以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1による自動分析装置1000を図面と共に詳細に説明する。
(自動分析装置)
図1は、本実施の形態による自動分析装置1000の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、自動分析装置1000は、各種分析項目についての測定を自動的に遂行するためのメインユニット100と、メインユニット100へ供給される検体や後述するキュベットCをストックしておくためのサブユニット300と、メインユニット100およびサブユニット300に対する処理や動作の制御ならびに入力された測定結果の分析などを実行するための制御端末400と、を備える。なお、分析実行面であるメインユニット100の上面100Aは、例えば開閉可能なカバー等により適宜覆われる。
また、図1に示すように、サブユニット300には、例えば、液体状の検体が入れられる検体容器302を1つ以上保持可能な検体ラック301と、検体ラック301を1つ以上収容可能なラックセット部310と、分析済みの検体が入っている検体容器302を保持する検体ラック301を1つ以上収容可能なラック回収部320と、が搭載される。
上記において、ラックセット部310に格納された検体ラック301は、サブユニット300に搭載された図示しない搬送機構によって図1に示す搬送経路330上を搬送され、その後、ラック回収部320内に収容される。この際、検体ラック301は、搬送経路330上における検体分取位置114に一旦停止し、後述の検体分注ユニット110を用いて適宜保持している検体容器302から検体が分取される。ただし、再検査が必要とされた検体が入っている検体容器302を保持する検体ラック301は、一旦、搬送経路330から再検経路340へ分岐され、再検検体分取位置115において再度検体が分取された後、再び搬送経路330へ戻ってラック回収部320内に収容される。
また、同じく図1に示すように、メインユニット100には、例えば、検体分注ユニット110と、反応槽120と、検体プローブ洗浄ユニット130と、割込み検体用ユニット140と、電解質測定ユニット150と、第1攪拌ユニット160と、第1試薬分注ユニット170と、第1試薬保冷庫180と、第1試薬プローブ洗浄ユニット190と、光源ランプセット210および受光ユニット211と、第2試薬分注ユニット220と、第2試薬保冷庫230と、第2試薬プローブ洗浄ユニット240と、第2攪拌ユニット250と、キュベット洗浄ユニット260と、が搭載される。
ここで、本実施の形態において使用するキュベットCの一例について、図面を用いて説明する。図2Aは、キュベットCの形状を示す斜視図であり、図2Bは、キュベットCの変形例であるキュベットC2の形状を示す斜視図である。図2Aに示すように、本実施の形態において使用するキュベットCは、上部に開口CAが形成された円筒状の容器である。このようなキュベットCは、例えば硬質ガラスやプラスチックやクォーツなどの透明な材料を用いて形成される。測定時には、光源ランプセット210から出力された所定波長の光がキュベットC側面に照射される。各分析項目についての測定は、キュベットCを透過した光を受光ユニット211で受光し、この光強度を計測することで行なわれる。また、本実施の形態によるキュベットCの変形例としては、例えば図2Bに示すように、上部に形成された開口CA2の角がやや丸みを帯びた略四角形の形状を有している略四角柱状の容器である。ただし、本発明はこれらの形状に限定されず、種々変形することが可能である。
上記のようなキュベットCは、図3に示すように、反応槽120内の外周内側に沿って円周状に配列された複数のキュベットホルダ122bにそれぞれセットされる。なお、図3は、反応槽120内に配列された複数のキュベットホルダ122bのレイアウト例を示す上視図である。各キュベットホルダ122bには、光源ランプセット210からの光を受光ユニット211へ透過させるための孔が設けられている。ここで図4を用いて、光源ランプセット210および受光ユニット211とこれらの間に配置されたキュベットホルダ122bとの概略構成を説明する。図4は、図3のA−A’断面の概略構成を示す断面図である。
図4に示すように、キュベットホルダ122bには、光源ランプセット210からの光を受光ユニット211へ透過させるための孔122yおよび122zが設けられている。光源ランプセット210から出力された所定波長の光は、反応槽120の外壁122eに設けられた孔122xよりキュベットホルダ122bの孔122yを介してキュベットC内の反応液LCに入射し、適宜吸収されて減衰した後、キュベットホルダ122bの孔122zを介して受光ユニット211へ出射する。したがって、反応液LCによる吸光度は、例えば、光源ランプセット210から出力された所定波長の光を空のキュベットCを透過させた場合の光の強度と受光ユニット211において検出された光の強度とを対比することで求めることができる。
また、図1に示す各位置(122、124、125、128など)には、反応槽120におけるキュベットホルダ122bが回転軸121を中心として周回することで目的のキュベットCが配置される。そして、反応槽120内のキュベットCには、検体分注ユニット110を用いて分取された検体と、第1試薬分注ユニット170を用いて分取された第1試薬と、第2試薬分注ユニット220を用いて分取された第2試薬と、が適宜分注される。また、本実施の形態では、精度管理試料も適宜分注される。これにより、反応槽120におけるキュベットC内に、1つ以上の分析項目または分析精度管理目的に応じた混合液(または反応液)が生成される。
検体分注ユニット110は、枢軸112を中心に枢回または上下動することで、検体分取位置114、再検検体分取位置115または割込み検体分取位置141へ移動し、この位置において所定の検体容器302から検体を吸引することでこれを分取する。また、分取した検体を検体分注位置122において反応槽120内の目的のキュベットC内へ吐出することでこれを分注する。一方、第1試薬分注ユニット170は、枢軸172を中心に枢回または上下動することで第1試薬分取位置183に移動し、この位置において第1試薬保冷庫180内の第1試薬ボトル182から第1試薬を吸引することでこれを分取する。また、分取した第1試薬を第1試薬分注位置124において反応槽120内の目的のキュベットC内へ吐出することでこれを分注する。同様に、第2試薬分注ユニット220は、枢軸222を中心に枢回または上下動することで第2試薬分取位置233へ移動し、この位置において第2試薬保冷庫230内の第2試薬ボトル232から第2試薬を分取する。また、分取した第2試薬を第2試薬分注位置125において反応槽120内の目的のキュベットCへ分注する。
キュベットC内に生成された混合液は、例えば第1攪拌ユニット160または第2攪拌ユニット250を用いて適宜攪拌される。これにより、キュベットC内に反応液LCが生成する。その後、キュベットCは、光源ランプセット210と受光ユニット211との間に配置され、これらを用いてキュベットCおよび反応液LCを透過した光の強度が測定される。得られた測定結果は、例えばインターフェース(I/F)290を介して接続された制御端末400へ出力され、制御端末400において適宜分析される。
なお、図1において、検体プローブ洗浄ユニット130は、検体間のキャリーオーバを防止するためのユニットであり、分注後の検体分注ユニット110における検体プローブ123を適宜洗浄する。また、第1試薬プローブ洗浄ユニット190および第2試薬プローブ洗浄ユニット240は、それぞれ第1試薬プローブ173または第2試薬プローブ223を介した試薬間、精度管理試料間、もしくはこれらの間で発生するキャリーオーバによるコンタミネーションを防止するためのユニットであり、分注後の第1試薬分注ユニット170または第2試薬分注ユニット220における第1試薬プローブ173または第2試薬プローブ223を適宜洗浄する。
