぞれ独立に、アルキル、ペルハロアルキルまたはハロである]。
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
[式中、Rは、QがR8eおよびR8fを有する炭素に結合している位置に対してオルト位またはパラ位でQに結合している]。特定の変形形態では、Qは、下記構造であり:
は、QがR8eおよびR8fを有する炭素に結合している位置に対してパラ位でQに結合している。他の特定の変形形態では、Qは、下記構造である:
[式中、Rはそれぞれ独立に、アルキル、ペルハロアルキルまたはハロである]。
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが、下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
[式中、Rはそれぞれ独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルもしくはアミノカルボニルアミノである]。一変形形態では、Qは、1個以下のR基で置換されている。他の変形形態では、Qは、1個のR基のみで置換されている。まだ他の変形形態では、Qは、2個のR基で置換されている。特定の変形形態では、Qは、上記残基が部分(Rを有する上記の詳述された炭素環式および複素環式構造から選択され、その結果、QはR官能基も式N−Rの部分も含有しない。
基を含有する本明細書に詳述される任意の構造または変形形態において、一変形形態では、Rはそれぞれ独立に、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、トリフルオロメチルまたはヒドロキシルである。他の変形形態では、Rはそれぞれ独立に、メチル、−CHOH、イソプロピル、ハロ、トリフルオロメチルまたはヒドロキシルである。
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
まだ他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造の部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
まだ他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
まだ他の変形形態では、化合物は、適用可能な場合に、Qが
である本明細書で詳述される任意の式の化合物である。
まだ他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが、下記構造から選択される6員環ヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールである本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択されるフェニルまたは置換フェニルである本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される5員環のヘテロアリールまたは置換ヘテロアリールである本明細書で詳述される式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが、下記構造から選択される5員環の置換または非置換シクロアルキルまたはヘテロシクリルである本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが下記構造から選択される6員環の置換または非置換シクロアルキルまたはヘテロシクリルである本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qが置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノ部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。特定の変形形態では、Qは非置換アミノである。他の変形形態では、Qは、部分−N(Me)、−N(CH)(CHCH)などの式−N(C〜Cアルキル)の置換アミノである。他の変形形態では、Qは、式:
の部分などの式−N(H)(シクロアルキルまたは置換シクロアルキル)の置換アミノである。
他の変形形態では、Qは、式:
の部分などの式−N(H)(アリールまたは置換アリール)の置換アミノである。
特定の変形形態では、Qは、アミノまたは置換アミノであり、R8eおよびR8fは一緒になって、カルボニル部分を形成している。まだ他の変形形態では、Qはアシルアミノ部分である。いっそう他の変形形態では、Qはアシルアミノ部分であり、R8eおよびR8fは両方とも水素である。
他の変形形態では、Qは、部分−O−CHCHなどの式−O−C〜Cアルキルのアルコキシ基である。まだ他の変形形態では、Qは、アルコキシ基であり、R8eおよびR8fは一緒になって、カルボニル部分を形成している。いっそうさらなる変形形態では、Qは、カルボニルアルコキシ部分である。まだ他の変形形態では、Qは、カルボニルアルコキシ部分であり、R8eおよびR8fは、両方とも水素である。
いっそう他の変形形態では、Qは、アシルオキシ、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノ部分である。一変形形態では、Qは、アシルオキシ、アミノカルボニルアルコキシまたはアシルアミノ部分であり、R8eおよびR8fは両方とも、水素である。
一変形形態では、Qは、下記構造から選択される部分である:
本発明は、Qがアミノアシル部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物を包含する。一変形形態では、Qは、Qが式−NHC(O)Rである場合など、RおよびRの少なくとも1個がHであるアミノアシル基である。一変形形態では、Qは、−NHC(O)−ヘテロシクリル、−NHC(O)−置換ヘテロシクリル、−NHC(O)−アルキル、−NHC(O)−シクロアルキル、−NHC(O)−アルカリールおよび−NHC(O)−置換アリールからなる群から選択されるアミノアシル部分である。他の変形形態では、Qは、−NHC(O)−C〜Cヘテロシクリル、−NHC(O)−C〜Cアルキル、−NHC(O)−C〜Cシクロアルキル、−NHC(O)−C〜Cアルカリールおよび−NHC(O)−置換フェニルからなる群から選択されるアミノアシル部分である。特定の変形形態では、Qは、下式の部分である:
一変形形態では、本発明の化合物は、Qがアシルオキシである式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。
一変形形態では、本発明の化合物は、Qがカルボニルアルコキシ部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。一変形形態では、Qは、式−C(O)−O−R(式中、RはH、アルキル、置換アルキルまたはアルカリールである)のカルボニルアルコキシ部分である。一変形形態では、Qは、式−C(O)−O−C〜Cアルキルのカルボニルアルコキシ部分である。特定の変形形態では、Qは、式−C(O)−O−Cのカルボニルアルコキシ部分である。一変形形態では、Qは、−C(O)−O−C〜C10アルキル、−C(O)−O−C〜Cアルカリール、−C(O)−O−C〜C置換アルキルおよび−C(O)−OHからなる群から選択されるカルボニルアルコキシ部分である。他の変形形態では、Qは、−C(O)−O−C〜Cアルキルである。特定の変形形態では、Qは、下式の部分である:
まだ他の変形形態では、化合物は、適用可能な場合、Qが
である本明細書で詳述される任意の式の化合物である。
他の変形形態では、本発明の化合物は、Qがアミノカルボニルアルコキシ部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物である。一変形形態では、Qは、式−NHC(O)−O−Rのアミノカルボニルアルコキシ部分である。他の変形形態では、Qは、式−NHC(O)−O−R(式中、Rは、置換アルキル基である)のアミノカルボニルアルコキシ部分である。特定の変形形態では、Qは、式−NH−C(O)−O−CH−C(Cl)の部分である。
本発明はまた、Qがアシルアミノ部分である式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書中で詳述された前記の任意の変形形態の化合物を包含する。一変形形態では、Qは、Qが式−C(O)N(H)(R)である場合などのRおよびRの少なくとも1個がHであるアシルアミノ基である。他の変形形態では、Qは、RおよびRの両方がアルキルであるアシルアミノ基である。一変形形態では、Qは、−C(O)−N(H)(アルキル)、−C(O)−N(アルキル),−C(O)−N(H)(アルカリール)および−C(O)−N(H)(アリール)からなる群から選択されるアシルアミノ部分である。他の変形形態では、Qは、−C(O)−N(H)、−C(O)−N(H)(C〜Cアルキル)、−C(O)−N(C〜Cアルキル)および−C(O)−N(H)(C〜Cアルカリール)からなる群から選択されるアシルアミノ部分である。特定の変形形態では、Qは、下式の部分である:
まだ他の変形形態では、化合物は、適用可能な場合に、Qがアルキニルであり、式:
のアルキニルである本明細書で詳述される任意の式の化合物である。
本明細書で詳述される任意の式は、適用可能な場合、一変形形態では、本明細書で詳述される上記の部分をQとして有する。「適用可能な場合」とは、このようなQ部分が、式がそのような構造を包含する場合の変形形態であることが意図されていると理解される。例えば、所定の式が、Qがフェニル部分である構造を包含しない場合、フェニル部分は、その特定の式には適用できないが、Qがフェニル部分である構造をまさに包含する式には適用可能なままである。
さらなる変形形態では、適用可能な場合、Rが非置換アルキルであり、R2a、R3a、R3b、R10がHであり、X、X、XおよびX10がそれぞれ独立に、NまたはCHであり、R8a、R8b、R8c、R8d、R8eおよびR8fがそれぞれ独立に、Hまたはヒドロキシルであり、Qが、これらに限られないが、置換もしくは非置換フェニルもしくはピリジル基を包含する置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールである、本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物を提供する。Qが置換フェニルまたはピリジル基である場合、一変形形態では、これは、少なくとも1個のメチル基で置換されている。
まださらなる変形形態では、適用可能な場合、Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリールであり;RがH、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;R3aおよびR3bがそれぞれ独立に、Hまたはハロであり;X、X、XおよびX10がそれぞれCRであり、ここで、Rは、上記式に関して定義された通りであるか、または特定の変形形態では、RはH、ハロ、ピリジル、メチルまたはトリフルオロメチルであり;R10がHであり、Qが、これらに限られないが、置換もしくは非置換ピリジル、フェニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾリル、フラニル、ピロリルもしくはチオフェニル基を包含する置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリールである、本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物を提供する。特定の変形形態では、Qは、少なくとも1個の置換もしくは非置換C〜Cアルキルまたはハロまたはペルハロアルキル部分で置換されているピリジル、フェニル、ピリミジニル、ピラジニル、イミダゾリル、フラニル、ピロリルまたはチオフェニル基である。一変形形態では、Rが、プロピレート、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、イソプロピル、tert−ブチル、sec−ブチル、2−メチルブチル、プロパナール、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエタナール、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、置換フェニル、ピペリジン−4−イル、ヒドロキシシクロペンタ−3−イル、ヒドロキシシクロペンタ−2−イル、ヒドロキシシクロプロパ−2−イル、1−ヒドロキシ−1−メチルシクロプロパ−2−イルまたは1−ヒドロキシ−1,2,2−トリメチル−シクロプロパ−3−イルである本明細書に詳述される変形形態の化合物を提供する。
いっそうさらなる変形形態では、適用可能な場合、Rが置換または非置換C〜Cアルキルであり;R2a、R3aおよびR3bがそれぞれ独立に、Hまたはハロであり;Rがそれぞれ独立に、H、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換または非置換C〜Cアルキルであり;R8a、R8b、R8c、R8d、R8eおよびR8fがそれぞれHであり;Qが置換もしくは非置換シクロヘキシル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル、シクロペンチルもしくはピロリジニル部分である、本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物を提供する。本発明はまた、適用可能な場合、Rがメチルであり;X、X、XおよびX10の少なくとも1個がCRであり、Rがそれぞれ独立に、H、ハロ、メチルまたはトリフルオロメチルである、本明細書で詳述される式の化合物を包含する。本発明は、詳述された任意の変形形態において、Qが少なくとも1個のカルボニル、ヒドロキシメチル、メチルまたはヒドロキシル基で置換されている化合物を包含する。
特定の変形形態では、適用可能な場合、Rが置換または非置換C〜Cアルキルであり;RがH、置換または非置換C〜Cアルキルであり;R3aおよびR3bが両方ともHであり;Rがそれぞれ独立に、H、ハロまたは置換もしくは非置換C〜Cアルキルであり;R8a、R8b、R8c、R8d、R8eおよびR8fがそれぞれHであり;R10がH、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシである、本明細書で詳述される式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物を提供する。この変形形態の一態様では、Qは、置換または非置換ピリジル、フェニル、ピラジニル、ピペラジニル、ピロリジニルまたはチオモルホリニル基であってよい。この変形形態の他の態様では、Qは、少なくとも1個のメチルまたはハロ基で置換されたピリジル、フェニル、ピラジニル、ピペラジニル、ピロリジニルまたはチオモルホリニル基である。この変形形態のまだ他の態様では、X、X、XおよびX10は、CRであり、Rはそれぞれ独立に、H、ハロまたはメチルである。
他の変形形態では、本発明の化合物は、qおよびm、そして存在する場合にはR8a〜R8dが、適用可能な場合、一緒になって、下記構造の部分を形成している式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書で詳述される前記の任意の変形形態の化合物である:
他の変形形態では、本発明の化合物は、q、m、Q、R8a〜R8d、R11およびR12が、適用可能な場合に一緒になって、下記構造の部分を形成している式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの式の化合物または本明細書で詳述される前記の任意の適用可能な変形形態の化合物である:
他の変形形態では、適用可能な場合に、式I、A、E、(E−2)〜(E−8)、(I−1)〜(I−5)、(I−3a)〜(I−3g)、F、F−1、F−1a、F−1b、F−2、Gおよび(H−1)〜(H−6)などの、本明細書で詳述される任意の式は、一変形形態では、適用可能な場合に一緒になって、下記構造の部分を形成しているq、m、Q、R8a〜R8f、R11およびR12を有し得る:
本発明による化合物の例を、表1に示す。示されている化合物は、塩が示されていなくても、塩として存在してもよく、本発明は、当業者にはよく理解されるように、本明細書に示されている化合物の塩および溶媒和物、さらに、化合物の非塩および非溶媒和物形態のすべてを包含すると理解される。
表1.代表的な化合物
追加的な本発明の化合物を、以下で詳述される式(J−1)〜(J−11)によって提供する。
式(J−1)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物を提供する:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
、Z、ZおよびZはそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、チオール、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
Xは、H、OH、置換もしくは非置換C〜Cアルキルであるか、またはYと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはYおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;
Yは、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;
は、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシであるが、但し、Rがカルボニルアルコキシである場合、Yは、ハロ、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成していることを条件とする]。
一変形形態では、式(J−1)の塩は、薬学的に許容できる塩である。
式(J−1)の一変形形態では、Z、Z、ZおよびZはそれぞれ、CRであり、化合物は、式(J−2)の化合物である:
[式中、R、R、R、XおよびYは、式(J−1)に関して定義された通りである]。式(J−2)の一態様では、R部分のうちの少なくとも1個は、Hである。式(J−2)の他の態様では、少なくとも2個のR部分は、Hである。
式(J−2)のさらなる態様では、(J−2)が式(J−3)からなる場合など、少なくとも3個のR部分がHである:
式(J−3)の一変形形態では、Rがクロロまたはメチルである場合など、Rは、ハロまたは非置換C〜Cアルキルである。一態様では、次の構造的特徴のうちの1つまたは複数をさらに有する式(J−3)の化合物を提供する:(i)Rが置換もしくは非置換C〜Cアルキルであること;(ii)Rがアシルアミノ、カルボニルアルコキシまたはアミノアシル部分であること;(iii)XがH、OH、非置換C〜Cアルキルであるか、Yと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはYおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成していること、(iv)Yがハロ、非置換アリール、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成していること、および(v)Rがハロまたは非置換C〜Cアルキルであること。特定の変形形態では、規定(i)〜(v)のうちの少なくとも2個が適用される式(J−3)の化合物を提供する。特定の変形形態では、規定(i)〜(v)のうちの少なくとも3個が適用される式(J−3)の化合物を提供する。式(J−3)の特定の変形形態では、XおよびYは、規定(iii)および(iv)において定義された通りである。さらなるそのような変形形態では、XおよびYは、規定(iii)および(iv)において定義された通りであり、規定(i)、(ii)および(v)のうちの少なくとも1個も適用される。
、Z、ZおよびZのうちの少なくとも1個がNである式(J−1)の化合物もまた包含される。一態様では、ZはNである。他の態様では、ZはNである。さらなる態様では、Zは、Nである。まだ他の態様では、ZはNである。Z、Z、ZおよびZのうちの1個より多くが、Nである場合、N原子は、任意の利用可能な環構成環位置に位置してよい。例えば、ZがNである場合、Z、ZまたはZのうちのいずれかも、Nであってよい。
式(J−1)、(J−2)または(J−3)の他の変形形態では、Rは、置換もしくは非置換C〜Cアルキルである。式(J−1)、(J−2)または(J−3)のさらなる変形形態では、Rは、メチルなどの非置換C〜Cアルキルである。
式(J−1)、(J−2)または(J−3)のいっそうさらなる変形形態では、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシまたはアミノアシル部分である。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の一態様では、Rがアシルアミノ部分である場合、Rが式−C(O)NRの非環式アシルアミノ部分である場合など(ここで、RはHまたはC〜C置換もしくは非置換アルキルであり、RはH、C〜C置換もしくは非置換アルキル(例えば、メチル、エチル、イソプロピルまたはベンジル)または複素環である)、Rは、非環式アシルアミノ部分である。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の他の態様では、Rがアシルアミノ部分である場合、Rが式−C(O)NRからなる場合など(ここで、RはRおよびそれらが結合している窒素と一緒になって、3員〜8員の複素環式環(例えば、−C(O)(1−ピペリジニル)を形成している)、Rは、非環式アシルアミノ部分である。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の一態様では、Rがカルボニルアルコキシ部分である場合、Rは、式−C(O)O−アルキル(例えば、メチル、エチル、シクロペンチル)または−C(O)O−置換アルキルからなり、Yは、ハロ、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成している。例えば、式(J−1)、(J−2)または(J−3)の一変形形態では、Rは、式−C(O)ORのカルボニルアルコキシ部分である(ここで、Rは、C〜C置換もしくは非置換アルキルであり、一変形形態では、C〜C置換アルキル上の置換基は、ペルハロアルキル部分で置換されたアルキルなど、1個または複数のハロ基である)。Rが、式−NRC(O)Rのアミノアシル部分である(ここで、Rは、Hであり、Rは、非置換もしくは置換アルキル、非置換もしくは置換アリール、非置換もしくは置換ヘテロアリールまたは置換もしくは非置換複素環式部分である)式(J−1)、(J−2)または(J−3)の化合物を提供する。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の一態様では、Rは、式−NRC(O)R(ここで、RはHであり、Rは、C〜C非置換または置換アルキルである)のアミノアシル部分であり;他のそのような態様では、RはHであり、Rは、非置換C〜Cアルキルである。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の他の態様では、Rは、式−NRC(O)Rのアミノアシル部分である(ここで、RはHであり、Rは、非置換もしくは置換の単環アリール部分、非置換もしくは置換単環ヘテロアリール部分または置換もしくは非置換単環複素環式部分であり、ヘテロアリールまたは複素環式部分は、一変形形態では、窒素ヘテロ原子を有する(例えば、ピリジニル、ピペリジニル))。
XがH、OH、非置換C〜Cアルキルであるか、またはYと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはYおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており、Yがハロ、非置換アリール、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成している式(J−1)、(J−2)または(J−3)の化合物もまた提供する。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の一変形形態では、Xは、H、OHまたは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)であり、Yは、ハロ、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル、イソプロピル、n−ブチルまたはシクロブチル)または非置換単環アリール部分(例えば、フェニル)である。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の一変形形態では、Xは、OHであり、Yは、非置換アリールである。一態様では、Yはフェニルである。他の変形形態では、XはHであり、Yは、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキルである。一態様では、Yは、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されているメチレンである。特定の態様では、Yは、次の構造から選択される部分である:
[式中、RおよびRはそれぞれ独立に、非置換C〜Cアルキルである]。一変形形態では、Yは、次の構造から選択される部分である:
[式中、RおよびRはそれぞれ独立に、非置換C〜Cアルキルであり、XはHである]。他の変形形態では、Xは、非置換C〜Cアルキルであり、Yは、ハロである。特定の態様では、Yは、フルオロである。
式(J−1)、(J−2)または(J−3)の特定の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルであり;XはH、OH、非置換C〜Cアルキルであるか、またはYと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはYおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;Yは、ハロ、非置換アリール、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシまたはアミノアシル部分であるが、但し、Rがカルボニルアルコキシである場合、Yは、ハロ、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成していることを条件とする。式(J−1)、(J−2)または(J−3)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルであり;Xは、H、OH、非置換C〜Cアルキルであるか、またはYと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはYおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;Yは、ハロ、非置換アリール、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;Rは、アシルアミノまたはアミノアシル部分である。Rがアシルアミノ、カルボニルアルコキシまたはアミノアシル部分である場合、Rは、これらに限られないが、本明細書中で先に示された部分を包含する本明細書で詳述されている任意のそのような部分であってよいと理解される。したがって、一態様では、Rが非置換C〜Cアルキルであり;XがH、OH、非置換C〜Cアルキルであるか、またはYと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはYおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;Yが、ハロ、非置換アリール、非置換C〜Cアルキル、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;Rが、本明細書中で詳述されている非環式もしくは環式アシルアミノまたは式−NRC(O)Rのアミノアシル部分(ここで、Rは、Hであり、Rは非置換もしくは置換アルキル、非置換もしくは置換アリール、非置換もしくは置換ヘテロアリールまたは置換もしくは非置換複素環式部分である)である式(J−1)、(J−2)または(J−3)の化合物を提供すると理解される。
式(J−3)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル、またはペルハロアルキル部分で置換されたC〜Cアルキルであり;Rは独立に、H、ハロ、非置換C〜Cアルキルまたは非置換C〜Cアルコキシである。式(J−3)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルであり;Rは、非置換C〜Cアルキル、Hまたはハロであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。
式(J−3)の一変形形態では、XはOHであり、Yは、置換または非置換C〜Cアルキルである。(J−3)の他の変形形態では、XはOHであり、化合物は、次の構造的特徴のうちの1つまたは複数によってさらに定義される:(i)Yが置換または非置換C〜Cアルキル(一態様では、これはメチル、ブチルまたはイソプロピルである)であること;(ii)RおよびRが独立に、非置換C〜Cアルキル(一態様ではRおよびRの両方がメチルである)であること;(iii)Rがアシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシであること。式(J−3)の特定の変形形態では、XはOHであり、Yは、置換または非置換C〜Cアルキルであり;RおよびRはそれぞれ、メチルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。
式(J−3)の一変形形態では、XはOHであり、YはHである。式(J−3)の一変形形態では、XはOHであり;YはHであり;RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式(J−3)の特定の変形形態では、XはOHであり;YはHであり;RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルであり;Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−3)の一変形形態では、XはOHであり;YおよびHであり;RおよびRはそれぞれメチルであり;Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−3)の特定の変形形態では、XはOHであり;YはHであり;RおよびRはそれぞれ、メチルであり;Rはアシルアミノ、カルボニルアルコキシまたはアミノアシルである。
