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JP4884025B2 - 発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体 - Google Patents

発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体 Download PDF

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本発明は、ポリオールとポリイソシアネートを含む発泡原料の反応時における発熱で発泡させた発泡性ビーズを含有するポリウレタン発泡体に関する。
ポリウレタン発泡体は、硬度に劣る一方、吸音性及び断熱性に優れる特性を有する。それに対して、発泡スチロールに代表されるオレフィンビーズ発泡体は、硬度及び断熱性に優れる一方、吸音性に劣る特性を有する。
また、ポリウレタン発泡体の硬度を高めるために、発泡原料にポリオールとポリイソシアネートと共に発泡性ビーズを含有させて、発泡原料の反応時における発熱で発泡性ビーズを発泡させた発泡性ビーズを含有するポリウレタン発泡体が提案されている。しかし、前記発泡性ビーズを含有するポリウレタン発泡体においても硬度が不足することがあった。
また、発泡体の用途によっては、硬度と吸音性と断熱材の3特性に優れるものが求められる場合がある。しかし、従来においては、硬度と吸音性と断熱材の3特性に優れる発泡体が見当たらなかった。
特開2001−261878号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、硬度と吸音性と断熱性の3特性に優れるポリウレタン発泡体の提供を目的とする。
請求項1の発明は、ポリオール、ポリイソシアネート、発泡性ビーズ、減熱剤、発泡剤を含む発泡原料から形成された発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体において、前記ポリオール100重量部中に少なくとも30重量部のポリマーポリオールを含み、前記発泡性ビーズの量は前記ポリオール100重量部に対して10〜50重量部、前記減熱剤の量は前記ポリオール100重量部に対して10〜30重量部、前記発泡剤は水からなり、前記水の量は前記ポリオール100重量部に対して3〜5重量部であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記減熱剤が無機水和物であることを特徴とする。
本発明によれば、ポリオールに少なくとも30重量部のポリマーポリオールを含むことにより、硬度と吸音性と断熱性の3特性に優れる、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体を得ることができる。しかも、発泡原料の発泡時における発熱が減熱剤によって抑制されるため、発泡時の発熱で一旦発泡した発泡性ビーズが、さらなる発熱温度の上昇で崩壊し、収縮することによる発泡体の硬度低下を防ぐことができ、硬度の高い発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体を得ることができる。また、本発明の発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体は、硬度と吸音性と断熱性の3特性に優れることから、寝具(マットレスを含む)、ソファ、建材に好適であり、特に硬度と吸音性と断熱性の3特性が重要とされる壁材としては好適なものである。
以下本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明における発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体は、ポリオール、ポリイソシアネート、発泡性ビーズ、減熱剤、発泡剤を含む発泡原料から形成されたものであり、前記ポリオールに少なくとも30重量部のポリマーポリオールが含まれている。
本発明において使用されるポリオールは、ポリオール100重量部中に少なくとも30重量部のポリマーポリオールが含まれたものである。前記ポリマーポリオールが30重量部未満の場合、ポリマーポリオールによる硬度増大効果が得られにくくなって、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体の硬度が劣るようになる。前記ポリマーポリオールは、ポリエーテルポリオールにアクリロニトリルとスチレンの固形分がグラフト重合されたものが好ましい。また、前記ポリマーポリオールが100重量部未満の場合においてポリマーポリオールと併用されるポリオールは、ポリウレタン発泡体に用いられる公知のエーテル系ポリオールまたはエステル系ポリオールの何れか一方又は両方とされる。
エーテル系ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール、シュークロース等の多価アルコール、またはその多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したポリエーテルポリオールを挙げることができる。また、エステル系ポリオールとしては、マロン酸、コハク酸、アジピン酸等の脂肪族カルボン酸やフタル酸等の芳香族カルボン酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の脂肪族グリコール等とから重縮合して得られたポリエステルポリオールを挙げることできる。
