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JP5661263B2 - ごぼう茶葉、これを用いたごぼう茶葉抽出液及びごぼう茶葉含有食品、並びにごぼう茶葉製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ごぼうの根部を用いて製造したごぼう茶葉、ごぼう茶葉抽出液、ごぼう茶葉含有食品、及びごぼう茶葉製造方法に関する。
ごぼうの根部は、食物繊維が豊富であり、カフェ酸やクロロゲン酸などのポリフェノールを多く含有していることから健康的にも、栄養的にも好ましく、古くから多く親しまれている食材である。
しかしながら、ごぼうの根部は灰汁が強いため、飲料のみならず食用にするにしても灰汁抜きをするなどの処理が必要である。飲料の原料に灰汁の強いごぼうの根部を用いる場合、そのような処理として特許文献1、2に記載の技術が提案されている。
特許文献1には、土臭さや重くてこもったような香気成分の印象を軽減し、かつそれでいてゴボウ等の原料素材の特徴的風味を活かした飲食物原料を提供することを目的として、ゴボウの搾汁液を処理して得られた調整ゴボウ搾汁液を減圧蒸留後、カラム濃縮法によって得られる香気成分濃縮物の成分が、特定の関係式を全て満足することを特徴とする飲食物原料が記載されている。
また、特許文献2には、野菜類は、体積に対して含有される成分量が少ないことから、多くの量を食さなければ必要とする量の成分を摂取できない不都合があるため、そのような特徴的な成分を容易に摂取することができ、健康の維持や増進に寄与し得るようにすることを目的として、原料の中国野菜であるサンジャーサイ(別名、皇帝菜)を少なくとも乾燥及び/又は焙煎することにより、体積に対して、含有される特徴的な成分の割合を増大した茶風物としたことを特徴とする中国野菜による茶風物が記載されている。
特開2005−312366号公報 特開平7−274830号公報
しかし、特許文献1に記載の技術には、土臭さや重くてこもったような香気成分を除去することができるが、同時に、ごぼう本来の美味しさや香りなども除去され、嗜好の低いものとなってしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載の技術には、茶用飲料としては生っぽさが残ってしまうため、味、風味、香りに劣るという問題がある。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、ごぼう本来の味、風味、香りをそのまま活かし、且つ飲食し易いごぼう茶飲料やごぼう茶葉含有食品を得ることのできるごぼう茶葉、これを用いたごぼう茶葉抽出液及びごぼう茶葉含有食品、並びにごぼう茶葉製造方法を提供することを第1の目的としている。
また、本発明は前記第1の目的に加え、さらに、抗酸化能を高めたごぼう茶葉、これを用いたごぼう茶葉抽出液及びごぼう茶葉含有食品、並びにごぼう茶葉製造方法を提供することを第2の目的としている。
〔1〕前記課題を解決した本発明に係るごぼう茶葉は、表皮を含む生のごぼう根部を裁断して30〜70℃で乾燥する工程を含む製造方法により製造されたごぼう茶葉であって、フルクトースを29mg/gを超えて含有し、ORAC値が138.4μmol TE/g以上であることを特徴としている。
本発明に係るごぼう茶葉は、表皮を含んだ生のごぼうの根部を用いて製造しているため、ごぼう本来の味成分、風味成分、香り成分を多く含有しており、また、単位数量あたりのフルクトースの含有量をこのような特定の範囲に制御することによって程よい甘みとごぼうの旨みとなるこく味を得ることができる。また、本発明に係るごぼう茶葉は、ORAC値が138.4μmol TE/g以上であるため、抗酸化能が高く、健康増進効果を期待することができる。
〕また、本発明に係るごぼう茶葉抽出液は、前記〔1〕に記載のごぼう茶葉を使用して製造したことを特徴としている。
このように、本発明に係るごぼう茶葉抽出液は、前記〔1〕に記載のごぼう茶葉を使用して製造しているので、ごぼう本来の味、風味、香りを有し、且つ甘みを呈することができる。また、抗酸化能を高くすることができる。
〕本発明に係るごぼう茶葉含有食品は、前記〔1〕に記載のごぼう茶葉及び〔〕に記載のごぼう茶葉抽出液を製造する際に使用した使用済みごぼう茶葉の群の中から選択される少なくとも一つを使用して製造したことを特徴としている。
このように、本発明に係るごぼう茶葉含有食品は、前記した群の中から選択される少なくとも一つを使用して製造しているので、ごぼう本来の味、風味、香りを有し、且つ甘みを呈することができる。また、抗酸化能を高くすることができる。
〔4〕本発明に係るごぼう茶葉製造方法は、前記〔1〕に記載のごぼう茶葉を製造するためのごぼう茶葉製造方法であって、表皮を含む生のごぼう根部を35〜95℃で5〜180分間加熱処理する加熱処理工程と、加熱処理したごぼう根部を所定の形状及び大きさのごぼう茶葉に裁断する裁断工程と、裁断したごぼう茶葉を30〜70℃で乾燥する乾燥工程と、乾燥したごぼう茶葉を132〜180℃で5〜55分間焙煎する焙煎工程と、を含むことを特徴としている。