キュベット洗浄ユニット260は、使用後のキュベットCを洗浄して再利用するためのユニットである。また、第1試薬保冷庫180は、第1試薬を温度管理された環境下で保管するための保冷庫であり、外周円の内側に沿って円周状に配列された複数の第1試薬ボトル182を格納する。第1試薬分取位置183には、第1試薬保冷庫180が回転軸181を中心として周回することで、目的の第1試薬が入っている第1試薬ボトル182が配置される。同様に、第2試薬保冷庫230は、第2試薬を温度管理された環境下で保管するための保冷庫であり、外周円に沿って円周状に配列された複数の第2試薬ボトル232を格納する。第2試薬分取位置233には、第2試薬保冷庫230が回転軸231を中心として周回することで、目的の第2試薬が入っている第2試薬ボトル232が配置される。
また、本実施の形態では、第1試薬保冷庫180が、第1試薬の他に、分析精度を管理する際に使用する精度管理試料を貯溜する管理試料ボトル502も保管する。したがって、第1試薬分注ユニット170は、定期的あるいは必要に応じて随時、第1試薬分取位置183において第1試薬保冷庫180内の管理試料ボトル502から精度管理試料を吸引することでこれを分取し、また、分取した精度管理試料を第1試薬分注位置124において反応槽120内の目的のキュベットC内へ吐出することでこれを分注する。ただし、これに限定されず、例えば検体と同様に精度管理試料を検体容器301に入れ、これを搬送経路330上の検体分取位置114で検体分注ユニット110が分取して検体分注位置122で対象のキュベットC内に分注するように構成してもよい。
さらに、第1試薬保冷庫180および第2試薬保冷庫230には、それぞれ第1試薬ボトル182または第2試薬ボトル232の外側に貼り付けられたバーコードを読み取るためのバーコードリーダ184または234が設けられており、バーコードに記述されたステータスなどの情報を読み取ることで各第1試薬ボトル182および第2試薬ボトル232に貯溜されている第1試薬または第2試薬が管理される。また、同様に、管理試料ボトル502の外側にもバーコードが貼り付けられており、これをバーコードリーダ184を用いて読み取ることで、管理試料ボトル502に貯溜されている精度管理試料が管理される。
このほか、割込み検体用ユニット140は、ラックセット部310にセットされた複数の検体に対する一連の分析処理に割り込んで先に分析処理したい検体をセットするためのユニットである。電解質測定ユニット150は、必要に応じて検体に含まれる電解質を測定するためのユニットである。
なお、上記各ユニットは、例えばメインユニット100に設けられたインターフェース(I/F)290を介して外部接続された制御端末400からの制御の下に動作する。制御端末400は、例えばメインユニット100のインターフェース290と所定の回線430を介して接続するためのインターフェース(I/F)410と、入力された測定結果を分析するための分析部402と、使用者が各種指示や命令などを入力するための入力部403と、各種測定・分析結果や検体ステータスや測定・分析進行状況などをユーザへ表示するための表示部404と、各種制御プログラムや入力された測定結果および生成した分析結果などを記憶するための記憶部405と、上記各部の制御やメインユニット100およびサブユニット300における各部を制御するための制御部401と、を含む。また、制御端末400には、制御端末400が実行する各種動作が記述されたプログラムや分析結果など、種々のデータを記憶する外部記憶部420が接続される。ただし、これに限らず、内蔵ハードディスクドライブなど、外部記憶部420を内部記憶部に置き換えてもよい。
(分析精度管理)
また、本実施の形態では、自動分析装置1000による分析結果の精度をある一定以上に保ち、また、分析精度が低下した際にはユーザがこれに迅速に対処することを可能にするために、分析精度の管理動作を定期的あるいは必要に応じて随時実行すると共に、分析精度を低下させる要因となる事象をこれが生じた日時情報と併せてデータ(ステータス情報)として記録する。
分析精度を低下させる要因となる事象としては、分析処理をする際の各種パラメータ(以下、分析パラメータという)や精度管理に用いた精度管理試料やキャリブレーションを実行した際の各種条件(以下、単にキャリブレーション条件という)や分析に用いた試薬等の変化などが存在する。以下の説明では、これらの事象をまとめてステータス変化という。ただし、これに限定されず、測定環境等の変化など、分析精度を低下させる要因と考え得る全ての事象を本実施の形態の対象とすることが可能である。
また、本実施の形態では、ステータス情報を、それが関係する箇所や要素の属性や種別等に応じて複数の項目に分類して管理する。例えば、分析パラメータを、項目『分析パラメータ』に属するステータス情報として管理する。また、精度管理試料に関する各種情報(以下、精度管理試料情報という)を、項目『精度管理試料情報』に属するステータス情報として管理する。さらに、キャリブレーションに関する各種情報を、項目『キャリブレーション情報』に属するステータス情報として管理する。さらにまた、試薬に関する各種情報を、項目『試薬情報』に属するステータス情報として管理する。このようにステータス情報を複数の項目に分類して管理することで、より容易に分析精度を低下させた原因(ステータス変化)を特定することが可能となる。
また、本実施の形態では、以上のように項目ごとに分類して管理しているステータス情報を、さらに分析項目ごとに分類して管理する。これにより、ステータス変化によって何れの分析項目についての分析精度に影響が生じたかを容易に特定することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、記録しているステータス情報を必要に応じてユーザに提示することで、煩雑な作業を必要とすることなく、分析精度を低下させた原因をユーザに容易に特定させることを可能にする。さらにまた、記録しているステータス情報を必要に応じてユーザに提示することは、ユーザによる装置状態の管理を促すことも可能であるため、分析精度の維持・向上をより確実に実現することが可能となる。
なお、本実施の形態では、例えば自動分析装置1000を立ち上げた際に分析精度を管理するための動作(分析精度管理動作)を実行する場合を例に挙げる。ただし、本発明はこれに限定されず、例えば所定数の検体を分析処理する度に全ての分析対象の項目(以下、単に分析項目という)についての分析精度管理動作を実行するように構成したり、また、分析項目をいくつかの区分に分類し、この区分ごとに、定期的あるいは必要に応じて随時、分析精度管理動作を実行するように構成したりなど、種々変形することが可能である。
また、本実施の形態では、それぞれの分析項目ごとに複数種類の精度管理試料に対する分析処理を行い、これにより得られた分析結果に基づいて自動分析装置1000の分析精度を示す値(以下の精度管理値に相当)を導出する。さらに、導出した精度管理値をグラフ化してユーザに提示することで、ユーザに各分析項目に関する自動分析装置1000の分析精度を管理させる。以下では、複数種類の精度管理試料として、濃度の異なる2種類の精度管理試料1(第1精度管理試料)および精度管理試料2(第2精度管理試料)を用いる。ただし、本発明はこれに限定されず、濃度の異なる3種類以上の精度管理試料や、成分の異なる3種類以上の精度管理試料や、同種の精度管理試料など、種々変形することが可能である。
さらにまた、本実施の形態では、ある分析項目に関してある精度管理試料を用いて取得した分析結果から導出される精度管理値に対して管理目標値を設定している。管理目標値とは、自動分析装置1000において、ある分析項目に関してある管理試薬を用いて分析した場合に得られる分析結果より導出される精度管理値のターゲット値であり、分析精度を管理する上で基準となる値である。
