JP5082491B2 - エネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク - Google Patents
エネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク Download PDFInfo
- Publication number
- JP5082491B2 JP5082491B2 JP2007039252A JP2007039252A JP5082491B2 JP 5082491 B2 JP5082491 B2 JP 5082491B2 JP 2007039252 A JP2007039252 A JP 2007039252A JP 2007039252 A JP2007039252 A JP 2007039252A JP 5082491 B2 JP5082491 B2 JP 5082491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pigment
- pigment red
- glycol
- printing
- epoxidized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
インクジェット方式による印刷では、ノズルヘッドからの連続吐出の安定性やノズルヘッドの詰りを防止する観点から、インク粘度が常温で30mPa・s以下であることが望ましいとされているが、硬化後の膜強度を大きくするためには、ポリマーや架橋剤などの高粘度成分を使用する必要があるため、低粘度化と膜強度はトレードオフの関係にある。そのため印刷インクの粘度を下げる反応性希釈剤として低分子量の(メタ)アクリル酸エステル類が使用されてきたが、このような印刷インクの場合、皮膚刺激性が問題となったり、硬化速度や硬化後の膜強度の面で満足できないという問題点があった。
一般の印刷用インクにおいては、例えばエポキシ化大豆油などの天然物由来の分子量の大きい乾性油ないし半乾性油のエポキシ化物が用いられる場合もあるが、この化合物は、安全面に問題がないとしても、照射時の感度が低く、また硬化への寄与が小さいか殆どない不純物が相当量含まれ、このような不純物を除去するのも経済性や技術面などの面から問題があって、工業的に一定純度で入手するのが困難であり、印刷特性や印刷品質の点で必ずしも満足できない。したがって、このようなカチオン硬化系をそのままエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インクに適用することには問題がある。
(A)着色剤、(B)エネルギー線照射によりカチオン重合する成分、並びに(C)カチオン性光重合開始剤を含有するエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インクであって、(B)成分が(B1)炭素数が14以上の成分の含有率が85重量%以上であり、エポキシ化しうるエチレン性不飽和結合を分子中に1個もしくは2個有する不飽和脂肪酸(b−1)とエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトールの群から選ばれる脂肪族多価アルコール(b−2)とのエステル誘導体のエポキシ化物を必須成分とすることを特徴とするエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク、からなる。
本発明でいう「エネルギー線」とは、可視光線、紫外線、X線、α線、β線、γ線等を含むものを意味する。
(A)着色剤
本発明における着色剤は、色調が特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜選定され、顔料、染料あるいは天然色素の何れでもよい。
本発明における着色剤としては、発色性が高く、かつ耐熱性の高い着色剤、特に耐熱分解性の高い着色剤が好ましく、通常、有機顔料あるいは無機顔料が用いられ、特に好ましくは有機顔料、カーボンブラックが用いられる。
前記有機顔料としては、例えば、カラーインデックス(C.I.;The Society of Dyers and Colourists 社発行) においてピグメント(Pigment)に分類されている化合物、具体的には、下記のようなカラーインデックス(C.I.)番号が付されているものを挙げることができる。
C.I.ピグメントバイオレット1、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレット29、C.I.ピグメントバイオレット32、C.I.ピグメントバイオレット36、C.I.ピグメントバイオレット38;
C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36;
C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25;
C.I.ピグメントブラック1、C.I.ピグメントブラック7。
また、これらの有機顔料は、例えば、硫酸再結晶法、溶剤洗浄法や、これらの組み合わせ等により精製して使用することができる。