このように、本発明に係るごぼう茶葉製造方法は、裁断工程の前に35〜95℃で5〜180分間加熱処理する加熱処理工程を行うことによって、多糖類の分解をより促進することができるので、フルクトースの生成量を多くすることができる。そのため、より甘みやごぼうの旨みとなるこく味を得ることが可能となる。また、かかる加熱処理工程では比較的低温で加熱処理するため、ごぼう本来の味成分、風味成分、及び香り成分が損なわれ難い。また、裁断工程後に水さらしや洗浄を行っていないため抗酸化能を高くすることができる。そして、この加熱処理工程での加熱温度が前記した温度範囲内で比較的高い場合(例えば50℃程度以上)、ポリフェノール酸化酵素を失活させることができ、さらに、当該加熱処理によってフルクトースをより多く生成することができるので、この生成されたフルクトースとメイラード反応物やポリフェノール等とが反応することにより、より安定な抗酸化物質になると考えられるため抗酸化能をより高くすることができる。
また、ごぼう根部を裁断した後に特定の温度範囲で乾燥することによってごぼうに含まれている多糖類を分解して単糖類のフルクトースを生成することにより、程よい甘みやごぼうの旨みとなるこく味を得ることができる。また、ごぼう茶葉を乾燥させることによって、ごぼうの香り、風味を増強することができる。
さらに、乾燥工程後、乾燥したごぼう茶葉を132〜180℃で5〜55分間焙煎する焙煎工程を行うと、前記した加熱処理工程で生成されたフルクトースやごぼうに元々含まれている還元糖と、ごぼう茶葉に含まれるアミノ酸とがメイラード反応することによって、焙煎香(ロースト香)を付与することができる。そのため、ごぼうの灰汁によるえぐ味をマスクすることや、ごぼうの生臭さを低減することができ、芳しく香ばしいごぼうの香りと風味を増強することが可能となる。また、ごぼう茶葉はメイラード反応によって褐色を呈するようになるため、例えば、かかるごぼう茶葉を使用してごぼう茶葉抽出液を製造した場合、当該ごぼう茶葉抽出液は、琥珀色(黄褐色)から紅茶のような赤色を呈することができるようになる。また、このような特定の条件の焙煎工程を行うことによってポリフェノール酸化酵素をより確実に失活させることができるので抗酸化能をより高くすることが可能となる。
〔5〕本発明に係るごぼう茶葉製造方法は、前記〔1〕に記載のごぼう茶葉を製造するためのごぼう茶葉製造方法であって、表皮を含む生のごぼう根部を所定の形状及び大きさのごぼう茶葉に裁断する裁断工程と、裁断したごぼう茶葉を35〜95℃で5〜180分間加熱処理する加熱処理工程と、加熱処理したごぼう茶葉を30〜70℃で乾燥する乾燥工程と、乾燥したごぼう茶葉を132〜180℃で5〜55分間焙煎する焙煎工程と、を含むことを特徴としている。
このように、本発明に係るごぼう茶葉製造方法は、生のごぼう根部を裁断した後に35〜95℃で5〜180分間加熱処理する加熱処理工程を行うことによって、多糖類の分解をより促進することができるので、フルクトースの生成量を多くすることができる。そのため、より甘みやごぼうの旨みとなるこく味を得ることが可能となる。また、かかる加熱処理工程では比較的低温で加熱処理するため、ごぼう本来の味成分、風味成分、及び香り成分が損なわれ難い。また、裁断工程後に水さらしや洗浄を行っていないため抗酸化能を高くすることができる。そして、この加熱処理工程での加熱温度が前記した温度範囲内で比較的高い場合(例えば50℃程度以上)、ポリフェノール酸化酵素を失活させることができ、さらに、当該加熱処理によってフルクトースをより多く生成することができるので、この生成されたフルクトースとメイラード反応物やポリフェノール等とが反応することにより、より安定な抗酸化物質になると考えられるため抗酸化能をより高くすることができる。また、加熱後に特定の温度範囲で乾燥することによってごぼうに含まれている多糖類を分解して単糖類のフルクトースを生成することにより、程よい甘みやごぼうの旨みとなるこく味を得ることができる。また、ごぼう茶葉を乾燥させることによって、ごぼうの香り、風味を増強することができる。
さらに、乾燥工程後、乾燥したごぼう茶葉を132〜180℃で5〜55分間焙煎する焙煎工程を行うと、前記した加熱処理工程で生成されたフルクトースやごぼうに元々含まれている還元糖と、ごぼう茶葉に含まれるアミノ酸とがメイラード反応することによって、焙煎香(ロースト香)を付与することができる。そのため、ごぼうの灰汁によるえぐ味をマスクすることや、ごぼうの生臭さを低減することができ、芳しく香ばしいごぼうの香りと風味を増強することが可能となる。また、ごぼう茶葉はメイラード反応によって褐色を呈するようになるため、例えば、かかるごぼう茶葉を使用してごぼう茶葉抽出液を製造した場合、当該ごぼう茶葉抽出液は、琥珀色(黄褐色)から紅茶のような赤色を呈することができるようになる。また、このような特定の条件の焙煎工程を行うことによってポリフェノール酸化酵素をより確実に失活させることができるので抗酸化能をより高くすることが可能となる。
本発明に係るごぼう茶葉は、表皮を含んだ生のごぼう根部を裁断して乾燥することにより製造されているため、ごぼう本来の味成分、風味成分、香り成分を多く含有している。そして、単位数量あたりのフルクトースの含有量を特定の範囲に制御しているため、程よい甘みとごぼうの旨みとなるこく味を得ることができる。その結果、当該ごぼう茶葉を使用して製造したごぼう茶飲料やごぼう茶葉含有食品にごぼう本来の味、風味、香り、程よい甘み及びごぼうの旨みを与えることができる。
特に、本発明に係るごぼう茶葉が焙煎して製造されているものである場合、当該ごぼう茶葉は、ごぼうの香り、風味がより増強され、焙煎香が付与されるため、より嗜好の高いものとなる。
また、本発明に係るごぼう茶葉が特定の条件の加熱処理工程及び特定の条件の焙煎工程のうちの少なくとも一方を行ったものである場合、高い抗酸化能を有する。
本発明に係るごぼう茶葉抽出液は、本発明に係るごぼう茶葉を使用して製造されている。そのため、ごぼう本来の味、風味、香りを有し、且つ甘みを呈し、飲み易いものとなる。また、高い抗酸化能を有する。
