JP5030231B2 - 高品質芳香族ポリカーボネートを工業的に製造する方法 - Google Patents
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Description
本発明に到達した。すなわち、本発明の第1の態様では、
1. ジアルキルカーボネートと芳香族ジヒドロキシ化合物から芳香族ポリカーボネート
を連続的に製造する高品質芳香族ポリカーボネートの工業的な製造方法であって、
(I)ジアルキルカーボネートとフェノールとを原料とし、この原料を均一系触媒が存在
する第1連続多段蒸留塔内に連続的に供給し、該第1塔内で反応と蒸留を同時に行い、生
成するアルコール類を含む第1塔低沸点反応混合物を該第1塔上部よりガス状で連続的に
抜出し、生成するアルキルフェニルカーボネート類を含む第1塔高沸点反応混合物を該第
1塔下部より液状で連続的に抜出し、該第1塔高沸点反応混合物を触媒が存在する第2連
続多段蒸留塔内に連続的に供給し、該第2塔内で反応と蒸留を同時に行い、生成するジア
ルキルカーボネート類を含む第2塔低沸点反応混合物を該第2塔上部よりガス状で連続的
に抜出し、生成するジフェニルカーボネート類を含む第2塔高沸点反応混合物を該第2塔
下部より液状で連続的に抜出し、一方、ジアルキルカーボネート類を含む第2塔低沸点反
応混合物を第1連続多段蒸留塔内に連続的に供給することによって、ジフェニルカーボネ
ートを連続的に製造する工程(I)と、
(II)該ジフェニルカーボネートを含む第2塔高沸点反応混合物を高沸点物質分離塔A
に連続的に導入し、ジフェニルカーボネートを含む塔頂成分(AT)と触媒を含む塔底成
分(AB)に連続的に蒸留分離し、次いで該塔頂成分(AT)を、サイドカット抜き出し
口を有するジフェニルカーボネート精製塔Bに連続的に導入し、塔頂成分(BT)、サイ
ドカット成分(BS)、塔底成分(BB)の3つの成分に連続的に蒸留分離することによ
って、サイドカット成分として高純度ジフェニルカーボネートを取得する精製工程(II
)と、
(III)該芳香族ジヒドロキシ化合物と該高純度ジフェニルカーボネートとを反応させ
て芳香族ポリカーボネートの溶融プレポリマーを製造し、該溶融プレポリマーをガイドの
表面に沿って流下せしめ、その流下中に該溶融プレポリマーの重合を行わせるガイド接触
流下式重合器を用いて芳香族ポリカーボネートを製造する工程(III)と、
(IV)工程(III)で副生するフェノールをジフェニルカーボネート製造工程(I)
に循環するフェノールのリサイクル工程(IV)と、
を含み、
(a)該第1連続多段蒸留塔が、長さL1(cm)、内径D1(cm)の円筒形の胴部を
有し、内部に段数n1をもつインターナルを有する構造をしており、塔頂部又はそれに近
い塔の上部に内径d11(cm)のガス抜出し口、塔底部又はそれに近い塔の下部に内径
d12(cm)の液抜出し口、該ガス抜出し口より下部であって塔の上部及び/又は中間
部に1つ以上の第1の導入口、該液抜出し口より上部であって塔の中間部及び/又は下部
に1つ以上の第2の導入口を有するものであって、L1、D1、L1/D1、n1、D1
/d11、D1/d12 が、それぞれ式(1)〜(6)を満足するものであり、
1500 ≦ L1 ≦ 8000 式(1)
100 ≦ D1 ≦ 2000 式(2)
2 ≦ L1/D1 ≦ 40 式(3)
20 ≦ n1 ≦ 120 式(4)
5 ≦ D1/d11 ≦ 30 式(5)
3 ≦ D1/d12 ≦ 20 式(6)
(b)該第2連続多段蒸留塔が、長さL2(cm)、内径D2(cm)の円筒形の胴部を
有し、内部に段数n2をもつインターナルを有する構造をしており、塔頂部又はそれに近
い塔の上部に内径d21(cm)のガス抜出し口、塔底部又はそれに近い塔の下部に内径
d22(cm)の液抜出し口、該ガス抜出し口より下部であって塔の上部及び/又は中間
部に1つ以上の第3の導入口、該液抜出し口より上部であって塔の中間部及び/又は下部
に1つ以上の第4の導入口を有するものであって、L2、D2、L2/D2、n2、D2
/d21、D2/d22 が、それぞれ式(7)〜(12)を満足するものであり、
1500 ≦ L2 ≦ 8000 式(7)
100 ≦ D2 ≦ 2000 式(8)
2 ≦ L2/D2 ≦ 40 式(9)
10 ≦ n2 ≦ 80 式(10)
2 ≦ D2/d21 ≦ 15 式(11)
5 ≦ D2/d22 ≦ 30 式(12)
(c)該高沸点物質分離塔Aが、下記式(13)〜(15)を満足する、長さLA(cm
)、内径DA(cm)で、内部に段数nAのインターナルを有する連続多段蒸留塔であり
、
800 ≦ LA ≦ 3000 式(13)
100 ≦ DA ≦ 1000 式(14)
20 ≦ nA ≦ 100 式(15)
該ジフェニルカーボネート精製塔Bが、長さLB(cm)、内径DB(cm)で、内部
にインターナルを有するものであって、塔の中段に導入口B1、該導入口B1と塔底との
間にサイドカット抜き出し口B2を有し、導入口B1から上部のインターナルの段数がn
B1、導入口B1とサイドカット抜き出し口B2との間のインターナルの段数がnB2、
サイドカット抜き出し口B2から下部のインターナルの段数がnB3で、段数の合計(n
B1+nB2+nB3)がnBである連続多段蒸留塔であり、下記式(16)〜(21)を
満足し、
1000 ≦ LB ≦ 5000 式(16)
100 ≦ DB ≦ 1000 式(17)
5 ≦ nB1 ≦ 20 式(18)
12 ≦ nB2 ≦ 40 式(19)
3 ≦ nB3 ≦ 15 式(20)
20 ≦ nB ≦ 70 式(21)
(d)該ガイド接触流下式重合器が、
(1)溶融プレポリマー受給口、多孔板、該溶融プレポリマーを多孔板を通して重合反応
ゾーンのガイドに供給するための溶融プレポリマー供給ゾーン、該多孔板と側面ケーシン
グと底部ケーシングとに囲まれた空間に該多孔板から下方に延びる複数のガイドが設けら
れた重合反応ゾーン、該重合反応ゾーンに設けられた真空ベント口、底部ケーシングの最
下部に設けられた芳香族ポリカーボネート排出口、及び該排出口に接続された芳香族ポリ
カーボネート排出ポンプを有するものであって、
(2)該重合反応ゾーンの側面ケーシングの水平面における内部断面積A(m2)が、式
(22)を満足するものであって、
0.7 ≦ A ≦ 300 式(22)
(3)該A(m2)と、芳香族ポリカーボネート排出口の水平面における内部断面積B(
