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JP5628255B2 - 車両用ステアリングハンガビーム支持構造 - Google Patents

車両用ステアリングハンガビーム支持構造 Download PDF

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JP5628255B2
JP5628255B2 JP2012190119A JP2012190119A JP5628255B2 JP 5628255 B2 JP5628255 B2 JP 5628255B2 JP 2012190119 A JP2012190119 A JP 2012190119A JP 2012190119 A JP2012190119 A JP 2012190119A JP 5628255 B2 JP5628255 B2 JP 5628255B2
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Description

本発明は、車両用ステアリングコラムを支持するためのステアリングハンガビームの支持構造を改良した技術に関する。
ステアリングコラムを支持するためのステアリングハンガビームは、車室に位置して車幅方向に延び、両端を左右のフロントピラーに取り付けられている。車体からステアリングハンガビームを介してステアリングホイールに伝わる振動を、低減するように改良された技術の開発が進められている。このような技術は、特許文献1〜2から知られている。
特許文献1で知られている車両用ステアリングハンガビーム支持構造は、ダッシュボードロアパネルが補強材によって補強されている。ステアリングハンガビームの長手途中の部位から車体前方へ延びたスティの前端は、ダッシュボードロアパネル及び補強材にボルト止めされている。
特許文献2で知られている車両用ステアリングハンガビーム支持構造は、ステアリングハンガビームの長手途中の部位から車体前方へ延びたスティの前端が、ダッシュボードロアパネルにボルト止めされたというものである。
近年、車高が高い車両の開発が進められている。これに伴い、シートの着座高さやステアリングホイールの高さも、高い位置に設定されるようになってきた。ダッシュボードロアパネルに対するステアリングハンガビームの高さも、相対的に高い。このため、ステアリングハンガビームから車体前方へ延びたスティの前端は、ダッシュボードロアパネルではなく、該ダッシュボードロアパネルの上に設けられているウインドシールドロアパネルに、取り付けられることになる。該ウインドシールドロアパネルは、ウインドシールドの下端部を支持する部材であり、前面がカウルボックスに面している。該ウインドシールドロアパネルにステアリングハンガビームが支持されている技術は、特許文献3から知られている。
特許文献3で知られている車両用ステアリングハンガビーム支持構造は、ステアリングハンガビームの長手途中の部位から車体前方へ延びたスティの前端が、ウインドシールドロアパネルにボルト止めされたというものである。該ウインドシールドロアパネルの前面は、略U字状断面のカウルボックスに面している。該カウルボックスは、ウインドシールドから流れてきた雨水の流路である。このため、雨水がカウルボックスからウインドシールドロアパネルのボルト止め部分を通って、車室へ浸入しないような配慮が必要となる。
そのためには、スティの前端をウインドシールドロアパネルにボルト止めした後に、該ウインドシールドロアパネルの前側に、別部材から成る略U字状断面のカウルボックスを取り付けることが考えられる。つまり、ボルト止めした後に、該ウインドシールドロアパネルの前面と該ボルト止め部分とを、該カウルボックスによって覆う。この結果、雨水がカウルボックスからボルト止め部分を通って車室へ浸入することを阻止することができる。しかし、ステアリングハンガビーム支持構造が複雑になり、製造コストも嵩むので、得策ではない。
特開平10−264830号公報 特開2009−12564号公報 特開平4−43173号公報