本発明に係るごぼう茶葉含有食品は、本発明に係るごぼう茶葉、及び本発明に係るごぼう茶葉抽出液を製造する際に使用した使用済みごぼう茶葉のうちの少なくとも一方を使用して製造されている。そのため、ごぼう本来の味、風味、香りを有し、且つ甘みを呈し、食べ易いものとなる。また、高い抗酸化能を有する。
本発明に係るごぼう茶葉製造方法は、表皮を含む生のごぼう根部を裁断して乾燥させてごぼう茶葉を製造するだけであるので、ごぼう本来の味成分、風味成分、香り成分をほとんど損なうことなく多糖類を分解して単糖類であるフルクトースの含有量を高くすることができる。そのため、程よい甘みやごぼうの旨みとなるこく味を有するごぼう茶葉を製造することができる。
特に、特定の条件で行う加熱処理工程を経るごぼう茶葉製造方法によって製造されたごぼう茶葉は、甘みやこく味をさらに増強することができる。また、かかる加熱処理工程を行うことによってごぼう茶葉の抗酸化能を高くすることができる。
そして、特定の条件で行う焙煎工程を経るごぼう茶葉製造方法によって製造されたごぼう茶葉は、焙煎香を有するため非常に香ばしいごぼうの香りを付与することができるので生臭さが低減され、かかるごぼう茶葉を使用して製造したごぼう茶葉抽出液は、琥珀色から赤色を呈するため見た目にも美しい。また、かかる焙煎工程を行うことによってごぼう茶葉の抗酸化能をより高くすることができる。
本発明に係るごぼう茶葉製造方法のフローを示すフローチャートである。 乾燥及び加熱処理を行った実施例26のごぼう茶葉のORAC値と、生のごぼうのORAC値と、米国農務省のデータベースから得られたセロリ、たまねぎ、にんじん、ブロッコリー及びほうれん草のORAC値とを比較したグラフである。 実施例26〜28のORAC値を示すグラフである。 実施例29及び実施例30の焙煎時間による抗酸化能の経時変化を示すグラフである。
次に、本発明に係るごぼう茶葉、これを用いたごぼう茶抽出液及びごぼう茶葉含有食品、並びにごぼう茶葉製造方法について詳細に説明する。
本発明に係るごぼう茶葉は、表皮を含む生のごぼう根部を裁断して30〜70℃で乾燥することにより製造されたごぼう茶葉であって、フルクトースを29mg/gを超えて含有している。
かかるごぼう茶葉は、本発明に係るごぼう茶葉製造方法によって製造することができる。本発明に係るごぼう茶葉製造方法については後に詳述する。
ごぼうの味成分、風味成分、香り成分は、生のごぼう根部の表皮に多く含有されているため、生のごぼう根部の表皮を含むことによりごぼう本来の味、風味、香りをそのまま活かすことができる。
フルクトースは、甘みが強い糖であるが、本発明に係るごぼう茶葉においては、単位数量当たりのフルクトースの含有量が29mg以下であると、甘みが弱過ぎるため好ましくない。なお、単位数量当たりのフルクトースの含有量が88mgを超えると、甘みが強くなるため好まれない場合もあり得る。従って、フルクトースの含有量は29mg/gを超え88mg/g以下とするのが好ましい。この範囲であればフルクトースの適度な甘みが得られるのでより好ましい。なお、フルクトースの含有量は、25〜35mg/gとするのがさらに好ましい。
なお、フルクトースの含有量は、例えば、HPLC法によって測定することができる。
本発明においては、フルクトースの含有量を加熱処理及び焙煎のうちの少なくとも一方を行うことにより多く含有させるようにしている。つまり、これらの処理で多糖類を分解してフルクトースの含有量を多くしている。かかる多糖類としては、主にフルクトースが2〜60重合した重合体であるイヌリンなどを挙げることができる。
本発明に係るごぼう茶葉の形状や大きさは、使用目的等によって適宜設定することができる。例えば、ごぼうの根部を四つ切り又は八つ切りにし、厚さが0.2〜3mm程度となるようにするとよい。このようにすれば表面積が大きくなり、後記するように湯と接触等させた場合にごぼう本来の味成分、風味成分、香り成分を抽出し易くすることができる。また、形状や大きさが適切であるので、取り扱いが容易となる。ごぼう茶葉の形状や大きさは前記したものに限定されるものではなく、粉末状やささがき状態とすることもできる。粉末状にする場合は、500メッシュ以下、好ましくは250メッシュ以下、より好ましくは15〜150メッシュ程度とするのがよい。
消費者へは、緑茶の茶葉のように、例えば100〜500gの個包装充填としたり、適度な量を固めた固形物としたり、いわゆる3〜5g/パックのティーバッグなどとすることによって提供することができる。
本発明に係るごぼう茶葉は、95〜65℃程度の湯やこれよりも高温且つ高圧の液体と接触させることにより、当該ごぼう茶葉に含まれるごぼう本来の味成分、風味成分、香り成分とともに、前記した甘み成分を抽出することができる。このようにして抽出されたごぼう茶葉抽出液は、そのまま茶飲料として提供することができるほか、蒸留などにより濃縮液として提供することもできる。
かかるごぼう茶葉抽出液は、ごぼう本来の味成分、風味成分、香り成分とともに、甘み成分を抽出しているため、ごぼう本来の味、風味、香りがそのまま活かされており、且つ甘みを呈しているので、茶飲料として提供すると非常に飲み易い。ごぼう茶飲料は、例えば、ペットボトルに充填するなどして消費者に提供することができる。
また、本発明に係るごぼう茶葉は、当該ごぼう茶葉のまま、及びごぼう茶葉抽出液を製造する際に使用した使用済みごぼう茶葉(いわゆる出し殻)のうちの少なくとも一つを使用することにより、種々のごぼう茶葉含有食品を製造することができる。例えば、惣菜類、煮物加工食品、スナック、デザート、ふりかけ、お粥やピラフに添加する調味料的な具材として使用することができる。本発明に係るごぼう茶葉とあわせて使用することのできる食材としては、例えば、穀類、葉菜類、根菜類、果実類、肉類、魚介類、海藻類などを挙げることができるがこれらに限定されるものではない。一般的な料理に使用される食材であればどのような食材でも使用することができる。
