JP5468765B2 - 防眩性ハードコートフィルム - Google Patents
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Description
(1)透明樹脂基材の少なくとも片面に、バインダー成分と、有機粒子とを構成成分として含む防眩性ハードコート層を有する防眩性ハードコートフィルムであって、トータルヘイズ(Hz)が0.1%以上4.0%以下、60度光沢度が80以上120未満であり、
防眩性ハードコート層が、バインダー樹脂と、バインダー成分の質量に対して10質量%以上70質量%以下の無機充填剤とを構成成分として含むバインダー成分、およびバインダー成分の質量に対して0.1質量%以上5.0質量%以下の有機粒子を含む溶液に、さらにバインダー成分の質量に対して0.5質量%以上5.0質量%以下の無機微粒子を後添加してなる塗液を硬化してなる防眩性ハードコート層であり、そして
バインダー樹脂との屈折率差が、無機充填剤は0.07未満で、無機微粒子は0.08以上である防眩性ハードコートフィルムである。
(2)防眩性ハードコート層の内部ヘイズ(Hihc)が0.5以下であること、
(4)有機粒子が、バインダー成分との屈折率差が0.03未満、平均粒径が1μm以上10μm以下であること、
(5)防眩性ハードコート層の膜厚みが、有機粒子の平均粒径の50%以上200%以下の範囲にあること、
(6)防眩性ハードコート層の表面における表面突起高さ分布の半値幅が0.2μm以上0.7μm以下の範囲にあること、
(7)防眩性ハードコート層の表面における中心線平均表面粗さ(Ra)が0.01μm以上0.25μm以下であること
のうち、少なくともいずれか1つの態様を具備することによって、さらに優れた防眩性ハードコートフィルムを得ることができる。
本発明の防眩性ハードコートフィルムは、後述する透明樹脂基材の少なくとも片面に、後述する防眩性ハードコート層を有するものである。
本発明の防眩性ハードコートフィルムは、トータルヘイズ(Hz)が0.1%以上4.0%以下である。トータルヘイズ(Hz)を上記数値範囲とすることによって、透明性に優れ、ディスプレイ画面においては画像の視認性に優れる。また、黒色再現性に優れる。トータルヘイズ(Hz)が高すぎる場合は、透明性に劣り、ディスプレイ画面においては画像の視認性に劣るものとなる。また、黒色再現性に劣る。このような観点から、トータルヘイズ(Hz)の上限は、好ましくは3.5%以下、さらに好ましくは3.0%以下、特に好ましくは2.5%以下である。他方、トータルヘイズ(Hz)は低いことが好ましいが、低すぎると防眩性に劣る傾向にある。このような観点から、実質的な下限は、好ましくは0.5%以上、さらに好ましくは1.7%以上、特に好ましくは2.1%以上である。
本発明における防眩性ハードコート層は、後述するバインダー成分と、有機粒子とを構成成分として含むものである。
本発明における防眩性ハードコート層は、そのトータルヘイズ(Hzhc)が0.1%以上4.0%以下であることが好ましい。防眩性ハードコート層のトータルヘイズ(Hzhc)を上記数値範囲とすることによって、防眩性ハードコートフィルムの透明性および黒色再現性により優れる。防眩性ハードコート層のトータルヘイズ(Hzhc)が高すぎる場合は、透明性、および黒色再現性に劣る傾向にある。このような観点から、防眩性ハードコート層のトータルヘイズ(Hzhc)の上限は、より好ましくは3.0%以下、さらに好ましくは2.5%以下、特に好ましくは2.0%以下である。他方、防眩性ハードコート層のトータルヘイズ(Hzhc)は低いことが好ましいが、低すぎると防眩性に劣る傾向にある。このような観点から、実質的な下限は、より好ましくは0.2%以上、さらに好ましくは0.5%以上、特に好ましくは1.0%以上である。
[バインダー成分]
