JP5072147B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は薄膜トランジスタ(以下、TFTと言う)で構成された回路を有する半導体装置の作製方法に関する。例えば、液晶表示装置に代表される電気光学装置、及び電気光学装置を部品として搭載した電気機器の構成に関する。なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能し得る装置全般を指し、上記電気光学装置及び電気機器もその範疇にあるとする。
【0002】
【従来の技術】
近年、絶縁性基板上に半導体薄膜を形成した半導体装置、例えば薄膜トランジスタ(TFT)等の半導体素子を用いた半導体装置を作製する技術が急速に発達している。その理由は、液晶表示装置(代表的には、アクティブマトリクス型液晶表示装置)の需要が高まってきたことによる。
【0003】
また、半導体装置の製造工程において公知の方法(熱アニール法、レーザアニール法、ラピッドサーマルアニール法(RTA法)等)により行われる熱処理は必須の工程となっている。特にドーピング処理後や、配線形成後には欠かすことが出来ない。
【0004】
なぜなら、ドーピング処理において、半導体膜へ打ち込まれるイオンのエネルギーは、半導体膜を形成する元素の結合エネルギーと比較して非常に大きい。そのため、前記半導体膜へ打ち込まれるイオンは前記半導体膜を形成する元素を格子点から弾き飛ばして結晶に欠陥を生じさせる。したがって、ドーピング処理後は前記欠陥の回復を行ない、また同時に打ち込んだ不純物元素を活性化させるために熱処理を行なう。また、不純物元素を活性化させることは、不純物元素が添加された領域を低抵抗領域にして低濃度ドレイン(LDD:Lightly Doped Drain)領域、ソース領域およびドレイン領域として機能させるために重要なプロセスである。
【0005】
また、配線の形成後に行なわれる熱処理は、半導体膜と配線との接触部におけるショットキバリアを低減してオーミックコンタクトを形成し、コンタクト抵抗を低減するために特に重要な工程となっている。前記半導体膜と前記配線とがオーミックコンタクトとなることで、デバイス動作時に配線と半導体膜との接触部での電圧降下や電力損失が無視できるため、高性能の半導体装置を作製することが出来る。また、この工程における熱処理はほとんどの場合、熱アニール法により行われる。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半導体装置の高性能化が進むにつれ、ゲート電極がメタル化するなど、比較的耐熱温度の低い層の形成が増えてきている。特に、前述のドーピング処理後および配線形成後の熱処理はゲート電極や配線形成後に行われるため、低温でしかも短時間で処理することが望まれる。
【0007】
また、工程数を少しでも減少させることは、製造コストの低下および製造歩留まりを向上させるためには非常に重要になっている。
【0008】
本発明はこのような問題点を解決するための技術であり、TFTを用いて作製するアクティブマトリクス型の液晶表示装置に代表される半導体装置において、該半導体装置の動作特性および信頼性を向上させると共に、工程数を削減して製造コストの低減および歩留まりの向上を実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ドーピング処理後の半導体膜の結晶性の回復、不純物元素の活性化および配線形成後のコンタクト抵抗の低減を行なうために、配線形成後に基板の裏面側(本明細書中では、半導体膜が形成されている面と反対側の面と定義する。)からレーザ光を照射することを特徴とする。ここで、基板の裏面側からレーザ光を照射するのは、基板の表面側(本明細書中では、半導体膜が形成されている面と定義する。)からでは配線がレーザ光を遮り、配線と半導体膜との接触部が加熱されないからである。また、層間絶縁膜の材料によっては、耐熱性の低いものもあり、レーザ光が前記層間絶縁膜に直接照射されることを防ぐためである。
【0010】
本発明において、配線と半導体膜との接触部が加熱されることが必須となる。そのため、前記半導体膜を加熱することが可能で、かつ、半導体膜を透過して配線と半導体膜との接触部にレーザ光が達する波長のレーザ光を用いる。これにより、従来行われていたドーピング処理後の熱処理と、配線形成後の熱処理という2つの工程を、配線形成後に基板の裏面側からレーザ光を照射するという1つの工程で行なうことが可能となり、従来より工程数を削減することができる。
【0011】
もちろん、レーザ光が前記接触部に達しなくても、該レーザ光が半導体膜を加熱した熱により、該半導体膜の結晶性の回復および不純物元素の活性化を行なうことは可能であるし、同時に、該半導体膜と配線との接触部も加熱されるので、コンタクト抵抗を低減することも可能である。
【0012】
さらに、レーザ光を照射する際、基板を500度程度まで加熱しても良い。こうすることで、レーザ光の照射をより少ないエネルギー密度で行なうことが可能となる。これにより、照射面におけるレーザ光の面積を拡大し、工程のスループットを向上させることが可能となる。
【0013】
本発明の作製方法は、基板の表面上に形成されている半導体膜上に第1の絶縁膜を形成し、前記半導体膜上に第1の絶縁膜を介して第1の導電層を形成し、前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成し、前記半導体膜および前記第1の絶縁膜および前記第1の導電層を覆って第2の絶縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜、または前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させ、前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成し、前記基板の裏面側から前記半導体膜にレーザ光を照射することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の他の作製方法は、基板の表面上に半導体膜を形成し、熱処理により前記半導体膜を結晶化させ、結晶化した前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成し、前記半導体膜上に第1の絶縁膜を介して第1の導電層を形成し、前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成し、前記半導体膜および前記第1の絶縁膜および前記第1の導電層を覆って第2の絶縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜、または前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させ、前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成し、前記基板の裏面側から前記半導体膜にレーザ光を照射することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の他の作製方法は、基板の表面上に半導体膜を形成し、前記半導体膜に金属元素を導入し、熱処理により前記半導体膜を結晶化させ、結晶化した前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成し、前記半導体膜上に第1の絶縁膜を介して第1の導電層を形成し、前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成し、前記半導体膜および前記第1の絶縁膜および前記第1の導電層を覆って第2の絶縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜、または前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させ、前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成し、前記基板の裏面側から前記半導体膜にレーザ光を照射することを特徴とする。
【0016】
上記各作製工程において、前記不純物元素は、n型を付与する不純物元素、またはp型を付与する不純物元素である。また、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素としてもよい。
【0017】
また、上記各作製工程において、前記レーザ光の一部は、前記基板および前記半導体膜を透過することが望ましい。図2および図3に波長に対する透過率を示す。図2(A)は1737ガラス基板(厚さ0.7mm)の波長に対する透過率であり、図2(B)は合成石英ガラス基板(厚さ1.1mm)の波長に対する透過率であり、図3(A)は1737ガラス基板上に形成された非晶質珪素膜(膜厚55nm)の表面側からレーザ光を照射したときの波長に対する透過率であり、図3(B)は1737ガラス基板上に形成された結晶質珪素膜(膜厚55nm)の表面側からレーザ光を照射したときの波長に対する透過率である。図2および図3より、前記レーザ光の波長は350nm(好ましくは400nm)以上であることが望ましい。
【0018】
さらに、レーザ光を照射する際、基板を500度程度まで加熱しても良い。こうすることで、レーザ光の照射をより少ないエネルギー密度で行なうことが可能となる。これにより、照射面におけるレーザ光の面積を拡大し、工程のスループットを向上させることが可能となる。
【0019】