この管理目標値は、例えば、標準装置として決定した自動分析装置にて分析することで得られた精度管理値や、この装置で得られた複数の精度管理値の平均値や、標準方法として決定した測定方法で得られた結果から導出した精度管理値などから、分析項目および/または装置固有の特性を考慮して設定することができる。
また、本実施の形態では、分析項目および精度管理試料の組み合わせに対して設定された管理目標値を基準とし、この値から予め決めておいた幅の範囲(後述する精度管理許容範囲に相当)を設定し、この範囲内に分析結果が含まれるか否かに基づいて、ユーザに分析精度を管理させる。なお、精度管理許容範囲の幅は、例えば±2σ(σは標準偏差)や±3σ、あるいはターゲット値である管理目標値からの乖離率(%)など、自動分析装置1000の再現性や分析結果として容認できる誤差範囲などから、分析項目および/または装置固有の特性を考慮して設定することができる。
・全体動作
次に、本実施の形態による自動分析装置1000の起動から終了までの全体動作について、図面を用いて詳細に説明する。図5は、本実施の形態による自動分析装置1000の全体動作の概略を示すフローチャートである。なお、自動分析装置1000は、図1に示す制御端末400における制御部401がメインユニット100の各ユニットおよび制御端末400の各部を制御して動作することで後述する各ステップおよび/または手段を実現するため、以下では、制御部401の動作に着目して説明する。
図5に示すように、制御部401は、自動分析装置1000が起動されると、まず、自動分析装置1000のステータス変化が存在するか否かを判定する(ステップS101)。これは、例えば分析パラメータの変化に対しては、例えばユーザにより制御端末400の入力部403を用いて分析パラメータの変更を入力したことを検出するように構成することで実現することができる。また、精度管理試料の変化に対しては、例えば上述した第1試薬保冷庫180または第2試薬保冷庫230に備えつけられたバーコードリーダ184または234を用いて管理試料ボトル502に貼り付けられたバーコードを読み取り、これと前回読み取った情報とが異なるか否かを判定して異なる場合に精度管理試料の変化を検出する方法や、ユーザが入力部403を用いて精度管理試料の切り替えを入力したことを検知する方法など、種々の構成を用いて実現することができる。さらに、キャリブレーション条件の変化に対しては、キャリブレーションに用いる試料(キャリブレータ)については、これのボトルに貼り付けられたバーコードを上記のバーコードリーダ184または234を用いて読み取り、これと前回読み取った情報とが異なるか否かを判定して異なる場合にキャリブレータの切り替えを検出する方法などで実現でき、また、キャリブレーションにおける各種実行条件については、ユーザが入力部403を用いてキャリブレーション実行条件の変更を入力したことを検出する方法などで実現できる。さらにまた、試薬の変化に対しては、精度管理試料と同様に、例えば上述した第1試薬保冷庫180または第2試薬保冷庫230に備えつけられたバーコードリーダ184または234を用いて第1試薬ボトル182または第2試薬ボトル232に貼り付けられたバーコードを読み取り、これと前回読み取った情報とが異なるか否かを判定して異なる場合に試薬の変化を検出する方法や、ユーザが入力部403を用いて第1または第2試薬の切り替えを入力したことを検知する方法など、種々の構成を用いて実現することができる。
ステップS101の判定の結果、ステータス変化が存在する場合(ステップS101のYes)、制御部401は、このステータス変化をデータとして記録する処理(ステータス情報更新処理)を実行し(ステップS102)、その後、ステップS103へ移行する。なお、ステップS102に示すステータス情報更新処理の詳細については、後述において図6を参照して詳細に説明する。一方、ステップS101の判定の結果、ステータス変化が存在しない場合(ステップS101のNo)、制御部401は、そのままステップS103へ移行する。
ステップS103では、制御部401は、自動分析装置1000を測定可能な状態とするためのイニシエーション処理を実行する。このイニシエーション処理には、キュベットCや各種プローブの洗浄や反応槽120の温度安定化、また、以降の分析処理において用いる分析パラメータの設定または変更など、種々の準備/入力処理が含まれる。
自動分析装置1000のイニシエーション処理が完了すると、次に制御部401は、自動分析装置1000の終了指示をユーザが入力部403や電源スイッチ等を用いて入力したか否かを判定する(ステップS104)。終了指示が入力された場合(ステップS104のYes)、制御部401は、処理を終了する。一方、終了指示が入力されていない場合(ステップS104のNo)、次に制御部401は、ステップS101と同様に、自動分析装置1000のステータス変化が存在するか否かを判定する(ステップS105)。このステップは、主として、イニシエーション処理においてステータス変化を生じさせる設定変更等が行なわれたか否かを判定することを目的としている。この判定の結果、ステータス変化がある場合(ステップS105のYes)、制御部401は、ステップS102に帰還し、ステータス情報更新処理を実行する。一方、ステップS105の判定の結果、ステータス変化がない場合(ステップS105のNo)、次に制御部401は、分析動作を開始する指示(分析開始指示)をユーザによって入力部403から入力されたか否かを判定する(ステップS106)。なお、分析処理において使用する分析パラメータ等の各種設定は、上述したように、ステップS103のイニシエーション処理においてユーザにより入力部403から入力される。
ステップS106の判定の結果、分析開始指示が入力された場合(ステップS106のYes)、制御部401は、図1のサブユニット300に収容された1つ以上の検体に対する一連の分析処理を実行し(ステップS107)、その後、ステップS104へ帰還する。一方、ステップS106の判定の結果、分析開始指示が入力されていない場合(ステップS106のNo)、制御部401は、ステップS104へ帰還して、同様の判定を繰り返し実行する。
以上のようにして、本実施の形態による自動分析装置1000の起動から終了までの一連の全体動作が実行される。
・・ステータス情報更新処理
次に、図5のステップS102に示すステータス情報更新処理について図面を用いて詳細に説明する。図6は、本実施の形態によるステータス情報更新処理の概略を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステータス情報更新処理では、制御部401は、まず、図5のステップS101において検出されたステータス変化がいずれの項目(分析パラメータ、精度管理試料、キャリブレーション条件および試薬など)に関して発生したかを特定する(ステップS111)。なお、本説明では、ステータス変化が生じた項目を変化項目という。次に制御部401は、特定した変化項目に関する変化後のステータス情報を取得する(ステップS112)。なお、ステータス情報の具体例については、後述のステータス管理テーブル422の説明において触れる。
このように変化項目を特定して変化後のステータス情報を取得すると、次に制御部401は、この変化項目が関係する全ての分析項目を特定する(ステップS113)。これは、例えば分析パラメータの変化であれば、何れの分析項目の分析において使用する分析パラメータであるかを特定することで求めることができる。
次に制御部401は、ステータス管理テーブル422において特定した分析項目に対応付けられているステータス情報をステップS112において取得したステータス情報で更新し(ステップS114)、その後、図5の全体動作にリターンする。これにより、ステータス管理テーブル422において管理される自動分析装置1000のステータス情報が最新の情報に更新される。
・・ステータス管理テーブル