m2)との比が、式(23)を満足するものであって、
20 ≦ A/B ≦ 1000 式(23)
(4)該重合反応ゾーンの底部を構成するテーパー形の底部ケーシングが、上部の側面ケ
ーシングに対してその内部において、角度C度で接続されており、該角度C度が式(24
)を満足するものであって、
120 ≦ C ≦ 165 式(24)
(5)該ガイドの長さ h(cm)が、式(25)を満足するものであって、
150 ≦ h ≦ 5000 式(25)
(6)該ガイド全体の外部総表面積S(m2)が式(26)を満足するものである、
2 ≦ S ≦ 50000 式(26)
ことを特徴とする高品質芳香族ポリカーボネートの工業的な製造方法、
2. 製造される芳香族ポリカーボネートが1時間あたり1トン以上であることを特徴と
する前項1に記載の方法、
3. 該d11と該d12が式(27)を満足し、且つ該d21と該d22が式(28)
を満足する、
1 ≦ d12/d11 ≦ 5 式(27)
1 ≦ d21/d22 ≦ 6 式(28)
ことを特徴とする前項1又は2に記載の方法、
4. 該第1連続多段蒸留塔のL1、D1、L1/D1、n1、D1/d11、D1/d
12 がそれぞれ、2000≦L1≦6000、 150≦D1≦1000、 3≦L1
/D1≦30、 30≦n1≦100、 8≦D1/d11≦25、 5≦D1/d12
≦18であり、且つ、該第2連続多段蒸留塔のL2、D2、L2/D2、n2、D2/d
21、D2/d22 がそれぞれ、2000≦L2≦6000、 150≦D2≦100
0、 3≦L2/D2≦30、 15≦n2≦60、 2.5≦D2/d21≦12、
7≦D2/d22≦25であることを特徴とする前項1ないし3のうち何れか一項に記
載の方法、
5. 該第1連続多段蒸留塔のL1、D1、L1/D1、n1、D1/d11、D1/d
12 がそれぞれ、2500≦L1≦5000、 200≦D1≦800、 5≦L1/
D1≦15、 40≦n1≦90、 10≦D1/d11≦25、 7≦D1/d12≦
15であり、且つ、該第2連続多段蒸留塔のL2、D2、L2/D2、n2、D2/d2
1、D2/d22 がそれぞれ、2500≦L2≦5000、 200≦D2≦800、
5≦L2/D2≦15、 20≦n2≦50、 3≦D2/d21≦10、 9≦D2
/d22≦20であることを特徴とする前項1ないし4のうち何れか一項に記載の方法、
6. 該第1連続多段蒸留塔及び該第2連続多段蒸留塔が、それぞれ該インターナルとし
てトレイ及び/又は充填物を有する蒸留塔であることを特徴とする前項1ないし5のうち
何れか一項に記載の方法、
7. 該第1連続多段蒸留塔が、該インターナルとしてトレイを有する棚段式蒸留塔であ
り、該第2連続多段蒸留塔が、該インターナルとして充填物及びトレイの両方を有する蒸
留塔であることを特徴とする前項6記載の方法、
8. 該第1連続多段蒸留塔及び該第2連続多段蒸留塔の該トレイのそれぞれが、多孔板
部とダウンカマー部を有する多孔板トレイであることを特徴とする前項6又は7記載の方
法、
9. 該多孔板トレイが該多孔板部の面積1m2あたり100〜1000個の孔を有する
ものであることを特徴とする前項8記載の方法、
10. 該多孔板トレイの孔1個あたりの断面積が0.5〜5cm2であることを特徴と
する前項8又は9記載の方法、
11. 該第2連続多段蒸留塔が、該インターナルとして充填物を上部に、トレイを下部
に有する蒸留塔であることを特徴とする前項6又は7に記載の方法、
12. 該第2連続多段蒸留塔の該インターナルの該充填物が、1基又は2基以上の規則
充填物であることを特徴とする前項6ないし11のうち何れか一項に記載の方法、
13. 該第2連続多段蒸留塔の該規則充填物が、メラパック、ジェムパック、テクノパ
ック、フレキシパック、スルザーパッキング、グッドロールパッキング、グリッチグリッ
ドから選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする前項12に記載の方法、
14. 該高沸点物質分離塔A及び該ジフェニルカーボネート精製塔Bが、それぞれ該イ
ンターナルとしてトレイ及び/又は充填物を有する蒸留塔であることを特徴とする前項1
ないし13のうち何れか一項に記載の方法、
15. 該高沸点物質分離塔A及び該ジフェニルカーボネート精製塔Bのインターナルが
、それぞれ充填物であることを特徴とする前項14に記載の方法、
16. 該充填物が、メラパック、ジェムパック、テクノパック、フレキシパック、スル
ザーパッキング、グッドロールパッキング、グリッチグリッドから選ばれた少なくとも1
種の規則充填物であることを特徴とする前項15に記載の方法、
17. 重合反応ゾーンの側面ケーシングが内径D(cm)、長さL(cm)の円筒形で
あって、その下部に接続された底部のケーシングがテーパー形であり、該テーパー形の底
部ケーシングの最下部の排出口が内径d(cm)の円筒形であって、D、L、d が式(
29)、(30)、(31)及び(32)を満足する、
100 ≦ D ≦ 1800 式(29)
5 ≦ D/d ≦ 50 式(30)
0.5 ≦ L/D ≦ 30 式(31)
h−20 ≦ L ≦ h+300 式(32)
ことを特徴とする前項1ないし16のうち何れか一項に記載の方法、
18. 該hが式(33)を満足する、
400 < h ≦ 2500 式(33)
ことを特徴とする前項1ないし17のうち何れか一項に記載の方法、
19. 1つの該ガイドが外径 r(cm)の円柱状又は内側に溶融プレポリマーが入ら
ないようにしたパイプ状のものであって、r が式(34)を満足する、
0.1 ≦ r ≦ 1 式(34)
ことを特徴とする前項1ないし18のうち何れか一項に記載の方法、
20. 該ガイド接触流下式重合器2基以上を連結して重合を行うこと特徴とする前項1
ないし19のうち何れか一項に記載の方法、
21. 前項20記載の2基以上のガイド接触流下式重合器が、ガイド接触流下式第1重合器、ガイド接触流下式第2重合器の2基の重合器であって、この順に重合度を上げていく方法において、該第1重合器のガイド全体の外部総表面積S1(m2)と該第2重合器のガイド全体の外部総表面積S2(m2)とが式(35)を満足する、
1 ≦ S1/S2 ≦ 20 式(35)
ことを特徴とする前項20に記載の方法、
を提供する。
22. アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属化合物の含有量が、これらの金属元素に換算して、0.1〜0.01ppmであり、且つ、ハロゲン含有量が、1ppb以下である高品質芳香族ポリカーボネートを製造することを特徴とする前項1ないし21の何れか一項に記載の方法、
23. 主鎖に対してエステル結合やエーテル結合等の異種結合を介して部分的に分岐している芳香族ポリカーボネートであって、該異種結合の含有量が、カーボネート結合に対して、0.05〜0.5モル%である高品質芳香族ポリカーボネートを製造することを特徴とする前項1ないし22の何れか一項に記載の方法、
を提供する。
本発明では、先ず、ジアルキルカーボネートとフェノールからジフェニルカーボネートを工業的規模で連続的に製造する工程(I)が行われる。
工程(I)で用いられるジアルキルカーボネートとは、一般式(36)で表されるものである。
RaOCOORa 式(36)
PhOH 式(37)
PhOCOOPh 式(38)
<鉛化合物>PbO、PbO2、Pb3O4等の酸化鉛類;
PbS、Pb2S等の硫化鉛類;
Pb(OH)2、Pb2O2(OH)2等の水酸化鉛類;
Na2PbO2、K2PbO2、NaHPbO2、KHPbO2等の亜ナマリ酸塩類;
Na2PbO3、Na2H2PbO4、K2PbO3、K2[Pb(OH)6]、K4PbO4、Ca2PbO4、CaPbO3等の鉛酸塩類;
PbCO3、2PbCO3・Pb(OH)2等の鉛の炭酸塩及びその塩基性塩類;
Pb(OCOCH3)2、Pb(OCOCH3)4、Pb(OCOCH3)2・PbO・3H2O等の有機酸の鉛塩及びその炭酸塩や塩基性塩類;
Bu4Pb、Ph4Pb、Bu3PbCl、Ph3PbBr、Ph3Pb(又はPh6Pb2)、Bu3PbOH、Ph3PbO等の有機鉛化合物類(Buはブチル基、Phはフェニル基を示す。);
Pb(OCH3)2、(CH3O)Pb(OPh)、Pb(OPh)2等のアルコキシ鉛類、アリールオキシ鉛類;
Pb−Na、Pb−Ca、Pb−Ba、Pb−Sn、Pb−Sb等の鉛の合金類;
ホウエン鉱、センアエン鉱等の鉛鉱物類、及びこれらの鉛化合物の水和物;
<銅族金属の化合物>CuCl、CuCl2、CuBr、CuBr2、CuI、CuI2、Cu(OAc)2、Cu(acac)2、オレイン酸銅、Bu2Cu、(CH3O)2Cu、AgNO3、AgBr、ピクリン酸銀、AgC6H6ClO4、[AuC≡C−C(CH3)3]n、[Cu(C7H8)Cl]4等の銅族金属の塩及び錯体(acacはアセチルアセトンキレート配位子を表す。);
<アルカリ金属の錯体>Li(acac)、LiN(C4H9)2等のアルカリ金属の錯体;
<亜鉛の錯体>Zn(acac)2等の亜鉛の錯体;
<カドミウムの錯体>Cd(acac)2等のカドミウムの錯体;
<鉄族金属の化合物>Fe(C10H8)(CO)5、Fe(CO)5、Fe(C4H6)(CO)3、Co(メシチレン)2(PEt2Ph)2、CoC5F5(CO)7、Ni−π−C5H5NO、フェロセン等の鉄族金属の錯体;
<ジルコニウム錯体>Zr(acac)4,ジルコノセン等のジルコニウムの錯体;
<ルイス酸類化合物>AlX3、TiX3、TiX4、VOX3、VX5、ZnX2、FeX3、SnX4 (ここでXはハロゲン、アセトキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基である。)等のルイス酸及びルイス酸を発生する遷移金属化合物;
<有機スズ化合物>(CH3)3SnOCOCH3、(C2H5)3SnOCOC6H5、Bu3SnOCOCH3、Ph3SnOCOCH3、Bu2Sn(OCOCH3)2、Bu2Sn(OCOC11H23)2、Ph3SnOCH3、(C2H5)3SnOPh、Bu2Sn(OCH3)2、Bu2Sn(OC2H5)2、Bu2Sn(OPh)2、Ph2Sn(OCH3)2、(C2H5)3SnOH、Ph3SnOH、Bu2SnO、(C8H17)2SnO、Bu2SnCl2、BuSnO(OH)等の有機スズ化合物;
等の金属含有化合物が触媒として用いられる。これらの触媒は、反応系に溶解する可溶性触媒(均一系触媒)である必要がある。
1500 ≦ L1 ≦ 8000 式(1)
100 ≦ D1 ≦ 2000 式(2)
2 ≦ L1/D1 ≦ 40 式(3)
20 ≦ n1 ≦ 120 式(4)
5 ≦ D1/d11 ≦ 30 式(5)
3 ≦ D1/d12 ≦ 20 式(6)。
1500 ≦ L2 ≦ 8000 式(7)
100 ≦ D2 ≦ 2000 式(8)
2 ≦ L2/D2 ≦ 40 式(9)
10 ≦ n2 ≦ 80 式(10)
2 ≦ D2/d21 ≦ 15 式(11)
5 ≦ D2/d22 ≦ 30 式(12)。
1≦d12/d11≦5 式(27)
1≦d21/d22≦6 式(28)
工程(I)でいう長期安定運転とは、1000時間以上、好ましくは3000時間以上、さらに好ましくは5000時間以上、フラッディングや、配管のつまりやエロージョンなどがなく、運転条件に基づいた定常状態で運転が継続でき、高選択率を維持しながら、所定量のジフェニルカーボネートが製造されていることを意味する。
800 ≦ LA ≦ 3000 式(13)
100 ≦ DA ≦ 1000 式(14)
20 ≦ nA ≦ 100 式(15)
1000 ≦ LB ≦ 5000 式(16)
100 ≦ DB ≦ 1000 式(17)
5 ≦ nB1 ≦ 20 式(18)
12 ≦ nB2 ≦ 40 式(19)
3 ≦ nB3 ≦ 15 式(20)
20 ≦ nB ≦ 70 式(21)
HO−Ar−OH 式(39)
(式39中、Arは2価の芳香族基を表す。)。
2価の芳香族基Arは、好ましくは例えば、一般式(40)式で示されるものである。
−Ar1−Y−Ar2− 式(40)
(式中、Ar1及びAr2は、各々独立にそれぞれ炭素数5〜70を有する2価の炭素環式又は複素環式芳香族基を表し、Yは炭素数1〜30を有する2価のアルキレン基を表す。)
−Ar1−Z−Ar2−
(式中、Ar1及びAr2は前述の通りで、Zは単結合又は−O−、−CO−、−S−、−SO2−、−SO−、−COO−、−CON(R1)−などの2価の基を表す。ただし、R1は前述のとおりである。)
さらに、2価の芳香族基Arの具体例としては、置換又は非置換のフェニレン、置換又は非置換のナフチレン、置換又は非置換のピリジレン等が挙げられる。