本発明で用いるレーザ光として、例えば、YAGレーザ、YVO4レーザ、YLFレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ等を公知の方法により第2高調波に変調して用いることが出来る。また、ルビーレーザ、Ti:サファイアレーザ等も用いることができる。特に、パルスエネルギーで優位なYAGレーザが好ましい。
【0020】
また、YAGレーザで良く用いられるQスイッチ法(Q変調スイッチ方式)を用いても良い。これはレーザ共振器のQ値を十分低くしておいた状態から、急激にQ値を高めてやることにより非常にエネルギー値が高く急峻なパルスレーザーを出力する方法である。これは公知の技術である。
【0021】
また、レーザ光は光学系により線状に成形して照射することが望ましい。線状ビームを用いると、前後左右の走査が必要なスポット状のレーザ光を用いた場合とは異なり、線状ビームの長軸方向に直角な方向だけの走査(あるいはレーザ光の照射位置を照射面に対し相対的な移動)で照射面全体にレーザ照射を行なうことが出来るため、量産性が高いためである。なお、レーザ光を線状に成形するとは、被処理体にレーザ光が照射された際の照射面における形状が線状になるようにレーザ光を成形しておくことを意味する。即ち、レーザ光の断面形状を線状に成形することを意味する。また、ここでいう「線状」は、厳密な意味で「線」を意味しているのではなく、アスペクト比の大きい長方形(もしくは長楕円形)を意味する。例えば、アスペクト比が10以上(好ましくは100〜10000)のもの指す。
【0022】
また、上記各作製工程において、前記半導体膜の材料に限定はないが、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム(SiGe)合金などの化合物半導体膜を適用しても良い。
【0023】
また、上記作製工程において、前記金属元素は、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Sn、Sbから選ばれた一種または複数の元素である。
【0024】
以上のような本発明を適用することにより、工程数を削減し、また、半導体装置の性能を大幅に向上させうる。例えば、TFTを例に挙げると、不純物元素の活性化が十分に行なわれることで、不純物元素が添加された領域を低抵抗領域にしてLDD領域、ソース領域およびドレイン領域として機能させることを可能とする。コンタクト抵抗を低減することで、TFTの動作速度を向上させる。特に移動度の向上を可能とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図1を用いて説明する。
【0026】
まず、基板11上に下地絶縁膜12を形成する。基板11としては、レーザ光に対し透光性を有するガラス基板や合成石英ガラス基板を用いる。また、下地絶縁膜12としては、酸化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜を形成する。ここでは下地絶縁膜12として単層構造を用いた例を示したが、前記絶縁膜の2層以上積層させた構造を用いても良い。なお、下地絶縁膜を形成しなくてもよい。
【0027】
次いで、下地絶縁膜12上に半導体膜を形成する。半導体膜は非晶質構造を有する半導体膜を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)により、25〜100nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで形成する。半導体膜の材料に限定はないが、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。そして、公知の結晶化処理(レーザ結晶化法、熱結晶化法、またはニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)を行なって結晶質半導体膜を形成したのち、パターニングを行なって、半導体層13、14を形成する。ここで、半導体層13はnチャネル型TFTを、半導体層14はpチャネル型TFTを作製するものとする。
【0028】
半導体層13、14を覆うゲート絶縁膜15を形成する。ゲート絶縁膜15はプラズマCVD法、スパッタ法等を用い、厚さを40〜150nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。
【0029】
次いで、図1(A)に示すように、ゲート絶縁膜15上に膜厚100〜500nmの導電膜16を形成する。導電膜としては、Ta、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Nd、Alから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよいし、リン等の不純物元素をドーピングした結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、可視光に対して透明な酸化物導電膜(代表的にはITO膜)を用いてもよい。
【0030】
次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスク(図示せず)を形成し、電極及び配線を形成するためのエッチング処理を行なって、導電層17、18を形成する。
【0031】
次いで、導電層17、18をマスクとして用い、ゲート絶縁膜15を選択的に除去して絶縁層19、20を形成する。(図1(B))もちろん、ゲート絶縁膜15を選択的に除去しなくてもよい。
【0032】
そして、第1および第2のドーピング処理を行ない、半導体層に不純物元素を添加する。(図1(B))ドーピング処理はイオンドープ法、若しくはイオン注入法で行なえば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜5×1015/cm2とし、加速電圧を5〜100keVとして行う。この場合、導電層17、18が不純物元素に対するマスクとなり、自己整合的に不純物領域21、22が形成される。まず、n型を付与する不純物元素を添加して、続いて、p型を付与する不純物元素を添加して不純物領域26、27を形成する。ただし、図1(B)および図1(C)に示すように、n型を付与する不純物元素を添加するときには、pチャネル型TFTを形成する半導体層はレジストからなるマスク23で覆い、p型を付与する不純物元素を添加するときには、nチャネル型TFTを形成する半導体層はレジストからなるマスク25で覆う。
【0033】
次いで、層間絶縁膜28を形成する。この層間絶縁膜28としては、無機絶縁膜材料または有機絶縁物材料により形成する。また、表面が平坦化する膜を用いて形成してもよい。もちろん、層間絶縁膜28は単層ではなく積層構造としてよい。
【0034】
そして、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行ない、半導体層を水素化する工程を行なうことが望ましい。この工程は熱的に励起された水素により半導体層にある1016〜1018/cm3のダングリングボンドを終端する工程である。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても良い。いずれにしても、半導体層104〜108中の欠陥密度を1016/cm3以下とすることが望ましく、そのために半導体層が含む全原子数の0.01〜0.1%程度の水素を付与すれば良い。もちろん、層間絶縁膜を形成する前に行なってもよい。
【0035】
そして、各不純物領域とそれぞれ電気的に接続する配線29を形成する。配線としては、Ta、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Nd、Alから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよいし、リン等の不純物元素をドーピングした結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、可視光に対して透明な酸化物導電膜(代表的にはITO膜)を用いてもよい。ここでは配線29として単層構造を用いた例を示したが、2層以上積層させた構造を用いても良い。
【0036】
図1(F)は基板の裏面側からレーザ光を照射して、半導体層の結晶性の回復、不純物元素の活性化およびコンタクト抵抗の低減を行なう工程を説明する図である。基板の裏面側からレーザ光を照射するには、例えば、基板を載せるステージを透光性を有するガラスや合成石英を材料とするものにすればよい。また、レーザ光の波長は、基板および半導体膜を適度に透過する波長であることが望ましく、図2および図3から350nm(好ましくは400nm)以上であることが望ましい。例えば、YAGレーザ、YVO4レーザ、YLFレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ等の第2高調波や、ルビーレーザ、Ti:サファイアレーザ等を用いることが出来る。特に、パルスエネルギーで優位なYAGレーザが好ましい。また、レーザ光の照射は真空中、大気中、窒素雰囲気中などで行なうことが出来る。さらに、レーザ光を照射する際、基板を500度程度まで加熱しても良い。こうすることで、レーザ光の照射をより少ないエネルギー密度で行なうことが可能となる。これにより、照射面におけるレーザ光の面積を拡大し、工程のスループットを向上させることが可能となる。
【0037】
前述のいずれかのレーザ発振器を用い、また、いずれかの雰囲気中で、レーザ光を照射するが、用いる基板や、下地絶縁膜および半導体膜の種類や膜厚、電極や配線の材料等によって最適な照射条件は異なるので、実施者が適宜決定すればよい。
【0038】
本発明のレーザ光の照射方法により、半導体膜の結晶性の回復、不純物元素の活性化およびコンタクト抵抗の低減が十分に行なわれる。そして、このようにして作製されたTFTの電気的特性は向上し、該TFTを用いて作製された半導体装置の特性をも向上させることが出来る。