本発明におけるバインダー成分は、主に、後述するバインダー樹脂からなる。本発明におけるバインダー成分は、無機充填剤を構成成分として含むことが好ましい。
本発明におけるバインダー樹脂は、主に、放射線硬化型樹脂組成物からなる。
かかる放射線硬化型樹脂組成物は、放射線により硬化させることができるモノマー、オリゴマー、あるいはポリマーである。本発明における放射線硬化型樹脂組成物としては、硬化後の架橋密度を高くすることができ、表面硬度の向上効果を高くすることができ、かつ透明性の向上効果を高くすることができるという観点から、多官能(メタ)アクリレートモノマー、多官能(メタ)アクリレートオリゴマー、あるいは多官能(メタ)アクリレートポリマー等の多官能(メタ)アクリレート化合物が好ましい。
本発明におけるバインダー樹脂には、さらにシリコーン樹脂を添加することができ、防眩性ハードコート層の強度、および表面硬度の向上効果をより高めることができる。
本発明におけるバインダー成分は、防眩性ハードコート層の表面硬度および強度の向上効果を高める目的、あるいはカールを抑制する目的で無機充填剤を含有することが好ましい。
上記のような無機充填剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明における有機粒子としては、(メタ)アクリル樹脂粒子、架橋(メタ)アクリル樹脂粒子、架橋(メタ)アクリル−スチレン共重合樹脂粒子、ポリスチレン樹脂粒子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、ポリカーボネート樹脂粒子、ポリ塩化ビニル樹脂粒子等の樹脂粒子を挙げることができる。中でも、透明性の向上効果を高くすることができる、防眩性ハードコート層から脱落しにくいという観点から、架橋(メタ)アクリル樹脂粒子が好ましい。
本発明における無機微粒子としては、シリカ微粒子、中空シリカ微粒子、アルミナ微粒子、TiO2微粒子等の金属微粒子、もしくは酸化金属微粒子を挙げることができる。中でも、透明性および防眩性の向上効果を高くすることができるという観点から、シリカ微粒子が好ましい。
本発明における防眩性ハードコート層においては、前記のものに加えて、さらに本発明の目的を阻害しない範囲で、光増感剤、レベリング剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、顔料、染料等を加えることができる。
本発明における透明樹脂基材は、特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレントリアセチルセルロース、アクリル等からなるシートあるいはフィルムを挙げることができる。中でも、透明性等の光学特性、機械特性、耐熱性、価格のバランスが良いという観点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートからなるフィルムが好ましい。これら透明樹脂基材には、防眩性ハードコート層との密着性を高める等の目的で、易接着層を設ける、あるいはコロナ処理を施す等、表面処理を施すことができる。また、透明樹脂基材の厚みは特には限定されないが、光学特性とハンドリング性が良好であるという観点から、好ましくは25μm以上300μm以下、さらに好ましくは50μm以上200μm以下、特に好ましくは75μm以上188μm以下である。
本発明の防眩性ハードコートフィルムは、防眩性ハードコート層を形成するための塗液を、前記の透明樹脂基材上の防眩性ハードコート層を形成したい側の表面に塗工し、加熱乾燥し、硬化することにより得ることができる。
(1−1)防眩性ハードコートフィルムのトータルヘイズ(Hz)
防眩性ハードコートフィルムのトータルヘイズ(Hz)は、JIS K7150に準拠して、スガ試験機(株)製のヘイズメーターHCM−2Bにて測定を行った。入射光は、防眩性ハードコート層側から入射した。測定は、任意の5箇所について実施し、それらの平均値をトータルヘイズ(Hz)(単位:%)とした。