ポリイソシアネートとしては、芳香族系、脂環式、脂肪族系の何れでもよく、また、1分子中に2個のイソシアネート基を有する2官能のイソシアネートであっても、あるいは1分子中に3個以上のイソシアネート基を有する3官能以上のイソシアネートであってもよく、それらを単独であるいは複数組み合わせて使用してもよい。
例えば、2官能のイソシアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネートなどの芳香族系のもの、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネートなどの脂環式のもの、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、リジンイソシアネートなどの脂肪族系のものを挙げることができる。
また、3官能以上のイソシアネートとしては、1−メチルベンゾール−2,4,6−トリイソシアネート、1,3,5−トリメチルベンゾール−2,4,6−トリイソシアネート、ビフェニル−2,4,4’−トリイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4,4’−トリイソシアネート、メチルジフェニルメタン−4,6,4’−トリイソシアネート、4,4’−ジメチルジフェニルメタン−2,2’,5,5’テトライソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリイソシアネート、ポリメリックMDI等を挙げることができる。なお、その他ウレタンプレポリマーも使用することができる。また、ポリイソシアネートは、それぞれ一種類に限られず一種類以上であってもよい。例えば、脂肪族系イソシアネートの一種類と芳香族系イソシアネートの二種類を併用してもよい。
発泡性ビーズは、ポリオールとポリイソシアネートが反応する際に発生する反応熱で発泡するものであり、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体には発泡後の状態で分散している。未発泡状態の発泡性ビーズは、発泡後の発泡性ビーズよりも粒径が小さく、発泡原料に所望の量を分散混合し易い。一般に、ビーズの成形体の製造方法では、未発泡の発泡性ビーズを一次発泡させて、粒径が1〜5mmまで球形の状態で発泡させ、この一次発泡させた球形の発泡性ビーズをモールド内に投入して加熱融着させることで成形体としている。しかし、あらかじめ一次発泡させた発泡性ビーズを発泡原料に混合分散させて本発明の発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体を構成することは、一次発泡させた発泡性ビーズの粒径が大きすぎ、所望量を混合分散できないために好ましくない。
発泡性ビーズの素材には、ポリカーボネート、メチルメタアクリレート、ポリエチレン/ポリプロピレン共重合体、ポリエチレン/ポリスチレン共重合体、アクリル/スチレン共重合体、ポリ尿酸等を挙げることができる。なかでも、発泡性ビーズの好ましい一例として、発泡性ポリスチレンビーズを挙げることができる。発泡性ポリスチレンビーズは、ポリスチレン又はスチレンを主体にした共重合プラスチックに発泡剤を含浸させたものからなる。発泡性ポリスチレンビーズに用いられる発泡剤としては、ペンタン、ブタン、プロパン等であって、数平均分子量が1000〜3000の高分子が好ましい。また、前記発泡性ビーズは、耐熱温度が80℃以上、発泡開始温度が150℃以下のものが好ましい。耐熱温度が80℃より低い場合、発泡性ビーズが一旦発泡した後、崩壊して収縮しやすくなる。一方、発泡開始温度が150℃より高い場合、発泡原料の発泡時の発熱で発泡性ビーズが発泡し難くなる。発泡性ビーズの量は、ポリオール100重量部に対して10〜50重量部が好ましい。発泡性ビーズの量が10重量部未満の場合、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体の硬度が低くなる。一方、50重量部を超えると、発泡原料の発泡時の発熱では発泡性ビーズの全量を発泡させる熱量を供給できなくなって、発泡性ビーズが充分に発泡(膨張)せず、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体に含まれる発泡後の発泡性ビーズが、平均粒径の小さなものになる。
減熱剤は、前記発泡原料の発泡時に発熱温度が高くなりすぎて、一旦発泡した発泡性ビーズが熱で崩壊して収縮するのを防ぐためのものであり、前記発泡原料の発泡時の発熱を抑えて最高発熱温度を下げることのできる化合物からなる。前記減熱剤としては、所定温度に達したときに水分を放出し、水の蒸発潜熱によって発泡原料の発泡時の発熱温度を低下させる化合物が好ましい。前記減熱剤の具体例としては、粒状の独立気泡からなる熱可塑性樹脂発泡体の気泡内に水を有するMWパウダー(登録商標、白石カルシウム株式会社製)や無機水和物を挙げることができ、特には無機水和物が好ましい。無機水和物としては、二水石膏、硫酸マグネシウム水和物、リン酸マグネシウム水和物の群から選ばれる少なくとも一種を挙げることができる。減熱剤の量は、ポリオール100重量部に対して10〜30重量部が好ましい。10重量部未満の場合には、減熱剤による減熱効果が少なくなって、一旦発泡した発泡性ビーズが発泡原料の発泡時の発熱によって収縮し易いと共に、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体の密度が低くなって硬度も低くなる。一方、30重量部を超えると発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体が内部に空洞を有するパンクした状態の発泡不良のものになりやすい。