本発明に係るごぼう茶葉は、次に説明するごぼう茶葉製造方法によって製造することができる。
図1に示すように、本発明に係るごぼう茶葉製造方法は、裁断工程S10と、乾燥工程S20とを含んでなる。
なお、ごぼうの根部の水さらしや洗浄は抗酸化能が低減し難くなるので裁断工程S10よりも前に行うのが好ましい。
裁断工程S10は、加熱処理したごぼうの根部を所定の形状及び大きさのごぼう茶葉に裁断する工程である。
この裁断工程S10でごぼう茶葉の形状及び大きさがほぼ決定される。裁断して得られる形状及び大きさは、前記したように使用目的等によって適宜設定することができる。例えば、ごぼうの根部を四つ切り又は八つ切りにし、厚さが0.2〜3mm程度となるようにしたり、ささがき状態としたりすることができる。なお、粉末状のごぼう茶葉とするのは、後記する乾燥工程S20後に、粉砕機によって45〜500メッシュ程度に微粉砕して行うのが製品の取り扱い上好ましい。
乾燥工程S20は、裁断したごぼう茶葉を乾燥する工程である。ごぼう茶葉の乾燥は、30〜70℃、好ましくは40〜60℃、より好ましくは45〜55℃で、ごぼう茶葉の含水率が5〜10%程度となるまで行うとよい。かかる乾燥工程S20を行うと、生のごぼう根部に含まれている多糖類分解酵素によって多糖類を分解して低分子化することによりフルクトースを生成することができる。
ごぼう茶葉の乾燥は、前記した温度で行う通風乾燥によるのが好ましいがこれに限定されるものではない。例えば、温度条件を前記した範囲に制御して行う凍結乾燥、蒸気乾燥、過熱蒸気乾燥、減圧乾燥や天日干しなどによっても行うことができる。
ごぼう茶葉の乾燥温度が30℃未満であると、多糖類の分解が十分に行うことができないため、例え長時間乾燥させたとしても程よい甘みとごぼうの旨みとなるこく味を得ることが困難である。一方、ごぼう茶葉の乾燥温度が70℃を超えると、乾燥し過ぎてしまうため、所謂こげ臭が発生してしまい、嗜好の低いものとなるおそれがある。そのため、ごぼう茶葉の乾燥は30〜70℃で行う必要がある。
乾燥後のごぼう茶葉の含水率が5%未満であると、前記したように所謂こげ臭が発生することがあり好ましくない。このこげ臭の発生は特に焙煎工程S25を行ったときに顕著となる。一方、乾燥後のごぼう茶葉の含水率が10%を超えると、長期保存に不向きとなるため好ましくない。なお、乾燥後のごぼう茶葉の含水率は、5.0〜7.5%とするのが好ましい。
本発明に係るごぼう茶葉製造方法においては、裁断工程S10の前、及び裁断工程S10の後のうちの少なくとも一方に、ごぼうの根部を35〜95℃で5〜180分間加熱処理する加熱処理工程S5,S15を含むのが好ましい。ごぼうに含まれている多糖類分解酵素などの働きを促進させてフルクトースの生成量をより増加させることができる。また、かかる加熱処理工程S5,S15を行うと、ごぼうに含まれているポリフェノール酸化酵素を失活させたり、当該加熱処理によってフルクトースをより多く生成することができるので、この生成されたフルクトースとメイラード反応物やポリフェノール等とが反応することにより、より安定な抗酸化物質としたりすることができるので、ポリフェノールの含有量を減らし難くすることができる。そのため高い抗酸化能を得ることができる。抗酸化能は、例えばORAC法により測定することができる。
ORAC法は、Oxygen Radical Absorbance Capacity(活性酸素吸収能力), Cao, G.; Alessio, H. M.; Culter, R. G. Oxygen-radical absorbance capacity assay for antioxidants. FreeRadical Biol. Med. 1993, 14, P.303-311に詳しく記載されているが、概略を説明すると以下のとおりである。AAPH(2,2’−アゾビス(2−アミノプロパン)二塩酸塩)のようなラジカル発生剤により発生したペルオキシラジカルによってフルオレセイン(蛍光試薬)を分解させ、それにより蛍光強度を低下させる。このとき、試料に抗酸化能があればフルオレセインの分解は阻害されて遅くなるので、蛍光強度をY軸、経過時間をX軸にとり、グラフによって囲まれた面積(Area Under Curve : AUC)を算出することで抗酸化能を測定することができる。加熱処理工程S5,S15を行ったごぼう茶葉の抗酸化能はORAC値で例えば73.1μmol TE/gとすることができる。
かかる加熱処理S5,S15は、蒸すことにより行うことができるがこれに限定されるものではない。例えば、焙焼、湯浴、焙煎、温蔵庫や蒸し庫で加熱することなどによっても行うことができる。
また、かかる加熱処理は、加熱処理温度及び加熱処理時間によって、前記した条件の範囲内で任意に設定することができる。例えば、加熱処理温度を35℃とした場合は、加熱処理時間を180分間などとし、加熱処理温度を95℃とした場合は、加熱処理時間を5分間などとすることができる。
加熱処理温度が低く、加熱処理時間が短い場合、多糖類の分解が不十分となりフルクトースの生成量が少なくなり過ぎるおそれがある一方で、加熱処理温度が高く、加熱処理時間が長い場合、多糖類の分解が過度となり、フルクトースの生成量が多くなり過ぎるおそれがある。前記したように、加熱処理の条件は、消費者の嗜好に合わせて前記した条件の範囲内で任意に設定することができる。