式(J−4)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物を本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(J−1)に関して定義された通りである]。式(J−4)の一変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式vの特定の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。一変形形態では、RおよびRはそれぞれ、メチルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−4)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルであり;Rは、ハロまたは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、アミノアシルである。式(J−4)のそのような一変形形態では、Rは、メチルであり;RはハロまたはC〜C非置換アルキルであり;Rは、式−NRC(O)Rのアミノアシルである(ここで、RはHであり、Rは非置換もしくは置換アルキル、非置換もしくは置換アリール、非置換もしくは置換ヘテロアリールまたは置換もしくは非置換複素環式部分である)。
式(J−5)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(J−1)に関して定義された通りである]。式(J−5)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)である。式(J−5)の他の変形形態では、Rは、H、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(J−5)の一態様では、Rは、非置換C〜Cアルキルであり、Rは、H、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(J−5)の他の変形形態では、Rは、ハロまたは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルである。式(J−5)の特定の変形形態では、Rはメチルであり、Rは、H、メチルまたはクロロである。式(J−5)の一変形形態では、RおよびRは独立に、メチルなどの非置換C〜Cアルキルである。式(J−5)のさらなる変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルであり;Rは、H、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。特定の変形形態では、Rがメチルであり、RがH、メチルまたはクロロであり、Rがアシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである式(J−5)の化合物を提供する。式(J−5)のさらなる変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルであり;Rは、ハロまたは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、式−C(O)NR(ここで、RはHであり、Rは非置換C〜Cアルキルである)のアシルアミノである。
式(J−6)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(J−1)に関して詳述された通りであり、Rは、非置換C〜Cアルキルである]。式(J−6)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルである。式(J−6)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(J−6)の一変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である。式(J−6)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)であり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(J−6)の特定の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルである。式(J−6)のさらなる変形形態では、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである。一態様では、Rは、イソプロピルである。他の態様では、Rは、tert−ブチルである。式(J−6)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは非置換C〜Cアルキルである。式(J−6)のさらなる変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。特定の変形形態では、Rがメチルまたはエチルであり、Rがメチルまたはクロロであり;Rがメチル、エチル、イソプロピルまたはtert−ブチルであり、Rがアシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである式(J−6)の化合物を提供する。式(J−6)のさらなる変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、アシルアミノまたはアミノアシルである。式(J−6)のまださらなる変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、式−C(O)NR(ここで、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルであるか、またはRおよびRは、それらが結合している窒素と一緒になって複素環式部分を形成している)のアシルアミノまたはアミノアシルのいずれかである。
式(J−7)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(J−1)に関して詳述された通りである]。式(J−7)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)である。式(J−7)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(J−7)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(J−7)の他の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)である。式(J−7)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−7)の特定の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−7)の一変形形態では、Rはアシルアミノである。
式(J−8)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(J−1)に関して詳述された通りであり、Rは非置換C〜Cアルキルである]。式(J−8)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である。式(J−8)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(J−8)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(J−8)の他の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式(J−8)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルである。式(J−8)のさらなる変形形態では、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである。一態様では、Rは、イソプロピルである。他の態様では、Rはtert−ブチルである。式(J−8)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−8)のさらなる変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、アシルアミノまたはアミノアシルである。
式(J−9)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(J−1)に関して定義された通りであり、Rは非置換C〜Cアルキルである]。式(J−9)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル、エチルまたはイソプロピル)である。式(J−9)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(J−9)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(J−9)の他の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式(J−9)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルである。式(J−9)のさらなる変形形態では、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである。一態様では、Rは、イソプロピルである。他の態様では、Rはtert−ブチルである。式(J−9)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。
式(J−10)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(J−1)に関して定義された通りである]。式(J−10)の一変形形態では、RおよびRはそれぞれ、非置換C〜Cアルキル基である。式(J−10)の他の変形形態では、RおよびRはそれぞれ、非置換C〜Cアルキル基であり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−10)の他の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、アシルアミノまたはアミノアシルである。
式(J−11)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、
、Z、ZおよびZはそれぞれ独立に、NまたはCRであり、
はそれぞれ独立に、H、ハロ、非置換C〜Cアルキルまたは非置換C〜Cアルコキシであり;
は、非置換C〜Cアルキル、またはペルハロアルキル部分で置換されているC〜Cアルキルであり;
Xは、OH、置換もしくは非置換C〜Cアルキルであるか、またはYおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;
Yは、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキルであるか、またはXおよびそれらが結合している炭素と一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;
は、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである]。
一変形形態では、式(J−11)の塩は、薬学的に許容できる塩である。
式(J−11)の一変形形態では、Z、Z、ZおよびZはそれぞれ、CRである。式(J−11)の他の変形形態では、Z、Z、ZおよびZのうちの少なくとも1個はNであり、これは、Z、Z、ZおよびZのいずれに位置してもよい。Z、Z、ZおよびZのうちの1個より多くがNである場合、環構成窒素原子は、任意の利用可能な位置に位置してよい。
式(J−11)の一変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式(J−11)の特定の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。一変形形態では、RおよびRはそれぞれ、メチルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。式(J−11)の特定の変形形態では、RおよびRはそれぞれ、メチルであり、Rは、アシルアミノ、カルボニルアルコキシ、アシルオキシ、アミノアシルまたはアミノカルボニルアルコキシである。
本発明による化合物の例を、表2に示す。示されている化合物は、塩が示されていなくても、塩として存在してもよく、本発明は、当業者にはよく理解されるように、本明細書に示されている化合物の塩および溶媒和物、ならびに、化合物の非塩および非溶媒和物形態のすべてを包含すると理解される。
表2.代表的な化合物
式(K−1)の化合物もしくはその塩(薬学的に許容できるその塩など)または前述のものの溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、
、R、RおよびRは独立に、H、ハロ、C〜C非置換アルキルまたはC〜C非置換アルコキシであるが、但し、R、RおよびRがそれぞれ、Hであり、XがOHであり、Yがメチルである場合、Rはメチルおよびクロロ以外であることを条件とし;
は、非置換C〜Cアルキル、またはペルハロアルキル部分で置換されているC〜Cアルキルであり;
は、Hまたは非置換C〜Cアルキルであり;
Xは、OH、C〜Cアルキルであるか、またはYと一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており;
Yは、H、C〜Cアルキルであるか、またはXと一緒になって、シクロプロピル部分を形成している]。式(K−1)の一変形形態では、Rは、H、ハロまたはC〜C非置換アルコキシであり;RはHであり;RはH、ハロ、C〜C非置換アルキルまたはC〜C非置換アルコキシであるが、但し、R、RおよびRがそれぞれ、Hであり、XがOHであり、Yがメチルである場合、Rは、メチルおよびクロロ以外であることを条件とし;RはHまたはハロであり;Rはメチルであり;RはHまたはメチルであり;XはOHもしくはC〜Cアルキルであるか、またはYと一緒になって、シクロプロピル部分を形成しており、YはHもしくはC〜Cアルキルであるか、またはXと一緒になって、シクロプロピル部分を形成している。式(K−1)の他の変形形態では、R、R、RおよびRのうちの少なくとも2個は、ハロである(例えば、RおよびRがクロロである場合)。式(K−1)の他の変形形態では、XはOHであり、Yは、H、メチル、エチルまたはイソプロピルである。式(K−1)のさらなる変形形態では、R、RおよびRはHである。式(K−1)の他の変形形態では、R、R、RおよびRのうちの3個はHであり、1個はメチル、メトキシ、イソプロピル、クロロまたはフルオロである。
式(K−2)の化合物もしくはその塩(薬学的に許容できるその塩など)または前述のものの溶媒和物も提供する:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、チオール、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
Zは、H、ハロまたはC〜Cアルキルである]。
式(K−2)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(K−2)の他の変形形態では、Zは、Hまたはハロである。式(K−2)のさらなる変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Zは、Hまたはハロである。特定の変形形態では、Rは、メチルまたはクロロであり、Zは、H、クロロまたはフルオロである。
式(K−3)の化合物もしくはその塩(薬学的に許容できるその塩など)または前述のものの溶媒和物もまた、包含される:
[式中、
、R、RおよびRは、式(K−1)に関して定義された通りであり;
は、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールであり;
Xは、C〜C非置換n−アルキルもしくはシクロアルキルまたはC〜C非置換有枝鎖状アルキルである]。
式(K−3)の一変形形態では、R、RおよびRはそれぞれ、Hであり、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(K−3)の他の変形形態では、Xは、シクロヘキシル、シクロブチル、n−ブチルまたはイソプロピルである。式(K−3)の特定の変形形態では、R、RおよびRはそれぞれ、Hであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Xは、シクロヘキシル、シクロブチル、n−ブチルまたはイソプロピルである。式(K−3)のさらなる変形形態では、Rは、置換アリールまたは非置換ヘテロアリールである。一態様では、式(K−3)のRは、置換フェニルまたは非置換ピリジルである。特定の態様では、式(K−3)のRは、4−ハロ−フェニルまたは4−ピリジルである。式(K−3)の他の変形形態では、R、RおよびRはそれぞれ、Hであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;Xは、シクロヘキシル、シクロブチル、n−ブチルであり、Rは、置換フェニルである。式(K−3)の他の変形形態では、R、RおよびRはそれぞれ、Hであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;Xはイソプロピルであり、Rは非置換ピリジルである。
式(K−4)の化合物もしくはその塩(薬学的に許容できるその塩など)または前述のものの溶媒和物もまた、提供する:
[式中、
、R、RおよびRは、式(K−1)に関して定義された通りであり;
Vはハロである]。
式(K−4)の一変形形態では、R、RおよびRはHであり、Rは、メチルなどの非置換C〜Cアルキルである。式(K−4)の他の変形形態では、Vはフルオロである。
式(K−5)の化合物もしくはその塩(薬学的に許容できるその塩など)または前述のものの溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、
、RおよびRは、式(K−1)に関して定義された通りであり;
は、6−ピリミジル、3−メチル−4−ピリジル、または(i)少なくとも1個のアルコキシもしくはヒドロキシル基で置換されているか、もしくは(ii)少なくとも2個のハロ基で置換されているフェニルであり;
は非置換C〜Cアルキルである]。
式(K−5)の一変形形態では、R、RおよびRはそれぞれ、Hである。式(K−5)の他の変形形態では、Rはメチルである。式(K−5)のさらなる変形形態では、R、RおよびRはそれぞれ、Hであり、Rはメチルである。式(K−5)の他の変形形態では、Rは、少なくとも1個のメトキシなどの非置換C〜Cアルコキシ基で置換されているフェニルである。式(K−5)の一態様では、R、RおよびRはそれぞれ、Hであり、Rは、メトキシ置換フェニルである。式(K−5)の他の態様では、Rはメチルであり、Rは、メトキシまたはヒドロキシル置換フェニルである。他の変形形態では、Rは、少なくとも2個のハロ基で置換されているフェニルであり、R、RおよびRはそれぞれ、Hである。
式(K−6)の化合物もしくはその塩(薬学的に許容できるその塩など)または前述のものの溶媒和物もまた、提供する:
[式中:
、R、RおよびRは、式(K−1)に関して定義された通りであり;
は、
であり、ここで、Tは3または4であり;
Xは、HまたはOHであり;
Yは、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、置換または非置換ヘテロアリールである]。
式(K−6)の一変形形態では、R、RおよびRはHである。式(K−6)の他の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルである。式(K−6)の他の変形形態では、R、RおよびRはHであり、Rは非置換C〜Cアルキルである。式(K−6)の他の変形形態では、Rは、置換または非置換ピリジルである。Rが非置換ピリジルである場合、これは、任意の利用可能な位置で親構造に結合していてよい(例えば、4−ピリジル)。Rが置換ピリジルである場合、一態様では、そのピリジルは、メチルなどの非置換C〜Cアルキルで置換されている。Rが置換ピリジルである場合、これは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい(例えば、6−メチル−3−ピリジル)。式(K−6)の特定の変形形態では、R、RおよびRはHであり;Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは置換または非置換ピリジルである。式(K−6)のさらなる変形形態では、XおよびYは両方とも、Hである。例えば一態様では、化合物は、R、RおよびRがHであり;Rが非置換C〜Cアルキルであり、Rが置換または非置換ピリジルであり、XおよびYが両方とも、Hである式(K−6)の化合物である。
式(K−7)の化合物もしくはその塩(薬学的に許容できるその塩など)または前述のものの溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、
、RおよびRは、式(K−1)に関して定義された通りであり;
は、メチルまたはクロロであるが、但し、Rが置換ヘテロアリールである場合、Rはメチルであることを条件とし;
Xは、HまたはOHであり;
Yは、HまたはC〜Cアルキルであり;
は、置換または非置換ヘテロアリールである]。
式(K−7)の一態様では、R、RおよびRはそれぞれ、Hである。式(K−7)の他の態様では、XはHであり、Yは非置換C〜Cアルキルである。式(K−7)の他の態様では、YおよびYは両方とも、Hである。式(K−7)の特定の変形形態では、R、RおよびRはそれぞれ、Hであり、(i)XおよびYは両方とも、Hであるか、または(ii)XはHであり、Yは、メチルなどの非置換C〜Cアルキルである。特定の変形形態では、Rは、置換または非置換ピリジルである。式(K−7)の具体的な変形形態では、Rは、置換または非置換ピリジルであり、(i)XおよびYは両方とも、Hであるか、または(ii)XはHであり、Yは非置換C〜Cアルキルである。
本発明による化合物の例を、表3に示す。示されている化合物は、塩が示されていなくても、塩として存在してもよく、本発明は、当業者にはよく理解されるように、本明細書に示されている化合物の塩および溶媒和物、ならびに、化合物の非塩および非溶媒和物形態のすべてを包含すると理解される。
表3.本発明による代表的な化合物
式(L−1)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、提供する:
[式中、
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
は、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、チオール、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
Xは、OH、H、もしくはC〜C非置換アルキルであるか、またはYと一緒になって、式−OCHCHO−の環式部分を形成しており;
Yは、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、またはカルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキルであるか、あるいはXと一緒になって、式−OCHCHO−の環式部分を形成しており;
は、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリルである]。
式(L−1)の一変形形態では、RはC〜C非置換アルキルであり;Rは、C〜C非置換アルキル、Hまたはハロであり、Rは、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。式(L−1)の特定の変形形態では、Rは、メチル、エチルまたはイソプロピルであり;Rは、メチル、Hまたはクロロであり、Rは、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。Rが非置換アリールである場合、一変形形態では、これはフェニル部分である。Rが置換アリールである場合、一態様では、これは、置換フェニルである。Rが置換フェニルである場合、フェニルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよい。例えば、一変形形態では、Rは、置換基がハロ基である一置換フェニルである。他の変形形態では、Rは、同じか、または異なってよい2個のハロ基で2つ置換されたフェニル置換基である。特定の変形形態では、Rは、4−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、2−クロロフェニル、4−メトキシフェニルまたは2,4−ジフルオロフェニルである。Rが非置換ヘテロアリールである場合、一変形形態では、これは、環構成窒素原子を含有するヘテロアリールである。一態様では、Rが非置換ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素および炭素環構成原子のみを含有する。特定の変形形態では、Rは、ピリジルまたはピリミジニルから選択される非置換ヘテロアリールであり、そのような基は、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、一変形形態では、Rは、4−ピリジル、3−ピリジルまたは6−ピリミジルである。Rが置換ヘテロアリールである場合、一態様では、これは、置換ピリジルである。Rが置換ピリジルである場合、ピリジルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよく、置換ピリジルは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、一変形形態では、Rは、一置換ピリジルであり、その際、置換基は、C〜C非置換アルキル(例えば、メチル)である。特定の変形形態では、Rは、2−メチル−4−ピリジル、6−メチル−3−ピリジルまたは3−メチル−4−ピリジルである。
式(L−1)の一変形形態では、XはOHであり、Yは非置換アリールである。一態様では、Yはフェニルである。他の変形形態では、XはHであり、Yは、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキルである。一態様では、Yは、カルボニルアルコキシ部分またはカルボキシル部分またはアシルアミノ部分で置換されているメチレンである。特定の態様では、Yは、次の構造から選択される部分である
[式中、RはC〜C非置換アルキルである]。一変形形態では、Yは、次の構造から選択される部分である
[式中、RはC〜C非置換アルキルであり、XはHである]。他の変形形態では、Xは、非置換C〜Cアルキルであり、Yはハロである。特定の態様では、Yはフルオロである。
本発明はまた、式(L−2)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物を包含する:
[式中、R、RおよびRは、式(L−1)に関して定義された通りである]。式(L−2)の一変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式(L−2)の他の変形形態では、Rは、置換フェニル基などの置換アリールまたはピリジルなどの非置換ヘテロアリールである。一態様では、Rは、ハロ置換フェニルまたはピリジル部分である。Rがハロ置換フェニルである場合、特定の変形形態では、フェニルは、フェニル環上の任意の位置にあってよいフルオロで置換されている。Rがピリジル基である場合、これは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。特定の態様では、Rは4−ピリジルである。式(L−2)の特定の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルであり、Rは、置換アリールまたは非置換ヘテロアリールである。一変形形態では、RおよびRはそれぞれ、メチルであり、Rは、置換アリールまたは非置換ヘテロアリールである。式(L−2)の特定の変形形態では、RおよびRはそれぞれ、メチルであり、Rは、フルオロ置換フェニルまたはピリジル部分である。
本発明はまた、式(L−3)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物を包含する:
[式中、R、RおよびRは、式(L−1)に関して定義された通りである]。式(L−3)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)である。式(L−3)の他の変形形態では、Rは、H、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(L−3)の一態様では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、H、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(L−3)の特定の変形形態では、Rはメチルであり、Rは、H、メチルまたはクロロである。式(L−3)の一変形形態では、RおよびRは独立に、メチルなどの非置換C〜Cアルキルである。式(L−3)の一変形形態では、Rは、式(L−1)に関して本明細書で列挙されたものなど、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。例えば、Rが、非置換アリール(これは一変形形態ではフェニル部分である)である式(L−3)の化合物が意図されている。Rが、置換アリール(これは一態様では置換フェニルである)である式(L−3)の化合物もまた、意図されている。Rが置換フェニルである場合、フェニルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよい。例えば、一変形形態では、Rは、一置換フェニルであり、その際、置換基はハロ基である。他の変形形態では、Rは、同じかまたは異なってよい2個のハロ基で2つ置換されているフェニル置換基である。特定の変形形態では、Rは、4−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、2−クロロフェニル、4−メトキシフェニルまたは2,4−ジフルオロフェニルである。Rが、非置換ヘテロアリール(これは一変形形態では環構成窒素原子を含有するヘテロアリールである)である式(L−3)の化合物を提供する。一態様では、Rが非置換ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素および炭素環構成原子のみを含有する。式(L−3)の特定の変形形態では、Rは、ピリジルまたはピリミジニルから選択される非置換ヘテロアリールであり、ここで、そのような基は、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−3)の一変形形態では、Rは、4−ピリジル、3−ピリジルまたは6−ピリミジルである。Rが置換ヘテロアリールである場合、一態様ではこれは、置換ピリジルである。Rが置換ピリジルである場合、そのピリジルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよく、その置換ピリジルは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−3)の一変形形態では、Rは、一置換ピリジルであり、その際、置換基はC〜C非置換アルキル(例えば、メチル)である。式(L−3)の特定の変形形態では、Rは、2−メチル−4−ピリジル、6−メチル−3−ピリジルまたは3−メチル−4−ピリジルである。式(L−3)の他の変形形態では、Rは、置換フェニル基などの置換アリールである。一態様では、Rは、ハロ置換フェニルである。Rは、ハロ置換フェニルであり、特定の変形形態では、フェニルは、フェニル環上の任意の位置にあってよいフルオロまたはクロロで置換されている。式(L−3)のさらなる変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、H、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、置換もしくは非置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである。特定の変形形態では、Rがメチルであり、RがH、メチルまたはクロロであり、Rが置換もしくは非置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである式(L−3)の化合物を提供する。
式(L−4)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、提供する:
[式中、R、RおよびRは、式(L−1)に関して詳述された通りであり、Rは、非置換C〜Cアルキルである]。式(L−4)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルである。式(L−4)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(L−4)の一変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である。式(L−4)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)であり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(L−4)の特定の変形形態では、Rは、C〜C非置換アルキルである。式(L−4)のさらなる変形形態では、Rは、メチル、エチル、プロピルまたはブチルである。一態様では、Rは、イソプロピルである。他の態様では、Rは、tert−ブチルである。式(L−4)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、RはC〜C非置換アルキルである。式(L−4)の他の変形形態では、Rは、式(L−1)に関して本明細書中で列挙されたものなど、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。例えば、Rが、置換アリール(これは一態様では置換フェニルである)である式(L−4)の化合物が意図されている。Rが置換フェニルである場合、フェニルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよい。例えば、一変形形態では、Rは、一置換フェニルであり、その際、置換基はハロ基である。他の変形形態では、Rは、ハロ二置換フェニルであり、その際、そのハロ部分は、同じか、または異なってよい。特定の変形形態では、Rは、4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニルまたは4−メトキシフェニルである。Rが、非置換ヘテロアリール(これは一変形形態では環構成窒素原子を含有するヘテロアリールである)である式(L−4)の化合物もまた提供する。一態様では、Rが非置換ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素および炭素環構成原子のみを含有する。式(L−4)の特定の変形形態では、Rは、ピリジルまたはピリミジニルから選択される非置換ヘテロアリールであり、ここで、そのような基は、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−4)の一変形形態では、Rは、4−ピリジル、3−ピリジルまたは6−ピリミジルである。Rが置換ヘテロアリールである場合、一態様ではこれは、置換ピリジルである。Rが置換ピリジルである場合、そのピリジルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよく、その置換ピリジルは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−4)の一変形形態では、Rは、一置換ピリジルであり、その際、置換基はC〜C非置換アルキル(例えば、メチル)である。式(L−4)の特定の変形形態では、Rは、2−メチル−4−ピリジル、6−メチル−3−ピリジルまたは3−メチル−4−ピリジルである。式(L−4)のさらなる変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり;Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり;Rは、C〜C非置換アルキルであり、Rは、置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである。特定の変形形態では、Rがメチルまたはエチルであり、Rがメチルまたはクロロであり;Rが、メチル、エチル、イソプロピルまたはtert−ブチルであり、Rが置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである式(L−4)の化合物もまた提供する。
式(L−5)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では提供する:
[式中、R、RおよびRは、式(L−1)に関して詳述された通りである]。式(L−5)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)である。式(L−5)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(L−5)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(L−5)の他の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)である。式(L−5)の一変形形態では、Rは、式(L−1)に関して本明細書で列挙されたものなど、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。例えば、Rが、置換アリール(これは一態様では置換フェニルである)である式(L−5)の化合物が意図されている。Rが置換フェニルである場合、フェニルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよい。例えば、一変形形態では、Rは、一置換フェニルであり、その際、置換基はハロ基である。他の変形形態では、Rは、同じか、または異なってよい2個のハロ基で2つ置換されているフェニル置換基である。特定の変形形態では、Rは、4−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニルまたは2,4−ジフルオロフェニルである。Rが、非置換ヘテロアリール(これは一変形形態では環構成窒素原子を含有するヘテロアリールである)である式(L−5)の化合物もまた提供する。一態様では、Rが非置換ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素および炭素環構成原子のみを含有する。式(L−5)の特定の変形形態では、Rは、ピリジルまたはピリミジニルから選択される非置換ヘテロアリールであり、ここで、そのような基は、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−5)の一変形形態では、Rは、4−ピリジル、3−ピリジルまたは6−ピリミジルである。Rが置換ヘテロアリールである場合、一態様ではこれは、置換ピリジルである。Rが置換ピリジルである場合、そのピリジルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよく、その置換ピリジルは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−5)の一変形形態では、Rは、一置換ピリジルであり、その際、置換基はC〜C非置換アルキル(例えば、メチル)である。式(L−5)の特定の変形形態では、Rは、2−メチル−4−ピリジル、6−メチル−3−ピリジルまたは3−メチル−4−ピリジルである。式(L−5)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである。式(L−5)の特定の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルであり、Rが置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである。
本明細書で詳述する追加的な化合物は、式(L−6)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物である:
[式中、R、RおよびRは、式(L−1)に関して詳述された通りである]。式(L−6)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチルまたはエチル)である。式(L−6)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(L−6)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(L−6)の他の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式(L−6)の一変形形態では、Rは、式(L−1)に関して本明細書で列挙されたものなど、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。例えば、Rが、置換アリール(これは一態様では置換フェニルである)である式(L−6)の化合物が意図されている。Rが置換フェニルである場合、フェニルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよい。例えば、一変形形態では、Rは、一置換フェニルであり、その際、置換基はハロ基である。他の変形形態では、Rは、同じか、または異なってよい2個のハロ基で2つ置換されているフェニル置換基である。特定の変形形態では、Rは、4−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニルまたは2,4−ジフルオロフェニルである。Rが、非置換ヘテロアリール(これは一変形形態では環構成窒素原子を含有するヘテロアリールである)である式(L−6)の化合物もまた提供する。一態様では、Rが非置換ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素および炭素環構成原子のみを含有する。式(L−6)の特定の変形形態では、Rは、ピリジルまたはピリミジニルから選択される非置換ヘテロアリールであり、ここで、そのような基は、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−6)の一変形形態では、Rは、4−ピリジル、3−ピリジルまたは6−ピリミジルである。Rが置換ヘテロアリールである場合、一態様ではこれは、置換ピリジルである。Rが置換ピリジルである場合、そのピリジルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよく、その置換ピリジルは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−6)の一変形形態では、Rは、一置換ピリジルであり、その際、置換基はC〜C非置換アルキル(例えば、メチル)である。式(L−6)の特定の変形形態では、Rは、2−メチル−4−ピリジル、6−メチル−3−ピリジルまたは3−メチル−4−ピリジルである。式(L−6)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである。
式(L−7)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、本明細書では詳述する:
[式中、R、RおよびRは、式(L−1)に関して詳述された通りである]。式(L−7)の一変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル、エチルまたはイソプロピル)である。式(L−7)の他の変形形態では、Rは、非置換C〜Cアルキル(例えば、メチル)またはハロ(例えば、クロロ)である。式(L−7)の特定の変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロである。式(L−7)の他の変形形態では、RおよびRは独立に、非置換C〜Cアルキルである。式(L−7)の一変形形態では、Rは、式(L−1)に関して本明細書で列挙されたものなど、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである。例えば、Rが、置換アリール(これは一態様では置換フェニルである)である式(L−7)の化合物が意図されている。Rが置換フェニルである場合、フェニルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよい。例えば、一変形形態では、Rは、一置換フェニルであり、その際、置換基はハロ基である。他の変形形態では、Rは、同じかまたは異なってよい2個のハロ基で2つ置換されているフェニル置換基である。特定の変形形態では、Rは、4−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニルまたは2,4−ジフルオロフェニルである。Rが、非置換ヘテロアリール(これは一変形形態では環構成窒素原子を含有するヘテロアリールである)である式(L−7)の化合物もまた提供する。一態様では、Rが非置換ヘテロアリールである場合、ヘテロアリールは、窒素および炭素環構成原子のみを含有する。式(L−7)の特定の変形形態では、Rは、ピリジルまたはピリミジニルから選択される非置換ヘテロアリールであり、ここで、そのような基は、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−7)の一変形形態では、Rは、4−ピリジル、3−ピリジルまたは6−ピリミジルである。Rが置換ヘテロアリールである場合、一態様ではこれは、置換ピリジルである。Rが置換ピリジルである場合、そのピリジルは、1個または1個より多い置換基で置換されていてよく、その置換ピリジルは、任意の利用可能な環位置で親構造に結合していてよい。例えば、式(L−7)の一変形形態では、Rは、一置換ピリジルであり、その際、置換基はC〜C非置換アルキル(例えば、メチル)である。式(L−7)の特定の変形形態では、Rは、6−メチル−3−ピリジルまたは3−メチル−4−ピリジルである。式(L−7)の一変形形態では、Rは非置換C〜Cアルキルであり、Rは、非置換C〜Cアルキルまたはハロであり、Rは、置換フェニル、置換もしくは非置換ピリジルまたは非置換ピリミジルである。
式(L−8)の化合物もしくはその塩またはその溶媒和物もまた、提供する:
[式中、R、RおよびRは、式(L−1)に関して定義された通りである]。式(L−8)の一変形形態では、RおよびRはそれぞれ、C〜C非置換アルキル基である。式(L−8)の他の変形形態では、Rは、ピリジルなどの非置換ヘテロアリールである。式(L−8)の特定の変形形態では、RおよびRはそれぞれ、C〜C非置換アルキル基であり、Rは非置換ヘテロアリールである。
本発明による化合物の例を、表4に示す。示されている化合物は、塩が示されていなくても、塩として存在してもよく、本発明は、当業者であればよく理解されるように、本明細書に示されている化合物の塩および溶媒和物、ならびに、化合物の非塩および非溶媒和物形態のすべてを包含すると理解される。
表4.本発明による代表的な化合物
本明細書で詳述される任意の化合物の医薬組成物が、本発明には包含される。したがって、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩と、薬学的に許容できる担体または賦形剤とを含む医薬組成物を包含する。一態様では、薬学的に許容できる塩は、無機または有機の酸と共に形成される塩などの酸付加塩である。本発明による医薬組成物は、経口、頬、非経口、鼻、局所または直腸投与に適した形態または吸入による投与に適した形態を取ることができる。
本発明の化合物を、ヒスタミン受容体を調節する方法で使用することができる。
本明細書に詳述されている化合物は一態様では、精製された形態であってよく、精製された形態の化合物を含む組成物を、本明細書では詳述する。実質的に純粋な化合物の組成物など、本明細書に詳述されている化合物またはその塩を含む組成物を提供する。一部の実施形態では、本明細書に詳述されている化合物またはその塩を含有する組成物は、実質的に純粋な形態である。別段に述べられていない限り、「実質的に純粋」は、不純物を35%以下で含む組成を意図しており、ここで、不純物とは、組成の大部分を構成する化合物およびその塩以外の化合物を意味する。化合物1を例に挙げると、実質的に純粋な化合物1の組成は、不純物を35%以下で含む組成を意図しており、その際、不純物は、化合物1およびその塩以外の化合物を意味する。一変形形態では、ある組成の実質的に純粋な化合物またはその塩を提供し、その組成は不純物を25%以下で含む。他の変形形態では、ある組成の実質的に純粋な化合物またはその塩を提供し、その組成は不純物を20%以下で含む。さらに他の変形形態では、ある組成の実質的に純粋な化合物またはその塩を提供し、その組成は不純物を10%以下で含む。さらなる変形形態では、ある組成の実質的に純粋な化合物またはその塩を提供し、その組成は不純物を5%以下で含む。他の変形形態では、ある組成の実質的に純粋な化合物またはその塩を提供し、その組成は不純物を3%以下で含む。さらに他の変形形態では、ある組成の実質的に純粋な化合物またはその塩を提供し、その組成は不純物を1%以下で含む。さらなる変形形態では、ある組成の実質的に純粋な化合物またはその塩を提供し、その組成は不純物を0.5%以下で含む。
一変形形態では、本明細書の化合物は、個体に投与するために調製された合成化合物である。他の変形形態では、実質的に純粋な形態で化合物を含有する組成物を提供する。他の変形形態では、本発明は、本明細書で詳述される化合物と、薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を包含する。他の変形形態では、化合物を投与する方法を提供する。精製された形態、医薬組成物、および化合物を投与する方法は、本明細書で詳述される任意の化合物またはその形態に適している。
生物学的アッセイの一般的な記載
本明細書に開示された化合物と、アドレナリン作動性受容体、ドーパミン受容体、セロトニン受容体、ヒスタミン受容体およびイミダゾリン受容体を包含するアミン作動性Gタンパク質共役受容体のパネルとの結合特性を決定することができる。結合特性は、競合結合アッセイなどの当分野で公知の方法により評価することができる。一変形形態では、化合物を、本明細書に詳述されている結合アッセイにより評価する。本明細書に開示されている化合物はまた、さらなる特性決定のために細胞ベースのアッセイで、またはin vivoモデルで検査することができる。一態様では、本明細書に開示されている化合物は、本明細書に詳述されている任意の式の化合物であり、下記の特性の1つまたは複数をさらに示す:リガンドとアドレナリン作動性受容体(例えば、α1D、α2Aおよびα2B)との結合の阻害、リガンドとセロトニン受容体(例えば、5−HT2A、5−HT2C、5−HTおよび5−HT)との結合の阻害、リガンドとドーパミン受容体(例えば、D2L)との結合の阻害およびリガンドとヒスタミン受容体(例えば、H、HおよびH)との結合の阻害;セロトニン受容体(例えば、5−HT2A、5−HT)に対するアゴニスト/アンタゴニスト活性;ドーパミン受容体(例えば、D2L、D2S)に対するアゴニスト/アンタゴニスト活性;ヒスタミン受容体(例えば、H)に対するアゴニスト/アンタゴニスト活性;神経突起伸長アッセイでの活性;コリン作動性機能不全/機能低下に関係した記憶機能不全の前臨床モデルでの効能;注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルでの効能ならびに統合失調症の前臨床モデルでの効能。
一変形形態では、リガンドと受容体との結合の阻害を、本明細書に記載のアッセイで測定する。他の変形形態では、リガンドの結合の阻害を当分野で公知のアッセイで測定する。一変形形態では、リガンドと受容体との結合を、本明細書に記載されているアッセイなどの当分野で公知の適切なアッセイで決定されるように、少なくとも約80%阻害する。一変形形態では、リガンドと受容体の結合を、本明細書に記載されているアッセイなどの当分野で公知の適切なアッセイで決定されるように、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%のいずれかを超えて、または約85〜約95%もしくは約90〜約100%の間で阻害する。一変形形態では、リガンドと受容体の結合を、当分野で公知のアッセイで決定されるように、少なくとも約80%±20%阻害する。
一変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体(例えば、a1D、a2A、a2B、5−HT2A、5−HT2C、5−HT、5−HT、D2L、H、H、H)との結合を阻害する。一変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体、および11種もの多くの受容体(例えば、a1D、a2A、a2B、5−HT2A、5−HT2C、5−HT、5−HT、D、H、H、H)との結合を阻害する。一変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、本明細書に記載されているアッセイで測定される通り、本明細書に詳述されている1種または複数種の受容体(例えば、セロトニン受容体5−HT2A、セロトニン受容体5−HT、ドーパミン受容体D2Lおよびドーパミン受容体D2S、ヒスタミン受容体H)に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示す。一変形形態では、セロトニン受容体5−HT2Aのアゴニスト応答は、本発明の化合物により、本明細書に記載されているアッセイなどの適切なアッセイで決定されるように、少なくとも約50%、約50%、約70%、約80%、約90%、約100%、約110%、約120%、約130%、約140%、約150%のいずれか1つの値だけ阻害される。
一変形形態では、本発明の化合物は、上記神経伝達物質受容体結合プロファイルを示す。即ち、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、例えば、本明細書に記載のアッセイにより測定される通り、神経突起伸長を刺激する。一変形形態では、本発明の化合物は、培養中の一次ニューロンを使用する神経突起伸長アッセイにおいて、活性を示す。別の変形形態では、本発明の化合物は、脳由来神経栄養性因子(BDNF)および神経成長因子(NGF)などの天然に生じるプロトタイプ神経栄養性タンパク質の活性に規模的に匹敵する活性を有する。特に、神経突起伸長は、新規のシナプス発生の重要な部分を果たしており、これは、神経障害の治療に有益である。一変形形態では、神経障害は、ADHDを包含する。一変形形態では、本明細書に記載のアッセイなどの当分野で公知の適切なアッセイで測定される通り、約1μMの力価で、神経突起伸長が観察される。他の変形形態では、約500nMの力価で、神経突起伸長が観察される。さらなる変形形態では、約50nMの力価で、神経突起伸長が観察される。他の変形形態では、約5nMの力価で、神経突起伸長が観察される。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、本明細書に詳述されている1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示し、さらに、神経突起伸長を刺激する。
さらなる変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、そして/または上記の神経伝達物質受容体結合プロファイルを示し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて効能を示し、即ち、記憶機能不全の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示す。一変形形態では、本発明の化合物は、コリン作動性機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルにおいて有効である。Hアンタゴニズムは鎮静、体重増加および認知低下に寄与し得るので、この受容体での低い親和性(本明細書に記載のアッセイにおいて1μMで、ピリラミンの結合の約80%未満の阻害)は、認知促進作用およびより望ましい副作用プロファイルに関連し得る。さらに、この受容体を介してのセロトニン作用が記憶を損ない得るので、5−HTアンタゴニストとして高い効力を有する本発明の化合物は、認知増強作用を有し得る。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルにおいて効能を示し、即ち、記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示し、さらに、本明細書に詳述される1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示す。
さらなる変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルにおいて効能を示し、即ち、記憶機能不全の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示し、さらに、神経突起伸長を刺激する。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルにおいて効能を示し、即ち、記憶機能不全の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示し、さらに、本明細書に詳述される1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示し、さらに、神経突起伸長を刺激する。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルにおいて効能を示す、即ち、記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて認知促進効果を示し、そして、注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、さらに本明細書に詳述されている1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示し、さらに、神経突起伸長を刺激する。
さらなる変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、統合失調症の前臨床モデルにおいて測定される通り、抗精神病作用を有し、即ち、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示す。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示し、さらに、本明細書に詳述される1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示す。
さらなる変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示し、さらに、神経突起伸長を刺激する。
さらなる変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、記憶保持の増強および記憶障害の低減などの効能を示し、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示す。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示し、さらに、本明細書で詳述される1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルにおいて、記憶保持の増強および記憶障害の低減などの効能を示す。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示し、さらに、神経突起伸長を刺激し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、記憶保持の増強および記憶障害の低減などの効能を示す。
