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JP5045995B2 - 金属溶湯槽及びその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、高温の金属溶湯を収容、あるいは保持、等する金属溶湯用の槽に関し、特に、アルミニウム溶湯を収容、あるいは保持、等することに適した金属溶湯用の槽に関する。
従来、高温の金属溶湯を収容、あるいは保持、等する金属溶湯の鋳造炉、保持炉、供給炉等の金属溶湯槽は、その内槽が複数の耐熱材をモルタルにより目地締めした容器であった。そこで、その構築に多大な労力を要するのみならず、目地部分の耐熱性が低く、長時間の連続使用によって亀裂等の破損が生じ易いという問題点があった。
この破損部分から金属溶湯が槽の外側に漏れ、外側の断熱材や外装鉄板にも損傷が及び、炉外への金属溶湯の漏れが発生したり、外気が損傷部分から炉内に浸入して金属溶湯中に混入する場合がある。
特に、大気中に含まれた水素分子又は大気中の水分から発生した水素分子が金属溶湯に混入したときは、鋳造品に気泡部分を発生させてクラックの原因を引き起こすおそれがある。
上記の問題に対し、金属溶湯槽の炉床内に不活性ガスを圧入する手段を設け、不活性ガスの圧入によって外気から炉内を気密状態にして金属溶湯の漏れと、外気の溶湯内への浸入を防止する溶湯炉が提案されている(特許文献1参照)。
上記特許文献1によれば常時不活性ガスを炉床内に圧入するため、装置構成が複雑になるとともに、目地部分の損傷の発生は相変わらず抑えることができず、損傷の程度によっては不活性ガスを炉床内に圧入しても相応の効果が得られないおそれがあった。
高温の金属溶湯、特に、アルミニウム溶湯を収容、あるいは保持、等する金属溶湯用の槽に関しては、内槽を、損傷の主原因となる目地部分をなくした、セラミックスによる一体成型したものが提案されている((特許文献2参照)。
しかし、長時間の連続使用によって高温にさらされる部分には損傷が発生する場合もあり、特に外気の侵入によって炉内の密閉性が損なわれ、金属溶湯中に水素等が混入して鋳造品の品質低下を招くおそれがある。
図5は、内槽をセラミックスによって一体成型した金属溶湯槽の縦断面概略図である。
セラミックスによって一体成型された内側の槽52の外側に断熱板53が取り付けられ、更にその外側に、支持部材となる取付け枠55を介して外装鉄板56が取付けられている。この内側の槽52の中に金属溶湯51が収容される。
セラミックスによって一体成型されたものは、破損し易い目地部分がなく耐久性に優れている。しかし、高温下での連続使用によって破損部分が発生する可能性もあり、溶湯槽の外部への金属溶湯の漏れ、外気の溶湯槽内への浸入、等々の可能性をより完全・確実に排除する上では、改善の余地があった。
特開2002−35927号公報 特開平6−15439号公報
本発明は、高温の金属溶湯、特に、アルミニウム溶湯を収容、あるいは保持、等する金属溶湯用の槽において、損傷の主原因となる目地部分をなくした、セラミックスによる一体成型の内槽を有し、高温下での連続使用によっても、溶湯槽の外部への金属溶湯の漏れ、外気の溶湯槽内への浸入、等々の可能性をより完全・確実に排除できる金属溶湯用槽を提案することを目的にしている。
本発明は、セラミックスで一体成型された金属溶湯用の槽(内槽)の外側を、アルミニウム又はアルミニウム合金によって鋳包むことで前記課題の解決を図ったものである。
すなわち、前記目的を達成するために本発明が提案する金属溶湯槽は、一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなるものである。
ここで、前記セラミック製槽の上方の開口部端面もアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包まれている形態にすることができる。
かかる本発明の金属溶湯槽は、一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなる金属溶湯槽を製造する方法であって、水練りしたセラミック粉末材料を、内槽成型鋳型に充填してセラミック製槽を一体成型する第1の工程と、当該セラミック製槽を、底部を上にし、上方開口部を下側に向けて外槽成型鋳型内に載置する第2の工程と、アルミニウム又はアルミニウム合金の金属溶湯を外槽成型鋳型内に注湯して、前記セラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包む第3の工程と、を備えている金属溶湯槽の製造方法によって製造することができる。
次に、前記目的を達成するために本発明が提案する他の金属溶湯槽は、一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側に断熱層及び/又は耐熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなるものである。
ここでも前記セラミック製槽の上方の開口部端面及び、前記セラミック製槽の外側に形成されている断熱層及び/又は耐熱層の上方の端面も前記アルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包まれている形態にすることができる。
