JP4733291B2 - エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、エチレン−ビニルアルコール共重合体(以下、「EVOH」と略す)樹脂組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
EVOHは、酸素遮蔽性、耐油性、非帯電性、機械強度などに優れた有用な高分子材料であり、フィルム、シート、容器などの包装材料として広く用いられている。このような包装材料は、通常、EVOHの溶融成形によって製造される。このため、EVOHでは、溶融成形時のロングラン性(長時間にわたる成形においてもフィッシュアイやスジが少ない成形物が得られる)が、成形物の外観特性(着色が少なく、フィッシュアイの発生が抑制されている)とともに重視される。
【0003】
かかる特性をEVOHに付与するために、酸や金属塩をEVOHに添加したり(特開昭64−66262号公報)、ホウ素化合物をEVOHに添加すること(特公昭49−20615号公報)が知られている。また、これら添加剤による処理の方法として、特開平11−292929号公報には、ノズルから処理剤の水溶液を噴出させてEVOHを流動させながら処理する方法が提案されている。さらに、特開平11−152307号公報には、塔型器内においてEVOHと添加剤の水溶液とを向流接触させる方法が提案されている。この方法では、塔型器を用いてEVOHを連続的に処理することとしているため、バッチ式の処理よりも処理の効率を改善できる。また、溶液を都度調製するバッチ式よりも処理のバラツキを緩和できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記処理剤のうち、ホウ酸などホウ素化合物による処理を行うと、特にEVOHの熱安定性が向上するという効果が得られる。しかしながら、特開平11−152307号公報に開示されている連続処理方法をホウ素化合物によるEVOHの処理に適用すると、溶融成形時にフィッシュアイが多発し、連続運転の期間も制限されるという問題が生じていた。そこで、本発明は、かかる問題を解決するEVOH樹脂組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意研究した結果、上記問題がホウ素化合物の高い吸着性に起因する不均一な処理により発生していることを突き止め、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明のEVOH樹脂組成物の第1の製造方法は、EVOHとホウ素化合物含有溶液とを塔型処理器内で並流接触させる工程と、前記溶液においてホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下となっている部分に接している前記EVOHを前記溶液外へと取り出す工程とを含むことを特徴とする。
【0007】
本発明のEVOH樹脂組成物の第2の製造方法は、EVOHとホウ素化合物含有溶液とを接触させる工程と、前記溶液においてホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下となっている部分に接している前記EVOHを前記溶液外へと取り出す工程とを含むEVOH樹脂組成物の製造方法であって、塔型処理器の塔上部からEVOHを連続的に供給し、塔中部から第1のホウ素化合物含有溶液を連続的に供給し、塔下部からホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下である第2のホウ素化合物含有溶液を連続的に供給し、前記EVOHと前記第1および第2のホウ素化合物含有溶液とを前記塔型処理器内において向流接触させ、この塔型処理器の塔上部から前記第1および第2のホウ素化合物含有溶液を連続的に排出し、塔底部から前記第2ホウ素化合物含有溶液と接触している前記EVOHを連続的に取り出すことを特徴とする。
本発明のEVOH樹脂組成物の第3の製造方法は、EVOHとホウ素化合物含有溶液とを接触させる工程と、前記溶液においてホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下となっている部分に接している前記EVOHを前記溶液外へと取り出す工程とを含むEVOH体樹脂組成物の製造方法であって、前記EVOHを取り出すときに接しているホウ素化合物含有溶液を第2のホウ素化合物含有溶液として、前記第2のホウ素化合物含有溶液と接触させる前に、前記EVOHを、第1のホウ素化合物含有溶液と接触させることを特徴とする。
【0008】
ここで、溶液平衡濃度(CeqSL)は、EVOHをホウ素化合物含有溶液に浸漬させ、EVOH中のホウ素化合物と溶液中のホウ素化合物とが平衡状態に達したときの溶液中のホウ素化合物濃度である。また、このときのEVOH中のホウ素化合物濃度を樹脂平衡濃度(CeqEV)という。両者は、同一組成の樹脂について、一方が定まれば他方が一義的に定まる関係にある。なお、EVOH樹脂組成物とは、ホウ素化合物含有溶液で処理したEVOHをいう。
【0009】
本発明の製造方法では、EVOHとホウ素化合物含有溶液とを処理器に連続的に供給してこの処理器内で接触させ、前記処理器からEVOH樹脂組成物を連続的に取り出すことが好ましい。このような製造方法によれば、例えば、EVOHと前記溶液とを処理器に連続的に供給してこの処理器内で接触させ、ホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下、好ましくは0.8倍以上1.2倍以下、より好ましくは0.9倍以上1.1倍以下、である前記溶液に接している前記EVOHを前記処理器外へと連続的に取り出すことにより、ホウ素化合物濃度が前記溶液平衡濃度に対応する樹脂平衡濃度であるEVOH樹脂組成物を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
ホウ素化合物は、EVOHに対する重要な添加剤の一つである。ホウ酸に代表されるホウ素化合物を添加すると、溶融成形時におけるEVOHの熱的安定性(ロングラン性)や機械的性質が向上する。また、EVOHの浸漬処理に際しては、ホウ素化合物は、カルボン酸化合物、リン酸化合物、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩など他の処理剤よりもEVOHへの吸着性に富むという特徴を有する。
【0011】
ホウ素化合物を含有する溶液中にEVOHを浸漬した際の溶液におけるホウ素化合物濃度(CSL)およびEVOHにおけるホウ素化合物濃度(CEV)は、一般には、時間の経過とともに図8に示すような変化を辿る。ホウ素化合物の高い吸着性に起因して、平衡状態に達したときには、EVOHにおけるホウ素化合物濃度(CeqEV)が溶液における同濃度(CeqSL)を上回ることが多い(CeqEV>CeqSL)。
【0012】