さらなる変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、本明細書に詳述される少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、本明細書に詳述されている1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示し、さらに神経突起伸長を刺激し、さらに統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示す。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドと、少なくとも1種の受容体および11種もの多くの受容体との結合を阻害し、さらに、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示し、さらに、本明細書に詳述されている1種または複数種の受容体に対してアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を示し、さらに、神経突起伸長を刺激し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、記憶保持の増強および記憶障害の低減などの効能を示す。
他の変形形態では、本発明の化合物は神経突起伸長を刺激する。他の変形形態では、本発明の化合物は、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示し、さらに神経突起伸長を刺激する。他の変形形態では、本発明の化合物は神経突起伸長を刺激し、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、記憶保持の増強および記憶障害の低減などの効能を示す。他の変形形態では、本発明の化合物は、統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示し、さらに神経突起伸長を刺激し、さらにコリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、記憶保持の増強および記憶障害の低減などの効能を示す。
一態様では、本発明の化合物は、リガンドとアドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2Bとの結合を阻害し、リガンドとセロトニン受容体5−HTとの結合を阻害する。他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとアドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2Bとの、セロトニン受容体5−HTとの、ならびに次の受容体のいずれか1種または複数種:セロトニン受容体5−HT、5−HT2Aおよび5−HT2Cとの結合を阻害する。他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとアドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2Bとの、セロトニン受容体5−HTとの、ならびに次の受容体のいずれか1種または複数種:セロトニン受容体5−HT、5−HT2Aおよび5−HT2Cとの結合を阻害し、さらに、リガンドとヒスタミン受容体Hおよび/またはHとの結合の弱い阻害を示す。一変形形態では、リガンドとセロトニン受容体5−HTとの結合の強い阻害も示す本発明の化合物が、特に望ましい。他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとアドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2Bとの、セロトニン受容体5−HT6との結合を阻害し、さらに、リガンドとヒスタミン受容体Hおよび/またはHとの結合の弱い阻害を示す。ヒスタミンH受容体のアゴニストは、記憶の刺激に、さらに体重増加に関与しているので、リガンドとヒスタミンH受容体との結合の弱い阻害が許される。一変形形態では、ヒスタミン受容体H1への結合は、約80%未満阻害される。他の変形形態では、リガンドとヒスタミン受容体H1との結合は、本明細書に記載されているアッセイなどの当分野で公知の適切なアッセイにより決定されるように、約75%、約70%、約65%、約60%、約55%または約50%のいずれかの値未満で阻害される。
他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとドーパミン受容体Dとの結合を阻害する。他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとドーパミン受容体D2Lとの結合を阻害する。他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとドーパミン受容体Dおよびセロトニン受容体5−HT2Aとの結合を阻害する。他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとドーパミン受容体D2Lおよびセロトニン受容体5−HT2Aとの結合を阻害する。他の変形形態では、本発明の化合物は、リガンドとヒスタミン受容体Hとの結合を阻害する。ある態様では、本発明の化合物はさらに、次の特性の1つまたは複数:リガンドとセロトニン5−HT受容体との結合の強い阻害、リガンドとセロトニン5−HT2A受容体との結合の強い阻害、リガンドとセロトニン5−HT2C受容体との結合の強い阻害、リガンドとヒスタミンH受容体との結合の弱い阻害、リガンドとヒスタミンH受容体との結合の弱い阻害、およびセロトニン受容体5−HT2Aに対するアンタゴニスト活性を示す。
一変形形態では、本発明の化合物は、本明細書で詳述される受容体結合態様のいずれかを示し、さらに、1種または複数種の次の受容体:セロトニン受容体5−HT2A、セロトニン受容体5−HT、ドーパミン受容体D2L、ドーパミン受容体D2Sおよびヒスタミン受容体Hに対してアゴニスト/アンタゴニスト活性を示す。一変形形態では、本発明の化合物は、本明細書で詳述される受容体結合態様のいずれかを示し、さらに神経突起伸長を刺激する。一変形形態では、本発明の化合物は、本明細書に詳述される受容体結合態様のいずれかを示し、さらに、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルならびに注意/衝動性および実行機能の前臨床モデルにおいて、記憶保持の増大および記憶障害の低減などの効能を示す。一変形形態では、本発明の化合物は、本明細書で詳述される受容体結合態様のいずれかを示し、さらに統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示す。一変形形態では、本発明の化合物は、本明細書で詳述される受容体結合態様のいずれかを示し、さらに任意の1種または複数種のアゴニスト/アンタゴニストアッセイ(例えば、セロトニン受容体5−HT2A、5−HT、ドーパミン受容体D2L、ドーパミン受容体D2Sおよびヒスタミン受容体Hに対するアゴニスト/アンタゴニストアッセイ)、神経突起伸長、コリン作動性機能不全/機能低下に関連する記憶機能不全の前臨床モデルおよび統合失調症の前臨床モデルにおいて効能を示す。
一部の態様では、本発明の化合物は、リガンドとアドレナリン作動性受容体a1D、a2A、a2B、セロトニン受容体5−HTおよびドーパミン受容体Dとの結合を、本明細書に記載されているアッセイなどの当分野で公知の適切なアッセイで決定されるように、少なくとも約80%阻害する。一変形形態では、結合は、本明細書に記載されているアッセイなどの適切なアッセイで測定される通り、少なくとも約80%阻害される。一部の態様では、本明細書に記載されているアッセイなどの当分野で公知の適切なアッセイで決定されるように、本発明の化合物は、リガンドとアドレナリン作動性受容体a1D、a2A、a2B、セロトニン受容体5−HTおよびドーパミン受容体D2Lとの結合を少なくとも約80%阻害する。一変形形態では、本明細書に記載されているアッセイなどの適切なアッセイで測定される通り、結合を少なくとも約80%阻害する。一変形形態では、リガンドと受容体との結合は、本明細書に記載されているアッセイなどの当分野で公知の適切なアッセイで決定されるように、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%のいずれか1つの値を超えて、または約85%から約95%もしくは約90%から約100%の間で阻害される。
一部の態様では、本発明の化合物は、上記の神経伝達物質受容体結合プロファイルを示し、さらに、抗精神病作用を示す。本発明の化合物は、抗精神病活性を有する化合物と同様の結合プロファイルを有すると認識される。他の変形形態では、本発明の化合物は、統合失調症の前臨床モデルにおいて有効である。加えて、本発明の化合物は、ジメボンの認知増強特性を有する可能性があり、したがって、これらの抗精神病分子の有益な薬理学的プロファイルに加わり得る。一変形形態では、本発明の化合物は、上記の神経伝達物質受容体結合プロファイルを示し、さらに、前臨床動物モデルでのコリン作動性機能低下により、記憶保持の増強および記憶障害の低減など、記憶機能不全の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示す。他の変形形態では、本発明の化合物は、上記の神経伝達物質受容体結合プロファイルを示し、さらに、記憶機能不全、学習および記憶の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示さない。
一変形形態では、本発明の化合物は、記憶機能不全、学習および記憶の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示す。さらなる変形形態では、本発明の化合物は、統合失調症の前臨床モデルにおいて抗精神病作用を有する。さらなる変形形態では、本発明の化合物は、記憶機能不全、学習および記憶の前臨床モデルにおいて、認知促進作用を示し、さらに、統合失調症の前臨床モデルにおいて抗精神病作用を有する。
方法の概要
本明細書に記載の化合物は、ヒトなどの個体における認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用することができる。一態様では、本明細書に記載の化合物は、認知障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用することができる。一変形形態では、本明細書で使用される場合、認知障害には、認知コンポーネント(component)(例えば、CIAS)を含有する精神病性障害(例えば、統合失調症)などの認知コンポーネントを含有する障害が包含され、意図されている。一変形形態では、認知障害は、ADHDを包含する。他の態様では、本明細書に記載の化合物は、精神病性障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用することができる。一変形形態では、本明細書で使用される場合、精神病性障害には、精神病性コンポーネント、例えば精神病性コンポーネント(例えば、アルツハイマー病または認知症の精神病)を含有する認知障害(例えば、アルツハイマー病)を含有する障害が包含され、意図されている。一変形形態では、統合失調症に関連する少なくとも1種の認知および/または精神病性症状を改善する方法を提供する。一態様では、CIASを有しているか、有すると推測される個体において、認知を改善する方法を提供する。特定の態様では、統合失調症の1種または複数種の陰性症状および/または1種または複数種の陽性症状および/または1種または複数種の解体性症状の改善を治療がもたらす、統合失調症を治療する方法を提供する。まだ他の態様では、本明細書に記載の化合物は、神経伝達物質媒介障害障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用することができる。一態様では、神経伝達物質媒介障害は、ADHDを包含する。一実施形態では、神経伝達物質媒介障害には、脊髄損傷、糖尿病性神経障害、アレルギー性疾患(食物アレルギーを包含)、ならびに加齢性毛髪喪失(脱毛症)、加齢性体重低下および加齢性視覚障害(白内障)などの老化保護活性が関与している疾患が包含される。他の変形形態では、神経伝達物質媒介障害には、脊髄損傷、糖尿病性神経障害、線維筋痛症およびアレルギー性疾患(食物アレルギーを包含)が包含される。他の実施形態では、神経伝達物質媒介障害には、アルツハイマー病、パーキンソン病、自閉症、ADD、ADHD、ギラン−バレー症候群、軽度認知障害、多発性硬化症、卒中および外傷性脳損傷が包含される。まだ他の実施形態では、神経伝達物質媒介障害には、統合失調症、不安、双極性障害、精神病、鬱病およびADHDが包含される。一変形形態では、本明細書で使用される場合、鬱病には、治療抵抗性鬱病、精神病性障害に関連する鬱病または双極性障害に関連する鬱病が包含され、意図されている。他の態様では、本明細書に記載の化合物は、神経障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用することができる。一態様では、本明細書に記載の化合物はまた、アミン作動性Gタンパク質共役受容体の調節が有益であると考えられるか、または有益である認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させるために使用することができる。
本発明はまた、認知機能を改善し、そして/または精神病作用を低減する方法を提供し、この方法は、それを必要とする個体に、認知機能を改善し、そして/または精神病作用を低減するのに有効な量の本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む。特定の変形形態では、CIASを有するか、または有すると推測される個体における認知機能の改善など、少なくとも1種の認知機能の改善を治療がもたらす、統合失調症を治療する方法を提供する。さらなる変形形態では、統合失調症に関連する精神病作用を低減する、統合失調症を治療する方法を提供する。一実施形態では、統合失調症を治療する方法であって、それを必要とする個体において統合失調症の陰性症状を改善する方法を提供する。一実施形態では、統合失調症を治療する方法であって、それを必要とする個体において統合失調症の陽性症状を改善する方法を提供する。さらなる変形形態では、統合失調症を治療する方法であって、それを必要とする個体において認知機能を改善し、かつ精神病作用を軽減する方法を提供する。統合失調症の1種または複数種の陰性、陽性および解体性症状を改善する方法であって、本明細書に詳述されている化合物または薬学的に許容できるその塩を、そのような改善を必要とする個体に投与することを伴う方法もまた提供する。一変形形態では、統合失調症の少なくとも1種の陰性症状を改善する方法であって、本明細書に詳述されている化合物または薬学的に許容できるその塩を、そのような改善を必要とする個体に投与することを伴う方法を提供する。他の変形形態では、統合失調症の少なくとも1種の陰性症状および少なくとも1種の陽性症状を改善する方法であって、本明細書に詳述されている化合物または薬学的に許容できるその塩をそのような改善を必要とする個体に投与することを伴う方法を提供する。さらに他の変形形態では、統合失調症の少なくとも1種の陰性症状および少なくとも1種の解体性症状を改善する方法であって、本明細書に詳述されている化合物または薬学的に許容できるその塩をそのような改善を必要とする個体に投与することを伴う方法もまた提供する。さらに他の変形形態では、統合失調症の少なくとも1種の陽性症状および少なくとも1種の解体性症状を改善する方法であって、本明細書に詳述されている化合物または薬学的に許容できるその塩をそのような改善を必要とする個体に投与することを伴う方法もまた提供する。なおさらなる変形形態では、統合失調症の少なくとも1種の陰性症状、少なくとも1種の陽性症状および少なくとも1種の解体性症状を改善する方法であって、本明細書に詳述されている化合物または薬学的に許容できるその塩をそのような改善を必要とする個体に投与することを伴う方法を提供する。
本発明はまた、個体において神経突起伸長を刺激し、そして/または神経発生を促進し、そして/または神経栄養性作用を増強する方法を提供し、この方法は、それを必要とする個体に、神経突起伸長を刺激し、そして/または神経発生を促進し、そして/または神経栄養性作用を増強するのに有効な量の本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む。
本発明はさらに、アミン作動性Gタンパク質共役受容体を調節する方法を包含し、この方法は、それを必要とする個体に、アミン作動性Gタンパク質共役受容体を調節するのに有効な量の本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩を投与することを含む。
本明細書に記載されている方法はまた、本発明の化合物を含む組成物を投与する方法も包含することを理解されたい。
認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させる方法
一態様では、本発明は、アミン作動性Gタンパク質共役受容体の調節が有益と考えられるか、または有益である認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害を治療する、予防する、その発症を遅延させる、かつ/またはその進行を遅延させる方法を提供し、この方法は、それを必要とする個体に本発明の化合物を投与することを含む。一部の変形形態では、アドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2B、セロトニン受容体5−HT2A、5−HT、5−HT、ヒスタミン受容体Hおよび/またはHの調節は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に有益であると予測されるか、または有益である。一部の変形形態では、アドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2Bおよびセロトニン受容体5−HT受容体の調節は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に有益と予測されるか、または有益である。一部の変形形態では、アドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2B、およびセロトニン受容体5−HT受容体の調節および1種または複数種の次の受容体:セロトニン5−HT、5−HT2A、5−HT2CおよびヒスタミンHおよびHの調節は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に有益であると予測されるか、または有益である。一部の変形形態では、ドーパミン受容体Dの調節は認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に有益であると予測されるか、または有益である。一部の変形形態では、ドーパミン受容体D2Lの調節は、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に有益であると予測されるか、または有益である。ある変形形態では、ドーパミンD2L受容体およびセロトニン受容体5−HT2Aの調節は認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害に有益であると予測されるか、または有益である。一部の変形形態では、認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害および/または神経障害は、本発明の化合物の投与により、治療、予防され、そして/または、その発症または進行は遅延される。
認知機能を改善および/または精神病作用を低減する方法
本発明は、本発明の化合物をそれを必要とする個体に投与することにより、認知機能を改善するための方法を提供する。一部の変形形態では、1種または複数種のアドレナリン作動性受容体α1D、α2A、α2B、セロトニン受容体5−HT2A、5−HT、5−HT、ヒスタミン受容体Hおよび/またはHの調節は、認知機能を改善するのに望ましいか、または望ましいと予測される。一部の変形形態ではα1D、α2A、α2Bアドレナリン作動性受容体およびセロトニン5−HT受容体の調節は、認知機能を改善するのに望ましいか、または望ましいと予測される。一部の変形形態では、α1D、α2A、α2Bアドレナリン作動性受容体およびセロトニン受容体5−HTの調節および1種または複数種の次の受容体:セロトニン受容体5−HT、5−HT2A、5−HT2Cおよびヒスタミン受容体HおよびHの調節は、認知機能を改善するのに望ましいか、または望ましいと予測される。他の態様では、本発明は、本発明の化合物をそれを必要とする個体に投与することにより、精神病作用を低減する方法を包含する。一部の実施形態では、ドーパミンD受容体の調節は、精神病作用を低減するのに望ましいと予測されるか、または望ましい。一部の実施形態では、ドーパミンD受容体およびセロトニン5−HT2A受容体の調節は、精神病作用を低減するのに望ましいと予測されるか、または望ましい。一部の実施形態では、ドーパミンD2L受容体の調節は、精神病作用を軽減するのに望ましいと予測されるか、または望ましい。一部の実施形態では、ドーパミンD2L受容体およびセロトニン5−HT2A受容体の調節は、精神病作用を軽減するのに望ましいと予測されるか、または望ましい。一部の変形形態では、本発明の化合物を、それを必要とする個体に投与する。
神経突起伸長を刺激し、神経発生を促進し、そして/または神経栄養性作用を増強する方法
さらなる態様では、本発明は、神経突起伸長を刺激し、そして/または、神経発生を促進し、そして/または神経栄養性作用を増強する方法を提供し、この方法は、本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩を、神経突起伸長を刺激し、そして/または、神経発生を促進し、そして/または神経栄養性作用を増強するのに十分な条件下で、それを必要とする個体に投与することを含む。一部の変形形態では、本発明の化合物は、本明細書に記載のアッセイなどの適切なアッセイで測定される通り、約1μMの力価で神経突起伸長を刺激する。一部の変形形態では、本発明の化合物は、本明細書に記載のアッセイなどの適切なアッセイで測定される通り、約500nMの力価で神経突起伸長を刺激する。一部の変形形態では、本発明の化合物は、本明細書に記載のアッセイなどの適切なアッセイで測定される通り、約50nMの力価で神経突起伸長を刺激する。一部の変形形態では、本発明の化合物は、本明細書に記載のアッセイなどの適切なアッセイで測定される通り、約5nMの力価で神経突起伸長を刺激する。
アミン作動性Gタンパク質共役受容体を調節する方法
本発明はさらに、アミン作動性Gタンパク質共役受容体の活性を調節する方法を企図し、この方法は、本発明の化合物または薬学的に許容できるその塩を、アミン作動性Gタンパク質共役受容体の活性を調節するのに十分な条件下で投与することを含む。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、α1D、α2A、α2Bアドレナリン作動性受容体およびセロトニン5−HT受容体である。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、α1D、α2A、α2Bアドレナリン作動性受容体およびセロトニン5−HTおよび5−HT受容体である。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、α1D、α2A、α2Bアドレナリン作動性受容体、セロトニン5−HTおよび1種または複数種の次の受容体:セロトニン5−HT、5−HT2Aおよび5−HT2CおよびヒスタミンHおよびH受容体である。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、ドーパミンD受容体である。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、ドーパミンD2L受容体である。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、ドーパミンD受容体およびセロトニン5−HT2A受容体である。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、ドーパミンD2L受容体およびセロトニン5−HT2A受容体である。一部の変形形態では、アミン作動性Gタンパク質共役受容体は、ヒスタミンH受容体である。
一般的な合成方法
本発明の化合物は、以下に一般的に、より具体的には後記の実施例に記載されているいくつかのプロセスにより調製することができる。下記のプロセスの記載において、示されている式中で記号が使用されている場合、その記号は、別段に示されていない限り、本明細書の適用可能な式に関して記載された上記基を示すと理解されたい。
化合物の特定の鏡像異性体を得ることが望ましい場合には、これを、鏡像異性体の対応する混合物から、鏡像異性体を分離または分割するための任意の適切な慣用の手順を使用して達成することができる。したがって、例えば、ジアステレオ異性体誘導体は、鏡像異性体の混合物、例えばラセミ化合物および適切なキラル化合物を反応させることにより生じさせることができる。次いで、そのジアステレオ異性体を、任意の簡便な手段、例えば結晶化により分離すると、その所望の鏡像異性体を回収することができる。他の分割プロセスでは、ラセミ化合物を、キラル高速液体クロマトグラフィーを使用して分離することができる。別法では、望ましい場合には、上記のプロセスの1つで適切なキラル中間体を使用することにより、特定の鏡像異性体を得ることができる。
化合物の特定の異性体を得ることまたは反応生成物を別段に精製することが望ましい場合には、クロマトグラフィー、再結晶化および他の慣用の分離手順をまた、中間体または最終生成物で使用することができる。
本明細書では、次の略語を使用する:薄層クロマトグラフィー(TLC);時間(h);分(min);秒(sec);エタノール(EtOH);ジメチルスルホキシド(DMSO);N,N−ジメチルホルムアミド(DMF);室温(RT);トリフルオロ酢酸(TFA);テトラヒドロフラン(THF);規定(N);水性(aq.);メタノール(MeOH);ジクロロメタン(DCM);保持係数(Rf)。
本発明による化合物を調製する一般方法を、下記の例示方法に示す。他の本発明の化合物も、同様の方法で調製することができる。例えば、スキームIbは、スキームIaに詳述されている方法の例示合成であるが、他の本発明の化合物も同様の方法で調製することができる。
γ−カルボリン化合物を調製する方法は、米国特許仮出願第61/181,262号、同第61/181,259号および同第61/229,638号に見出すことができ、これを、本明細書に詳述されている対応するβ−カルボリンをもたらすように変えることができる。
スキームIa
スキームIb
一般方法1
アリールヒドラジン塩酸塩(1当量)をトリエチルアミン(3当量)およびアルキルハロゲン化物(1当量)と25℃で混合する。反応混合物を室温で1時間撹拌し、続いて、TLCおよびLC−MSにより判断しつつ反応が完了するまで(約16時間)90℃で加熱する。反応混合物を減圧下で濃縮し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濃縮すると、粗製生成物が得られ、これを、カラムクロマトグラフィーにより精製する(シリカゲル、100〜200メッシュ、溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン勾配)。
一般方法2
アリールヒドラジン塩酸塩(1当量)を、激しく撹拌されている、50%水酸化ナトリウム水溶液(1mL/mmolアリールヒドラジン塩酸塩)中の塩化テトラ−n−ブチルアンモニウム(0.05当量)の混合物に加え、続いて、アルキルハロゲン化物(1.1当量)を加える。混合物を60℃(油浴温度)で6時間加熱する。室温に冷却した後に、水を加え、混合物をクロロホルムで抽出する。全抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、減圧中で蒸発させると、粗製生成物が得られ、これをカラムクロマトグラフィーにより精製する(シリカゲル、100〜200メッシュ、溶離剤:溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン勾配またはDCM)。
一般方法3
ヒドラジン誘導体(1当量)を、対応するHCl塩に変換し、水に溶かす。適切なアセタール(1当量)を加え、混合物を0〜90℃で3〜6時間加熱する。反応混合物を室温に冷却し、飽和NaHCO水溶液を加える。生成物を酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を減圧下で濃縮すると、粗製生成物が得られ、これを、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製すると、生成物が得られる。
一般方法4
5%TFA含有アセトニトリル(8〜10mL/mmol)中の適切なトリプタミン誘導体(1当量)、ホルムアルデヒド(1当量)の溶液を還流で15分〜2時間撹拌する。反応混合物を25℃に冷却し、減圧下で濃縮し、酢酸エチルおよび飽和NaHCO水溶液に分配する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製すると、生成物が得られる。
一般方法5
側鎖カルボキシレートエステルを有する適切なカルボリン誘導体(1当量)およびエタノール(5倍w/v)中のNaOH(3N、5倍w/v)の混合物を50℃で3時間撹拌し、その後、室温に冷却し、濃HClで中和する。溶媒を減圧下で除去すると、対応する粗製カルボン酸が得られる。生じた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュまたは230〜400メッシュ)によりメタノール−DCM勾配を使用して、かつ/または中性アルミナにより酢酸エチル−ヘキサン勾配を使用して、かつ/または逆相クロマトグラフィー(C−18、500mm×50mm、移動相A=水中0.05%TFA、B=アセトニトリル中0.05%TFA、勾配:30分で10%Bから80%B、注入体積5mL)により精製する。