【0039】
以上の構成でなる本発明について、以下に示す実施例にてさらに詳細な説明を行なうこととする。
【0040】
【実施例】
[実施例1]
本発明の実施例について図1を用いて説明する。
【0041】
まず、基板11上に下地絶縁膜12を形成する。基板11としては、レーザ光に対し透光性を有するガラス基板や合成石英ガラス基板を用いる。また、下地絶縁膜12としては、酸化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜を形成する。ここでは下地絶縁膜12として単層構造を用いた例を示したが、前記絶縁膜の2層以上積層させた構造を用いても良い。なお、下地絶縁膜を形成しなくてもよい。本実施例では、合成石英ガラス基板上にCVD法により膜厚150nmの酸化珪素膜を形成する。
【0042】
次いで、下地絶縁膜12上に半導体膜を形成する。半導体膜は非晶質構造を有する半導体膜を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)により、25〜100nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで形成する。半導体膜の材料に限定はないが、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。そして、公知の結晶化処理(レーザ結晶化法、熱結晶化法、またはニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)を行なって結晶質半導体膜を形成したのち、パターニングを行なって、半導体層13、14を形成する。ここで、半導体層13はnチャネル型TFTを、半導体層14はpチャネル型TFTを作製するものとする。本実施例では、CVD法により膜厚55nmの非晶質珪素膜を形成した後、XeClエキシマレーザを用いて前記非晶質珪素膜を結晶化させ、パターニングにより半導体層13、14を形成する。
【0043】
半導体層13、14を覆うゲート絶縁膜15を形成する。ゲート絶縁膜15はプラズマCVD法、スパッタ法等を用い、厚さを40〜150nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施例では、CVD法により膜厚100nmの酸化珪素膜を形成する。
【0044】
次いで、図1(A)に示すように、ゲート絶縁膜15上に膜厚100〜500nmの導電膜16を形成する。導電膜としては、Ta、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Nd、Alから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよいし、リン等の不純物元素をドーピングした結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、可視光に対して透明な酸化物導電膜(代表的にはITO膜)を用いてもよい。本実施例では、スパッタ法により、膜厚400nmのTaを形成する。
【0045】
次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスク(図示せず)を形成し、電極及び配線を形成するためのエッチング処理を行なって、導電層17、18を形成する。
【0046】
次いで、導電層17、18をマスクとして用い、ゲート絶縁膜15を選択的に除去して絶縁層19、20を形成する。(図1(B))もちろん、ゲート絶縁膜15を選択的に除去しなくてもよい。
【0047】
そして、第1および第2のドーピング処理を行ない、半導体層に不純物元素を添加する。(図1(B))ドーピング処理はイオンドープ法、若しくはイオン注入法で行なえば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜5×1015/cm2とし、加速電圧を5〜100keVとして行なう。この場合、導電層17、18が不純物元素に対するマスクとなり、自己整合的に不純物領域21、22が形成される。まず、n型を付与する不純物元素を添加して、続いて、p型を付与する不純物元素を添加して不純物領域26、27を形成する。ただし、図1(B)および図1(C)に示すように、n型を付与する不純物元素を添加するときには、pチャネル型TFTを形成する半導体層はレジストからなるマスク23で覆い、p型を付与する不純物元素を添加するときには、nチャネル型TFTを形成する半導体層はレジストからなるマスク25で覆う。本実施例では、n型を付与する不純物元素としてリンを用い、イオン注入法にて、加速電圧を10keVとし、平均濃度2×1020/cm3となるように導入する。また、p型を付与する不純物元素として、ボロンを用い、加速電圧を10keVとし、平均濃度2×1020/cm3となるように導入する。
【0048】
次いで、層間絶縁膜28を形成する。この層間絶縁膜28としては、無機絶縁膜材料または有機絶縁物材料により形成する。また、表面が平坦化する膜を用いて形成してもよい。もちろん、層間絶縁膜28は単層ではなく積層構造としてよい。本実施例では、膜厚1.6μmの酸化珪素膜を形成する。
【0049】
そして、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行ない、半導体層を水素化する工程を行なうことが望ましい。この工程は熱的に励起された水素により半導体層にある1016〜1018/cm3のダングリングボンドを終端する工程である。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても良い。いずれにしても、半導体層104〜108中の欠陥密度を1016/cm3以下とすることが望ましく、そのために半導体層が含む全原子数の0.01〜0.1%程度の水素を付与すれば良い。もちろん、層間絶縁膜を形成する前に行なってもよい。
【0050】
そして、各不純物領域とそれぞれ電気的に接続する配線29を形成する。配線としては、Ta、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Nd、Alから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよいし、リン等の不純物元素をドーピングした結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、可視光に対して透明な酸化物導電膜(代表的にはITO膜)を用いてもよい。ここでは配線29として単層構造を用いた例を示したが、2層以上積層させた構造を用いても良い。本実施例では、膜厚50nmのTi膜と、膜厚500nmの合金膜(AlとTiとの合金膜)との積層膜をパターニングして形成する。
【0051】
図1(F)は基板の裏面側からレーザ光を照射して、半導体層の結晶性の回復、不純物元素の活性化およびコンタクト抵抗の低減を行なう工程を説明する図である。基板の裏面側からレーザ光を照射するには、例えば、基板を載せるステージを透光性を有するガラスや合成石英を材料とするものにすればよい。また、レーザ光の波長は、基板および半導体膜を適度に透過する波長であることが望ましく、図2および図3から350nm(好ましくは400nm)以上であることが望ましい。例えば、YAGレーザ、YVO4レーザ、YLFレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ等の第2高調波や、ルビーレーザ、Ti:サファイアレーザ等を用いることが出来る。特に、パルスエネルギーで優位なYAGレーザが好ましい。また、レーザ光の照射は真空中、大気中、窒素雰囲気中などで行なうことが出来る。さらに、レーザ光を照射する際、基板を500度程度まで加熱しても良い。こうすることで、レーザ光の照射をより少ないエネルギー密度で行なうことが可能となる。これにより、照射面におけるレーザ光の面積を拡大し、工程のスループットを向上させることが可能となる。本実施例では、YAGレーザを用い、非線形光学素子により第2高調波(波長532nm)に変調して大気中にて照射する。
【0052】
本発明により、半導体膜の結晶性の回復、不純物元素の活性化およびコンタクト抵抗の低減が十分に行なわれる。そして、このようにして作製されたTFTの電気的特性は向上し、該TFTを用いて作製された半導体装置の特性をも向上させることが出来る。
【0053】
[実施例2]
本実施例では、実施例1とは異なる構造のTFTを作製する方法について説明する。ただし、ここではnチャネル型TFTを作製する方法についてのみ説明する。
【0054】
実施例1にしたがって、図4(A)の状態を形成する。また、本実施例では導電層をWで形成する。
【0055】
続いてエッチングを行なって端部にテーパーを有するゲート電極31を形成する。フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスク(図示せず)を形成し、電極及び配線を形成するためのエッチング処理を行なう。本実施例ではエッチング処理として、ICP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズマ)エッチング法を用い、エッチング用ガスにCF4とCl2とO2とを用い、それぞれのガス流量比を25/25/10(sccm)とし、1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成してエッチングを行なった。ここでは、松下電器産業(株)製のICPを用いたドライエッチング装置(Model E645−□ICP)を用いた。基板側(試料ステージ)にも150WのRF(13.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。このエッチング処理によりW膜をエッチングして導電層の端部をテーパー形状とする。なお、ゲート絶縁膜上に残渣を残すことなくエッチングするためには、10〜20%程度の割合でエッチング時間を増加させると良い。上記エッチング処理では、レジストからなるマスクの形状を適したものとすることにより、基板側に印加するバイアス電圧の効果により導電層の端部がテーパー形状となる。このテーパー部の角度は15〜45°となる。32はゲート絶縁膜であり、導電層31で覆われない領域は20〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域が形成される。