EVOHを連続して処理することだけを考えれば、処理器の頂部からEVOHペレットを、処理器の下部から処理溶液をそれぞれ連続して供給し、処理器内でEVOHペレットと処理溶液とを向流接触させればよい(特開平11−152307号公報参照)。しかし、ホウ素化合物を処理剤として上記方法を適用すると、処理器の下部近傍において高濃度のホウ素化合物を含む処理溶液と接触した状態でEVOHが取り出されることになる。この状態で取り出されたEVOHのペレット表面には、ホウ素化合物の高い吸着性が拡散を阻害するため、高濃度の同化合物が残存している。本発明者が実験的に確認したところによると、このように局部的に高濃度のホウ素化合物が存在すると、溶融成形時にフィッシュアイが多発する。
【0013】
これに対し、本発明では、EVOHを処理器内で連続的に処理しながらも、取り出し時にEVOHと接している処理溶液のホウ素化合物濃度を、処理後のEVOHの濃度と平衡状態にある溶液の濃度を中心とする上記所定範囲内とした。このため、ペレット表面に高濃度のホウ素化合物が付着したまま残ることはない。
【0014】
本発明では、上記溶液平衡濃度(CeqSL)が、0.0001重量%以上0.05重量%以下(ホウ素元素換算による;ホウ素化合物濃度について、以下同様)であることが好ましい。この濃度が高すぎると成形時に外観不良を招くおそれが生じ、逆に低すぎると処理の効果が十分に得られない場合がある。かかる観点から、CeqSLは、0.0004重量%以上がより好ましく、0.01重量%以下がさらに好適である。
【0015】
同様の観点から、上記樹脂平衡濃度(CeqEV)は、EVOHが乾燥している状態で、0.001重量%以上0.3重量%以下が好ましい。CeqEVは0.005重量%以上がより好ましく、0.1重量%以下がさらに好適である。
【0016】
ホウ素化合物含有溶液による処理は、塔型処理器内で行うことが好ましい。効率よく処理できるからである。例えば、本発明の一形態では、EVOHとホウ素化合物含有溶液とを塔型処理器内で並流接触させ、ホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下の濃度に達した状態で、前記溶液と接しているEVOHが前記塔型処理器外へと連続的に取り出される。
【0017】
この場合、塔型処理器に供給するホウ素化合物含有溶液のホウ素化合物濃度(初期濃度)を、0.001重量%以上0.35重量%以下、特に0.003重量%以上0.1重量%以下、とすることが好ましい。
【0018】
本発明の別の一形態では、塔型処理器の塔上部からEVOHを連続的に供給し、塔中部から第1のホウ素化合物含有溶液(以下、「第1溶液」ということがある)を連続的に供給し、塔下部からホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下である第2のホウ素化合物含有溶液(以下、「第2溶液」ということがある)を連続的に供給し、前記共重合体と前記第1および第2溶液とを前記塔型処理器内において向流接触させる。そして、この塔型処理器の塔上部から前記第1および第2溶液を連続的に排出し、塔底部から前記第2溶液と接触している前記EVOHが連続的に取り出される。
【0019】
また、EVOHを取り出すときに接しているホウ素化合物含有溶液を第2溶液として、前記第2溶液と接触させる前に、EVOHを、第1溶液と接触させてもよい。
【0020】
この場合、供給する第2溶液のホウ素化合物濃度よりも第1溶液のホウ素化合物濃度を高くすることが好ましい。高濃度のホウ素化合物の残存を防止しつつ、効率よく処理を行うためである。また、EVOHと接触する前の第1溶液のホウ素化合物濃度(初期濃度)を、0.001重量%以上0.35重量%以下、特に0.003重量%以上0.1重量%以下、とすることが好ましい。
【0021】
本発明では、前処理器を含む少なくとも2つの処理器を用いて処理してもよい。例えば、EVOHと第1溶液とをこの前処理器内で互いに接触させてから、EVOHと第2溶液とを別の処理器内で接触させるとよい。
【0022】
本発明のまた別の一形態では、予め第1溶液と接触させたEVOHと第2溶液とを、塔型処理器内で並流接触させる。この場合、第2溶液のホウ素化合物濃度を予め溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下に調整してもよい。また、第2溶液が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下に達してから、EVOHを取り出してもよい。
【0023】
本発明のさらに別の一形態では、予め第1溶液と接触させたEVOHと、ホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下である第2溶液とを、塔型処理器内で向流接触させる。
【0024】
上記で説明したように、実施の形態によっては、供給する第2溶液のホウ素化合物濃度(初期濃度)を溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下に調整しておく必要はない。この場合は、第2溶液も、第1溶液と同様、0.001重量%以上0.35重量%以下として用いるとよい。
【0025】
ホウ素化合物としては、ホウ酸、ホウ酸塩、ホウ酸エステル、水素化ホウ素などが挙げられる。ホウ酸には、オルトホウ酸、メタホウ酸、四ホウ酸などの別があるが、特に制限はなく、通常は、単にホウ酸と呼ばれることが多いオルトホウ酸を用いれば足りる。ホウ酸塩としては、ホウ酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩が好適であるが、ホウ砂を用いてもよい。ホウ酸エステルとしては、ホウ酸トリエチル、ホウ酸トリメチルなどを例示できる。ホウ素化合物としては、ホウ酸およびホウ酸塩から選ばれる少なくとも一方を用いることが好ましい。
【0026】
処理の対象とするEVOHにおけるエチレン含有量は、20モル%以上70モル%以下が好ましく、ケン化度は90モル%以上であることが好ましい。エチレン含有量が低すぎると耐水性が劣化し、逆に高すぎると酸素遮蔽性などガスバリア性が低下するからである。ケン化が十分に行われない場合にも、ガスバリア性について十分な効果が得られなくなる。これらの観点から、エチレン含有量は25〜60モル%が、ケン化度は95モル%以上、特に99モル%以上がそれぞれさらに好適である。
【0027】
本発明では、EVOHを、カルボン酸化合物、リン酸化合物、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩から選ばれる少なくとも1種と接触させることが好ましい。これらの添加剤を併用すると、機械的特性、熱安定性などをさらに改善することができる。上記添加剤をEVOHと接触させる方法は、特に制限されず、ホウ素化合物を含有する溶液とは別に上記添加剤を含有する処理溶液を準備し、この処理溶液をEVOHに接触させてもよい。しかし、通常は、ホウ素化合物とともに上記添加剤を含有する処理溶液にEVOHを接触させる方法が好適である。