(1)溶融プレポリマー受給口、多孔板、該溶融プレポリマーが多孔板を通して重合反応ゾーンのガイドに供給するための溶融プレポリマー供給ゾーン、該多孔板と側面ケーシングとテーパー形の底部ケーシングとに囲まれた空間に該多孔板から下方に延びる複数のガイドが設けられた重合反応ゾーン、該重合反応ゾーンに設けられた真空ベント口、テーパー形の底部ケーシングの最下部に設けられた芳香族ポリカーボネート排出口、及び該排出口に接続された芳香族ポリカーボネート排出ポンプを有するタイプのものであって、
(2)該重合反応ゾーンの側面ケーシングの水平面における内部断面積A(m2)が、式(22)を満足するものであって、
0.7≦A≦300 式(22)
(3)該A(m2)と、芳香族ポリカーボネート排出口の水平面における内部断面積B(m2)との比が、式(23)を満足するものであって、
20≦A/B≦1000 式(23)
(4)該重合反応ゾーンの底部を構成するテーパー形の底部ケーシングが、上部の側面ケーシングに対してその内部において、角度C度で接続されており、該角度C度が式(24)を満足するものであって、
120≦C≦165 式(24)
(5)該ガイドの長さ h(cm)が、式(25)を満足するものであって、
150≦h≦5000 式(25)
(6)該ガイド全体の外部総表面積S(m2)が式(26)を満足するものである、
2≦S≦50000 式(26)
ことが必要である。
400<h≦2500 式(33)。
100≦D≦1800 式(29)
5≦D/d≦50 式(30)
0.5≦L/D ≦30 式(31)
h−20≦L≦h+300 式(32)。
0.1≦r≦1 式(34)。
このような意味において、例えば、ガイド接触流下式第1重合器、ガイド接触流下式第2重合器の2基の重合器を用いてこの順に重合度を上げていく場合、該第1重合器のガイド全体の外部総表面積S1(m2)と該第2重合器のガイド全体の外部総表面積S2(m2)とが式(35)を満足するようなガイドを用いることが好ましい;
1≦S1/S2≦20 式(35)。
S1/S2が1よりも小さいと、分子量のバラツキが大きくなり長期間安定製造が困難になる、所定の生産量が得にくい、などの不都合が起こり、S1/S2が20よりも大きいと、第2重合器でのガイドを流下する溶融プレポリマーの流量が多くなり、その結果、溶融プレポリマーの滞留時間が少なくなり必要とする分子量の芳香族ポリカーボネートが得られにくくなる、などの不都合が生じてくる。このような意味でさらに好ましい範囲は、1.5≦S1/S2≦15 である。
特に好ましいのは、全繰り返し単位中、下記式で示される繰り返し単位が85モル%以上含まれる芳香族ポリカーボネートである。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
・数平均分子量(Mn):テトラヒドロフランを搬送溶媒として用い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で測定し、標準単分散ポリスチレンを用いて得た下式による換算分子量較正曲線を用いて数平均分子量(Mn)を求めた。
MPC=0.3591MPS 1.0388
(式中、MPCは芳香族ポリカーボネートの分子量、MPSはポリスチレンの分子量を示す。)
・カラー:射出成形機を用い、芳香族ポリカーボネートをシリンダー温度290℃、金型温度90℃で、縦50mm×横50mm×厚さ3.2mmの試験片を連続成形した。得られた試験片の色調はCIELAB法(Commission Internationale de l‘Eclairage 1976 L*a*b* Diagram)により測定し、黄色度をb*値で示した。
・引張伸度:射出成形機を用い、芳香族ポリカーボネートをシリンダー温度290℃、金型温度90℃で射出成形した。得られた厚み3.2mmの試験片の引張伸度(%)は、ASTM D638に準じて測定した。
・異種結合の量は、WO97/32916号公報記載の方法で測定され、アルカリ金属/アルカリ土類金属はICP法により、ハロゲンはイオンクロマト法でそれぞれ測定された。
(1)ジフェニルカーボネートを連続的に製造する工程(I)
<第1連続多段蒸留塔101>
図1に示されるようなL1=3300cm、D1=500cm、L1/D1=6.6、n1=80、D1/d11=17、D1/d12=9 である連続多段蒸留塔を用いた。なお、この実施例では、インターナルとして、孔1個あたりの断面積=約1.5cm2、孔数=約250個/m2 を有する多孔板トレイを用いた。
<第2連続多段蒸留塔201>
図2に示されるようなL2=3100cm、D2=500cm、L2/D2=6.2、n2=30、D2/d21=3.85、D2/d22=11.1 である連続多段蒸留塔を用いた。なお、この実施例では、インターナルとして、上部にメラパック2基(合計理論段数11段)を設置し、下部に孔1個あたりの断面積=約1.3cm2、孔数=約250個/m2 を有する多孔板トレイを用いた。
<反応蒸留>
図3に示されるような第1連続多段蒸留塔101と第2連続多段蒸留塔201が接続された装置を用いて反応蒸留を行い、ジフェニルカーボネートを製造した。
<高沸点物質分離塔A>
図4に示されるようなLA=1700cm、DA=340cmで、インターナルとして、nA=30のメラパックを設置した連続多段蒸留塔を該分離塔Aとして用いた。
<ジフェニルカーボネート精製塔B>
図4に示されるようなLB=2200cm、DB=280cm、インターナルとして、nB1=12、nB2=18、nB3=5である3基のメラパックを設置した連続多段蒸留塔を該精製塔Bとして用いた。
図4に示される高沸点物質分離塔Aとジフェニルカーボネート精製塔Bからなる装置を用いて、上記工程(I)で得られた第2反応蒸留塔の高沸点反応混合物を導入口A1から該分離塔Aに13.1トン/hrで連続的に導入した。該分離塔Aにおいて塔底部の温度(TA)を206℃、塔頂部の圧力(PA)を3800Paとし、還流比0.6で連続的に蒸留を行い、導管16を通して塔頂成分(AT)を12.5トン/hrで連続的に抜き出し、導管11を通して塔底成分(AB)を0.6トン/hrで連続的に抜き出した。該塔頂成分(AT)は、そのまま導入口B1から該精製塔Bに連続的に導入された。該精製塔Bにおいて塔底部の温度(TB)を213℃、塔頂部の圧力(PB)を5000Paとし、還流比1.5で連続的に蒸留を行い、導管26を通して塔頂成分(BT)を5.3トン/hrで連続的に抜き出し、導管31を通して塔底成分(BB)を0.03トン/hrで連続的に抜き出し、導管33を通してサイドカット成分(BS)を7.17トン/hrで連続的に抜き出した。