なお、加熱処理温度と加熱処理時間は、処理量と設備によっても異なるが、大型の蒸し庫であれば加熱処理温度は40〜90℃とするのが好ましく、75〜90℃とするのがより好ましい。加熱処理時間は10〜150分間とするのがより好ましい。
本発明に係るごぼう茶葉製造方法においては、乾燥工程S20後、乾燥したごぼう茶葉を132〜180℃で5〜55分間焙煎する焙煎工程S25を行うのが好ましい。
乾燥したごぼう茶葉を焙煎することによって、乾燥工程S10や加熱処理工程S5,S15で生成されたフルクトースやごぼうに元々含まれている還元糖と、ごぼう茶葉に含まれるアミノ酸とがメイラード反応することによって焙煎香(ロースト香)を付与するとともに、ごぼう茶葉が褐色を呈するようにすることができる。さらに、かかる焙煎工程S25を行うと、ごぼうに含まれているポリフェノール酸化酵素をより確実に失活させることができるので、より高い抗酸化能を得ることができる。なお、前記した加熱処理工程S5,S15と併せて焙煎工程S25を行うと、より確実により高い抗酸化能を得ることができる。この場合、抗酸化能はORAC値で例えば461.7μmol TE/gとすることができる。
ごぼう茶葉の焙煎は、焙煎温度及び焙煎時間によって、前記した条件の範囲内で任意に設定することができる。例えば、焙煎温度を132℃とした場合は、焙煎時間を45〜55分間などとし、焙煎温度を180℃とした場合は、焙煎時間を5〜13分間などとすることができる。焙煎時間をこのような範囲とすれば確実に抗酸化能を増加させることができる。なお、焙煎温度が180℃である場合、焙煎時間が13分間を超えると焦げてしまい、抗酸化能が減少するおそれがある。
焙煎温度が132℃未満であるとメイラード反応が起き難いため、焙煎香を付与し難い。また、焙煎による褐色も呈さない。一方、焙煎温度が180℃を超えるとメイラード反応が進みすぎるため、焙煎香が強くなり過ぎてコゲ臭が発生してしまい嗜好に劣るおそれや、ごぼう茶葉を使用して例えばごぼう茶葉を淹れた場合に色が濃くなり過ぎるおそれがある。なお、焙煎温度は140〜165℃、焙煎時間は20〜45分間とするのがより好ましい。
焙煎の程度は、消費者の嗜好や使用目的に合わせて前記した条件の範囲内で任意に設定することができる。例えば、140℃で5〜15分間の焙煎であれば焙煎香は付与されるものの、ごぼう茶葉に色が殆どつかないので、例えばスープやクッキーの具材として好適なものとなる。
次に、本発明の実施例について説明する。
(1)ごぼう茶葉の製造とフルクトース含有量及び官能評価試験
以下のようにしてごぼう茶葉を製造した。まず、表皮を含む生のごぼう根部を水洗いし、ごぼうの根部に付着した土を洗い流した。続いて、水洗いしたごぼうの根部を下記表1のサンプル数分用意し、下記表1に示す処理条件で処理した。なお、ごぼうの根部を四つ切り又は八つ切りにし、厚さが2mm程度となるように裁断した。表1に、実施例1〜15及び比較例1〜4の処理条件と、製造したごぼう茶葉単位数量あたりのフルクトースの含有量(mg/g)とともに示す。
なお、表1中、加熱処理、乾燥、及び焙煎の欄における「─」は、処理をしていないことを意味する。
また、従来例1は、茶山具富盛蔬菜加工所(中国)製のごぼう茶葉であり、従来例2は、有機栽培ごぼう茶(熊本県)である。
Figure 0005661263
表1に示すフルクトースの含有量は、以下のようにして測定した。
製造したごぼう茶葉をTESCOM社製TML24型ミル&ミキサーを使用して20秒間処理して微粉砕し、3.80gを精評して100mLの純水を加え、40℃で60分間Bransonic Ultrasonic Cleaner model 8200を使用して超音波を付与しつつごぼう茶葉を抽出した。ごぼう茶葉を抽出した後、抽出液を、5Aのろ紙を用いてろ過し、ミリポアフィルターで精密ろ過してHPLC用のサンプルを作製した。作製したサンプルをSHIMAZU製C−R4A型CHROMATPACに供して、HPLC法によりフルクトースの含有量を測定した。HPLC法の条件は、次のとおりである。
カラム:KS801(80℃)
サイズ:直径φ8mm×長さ300mm
移動相:0.02Mリン酸緩衝液(pH7、30℃)
流量 :1mL/min
検出器:RI
標準液:和光純薬社製フルクトース(濃度0.05%、20μL)
次に、製造したごぼう茶葉の官能評価試験を行った。
官能評価試験は、実施例1〜15及び比較例1〜4のごぼう茶葉、従来例1及び従来例2をそれぞれ25g用意し、これに沸騰した湯を1L注ぎ入れてゆっくりと撹拌しつつ5分間抽出してごぼう茶葉抽出液を得た。これを官能に優れた20名の試験員に50mLずつ試飲してもらい、外観(色調)、香り、味・風味、こく味、甘みの各評価項目について、従来例1を基準(5点)とし10点評価法によって行った。
官能評価試験の結果を表2に示す。
Figure 0005661263
比較例1〜4は、表1に示す乾燥を行わなかったため多糖類の分解が十分に促進されず、表1に示すようにフルクトースの含有量が少なかった。そのため、甘み、こく味及び味・風味が十分ではなかった。よって、本発明の所望するごぼう本来の味、風味、香りをそのまま活かし、且つ飲食し易いごぼう茶葉を得ることができなかった。また、乾燥していないため、長期保存することができないことからごぼう茶葉としては適切ではなかった。なお、これらは焙煎をしていないため、外観(色調)及び香りが薄かった。