本発明は、簡単な構成で防水性に優れたステアリングハンガビーム支持構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、車室の前壁を構成するダッシュボードロアパネルと、該ダッシュボードロアパネルの上に設けられて、ウインドシールドの下端部を支持するウインドシールドロアパネルと、前記車室に位置して車幅方向に延び、ステアリングコラムを支持するステアリングハンガビームと、該ステアリングハンガビームの長手途中の部位から車体前方へ延び、前記ウインドシールドロアパネルに支持されるスティと、を有した車両用ステアリングハンガビーム支持構造において、前記ウインドシールドロアパネルのなかの、前記車室に面した内面には、該内面に向かって開放した略U字状断面のブラケットが接合され、該ブラケットは、前記底部と、該底部の両端から前記ウインドシールドロアパネルの前記内面に向かって延びた一対の脚部と、該一対の脚部の前端から前記内面の面方向外側へ延びた一対の取付部とから成り、前記ブラケットの底部には、前記スティの前端が締結され、前記ウインドシールドロアパネルには、前記ブラケットに対する前記スティの締結作業時に、前記ウインドシールドロアパネルの外面側から前記車室へ工具を通すことが可能な貫通孔が形成され、該貫通孔は、柔軟性を有した防水性の栓が嵌め込まれることによって閉鎖され、前記ウインドシールドロアパネルのなかの、前記貫通孔を形成している周縁の周囲は、車体前方へ向かって膨出した膨出部に形成され、前記一対の取付部が、前記車室に且つ前記膨出部を挟んで両側に位置して、前記内面に接合されていることにより、前記ブラケットは、前記膨出部の近傍に位置するとともに、該内面に対し接合されている。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記膨出部の前端面は、平坦なシール面に形成されている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記内面に接合される前記一対の取付部と、一対の脚部との間の、各々のコーナには一対のビードが形成されている。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記スティの少なくとも一部には、車体前後方向の荷重に対して脆弱な脆弱部が形成されている。
請求項1に係る発明では、ウインドシールドロアパネルのなかの、車室に面した内面には、該内面に向かって開放した略U字状断面のブラケットが接合されている。ステアリングハンガビームから車体前方へ延びたスティの前端は、該ブラケットの底部に締結される。つまり、スティの前端は、ウインドシールドロアパネルに直接に締結するのではなく、車室に位置しているブラケットを介して、該ウインドシールドロアパネルに締結される。この結果、該ウインドシールドロアパネルに対するスティの前端の締結位置は、該ウインドシールドロアパネルからステアリングハンガビーム側に一定距離だけ離れている。さらに、ウインドシールドロアパネルには、ブラケットに対するスティの締結作業時に、ウインドシールドロアパネルの外面側から車室へ工具を通すことが可能な貫通孔が形成されている。貫通孔から車室へ挿入した工具によって、ブラケットの底部にスティの前端を容易に締結することができる。締結作業が完了した後には、柔軟性を有した防水性の栓(例えば膜付きグロメット)を貫通孔に嵌め込むことによって、該貫通孔を容易に閉鎖することができる。この結果、雨水がカウルボックスから車室へ浸入することを阻止することができる。
このように、請求項1に係る発明では、ウインドシールドロアパネルの内面に、該内面に向かって開放した略U字状断面のブラケットを接合するとともに、工具を通すための貫通孔を防水性の栓によって閉鎖するという、簡単な構成且つ低コストの構成で、防水性に優れたステアリングハンガビーム支持構造を提供することができる。しかも、車体からステアリングハンガビームを介してステアリングホイールに伝わる振動を、抑制することができる。さらには、ウインドシールドロアパネルの内面からブラケットの底部までの距離は、貫通孔から車室へ挿入した工具によって、該底部にスティを締結することが可能な、最短距離に設定すればよい。従って、締結部分が該内面から車室へ突出する距離を短くすることができる。
さらに、請求項1に係る発明では、ウインドシールドロアパネルのなかの、貫通孔を形成している周縁の周囲は、車体前方へ向かって膨出した膨出部に形成されている。このため、貫通孔を形成している周縁の周囲の剛性を、十分に確保することができる。この結果、ウインドシールドロアパネルの剛性を確保することができる。しかも、貫通孔を形成している周縁の周囲が、車体前方へ膨出しているので、貫通孔に柔軟性を有した栓をパネル前側から容易に嵌め込むことができる。従って、締結作業から栓の嵌め込み作業までの、一連の作業をパネル前側からだけで行うことができ、作業性が高まる。