防眩性ハードコート層のトータルヘイズ(Hzhc)および内部ヘイズ(Hihc)は次の方法により求めた。まず、上記(1−1)の方法に従って透明樹脂基材のトータルヘイズ(Hzf)を求めた。次いで、かかる透明樹脂基材の片面(防眩性ハードコート層を設ける側の表面)に、バインダー成分(JSR株式会社製、商品名:Z7501)を、マイヤーバーを用いて、乾燥後の塗布厚みが約10μmとなるように塗布し、充分に乾燥、硬化させて、バインダー成分層が形成された透明樹脂基材を得た。得られたサンプルについて、上記(1−1)の方法に従ってトータルヘイズ(Hzfb)を求めた。ここで、後述のように、上記バインダー成分層のトータルヘイズは0%であるため、次式によって透明樹脂基材の表面ヘイズ(Hsf)および内部ヘイズ(Hif)を求めることができる。
(Hzf)=(Hif)+2×(Hsf)
(Hzfb)=(Hif)+(Hsf)
(Hsf)=(Hzf)−(Hzfb)
(Hif)=(Hzf)−2×(Hsf)
(Hz)=(Hshc)+(Hihc)+(Hif)+(Hsf)
(Hzb)=(Hihc)+(Hif)+(Hsf)
(Hshc)=(Hz)−(Hzb)
(Hihc)=(Hzb)−(Hif)−(Hsf)
(Hzhc)=(Hihc)+2×(Hshc)
(Hi)=(Hihc)+(Hif)
なお、バインダー成分を乾燥、硬化させて、厚み約10μmのバインダー成分からなる板状サンプルを作成し、上記(1−1)の方法に従ってトータルヘイズを測定したところ、0%であることを確認した。
日本電色工業(株)製グロスメーターを使用しJIS K7105に準拠して60度光沢度を測定した。測定は、サンプルの防眩性ハードコート層の表面において、任意の10箇所について実施し、それらの平均値を測定値とした。
(3−1)バインダー成分、バインダー樹脂の屈折率
バインダー成分、およびバインダー樹脂の屈折率は、以下の方法により測定した。
まず、樹脂サンプルをシャーレにサンプリングし、80℃で24時間放置して、十分に乾燥させて、厚さ約1mmの板状サンプルを作成した。得られた板状サンプルについて、ナトリウムD線(589nm)を光源としたアッベ屈折計を用いて、温度23℃、相対湿度65%RHの環境下にて屈折率を測定した。測定は、任意の5箇所について実施し、それらの平均値を樹脂サンプルの屈折率とした。
有機粒子、無機微粒子、および無機充填剤の屈折率は、以下の方法により測定した。
まず、粒子サンプルを、80℃で24時間放置して乾燥させた後、屈折率の異なる種々の液(25℃)に懸濁させた。次いで、懸濁液が最も透明に見える液の屈折率を、ナトリウムD線(589nm)を光源としたアッベ屈折率計を用いて、温度23℃、相対湿度65%RHの環境下にて測定し、得られた値を粒子サンプルの屈折率とした。
試料台上に、粉体を個々の粒子ができるだけ重ならないようにうに散在させ、金スパッター装置によりこの表面に金薄膜蒸着層を厚み200〜300Åで形成し、走査型電子顕微鏡を用いて1万〜3万倍で観察し、日本レギュレーター(株)製ルーゼックス500にて、少なくとも1000個の粒子についてその面積相当粒径を求め、それらの平均値を平均粒径(単位:μmもしくはnm)とした。
サンプルフィルムを鋭利な剃刀にてカットし、得られた断面を光学顕微鏡によって観察し、防眩性ハードコート層の表面において、有機粒子および無機微粒子による突起が形成されていない部分の厚みを測定した。測定は、任意の10箇所について実施し、それらの平均値を防眩性ハードコート層の膜厚み(単位;μm)とした。
