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JP4869521B2 - 水中ポンプ - Google Patents

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JP4869521B2
JP4869521B2 JP2001281832A JP2001281832A JP4869521B2 JP 4869521 B2 JP4869521 B2 JP 4869521B2 JP 2001281832 A JP2001281832 A JP 2001281832A JP 2001281832 A JP2001281832 A JP 2001281832A JP 4869521 B2 JP4869521 B2 JP 4869521B2
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俊宣 荒岡
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株式会社東洋電機工業所
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水底の土砂又はヘドロ等(単に搬送物と呼ぶ)を効率的に攪乱、吸引し、かつ吐出できる構造を備えた水中ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水底の土砂又はヘドロ等を除去するために使用する水中ポンプの一例として、実公昭53−44725号公報に記載されたものが知られている。実公昭53−44725号公報に記載された水中ポンプにおいては、インペラケーシングの土砂等が通過する吸引開口には、インペラ駆動用回転軸の延長部にスクリュー本体が連結されたスクリューコンベアが設けられ、さらに、スクリューコンベアの軸封された前記回転軸の先端部には、円錐状のボスの周囲に多条羽根を備えた攪乱用のカッターファンが設けられている。スクリューコンベアの筒状のコンベアケーシングの下部の一側部には、土砂等の吸入口が形成されると共に、コンベアケーシング内には吸引された搬送物をインペラケーシング側に搬送する螺旋羽根を備えたスクリュー本体が設けられており、カッターファンによって攪乱された土砂等がコンベアケーシングの側面に形成された吸入口を介してコンベアケーシング内に吸引されるようになっている。従って、この水中ポンプにおいては、吸入口から吸引された土砂等は、スクリュー本体及びコンベアケーシングによって確実にインペラ室内に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の水中ポンプにおいては、未だ解決すべき以下のような問題があった。
水底の土砂等の層が厚い(例えば、1〜2m)場合や、層が固い場合には、傘状遮蔽体を備えていないポンプではインペラケーシングの底部が、土砂等の上面に接地した時点で土砂等に遮られて、それ以上土砂等の中に入って行き難いため、土砂等の吸い上げ作業が効率的にできないという問題があった。
また、カッターファンによって攪乱された土砂等は、コンベアケーシングの吸入口を介してのみスクリューコンベア内に吸引されるので、吸入口近傍の濃度の濃い土砂等を吸引することになり、場合によっては吸引できなくなる恐れもあった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、吸い込み性がよく、土砂等の層が厚く、固い場合でも、効率よく攪乱、吸引し、吐出できる水中ポンプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う発明に係る水中ポンプは、中央に回転軸を有し、モータによって回転駆動されるインペラ及びそのケーシングを備えたポンプ部と、上端が前記ケーシングの吸引開口に設けられ、下端には底部吸引口を備え、しかも内側に搬送物の流路を形成する筒状体と、前記回転軸の延長部を前記筒状体を介して回転自由に支持する軸受と、前記回転軸の延長部で、前記筒状体の底部吸引口の下方に取付けられた攪乱手段とを設けた水中ポンプにおいて、
