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JP5310041B2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関(エンジン)のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介在され、シリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの対向面間をシールするシリンダヘッドガスケットに関する。
内燃機関では、シリンダヘッドとシリンダブロックとの対向面間をシールするために、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間にシリンダヘッドガスケットが介装される。このシリンダヘッドガスケットには、シリンダブロックのシリンダに対応して設けられる燃焼室孔、シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するヘッドボルトが挿通されるボルト孔、シリンダヘッド側からのオイルをシリンダブロック側に戻すためのオイル戻し孔、冷却水が流通する水孔などのような開口部が複数形成されている。
また、内燃機関では、シリンダヘッドに供給されたオイルをオイルパンに戻すためのオイル戻し通路がシリンダヘッドおよびシリンダブロックにそれぞれ形成されている。シリンダヘッドおよびシリンダブロックのそれぞれのオイル戻し通路は、上述のシリンダヘッドガスケットのオイル戻し孔を介して互いに連通される。そして、シリンダヘッドに供給されたオイルが、各部の潤滑を終えた後にオイル戻し通路に導かれ、自重によってオイル戻し通路を流下してオイルパンに戻されるようになっている。
従来では、そのようなシリンダヘッドおよびシリンダブロックのオイル戻し通路を、オイルレベルゲージを挿入する通路としても用いることが行われている(例えば、特許文献1〜3参照)。オイルレベルゲージは、例えば、シリンダヘッドの上側に取り付けられたヘッドカバーの外部から差し込まれ、内燃機関の内部に挿入される。そして、オイルレベルゲージは、シリンダヘッドのオイル戻し通路、シリンダヘッドガスケットのオイル戻し孔、シリンダブロックのオイル戻し通路に順に挿入され、その下端部がオイルパンのオイルに浸漬されるようになっている。
特開2004−270510号公報 特開2006−189001号公報 特開平9−209736号公報
ところで、内燃機関においては、オイルパンへのオイル戻し性能を確保する観点から、シリンダヘッドおよびシリンダブロックのオイル戻し通路の断面積の開口面積が設定されている。しかし、シリンダヘッドおよびシリンダブロックのオイル戻し通路の断面積の開口面積が大きくなると、次のような点が懸念される。内燃機関の組み付けや、分解の際、例えば、ヘッドボルトのワッシャなどのような異物が、シリンダヘッドのオイル戻し通路内に入り込みやすくなり、その異物が落下して、シリンダブロックのオイル戻し通路や、オイルパン等にまで侵入してしまう可能性がある。この問題は、上述したようなシリンダヘッド側からオイルレベルゲージを差し込むタイプの内燃機関においても、同様に懸念される。
本発明は、そのような問題点を鑑みてなされたものであり、内燃機関において、シリンダヘッドおよびシリンダブロックのオイル戻し通路の断面積を変更することなく、簡単な構成でオイルパン等への異物の侵入を抑制することが可能なシリンダヘッドガスケットを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介在され、シリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの対向面間をシールするシリンダヘッドガスケットであって、シリンダヘッドおよびシリンダブロックにそれぞれ形成されたオイル戻し通路を連通する開口部が形成され、上記開口部は、複数の領域に区画され、上記複数の領域のうち1つの領域は、シリンダヘッド側から差し込まれるオイルレベルゲージが挿通可能な開口形状となっていることを特徴としている。
上記構成によれば、開口部が複数の領域に区画されているので、例えば、ヘッドボルトのワッシャなどのような異物が開口部を通過しにくくなる。このため、内燃機関の組み付けや、分解の際、そのような異物がシリンダヘッドのオイル戻し通路内に入り込んで落下したとしても、上記開口部を区画する部分によって、その異物の落下を阻止することが可能となる。これにより、開口部の下方のシリンダブロックのオイル戻し通路や、さらにその下方のオイルパン等に異物が侵入することを抑制できる。したがって、シリンダヘッドガスケットの開口部を区画するという簡単な構成によって、シリンダヘッドおよびシリンダブロックのオイル戻し通路の断面積を変更することなく、オイルパン等への異物の侵入を抑制することができる。
