JP5563234B2 - 画像形成装置用転写ベルト - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、中間転写体の表面へアクリル系塗工剤を塗工して表面層を形成することによって中間転写体表面を高硬度化することができ、その結果良好な2次転写性を有する中間転写体が得られること、塗工剤として官能基を2個以上有するアクリル系モノマー、長鎖アルキル基を有するモノマー、アクリレートオリゴマーを組み込むなどした場合は、可撓性が付与されるので長期使用末期でのクラック発生やひび割れが防止できること、塗工剤に使用するアクリル系モノマーにアルキル鎖、シリコーン鎖、ウレタン鎖などの滑り成分を組み込むことで硬度と可撓性が両立しうること、炭素数が12以上の長鎖アルキル鎖を有するアクリル系モノマーを使用した場合には離型性やクリーニング性が付与されることが記載されている。
しかしながら、上述した構成としても、耐屈曲性に難があり、転写ベルトとして長期間使用した場合のクラック発生を防止することは困難であった。特に、転写時のトナーの中抜けをなくし、表面粗さの大きい被転写体(例えば、表面の粗い紙など)に対して良好な転写性を付与する目的で、厚み方向に柔軟性を付与(具体的には、弾性層を設ける)した転写ベルトとした場合や画像形成装置を小型化するために転写ベルトを張架するローラを小型化した場合(曲率半径が小さい場合)には、表面層のクラックの発生を防止することはますます困難であった。
例えば、特許文献2には、表面層として、樹脂、エラストマー、ゴム等のバインダー中に高潤滑性粉体を混合、分散させたもの、具体例としては2液混合型ポリエステルウレタン樹脂にシリコーン樹脂粉末及び導電性カーボンブラックを分散させたものをスプレーし、その後加熱硬化したものを用いることが記載されている。そして、得られた中間転写体は、表面層の水との接触角が90°以上、すべり抵抗が85〜190gとなり、中抜け画像がなく、耐久性が良く、しかもフィルミングの発生しない中間転写体が得られることが記載されている。
特許文献3には、表面コーティング層に、表面の摩擦抵抗及び表面粗さを低減させることができるウレタン系塗料、アクリル系塗料、アミド系塗料などを使用することで残留トナーのクリーニング性が向上することが記載されている。
特許文献4には、表面層に、例えば、ポリイミド系樹脂などを用いて表面層表面の磨耗量が10mgと以下することにより、外周面の経時的な磨耗が少なく経時安定性に優れたベルトが得られることが記載されている。
特許文献5には、表層に、フッ素ゴムなどを使用して表層の複素弾性率を250MPa以下とすることによって転写性が容易であって、表層の磨耗又は剥離が抑制され耐久性に優れた導電性ベルトが得られることが記載されている。
特許文献6には、表層をフッ素含有ポリマーで形成することにより、優れた離トナー性、優れた非汚染性などを有する画像形成装置用転写ベルトが記載されている。
(1)電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を塗布、硬化させてなる表面層を有する画像形成装置用転写ベルトであって、該電離放射線硬化型アクリル系塗工剤中の重合性アクリル系化合物の主成分が下記条件を満足するウレタン(メタ)アクリレートであり、前記重合性アクリル系化合物中の前記ウレタン(メタ)アクリレートの含有量が70重量%以上であり、前記ウレタン(メタ)アクリレートが分子中に(メタ)アクリル基を3個以上含有することを特徴とする画像形成装置用転写ベルト;
(a)分子量:6,000以上
(b)(メタ)アクリル基1個当たりの分子量:850〜7,500
但し、(メタ)アクリル基1個当たりの分子量=分子量/分子中の(メタ)アクリル基の数
(2)画像形成装置用転写ベルトが基材層、弾性層、表面層の構成を有するものであって、前記弾性層がショアA硬度80以下の熱可塑性エラストマーからなることを特徴とする(1)記載の画像形成装置用転写ベルト;
(3)(2)記載の基材層の引張弾性率が700MPa以上であることを特徴とする画像形成装置用転写ベルト;
を要旨とするものである。
本発明の画像形成装置用転写ベルトは、表面層が特定の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を塗布、硬化させたものであり、通常、基材層、或いは基材層と弾性層からなる積層体の表面に表面層を形成させた構造を有するものである。
本発明において表面層を形成するために使用される前記電離放射線硬化型アクリル系塗工剤は、紫外線、可視光線、電子線などの電離放射線を照射することにより硬化し得るものであって、重合性アクリル系化合物と、必要に応じて光重合開始剤、溶剤、充填材、或いは表面層に各種機能を付与するための添加剤を成分とするものである。そして、本発明においては、電離放射線硬化型アクリル系塗工剤の基本的構成成分である重合性アクリル化合物の主成分が下記条件を満たすウレタン(メタ)アクリレートであることを最大の特徴とするものである。ここで、本明細書において、ウレタン(メタ)アクリレートとは、ウレタンアクリレートあるいはウレタンメタアクリレートのことを意味する。
(a)分子量:6,000以上
(b)(メタ)アクリル基1個当たりの分子量:850〜7,500
但し、(メタ)アクリル基1個当たりの分子量=分子量/分子中の(メタ)アクリル基の数