【0028】
カルボン酸化合物を添加するとEVOHの熱安定性などを改善できる。カルボン酸としては、シュウ酸、コハク酸、安息香酸、クエン酸、酢酸、乳酸、プロピオン酸などのカルボン酸が挙げられるが、酢酸、乳酸、プロピオン酸が特に好適である。EVOHにおけるカルボン酸化合物の含有量は、乾燥状態で、0.001重量%以上0.5重量%以下が好ましい。含有量が多すぎると、層間接着性が十分に得られず、逆に含有量が低すぎると、溶融成形時における着色防止の効果が十分に得られない。
【0029】
リン酸化合物の添加によってもEVOHの熱安定性などを改善できる。EVOHにおけるリン酸化合物の含有量は、乾燥状態において、リン酸根換算で、0.0001重量%以上0.1重量%以下が好ましい。リン酸化合物を適切な範囲で添加すると、EVOHの成形体の着色およびゲル・ブツの発生を抑制できる。リン酸化合物には、リン酸およびその塩のみならず、亜リン酸およびその塩も含む。リン酸塩は、第一リン酸塩、第二リン酸塩、第三リン酸塩のいずれであってもよい。リン酸塩は、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩が好ましく、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウムがさらに好適である。
【0030】
アルカリ金属塩を含有させることにより、層間接着性や相溶性を効果的に改善することが可能である。アルカリ金属塩の添加量は、アルカリ金属元素換算で5〜5000ppmが好ましい。より好ましくは20〜1000ppm、さらに好ましくは30〜750ppmである。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられ、アルカリ金属塩としては、一価金属の脂肪族カルボン酸塩、芳香族カルボン酸塩、リン酸塩、金属錯体などが挙げられる。例えば、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、エチレンジアミン四酢酸のナトリウム塩などが挙げられる。特に、酢酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、酢酸カリウム、リン酸ナトリウムが好適である。
【0031】
また、アルカリ土類金属塩を添加することも好ましい。アルカリ土類金属塩を添加すると、耐着色性の改善効果が若干低下するが、樹脂組成物ペレットを用いた溶融成形時における熱劣化した樹脂の成形機のダイ付着量をさらに低減することが可能となる。アルカリ土類金属塩は、特に限定されないが、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、ベリリウム塩などが挙げられ、特にマグネシウム塩およびカルシウム塩が好適である。アルカリ土類金属塩のアニオン種についても特に限定はないが、脂肪族カルボン酸アニオンやリン酸アニオンが好適である。特に、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、リン酸ナトリウムが好適である。アルカリ土類金属の含有量は、金属換算で10〜1000ppmが好ましく、より好ましくは20〜500ppmである。アルカリ土類金属の含有量が10ppm未満の場合はロングラン性を十分に改善できない場合があり、逆に1000ppmを超えると樹脂溶融時の着色が激しくなるおそれがある。
【0032】
もっとも、ホウ素化合物と併用するこれら添加剤は、上記に制限されるものではなく、従来技術として上記に示した公報に列挙されている公知の酸およびその塩を制限なく適用できる。
【0033】
以下、本発明の好ましい形態について、図面を参照して詳細に説明する。ここでは、処理器として塔型処理器を用いた例について説明する。1または2以上の塔型処理器を用いると、本発明を効率よく実施することができる。また、以下の例では、ホウ素化合物含有溶液としてホウ酸処理溶液を用いる。カルボン酸化合物、リン酸化合物など併用する処理剤は、上記のように、ホウ酸処理溶液に添加することが好ましいが、ホウ酸処理溶液とは別の溶液に添加して用いてもよい。以下、この「別の溶液」を単に酸処理溶液という。以下の説明は例示であって、処理器の形状や個数、処理剤の種類などを含め、本発明は以下の説明によって制限されるものではない。なお、図1〜図6における実線の矢印はEVOHペレットの流れを、破線の矢印はホウ酸処理溶液の流れをそれぞれ示している。
【0034】
(第1の実施形態)
[1塔式:並流処理]
図1に示した形態では、塔型処理器10の頂部3からEVOHペレットが、塔上部4からホウ酸処理溶液がそれぞれ連続的に供給される。EVOHペレットおよびホウ酸処理溶液は、塔型処理器内において並流接触し、塔型処理器の底部7から連続的に取り出される。塔型処理器の上部から下部へと進行するにつれてホウ酸処理溶液におけるホウ酸の濃度は低下し、反対にEVOHペレットにおけるホウ酸の濃度は増加する。底部の取り出し口近傍では、EVOHペレットとホウ酸処理溶液とは、ホウ酸についてほぼ平衡状態に至っている(図8参照)。
【0035】
このようにEVOHペレットとホウ酸処理溶液とを、両者におけるホウ酸濃度がほぼ平衡となるまで並流接触させると、接触当初EVOHの表面に付着していた高濃度のホウ酸が内部へと拡散し、EVOHの表面に新たに付着するホウ酸の濃度も除々に低下する。したがって、処理が終了したときには、目的とする所定濃度のホウ酸を含有しながらも、表面に高濃度のホウ酸が偏在しないEVOH樹脂組成物ペレットを得ることができる。なお、この形態においてホウ酸処理溶液とともに酸処理溶液を用いる場合は、酸処理溶液は、ホウ酸処理溶液と同様、塔上部から連続的に導入し、塔底部から連続的に排出すればよい。
【0036】
本実施形態では単一の処理器により処理を行っているため、設備を簡略化できる。また、並流接触による処理を行っているため、向流接触による場合よりも排水量を低減できる。
【0037】
(第2の実施形態)
[1塔式:2段向流処理]
図2に示した形態では、塔型処理器10の頂部3からEVOHが、塔中部5から第1ホウ酸処理溶液(第1溶液)が、塔下部6から第2ホウ酸処理溶液(第2溶液)がそれぞれ連続的に供給される。EVOHは塔底部7から連続的に取り出され、両処理溶液は塔上部4から連続的に排出される。EVOHは、塔型処理器の上段では第1溶液および第2溶液と向流接触し、下段では第2溶液と向流接触する。ここでも、塔型処理器の上部から下部へと進行するにつれてEVOHにおけるホウ酸の濃度は増加する。底部の取り出し口近傍では、EVOHペレットには目的とする所定濃度のホウ酸が含まれている。そして、このEVOHペレットが接している第2溶液は、目的とする所定のホウ酸濃度を有するEVOHとホウ酸について平衡関係にあるホウ酸溶液のホウ酸濃度(溶液平衡濃度)の0.7倍以上1.3倍以下のホウ酸濃度、好ましくは実質的に等しいホウ酸濃度を有する溶液として予め調製されている。