これに対し、実施例1,2は、表1に示す乾燥を行ったため多糖類の分解が十分に促進され、表1に示すようにフルクトースの含有量が多くなった。そのため、甘み、こく味及び味・風味を十分に得ることができた。よって、本発明の所望するごぼう本来の味、風味、香りをそのまま活かし、且つ飲食し易いごぼう茶葉を得ることができた。なお、実施例1はごぼう茶葉の焙煎を行わなかったため、外観(色調)及び香りが薄かったが、実施例2はごぼう茶葉の焙煎を行ったため、外観(色調)が濃くなり焙煎香が付与され、より嗜好の高いものとなった。
実施例3,5,7は、表1に示す加熱処理及び乾燥を行ったため多糖類の分解が十分に促進され、表1に示すようにフルクトースの含有量が多くなった。そのため、甘み、こく味及び味・風味を十分に得ることができた。よって、本発明の所望するごぼう本来の味、風味、香りをそのまま活かし、且つ飲食し易いごぼう茶葉を得ることができた。なお、これらはごぼう茶葉の焙煎を行わなかったため、外観(色調)及び香りが薄かった。
また、実施例4,6,8〜15は、表1に示す加熱処理、乾燥及び焙煎を行ったため多糖類の分解が十分に促進され、表1に示すようにフルクトースの含有量が多くなった。そのため、甘み、こく味及び味・風味を十分に得ることができた。よって、本発明の所望するごぼう本来の味、風味、香りをそのまま活かし、且つ飲食し易いごぼう茶葉を得ることができた。また、これらはごぼう茶葉の焙煎を行ったため、外観(色調)が濃くなり焙煎香が付与され、より嗜好の高いものとなった。
従来例1については、ごぼうの香りはややするものの、ごぼうの味・風味及びこく味が弱く生っぽい感じがした。
従来例2については、外観(色調)は褐色であるものの、漢方薬のような香りがし、甘み及びこく味が殆どなく、ごぼうの味・風味も殆どなかった。
(2)次に、本発明のごぼう茶葉を用いたごぼう茶葉抽出液及びごぼう茶葉含有食品の実施例について説明する。
実施例16:「粉末ごぼう茶葉及び粉末ごぼう茶葉の抽出液」
実施例1の固形状のごぼう茶葉を粉砕機にて50〜150メッシュに粉砕して「粉末ごぼう茶葉」とした。
そして、当該粉末ごぼう茶葉5gを200mLの沸騰水に投入して、粉末ごぼう茶葉の抽出液、つまりごぼう茶飲料を淹れた。
実施例17:「ごぼうふりかけ」
実施例16の粉末ごぼう茶葉に海苔、ゴマ、粉末調味料を配合し、「ごぼうふりかけ」とした。
実施例18:「ごぼうピラフ」
実施例1のごぼう茶葉100gを5Lの沸騰水に投入し、5分後にデカントしてごぼう茶葉の出し殻を20g得た。これを炊飯した米飯に混入し、洋風調味料とあわせて炒りこみ、「ごぼうピラフ」とした。
実施例19:「魚の煮つけ加工食品」
腸を取り除いた銀ムツ(メロ)の切身を用意する。里芋を洗浄した後、皮剥きして3cm角程度にカットし、少量の生姜と、3cm程の長さにカットしたネギと、調味液とをあわせて銀ムツの切身を10分程度煮込む。これに実施例16の粉末ごぼう茶葉を10g投入して煮込むことで、「銀ムツ煮つけ加工食品」とした。
実施例20:「大根と鶏肉だんごの煮込みの冷蔵加工食品」
大根を皮つきのままそぎ切りする。鶏肉を2回ミンチして裁断し、小麦粉、澱粉を加えてクラッシングを行い、調味料と香辛料、玉子、唐辛子を加えてボール状に取り分けながら湯の中で短時間調理する。このとき、実施例16の粉末ごぼう茶葉を10g投入し、先ほどそぎ切りした大根とあわせて、3分程度加熱調理して約10%程度の浸漬量の調味料を含ませる。この具材を一の袋に充填し、他の袋に調味料を装填し、真空包装して95℃で40分間予備加熱調理する。予備加熱調理後これを冷却し、「大根と鶏肉だんごの煮込みの冷蔵加工食品」とした。
実施例21:「紅鮭粥加工食品」
浸漬した米を同量の水と合わせて半調理炊飯加熱して五分粥として袋充填する。他の袋に乾燥した紅鮭と乾燥野菜のほうれん草とネギ類を充填し、実施例16の粉末ごぼう茶葉を15g投入し、95℃で45分間加熱調理することにより、常温流通可能な「紅鮭粥加工食品」とした。
実施例22:「紅鮭のきのこクリーム雑炊」
浸漬した米に7分目の水とあわせて予備加熱調理して雑炊とし、これを袋充填する。他の袋に紅鮭、マッシュルーム、玉葱、人参、澱粉、香辛料、生クリーム、食塩、チキンブイヨン、バターにてクリームソースとしたソースと、実施例16の粉末ごぼう茶葉を15g投入してシールし、95℃で45分間加熱調理することにより、「紅鮭のきのこクリーム雑炊」とした。
実施例23:「ごぼうキャラメルケーキ」
実施例9の固形状のごぼう茶葉を粉砕機にて50〜150メッシュに粉砕した粉末ごぼう茶葉を小麦粉に25%加えた。この中にバナナをクラッシュして加え、所定量のマーガリン、砂糖、玉子及びベーキングパウダーを一緒に混練して生地とした。この生地を型に入れ、グラニュー糖を水に加えて加熱してキャラメル状に煮詰め、この中に、実施例10のごぼう茶葉を5%加えて混ぜた具をケーキ台に均質にのせ、180℃で40℃〜50分焼成して「ごぼうキャラメルケーキ」とした。
実施例24:「ヨーグルトごぼうクッキー」
小麦粉にベーキングパウダーを加えて混合し、バターとグラニュー糖をホイッピングさせたメレンゲ、ヨーグルトを同量軽く混ぜ合わせ、この中に実施例11の固形状のごぼう茶葉を粉砕機にて50〜150メッシュに粉砕した粉末ごぼう茶葉を30%加えて生地とした。ナイロン袋に当該生地を入れ、天板にクッキングシートを敷き、切り分けた生地を170℃で25分焼成して「ヨーグルトごぼうクッキー」とした。
実施例25:「ごぼうチョコレートケーキ」
小麦粉にベーキングパウダー、ココアパウダー、玉子、砂糖を所定量加えサックリと混ぜる。この中に、実施例12のごぼう茶葉を小麦粉の重量の70%分加え、実施例13の固形状のごぼう茶葉を粉砕機にて50〜150メッシュに粉砕した粉末ごぼう茶葉を小麦粉の重量の50%分加えて混合し、生地とした。この生地をケーキ型に流し込み、180℃で30分焼成して「ごぼうチョコレートケーキ」とした。