吐出口が前記筒状体の底部吸引口に連通して設けられ、かつ吸引口が前記攪乱手段の上方に形成された補助ケーシングと、該補助ケーシング内に前記回転軸の延長部によって回転駆動され、前記吸引口から前記補助ケーシング内に前記搬送物を吸引し、かつ前記吐出口から排出する補助インペラとを備えた補助ポンプ部を有する。これによって、攪乱手段により攪乱された搬送物は筒状体の底部吸引口から吸引され、筒状体の内側に形成された搬送物の流路を経由してポンプ部に吸込まれるので、ポンプケーシングの底面が土砂に接触するまで、即ち、筒状体の長さと同じ深さまで、土砂等を吸引することができる。
【0006】
【0007】
発明に係る水中ポンプにおいて、吐出口が筒状体の底部吸引口に連通して設けられ、かつ吸引口が攪乱手段の上方に形成された補助ケーシングと、補助ケーシング内に回転軸の延長部によって回転駆動され、吸引口から補助ケーシング内に搬送物を吸引し、かつ吐出口から排出する補助インペラとを備えた補助ポンプ部を有しているので、補助ポンプ部により搬送物をより強力に吸引、吐出し、筒状体の内側に形成された搬送物の流路を経由してポンプ部に供給して、ポンプ部の吸込みを補助することができる。
発明に係る水中ポンプにおいて、筒状体の内側の回転軸の延長部には、搬送物を下側から上側に搬送する主螺旋羽根を設けることもできる。これによって、主螺旋羽根により搬送を補強し、特に、土砂等の固形分の多い搬送物の搬送効率が向上する。
【0008】
発明に係る水中ポンプにおいて、攪乱手段は回転軸の延長部に取付けられた複数の破砕刃を備えた土塊破砕部を有して構成することもできる。これによって、複数の破砕刃を備えた土塊破砕部が水底の土砂又はヘドロを掻きほぐして水と混ぜ合わせることにより流動性を向上させることができ、強固に固まっている土塊をも効率的に吸引することができる。
発明に係る水中ポンプにおいて、攪乱手段は回転軸の延長部に取付けられた円錐台状又は円筒状のボスの周囲に複数の羽根片を備えた攪乱羽根部を有して構成することもできる。これによって、土砂等の結合が強固でない場合には、より少ない動力で、攪乱によって土砂等を水とより速やかに混合させ流動性を向上させることができるので、円滑な吸引がなされる。
【0009】
発明に係る水中ポンプにおいて、攪乱手段は回転軸の延長部に、搬送物を下側から上側に搬送する補助螺旋羽根を備えた構成にすることもできる。これによって、土砂等の結合が強固でない場合には、補助螺旋羽根に接触した土砂等は巻き上げられて、筒状体内に強力に誘導される。
さらに、補助螺旋羽根の外周囲に取付けられた複数の破砕刃を備えた螺旋羽根付土塊破砕部を有した構成にすることもできる。これによって、複数の破砕刃により土砂等をほぐし、水を含ませて流動性を向上させつつ、補助螺旋羽根により土砂等が吸引口に誘導されるので、吸引がより効率的になされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係る水中ポンプの正断面図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は図1の矢視B−B断面図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る水中ポンプの正断面図、図5は図4の矢視C−C断面図、図6は本発明の第2の実施の形態に係る水中ポンプの部分側面図、図7は本発明の第1の実施の形態に係る水中ポンプの変形例の正断面図、図8(A)、(B)はそれぞれ、同水中ポンプの攪乱手段の第1変形例の正面図、背面図、図9は同水中ポンプの攪乱手段の第2変形例の正面図である。
【0011】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る水中ポンプ10は、モータ(図示せず)を密封した水密モータ部11と、水密モータ部11の下端に連結され、しかも中央に回転軸12を有し、前記モータによって回転駆動されるインペラ13及びそのケーシング14を備えたポンプ部15と、上端がケーシング14の底部に形成された吸引開口16に設けられ、下端には底部吸引口17を備え、しかも内側に搬送物の流路18を形成する筒状体19とを備えている。水中ポンプ10は、さらに、回転軸12の延長部の一例である延長軸20の中間位置を筒状体19を介して回転自由に支持する軸受21と、筒状体19の底部吸引口17の下方で延長軸20の先端部に設けられた攪乱手段の一例である土塊破砕部22を備えている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0012】