かかる本発明の金属溶湯槽は、一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側に断熱層及び/又は耐熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなる金属溶湯槽を製造する方法であって、水練りしたセラミック粉末材料を、内槽成型鋳型に充填してセラミック製槽を一体成型する第1の工程と、当該セラミック製槽の外側に断熱層及び/又は耐熱層を形成する第2の工程と、外側に断熱層及び/又は耐熱層が形成された前記セラミック製槽を、底部を上にし、上方開口部を下側に向けて外槽成型鋳型内に載置する第3の工程と、アルミニウム又はアルミニウム合金の金属溶湯を外槽成型鋳型内に注湯して、前記断熱層及び/又は耐熱層の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包む第4の工程と、を備えてなることを特徴とする金属溶湯槽の製造方法によって製造することができる。
なお、前記において、一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側に断熱層及び/又は耐熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んでいる構造とは、以下の3態様を含むものである。
前記セラミック製槽の外側に断熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んでいる構造。
ここには、それぞれ異なる材質からなる複数の断熱層が積層されて前記断熱層が形成されている場合が含まれる。
前記セラミック製槽の外側に耐熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んでいる構造。
ここには、それぞれ異なる材質からなる複数の耐熱層が積層されて前記耐熱層が形成されている場合が含まれる。
前記セラミック製槽の外側に断熱層が形成され、その外側に耐熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んでいる構造及び、前記セラミック製槽の外側に耐熱層が形成され、その外側に断熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んでいる構造、前記セラミック製槽の外側に任意の順序で断熱層、耐熱層が積層され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んでいる構造。
ここには、それぞれ異なる材質からなる複数の断熱層が積層されて前記断熱層が形成され、また、それぞれ異なる材質からなる複数の耐熱層が積層されて前記耐熱層が形成されている場合が含まれる。
以上に説明した本発明の金属溶湯槽では、内槽であるセラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包む構造が採用されている。これによって、一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側にアルミニウム又はアルミニウム合金からなる外層が形成されていることになる。
そこで、たとえ、内槽であるセラミック製槽に細孔や亀裂などが生じても、前述した外層及び、当該細孔や亀裂などを介して、空気などの気体や、水蒸気などが、内槽であるセラミック製槽に収容されている金属溶湯(アルミニウム溶湯)に浸入するおそれはない。
これによって、本発明の金属溶湯槽に収容されている金属溶湯(アルミニウム溶湯)に、空気などの気体や、水蒸気などが、前述した外層及び、内槽であるセラミック製槽に生じた細孔や亀裂などを介して浸入することによる鋳造品の品質低下を確実に防ぐことができる。
更に、本発明の金属溶湯槽の上方に向けて開口している部分から金属溶湯、例えば、アルミニウム溶湯を入れ、天蓋でその開口を閉鎖しておけば、金属溶湯槽は、密閉性が確保されることになり、酸化等による鋳造製品の品質低下を一層確実に防止できる。
また、内槽であるセラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包む構造からなるので、セラミック製槽の外側にアルミニウム又はアルミニウム合金からなる外層が形成されていることになり、たとえ、内槽であるセラミック製槽に細孔や亀裂などが生じて、内部に収容されているアルミニウム溶湯が漏れ出して、前記のアルミニウム又はアルミニウム合金からなる外層に接触することがあったとしても、固体状態にある外層が溶け出すには潜熱(融解熱)が必要であり、内槽であるセラミック製槽に生じた細孔や亀裂などを介して漏れ出てきたアルミニウム溶湯が外層に接触して、これが溶け出すおそれはない。
前記において、内槽を構成する一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽は、例えば、セラミックスの粉末に水を入れて混練し、これを中子と外型との間に入れて成型し、加熱通風乾燥し、固化させて製造することができる。
前記において、断熱層、耐熱層は、例えば、セラミックペーパや、セラミックスファイバー製の板材を重ねて所定の厚さにして形成することができる。