【0038】
このように、塔下部において溶液平衡濃度にほぼ等しいホウ酸濃度を有するホウ酸処理溶液と接触させると、この処理溶液と接触している間に、EVOHペレットにおける表面から内部にかけてのホウ酸濃度分布を均質化できる。したがって、処理が終了したときには、目的とする所定濃度のホウ酸を含有しながらも、表面にホウ酸が偏在しないEVOH樹脂組成物ペレットを得ることができる。なお、この形態においてホウ酸処理溶液とともに酸処理溶液を用いる場合は、酸処理溶液は、第2溶液と同様、塔下部から連続的に導入し、塔上部から連続的に排出することが好ましい。
【0039】
また、第1溶液の濃度は、特に制限されないが、第2溶液の濃度よりも高いことが好ましい。
【0040】
本実施形態でも単一の処理器により処理を行っているため、設備を簡略化できる。また、向流接触による処理を行っているため、並流接触による場合よりも、カルボン酸化合物など併用する処理剤の吸着量を安定化できる。
【0041】
(第3の実施形態)
[多塔式:並流−並流処理]
本実施形態以降では、多塔式処理器による処理について説明する。ここでは、2塔式の処理について説明するが、必要に応じて3以上の塔型処理器を用いてもよい。
【0042】
図3に示した形態では、前処理器である第1塔型処理器1と、最終処理器である第2塔型処理器2とが用いられる。第1塔型処理器1では、その頂部13からEVOHペレットが、その上部14から第1ホウ酸処理溶液(第1溶液)がそれぞれ連続的に供給される。EVOHペレットおよび第1溶液は、第1塔型処理器内において並流接触し、この処理器の底部17から連続的に取り出される。第1塔型処理器の上部から下部へと進行するにつれて第1溶液におけるホウ酸の濃度は低下し、反対にEVOHペレットにおけるホウ酸の濃度は増加する。第1の実施形態とは異なり、本実施形態では、底部の取り出し口近傍において、EVOHペレットとホウ酸処理溶液とが、ホウ酸について平衡状態に至っている必要はない。
【0043】
引き続き、EVOHペレットは、第2塔型処理器2内にその塔頂部23から連続的に導入される。この処理器においても、塔上部24から第2ホウ酸処理溶液(第2溶液)が連続的に供給され、EVOHペレットおよび第2溶液は、第2塔型処理器内において並流接触し、この処理器の底部27から連続的に取り出される。底部の取り出し口近傍では、EVOHペレットには目的とする所定濃度のホウ酸が含まれている。そして、このEVOHペレットが接している第2溶液は、予め、第2の実施形態と同様、溶液平衡濃度とほぼ等しいホウ酸濃度を有する溶液として調製されている。
【0044】
このように、第2塔型処理器(最終処理器)において溶液平衡濃度にほぼ等しいホウ酸濃度を有するホウ酸処理溶液と接触させると、この処理溶液と接触している間に、EVOHペレットにおける表面から内部にかけてのホウ酸濃度分布を均質化できる。したがって、処理が終了したときには、目的とする所定濃度のホウ酸を含有しながらも、表面にホウ酸が偏在しないEVOH樹脂組成物ペレットを得ることができる。なお、この形態においてホウ酸処理溶液とともに酸処理溶液を用いる場合は、酸処理溶液は、ホウ酸処理溶液と同様、少なくとも一方の塔型処理器の上部から連続的に導入し、塔底部から連続的に排出することが好ましい。いずれか一方の処理器のみに供給する場合は、最終処理器を選ぶとよい(この点は以下の形態においても同様)。
【0045】
本実施形態においても、第2の実施形態と同様、第1溶液の濃度は、第2溶液の濃度よりも高いことが好ましい。
【0046】
本実施形態のように複数の処理器を用いると、EVOHペレットのホウ酸含有量を安定化することが容易となる。
【0047】
なお、第2溶液を溶液平衡濃度に調製する代わりに、最終処理器において、第1の実施形態と同様、EVOHペレットと第2溶液とが並流接触する間にホウ酸についてほぼ平衡状態となるように運転しても構わない。
【0048】
(第4の実施形態)
[多塔式:向流−向流処理]
図4に示した形態においても、前処理器である第1塔型処理器1と、最終処理器である第2塔型処理器2とが用いられる。第1塔型処理器1では、その頂部13からEVOHペレットが、その下部16から第1ホウ酸処理溶液(第1溶液)がそれぞれ連続的に供給される。EVOHペレットおよび第1溶液は、第1塔型処理器内において向流接触し、塔底部17からEVOHペレットが、塔上部14から第1溶液がそれぞれ連続的に取り出される。第1塔型処理器の下部から上部へと進行するにつれてホウ酸処理溶液におけるホウ酸の濃度は低下し、上部から下部へと進行するにつれてEVOHペレットにおけるホウ酸の濃度は増加する。本実施形態においても、底部の取り出し口近傍において、EVOHペレットとホウ酸処理溶液とが、ホウ酸について平衡状態に至っている必要はない。
【0049】
引き続き、EVOHペレットは、第2塔型処理器2内にその塔頂部23から連続的に導入される。この処理器においても、塔下部26から第2ホウ酸処理溶液(第2溶液)が連続的に供給され、EVOHペレットおよび第2溶液は、第2塔型処理器内において向流接触し、塔底部27からEVOHペレットが、塔上部24から第2溶液がそれぞれ連続的に取り出される。塔底部の取り出し口近傍では、EVOHペレットには目的とする所定濃度のホウ酸が含まれている。そして、このEVOHペレットが接している第2溶液は、予め、第2の実施形態と同様、溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下のホウ酸濃度、好ましくは実質的に等しいホウ酸濃度を有する溶液として調製されている。
【0050】
本実施形態でも、第2溶液と接触している間に、EVOHペレットにおける表面から内部にかけてのホウ酸濃度分布が均質化される。したがって、目的とする所定濃度のホウ酸を含有しながらも、表面にホウ酸が偏在しないEVOH樹脂組成物ペレットを得ることができる。なお、この形態においても、ホウ酸処理溶液とともに用いる酸処理溶液は、最終処理器を含む少なくとも一つの処理器に供給するとよい。
【0051】
本実施形態においても、複数の処理器を用いているため、EVOHペレットのホウ酸含有量を安定化することが容易となる。また、向流接触により処理しているため、カルボン酸化合物など併用する処理剤の吸着量を安定化できる。
【0052】
(第5の実施形態)
[多塔式:向流−並流処理、並流−向流処理]
多塔式処理器を用いる場合、各処理器における処理は、並流と向流のいずれかから任意に選択できる。図5に示した形態では、第1塔型処理器1において向流処理、第2塔型処理器2において並流処理を行っている。図6に示した形態では、逆に、第1塔型処理器1において並流処理、第2塔型処理器2において向流処理を行っている。各処理器における処理の内容は、第3および第4の実施形態に説明したとおりである。図5および図6における符号も、図3および図4で用いた符号に対応する。