一般方法6
側鎖カルボン酸を有する適切なカルボリン誘導体(1当量)の混合物を適切なアルコール(1当量)、EDCI−HCl(1当量)およびトリエチルアミン(1当量)と共にDCM中で12〜16時間撹拌する。反応混合物を減圧下で蒸発させると、粗製エステルが得られ、これをシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュまたは230〜400メッシュ)によりメタノール−DCM勾配を使用して、かつ/または中性アルミナにより酢酸エチル−ヘキサン勾配を使用して、かつ/または逆相クロマトグラフィー(C−18、500mm×50mm、移動相A=水中0.05%TFA、B=アセトニトリル中0.05%TFA、勾配:30分で10%Bから80%B、注入体積5mL)により精製する。
一般方法7
側鎖カルボン酸を有する適切なカルボリン誘導体(1当量)の混合物を適切なアミン(1当量)、EDCI−HCl(1当量)およびトリエチルアミン(1当量)とDCM中で12〜16時間撹拌する。反応混合物を減圧中で蒸発させると、粗製アミドが得られ、これを、シリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュまたは230〜400メッシュ)によりメタノール−DCM勾配を使用して、かつ/または中性アルミナにより酢酸エチル−ヘキサン勾配を使用して、かつ/または逆相クロマトグラフィー(C−18、500mm×50mm、移動相A=水中0.05%TFA、B=アセトニトリル中0.05%TFA、勾配:30分で10%Bから80%B、注入体積5mL)により精製する。
一般方法8
カルボリン誘導体(1当量)、エポキシド誘導体(4〜7.5当量)およびNaH(3当量)をDMF(3mL/mmol)中、120℃で16時間加熱する。内容物をメタノールによりクエンチし、乾燥するまで蒸発させる。生じた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュまたは230〜400メッシュ)によりメタノール−DCM勾配を使用して、かつ/または中性アルミナにより酢酸エチル−ヘキサン勾配を使用して、かつ/または逆相クロマトグラフィー(C−18、500mm×50mm、移動相A=水中0.05%TFA、B=アセトニトリル中0.05%TFA、勾配:30分で10%Bから80%B、注入体積5mL)により精製する。
一般方法9
適切なカルボリン(1当量)をNMP(0.6mL/mmol)に溶かす。粉末化KOH(3.5当量)をこの溶液に加え、反応混合物を25℃で10分間撹拌する。適切なビニルピリジン誘導体(1.1当量)を加え、反応混合物を密閉管中、45℃で30分間加熱する。反応をLCMSにより監視する。この期間の後に、反応混合物を25℃に冷却し、飽和NaCl水溶液(5mL)で希釈する。生成物を酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させる。生じた粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュまたは230〜400メッシュ)によりメタノール−DCM勾配を使用して、かつ/または中性アルミナにより酢酸エチル−ヘキサン勾配を使用して、かつ/または逆相クロマトグラフィー(C−18、500mm×50mm、移動相A=水中0.05%TFA、B=アセトニトリル中0.05%TFA、勾配:30分で10%Bから80%B、注入体積5mL)により精製する。
一般方法10
4%硫酸水溶液(5mL)を50℃に30〜60分にわたって加熱する。溶けた空気を置き換えるために加熱しながら、窒素の気泡を溶液に導入する。ヒドラジン誘導体(1mmol)を加熱混合物に加え、固体を溶解させる。次いで、適切なアセタール(1.2mmol)を流れ(stream)として30分にわたって加え、この混合物を還流で2時間加熱する。反応混合物を室温に冷却し、30%水酸化アンモニウム水溶液(0.5mL)を、温度を25〜30℃に維持しながら滴下する。生成物を酢酸エチルで抽出する。合わせた有機層を減圧下で濃縮すると、粗製生成物が得られ、これを、シリカゲルクロマトグラフィーにより酢酸エチル:エタノール:NHOH 7:3:1を使用して精製する。
一般方法11
アセトニトリル(3mL)中の適切なトリプタミン誘導体(1.0mmol)、ホルムアルデヒド(1.0mmol)およびTFA(0.15mL)の混合物を25℃で20時間撹拌する。溶液を飽和NaHCO水溶液でクエンチする。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させる。溶媒を減圧下で除去する。フラッシュクロマトグラフィー(10%CHOH/DCM)により、生成物を濃厚なオイルとして単離する。
スキームII
スキームII(a)
一般方法12
化合物6の合成で例示されるような、スキームIIを使用して化合物を調製するための一般方法(スキームII(a)、実施例24):適切に置換されたフェニルヒドラジンを4炭素の保護されたアミノアセタールまたはアルデヒド(米国特許第2642438号明細書)と反応させて、置換3−(2−アミノエチル)インドールを生じさせる。次いで、この3−(2−アミノエチル)インドールをホルムアルデヒドと、標準的なPictet Spingler反応条件(Org. Lett. 2003年、5巻(1号)、43〜46頁)下で反応させると、N−非置換β−カルボリンを得ることができる。次いで、このβ−カルボリンを、ビニル置換基を有するアリールおよび/またはヘテロアリール基と反応させると、Qにより示される側鎖を合成スキームIIで導入することができる。
スキームIII
スキームIII(a)
一般方法13
化合物7の合成で例示されるような、スキームIIIを使用して化合物を調製するための一般方法(スキームIII(a)、実施例25):適切に置換されたフェニルヒドラジンを、4炭素の保護されたアミノアセタールまたはアルデヒド(米国特許第2642438号明細書)と反応させて、置換3−(2−アミノエチル)インドールを生じさせる。次いで、この3−(2−アミノエチル)インドールをホルムアルデヒドと、標準的なPictet Spingler反応条件(米国特許第2642438号明細書)下で反応させると、N−非置換β−カルボリンを得ることができる。次いで、このβ−カルボリンをアリールスチレンオキシドおよび/またはヘテロアリールスチレンオキシド(カルボリン、アリール/ヘテロアリールオキシド、NaH、DMF、120℃)と反応させると、Qにより示される側鎖を合成スキームIIIで導入することができる。
スキームIV
スキームIV(a)
一般方法14
化合物14の合成で例示されるような、スキームIVを使用して化合物を調製するための一般方法(スキームIV(a)、実施例32):適切に置換されたフェニルヒドラジンを、エステル官能基を有するアルキルハロゲン化物と反応させ、続いて、4炭素の保護されたアミノアセタールまたはアルデヒド(米国特許第2642438号明細書)と反応させて、置換3−(2−アミノエチル)インドールを生じさせる。次いで、この3−(2−アミノエチル)インドールをホルムアルデヒドと、標準的なPictet Spingler反応条件(米国特許第2642438号明細書)下で反応させると、N−置換β−カルボリンを得ることができる。次いで、このβ−カルボリンを塩基で処理して、エステル官能基の加水分解に影響を及ぼし、遊離酸を生じさせる。次いで、この酸をアルキル、アリールおよび/またはヘテロアリール第一級または第二級アミンと反応させると(側鎖カルボン酸を有するカルボリン誘導体、適切な第一級または第二級アミン、EDCIおよびトリエチルアミンをDCM中で12〜16時間)、RおよびRにより示される側鎖をスキームIVで導入することができる。
スキームV
スキームV(a)
一般方法15
化合物19の合成で例示されるような、スキームVを使用して化合物を調製するための一般方法(スキームV(a)、実施例37):適切に置換されたフェニルヒドラジンを、エステル官能基を有するアルキルハロゲン化物と反応させ、続いて、4炭素の保護されたアミノアセタールまたはアルデヒド(米国特許第2642438号明細書)と反応させて、置換3−(2−アミノエチル)インドールを生じさせる。次いで、この3−(2−アミノエチル)インドールをホルムアルデヒドと、標準的なPictet Spingler反応条件(米国特許第2642438号明細書)下で反応させると、N−置換β−カルボリンを得ることができる。次いで、このβ−カルボリンを塩基で処理して、エステル官能基の加水分解に影響を及ぼし、遊離酸を生じさせる。次いで、この酸をアルキル、アリールおよび/またはヘテロアリール第一級アルコールと反応させると(側鎖カルボン酸を有するカルボリン誘導体、適切なアルコール、EDCIおよびトリエチルアミンをDCM中で12〜16時間)、Rにより示される側鎖をスキームVで導入することができる。
一般方法16
適切なカルボリン(1当量、84mg、0.34mmol)をDMF(15mL/mmol)に溶かす。この溶液に、CuI(10mol%、6mg、0.034mmol)、L−プロリン(20mol%、8mg、0.068mmol)、KPO(2当量)を加える。反応混合物を室温で10分間撹拌し、続いて、4−(1−ブロモプロパ−1−エン−2−イル)−2−フルオロ−1−メトキシベンゼン(1.2当量)を加える。反応混合物を80℃で18時間加熱する。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をブラインで希釈し、酢酸エチルで抽出する。有機層をNaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮する。粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製する。
一般方法17
適切なベータ−カルボリン(1当量)をCuSO・5HO(20mol%)、1,10−フェナントロリン(0.4当量)、KPO(2当量)および適切な臭化ビニル(1.1当量)とトルエン(5mL)中で混合する。反応混合物を窒素でパージし、80℃で16時間加熱する。反応混合物をセライトで濾過し、セライト床をDCMですすぐ。合わせた有機層を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100〜200メッシュ)によりヘキサン中60〜80%の酢酸エチルで溶離して精製すると、生成物が得られる。
スキームVI
一般方法18
化合物7タイプの適切なカルボリン(1当量)をDCMに溶かし、溶液を0℃に冷却する。三フッ化ジエチルアミノ硫黄(DAST)(1.5当量)を滴下し、反応混合物を室温で2時間撹拌する。反応混合物を飽和NaHCO水溶液で希釈し、有機層を分離する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させる。残渣をクロマトグラフィーによって中性アルミナで精製して、化合物20の種類の生成物を得る。
スキームVII
一般方法19
適切なカルボリン(1当量)のN−メチル−2−ピロリドン溶液に、KOH(7当量)を加える。反応混合物を室温で20分間撹拌する。適切な2−ブロモ−1−(アリール)エタノン(1当量)のN−メチル−2−ピロリドン溶液を滴下し、撹拌をさらに2〜4時間続ける。反応をLCMSおよびTLCによって監視する。反応混合物を、水を加えることによって希釈し、酢酸エチルで抽出する。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、純粋な化合物20を得る。
一般方法20
化合物20(1当量)を無水THFに溶かす。これに、グリニャール試薬(3当量)を室温、窒素雰囲気下で滴下し、反応混合物を室温で1時間撹拌する。水を反応混合物に加え、生成物を酢酸エチルで抽出する。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮する。残渣をHPLCによって精製して、純粋な化合物21を得る。
一般方法21
適切に置換されたカルボリン(1当量)をDMF(1mmol当たり2mL)に溶かし、これに、水素化ナトリウム(2当量)を窒素雰囲気下で加える。適切な2−(ブロモメチル)−1,3−ジオキソラン(1当量)を加え、反応混合物を100℃で一晩加熱する。反応混合物を、水を加えることによって希釈し、酢酸エチルで抽出する。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、純粋な化合物22を得る。
HPLC分析のための一般方法
カラム:Phenomenex Gemini C18、50mm×4.6mm。
移動相A:アセトニトリル、B:水中10mMの酢酸アンモニウム。
カラム温度:40℃。
流速:1mL/分。
勾配:20%Aを0.3分保持、0.3〜4.0分で20%Aから90%Aへ、90%Aを1分保持、5.03〜7.00分で20%Aへ。
上記の詳述された方法は、当業者に公知の通りに適合させることができる。各一般方法の特定の実施例を下記の実施例において提供する。本明細書に詳述されている化合物に達するように構成することができる追加の合成方法は、両方とも2008年10月27日出願の米国特許出願第12/259,234号およびPCT出願PCT/US2008/081390号に見出される。
下記の実施例は説明のために提供されており、本発明を制限するものではない。
本明細書に開示されている参考文献はすべて、その全体が参照として援用される。
(実施例1)
6−クロロ−9−(2,2−ジフェニルビニル)−2−メチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドールの調製
6−クロロ−2,3,4,9−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ピリド[3,4−b]インドール(110mg、0.5mmol)、2−ブロモ−1,1−ジフェニルエテン(154mg、0.59mmol)、L−プロリン(11.5mg、0.1mmol)、ヨウ化銅(I)(9.5mg、0.05mmol)、リン酸カリウム(212mg、1.0mmol)をDMF(5.0mL)に溶かし、窒素ガスでこれをパージし、95℃で16時間加熱した。反応をTLC/LCMSによって監視した。反応物全体を冷水(10mL)で希釈し、濾過した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって、続いて、分取HPLCによって精製して、必要な生成物60mgを遊離塩基として得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基) d(ppm): 7.52(s,1H),7.40(m,4H),7.26−7.18(m,6H),7.10(d,1H),7.0(d,2H),4.40(m,2H),3.70(m,2H),3.10(m,2H),2.80(s,3H)。
(実施例2)
1−(6−クロロ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−2−(ピリミジン−4−イル)プロパン−2−オールの調製
水素化ナトリウム(60%)(32mg、1.36mmol)のDMF(3mL)懸濁液に、6−クロロ−2−メチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール(0.2g、0.90mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で10分間撹拌した。4−(2−メチルオキシラン−2−イル)ピリミジン(148mg、1.08mmol)のDMF(2mL)溶液を滴下し、室温(約27℃)で一晩撹拌した。反応をLCMSおよびTLCによって監視した。反応混合物を水(40mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーによって、DCM中10%のメタノールを使用して精製して、150mgを黄色の固体として得た。
H NMR(DMSO):9.20(s,1H),8.60−8.50(d,1H),7.50−7.40(d,1H),7.30(s,1H),7.20−7.10(d,1H),7.0−6.80(d,1H),4.40−4.30(d,1H),4.30−4.20(d,1H),3.70−3.50(d,1H),3.40−3.20(d,1H),2.80−2.60(m,4H),2.38(s,3H),1.50(s,3H)。
(実施例3)
(E)−6−クロロ−2−メチル−9−(2−(ピリミジン−4−イル)プロパ−1−エニル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドールおよび(Z)−6−クロロ−2−メチル−9−(2−(ピリミジン−4−イル)プロパ−1−エニル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドールの調製
1−(6−クロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−b−カルボリン−9−イル)−2−ピリミジン−4−イル−プロパン−2−オール(150mg、0.421mmol)に、塩化チオニル0.5mLを窒素下で加え、50℃に15分間加熱した。反応をTLCおよびLCMSによって監視した。過剰の塩化チオニルを蒸発させ、DCMと共沸させ、完全に乾燥させて、6−クロロ−9−(2−クロロ−2−ピリミジン−4−イル−プロピル)−2−メチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリンの粗製物140mgを得た。6−クロロ−9−(2−クロロ−2−ピリミジン−4−イル−プロピル)−2−メチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリン(140mg、0.373mmol)をN−メチル−2−ピロリドン(1mL)に溶かした。これに、粉末化水酸化カリウム(146mg、2.60mmol)を加え、混合物を100℃に15分間加熱し、反応をTLCおよびLCMSによって監視した。反応混合物を室温に冷却し、これに水10mLを加え、次いで、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(5×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して、粗製物105mgを得、これを逆相HPLCによって精製して、(Z)−6−クロロ−2−メチル−9−(2−ピリミジン−4−イル−プロペニル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリン30mgおよび(E)−6−クロロ−2−メチル−9−(2−ピリミジン−4−イル−プロペニル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリン10mgを得た。
E異性体:H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):9.20(s,1H),8.76(d,1H),7.90(s,1H),7.46(m,2H),7.16(d,1H),7.02(d,1H),3.62(s,2H),2.85(m,4H),2.50(s,3H),2.05(s,3H)。
Z異性体:H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):9.20(s,1H),8.30(d,1H),7.40(s,1H),7.0(d,1H),6.92(m,2H),6.44(d,1H),3.30(s,2H),2.80(m,2H),2.75(m,2H),2.40(s,3H),2.30(s,3H)。
(実施例4)
1−(2,6−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−2−(ピリミジン−4−イル)プロパン−2−オールの調製
水素化ナトリウム(60%)(36mg、1.5mmol)のDMF(3mL)懸濁液に、2,6−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール(0.2g、1.0mmol)を室温で加えた。反応混合物を室温で10分間撹拌した。4−(2−メチルオキシラン−2−イル)ピリミジン(163mg、1.2mmol)のDMF(2mL)溶液を滴下し、室温(約27℃)で一晩撹拌した。反応をLCMSおよびTLCによって監視した。反応混合物を水(40mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗製の生成物をカラムクロマトグラフィーによって、DCM中10%のメタノールを使用して精製して、生成物110mgを黄色の固体として得た。
H NMR(DMSO):d(ppm):9.20(s,1H),8.70−8.60(d,1H),7.58−7.50(d,1H),7.1(s,1H),7.10−7.0(d,1H),6.80−6.70(d,1H),4.30−4.28(d,1H),4.20−4.10(d,1H),3.60−3.50(d,1H),3.40−3.30(d,1H),2.80−2.60(m,4H) ,2.40(s,3H),2.30(s,3H),1.50(s,3H)。
(実施例5)
9−(2−クロロ−2−(ピリミジン−4−イル)プロピル)−2,6−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドールの調製
1−(2,6−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−b−カルボリン−9−イル)−2−ピリミジン−4−イル−プロパン−2−オール(50mg、0.148mmol)に、塩化チオニル(0.3mL)を窒素下で加え、50℃に15分間加熱した。反応をTLCおよびLCMSによって監視した。過剰の塩化チオニルを除去し、残渣を1NのNaOH(10mL)で中和し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して、粗製物30mgを得、これをHPLCによって精製して、9−(2−クロロ−2−ピリミジン−4−イル−プロピル)−2,6−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリン1.08mgおよび2,6−ジメチル−9−(2−ピリミジン−4−イル−プロペニル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリン5mgを得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):9.26(s,1H),8.62(d,1H),7.60(d,1H),7.20(s,1H),6.85(m,2H),4.62(d,1H),4.56(d,1H),3.62(m,1H),3.42(m,1H),2.80(m,4H),2.50(s,3H),2.40(s,3H),2.05(s,3H)。
(実施例6)
(E)−2,6−ジメチル−9−(2−(ピリミジン−4−イル)プロパ−1−エニル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドールの調製
1−(2,6−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−b−カルボリン−9−イル)−2−ピリミジン−4−イル−プロパン−2−オール(50mg、0.148mmol)に、塩化チオニル(0.3mL)を窒素下で加え、50℃に15分間加熱した。反応をTLCおよびLCMSによって監視した。過剰の塩化チオニルを除去し、残渣を1NのNaOH(10mL)で中和し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧濃縮して、粗製物30mgを得、これをHPLCによって精製して、9−(2−クロロ−2−ピリミジン−4−イル−プロピル)−2,6−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリン1.08mgおよび2,6−ジメチル−9−(2−ピリミジン−4−イル−プロペニル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−b−カルボリン5mgを得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):9.20(s,1H),8.76(d,1H),7.90(s,1H),7.46(d,1H),7.30(s,1H),7.02(d,2H),3.62(s,2H),2.90(m,4H),2.58(s,3H),2.42(s,3H),2.05(s,3H)。
(実施例7)
2−(2,6−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−1−(ピリジン−4−イル)エタノール[化合物番号K−8]の調製
2,6−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール(1.0g、5.00mmol)のDMF(20mL)溶液に、水素化ナトリウム(600mg、15mmol)を加えた。懸濁液を室温で10分間撹拌した後に、4−(オキシラン−2−イル)ピリジン(1.21g、10mmol)のDMF(5mL)溶液を反応混合物に徐々に加え、室温で一晩撹拌した。反応の進行をTLCおよびLCMSによって監視した。反応物全体を氷冷水(200mL)に注ぎ、EtOAc(3×200mL)で抽出した。有機層を水(4×300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。得られた残渣をヘキサン(2×15mL)で洗浄し、ジエチルエーテル(50mL)と共に摩砕して、表題化合物を得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):8.59(d,2H),7.27(m,3H),7.18(d,1H),7.0(d,1H),4.99(m,1H),4.10(m,1H),4.02(m,1H),3.70(d,1H),3.30(d,1H),2.82(m,1H),2.80(m,3H),2.68(m,1H),2.48(s,3H),2.42(s,3H)。
(実施例8)
2−(6−クロロ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−1−(ピリジン−4−イル)エタノール[化合物番号K−11]の調製
6−クロロ−2−メチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール(1.0g、4.55mmol)のDMF(20mL)溶液に、水素化ナトリウム(546mg、13.65mmol)を加え、懸濁液を室温で10分間撹拌した。4−(オキシラン−2−イル)ピリジン(1.10g、9.1mmol)のDMF(5mL)溶液を反応混合物に徐々に加え、室温で一晩撹拌した。反応の進行をTLCおよびLCMSによって監視した。反応物全体を、氷冷水(200mL)に徐々に注ぎ、EtOAc(3×200mL)で抽出した。有機層を水(4×300mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、溶離剤として7%MeOH−DCMを使用して精製した。得られた残渣をジエチルエーテル(20mL)と共に摩砕して、所望の生成物を得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):8.46(d,2H),7.39(s,1H),7.24(d,2H),7.10(d,1H),7.05(d,1H),4.90(m,1H),4.08−3.98(m,2H),3.80(d,1H),3.26(d,1H),2.80(m,4H),2.65(m,1H),2.48(s,3H)。
(実施例9)
2−(6−クロロ−1,2−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−1−(ピリジン−4−イル)エタノール[化合物番号K−60]の調製
6−クロロ−1,2−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール(1g、4.27mmol)のDMF(5mL)溶液に、NaH(0.512g、12.82mmol)を少量ずつ0℃で加えた。0℃で15分間撹拌した後に、4−(オキシラン−2−イル)ピリジン(0.775g、6.41mmol)のDMF(2mL)溶液を反応混合物に加え、これを室温で16時間撹拌した。反応の進行をTLC、LCMSおよびNMRによって監視した。完了の後に、氷水を反応混合物に加え、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を水(5×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):8.50(d,2H),7.40(s,1H),7.27(d,1H),7.10(d,1H),7.05(d,2H),5.0(t,1H),4.30(m,1H),4.0(m,1H),3.40(m,1H),3.08(m,1H),2.80−2.70(m,3H),2.50(m,1H),2.25(s,3H),1.36(d,3H)。
(実施例10)
1−(ピリジン−4−イル)−2−(1,2,6−トリメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)エタノール[化合物番号K−61]の調製
1,2,6−トリメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール(1g、4.67mmol)のDMF(5mL)溶液に、NaH(0.560g、14.01mmol)を少量ずつ0℃で加えた。0℃で15分間撹拌した後に、4−(オキシラン−2−イル)ピリジン(0.848g、7mmol)のDMF(2mL)溶液を反応混合物に加え、これを室温で16時間撹拌した。反応の進行をTLC、LCMSおよびNMRによって監視した。完了の後に、氷水を反応混合物に加え、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を水(5×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):8.50(d,2H),7.25(m,2H),7.08(d,2H),6.99(d,1H),5.10(t,1H),4.30(dd,1H),4.0(dd,1H),3.38(m,1H),3.10(m,1H),2.80(m,2H),2.55(m,1H),2.46(s,3H),2.24(s,3H),1.38(d,3H)。