前記発泡原料を発泡させるため、発泡原料には発泡剤が含まれる。発泡剤は、水、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、炭酸ガス等が用いられる。発泡剤が水の場合、添加量は発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体において目的とする密度や良好な発泡状態が得られる範囲に決定され、特にポリオール100重量部に対して3〜5重量部が好ましい。3重量部より少ないと発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体が充分に発泡せず、しかも発泡原料の発泡時における発熱が少なくなって発泡性ビーズが充分発泡(膨張)せず、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体の硬度が低くなる。一方、5重量部を超えると、発泡原料の発泡時に発熱が大になって一旦発泡した発泡性ビーズが収縮し、発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体の硬度が低くなる。
また、前記発泡原料には触媒が含まれる。触媒は、ポリウレタン発泡体用として公知のものを用いることができる。例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミノモルフォリン、N−エチルモルホリン、テトラメチルグアニジン等のアミン触媒や、スタナスオクトエートやジブチルチンジラウレート等の錫触媒やフェニル水銀プロピオン酸塩あるいはオクテン酸鉛等の金属触媒(有機金属触媒とも称される。)を挙げることができる。触媒の一般的な量は、ポリオール100重量部に対して0.01〜2.0重量部程度である。
さらに前記発泡原料には、適宜添加剤が含まれる。添加剤としては、整泡剤、顔料などを挙げることができる。整泡剤は、ポリウレタン発泡体に用いられるものであればよく、シリコーン系整泡剤、含フッ素化合物系整泡剤および公知の界面活性剤を挙げることができる。顔料は、求められる色に応じたものが用いられる。
前記発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体の製造は、発泡原料を調製した後、発泡原料を常温大気圧下で反応させる公知のスラブ発泡により行われる。具体的には、ポリオール、減熱剤、発泡剤、触媒、適宜の添加剤を混合した後、未発泡の発泡性ビーズを添加混合し、この混合物にポリイソシアネートを公知のポリウレタン注入機で混合して得た発泡原料を、ベルトコンベア上に吐出し、ベルトコンベアが移動する間に、前記発泡原料を常温大気圧下で反応させて自然発泡させ、硬化させることで連続的に製造することができる。
以下、本発明の実施例について、比較例とともに具体的に説明する。表1〜表4に示す各成分を同表中の配合割合にしたがって配合し、スラブ発泡によって反応させ、実施例及び比較例のポリウレタン発泡体を得た。その際、ポリオールに、減熱剤、発泡剤、触媒、適宜の添加剤を混合した後、未発泡の発泡性ビーズを添加混合し、この混合物にポリイソシアネートを混合した。表1はポリマーポリオールの量と硬度の関係、表2は発泡性ビーズの量と硬度の関係、表3は発泡剤(水)の量と硬度の関係、表4は減熱剤の量と硬度の関係を示すものである。
Figure 0004884025
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表1〜表4におけるポリオール1はアクリロニトリルとスチレンがグラフト重合されたエーテル系ポリマーポリオール(品番:941WF、旭化成工業株式会社製)、ポリオール2はポリエーテルポリオール(品番:サンニックスGP3050F、MW3000、官能基数f=3、OH価=33、三洋化成工業株式会社製)、減熱剤1は二水石膏、減熱剤2はリン酸マグネシウム8水和物、アミン触媒は6−ジメチルアミノ−1−ヘキサノール(品番:カオーライザーNo.25、花王株式会社製)、金属触媒はオクチル酸第一錫(品番:MRH110、城北化学工業株式会社製)、整泡剤はシリコーン整泡剤(品番:F650A、信越化学工業株式会社製)、発泡性ビーズは発泡性ポリスチレンビーズ(品番:NEWRS、耐熱温度120〜130℃、未発泡平均粒径0.8mm、発泡後平均粒径1.2mm、日立化成工業株式会社製)、ポリイソシアネートはトリレンジイソシアネート(品番:T−80、日本ポリウレタン工業株式会社製)である。
このようにして得られたポリウレタン発泡体を切断して内部を目視で観察して発泡性ビーズの外観(大きさ及び収縮の有無)を判断すると共に発泡性ビーズの平均粒径を目視により測定した。表中、ビーズ外観欄における「○」は発泡性ビーズが所定の大きさである場合、「小」は小さい場合、「収縮」は一旦発泡後収縮している場合を示す。また、密度(JIS K7222−2004準拠)と25%硬度(JIS K 6400準拠)を測定した。さらに、表4の例については、ポリウレタン発泡体の内部にパンク(空洞)が有るか否かを判断した。表4の発泡体の状態欄において「○」はパンクが無く良好な発泡状態の場合、「パンク」はポリウレタン発泡体の内部にパンク(空洞)が有った場合を示す。
