JP5185591B2 - 有機el素子 - Google Patents
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Description
このような有機EL素子は、自発光型素子としての利点を活かし、発光効率、画質、消費電力さらには薄型のデザイン性に優れた発光素子として期待されている。
このような燐光材料を用いることにより75%以上、理論上100%近い値の内部量子効率を実現でき、高効率、低消費電力の有機EL素子が得られる。
そして、注入されたエネルギーから効率よく励起子を生成するとともに励起子エネルギーを効率よく発光に繋げるため、ホストで生成された励起子エネルギーをドーパントに移動させ、ドーパントから発光が得られる構成が採用される。
3重項エネルギーギャップが有効に大きい材料としては、CBP(4,4’-bis(N-carbazolyl)biphenyl)が代表的に知られている。
このCBPをホストとすれば、所定の発光波長(例えば、緑、赤)を示す燐光材料にエネルギー移動させて高効率の発光素子を得ることができる。
しかし、蛍光発光層用のホスト材料では、1重項は蛍光ドーパントの1重項エネルギーギャップEg(S)よりも大きいが、3重項エネルギーギャップEg(T)は必ずしも大きくないため、単純には燐光用ホストに転用できない。
例えば、蛍光発光層のホスト材料としてはアントラセン誘導体、ピレン誘導体、ナフタセン誘導体などが良く知られているが、このような化合物では3重項エネルギーギャップEg(T)が1.9eV程度であるため、450nmから750nmの可視光領域の発光波長にはエネルギーギャップが足りず、アントラセン誘導体は燐光材料のホストとして不適である。
そこで、本発明の目的は、高効率かつ長寿命な燐光発光性の有機EL素子を提供することにある。
また、蛍光ホストとしてよく知られたアントラセン誘導体では赤色発光の燐光ドーパントにもホストとして不適であるが、本発明のホスト材料は3重項エネルギーギャップが2.1eV以上であることから、有効に赤色の発光を示す燐光ドーパントを発光させることができる。
また、本発明では、ホスト材料の骨格を多環式縮合環とすることにより、分子の安定性を高くし素子寿命を長くすることができる。
このとき、骨格部の核原子数が少なすぎると分子の安定性が十分に高くならないため核原子数は14以上とする一方、多環式縮合環の環数が多くなりすぎるとHOMO−LUMOギャップが狭くなって3重項エネルギーギャップが有用な発光波長に満たなくなるので核原子数は30以下とする。
これにより有用な発光波長を示す燐光発光層のホスト材料として好適なホスト材料とすることができる。
しかしCBPでは確かに3重項エネルギーギャップEg(T)は広いが、寿命が短いという問題があった。
このように、本発明によれば、上述のホスト材料を用いて燐光発光層を構成するので、高効率かつ長寿命な燐光発光の有機EL素子を得ることができる。
R3’はアルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびアラルキルからなる群から選択された置換基であり、R3’は1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R5はアリールおよびヘテロアリールからなる群から選択された置換基であり、前記アリールまたはヘテロアリールは、置換されていないか、または任意選択で、1以上の非芳香族基によって置換されており、
環Aは、金属に対して配位される少なくとも1つの窒素原子を有する芳香族複素環式または縮合芳香族複素環式環であり、環Aは1以上の非芳香族基によって、任意選択で置換されていることができ、
R3は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
R4は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
加えてまたは代わりに、R3およびR4は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、前記環式基は、1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R6は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
あるいは、R3’およびR6は、−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−および−N=CR−から選択された基によって架橋されていてもよく、
それぞれのRは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはアラルキルであり、Rは1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
それぞれのZは独立に、ハロゲン、R’、O−R’、N(R’)2、SR’、C(O)R’、C(O)OR’、C( O)N(R’)2、CN、NO2、SO2、SOR’、SO2R’、またはSO3R’であり、
それぞれのR’は、独立に、H、アルキル、ペルハロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである。
すなわち、各材料をEPA溶媒(容積比でジエチルエーテル:イソペンタン:エタノール=5:5:2)に10μmol/Lで溶解し、燐光測定用試料とする。
そして、燐光測定用試料を石英セルに入れ、77Kに冷却し、励起光を照射し、放射される燐光の波長を測定する。