(実施例11)
2−(1−エチル−2,6−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−1−(ピリジン−4−イル)エタノール[化合物番号K−62]の調製
1−エチル−2,6−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール(1.0g、4.385mmol)のDMF(10mL)溶液に、水素化ナトリウム(526mg、13.15mmol)を少量ずつ室温で加えた。15分間撹拌した後に、懸濁液を0℃に冷却し、4−(オキシラン−2−イル)ピリジン(849mg、7.017mmol)を反応混合物に滴下し、これを室温で一晩撹拌した。反応混合物を氷冷水に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層を水(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。得られた固体をDCM−ジエチルエーテル中で再結晶化させて、2−(1−エチル−2,6−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−1−(ピリジン−4−イル)エタノールを得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):8.42(d,2H),7.38(d,1H),7.25(m,2H),7.02(d,2H),5.15(t,1H),4.39(dd,1H),4.0(dd,1H),2.90−2.75(m,4H),2.50(m,2H),2.45(s,3H),2.16(s,3H),1.60(m,2H),1.0(t,3H)。
(実施例12)
2−(2,6−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−1−(ピリジン−3−イル)エタノール[化合物番号K−63]の調製
2,8−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール(1g、5mmol)のDMF(10mL)溶液に水素化ナトリウム(600mg、15mmol)を少量ずつ窒素下、0℃で加えた。10分間撹拌した後に、3−オキシラニル−ピリジン(908mg、15.0mmol)を窒素下で反応混合物に滴下し、これを室温で12時間撹拌した。反応物全体を氷冷水に注ぎ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を水(5×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を逆相HPLCによって精製して、2−(2,6−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−b−カルボリン−9−イル)−1−ピリジン−3−イル−エタノールを得た。
H NMR(CDCl,遊離塩基):d(ppm):8.6(s,1H),8.5(m,1H),7.7(d,1H),7.22(m,2H),7.03(d,1H),7.0(d,1H),5.01(m,1H),4.42(m,1H),4.2(m,1H),4.01(m,1H),3.84(d,1H),3.24(m,1H),2.9−3.1(m,4H),2.71(s,3H),2.42(s,3H)。
(実施例13)
2−(6−クロロ−2−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ピリド[3,4−b]インドール−9(2H)−イル)−1−(ピリジン−3−イル)エタノール[化合物番号K−64]の調製
8−クロロ−2−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ピリド[4,3−b]インドール(1g、4.54mmol)のDMF(10mL)溶液に、水素化ナトリウム(546mg、13.65mmol)を少量ずつ窒素下、0℃で加えた。10分間撹拌した後に、3−オキシラニル−ピリジン(825mg、6.81mmol)を窒素下で反応混合物に滴下し、これを室温で12時間撹拌した。反応物全体を氷冷水に注ぎ、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を水(5×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣を逆相HPLCによって精製して、2−(6−クロロ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−b−カルボリン−9−イル)−1−ピリジン−3−イル−エタノールを得た。
H NMR(DMSO,TFA塩):d(ppm):8.6(s,1H),8.5(s,1H),7.81(d,1H),7.52(s,1H),7.4(m,2H),7.09(d,1H),5.0(m,1H),4.6(bs,2H),4.35(m,1H),4.25(m,1H),3.6(bs,3H),3.02(t,2H),3.01(s,3H)。
(実施例B1)
本発明の化合物がヒスタミン受容体に結合する能力の決定
ヒスタミンH1
放射リガンド結合アッセイにおいて、本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞で発現されたヒト組換えヒスタミンH受容体を(De Backer、M. D.ら、Biochem. Biophys. Res. Comm. 197巻(3号):1601頁、1993年)、改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、2mMのMgCl、100mMのNaCl、250mMのスクロース)中で使用した。本発明の化合物を1.2nMの[H]ピリラミンと共に25℃で180分間インキュベーションする。非特異的結合を1μMピリラミンの存在下で推定した。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]ピリラミンを決定した。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。生化学的アッセイ結果を、表5において特異的結合の阻害率として示す。
ヒスタミンH2
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)K1細胞で発現されたヒト組換えヒスタミンH受容体(Ruat,M.,Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 87巻(5号):1658頁、1990年)を50mMのリン酸緩衝液(pH7.4)中で使用する。本発明の化合物を0.1nMの[125I]アミノポテンチジンと共に25℃で120分間インキュベーションした。非特異的結合を3μMのチオチジンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[125I]アミノポテンチジンを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングした。本発明の化合物を、この生化学的アッセイで試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
ヒスタミンH3
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO−K1)細胞で発現されたヒト組換えヒスタミンH受容体(Yanai Kら、Jpn J Pharmacol.、65巻(2号):107頁、1994年;Zhu Yら、MoI Pharmacol、59巻(3号):434頁、2001年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、5mMのMgCl、0.04%のBSA)中で使用する。本発明の化合物を3nMの[H]R(−)−α−メチルヒスタミンと共に25℃で90分間インキュベーションする。非特異的結合を、1μMのR(−)−α−メチルヒスタミンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]R(−)−α−メチルヒスタミンを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイで試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
表5 結合データ(阻害率)
(実施例B2)
本発明の化合物がイミダゾリンI受容体に結合する能力の決定
中枢イミダゾリンI
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、ウィスターラット大脳皮質から得られたラット中枢イミダゾリンI受容体(Brown,C. Mら、Br. J. Pharmacol. 99巻:803頁、1990年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl緩衝液(pH7.4)、0.5mMのEDTA)中で使用する。本発明の化合物を2nMの[H]イダゾキサンと共に25℃で30分間インキュベーションする。非特異的結合を1μMのイダゾキサンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]イダゾキサンを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
(実施例B3)
本発明の化合物がアドレナリン作動性受容体に結合する能力の決定
アドレナリン作動性α1A
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、ウィスターラット顎下腺から得られたラットアドレナリン作動性α1A受容体(Michel,A. D.ら、Br. J. Pharmacol. 98巻:883頁、1989年)を、改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl緩衝液(pH7.4)、0.5mMのEDTA)中で使用する。本発明の化合物を0.25nMの[H]プロゾシンと共に25℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を10μMのフェントールアミンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]プロゾシンを決定する。本発明の化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
アドレナリン作動性α1B
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、ウィスターラット肝臓から得られたラットアドレナリン作動性α1B受容体(Garcia−S’ainz,J. A.ら、Biochem. Biophys. Res. Commun. 186巻:760頁、1992年;Michel A. D.ら、Br. J. Pharmacol. 98巻:883頁、1989年)を、改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl緩衝液(pH7.4)、0.5mMのEDTA)中で使用する。本発明の化合物を0.25nMの[H]プロゾシンと共に25℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を10μMのフェントールアミンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]プロゾシンを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
アドレナリン作動性α1D
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、ヒト胚腎臓(HEK−293)細胞で発現されたヒト組換えアドレナリン作動性α1D受容体(Kenny,B. A.ら、Br. J. Pharmacol. 115巻(6号):981頁、1995年)を50mMのトリス−HCl緩衝液(pH7.4)中で使用する。本発明の化合物を0.6nMの[H]プロゾシンと共に25℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を、10μMフェントールアミンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]プロゾシンを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物を、この生化学的アッセイで試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
アドレナリン作動性α2A
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、昆虫Sf9細胞で発現されたヒト組換えアドレナリン作動性α2A受容体(Uhlen Sら、J Pharmacol Exp Ther. 271巻:1558頁、1994年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、12.5mMのMgCl、2mMのEDTA)中で使用する。本発明の化合物を1nMの[H]MK−912と共に25℃で60分間インキュベーションする。MK912は、(2S−トランス)−1,3,4,5’,6,6’,7,12b−オクタヒドロ−1’,3’−ジメチル−スピロ[2H−ベンゾフロ[2,3−a]キノリジン−2,4’(1’H)−ピリミジン]−2’(3’H)−オンヒドロクロリドである。非特異的結合を、10μMのWB−4101(2−(2,6−ジメトキシフェノキシエチル)アミノメチル−1,4−ベンゾジオキサンヒドロクロリド)の存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]MK−912を決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物を、この生化学的アッセイで試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
アドレナリン作動性α2B
放射リガンド結合アッセイにおいて、本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO−K1)細胞で発現されたヒト組換えアドレナリン作動性α2B受容体(Uhlen Sら、Eur J Pharmacol. 343巻(1号):93頁、1998年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、12.5mMのMgCl、1mMのEDTA、0.2%のBSA)中で使用する。本発明の化合物を2.5nMの[H]ラウオルシンと共に25℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を、10μMのプロゾシンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]ラウオルシンを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物を、この生化学的アッセイで試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
アドレナリン作動性α2C
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、昆虫Sf9細胞で発現されたヒト組換えアドレナリン作動性α2C受容体(Uhlen Sら、J Pharmacol Exp Ther. 271巻:1558頁、1994年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、12.5mMのMgCl、2mMのEDTA)中で使用する。本発明の化合物を1nMの[H]MK−912と共に25℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を10μMのWB−4101の存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]MK−912を決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
(実施例B4)
本発明の化合物がドーパミン受容体に結合する能力の決定
ドーパミンD2L
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞で発現されたヒト組換えドーパミンD2L受容体(Grandy,D. K.ら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 86巻:9762頁、1989年;Hayes,G.ら、Mol. Endocrinol. 6巻:920頁、1992年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、1.4mMのアスコルビン酸、0.001%のBSA、150mMのNaCl)中で使用した。本発明の化合物を0.16nMの[H]スピペロンと共に25℃で120分間インキュベーションした。非特異的結合を、10μMのハロペリドールの存在下で推定した。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]スピペロンを決定した。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングした。生化学的アッセイ結果を表6に特異的結合の阻害率として示す。
表6:本発明の化合物によるアミン作動性Gタンパク質共役受容体へのリガンド結合の阻害率:
(実施例B5)
本発明の化合物がセロトニン受容体に結合する能力の決定
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT1A
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO−K1)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT1A受容体(Martin GRおよびHumphrey PPA. Neuropharmacol. 33巻:261頁、1994年;May JAら、J Pharmacol Exp Ther. 306巻(1号):301頁、2003年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、0.1%アスコルビン酸、0.5mMのEDTA、10mMのMgSO)中で使用する。本発明の化合物を1.5nMの[H]8−OH−DPATと共に25℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を10μMのメテルゴリンの存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]8−OH−DPATを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT1B
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、ウィスターラット大脳皮質から得られたセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT1B受容体(Hoyerら、Eur J Pharmaco. 118巻:1頁、1985年;Pazosら、Eur J Pharmacol. 106巻:531頁、1985年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、154mMのNaCl、10μMのパルジリン、30μMのイソプレナリン)中で使用する。本発明の化合物を10pM[125I]シアノピンドロールと共に37℃で90分間インキュベーションする。非特異的結合を10μMのセロトニン(5−HT)の存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[125I]シアノピンドロールを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT2A
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO−K1)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT2A受容体(Bonhaus. D. W.ら、Br. J. Pharmacol. 115巻:622頁、1995年;Saucier,C. およびAlbert,P. R.、J. Neurochem. 68巻:1998頁、1997年)を50mMのトリス−HCl緩衝液(pH7.4)中で使用した。本発明の化合物を0.5nMの[H]ケタンセリンと共に25℃で60分間インキュベーションした。非特異的結合を1μMのミナンセリンの存在下で推定した。受容体タンパク質を濾過し、洗浄した、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]ケタンセリンを決定した。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングした。生化学的アッセイ結果を表7に特異的結合の阻害率として示す。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT2B
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO−K1)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT2B受容体(Bonhaus,D. W.ら、Br. J. Pharmacol. 115巻:622頁、1995年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、4mMのCaCl、0.1%アスコルビン酸)中で使用する。本発明の化合物を1.2nMの[H]リセルグ酸ジエチルアミド(LSD)と共に37℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を10μMのセロトニン(5−HT)の存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]LSDを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT2C
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO−K1)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT2C受容体(Wolf. W. A. およびSchutz,J. S.、J. Neurochem. 69巻:1449頁、1997年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、0.1%アスコルビン酸、10μMのパルジリン)中で使用した。本発明の化合物を1nMの[H]メスレルギンと共に25℃で60分間インキュベーションした。非特異的結合を1μMのミアンセリンの存在下で推定した。受容体タンパク質を濾過し、洗浄した、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]メスレルギンを決定した。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングした。生化学的アッセイ結果を表7に特異的結合の阻害率として示す。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、ヒト胚腎臓(HEK−293)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT受容体(Miller Kら、Synapase. 11巻:58頁、1992年;Boess FGら、Neuropharmacology. 36巻:637頁、1997年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、1mMのEDTA、5mMのMgCl)中で使用する。本発明の化合物を0.69nMの[H]GR−65630と共に25℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を10μMのMDL−72222の存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]GR−65630を決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、Duncan Hartley由来モルモット線条からのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT受容体(Grossman CJら、Br J Pharmacol. 109巻:618頁、1993年)を50mMのトリス−HCl(pH7.4)中で使用する。本発明の化合物を0.7nMの[H]GR−113808と共に25℃で30分間インキュベーションする。非特異的結合を30μMのセロトニン(5−HT)の存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]GR−113808を決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT5A
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO−K1)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT5A受容体(Rees,S.ら、FEBS Lett. 355巻:242頁、1994年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、10mMのMgCl、0.5mMのEDTA)中で使用する。本発明の化合物を1.7nMの[H]リセルグ酸ジエチルアミド(LSD)と共に37℃で60分間インキュベーションする。非特異的結合を100μMのセロトニン(5−HT)の存在下で推定する。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]LSDを決定する。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングする。本発明の化合物をこの生化学的アッセイにおいて試験し、特異的結合の阻害率を決定する。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、ヒトHeLa細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT6受容体(Monsma,F. J. Jr.ら、Mol. Pharmacol. 43巻:320頁、1993年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、150mMのNaCl、2mMのアスコルビン酸、0.001%のBSA)中で使用した。本発明の化合物を1.5nM[3H]のリセルグ酸ジエチルアミド(LSD)と共に37℃で120分間インキュベーションした。非特異的結合を5μMのセロトニン(5−HT)の存在下で推定した。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[3H]LSDを決定した。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して1μMまたはそれ未満でスクリーニングした。生化学的アッセイ結果を表7に特異的結合の阻害率として示す。
セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT
放射リガンド結合アッセイにおいて本発明の化合物の活性を評価するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT受容体(Roth,B. L.ら、J. Pharmacol. Exp. Ther. 268巻:1403頁、1994年;Shen,Y.ら、J. Biol. Chem. 268巻:18200頁、1993年)を改変トリス−HCl緩衝液(50mMのトリス−HCl(pH7.4)、10mMのMgCl、0.5mMのEDTA)中で使用した。本発明の化合物を5.5nMの[H]リセルグ酸ジエチルアミド(LSD)と共に25℃で2時間インキュベーションした。非特異的結合を10μMセロトニン(5−HT)の存在下で推定した。受容体タンパク質を濾過し、洗浄し、次いで、フィルターをカウントして、特異的に結合した[H]LSDを決定した。化合物を、1%DMSOをビヒクルとして使用して、1μMまたはそれ未満でスクリーニングした。生化学的アッセイ結果を表7に特異的結合の阻害率として示す。
表7:本発明の化合物によるアミン作動性Gタンパク質共役受容体へのリガンド結合の阻害率:
(実施例B6)
本発明の化合物のセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HT2Aアゴニスト/アンタゴニスト活性の決定
機能アッセイにおいて本発明の化合物のアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を決定するために、ヒト胚腎臓(HEK−293)細胞で発現されたヒト組換えセロトニン5−HT2A受容体(Jerman JC、Brough SJ、Gager T、Wood M、Coldwell MC、Smart DおよびMiddlemiss DN. Eur J Pharmacol、414巻:23〜30頁、2001年)を使用する。細胞をDMEM緩衝液に懸濁させ、マイクロプレートに分配する。遊離サイトソルCa2+イオン濃度に比例して変動する細胞質カルシウム蛍光指示薬をプロベニシドと、20mMのHepes(pH7.4)を補足したHBSS緩衝液中で混合し、各ウェルに加え、細胞と共に37℃で30分間、続いて、22℃で30分間平衡化させる。
アゴニスト作用を測定するために、本発明の化合物、参照アゴニストまたはHBSS緩衝液(基礎対照)を細胞に加え、蛍光強度の変化を、マイクロプレートリーダーを使用して測定する。刺激された対照測定のために、5−HTを100nMで、別々のアッセイウェルに加える。
結果を、100nMの5−HTに対する対照応答のパーセントとして表す。標準参照アゴニストは5−HTであり、これを、各実験で複数濃度で試験して、濃度応答曲線を生じさせ、そこから、そのEC50値を算出する。