前記において、セラミック製槽の上方の開口部端面をもアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだり、セラミック製槽の上方の開口部端面及び前記セラミック製槽の外側に形成されている断熱層及び/又は耐熱層の上方の端面も前記アルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包むようにすると、次のような利点がある。
このように、セラミック製槽の上方の開口部端面をもアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだり、セラミック製槽の上方の開口部端面及び前記セラミック製槽の外側に形成されている断熱層及び/又は耐熱層の上方の端面も前記アルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包むようにすることにより、金属溶湯槽の密閉性が高められ、外気の浸入が抑えられるので、セラミック製槽の内部に収容されているアルミニウム溶湯中に空気などの気体や、水蒸気などが浸入することを一層効果的に防止できる。すなわち、鋳造製品の品質低下を防止することができる。
前述した本発明の製造方法によれば、水練りしたセラミック粉末材料を内槽成型鋳型に充填してセラミック製槽を一体成型し、当該セラミック製槽を底部を上にし、上方開口部を下側に向けて外槽成型鋳型内に載置し、アルミニウム又はアルミニウム合金の金属溶湯を外槽成型鋳型内に注湯して、前記セラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包む、あるいは、水練りしたセラミック粉末材料を内槽成型鋳型に充填してセラミック製槽を一体成型し、当該セラミック製槽の外側に断熱層及び/又は耐熱層を形成し、外側に断熱層及び/又は耐熱層が形成された前記セラミック製槽を底部を上にし、上方開口部を下側に向けて外槽成型鋳型内に載置し、アルミニウム又はアルミニウム合金の金属溶湯を外槽成型鋳型内に注湯して、前記断熱層及び/又は耐熱層の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包むので、所定厚さで鋳包む作業性が向上する。すなわち壁面から底部まで所定厚さの外層を形成するのが容易となる。
また、かかる製造方法によって、セラミック製槽の上方の開口部端面をもアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだり、セラミック製槽の上方の開口部端面及び前記セラミック製槽の外側に形成されている断熱層及び/又は耐熱層の上方の端面も前記アルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包むことを簡単、容易に行うことができる。
本発明によれば、高温の金属溶湯、特に、アルミニウム溶湯を収容、あるいは保持、等する金属溶湯用の槽において、損傷の主原因となる目地部分をなくした、セラミックスによる一体成型の内槽を有し、高温下での連続使用によっても、溶湯槽の外部への金属溶湯の漏れ、外気の溶湯槽内への浸入、等々の可能性をより完全・確実に排除できる金属溶湯用槽を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は本発明に係る金属溶湯槽11の縦断面概略図である。
本発明の金属溶湯槽11は、上方に開口部12aを有する一体成型品のセラミック製槽12の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだものである。このアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ部分が、セラミック製槽12の外側に形成される外層15になる。
図示の実施形態では、外層15は、その上端部15aがセラミック製槽12の上方の開口部端面17、17にも連続して形成されている。
この金属溶湯槽11には、天蓋16(図中鎖線で表示)が設置され、さらに図示しない不活性ガスの供給管と、金属溶湯の注湯管と、供給管とが槽壁又は天蓋16を貫装しているが、金属溶湯槽11の内部は密閉性が保たれており、外気から遮断されている。
また金属溶湯槽11の壁面内又は底面内には、貯留する金属溶湯の温度維持のためのヒータ(図示せず)が埋め込まれている。
セラミックス製槽12は、底部と底部周囲から立ち上げた周壁とを有する一体成型物であり、後述するように水練り、成型、乾燥し、固化後脱型して製造されたものである。従来の耐熱材を目地止めして形成された内槽と異なり、この金属溶湯槽11は、破損の原因となる目地部分がないことから、長期間の連続運転における高温下の耐久性に優れたものである。
セラミックス製槽12の外側を鋳包んで形成される外層15は、アルミニウム又はアルミニウム合金の金属溶湯を鋳型に注湯し、冷却固化して形成されるものであり、セラミック製槽12の底部、壁の外側と、さらにセラミック製槽12の開口部端面17にも連続して鋳包んで、形成されるものである。
したがって金属溶湯槽11は、セラミック製槽12の内側の底面及び壁面を除いたすべてがアルミニウム又はアルミニウム合金の外層15に鋳包まれることになる。