得られた燐光スペクトルの短波長側の立ちあがりに対して接線を引き、この接線とベースラインとの交点の波長値をエネルギーに換算した値を3重項エネルギーギャップEg(T)とする。
なお、測定には、例えば、市販の測定装置F−4500(日立製)を用いることができる。
ただし、このような規定によらず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で3重項エネルギーギャップとして定義できる値であればよい。
言い換えると、本明細書において、蛍光ホストとは、蛍光ドーパントを含有する蛍光発光層を構成する材料を意味し、蛍光材料のホストにしか利用できないものを意味しているわけではない。同様に燐光ホストとは、燐光ドーパントを含有する燐光発光層を構成する材料を意味し、燐光材料のホストにしか利用できないものを意味しているわけではない。
多環式縮合芳香族骨格部が複数の置換基を有する場合、それらが環を形成していてもよい。
アリール基やヘテロアリール基を置換基として導入することにより、エネルギーギャップの調整や分子会合の防止による長寿命化を図ることができる。
ここで、カルバゾール基を置換基として導入すると、イオン化ポテンシャルが大きくなるなどにより3重項エネルギーギャップが広くなって、より短波長の燐光ドーパントに対してもホストとして適用できるが、概して酸化に弱いカルバゾール基の導入は寿命を短くすることに繋がるため好ましくない。
この点、本発明では、置換基からカルバゾール基を除き、エネルギーギャップは狭くなるものの寿命が長いものとすることができる。
また、前記多環式縮合芳香族骨格部は、フェナントレン、クリセン、フルオランテン、トリフェニレンを有する基で置換されていることが好ましい。
式(3)で表される化合物としては、例えば、置換または無置換のアセナフチレン、アセナフテン、フルオランテンなどが挙げられる。
式(4)で表される化合物としては、例えば、置換または無置換のベンゾフルオランテンなどが挙げられる。
このようなフェナントレン誘導体としては、例えば、下記のものが挙げられる。
なお、アリール基とは、例えば、フェニル基、ナフチル基などの炭素環式芳香族基、例えば、フリル基、チエニル基、ピリジル基などの複素環式芳香族基を表す。
R4’、R5’、およびR6’は、それぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルであり; R4’、R5’、およびR6’は、1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R4’およびR5’、またはR5’およびR6’、またはR3およびR4のいずれか1以上は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;前記環式基は1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R3’およびR6は、式:−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−、−N=CR−を有する基によって連結され、Rは、H、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から選択される。
特に、R5は、フェニルであることが好ましい。
R3’はアルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびアラルキルからなる群から選択された置換基であり、R3’は1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R5はアリールおよびヘテロアリールからなる群から選択された置換基であり、前記アリールまたはヘテロアリールは、置換されていないか、または任意選択で、1以上の非芳香族基によって置換されており、
環Aは、前記金属Mに対して配位される少なくとも1つの窒素原子を有する芳香族複素環式または縮合芳香族複素環式環であり、環Aは1以上の非芳香族基によって、任意選択で置換されていることができ、
R3は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
R4は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
加えてまたは代わりに、R3およびR4は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、前記環式基は、1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R6は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
あるいは、R3’およびR6は、−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−および−N=CR−から選択された基によって架橋されていてもよく、
それぞれのRは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはアラルキルであり、Rは1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
それぞれのZは独立に、ハロゲン、R’、O−R’、N(R’)2、SR’、C(O)R’、C(O)OR’、C( O)N(R’)2、CN、NO2、SO2、SOR’、SO2R’、またはSO3R’であり、
それぞれのR’は、独立に、H、アルキル、ペルハロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、
(X−Y)は、補助配位子であり、
mは、1から、前記金属に結合しうる配位子の最大数までの値であり、
