JP5691151B2 - 熱交換型反応器を用いた反応方法 - Google Patents
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Description
応器の原料入口と出口の差圧が一定値以下となるような反応器を用いることにより、生成物の収率の低下が起こらないことを見出し、本発明を完成させた。
具体的には、触媒層を備えた反応器の通気状態での圧力損失は、触媒に係る条件である触媒の表面形状と触媒粒径とで決まる触媒と通気ガスの接触面積、触媒を充填した状態での通気ガスの線速度を決定する空隙率及び触媒が充填時に触媒層を形成する伝熱管壁や伝熱プレートの表面などと衝突することにより生じる割れや粉化による通気ガスの通路の閉塞率、更には、プレート式反応器ではその特徴である伝熱プレートの形状の多様さに係る触媒層を形成する伝熱プレートの凹凸、触媒層の屈曲によるガス流路の長さ、また、シェルアンドチューブ型反応器およびプレート式反応器共通であるが、触媒層の平均層太さ(シェルアンドチューブ式反応器)や厚さ(プレート式反応器)による通気ガスの空塔速度と触媒層高による通気ガスの接触時間などの要因に分けられる。
本発明者らは、これらの圧力損失に与える触媒要因とシェルアンドチューブ型反応器およびプレート式反応器にかかわらない反応器形状要因のそれぞれを総合的に評価するために、基準条件を決定して、反応状態での圧力損失と反応成績が評価できることを見出した。触媒層を備えていない空塔状態と触媒層の充填状態とでそれぞれ別に空気を用いて異なる空間速度を基準条件として決定し、反応器の性能を評価する条件を決定して本発明を完成した。
(1)供給された原料ガスを反応させる触媒層を備え、その触媒層と熱交換を行い除熱及び加熱ができる反応器において、触媒層を備えない状態において、常温の空気を、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、触媒層容積あたり標準状態換算で空間速度を7,200(1/hr)として前記反応器に流入させた場合の前記反応器の差圧が50Pa以下であり、
前記触媒層が、原料ガスの入口から出口に向かって複数の反応帯域に分割され、前記複数の反応帯域は原料ガスの入口から出口に向かって触媒充填時の空隙率を減少させるように配置されている反応器を用いる反応方法である。
(2)好ましくは、前記反応器が、隣り合う伝熱プレートの間に形成された触媒層を備え、供給された原料ガスが前記隣り合う伝熱プレートの隙間を通って排出されるプレート式反応器であって、触媒層が前記隣り合う伝熱プレート間に形成される反応器を用いる反応方法である。
前記隣り合う伝熱プレート間に充填される触媒の粒径(D)と前記隣り合う伝熱プレートに挟まれた空間の最小間隔(d)との比(D/d)が、0.9>D/d>0.1であるプレート式反応器を用いる反応方法である。
(6)好ましくは、前記反応器に触媒層を備えた状態において、原料ガスを、前記触媒層の容量あたり標準状態換算で空間速度を1,800(1/hr)以上4,200(1/hr)以下として前記反応器に流入させて反応を行う反応方法である。
口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、前記触媒層の容量あたり標準状態換算で空間速度を1,800(1/hr)として前記反応器に流入させた場合の前記反応器の差圧が15kPa以下となる反応器を用いる、反応方法。
一般にガスの圧縮機の動力は、ガス量とガス圧縮比(圧縮機出口圧力/入口圧力)によってきまり、入口反応圧力や触媒層差圧が大きくなると上記圧縮比が大きくなり、圧縮比の動力を大きくする。
図1において、伝熱プレート1は2枚の波板を対面させて形成されており、伝熱プレー
ト1は2枚の波板の内側に形成された複数の熱媒体流路2を有し、隣り合う伝熱プレート1に挟まれた空間3は触媒を充填することができ、触媒を充填することで触媒層が形成される。反応原料ガスは反応ガス入口4より供給され、触媒層を通過し、反応によって目的生成物が生産された後、反応ガス出口5よりプレート式反応器の外に排出される。当該反応原料ガスの流れ方向に制限はないが、通常、下降流か、或いは上昇流に設定される。
また、熱媒体は伝熱プレート1の内側に形成された複数の熱媒体流路2に供給され、反応原料ガスの流れ方向に対して十字流の方向に流される。供給された熱媒体は、伝熱プレート1を通して、発熱反応の場合は触媒層を冷却し、一方、吸熱反応の場合は触媒層を加熱した後にプレート式反応器の外に排出される。