さらに、請求項1に係る発明では、貫通孔を形成している周縁の周囲が膨出した分だけ、ウインドシールドロアパネルの内面に対してブラケットの底部を近づけても、該底部にスティを締結する締結部分は該内面に当たらない。従って、締結部分が該内面から車室へ突出する距離を極力短くすることができる。
さらに、請求項1に係る発明では、ブラケットは、ウインドシールドロアパネルのなかの、比較的高剛性である膨出部の近傍に接合されている。このため、ウインドシールドロアパネルに対する、ブラケットの接合剛性は高まる。従って、ステアリングハンガビームを、スティ及びブラケットを介してウインドシールドロアパネルによって支持する支持剛性を高めることができる。車体からステアリングハンガビームを介してステアリングホイールに伝わる振動を、より一層抑制することができる。
しかも、ブラケットは、ウインドシールドロアパネルのなかの、膨出部の近傍に接合されているので、貫通孔を形成している周縁付近の補強部材の役割を果たすことができる。この結果、貫通孔の周縁付近は、膨出部とブラケットとの両方によって補強される。貫通孔に防水性の栓を嵌め込むときに、膨出部の前端面に外力が作用しても、該前端面は撓まない。このため、該栓の装着性が高まる。
さらに、請求項1に係る発明では、ブラケットは、略U字状断面の両端に取付部が設けられた、いわゆるハット状断面の構成である。つまり、ブラケットは、底部と、該底部の両端からウインドシールドロアパネルの内面に向かって延びた一対の脚部と、該一対の脚部の前端から内面の面方向外側へ延びた一対の取付部とから成る。
請求項2に係る発明では、膨出部の前端面が平坦なシール面に形成されているので、該シール面に防水性の栓を密接させることにより、密閉性を高めることができる。この結果、該シール面と該栓との間の防水性が高まる。
請求項3に係る発明では、ウインドシールドロアパネルの内面に接合される一対の取付部と一対の脚部との間の、各々のコーナには、一対のビードが形成されている。該各コーナは、それぞれビードによって補強されることにより、剛性が高まる。一方、底部は補強されていないので、各コーナに比べて低剛性である。
例えば、車両の前方から障害物が衝突したとき、いわゆる正面衝突が発生したときに、過大な衝突力は、ウインドシールドロアパネルからブラケットの該一対のコーナを介し、一対の脚部を通って底部に伝わる。該衝突力に対し、各コーナに比べて低剛性である底部が、ブラケットの他の部位よりも先に塑性変形することによって、衝突エネルギーを緩和する特性を得ることができる。
請求項4に係る発明では、スティの少なくとも一部には、車体前後方向の荷重に対して脆弱な脆弱部が形成されている。車両の前方から障害物が衝突したとき、いわゆる正面衝突が発生したときに、過大な衝突力は、ウインドシールドロアパネルからブラケットを介し、スティに伝わる。衝突力によって、ウインドシールドロアパネルが車室内に押し込まれた場合に、スティにおける脆弱部の部位が、塑性変形する。このため、ステアリングハンガビームが車両後方へ変位することを抑制することができ、この結果、車室の乗員空間を適切に確保することができる。
本発明に係るステアリングハンガビーム支持構造を備えた車両を車室側から見た斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図1に示されたステアリングハンガビーム支持構造の分解図である。 図3に示された貫通孔及びブラケットの関係を表した斜視図である。 図1の5−5線に沿った断面図である。 図2に示されたスティの取付け作業を説明する説明図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る車両用ステアリングハンガビーム支持構造について説明する。図1及び図2に示されるように、車両10は例えば乗用車であり、車体11の内側に前室12と、該前室12の真後ろに位置する車室13とが、形成されている。該車体11は、モノコックボディから成る。該前室12は、例えば図示せぬエンジン等のパワーユニットを収容するためのパワーユニット収容室に構成され、上部の開口が開閉可能なフード14によって覆われている。なお、該前室12は、パワーユニット収容室以外であってもよい。