【0056】
そして、ドーピング処理を行なって、不純物元素の導入を行なう。ドーピング処理は、イオンドープ法やイオン注入法などにより、n型を付与する不純物元素またはp型を付与する不純物元素を導入する。n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素を導入してもよい。加えて、水素を添加してもよい。ドーピング処理により、不純物元素が高濃度に導入された領域33、ゲート電極の端部のテーパーにより低濃度に導入された領域34および不純物元素が導入されない領域(チャネル形成領域)35が形成される。本実施例では、n型を付与する不純物元素としてリンを用いる。リンの注入条件は、水素で希釈された5%のPH3を用い、加速電圧10keV、ドーズ量1.5×1015/cm2とする。注入に要する時間は約8分であり、結晶質半導体膜には平均濃度で2×1020/cm3のリンを注入することができる。
【0057】
続いて、実施例1にしたがって、層間絶縁膜36および配線37を形成した後、基板の裏面側からレーザ光を照射して、半導体膜の結晶性の回復、不純物元素の活性化およびコンタクト抵抗の低減を十分に行なう。このようにして作製されたTFTの電気的特性は向上し、該TFTを用いて作製された半導体装置の特性をも向上させることが出来る。
【0058】
[実施例3]
本実施例では、実施例1または実施例2とは異なる構造を有するTFTの作製工程について説明する。
【0059】
まず、基板40として透光性を有するガラス基板や合成石英ガラス基板を用いる。また、下地絶縁膜として、酸化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜を単層または積層構造に形成してもよい。なお、下地絶縁膜を形成しなくてもよい。本実施例では、基板40として合成石英ガラス基板を用いる。
【0060】
導電膜を形成し、エッチングを行なって所望の形状の導電膜を形成する。導電膜の材料に特に限定はないが、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよい。また、リン等の不純物元素をドーピングした結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。もちろん、導電膜は単層ではなく、積層としてもよい。本実施例では、膜厚400nmのW膜からなる導電膜306を形成する。W膜は、Wのターゲットを用いたスパッタ法で形成する。その他に6フッ化タングステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することもできる。そして、パターニングを行なって、導電層41を形成する。
【0061】
そして、絶縁膜42は公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)により、酸化珪素膜や窒化酸化珪素膜(SiOxNy)などの珪素を含む絶縁膜を用いれば良い。もちろん絶縁膜は単層でなく、積層としてもよい。本実施例では、プラズマCVD法により膜厚150nmの酸化珪素膜を形成する。
【0062】
続いて、非晶質構造を有する半導体膜43を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等)により、25〜80nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで形成する。半導体膜の材料に限定はないが、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム(SiGe)合金などで形成するとよい。本実施例では、プラズマCVD法により、膜厚50nmの非晶質珪素膜を形成する。そして公知の結晶化法(レーザ結晶化法、RTAやファーネスアニール炉を用いた熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いた熱結晶化法等)を行なって前記半導体膜を結晶化させる。本実施例では、酢酸ニッケル水溶液(重量換算濃度5ppm、体積5ml)を前記非晶質珪素膜表面にスピンコート法(溶液塗布法)にて塗布し、550℃の窒素雰囲気中に4時間曝す。結晶化を助長するための金属元素はニッケルのほかにも、Fe、Co、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Sn、Sbがあり、これらから選ばれた一種または複数の金属元素を用いることができる。また、金属元素の添加方法は、スピンコート法以外にも、プラズマ処理法や蒸着法、イオン注入法、スパッタ法により金属元素を添加する方法もある。なお、結晶化のための加熱時間や温度は半導体膜や添加する金属元素によるので、実施者が適宜決定すれば良い。
【0063】
続いて、マスク44を形成して、ドーピング処理を行ない、半導体膜に選択的に不純物元素を導入する。ドーピング処理は、イオンドープ法やイオン注入法などにより、希ガス元素から選ばれた一種または複数種の元素と、n型を付与する不純物元素またはp型を付与する不純物元素を導入する。加えて、水素を添加してもよい。本実施例では、n型を付与する不純物元素としてリンを用いた。リンの注入条件は、水素で希釈された5%のPH3を用い、加速電圧80keV、ドーズ量1.5×1015/cm2とする。
【0064】
本実施例のように、半導体膜を結晶化させるために金属元素を用いた場合は、熱処理を行なって、前記金属元素のゲッタリングを行なうことが望ましい。前記熱処理により、チャネル形成領域から不純物元素が添加された領域へ金属元素が移動し、チャネル形成領域を高抵抗領域とすることができる。
【0065】
そして、マスクを除去し、また、活性領域となる半導体層を形成した後、実施例1にしたがって、層間絶縁膜48および配線49を形成する。続いて、基板の裏面側からレーザ光を照射して、半導体膜の結晶性の回復、不純物元素の活性化およびコンタクト抵抗の低減を行なう。裏面側からレーザ光が照射されることで、ゲート電極41が加熱され、その熱によってさらに半導体層を加熱するため、効率がよい。このようにして作製されたTFTの電気的特性は向上し、該TFTを用いて作製された半導体装置の特性をも向上させることが出来る。
【0066】
また、本実施例において、不純物領域としてソース領域およびドレイン領域として機能する不純物領域47のみ形成しているが、本発明はボトムゲート構造においてもLDD構造やGOLD(Gate-drain Overlapped LDD)構造を有する場合にも適用できる。
【0067】
[実施例4]
本実施例ではアクティブマトリクス基板の作製方法について図6〜9を用いて説明する。本明細書ではCMOS回路、及び駆動回路と、画素TFT、保持容量とを有する画素部を同一基板上に形成された基板を、便宜上アクティブマトリクス基板と呼ぶ。
【0068】
まず、本実施例ではコーニング社の#7059ガラスや#1737ガラスなどに代表されるバリウムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ酸ガラスなどのガラスからなる基板400を用いる。なお、基板400としては、石英基板を用いても良い。また、本実施例の処理温度に耐えうる耐熱性が有するプラスチック基板を用いてもよい。
【0069】
次いで、基板400上に酸化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜から成る下地膜401を形成する。本実施例では下地膜401として2層構造を用いるが、前記絶縁膜の単層膜または2層以上積層させた構造を用いても良い。下地膜401の一層目としては、プラズマCVD法を用い、SiH4、NH3、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化珪素膜401aを10〜200nm(好ましくは50〜100nm)形成する。本実施例では、膜厚50nmの酸化窒化珪素膜401a(組成比Si=32%、O=27%、N=24%、H=17%)を形成した。次いで、下地膜401のニ層目としては、プラズマCVD法を用い、SiH4、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化珪素膜401bを50〜200nm(好ましくは100〜150nm)の厚さに積層形成する。本実施例では、膜厚100nmの酸化窒化珪素膜401b(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)を形成する。
【0070】