非接触光学粗さ計(ZYGO社製:商品名NewView5022)を使用し、倍率25倍にて283μm×213μmの領域についてスキャンを実施し、表面プロファイルを得た。得られた表面プロファイルから、Histogram Plotにより、横軸に突起高さ(単位:μm)、縦軸に頻度(単位:Counts)をプロットした突起分布を得た。得られた突起分布から、そのピーク位置における分布の高さの、半分の高さの位置における分布の幅を読み取り、突起高さ分布の半値幅(単位:μm)とした。測定は、防眩性ハードコート層の表面において、任意の5箇所について実施し、それらの平均値を測定値とした。
非接触式三次元粗さ計(小坂研究所製、ET−30HK)を用いて波長780nmの半導体レーザー、ビーム径1.6μmの光触針で測定長(Lx)1mm、サンプリングピッチ2μm、カットオフ0.25mm、厚み方向拡大倍率1万倍、横方向拡大倍率200倍、走査線数100本(従って、Y方向の測定長Ly=0.2mm)の条件にてフィルム表面の突起プロファイルを測定した。その粗さ曲面をZ=f(x,y)で表わしたとき、次の式で得られる値をフィルムの中心線平均表面粗さ(Ra、単位:μm)とした。
(8−1)黒色テープ法
防眩性ハードコートフィルムの、防眩性ハードコート層とは反対側の表面に黒色テープを貼り付けたサンプルを作成し、防眩性ハードコート層側から黒色の再現度を目視にて確認し、以下の基準で評価を行った。
○:黒色テープが全く白っぽく見えず、黒色の再現性が良好である。
△:黒色テープ自体の黒さとの差が何とか認識できる。
×:黒色テープが全体的に白っぽく見え、黒色の再現性が不十分である。
市販の50インチプラズマディスプレイ(解像度XGA)の画面表面から反射防止フィルムを剥がし、次いで、かかる表面に、本発明において得られた防眩性ハードコートフィルムを、防眩性ハードコード層が表側となるように粘着剤を用いて貼り付けた。かかる作業は、プラズマディスプレイの画面半分について行い、残りの半分は市販品の状態のままとした。プラズマディスプレイの表示を黒色表示にして、500luxの明室にて画面を観測し、目視にて市販品のままの部分と比較することで、黒色再現性を評価した。評価は、以下の指標に従った。
◎:外光による白ちゃけ感が全く無く、非常に黒が締まった表示(合格)
○:外光による白ちゃけ感がほとんど無く、黒が締まった表示(合格)
△:外光による白ちゃけ感が有り、黒の締まりが低い表示(不合格)
×:外光による白ちゃけ感が強く、黒の締まりが無い表示(不合格)
得られた防眩性ハードコートフィルムの、防眩性ハードコート層側の表面から上方30cmの位置に蛍光灯を設置し、ハードコートフィルムの表面における、蛍光灯からの光の映り込みについて目視にて観察し、以下の基準で防眩性の評価を行った。
◎:蛍光灯の形状が全く分からず、防眩性が良好(合格)
○:蛍光灯の形状が何とか認識できる程度であり、防眩性が十分(合格)
△:蛍光灯の形状が明確に認識でき、防眩性が不足(不合格)
×:蛍光灯の形状が完全に鏡像として見え、防眩性がない(不合格)
JIS K5400に準拠し実施した。
評価は、防眩性ハードコートフィルムの防眩性ハードコート層表面において実施した。
<易接着層を形成するための塗液の調製>
ポリエステル:酸成分が2,6−ナフタレンジカルボン酸65モル%/イソフタル酸30モル%/5−ナトリウムスルホイソフタル酸5モル%と、グリコール成分がエチレングリコール90モル%/ジエチレングリコール10モル%とからなるポリエステル(Tg=80℃、数平均分子量13000)を用いた。
なお、かかるポリエステルは、特開平6−116487号公報の実施例1に記載の方法に準じて下記のとおり製造した。すなわち2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル44部、イソフタル酸ジメチル16部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル4部、エチレングリコール34部、ジエチレングリコール2部を反応器に仕込み、これにテトラブトキシチタン0.05部を添加して窒素雰囲気下で温度を230℃にコントロールして加熱し、生成するメタノールを留去させてエステル交換反応を行った。次いで、反応系の温度を徐々に255℃までに上昇させ、系内を1mmHgの減圧にして重縮合反応を行い、ポリエステルを得た。