【0053】
以上説明した形態により得たEVOH樹脂組成物には、通常、さらに乾燥処理が施される。乾燥処理後のEVOHからなる樹脂組成物ペレットの含水率は、一般に1重量%以下とされ、好ましくは0.5重量%以下とされる。乾燥方法は、特に限定されないが、静置乾燥法、流動乾燥法などが好適であり、いくつかの乾燥方法を組み合わせた多段階の乾燥工程を採用することも可能である。この中でも、始めに流動乾燥法で乾燥し、次いで静置乾燥法を採用する乾燥方法が好適である。乾燥状態のEVOHには、必要に応じて、可塑剤、安定剤、界面活性剤、架橋剤、金属塩、充填剤、各種繊維などの補強剤などを添加してもよい。
【0054】
不溶物を除去した後に、EVOHは、溶融成形により、フィルム、シート、容器、パイプ、繊維など各種形状へと成形される。溶融成形としては、押出成形、インフレーション法、ブロー成形、溶融紡糸、射出成形などを適用できる。溶融温度は、150〜270℃が好適である。重合度、エチレン含有率、ケン化度などが相違する2種以上のEVOHをブレンドして溶融成形してもよい。また、予め、EVOHに、可塑剤、安定剤、界面活性剤、架橋剤、金属塩、充填剤、各種繊維などの補強剤を添加しても構わない。
【0055】
EVOHには、EVOH以外の熱可塑性樹脂を配合してもよい。熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1ペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレンと炭素数が4以上のα−オレフィンとの共重合体、ポリオレフィンと無水マレイン酸との共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、これらを不飽和カルボン酸またはその誘導体でグラフト変性した変性ポリオレフィンなど)、各種ナイロン(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6/66共重合体など)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、ポリアセタール、変性ポリビニルアルコール樹脂などが挙げられる。
【0056】
また、EVOHと上記に例示したような熱可塑性樹脂とを、例えば共押出しすることにより、積層体として成形してもよい。さらに、EVOHは、紙、プラスチックフィルム、金属箔など基材フィルムとの積層体としてもよく、共押出しコート、溶液コートなどにより、これら基材フィルムの表面にコーティングしても構わない。
【0057】
なお、処理の対象とするEVOH自体についても特に制限はない。EVOHは、エチレンと酢酸ビニルとを共重合させ、さらにケン化する公知の製造方法により得ることができる。処理に供するEVOHの形態は、特に限定されないが、ケン化して得られたEVOHのメタノールまたは水/メタノール溶液を、水中(メタノールを含んでいてもよい)に押し出してストランド状に凝固させ、切断、水洗して得られる含水EVOHペレットが好適である。
【0058】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。また、「%」、「部」は、特に断りがなければ重量基準である。なお、水はすべて純水を使用した。
【0059】
本実施例における特性の測定方法は下記のとおりである。
(1)含水率の測定
試料とする含水EVOHペレット20gをよく乾燥した秤量ビンに取り、熱風乾燥機で120℃、24時間乾燥し、乾燥前と乾燥後のEVOHペレットの重量変化から、下記式を用いてEVOHの含水率を求めた。
含水率(%)={(乾燥前重量−乾燥後重量)/乾燥前重量}×100
【0060】
(2)ホウ素化合物濃度の定量
試料が水溶液の場合は当該水溶液を使用して、ICP発光分光分析法によりホウ素化合物の含有量をホウ素元素の重量換算で定量した。また、試料が乾燥EVOH樹脂組成物ペレットの場合は、炭酸ナトリウム水溶液を添加した後、白金るつぼ中600℃で灰化させた試料の塩酸溶液を使用して、ICP発光分光分析法によりホウ素化合物濃度をホウ素換算で定量した。
【0061】
(3)単層製膜試験
以下の方法で単層フィルムを製膜し、成形品の外観評価を行った。
・形式 ;単軸押出機(ノンベントタイプ)
・L/D ;20
・口径 ;20mmφ
・スクリュー ;一条フルフライトタイプ、表面窒化鋼
・スクリュー回転数;40rpm
・ダイス ;300mm幅コートハンガーダイ
・リップ間隙 ;0.3mm
・シリンダー、ダイ温度設定(C1/C2/C3/ダイ);195/230/230/220(℃)
【0062】
(3−a)外観評価(ゲル・ブツ)
単層製膜開始から1時間後のフィルムのゲル・ブツ(肉眼で確認できる約150μm以上のもの)を数え、1.0m2あたりに換算した。ブツの個数によって以下のように判定した。
A;10個未満 B;10個以上20個未満 C;20個以上40個未満
D;40個以上60個未満 E;60個以上
【0063】
(3−b)外観評価(ロングラン性)
上記製膜を8日間連続で行い、1時間毎にフィルムをサンプリングしてゲル・ブツ(肉眼で確認できる約150μm以上のもの)を数えて1.0m2あたりに換算し、ゲル・ブツの増加傾向により以下のように判定した。
○;増加傾向なし △;若干の増加傾向あり ×;激しい増加傾向あり
【0064】
(4)平衡濃度の算出
水溶液中のホウ素化合物濃度を変えたホウ素化合物水溶液を数種類調製し、当該水溶液170部に、含水EVOHペレット100部を投入し、当該ペレットが流動する程度の攪拌強度で30℃で7日間攪拌を行った。得られた含水EVOH樹脂組成物ペレットは熱風乾燥機を用いて80℃で3時間、引き続いて107℃で24時間乾燥して乾燥EVOH樹脂組成物ペレットとし、乾燥ペレットのホウ素化合物濃度(樹脂平衡濃度;CeqEV)、および攪拌処理後の水溶液中のホウ素化合物濃度(溶液平衡濃度;CeqSL)を、それぞれホウ素元素換算値で測定した。得られた値を用い、横軸に樹脂平衡濃度(CeqEV)、縦軸に溶液平衡濃度(CeqSL)をプロットしたグラフを作成した。なお、このグラフは、エチレン含有量は38モル%、ケン化度は99.5モル%のEVOHについてのものである。得られたグラフは、図7に示すように、ほぼ直線となった。このグラフから、EVOHにおけるホウ素化合物濃度を特定すれば、それに対応する溶液平衡濃度を得ることができる。
【0065】
(実施例1;並流接触1塔式)
エチレン含有量38モル%、ケン化度99.5モル%であるEVOHの水/メタノール(重量比35/65)溶液(EVOH樹脂濃度40重量%)を水/メタノール(重量比87/13)からなる溶液を満たした凝固槽にストランド状に押し出して凝固させた後、カッターで切断してペレット状のEVOHを得た。これをさらに水で洗浄することにより、含水率55%のEVOHペレットを得た。
【0066】