m+nは、前記金属に結合しうる配位子の最大数である。
m(特定の種類の光活性配位子の数)は、1から、金属に結合しうる配位子の最大の数までの任意の整数でありうる。例えば、Irに関しては、mは、1、2または3でありうる。n(特定の種類の「補助」配位子の数)は、0から、金属に結合しうる配位子の最大の数未満の整数までの任意の整数でありうる。(X−Y)は、補助配位子を示す。これらの配位子は、光活性特性に直接寄与するのではなく、分子の光活性特性を変更することができると考えられているので、「補助」と呼ばれる。光活性および補助の定義は、非限定的な理論を目的とするものである。例えばIrの場合、二座配位子について、nは0、1または2でありうる。発光材料において使用される補助配位子を、当業界で公知であるものから選択することができる。補助配位子の非限定的な例は、参照により援用するLamanskyらのPCT出願WO02/15645A1の89〜90頁に記載されている。好ましい補助配位子には、アセチルアセトネート(acac)およびピコリネート(pic)、およびこれらの誘導体が含まれる。好ましい補助配位子は、以下の構造を有する。
R4’、R5’、およびR6’は、それぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルであり; R4’、R5’、およびR6’は、1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R4’およびR5’、またはR5’およびR6’、またはR3およびR4のいずれか1以上は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;前記環式基は1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R3’およびR6は、式:−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−、−N=CR−を有する基によって連結され、Rは、H、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から選択される。
特に、R5は、フェニルであることが好ましい。
特に、Mは、Irであることが好ましい。
また、本発明では、前記式(21)中、mは2であり、nは1であってもよい。
例えば、Irに関して、mは3であり、構造は、「トリス(tris)」構造と呼ばれうる。トリス構造は、特に安定であると考えられるので好ましい。
一実施形態においては、m+nは、問題にしている金属に結合しうる二座配位子の総数に等しく、例えば、Irについては3である。別の実施形態では、m+nは、金属に結合しうる二座配位子の最大数未満であることができ、この場合は、他の配位子( 補助、光活性、またはその他のもの) もまた、金属に結合しうる。金属に結合される異なった光活性配位子が存在する場合は、それぞれの光活性配位子は式(1)で示された構造を有することが好ましい。
また、本発明では、前記式(24)中、mは2であり、nは1であってもよい。
最高発光輝度の波長は、580nm以上680nm以下であることがより好ましく、600nm以上660nm以下であることがさらに好ましい。
このような発光波長の燐光ドーパントを本発明のホスト材料にドープして発光層を構成することにより、高効率な発光素子とできる。
また、アリーレン基としては、フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニレン基、アントラニレン基、ペリレニレン基、ピレニレン基などが挙げられる。そして、これらへの置換基としては炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基またはシアノ基等が挙げられる。この電子伝達化合物は、薄膜形成性の良好なものが好ましく用いられる。そして、これら電子伝達性化合物の具体例としては、下記のものを挙げることができる。
また、上記式で表されるAr1において、R1〜R8は、いずれも水素原子である含窒素複素環誘導体。
このような構成によれば、有機EL素子における発光輝度の向上や長寿命化が図られる。
ここで、還元性ドーパントとは、電子輸送性化合物を還元できる物質と定義される。したがって、一定の還元性を有するものであれば、様々なものが用いられ、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属、アルカリ金属の酸化物、アルカリ金属のハロゲン化物、アルカリ土類金属の酸化物、アルカリ土類金属のハロゲン化物、希土類金属の酸化物または希土類金属のハロゲン化物、アルカリ金属の有機錯体、アルカリ土類金属の有機錯体、希土類金属の有機錯体からなる群から選択される少なくとも一つの物質を好適に使用することができる。
これらのうち、より好ましい還元性ドーパントは、K、RbおよびCsからなる群から選択される少なくとも1つのアルカリ金属であり、さらに好ましくは、RbまたはCsであり、最も好ましいのは、Csである。これらのアルカリ金属は、特に還元能力が高く、電子注入域への比較的少量の添加により、有機EL素子における発光輝度の向上や長寿命化が図られる。また、仕事関数が2.9eV以下の還元性ドーパントとして、これら2種以上のアルカリ金属の組み合わせも好ましく、特に、Csを含んだ組み合わせ、例えば、CsとNa、CsとK、CsとRbあるいはCsとNaとKとの組み合わせであることが好ましい。Csを組み合わせて含むことにより、還元能力を効率的に発揮することができ、電子注入域への添加により、有機EL素子における発光輝度の向上や長寿命化が図られる。