図1に示すように、ポンプ部15のインペラ室23内には、インペラ13が取付けられた回転軸12が設けられており、回転軸12の上端はモータの出力軸に連結されている。回転軸12の下端には延長軸20が一体的に延長して設けられている。
図1及び図2に示すように、筒状体19の下端部の内周面24には4枚の矩形板状の軸受支持部材25の外側が放射状に90°ピッチで設けられており、軸受支持部材25の内側は軸受21を保持するリング状の軸受保持部26の外周面27に取付けられている。従って、隣合う軸受支持部材25、筒状体19の内周面24及び軸受保持部26の外周面27により囲まれた単位吸引口17cが4箇所形成され、4箇所の単位吸引口17cからなる底部吸引口17が構成されて、底部吸引口17から搬送物が吸引される。
【0013】
図1及び図3に示すように、土塊破砕部22は延長軸20の先端部に取付けられており、延長軸20の外周には、延長軸20の軸方向に沿って所定の間隔Gを開けて、しかも平面視して周方向に120°の等ピッチで、かつ実質的に放射状に、合計6枚(3枚/段×2段)のなた状の破砕刃28が取付けられている。
図3に示すように、破砕刃28が取付けられた延長軸20は矢印で示す時計方向に回転し、各破砕刃28は平面視して弓状に形成され、かつ軸方向へもポンプ部15側へ曲げて形成されている。破砕刃28の回転方向側の凹部分には刃部(エッジ部)29が形成されている。また、土塊破砕部22の平面視した外径寸法は、土塊破砕部22の及ぼす影響が少なくとも筒状体19の外径寸法より大きくなる寸法としている。
【0014】
従って、水中ポンプ10においては、筒状体19の外径寸法よりも大きな影響領域を持つ土塊破砕部22が備えてあり、かつ筒状体19の下端部には底部吸引口17が形成されているので、従来例の傘状遮蔽体やインペラケーシングの底部が邪魔して土砂等の中に入って行き難いことが解消され、筒状体19は吸引、除去された土砂等分下降するので、土砂等の層が厚くて固い場合でも、効率よく搬送物を吸引し、吐出できる。また、土塊破砕部22を構成する6枚の破砕刃28が直接土砂やヘドロに接触して、固い土砂やヘドロを掻き砕くことによって均一に流動化できるので、さらに効率よく搬送物を吸引し、吐出できる。
【0015】
図4〜図6に示す本発明の第2の実施の形態に係る水中ポンプ30について説明する。なお、水中ポンプ10と同一の構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。なお、図4における底部吸引口あたりは、図5における矢視D−Eで示す切断端面を記載している。
図4〜図6に示すように、水中ポンプ30は、モータ(図示せず)を密封した水密モータ部11と、水密モータ部11の下端に連結され、しかも中央に回転軸12を有し、前記モータによって回転駆動されるインペラ13及びそのケーシング14を備えたポンプ部15と、上端がケーシング14の底面に形成された吸引開口16を覆って、しかもフランジ接続して設けられ、下端には底部吸引口17dを、かつ下側部には側部吸引口31を備え、しかも内側に搬送物の流路18aを形成する筒状体19aとを備えている。水中ポンプ30は、さらに、回転軸12の延長部の一例である延長軸20aの中間位置を、筒状体19aの下端部に設けられて回転自由に支持する軸受21aと、筒状体19aの底部吸引口17d(図5参照)の下方で延長軸20aの先端部に設けられた攪乱手段の一例である土塊破砕部22を備えている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0016】
図4に示すように、ポンプ部15のインペラ室23内には、インペラ13が取付けられた回転軸12が設けられており、回転軸12の上端はモータの出力軸に連結されている。回転軸12の下端には延長軸20aが一体的に延長して設けられている。