このウレタン(メタ)アクリレートの分子量が6,000未満の場合は、転写ベルトの耐屈曲性が劣るために好ましくない。また、(メタ)アクリル基1個当たりの分子量が850未満の場合は、表面層を形成する硬化物の架橋密度が高くなり過ぎるため表面層の強度が大きくなるものの耐屈曲性が低下するので好ましくない。逆に、(メタ)アクリル基1個当たりの分子量が7,500を超えると架橋密度が低くなり表面層の強度が小さくなるので好ましくなく、さらに印刷適性(転写性能、トナー離型性)も悪くなるので好ましくない。
他の重合性アクリル系化合物としては、上述したウレタン(メタ)アクリレート以外のウレタン(メタ)アクリレートの他、ブタンジオール(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、或いはポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
これらの中で、特に、分子量が6,000以上で、且つ(メタ)アクリル基1個当たりの分子量が850〜7,500の条件を満たすウレタン(メタ)アクリレート以外のウレタン(メタ)アクリレートであって、分子量6,000未満であって、(メタ)アクリル基1個当たりの分子量が850未満のウレタン(メタ)アクリレートを併用するのが好ましい。
撥水剤は必要に応じて適宜選択できるが、シリコーン系撥水剤やフッ素系撥水剤が好ましく使用できる。シリコーン系撥水剤としては、分子量500以上のシロキサン結合を有する化合物が好適に用いられる。具体的には、両末端に水酸基を有するジメチルポリシロキサン、末端にアルキル基を有するアルキルポリシロキサン、アルコキシ変性ジメチルポリシロキサン、およびフルオロアルキル変性ジメチルシリコーン等が挙げられる。さらには、末端に(メタ)アクリル基を有するジメチルポリシロキサンは、重合性アクリル化合物が硬化する際、化学結合を介して架橋構造中へ組み込まれるため、長期に渡ってその効果を持続することができるので好ましい。
一般に、画像形成装置用転写ベルトには、プリンター等の高速化に対応して、転写ベルト駆動時に転写ベルトが伸びて、転写位置の変動がないように比較的高い引張弾性率が要求されている。この観点より、基材層の引張弾性率は700MPa以上であることが好ましく、さらには1,000MPa以上が特に好ましい。
熱可塑性エラストマーとしては、ポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ジエン系エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマー、熱可塑性樹脂とゴムとの混合物等が例示できる。これらの熱可塑性エラストマーは単独でも、必要に応じて2種以上を混合使用してもよい。
まず、上記転写ベルトの基材層、或いは基材層と弾性層からなる積層体は、例えば、押出し法、遠心成形法、ディッピング法などで製造することができる。押出し法について具体的に説明すると、環状ダイを装着した押出し機を用い、基材層用の樹脂組成物をチューブ状に押出した後、得られたチューブを所定長さにカットすることにより転写ベルト用の原反を得ることができる。また、基材層/弾性層の構成を有する転写ベルトの場合は、2台以上の押出し機に多層の環状ダイを装着し、基材層を形成する樹脂組成物と弾性層を形成する樹脂組成物とを、基材層を最内層としてチューブ状に共押出しし、得られたチューブを所定長さにカットすることにより転写ベルト用原反を得ることができる。
次いで、得られた上記転写ベルト用原反の表面に、上述した電離放射線硬化型アクリル系塗工剤をロールコート、バーコート、ディップコート、スプレーコート等、好ましくはロールコート、スプレーコートにより塗布し、溶剤を含有する場合は乾燥後、電離放射線を照射して硬化させることによって表面層を形成する。
[製造例1]
[基材層用の樹脂組成物]
ポリフッ化ビニリデン100重量部(引張弾性率が1,400MPaのもの)に対して、ポリエチレンオキサイド共重合体5重量部、過塩素酸リチウム0.5重量部を混合し、二軸混練機で混練、ペレット化し、基材層用樹脂組成物を得た。
[弾性層用の樹脂組成物]
熱可塑性ポリウレタン100重量部(ショアA硬度が60のもの)に対して、ポリエチレンオキサイド共重合体3重量部、過塩素酸リチウム0.3重量部をニーダーで混練、ペレット化し、弾性層用樹脂組成物を得た。
シリンダー径50mmの押出し機2台の先端に2層の環状ダイを装着した装置を用い、基材層用樹脂組成物と弾性層用樹脂組成物とを共押出ししてチューブ状に成形後、長さ400mmにカットし、基材層を内層とする基材層の厚さ150μm、弾性層の厚さ250μm、周長850mm、幅400mmの弾性層を有する転写ベルト用原反を得た。得られた原反の体積抵抗率は8.0×108Ω・cmであった。ここで、体積抵抗率は、株式会社ダイヤインスツルメンツ製ハイレスタUPを用い、URSプローブにて、印加電圧500V、印加時間10秒の条件で測定した。測定環境は温度23℃、相対湿度50%であった。
<耐久性>
JIS P8115に準拠し、荷重4.9Nで10000回折り曲げ後の試料の外観を観察して、以下の基準により耐屈曲性の耐久性を評価した。
○:クラックが発生しなかった。
×:クラックが発生した。
<中抜け>
上記転写ベルトをカラープリンターの中間転写ベルトとして取り付け、転写画質の中抜けを以下のようにして評価した。