また、上記構成は、シリンダヘッド側からオイルレベルゲージを差し込むタイプの内燃機関に適している。すなわち、シリンダヘッドガスケットの開口部をオイルレベルゲージの挿通孔として併用することで、シリンダヘッドガスケットに別途オイルレベルゲージの挿通孔を設ける必要がなくなり、コスト低減を図ることができる。
より好ましくは、複数の領域のそれぞれの開口面積の総和が、少なくともオイル戻しに必要な開口面積に設定されている。
この構成によれば、上記開口部を通じてシリンダヘッド側からのオイルがシリンダブロック側に戻されるが、区画された複数の領域の開口面積の総和としてオイル戻しに必要な開口面積が確保されているので、内燃機関におけるオイル戻し性能を確実に確保することができる。
本発明において、上記複数の領域のうち残りの領域は、上記オイルレベルゲージが挿通不可能な開口形状の開口によって構成されていることが好ましい。この場合、上記残りの領域を、開口面積の微小な多数の開口によって構成することが可能である。
この構成によれば、シリンダヘッドガスケットの上記1つの領域にしか、オイルレベルゲージを挿入することができなくなる。これにより、オイルレベルゲージの誤挿入が防止され、オイルレベルゲージによる正確な油量の設定が可能となる。
本発明によれば、シリンダヘッドガスケットの開口部を区画するという簡単な構成によって、内燃機関において、シリンダヘッドおよびシリンダブロックのオイル戻し通路の断面積を変更することなく、オイルパン等への異物の侵入を抑制することができる。
第1実施形態に係るシリンダヘッドガスケットを示す平面図である。 図1のシリンダヘッドガスケットが用いられる内燃機関の概略構成を示す断面図であって、内燃機関を図1のX1−X1線で切断したときの図である。 図1のシリンダヘッドガスケットが用いられる内燃機関の概略構成を示す断面図であって、内燃機関を図1のX2−X2線で切断したときの図である。 図1のX3−X3線断面図である。 第2実施形態に係るシリンダヘッドガスケットを示す平面図であって、第1実施形態の図1に対応する図である。 図5のX4−X4線断面図である。
本発明を実施するための形態について添付図面を参照しながら説明する。
−第1実施形態−
図1は、第1実施形態に係るシリンダヘッドガスケットを示す平面図である。図1には、自動車用直列4気筒内燃機関(以下、「エンジン」という)に用いられるシリンダヘッドガスケットを示している。
シリンダヘッドガスケットについて説明する前に、このシリンダヘッドガスケットが用いられるエンジンの概略構成について、図2、図3を参照して説明する。図2、図3は、シリンダヘッドガスケットが用いられるエンジンの概略構成を示す断面図である。図2は、エンジンを図1のX1−X1線で切断したときの図、図3は、エンジンを図1のX2−X2線で切断したときの図をそれぞれ示している。
エンジン1は、4つの気筒♯1〜♯4を有するシリンダブロック2と、シリンダブロック2の上端部に設置されたシリンダヘッド3とを備えている。シリンダヘッド3は、図示しないヘッドボルトによりシリンダブロック2に締結される。シリンダヘッド3とシリンダブロック2との間には、シリンダヘッドガスケット10が介装されており、シリンダヘッド3とシリンダブロック2との互いの対向面間がシールされている。
シリンダブロック2には、4つのシリンダ5が配設されており、これらシリンダ5の内部にピストン51が往復移動可能に収容されている。各ピストン51は、図示しないコネクティングロッドを介してクランクシャフトに動力伝達可能に連結されている。シリンダヘッド3の上面には、ヘッドカバーガスケット9を介してヘッドカバー4が取り付けられている。シリンダブロック2の下部におけるクランクケース6の下側には、オイル溜まり部となるオイルパン7が配設されている。
シリンダヘッド3には、吸気ポート31を開閉するための吸気バルブ32および排気ポート33を開閉するための排気バルブ34がそれぞれ組み付けられている。そして、シリンダヘッド3とヘッドカバー4との間に形成されているカム室に配置されたカムシャフト35,36の回転によって各バルブ32,34の開閉動作が行われるようになっている。