AT:メチルフェニルカーボネートより低沸点物質6.8質量%(ジメチルカーボネート:0.1質量%、アニソール:0.1質量%、フェノール:6.6質量%、メチルフェニルカーボネート33.8質量%、ジフェニルカーボネート59.4質量%。
AB:ジフェニルカーボネート41.0質量%、サリチル酸フェニル、キサントン、メトキシ安息香酸フェニル、1−フェノキシカルボニル−2−フェノキシカルボキシ−フェニレン等のジフェニルカーボネートより高沸点の副生物及び触媒成分を含む高沸点物質59.0質量%。
BT:ジメチルカーボネート0.25質量%、アニソール0.25質量%、フェノール15.6質量%、メチルフェニルカーボネート79.6質量%、ジフェニルカーボネート4.3質量%。
BB:ジフェニルカーボネート95.0質量%、高沸点物質5.0質量%。
サイドカット成分中のサリチル酸フェニル、キサントン、メトキシ安息香酸フェニルの含有量はいずれも1ppm以下であり、1−フェノキシカルボニル−2−フェノキシカルボキシ−フェニレンは4ppmであった。また、ハロゲンの含有量は1ppb以下であった。このことから、サイドカットから得られたジフェニルカーボネートの純度は99.999%以上であることがわかった。また、この高純度ジフェニルカーボネートの生産量は、1時間あたり7.17トンであった。
この条件で長期間の連続運転を行った。500時間後、2000時間後、4000時間後、5000時間後、6000時間後のジフェニルカーボネートの生産量及び純度は実質的に全く変わっていなかった。
このようにして取得された高純度ジフェニルカーボネートは、一旦貯蔵タンクに溶融状態で貯蔵された。
図6に示すようなガイド接触流下式重合器を用いて芳香族ポリカーボネートの製造をおこなった。この重合器の材質は、すべてステンレススチールである。この重合器は円筒形ケーシングとテーパー形の底部ケーシングを有するものであって、L=1,000cm、h=900cm、D=500cm、d=40cm、C=155度 、S=250m2 である。供給口1から供給された溶融ポリマーは多孔板2により各ガイド4に均一に分配される。重合器下部には不活性ガス供給口9が備えられており、上部には真空ベント口6が備えられている。重合器の外側はジャケットになっており、熱媒で加温されている。
ビスフェノールAと工程(1)、(II)で製造された該高純度ジフェニルカーボネート(対ビスフェノールAモル比1.05)とから製造され、260℃に保たれた芳香族ポリカーボネートの溶融プレポリマー(数平均分子量Mnは4,000)が、供給ポンプによって供給口1より供給ゾーン3に連続的に供給された。重合器内の多孔板2を通して重合反応ゾーン5に連続的に供給された、溶融プレポリマーは、ガイド4に沿って流下しながら重合反応が進められた。重合反応ゾーン5は真空ベント口6を通して80Paに保持されている。ガイド4の下部から重合器の底部11に入ってきた生成芳香族ポリカーボネートは、該底部での滞留量がほぼ一定となるように排出ポンプ8によって排出口7から5.5トン/hrの流量で連続的に抜き出された。
このようにして製造された芳香族ポリカーボネートは、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属化合物の含有量はこれらの金属元素に換算して、0.04〜0.05ppmであり、塩素の含有量は1ppb以下(検出限界以下)であった。また、異種結合の含有量は0.12〜0.15モル%であった。
工程(III)で副生し、液状で回収された約10%のジフェニルカーボネートと微量のビスフェノールAを含むフェノール溶液が、フェノール精製塔(長さ1500cm、内径270cm、9段)に連続的に供給された。塔底部の温度185℃、塔頂部の圧力2000Pa、還流比0.9で連続的に蒸留が行われた。塔頂部から回収されたフェノールは、一旦、タンクに貯蔵された後、工程(I)にリサイクルされた。サイドカット部から回収されたジフェニルカーボネートは、工程(II)の高沸点物質分離塔に供給され、高純度ジフェニルカーボネートとして回収された。
(1)ジフェニルカーボネートを連続的に製造する工程(I)
実施例1と同じ装置を用いて、下記の条件で反応蒸留を行った。
フェノール/ジメチルカーボネート=1.1(重量比)からなる原料1を第1連続多段蒸留塔101の上部導入口11から液状で40トン/hrの流量で連続的に導入した。一方、ジメチルカーボネート/フェノール=3.9(重量比)からなる原料2を第1連続多段蒸留塔101の下部導入口12からガス状で43トン/hrの流量で連続的に導入した。第1連続多段蒸留塔101に導入された原料のモル比は、ジメチルカーボネート/フェノール=1.87であった。この原料にはハロゲンは実質的に含まれていなかった(イオンクロマトグラフィーでの検出限界外で1ppb以下)。触媒はPb(OPh)2として、反応液中に約250ppmとなるように第1連続多段蒸留塔101の上部導入口11から導入された。第1連続多段蒸留塔101では塔底部の温度が235℃で、塔頂部の圧力が9×105Pa、還流比が0の条件下で連続的に反応蒸留が行われた。メチルアルコール、ジメチルカーボネート、フェノール等を含む第1塔低沸点反応混合物を第1塔の塔頂部13よりガス状で連続的に抜き出し、熱交換器14を経て、抜出し口16から43トン/hrの流量で抜出した。一方、メチルフェニルカーボネート、ジメチルカーボネート、フェノール、ジフェニルカーボネート、触媒等を含む第1塔高沸点反応混合物を第1塔底部17より液状で連続的に抜き出した。
この条件で長期間の連続運転を行った。500時間後、1000時間後、2000時間後のジフェニルカーボネートの1時間あたりの生産量は4.03トン、4.03トン、4.04トンであり、反応したフェノールに対して選択率は97%、97%、97%であり、非常に安定していた。また、製造された芳香族カーボネートには、ハロゲンは実質的に含まれていなかった(1ppb以下)。
実施例1と同様な方法で行われた。