図1に、本実施形態の有機EL素子の概略構成を示す。
有機EL素子1は、透明な基板2と、陽極3と、陰極4と、陽極3と陰極4との間に配置された有機薄膜層10と、を有する。
有機薄膜層10は、ホストおよび燐光ドーパントを含む燐光発光層5を有するが、燐光発光層5と陽極3との間に正孔注入・輸送層6等、燐光発光層5と陰極4との間に電子注入・輸送層7等を備えていてもよい。
また、燐光発光層5の陽極3側に電子ブロック層を、燐光発光層5の陰極4側に正孔ブロック層を、それぞれ設けてもよい。
これにより、電子や正孔を燐光発光層5に閉じ込めて、燐光発光層5における励起子の生成確率を高めることができる。
次に、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例の記載内容に何ら制限されるものではない。
なお、下の表3には、各材料の物性値を記載したところ、これら物性値は次のように測定した。
3重項エネルギーギャップEg(T)は、燐光発光スペクトルに基づいて規定した。
すなわち、各材料をEPA溶媒(容積比でジエチルエーテル:イソペンタン:エタノール=5:5:2)に10μmol/Lで溶解し、燐光測定用試料とする。
そして、燐光測定用試料を石英セルに入れ、77Kに冷却し、励起光を照射し、放射される燐光の波長を測定する。
得られた燐光スペクトルの短波長側の立ちあがりに対して接線を引き、この接線とベースライン(吸収ゼロ)との交点の波長値をエネルギーに換算した値を3重項エネルギーギャップEg(T)とする。
なお、測定には市販の測定装置F−4500(日立製)を用いた。
アフィニティ準位Afは、イオン化ポテンシャルIpと光学エネルギーギャップEg(S)とにより次のように規定する。
Af=Ip−Eg(S)
ここで、イオン化ポテンシャルIpは、各材料の化合物から電子を取り去ってイオン化するために要するエネルギーを意味し、例えば、紫外線光電子分光分析装置(AC−3、理研(株)計器)で測定した値である。
光学エネルギーギャップEg(S)は、伝導レベルと価電子レベルとの差をいい、例えば、各材料のトルエン希薄溶液の吸収スペクトルの長波長側接線とベースライン(吸収ゼロ)との交点の波長値をエネルギーに換算して求めた。
25mm×75mm×1.1mm厚のITO透明電極付きガラス基板(ジオマティック社製)を、イソプロピルアルコール中で5分間、超音波洗浄した後、UVオゾン洗浄を30分間行なった。
洗浄後の透明電極ライン付きガラス基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに装着し、まず透明電極ラインが形成されている側の面上に、透明電極を覆うようにして厚さ55nmの4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル膜(以下「NPD膜」と略記する。)を抵抗加熱蒸着により成膜した。このNPD膜は正孔注入・輸送層として機能する。
次に、NPD膜上に、厚さ20nmの4,4',4''-Tris(carbazol-9-yl)triphenylamine膜(以下「TCTA膜」と略記する。)を抵抗加熱蒸着により成膜した。
このTCTA膜は電荷ブロック層として機能する。
さらに、TCTA膜上に、下記式(H1)であらわされる化合物を抵抗加熱蒸着により厚さ30nmで成膜した。同時に燐光ドーパントとして、下記式(D1)で表される化合物を、化合物(H1)に対し質量比で5%になるように蒸着した。この膜は、燐光発光層として機能する。
次に、この燐光発光層上に、下記式(HB)で表される化合物を、抵抗加熱蒸着により厚さ10nmになるように成膜した。この化合物(HB)の膜は正孔ブロック層として機能する。
この膜上に膜厚30nmのトリス(8−キノリノール)アルミニウム(Alq)錯体を成膜した。これは、電子注入層として機能する。
この後、還元性ドーパントであるLi(Li源:サエスゲッター社製)とAlqを二元蒸着させ、電子注入層としてAlq:Li膜(膜厚0.5nm)を形成した。
このAlq:Li膜上に金属Alを蒸着させて金属陰極(膜厚150nm)を形成し、有機EL発光素子を形成した。
化合物(H1)の代わりに下記式(H2)〜式(H7)で表される化合物を用いた以外は、実施例1と同様にして有機EL素子を作製した。
化合物(H1)の代わりにCBP、下記式(H8)または式(H9)で表される化合物を用いた以外は、実施例1と同様にして有機EL素子を作製した。
化合物(D1)の代わりに下記式(D2)で表される化合物を燐光ドーパントとして用いた以外は、それぞれ実施例1、参考実施例2、実施例3〜7と同様にして有機EL素子を作製した。
[比較例4〜6]
化合物(D1)の代わりに下記式(D2)で表される化合物を燐光ドーパントとして用いた以外は、それぞれ比較例1〜3と同様にして有機EL素子を作製した。
以上のように作製した有機EL素子に直流電流を流して発光させ、発光色度と、輝度(L)と、電圧と、を測定した。
これを基に外部量子効率(EQE)を求めた。また、初期輝度1000cd/m2で直流の連続通電試験を行って各有機EL素子の半減寿命を測定した。
その結果を下記の表1および表2に、また、化合物(H1)〜(H9)およびCBPの励起1重項エネルギーギャップ(Eg(S))、励起3重項エネルギーギャップ(Eg(T))を下記の表3に示す。
これに対し、従来のホスト材料であるCBPを用いた比較例1、4では、寿命が短い。
また、比較例2、3および比較例5、6では、3重項エネルギーギャップの狭い化合物を燐光発光ドーパントのホストに用いているため、ホストから燐光ドーパントにエネルギー移動が生じず、燐光ドーパントの発光が観測されなかった。
例えば次のような変更も本発明の好適な変形例である。