本発明において、有機顔料および無機顔料は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して使用することができ、また有機顔料と無機顔料とを併用することができるが、黒色以外の色調に印刷する際には、好ましくは1種以上の有機顔料が使用され、また黒色に印刷する際には、好ましくは2種以上の有機顔料および/またはカーボンブラックが使用される。
前記分散剤としては、例えば、カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性、シリコーン系、フッ素系等の界面活性剤を挙げることができる。
前記界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレン n−オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン n−ノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類;ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート等のポリエチレングリコールジエステル類;ソルビタン脂肪酸エステル類;脂肪酸変性ポリエステル類;3級アミン変性ポリウレタン類;ポリエチレンイミン類等のほか、以下商品名で、KP(信越化学工業(株)製)、ポリフロー(共栄社化学(株)製)、エフトップ(トーケムプロダクツ社製)、メガファック(大日本インキ化学工業(株)製)、フロラード(住友スリーエム(株)製)、アサヒガード、サーフロン(以上、旭硝子(株)製)、Disperbyk(ビックケミー・ジャパン(株)製)、ソルスパース(セネカ(株)製)等を挙げることができる。
これらの界面活性剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
界面活性剤の使用量は、着色剤100重量部に対して、通常、50重量部以下、好ましくは0〜30重量部である。
本発明における(B)成分は、(B1)炭素数が14以上、好ましくは炭素数が16〜22の成分の含有率が85重量%以上、好ましくは90重量%以上、特に好ましくは95重量%以上であり、エポキシ化しうるエチレン性不飽和結合を分子中に1個もしくは2個有する不飽和脂肪酸(b−1)(以下、「特定不飽和脂肪酸」という。)とエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトールの群から選ばれる脂肪族多価アルコール(b−2)とのエステル誘導体のエポキシ化物(以下、「(B1)エポキシ化物」という。)を必須成分とする、エネルギー線照射によりカチオン重合する成分(以下、「カチオン重合性成分」という。)である。
これらの特定不飽和脂肪酸のうち、特に、オレイン酸、リノール酸等が好ましい。
特定不飽和脂肪酸の市販品としては、例えば、ルナックO−Pなどがあるが、炭素数が14以上の化合物の含有率が高いという観点から、特に、日本油脂(株)製のEXTRA OS-85 、EXTRA OLEIN 90、EXTRA LINOLEIC 90 等が好ましい。
本発明に使用されるエステル誘導体としては、得られる(B1)エポキシ化物の硬化特性や硬化後の膜強度等の観点から、2個以上、好ましくは2〜6個のエステル構造を有する化合物が好ましく、その具体例としては、ペンタエリスリトールトリ(オレート)、ペンタエリスリトールテトラ(オレート)、ペンタエリスリトールトリ(リノレート)、ペンタエリスリトールテトラ(リノレート)、ジペンタエリスリトールトリ(オレート)、ジペンタエリスリトールテトラ(オレート)、ジペンタエリスリトールペンタ(オレート)、ジペンタエリスリトールヘキサ(オレート)、ジペンタエリスリトールトリ(リノレート)、ジペンタエリスリトールテトラ(リノレート)、ジペンタエリスリトールペンタ(リノレート)、ジペンタエリスリトールヘキサ(リノレート)等を挙げることができる。 これらのエステル誘導体のうち、特に、ペンタエリスリトールテトラ(オレート)、ペンタエリスリトールテトラ(リノレート)等が好ましい。
エステル誘導体のエポキシ化反応に際しては、エステル誘導体中の反応性エチレン性不飽和結合の一部あるいは全部がエポキシ化される。反応性エチレン性不飽和結合の一部のみがエポキシ化された反応生成物では、使用されたエステル誘導体の各分子が均等にエポキシ化される場合のほか、エポキシ化の程度が異なる化合物の混合物となる場合もあり、このいずれの反応生成物も本発明に使用することができる。なお、本発明においては、エステル誘導体に使用される脂肪族多価アルコールも反応性エチレン性不飽和結合を有することができ、この場合は該反応性エチレン性不飽和結合の少なくとも一部もエポキシ化されうるが、その得られた(B1)エポキシ化物も、本発明において使用することもできる。
エステル誘導体のエポキシ化反応は、例えば、エステル誘導体に、過酸化水素、過酢酸、過安息香酸、過塩素酸等の過酸化物を、不活性溶媒の不存在下もしくは存在下、通常常温〜70℃程度の温度で、常法により反応させることにより実施することができる。