シリンダヘッド3に形成されている吸気ポート31には、図示しない吸気マニホールドが接続される。吸気ポート31に導入された空気は、図示しないインジェクタから噴射された燃料と混合されて混合気となり、吸気バルブ32の開弁にともなって燃焼室38へ導入される。
燃焼室38の頂部には、点火プラグ39が配設されている。燃焼室38において、点火プラグ39の点火にともなう混合気の燃焼によりピストン51が往復運動する。ピストン51の往復運動は、コネクティングロッドを介してクランクシャフトに伝達され、ここで回転運動に変換されて、エンジン1の出力として取り出される。この混合気の燃焼により生じた燃焼ガスは、排気バルブ34の開弁にともない排気ガスとして、排気ポート33を経た後、図示しない排気マニホールドに排出され、さらに排気管を通過して外部に排出されるようになっている。
また、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3の内部には、シリンダヘッド3供給されたオイルをオイルパン7に戻すためのオイル戻し通路2a,3aがそれぞれ形成されている。シリンダブロック2およびシリンダヘッド3のオイル戻し通路2a,3aは、後述するシリンダヘッドガスケット10のオイル戻し用の開口部14を介して互いに連通されている。この実施形態では、オイル戻し通路3a,2aは、シリンダヘッド3からシリンダブロック2に亘ってほぼ鉛直方向に延びる通路として形成されている。シリンダブロック2のオイル戻し通路2aの下端は、オイルパン7に臨むように開口している。オイル戻し通路3a,2aは、例えば、各気筒間にそれぞれ設けられるようになっている。
シリンダヘッド3に供給されたオイルは、各部の潤滑を終えた後にオイル戻し通路3aに導かれ、自重によってオイル戻し通路3a,2aを流下してオイルパン7に戻される。ここで、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3のオイル戻し通路2a,3aの断面積は、シリンダヘッド3側からオイルパン7へのオイル戻しに必要な面積に設定されている。つまり、エンジン1におけるオイルパン7へのオイル戻し性を良好に維持するために必要な面積に設定されている。なお、後述する気液分離室45,46において分離除去されたオイルも、オイル戻し通路3a,2aによりオイルパン7に戻されるようになっている。
ヘッドカバー4は、上述したカム室を覆うように配設されている。このヘッドカバー4の上面のうちカムシャフト35,36の上方の部分には、上向きに突出する突出部41,42が、カムシャフト35,36の軸方向に延びるように一体的に設けられている。突出部41,42の内部は、底板43,44にて区画された気液分離室45,46となっている。ヘッドカバー4の上面のうち突出部41,42の間の谷間の部分には、点火プラグ39が配設されている。
突出部42のカムシャフト35,36の軸方向の中間部には、下向きに窪む凹陥部47が形成されている。この凹陥部47内の底部には、オイルレベルゲージ8を差し込む挿入孔48が形成されている。この挿入孔48の開口形状は、円形とされている。そして、挿入孔48が、上述したシリンダヘッド3のオイル戻し通路3aのうちのいずれか1つの鉛直上方に配置されている。つまり、この実施形態では、上述したオイル戻し通路3a,2aのうちの1つが、オイルレベルゲージ8が挿入されるオイルレベルゲージ通路として兼用されている。具体的には、オイルレベルゲージ8は、ヘッドカバー4の外部から挿入孔48を通してエンジン1の内部に挿入され、オイル戻し通路3a,2aにガイドされて、オイルパン7内まで達するようになっている。この場合、オイルレベルゲージ8のゲージ部81が、シリンダヘッド3のオイル戻し通路3a、シリンダヘッドガスケット10のオイル戻し用の開口部14、シリンダブロック2のオイル戻し通路2aに順に挿入され、その下端部81aがオイルパン7のオイルに浸漬されるようになっている。また、オイルレベルゲージ8の把持部82のみがエンジン1の外部に現れるようになっている。
次に、シリンダヘッド3とシリンダブロック2との対向面間をシールするシリンダヘッドガスケット10について、図1を参照して説明する。
シリンダヘッドガスケット10は、外縁形状が上記シリンダブロック2上面の外縁形状に近似しており、例えば、ステンレス製の2枚の板材が一体的に積層された構成となっている。このシリンダヘッドガスケット10には、燃焼室孔11,11,…、ボルト孔12,12,…、水孔13,13,…、オイル戻し用の開口部(オイル戻し孔)14,14,…などの開口部が複数形成されている。