したがって従来の金属溶湯槽の鉄板外装に比較して所定厚さのアルミニウム又はアルミニウム合金の外層15に鋳包まれるので、内槽12に多少の細孔が生じても槽内に貯留している金属溶湯が外部に漏れることはなく、また外気による内槽であるセラミック製槽12内部への侵入を抑えることができ、鋳造品の品質低下を防止できる。
図1に図示した本発明の金属溶湯槽11を製造する方法を図3(a)を用いて説明する。
セラミックス製槽12は、例えば、セラミックス粉末を水練りしたものを中子と外型との間に入れて成型し、その後、約350℃〜400℃程度の温度で30〜40時間乾燥させて製造することができる。こうして、一体成型されて、図1に図示したように、上方が開口しているセラミックス製槽12を製造する。
次に、図3(a)に示すように、セラミックス製槽12を、底部を上にし、上方開口部12aを下側に向けて外槽成型鋳型21、21内に載置する。
外槽成型鋳型21、21内の底部には載設台22が設置されていて、図3(a)図示のように逆転した状態のセラミックス製槽12を内側から載設する。
この載設台22は、テーパ状の円錐台23と、円錐台23の上面中心に設けられた柱状の載設柱25とを有してなるものである。
そして底部を上にしたセラミックス製槽12の開口部12a側がテーパ状の円錐台23のテーパ面に当接し、セラミックス製槽12の底部が図3(a)図示のように載設柱25の端面に当接する。
こうしてセラミックス製槽12は、外槽成型鋳型21の底部から所定長さ浮き上がった位置に載置されることになる。
この浮き上がった長さは、外槽成型鋳型21、21の周壁とセラミックス製槽12との間隙と略同一の長さである。この長さが後述するように外槽成型鋳型21に溶湯が注湯されて、外層15の厚さの寸法になる。
そしてセラミックス製槽12が載置された後、外槽成型鋳型21、21には、図3(a)に示す液面レベルLの位置までアルミニウム又はアルミニウム合金の溶湯27が注湯される。この液面レベルLと断熱層13の底部との間が、底部に形成される外層15の厚さになる。
上記したようにセラミックス製槽12の開口部12a側がテーパ状の円錐台23のテーパ面に当接して、外槽成型鋳型21の底面から浮き上がった位置に載置されるので、アルミニウム又はアルミニウム合金の溶湯27が鋳型21内に注湯されると、セラミック製槽12の開口部端面17にも外層15が鋳包んで形成されることになる。そのため気密性の高い金属溶湯槽を製造することができる。
また底部を逆転して外槽成型鋳型21、21内に載置したので、注湯する溶湯の液面レベルによって底部の外層厚さを調整することが容易になり、気密性の高い金属溶湯槽11を製造することができる。
そして外層15となるアルミニウム又はアルミニウム合金の溶湯が槽成型鋳型21に注湯され、冷却固化した後に、鋳型から取り出して金属溶湯槽11が出来上がる。
このように本発明に係る金属溶湯槽11は、アルミニウム又はアルミニウム合金で外側を鋳包んだ外層15を形成してなるので、セラミックス製槽12に細孔等の損傷が生じた場合でも、所定厚さの外層15によって密閉性を維持することができる。そのため外気の浸入によって生じる金属溶湯中への水素分子の混入を抑え、鋳造品の品質低下を防止することができる。
なおアルミニウム又はアルミニウム合金に替えて他の軽金属、例えばマグネシウムやマグネシウム合金で外層を形成してもよい。
また、本実施形態では、セラミックス製槽12の外側を鋳込む外槽成型鋳型21を上部開放型にしてあるが、説明を簡単にするためにしたものであり、これに限定するものでなく上部を封止するものでもよい。
図2(a)〜(c)は、本発明の他の実施形態を説明するものである。
図2(a)図示の金属溶湯槽11は、図1で説明した金属溶湯槽11において、一体成型されて上方が開口しているセラミックス製槽12の外側に、セラミックスペーパ18を装着して耐熱層を形成し、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだものである。
セラミックスペーパ18は、セラミックス製槽12の上端面17にも装着し、この上に、セラミックス製槽12の外側を鋳包んだアルミニウム又はアルミニウム合金の上端部15aが延びている。
図2(b)図示の金属溶湯槽11は、図1で説明した金属溶湯槽11において、一体成型されて上方が開口しているセラミックス製槽12の外側に、断熱層13を形成し、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだものである。
断熱層13は、セラミックスファイバー製の板材を重ねあわせて所定の厚さにしたものを装着して構成することができる。貯留する金属溶湯の温度等の条件によりその厚さを設定することができる。
断熱層13の上端面13aにも断熱層13の外側を鋳包んだアルミニウム又はアルミニウム合金の上端部15aが延びている。
図2(c)図示の金属溶湯槽11は、図1で説明した金属溶湯槽11において、一体成型されて上方が開口しているセラミックス製槽12の外側に、セラミックスペーパ18を装着して耐熱層を形成し、ついで、その外側に断熱層13を形成し、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだものである。