該車体11の前半部は、左右のフロントピラー21(右側のみを示す)とダッシュボードロアパネル22とウインドシールドロアパネル23とダッシュボードアッパパネル24とを含む。該ダッシュボードロアパネル22は、車室13の前壁を構成する部材である。つまり、該ダッシュボードロアパネル22は、前室12と車室13との間を区画する縦板状の部材である。
図2に示されるように、該ウインドシールドロアパネル23は、ダッシュボードロアパネル22の上に設けられた縦板状の部材であって、ダッシュボードロアパネル22の上から上方へ概ね一直線状に延びている。該ウインドシールドロアパネル23の上端部は、ウインドシールド25の下端部を直接に又は平板状のエクステンション26を介して支持している。
該ダッシュボードアッパパネル24は、ダッシュボードロアパネル22の上端とウインドシールドロアパネル23の下端との間から、車体前方へ延びた略L字状断面の部材である。つまり、該ダッシュボードアッパパネル24は、ウインドシールドロアパネル23の前に位置している。
ウインドシールドロアパネル23とダッシュボードアッパパネル24とによって、略U字状断面のカウルボックス27が形成されている。つまり、ウインドシールドロアパネル23の前面23a(外面23a)は、略U字状断面のカウルボックス27に面している。該カウルボックス27は、車幅方向に細長い雨樋状に形成され、ウインドシールド25から流れてきた雨水の流路であって、図示せぬワイパユニットが収納される。該カウルボックス27の上部の開放端は、カウルトップグリル28によって覆われている。
図1に示されるように、左右のフロントピラー21間には、ステアリングハンガビーム31が掛け渡されている。該ステアリングハンガビーム31は、車室13に位置してステアリングコラム32を支持する部材である。該ステアリングハンガビーム31は、車幅方向に延びたパイプによって構成され、両端を左右のフロントピラー21に取り付けられている。ステアリングコラム32は、ステアリングホイール33が取り付けられたステアリングシャフト34を回転可能に支持している。
該ステアリングハンガビーム31の長手途中の所定の部位31aは、スティ40及びブラケット50(パネル側ブラケット50)によってウインドシールドロアパネル23に支持されている。つまり、該スティ40は、ステアリングハンガビーム31の長手途中の部位31aから車体前方へ延び、ウインドシールドロアパネル23に支持される。以下、該スティ40及び該パネル側ブラケット50について、詳しく説明する。
図2及び図3に示されるように、該ステアリングハンガビーム31の長手途中の所定の部位31aには、車体前方へ向かって延びたビーム側ブラケット37を有している。一方、該スティ40は、車体前後方向に細長い部材であって、縦板41と横板42とから成る下向きの略逆L字状断面に形成されている。該スティ40の後端部43は、ビーム側ブラケット37にボルト38,38によって取り付けられている。
スティ40の前端44は、平板状の横板42の前端から下方へ延びたフランジによって構成されている。以下、スティ40の前端44のことを、適宜「フランジ44」と言い換える。該フランジ44のフランジ面は、ウインドシールドロアパネル23のなかの、車室13に面した内面23bに向いている。縦板状のフランジ44は、板厚方向(車体前後方向)に貫通した1個のボルト孔45と、ボルト孔45に挿入されたボルト46を締結するためのナット47と、を有する。該ナット47は、フランジ44の後面に固定されている。
該スティ40の少なくとも一部には、車体11前後方向の荷重に対して脆弱な脆弱部48が形成されている。該脆弱部48は、縦板41と横板42との少なくとも一方の板厚を肉抜きした(貫通を含む)肉抜き部分によって構成されている。より具体的に述べると、該脆弱部48は、例えばスティ40の長手方向に細長い長孔によって形成されている。該長孔48(脆弱部48)は、縦板41と横板42との少なくとも一方の板厚を貫通している。
図3〜図5に示されるように、該パネル側ブラケット50は、ウインドシールドロアパネル23の内面23bに接合されている。該パネル側ブラケット50は、鋼板の折り曲げ成型品であって、ウインドシールドロアパネル23の内面23bに向かって開放した略U字状断面の両端に、一対の取付部53,53を一体に有している、いわゆるハット状断面の構成である。