アンタゴニスト作用を測定するために、本発明の化合物、参照アンタゴニストまたはHBSS緩衝液の添加に、3nMの5−HTまたはHBSS緩衝液(基礎対照)の添加を続け、その後、蛍光測定する。結果を、3nMの5−HTに対する対照応答の阻害率として表す。標準的な参照アンタゴニストは、ケタンセリンであり、これを各実験で、複数濃度で試験して、濃度応答曲線を生じさせ、そこから、そのIC50値を算出する。化合物を、DMSOをビヒクルとして使用して、3μMまたはそれ未満でスクリーニングする。
(実施例B7)
本発明の化合物のセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)5−HTアゴニスト/アンタゴニスト活性の決定
機能アッセイにおいて本発明の化合物のアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を決定するために、ヒト組換え5−HT受容体をCHO細胞にトランスフェクションし(Kohen,R.、Metcalf,M. A.、Khan,N.、Druck,T.、Huebner,K.、Lachowicz,J. E.、Meltzer,H. Y.、Sibley,D. R.、Roth,B. L. およびHamblin、M. W. Cloning,characterisation and chromosomal localization of a human 5−HT6 serotonin receptor,J. Neurochem.、66巻:47頁、1996年)、本発明の化合物の活性を、ホモジニアス時間分解蛍光(HTRF)検出方法を使用してcAMP産生に対するその作用を測定することにより決定する。細胞をHEPES20mM(pH7.4)および500μMのIBMXを補足したHBSS緩衝液に懸濁させ、次いで、マイクロプレートに分配し、37℃で45分間、本発明の化合物または参照アゴニストもしくはアンタゴニストの不在(対照)下または存在下でインキュベーションする。
アゴニスト決定、刺激された対照測定では、別のアッセイウェルは、10μMの5−HTを含有する。インキュベーションの後に、細胞を溶解させ、蛍光アクセプター(D標識されたcAMP)および蛍光ドナー(ユウロピウムクリプテートで標識された抗cAMP抗体)を加える。室温での60分の後に、マイクロプレートリーダーを使用して、蛍光移動をlex=337nmおよびlem=620および665nmで測定する。cAMP濃度を、665nmで測定されたシグナルを620nmで測定されたシグナルで割ることにより決定する(比)。
結果を、10μMの5−HTに対する対照応答のパーセントとして表す。標準的な参照アゴニストは5−HTであり、これを、各実験で複数濃度で試験して、濃度応答曲線を生じさせ、そこから、そのEC50値を算出する。
アンタゴニスト決定のために、参照アゴニスト5−HTを、100nMの最終濃度で加える。基礎対照測定のために、別のアッセイウェルは、5−HTを含有しない。37℃での45分インキュベーションの後に、細胞を溶解させ、蛍光アクセプター(D2標識されたcAMP)および蛍光ドナー(ユウロピウムクリプテートで標識された抗cAMP抗体)を加える。
室温での60分の後に、蛍光移動を上述の通り測定する。結果を、100nMの5−HTに対する対照応答の阻害率として表す。標準的な参照アンタゴニストはメチオテピンである。
(実施例B8)
化合物のドーパミンD2Lアンタゴニスト活性の決定
機能アッセイにおいて本発明の化合物のアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を決定するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞で安定的に発現されたヒト組換えドーパミンD2L受容体(Senogles SEら、J Biol Chem. 265巻(8号):4507頁、1990年)を使用する。本発明の化合物を膜(0.1mg/ml)および10mMのGDPと共に、改変HEPES緩衝液(20mMのHEPES(pH7.4)、100mMのNaCl、10mMのMgCl、1mMのDTT、ImMのEDTA)中で20分間予備インキュベーションし、シンチレーション近接アッセイ(SPA)ビーズを30℃でさらに60分間加える。反応を、0.3nMの[35S]GTPγSによりさらなる15分のインキュベーション期間で開始する。本発明の化合物による、1mMドーパミン応答と比べて50%またはそれを上回る(350%)[35S]GTPγS結合の上昇は、ドーパミンD2L受容体アゴニスト活性の可能性を示す。本発明の化合物による、10μMドーパミン誘発[35S]GTPγS結合応答上昇の50%またはそれを上回る(350%)阻害は、受容体アンタゴニスト活性を示す。化合物を、0.4%DMSOをビヒクルとして使用して、3μMまたはそれ未満でスクリーニングする。アッセイ結果を、特異的結合の応答パーセントとして表す。
(実施例B9)
本発明の化合物のドーパミンD2Sアンタゴニスト活性の決定
機能アッセイにおいて本発明の化合物のアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を決定するために、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞で安定発現されたヒト組換えドーパミンD2s受容体(Gilliland SLおよびAlper RH. Naunyn−Schmiedeberg’s Archives of Pharmacology. 361巻:498頁、2000年)を使用する。本発明の化合物を膜(0.05mg/ml)および3μMのGDPと共に、改変HEPES緩衝液(20mMのHEPES(pH7.4)、100mMのNaCl、10mMのMgCl、1mMのDTT、1mMのEDTA)中で20分間予備インキュベーションし、シンチレーション近接アッセイ(SPA)ビーズを30℃でさらに60分間加える。反応を、0.3nMの[35S]GTPγSによりさらなる30分のインキュベーション期間で開始する。本発明の化合物による、100μMドーパミン応答と比べて50%またはそれを上回る(350%)[35S]GTPγS結合の上昇は、ドーパミンD2S受容体アゴニスト活性の可能性を示す。本発明の化合物による、3μMドーパミン誘発[35S]GTPγS結合応答上昇の50%またはそれを上回る(350%)阻害は、受容体アンタゴニスト活性を示す。化合物を、0.4%DMSOをビヒクルとして使用して、3μMまたはそれ未満でスクリーニングする。アッセイ結果を、特異的結合の応答パーセントとして表す。
(実施例B10)
ヒスタミンH1機能アッセイにおける本発明の化合物のアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性に関する決定
機能アッセイにおいて本発明の化合物のアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性を決定するために、ヒト胚腎臓(HEK−293)細胞で発現されたヒト組換えヒスタミンH受容体(Miller,T. R.、Witte,D. G.、Ireland,L. M.、Kang,C. H.、Roch,J. M.、Masters,J. N.、Esbenshade,T. AおよびHancock,A.、A. J. Biomol. Screen.、4巻:249〜258頁、1999年)を使用する。細胞をDMEM緩衝液に懸濁させ、次いで、マイクロプレートに分配する。遊離サイトソルCa2+イオン濃度に比例して変動する細胞質カルシウム蛍光指示薬をプロベニシドと、20mMのHEPES(pH7.4)を補足したHBSS緩衝液中で混合し、次いで各ウェルに加え、細胞と共に37℃で30分間、次いで、22℃で30分間平衡化させる。アゴニスト作用を測定するために、本発明の化合物、参照アゴニストまたはHBSS緩衝液(基礎対照)を細胞に加え、蛍光強度の変化を、マイクロプレートリーダーを使用して測定する。刺激された対照測定のために、ヒスタミンを10μMで、別のアッセイウェルに加える。
結果を、10μMのヒスタミンに対する対照応答のパーセントとして表す。標準参照アゴニストはヒスタミンであり、これを、各実験で複数濃度で試験して、濃度応答曲線を生じさせ、そこから、そのEC50値を算出する。
アンタゴニスト作用を測定するために、本発明の化合物、参照アンタゴニストまたはHBSS緩衝液の添加に、300nMのヒスタミンまたはHBSS緩衝液(基礎対照)の添加を続け、その後、蛍光測定する。結果を、300nMのヒスタミンに対する対照応答の阻害率として表す。標準的な参照アンタゴニストは、ケタンセリンであり、これを各実験で、複数濃度で試験して、濃度応答曲線を生じさせ、そこから、そのIC50値を算出する。化合物を、DMSOをビヒクルとして使用して、3μMまたはそれ未満でスクリーニングする。
(実施例B11)
神経突起伸長の増加
皮質ニューロンでの神経突起伸長
化合物を、皮質ニューロンの神経突起伸長を刺激するそれらの能力を決定するために試験する。標準的な方法を使用して皮質ニューロンを単離する。一次ラット皮質ニューロンを単離するために、妊娠17日目の妊娠したラットからの胎児脳をLeibovitz培地(L15;Gibco)中で調製する。皮質を切開し、髄膜を除去する。トリプシン(Gibco)を使用して、皮質CをDNアーゼIで分離する。細胞を30分間、ピペットを用いて、10%ウシ胎児血清(「FBS」)(Gibco)を含むダルベッコ改変イーグル培地(「DMEM」;Gibco)中で摩砕し、350×g、室温で10分間遠心分離する。細胞を、2%B27(Gibco)および0.5mMのL−グルタミン(Gibco)を補足したNeurobasal培地に懸濁させる。細胞をポリ−L−リシンコーティングされたプレート1ウェル当たり30,000細胞で、37℃、5%CO−95%空気雰囲気中に維持する。付着の後に、ビヒクル対照または本発明の化合物を様々な濃度で培地に加える。BDNF(50ng/mL)を神経突起の成長のための陽性対照として使用する。処理の後に、培養物をリン酸緩衝食塩水(「PBS」;Gibco)で洗浄し、PBS中2.5%のグルタルアルデヒドに固定する。細胞を3日の成長の後に固定する。カメラで、神経突起を備えた細胞の写真を、条件1つ当たり複数枚(約80枚)撮る。Image−Pro Plus(フランス)製のソフトウェアを使用して写真を分析することにより、長さ測定を行う。結果を平均(s.e.m.)として表す。データの統計分析を、一元分散分析(ANOVA)を使用して行う。
ラット混合皮質培養物での神経突起伸長
皮質混合培養物を、E18ウィスターラット胚から調製する。皮質を切開し、組織を切断して小片にする。細胞をDNアーゼおよびパパインと共に15分インキュベーションすることにより分離する。細胞を遠心分離により集める(1500rpm、5分)。組織をピペットで摩砕し、マイクロ−アイレットプロトコル(培地25μL中に20000細胞)を使用して、ポリ−L−リシンコーティングされた48ウェルに、2mMのグルタミン、0.1μg/mlのゲンタマイシン、10%熱不活化ウシ胎児血清(FBS−HI)および10%熱不活化ウマ血清(HS−HI)を補足したMEM中で細胞を播種する。細胞がウェルに付着した後に、培地250μLをウェルに加える。播種の4時間後に、試験化合物を0.5、5および50nM濃度で含有する新たな培地(補足物質および5%HS−HIを有するMEM)に、培地を変える。陽性対照としてBDNF(50、100および/または150ng/ml)および/またはNGF(50ng/mlおよび/または100ng/ml)を使用する。in vitroでの2日後に、細胞調整培地をプレートから集め、その後、細胞を固定する。培地試料を13000rpmで3分間遠心分離し、細胞破片を除去する。試料を−20℃で後続の分析のために貯蔵する。細胞をホルムアルデヒド固定し、免疫細胞化学のために処理する。調整培地中のBDNFレベルをBDNF ELISAで、製造者(Promega、BDNF Emax(登録商標) ImmunoAssay System、カタログ番号:G7610)指示書を使用して決定する。
培養物を4%ホルムアルデヒドで、0.01MのPBS中で30分間固定し、PBSで一度洗浄する。固定された細胞を初めに透過処理し、非特異的結合を、1%ウシ血清アルブミンおよび0.3%Triton X−100をPBS中に含有するブロッキング緩衝液と共に30分インキュベーションすることによりブロッキングする。ウサギ抗−MAP−2(希釈1:1000、AB5622、Chemicon、ブロッキング緩衝液中)を一次抗体として使用する。細胞を一次抗体と共に+4℃で48時間インキュベーションし、PBSで洗浄し、Alexa Fluor568に結合した二次抗体ヤギ抗ウサギIgG(1:200、A11036、Molecular Probes)と共に室温で2時間インキュベーションする。免疫陽性細胞を、適切なフィルターセットを備える蛍光顕微鏡により可視化し、高解像度画像保存により記録する。1視野(1ウェル当たり4視野)当たりの細胞の数をカウントし、神経突起伸長を、Image Pro Plusソフトウェアを使用して定量化する。
使用された化合物濃度当たりのウェルの数は6個である(n=6)。すべてのデータを平均±標準偏差(SD)または標準平均誤差(SEM)として表し、差違は、p<0.05レベルで統計的に有意であるとみなす。統計分析をStatsDirect統計ソフトウェアを使用して行う。群平均の間の差違は、一元ANOVAで、続いて、Dunnet検定(ビヒクル処理群と比較)を使用することにより分析する。
(実施例B12)
スコポラミン処置されたラットにおいて認知、学習および記憶を増強する化合物の能力を評価するためのin vivoモデルの使用
EnnaceurおよびDelacourにより開発されたラットにおける2試験対象認知パラダイム(two−trial object recognition paradigm)を、エピソード/短期記憶のモデルとして使用する。Ennaceur,A. およびDelacour,J.(1988年)、Behav. Brain Res. 31巻:47〜59頁。このパラダイムは、齧歯類の自発探査活動に基づき、規則学習または強化を含まない。新規対象認知パラダイムは、加齢およびコリン作用機能不全の作用に対して感受性がある。例えば、Scali,Cら、(1994年)、Neurosci. Letts. 170巻:117〜120頁;およびBartolini,L.ら、(1996年)、Biochem. Behav. 53巻:277〜283頁参照。
6から7週齢、体重220〜300グラムの雄のSprague−Dawleyラットを例えば、Centre d’Elevage(Rue Janvier,B. P. 55、Le Genest−Saint−Isle 53940、フランス)から得る。動物を2から4匹の群でポリプロピレンケージ(床面積1032cm)に標準的な条件:室温(22±2℃)、12時間明/12時間暗サイクルで、自由に食餌および水を摂らせて収容する。動物を環境条件に実験開始前に少なくとも5日馴化させ、その尾に消えないマーカーでナンバリングする。
実験アリーナは、暗青色に塗装された四角い木製の箱(60cm×60cm×40cm)であり、15cm×15cmの黒色の正方形を透明なプレキシガラス床の下に備えている。このアリーナとアリーナ内に入れられる対象を、各試行の間に水で清浄にして、ラットにより残された臭気痕跡をすべて除去する。アリーナを、内張に対して当てられているハロゲンランプによってのみ照明されている暗室に入れて、約60ルクスの均一な暗い光がボックス内に生じるようにする。試験の前日に、動物を2つの対象の存在下で実験アリーナを自由に3分間探査させる(馴化)。試験される動物を、試験の少なくとも30分前には実験室に入れる。
新規の対象認知試験は、120分または24時間の間隔で分けた2つの試行からなる。コリン作動性アンタゴニストのスコポラミンなどの記憶を混乱させる薬剤を使用する場合には、120分の試行間間隔が好ましい。別法では、新規対象認知タスクにおいて自然忘却の作用を研究する場合には、24時間の試行間間隔を使用する。第1の、すなわち習得試行(T)の間、ラットを、2個の同一の対象が予め置かれているアリーナに入れる。15秒の対象探査を完了するまでに各動物が必要とする時間を決定するが、カットオフ時間は4分とする。探査は、鼻を対象に2センチメートル(cm)未満の距離で向け、そして/または対象に触れることとみなす。第2の、すなわち試験試行(T)の間、第1試行で存在した対象のうちの1個を、未知または新規対象に代え、第2の既知対象はその場に残す。ラットを3分間このアリーナに戻し、両方の対象の探査を決定する。ラットの歩行活動(ラットが透明プレキシガラス床の下で見ることができるグリッド線を横切った回数)をTおよびTの間にスコアリングする。実験が完了したら、ラットを腹腔内投与された過用量のペントバルビタールで屠殺する。
下記のパラメーターを、新規対象認知タスクの一部として測定する:(1)Tの間に、15秒の対象探査を達成するために必要な時間;(2)Tの間の歩行活動(横切った線の数);(3)Tの間に既知対象の活発な探査にかかった時間(T既知);(4)Tの間に新規対象の活発な探査にかかった時間(T新規);および(5)Tの間の歩行活動(横切った線の数)。Tの間に新規対象の活発な探査にかかった時間とTの間に既知対象の活発な探査にかかった時間との差(ΔT新規−T既知)を評価する。5秒以上のΔT新規−T既知を示す各群の動物の%も導きだし;優秀学習体%として記載する。
対象探査の最低レベルに適合しない動物は、元々低いレベルの自発探査を有するとして研究から除外する。したがって、少なくとも5秒対象を探査したラットのみ(T新規+T既知>5秒)が、研究には包含される。
動物を14の群に無作為に割り当てる。本発明の化合物および対照を、次の通りに動物群に投与する:化合物の溶液は、0.25mg/mLの濃度で、精製水または食塩水をビヒクルとして毎日新たに調製する。陽性対照として使用されるドネペジルおよびスコポラミンを同時に、毎日新たに調製される食塩水の単一溶液(5mL/kg)中で同時に投与する。スコポラミンは、Sigma Chemical Co.(カタログ番号S−1875;St. Quentin Fallavier、フランス)から購入し、0.06mg/mLの濃度まで食塩水に溶かす。
ドネペジルまたはそのビヒクルおよびスコポラミンを、習得試行(T)の40分前に腹腔内投与する。化合物またはそのビヒクルは、習得試行(T)の25分前に、即ち、スコポラミン投与の5分後に胃管により投与する。投与体積は、腹腔内投与される化合物で5mL/体重kg、経口投与される化合物で10mL/kgである。化合物での優秀学習体の認知スコアおよび%を決定する。
(実施例B13)
PCP処置動物における統合失調症の発症および/または進行を治療する、予防するおよび/または遅延させる化合物の能力を決定するためのin vivoモデルの使用
統合失調症のin vivoモデルを、統合失調症の発症および/または進行を治療する、予防するおよび/または遅延させる本明細書に記載の化合物の能力を決定するために使用することができる。
統合失調症の発症および/または進行を治療し、かつ/または、予防し、かつ/または、遅延させる本明細書に記載の1種または複数種の化合物の活性を試験するための例示的な一モデルは、フェンシクリジン(PCP)を使用し、これを、動物(例えば、非霊長類(ラット)または霊長類(サル))に投与すると、統合失調症のヒトで見られる機能不全と同様の機能不全が生じる。Jentschら、1997年、Science277巻:953〜955頁およびPierceyら、1988年、Life Sci. 43巻(4号):375〜385頁)参照。標準的な実験プロトコルをこれか、または他の動物モデルにおいて使用することができる。1つのプロトコルは、PCP誘発多活動を含む。
適切な供給業者(例えば、Jackson Laboratories(Bar Harbor、Maine)からの雄のマウス(様々な系統、例えば、C57B1/6J)を使用する。マウスは6週齢で受け取る。受け取ったら、マウスに、固有の識別番号を割り当て(尾にマーク)、マウス4匹/ケージで、OPTIマウス換気ケージに群れで収容する。すべての動物を、研究の残りの間、4匹の群れで収容し続ける。すべてのマウスを試験前に少なくとも2週間、このコロニールームに馴化させ、続いて、平均8週齢で試験する。馴化期間の間、適切な健康および適合性を保証するために、マウスを規則的に検査し、取り扱い、秤量する。動物を12/12明暗サイクルで維持する。室温は20から23℃で、相対湿度は30%から70%で維持する。食餌および水は、研究期間中、自由に摂らせる。各試験で、動物を無作為に処置群に割り当てる。
オープンフィールド(OF)試験により、即ち、ベースラインでの、薬物に応答してのマウス歩行活動を測定するために、運動行動を評価する。オープンファイルチャンバーは、水平および垂直活動を測定するための赤外線光ビーム(infrared photobeam)(16×16×16)により囲まれたプレキシガラス製の正方形の部屋(27.3×27.3×20.3cm;Med Associates Inc.、St Albans、VT)である。オープンフィールドを中心ゾーンと周囲ゾーンに分けて、赤外線光ビームがフィールドの中心および周囲での活動を測定することができるように、分析を構成する。移動した距離を、マウスが移動した場合の水平ビーム遮断から測定し、起立活動は、垂直ビーム遮断から測定する。
マウス(1処置群当たり10から12匹の動物)を、試験前に少なくとも1時間、実験室の条件に馴化させるために、活動実験室に入れる。8匹の動物を各実行(run)で試験する。マウスにビヒクル(例えば、10%DMSOまたは5%PEG200および1%Tween80)、本発明の化合物、クロザピン(陽性対照、1mg/kg、腹腔内)を投与し、OFチャンバーに30分間入れ、その後、これらに、水またはPCPを注射し、OFチャンバーに60分間のセッションの間、戻す。各OF試験セッションの終了時に、OFチャンバーを完全に清浄にする。
統合失調症のPCP多活動マウスモデル
試験化合物を所望の用量で適切なビヒクル、例えば、5%PEG200、1%Tween80に溶かし、PCP注射の30分前に、経口投与する。クロザピン(1mg/kg)を10%DMSOに溶かし、PCP注射の30分前に腹腔内投与する。PCP(5mg/kg)を無菌注射用食塩水に溶かし、腹腔内投与する。
データを分散分析(ANOVA)により、続いて、適切な場合には、後でFisher検定と比較して分析する。ベースラインの活動を、PCP注射の前に、試験の初めの30分間測定する。PCP誘発活動を、PCP注射の後60分間測定する。平均から2標準偏差より高いか低い統計的異常値は、最終分析から除外する。p<0.05の場合に、効果を有意とみなす。PCPの投与後の全移動距離および全起立を、化合物で処置された群と、ビヒクルおよび陽性対照のクロザピンで処置された群と比較する。
(実施例B14)
アンフェタミン処置された動物における統合失調症の発症および/または進行を治療する、予防する、かつ/または遅延させる化合物の能力を決定するためのin vivoモデルの使用
適切な供給業者(例えば、Jackson Laboratories、Bar Harbor、Maine)からの雄のマウス(様々な系統、例えば、C57B1/6J)を使用する。マウスは典型的には、6週齢で受け取る。マウスを試験前に少なくとも2週間、このコロニールームに馴化させる。馴化期間の間、適切な健康および適合性を保証するために、マウスを規則的に検査し、取り扱い、秤量し、12/12明暗サイクルで維持する。室温は20から23℃で、相対湿度は30%から70%で維持する。食餌および水は、試験期間中、自由に摂らせる。各試験で、動物を無作為に処置群に分ける。
オープンフィールド(OF)試験を使用して、運動活動を評価する。オープンフィールドチャンバーは、赤外線光ビーム源(16×16×16)により囲まれたプレキシガラス製の正方形のチャンバー(例えば、27.3×27.3×20.3cm;Med Associates Inc.、St Albans、VT)である。囲いは、オープンフィールドを中心ゾーンと周囲ゾーンとに分けるように構成して、光電池ビームを、OFチャンバーの中心および周囲での活動を測定するように設定する。水平活動(移動距離)および垂直活動(起立)を、連続するビーム遮断から測定する。
試験日に、動物を、処置開始前の少なくとも1時間、馴化のために、実験室に入れる。動物にビヒクル、ハロペリドール(陽性対照、0.1mg/kg 腹腔内)または試験化合物を投与し、OFに入れる。各動物への該当化合物の投与時間を記録する。ベースラインの活動を30分間記録し、その後、マウスにアンフェタミン(4mg/kg)または水を投与し、OFチャンバーに60分間のセッションの間、戻す。各オープンフィールド試験セッションの終了時に、OFチャンバーを完全に清浄にする。典型的には、10から12匹のマウスを各群で試験する。試験化合物の用量は典型的には、0.01mg/kgから60mg/kgの範囲である。
データを分散分析(ANOVA)により、続いて、適切な場合には、後でFisher検定と比較して分析する。ベースラインの活動を、アンフェタミン注射の前に、試験の初めの30分間測定する。アンフェタミン誘発活動を、アンフェタミン注射の後60分間測定する。平均から2標準偏差より高いか低い統計的異常値は、最終分析から除外する。p<0.05の場合に、効果を有意とみなす。アンフェタミン投与後の全移動距離および全起立を、化合物で処置された群と、ビヒクルおよび陽性対照のハロペリドールで処置された群と比較する。
(実施例B15)
統合失調症の発症および/または進行を治療する、予防する、かつ/または遅延させる化合物の能力を決定するためのin vivo条件回避反応(CAR)モデルの使用
現在認められているすべての抗精神病薬(定型および非定型)は、ラットにおいて条件回避反応(CAR)行動を選択的に抑制する能力を有することが公知である。この証拠により、CARは、新規化合物の抗精神病活性を評価するための主な試験の1つとなっている。
ラット(様々な系統、2カ月齢)をトレーニングして、コンピュータ支援2方向能動回避装置(computer−assisted,two−way active avoidance apparatus)(シャトルボックス)中で試験する。このボックスは、開口部7×7cmを含むステンレス鋼製仕切りにより分けられた2個の等サイズのコンパートメントからなる。各コンパートメントは、1cm間隔のステンレス鋼ロッドから作られた感電格子床を備えている。肢へのショックを回避するようにトレーニングされたラットを毎日、シャトルボックスに4分の馴化期間で入れて、20から30秒の無作為に変動する試行間隔を開けて、30回の試行を続ける。各試行は、10秒の刺激光(条件刺激、CS)、続く、ラットがいるコンパートメントに示される光の存在下での10秒の肢ショック(無条件刺激、US)からなる。動物が、肢ショックを受ける前に、そのコンパートメントを離れたら、応答を回避反応とみなす。ラットが10秒の点灯期間の間、10秒の肢ショック+点灯期間の間に、コンパートメントを変えなかったら、逃避の失敗と記録する。この試験は、5日/週でトレーニングされた動物を必要とする。各トレーニング日に、ラットに、30試行からなる1トレーニングセッションを受けさせる。ラットが、少なくとも2回の連続したトレーニングセッションで少なくとも80%の回避性能に達して初めて、試験化合物での処置を開始する。試験化合物を様々な用量および様々な前処置時間で、経口投与する(特異的薬物動態性能に応じて)。
抗精神病プロファイルを伴う化合物は、逃避失敗の上昇を伴って、または伴わずに、条件回避反応を阻害する。統計分析を、順位によるFriedman2元ANOVA(Friedman two−way ANOVA by ranks)、次に、対応のある対のウィルコクソン符号順位検定(Wilcoxon matched−pairs signed−ranks test)を行って、各用量の試験化合物を投与されたラットと、ビヒクル対照処置されたラットを試験する。
本明細書中上記で詳述された受容体に結合する本発明の化合物の能力を、複数の濃度で評価する。
(実施例B16)
注意/覚醒を増大させ、衝動性を低減する化合物の能力を決定するための5選択肢逐次反応タスクの使用
注意および衝動性は、いくつかの疾患状態の特性となっている。ヒトで使用される持続的遂行能検査(continuous performance test)(CPT)では、注意欠陥多動障害[Riccioら、J.Neuropsychiatry Clin.Neurosci.(2001年)、13巻(3号):326〜335頁]、統合失調症[Leeら、Schizophr.Res.(2006年)、81巻(2〜3号):191〜197頁]および軽度認知障害[Levinoffら、Neuropsychology(2006年)、20巻(1号):123〜132頁]を包含するいくつかの障害における注意欠陥を検出することができる。CPTの前臨床的類似試験は、5選択肢逐次反応時間タスク[「5−CSRTT」;Robbins,T.、Psychopharmacology(2002年)、3〜4巻:362〜380頁]である。このオペラントベースの試験では、開口部の1つに刺激光が短時間出現することについてラットが5つの開口部をモニタリングしている間、ラットは、注意深くなり、応答を控えることが要求される。5−CSRTTにおける刺激光の短時間点灯は、ヒトにおけるCPTでの「正しい」文字の出現に類似する。刺激光が観察されたら、ラットは、対応する開口部を鼻で突いて、食餌報酬を受け取らなければならない。5−CSRTTによって、正確度、応答速度、衝動的応答および強迫応答を包含するCPTと同様の行動応答を測定することができる。本研究では、薬物試験を、早発応答の上昇をもたらす変更試験パラメーター下で行う。この早発応答は、衝動性、即ち、不適切な応答を控えることができないことを示すと仮定されており、アトモキセチンに感受性があることが判明している[Navarraら、Prog.Neuropsychopharmacol.Biol.Psychiatry(2008年)、32巻(1号):34〜41頁]。
最少で12匹の雄のLong−Evansラット(275〜300g)をHarlan Laboratories、Indianapolis、INから得る。試験時に、ラットはほぼ16〜18カ月齢である。到着したら、ラットに、固有の識別番号を割り当てる(尾にマーキング)。ラットをOptiRATケージ内で個別に収容し、食餌制限レジメンを開始する前に7日間馴化させる:ラット用固形飼料を毎日ほぼ10〜20g与えて、ラットを同齢の自由摂食対照の体重に対して85%に維持する。試験期間を除いて、水は自由に摂らせる。動物を12/12時間明暗サイクル(米国東部標準時0700に点灯)で維持し、室温は22±2℃に維持し、相対湿度はほぼ50%に維持した。適切な健康および適合性を保証し、試験に関連する非特異的ストレスを最小限にするように、すべての動物を検査し、取り扱い、研究の開始前に秤量する。動物の明サイクル相の間に、5−CSRTTセッションを行う。すべての実験および手順が、Institutional Animal Care and Use Committee of PsychoGenics,Incによって承認されている。