この含水EVOHペレットを塔型処理器(高さ200cm、塔径40cm)の頂部より27L/時の速度で仕込みながら、処理器上部(高さ180cmの位置)からホウ酸0.106%(ホウ素元素換算0.019%)、リン酸0.023%および酢酸ナトリウム0.098%を含有する水溶液(30℃)を12L/時の速度で仕込み、処理器内のEVOHペレット面および水溶液面のレベル(EVOHペレット面:高さ160cm、水溶液面:190cmの位置)がほぼ一定となるように含水EVOH樹脂組成物ペレットおよびそれに付随する水溶液を処理器の下部より連続的に取り出した。
【0067】
取り出し開始後0時間(a)、同12時間(b)および同24時間(c)の水溶液および含水EVOH樹脂組成物ペレットを採取し、含水EVOH樹脂組成物ペレットについては熱風乾燥機を用いて80℃で3時間、引き続いて107℃で24時間乾燥して乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを得た。
【0068】
採取した水溶液および乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素化合物濃度を分析した結果、水溶液中のホウ素濃度は、それぞれ(CSL/a)0.00244%、(CSL/b)0.00224%および(CSL/c)0.00229%、乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素濃度は(CEV/a)0.027%、(CEV/b)0.025%および(CEV/c)0.026%であった。乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中の各ホウ素濃度を樹脂平衡濃度(CeqEV)として図7から求められる溶液平衡濃度は、(CeqSL/a)0.00239%、(CeqSL/b)0.00222%および(CeqSL/c)0.00231%である。これらホウ素濃度を表1にまとめて示す。
【0069】
得られた乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを用いて単層製膜を行い、外観評価を行った。その結果、ゲル・ブツの発生個数については(a)〜(c)のいずれもAまたはB判定であり、ゲル・ブツの発生の少ないフィルムを得ることができた。ただし、試験開始直後には若干のゲル・ブツの発生が認められた。また、8日間の連続製膜においてもゲル・ブツの増加傾向は認められず良好なロングラン性を示した。結果を表2に示す。
【0070】
(実施例2;並流−向流接触2塔式)
実施例1と同様にして凝固、切断して得たエチレン含有量38モル%、ケン化度99.5モル%、含水率55%のEVOHペレットを第1の塔型処理器(高さ200cm、塔径40cm)の頂部より27L/時の速度で仕込みながら、処理器の上部(高さ180cmの位置)からホウ酸0.106%(ホウ素元素換算0.019%)を含有する水溶液(30℃)を12L/時の速度で仕込み、処理器内のペレット面および水溶液面のレベル(EVOHペレット面:高さ160cm、水溶液面:190cm)がほぼ一定となるように含水EVOH樹脂組成物ペレットおよび水溶液を該処理器の下部より連続的に取り出した。
【0071】
引き続き、取り出した含水EVOH樹脂組成物ペレットを第2の塔型処理器(高さ200cm、直径40cm)の頂部より27L/時の速度で仕込みながら、処理器の下部(高さ10cmの位置)からホウ酸0.013%(ホウ素元素換算0.0023%、EVOH樹脂組成物中のホウ素含有量が0.026%であるときの溶液平衡濃度CeqSLに相当する濃度)、リン酸0.013%および酢酸ナトリウム0.055%を含有する水溶液(30℃)を40L/時の速度で仕込み、水溶液は上部(高さ190cmの位置)より取り出し、処理器内のEVOHペレット面のレベル(高さ160cmの位置)がほぼ一定となるように含水EVOH樹脂組成物ペレットを処理器の下部より連続的に取り出した。
【0072】
取り出し開始後0時間(a)、同12時間(b)および同24時間(c)の含水EVOH樹脂組成物ペレットおよびそれに付随する水溶液を採取し、含水EVOH樹脂組成物ペレットについては熱風乾燥機を用いて80℃で3時間、引き続いて107℃で24時間乾燥して乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを得た。
【0073】
採取した水溶液および乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素化合物濃度を分析した結果、水溶液中のホウ素濃度は、下部より仕込んだ水溶液の濃度とほぼ同じであって、それぞれ(CSL/a)0.00232%、(CSL/b)0.00229%および(CSL/c)0.00229%であった。また、乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素濃度は(CEV/a)0.026%、(CEV/b)0.026%および(CEV/c)0.026%であった。乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中の各ホウ素濃度を樹脂平衡濃度(CeqEV)として図7から求められる溶液平衡濃度は、(CeqSL/a)0.00231%、(CeqSL/b)0.00231%および(CeqSL/c)0.00231%である。これらホウ素濃度を表1にまとめて示す。
【0074】
得られた乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを用いて単層製膜を行い外観評価を行った結果、ゲル・ブツの発生個数については(a)〜(c)のいずれもA判定であり、試験開始直後からゲル・ブツの発生の少ない良質のペレットを得ることができた。また、8日間の連続製膜においてもゲル・ブツの増加傾向は認められず良好なロングラン性を示した。結果を表2に示す。
【0075】
(実施例3;向流−向流接触2塔式)
実施例1と同様にして凝固、切断して得たエチレン含有量38モル%、ケン化度99.5モル%で含水率55%のEVOHペレットを第1の塔型処理器(高さ200cm、塔径40cm)の頂部より27L/時の速度で仕込みながら、処理器の下部(高さ10cmの位置)からホウ酸0.036%(ホウ素元素換算0.0063%)を含有する水溶液(30℃)を40L/時の速度で仕込み、処理器内のペレット面のレベル(EVOHペレット:高さ160cm)がほぼ一定となるようにEVOHペレットを処理器の下部より連続的に取り出した。
【0076】
引き続き、取り出したEVOH樹脂組成物ペレットを第2の塔型処理器(高さ200cm、直径40cm)の頂部より27L/時の速度で仕込みながら、処理器の下部(高さ10cmの位置)からホウ酸0.013%(ホウ素元素換算0.0023%、EVOH樹脂組成物中のホウ素含有量が0.026%であるときの平衡濃度CeqSL)、リン酸0.013%および酢酸ナトリウム0.055%を含有する水溶液(30℃)を40L/時の速度で仕込み、水溶液は上部(高さ190cmの位置)より取り出し、処理器内のEVOHペレット面のレベル(高さ160cmの位置)がほぼ一定となるように含水EVOH樹脂組成物ペレットを処理器の下部より連続的に取り出した。