実施例1と同じ重合器に、ビスフェノールAと工程(I)、(II)で製造された高純度ジフェニルカーボネート(対ビスフェノールAモル比1.05)とから製造された芳香族ポリカーボネートの溶融プレポリマー(数平均分子量Mnは3,500)が、供給ポンプによって供給口1より供給ゾーン3に連続的に供給された。重合反応ゾーンの圧力が100Paに保持されている以外は実施例1と同様な方法により重合させて芳香族ポリカーボネートを製造した。運転開始から、50時間後、100時間後、500時間後、1,000時間後、2,000時間後、3,000時間後、4,000時間後、5,000時間後に排出口12から排出された芳香族ポリカーボネートのMnは、それぞれ、7,600、7,600、7,650 7,600、7,650、7,650、7,600、7,600であり、安定であった。
このようにして製造された芳香族ポリカーボネートは、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属化合物の含有量はこれらの金属元素に換算して、0.03から0.04ppmであり、塩素の含有量は1ppb以下(検出限界以下)であった。また、異種結合の含有量は0.08〜0.1モル%であった。
実施例1と同様な方法で行われた。
第2連続多段蒸留塔201における多孔板トレイの孔1個あたりの断面積=約1.8cm2とする以外は実施例1と同じ装置を用いて、下記の条件で反応蒸留を行った。
フェノール/ジメチルカーボネート=1.7(重量比)からなる原料1を第1連続多段蒸留塔101の上部導入口11から液状で86トン/hrの流量で連続的に導入した。一方、ジメチルカーボネート/フェノール=3.5(重量比)からなる原料2を第1連続多段蒸留塔101の下部導入口12からガス状で90トン/hrの流量で連続的に導入した。第1連続多段蒸留塔101に導入された原料のモル比は、ジメチルカーボネート/フェノール=1.44であった。この原料にはハロゲンは実質的に含まれていなかった(イオンクロマトグラフィーでの検出限界外で1ppb以下)。触媒はPb(OPh)2として、反応液中に約150ppmとなるように第1連続多段蒸留塔101の上部導入口11から導入された。第1連続多段蒸留塔101では塔底部の温度が220℃で、塔頂部の圧力が8×105Pa、還流比が0の条件下で連続的に反応蒸留が行われた。メチルアルコール、ジメチルカーボネート、フェノール等を含む第1塔低沸点反応混合物を第1塔の塔頂部13よりガス状で連続的に抜き出し、熱交換器14を経て、抜出し口16から82トン/hrの流量で抜出した。一方、メチルフェニルカーボネート、ジメチルカーボネート、フェノール、ジフェニルカーボネート、触媒等を含む第1塔高沸点反応混合物を第1塔底部17より液状で連続的に抜き出した。
この条件で長期間の連続運転を行った。500時間後、1000時間後、2000時間後のジフェニルカーボネートの1時間あたりの生産量は7.28トン、7.29トン、7.29トンであり、反応したフェノールに対して選択率は98%、98%、98%であり、非常に安定していた。また、製造された芳香族カーボネートには、ハロゲンは実質的に含まれていなかった(1ppb以下)。
実施例1と同様な方法で行われた。
図6に示すようなガイド接触流下式重合器2基を直列に配置した重合装置を用いて芳香族ポリカーボネートの製造をおこなった。これらの重合器の材質は、すべてステンレススチールである。ガイド接触流下式第1重合器は円筒形側面ケーシングとテーパー形の底部ケーシングを有するものであって、L=950cm、h=850cm、D=400cm、d=20cm、C=150度 、S=750m2 である。第2重合器は実施例1で用いたものと同じものである。
ビスフェノールAと工程(I)、(II)で製造された高純度ジフェニルカーボネート(対ビスフェノールAモル比1.06)とから製造された芳香族ポリカーボネートの溶融プレポリマー(数平均分子量Mnは2,500)が、供給ポンプによって第1重合器の供給口1より供給ゾーン3に連続的に供給された。第1重合器内の多孔板2を通して重合反応ゾーンに連続的に供給された、該溶融プレポリマーは、ガイド4に沿って流下しながら重合反応が進められた。第1重合器の重合反応ゾーンは真空ベント口6を通して800Paの圧力に保持されている。ガイド4の下部から重合器の底部11に入ってきた重合度の高められた芳香族ポリカーボネートの溶融プレポリマー(数平均分子量Mnは5,500)は、該底部での滞留量がほぼ一定となるように排出ポンプ8によって排出口7から一定の流量で連続的に抜き出された。この溶融プレポリマーが、供給ポンプによって第2重合器の供給口1より供給ゾーン3に連続的に供給された。第2重合器内の多孔板2を通して重合反応ゾーンに連続的に供給された、該溶融プレポリマーは、ガイド4に沿って流下しながら重合反応が進められた。第2重合器の重合反応ゾーンは真空ベント口6を通して50Paの圧力に保持されている。ガイド4の下部から第2重合器の底部11に入ってきた生成芳香族ポリカーボネートは、該底部での滞留量がほぼ一定となるように排出ポンプ8によって排出口7から6トン/hrの流量で連続的に抜き出された。
運転を開始してから50時間後に第2重合器の抜き出し口12から抜き出された芳香族ポリカーボネートの数平均分子量Mnは11,500であり、良好なカラー(b*値3.2)であった。また、引張伸度は99%であった。運転開始から、60時間後、100時間後、500時間後、1,000時間後、2,000時間後、3,000時間後、4,000時間後、5,000時間後に抜き出し口12から抜き出された芳香族ポリカーボネートのMnは、それぞれ、11,500、11,550、11,500、11,550、11,500、11,500、11,550、11,500であり、安定であった。
このようにして製造された芳香族ポリカーボネートは、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属化合物の含有量はこれらの金属元素に換算して、0.03から0.05ppmであり、塩素の含有量は1ppb以下(検出限界以下)であった。また、異種結合の含有量は0.11〜0.16モル%であった。
実施例1と同様な方法で行われた。
Claims (23)
- ジアルキルカーボネートと芳香族ジヒドロキシ化合物から芳香族ポリカーボネートを連続的に製造する高品質芳香族ポリカーボネートの工業的な製造方法であって、