本発明では、前記発光層が電荷注入補助材を含有していることが好ましい。
上述のようなエネルギーギャップが広いホスト材料を用いて燐光発光層を形成した場合、ホスト材料のイオン化ポテンシャル(Ip)と正孔注入・輸送層等のIpとの差が大きくなり、燐光発光層への正孔の注入が困難となり、十分な輝度を得るための駆動電圧が上昇するおそれがある。
このような場合、燐光発光層に、正孔注入・輸送性の電荷注入補助剤を含有させることで、燐光発光層への正孔注入を容易にし、駆動電圧を低下させることができる。
電荷注入補助剤としては、例えば、一般的な正孔注入・輸送材料等が利用できる。
具体例としては、トリアゾール誘導体(米国特許3,112,197号明細書等参照)、オキサジアゾール誘導体(米国特許3,189,447号明細書等参照)、イミダゾール誘導体(特公昭37−16096号公報等参照)、ポリアリールアルカン誘導体(米国特許3,615,402号明細書、同第3,820,989号明細書、同第3,542,544号明細書、特公昭45−555号公報、同51−10983号公報、特開昭51−93224号公報、同55−17105号公報、同56−4148号公報、同55−108667号公報、同55−156953号公報、同 56−36656号公報等参照)、
ピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体(米国特許第3,180,729号明細書、同第4,278,746号明細書、特開昭55−88064号公報、同55−88065号公報、同49−105537号公報、同55−51086号公報、同56−80051号公報、同56−88141号公報、同57−45545号公報、同54−112637号公報、同55−74546号公報等参照)、フェニレンジアミン誘導体(米国特許第3,615,404号明細書、特公昭51−10105号公報、同46−3712号公報、同47−25336号公報、同54−119925号公報等参照)、アリールアミン誘導体(米国特許第3,567,450号明細書、同第3,240,597号明細書、同第3,658,520号明細書、同第4,232,103号明細書、同第4,175,961号明細書、同第4,012,376号明細書、特公昭49−35702号公報、同39−27577号公報、特開昭55−144250号公報、同56−119132号公報、同56−22437号公報、西独特許第1,110,518号明細書等参照)、アミノ置換カルコン誘導体(米国特許第3,526,501号明細書等参照)、オキサゾール誘導体(米国特許第3,257,203号明細書等に開示のもの)、スチリルアントラセン誘導体(特開昭56−46234号公報等参照)、フルオレノン誘導体(特開昭54−110837号公報等参照)、ヒドラゾン誘導体(米国特許第3,717,462号明細書、特開昭54−59143号公報、同55−52063号公報、同55−52064号公報、同55−46760号公報、同57−11350号公報、同57−148749号公報、特開平2−311591号公報等参照)、スチルベン誘導体(特開昭61−210363号公報、同第61−228451号公報、同61−14642号公報、同61−72255号公報、同62−47646号公報、同62−36674号公報、同62−10652号公報、同62−30255号公報、同60−93455号公報、同60−94462号公報、同60−174749号公報、同60−175052号公報等参照)、シラザン誘導体(米国特許第4,950,950号明細書)、ポリシラン系(特開平2−204996号公報)、アニリン系共重合体(特開平2−282263号公報)、導電性高分子オリゴマー(特にチオフェンオリゴマー)等を挙げることができる。
また、米国特許第5,061,569号に記載されている2個の縮合芳香族環を分子内に有する、例えば、4,4’−ビス(N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ)ビフェニル(以下NPDと略記する)、また特開平4−308688号公報に記載されているトリフェニルアミンユニットが3つスターバースト型に連結された4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(以下MTDATAと略記する)等を挙げることができる。
また、特許公報第3614405号、3571977号または米国特許4,780,536に記載されているヘキサアザトリフェニレン誘導体等も正孔注入性の材料として好適に用いることができる。
また、p型Si、p型SiC等の無機化合物も正孔注入材料として使用することができる。
2 基板
3 陽極
4 陰極
5 燐光発光層
6 正孔注入・輸送層
7 電子注入・輸送層
10 有機薄膜層
Claims (41)
- 陽極と、陰極と、前記陽極と前記陰極との間に設けられた有機薄膜層と、を備えた有機EL素子であって、
前記有機薄膜層は、ホストおよび燐光ドーパントを含む燐光発光層を有し、
前記ホストは、
置換または無置換で核原子数14から30の多環式縮合芳香族骨格部を有し、かつ、最低励起3重項エネルギーギャップが2.1eV以上2.7eV以下であるホスト材料を含有し、
前記燐光ドーパントは、下記式(1)で表される配位子を有し、
前記多環式縮合芳香族骨格部は、下記式(3)、式(4)、式(51)、式(52)、式(53)、或いは、式(54)のいずれかで表される
ことを特徴とする有機EL素子。
(式(1)中、
R3’はアルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびアラルキルからなる群から選択された置換基であり、R3’は1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R5はアリールおよびヘテロアリールからなる群から選択された置換基であり、前記アリールまたはヘテロアリールは、置換されていないか、または任意選択で、1以上の非芳香族基によって置換されており、