ここで、本実施の形態によるステータス管理テーブル422について、図面を用いて詳細に説明する。図7は、本実施の形態によるステータス管理テーブル422の構成例を示す図である。図7に示すように、ステータス管理テーブル422は、分析項目ごとに1つ以上の項目に分類されたステータス情報を管理するステータス情報管理手段であり、分析パラメータと精度管理試料情報とキャリブレーション情報と試薬情報とのそれぞれの項目に分類されるステータス情報を、分析項目(項目名)に対応付けて管理する。ただし、項目等については、図7に示すものに限定されない。
なお、本実施の形態において分析パラメータとは、分析処理を実行する上で必要となる各種設定であり、例えば、1回の測定において検体または第1/第2試薬を分注する量を定めたサンプル分注量、第1試薬分注量および第2試薬分注量と、吸光度の測定に使用する光の主波長および副波長と、分析方法およびそれに使用する傾きを指定する分析メソッド/傾きと、測定タイミングを設定する測定ポイントと、を含む。
また、精度管理試料情報とは、分析精度を管理するための分析において使用する試料に関する情報であり、例えば、精度管理試料の名称である精度管理試料名と、そのロット番号と、この精度管理試料を切り替えた日時の情報であるロット切替日と、を含む。
さらに、キャリブレーション情報とは、キャリブレーションに使用する試料(キャリブレータ)の名称であるキャリブレータ名と、そのロット番号と、キャリブレーションを実行した日時の情報であるキャリブレーション実行日と、キャリブレータを切り替えた日時の情報であるロット切替日と、を含む。
さらにまた、試薬情報には、分析処理において使用する第1/第2試薬のロット番号と、試薬を切り替えた日時の情報であるロット切替日と、を含む。
上記各ステータス情報を管理するステータス管理テーブル422は、例えば図1に示す外部記憶部420に記憶されており、必要に応じて適宜、制御部401が参照する。
・・イニシエーション処理
次に、図5のステップS103に示すイニシエーション処理について、図面を用いて詳細に説明する。図8は、本実施の形態による自動分析装置1000のイニシエーション処理の概略流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、本実施の形態によるイニシエーション処理では、まず制御部401は、上述したように、キュベットCや各種プローブの洗浄や反応槽120の温度安定化、また、後述のステップS107の分析処理において用いる分析パラメータの設定または変更など、種々の準備/入力処理を実行する(ステップS121)。
次に制御部401は、分析精度管理動作としての管理分析処理(ステップS122)および精度管理結果表示処理(ステップS123)を実行する。なお、本実施の形態による管理分析処理および精度管理結果表示処理については、後述において詳細に説明する。
次に制御部401は、分析精度管理動作の結果、自動分析装置1000の分析精度が正常であるか否かを判定する(ステップS124)。これは、例えば後述する精度管理結果表示処理において得られた各分析項目の精度管理値が予め分析項目ごとに設定しておいた精度管理許容範囲内に含まれるか否かを判定することで実現することができる。
ステップS124の判定の結果、分析精度が正常である場合(ステップS124のYes)、制御部401は、図5に示す全体動作にリターンする。一方、分析精度が正常でない場合(ステップS124のNo)、制御部401は、ステップS123の精度管理結果表示処理でユーザに提示した各画面に基づいて異常箇所の改善をユーザに要求する(ステップS125)。その後、制御部401は、異常箇所を改善したことがユーザから入力部403を用いて入力されると(ステップS126のYes)、ステップS121に帰還して、以降の動作を繰り返す。
・・・分析精度管理動作
次に、本実施の形態による分析精度管理動作について図面を用いて詳細に説明する。本実施の形態による分析精度管理動作では、上述したように、分析精度測定用の精度管理試料1および2を用いた管理分析処理(ステップS122)と、この管理分析処理により得られた分析結果を精度管理結果としてユーザへ表示する精度管理結果表示処理(ステップS123)と、が実行される。なお、以下の説明では、簡略化のため、第1試薬保冷庫180内に保管された第1試薬のみを用いる場合を例に挙げるが、本発明はこれに限定されず、適宜、第2試薬保冷庫230内に保管された第2試薬等を用いてもよい。さらに、以下の説明では、簡略化のため、第1試薬の種類を区別しないが、これは全分析項目について同種の第1試薬を用いることを意味していない。すなわち、本発明では、分析項目に応じて適宜、異なる種類の第1試薬が使用される。
・・・・管理分析処理
まず、図8のステップS122に示す管理分析処理について詳細に説明する。図9は、本実施の形態による管理分析処理の流れを示すフローチャートである。ただし、説明の簡略化のため、以下では第1試薬を精度管理試料1および2それぞれと反応させ、これにより得られた反応液LCの吸光度を測定して分析結果を取得する場合について例を挙げて説明する。
本実施の形態による管理分析処理では、図9に示すように、制御部401は、まず、1つ以上ある分析項目のうちいずれかを選択し、これを目的の分析項目とする(ステップS131)。
ステップS131において目的の分析項目を選択すると、管理分析処理では、まず、複数種類(本例では2種類)の精度管理試料1および2のうち精度管理試料1についての分析処理を実行する。そこで制御部401は、第1試薬保冷庫180を回転軸181を中心として周回させることで、第1試薬分取位置183に目的の分析項目に応じた精度管理試料1が貯溜された管理試料ボトル502を配置させる(ステップS132)。
次に制御部401は、不図示の駆動機構を制御して第1試薬分注ユニット170を枢回および上下動させることで、第1試薬分注ユニット170における第1試薬プローブ173の先端を第1試薬分取位置183に位置された管理試料ボトル502内に挿入し、この状態で不図示のバルブおよびシリンジを制御することで、管理試料ボトル502から精度管理試料1を吸引する(ステップS133)。これにより、精度管理試料1が第1試薬分注ユニット170によって分取される。
次に制御部401は、反応槽120を回転軸121を中心として周回させることで第1試薬分注位置124に所定のキュベット(以下、このキュベットを対象キュベットという)Cを配置する(ステップS134)。
次に制御部401は、不図示の駆動機構を制御して第1試薬分注ユニット170を枢回および上下動させることで第1試薬プローブ173を第1試薬分注位置124上に移動させ、この状態で不図示のバルブおよびシリンジを制御することで、分取しておいた精度管理試料1を第1試薬分注位置124に配置された対象キュベットC内に吐出する(ステップS135)。これにより、精度管理試料1が対象キュベットC内へ分注される。なお、制御部401は、何れの精度管理試料を何れのキュベットCに分注したかについての情報を、例えば記憶部405(図1参照)に記憶している。
次に制御部401は、不図示の駆動機構を制御して第1試薬分注ユニット170を枢回および上下動させることで、第1試薬分注ユニット170の第1試薬プローブ173を第1試薬プローブ洗浄ユニット190に移動し、この状態で第1試薬分注ユニット170および第1試薬プローブ洗浄ユニット190を適宜駆動することで、第1試薬プローブ173を洗浄する(ステップS136)。
また、制御部401は、第1試薬保冷庫180を回転軸181を中心として周回させることで第1試薬分取位置183に目的の分析項目に応じた第1試薬を貯溜する第1試薬ボトル182を配置させる(ステップS137)。
次に制御部401は、不図示の駆動機構を制御して第1試薬分注ユニット170を枢回および上下動させることで、第1試薬分注ユニット170における第1試薬プローブ173の先端を第1試薬分取位置183に位置された第1試薬ボトル182内に挿入し、この状態で不図示のバルブおよびシリンジを制御することで、第1試薬ボトル182から第1試薬を分取する(ステップS138)。これにより、第1試薬が第1試薬分注ユニット170によって分取される。