ペンタエリスリトールトリス(エポキシオレート)モノオレート、ペンタエリスリトールテトラキス(エポキシオレート)等のペンタエリスリトールテトラ(オレート)のエポキシ化物;
等が、分子量が大きいため安全性が高く、かつエポキシ基数が適度に多いため高感度であるなどの観点から特に好ましい。
本発明における(B1)エポキシ化物は、安定した純度で工業的に合成することができ、かつエネルギー線照射時に、良好な感度および硬化速度を示すとともに、分子量が十分大きく、排気機能が低い環境下でも慢性的に吸入するおそれが低く、また皮膚に触れても皮膚かぶれやアレルギー反応を起こすおそれがなく、安全性に問題がない成分であって、硬化特性および印刷品質に優れた安全なエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インクをもたらすことができる。
前記他のカチオン重合性成分としては、例えば、他のエポキシ化合物、オキセタン化合物、オキソラン化合物、環状アセタール化合物、環状ラクトン化合物、チイラン化合物、チエタン化合物、エポキシ化合物とラクトン化合物との反応生成物であるスピロオルトエステル化合物、ビニルエーテル化合物、他のエチレン性不飽和化合物等を挙げることができる。
前記他のカチオン重合性成分は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
(B1)エポキシ化物とオキセタン化合物とを併用する場合の各化合物の重量比率((B1)エポキシ化物/オキセタン化合物)は、通常、0.05〜1、好ましくは0.05〜0.43、さらに好ましくは0.07〜0.25である。この場合、該重量比率が低すぎると、硬化速度が低下する傾向があり、一方高すぎると、エネルギー線照射時のモノマー転化率が低下する傾向がある。
本発明における(C)成分は、可視光線、紫外線、X線、α線、β線、γ線等のエネルギー線の照射により(B)カチオン重合性成分のカチオン重合を開始させる活性種を生じるカチオン性光重合開始剤である。 本発明における好ましいカチオン性光重合開始剤としては、例えば、下記一般式(1)で表されるオニウム塩を挙げることができる。このオニウム塩は、エネルギー線照射によりルイス酸を放出する化合物である。
オニウムアニオン[ MXn+p ] -pにおいて、Mの金属またはメタロイドとしては、例えば、B、P、As、Sb、Fe、Sn、Bi、Al、Ca、In、Ti、Zn、Sc、V、Cr、Mn、Co等を挙げることができる。
また、Xのハロゲン原子としては、例えば、F、Cl、Br等を挙げることができる。
SbF6 - 、AsF6 - 、SbCl6 - 等を挙げることができる。
式[ MXn ( OH)]- (但し、Mはハロゲン化物錯体[ MXn ( OH)]の中心原子をなす金属またはメタロイドであり、Xはハロゲン原子であり、nはMの原子価である。)で表されるイオンや、トリフルオロメタンスルホン酸イオン(CF3 SO3 - ) 、フルオロスルホン酸イオン(FSO3 - ) 、過塩素酸イオン(ClO4 - ) 、p−トルエンスルホン酸イオン、トリニトロベンゼンスルホン酸イオン、トリニトロトルエンスルホン酸イオン等である化合物等を使用することもできる。
また、前記以外にも、鉄/アレン錯体、アルミニウム錯体/光分解ケイ素化合物系開始剤等もカチオン性光重合開始剤として使用することもできる。
これらの市販品のうち、特に、アデカオプトマーSP−152、アデカオプトマーSP−170、アデカオプトマーSP−172、UVI−6970、UVI−6974、CD−1012、MPI−103、CPI−110A等が、得られるインキの感度が高い点で好ましい。
本発明において、カチオン性光重合開始剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
本発明のエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インクは、必要に応じて、種々の添加剤を含有することもできる。
前記添加剤としては、例えば、インクとしての保存安定性を高めるため各種重合禁止剤や、印刷後の硬化膜に耐候性を付与するための老化防止剤、紫外線吸収剤等を挙げることができる。
さらに、前記以外の添加剤として、例えば、
銅フタロシアニン誘導体等の青色顔料誘導体や黄色顔料誘導体等の分散助剤;
ガラス、アルミナ等の充填剤;
ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル類、ポリ(フロロアルキルアクリレート)類等の高分子化合物;
ノニオン系、カチオン系、アニオン系等の界面活性剤;
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等の密着促進剤;
2,2’−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチルフェノール等の酸化防止剤;
2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、アルコキシベンゾフェノン類等の紫外線吸収剤;
ポリアクリル酸ナトリウム等の凝集防止剤;
