JP5046091B2 - キャップのタンパーエビデンス構造 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、容器の口部に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ連結された上蓋とからなるキャップにおいて、上蓋にタンパーエビデントバンドが設けられ、このタンパーエビデントバンドは、キャップ本体のスカート壁の外周面に沿うように幅方向に湾曲した板状を呈しており、その基端部が破断可能な弱化部を介して上蓋の指掛け片の下面に突出形成されている。また、このタンパーエビデントバンドの下端には、内側に折り曲げ可能な薄いフラップが設けられ、このフラップを、キャップ本体のスカート壁に下端に設けられた切欠け部に挿入して係止させるようにしており、タンパーエビデントバンドを切り取らないと上蓋を開栓できない構成で、このタンパーエビデントバンドの破断状況を視認することにより開栓履歴を判別できる、ことが記載されている。
また、蓋体をキャップ本体に冠着する際、確認突起を設けるのと同時に、小突起に設けた棒状体を、帯状体に設けた凹部に挿入することにより、摘み部が構成される。
本発明の実施の形態に係るキャップ1は、合成樹脂製からなり、図1に示すように、容器2の口部3に装着される略円筒状のキャップ本体4と、該キャップ本体4に冠着される有底円筒状の蓋体5とから構成されている。これらキャップ本体4と蓋体5とは、ヒンジ部6を介して連結されている。
すなわち、図1〜図4に示すように、蓋体5には、その胴部7のヒンジ部6側とは反対側の位置に、蓋体5の周縁からキャップ本体4との嵌合方向に向かって突設され、且つその胴部7の外周面より外方に位置する小突起(第1突起)9と、該小突起9に連絡された棒状体20とが設けられている。この小突起9は、その下部外壁面に係止爪部10を有し、また、その接続部位に形成された弱化線47によって蓋体5から容易に切離可能に設けられている。棒状体20は小突起9と同じ方向に向き、小突起9の周方向の端部に設けられている。
一方、ヒンジ部6を中心として回動する蓋体5が嵌合されるキャップ本体4には、蓋体9の小突起9と対応する位置に、小突起9と係合する帯状体(第2突起)16と、該帯状体16に接続され、蓋体5の棒状体20が挿入される筒状体(凹部)21とが設けられている。帯状体16の下部内壁面には、蓋体5の小突起9に設けた係止爪部10が係止される係止段部17が周方向に沿って設けられ、また、帯状体16は、キャップ本体4の胴部15の外周面との間に所定の隙間42を設けるように位置し、その周方向の端部が胴部15の外周面に縦弱化線43によって容易に切断可能に接続されている。
キャップ本体4には、図2〜図4に示すように、その円筒状の胴部15の内方に、内容物の注出路22を形成する円筒状の注出筒部23が胴部15と同心円状に形成されており、この注出筒部23の外周面と胴部15の内周面との間には環状空間25が形成される。また、胴部15の下部内周面及び注出筒部23の下部外周面には、周方向に延びる係合突条26、27がそれぞれ一条形成されている。これら胴部15と注出筒部23とは、それぞれの上端が上壁部30で接続されている。
さらに、係合筒部31の内方には、注出筒部23から上方に連続して、内容物の注出方向を案内する円筒状の案内筒部33が係合筒部31と同心円状で突設されている。この案内筒部33の下端内周径と注出筒部23の内周径とが略同一に形成されている。また、この案内筒部33には、その下端の円形の注出口を塞ぐ閉塞板部35が環状溝部36を介して一体に形成されている。この閉塞板部35には、環状溝部36に沿って切断して、注出路22を開放するためのリング状の把持部37が一体に形成されている。
この凹部40の全体を覆うように、帯状体(第2突起)16が胴部15の外周面と所定の隙間42を設けるように突設されている。この帯状体16の他端は、キャップ本体4の胴部15の外周面と縦弱化線43を介して容易に切断可能に接続されている。一方、帯状体16の一端側には、帯状体16側の一部の周範囲(後述する接続片52を挿入できる程度の範囲)を、上端から所定の高さで開放55された筒状体(凹部)21が配置されており、帯状体16の一端が、開放された筒状体21の一方の周壁に連続して接続されている。
そして、このように構成されたキャップ本体4は、図1に示すように、その胴部15と注出筒部23との間に設けられた環状空間25を、容器2の口部3に嵌合させれば、キャップ本体4の胴部15及び注出筒部23にそれぞれ設けた係合突条26、27が、容器2の口部3の頚部を挟み込むように押圧して、キャップ本体4が容器2の口部3に緊密に嵌合される。
蓋体5は、図1〜図4に示すように、有底円筒状に形成されると共に、円筒状の胴部7の下端内周面に係合突条50が一条形成されている。また、蓋体5の胴部7の内方には、円筒状の密閉筒部51が胴部7と同心円状に形成されている。なお、密閉筒部51は胴部7よりも若干高さが低く形成されている。
また、図2及び図3に示すように、蓋体5の胴部7で、ヒンジ部6側とは反対側の外周面の下端部には、所定の周長を有する指掛け片8が外方に向かって突設されている。この指掛け片8の外周面は、胴部7と同心円状の円弧面を呈している。この指掛け片8の下面には、胴部7と同心円状でキャップ本体4の胴部15に沿うように湾曲された小突起(第1突起)9が下方に向けて弱化線47を介して容易に切断可能に垂設されている。この小突起9の周長は、指掛け片8の周長よりも若干短く形成されている。また、小突起9の下部外周面には、外方に突設される係止爪部10が全周長に亘って形成されている。