◎:転写画像に全く中抜けがなかった。
○:転写画像に少々中抜けが発生したが、許容範囲であった。
×:転写画像に中抜けが発生し、画質上問題があった。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物として分子量2,200、(メタ)アクリル当量370のウレタンアクリレート(日本合成化学製)を100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物として分子量1,100、(メタ)アクリル当量180のウレタンアクリレート(日本合成化学製)を100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物として分子量2,000、(メタ)アクリル当量1,000のウレタンアクリレート(根上工業製)を100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物として分子量43,500、(メタ)アクリル当量530のウレタンアクリレート(根上工業製)を100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物として分子量5,600、(メタ)アクリル当量930のウレタンアクリレート(根上工業製)を100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物としてトリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート(日立化成工業製、分子量423、(メタ)アクリル当量141)を100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(ダイセルサイテック製、分子量578、(メタ)アクリル当量96.3)を100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物としてペンタエリスリトールヘキサアクリレート(新中村化学工業製、分子量298、(メタ)アクリル当量74.5)100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
重合性アクリル系化合物としてトリメチロールプロパントリアクリレート(新中村化学工業製、分子量338、(メタ)アクリル当量112.6)100重量部、光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン5重量部、シリコーン系撥水剤0.5重量部に溶剤であるメチルイソブチルケトンを1,000重量部加え均一に溶解して、表面層用の電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を調製した。
得られた塗工剤をディッピング法にて製造例1の転写ベルト用原反の表面に塗布し、乾燥後、紫外線を3,000mJ/cm2照射して厚さ3μmの表面層を形成した。次いで、幅350mmにカットして画像形成装置用転写ベルトを得た。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
製造例1の転写ベルト用原反を幅350mmにカットしてそのまま画像形成装置用転写ベルトとした。得られた転写ベルトの評価結果を表1に示す。
それに対し、比較例1〜5の画像形成装置用転写ベルトは、塗工剤中の重合性アクリル系化合物としてウレタン(メタ)アクリレートを用いているが、これらの塗工剤に用いたウレタン(メタ)アクリレートは分子量6,000以上、(メタ)アクリル基1個当たりの分子量が850〜7,500の条件を満足していないため、10,000回折り曲げ後でクラックが発生した。比較例6〜9の画像形成装置用転写ベルトは、重合性アクリル系化合物としてウレタン(メタ)アクリレート用いておらず、10,000回折り曲げ後でクラックが発生した。さらに、比較例10からも分かるように、表面層を形成しないシームレスベルトは、耐屈曲性は良好であるが、画像出し試験において中抜けが発生し中間転写ベルトとして不適であった。
Claims (3)
- 電離放射線硬化型アクリル系塗工剤を塗布、硬化させてなる表面層を有する画像形成装置用転写ベルトであって、該電離放射線硬化型アクリル系塗工剤中の重合性アクリル系化合物の主成分が下記条件を満足するウレタン(メタ)アクリレートであり、前記重合性アクリル系化合物中の前記ウレタン(メタ)アクリレートの含有量が70重量%以上であり、前記ウレタン(メタ)アクリレートが分子中に(メタ)アクリル基を3個以上含有することを特徴とする画像形成装置用転写ベルト。
(a)分子量:6,000以上
(b)(メタ)アクリル基1個当たりの分子量:850〜7,500
但し、(メタ)アクリル基1個当たりの分子量=分子量/分子中の(メタ)アクリル基の数 - 画像形成装置用転写ベルトが基材層、弾性層、表面層の構成を有するものであって、前記弾性層がショアA硬度80以下の熱可塑性エラストマーからなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置用転写ベルト。
- 請求項2記載の基材層の引張弾性率が700MPa以上であることを特徴とする画像形成装置用転写ベルト。
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