1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2−フェニルアゾ−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル等の熱ラジカル発生剤
等を挙げることができる。
ここで、本発明のエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク(以下、単に「印刷インク」ともいう。)を用いる印刷方法について説明する。
この印刷方法は、基本的に、 [I] 印刷インクをインクジェット方式により、被印刷材表面に印刷する工程、 [II] エネルギー線を照射(以下、「露光」という。)して、印刷インクを硬化させる工程を経るものである。なお、本発明の印刷インクは、スピンナーを用いる印刷方式など、インクジェット方式以外の各種の印刷にも広く適用できるものである。
− [I] 工程−
本発明の印刷インクは、例えば、通常の非コート紙やコート紙のほか、プラスチック、ゴム、木質材、金属、ガラス、陶磁器等、インク吸収性の有無に関わりなく、各種の被印刷材に適用可能である。
前記プラスチックとしては、例えば、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等)、ポリカーボネート、ポリアセタール、OPS、OPP、ONy、TAC、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、耐衝撃性スチレン系樹脂(例えば、ABS樹脂等)、ポリビニルアルコール等を挙げることができ、これらのプラスチックは、熱収縮性があってもなくても使用することができる。
また、印刷インクのノズルヘッドからの吐出量は、例えば、通常、2〜15ピコリットル/秒、好ましくは4〜12ピコリットル/秒である。
被印刷材表面への印刷に際して、印刷インクの吐出量は、被印刷材の使用目的などによっても変わるが、硬化後の合計膜厚が、例えば、通常、1〜25μm、好ましくは3〜15μmとなる量とすることが望ましい。
露光は、印刷インクの着弾後、通常、0.001〜2.0秒、好ましくは0.001〜1.0秒の間に行うことが望ましい。高精細な印刷を行うためには、露光タイミングが早い方が適切である。
印刷に際しては、単層でも多層重ねに印刷してもよく、また単色でも多色に印刷してもよい。なお、多層重ねに印刷する場合は、各層の印刷後にその都度露光することが望ましい。
エネルギー線の露光量は、通常、1,000〜15,000J/m2 、好ましくは3,000〜10,000J/m2 である。
露光方法としては、例えば、特許文献15や特許文献16に記載されている方法、より具体的にはシャトル方式や光ファイバー方式等を採用することができる。
合成例1
ペンタエリスリトール21.1g、リノール酸183.9g、70重量%硫酸0.7gを500ミリリットル3つ口フラスコに入れたのち、200℃に加熱し、反応中に発生する水を系外に出しながら5時間反応させた。反応終了後、反応生成物の酸価を測定して、残存するカルボキシル基を算出し、そのカルボキシル基のモル数の1.5倍当量のNaOHを10重量%水溶液として添加し、15分間攪拌して中和を行って、エステル誘導体を得た。その後、反応生成物を90℃の温水200gと混合したのち90分間静置して、ろ過し、分離されたエステル誘導体にさらに90℃の温水200gを添加して15分間攪拌したのち、90分間静置した。その後、減圧下で窒素を吹き込みながら1時間攪拌したのち、ろ過して、ペンタエリスリトールテトラ(リノレート)150gを得た。また、この操作を繰り返して、合計300gのペンタエリスリトールテトラ(リノレート)を得た。
この(B1)エポキシ化物は、ヨウ素価8.5、オキシラン酸素9.1重量%、エポキシ当量184であった。
この(B1)エポキシ化物を「エポキシ化物(B-1) 」とする。
ペンタエリスリトール21.1g、オレイン酸245.1g、70重量%硫酸0.7gを500ミリリットル3つ口フラスコに入れたのち、200℃に加熱し、反応中に発生する水を系外に出しながら5時間反応させた。反応終了後、反応生成物の酸価を測定して、残存するカルボキシル基を算出し、そのカルボキシル基のモル数の1.5倍当量のNaOHを10重量%水溶液として添加し、15分間攪拌して中和を行って、エステル誘導体を得た。その後、反応生成物を90℃の温水200gと混合したのち90分間静置して、ろ過し、さらに分離されたエステル誘導体に90℃の温水200gを添加して15分間攪拌したのち、90分間静置した。その後、減圧下で窒素を吹き込みながら1時間攪拌したのち、ろ過して、ペンタエリスリトールテトラ(オレート)150gを得た。また、この操作を繰り返して、合計300gのペンタエリスリトールテトラ(オレート)を得た。
この(B1)エポキシ化物は、ヨウ素価4.2、オキシラン酸素4.8重量%、エポキシ当量395であった。
この(B1)エポキシ化物を「エポキシ化合物(B-2) 」とする。
表1(但し、部は重量部である。以下同様。)に記載の(A)着色剤、(B)カチオン重合性成分および(C)カチオン性光重合開始剤を混合して、各印刷インクを調製した。
印刷インキの粘度(25℃)を、東京計器(株)製 ELD型粘度計(25℃)を用いて測定した。