次いで、下地膜上に半導体層402〜406を形成する。半導体層402〜406は公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等)により25〜100nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで半導体膜を成膜し、公知の結晶化法(レーザ結晶化法、RTAやファーネスアニール炉を用いた熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いた熱結晶化法等)により結晶化させる。そして、得られた結晶質半導体膜を所望の形状にパターニングして半導体層402〜406を形成する。前記半導体膜としては、非晶質半導体膜や微結晶半導体膜、結晶質半導体膜などがあり、非晶質珪素ゲルマニウム膜などの非晶質構造を有する化合物半導体膜を適用しても良い。本実施例では、プラズマCVD法を用い、55nmの非晶質珪素膜を成膜する。そして、レーザ結晶化法により結晶質珪素膜を形成し、フォトリソグラフィ法を用いたパターニング処理によって半導体層402〜406を形成する。
【0071】
また、レーザ結晶化法で結晶質半導体膜を作製する場合には、パルス発振型または連続発光型のエキシマレーザやYAGレーザ、YVO4レーザ、YLFレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ、ルビーレーザ、Ti:サファイアレーザ等を用いることができる。これらのレーザを用いる場合には、レーザ発振器から放射されたレーザビームを光学系で線状に集光し半導体膜に照射する方法を用いると良い。結晶化の条件は実施者が適宣選択するものであるが、エキシマレーザを用いる場合はパルス発振周波数300Hzとし、レーザーエネルギー密度を100〜700mJ/cm2(代表的には200〜300mJ/cm2)とする。また、YAGレーザを用いる場合にはその第2高調波を用いパルス発振周波数1〜300Hzとし、レーザーエネルギー密度を300〜1000mJ/cm2(代表的には350〜500mJ/cm2)とすると良い。そして幅100〜1000μm、例えば400μmで線状に集光したレーザ光を基板全面に渡って照射し、この時の線状ビームの重ね合わせ率(オーバーラップ率)を50〜98%として行なってもよい。
【0072】
また、半導体層402〜406を形成した後、TFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)のドーピングを行なってもよい。
【0073】
次いで、半導体層402〜406を覆うゲート絶縁膜407を形成する。ゲート絶縁膜407はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを40〜150nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施例では、プラズマCVD法により110nmの厚さで酸化窒化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)で形成した。勿論、ゲート絶縁膜は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
【0074】
また、酸化珪素膜を用いる場合には、プラズマCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilicate)とO2とを混合し、反応圧力40Pa、基板温度300〜400℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度0.5〜0.8W/cm2で放電させて形成することができる。このようにして作製される酸化珪素膜は、その後400〜500℃の熱アニールによりゲート絶縁膜として良好な特性を得ることができる。
【0075】
次いで、ゲート絶縁膜407上に膜厚20〜100nmの第1の導電膜408と、膜厚100〜400nmの第2の導電膜409とを積層形成する。本実施例では、膜厚30nmのTaN膜からなる第1の導電膜408と、膜厚370nmのW膜からなる第2の導電膜409を積層形成した。TaN膜はスパッタ法で形成し、Taのターゲットを用い、窒素を含む雰囲気内でスパッタした。また、W膜は、Wのターゲットを用いたスパッタ法で形成した。その他に6フッ化タングステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することもできる。いずれにしてもゲート電極として使用するためには低抵抗化を図る必要があり、W膜の抵抗率は20μΩcm以下にすることが望ましい。W膜は結晶粒を大きくすることで低抵抗率化を図ることができるが、W膜中に酸素などの不純物元素が多い場合には結晶化が阻害され高抵抗化する。従って、本実施例では、高純度のW(純度99.9999%)のターゲットを用いたスパッタ法で、さらに成膜時に気相中からの不純物の混入がないように十分配慮してW膜を形成することにより、抵抗率9〜20μΩcmを実現することができた。
【0076】
なお、本実施例では、第1の導電膜408をTaN、第2の導電膜409をWとしたが、特に限定されず、いずれもTa、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよい。また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、第1の導電膜をタンタル(Ta)膜で形成し、第2の導電膜をW膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化チタン(TiN)膜で形成し、第2の導電膜をW膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化タンタル(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をAl膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化タンタル(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をCu膜とする組み合わせとしてもよい。
【0077】
次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスク410〜415を形成し、電極及び配線を形成するための第1のエッチング処理を行なう。第1のエッチング処理では第1及び第2のエッチング条件で行なう。(図6(B))本実施例では第1のエッチング条件として、ICPエッチング法を用い、エッチング用ガスにCF4とCl2とO2とを用い、それぞれのガス流量比を25/25/10(sccm)とし、1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成してエッチングを行った。ここでは、松下電器産業(株)製のICPを用いたドライエッチング装置(Model E645−□ICP)を用いた。基板側(試料ステージ)にも150WのRF(13.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。この第1のエッチング条件によりW膜をエッチングして第1の導電層の端部をテーパー形状とする。
【0078】
この後、レジストからなるマスク410〜415を除去せずに第2のエッチング条件に変え、エッチング用ガスにCF4とCl2とを用い、それぞれのガス流量比を30/30(sccm)とし、1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成して約30秒程度のエッチングを行った。基板側(試料ステージ)にも20WのRF(13.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。CF4とCl2を混合した第2のエッチング条件ではW膜及びTaN膜とも同程度にエッチングされる。なお、ゲート絶縁膜上に残渣を残すことなくエッチングするためには、10〜20%程度の割合でエッチング時間を増加させると良い。
【0079】
上記第1のエッチング処理では、レジストからなるマスクの形状を適したものとすることにより、基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電層及び第2の導電層の端部がテーパー形状となる。このテーパー部の角度は15〜45°となる。こうして、第1のエッチング処理により第1の導電層と第2の導電層から成る第1の形状の導電層417〜422(第1の導電層417a〜422aと第2の導電層417b〜422b)を形成する。416はゲート絶縁膜であり、第1の形状の導電層417〜422で覆われない領域は20〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域が形成される。
【0080】
次いで、レジストからなるマスクを除去せずに第2のエッチング処理を行なう。(図6(C))ここでは、エッチングガスにCF4とCl2とO2とを用い、W膜を選択的にエッチングする。この時、第2のエッチング処理により第2の導電層428b〜433bを形成する。一方、第1の導電層417a〜422aは、ほとんどエッチングされず、第2の形状の導電層428〜433を形成する。
【0081】
そして、レジストからなるマスクを除去せずに第1のドーピング処理を行い、半導体層にn型を付与する不純物元素を低濃度に添加する。ドーピング処理はイオンドープ法、若しくはイオン注入法で行なえば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜5×1014/cm2とし、加速電圧を40〜80keVとして行なう。本実施例ではドーズ量を1.5×1013/cm2とし、加速電圧を60keVとして行なう。n型を付与する不純物元素として15族に属する元素、典型的にはリン(P)または砒素(As)を用いるが、ここではリン(P)を用いる。この場合、導電層428〜433がn型を付与する不純物元素に対するマスクとなり、自己整合的に不純物領域423〜427が形成される。不純物領域423〜427には1×1018〜1×1020/cm3の濃度範囲でn型を付与する不純物元素を添加する。