次に制御部401は、反応槽120を回転軸121を中心として周回させることで第1試薬分注位置124に精度管理試料1が分注された対象キュベットCを配置する(ステップS139)。
次に制御部401は、不図示の駆動機構を制御して第1試薬分注ユニット170を枢回および上下動させることで第1試薬プローブ173を第1試薬分注位置183上に移動させ、この状態で不図示のバルブおよびシリンジを制御することで、分取しておいた第1試薬を第1試薬分注位置183に配置された対象キュベットC内に吐出する(ステップS140)。これにより、第1試薬が対象キュベットC内へ分注され、対象キュベットC内に精度管理試料1と第1試薬とからなる混合液が生成される。
次に制御部401は、不図示の駆動機構を制御して第1試薬分注ユニット170を枢回および上下動させることで、第1試薬分注ユニット170の第1試薬プローブ173を第1試薬プローブ洗浄ユニット190に移動し、この状態で第1試薬分注ユニット170および第1試薬プローブ洗浄ユニット190を適宜駆動することで、第1試薬プローブ173を洗浄する(ステップS141)。
また、制御部401は、反応槽120を回転軸121を中心として周回させることで、精度管理試料1および第1試薬が分注された対象キュベットCを第1攪拌ユニット160近傍に設けられた不図示の第1攪拌位置に配置すると共に、第1攪拌ユニット160を制御することで対象キュベットC内の混合液を攪拌する(ステップS142)。これにより、対象キュベットC内に精度管理試料1および第1試薬よりなる反応液LCが生成される。なお、第1攪拌ユニット160は、キュベットC内の液体を攪拌するための攪拌棒を備えており、これを用いて対象キュベットC内の混合液が攪拌される。
次に制御部401は、第1攪拌ユニット160およびこれに備えられた洗浄部を駆動することで、対象キュベットC内の混合液の攪拌に用いた攪拌棒を洗浄する(ステップS143)。
また、制御部401は、反応槽120を回転軸121を中心として周回させることで、対象キュベットCを光源ランプセット210と受光ユニット211との間における不図示の測定位置に配置する(ステップS144)。
次に制御部401は、光源ランプセット210と受光ユニット211との間に対象キュベットCを配置させた状態で光源ランプセット210に所定波長の光を出力させると共に、対象キュベットCおよび反応液LCを透過した光を受光ユニット211に受光させることで、対象キュベットC内の反応液LCを透過した光の強度を測定する(ステップS145)。なお、受光ユニット211に取得された測定結果は、制御部401へ入力される。
次に制御部401は、測定結果を図2に示す分析部402に入力すると共に、測定結果を用いた分析を分析部402に実行させることで、対象キュベットC内に生成された反応液LCを分析する(ステップS146)。具体的には、空のキュベットCを透過した光の強度に対するキュベットCおよび反応液LCを透過した光の強度比から、反応液LCの吸光度を算出する。また、制御部401は、分析部402において得られた吸光度と、この分析を実行した際の各種パラメータなどと、を分析結果として外部記憶部420に保存する(ステップS147)。なお、外部記憶部420では、図10に示すように、ステップS122の管理分析処理を実行した日時(測定日時)と分析対象の分析項目(項目名)と使用した精度管理試料とに対応付けて、吸光度や表示値などの詳細な分析結果が、分析結果蓄積テーブル421において管理される。また、分析結果蓄積テーブル421では、過去の管理分析処理により得られた分析結果も蓄積されている。
以上のように精度管理試料1に対する測定を実行すると、次に制御部401は、目的として選択されている分析項目に応じた精度管理試料2についての測定を実行したか否かを判定する(ステップS148)。この判定の結果、精度管理試料2についての測定が実行済みでない場合(ステップS148のNo)、制御部401は、ステップS132と同様に、第1試薬保冷庫180を回転軸181を中心として周回させることで、第1試薬分取位置183に目的の分析項目に応じた精度管理試料2が貯溜された管理試料ボトル502を配置させる(ステップS149)。その後、制御部401は、ステップS133からS147を用いて説明した動作を実行することで、上記と異なる対象キュベットC内に精度管理試料2と第1試薬とからなる反応液LCを生成してこれを透過した光の強度を測定し、この測定結果を分析部402において分析して得られた結果を外部記憶部420に保存する。
また、ステップS148の判定の結果、目的として選択されている分析項目に応じた精度管理試料2についての測定が実行済みである場合(ステップS148のYes)、制御部401は、測定が実行済みでない他の分析項目が存在するか否かを判定する(ステップS150)。
ステップS150の判定の結果、測定が実行済みでない他の分析項目が存在する場合(ステップS150のYes)、制御部401は、測定が実行済みでない他の分析項目のうちいずれかを選択し、これを目的の分析項目とする(ステップS151)。その後、制御部401は、ステップS132からS150を用いて説明した動作を実行することで、目的の分析項目として選択した精度管理試料1および2並びにこの分析項目に応じた第1試薬を用いた分析を実行する。なお、分析部402において得られた分析結果は、外部記憶部420に保存される。また、ステップS150の判定の結果、測定が実行済みでない他の分析項目が存在しない場合(ステップS150のNo)、制御部401はステップS122の分析管理処理を終了し、図8に示すイニシエーション処理にリターンする。
・・・・精度管理結果表示
次に、図8のステップS123に示す精度管理結果表示処理を説明するにあたり、先に、本実施の形態による精度管理結果表示処理においてユーザへ表示される画面について説明する。
本実施の形態では、分析精度管理処理の結果をユーザへ提示する画面として、例えば、精度管理結果確認画面(分析結果)10(図11参照)を表示部404に表示し、自動分析装置1000の状態をユーザへ提示する画面としてステータス確認画面(全項目)20(図12参照)と、ステータス確認画面(共通項目)30(図13参照)と、を表示部404へ表示する。
・・・・・精度管理結果確認画面(分析結果)
ここで、精度管理結果確認画面(分析結果)10(第1画面)について、図11を用いて詳細に説明する。図11は、本実施の形態による精度管理結果確認画面(分析結果)10の一例を示す画面図である。図11に示すように、精度管理結果確認画面(分析結果)10は、画面の切り換えやグラフの切り換え等の各種操作を入力するための操作領域11と、分析結果より求めた精度管理値がプロットされたグラフを表示するための表示領域12と、を含む。
表示領域12には、図9に示す管理分析処理を行なった日時(測定日時)13と、上述したように精度管理値が2次元プロットされた2次元グラフ15と、が表示される。
なお、精度管理値は、例えば図10に示す分析結果蓄積テーブル421における分析結果に含まれる吸光度などの種々のパラメータを所定の関数に代入することで導出された数値である。また、この導出にあたっては、各パラメータの分析精度に対する寄与度や自動分析装置1000ごとの特性差などに従って重み付けがされるなど、過去の実験や運用等で得られた経験則などに基づいて最適と考えられる関数が用いられるとよい。
また、2次元グラフ15は、精度管理値から推定される分析精度が通常の分析を行なう上で許容できる範囲(以下、許容範囲という)内であることを示す領域(精度管理許容範囲15a)と、それ以外の領域、すなわち分析精度が許容できない範囲を示す領域(2次元グラフ15における精度管理許容範囲15a以外の領域:精度管理不許容範囲)とからなる。
