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JP4818922B2 - セラミックヒータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ加熱用ヒータ、特に自動車用の空燃比検知センサ加熱用、気化器用ヒータ、ヘアアイロン、半田ごてなどに使用するセラミックヒータの製造方法に関するものである。
従来より、アルミナを主成分とするセラミックス中に、W、Re、Mo等の高融点金属からなる発熱抵抗体を埋設してなるアルミナセラミックヒータが、広く用いられている。
例えば、円柱状のセラミックヒータを製造する場合は、図10に示すようにセラミック成形体12とセラミックグリーンシート13を用意し、セラミックグリーンシート13の一方の面にW、Re、Mo等の高融点金属からなる発熱抵抗体14とリード引出部15を形成し、電極パッドを裏面(他方の面)に形成(図示しない)した後、発熱抵抗体14とリード引出部15が内側になるようにセラミック成形体12に巻きつけて密着焼成する。なお、リード引出部15と電極パッドは、セラミックグリーンシート13に形成されたスルーホール16により接続されている(例えば、特許文献1参照)。
このように、従来のセラミックヒータは、ペースト状の発熱抵抗体14をセラミック成形体12及びセラミックグリーンシート13と同時焼成することにより形成されている。そして、このようにして作られるセラミックヒータの発熱抵抗体は、複数回折り返えされた曲折した形状になっている(特許文献2の図1等)。
また、特許文献3〜特許文献5には、一対の把持部材の基部を軸で開閉自在に連結し、軸受部に設けられたばねの付勢により、常時両把持部材の先端部を互いに開放するとともに、両把持部材の先端部の開口部の内側にそれぞれヒータ板を備えたヘアアイロンが開示されている。
このヘアアイロンはセラミック製の絶縁板にニクロム線を巻いて両面をさらに絶縁板で覆ったヒータ板を板状体に嵌合させたり、板ばねにより押圧してヒータ板からの熱を板状体に伝える構造となっていた。
特開2001−126852号公報 特開2001−102156号公報 特開2000−232911号公報 特開2002−291517号公報 特開2000−14438号公報
しかしながら、最近、セラミックヒータは、より高温環境下で使用されるようになり、これにより耐久性低下が問題になっていた。すなわち、高温での連続通電を行うと、隣り合ったパターン間の絶縁性が劣化して耐久性が低下し、ついにはスパークを引き起こしたり断線したりするという問題が発生するようになってきている。
また、ニクロム線からなる発熱体を絶縁板に巻いて作製されたヒータは、加熱通電の繰り返しにより断線したり、発熱体が空気中の水分と反応して反応層を形成して発熱体の抵抗値が大きくなり、所定の電圧で所定の温度に達しない虞があり、耐久性が劣るとの問題があった。
また、ニクロム線からなるヒータ板は発熱体を均一にヒータ板に配設することが難しく板状体の加熱面を均一に加熱できないとの問題があった。
また、ヒータ板の加熱面と板状体の面とが一様に熱的に接触していないことから、ヒータ板の熱を板状体に一様に伝えることが難しく、加熱面の温度を均一にできないとの問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、高温での絶縁低下を防止し耐久性のよいセラミックヒータの製造方法を提供することを目的とする。
発明に係るセラミックヒータの製造方法は、
第一のセラミックグリーンシートの表面に導体ペーストを所定のパターンで形成する工程と、
該第一のセラミックグリーンシートの導体ペーストが形成された面に、少なくとも該導体パターンと同じ厚さを有し、前記第一のセラミックグリーンシートより柔軟でありデジタルインジケータにて測定したときの直径1mmの針が30秒間で侵入する深さが200μm以上の硬さの第二のセラミックグリーンシートを積層することにより、セラミックグリーンシート積層体を作製する工程と、
該セラミックグリーンシート積層体を円柱状のセラミック成形体に巻きつけてはり合わせる工程と、
そのはり合わせたセラミックグリーンシート積層体及びセラミック成形体を焼成する工程を含んでなることを特徴とする。
発明に係るセラミックヒータの製造方法は、得られるセラミックヒータの前記導体間におけるセラミック体のボイド占有率0.01〜50%とし、高温での絶縁低下を防止することができ、耐久性の高いセラミックヒータを提供することができる
本発明のセラミックヒータの製造方法により得られるセラミックヒータの参考の形態1の構成を示す一部破断斜視図である。 図1のセラミックヒータにおけるX−X線についての断面図である。 参考の形態1の円柱状のセラミックヒータにおける導体間を拡大して示す断面図である。 参考の形態1の変形例に係る平板状のセラミックヒータにおける導体間を拡大して示す断面図である。 参考の形態2のヘアアイロンの構成を示す一部切り欠き側面図である。 図5のヘアアイロンに用いるヒータ板と板状体の位置関係を示す正面図である。 図6のX−X線についての断面図である。 参考の形態2の変形例の加熱装置の断面図である。 参考の形態2の加熱装置に用いるヒータ板の平面図である。 従来例のセラミックヒータの展開図である。
1:セラミックヒータ、
2:セラミック芯材、
3:セラミックシート、
4:発熱抵抗体、
5:リード引出部、
6:スルーホール、
7:電極パッド、
8:リード部材、
A:円柱状セラミックヒータにおける導体間の領域、
B:平板状セラミックヒータにおける導体間の領域、
5:加熱装置、
50:把持部材、
52:軸、
53:コイルバネ、
54:軸受け部、
55:板状体、
55a:加熱面、
57:ヒータ板、
58:抵抗発熱体、
59:バネ、
61:リード線、
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。
参考の形態1.
図1は、本発明のセラミックヒータの製造方法により得られるセラミックヒータ1の参考の形態1の構成を示す一部破断斜視図であり、図2は図1のX−X線についての断面図である。
参考の形態1のセラミックヒータ1は、セラミック芯材2とセラミックシート3からなるセラミック体中に、発熱抵抗体4が内蔵されてなる。ここで、発熱抵抗体4は、導体パターンにおける折り返し部からなり、この発熱抵抗体4が形成される部分において、近接する導体間にあるセラミック体のボイド占有率が0.01〜50%であることを特徴とするものである。
このセラミックヒータ1は、発熱抵抗体4とリード引出部5が表面に形成され、電極パッド7が裏面に形成されたセラミックグリーンシート(焼成後はセラミックシート3)を、発熱抵抗体4とリード引出部5が内側になるようにセラミック成形体(焼成後はセラミック芯材2)に巻きつけて密着焼成することによって得られる。なお、リード引出部5と電極パッド7は、セラミックシート3に形成されたスルーホール6により接続されている。
セラミック体は、セラミック成形体が焼成されてなるセラミック芯材2と、セラミックグリーンシートが焼成されてなるセラミックシート3で構成される。このセラミック体は、アルミナ質セラミックス、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックス、炭化珪素質セラミックス等の各種セラミックスからなり、特に、主成分としてアルミナまたは窒化珪素を採用するのが好ましく、これにより急速昇温並びに耐久性に優れたセラミックヒータ1を得ることが出来る。例えばアルミナセラミックスの場合、Alを88〜95重量%、SiOを2〜7重量%、CaOを0.5〜3重量%、MgOを0.5〜3重量%、ZrOを1〜3重量%からなる組成のものを用いることが好ましい。Al含有量が88重量%未満であると、ガラス質が多くなるため通電時のマイグレーションが大きくなる恐れがある。一方、Al含有量が95重量%を超えると、セラミックヒータ1中に内蔵された発熱抵抗体4の金属層内に拡散するガラス量が減少し、セラミックヒータ1の耐久性が劣化する恐れがある。また、窒化珪素質セラミックスの場合、主成分の窒化珪素に対し焼結助剤として3〜12重量%の希土類元素酸化物と0.5〜3重量%のAl、さらに焼結体に含まれるSiO量として1.5〜5重量%となるようにSiOを混合するのが好ましい。ここで示すSiO量とは、窒化珪素原料中に含まれる不純物酸素から生成するSiOと、他の添加物に含まれる不純物としてのSiOと、意図的に添加したSiOの総和である。また、母材の窒化珪素にMoSiやWSiを分散させることにより、母材の熱膨張率を発熱抵抗体4の熱膨張率に近づけることにより、発熱抵抗体4の耐久性を向上させることが可能である。
また、発熱抵抗体4は、蛇行した導体パターンにより構成され、この発熱抵抗体4に対して、抵抗値が1/10程度となるように形成されたリード引出部5が接続される。これらは、通常、作業を簡便化するために、セラミックグリーンシート(焼成後は、セラミックシート3となる)の上に発熱抵抗体4およびリード引出部5を同時にプリント形成する場合が多い。なお、折り返し部は、所望の抵抗値になるようにU字に折り返された形状や蛇行する形状も含むものである。
ここで、セラミックヒータ1の寸法については、例えば、外径ないしは幅が2〜20mm、長さが40〜200mm程度にすることが可能である。自動車の空燃比センサ加熱用のセラミックヒータ1としては、外径ないしは幅が2〜4mm、長さが50〜65mmとすることが好ましい。また、自動車用の用途では、発熱抵抗体4の発熱長さが3〜15mmとなるようにすることが好ましい。発熱長さが3mmより短くなると、通電時の昇温を早くすることができるが、セラミックヒータ1の耐久性を低下させる。発熱長さを15mmより長くすると昇温速度が遅くなり、昇温速度を早くしようとするとセラミックヒータ1の消費電力が大きくなるので好ましくない。なお、発熱長さというのは、図1に示す蛇行する発熱抵抗体4の長手方向の長さであり、この発熱長さは、その目的とする用途により、適宜選択されるものである。
なお、図2において、セラミック芯材2とセラミックシート3の間に境界線を描いているが、実際は、未焼成のセラミック成形体とセラミックグリーンシートがはりあわせられた後、焼成されることにより、このはり合わせ面としての境界はなくなる場合が多い。
参考の形態1では、セラミックヒータ1の電極パッド7に、焼成後1次メッキ層を形成することが好ましい。この1次メッキ層は、リード部材8を電極パッド7の表面にロウ付けする際に、ロウ材の流れを良くし、ロウ付け強度を増すためである。1次メッキ層は1〜5μm厚みとすることで密着力が高くなるので好ましい。1次メッキ層の材質としては、Ni、Cr、もしくはこれらを主成分とする複合材料が好ましく、耐熱性に優れたNiを主成分とするメッキがより好ましい。
また、湿度が高い雰囲気中で使用する場合、Au系、Cu系のロウ材を用いた方がマイグレーションが発生しにくくなるので好ましい。ロウ材としては、Au、Cu、Au−Cu、Au−Ni、Ag、Ag−Cu系の物が耐熱性が高く好ましい。特にAu−Cuロウ、Au−Niロウ、Cuロウが耐久性が高いためより好ましい。ロウ材の表面には、高温耐久性向上及び腐食からロウ材を保護するために通常Niからなる2次メッキ層を形成することが好ましい。
また、リード部材8の材質としては、発熱抵抗体4からの熱伝達により、使用中にリード部材8の温度が上昇することから、耐熱性良好なNi系やFe−Ni系合金等を使用することが好ましい。
そして、参考の形態1の特徴とするところは、導体パターンが内蔵されてなるセラミックヒータ1において、導体パターンは、発熱抵抗体4を構成する折り返し部を有し、その折り返し部にて隣接する任意の導体間におけるセラミック体のボイド占有率が0.01〜50%となっている点にある。尚、その折り返し部にて隣接する任意の導体間におけるセラミック体のボイド占有率は、より好ましくは0.1〜40%、さらに好ましくは1〜20%である。ボイド占有率が0.01%未満であると、急速昇温と急速降温を繰り返した場合、加熱部である発熱抵抗体4が加熱膨張した際、発熱抵抗体4の周囲のセラミック体の熱の散逸が不十分であることから、セラミック体の熱膨張が発熱抵抗体4の熱膨張に追随せず、発熱抵抗体の縁部41へ応力が集中して、クラックが発生したり断線したりする恐れがある。一方、このボイド占有率が50%より大きいと、高温で連続通電を行った場合、加熱部である発熱抵抗体4の周囲のセラミック体の絶縁性が劣化し耐久性能が低下する傾向がある。なお、セラミックグリーンシートをセラミック成形体にそのままはりつけて密着焼成させると、上記範囲のボイド占有率より大きな数値となってしまう。したがって、上記範囲のボイド率とするためには、後述の製造方法が採用される。
図2は、長手方向に垂直な断面の一例を示す断面図(図1に示すX−X線断面図)であり、導体パターンの折り返し部(発熱抵抗体4)における導体が、セラミック芯材2の外周円状に配置された状態を示している。ここで、導体間におけるセラミック体のボイド占有率が0.01〜50%とは、図3に示すように、近接する任意の導体パターン(図3における4aと4b)間におけるセラミック体のボイドを測定したときの占有率が0.01〜50%であることを意味する。そして、セラミック体のボイド占有率が0.01〜50%である部分は、長手方向に垂直に発熱抵抗体4を切断するような断面のどの部分であってもよい。なお、導体間とは、セラミック体が円柱状の場合は、図3に示すように、近接する導体パターン4aの上辺と4bの上辺とをセラミック芯材2の外周円(言い換えれば、セラミック体の外表面)に沿って結んだ線と、導体4aの下辺と4bの下辺とをセラミック芯材2の外周円に沿って結んだ線と、導体4a,4bの表面で囲まれる領域Aのことをいう。また、セラミック体が平板状の場合は、図4に示すように、近接する導体4cの上辺と導体4dの上辺を結んだ線と、導体4cの下辺と導体4dの下辺を結んだ線と、導体4c,4dの表面で囲まれる領域Bのことをいう。
尚、本明細書において、セラミック体が円柱状の場合における、セラミック芯材2の外周とその外周に沿ってその外周から導体の厚さだけ離れた外周とによって挟まれた円環領域、セラミック体が平板状の場合における、各導体の上辺に接するように結んだ線と、各導体の下辺に接するように結んだ線とによって挟まれた内部領域のことを導体形成領域という。すなわち、上述のように定義される導体間は、導体形成領域のうちの隣接する導体間に位置する部分をいう。
さらに参考の形態1のセラミックヒータでは、隣接する導体間において存在するボイドの外表面に沿った長さが、導体の間隔の1/2の長さ以下であることが好ましい。すなわち、導体パターンの折り返し部において、隣接する導体間を外表面に沿って結ぶ任意の線上で、導体間におけるセラミック体中にこの線の長さ(導体間の距離)の1/2を超える長さのボイドが存在しないのが好ましい。ボイドの長さが導体間の距離の1/2を超えると、高温で連続通電を行った場合に、加熱部である発熱抵抗体4で囲まれるセラミック体の絶縁性が劣化し、これによって耐久性が劣化する。なお、任意の線とは、例えば図3に示す円柱状のセラミックヒータの場合にあっては、領域A内における隣り合う導体4aと4bを外表面に沿って結ぶ任意の線のことをいう。この場合の任意の線は、図3に示す円柱状セラミックヒータの断面図の外郭線(セラミック体の外表面)からなる円の中心とほぼ同じ中心を有する円弧状の曲線となる。また、図4に示す平板状のセラミックヒータの場合にあっては、領域B内における隣り合う導体4cと4dを結ぶ任意の直線のことをいう。
さらに、導体パターン、特に発熱抵抗体4を構成する導体の厚さが5〜100μmであることが好ましい。導体パターンの厚さが5μm未満では、近接する任意の前記導体間のボイドは防止できるが、高温連続耐久、高温サイクル耐久試験において、加熱部である発熱抵抗体4の抵抗変化及び断線を引き起こし、耐久性能が劣化する。一方、導体パターンの厚さが100μmを超えると、隣接する任意の導体間のボイド率を50%以下に抑えることが難しくなる傾向にある。
次に、近接する任意の導体間におけるセラミック体のボイド占有率を0.01〜50%にするための本発明のセラミックヒータの製造方法について述べる。
一例として、第一のセラミックグリーンシートの表面に導体パターンを形成し、第一のセラミックグリーンシートの導体パターン形成面側に少なくとも導体パターンの厚みと略同じ厚み、好ましくは同じ厚みであって第一のセラミックグリーンシートより柔軟な第二のセラミックグリーンシートを積層させる方法を採用することができる。この方法によれば、導体パターンの厚み分の空隙を、柔軟な第二のセラミックグリーンシートで埋めることにより、パターン間のボイドを排除することが出来る。ここで、第二のセラミックグリーンシートは第一のセラミックグリーンシートより柔軟である必要があり、第二のセラミックグリーンシートが柔軟であると、導体パターンを施した第一のセラミックグリーンシートに柔軟な第二のセラミックグリーンシートをはり合わせた時に、少なくとも導体間の中心部において双方のセラミックグリーンシート同士が密着されるからである。ここで、このセラミックグリーンシートの硬さは、デジタルインディケータ(ミツトヨ製)にて測定を行い、φ1mmの針が30秒間で侵入する深さが200μm以上であるのが好ましい。セラミックグリーンシートの硬さ、すなわち上記侵入深さが200μm未満では、導体間に密に接触しないためにボイドを形成してしまうからである。なお、パターン間の空隙を減少させるためにプレス等を用いて圧力をかけてもよい。
また参考としての他の製造方法、ペーストをスクリーン印刷する方法も採用できる。この方法は、以下のようになされる。まず、セラミックグリーンシートに発熱抵抗体4とリード引出部5をスクリーン印刷にて行う。このとき、スクリーン印刷にて塗布するペーストは、高融点金属(W、Mo、Re等)を主成分とする粉末と接着成分からなる有機樹脂系のバインダー、主にエチルセルロース、ニトロセルロース及び希釈剤として用いられる有機溶媒、主にT.P.O(テルピネオール)、D.B.P(ジブチルフタレート)、D.O.P(ジオクチルフタレート)、B.C.A(ブチルカルビトールアセテート)等を混合してなる物である。これらペーストを生厚み5〜150μmの範囲で印刷する。また、発熱抵抗体4の抵抗値が、リード引出部5の抵抗値の約10倍となるように、線幅、印刷厚み、あるいは、ペーストの比抵抗等を調整して導体パターンを形成する。次に、近接する導体間の厚み分の空隙を充填するために、絶縁物を含有するペーストをスクリーン印刷にて施す。このときに用いるペーストは、高融点の絶縁物で、主にセラミックグリーンシートと同一組成、すなわち、Alを88〜95重量%、SiOを2〜7重量%、CaOを0.5〜3重量%、MgOを0.5〜3重量%、ZrOを1〜3重量%からなるアルミナセラミックスに接着成分からなる有機樹脂系のバインダー、主にエチルセルロース、ニトロセルロース及び希釈剤として用いられる有機溶媒、主にT.P.O(テルピネオール)、D.B.P(ジブチルフタレート)、D.O.P(ジオクチルフタレート)、B.C.A(ブチルカルビトールアセテート)等を混合してなる物である。さらに、ペーストとしては、セラミックグリーンシート組成以外にアルミナ単一成分もしくは、体積固有抵抗が10Ω以上の絶縁性を有するものが使用できる。ここで、ペーストの粘度は、50dPa・s〜1000dPa・sの範囲で調整して印刷することが望ましい。ペーストの粘度が50dPa・s以下になると印刷性には優れるが生密度が低いために、乾燥収縮量が大きくなり導体パターン上辺部に段差が生じ、焼成後にボイドが発生し易くなる。また、1000dPa・s以上の粘度では、レベリング性が低下するために、被膜中にボイド等が生じやすくなるために好ましくない。なお、スクリーン印刷は、発熱抵抗体、及びリード引出部を反転させたスクリーンで行う。
さらに参考としての他の製造方法として、ディスペンサーを用いた充填方法も採用できる。上述のように、ペースト粘度が1000dPa・s以上の物は、生密度を高く設定することが可能となり、乾燥収縮による縮み量を限りなく小さくすることが出来る為に、導体間の空隙を確実に充填させることが出来るが、スクリーン印刷による方法は好ましくなく、採用することができない。したがって、このような高粘度のペーストを使用する場合は、ディスペンサーを用いた充填方法が好ましく採用できる。
このように、スクリーン印刷またはディスペンサーを用いる方法では、導体パターン上ではなく導体間に絶縁物を充填させることができる点で有効な方法である。
なお、参考の形態1では円柱状のセラミック成形体にセラミックグリーンシートが巻きつけられ焼成されてなるセラミック体について開示しているが、平板状のセラミック成形体あるいは、セラミックグリーンシートに導体等の印刷を施したセラミックグリーンシートをはりあわせ焼成されてなるセラミック体でもよい
参考の形態2.
次に、参考の形態2の加熱装置51について説明する。
図5は、参考の形態2の加熱装置51を使用したヘアアイロン100の一構成例を示す一部切欠側面図である。この図5において、50は把持部材であり、52は一対の把持部材50を開閉自在に連結する軸であり、53は軸受け部54内に装着されて両把持部材の先端部を常時開放方向に付勢するコイルバネである。55は両把持部材50の先端部に設けた開口部56にそれぞれ嵌合して向かい合う板状体55であり、57は板状体55の裏面に密着したヒータ板を示す。
図6は図5の加熱装置51から取り出したヒータ板57と板状体55の位置関係を示す正面図であり、図7はそのX−X線断面図である。ヒータ板57の熱はヒータ板57の一方の主面57aを介して板状体55の一方の主面55bに伝わり板状体55の他方の主面である加熱面55aを均一に加熱することができる。
このような構成とすることで、小型のセラミックス製のヒータ板57を使って広い加熱面55aを有する板状体55を効率良く均一に加熱することができる。
この図5のヘアアイロンは、把持部材50を指で押さえて板状体5で髪を挟み、髪を一様に加熱することができる。
すなわち、参考の形態2の加熱装置51は、板状セラミックス体に抵抗発熱体58を埋設したヒータ板57と、被加熱物を加熱する加熱面55aを備えた板状体55とからなり、板状体55の一方の主面55bと上記ヒータ板57の一方の主面57aが接触する加熱装置51である。そして、上記加熱面55aが平面部とその周辺に備えたC面或いは曲面の面取り部からなり、ヒータ板57の厚みHが0.5〜5mmであることを特徴とする。ヒータ板57は板状セラミックス体の内部に抵抗発熱体58が埋設されており、抵抗発熱体58を大気から遮断し、抵抗発熱体58が大気中に含まれる水分等によって腐食を受けることを防止することができる。また、板状セラミックス体の内部に埋設されている抵抗発熱体58はそれ自体が有する電気抵抗によって一定の電力が印加されると所定の温度にジュール発熱し、ヒータ板57を発熱体として要求される所定温度に昇温させることができる。
そして、上記加熱面55aが平面部とその周辺に備えたC面或いは曲面の面取部からなることで、被加熱物が加熱面55aに摺動しながら挿入されても被加熱物に損傷を与える虞が少ない。このように被加熱物が毛髪である場合には毛髪に損傷を与え難くするために、上記面取部がC面の場合、その大きさWcは0.1〜5mmであると好ましく、より好ましくは0.3〜4mmである。更に好ましくは1〜3mmである。また、上記面取部が曲面である場合、曲面とは端面に垂直な断面において円弧や2次曲線で形成することで、その幅Wrが0.2〜5mmであると被加熱物への損傷を少なくする上で好ましい。より好ましくは0.3〜4mmであり、更に好ましくは1〜3mmである。
また、ヒータ板57の厚みHは、0.5〜5.0mmであるとヒータ板57の熱を板状体55に効率良く伝えることができる。ヒータ板57の厚みが0.5mm未満であると、板状体55の一方の主面の平坦度が0.02〜0.2mmと大きいことからヒータ板57を装着した際に応力が加わりヒータ板57が破損する虞がある。
また、ヒータ板57の厚みが5mmを越えると、ヒータ板57を板状体55に装着してもヒータ板57の一方の主面57aが変形することがなく、ヒータ板57の一方の主面57aと板状体55の一方の主面55bが広く接触することができず、板状体55の加熱面55aを均一に加熱することができないからである。
従って、ヒータ板5の厚みは0.5〜5mmであるとヒータ板57の一方の主面57aと板状体55の一方の主面55bがそれぞれに合わせて変形することから加熱面55aを広く均一な温度に加熱することができる。更に好ましくはヒータ板55の厚みは1〜3mmである。
また、板状体55の一方の主面55bとヒータ板57の一方の主面57aとの間に伝熱部材63を備えることが望ましい。伝熱部材63があると上記表面粗さRaのヒータ板57の一方の主面57aと板状体55の一方の主面55bとの間の熱伝達がより容易となり、ヒータ板57の熱を板状体55に効率よく伝えることができて好ましい。
伝熱部材63はシリコン系樹脂或いは熱伝導率の大きな金属微粒粉末を混合した樹脂であることが望ましい。上記金属微粒粉末として金、銀、銅、ニッケルは熱伝導率が大きく好ましい、より好ましくは銀である。また、樹脂としてはシリコン樹脂やフッ素樹脂を用いることができる。更に、伝熱部材は板状体55の一方の主面55aとヒータ板57の一方の主面57aの間の隙間を無くすことが出来るとともに、上記板状体55とヒータ板57との熱膨張差による伸縮ズレが発生しても伝熱部材63により主面55aと主面57aの間の熱伝導を変化させることなく加熱面55aの温度差が大きくなることを防ぐことができて好ましい。
また、加熱装置51はヒータ板57の一方の主面57aの表面粗さRaが1〜30であることが好ましい。ヒータ板57の一方の主面の57aの表面粗さRaが1.0を下回ると板状体55との接触面を介して一様に熱を伝えることが困難であり、被加熱面55aの面内温度差が大きくなる虞があるからである。また、上記表面粗さRaが30を越えると、表面粗さが大きくなり過ぎて板状体55との実質的な接触面積が小さくなり板状体55を均一に加熱できなくなる虞があるからである。更に好ましくはヒータ板57の一方の主面の表面粗さRaは、3〜10である。
図5、6の加熱装置51は板状体55の爪55cでヒータ板57を押え板状体55とヒータ板57を接触させている(図7)が、爪55cでヒータ板57を直接押える代わりに、図8に示すように爪に固定されたバネ59でヒータ板57を押え板状体55の一方の主面55bとヒータ板57の一方の主面57aを弾性的に押圧して接触させることもできる。バネ59の押圧部を複数設定することでよりヒータ板57と板状体55の主面を広い範囲で接触させることができることから好ましい。そして、バネ59は複数の支点を備えた板バネで構成することが好ましい。
また、板状セラミックス体はアルミナ、ムライト、または窒化珪素の何れかを主成分とするセラミックであることが望ましい。上記セラミックは熱伝導率が比較的大きく、耐食性が優れ、高温での絶縁抵抗が大きく好ましい。
また、板状セラミックス体がアルミナである場合、そのアルミナ含有量が80〜98質量%であることが望ましい。これは前記板状セラミックス体の熱伝導率は16.7〜25.21W/(m・K)と大きく、300℃での高温絶縁抵抗が1013Ω・cm以上と大きく,曲げ強度が300MPa以上と大きくなるからである。アルミナ含有量が80質量%を下回るとMn、Ca、Si等の焼結助剤や不純物が増大して高温での絶縁抵抗が低下する虞があるからである。
また、アルミナ含有量が99.5質量%を越えると焼結助剤が少なく1700℃以下の比較的低い温度で緻密に焼結させることが困難となり、安価に量産することが困難となるからである。
また、板状体5は導電性の金属であることが望ましい。金属は熱伝導率が200W/(m・K)以上と大きく、ヒータ板7の熱を加熱面55aに均一に伝えることができるからである。上記の金属としては、アルミニウム、鉄、やこれらの合金が好ましい。金属からなる板状体5の熱膨張係数は8〜25×10−6/℃以下であることが望ましいが、特に板状セラミックス体57の熱膨張係数に近い8〜17×10−6/℃の範囲が望ましい。板状体55とヒータ板57との熱膨張差により、主面57aと主面55bの間隔が不均一になり熱伝導が均一に行われなくなり、温度分布の均一性が損なわれる虞があるからである。更に、被加熱物を加熱面55aに接触させ加熱面55aから被加熱物に熱を伝えるのであるが、この際、被加熱物と加熱面5aが接触しながら摺動することから加熱面55aに静電気が発生する虞があるが、加熱面55aに導電性があるとこの静電気を逃がす効果があり好ましい。
また、板状体55とヒータ板57が接触する接触面の面積が加熱面55aの面積の20〜80%であることが望ましい。20%を下回ると板状体55の加熱面55aを均一に加熱することができなくなる虞があるからである。また、板状体55とヒータ板57が接触する接触面の面積が加熱面55aの面積の80%を超えるとヒータ板57が大きくなり、加熱装置51の価格が高価となり工業的に利用することが困難となる虞があるからである。更に好ましくは接触面の面積が加熱面55aの面積の30〜60%である。
また、板状体55の厚みBは0.2〜10mmであることが望ましい。これは0.2mmより小さいと板バネ59でヒータ板57と固定する際に、強度が小さく板状体55が変形して隙間が発生したり、片当たり等の不具合が発生し、加熱面55aの面内温度差が大きくなる虞があるからである。また、板状体55の厚みが10mmを越えると熱容量が大きくなりヒータ板57を加熱しても板状体55の加熱面55aの温度が素早く昇温しない虞があるからである。厚みBは更に好ましくは1〜3mmである。
尚、ヒータ板57の厚みとは主面55bと主面55aの間の距離で3点の平均値で示すことができる。
このような板状体55は熱伝導率の200W/(m・K)以上の金属で構成することが好ましいが、ヒータ板57と面接触するためにその周辺部に爪55cを備え、周辺部の厚みを大きくして熱容量を大きくして加熱面の温度差を小さくすることが好ましい。
次に、加熱装置51の製法やその他の構成を説明する。
ヒータ板57は、酸化アルミウム質焼結体やムライト質焼結体、窒化珪素質燒結体等の耐熱性セラミックスから成り、例えば、酸化アルミニウム質焼結体からなる場合には酸化アルミニウム(Al)、シリカ(SiO)、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO) 等に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合してスラリー状となすとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法によりシート状に成形してセラミックグリーンシートを得る。次に、前記セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施す。
抵抗発熱体58はタングステン、モリブデン等の金属材料から成り、該タングステン等の金属粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た抵抗発熱体ペーストを板状セラミックス体と成るセラミックグリーンシートに予め従来周知のスクリーン印刷法より所定パターンに印刷塗布しておくことによって板状セラミックス体の内部に抵抗発熱体8を埋設することができる。そして、抵抗発熱体58を埋設した生のヒータ板は、高温( 約1600℃) で焼成することによってヒータ板7を作製することができる。この時、前記表面粗さを得るためにはヒータ板57の表面の結晶サイズを0.5〜5μmとなるように焼成温度や時間を調整することが好ましい。
抵抗発熱体58の両端がヒータ板57の端部に導出されており、該端部に導出された両端は板状体57に設けた開口Aにより露出され、リード線61が半田等のロウ材を介してロウ付け取着される。抵抗発熱体58の両端を露出させる開口Aは抵抗発熱体58とリード線61とをロウ付けさせる領域を形成する作用を為し、板状セラミックス体となるセラミックグリーンシートに予め打ち抜き加工法により孔をあけておくことによってヒータ板57の端部に形成される。前記開口Aは更にその側壁にリード線61の径に対応した大きさの凹部62が形成されており、開口A内において抵抗発熱体58とリード線61とをロウ付けする際、開口Aの側壁に形成した凹部62内にリード線61を挿入させればリード線61を露出する抵抗発熱体58の上面中央部に正確に位置合わせでき、これによってリード線61を抵抗発熱体58にロウ材61を介し極めて強固にロウ付け取着することが可能となる。
また、前記開口Aにおいて抵抗発熱体58にロウ付けされるリード線61はニッケル等の金属から成り、該リード線61は抵抗発熱体58を外部電気回路に接続させるとともに外部電気回路より抵抗発熱体58に所定の温度にジュール発熱を起こすに必要な一定の電力を供給する作用を為す。
リード線61は露出する抵抗発熱体58の上面中央部に開口Aの側壁に設けた凹部62を利用して正確に当接させるとともにその当接部に溶融する半田等のロウ材61を供給することによって抵抗発熱体58に強固にロウ付け取着される。
かくして、の加熱装置51によればリード線61を介して抵抗発熱体58に一定の電力を供給し、抵抗発熱体58を一定の温度にジュール発熱させることによって発熱体として機能する。
、上述の参考の形態1では露出する抵抗発熱体58に半田等のロウ材を介してリード線61を取着したが、その取着を開口A内に樹脂やガラス等を充填することによって補強したり、開口A内に耐熱性の材料を充填するとともにこれを絶縁板で覆うことによって補強してもよい。この場合、抵抗発熱体58とリード線61との取着がより強固となり、好適である。また上述の例では抵抗発熱体58に半田等のロウ材を介してリード線61を取着したが抵抗発熱体58上にリード線61を当接させるとともにその当接を開口A内に樹脂やガラス等を充填し維持することによって取着してもよい。
上記加熱装置51はシリコングリス等を介して金属製の板状体55と接触させるが、このとき板状体55とセラミック製のヒータ板57の伝熱部材63でもある緩衝材の厚みは5〜100μmであることが望ましい。これはヘアゴテ用のセラミック製のヒータ板57と板状体57が接するためセラミック製のヒータ板57と金属製のヒータ板57とを直接接触させると、磁器のセラミックヒータ板57と金属製の板状体55との反りや加熱時の熱膨張による変形により接合面が均一に接触せず片あたりしてしまいスポット的に熱伝導が発生して加熱面55aの温度差が大きくなる虞があった。伝熱部材63である緩衝材の厚みは必要最小限有れば良いが、逆に厚すぎてもセラミックヒータと金属板の熱伝導が悪化する問題が発生する虞があり、伝熱部材63の厚みは1〜100μmが好ましい。
以上の参考の形態2加熱装置を使用したヘアアイロンにおいて、ヒータ板57は、発熱抵抗体4を構成する折り返し部を有する導体パターンを備えており、その折り返し部にて隣接する任意の導体間におけるセラミック体のボイド占有率が0.01〜50%となっていることが好ましい(例えば、実施の形態1の図4に示す板状のセラミックヒータからなるヒータ板を用いる。)。このようにすると、ヒータ板57の耐久性を高くできるので、より耐久性の高いヘアアイロンが提供できる。尚、その折り返し部にて隣接する任意の導体間におけるセラミック体のボイド占有率は、より好ましくは0.1〜40%、さらに好ましくは1〜20%である。
<参考例1>
Alを主成分とし、SiO、CaO、MgO、ZrOを合計10重量%以内になるように調整したセラミックグリーンシートを準備し、この表面に、W(タングステン)粉末バインダーと溶剤からなるペーストを用いて発熱抵抗体4とリード引出部5をプリントした。
また、裏面には電極パッド7をプリントした。発熱抵抗体4は、発熱長さ5mmで4往復のパターンとなるように作製した。
そして、導体間に絶縁物を充填させる為に絶縁物を含んだペーストをスクリーン印刷で行った。この際、導体間におけるセラミック体のボイド占有率を変化させるためにスクリーン印刷を施さない物、ペーストの粘度を変化させてスクリーン印刷を行ったものを用意した。
そして、Wからなるリード引出部5の末端には、スルーホール6を形成し、ここにペーストを注入する事により電極パッド7とリード引出部5間の導通をとった。スルーホール6の位置は、ロウ付けを実施した場合にロウ付け部の内側に入るように形成した。
こうして準備したセラミックグリーンシートをセラミック成形体の周囲に密着させ、1600℃で焼成することにより、セラミックヒータ1とした。
こうして得られたセラミックヒータ1について、1200℃の連続通電を100時間行った後の抵抗変化を測定することで、耐久性を評価した。各ロットn=10評価した。
また、初期の抵抗値に対して15%以上抵抗値が変化したものは、断線としてカウントした。
また、各ロットn=3のサンプルについて、焼成後の発熱抵抗体4の断面をSEM観察し、ボイド率を測定した。これらの結果を、表1に示す。
(表1)
Figure 0004818922
各サンプルの材質は、いずれもアルミナであり、*印を付したサンプルは、本発明の範囲外のものである。
表1から判るように、導体間におけるセラミック体のボイド占有率が50%を超えるサンプルNo9において、またボイド占有率0.005%のサンプルNo1において、15%以上抵抗値が変化する断線が発生した。これに対し、ボイド占有率が50%以下であるサンプルについては、断線が発生せず、良好な耐久性を示した。
また、ボイド占有率が発明内の範囲であれば、他の要因 ボイド長さ、インク厚みが変化しても耐久性能に有意さはなかった。
<参考例2>
先ず、図9に示すようなセラミック製のヒータ板を得るため、Alを主成分とし、SiO、CaO、MgO、ZrOを合計10重量%以内になるように調整したセラミックシートに、Wからなる抵抗発熱体をプリントした。抵抗発熱体の両端を露出させる開口Aは抵抗発熱体とリード線をロウ付けさせる領域を形成する作用を為し、ヒータ板となるセラミックグリーンシートに予め打ち抜き加工法により孔をあけておくことによってヒータ板の端部に形成される。前記開口Aは更にその側壁にリード線の径に対応した大きさの凹部が形成されており、開口A内において抵抗発熱体の引出し部とリード線をロウ付けを行ためのものである。次いで、抵抗発熱体の表面にセラミックシートと略同一の成分からなるコート層を形成して充分乾燥した後、さらに上記セラミックシートと略同一の組成のセラミックスを分散させた密着液を塗布して、こうして準備したセラミックシート同士を積層密着し、1500〜1600℃で焼成した。
さらに、上記抵抗発熱体の引出し部の表面にNiからなる厚み3μmのメッキ層を形成した後、Agからなるロウ材62を用いてNiを主成分とするリード線61を還元雰囲気中、1030℃で接合してヒータ板を得た。
上記の方法で得られたヒータ板と板状体とを組み合わせ、ヒータ板の厚み、表面粗さ(Ra)、バネ押圧の有無、伝熱部材の有無や材質を変更したヘアアイロンを作製した。
そして、作製したヘアアイロンの加熱面の表面の温度分布を日本電子製(TG−6200)の温度分布測定装置により温度分布を測定し、加熱面の表面の最高温度と最低温度を算出し最高温度と最低温度との差を温度バラツキとして測定した。
その結果を表2に示す。
(表2)
Figure 0004818922
板状体厚み1.5mm、板状体・ヒータ板接触面積と加熱面面積比率70%にて評価した。
また、※印は本発明の範囲外であることを示す。
表2から分かるように、試料No.3〜15のようにヒータ板の厚みが0.5〜5mmの試料は加熱面の温度バラツキが19℃以下と小さく優れた特性を示した。
これに対し試料No.1、2はヒータ板の厚みが0.3mmと小さくヒータ板を板状体に装填するとヒータ板が破損した。また、試料No.16、17の様にヒータ板の厚みが7mmのものは加熱面温度バラツキが22℃以上と大きく好ましくなかった。
また、板状体とヒータ板の間に伝熱部材を備えた試料No.5〜13は加熱面温度バラツキが16℃以下と更に温度バラツキが小さく好ましいことが分った。
また、ヒータ板の主面の表面粗さが1〜30μmである試料No.6〜11は、加熱面の温度バラツキが15℃以下と小さく更に好ましいことが分った。
また、バネで板状体の一方の主面とヒータ板の一方の主面を押圧した試料No.7〜9は加熱面温度バラツキが13℃以下となり温度バラツキが改善されることが判明した。
<参考例3>
次にヒータ板の主成分であるAlの含有量を70%〜99.8%の間で調整しセラミックシートを作成し、これらを参考例2で述べた方法でヒータ板を作製した。これらAlの組成量が異なる材料にて200℃での高温絶縁強度と曲げ強度を測定した。曲げ強度は20本の試験片を作製しJIS規格の4点曲げ強度試験に準じて測定し、その平均値で示した。
(表3)
Figure 0004818922
表3から分かるようにアルミナ含有量が80〜99.5%の試料No.23〜25は高温絶縁抵抗が1×1013Ω・cm以上と大きくヘアアイロンとして使用してもヒータ加熱電源からの漏電がなくより好ましいことが分った。また、曲げ強度が300MPa以上と大きく抵抗発熱体を繰り返し急速に加熱しても熱応力により破損する虞が少なく好ましいことが分った。
しかし、試料No.21、22のようにアルミナ含有量が70、75質量%と少ないと高温での絶縁抵抗が1011Ω・cm以下と小さくヒータ板を介して漏電する虞があった。また、試料No.26は、アルミナ含有量が99.8質量%と大きく1700℃以上の焼成温度で焼結させることが必要であり、安価に量産することは難しかった。
更に好ましくは、試料No.24、25のようにアルミナ含有量が90〜99.5%であると曲げ強度が大きく好ましいことが分った。
尚、アルミナ含有量は作製した板状セラミックス体をICP定量分析して求めた。
<参考例4>
次に、板状体の外形を4mm×80mm×20mm(厚み×長さ×幅)に固定しヒータ板の長さを逐次変更し接触面積及び加熱面積比率を変更したヘアアイロンを参考例2と同様に作製した。
そして、ヒータ板と板状体の間に伝熱部材としてシリコン系樹脂を備えバネで押圧した状態で抵抗発熱体に定格電圧を印加し室温から加熱面の最高温度部が200℃の飽和温度になるまでの時間を加熱面飽和時間として測定した。
その結果を表4に示す。
(表4)
Figure 0004818922
表4より面積比率が20〜80%の試料No.33〜42は加熱面飽和時間が60秒以下と小さく優れた特性を示すことが分った。
また、面積比率が30〜60%の試料No.34〜41は加熱面飽和時間が57秒以下と小さく更に優れた特性を示すことが分った。
一方、ヒータ板7と板状体5の接触面積と加熱面接触面積比率が20%を下回る試料No.31、32は飽和時間が63秒以上と大きく好ましくなかった。
また、試料No.43のように接触面積が80%を超えるとヒータ板が大きくなり過ぎてヒータ板のコストが高価となり産業的な利用価値が低かった。
更に、板状体の厚みが0.2〜10mmである試料No.36〜39は加熱面飽和時間が50秒以下と小さく好ましいことが分った。

Claims (1)

  1. 第一のセラミックグリーンシートの表面に導体ペーストを所定のパターンで形成する工程と、
    該第一のセラミックグリーンシートの導体ペーストが形成された面に、少なくとも該導体パターンと同じ厚さを有し、前記第一のセラミックグリーンシートより柔軟でありデジタルインジケータにて測定したときの直径1mmの針が30秒間で侵入する深さが200μm以上の硬さの第二のセラミックグリーンシートを積層することにより、セラミックグリーンシート積層体を作製する工程と、
    該セラミックグリーンシート積層体を円柱状のセラミック成形体に巻きつけてはり合わせる工程と、
    そのはり合わせたセラミックグリーンシート積層体及びセラミック成形体を焼成する工程を含んでなるセラミックヒータの製造方法。
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