さらに、図2及び図7に示すように、小突起9の一端側、すなわち、キャップ本体4の帯状体16の一端に接続された筒状体21と対応する側に棒状体20が設けられている。この棒状体20は、略円板状の頭部20aと、頭部20aから下方に連設された軸部20bとから構成されている。棒状体20の軸部20bは、筒状体21の小径開口部21a(図5参照)に挿入可能な外径に形成されている。また、棒状体20の頭部20aの外径は、筒状体21の外径と略同一に形成されている。そして、小突起9の一端に接続された接続片52に棒状体20の軸部20bが接続されている。
また、図2及び図5も参照して、蓋体5の指掛け片8の下面から垂設させた小突起9がキャップ本体4の帯状体16とキャップ本体4の胴部15の外周面との間の隙間42に挿入されると共に、小突起9の係止爪部10が帯状体16の係止段部17に離脱不可能に係合されて、開栓履歴確認用の確認突起11が構成される。さらに、蓋体5に設けた棒状体20の軸部20bと小突起9とを接続する接続片52が、キャップ本体4に設けた筒状体21の開放部分55に挿入されると共に、蓋体5に設けた棒状体20の軸部20bが、キャップ本体4に設けた筒状体21の小径開口部21a及び大径開口部21bに挿入されて、確認突起11を切離するための摘み部12が構成される。なお、図1のキャップ本体4に蓋体5が冠着された状態では、帯状体16の外周面と、指掛け片8の外周面とが上面視で略重なるようになる。
すなわち、摘み部12を外方で引っ張ると、まず、上側薄膜部45及び薄膜部46が切断されることにより摘み部12がキャップ本体4から切離され、続いて、摘み部12を構成する棒状体20が引っ張られることにより小突起9が指掛け片8の下面から弱化線47に沿って切断されると共に、摘み部12を構成する筒状体21が引っ張られることにより帯状体16の他端がキャップ本体4の外周面から縦弱化線43に沿って切断されて、確認突起11を構成している小突起9及び帯状体16が、蓋体5及びキャップ本体4から同時に切離される。
そして、確認突起11が全て切離されたため、指掛け片8の下方には、キャップ本体4胴部15に設けた凹部40が現出されて大きな空間が形成されるので、指掛け片8の下面に指を掛けることができ、蓋体5を開き開栓することが可能となる。
また、確認突起11は、指掛け片8の下方に配されるので、確認突起11をキャップ1から切離しなければ、蓋体5の指掛け片8に指が掛けられず蓋体5を開くことができないので、使用者はその開栓手順が明確となる。
さらに、キャップ本体4に蓋体5が冠着された状態では、帯状体16の外周面と、指掛け片8の外周面とが上面視で重なるので、確認突起11がキャップ1の外周面から突設されていても外観上の違和感がない。
また、本発明の実施の形態のキャップ1は、小突起9に係止爪部10を、帯状体16に係止段部17をそれぞれ設けて、小突起9と帯状体16とをそれぞれの係合爪部10と係合段部17とを係合させることにより離脱不可能にしているが、小突起9及び帯状体16に係止爪部10及び係止段部17を設けず、小突起9と帯状体16とを接着剤によって接合しても良いし、溶融接着によって接合しても良い。
Claims (2)
- 容器の口部に装着される略円筒状のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着される有底筒状の蓋体とからなるキャップであって、
蓋体またはキャップ本体のいずれか一方には、容易に切離可能な第1突起が設けられ、また、他方には、容易に切離可能な第2突起が設けられ、蓋体がキャップ本体に冠着された状態において、前記第1突起と前記第2突起とを離脱不可能に係合または接合して、開栓履歴確認用の確認突起として構成すると共に、該確認突起をキャップ本体及び蓋体から切離するための摘み部を前記確認突起の側方に一体に設け、
前記摘み部は、前記第1突起の一端側に棒状体を設け、また、前記第2突起の一端側には凹部を設け、前記蓋体が前記キャップ本体に冠着された状態において、前記棒状体が前記凹部に挿入されて構成されることを特徴とするキャップのタンパーエビデンス構造。 - 容器の口部に装着される略円筒状のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着される有底筒状の蓋体とからなるキャップであって、
蓋体またはキャップ本体のいずれか一方に設けられた第1突起は、蓋体またはキャップ本体の胴部から延設されて、その胴部から容易に切離可能な小突起で構成され、また、他方に設けられた第2突起は、蓋体またはキャップ本体の胴部の外周面との間に前記小突起を挿入できる程度の隙間を設けるように突設させて該胴部から容易に切離可能な帯状体で構成され、さらに、前記小突起の外壁面に係止爪部を形成すると共に、前記帯状体の内壁面に前記小突起の前記係止爪部が係止される係止段部を形成して、蓋体がキャップ本体に冠着された状態において、前記小突起が前記帯状体と、キャップ本体または蓋体の胴部の外周面との間の隙間に挿入されると共に、前記小突起の係止爪部が前記帯状体の係止段部に離脱不可能に係合されて、開栓履歴確認用の確認突起が構成され、
前記確認突起をキャップ本体及び蓋体から切離するための摘み部を確認突起の側方に一体に設け、該摘み部は、前記小突起の一端側に棒状体を設け、また、前記帯状体の一端側には凹部を設け、前記蓋体が前記キャップ本体に冠着された状態において、前記棒状体が前記凹部に挿入されて構成されることを特徴とするキャップのタンパーエビデンス構造。
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