また、2次元グラフ15は、横軸が例えば精度管理試料1の分析結果を示し、縦軸が例えば精度管理試料2の分析結果を示す。したがって、これに描画された各プロット16または16aは、1つの分析項目についての精度管理試料1の分析結果と精度管理試料2の分析結果との両方を示している。本実施の形態では、ある分析項目についての精度管理試料1および2両方の分析結果が許容範囲内にある場合、この分析項目についての測定結果を示すプロット16は、2次元グラフ15における精度管理許容範囲15a内に描画される。一方、精度管理試料1および2の少なくとも一方の分析結果が許容範囲外である場合、この分析項目についての測定結果を示すプロット16aは、精度管理許容範囲15a外に描画される。
さらに、2次元グラフ15には、全ての分析項目についての分析結果を示すプロット16および/または16aが描画される。したがって、本実施の形態によれば、複数の分析項目についての分析精度を一度に確認させることも可能となる。
このように本実施の形態では、同一の分析項目に関する複数の精度管理試料(1、2)についての分析結果を1つのグラフ(2次元グラフ15)で表示するため、ユーザに容易に分析結果を視認させて分析精度を確認させ得る確認画面(精度管理結果確認画面(分析結果)10)を実現することが可能となる。ただし、本発明ではこれに限定されず、少なくとも分析精度が許容できるものと許容できないものとを目視により確認できるように表示するものであれば、如何様にも変形することが可能である。
また、2次元グラフ15では、縦軸および横軸それぞれの中心を通る各ラインが各分析項目における管理目標値を表す。さらに、2次元グラフ15は、全ての分析項目についての精度管理許容範囲15aが互いに重畳する領域となるように、縦軸および横軸のレンジが設定されている。これにより、ユーザは共通の精度管理許容範囲15aに対して各分析項目の精度管理値が外れているかいないかを判定すれば良いため、視認による分析精度の確認をより容易化することが可能となる。なお、2次元グラフ15の表示レンジは、各分析項目についての精度管理許容範囲15aを基準に決定されるため、2次元グラフ15の表示レンジに含まれない精度管理値が導出されてしまう場合がある。このような場合、この精度管理値は、例えば2次元グラフ15の外縁またはこれよりも微小に内側の精度管理不許容範囲にプロットされる。
また、本実施の形態による制御端末400は、例えばマウス等を用いるGUI(Graphical User Interface)機能を搭載したPC(Personal Computer)などで構成される。そこで本実施の形態では、いずれかのプロット16または16aにポインタ17を合わせた場合、このプロット16または16aに対応する分析項目を特定するための情報、例えば項目名を、ポップアップ18などの構成を用いて表示してもよい。
この他、本実施の形態では、精度管理許容範囲15a外のプロット16a(第1マーク)を例えば精度管理許容範囲15a内のプロット16(第2マーク)と異なる色や大きさなどを用いて強調表示させたり、点滅表示させたりしても良い。さらに、このプロット16aについての分析項目を特定するための情報(例えば項目名)を、ポインタ17の位置に関係なく、ポップアップ18aなどを用いて表示してもよい。これにより、予め設定しておいた精度管理許容範囲15aから外れた分析項目についての注意をユーザに喚起することが可能となる。
一方、操作領域11には、過去の分析結果を2次元グラフ15に表示する操作をユーザに入力させるための操作ボタンを1つ以上含む操作ボタン群11aと、表示部404に表示する画面を自動分析装置1000のステータスを表示する画面(ステータス確認画面(全項目)20)に切り替える操作をユーザに入力させるための画面切替ボタン(『全項目表示』ボタン:第1画面切替ボタン)を1つ以上含む画面切替ボタン群11bと、が表示される。このような各種ボタンを画面中に組み込むことで、画面の切り替え操作をスムーズに行なうことが可能となるため、分析精度の確認作業を容易化することができる。
例えば、ユーザが操作ボタン群11aにおけるいずれかの操作ボタンを入力部403を用いて選択すると、制御部401は、外部記憶部420に保存されている過去分の分析結果を取得し、これを用いて精度管理結果確認画面(分析結果)10を生成して表示部404に表示する。また、制御部401は、ある過去分の分析結果の精度管理結果確認画面(分析結果)10を生成して表示させた後、一定期間経過後、さらに過去の分の分析結果を取得し、これの精度管理結果確認画面(分析結果)10を生成して表示させことも可能である。
また、ユーザが画面切替ボタン群11bにおける『全項目表示』ボタンを入力部403を用いて選択すると、制御部401は、外部記憶部420に保存されているステータス管理テーブル422から例えば精度管理値が精度管理許容範囲15aに含まれない全ての分析項目に関するステータス情報を取得し、これを用いて後述するステータス確認画面(全項目)20を生成し、これを表示部404に表示する。さらに、例えばユーザが入力部403を用いて1つ以上のプロット16および/または16aを選択した状態で『全項目表示』ボタンを選択した場合、選択されたプロット16および/または16aにそれぞれ対応する分析項目についてのステータス確認画面(全項目)20が生成されて表示されるように構成しても良い。なお、ステータス確認画面(全項目)20の例については、後述において図12を用いて詳細に説明する。
・・・・・ステータス確認画面(全項目)
次に、ステータス確認画面(全項目)20の一例について、図面を用いて詳細に説明する。図12は、本実施の形態によるステータス確認画面(全項目)20の一例を示す画面図である。図12に示すように、ステータス確認画面(全項目)20は、画面の切り替え等の各種操作を入力するための操作領域11と、精度管理許容範囲15aから外れた全ての分析項目、または、選択された全ての分析項目についてのステータス情報を表示するためのステータス表示領域22と、を含む。
ステータス表示領域22には、図9に示す管理分析処理を行なった日時(測定日時)13と、該当する分析項目とステータス情報とを提示するステータス提示域22aと、が表示される。なお、ステータス提示域22aについては、図12に示すテーブルに限らず、例えば図10のステータス管理テーブル422において管理されているステータス情報をユーザにとって視認し易い形式で表示するものであれば如何様にも変更することができる。また、ステータス提示域22aには、このステータス表示域22aの表示領域を上下または左右にスクロールする指示をユーザに入力させるためのスクロールバー22sが設けられている。
以上のように提示されたステータス情報を目視により確認することで、本実施の形態では、分析精度を低下させた要因が何れの項目に存在するかを容易に確認することが可能となるため、煩雑な作業を必要とすることなく、容易に分析精度を低下させた原因を特定することが可能となる。
一方、操作領域11には、表示部404に表示する画面を図11の精度管理結果確認画面(分析結果)10に切り替える操作をユーザに入力させるための画面切替ボタン(『分析結果表示』ボタン)と図13に示すステータス確認画面(共通項目)30に切り替えるための画面切替ボタン(『共通項目表示』ボタン:第2画面切替ボタン)とを含む画面切替ボタン群11bが表示される。
ここで、ユーザが画面切替ボタン群11bにおける『共通項目表示』ボタンを入力部403を用いて選択すると、制御部401は、ステータス確認画面(全項目)20の生成においてステータス管理テーブル422から取得したステータス情報のうち、全ての分析項目において値が同じ項目についてのステータス情報を特定し、これを用いて後述するステータス確認画面(共通項目)30を生成し、これを表示部404に表示する。なお、ステータス確認画面(共通項目)30の例については、後述において図13を用いて詳細に説明する。
・・・・・ステータス確認画面(共通項目)
次に、ステータス確認画面(共通項目)30の一例について、図面を用いて詳細に説明する。図13は、本実施の形態によるステータス確認画面(共通項目)30の一例を示す画面図である。図13に示すように、ステータス確認画面(共通項目)30は、画面の切り替え等の各種操作を入力するための操作領域11と、ステータス確認画面(全項目)20の生成において取得したステータス情報のうちの全ての分析項目において値が共通な項目についてのステータス情報を表示するためのステータス表示領域32と、を含む。