装置:装置は、音響減衰キャビネットに収容されている格子状の床を備えたアルミニウムおよびプレキシガラスチャンバー(幅31.5cm、深さ25.0cm、高さ33.0cm)からなる。各キャビネットは、低レベルノイズエキストラクターファンを備えていて、これはまた、外部ノイズを遮蔽するためにも役立つ。各チャンバーの左壁は、均等な間隔で、床面から約2.5cmに位置する5つの開口部で凹状に湾曲している。各開口部は、刺激光として機能する標準3W LEDを備えている。反対側の壁は、床面から約3.0cmに位置する食餌収納部を備えている。各チャンバーを、天井パネルの中央部に位置する3Wハウスライト(house−light)で照明する。各試験セッションの後に、装置を70%エタノールで清浄にする。
実験手順:訓練:刺激光点灯に関して5つの開口部をモニタリングするように、動物を訓練する。ハウスライトを点灯させ、食餌報酬を収納部に送達することによって、各セッションを開始する。ラットが収納部を開けて、食餌ペレットを得たら、第1の試行を開始する。試行間間隔(ITI)の後に、刺激光のうちの1つを500ミリ秒点灯させる。ラットは、点灯している開口部を刺激光点灯の間か、またはその5秒以内に鼻で突かなければならない。そのような応答を正確な応答と定義し、食餌ペレット送達の報酬が与えられる。ペレットを収集したら、次の試行を開始する。点灯していない開口部を鼻で突いて応答するか(不正確な応答)、または5秒の制限待機時間(limited hold)後に鼻で突いたら(不合格試行)、試行を終了して、ハウスライトを消灯し、休止期間を課す。試験:高レベルの正確度(1セッション当たり少なくとも50回の試行を完了して、少なくとも75%正確)の5−CSRTTを得た後に、薬物試験を開始する。動物を試験化合物(様々な用量、適切なビヒクル)、ビヒクルおよび陽性対照(アトモキセチン1mg/kg、腹腔内)で処置する。薬物試験セッションの間、ITIを、4つの試行からなる群で提示される10、7、5または4秒の持続時間で変動させる(それぞれ無作為化された順序で各ITI期間において1試行を含有)。60分が経過したら、セッションを終了する。対象設計内での無作為化順序に従って、すべてのラットがすべての薬物処置を受ける。ラットが、先行する試験セッションにおける最低50回の試行について少なくとも75%正確な試行を行った場合にのみ、薬物試験を毎週水曜および金曜に行う。
試験セッションの間に得られた測度は(1)正確な試行および不正確な試行の全回数で割った正確な試行回数×100として定義される正確率、(2)5秒の制限待機時間を超えての応答または応答不可として定義される不合格試行、(3)刺激の点灯後に正確に応答するのにかかる時間として定義される正確な潜伏時間、(4)正確に応答した後、食餌ペレットを回収するために収納部に入るまでにかかる時間と定義される収納部潜伏時間、(5)ITIの間に行われる鼻突き応答の全回数として定義される早発応答、および(6)最初の鼻突きの後に行われる追加応答の全回数として定義される固執応答である。
統計的分析
データを、正確率;不合格試行、予備応答および固執応答の回数;ならびに正確に応答するまでの潜伏時間(秒)および正確な応答をし、食餌ペレットを回収するまでの潜伏時間(秒)として表す。データを、分散分析によって分析する(ANOVA)。いずれの場合にも、p<0.05の値を有意とみなす。適切な場合には、Fisher LSD事後検定を使用して、事後比較を行う。
(実施例B17)
統合失調症の陰性症状の動物モデル:亜慢性PCP誘発社会的相互作用欠陥
ヒト、さらには実験動物に投与されると、フェンシクリジン(PCP)は、陰性症状および認知欠陥を包含する幅広い統合失調症症状を誘発する。統合失調症の主な症状は、陰性症状の群の一部としての社会的孤立/引きこもりと考えられる。ラットをPCPで亜慢性的に処置すると、ケージ侵入ラットとの相互作用時間の不足によって測定される、社会的引きこもりの明確な徴候の発症がもたらされる。雄のSprague Dawleyラット(約150g、種々の供給者、例えばHarlan、Indianaから得られる)をこの研究では使用する。受け取ったら、ラットをOPTIラット用換気ケージにおいて群れで収容する。ラットをケージ1つ当たり2〜3匹の群で、研究の残りの期間収容する。馴化期間の間、適切な健康および適合性を保証するために、ラットを規則的に検査し、取り扱い、秤量する。ラットを12/12明暗サイクルで、午前7:00に点灯して維持する。室温を20〜23℃に維持し、相対湿度を30〜70%に維持する。研究期間にわたって、食餌および水を自由に摂らせる。動物を処置群に無作為に割り当て、齢を等しくした。
試験前の5日間、ラットに1日2回、PCP(2mg/kg;皮下)または食塩水(皮下)を注射する。6日目に、ビヒクル、陽性対照としてのクロザピン(2.5mg/kg、腹腔内、5%PEG:5%Tween80に溶解)および適切なビヒクルに溶かした所望の用量の試験化合物での30分の予備処置後に、互いに不慣れで、同じ処置を受けている1対のラットを白色のプレキシガラスオープンフィールドアリーナ(24”×17”×8”)に入れ、6分間互いに相互作用させる。社会的相互作用(「SI」)には:他のラットの臭いを嗅ぐこと;他のラットの毛繕いをすること;他のラットの上または下またはまわりをよじ登ること;他のラットの後をつけること;または他のラットの肛門性器部分を探索することが包含される。受動接触および攻撃的接触は、社会的相互作用の尺度とはみなさない。6分の試験の間にラットが互いに相互作用に費やした時間を、訓練を受けた観察者が記録する。社会的相互作用チャンバーを、違うラットの間で十分に清浄にする。データを、分散分析(ANOVA)、適切な場合には、続いて事後分析(例えば、Fischer、Dunnett)によって分析する。p<0.05の場合に、効果を有意とみなす。
(実施例B18)
錐体外路症候群(EPS)の動物モデル:マウス棒試験におけるカタレプシーの測定
抗精神病薬は、動物およびヒトにおいて錐体外路症候群(EPS)を誘発することが公知である。EPSを予測すると考えられている動物モデルは、薬物に対するカタレプシー応答を測定するマウス棒試験である。適切な供給者(例えば、Jackson Laboratories(Bar Harbor、Maine)からの雄のマウス(様々な種)を使用する。マウスを6週齢で受け取る。受け取ったら、マウスに、固有の識別番号を割り当て(尾にマーキング)、ラットをOPTIマウス用換気ケージにおいて1ケージ当たりマウス4匹で群れで収容する。すべてのマウスを、残りの研究の間、4匹からなる群れで収容し続ける。すべてのマウスを、試験前に少なくとも2週間はコロニールームに馴化させ、続いて、平均8週齢で試験する。馴化期間の間、適切な健康および適合性を保証するために、マウスを規則的に検査し、取り扱い、秤量する。動物を12/12明暗サイクルで維持する。室温を20〜23℃に維持し、相対湿度を30〜70%に維持する。研究期間にわたって、食餌および水を自由に摂らせる。各試験において、動物を処置群に無作為に割り当てる。
マウス棒試験において、マウスの前肢を、プレキシガラスプラットホームの上方2”に持ち上げられている水平棒の上に置き、時間を1回の試行当たり30秒まで記録する。動物の前肢がプラットフォームに戻った時、または30秒後に試験を終了する。試験を3回繰り返し、3回の試行の平均を、カタレプシーの指数として記録する。これらの研究では、典型的な抗精神病薬であるハロペリドール(2mg/kg、腹腔内、10%DMSOに溶解)を陽性対照として使用し、これは、棒につかまっていた時間によって測定される、硬直およびカタレプシーを誘発する。試行の30分前に、所望の用量で、かつ適切なビヒクルに溶かした試験化合物を経口投与し、ビヒクルおよび陽性対照のハロペリドール(2mg/kg、腹腔内)は、別の群のマウスに投与する。カタレプシー応答を処置の30分後、1時間後および3時間後に測定する。訓練を受けた観察者が、30秒の試行の間、棒につかまっていた時間を測定する。データを、分散分析(ANOVA)、適切な場合には、続いて事後分析(例えば、Fischer、Dunnett)によって分析する。p<0.05の場合に、効果を有意とみなす。
(実施例B19)
高架十字迷路(EPM)試験を使用して化合物の抗不安効果を試験するための動物モデル
この研究を使用し、高架十字迷路(EPM)試験をC57Bl/6Jマウスで使用すると、本明細書に詳述されている化合物の抗不安特性を試験することができる。
Jackson Laboratories(Bar Harbor、Maine)からの雄のC57Bl/6Jマウスをオープンフィールド研究のために使用する。マウスを6週齢で受け取る。受け取ったら、マウスに、固有の識別番号を割り当て(尾にマーキング)、OPTIマウス用換気ケージにおいて1ケージ当たりマウス4匹で群れで収容する。すべての動物を、残りの研究の間、4匹からなる群れで収容し続ける。すべてのマウスを、試験前に約2週間コロニールームに馴化させ、続いて、平均8週齢で試験する。馴化期間の間、適切な健康および適合性を保証するために、マウスおよびラットを規則的に検査し、取り扱い、秤量する。動物を12/12明暗サイクルで維持する。室温を20〜23℃に維持し、相対湿度を30〜70%に維持する。研究期間にわたって、固形飼料および水を自由に摂らせる。各試験において、動物を処置群に無作為に割り当てる。研究の完了の後に、すべての動物を安楽死させる。
化合物は、5%PEG200/HOに溶かし、10mL/kgの用量体積で試験の30分前に経口投与することができ;2)ジアゼパム(2.5mg/kg)は、45%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンに溶かし、10mL/kgの用量体積で試験の30分前に経口投与する。
高架十字迷路試験で、不安を評価する。迷路(Hamilton Kinder)は、2本の壁ありアーム(高さ14.5cm×幅5cm×長さ35cm)および2本の壁なしアーム(幅6cm×長さ35cm)からなり、これらが正方形の中心プラットフォーム(6×6cm)を備えた十字を形成している。すべての可視表面は、黒色のアクリル製である。迷路の各アームを、床の上56cmの支持円柱に設置する。帯電防止黒色ビニールカーテン(高さ7’)がEPMを囲んで、5’×5”の囲いを成している。動物を試験前の少なくとも1時間、実験室に馴化させる。5分間の実行の間、マウスを壁ありアームに面した高架十字迷路の中心に置く。すべての動物を一度試験する。滞在時間、移動距離および各アームへの侵入をコンピューターによって自動的に記録する。各マウスの後に、EPMを十分に清浄にする。
データを分散分析(ANOVA)、適切な場合には、続いてFischerのLSD事後分析を使用して分析する。p<0.05の場合に、効果を有意とみなす。
刊行物、特許、特許出願および公開特許出願などの参照文献はすべて、その全体が、参照により本明細書に援用される。
本発明を、明瞭な理解のために、説明および実施例により一部詳細に記載したが、ある種の多少の変化および変化が実施されることは、当業者には明らかであろう。したがって、明細書および実施例は、本発明の範囲を限定するものとみなされるべきではない。

Claims (14)

  1. 式(E)の化合物または薬学的に許容できるその塩:
    [式中、
    は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
    2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    3aおよびR3bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
    はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
    8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、(i)R 8a 、R 8b 、R 8c およびR 8d のうちの少なくとも一つが、ハロ、置換もしくは非置換アリール、もしくは置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、式−OCH CH O−の部分を形成していること、および(ii)8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
    は、単結合または二重結合を表すが、但し、
    が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
    10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルであり、
    ここで、「置換アルキル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアルキル基を指し、
    「置換シクロアルキル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するシクロアルキル基を指し、
    「置換メチレン」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から2個の置換基を有するメチレン基を指し、
    「置換アルケニル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアルケニル基を指し、
    「置換シクロアルケニル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するシクロアルケニル基を指し、
    「置換アルキニル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアルキニル基を指し、
    「置換ヘテロシクリル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から3個の置換基で置換されている複素環基を指し、
    「置換アリール」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアリール基を指し、
    「置換ヘテロアリール」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するヘテロアリール基を指し、
    「置換アラルキル」は、アリール部分が置換アルキル残基に結合している残基を指し、
    「置換アミノ」は、基−NR を指し、ここで、(a)R およびR 基はそれぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルからなる群から選択されるが、但し、R およびR 基が共にHであることはないことを条件とするか、または(b)R およびR は窒素原子と一緒に結合して、複素環を形成する]。
  2. 、X、X、およびX10はそれぞれ独立に、CRである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  3. 、X、X、およびX10のうちの少なくとも一つがNである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  4. が、置換もしくは非置換C〜CアルキルまたはC〜Cペルハロアルキルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  5. Qが、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、または置換もしくは非置換ヘテロシクリルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  6. 式(E−2)の化合物または薬学的に許容できるその塩:
    [式中、
    2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
    はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
    8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、(i)R 8a 、R 8b 、R 8c およびR 8d のうちの少なくとも一つが、ハロ、置換もしくは非置換アリール、もしくは置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、式−OCH CH O−の部分を形成していること、および(ii)8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
    は、単結合または二重結合を表すが、但し、
    が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
    10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
    Tは、0から5の整数である]
    である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  7. 式(E−3)の化合物または薬学的に許容できるその塩:
    [式中、
    2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
    はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
    8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、またはビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成しているが、但し、(i)R 8a 、R 8b 、R 8c およびR 8d のうちの少なくとも一つが、ハロ、置換もしくは非置換アリール、もしくは置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、またはジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、式−OCH CH O−の部分を形成していること、および(ii)8(a〜d)がビシナルR8(a〜d)と一緒になって、結合を形成している場合、そのジェミナルR8(a〜d)はヒドロキシル以外であることを条件とし;
    は、単結合または二重結合を表すが、但し、
    が二重結合である場合、R8aおよびR8cは存在せず、R8bおよびR8dは、OH以外であることを条件とし;
    10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており、
    Jは、ハロ、シアノ、ニトロ、ペルハロアルキル、ペルハロアルコキシ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、チオアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニル、アミノアシルおよびアミノカルボニルアミノ部分であり;
    Tは、0から4の整数である]
    である、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  8. 式(F)の化合物または薬学的に許容できるその塩
    [式中、
    は、H、ヒドロキシル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、ペルハロアルキル、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換アラルキル、C〜Cペルハロアルコキシ、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニルまたはカルボニルアルキレンアルコキシであり;
    2aおよびR2bはそれぞれ独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはニトロであるか、あるいはR2aおよびR2bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    3aおよびR3bは独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、置換もしくは非置換アミノ、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アシルアミノまたはアシルオキシであるか、あるいはR3aおよびR3bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    、X、XおよびX10はそれぞれ独立に、NまたはCRであり;
    mおよびqは独立に、0または1であり;
    はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、ハロ、C〜Cペルハロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、置換もしくは非置換C〜Cアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、C〜Cペルハロアルコキシ、C〜Cアルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、チオール、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アラルキル、チオアルキル、置換もしくは非置換アミノ、アシルアミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、カルボニルアルキレンアルコキシ、アルキルスルホニルアミノまたはアシルであり;
    8a、R8b、R8cおよびR8dはそれぞれ独立に、H、ヒドロキシル、アルコキシ、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cアルケニル、C〜Cペルハロアルキル、カルボキシル、カルボニルアルコキシ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはジェミナルR8(a〜d)と一緒になって、置換もしくは非置換メチレン部分または式−OCHCHO−の部分を形成しているか、またはジェミナルR8(a〜d)およびそれらが結合している炭素と一緒になって、カルボニル部分またはシクロアルキル部分を形成しており;
    10aおよびR10 はそれぞれ独立に、H、ハロ、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノまたはニトロであるか、あるいはR10aおよびR10bは、それらが結合している炭素と一緒になって、シクロアルキル部分またはカルボニル部分を形成しており;
    11およびR12は独立に、H、OH、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであるか、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキル、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しているか、または一緒になって結合を形成しているか、またはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C3〜8シクロアルケニルまたは置換もしくは非置換ヘテロシクリル部分を形成しており;
    EまたはZ二重結合配置の存在を示し;
    Qは、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、置換もしくは非置換シクロアルキル、置換もしくは非置換シクロアルケニル、置換もしくは非置換ヘテロシクリル、置換もしくは非置換アミノ、アルコキシ、アミノアシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アミノカルボニルアルコキシ、アシルアミノ、カルボキシ、シアノまたはアルキニルであるが、
    但し、(i)R 8a 、R 8b 、R 8c 、R 8d 、R 11 、およびR 12 のうちの少なくとも一つが、ハロ、置換もしくは非置換アリール、もしくは置換もしくは非置換ヘテロアリールであること、または(ii)R 8a 、R 8b 、R 8c 、およびR 8d のうちの少なくとも一つが、ジェミナルR 8(a〜d) と一緒になって、式−OCH CH O−の部分を形成していることを条件とし、
    ここで、「置換アルキル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアルキル基を指し、
    「置換シクロアルキル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するシクロアルキル基を指し、
    「置換メチレン」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から2個の置換基を有するメチレン基を指し、
    「置換アルケニル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアルケニル基を指し、
    「置換シクロアルケニル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するシクロアルケニル基を指し、
    「置換アルキニル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアルキニル基を指し、
    「置換ヘテロシクリル」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から3個の置換基で置換されている複素環基を指し、
    「置換アリール」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、ヘテロアリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するアリール基を指し、
    「置換ヘテロアリール」は、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボニルアルコキシ、アシルアミノ、非置換アミノ、アミノアシル、アミノカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アリール、アリールオキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、チオール、チオアルキル、非置換アルキル、非置換アルケニル、非置換アルキニル、非置換ヘテロシクリル、非置換アラルキル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、スルホニル、オキソ、およびカルボニルアルキレンアルコキシから選択される1から5個の置換基を有するヘテロアリール基を指し、
    「置換アラルキル」は、アリール部分が置換アルキル残基に結合している残基を指し、
    「置換アミノ」は、基−NR を指し、ここで、(a)R およびR 基はそれぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルからなる群から選択されるが、但し、R およびR 基が共にHであることはないことを条件とするか、または(b)R およびR は窒素原子と一緒に結合して、複素環を形成する]。
  9. 式(H−5)の化合物または薬学的に許容できるその塩:
    [式中、
    は、式(F)に関して定義された通りであり;
    8aは、H、置換もしくは非置換C〜Cアルキル、ハロ、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換ヘテロアリール、カルボニルアルコキシ部分もしくはカルボキシル部分もしくはアシルアミノ部分で置換されているC〜Cアルキル、または置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルであり;
    8cおよびQは独立に、置換もしくは非置換アリールまたは置換もしくは非置換ヘテロアリールである]
    である、請求項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  10. 式(H−6)の化合物または薬学的に許容できるその塩:
    [式中、
    は、式(F)に関して定義された通りであり;
    は、単結合あり
    8dハロ、置換もしくは非置換アリール、または置換もしくは非置換ヘテロアリール
    である、請求項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  11. 化合物番号1、6、J−1、J−5、J−12、J−13、J−19、J−21、J−27、L−1からL−5、L−9からL−21、およびL−52からL−61





    または薬学的に許容できるその塩からなる群から選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
  12. (a)請求項1から11のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容できるその塩と、(b)薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
  13. 認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害の治療における使用のための組成物であって、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を含む、組成物。
  14. 認知障害、精神病性障害、神経伝達物質媒介障害または神経障害の治療において使用するための、請求項1から11のいずれかに記載の化合物または薬学的に許容できるその塩と指示書とを含むキット。
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