また、印刷インクを、スピンナーによりポリカーボネート基材表面に塗布したのち、形成された塗膜にメタルハライドランプにより、1回の露光量を1,000J/m2 として、指触にてタックが無くなるまで露光を繰り返し、タックが無くなくなるまでに要した合計露光量(必要露光量)を測定した。
また、印刷インクを、スピンナーによりポリカーボネート基材表面に塗布したのち、形成された塗膜にメタルハライドランプにより、10,000J/m2 の露光量で露光して、基材上に膜厚4.0μmの硬化膜を形成した。その後、硬化膜について、JIS K−5400−1990の8.4.1鉛筆引っかき試験を行って、鉛筆硬度を測定した。
また、印刷インク1部、イソプロピルアルコール19部および水80部の混合物を脱脂綿にしみこませ、二の腕の腋側に24時間貼り付けたとき、貼り付け箇所が24時間後に赤くなっていれば×、何も変化がなければ○として、安全性を評価した。
以上の評価結果を表1に示す。
(A)着色剤
B-15:4 C.I. ピグメントブルー15:4
R-202 C.I. ピグメントレッド202
V-19 C.I. ピグメントバイオレッド19
Y-180 C.I. ピグメントイエロー180
W-6 C.I. ピグメントホワイト6
B-7 C.I. ピグメントブラック7
(B)カチオン重合性成分
エポキシ化大豆油 炭素数14以上の不飽和脂肪酸成分の含有率83重量%(商品名 アデカイザーO-130P、旭電化工業(株)製)
(C)カチオン性光重合開始剤
SP-152 4−メチルフェニルジフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート (商品名アデカオプトマーSP−152、旭電化工業(株)製)
Claims (2)
- (A)着色剤、(B)エネルギー線照射によりカチオン重合する成分、並びに(C)カチオン性光重合開始剤を含有するエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インクであって、(B)成分が(B1)炭素数が14以上の成分の含有率が85重量%以上であり、エポキシ化しうるエチレン性不飽和結合を分子中に1個もしくは2個有する不飽和脂肪酸(b−1)とエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトールの群から選ばれる脂肪族多価アルコール(b−2)とのエステル誘導体のエポキシ化物を必須成分とすることを特徴とするエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク。
- (B)成分がさらに(B2)オキセタン化合物を含有することを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007039252A JP5082491B2 (ja) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | エネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007039252A JP5082491B2 (ja) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | エネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008201886A JP2008201886A (ja) | 2008-09-04 |
| JP5082491B2 true JP5082491B2 (ja) | 2012-11-28 |
Family
ID=39779717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007039252A Expired - Fee Related JP5082491B2 (ja) | 2007-02-20 | 2007-02-20 | エネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5082491B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011030143A2 (en) * | 2009-09-08 | 2011-03-17 | Verdex Limited | Curable formulation |
| JP2011157514A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Brother Industries Ltd | カチオン重合型インク |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1036362A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-02-10 | Daicel Chem Ind Ltd | エポキシ化合物およびその用途 |
| JPH10245430A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-14 | Daicel Chem Ind Ltd | 光硬化性樹脂組成物 |