例えば、ウインドシールドロアパネル23に接合された該パネル側ブラケット50を上から見たときに、該パネル側ブラケット50は略ハット状である。つまり、該パネル側ブラケット50は、U字の底板を成す底部51(取付座51)と、該底部51の両端からウインドシールドロアパネル23の内面23bに向かって延びた一対の脚部52,52と、該一対の脚部52,52の前端から内面23bの面方向外側へ延びた一対の取付部53,53(取付フランジ53,53)とから成る。底部51と一対の脚部52,52と一対の取付部53,53は、全て平坦な縦板状に形成されている。
一対の脚部52,52と一対の取付部53,53との間の、各々のコーナ54,54には、一対のビード55,55が形成されている。該一対のビード55,55は、一対の脚部52,52と一対の取付部53,53とにわたり、型押しによって形成された溝である。該溝を形成するように形成された膨出部分によって、各コーナ54,54が補強される。つまり、該各コーナ54,54は、それぞれビード55,55によって補強されることにより、剛性が高まる。一方、底部51は補強されていないので、各コーナ54,54に比べて低剛性である。該一対の取付部53,53は、ウインドシールドロアパネル23の内面23bに重ね合わされて、スポット溶接やミグ溶接等の溶接によって接合される。
該パネル側ブラケット50の底部51には、スティ40の前端44が締結されている。より詳しく述べると、縦板状の底部51は板厚方向(車体前後方向)に貫通した1個のボルト孔56を有する。
図2、図4及び図5に示されるように、ウインドシールドロアパネル23には、板厚方向(車体前後方向)に貫通した1個の貫通孔61と、貫通孔61の周縁62の周囲に有した1個の膨出部63とが形成されている。該貫通孔61は、パネル側ブラケット50に対するスティ40の締結作業時に、ウインドシールドロアパネル23の外面23a側から車室13へ工具71(図6参照)を通すことが可能な作業用孔であり、例えば真円状に形成されている。該膨出部63は、ウインドシールドロアパネル23のなかの、貫通孔61を形成している周縁62の周囲が、車体11前方へ向かって膨出した部分である。該膨出部63の前端面64は、平坦なシール面に形成されている。貫通孔61は、膨出部63の前端面64に位置することになる。
パネル側ブラケット50は、ウインドシールドロアパネル23のなかの、膨出部63の近傍に位置している。図6に示されるように、ウインドシールドロアパネル23に対する貫通孔61、膨出部63及びパネル側ブラケット50の、各位置、各大きさ、各傾きは、ウインドシールドロアパネル23の外面23a側から車室13へ工具71を通すことが可能に設定される。
図2及び図3に示されるように、該貫通孔61は、柔軟性を有した防水性の栓81が嵌め込まれることによって閉鎖されている。柔軟性を有した防水性の栓81は、例えば膜付きグロメットによって構成されている。該膜付きグロメットは、柔軟性を有した材料(例えばラバーや軟質樹脂)によって構成されており、内外をシールすることが可能な膜82を有している、周知の部品である。
次に、パネル側ブラケット50に対するスティ40の取付手順について、図6に基づき説明する。貫通孔61は開放された状態にある。先ず、該底部51に車体後方からスティ40の前端44(フランジ44)を重ね合わせる。次に、この状態を保持しながら、ボルト46を車外から貫通孔61へ挿入し、ナット47にねじこむ。そして、工具71を車外から貫通孔61へ挿入し、ボルト46を締め付ける。この結果、ボルト46とナット47によって、パネル側ブラケット50にスティ40の前端44を締結する。このようにして、スティ40の前端44(フランジ44)は、該底部51に車体後方から重ねられ、ボルト孔45,56に挿入されたボルト46によって取り付けられる。締結作業を完了した後には、貫通孔61に防水性の栓81を嵌め込んで閉鎖する。
以上の説明をまとめると、次の通りである。図2に示されるように、ウインドシールドロアパネル23の内面23bには、該内面23bに向かって開放した略U字状断面のパネル側ブラケット50が接合されている。ステアリングハンガビーム31から車体前方へ延びたスティ40の前端44は、該パネル側ブラケット50の底部51に締結される。つまり、スティ40の前端44は、ウインドシールドロアパネル23に直接に締結するのではなく、車室13に位置しているパネル側ブラケット50を介して、該ウインドシールドロアパネル23に締結される。この結果、該ウインドシールドロアパネル23に対するスティ40の前端44の締結位置は、該ウインドシールドロアパネル23からステアリングハンガビーム31側に一定距離Dcだけ離れている。
さらに、ウインドシールドロアパネル23には、パネル側ブラケット50に対するスティ40の締結作業時に、ウインドシールドロアパネル23の外面23a側から車室13へ工具71(図6参照)を通すことが可能な貫通孔61が形成されている。貫通孔61から車室13へ挿入した工具71によって、パネル側ブラケット50の底部51にスティ40の前端44を容易に締結することができる。締結作業が完了した後には、柔軟性を有した防水性の栓81を貫通孔61に嵌め込むことによって、該貫通孔61を容易に閉鎖することができる。この結果、雨水がカウルボックス27から車室13へ浸入することを阻止することができる。
このように、ウインドシールドロアパネル23の内面23bに、該内面23bに向かって開放した略U字状断面のパネル側ブラケット50を接合するとともに、工具71を通すための貫通孔61を防水性の栓81によって閉鎖するという、簡単な構成且つ低コストの構成で、防水性に優れたステアリングハンガビーム支持構造を提供することができる。しかも、車体11からステアリングハンガビーム31を介してステアリングホイール33(図1参照)に伝わる振動を、抑制することができる。さらには、ウインドシールドロアパネル23の内面23bからパネル側ブラケット50の底部51までの距離Dcは、貫通孔61から車室13へ挿入した工具71によって、該底部51にスティ40を締結することが可能な、最短距離に設定すればよい。従って、締結部分が該内面23bから車室13へ突出する突出距離Dcを短くすることができる。
さらには、ウインドシールドロアパネル23のなかの、貫通孔61を形成している周縁62の周囲は、車体11前方へ向かって膨出した膨出部63に形成されている。このため、貫通孔61を形成している周縁62の周囲の剛性を、十分に確保することができる。この結果、ウインドシールドロアパネル23の剛性を確保することができる。しかも、貫通孔61を形成している周縁62の周囲が、車体11前方へ膨出しているので、貫通孔61に柔軟性を有した栓81をパネル前側から容易に嵌め込むことができる。従って、締結作業から栓81の嵌め込み作業までの、一連の作業をウインドシールドロアパネル23の前側からだけで行うことができ、作業性が高まる。
さらには、貫通孔61を形成している周縁62の周囲が膨出した分だけ、ウインドシールドロアパネル23の内面23bに対してパネル側ブラケット50の底部51を近づけても、該底部51にスティ40を締結する締結部分は該内面23bに当たらない。従って、締結部分が該内面23bから車室13へ突出する距離を極力短くすることができる。さらには、該膨出部63の前端面64が平坦なシール面に形成されているので、該シール面に防水性の栓を密接させることにより、密閉性を高めることができる。この結果、該シール面と該栓81との間の防水性が高まる。
さらには、パネル側ブラケット50は、ウインドシールドロアパネル23のなかの、比較的高剛性である膨出部63の近傍に接合されている。このため、ウインドシールドロアパネル23に対する、パネル側ブラケット50の接合剛性は高まる。従って、ステアリングハンガビーム31を、スティ40及びパネル側ブラケット50を介してウインドシールドロアパネル23によって支持する支持剛性を高めることができる。車体11からステアリングハンガビーム31を介してステアリングホイール33に伝わる振動を、より一層抑制することができる。
しかも、パネル側ブラケット50は、ウインドシールドロアパネル23のなかの、膨出部63の近傍に接合されているので、貫通孔61を形成している周縁62付近の補強部材の役割を果たすことができる。この結果、貫通孔61の周縁62付近は、膨出部63とパネル側ブラケット50との両方によって補強される。貫通孔61に防水性の栓を嵌め込むときに、膨出部63の前端面64に外力が作用しても、該前端面64は撓まない。このため、該栓81の装着性が高まる。
さらには、図4に示されるように、パネル側ブラケット50は、いわゆるハット状断面の構成である。ウインドシールドロアパネル23の内面23bに接合される一対の取付部53,53と一対の脚部52,52との間の、各々のコーナ54,54には、一対のビード55,55が形成されている。該各コーナ54,54は、それぞれビード55,55によって補強されることにより、剛性が高まる。一方、底部51は補強されていないので、各コーナ54,54に比べて低剛性である。
例えば、車両10の前方から障害物が衝突したとき、いわゆる正面衝突が発生したときに、過大な衝突力は、ウインドシールドロアパネル23からパネル側ブラケット50の該一対のコーナ54,54を介し、一対の脚部52,52を通って底部51に伝わる。該衝突力に対し、各コーナ54,54に比べて低剛性である底部51が、パネル側ブラケット50の他の部位よりも先に塑性変形することによって、衝突エネルギーを緩和する特性を得ることができる。
さらには、図2に示されるように、スティ40の少なくとも一部には、車体11前後方向の荷重に対して脆弱な脆弱部48が形成されている。車両10の前方から障害物が衝突したとき、いわゆる正面衝突が発生したときに、過大な衝突力は、ウインドシールドロアパネル23からパネル側ブラケット50を介し、スティ40に伝わる。衝突力によって、ウインドシールドロアパネル23が車室13内に押し込まれた場合に、スティ40における脆弱部48の部位が、塑性変形する。このため、ステアリングハンガビーム31が車両後方へ変位することを抑制することができ、この結果、車室13の乗員空間を適切に確保することができる。
本発明の車両用ステアリングハンガビーム支持構造は、乗用車に採用するのに好適である。
10…車両、11…車体、12…パワーユニット収容室、13…車室、22…ダッシュボードロアパネル、23…ウインドシールドロアパネル、23a…外面、23b…内面、25…ウインドシールド、31…ステアリングハンガビーム、32…ステアリングコラム、40…スティ、44…前端、48…脆弱部、50…ブラケット(パネル側ブラケット)、51…底部、52…脚部、53…取付部、54…コーナ、55…ビード、61…貫通孔、62…貫通孔を形成している周縁、63…周縁の周囲(膨出部)、64…膨出部の前端面、71…工具、81…栓。

Claims (4)

  1. 車室の前壁を構成するダッシュボードロアパネルと、
    該ダッシュボードロアパネルの上に設けられて、ウインドシールドの下端部を支持するウインドシールドロアパネルと、
    前記車室に位置して車幅方向に延び、ステアリングコラムを支持するステアリングハンガビームと、
    該ステアリングハンガビームの長手途中の部位から車体前方へ延び、前記ウインドシールドロアパネルに支持されるスティと、
    を有した車両用ステアリングハンガビーム支持構造において、
    前記ウインドシールドロアパネルのなかの、前記車室に面した内面には、該内面に向かって開放した略U字状断面のブラケットが接合され、
    該ブラケットは、前記底部と、該底部の両端から前記ウインドシールドロアパネルの前記内面に向かって延びた一対の脚部と、該一対の脚部の前端から前記内面の面方向外側へ延びた一対の取付部とから成り、
    前記ブラケットの底部には、前記スティの前端が締結され、
    前記ウインドシールドロアパネルには、前記ブラケットに対する前記スティの締結作業時に、前記ウインドシールドロアパネルの外面側から前記車室へ工具を通すことが可能な貫通孔が形成され、
    該貫通孔は、柔軟性を有した防水性の栓が嵌め込まれることによって閉鎖され
    前記ウインドシールドロアパネルのなかの、前記貫通孔を形成している周縁の周囲は、車体前方へ向かって膨出した膨出部に形成され、
    前記一対の取付部が、前記車室に且つ前記膨出部を挟んで両側に位置して、前記内面に接合されていることにより、前記ブラケットは、前記膨出部の近傍に位置するとともに、該内面に対し接合されていることを特徴とする車両用ステアリングハンガビーム支持構造。
  2. 前記膨出部の前端面は、平坦なシール面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ステアリングハンガビーム支持構造。
  3. 前記内面に接合される前記一対の取付部と、前記一対の脚部との間の、各々のコーナには一対のビードが形成されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用ステアリングハンガビーム支持構造。
  4. 前記スティの少なくとも一部には、車体前後方向の荷重に対して脆弱な脆弱部が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用ステアリングハンガビーム支持構造。
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