ステータス表示領域32には、図9に示す管理分析処理を行なった日時(測定日時)13と、該当する分析項目とこれらに共通のステータス情報とを提示するステータス提示域32aと、が表示される。なお、ステータス提示域32aには、このステータス表示域32aの表示領域を上下または左右にスクロールする指示をユーザに入力させるためのスクロールバーを設けても良い。
以上のように共通のステータス情報のみを提示する画面を表示することで、どの項目が分析精度を低下させる要因であったかを目視により容易に特定することが可能となる。
一方、操作領域11には、表示部404に表示する画面を図11の精度管理結果確認画面(分析結果)10に切り替える操作をユーザに入力させるための画面切替ボタン(『分析結果表示』ボタン)と図12に示すステータス確認画面(全項目)20に切り替えるための画面切替ボタン(『全項目表示』ボタン:第3画面切替ボタン)とを含む画面切替ボタン群11bが表示される。
・・・・・精度管理結果表示処理
次に、図8のステップS123に示す精度管理結果表示処理について、詳細に説明する。図14は、本実施の形態による精度管理結果表示処理の流れを示すフローチャートである。ただし、以下の説明では、簡略化のため、各画面(10、20、30)の画面切替ボタン群11bにおけるいずれかの画面切替ボタンのいずれかが選択された場合の動作に着目して説明する。
本実施の形態による精度管理結果表示処理では、図14に示すように、制御部401は、まず、図9に示す管理分析処理によって得られた精度管理試料1および2についての最新の分析結果を外部記憶部420から取得し(ステップS161)(分析結果取得手段/ステップ)、取得した分析結果から所定の関数を用いて分析項目および精度管理試料の組み合わせそれぞれについての精度管理値を算出する(ステップS162)(精度管理値導出手段/ステップ)。
次に制御部401は、算出した精度管理値がプロットされた2次元グラフ15を生成し(ステップS163)(グラフ生成手段/ステップ)、これを精度管理結果確認画面(分析結果)10のソースファイルに組み込むことで、図11に示すような精度管理結果確認画面(分析結果)10を生成する(ステップS164)。また、制御部401は、生成した精度管理結果確認画面(分析結果)10を制御端末400における表示部404に表示する(ステップS165)(グラフ表示手段/ステップ)。なお、本実施の形態では、精度管理結果確認画面(分析結果)10を含む各画面(図11〜図13参照)のソースファイルのひな型が予め例えばHTML(HyperText Markup Language)形式やXML(Extensible Markup Language)形式等で作成されており、これらが例えば外部記憶部420から適宜読み出される。したがって、制御部401は、例えば、外部記憶部420からソースファイルを読み出し、これの所定箇所に生成した2次元グラフ15(図11参照)へのリンクを組み込むことで、各画面(10、20、30等)を表示するためのデータを生成する。
次に制御部401は、精度管理結果表示処理の終了指示(以下、表示終了指示という)がユーザから入力されたか否かを判断する(ステップS166)。これは例えば、制御部401が、入力部403のキーボードにおけるエスケープ(Esc)キーがユーザにより押下されたか否かを判断することで実現することができる。表示終了指示が入力された場合(ステップS166のYes)、制御部401は、精度管理結果表示処理を終了し、図8に示すイニシエーション処理にリターンする。
一方、表示終了指示が入力されていない場合(ステップS166のNo)、制御部401は、次に、表示中の画面(10、20、30)の画面切替ボタン群11bにおけるいずれかの画面切替ボタンが入力部403を用いてポインタ17を操作することでクリック(選択)されたか否かを判断する。この判断において、制御部401は、まず、画面切替ボタンである『分析結果表示』ボタンがクリックされたか否かを判断する(ステップS167)。なお、『分析結果表示』ボタンは、ユーザが図11に示す精度管理結果確認画面(分析結果)10を表示部404に表示させる指示を入力するための画面切替ボタンである。
『分析結果表示』ボタンがクリックされた場合(ステップS167のYes)、制御部401は、ステップS161へ帰還して精度管理結果確認画面(分析結果)10の生成および表示(ステップS161〜S165)をした後、ステップS166の判断を実行する。
一方、『分析結果表示』ボタンがクリックされていない場合(ステップS167のNo)、制御部401は、次に、『全項目表示』ボタンがクリックされたか否かを判断する(ステップS168)。なお、『全項目表示』ボタンは、ユーザが図12に示すステータス確認画面(全項目)20を表示部404に表示させる指示を入力するための画面切替ボタンである。
『全項目表示』ボタンがクリックされた場合(ステップS168のYes)、制御部401は、外部記憶部420のステータス管理テーブル422において管理されているステータス情報のうち、ユーザにより選択されたプロット16および/または16aに対応する分析項目または2次元グラフ15において精度管理許容範囲15aから外れている分析項目に対応付けられているステータス情報を取得し(ステップS169)、取得したステータス情報をテーブルに当てはめてこれをステータス確認画面(全項目)20のソースファイルに組み込むことで、図12に示すようなステータス確認画面(全項目)20を生成する(ステップS170)。また、制御部401は、生成したステータス確認画面(全項目)を制御端末400における表示部404に表示する(ステップS171)(ステータス表示手段/ステップ)。その後、制御部401は、ステップS166へ帰還する。なお、ステータス確認画面(全項目)20に表示させる分析項目に対応付けられているプロット16および/または16aの選択は、ユーザが入力部403からポインタ17を操作して1つ以上のプロット16および/または16aをそれぞれクリックするように構成することができる(分析項目選択手段/ステップ)。
一方、『全項目表示』ボタンがクリックされていない場合(ステップS168のNo)、制御部401は、次に、『共通項目表示』ボタンがクリックされたか否かを判断する(ステップS172)。なお、『共通項目表示』ボタンは、ユーザが図13に示すステータス確認画面(共通項目)30を表示部404に表示させる指示を入力するための画面切替ボタンである。なお、本説明では、簡略化のため、『共通項目表示』ボタンを精度管理結果確認画面(分析結果)10に含めていないが、本発明はこれに限定されず、含めても良い。
ステップS172の判断の結果、『共通項目表示』ボタンがクリックされた場合(ステップS172のYes)、制御部401は、ステップS169においてステータス管理テーブル422から取得したステータス情報のうち項目ごとに値が共通するステータス情報を特定し(ステップS173)(共通項目特定手段/ステップ)、特定したステータス情報をテーブルに当てはめてこれをステータス確認画面(共通項目)30のソースファイルに組み込むことで、図13に示すようなステータス確認画面(共通項目)30を生成する(ステップS174)。また、制御部401は、生成したステータス確認画面(共通項目)30を制御端末400における表示部404に表示する(ステップS175)(共通ステータス表示手段/ステップ)。その後、制御部401は、ステップS166へ帰還する。