実施例16〜25に示したごぼう茶葉、ごぼう茶葉抽出液及びごぼう茶葉含有食品はいずれも、ごぼう本来の味、風味、香りがそのまま活かされており、且つ甘みがあるため飲食し易いものであった。また、焙煎したごぼう茶葉は焙煎香があり、とても飲み易いものであった。
(3)抗酸化能の測定
抗酸化能の測定は、米国農務省(USDA)が推奨するORAC法(Cao, G.; Alessio, H. M.; Culter, R. G. Oxygen-radical absorbance capacity assay for antioxidants. Free Radical Biol. Med. 1993, 14, P.303-311)に準拠して行った。
蛍光強度を測定する測定装置は、超高速シングルフォトンカウンターを搭載したベルトールド社製ミトラスLB940マルチラベルプレートリーダーを用いた。蛍光強度の測定条件は、測定間隔:2分間、測定回数:46回(90分)、蛍光測定条件:励起波長485nm、測定波長520nm、検出測定方向:TOPであった。
抗酸化能の測定は、同じ条件で3検体ずつ測定し、平均の値を用いた。
(i)乾燥工程及び加熱処理工程を行ったごぼう茶葉の抗酸化能の測定
ごぼうの根部を、蒸庫((株)品川工業所製)を用いて50℃で10〜20分間加熱処理した。なお、加熱処理の時間は原料のサイズに応じて適宜調節した。流水で20℃以下になるまで冷却した後、皮を剥き、フードスライサ((株)榎村鉄工所製ECA202)を用いて2mm×2mm×5〜15mmでカットした。その後、熱風乾燥機(黒田工業(株)製NB−12DX)にて50℃で4〜8時間の熱風乾燥を行い、乾燥したごぼうを回収し、ガス式焙煎機を用いて170〜180℃で13分間焙煎した。その後、室温までアルミ製バットで放冷することにより、実施例26に係るごぼう茶葉を製造した。
そして、実施例26のごぼう茶葉2.0gに10倍容量(20mL)の蒸留水を加え、ホモジナイザー(POLYTRON PT−MR2100)を用いて破砕した。次いで、遠心分離機を用いて4000×gで10分間遠心分離し、上清をろ紙(ADVANTEC 5A 110mm)でろ過した。ろ液を原液(100mg/mL)とし、これの10倍希釈液、100倍希釈液、1000倍希釈液及び10000倍希釈液をそれぞれ調製した。
96ウェルプレートにろ液の原液及び各希釈液を20μLずつ分注した。測定開始直前に、94.4nMのFluorescein sodium salt溶液を、8チャンネルマイクロピペットを用いて200μLずつ添加し、37℃で10分間インキュベートした。あらかじめ37℃に保温した8.6mg/mL(31.7mM)のAAPH(2,2’−アゾビス(2−アミノプロパン)二塩酸塩)溶液を、75μLずつ分注し、軽く撹拌して2分毎に90分間、前記した測定装置で蛍光強度を測定した。
そして、希釈したサンプルを用いて、trolox6.25μM〜100μMの活性の範囲に収まる濃度を決定した。その後、同じ方法で、さらに細かく濃度を振って測定した値を用いた。例えば1000〜10000倍希釈液がTroloxの活性に入っている場合、さらに2500倍希釈液、5000倍希釈液及び7500倍希釈液を調製して前記と同様にして測定した。
その結果、実施例26のごぼう茶葉のORAC値は、Trolox(ビタミンE様物質)を標準物質としてごぼう茶葉1g当たりの抗酸化力の強さを換算したところ73.1μmol TE/gであった。なお、生のごぼうの根部のORAC値を同様にして測定したところ、ホモジナイザーで粉砕した直後から褐変した。ORAC値は21.7μmol TE/gであった。図2に示すように、実施例26のごぼう茶葉のORAC値は、生のごぼうの根部のORAC値、米国農務省のデータベースから得られたセロリ、たまねぎ、にんじん、ブロッコリー及びほうれん草のORAC値と比較して高いことがわかる。なお、図2において、横軸はORAC値[μmol TE/g]を示す。
(ii)ごぼう茶葉の焙煎強度とORAC値の関係
次に、ごぼう茶葉の焙煎強度とORAC値の関係を調べた。
ごぼうの根部を、蒸庫((株)品川工業所製)を用いて50℃で10〜20分間加熱処理した。なお、加熱処理の時間は原料のサイズに応じて適宜調節した。流水で20℃以下になるまで冷却した後、皮を剥き、フードスライサ((株)榎村鉄工所製ECA202)を用いて2mm×2mm×5〜15mmでカットした。その後、熱風乾燥機(黒田工業(株)製NB−12DX)にて50℃で4〜8時間の熱風乾燥を行って乾燥したごぼう茶葉を回収した。そして、回収したごぼう茶葉の一部をガス式焙煎機(ニチモウ(株)製RC-1)を用いて150〜160℃で13分間の焙煎した後、室温までアルミ製バットで放冷することにより実施例27に係るごぼう茶葉を製造した。同様に、回収したごぼう茶葉の一部をガス式焙煎機(ニチモウ(株)製RC-1)を用いて170〜180℃で13分間焙煎した後、室温までアルミ製バットで放冷することにより実施例28に係るごぼう茶葉を製造した。焙煎温度の測定は、放射温度計(堀場製作所製ハンディ放射温度計IT−550L)を用い、鍋の内側の温度(茶葉の接触面)を測定した。
実施例26と同様にして実施例27及び実施例28のORAC値を測定した。その結果を実施例26のORAC値とともに図3に示す。なお、図3において、縦軸はORAC値[μmol TE/g]を示す。図3に示すように、実施例27は実施例26の約2.4倍にあたる178.7μmol TE/gを有していた。また実施例28は実施例26の約1.8倍にあたる138.4mol TE/gを有していた。実験の結果、比較的弱い条件で焙煎を行うと抗酸化能をより一層向上できることがわかった。