(I)ジアルキルカーボネートとフェノールとを原料とし、この原料を均一系触媒が存在する第1連続多段蒸留塔内に連続的に供給し、該第1塔内で反応と蒸留を同時に行い、生成するアルコール類を含む第1塔低沸点反応混合物を該第1塔上部よりガス状で連続的に抜出し、生成するアルキルフェニルカーボネート類を含む第1塔高沸点反応混合物を該第1塔下部より液状で連続的に抜出し、該第1塔高沸点反応混合物を触媒が存在する第2連続多段蒸留塔内に連続的に供給し、該第2塔内で反応と蒸留を同時に行い、生成するジアルキルカーボネート類を含む第2塔低沸点反応混合物を該第2塔上部よりガス状で連続的に抜出し、生成するジフェニルカーボネート類を含む第2塔高沸点反応混合物を該第2塔下部より液状で連続的に抜出し、一方、ジアルキルカーボネート類を含む第2塔低沸点反応混合物を第1連続多段蒸留塔内に連続的に供給することによって、ジフェニルカーボネートを連続的に製造する工程(I)と、
(II)該ジフェニルカーボネートを含む第2塔高沸点反応混合物を高沸点物質分離塔Aに連続的に導入し、ジフェニルカーボネートを含む塔頂成分(AT)と触媒を含む塔底成分(AB)に連続的に蒸留分離し、次いで該塔頂成分(AT)を、サイドカット抜き出し口を有するジフェニルカーボネート精製塔Bに連続的に導入し、塔頂成分(BT)、サイドカット成分(BS)、塔底成分(BB)の3つの成分に連続的に蒸留分離することによって、サイドカット成分として高純度ジフェニルカーボネートを取得する精製工程(II)と、
(III)該芳香族ジヒドロキシ化合物と該高純度ジフェニルカーボネートとを反応させて芳香族ポリカーボネートの溶融プレポリマーを製造し、該溶融プレポリマーをガイドの表面に沿って流下せしめ、その流下中に該溶融プレポリマーの重合を行わせるガイド接触流下式重合器を用いて芳香族ポリカーボネートを製造する工程(III)と、
(IV)工程(III)で副生するフェノールをジフェニルカーボネート製造工程(I)に循環するフェノールのリサイクル工程(IV)と、
を含み、
(a)該第1連続多段蒸留塔が、長さL1(cm)、内径D1(cm)の円筒形の胴部を有し、内部に段数n1をもつインターナルを有する構造をしており、塔頂部又はそれに近い塔の上部に内径d11(cm)のガス抜出し口、塔底部又はそれに近い塔の下部に内径d12(cm)の液抜出し口、該ガス抜出し口より下部であって塔の上部及び/又は中間部に1つ以上の第1の導入口、該液抜出し口より上部であって塔の中間部及び/又は下部に1つ以上の第2の導入口を有するものであって、L1、D1、L1/D1、n1、D1/d11、D1/d12 が、それぞれ式(1)〜(6)を満足するものであり、
1500 ≦ L1 ≦ 8000 式(1)
100 ≦ D1 ≦ 2000 式(2)
2 ≦ L1/D1 ≦ 40 式(3)
20 ≦ n1 ≦ 120 式(4)
5 ≦ D1/d11 ≦ 30 式(5)
3 ≦ D1/d12 ≦ 20 式(6)
(b)該第2連続多段蒸留塔が、長さL2(cm)、内径D2(cm)の円筒形の胴部を有し、内部に段数n2をもつインターナルを有する構造をしており、塔頂部又はそれに近い塔の上部に内径d21(cm)のガス抜出し口、塔底部又はそれに近い塔の下部に内径d22(cm)の液抜出し口、該ガス抜出し口より下部であって塔の上部及び/又は中間部に1つ以上の第3の導入口、該液抜出し口より上部であって塔の中間部及び/又は下部に1つ以上の第4の導入口を有するものであって、L2、D2、L2/D2、n2、D2/d21、D2/d22 が、それぞれ式(7)〜(12)を満足するものであり、
1500 ≦ L2 ≦ 8000 式(7)
100 ≦ D2 ≦ 2000 式(8)
2 ≦ L2/D2 ≦ 40 式(9)
10 ≦ n2 ≦ 80 式(10)
2 ≦ D2/d21 ≦ 15 式(11)
5 ≦ D2/d22 ≦ 30 式(12)
(c)該高沸点物質分離塔Aが、下記式(13)〜(15)を満足する、長さLA(cm)、内径DA(cm)で、内部に段数nAのインターナルを有する連続多段蒸留塔であり、
800 ≦ LA ≦ 3000 式(13)
100 ≦ DA ≦ 1000 式(14)
20 ≦ nA ≦ 100 式(15)
該ジフェニルカーボネート精製塔Bが、長さLB(cm)、内径DB(cm)で、内部にインターナルを有するものであって、塔の中段に導入口B1、該導入口B1と塔底との間にサイドカット抜き出し口B2を有し、導入口B1から上部のインターナルの段数がnB1、導入口B1とサイドカット抜き出し口B2との間のインターナルの段数がnB2、サイドカット抜き出し口B2から下部のインターナルの段数がnB3で、段数の合計(nB1+nB2+nB3)がnBである連続多段蒸留塔であり、下記式(16)〜(21)を満足し、
1000 ≦ LB ≦ 5000 式(16)
100 ≦ DB ≦ 1000 式(17)
5 ≦ nB1 ≦ 20 式(18)
12 ≦ nB2 ≦ 40 式(19)
3 ≦ nB3 ≦ 15 式(20)
20 ≦ nB ≦ 70 式(21)
(d)該ガイド接触流下式重合器が、
(1)溶融プレポリマー受給口、多孔板、該溶融プレポリマーが多孔板を通して重合反応ゾーンのガイドに供給するための溶融プレポリマー供給ゾーン、該多孔板と側面ケーシングとテーパー形の底部ケーシングとに囲まれた空間に該多孔板から下方に延びる複数のガイドが設けられた重合反応ゾーン、該重合反応ゾーンに設けられた真空ベント口、テーパー形の底部ケーシングの最下部に設けられた芳香族ポリカーボネート排出口、及び該排出口に接続された芳香族ポリカーボネート排出ポンプを有するものであって、
(2)該重合反応ゾーンの側面ケーシングの水平面における内部断面積A(m2)が、式(22)を満足するものであって、
0.7 ≦ A ≦ 300 式(22)
(3)該A(m2)と、芳香族ポリカーボネート排出口の水平面における内部断面積B(m2)との比が、式(23)を満足するものであって、
20 ≦ A/B ≦ 1000 式(23)
(4)該重合反応ゾーンの底部を構成するテーパー形の底部ケーシングが、上部の側面ケーシングに対してその内部において、角度C度で接続されており、該角度C度が式(24)を満足するものであって、
120 ≦ C ≦ 165 式(24)
(5)該ガイドの長さ h(cm)が、式(25)を満足するものであって、
150 ≦ h ≦ 5000 式(25)
(6)該ガイド全体の外部総表面積S(m2)が式(26)を満足するものである、
2 ≦ S ≦ 50000 式(26)
ことを特徴とする高品質芳香族ポリカーボネートの工業的な製造方法。 - 製造される芳香族ポリカーボネートが1時間あたり1トン以上であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 該d11と該d12が式(27)を満足し、且つ該d21と該d22が式(28)を満足する、