図4〜図6に示すように、筒状体19aの下端部には90°ピッチで4箇所に切り欠き31aが形成されており、隣合う切り欠き31a間には側面視して矩形状の突出部44が90°ピッチで4箇所形成されることになる。突出部44の内周面24aには4枚の矩形板状の軸受支持部材25aが放射状に90°ピッチで設けられ、軸受支持部材25aの内側は軸受21aを保持するリング状の軸受保持部26aの外周面27aに取付けられている。
【0017】
従って、水中ポンプ30においては、隣合う軸受支持部材25aにより区画された単位吸引口が筒状体19aの底部に4箇所形成され、かつ、筒状体19aの下端部の側面に形成された切り欠き31aからなる4つの単位吸引口が形成される。底部の4箇所の単位吸引口からなる底部吸引口17d及び下側部の4箇所の単位吸引口からなる側部吸引口31から搬送物が吸引される。
図4及び図6に示すように、土塊破砕部22は水中ポンプ10同様に、延長軸20aの先端部に取付けられている。
【0018】
また、水中ポンプ30においては、筒状体19aの外径寸法よりも大きな影響領域を持つ土塊破砕部22が備えてあり、かつ筒状体19aの下端部には底部吸引口17d、また筒状体19aの下側部には側部吸引口31が形成されているので、水中ポンプ10と同様、従来例の傘状遮蔽体やインペラケーシングの底部が邪魔して土砂等の中に入って行き難いことが解消され、しかも側部吸引口31からは水分が吸引補給されるため、土塊破砕部22により掻きほぐされた土砂等をより希釈しながら吸引することができる。従って、ポンプ部15を詰まらせることなく、土砂等の層が厚くて固い場合でも効率よく連続的に搬送することができる。
【0019】
なお、図4において、延長軸20aの上部、即ち、ポンプ部15の直下から側部吸引口31付近まで2点鎖線で示す主螺旋羽根32を設けることもでき、主螺旋羽根32によって搬送物を下側から上側に搬送するのを支援することができるので、搬送効率が向上する。
【0020】
図7には、本発明の第1の実施の形態に係る水中ポンプ10の変形例である水中ポンプ10aを示す。なお、水中ポンプ10と同一の構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
水中ポンプ10aは、水中ポンプ10と比較して、筒状体19bと土塊破砕部22aとの間に補助ポンプ部33を設けたことを特徴としている。
【0021】
補助ポンプ部33は、補助ケーシング36と補助インペラ37とを備えている。補助ケーシング36の吐出口34が筒状体19bの下端部の底部吸引口17bに連通して設けられており、しかも、補助ケーシング36の吸引口35が土塊破砕部22aの上方に形成されている。補助ケーシング36内には延長軸20bによって回転駆動され、吸引口35から補助ケーシング36内に搬送物を吸引し、かつ吐出口34から排出する補助インペラ37を有している。
従って、水中ポンプ10aは、水中ポンプ10に比較して、補助ポンプ部33により、より強力に土砂等を吸込み、ポンプ部15へ向けて吐出し、ポンプ部15の吸込みを補助するので、濃度が濃くなっても、また筒状体19bの長さが長い場合でも、確実に土砂等を搬送することができる。なお、図7中の符号18bは搬送物の流路を、符号21bは軸受を、符号24bは筒状体19bの内周面を、符号25bは軸受支持部材を、符号26bは軸受保持部を、符号27bは軸受保持部26bの外周面を、符号28aは破砕刃を表している。
【0022】
図8(A)、(B)及び図9にはそれぞれ、本発明の第1の実施の形態に係る水中ポンプ10の攪乱手段の第1変形例、第2変形例を示す。
図8(A)、(B)に示す攪乱手段の第1変形例である螺旋羽根付土塊破砕部38においては、延長軸20の先端部には、搬送物を下側から上側に搬送する補助螺旋羽根39と、補助螺旋羽根39の外周囲に実質的に放射状に配置された複数の破砕刃28bを備えた補助土塊破砕部40とを有している。
【0023】
螺旋羽根付土塊破砕部38には、延長軸20の外周に、延長軸20の軸方向に沿って、約1.5周(ピッチ)程の補助螺旋羽根39が、所定の捩じり角度で取付けられており、補助螺旋羽根39の外側部には、実質的に放射状になた状の破砕刃28bが、平面視して周方向に120°のピッチで合計5枚取付けられている。破砕刃28bも破砕刃28と同様、平面視して弓状に形成され、かつ軸方向へもポンプ部15側に曲げて形成されている。また、破砕刃28bの回転方向側の凹部分には、刃部(エッジ部)が形成されている。