【0077】
取り出し開始後0時間(a)、同12時間(b)および同24時間(c)の含水EVOH樹脂組成物ペレットおよびそれに付随する水溶液を採取し、含水EVOH樹脂組成物ペレットについては熱風乾燥機を用いて80℃で3時間、引き続いて107℃で24時間乾燥して乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを得た。
【0078】
採取した水溶液および乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素化合物濃度を分析した結果、水溶液中のホウ素濃度は、下部より仕込んだ水溶液の濃度とほぼ同じであって、それぞれ(CSL/a)0.00233%、(CSL/b)0.00228%および(CSL/c)0.00230%であった。また、乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素濃度は(CEV/a)0.028%、(CEV/b)0.026%および(CEV/c)0.026%であった。乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中の各ホウ素濃度を樹脂平衡濃度(CeqEV)として図7から求められる溶液平衡濃度は、(CeqSL/a)0.00249%、(CeqSL/b)0.00231%および(CeqSL/c)0.00231%である。これらホウ素濃度を表1にまとめて示す。
【0079】
得られた乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを用いて単層製膜を行い外観評価を行った結果、ゲル・ブツの発生個数については(a)〜(c)のいずれもAまたはB判定であり、ゲル・ブツの発生の少ないフィルムを得ることができた。ただし、試験開始直後には若干のゲル・ブツの発生が認められた。また、8日間の連続製膜においてもゲル・ブツの増加傾向は認められず良好なロングラン性を示した。結果を表2に示す。
【0080】
(比較例;向流接触1塔式)
実施例1と同様にして凝固、切断して得たエチレン含有量38モル%、ケン化度99.5モル%で含水率55%のEVOHペレットを塔型処理器(高さ200cm、直径40cm)の頂部より27L/時の速度で仕込みながら、処理器の下部(高さ10cmの位置)からホウ酸0.036%(ホウ素元素換算0.0063%)、リン酸0.013%および酢酸ナトリウム0.055%を含有する水溶液(30℃)を40L/時の速度で仕込み、水溶液は上部(高さ190cmの位置)より取り出し、処理器内のEVOHペレット面のレベル(高さ160cmの位置)がほぼ一定となるように含水EVOH樹脂組成物ペレットを処理器の下部より連続的に取り出した。
【0081】
取り出し開始後0時間(a)、同12時間(b)および同24時間(c)の含水EVOH樹脂組成物ペレットおよびそれに付随する水溶液を採取し、含水EVOH樹脂組成物ペレットについては熱風乾燥機を用いて80℃で3時間、引き続いて107℃で24時間乾燥して乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを得た。
【0082】
採取した水溶液および乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素化合物濃度を分析した結果、水溶液中のホウ素濃度は、下部より仕込んだ水溶液の濃度とほぼ同じであって、それぞれ(CSL/a)0.00617%、(CSL/b)0.00607%および(CSL/c)0.00598%であった。また、乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中のホウ素濃度は(CEV/a)0.047%、(CEV/b)0.029%および(CEV/c)0.024%であった。乾燥EVOH樹脂組成物ペレット中の各ホウ素濃度を樹脂平衡濃度(CeqEV)として図7から求められる溶液平衡濃度は、(CeqSL/a)0.00417%、(CeqSL/b)0.00257%および(CeqSL/c)0.00204%である。これらホウ素濃度を表1にまとめて示す。
【0083】
得られた乾燥EVOH樹脂組成物ペレットを用いて単層製膜を行い外観評価を行った結果、ゲル・ブツの発生個数については(a)〜(c)のいずれもDまたはE判定であり、ゲル・ブツの発生が顕著であった。また、8日間の連続製膜においては、ゲル・ブツの激しい増加傾向が認められ、ロングラン性の面でも問題が生じた。結果を表2に示す。
【0084】
【0085】
【0086】
上記のように、CSL/CeqSLが1.3以下で良好な結果が得られ、さらに具体的にはCSL/CeqSLが0.9〜1.1程度、特に0.99〜1.01で非常に好ましい結果が得られた。
【0087】
比較例のサンプル(b)、(c)では、乾燥ペレット中のホウ素化合物濃度が、ペレット全体としては実施例1〜3で得られた乾燥ペレット中のホウ素化合物濃度とほとんど差がないにもかかわらず、ゲル・ブツの発生が顕著となっている。これは、比較例で得られたペレット内でホウ素化合物の濃度分布が不均一であるためと考えられる。このように、ホウ素化合物を含有するEVOH樹脂組成物ペレットにおいては、ペレット内でのホウ素化合物濃度の均一性は極めて重要である。
【0088】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、EVOH樹脂組成物におけるホウ素化合物の偏在を緩和することにより、EVOHの溶融成形時に発生するフィッシュアイを抑制し、溶融成形のロングラン性を改善することができる。しかも、本発明は、生産性の良好な塔型処理器を用いて実施できるものであって、当該技術分野における利用価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法を実施する装置の構成の例を示す図である。
【図2】 本発明の製造方法を実施する装置の構成の別の例を示す図である。
【図3】 本発明の製造方法を実施する装置の構成のまた別の例を示す図である。
【図4】 本発明の製造方法を実施する装置の構成のさらに別の例を示す図である。
【図5】 本発明の製造方法を実施する装置の構成のまたさらに別の例を示す図である。
【図6】 本発明の製造方法を実施する装置の構成のまた別の例を示す図である。
【図7】 ホウ素化合物濃度について、樹脂平衡濃度(CeqEV)と溶液平衡濃度(CeqSL)との関係の一例を示す図である。
【図8】 EVOHにホウ素化合物含有溶液を接触させたときの樹脂濃度(CEV)と溶液平衡濃度(CSL)との濃度変化を示す図である。