得られたポリエステルは、溶液としてテトラヒドロフランを用い、常法により、水分散体(固形分濃度15質量%)として用いた。
なお、かかるアクリルは、特開昭63−37167号公報の製造例1〜3に記載の方法に準じて下記のとおり製造した。すなわち、四つ口フラスコに、界面活性剤としてラウリルスルホン酸ナトリウム3部、およびイオン交換水181部を仕込んで窒素気流中で60℃まで昇温し、次いで重合開始剤として過硫酸アンモニウム0.5部、亜硝酸水素ナトリウム0.2部を添加し、さらにモノマー類であるメチルメタクリレート23.3部、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン22.6部、ポリエチレンオキシド(n=10)メタクリレート40.7部、アクリルアミド13.3部の混合物を3時間にわたり、液温が60〜70℃になるように調整しながら滴下した。滴下終了後も同温度範囲に2時間保持しつつ、攪拌下に反応を継続させ、次いで冷却してアクリルの水分散体(固形分濃度35質量%)を得た。
添加剤:シリカフィラー(平均粒径100nm)(日産化学株式会社製、商品名:スノーテックスZL)を用いた。
濡れ剤:ポリオキシエチレン(n=7)ラウリルエーテル(三洋化成株式会社製、商品名:ナロアクティーN−70)を用いた。
上記で得られた各原料を、固形分比率で、ポリエステル60質量%、アクリル30質量%、添加剤5質量%、濡れ剤5質量%となるように配合し、十分に攪拌し、さらにイオン交換水を用いて固形分濃度8質量%となるように希釈し、易接着層を形成するための塗液を作成した。
溶融ポリエチレンテレフタレート(〔η〕=0.62dl/g(25℃、オルトクロロフェノール)、Tg=78℃)をダイより押し出し、常法により冷却ドラムで冷却して未延伸フィルムとした。次いで、かかる未延伸フィルムを縦方向に3.4倍延伸し、縦一軸延伸フィルムを得た。その後、得られた縦一軸延伸フィルムの両面に、上記で得られた易接着層を形成するための塗液を、ロールコーターで均一に塗布した。次いで、横方向に125℃で3.6倍延伸し、220℃で幅方向に3%収縮させながら熱固定を行い、易接着層が形成された、厚さ188μmの透明樹脂基材を得た。なお、易接着層の厚さは0.04μmであった。また、易接着層が形成された透明樹脂基材のトータルヘイズ(Hzf)は1.4%、表面ヘイズ(Hsf)は0.2%、内部ヘイズ(Hif)は1.0%であった。
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートを主成分とするバインダー樹脂(屈折率1.53)と、無機充填剤としてのケイ素酸化物(平均粒径20nm、屈折率1.47、シランカップリング剤により表面処理されているもの)とを構成成分として含む塗剤(JSR株式会社製、商品名:Z7501、乾燥後の屈折率1.51、バインダー樹脂と無機充填剤の固形分質量比率60:40)をバインダー成分として用い、有機粒子として平均粒径3.0μm、屈折率1.49の架橋アクリル樹脂粒子(綜研化学製、商品名:MX−300)を、バインダー成分の固形分100質量%に対して1.5質量%添加し、次いで無機微粒子として平均粒径20nm、屈折率1.45のシリカ微粒子の分散体(シーアイ化成製、商品名:SIトルG−240)を、バインダー成分の固形分100質量%に対してシリカ微粒子の固形分が1.0質量%となるように添加し、これをメチルエチルケトン(MEK)を用いて固形分濃度30質量%となるように希釈し、防眩性ハードコート層を形成するための塗液を得た。