【0082】
レジストからなるマスクを除去した後、新たにレジストからなるマスク434a〜434cを形成して第1のドーピング処理よりも高い加速電圧で第2のドーピング処理を行なう。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013〜1×1015/cm2とし、加速電圧を60〜120keVとして行なう。ドーピング処理は第2の導電層428b〜432bを不純物元素に対するマスクとして用い、第1の導電層のテーパー部の下方の半導体層に不純物元素が添加されるようにドーピングする。続いて、第2のドーピング処理より加速電圧を下げて第3のドーピング処理を行なって図7(A)の状態を得る。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1015〜1×1017/cm2とし、加速電圧を50〜100keVとして行なう。第2のドーピング処理および第3のドーピング処理により、第1の導電層と重なる低濃度不純物領域436、442、448には1×1018〜5×1019/cm3の濃度範囲でn型を付与する不純物元素を添加され、高濃度不純物領域435、438、441、444、447には1×1019〜2×1020/cm3の濃度範囲でn型を付与する不純物元素を添加される。
【0083】
もちろん、適当な加速電圧を選ぶことで、第2のドーピング処理および第3のドーピング処理で形成される低濃度不純物領域および高濃度不純物領域を、1回のドーピング処理で行なうことも可能である。
【0084】
次いで、レジストからなるマスクを除去した後、新たにレジストからなるマスク450a〜450cを形成して第4のドーピング処理を行なう。この第4のドーピング処理により、pチャネル型TFTの活性層となる半導体層に前記一導電型とは逆の導電型を付与する不純物元素が添加された不純物領域451、453〜456、458、460、461を形成する。第2の導電層428a〜432aを不純物元素に対するマスクとして用い、p型を付与する不純物元素を添加して自己整合的に不純物領域を形成する。本実施例では、不純物領域451、453〜455、457、459、460はジボラン(B2H6)を用いたイオンドープ法で形成する。(図7(B))この第4のドーピング処理の際には、nチャネル型TFTを形成する半導体層はレジストからなるマスク450a〜450cで一部覆われている。第1乃至3のドーピング処理によって、不純物領域438、439にはそれぞれ異なる濃度でリンが添加されているが、そのいずれの領域においてもp型を付与する不純物元素の濃度を1×1019〜2×1020atoms/cm3となるようにドーピング処理することにより、pチャネル型TFTのソース領域およびドレイン領域として機能するために何ら問題は生じない。
【0085】
以上までの工程で、それぞれの半導体層に不純物領域が形成される。
【0086】
次いで、レジストからなるマスク450a〜450cを除去して第1の層間絶縁膜461を形成する。この第1の層間絶縁膜461としては、プラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを100〜200nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施例では、プラズマCVD法により膜厚150nmの酸化窒化珪素膜を形成した。勿論、第1の層間絶縁膜461は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
【0087】
そして、熱処理(300〜550℃で1〜12時間の熱処理)を行なうと水素化を行なうことができる。この工程は第1の層間絶縁膜461に含まれる水素により半導体層のダングリングボンドを終端する工程である。第1の層間絶縁膜の存在に関係なく半導体層を水素化することができる。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)や、3〜100%の水素を含む雰囲気中で300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行っても良い。
【0088】
次いで、第1の層間絶縁膜461上に無機絶縁膜材料または有機絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜462を形成する。本実施例では、膜厚1.6μmのアクリル樹脂膜を形成したが、粘度が10〜1000cp、好ましくは40〜200cpのものを用いる。また、第2の層間絶縁膜462として表面が平坦化する膜を用いてもよい。
【0089】
そして、駆動回路506において、各不純物領域とそれぞれ電気的に接続する配線464〜468を形成する。なお、これらの配線は、膜厚50nmのTi膜と、膜厚500nmの合金膜(AlとTiとの合金膜)との積層膜をパターニングして形成する。(図8(A))
【0090】
また、画素部507においては、画素電極470、ゲート配線469、接続電極468を形成する。この接続電極468によりソース配線(443aと443bの積層)は、画素TFTと電気的な接続が形成される。また、ゲート配線469は、画素TFTのゲート電極と電気的な接続が形成される。また、画素電極470は、画素TFTのドレイン領域442と電気的な接続が形成され、さらに保持容量を形成する一方の電極として機能する半導体層458と電気的な接続が形成される。また、画素電極470としては、AlまたはAgを主成分とする膜、またはそれらの積層膜等の反射性の優れた材料を用いることが望ましい。
【0091】
続いて、本発明が開示する基板の裏面側からレーザ光の照射を行なって、半導体膜の結晶性の回復、不純物元素の活性化およびコンタクト抵抗の低減を十分に行なう。さらに、レーザ光を照射する際、基板を500度程度まで加熱しても良い。こうすることで、レーザ光の照射をより少ないエネルギー密度で行なうことが可能となる。これにより、照射面におけるレーザ光の面積を拡大し、工程のスループットを向上させることが可能となる。
【0092】
以上の様にして、nチャネル型TFT501とpチャネル型TFT502からなるCMOS回路、及びnチャネル型TFT503を有する駆動回路506と、画素TFT504、保持容量505とを有する画素部507を同一基板上に形成することができる。こうしてアクティブマトリクス基板が完成する。
【0093】
駆動回路506のnチャネル型TFT501はチャネル形成領域437、ゲート電極の一部を構成する第1の導電層428aと重なる低濃度不純物領域436(GOLD領域)、ソース領域またはドレイン領域として機能する高濃度不純物領域452と、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素が導入された不純物領域451を有している。このnチャネル型TFT501と電極466で接続してCMOS回路を形成するpチャネル型TFT502にはチャネル形成領域440、ソース領域またはドレイン領域として機能する高濃度不純物領域454と、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素が導入された不純物領域453を有している。また、nチャネル型TFT503にはチャネル形成領域443、ゲート電極の一部を構成する第1の導電層430aと重なる低濃度不純物領域442(GOLD領域)、ソース領域またはドレイン領域として機能する高濃度不純物領域456と、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素が導入された不純物領域455を有している。
【0094】
画素部の画素TFT504にはチャネル形成領域446、ゲート電極の外側に形成される低濃度不純物領域445(LDD領域)、ソース領域またはドレイン領域として機能する高濃度不純物領域458と、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素が導入された不純物領域457を有している。また、保持容量505の一方の電極として機能する半導体層には、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素が添加されている。保持容量505は、絶縁膜416を誘電体として、電極(432aと432bの積層)と、半導体層とで形成している。
【0095】
本実施例の画素構造は、ブラックマトリクスを用いることなく、画素電極間の隙間が遮光されるように、画素電極の端部をソース配線と重なるように配置形成する。
【0096】
また、本実施例で作製するアクティブマトリクス基板の画素部の上面図を図9に示す。なお、図6〜図9に対応する部分には同じ符号を用いている。図8(B)中の鎖線A−A’は図9中の鎖線A―A’で切断した断面図に対応している。
また、図8(B)中の鎖線B−B’は図9中の鎖線B―B’で切断した断面図に対応している。
【0097】
なお、本実施例は実施例1乃至3のいずれか一と自由に組み合わせることが可能である。
【0098】
[実施例5]
本実施例では、実施例4で作製したアクティブマトリクス基板から、反射型液晶表示装置を作製する工程を以下に説明する。説明には図10を用いる。
【0099】
まず、実施例4に従い、図8(B)の状態のアクティブマトリクス基板を得た後、図8(B)のアクティブマトリクス基板上、少なくとも画素電極470上に配向膜567を形成しラビング処理を行なう。なお、本実施例では配向膜567を形成する前に、アクリル樹脂膜等の有機樹脂膜をパターニングすることによって基板間隔を保持するための柱状のスペーサ572を所望の位置に形成した。また、柱状のスペーサに代えて、球状のスペーサを基板全面に散布してもよい。