【符号の説明】
1,2,10 塔型処理器
3,13,23 塔頂部
4,14,24 塔上部
5 塔中部
6,16,26 塔下部
7,17,27 塔底部
Claims (14)
- エチレン−ビニルアルコール共重合体とホウ素化合物含有溶液とを塔型処理器内で並流接触させる工程と、前記溶液においてホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下となっている部分に接している前記共重合体を前記溶液外へと取り出す工程とを含むことを特徴とするエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
ここで、溶液平衡濃度は、エチレン−ビニルアルコール共重合体をホウ素化合物含有溶液に浸漬させ、前記共重合体中のホウ素化合物と前記溶液中のホウ素化合物とが平衡状態に達したときの溶液中のホウ素化合物濃度である。 - エチレン−ビニルアルコール共重合体とホウ素化合物含有溶液とを処理器に連続的に供給してこの処理器内で接触させ、前記処理器からエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物を連続的に取り出す請求項1に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- 溶液平衡濃度が、ホウ素元素換算で、0.0001重量%以上0.05重量%以下である請求項1または2に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- 塔型処理器に供給するホウ素化合物含有溶液のホウ素化合物濃度を、ホウ素元素換算で、0.001重量%以上0.35重量%以下とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルアルコール共重合体とホウ素化合物含有溶液とを接触させる工程と、前記溶液においてホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下となっている部分に接している前記共重合体を前記溶液外へと取り出す工程とを含むエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法であって、
塔型処理器の塔上部からエチレン−ビニルアルコール共重合体を連続的に供給し、塔中部から第1のホウ素化合物含有溶液を連続的に供給し、塔下部からホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下である第2のホウ素化合物含有溶液を連続的に供給し、前記共重合体と前記第1および第2のホウ素化合物含有溶液とを前記塔型処理器内において向流接触させ、この塔型処理器の塔上部から前記第1および第2のホウ素化合物含有溶液を連続的に排出し、塔底部から前記第2ホウ素化合物含有溶液と接触している前記共重合体を連続的に取り出すことを特徴とするエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
ここで、溶液平衡濃度は、エチレン−ビニルアルコール共重合体をホウ素化合物含有溶液に浸漬させ、前記共重合体中のホウ素化合物と前記溶液中のホウ素化合物とが平衡状態に達したときの溶液中のホウ素化合物濃度である。 - エチレン−ビニルアルコール共重合体とホウ素化合物含有溶液とを接触させる工程と、前記溶液においてホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下となっている部分に接している前記共重合体を前記溶液外へと取り出す工程とを含むエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法であって、
前記エチレン−ビニルアルコール共重合体を取り出すときに接しているホウ素化合物含有溶液を第2のホウ素化合物含有溶液として、前記第2のホウ素化合物含有溶液と接触させる前に、前記共重合体を、第1のホウ素化合物含有溶液と接触させることを特徴とするエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
ここで、溶液平衡濃度は、エチレン−ビニルアルコール共重合体をホウ素化合物含有溶液に浸漬させ、前記共重合体中のホウ素化合物と前記溶液中のホウ素化合物とが平衡状態に達したときの溶液中のホウ素化合物濃度である。 - 供給する第2のホウ素化合物含有溶液のホウ素化合物濃度よりも第1のホウ素化合物含有溶液のホウ素化合物濃度を高くする請求項5または6に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルアルコール共重合体と接触する前の第1のホウ素化合物含有溶液のホウ素化合物濃度を、ホウ素元素換算で、0.001重量%以上0.35重量%以下とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルアルコール共重合体と第1のホウ素化合物含有溶液とを、前処理器内で接触させる請求項6に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- 予め第1のホウ素化合物含有溶液と接触させたエチレン−ビニルアルコール共重合体と第2のホウ素化合物含有溶液とを、塔型処理器内で並流接触させる請求項9に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- 予め第1のホウ素化合物含有溶液と接触させたエチレン−ビニルアルコール共重合体と、ホウ素化合物濃度が溶液平衡濃度の0.7倍以上1.3倍以下である第2のホウ素化合物含有溶液とを、塔型処理器内で向流接触させる請求項9に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルアルコール共重合体を、カルボン酸化合物、リン酸化合物、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩から選ばれる少なくとも1種と接触させる請求項1〜11のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- ホウ素化合物が、ホウ酸およびホウ酸塩から選ばれる少なくとも一方である請求項1〜12のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
- エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂が、エチレン含有量20モル%以上70モル%以下、ケン化度90モル%以上である請求項1〜13のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物の製造方法。
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