た触媒層の隣り合う伝熱プレートの表面間の平均の距離のことである。上記複数の反応帯域には、独立して熱媒体を供給することが可能である。例えば、発熱反応の場合、反応により生じた熱を、伝熱プレートを隔てて除熱し、触媒層内の温度を独立して制御することが可能である。
図2において、伝熱プレート1は2枚の波板11を接合して形成される。図2において波の形状は円弧の一部で構成されているが、その形状は特に限定されず、製作の都合や反応原料ガスの流動を考慮して決定することができる。また、波の高さ(H)と波の周期(L)も特に制限はないが、高さ(H)は5〜50mmが好ましく、10〜30mmであることがより好ましい。周期(L)は 10〜100mmが適当であるが、20〜50mmであることがより好ましい。これらは触媒層内での反応に伴う反応熱とそれを除熱或いは加熱する熱媒体の流量から決定される。2枚の伝熱プレートの間隔(P)は、伝熱管の横断方向において伝熱プレートの表面間に3〜40mmの幅の隙間が形成されるように、各伝熱プレートにおける伝熱管の長軸間の距離で10〜50mm、好ましくは20〜35mmとし、隣り合う伝熱プレートにおける伝熱管の幅の半値の和の1.1〜2倍の範囲で設定する。
伝熱プレート1は、円弧、楕円弧又は矩形に賦形された波板11の2枚を対面させ、その波板11の凸面部aを互いに接合して複数の熱媒体流路2が形成されたものである。そして、隣り合う伝熱プレート1の波板凸面部aと波板凹面部bとを所定間隔で対面させて空間3が形成される。
上記(d)は2〜50mm程度に設定されることが一般的であるが、5〜20mmであることが好ましい。
常温の空気を、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、前記充填した容量あたりの標準状態換算で空間速度を1,800(1/hr)として反応器に流入させる状態とは、反応効率を上げるために比較的多量の原料ガスを反応器に流入させた場合を想定している。従来、このような条件での反応においては、反応効率の上昇のために多量の原料ガスを反応器に流入することで反応器の差圧が上昇し、生成物の収率が低下する等の問題が発生していた。上記条件において差圧を15kPa以下とするような反応器を用いることで、原料ガスの空間速度1,100(1/hr)以上、好ましくは1,800(1/hr)以上という触媒層に対して原料の供給量が大きい条件においても高収率を維持することができるため、好ましい。したがって本発明は、原料ガスを、前記触媒層の容量あたり標準状態換算で空間速度を1,100(1/hr)以上、好ましくは1,800(1/hr)以上として反応器に流入させるという触媒層に対して原料の供給量が大きい条件に好適に用いることが可能である。しかしながら、空間速度が4,200(1/hr)をこえると差圧の上昇が激しいため、これ以下で反応するのが好ましい。
上記差圧は、更なる反応収率の向上の観点から、12kPa以下とすることが好ましく、10kPa以下とすることがより好ましい。
(1)反応器の原料ガス流れ方向の長さを短くする。
反応器の原料ガス流れ方向の長さを短くし、原料ガスの流れる距離を短くすることで、差圧を下げることができる。プレート式反応器であれば、原料ガス流れ方向の長さは、通常0.5〜10m程度の長さであるが、好ましくは0.5〜5m、更に好ましくは0.5〜3mの長さである。
反応ガスが通過するチューブおよび伝熱プレートを表面粗さの小さいものとすることで、反応ガスがチューブおよび伝熱プレートと接する際に発生する圧力損失を小さくするこ
とができる。本発明のチューブおよび伝熱プレートの最大表面粗さ(Rmax)は通常12.5s以下であるが、好ましくは8s以下、更に好ましくは3.2s以下である。
反応ガスが通過する伝熱プレートの形態を、ガスがスムーズに流れやすい形状とすることで、反応ガスが伝熱プレートと接する際に発生する圧力損失を小さくすることができる。
チューブおよび隣り合う伝熱プレート間に充填させる触媒層を、原料ガスの入口から出口に向かって触媒層の空隙率を減少させるように配置することで、反応量の多い原料ガス入口付近で触媒層内の隙間を比較的多くし、反応量のより少ない原料ガス出口付近では触媒層内の隙間を少なくすることで反応制御を行うことができ、圧力損失を相対的に少なくすることができる。
触媒層の空隙率とは、空間に触媒を充填させた際の触媒の占有していない空間部分の割合をいい、例えば充填した触媒の重さと、一粒あたりの触媒重さとその一粒の触媒の体積から、充填した触媒全量の体積を算出し、伝熱プレート間の触媒層の体積に対する触媒の占有していない空間の割合を算出することで求めることができる。この時の触媒の体積とは内部細孔も含んだものである。