燃焼室孔11,11,…は、シリンダブロック2のシリンダ5,5,…に対応する位置に設けられている。なお、燃焼室孔11,11,…の縁部には、このシリンダヘッドガスケット10を構成する2枚の板材の間にシムが介在されており、シリンダボア周辺部での厚さをその他の部分よりも大きくすることによって、シリンダボア部分におけるガスケット面圧を高くしてシール性の向上を図っている。
ボルト孔12,12,…は、各燃焼室孔11の周囲に設けられている。各ボルト孔12には、シリンダヘッド3をシリンダブロック2に締結するヘッドボルトが挿通される。また、水孔13,13,…を介して、シリンダブロック2の冷却水通路2bとシリンダヘッド3の冷却水通路3bとの間での冷却水の流通が可能となっている。
オイル戻し用の開口部14,14,…は、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3のオイル戻し通路2a,3aを連通する開口部となっており、シリンダヘッド3側からのオイルをシリンダブロック2側に戻すために設けられている。各開口部14は、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3のオイル戻し通路2a,3aに対応する位置に設けられている。
そして、複数のオイル戻し用の開口部14,14,…のうちの1つが、オイルレベルゲージ8が挿通されるオイルレベルゲージ通路となっている。この実施形態では、第2番気筒♯2と第3番気筒♯3との間に設けられるオイル戻し用の開口部14(以下では、開口部14Aとする)が、オイルレベルゲージ8を挿通するための開口部となっている。以下、オイルレベルゲージ8が挿通される開口部14Aについて詳しく説明する。
開口部14Aは、図1に示すように、全体的には、エンジン1におけるシリンダ5の配列方向(図1の左右方向)に沿って延びる横長の形状となっている。この開口部14Aの周囲には、シール性を確保するために、環状のビード部16が形成されている。
開口部14Aは、複数(この実施形態では2つ)の領域に区画されている。具体的には、開口部14Aの長手方向のほぼ中央に仕切部15が形成されており、この仕切部15によって開口部14Aが第1、第2の領域A1,A2に区画されている。つまり、開口部14Aの第1、第2の領域A1,A2が、仕切部15を隔てて接近して設けられている。開口部14Aは、例えばプレス加工による打ち抜きによって形成される。この実施形態では、第1、第2の領域A1,A2は、ほぼ同じ開口形状となっているが、図4に示すように、第1の領域A1にオイルレベルゲージ8が挿通されるようになっている。
そして、開口部14Aの第1、第2の領域A1,A2の開口面積の総和が、少なくともシリンダヘッド3側からオイルパン7へのオイル戻しに必要な面積に設定されている。つまり、エンジン1におけるオイルパン7へのオイル戻し性を良好に維持するために必要な面積に設定されている。この場合、仕切部15の幅W1を狭く形成して、仕切部15の断面積によるオイル戻しへの影響を最小限にとどめるようにしている。仕切部15の幅W1としては、後述する異物の落下を阻止することが可能な強度を有する幅が最低限確保されていればよい。
このようなオイル戻し用の開口部14Aが設けられたシリンダヘッドガスケット10によれば、次のような効果が得られる。開口部14Aが仕切部15によって長手方向の中間で第1、第2の領域A1,A2に区画されているので、例えば、ヘッドボルトのワッシャなどのような異物が開口部14Aを通過しにくくなる。このため、エンジン1の組み付けや、分解の際、そのような異物がシリンダヘッド3のオイル戻し通路3a内に入り込んで落下したとしても、開口部14Aを区画する仕切部15によって、その異物の落下を阻止することが可能となる。これにより、開口部14Aの下方のシリンダブロック2のオイル戻し通路2aや、さらにその下方のオイルパン7等に異物が侵入することを抑制できる。したがって、シリンダヘッドガスケット10のオイル戻し用の開口部14Aを区画するという簡単な構成によって、シリンダブロック2およびシリンダヘッド3のオイル戻し通路2a,3aの断面積を変更することなく、オイルパン7等への異物の侵入を抑制することができる。
ここで、単に異物の落下を防止するには、シリンダヘッド3のオイル戻し通路3aを絞ることが考えられる。しかし、エンジン1におけるオイル戻し性能を確保する観点から、オイル戻し通路3aを絞ることは好ましくない。また、コストもかかり、シリンダヘッド3に駄肉が増えることになる。これに対し、この実施形態では、シリンダヘッドガスケット10のオイル戻し用の開口部14Aを区画することで、エンジン1におけるオイル戻し性能を確保しつつ、オイルパン7等への異物の侵入を抑制するようにしている。