以上のような構成および動作により、本実施の形態では、複数の分析項目それぞれに関して取得した複数の精度管理試料についての分析精度を示す精度管理値を1つの2次元グラフ15に描画して表示することが可能であるため、画面を切り替えるなどの煩雑な作業を必要とすることなく、複数の分析項目それぞれに関する複数の管理試薬についての分析精度を視認によって容易に確認することが可能となる。また、精度管理許容範囲15aを外れた分析項目、すなわち分析処理において許容できない精度の分析項目に関係する項目のステータス情報をステータス確認画面(全項目)20でユーザに容易に確認させることが可能であるため、煩雑な作業を必要とすることなく、容易に分析精度を低下させた原因をユーザに特定させることが可能となる。さらに本実施の形態では、精度管理許容範囲15aを外れた1つ以上の分析項目に共通する項目に関するステータス情報をステータス確認画面(共通項目)30を用いて選択的に表示することが可能であるため、より容易に分析精度を低下させた原因をユーザに特定させることが可能となる。
(変形例)
また、図15に、本実施の形態によるステータス確認画面(全項目)20の変形例を示す。図15に示すように、ステータス確認画面(全項目)20Aでは、ステータス確認画面(全項目)20Aの生成において取得したステータス情報のうちの全ての分析項目において値が共通な項目についてのステータス情報22Hがハイライトや太字や強調色などで表示される。これは、制御部401が、例えば図14のステップS169においてステータス管理テーブル422から取得したステータス情報のうち項目ごとに値が共通するステータス情報を特定し、ステップS170においてこれが強調表示されたステータス確認画面(全項目)20Aを生成するように構成することで実現することができる。
以上のように共通のステータス情報を強調して表示することで、どの項目が分析精度を低下させる要因であったかを目視により容易に特定することが可能となる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2による自動分析装置について詳細に説明する。なお、本実施の形態による自動分析装置の構成および動作は、本発明の実施の形態1による自動分析装置1000と同様である。したがって、本実施の形態では、これを引用することで、その詳細な説明を省略する。ただし、本実施の形態による自動分析装置では、図11に示す精度管理結果確認画面(分析結果)10が図16に示す精度管理結果確認画面(分析結果)40に置き換えられる。
・・・精度管理結果確認画面(分析結果)
本実施の形態による精度管理結果確認画面(分析結果)40は、図16に示すように、画面の切り替えやグラフの切り替え等の各種操作を入力するための操作領域11と、分析結果がプロットされたグラフを表示するための表示領域42と、を含む。
表示領域42には、図9に示す管理分析処理と同様の管理分析処理を行なった日時(測定日時)13と、この管理分析処理により得られた分析結果がプロットされたグラフ45と、が表示される。
グラフ45は、下限45LLと上限45ULとで挟まれた領域である精度管理許容範囲45aと、精度管理許容範囲45a外の領域と、からなる。このグラフ45は、縦軸が分析結果として得られた値を示し、横軸が複数の分析項目のうちいずれかの分析項目を示す2次元グラフである。したがって、グラフ45では、複数の分析項目についての分析結果が横方向に並列表示されている。隣接する分析項目は、所定間隔を隔てて配置される。
グラフ45には、分析項目それぞれについて、精度管理試料1と精度管理試料2との分析結果がそれぞれ別々のプロット46、46a、47または47aで描画されている。例えば精度管理試料1についての分析結果を示すプロット46、46aは、精度管理試料2についての分析結果を示すプロット47、47aと異なる形状または色などで表現される。
また、本実施の形態では、ある分析項目についての精度管理試料1の分析結果が許容範囲内にある場合、この分析項目についての分析結果を示すプロット46はグラフ45における精度管理許容範囲45a内に描画され、同じくある分析項目についての精度管理試料2の分析結果が許容範囲内にある場合、この分析項目についての分析結果を示すプロット47はグラフ45における精度管理許容範囲45a内に描画される。一方、精度管理試料1の分析結果が許容範囲外である場合、この分析項目についての分析結果を示すプロット46aは精度管理許容範囲15a外に描画され、同じく精度管理試料2の分析結果が許容範囲外である場合、この分析項目についての分析結果を示すプロット47aは精度管理許容範囲45a外に描画される。
さらに、グラフ45には、全ての分析項目についての分析結果を示すプロット46、46a、47および/または47aが描画される。したがって、本実施の形態によれば、複数の分析項目についての分析精度を1つのグラフ(グラフ45)で確認させることも可能となる。
このように本実施の形態では、同一の分析項目に関する複数の精度管理試料についての分析結果を1つのグラフ(グラフ45)で表示するため、ユーザに容易に分析結果を視認させて分析精度を確認させ得る確認画面(精度管理結果確認画面(分析結果)40)を実現することが可能となる。
また、グラフ45では、縦軸および横軸それぞれの中心を通る各ラインが各分析項目における管理目標値を表す。さらに、グラフ45は、全ての分析項目についての精度管理許容範囲45aが縦軸方向において幅の等しい帯状の領域で表示されるように、縦軸のレンジが設定されている。これにより、ユーザは分析項目の配列方向である横方向に延在する帯状の精度管理許容範囲45aに対して各分析項目の精度管理値が外れているかいないかを判定すれば良いため、視認による分析精度の確認をより容易化することが可能となる。
また、表示領域42には、この表示領域42の表示域を左右にスクロールする指示をユーザに入力させるためのスクロールバー42sが設けられている。これにより、一度に表示しきれない分析項目についての分析結果も1つのグラフに組み込むことが可能となる。なお、スクロールする方向は左右に限らず、上下であってもよい。この場合、グラフ45は、上下方向に複数段とされる。ただし、本発明ではこれに限定されず、例えばグラフ45において横方向に配列させる分析項目の間隔を適宜狭めることで、全ての分析項目についての分析結果を一度に表示できるように構成してもよい。
なお、本実施の形態では、精度管理許容範囲45a外のプロット46a、47aを例えば精度管理許容範囲45a内のプロット46、47と異なる色や大きさなどを用いて強調表示させたり、点滅表示させたりしても良い。また、ユーザが入力部403を用いてグラフ45におけるいずれかのプロット46、46a、47または47a、あるいは、グラフ45下部に描画された項目名を選択した場合、本実施の形態では、選択されたプロットまたは項目名に対応する分析項目についての分析結果の詳細を表示するように構成してもよい。なお、この詳細を表示する精度管理結果確認画面(個別)20は、本発明の実施の形態1において図9を用いて説明した画面と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
一方、操作領域11には、本発明の実施の形態1と同様に、操作ボタン群11aと画面切替ボタン群11bとが表示される。
以上のような構成および動作により、本実施の形態では、本発明の実施の形態1と同様に、複数の分析項目それぞれに関して取得した複数の精度管理試料についての分析精度を示す精度管理値を1つのグラフ45に描画して表示することが可能であるため、画面を切り替えるなどの煩雑な作業を必要とすることなく、複数の分析項目それぞれに関する複数の管理試薬についての分析精度を視認によって容易に確認することが可能となる。
なお、精度管理許容範囲45aから外れた分析項目またはユーザにより選択された分析項目についてのステータス情報を表示する場合の動作等は、本発明の実施の形態と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、上記実施の形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは上記記載から自明である。
また、上記実施の形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは上記記載から自明である。