従って、螺旋羽根付土塊破砕部38の複数の破砕刃28bが土砂やヘドロに直接接触して、例え、土砂やヘドロが固い場合であってもそれらを掻き砕くことができ、これによって流動性を保持できるようになるので、搬送能力が増大する。
【0024】
図9に示す攪乱手段の第2変形例である攪乱羽根部41においては、延長軸20の先端部には、円錐台状のボス42(又は円筒状のボス)の周囲に複数(本実施の形態においては、3枚)の羽根片43を備えている。
従って、土砂等の結合が強固でない場合には、より少ない動力で、攪乱によって土砂等を水と、より速やかに混合させ流動性を向上させることができるので、円滑な吸引がなされる。
【0025】
前記実施の形態においては、水中ポンプ10では、延長軸20の上部の筒状体19内に主螺旋羽根を設けていないが、これに限定されず、必要に応じて、水中ポンプ30において2点鎖線で示す主螺旋羽根32を設けることもできる。
水中ポンプ30においては、筒状体19a(又は軸受21a)と土塊破砕部22との間に、補助ポンプ部を設けていないが、これに限定されず、状況に応じて、水中ポンプ10aにおいて設けたような補助ポンプ部33を、筒状体19aの下端部に形成された側部吸引口31の上方に設けることもできる。さらに、水中ポンプ30においては、攪乱手段として土塊破砕部22を設けたが、これに限定されず、土塊破砕部22の代わりに、螺旋羽根付土塊破砕部38や攪乱羽根部41を設けることもできる。
【0026】
土塊破砕部22、22aには、平面視して等ピッチで3枚の破砕刃28、28aを放射状に、しかも軸方向に沿って2段設けたが、これに限定されず、2枚又は4枚以上の破砕刃28、28aを等ピッチでなく、しかも放射状にではなく設けることもでき、さらに、軸方向に沿って1段又は3段以上設けることもできる。さらに、側面視して複数枚の破砕刃28、28aを軸方向に螺旋状に設けることもできる。
螺旋羽根付土塊破砕部38には、破砕刃28bを設けたが、これに限定されず、破砕刃28bを設けず、補助螺旋羽根39のみを設けることもできる。破砕刃28bは平面視して120°の等ピッチで、しかも放射状に設けたが、これに限定されず、ランダムな位置に設けることもできる。
水中ポンプ30には、切り欠き31aを4箇所設けたが、これに限定されず、1〜3箇所又は5箇所以上設けても構わない。
【0027】
【発明の効果】
請求項1〜6記載の水中ポンプにおいては、攪乱手段により攪乱された搬送物は筒状体の底部吸引口から吸引され、筒状体の内側に形成された搬送物の流路を経由してポンプ部に吸込まれるので、ポンプケーシングの底面が土砂に接触するまで、即ち、筒状体の長さと同じ深さまで、土砂等を吸引することができる。しかも、インペラのケーシングの吸引開口に、その外径がケーシングの外径よりも小さく、かつ内側に搬送物の流路を形成している筒状体を備え、筒状体の底部吸込口の下方には、その作用範囲が少なくとも筒状体の外径より大きな攪乱手段を備えている。従って、土砂等の層が固くて厚い場合でも、攪乱手段によって攪乱された搬送物が上から順々に除去されて筒状体が徐々に土砂等の中に降下して行くので、従来のように土砂等によって降下が妨げられることがなく、しかも搬送物を効率よく吸引し、吐出することができる。
【0028】
【0029】
この水中ポンプにおいては、補助ポンプ部により搬送物をより強力に吸引し、筒状体の内側に形成された搬送物の流路を経由してポンプ部に吐出することができるので、搬送効率が向上し、搬送作業が容易となる。
請求項記載の水中ポンプにおいては、主螺旋羽根により、吸引を補強し、特に、土砂等の固形分の多い(濃度の高い)搬送物の搬送効率が向上するので、搬送作業が極めて容易となる。
請求項記載の水中ポンプにおいては、複数の破砕刃を備えた土塊破砕部が水底の土砂又はヘドロを掻きほぐして水と混ぜ合わせることにより流動性を向上させることができ、強固に固まっている土塊をも効率的に吸引することができるので、搬送効率が向上する。
【0030】
請求項記載の水中ポンプにおいては、土砂等の結合が強固でない場合には、複数の羽根片の構成により、より少ない動力で、土砂等の搬送物を効果的に攪乱し、水とより速やかに混合させ流動性を向上させることができるので、円滑な搬送を行うことができる。