また、開口部14Aの開口面積(第1、第2の領域A1,A2の開口面積の総和)として、オイル戻しに必要な開口面積が確保されているので、エンジン1におけるオイル戻し性能を確実に確保することができる。
しかも、シリンダヘッドガスケット10のオイル戻し用の開口部14がオイルレベルゲージ8の挿通孔として併用されるので、シリンダヘッドガスケット10に別途オイルレベルゲージ8の挿通孔を設ける必要がなくなり、コスト低減を図ることができる。また、複数の領域に区画された開口部14Aは、プレス加工等による打ち抜きによって容易に形成することができ、コスト低減を図ることも可能になる。
−第2実施形態−
第2実施形態は、上記第1実施形態の改良であって、シリンダヘッドガスケットのオイル戻し用の開口部の開口形状が、上記第1実施形態とは異なる。
上記第1実施形態では、シリンダヘッドガスケット10のオイル戻し用の開口部14Aがほぼ同じ開口形状の領域に区画されていたが、この第2実施形態では、シリンダヘッドガスケット100のオイル戻し用の開口部14Bは、異なる開口形状の領域に区画されている。
詳細には、図5に示すように、開口部14Bは、全体的には、エンジン1におけるシリンダ5の配列方向(図5の左右方向)に沿って延びる横長の形状となっている。この開口部14Bの周囲には、シール性を確保するために、環状のビード部16が形成されている。開口部14Bは、複数(この実施形態では2つ)の領域に区画されている。具体的には、開口部14Bの長手方向のほぼ中央に仕切部15が形成されており、この仕切部15によって開口部14Bが第1、第2の領域B1,B2に区画されている。
そして、開口部14Bの第1の領域B1がオイルレベルゲージ8を挿通可能な開口形状の開口となっており、図6に示すように、第1の領域B1にオイルレベルゲージ8が挿通されるようになっている。一方、開口部14Bの第2の領域B2には、オイルレベルゲージ8が挿通不可能な微小な多数の微小開口17,17,…が設けられている。つまり、第2の領域B2は、オイルレベルゲージ8が挿通不可能な開口形状の開口によって構成されている。このような微小開口17,17,…を有する開口部14Bは、例えばプレス加工による打ち抜きによって形成される。
微小開口17,17,…の開口形状は、例えば、図5に示すような円形とされており、微小開口17,17,…の直径φ2がオイルレベルゲージ8のゲージ部81の幅W2よりも小さくなっている。例えば、オイルレベルゲージ8のゲージ部81の幅W2が4mmである場合、微小開口17,17,…の直径φ2を、3mmに設定すればよい。
そして、このようなオイル戻し用の開口部14Bが設けられたシリンダヘッドガスケット100によれば、上記第1実施形態と同様の効果に加え、次のような効果も得られる。上記第1実施形態では、シリンダヘッドガスケット10のオイル戻し用の開口部14Aの第1、第2の領域A1,A2が僅かな幅W1の仕切部15を隔てて接近して設けられていたため、開口部14Aの第1の領域A1に挿入されるはずのオイルレベルゲージ8が、誤って第2の領域A2に挿入される可能性がある。このようなオイルレベルゲージ8の誤挿入が起きると、オイルレベルゲージ8によるオイルパン7の油量の設定が不正確となってしまう。
これに対し、この実施形態では、図6に示すように、シリンダヘッドガスケット100の開口部14Bの第1の領域B1にしかオイルレベルゲージ8を挿入することができなくなるので、オイルレベルゲージ8の誤挿入が防止され、オイルレベルゲージ8によるオイルパン7の正確な油量の設定が可能となる。
ここで、単にオイルレベルゲージ8の誤挿入を防止するには、開口部14Bの第2の領域B2を塞ぐことが考えられる。しかし、この場合、開口部14Bの開口面積が第1の領域B1の開口面積の分しか確保できなくなり、オイル戻しに必要な開口面積を確保することが困難になる。これに対し、この実施形態では、開口部14Bの第2の領域B2を完全に塞ぐのではなく、多数の微小な開口17,17,…によって構成することで、オイル戻しに必要な開口面積を確保しつつ、オイルレベルゲージ8の誤挿入を防止するようにしている。