(iii)焙煎時間による抗酸化能の経時変化
次に、焙煎時間による抗酸化能の経時変化について調べた。
ごぼうの根部の皮を剥き、フードスライサ((株)榎村鉄工所製ECA202)を用いて2mm×2mm×5〜15mmでカットした。その後、熱風乾燥機(黒田工業(株)製NB−12DX)にて50℃で4〜8時間の熱風乾燥を行って乾燥したごぼう茶葉を回収した。回収したごぼう茶葉の一部をガス式焙煎機(ニチモウ(株)製RC-1)を用いて160〜170℃で焙煎することで実施例29に係るごぼう茶葉を製造した。同様に、回収したごぼう茶葉の一部を蒸庫((株)品川工業所製)を用いて50℃で10分間加熱処理した後、流水で20℃以下になるまで冷却し、160〜170℃で焙煎することで実施例30に係るごぼう茶葉を製造した。実施例29及び実施例30の焙煎時間が0分、4分、8分、13分のときに焙煎しているごぼう茶葉をサンプリングし、それぞれのORAC値を前記と同様にして測定した。その結果を図4に示す。なお、図4において、横軸は焙煎時間[分]を示し、縦軸はORAC値[μmol TE/g]を示す。
図4に示すように、実施例29及び実施例30ともに経時的にORAC値が増加すること、すなわち抗酸化能が増加することがわかった。焙煎時間が0分のとき実施例29は91.0μmol TE/gであり、実施例30は97.0μmol TE/gであった。焙煎時間が4分のとき実施例29は91.0μmol TE/gであり、実施例30は111.7μmol TE/gであった。焙煎時間が8分のとき実施例29は188.0μmol TE/gであり、実施例30は261.0μmol TE/gであった。焙煎時間が13分のとき実施例29は335.3μmol TE/gであり、実施例30は461.7μmol TE/gであった。
以上、(i)〜(iii)の実験結果から、本発明のごぼう茶葉製造方法が規定する所定の要件を満たす乾燥工程を行った後に、所定の要件の加熱処理工程及び焙煎工程のうちの少なくとも一方、好ましくは両方を行うことで、ごぼう茶葉の抗酸化能を向上できることがわかった。加熱処理工程と焙煎工程の両方を行った場合、焙煎を13分間行うことで、焙煎開始時(0分)のORAC値の約4倍に増加していた。これは、加熱処理を行うことでイヌリンが低分子化してオリゴ糖やフルクトース(単糖)が生成されるので甘みが増すとともに、生成したオリゴ糖やフルクトースによってメイラード生成物やポリフェノール反応生成物が生成されることになるため、これにより抗酸化能が向上したものと推測される。また、実施例30のように加熱処理を行ったものの方が、加熱処理を行わない実施例29よりも高い抗酸化能を有したのは、糖の分子量が小さいほど反応速度が速いため、加熱処理によってより低分子化が進んだ実施例30の方が焙煎によるメイラード反応し易かったためと推測される。
以上、本発明に係るごぼう茶葉、これを用いたごぼう茶葉抽出液及びごぼう茶葉含有食品、並びにごぼう茶葉製造方法について、発明を実施するための最良の形態及び実施例により詳細に説明したが本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈しなければならない。また、当業者であれば本願の特許請求の範囲、明細書及び図面に基づいて種々の変形例を創案することが可能であり、そのような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
S10 裁断工程
S20 乾燥工程
S5,15 加熱処理工程
S25 焙煎工程

Claims (5)

  1. 表皮を含む生のごぼう根部を裁断して30〜70℃で乾燥する工程を含む製造方法により製造されたごぼう茶葉であって、
    フルクトースを29mg/gを超えて含有し、
    ORAC値が138.4μmol TE/g以上であることを特徴とするごぼう茶葉。
  2. 請求項1に記載のごぼう茶葉を使用して製造したことを特徴とするごぼう茶葉抽出液。
  3. 請求項1に記載のごぼう茶葉及び請求項2に記載のごぼう茶葉抽出液を製造する際に使用した使用済みごぼう茶葉の群の中から選択される少なくとも一つを使用して製造したことを特徴とするごぼう茶葉含有食品。
  4. 請求項1に記載のごぼう茶葉を製造するためのごぼう茶葉製造方法であって、
    表皮を含む生のごぼう根部を35〜95℃で5〜180分間加熱処理する加熱処理工程と、
    加熱処理したごぼう根部を所定の形状及び大きさのごぼう茶葉に裁断する裁断工程と、
    裁断したごぼう茶葉を30〜70℃で乾燥する乾燥工程と、
    乾燥したごぼう茶葉を132〜180℃で5〜55分間焙煎する焙煎工程と、を含む
    ことを特徴とするごぼう茶葉製造方法。
  5. 請求項1に記載のごぼう茶葉を製造するためのごぼう茶葉製造方法であって、
    表皮を含む生のごぼう根部を所定の形状及び大きさのごぼう茶葉に裁断する裁断工程と、
    裁断したごぼう茶葉を35〜95℃で5〜180分間加熱処理する加熱処理工程と、
    加熱処理したごぼう茶葉を30〜70℃で乾燥する乾燥工程と、
    乾燥したごぼう茶葉を132〜180℃で5〜55分間焙煎する焙煎工程と、を含む
    ことを特徴とするごぼう茶葉製造方法。
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