上記で得られた防眩性ハードコート層を形成するための塗液を、ロールコーターを用いて、易接着層が形成された透明樹脂基材の片側の表面に、乾燥・硬化後の膜厚みが4.5μmとなるように均一に塗布し、70℃で2分間の条件で乾燥した。次いで、紫外線照射装置(FusionUV Systems Japan(株)製:商品名フュージョンHバルブ)を用いて、光量200mJ/cm2の条件で紫外線を照射し防眩性ハードコートフィルムを得た。得られた防眩性ハードコート層、および防眩性ハードコートフィルムの特性を表1に示す。
有機粒子として、平均粒径2.6μm、屈折率1.52の架橋アクリル樹脂粒子(精機水化学工業製、商品名:XX−1140Z)を用い、防眩性ハードコート層の膜厚みを4.0μmとする以外は実施例1と同様にして防眩性ハードコートフィルムを得た。得られた防眩性ハードコート層、および防眩性ハードコートフィルムの特性を表1に示す。
有機粒子として、平均粒径3.0μm、屈折率1.43のシリコーン樹脂粒子(モメンティブパフォーマンスマテリアルズジャパン合同会社製、商品名:トスパール130)を用いる以外は実施例1と同様にして防眩性ハードコートフィルムを得た。得られた防眩性ハードコート層、および防眩性ハードコートフィルムの特性を表1に示す。
有機粒子の代わりに、平均粒径3.0μm、屈折率1.45のシリカ粒子(富士シリシア製、商品名:SYLOPHOBIC200)を用い、防眩性ハードコート層の膜厚みを5.0μmとする以外は実施例1と同様にして防眩性ハードコートフィルムを得た。得られた防眩性ハードコート層、および防眩性ハードコートフィルムの特性を表1に示す。
無機微粒子の代わりに、平均粒径80nm、屈折率1.49のアクリル微粒子を用いる以外は実施例1と同様にして防眩性ハードコートフィルムを得た。得られた防眩性ハードコート層、および防眩性ハードコートフィルムの特性を表1に示す。
Claims (6)
- 透明樹脂基材の少なくとも片面に、バインダー成分と、有機粒子とを構成成分として含む防眩性ハードコート層を有する防眩性ハードコートフィルムであって、トータルヘイズ(Hz)が0.1%以上4.0%以下、60度光沢度が80以上120未満であり、
防眩性ハードコート層が、バインダー樹脂と、バインダー成分の質量に対して10質量%以上70質量%以下の無機充填剤とを構成成分として含むバインダー成分、およびバインダー成分の質量に対して0.1質量%以上5.0質量%以下の有機粒子を含む溶液に、さらにバインダー成分の質量に対して0.5質量%以上5.0質量%以下の無機微粒子を後添加してなる塗液を硬化してなる防眩性ハードコート層であり、そして、
バインダー樹脂との屈折率差が、無機充填剤は0.07未満で、無機微粒子は0.08以上である防眩性ハードコートフィルム。 - 防眩性ハードコート層の内部ヘイズ(Hihc)が0.5%以下である請求項1に記載の防眩性ハードコートフィルム。
- 有機粒子が、バインダー成分との屈折率差が0.03未満、平均粒径が1μm以上10μm以下である請求項1または2のいずれか1項に記載の防眩性ハードコートフィルム。
- 防眩性ハードコート層の膜厚みが、有機粒子の平均粒径の50%以上200%以下の範囲にある請求項1〜3のいずれか1項に記載の防眩性ハードコートフィルム。
- 防眩性ハードコート層の表面における表面突起高さ分布の半値幅が0.2μm以上0.7μm以下の範囲にある請求項1〜4のいずれか1項に記載の防眩性ハードコートフィルム。
- 防眩性ハードコート層の表面における中心線平均表面粗さ(Ra)が0.01μm以上0.25μm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の防眩性ハードコートフィルム。
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