また、単にオイルレベルゲージ8の誤挿入を防止するには、ヘッドカバー4に設けられた挿入孔48の開口形状をオイルレベルゲージ8のゲージ部81の断面形状にほぼ一致するような形状とし、挿入孔48に挿入されるオイルレベルゲージ8のゲージ部81の向きを規制することが考えられる。つまり、オイルレベルゲージ通路の入口の挿入孔48において、オイルレベルゲージ通路に挿入されるオイルレベルゲージ8のゲージ部81の向きを規制することによって、オイルレベルゲージ8の誤挿入を防止することが考えられる。しかし、この場合、オイル交換の際に、オイルチェンジャーの吸引用パイプをオイルレベルゲージ通路に挿入することができなくなる可能性がある。具体的には、オイルレベルゲージ8のゲージ部81の断面形状は一般的には細長い長方形であるのに対し、オイルチェンジャーの吸引用パイプの断面形状は一般的に円形である。このため、ヘッドカバー4の挿入孔48の開口形状を長方形とすると、この挿入孔48にオイルチェンジャーの吸引用パイプを挿入することが困難となる。
これに対し、この実施形態では、オイルレベルゲージ通路の入口の挿入孔48においてではなく、オイルレベルゲージ通路の途中のシリンダヘッドガスケット100の開口部14Bにおいて、オイルレベルゲージ8の誤挿入を防止するようにしている。このため、挿入孔48の開口形状を、オイルチェンジャーの吸引用パイプを挿入するのに適した形状とすることができる。
−他の実施形態−
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここに示した実施形態は一例であり、さまざまに変形することが可能である。
上記各実施形態では、シリンダヘッドガスケットのオイル戻し用の開口部を2つの領域に区画する場合について説明したが、オイル戻し用の開口部を3つ以上の領域に区画する構成としてもよい。例えば、開口部を3つの領域に区画する場合、1つの領域をオイルレベルゲージが挿通可能な開口形状の開口とし、残り2つの領域をオイルレベルゲージが挿通不可能な開口形状の開口によって構成すればよい。
上記各実施形態では、自動車用直列4気筒エンジンに用いられるシリンダヘッドガスケットに本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、他の気筒数や、他の形式(例えばV型)のエンジンに用いられるシリンダヘッドガスケットにも適用可能である。エンジンは、ガソリンエンジンであってもよいし、ディーゼルエンジンであってもよい。
本発明は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介在され、シリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの対向面間をシールするシリンダヘッドガスケットに利用できる。詳細には、本発明は、内燃機関において、シリンダヘッドおよびシリンダブロックのオイル戻し通路の断面積を変更することなく、簡単な構成でオイルパン等への異物の侵入を抑制することが可能なシリンダヘッドガスケットとして有用である。
1 エンジン
2 シリンダブロック
2a オイル戻し通路
3 シリンダヘッド
3a オイル戻し通路
7 オイルパン
8 オイルレベルゲージ
10 シリンダヘッドガスケット
14A オイル戻し用の開口部
A1 第1の領域
A2 第2の領域
15 仕切部

Claims (3)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介在され、シリンダヘッドとシリンダブロックとの互いの対向面間をシールするシリンダヘッドガスケットであって、
    シリンダヘッドおよびシリンダブロックにそれぞれ形成されたオイル戻し通路を連通する開口部が形成され、
    上記開口部は、複数の領域に区画され
    上記複数の領域のうち1つの領域は、シリンダヘッド側から差し込まれるオイルレベルゲージが挿通可能な開口形状となっていることを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
  2. 請求項に記載のシリンダヘッドガスケットにおいて、
    上記複数の領域のうち残りの領域は、上記オイルレベルゲージが挿通不可能な開口形状の開口によって構成されていることを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
  3. 請求項1または2に記載のシリンダヘッドガスケットにおいて、
    上記複数の領域のそれぞれの開口面積の総和が、少なくともオイル戻しに必要な開口面積に設定されていることを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
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