請求項記載の水中ポンプにおいては、補助螺旋羽根により、搬送を補助し、特に、土砂等の固形分の多い搬送物を筒状体内により強力に誘導することができるので、搬送作業がより容易となる。
請求項記載の水中ポンプにおいては、複数の破砕刃により強固に固まった土砂等をほぐし、水に含ませて流動性を向上させつつ、補助螺旋羽根により土砂等が吸引口に誘導されるので、搬送がより効率的になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る水中ポンプの正断面図である。
【図2】図1の矢視A−A断面図である。
【図3】図1の矢視B−B断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る水中ポンプの正断面図である。
【図5】図4の矢視C−C断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る水中ポンプの部分側面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る水中ポンプの変形例の正断面図である。
【図8】(A)、(B)はそれぞれ、同水中ポンプの攪乱手段の第1変形例の正面図、背面図である。
【図9】同水中ポンプの攪乱手段の第2変形例の正面図である。
【符号の説明】
10、10a:水中ポンプ、11:水密モータ部、12:回転軸、13:インペラ、14:ケーシング、15:ポンプ部、16:吸引開口、17、17b:底部吸引口、17c:単位吸引口、17d:底部吸引口、18、18a、18b:流路、19、19a、19b:筒状体、20、20a、20b:延長軸(延長部)、21、21a、21b:軸受、22、22a:土塊破砕部(攪乱手段)、23:インペラ室、24、24a、24b:内周面、25、25a、25b:軸受支持部材、26、26a、26b:軸受保持部、27、27a、27b:外周面、28、28a、28b:破砕刃、29:刃部、30:水中ポンプ、31:側部吸引口、31a:切り欠き、32:主螺旋羽根、33:補助ポンプ部、34:吐出口、35:吸引口、36:補助ケーシング、37:補助インペラ、38:螺旋羽根付土塊破砕部(攪乱手段)、39:補助螺旋羽根、40:補助土塊破砕部(攪乱手段)、41:攪乱羽根部(攪乱手段)、42:ボス、43:羽根片、44:突出部

Claims (6)

  1. 中央に回転軸を有し、モータによって回転駆動されるインペラ及びそのケーシングを備えたポンプ部と、上端が前記ケーシングの吸引開口に設けられ、下端には底部吸引口を備え、しかも内側に搬送物の流路を形成する筒状体と、前記回転軸の延長部を前記筒状体を介して回転自由に支持する軸受と、前記回転軸の延長部で、前記筒状体の底部吸引口の下方に取付けられた攪乱手段とを設けた水中ポンプにおいて、
    吐出口が前記筒状体の底部吸引口に連通して設けられ、かつ吸引口が前記攪乱手段の上方に形成された補助ケーシングと、該補助ケーシング内に前記回転軸の延長部によって回転駆動され、前記吸引口から前記補助ケーシング内に前記搬送物を吸引し、かつ前記吐出口から排出する補助インペラとを備えた補助ポンプ部を有することを特徴とする水中ポンプ。
  2. 請求項記載の水中ポンプにおいて、前記筒状体の内側の前記回転軸の延長部には、前記搬送物を下側から上側に搬送する主螺旋羽根を設けたことを特徴とする水中ポンプ。
  3. 請求項1又は2記載の水中ポンプにおいて、前記攪乱手段は前記回転軸の延長部に取付けられた複数の破砕刃を備えた土塊破砕部を有していることを特徴とする水中ポンプ。
  4. 請求項1又は2記載の水中ポンプにおいて、前記攪乱手段は前記回転軸の延長部に取付けられた円錐台状又は円筒状のボスの周囲に複数の羽根片を備えた攪乱羽根部を有していることを特徴とする水中ポンプ。
  5. 請求項1又は2記載の水中ポンプにおいて、前記攪乱手段は前記回転軸の延長部に、前記搬送物を下側から上側に搬送する補助螺旋羽根を備えたことを特徴とする水中ポンプ。
  6. 請求項記載の水中ポンプにおいて、前記補助螺旋羽根の外周囲に取付けられた複数の破砕刃を備えた螺旋羽根付土塊破砕部を有していることを特徴とする水中ポンプ。
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