| JP2005008691A (ja) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク及び印刷物 |
| JP2006008791A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 活性光線硬化型組成物、活性光線硬化型インク、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置 |
-
2007
- 2007-02-20 JP JP2007039252A patent/JP5082491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2008201886A (ja) | 2008-09-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101721254B1 (ko) | 이중 광개시제, 광경화성 조성물, 그것의 용도 및 3차원 물품의 제조방법 | |
| JP5326315B2 (ja) | 接着剤用放射線硬化性組成物、偏光板、及び、偏光板の製造方法 | |
| JP5156620B2 (ja) | 紫外線硬化性樹脂組成物 | |
| CA2325716C (en) | Liquid, radiation-curable composition, especially for stereolithography | |
| JP4235698B2 (ja) | 感光性組成物およびその硬化物 | |
| TWI643917B (zh) | 單體組成物及含有該單體組成物之硬化性組成物 | |
| JP7572267B2 (ja) | 硬化性組成物ならびにその硬化体 | |
| JP2003212965A (ja) | 活性エネルギー線硬化型組成物 | |
| JP3838053B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型組成物及びインク | |
| JP6510909B2 (ja) | モノマー組成物、及びそれを含む硬化性組成物 | |
| WO2000049080A1 (en) | Photo curable liquid resin composition and photofabricated cured product | |
| JP2017115072A (ja) | 立体造形用硬化性組成物 | |
| KR20190130660A (ko) | 모노머 혼합물 및 그것을 포함하는 경화성 조성물 | |
| JP5082491B2 (ja) | エネルギー線硬化型インクジェット印刷用インク | |
| JP6538447B2 (ja) | モノマー組成物、及びそれを含む硬化性組成物 | |
| EP1243629A1 (en) | Active energy beam curable composition and ink | |
| JP2008038114A (ja) | 感光性組成物 | |
| JP3975805B2 (ja) | インクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法 | |
| JP2003292880A (ja) | オーバーコート層用組成物及び印刷物 | |
| JP4686692B2 (ja) | インクジェット記録方式に用いられる活性エネルギー線硬化型白インク組成物 | |
| CN100358932C (zh) | 感光性组合物及其固化物 | |
| WO2010113588A1 (ja) | インクジェットインク及び画像形成方法 | |
| JP2010241955A (ja) | 活性エネルギー線硬化型コーティングニス組成物およびその印刷物 | |
| JP2006225508A (ja) | 光カチオン硬化性組成物およびその硬化物 | |
| JP7277690B1 (ja) | 光硬化性コート剤およびそれを用いてなるコート層を備える積層体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090618 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111014 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111025 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111221 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120807 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120820 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5082491 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |