JP4890391B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
なお、乗員を拘束可能な形状に展開した袋体の形状を、以下「拘束形状」という。
すなわち、このエアバッグ装置によれば、袋体が拘束形状に展開する直前までガスを逃がすことなく袋体を展開させることが可能である。
開いたベントホールからガスを逃がすことにより、袋体内の内圧を良好に調整することができる。
このため、袋体が拘束形状まで展開する前にベントホールからガスが逃げてしまい、袋体を効率よく、安定的に展開させることは難しい。
そこで、袋体を効率よく、安定的に展開させるために、インフレータのガス発生量をある程度増す必要があった。
よって、インフレータから袋体内にガスを放出させて袋体を展開させる際に、袋体内のガス圧で布体を裏布に押圧させて重ね合わせ、布体で開口を塞ぐことができる。
これにより、袋体内のガスが開口から排出することを防いだ状態を保ちながら、袋体を拘束可能な展開形状(以下、「拘束形状」という)まで展開させることができる。
これにより、布体と開口との間に隙間が形成され、形成された隙間から袋体内のガスが排出され、袋体内のガス圧を良好に調整することができる。
これにより、袋体を拘束形状になるまで効率よく、安定的に展開することができるので、インフレータのガス発生量を少量に抑えることができる。
ここで、拘束形状とは、乗員を良好に拘束可能に袋体が展開した形状をいう。
そして、袋体内のガス圧で布体が開口から外部に押し出されたとき、袋体内のガスをベントホールを経て外部に排出するようにした。
これにより、袋体内のガスの排出量をベントホールで調整することが可能になり、袋体内のガス圧を簡単に調整することができる。
これにより、布体の一部を裏布に縫製することで、袋体内のガスの排出量を調整することが可能になり、袋体内のガス圧を簡単に調整することができる。
図1は本発明に係るエアバッグ装置(第1実施の形態)を拘束形状に展開した状態を示す斜視図である。
エアバッグ装置10は、車両のステアリングホイール11内に設けられ、車両に衝撃が作用した場合に、図3に示す運転者(以下、「乗員」という)12の前側に展開して乗員12を拘束して保護するものである。
インフレータ13は、ステアリングホイール11内に設けられ、車両が衝突したとき、袋体15の内部16にガス14を放出するガス供給部である。
袋体15は、乗員12に対して対向する側に配置された表布25と、乗員12に対して反対側に配置された裏布26とを備える。
裏布26は、乗員12に対して反対側に配置された環状の裏布本体31と、裏布本体31の外周に設けられた裏布周壁32とを有する。
裏布本体31は、中央に円形の開口31aが設けられている。開口31aは、インフレータ13から袋体15の内部16に放出されたガス14を排出する開口である。
袋体15が展開した状態で、裏布本体31の開口31aがインフレータ13に対して所定間隔S1をおいて嵌合された状態に保たれる。
よって、裏布本体31の開口31aとインフレータ13とで排出口35が形成される。
嵌込口21aは、インフレータ13の先端部13aに嵌入可能な開口である。
布体21の外周21bの直径D1は、裏布本体31の開口31aの直径D2と比較して大きく形成されている。
この状態で、布体21は、袋体15の内部16で裏布本体31の近傍に配置されている。
布体21と裏布本体31との間には連結布23が設けられている。
この連結布23は、外周23bの直径D3が布体21の外周21bと略同じ大きさに形成され、外周23bが外周21bに縫糸34で縫製されている。
さらに、連結布23は、開口23aの直径D4が裏布本体31の開口31aと略同じ大きさに形成され、開口23aの内周23cが開口31aの内周31bに縫糸34で縫製されている。
このように、布体21の外周21bと裏布本体31の開口31aの内周31bとを連結布23で連結することで、開口31aおよびインフレータ13間の所定間隔S1を布体21で塞ぐことができる。
さらに、連結布23は、布体21に重ね合わせることで一対のベントホール37を塞ぐ環状の布である。
このテザー18は、両端部18aが布体21の内周21cとともにインフレータ13のフランジ13bにビス(ボルト)36で共締めさせることでループ状に形成され、中央部18bが表布本体28の中央部28aに縫糸34で縫製されている。
よって、テザー18で表布本体28とインフレータ13とを連結して、袋体15の形状を、乗員12を良好に拘束可能な拘束形状に保つことができる。
図4(a),(b)は第1実施の形態に係るエアバッグ装置を拘束形状に展開する状態を説明する図である。
(a)において、インフレータ13から袋体15の内部16にガス14を矢印Aの如く放出する。袋体15の内部16に放出されたガス14で袋体15が展開を開始する。
さらに、布体21、連結布23および裏布本体31が重ね合わされているので、布体21のベントホール37は連結布23で塞がれている。
これにより、袋体15は、乗員12を良好に拘束可能な拘束形状(図示の形状)になるまで効率よく展開することができる。
袋体15内にガス14が継続的に放出されることで、袋体15の内部16のガス圧が上昇する。
裏布本体31の内周31bとともに連結布23の内周23cが矢印Cの如く移動する。よって、連結布23が布体21から離れ、ベントホール37を開くことができる。
(a)において、連結布23が布体21から離れた状態で、袋体15内にガス14が継続的に放出される。
よって、裏布本体31の内周31bとともに連結布23の内周23cが矢印Cの如く継続して移動する。
同時に、連結布23の外周23bおよび布体21の外周21bが矢印Dの如く移動する。
布体21および連結布23を開口31aから袋体15の外部に押し出すことで、ベントホール37を袋体15の外部に臨ませることができる。
ここで、第1実施の形態においては、裏布本体31の開口31aとインフレータ13とで形成された所定間隔S1からガス14を直接排出しないで、ベントホール37を経てガス14を排出するように構成した。
よって、ベントホール37の個数や直径寸法を変えることで、ガス14の排出量をベントホール37で調整することができる。
これにより、袋体15の内部16のガス圧を簡単に調整することができる。
これにより、袋体15を拘束形状に効率よく、安定的に展開することができるので、インフレータ13のガス発生量を少量に抑えることができる。
図6は本発明に係るエアバッグ装置(第2実施の形態)を拘束形状に展開した状態を示す斜視図である。
第2実施の形態のエアバッグ装置40は、第1実施の形態の布体21および連結布23に代えて布体41を備えたもので、その他の構成は第1実施の形態のエアバッグ装置10と同じである。
布体41は、中央に円形の嵌込口41aが設けられ、外周41bが円形に形成された環状の布である。
嵌込口41aは、インフレータ13の先端部13aに嵌入可能な開口である。
布体41の外周41bの直径D1は、裏布本体31の開口31aの直径D2と比較して大きく形成されている。
この状態で、布体41は、袋体15の内部16で裏布本体31の内側に重ね合わされている。
よって、開口31aおよびインフレータ13間の所定間隔S1を布体41で塞ぐことができる。
図9(a),(b)は第2実施の形態に係るエアバッグ装置を拘束形状に展開する状態を説明する図である。
(a)において、インフレータ13から袋体15の内部16にガス14を矢印Fの如く放出する。袋体15の内部16に放出されたガス14で袋体15が展開を開始する。
この状態において、開口31aおよびインフレータ13間の所定間隔S1は布体41で塞がれている。
これにより、袋体15は、乗員12を良好に拘束可能な拘束形状(図示の形状)になるまで効率よく展開することができる。
袋体15内にガス14が継続的に放出されることで、袋体15の内部16のガス圧が上昇する。
上昇したガス圧が裏布本体31に矢印Gの如く作用して、裏布本体31が矢印Hの如く移動する。
この状態で、上昇したガス圧は布体41に矢印Iの如く作用している。よって、布体41はガス圧で所定間隔S1から袋体15の外側に向けて押し出される。
布体41が所定間隔S1から袋体15の外側に向けて押し出されることで、布体41と開口31aとで所定間隔S2が形成される。
袋体15の内部16のガス14を、所定間隔S2を経て(すなわち、開口31aを経て)袋体15の外部に矢印Jの如く排出することができる。
これにより、袋体15の内部16のガス圧を良好に調整することができる。
これにより、袋体15を拘束形状に効率よく、安定的に展開することができるので、インフレータ13のガス発生量を少量に抑えることができる。
すなわち、第2実施の形態のエアバッグ装置40によれば、第1実施の形態のエアバッグ装置10と同様の効果を得ることができる。
図11は本発明に係るエアバッグ装置(第3実施の形態)を拘束形状に展開した状態を示す分解斜視図である。
第3実施の形態のエアバッグ装置50は、第2実施の形態の裏布本体31にスリット51を備えたもので、その他の構成は第2実施の形態のエアバッグ装置40と同じである。
このスリット51は、裏布本体31の内周31bから外周31cの近傍まで直線状に形成されている。
内周31bで開口31aが形成され、内周31bはスリット51で切り離されている。
よって、布体41は、ガス圧で所定間隔S1(図9(b)参照)から袋体15の外側に向けて一層円滑に押し出される。
これにより、袋体15の内部16のガス圧を一層良好に調整することができる。
加えて、第3実施の形態のエアバッグ装置50によれば、第2実施の形態のエアバッグ装置40と同様の効果を得ることができる。
図12は本発明に係るエアバッグ装置(第4実施の形態)を拘束形状に展開した状態を示す斜視図である。
第4実施の形態のエアバッグ装置60は、第3実施の形態の布体41に代えて布体61を備えたもので、その他の構成は第3実施の形態のエアバッグ装置50と同じである。
嵌込口61aは、第2実施の形態の嵌込口41aと同様に、インフレータ13の先端部13aに嵌入可能な開口である。
布体61は対向する2辺間の距離S3は、裏布本体31の開口31aの直径D2と比較して大きく形成されている。
よって、開口31aおよびインフレータ13間の所定間隔S1(図8参照)を布体61で塞ぐことができる。
また、布体61の4つの角部62で各スリット51が覆われている。
図13(a),(b)は第4実施の形態に係るエアバッグ装置を拘束形状に展開する状態を説明する図である。
(a)において、インフレータ13から袋体15の内部16にガス14を矢印Kの如く放出する。袋体15の内部16に放出されたガス14で袋体15が展開を開始する。
この状態において、開口31aおよびインフレータ13間の所定間隔S1は布体61で塞がれている。
これにより、袋体15は、乗員12(図3参照)を良好に拘束可能な拘束形状(図示の形状)になるまで効率よく展開することができる。
袋体15内にガス14が継続的に放出されることで、袋体15の内部16のガス圧が上昇する。
上昇したガス圧が裏布本体31に矢印Lの如く作用して、裏布本体31が矢印Mの如く移動する。
ここで、裏布本体31にスリット51が形成されているので、ガス圧でスリット51が開く。よって、布体61とスリット51との間の隙間65は、裏布本体31と布体61との間の隙間64に対して大きくなる。
ここで、布体61とスリット51との間の隙間65は、裏布本体31と布体61との間の隙間64に対して大きいので、角部62(図12参照)は袋体15の外側に向けて円滑に押し出される。
すなわち、布体61は所定間隔S1(図13(a)参照)から袋体15の外側に向けて円滑に押し出される。
布体61が所定間隔S1(図13(a)参照)から袋体15の外側に向けて押し出されることで、布体61と開口31aとで所定間隔S4が形成される。
袋体15の内部16のガス14を、所定間隔S4を経て(すなわち、開口31aを経て)袋体15の外部に矢印Oの如く排出することができる。
加えて、スリット51が開いているので、開いたスリット51からも、ガス14を袋体15の外部に矢印Pの如く排出することができる。
これにより、袋体15の内部16のガス圧を良好に調整することができる。
これにより、袋体15を拘束形状に効率よく、安定的に展開することができるので、インフレータ13のガス発生量を少量に抑えることができる。
すなわち、第4実施の形態のエアバッグ装置60によれば、第2実施の形態のエアバッグ装置40と同様の効果を得ることができる。
図15は本発明に係るエアバッグ装置(第5実施の形態)を拘束形状に展開した状態を示す斜視図である。
第5実施の形態のエアバッグ装置70は、第4実施の形態の布体61を45°回転させたもので、その他の構成は第4実施の形態のエアバッグ装置60と同じである。
よって、スリット51のうち、外側の略半分の部位51aが袋体15の内部16に露出されている。
これにより、拘束形状まで展開した袋体15内のガス圧が上昇したとき、上昇したガス圧でスリット51のうちの略半分の部位51aが良好に開く。
加えて、第5実施の形態のエアバッグ装置70によれば、第4実施の形態のエアバッグ装置60と同様の効果を得ることができる。
図16は本発明に係るエアバッグ装置(第6実施の形態)を拘束形状に展開した状態を示す斜視図である。
第6実施の形態のエアバッグ装置80は、第2実施の形態の布体41を略矩形状の布体61に代えて布体61の一部を裏布本体31に縫製したもので、その他の構成は第2実施の形態のエアバッグ装置40と同じである。
布体61は、上下の辺61dが水平で、かつ、左右の辺61eが鉛直になるように真直ぐに配置され、袋体15の内部16で裏布本体31の内側に重ね合わされている。
よって、開口31aおよびインフレータ13間の所定間隔S1(図8参照)を布体61で塞ぐことができる。
布体61の4つの角部62は、縫糸34で裏布本体31に縫製されていない状態に保たれる。
図17(a),(b)は第6実施の形態に係るエアバッグ装置を拘束形状に展開する状態を説明する図である。
(a)において、インフレータ13から袋体15の内部16にガス14を矢印Qの如く放出する。袋体15の内部16に放出されたガス14で袋体15が展開を開始する。
この状態において、開口31aおよびインフレータ13間の所定間隔S1は布体61で塞がれている。
これにより、袋体15は、乗員12(図3参照)を良好に拘束可能な拘束形状(図示の形状)になるまで効率よく展開することができる。
袋体15内にガス14が継続的に放出されることで、袋体15の内部16のガス圧が上昇する。
上昇したガス圧が裏布本体31に矢印Rの如く作用して、裏布本体31が矢印Sの如く移動する。
一方、上下の辺61dの中央61fや左右の辺61eの中央61gは裏布本体31に縫製されている。この縫製した部位では、布体61と裏布本体31との間に隙間82が形成されない。
よって、布体61の角部62は隙間82内に折り曲げられ、所定間隔S1(図18参照)から袋体15の外側に向けて押し出される。
布体61の角部62が所定間隔S1から袋体15の外側に向けて押し出されることで、角部62と開口31aとで隙間84が形成される。
袋体15の内部16のガス14を、隙間84を経て(すなわち、開口31aを経て)袋体15の外部に矢印Tの如く排出することができる。
これにより、袋体15の内部16のガス圧を良好に調整することができる。
よって、布体61の縫製する部位を変えることで、ガス14の排出量を調整することができる。
これにより、袋体15の内部16のガス圧を簡単に調整することができる。
これにより、袋体15を拘束形状に効率よく、安定的に展開することができるので、インフレータ13のガス発生量を少量に抑えることができる。
加えて、第6実施の形態のエアバッグ装置80によれば、第2実施の形態のエアバッグ装置40と同様の効果を得ることができる。
Claims (2)
- インフレータのガス圧で展開する袋体が表布と裏布との周囲を縫製して形成され、前記表布が乗員に対して対向する側に配置され、前記裏布が前記乗員に対して前記表布の反対側に配置されたエアバッグ装置において、
前記表布と前記インフレータとを連結し、前記袋体を前記乗員に対して拘束可能な展開形状に保つテザーを設け、
前記裏布に、前記インフレータから前記袋体内に放出されたガスを排出する開口を設け、
前記インフレータを前記開口がインフレータに対して間隔をおいて嵌合された状態で設け、
前記インフレータに前記開口よりも外周が大きい布体を設け、前記布体を前記袋体の内部に配置し、
前記布体の外周と前記開口の内周とを連結する連結布を備え、
前記布体に、前記インフレータから前記袋体内に放出されたガスを前記開口に導くベントホールを備えたことを特徴とするエアバッグ装置。 - 前記布体は一部が前記裏布に縫製されたことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
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