1 ≦ d12/d11 ≦ 5 式(27)
1 ≦ d21/d22 ≦ 6 式(28)
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 - 該第1連続多段蒸留塔のL1、D1、L1/D1、n1、D1/d11、D1/d12 がそれぞれ、2000≦L1≦6000、 150≦D1≦1000、 3≦L1/D1≦30、 30≦n1≦100、 8≦D1/d11≦25、 5≦D1/d12≦18であり、且つ、該第2連続多段蒸留塔のL2、D2、L2/D2、n2、D2/d21、D2/d22 がそれぞれ、2000≦L2≦6000、 150≦D2≦1000、 3≦L2/D2≦30、 15≦n2≦60、 2.5≦D2/d21≦12、 7≦D2/d22≦25であることを特徴とする請求項1ないし3のうち何れか一項に記載の方法。
- 該第1連続多段蒸留塔のL1、D1、L1/D1、n1、D1/d11、D1/d12 がそれぞれ、2500≦L1≦5000、 200≦D1≦800、 5≦L1/D1≦15、 40≦n1≦90、 10≦D1/d11≦25、 7≦D1/d12≦15であり、且つ、該第2連続多段蒸留塔のL2、D2、L2/D2、n2、D2/d21、D2/d22 がそれぞれ、2500≦L2≦5000、 200≦D2≦800、 5≦L2/D2≦15、 20≦n2≦50、 3≦D2/d21≦10、 9≦D2/d22≦20であることを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか一項に記載の方法。
- 該第1連続多段蒸留塔及び該第2連続多段蒸留塔が、それぞれ該インターナルとしてトレイ及び/又は充填物を有する蒸留塔であることを特徴とする請求項1ないし5のうち何れか一項に記載の方法。
- 該第1連続多段蒸留塔が、該インターナルとしてトレイを有する棚段式蒸留塔であり、
該第2連続多段蒸留塔が、該インターナルとして充填物及びトレイの両方を有する蒸留塔であることを特徴とする請求項6記載の方法。 - 該第1連続多段蒸留塔及び該第2連続多段蒸留塔の該トレイのそれぞれが、多孔板部とダウンカマー部を有する多孔板トレイであることを特徴とする請求項6又は7記載の方法。
- 該多孔板トレイが該多孔板部の面積1m2あたり100〜1000個の孔を有するものであることを特徴とする請求項8記載の方法。
- 該多孔板トレイの孔1個あたりの断面積が0.5〜5cm2であることを特徴とする請求項8又は9記載の方法。
- 該第2連続多段蒸留塔が、該インターナルとして充填物を上部に、トレイを下部に有する蒸留塔であることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
- 該第2連続多段蒸留塔の該インターナルの該充填物が、1基又は2基以上の規則充填物であることを特徴とする請求項6ないし11のうち何れか一項に記載の方法。
- 該第2連続多段蒸留塔の該規則充填物が、メラパック、ジェムパック、テクノパック、フレキシパック、スルザーパッキング、グッドロールパッキング、グリッチグリッドから選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 該高沸点物質分離塔A及び該ジフェニルカーボネート精製塔Bが、それぞれ該インターナルとしてトレイ及び/又は充填物を有する蒸留塔であることを特徴とする請求項1ないし13のうち何れか一項に記載の方法。
- 該高沸点物質分離塔A及び該ジフェニルカーボネート精製塔Bのインターナルが、それぞれ充填物であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
- 該充填物が、メラパック、ジェムパック、テクノパック、フレキシパック、スルザーパッキング、グッドロールパッキング、グリッチグリッドから選ばれた少なくとも1種の規則充填物であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 重合反応ゾーンの側面ケーシングが内径D(cm)、長さL(cm)の円筒形であって、その下部に接続された底部のケーシングがテーパー形であり、該テーパー形の底部ケーシングの最下部の排出口が内径d(cm)の円筒形であって、D、L、d が式(29)、(30)、(31)及び(32)を満足する、
100 ≦ D ≦ 1800 式(29)
5 ≦ D/d ≦ 50 式(30)
0.5 ≦ L/D ≦ 30 式(31)
h−20 ≦ L ≦ h+300 式(32)
ことを特徴とする請求項1ないし16のうち何れか一項に記載の方法。 - 該hが式(33)を満足する、
400 < h ≦ 2500 式(33)
ことを特徴とする請求項1ないし17のうち何れか一項に記載の方法。 - 1つの該ガイドが外径 r(cm)の円柱状又は内側に溶融プレポリマーが入らないようにしたパイプ状のものであって、r が式(34)を満足する、
0.1 ≦ r ≦ 1 式(34)
ことを特徴とする請求項1ないし18のうち何れか一項に記載の方法。 - 該ガイド接触流下式重合器2基以上を連結して重合を行うこと特徴とする請求項1ないし19のうち何れか一項に記載の方法。
- 請求項20記載の2基以上のガイド接触流下式重合器が、ガイド接触流下式第1重合器、ガイド接触流下式第2重合器の2基の重合器であって、この順に重合度を上げていく方法において、該第1重合器のガイド全体の外部総表面積S1(m2)と該第2重合器のガイド全体の外部総表面積S2(m2)とが式(35)を満足する、
1 ≦ S1/S2 ≦ 20 式(35)
ことを特徴とする請求項20に記載の方法。 - アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属化合物の含有量が、これらの金属元素に換算して、0.1〜0.01ppmであり、且つ、ハロゲン含有量が、1ppb以下である高品質芳香族ポリカーボネートを製造することを特徴とする請求項1ないし21の何れか一項に記載の方法。
- 主鎖に対してエステル結合やエーテル結合等の異種結合を介して部分的に分岐している芳香族ポリカーボネートであって、該異種結合の含有量が、カーボネート結合に対して、
0.05〜0.5モル%である高品質芳香族ポリカーボネートを製造することを特徴とする請求項1ないし22の何れか一項に記載の方法。
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