環Aは、金属に対して配位される少なくとも1つの窒素原子を有する芳香族複素環式または縮合芳香族複素環式環であり、環Aは1以上の非芳香族基によって、任意選択で置換されていることができ、
R3は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
R4は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
加えてまたは代わりに、R3およびR4は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、前記環式基は、1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R6は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
あるいは、R3’およびR6は、−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−および−N=CR−から選択された基によって架橋されていてもよく、 それぞれのRは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはアラルキルであり、Rは1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
それぞれのZは独立に、ハロゲン、R’、O−R’、N(R’)2、SR’、C(O)R’、C(O)OR’、C( O)N(R’)2、CN、NO2、SO2、SOR’、SO2R’、
またはSO3R’であり、
それぞれのR’は、独立に、H、アルキル、ペルハロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである。)
(式(3)〜式(4)中、Ar 2 〜Ar 4 は、置換または無置換の核炭素数4から10の縮合環構造を表す。) - 請求項1に記載の有機EL素子において、
前記多環式縮合芳香族骨格部は、2価以上の基として化学構造式中に含まれる
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項1に記載の有機EL素子において、
前記多環式縮合芳香族骨格部は、置換基を有し、
前記置換基は、置換または無置換のアリール基またはヘテロアリール基(ただし、カルバゾール骨格を有するものを除く)である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項2に記載の有機EL素子において、
前記多環式縮合芳香族骨格部は、置換または無置換のクリセンジイル、フルオランテンジイルの群から選ばれる
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項4に記載の有機EL素子において、
前記多環式縮合芳香族骨格部は、フェナントレン、クリセン、フルオランテン、トリフェニレンを有する基で置換されている
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の有機EL素子において、
前記式(1)で表される配位子は、下記式(5)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
(式(5)中、
R4’、R5’、およびR6’は、それぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルであり; R4’、R5’、およびR6’は、1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R4’およびR5’、またはR5’およびR6’、またはR3およびR4のいずれか1以上は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;前記環式基は1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R3’およびR6は、式:−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−、−N=CR−を有する基によって連結され、Rは、H、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から選択される。) - 請求項6に記載の有機EL素子において、
前記式(5)で表される配位子は、下記式(6)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項6に記載の有機EL素子において、
前記式(5)で表される配位子は、下記式(7)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項6に記載の有機EL素子において、
前記式(5)で表される配位子は、下記式(8)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項6に記載の有機EL素子において、
前記式(5)中、R5は、置換されているかまたは置換されていないフェニル、ナフチルまたはピリジルである
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項10に記載の有機EL素子において、
R5は、フェニルである
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項10または請求項11に記載の有機EL素子において、
前記式(5)中、R3’は、メチル基である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項6に記載の有機EL素子において、
前記式(5)で表される配位子は、下記式(9)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
(式(9)中、R5’およびR6’はHであり、および加えてまたは代わりに、一緒になって縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである。) - 請求項13に記載の有機EL素子において、
前記式(9)で表される配位子は、下記式(10)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項14に記載の有機EL素子において、
前記式(10)で表される配位子は、下記式(11)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項13に記載の有機EL素子において、
前記式(9)で表される配位子は、下記式(12)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項16に記載の有機EL素子において、
前記式(12)で表される配位子は、下記式(13)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項1から請求項5のいずれかに記載の有機EL素子において、
前記燐光ドーパントは、下記式(14)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
(式(14)中、Mは40を超える原子量を有する金属であり、
R3’はアルキル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびアラルキルからなる群から選択された置換基であり、R3’は1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R5はアリールおよびヘテロアリールからなる群から選択された置換基であり、前記アリールまたはヘテロアリールは、置換されていないか、または任意選択で、1以上の非芳香族基によって置換されており、
環Aは、前記金属Mに対して配位される少なくとも1つの窒素原子を有する芳香族複素環式または縮合芳香族複素環式環であり、環Aは1以上の非芳香族基によって、任意選択で置換されていることができ、
R3は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
R4は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
加えてまたは代わりに、R3およびR4は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、前記環式基は、1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
R6は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリール、CN、CF3、CnF2n+1、トリフルオロビニル、CO2R、C(O)R、NR2、NO2、OR、ハロ、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリールまたは複素環式基からなる群から選択された置換基であり、
あるいは、R3’およびR6は、−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−および−N=CR−から選択された基によって架橋されていてもよく、
それぞれのRは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはアラルキルであり、Rは1以上の置換基Zによって、任意選択で置換されていてもよく、
それぞれのZは独立に、ハロゲン、R’、O−R’、N(R’)2、SR’、C(O)R’、C(O)OR’、C( O)N(R’)2、CN、NO2、SO2、SOR’、SO2R’、
またはSO3R’であり、
それぞれのR’は、独立に、H、アルキル、ペルハロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、
(X−Y)は、補助配位子であり、 mは、1から、前記金属に結合しうる配位子の最大数までの値であり、
m+nは、前記金属に結合しうる配位子の最大数である。) - 請求項18に記載の有機EL素子において、
前記式(14)で表される化合物は、下記式(15)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
(式(15)中、
R4’、R5’、およびR6’は、それぞれ独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルであり; R4’、R5’、およびR6’は、1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R4’およびR5’、またはR5’およびR6’、またはR3およびR4のいずれか1以上は一緒になって、独立に縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロへテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;前記環式基は1以上の置換基Zにより、任意選択で置換されていてもよく;
加えてまたは代わりに、R3’およびR6は、式:−CR2−CR2−、−CR=CR−、−CR2−、−O−、−NR−、−O−CR2−、−NR−CR2−、−N=CR−を有する基によって連結され、Rは、H、アルキル、アリール、およびアラルキルからなる群から選択される。) - 請求項19に記載の有機EL素子において、
前記式(15)で表される化合物は、下記式(16)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項19に記載の有機EL素子において、 前記式(15)で表される化合物は、下記式(17)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項19に記載の有機EL素子において、
前記式(15)で表される化合物は、下記式(18)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項19に記載の有機EL素子において、
前記式(15)中、R5は、置換されているかまたは置換されていないフェニル、ナフチルまたはピリジルである
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項23に記載の有機EL素子において、
R5は、フェニルである
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項23または請求項24に記載の有機EL素子において、
前記式(15)中、R3’は、メチル基である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項19に記載の有機EL素子において、
前記式(15)で表される化合物は、下記式(19)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
(式(19)中、R5’およびR6’はHであり、および加えてまたは代わりに、一緒になって縮合4〜7員環式基を形成し、前記環式基は、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである。) - 請求項26に記載の有機EL素子において、
前記式(19)中、Mは、Ir、Pt、Pd、Rh、Re、Ru、Os、Tl、Pb、Bi、In、Sn、Sb、Te、AuおよびAgからなる群から選択される
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項27に記載の有機EL素子において、
Mは、Irである
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項28に記載の有機EL素子において、
前記式(19)で表される化合物は、下記式(20)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項29に記載の有機EL素子において、
前記式(20)で表される化合物は、下記式(21)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項30に記載の有機EL素子において、
前記式(21)中、mは3であり、nは0である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項30に記載の有機EL素子において、
前記式(21)中、mは2であり、nは1である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項32に記載の有機EL素子において、
前記式(21)で表される化合物は、下記式(22)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項28に記載の有機EL素子において、
前記式(20)で表される化合物は、下記式(23)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項34に記載の有機EL素子において、
前記式(23)で表される化合物は、下記式(24)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項35に記載の有機EL素子において、
前記式(24)中、mは3であり、nは0である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項35に記載の有機EL素子において、
前記式(24)中、mは2であり、nは1である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項37に記載の有機EL素子において、
前記式(24)で表される化合物は、下記式(25)で表される
ことを特徴とする有機EL素子。
- 請求項1から請求項38のいずれかに記載の有機EL素子において、
前記燐光ドーパントは、最高発光輝度の波長が520nm以上700nm以下である
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項1から請求項39のいずれかに記載の有機EL素子において、
前記有機薄膜層は、前記陰極と前記燐光発光層との間に電子注入層を有し、
前記電子注入層は、含窒素複素環誘導体を含む
ことを特徴とする有機EL素子。 - 請求項1から請求項40のいずれかに記載の有機EL素子であって、
前記陰極と前記有機薄膜層との界面領域に還元性ドーパントが添加されている
ことを特徴とする有機EL素子。
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