【0100】
次いで、対向基板569を用意する。次いで、対向基板569上に着色層570、571、平坦化膜573を形成する。赤色の着色層570と青色の着色層572とを重ねて、遮光部を形成する。また、赤色の着色層と緑色の着色層とを一部重ねて、遮光部を形成してもよい。
【0101】
本実施例では、実施例4に示す基板を用いている。従って、実施例4の画素部の上面図を示す図9では、少なくともゲート配線469と画素電極470の間隙と、ゲート配線469と接続電極468の間隙と、接続電極468と画素電極470の間隙を遮光する必要がある。本実施例では、それらの遮光すべき位置に着色層の積層からなる遮光部が重なるように各着色層を配置して、対向基板を貼り合わせた。
【0102】
このように、ブラックマスク等の遮光層を形成することなく、各画素間の隙間を着色層の積層からなる遮光部で遮光することによって工程数の低減を可能とした。
【0103】
次いで、平坦化膜573上に透明導電膜からなる対向電極576を少なくとも画素部に形成し、対向基板の全面に配向膜574を形成し、ラビング処理を施した。
【0104】
そして、画素部と駆動回路が形成されたアクティブマトリクス基板と対向基板とをシール材568で貼り合わせる。シール材568にはフィラーが混入されていて、このフィラーと柱状スペーサによって均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。その後、両基板の間に液晶材料575を注入し、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。液晶材料575には公知の液晶材料を用いれば良い。このようにして図10に示す反射型液晶表示装置が完成する。そして、必要があれば、アクティブマトリクス基板または対向基板を所望の形状に分断する。さらに、対向基板のみに偏光板(図示しない)を貼りつけた。そして、公知の技術を用いてFPCを貼りつけた。
【0105】
また、本実施例は実施例1乃至4のいずれか一と自由に組み合わせることが可能であり、以上のようにして作製される液晶表示パネルは各種電子機器の表示部として用いることができる。
【0106】
[実施例6]
本実施例では、実施例4で作製したアクティブマトリクス基板から、実施例5とは異なるアクティブマトリクス型液晶表示装置を作製する工程を以下に説明する。説明には図11を用いる。
【0107】
まず、実施例4に従い、図8(B)の状態のアクティブマトリクス基板を得た後、図8(B)のアクティブマトリクス基板上に配向膜1067を形成しラビング処理を行う。なお、本実施例では配向膜1067を形成する前に、アクリル樹脂膜等の有機樹脂膜をパターニングすることによって基板間隔を保持するための柱状のスペーサを所望の位置に形成した。また、柱状のスペーサに代えて、球状のスペーサを基板全面に散布してもよい。
【0108】
次いで、対向基板1068を用意する。この対向基板には、着色層1074、遮光層1075が各画素に対応して配置されたカラーフィルタが設けられている。また、駆動回路の部分にも遮光層1077を設けた。このカラーフィルタと遮光層1077とを覆う平坦化膜1076を設けた。次いで、平坦化膜1076上に透明導電膜からなる対向電極1069を画素部に形成し、対向基板の全面に配向膜1070を形成し、ラビング処理を施した。
【0109】
そして、画素部と駆動回路が形成されたアクティブマトリクス基板と対向基板とをシール材1071で貼り合わせる。シール材1071にはフィラーが混入されていて、このフィラーと柱状スペーサによって均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。その後、両基板の間に液晶材料1073を注入し、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。液晶材料1073には公知の液晶材料を用いれば良い。このようにして図11に示すアクティブマトリクス型液晶表示装置が完成する。そして、必要があれば、アクティブマトリクス基板または対向基板を所望の形状に分断する。さらに、公知の技術を用いて偏光板等を適宜設けた。そして、公知の技術を用いてFPCを貼りつけた。
【0110】
また、本実施例は実施例1乃至4のいずれか一と自由に組み合わせることが可能であり、以上のようにして作製される液晶表示パネルは各種電子機器の表示部として用いることができる。
【0111】
[実施例7]
本発明を適用して形成されたCMOS回路や画素部は様々な電気光学装置(アクティブマトリクス型液晶表示装置等)に用いることが出来る。即ち、それら電気光学装置を表示部に組み込んだ電子機器全てに本発明を実施出来る。
【0112】
その様な電子機器としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型ディスプレイ)、カーナビゲーション、カーステレオ、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話または電子書籍等)などが挙げられる。それらの一例を図12、図13及び図14に示す。
【0113】
図12(A)はパーソナルコンピュータであり、本体3001、画像入力部3002、表示部3003、キーボード3004等を含む。本発明を適用して表示部3003を作製することができる。
【0114】
図12(B)はビデオカメラであり、本体3101、表示部3102、音声入力部3103、操作スイッチ3104、バッテリー3105、受像部3106等を含む。本発明を適用して表示部3102を作製することができる。
【0115】
図12(C)はモバイルコンピュータ(モービルコンピュータ)であり、本体3201、カメラ部3202、受像部3203、操作スイッチ3204、表示部3205等を含む。本発明を適用して表示部3205を作製することができる。
【0116】
図12(D)はゴーグル型ディスプレイであり、本体3301、表示部3302、アーム部3303等を含む。本発明を適用して表示部3302を作製することができる。
【0117】
図12(E)はプログラムを記録した記録媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであり、本体3401、表示部3402、スピーカ部3403、記録媒体3404、操作スイッチ3405等を含む。なお、このプレーヤーは記録媒体としてDVD(Digtial Versatile Disc)、CD等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネットを行なうことができる。本発明を適用して表示部3402を作製することができる。
【0118】
図12(F)はデジタルカメラであり、本体3501、表示部3502、接眼部3503、操作スイッチ3504、受像部(図示しない)等を含む。本発明を適用して表示部3502を作製することができる。
【0119】
図13(A)はフロント型プロジェクターであり、投射装置3601、スクリーン3602等を含む。本発明は投射装置3601の一部を構成する液晶表示装置3808やその他の駆動回路に適用することができる。
【0120】
図13(B)はリア型プロジェクターであり、本体3701、投射装置3702、ミラー3703、スクリーン3704等を含む。本発明は投射装置2702の一部を構成する液晶表示装置3808やその他の駆動回路に適用することができる。
【0121】
なお、図13(C)は、図13(A)及び図13(B)中における投射装置3601、3702の構造の一例を示した図である。投射装置3601、3702は、光源光学系3801、ミラー3802、3804〜3806、ダイクロイックミラー3803、プリズム3807、液晶表示装置3808、位相差板3809、投射光学系3810で構成される。投射光学系2810は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単板式であってもよい。また、図13(C)中において矢印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフィルム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
【0122】
また、図13(D)は、図13(C)中における光源光学系3801の構造の一例を示した図である。本実施例では、光源光学系3801は、リフレクター2811、光源3812、レンズアレイ3813、3814、偏光変換素子2815、集光レンズ3816で構成される。なお、図13(D)に示した光源光学系は一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィルムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
【0123】
ただし、図13に示したプロジェクターにおいては、透過型の電気光学装置を用いた場合を示しており、反射型の電気光学装置での適用例は図示していない。
【0124】
図14(A)は携帯電話であり、本体3901、音声出力部3902、音声入力部3903、表示部3904、操作スイッチ3905、アンテナ3906等を含む。本発明を表示部3904に適用することができる。
【0125】
図14(B)は携帯書籍(電子書籍)であり、本体4001、表示部4002、4003、記憶媒体4004、操作スイッチ4005、アンテナ4006等を含む。本発明は表示部4002、4003に適用することができる。
【0126】
図14(C)は表示装置であり、本体4101、支持台4102、表示部4103等を含む。本発明は表示部4103に適用することができる。本発明の表示装置は特に大画面化した場合において有利であり、対角10インチ以上(特に30インチ以上)の表示装置には有利である。