また、第一反応帯域と第二反応帯域の空隙率の差を3%以上とすることが好ましく、5%以上とすることがより好ましく、10%以上とすることが更に好ましい。
(a)触媒層を複数の反応帯域に分割した場合に、反応ガスの入口から出口に向かって、充填する触媒の粒径(D)が小さくなるように触媒を充填する。或いは異なる粒径の触媒を混合することで、空隙率を調整することもできる。
(b)触媒層を複数の反応帯域に分割した場合に、反応ガスの入口から出口に向かって、充填する触媒の嵩密度(バルクデンシティー)が大きくなるように触媒を充填する。
(c)触媒層を複数の反応帯域に分割した場合に、反応ガスの入口から出口に向かって、充填する触媒層の隣り合う伝熱プレート間の長さ方向で触媒層の厚さを増大させる。また、シェルアンドチューブ型反応器では、チューブの内径を反応ガスの入口から出口に向かって連続的にまたは段階的に大きくしていくことで触媒層の空隙率を減少させる。
(d)触媒層に充填される触媒の粒径(D)と本発明のプレート式反応器における伝熱プレートに挟まれた空間の最小間隔(d)との比(D/d)を0.9>D/d>0.1とする。
(e)各反応帯域に充填される触媒に、触媒活性の無い希釈材を混合し触媒層の空隙率を好適に調整する。
状、最長径が2〜15mmのペレット形状、円外径が1〜15mm、高さが2〜15mmの円柱形状、または円柱の中心に穴の開いたリング形状であって、円外径が3〜15mm、円内径が1〜5mm、高さが2〜10mmの形状のものが好適に例示できる。
また、本発明に用いられる触媒の形状として、厚さが2〜4mm、直径が2〜30mmの円板形状、厚さが2〜4mm、厚さ方向に対して垂直に切った断面外周の2点間を結ぶ距離で最長の長さが2〜30mmの板形状や、棒形状の軸方向の長さが2〜30mm、棒形状の軸方向に対して垂直に切った断面外周の2点間を結ぶ距離で最長の長さ(断面が円の場合は直径)が1〜4mmの棒形状を好適に例示できる。
上記ペレット形状の最長径とは、2枚の平行面でペレットを挟んだときの2面の距離であって、ペレットをあらゆる角度に動かしたときに最大となる距離をいう。
粒径の影響については、真球でない粒子の小粒径の場合や粒径分布がある場合、空隙率は低下する。
空隙率の測定は、例えば、嵩密度と触媒粒子の比重から計算で求めるが、特に触媒粒子の嵩密度の測定方法は厳密に定まったものではなく、測定手法(定容量法、定重量法、タッピングの有無、容器への充填高さなど)や1L容器など体積測定容器の形状によって数値は若干前後する。
また、第一反応帯域と第二反応帯域の粒径(D)の差を1mm以上とすることが好ましく、2mm以上とすることがより好ましい。
かって、充填する触媒の嵩密度(バルクデンシティー)が大きくなるように触媒を充填する場合には、上記第一反応帯域では嵩密度を0.6〜1.4kg/Lとし、第二反応帯域以降では第一反応帯域よりも大きく0.8〜1.6kg/Lとすることが好ましく、第一反応帯域で0.7〜1.2kg/Lとし、第二反応帯域以降では第一反応帯域よりも大きく0.8〜1.4kg/Lとすることが更に好ましい。
また、第一反応帯域と第二反応帯域の嵩密度の差を0.05kg/L以上とすることが好ましく、0.1kg/L以上とすることがより好ましい。
また、第一反応帯域と第二反応帯域の触媒層の厚さの差を1mm以上とすることが好ましく、2mm以上とすることがより好ましい。
Mo(a)Bi(b)Co(c)Ni(d)Fe(e)X(f)Y(g)Z(h)Q(i)Si(j)O(k)・・・式(1)
また、a、b、c、d、e、f、g、h、i、j及びkは、それぞれMo、Bi、Co、Ni、Fe、X、Y、Z、Q、Si及びOの原子比を表し、モリブデン原子(Mo)が12のとき、0.5≦b≦7、0≦c≦10、0≦d≦10、1≦c+d≦10、0.05≦e≦3、0.0005≦f≦3、0≦g≦3、0≦h≦1、0≦i≦0.5、0≦j≦40であり、kは各元素の酸化状態によって決まる値である。
Mo(12)V(a)X(b)Cu(c)Y(d)Sb(e)Z(f)Si(g)C(h)O(i)・・・式(2)
上記式(2)中、XはNb及びWからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素を示す。YはMg、Ca、Sr、BaおよびZnからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素を示す。ZはFe、Co、Ni、Bi、Alからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素を示す。但し、Mo、V、Nb、Cu、W、Sb、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Fe、Co、Ni、Bi、Al、Si、CおよびOは元素記号である。a、b、c、d、e
、f、g、hおよびiは各元素の原子比を表し、モリブデン原子(Mo)12に対して、0<a≦12、0≦b≦12、0≦c≦12、0≦d≦8、0≦e≦500、0≦f≦500、0≦g≦500、0≦h≦500であり、iは前記各元素のうちCを除いた各元素の酸化状態によって決まる値である。
同じ反応帯域では、熱媒体の温度は基本的に同じであることが好ましいが、ホットスポット現象が発生しない範囲で変化させることは可能である。
実施例で使用した触媒は、特開昭63−54942号公報、特公平6−13096号公報、特公平6−38918号公報等に開示される方法により作成し、Mo(12)Bi(5)Co(3)Ni(2)Fe(0.4)Na(0.4)B(0.2)K(0.08)Si(24)O(x)の組成の触媒粉(酸素の組成xは各金属の酸化状態によって化合物全体として電気的に中性となるように定まる値である)の組成比を有する金属酸化物粉末を調整した。この触媒粉末を成型し、外径4mmφ、高さ3mmのペレット状の触媒を製造した。
実施例で用いた反応器について、図6、7に記載の構造のものを用いた。反応器の伝熱プレートは、波板形状の薄いステンレスプレート(板厚1mm)を2枚接合して反応温度調節用の熱媒体流路を形成し、伝熱管を有する伝熱プレートを得た。該接合した伝熱プレ
ートの一対を用いて触媒固定床を形成した。
上記反応器は、触媒固定床は波板の仕様によって、反応ガスの流れ方向の上流から反応帯域6−1、反応帯域6−2及び反応帯域6−3に分割されている。1対の接合波板プレートは平行に位置し、隣り合う伝熱プレート間の距離は26mmで、プレート幅は114mm、プレートの高さは1,810mmであった。波形形状の周期(図7におけるL)、波形周期の高さ(図7におけるH)、及び波数を表1に示す。伝熱プレートに挟まれた空間の最小間隔dは8mmであった。
上記の反応器に触媒を充填しない状態で、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、触媒層の容積あたり標準状態換算で空間速度が7,200(1/hr)の常温の空気、すなわち21,600NL(標準状態(0℃、1気圧)におけるリットルを示す。以下同じ。)/hrの常温の空気を反応器に流した時の、反応器の原料ガス入口と出口との差圧が30Paであった。この圧力差は反応器入口と出口をつないだ管に水を入れその水柱の高さの差から読み取った。
一方、上記の反応器にペレット状の触媒(直径4mmφ、高さ3mm、触媒粒径D=5mm、バルク状態での空隙率44%)を充填した状態で、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、触媒層容量あたり標準状態換算で空間速度が1,800(1/hr)の常温の空気、すなわち5,400NL/hrの常温の空気を反応器に流した時の、反応器の原料ガス入口と出口との差圧が7kPaであった。
PP(プロピレン) 8.7%
水 7.0%
酸素 14.0%
窒素 70.3%
反応時の差圧は43kPa、PP転化率は96.0%、アクロレイン及びアクリル酸収率は94.5%であった。その結果を表2に示す。
実施例1と同様の反応器に、同様の触媒を充填し、同様の組成の原料ガスを5,700(NL/hr)の流量で反応器に流入した。この時の反応器原料入口圧力は0.09MPaG、出口圧力は0.056MPaGであった。
反応後のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーにより分析を行った。
反応時の差圧は34kPa、PP転化率は96.9%、アクロレイン及びアクリル酸収率は94.5%であった。その結果を表2に示す。
実施例1と同様の反応器に、ペレット状の触媒(直径3mmφ、高さ3mm、触媒粒径D=4.2mm、バルク状態での空隙率40%)を各層に充填した状態で、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、容量あたり標準状態換算で空間速度が1,800(1/hr)の常温の空気、すなわち5,400NL/hrの常温の空気を反応器に流した時の、反応器の原料ガス入口と出口との差圧が14kPaであった。
上記反応器に触媒を充填し、実施例1と同様の組成の原料ガスを6,655(NL/hr)の流量で反応器に流入した。この時の反応器原料入口圧力は0.13MPaG、出口圧力は0.067MPaGであった。
反応後のガスをサンプリングし、ガスクロマトグラフィーにより分析を行った。
反応時の差圧は65kPa、PP転化率は97.7%、アクロレイン及びアクリル酸収率は92.3%であった。その結果を表2に示す。
比較例の反応器は、単管反応器であり、触媒を充填した単管が熱媒に浴した形式の反応器を用いた。反応器の反応管は、内径25mm長さ3,200mmの円筒状の反応管を用い、触媒層の長さは2,800mmであった。上記の反応器に触媒を充填しない状態で、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、触媒層の容積あたり標準状態換算で空間速度が7,200(1/hr)の常温の空気、すなわち9,896NL/hrの常温の空気を反応器に流した時の、反応器の原料ガス入口と出口との差圧が80Paであった。
一方、上記の反応器に実施例1と同様の触媒を充填した状態で、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、触媒層の容量あたり標準状態換算で空間速度が1,800(1/hr)の常温の空気、すなわち2,474NL/hrの常温の空気を反応器に流した時の、反応器の原料ガス入口と出口との差圧が15kPaであった。
PP(プロピレン) 8.7%
水 7.0%
酸素 14.0%
窒素 70.3%
反応時の差圧は58kPa、PP転化率は91.7%、アクロレイン及びアクリル酸収率は86.5%であった。その結果を表2に示す。
なお、更に温度を上昇させ、PP転化率を上げようと試みたが、触媒層の温度が急上昇したため、運転を停止した。
2 熱媒体流路
3 空間
4 反応ガス入口
5 反応ガス出口
6−1 第1反応帯域
6−2 第2反応帯域
6−3 第3反応帯域
11 波板
a 波板の凸面部
b 波板の凹面部
P、P1,P2 プレート間の距離
L 波の周期
H 波の高さ
d1、d2、d3 隣り合う2枚の伝熱プレートに挟まれた空間の最小間隔
Claims (4)
- 供給された原料ガスを反応させる触媒層を備え、その触媒層と熱交換を行い除熱及び加熱ができる、プロピレンまたはイソブチレンを原料とし(メタ)アクロレインおよび(メタ)アクリル酸を製造する反応器において、
前記反応器が、隣り合う伝熱プレートの間に形成された触媒層を備え、供給された原料ガスが前記隣り合う伝熱プレートの隙間を通って排出されるプレート式反応器であり、
前記伝熱プレートは、円弧、楕円弧又は矩形に賦形された波板の2枚を対面させ、その波板の凸面部を互いに接合して複数の熱媒体流路が形成されたものであり、
該熱媒体流路に供給される熱媒体の温度が250〜400℃であり、
前記反応器の原料ガス流れ方向の長さが、0.5〜3mであり、
触媒層を備えない状態において、常温の空気を、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、触媒層容積あたり標準状態換算で空間速度を7,200(1/hr)として前記反応器に流入させた場合の前記反応器の差圧が40Pa以下であり、
前記触媒層が、原料ガスの入口から出口に向かって複数の反応帯域に分割され、前記複数の反応帯域は原料ガスの入口から出口に向かって触媒充填時の空隙率を減少させるように配置され、触媒層の空隙率は、第一反応帯域で50%以上、第二反応帯域以降では50%以下であり、第一反応帯域と第二反応帯域の空隙率の差が10%以上であり、
前記複数の反応帯域は原料ガスの入口から出口に向かって隣り合う伝熱プレート間の長さ方向で触媒層の厚さを増大させ、
前記隣り合う伝熱プレート間に充填される触媒の粒径(D)と前記隣り合う伝熱プレートに挟まれた空間の最小間隔(d)との比(D/d)が、0.9>D/d>0.3である反応器を用い、
前記反応器に触媒層を備えた状態において、原料ガスを、前記触媒層の容量あたり標準状態換算で空間速度を1,100(1/hr)以上4,200(1/hr)以下として前記反応器に流入させて反応を行う反応方法。 - 前記触媒層を形成する触媒は、バルク状態での空隙率が60%以下の触媒である、請求項1に記載の反応方法。
- 前記反応器に触媒層を備えた状態において、原料ガスを、前記触媒層の容量あたり標準
状態換算で空間速度を1,800(1/hr)以上4,200(1/hr)以下として前記反応器に流入させて反応を行う、請求項1又は2に記載の反応方法。 - 前記反応器に触媒層を備えた状態において、常温の空気を、反応器出口圧力を常圧とし熱媒による加熱なしで、前記触媒層の容量あたり標準状態換算で空間速度を1,800(1/hr)として前記反応器に流入させた場合の前記反応器の差圧が15kPa以下となる反応器を用いる、請求項1〜3のいずれかに記載の反応方法。
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