表1の結果から、ポリオール100重量部中ポリマーポリオールを少なくとも30重量部含む実施例1A〜1Dは、ポリマーポリオールが20重量部からなる比較例1Aやポリマーポリオールを含まない比較例1Bと比べて、25%硬度が高くなっているのがわかる。このことから、ポリマーポリオールを少なくとも30重量部含むことにより、硬度を高くできることが理解される。なお、比較例1Cは、ポリマーポリオールが0重量部、発泡性ビーズが50重量部の例である。
表2の結果から、発泡性ビーズの量が10〜50重量部の実施例2A〜2Dは発泡性ビーズの外観が良好で硬度も高いのに対し、発泡性ビーズが10量部未満の比較例2C及び比較例2Dは、25%硬度が低いのがわかる。また、発泡性ビーズが50重量部を超える比較例2A及び比較例2Bは、発泡性ビーズが充分に発泡せず、発泡性ビーズの平均粒径が1.2mm未満であることがわかる。このことから、発泡性ビーズの量は、10〜50重量部が好ましいことが理解される。
表3の結果から、発泡剤(水)の量が3〜5重量部の実施例3Aから3Cは発泡性ビーズの外観が良好で25%硬度も高いのに対し、3重量部未満の比較例3Aは発泡性ビーズが充分に発泡せず、一方、5重量部を超える比較例3Bは一旦発泡した発泡性ビーズが収縮するようになり、何れの場合も発泡性ビーズの平均粒径が1.2mm未満となって発泡体の硬度を高くできないことがわかる。このことから、発泡剤(水)の量は3〜5重量部が好ましいことが理解される。
表4の結果から、減熱剤の量が10〜30重量部の実施例4A〜4Dは、発泡体の状態及び発泡性ビーズの外観が良好であって25%硬度が高いのに対し、減熱剤が10重量部未満の比較例4Bは発泡時の発熱が高くなるため、一旦発泡した発泡性ビーズが収縮して発泡体の硬度が低くなり、一方、減熱剤の量が30重量部を超える比較例4Aは発泡体が内部に空洞を有するパンク状態となることがわかる。このことから、減熱剤の量は10〜30重量部が好ましいことが理解される。
また、ポリマーポリオール100重量部と発泡性ビーズ50重量部と減熱剤20重量部を含む表2の実施例2Dと、ポリマーポリオールを含まず、発泡性ビーズ50重量部と減熱剤20重量部を含む表1の比較例1Cと、発泡スチロール品について、種々の物性を調べた。その結果を表5に示す。
Figure 0004884025
表5において、密度はJIS K 7222−2004、25%硬度はJIS K 6400−2,D法、熱伝導率はJIS A 1412、曲げ強度はJIS K 7221、曲げ弾性率はJIS K 7221、残留歪みはJIS K 6400−4,A法、繰り返し歪みはJIS K 6400−4、引張強さはJIS K 6400−5、伸びはJIS K 6400−5、引き裂き強さはJIS K 6400−5、反発弾性はJIS K 6400−4、通気性はJIS K 6400−7に基づいて測定した。測定結果から、実施例2D及び比較例1Cは、発泡スチロール品と同等の低い熱伝導率、すなわち優れた断熱性を示し、ポリマーポリオールの使用によって熱伝導率の増大(断熱性の低下)を殆ど生じないことが理解される。
さらに、ポリマーポリオール100重量部と発泡性ビーズ50重量部と減熱剤20重量部を含む表2の実施例2Dと、ポリマーポリオール100重量部と減熱剤20重量部含み、発泡性ビーズを含まない票2の比較例2Cと、発泡スチロール品について、垂直入射吸音率(JIS A 1405準拠)を測定することにより吸音性を判断した。図1は測定結果を示すグラフである。図1から理解されるように、実施例2Dは、発泡スチロール品と比べて、比較例2Cと同様に優れた吸音性を有することが理解される。
このように、本発明の発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体は、硬度と吸音性と断熱材の3特性に優れるものであり、それらの3特性が要求される用途、例えば寝具、ソファ、建材、特に壁材として好適なものである。
熱伝導率の測定結果を示すグラフである。

Claims (2)

  1. ポリオール、ポリイソシアネート、発泡性ビーズ、減熱剤、発泡剤を含む発泡原料から形成された発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体において、
    前記ポリオール100重量部中に少なくとも30重量部のポリマーポリオールを含み、
    前記発泡性ビーズの量は前記ポリオール100重量部に対して10〜50重量部、
    前記減熱剤の量は前記ポリオール100重量部に対して10〜30重量部、
    前記発泡剤は水からなり、前記水の量は前記ポリオール100重量部に対して3〜5重量部であることを特徴とする発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体。
  2. 前記減熱剤が無機水和物であることを特徴とする請求項1に記載の発泡性ビーズ含有ポリウレタン発泡体。
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