図2(a)〜(c)におけるその他の点は図1図示の実施形態と同一であるので、共通している部分には同一の符号をつけ、それらの説明を省略する。
図2(a)〜(c)に例示した金属溶湯槽11は、例えば、図2(b)図示の金属溶湯槽11であれば、図3(b)に図示したようにして製造することができる。
図3(b)図示の製造工程は、セラミックス製槽12の外側に断熱層13が形成されている点を除けば、図3(a)を用いて説明した製造工程と同一であるので、その説明を省略する。
以上説明した本発明の金属溶湯槽11は、例えば、図4(a)、(b)に図示するように設置される。
図4(a)、(b)において、図1図示の実施形態で説明した部分と共通している部分には同一の符号をつけ、それらの説明を省略する。
金属溶湯槽11が搭置される構造物(例えば、金属製、あるいは鉄筋コンクリート構造物)の凹部100に、矢印101で示すように本発明の金属溶湯槽11が装入される(図4(a))。
金属溶湯槽11と凹部100との間に形成される隙間部には、粉末状、あるいは繊維状の耐熱材あるいは断熱材102を装入し、凹部100内に金属溶湯槽11を安定的に配置する。
このように、本発明の金属溶湯槽11は、所定の箇所に簡単に、かつ、安定して配置することができる。しかも、特別な熟練労働を要することなく、所定の箇所に、簡単に、かつ、安定して配置することができるので、取り扱い性に極めて優れている。
そこで、長期にわたって金属溶湯槽11を使用し、取替えが必要になった場合でも、簡単に取替えを行うことができる。
本発明に係る金属溶湯槽の縦断面概略図。 (a)、(b)、(c)は、本発明に係る他の金属溶湯槽を説明する縦断面概略図。 図1図示の本発明の金属溶湯槽の製造段階の一工程を示した縦断面概略図、(b)図2(b)図示の本発明の金属溶湯槽の製造段階の一工程を示した縦断面概略図。 (a)図1図示の本発明の金属溶湯槽を所定の箇所に設置・配備する工程の一例を説明する図、(b)所定の箇所に設置・配備された本発明の金属溶湯槽を説明する図。 内槽をセラミックスによって一体成型した従来の金属溶湯槽の縦断面概略図。
符号の説明
11 金属溶湯槽
12 内槽
13 断熱層
15 外層
16 天蓋
17 開口部端面17

Claims (6)

  1. 一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなる金属溶湯槽。
  2. セラミック製槽の上方の開口部端面も前記アルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包まれていることを特徴とする請求項1記載の金属溶湯槽。
  3. 一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側に耐熱層及び/又は前記セラミックス製槽内に貯留される金属溶湯の温度条件により設定される所定の厚みを有する断熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなる金属溶湯槽。
  4. 前記セラミック製槽の上方の開口部端面及び、前記セラミック製槽の外側に形成されている前記耐熱層及び/又は前記断熱層の上方の端面も前記アルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包まれていることを特徴とする請求項3記載の金属溶湯槽。
  5. 一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなる金属溶湯槽を製造する方法であって、
    水練りしたセラミック粉末材料を、内槽成型鋳型に充填してセラミック製槽を一体成型する第1の工程と、
    当該セラミック製槽を、底部を上にし、上方開口部を下側に向けて外槽成型鋳型内に載置する第2の工程と、
    アルミニウム又はアルミニウム合金の金属溶湯を外槽成型鋳型内に注湯して、前記セラミック製槽の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包む第3の工程と、
    を備えてなることを特徴とする金属溶湯槽の製造方法。
  6. 一体成型されていて上方が開口しているセラミック製槽の外側に断熱層及び/又は耐熱層が形成され、その外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包んだ構造からなる金属溶湯槽を製造する方法であって、
    水練りしたセラミック粉末材料を、内槽成型鋳型に充填してセラミック製槽を一体成型する第1の工程と、
    当該セラミック製槽の外側に耐熱層及び/又は前記セラミックス製槽内に貯留される金属溶湯の温度条件により設定される所定の厚みを有する断熱層を形成する第2の工程と、
    外側に前記耐熱層及び/又は前記断熱層が形成された前記セラミック製槽を、底部を上にし、上方開口部を下側に向けて外槽成型鋳型内に載置する第3の工程と、
    アルミニウム又はアルミニウム合金の金属溶湯を外槽成型鋳型内に注湯して、前記耐熱層及び/又は前記断熱層の外側をアルミニウム又はアルミニウム合金で鋳包む第4の工程と、
    を備えてなることを特徴とする金属溶湯槽の製造方法。
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