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JP5173290B2 - チェーンテンショナ - Google Patents

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Description

この発明は、自動車エンジンのカムシャフトを駆動するタイミングチェーンの張力保持に用いられるチェーンテンショナに関する。
自動車のエンジンは、一般に、クランクシャフトの回転を、エンジンカバー内のエンジンルームに収容されたタイミングチェーンを介してカムシャフトに伝達し、そのカムシャフトの回転により燃焼室のバルブの開閉を行なう。ここで、チェーンの張力を適正範囲に保つために、支点軸を中心として揺動可能に設けたチェーンガイドと、そのチェーンガイドをチェーンに押さえ付ける方向に付勢するチェーンテンショナとからなる張力調整装置が多く用いられる。
この張力調整装置に組み込まれるチェーンテンショナとして、有底筒状のシリンダ内にチェーン押圧用のプランジャを軸方向に摺動可能に挿入し、そのプランジャの移動により容積が変化するシリンダ内の圧力室内に作動油を溜め、圧力室の容積が拡大する方向にプランジャを付勢するスプリングを設け、シリンダ外部と圧力室を連通させる給油通路をシリンダに形成し、その給油通路に、シリンダ外部から圧力室内への作動油の流れのみを許容するチェックバルブを設けたものが知られている(特許文献1)。
このチェーンテンショナは、チェーンの張力が小さくなると、スプリングの付勢力によりプランジャが移動し、チェーンの弛みを吸収する。このとき、給油通路を通じて圧力室内に作動油が供給されるので、プランジャは速やかに移動し、チェーンの弛みを迅速に吸収する。
一方、チェーンの張力が大きくなると、チェーンの張力によってプランジャが移動し、チェーンの緊張を吸収する。このとき、チェックバルブが閉じ、プランジャとシリンダの摺動面間の絞り通路を通じて圧力室内からシリンダ外部に作動油をリークさせるので、プランジャはゆっくりと移動し、チェーンの張力を安定した状態に保つ。
また、上記のチェーンテンショナは、チェックバルブが、環状のバルブシートと、そのバルブシートと接離可能に設けたチェックボールと、そのチェックボールを保持する有底筒状のリテーナとで構成される。このリテーナは、リテーナの筒部に形成された開口を通じて作動油が出入り可能となっており、この開口は、リテーナの底部に対する筒部の曲げ位置に至って形成されている。また、このリテーナは、前記開口が打ち抜いて形成された円形のブランクを、絞り加工して形成している。
特開2006−17214号公報
ところで、このチェーンテンショナは、エンジン作動中、クランクシャフトの回転力の変動やカムシャフトの回転抵抗の変動がチェーンに伝達するので、圧力室の圧力が高周波で振動する。4気筒エンジンの場合、クランクシャフトが1回転するごとに2回の回転変動が生じるので、エンジンが6000回転/分で回転しているとき、圧力室の圧力は200Hzの高周波で振動する。このように、圧力室の圧力が高周波で振動すると、チェックバルブのチェックボールがリテーナの底部に繰り返し衝突し、チェックボールが底部に衝突すると、底部に対する筒部の曲げ位置に応力が生じ、このとき、曲げ半径の大きい外側よりも、曲げ半径の小さい内側に大きい応力が生じる。
しかし、上記のチェーンテンショナのリテーナは、図9に示すように、リテーナ51の筒部51Aに形成された開口52が、リテーナ51の外側から内側に向けて打ち抜いて形成されているので、その打ち抜き断面には、図10に示すように、せん断面53と、せん断面53よりも粗い破断面54とがあらわれる。この破断面54は、せん断面53よりも内側に位置するので、チェックボール(図示せず)が底部51Bに衝突したとき、せん断面53よりも大きい応力が生じる。そのため、このチェーンテンショナは、応力集中による亀裂が破断面54に生じやすく、リテーナ51が疲労破壊しやすかった。
この発明が解決しようとする課題は、チェックバルブのリテーナの耐久性を向上させ、チェーンテンショナの信頼性を確保することである。
上記の課題を解決するために、前記リテーナの開口を、リテーナの内側から外側に向けて打ち抜いて形成した。