【0127】
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。また、本実施例の電子機器は実施例1〜6のどのような組み合わせからなる構成を用いても実現することができる。
【発明の効果】
本発明の構成を採用することにより、以下に示すような基本的有意性を得ることができる。
(a)ドーピング処理後の半導体膜の結晶性の回復、不純物元素の活性化および配線形成後のコンタクト抵抗の低減を十分に行なうことができる。
(b)従来行われていたドーピング処理後の熱処理と、配線形成後の熱処理の2つの工程を、配線形成後に基板の裏面側からレーザ光を照射するという1つの工程で行なうことで、従来より工程数を削減することを可能とする。これにより、製造コストの低下および製造歩留まりの向上を可能とする。
(c)以上の利点を満たした上で、電気的特性の優れたTFTを作製できる方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のTFTの作製方法の一例を説明する図。
【図2】 (A)1737ガラス基板の波長に対する透過率を示す図。
(B)合成石英ガラス基板の波長に対する透過率を示す図。
【図3】 (A)非晶質珪素膜の波長に対する透過率を示す図。
(B)結晶質珪素膜の波長に対する透過率を示す図。
【図4】 本発明のTFTの作製方法の一例を説明する図。
【図5】 本発明のTFTの作製方法の一例を説明する図。
【図6】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図7】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図8】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図9】 画素部の画素を示す上面図。
【図10】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の作製工程を示す断面図。
【図11】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の作製工程を示す断面図。
【図12】 半導体装置の例を示す図。
【図13】 半導体装置の例を示す図。
【図14】 半導体装置の例を示す図。
Claims (22)
- 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に金属元素を導入する工程と、
熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
熱処理により前記半導体膜の水素化を行なう工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
第1の熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
第2の熱処理により前記半導体膜の水素化を行なう工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に金属元素を導入する工程と、
第1の熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
第2の熱処理により前記半導体膜の水素化を行なう工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、前記第1の導電層の一部と重なる第1の不純物領域と、第2の不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、前記第1の導電層の一部と重なる第1の不純物領域と、第2の不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に金属元素を導入する工程と、
熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、前記第1の導電層の一部と重なる第1の不純物領域と、第2の不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、前記第1の導電層の一部と重なる第1の不純物領域と、第2の不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
熱処理により前記半導体膜の水素化を行なう工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
第1の熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、前記第1の導電層の一部と重なる第1の不純物領域と、第2の不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
第2の熱処理により前記半導体膜の水素化を行なう工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 基板上に、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、前記元素を主成分とする合金材料、前記元素を主成分とする化合物材料、又はAgPdCu合金、のいずれかを用いて第1の導電層を形成する工程と、
前記第1の導電層上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の導電層上に前記第1の絶縁膜を介して半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜に金属元素を導入する工程と、
第1の熱処理により前記半導体膜を結晶化させる工程と、
結晶化した前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、前記第1の導電層と重なるチャネル形成領域と、前記第1の導電層の一部と重なる第1の不純物領域と、第2の不純物領域からなるソース領域およびドレイン領域とを形成する工程と、
前記不純物元素が選択的に導入された前記半導体膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
第2の熱処理により前記半導体膜の水素化を行なう工程と、
前記第2の絶縁膜に部分的にエッチングを行なって、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域の一部と接触する第2の導電層を形成する工程と、
前記基板の裏面側から、前記半導体膜と、前記半導体膜と前記第2の導電層との接触部に、第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記第2高調波に変調したYAGレーザの照射面またはその近傍における形状は線状であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記半導体膜は、珪素を主成分とする膜であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12および請求項29のいずれか一項において、
前記半導体膜の膜厚は、25〜100nmであることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記ソース領域および前記ドレイン領域の不純物元素は、n型を付与する不純物元素、またはp型を付与する不純物元素、またはn型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12および請求項16のいずれか一項において、
前記ソース領域および前記ドレイン領域の不純物元素の濃度はそれぞれ2×1020/cm3以下であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記基板の裏面側から前記第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程において、前記基板の温度を0〜500度とすることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項3または請求項6または請求項9または請求項12において、
前記金属元素は、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Sn、Sbから選ばれた一種または複数種の元素であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記基板の裏面側から前記第2高調波に変調したYAGレーザを照射する工程において、前記基板の加熱を行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記第2の絶縁膜上に前記ドレイン領域の一部と接触する画素電極を形成する工程を有し、
前記第1の導電層を形成する工程において、前記第1の導電層とともにソース配線を形成し、
前記第2の導電層を形成する工程において、前記第2の導電層を前記ソース領域の一部及び前記ソース配線と接触するように形成し、
前記画素電極の端部を、前記ソース配線と重なるように配置することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記基板と貼り合わせる対向基板上に第1の着色層と第2の着色層を重ねて形成することにより、遮光部を設けることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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