また、前記リテーナは、前記開口が打ち抜いて形成された円形のブランクを、前記開口の打ち抜き断面の破断面がせん断面よりも外側となるように絞り加工して形成することができる。
また、前記リテーナを鋼製とし、そのリテーナに軟窒化処理、浸炭焼入れ、または浸炭窒化焼入れを施すことができる。
さらに、前記リテーナの表面には、さらにショットピーニング処理を施すと好ましく、このショットピーニング処理は、リテーナの表面温度をA3変態点以上に上昇させるように行なうとより好ましい。このようなショットピーニング処理は、例えば、20〜200μmのショットを前記リテーナの表面に向けて50m/分以上の速度で噴射して行なうことができる。
この発明のチェーンテンショナは、前記リテーナの開口を、リテーナの内側から外側に向けて打ち抜いて形成しているので、その打ち抜き断面には、せん断面よりも外側に破断面があらわれる。そのため、リテーナの底部にチェックボールが衝突したときに、破断面に生じる応力がせん断面に生じる応力よりも小さく、応力集中による亀裂が破断面に生じにくい。
また、前記リテーナが鋼製であり、そのリテーナに、軟窒化処理、浸炭焼入れ、または浸炭窒化焼入れを施したものは、リテーナの表面硬度が高く、耐久性がより優れる。
また、前記リテーナの表面に、さらにショットピーニング処理を施したものは、リテーナの表面に残留圧縮応力が生じるので、リテーナの疲労強度がより高い。
また、前記リテーナの表面温度をA3変態点以上に上昇させるように前記ショットピーニング処理を行なったものは、リテーナの表面の残留オーステナイトのマルテンサイト化や、リテーナの表面組織の再結晶・微細化が行なわれるので、リテーナの疲労強度がより高い。
図1に、この発明の実施形態のチェーンテンショナを組み込んだチェーン伝導装置を示す。このチェーン伝導装置は、エンジンのクランクシャフト1に固定されたスプロケット2と、カムシャフト3に固定されたスプロケット4とがチェーン5を介して連結されており、そのチェーン5がクランクシャフト1の回転をカムシャフト3に伝達し、そのカムシャフト3の回転により燃焼室のバルブ(図示せず)の開閉を行なう。スプロケット2,4、チェーン5は、エンジンカバー6内のエンジンルームに収容されている。
また、エンジンルーム内には、支点軸7を中心として揺動可能に支持されたチェーンガイド8が設けられ、エンジンカバー6には、チェーンガイド8をチェーン5に押さえ付ける方向に付勢するチェーンテンショナ9が取り付けられている。
チェーンテンショナ9は、シリンダ10がエンジンカバー6に形成されたテンショナ取り付け孔11に挿入され、シリンダ10の外周に一体に形成されたフランジ部12がエンジンカバー6にボルト13で固定されている。また、シリンダ10の外周には、エンジンルームからの作動油の漏れを防止するOリング14が設けられている。
シリンダ10は、図2に示すように、エンジンカバー6内に向けて開口する有底筒状に形成されており、シリンダ10内には、チェーン押圧用のプランジャ15が軸方向に摺動可能に挿入され、このプランジャ15によりシリンダ10内に圧力室16が形成されている。
プランジャ15とシリンダ10の摺動面間には、圧力室16とシリンダ10の外部とを連通させるリーク隙間17が形成されている。リーク隙間17は微小であり、圧力室16からシリンダ10の外部に流れる作動油の流量を制限する。
プランジャ15は、圧力室16内に組み込まれたスプリング18で圧力室16の容積を拡大する方向に付勢されている。シリンダ10には、シリンダ10の外部から圧力室16に連通する給油通路19が形成され、圧力室16内に作動油が溜められている。
給油通路19の圧力室16側の端部には、シリンダ10の外部から圧力室16内へのオイルの流れのみを許容するチェックバルブ20が設けられている。チェックバルブ20は、シリンダ10の内周に圧入された環状のバルブシート21と、バルブシート21に接離可能に設けられたチェックボール22と、チェックボール22を保持するリテーナ23とからなる。
リテーナ23は、図3に示すように、筒部23Aと、筒部23Aの一端に形成された底部23Bと、筒部23Aの他端に形成された外向きの鍔部23Cとからなり、金属板を絞り加工して形成されている。筒部23Aには、リテーナ23の内外を貫通する開口24が形成され、その開口24を通じて作動油がリテーナ23を出入り可能となっている。また、開口24は、鍔部23Cの外周から筒部23Aを横切って底部23Bに対する筒部23Aの曲げ位置に至って形成されている。
開口24は、リテーナ23の内側から外側に向けて打ち抜いて形成され、その打ち抜き断面には、図4に示すように、内側から外側に向けて順に、抜きだれ25、せん断面26、破断面27があらわれている。抜きだれ25は、打ち抜き時にパンチ(図示せず)が押し込まれて生じる材料の引けであり、せん断面26は、パンチが材料を切断して生じる面であり、破断面27は、材料が引きちぎられて生じる不規則な凹凸面である。このリテーナ23は、開口24が打ち抜いて形成された円形のブランクを、開口24の打ち抜き断面の破断面27がせん断面26よりも外側となるように絞り加工して形成することができる。
プランジャ15には、圧力室16をエンジンルームに連通させる逃がし通路28が形成され、逃がし通路28の圧力室16側の開口には、圧力室16内の圧力が予め設定された圧力よりも大きくなったときに開くリリーフバルブ29が設けられている。
また、シリンダ10には、図2に示すように、プランジャ15の外周を弾性的に締め付けるレジスタリング30が組み込まれ、プランジャ15の外周には、周方向に連続するリング係合溝31が軸方向に間隔をおいて複数形成されている。レジスタリング30は、リング係合溝31と係合し、プランジャ15を軸方向に移動させることにより拡径して、リング係合溝31との係合を解除可能となっている。
リング係合溝31は、プランジャ15の軸線に沿った断面形状が非対称に形成されており、圧力室16の容積が拡大する方向にプランジャ15を押圧すると、レジスタリング30が拡径してプランジャ15の移動を許容するが、圧力室16の容積が縮小する方向にプランジャ15を押圧すると、レジスタリング30がリング係合溝31の内面を係止し、プランジャ15の移動を禁止するように形成されている。
また、シリンダ10には、圧力室16からシリンダ10の外周に至るねじ孔32が形成され、ねじ孔32には雄ねじ部品33がねじ込まれている。また、シリンダ10の外周とテンショナ取り付け孔11の内周の間には、ねじ孔32の位置からエンジンルームに至るエア抜き通路34が形成されており、圧力室16内に混入したエアが、ねじ孔32の内周と雄ねじ部品33の間の隙間、エア抜き通路34を順に通ってエンジンルーム内に抜けるようになっている。
つぎに、このチェーンテンショナ9の動作例を説明する。
チェーン5の張力が小さくなると、プランジャ15が、スプリング18の付勢力によって圧力室16の容積が拡大する方向に移動し、チェーン5の弛みを吸収する。このとき、給油通路19を通じて圧力室16内に作動油が供給されるので、プランジャ15は速やかに移動し、チェーン5の弛みを迅速に吸収する。
また、チェーン5が伸びてきたときは、プランジャ15は、レジスタリング30をリング係合溝31に係脱させて移動し、チェーン5の弛みを吸収する。
一方、チェーン5の張力が大きくなると、プランジャ15が、チェーン5の張力によって圧力室16の容積が縮小する方向に移動し、チェーン5の緊張を吸収する。このとき、チェックバルブ20が閉じ、圧力室16内の作動油をリーク隙間17を通じてシリンダ10の外部にリークさせるので、プランジャ15はゆっくりと移動し、チェーン5の張力を安定した状態に保つ。
また、チェーン5の張力が急激に大きくなると、圧力室16内の圧力が上昇してリリーフバルブ29が開く。これにより、圧力室16の作動油が逃がし通路28を通ってエンジンルームに逃げ、プランジャ15が速やかに移動し、チェーン5の張力が過大となるのを防止する。
このチェーンテンショナ9は、エンジン作動中、クランクシャフト1の回転力の変動やカムシャフト3の回転抵抗の変動がチェーン5に伝達するので、圧力室16の圧力が高周波で振動する。そのため、チェックボール22がリテーナ23の底部23Bに繰り返し衝突し、底部23Bに対する筒部23Aの曲げ位置には、曲げ半径の大きい外側よりも曲げ半径の小さい内側に大きな応力が生じるが、このチェーンテンショナ9は、せん断面26よりも外側に破断面27があらわれる方向に開口24を打ち抜いているので、破断面27に生じる応力がせん断面26に生じる応力よりも小さく、応力集中による亀裂が破断面27に生じにくい。
リテーナ23は、鋼製とし、そのリテーナ23に、浸炭焼入れまたは浸炭窒化焼入れを施すと好ましい。このようにすると、リテーナ23の表面に浸炭層または浸炭窒化層が形成されるとともに、リテーナ23を形成するオーステナイトがマルテンサイト化されるので、リテーナ23の表面硬度が高くなり、耐久性を向上させることができる。リテーナ23に軟窒化処理を施しても、耐久性を向上させることができる。
また、リテーナ23の表面に、さらにショットピーニング処理を施すと、より好ましい。このようにすると、リテーナ23の表面に残留圧縮応力が生じるので、リテーナ23の疲労強度をより向上させることができる。このとき、ショットピーニング処理は、リテーナ23の表面温度をA3変態点以上に上昇させるように行なうと、リテーナ23の表面の残留オーステナイトがマルテンサイト化され、また、リテーナ23の表面組織の再結晶・微細化が行なわれるので、リテーナ23の疲労強度をより高めることができる。このようなショットピーニング処理は、例えば、20〜200μmのショットをリテーナ23の表面に向けて50m/分以上の速度で噴射して行なうことができる。
上記実施形態では、筒部23Aの開口24を、鍔部23Cの外周から底部23Bに対する筒部23Aの曲げ位置に至るように形成し、これにより、リテーナ23の絞り加工を容易化しているが、筒部23Aの開口24は、底部23Bに対する筒部23Aの曲げ位置から筒部23Aの中央で止まるように形成してもよい。要は、底部に対する筒部の曲げ位置に至って形成されていればよい。
この発明の実施例1のチェーンテンショナのリテーナと、比較例1のチェーンテンショナのリテーナとについて疲労試験を行なった。
各リテーナは、いずれも肉厚が0.5mmである。また、実施例1のリテーナは、図3、図4に示すように、内側から外側に向けて打ち抜いて開口を形成しているのに対し、比較例1のリテーナは、図9、図10に示すように、外側から内側に向けて打ち抜いて開口を形成している。
実施例1のリテーナと比較例1のリテーナについて、サンプルを2個ずつ用意し、各サンプルの底部に30Nの荷重を200Hzの周波数で作用させ、リテーナの底部と筒部の間に疲労破壊を生じたときの負荷回数を測定した。その測定結果を図5に示す。
比較例1のリテーナは、図5に示すように、負荷回数が約0.6×10回で疲労破壊を生じたのに対し、実施例1のリテーナは、負荷回数が約2×10回で疲労破壊を生じた。これにより、実施例1のチェーンテンショナのリテーナは、比較例1のリテーナに比べて、耐久性が約3.3倍に向上していることが分かる。
この試験結果により、リテーナの開口を内側から外側に向けて打ち抜いて形成したものは、リテーナの開口を外側から内側に向けて打ち抜いて形成したものよりも、リテーナの耐久性が大きく優れていることを確認することができた。
次に、この発明の実施例2のチェーンテンショナのリテーナと、比較例2のチェーンテンショナのリテーナとについて疲労試験を行なった。
各リテーナは、いずれも肉厚が0.5mmの鋼製であり、リテーナの開口を内側から外側に向けて打ち抜いて形成し、さらに、浸炭窒化焼入れを施している。その後、実施例2のリテーナは、図6、図7に示すように、リテーナの表面にショットピーニング処理を施しているのに対し、比較例2のリテーナは、ショットピーニング処理を施していない。
ここで、実施例2のリテーナのショットピーニング処理は、50μmのショットを前記リテーナの表面に向けて50m/分の速度で噴射して行ない、このショットピーニング処理により、リテーナの表面は、A3変態点以上の温度領域での急熱、急冷が繰り返される。
実施例2のリテーナと比較例2のリテーナについて、サンプルを2個ずつ用意し、各サンプルの底部に30Nの荷重を200Hzの周波数で作用させ、リテーナの底部と筒部の間に疲労破壊を生じたときの負荷回数を測定した。その測定結果を図8に示す。
比較例2のリテーナは、図8に示すように、負荷回数が約1.2×10回で疲労破壊を生じたのに対し、実施例2のリテーナは、負荷回数が約1.3×10回で疲労破壊を生じた。これにより、実施例2のチェーンテンショナのリテーナは、比較例2のリテーナに比べて、耐久性が約10%向上していることが分かる。
この試験結果により、前記リテーナの表面に、前記リテーナの表面温度をA3変態点以上に上昇させるショットピーニング処理を施したものは、ショットピーニング処理を施していないものよりも、リテーナの耐久性が優れていることを確認することができた。
この発明の実施形態のチェーンテンショナを組み込んだチェーン伝導装置を示す正面図 図1に示すチェーンテンショナの拡大断面図 図2に示すチェックバルブのリテーナの拡大図 図3のIV−IV線に沿った拡大断面図 実施例1のチェーンテンショナのリテーナと、比較例1のチェーンテンショナのリテーナとについて行なった疲労試験の結果を示す図 実施例2のチェックバルブのリテーナの拡大図 図6のVII−VII線に沿った拡大断面図 実施例2のチェーンテンショナのリテーナと、比較例2のチェーンテンショナのリテーナとについて行なった疲労試験の結果を示す図 従来品のチェックバルブのリテーナの拡大図 図9のX−X線に沿った拡大断面図
符号の説明
9 チェーンテンショナ
10 シリンダ
15 プランジャ
16 圧力室
17 リーク隙間
18 スプリング
19 給油通路
20 チェックバルブ
21 バルブシート
22 チェックボール
23 リテーナ
23A 筒部
23B 底部

Claims (5)

  1. 有底筒状のシリンダ(10)内にチェーン押圧用のプランジャ(15)を軸方向に摺動可能に挿入し、そのプランジャ(15)の移動により容積が変化する前記シリンダ(10)内の圧力室(16)内に作動油を溜め、前記プランジャ(15)と前記シリンダ(10)の摺動面間に前記圧力室(16)とシリンダ(10)外部を連通させる絞り通路(17)を設け、前記圧力室(16)の容積が拡大する方向に前記プランジャ(15)を付勢するスプリング(18)を設け、シリンダ(10)外部と前記圧力室(16)を連通させる給油通路(19)を前記シリンダ(10)に形成し、その給油通路(19)に、シリンダ(10)外部から前記圧力室(16)内への作動油の流れのみを許容するチェックバルブ(20)を設け、そのチェックバルブ(20)を、環状のバルブシート(21)と、そのバルブシート(21)と接離可能に設けたチェックボール(22)と、絞り加工によって形成した有底筒状のリテーナ(23)とで構成し、そのリテーナ(23)で前記チェックボール(22)を保持し、前記リテーナ(23)の筒部(23A)に形成された開口(24)を通じて作動油がリテーナ(23)を出入り可能とし、その開口(24)が、前記リテーナ(23)の底部(23B)に対する筒部(23A)の曲げ位置に至って形成されているチェーンテンショナにおいて、
    前記リテーナ(23)の開口(24)が、リテーナ(23)の内側から外側に向けて打ち抜いて形成され、200Hzの周波数で前記リテーナ(23)の底部(23B)に30Nの荷重を負荷したときにリテーナ(23)の底部(23B)と筒部(23A)の間に疲労破壊を生じる負荷回数が×10回よりも大きく、
    前記リテーナ(23)は、前記開口(24)が打ち抜いて形成された円形のブランクを、前記開口(24)の打ち抜き断面の破断面(27)がせん断面(26)よりも外側となるように絞り加工して形成され
    前記開口(24)の打ち抜き断面には、せん断面(26)とせん断面(26)よりも粗い破断面(27)とが、破断面(27)を外側にしてあらわれていることを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 前記リテーナ(23)が鋼製であり、そのリテーナ(23)に、軟窒化処理、浸炭焼入れ、または浸炭窒化焼入れを施した請求項に記載のチェーンテンショナ。
  3. 前記リテーナ(23)の表面に、さらにショットピーニング処理を施した請求項に記載のチェーンテンショナ。
  4. 前記リテーナ(23)の表面温度をA3変態点以上に上昇させるように前記ショットピーニング処理を行なった請求項に記載のチェーンテンショナ。
  5. 前記ショットピーニング処理が、20〜200μmのショットを前記リテーナ(23)の表面に向けて50m/分以上の速度で噴射する処理である請求項に記載のチェーンテンショナ。
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