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JP4780965B2 - 電池の残容量検出方法及び電源装置 - Google Patents

電池の残容量検出方法及び電源装置 Download PDF

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Description

本発明は、電池の残容量を検出する方法及び電源装置に関し、例えば車両走行用モータを駆動する電源装置に含まれる電池の残容量を検出する残容量検出方法及び電源装置に関する。
電池の残容量(state-of-charge(SOC))は、一般に満充電した状態から放電容量を減算して検出される。放電容量は放電電流を積算して演算される。電池の残容量は、電流と時間の積、すなわちAhで表示され、又は満充電した容量(Ah)を100%とし、満充電容量に対する比率(%)で表すことができる。いずれの状態で残容量を表示するにしても、満充電された状態から放電した容量を減算して検出される。ただ、放電電流の積算値で検出される残容量は、常に電池の正しい残容量と一致するとは限らない。放電電流の大きさや温度が残容量検出の誤差の原因となるからである。
自動車用バッテリの容量を運転中においても精度よく検知できる容量検知方法として、特許文献1に記載の方法が開発されている。この方法によれば、大電流放電中における互いに異なる値を示す複数時点のバッテリ放電電流と、該各放電電流流出時のバッテリ端子電圧とを検出し、該検出した電流及び電圧値から当該バッテリの内部抵抗及び起電力を算出し、予め実験的に求めたバッテリの容量と内部抵抗と起電力との相関関係を表す関数を用いて前記算出した内部抵抗及び起電力から当該バッテリの容量を算出する。
特開昭56−126776号公報
しかしながら、電源に使用する電池によってはメモリ効果が発生し、これにより残容量の特定が困難になることがあった。メモリ効果とは、ニッケル−カドミウム電池やニッケル水素電池等を浅い放電深度でサイクル充放電した場合に、深い放電時に一時的に放電電圧が低下する現象である。メモリ効果によって電池の残容量が変化するため、正確な電池の残容量を推定することができない。残容量の検出を誤ると、電池の充放電の際に過大な負荷がかかる動作を行ってしまうことがあり、電池の寿命を著しく低下させる原因となる。
また一方で、電池が自己放電することによっても残容量が変化する。これらの要因によって電池の残容量の推測は困難となり、正確な残容量を把握することは極めて困難であった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、電池の残容量をより正確に検出可能な電池の残容量検出方法及び電源装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の電池の残容量検出方法は、メモリ効果を発生し得る電池に対し、起電力Voと残容量との相関関係を利用して、残容量を演算する電池の残容量検出方法であって、使用後の電池において、初期起電力Vo iniと残容量との相関関係に基づき、初期起電力Vo iniからメモリ効果に基づく発生量Vmとメモリ効果発生量の補正値C(SOC)を乗じた値を減算した改訂起電力Vo resetと残容量との相関関係を求めて、使用後の電池の起電力Voを、改訂起電力Vo resetとして、残容量を求める。この方法によって、完全な放電を行うことなく正確な電池の残容量を検出することが可能となる。
また、メモリ効果発生量の補正値C(SOC)は、演算する以前の電池駆動状態で使用する残容量に相関する値である。これにより、接続機器の駆動中に積算された積算残容量を接続機器の駆動を停止している期間中により正確な推定残容量に補正できるので、残容量の検出を正確に行うことが可能となる。
さらに、メモリ効果発生量の補正値C(SOC)は、電池駆動状態で使用する残容量が、メモリ効果の大きい領域に多いとき1に近づけ、メモリ効果の小さい領域に多いときゼロに近づけるよう制御する。
さらにまた、メモリ効果に基づく発生量Vmは、所定時間毎に、充電又は放電電流値、電池の劣化に伴う補正係数、及び電池温度による補正係数を乗算した値を積算した値と、正の相関関係を有し、電池温度による補正係数は、電池温度と正の相関関係を備え、電池の劣化に伴う補正係数は、所定時間毎に、充電又は放電電流値、及び第2の電池温度による補正係数を乗算した値を積算した値と、正の相関関係を有する値であって、第2の電池温度による補正係数は、電池温度と正の相関関係を備える。
さらにまた、本発明の第の電池の残容量検出方法は、起電力Voにおけるメモリ効果に基づく発生量Vmとメモリ効果発生量の補正値C(SOC)を乗じた値と、起電力Voにおける自己放電量に対応した電圧低下分Vmsとを比較して、自己放電量に対応した電圧低下分Vmsが大きい場合は、使用後の電池において、初期起電力Vo iniと残容量との相関関係に基づき、初期起電力Vo iniから自己放電量に対応した電圧低下分Vmsを減算した第2の改訂起電力Vo resetと残容量との相関関係を求めて、使用後の電池の起電力Voを、第2の改訂起電力Vo resetとして、残容量を求める。
本発明の電池の残容量検出方法は、メモリ効果の発生状態に拘わらず正確に電池の残容量を検出できるという優れた特長を有する。特に、メモリ効果の発生による残容量の変動を、電池温度などの影響を加味したテーブルを用いて予測している。テーブルを参照して経験値から演算する方法は、簡単な構成で確実に、かつ比較的精度よく各時点における電池の残容量を検出できる。またこの方法によれば、メモリ効果のみならず、自己放電による誤差をも考慮した残容量検出が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電池の残容量検出方法及び電源装置を例示するものであって、本発明は電池の残容量検出方法及び電源装置を以下のものに特定しない。また特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(電源装置100)
図1に、本発明の一実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図を示す。この図に示す電源装置100は、二次電池22を含む電池ユニット20と、残容量検出装置10とを備える。残容量検出装置10は、電池の電圧を検出する電圧検出部12と、電池の温度を検出する温度検出部14と、電池に流れる電流を検出する電流検出部16と、電圧検出部12と温度検出部14と電流検出部16から入力される信号を演算して電池の残容量を検出すると共に、残容量や電池温度から電池ユニット20の最大制限電流値を検出する残容量演算部18と、演算された残容量や最大制限電流値を接続機器に伝送する通信処理部19とを備えている。通信処理部19は接続機器通信端子30に接続している。通信処理部19は、接続機器通信端子30を介して接続機器に接続されて、残容量や最大制限電流値を示す信号を接続機器に伝送する。この例では、接続機器として自動車等の車両を用い、電源装置100を車両に搭載して車両を走行させるモータMを駆動する。通信処理部19は車両に設けられた車両側制御部と接続されて通信を行う。以下、車両用の電源装置について説明する。
電池ユニット20に内蔵される二次電池22は、ニッケル水素電池である。ただし、電池はニッケルカドミウム電池とすることもできる。また、電池は一つ又は複数を直列、または並列あるいは直列と並列を組み合わせて接続している。
電圧検出部12は、電池ユニット20に内蔵される二次電池22の電圧を検出する。図の電池ユニット20は、複数の二次電池22を直列に接続しているので、電圧検出部12は直列に接続している電池のトータル電圧を検出している。電圧検出部12は、検出した電圧をアナログ信号として残容量演算部18に出力し、あるいはA/Dコンバータでアナログ信号をデジタル信号に変換して残容量演算部18に出力する。電圧検出部12は、一定のサンプリング周期で、あるいは連続的に電池電圧を検出して、検出した電圧を残容量演算部18に出力する。
温度検出部14は、電池ユニット20に内蔵される電池の温度を検出する温度センサ17を備える。温度センサ17は、電池の表面に接触し、あるいは熱伝導材を介して電池に接触し、あるいはまた電池の表面に接近して電池に熱結合されて電池温度を検出する。温度センサ17はサーミスタである。ただし、温度センサ17には、PTCやバリスタ等、温度を電気抵抗に変換できる全ての素子を使用できる。また、温度センサ17には、電池から放射される赤外線を検出して電池に非接触な状態で温度を検出できる素子も使用できる。温度検出部14も、検出した電池温度をアナログ信号で残容量演算部18に出力し、あるいはA/Dコンバータでアナログ信号をデジタル信号に変換して残容量演算部18に出力する。温度検出部14は一定のサンプリング周期で、あるいは連続的に電池温度を検出して、検出した電池温度を残容量演算部18に出力する。
電流検出部16は、電池と直列に抵抗素子を接続し、この抵抗素子の両端に誘導される電圧を検出して、電池に流れる放電電流を検出する。抵抗素子は低抵抗な抵抗器である。ただ抵抗素子には、トランジスタやFET等の半導体も使用できる。電池の充電電流と放電電流は電流が流れる方向が逆であるから、抵抗素子に誘導される正負の極性が反転する。したがって、抵抗素子の極性で放電電流と判定して、抵抗素子に誘導される電圧で電流を検出できる。電流が抵抗素子に誘導される電圧に比例するからである。この電流検出部16は電池の放電電流を正確に検出できる。ただし、電流検出部16には、リード線に流れる電流で外部に漏れる磁束を検出して電流を検出する構造とすることもできる。電流検出部16も、検出した放電電流をアナログ信号で残容量演算部18に出力し、あるいはA/Dコンバータでアナログ信号をデジタル信号に変換して残容量演算部18に出力する。電流検出部16は、一定のサンプリング周期で、あるいは連続的に放電電流を検出して、検出した放電電流を残容量演算部18に出力する。
電圧検出部12と温度検出部14と電流検出部16から、一定のサンプリング周期でデジタル値の信号を残容量演算部18に出力する装置は、各々の検出部から残容量演算部18にデジタル信号を出力するタイミングをずらせて、順番にデジタル信号を残容量演算部18に出力する。
残容量演算部18は、電池の放電電流を積算して放電容量を検出し、検出した放電容量を減算して電池の残容量を演算する。例えば、満充電容量を1000mAhとする電池が500mAh放電されると、残容量は50%となる。したがって、満充電された電池が放電されるに従って、残容量は次第に低下する。さらに、残容量演算部18は、後述する方法で残容量を補正する。補正に関する必要な値やデータ、設定は、残容量演算部18に接続しているメモリ11に記憶される。メモリ11はEPROM等の不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリが利用できる。
なお、後述するようにパルス放電を利用して残容量を検出しているが、このような放電は、別途、車両側に設置された抵抗(図示せず)にて放電する。また、このような放電のための抵抗については、特開2002−267698号に開示されるようなプリチャージ抵抗を利用した放電回路を設けて、プリチャージ抵抗にて放電することもできる。
(電池の残容量の検出方法)
電源装置で車両を駆動するには、電池の残容量を正確に検出することが必要となる。電池の残容量は、一般には充電電流と放電電流を検出し、検出した電流を積算して演算される。この方法は、充電電流から放電電流を減算して残容量を演算する。充電容量は充電電流を積算して演算される。放電容量は放電電流を積算して演算される。充電容量と放電容量から残容量を演算する方式は、二次電池22をニッケル水素電池とし、あるいはニッケルカドミウム電池とする場合も残容量を演算できる。ただ、残容量は放電電流や電池温度によって誤差が生じる。したがって、正確に把握することが重要となる。
(実施例1)
まず、実施例1について以下に説明する。車の運転中は、図2に示すようにSOCは変化しており、車の運転中の電池容量の演算は、電流センサによる積算を利用して行われている。そして、本実施例においては、運転を停止した状態で、以下に詳細に説明するようにパルス放電を行うことで電池の初期起電力Vo iniに基づいて、改訂起電力Vo resetに対応する残容量を求める。なお、運転を停止した状態とは電池による車の駆動すなわち電池駆動をしていない状態を意味し、実施例1ではキーオフ時を採用しているが、キーオン時とすることもできる。改訂起電力Vo resetに対応する残容量によって、キーオフの期間中により正確な残容量を検出して、上述の運転中の電流積算により求めた電池容量に代わって、改訂起電力Vo resetに対応する残容量に書き換え、即ち、補正する。これにより、正確な残容量を得ることができる。そして、車両の電源装置として利用され、車両の駆動開始時に電力を必要とする場合は、残容量を正確に知ることで、車両の駆動が可能であるかを知ることができる。よって、駆動が不可能である残容量程度である場合は、家庭の商用電源から充電するなどの必要な充電の対応策をとることができる。特に、燃料電池とニッケル水素電池等の二次電池との電力で駆動する車両においては、燃料電池が駆動開始するときに電力を必要とするので、上述のように残容量を正確に知ることが重要である。また、このようなパルス放電は、運転を停止した状態(即ち、駐車中)に行われるが、停止する前の運転、電池駆動が、所定時間(例えば、3時間)未満であるなら、パルス放電をせず、電池容量が低下することを防止している。
以下、パルス放電によって電池の残容量を求める方法について説明する。パルス放電は、図3に示すようにパルス電流を複数回放電して行う。パルス放電は、電源装置を接続した車両側からの制御により行われる。ここで電源装置に含まれる電池は、図4に示すように内部抵抗を含んでいる。したがって、外部に出力される出力電圧Vと内部の電池の起電力Voは、次式で表される。
Figure 0004780965
上式においてIは放電電流、Rは電池の内部抵抗である。IとVは電流センサ、電圧センサにより実測可能であるため、計算によりVoとRを求めることができる。またパルス電流を複数回放電し、その間にIとVとを検出してVoとRを求めることにより、VoとRの精度を高めることができる。図3の例では30Aの放電とリセットを各1秒間、29〜34回実施することでVo,Rの値の精度を高めている。よって、このようなパルス放電は、約1分間程度の時間となる。特に複数回のパルス電流を通電することで、残容量のヒステリシスを一定にする効果も得られるため、より精度よくVoなどを求めることができる。さらにフィルタを加えることでVo,Rの急激な変化を抑制している。
具体的には、パルス放電における電圧、電流の測定値をそれぞれVn、Inとすると、電圧、電流の微少変化量dV、dIはそれぞれ次式で表される。ここで電圧及び電流は、所定時間毎に測定され、任意の測定時期における電圧、電流を、Vn、Inとしている。
Figure 0004780965
この例では、dV,dIは0.1秒毎に演算している。すなわち、1回のパルス放電で10回dV,dIを演算していることになる。数1から、Rが判れば計算によりVoを求めることができる。そこで、Rを次式のようにして求める。
なお、dI=In−In-1が、0.2A以下では、適切なRを求めることができないので演算せず、dV/dI=0として、以下の数3を演算している。なお、本明細書において「*」は掛け算を示している。
Figure 0004780965
上式において(1−a)及びaの乗算によってフィルタをかけ急激な変化を抑制し、ノイズなどによる変動を低減している。ここで、aの値を調整することで、直近に測定された(dV/dI)に重みを付した、単位時間変化における内部抵抗Rを演算することができる。この例ではa=0.01としている。ここで得られたRはメモリ11に温度毎に保持し、次回の演算に利用する。さらにVon及びVoは次式で求めることができる。そして、パルス放電を終了した時点で、Voを演算することができる。
Figure 0004780965
上式においても(1−a)及びaの乗算によってフィルタをかけている。この例ではa=0.01としている。なお、数3と数4のaは、同一の値に限らず独立変数として設定することもできる。以上のようにVoそのものを演算するのでなく、フィルタをかけて時間変化の影響を抑制した値とすることで、安定したVoを得ることができる。
このようにして得られたVoはメモリ効果を含んでいる。メモリ効果が発生すると電池の残容量が変化するため、正確な電池の残容量を求めることができない。これについて、図5に示す電池の残容量と起電力の関係を示すグラフに基づいて説明する。曲線Vo iniは、メモリ効果がないときの、電池の1セルあたりの起電力Vo(単位電圧)と、残容量との関係とを示している。曲線Vo resetは、メモリ効果が発生した電池において経験的に実測された電圧Vo reset(単位電圧)と、残容量との関係とを示している。
ここで、メモリ効果について以下に説明する。実施例1の車両用の電源装置の駆動においては、電池のSOCが50%付近となるように、充放電が制御されている。図5にてSOC駆動領域として示すように、残容量が50%近傍を中心として電池を使用するとき、メモリ効果がないときの曲線Vo iniと比較して、メモリ効果が発生した曲線Vo resetは、同じ残容量でも、電圧が低くなる。この低い分、すなわちメモリ効果低下分を、後述するVm*C(SOC)として求め、改訂起電力Vo resetを演算する。この、メモリ効果低下分の要素を差し引いた改訂起電力Vo reset(単位電圧)は、残容量と対応しているので、演算された改訂起電力Vo resetより、残容量をより適切かつ正確に求めることができる。
なお、図5に示すメモリ効果が発生した曲線Vo resetは、ある程度電池を使用した状態を表したものであり、別途、電圧測定と放電による残容量測定を行って得られた実測値である。このような曲線Vo resetは、電池の使用時間の経過、電池駆動状態等により、異なる曲線になるが、使用途中の各種電池においては、図5で表されるVo iniとVo resetとの間隔の差(=Vm*C(SOC))の傾向は、同様のものとなる。そこで、メモリ効果を考慮した電池の残容量を得るために、以下の演算を行う。
Figure 0004780965
ここで初期起電力Vo iniは起電力Voの初期値であり、表1に示すように、予め得られている残容量との相関関係を示すテーブル等を利用する。またVmはメモリ効果発生量であり、表2に示すように、この値はテーブル等を利用して求める。さらにC(SOC)は駆動中の残容量の動きによるメモリ効果発生量の補正値である。ここでVo ini、Vmを求めるテーブルの一例を、以下に示す。なお、表1、2も含めて、実施例1で利用される表であるテーブルは、直線補間して利用される。
Figure 0004780965
Figure 0004780965
表1において、温度(Temperature)は、Vo演算中の測定される電池温度である。そして、表1、表2を利用した数5の改訂起電力Vo resetの求め方について以下に説明する。まず数4に基づいて、Voを求める。例えば、測定、演算されたVoがVo=15.31V(実施例1では、12セル直列のニッケル水素電池を利用)で、電池温度30℃である場合、表1より、表1の左端欄のVo ini(SOC40%)を得る。ここで、未使用の電池であるなら、このSOC40%が残容量となる。
Figure 0004780965
一方、使用した電池である場合は、後述するCtrが581900のとき、表2の0.17V(SOC 10%)〜0.25V(SOC 65%)を得る。この値に、後述するC(SOC)の値を掛ける。C(SOC)が1であるなら、Vmは0.17V〜0.25Vのままであり、各温度の各SOC%毎に、表1のVo ini tableの各値からVmを引き算し、表3のVo reset tableとなる。
そして、初回以降の運転を停止したキーオフの状態の非電池駆動状態でパルス放電を実施して、数4に従い起電力Voを演算する。測定、演算された起電力VoがVo=15.10V,電池温度30℃の場合、表4を参照し、残容量SOC=40%を得ることができる。
このことを、数5のVo reset=Vo ini−Vm*C(SOC)の式の形で示すと、次式のようになる。
o reset(値15.10、表3の30℃、Vo(40%))=Vo ini(値15.31、表1の30℃、Vo(40%))−Vm(値0.21、表2の0.21、Vm(40%))*C(SOC)(値1)
次にCtrは、以下の式で演算される。
Figure 0004780965
ここでCtrはメモリ効果の発生量を決めるためのカウンタ値であり、車両の運転(ドライブ)中である電池の駆動状態において、Iは電流値(所定時間(例えば、1S)毎に測定される値(詳細には、所定時間中における測定された電流値の平均値)、単位A)、a(Ctb)は電池の劣化に伴う補正係数、b(T)は電池温度による補正係数(Iと同じく所定時間毎に測定される温度に対応した表4の値)をそれぞれ示している。
そして、Ctrは、所定時間毎(例えば、1S)に、これら値を乗算して、積算している。ここで、Ctrは、数6のように乗算して積算した値であって、表2に示すように、Vmと正の相関関係を有している。
これらの内、b(T)およびa(Ctb)はテーブルなどを利用して演算でき、例えば以下の表を参照して求めることができる。表4に示すように、b(T)は、電池温度と正の相関関係を備える。Ctrは、電池の利用を開始してから、メンテナンスにて電池を完全放電を行う等の処理を行うまで、データを累積することになる。このように、Ctrは、電池を完全放電処理(リフレッシュ処理)等を行うと、ゼロに戻る値である。メモリ効果の発生量Vmにおいて、Ctbは後述するように累積する値であり、Ctrがゼロになった後、数6のように、累積しているCtbをかけて積算するので、リフレッシュ処理の後、Ctrはすぐに大きな値となる。
Figure 0004780965
Figure 0004780965
また電池の劣化を決めるための要素であるカウンタ値Ctbは、次式で演算できる。
Figure 0004780965
ここで、Iは、数6のIと同様で電流値(所定時間(例えば、1S)毎に測定される値、単位A)、a(T)は電池温度による補正係数(Iと同じく所定時間毎に測定される温度に対応した表6の値)であり、電池温度をパラメータにしてテーブルなどから求めることができる。a(T)を決定するテーブルの一例を、以下の表6に示し、電池温度による補正係数a(T)は、電池温度と正の相関関係を備える。
そして、Ctbは、所定時間毎(例えば、1S)に、これら値を乗算して、積算している。Ctbの要素は、電池の利用を開始してから、電池を交換するまで、累積される値であり、このため、電池の劣化を決める要素である。表5で確認できるように、電池の劣化に伴う補正係数であるa(Ctb)は、Ctbと正の相関がある。
Figure 0004780965
また、数5におけるメモリ効果の補正量C(SOC)は、テーブルなどに基づいて決定される。この例では、以下の表に基づいて決定される。
Figure 0004780965
ここで、パルス放電を終了した時点における表中のCAN SOCは電流値の積算により演算された残容量(SOCcal)であり、また図6(a)に示すように、aは駆動(=ドライブ)中の残容量の最小値SOCmin、bは駆動中の残容量の最大値SOCmaxである。これによって、CAN SOC(=SOCcal)がa−b間のどこにあるか求めたのち、C(SOC)を求める。そして、運転を停止した状態でのパルス放電を実施する毎にSOCminとSOCmaxは書き換え、その後の駆動中のSOCminとSOCmaxの値を更新しながら記憶し、次の運転を停止した状態でのパルス放電時に用いる。
例えば、通常の使用であれば、aが45%、bが55%程度であり、上記表7の中段の値は、左側より、45%、46%、48%、50%、53%、55%となる。パルス放電前の残容量は、通常50%程度であって、実施例1ではパルス放電は、SOCの5%相当の放電であることより、パルス放電により、SOCcalが45%となり、表7のC(SOC)は1になるのが、通常である。
パルス放電を終了した時点におけるSOCcalが、aに近いと1、bに近いと0となるように処理している。これは、図5に示すように、運転中の残容量においては、SOC駆動領域の左端付近にaが位置し、右端付近にbが位置することになり、メモリ効果がないときの曲線Vo iniと、メモリ効果が発生した曲線Vo resetの差については、左端付近では大きく、右端付近では小さいことより、表7のC(SOC)の値を利用している。
また、上述の実施例では、aは駆動中(走行中)の残容量の最小値SOCmin、bは駆動中の残容量の最大値SOCmaxを利用しているが、これに代わって、運転を停止した状態のキーオフ時前の所定時間(例えば、10分から40分の間の所定時間、望ましくは15分から25分の間の所定時間、更に望ましくは約20分)前からキーオフまでの間の駆動状態における残容量の最小値SOCmin、残容量の最大値SOCmaxを採用し、表7を利用してもよい。駆動中全体での最大、最小残容量よりも、キーオフ前の所定時間からキーオフまでの最大、最小残容量を利用する方が、C(SOC)並びにVo reset=Vo ini−Vm*C(SOC)が適切に得られる傾向にある。
なお、図5のメモリ効果低下分である曲線Vo resetは、ある程度使用した状態の電池を表したものであり、別途、電圧測定と放電による残容量測定を行い得られた実測値である。このような曲線Vo resetは、電池の使用時間の経過、電池駆動状態等により、異なる曲線になるが、使用途中の各種電池においては、図5で表されるVo iniとVo resetとの間隔の差(=Vm*C(SOC))の傾向は、同様のものとなる。
上述の実施例では、パルス放電を終了した時点におけるSOCcalを利用しているが、これに代わって、運転を停止したキーオフ時の電流を積算した残容量SOCcalでも良い。この場合は、表7のテーブル値とは異なる値となる。
このようなメモリ効果の補正量C(SOC)の意味について、以下に説明する。図5で示されるように、メモリ効果がないときの曲線Vo iniと比較して、メモリ効果が発生した曲線Vo resetは、同じ残容量でも、電圧に差が生じている。差の(縦方向の)幅は、電池の使用状態により異なるが、残容量に対応した差の傾向は、図5のようになる。メモリ効果発生量の補正値C(SOC)は、起電力Voを演算する以前の電池駆動状態で使用する残容量が、このような差が大きいところ(メモリ効果の大きい残容量領域)で使用されるときは、1に近く、差が小さいとき(メモリ効果の小さい残容量領域)はゼロに近くなる。そして、電池駆動状態においては、SOC50%を中心として、充放電が繰り返されることより、上述のようにして駆動中の残容量の履歴を把握して、メモリ効果発生量の補正値C(SOC)として反映させている。
以上のように、本実施例では、メモリ効果に基づく発生量Vmにおいて、メモリ効果の発生量のカウンタCtrを利用し、この中に、電池の劣化を決めるための要素であるカウンタ値Ctbを有している。メモリ効果に関する項Ctrと寿命に関する項にそれぞれカウンタCtbを用意し、2つのカウンタでもってこれらの要因を考慮した電池残容量の検出を行っている。特にメモリ効果に関する項と寿命に関する項は、いずれも電池の残容量に影響を与えるものの、挙動は異なっている。例えばメモリ効果は電池を一旦完全に放電すると解消するが、寿命は変化しない。またメモリ効果は電池温度が高いほど大きくなる。さらに寿命はメモリ効果に影響を及ぼす。したがって、これらの要因を別個の補正係数として演算することにより、精度よく電池の残容量を推定することが可能となる。
なお、本明細書の各種表において相関が示された値は、測定、実測、演算等に基づいている。より適切、正確に、電池の残容量を得るために、測定、実測、演算等に基づいて、異なる値、補正係数等を利用することもあり得る。
(実施例2)
さらに、実施例2に係る電池の残容量検出方法では、数6に代わって、メモリ効果の推定のために以下の数8を利用する。
Figure 0004780965
ここで、Ctrはメモリ効果の発生量を決めるためのカウンタ、車両の運転(ドライブ)中において、Iは電流値(所定時間(例えば、1S)毎に測定される値であり、単位Aである。)、Rは抵抗値(直前回のキーオフ時のパルス放電にて表れた上述の数3で示される内部抵抗を利用する)、a(Ctb)は電池の劣化に伴う補正係数(数6のa(Ctb)と同じ)、b(T)は電池温度による補正係数(数6のb(T)と同じ)とする。そして、Ctrは、所定時間毎(例えば、1S)に、これら値を乗算して、積算している。CtrとVmとの相関関係については、表2と同様なものを利用でき、適宜、固定係数等を掛けた表2の値を利用できる。数8は、発熱量に比例するI2*Rを含んでおり、メモリ効果に基づく発生量Vmが、発熱量にも依存しているので、本実施例2は有効である。
(実施例3)
さらにまた、実施例3に係る電池の残容量検出方法では、上述の数6で表されるメモリ効果の発生量を決めるカウンタ値Ctrに代わって、以下の数9で示されるカウンタ値Ctrを利用し、車両の運転(ドライブ)中において、電流の充電・放電が切り替えられたタイミングで積算する。またこの際、例えば充電電流値などに応じて残容量を直接補正することもできる。一例として、次式を利用する。
Figure 0004780965
上式は、電流の通電方向が逆転する際(即ち、充電放電が切り替わる際)、すなわちIn>0でかつIn-1<0の場合やIn<0でかつIn-1>0の場合に、Ctr1を積算してCtrを求める。
ここで、Inは、所定時間毎に測定される電流値Iであって、任意の測定時期の電流値を示しており、よって、In-1は、Inが測定された測定時期のひとつ前の所定時間に測定された電流値となる。b(T)、a(Ctb)は、数6と同じである。
ここでCtrはメモリ効果の発生量を決めるためのカウンタであり、数6のCtrと同様にして利用される。また、CtrとVmとの相関関係については、表2と同様なものを利用でき、適宜、固定係数等を掛けた表2の値を利用できる。a(Ctb)は電池の劣化に伴う補正係数、b(T)は電池温度による補正係数、c(capa)は、前回の充放電が切り替え時から今回の充放電が切り替わる前までの充電または放電量に伴う係数であり、表8に示す。
Figure 0004780965
このように充放電が切り替わった時点における温度係数b(T)、寿命係数a(Ctb)並びに充放電量係数c(capa)を掛けたものを積算する。ここでは、数6と比較して、数9のCtrの有効な点について、以下に説明する。
メモリ効果の要因のひとつとして、充電、放電での電流の切替回数が多いほど、メモリ効果が大きいと考えられる。よって、通電方向が逆転する際に、Ctr1を積算することで、数9のCtrを大きくしている。また、係数c(capa)は、1回の充電、放電量が多い場合、メモリ効果が低減される現象に対応しており、充電、放電量が多い場合は、この係数を小さくして、Ctr1、数6のCtrを小さくしている。
(実施例4)
さらにまた、実施例4に係る電池の残容量検出方法では、
メモリ効果発生量の補正値C(SOC)について、上述の表7にて説明した方法に代わって、以下のように求める。ここでは図6(b)に示すように、駆動中の残容量として最大値SOCmax(=b),最小値SOCmin(=a),及び平均値SOCave(=c)を求める。そして補正前の積算により演算された残容量SOCcal(CAN SOC)が、下記の表9、表10に基づいて、a−b間のいずれに位置しているかを確認してC(SOC)を求める。
上述のようにして駆動中の残容量の履歴を反映するメモリ効果発生量の補正値C(SOC)においては、上述の表7と比べて、本実施例4では平均値SOCave(=c)も利用していることより、駆動中の残容量の履歴をより適切に反映することができる。
Figure 0004780965
Figure 0004780965
運転を停止した状態でのパルス放電を実施する毎にSOCmin、SOCave、SOCmaxは書き換え、その後の駆動中のSOCmin、SOCave、SOCmaxの値を更新しながら記憶し、次の運転を停止した状態でのパルス放電時に用いる。例えば、aが40%、bが60%、cが50%なら、表9の中段の値は、左側より、40%、41%、43%、45%、48%、50%となり、上記表10の中段の値は、左側より、50%、51%、53%、55%、58%、50%となる。
(実施例5)
さらにまた、実施例5に係る電池の残容量検出方法では、メモリ効果発生量の補正値(C(SOC))について、上述の表7にて説明した方法に代わって、以下のように求める。図7に示すように所定時間毎に時分割して各区間毎に残容量を求めると共に、直近のものほど影響が大きくなるように重み付けを行う。
まずモータの駆動中に、所定時間毎に分割して、各区間毎に残容量の最大値SOCmax(=b),最小値SOCmin(=a)を求める。これに基づいて区間毎に、表7の方法と同様にしてC(SOC)を演算する。各区間毎に演算したC(SOC)について、下記の数10に基づいて、最終的なC(SOC)の値を求める。
Figure 0004780965
C(SOC)nは、任意の区間nにおけるC(SOC)を示している。これにより、直近の値ほど係数(k、l、m等)が大きいので、メモリ効果発生量の補正値(C(SOC))は、直前のドライブ中の使用した残容量の履歴をより反映していることになる。
(実施例6)
上記の実施例で説明したように、パルス放電を行って、数5のVo reset=Vo ini−Vm*C(SOC)より、残容量を演算している。
一方、本出願人は、電池を利用することなく、車を長期間(例えば、1ケ月以上)駐車した場合は、十分な理由づけはできていないものの、以下について確認した。
初期起電力Vo iniからのメモリ効果低下分であるVm*C(SOC)よりも、自己放電量に影響される初期起電力Vo iniからの自己放電低下分Vmsが支配的になることを確認した。この場合は、以下の数11にて、改訂起電力Vo resetを求めて、これに対応した残容量を求める。
Figure 0004780965
メモリ効果低下分であるVm*C(SOC)と、自己放電低下分Vmsのどちらかが大きく、支配的となるかは、以下のようにして決定し、残容量を求めている。
長期間の駐車又は不使用のあと電池を駆動させた後、上述の実施例1のパルス放電を行って演算された起電力Voを得る。具体的には、実施例1と同じ結果であれば、実施例1の方法では、Vo reset(値15.10、表4の30℃、Vo(40%))=Vo ini(値15.31、表1の30℃)−Vm(値0.21、表2の0.21、Vm(40%))*C(SOC)(値1)を得る。そして、この場合、Ctrが581900である。
一方、本実施例6においては、自己放電量が0.3Ahであるなら、表11、表12に従い(詳しくは後述する)、Vo reset(値15.10、表12の30℃、直線補間してVo(58%))=Vo ini(値15.64、表1の30℃でのSOC58%を直線補間して得る)−Vms(直線補間して表11の値0.54、Vms(58%))*C(SOC)(値1)を得る。
そして、C(SOC)が値1なら、表2におけるCtrが581900における各SOCでのVmの値と、表11における自己放電量が0.3Ahでの各SOCでのVmsの値とを、同じSOCにて、比較する。この場合、いずれのSOC[%]においても、Vmsが大きいので、上記のように数11のVo resetより残容量SOC=58%を得る。
以下に、本実施例6における改訂起電力Vo reset(測定される起電力Vo)から残容量を求める手順を説明する。別途、自己放電量[AH]を測定し、表11に従い、例えば、0.3[AH]の場合、表11の0.29V(SOC 10%)〜0.56V(SOC 65%)を得、各SOC%毎に、表1のVo ini tableの各値からこれら値を引き算し、表12のVo reset tableとなる。
そして、自己放電後の運転を停止したキーオフの状態でパルス放電を実施して、数4に従い起電力Voを演算する。測定、演算された起電力VoがVo=15.10V,電池温度30度の場合、表12を参照し、残容量SOC=58%を得ることができる。
この例では、VmsがVm(C(SOC)が値1の場合)より常に大きいので、Vmsを採用することになるが、種々の場合を想定して、Vm*C(SOC)とVmsとを比較して大きい方を採用した各SOCでの「Vm*C(SOC)、or Vms」の値を利用して、表1のVo ini tableの各値からこれら値を引き算し、表3又は表12のようなVo reset tableを作成し、測定、演算された起電力Vo、電池温度より、残容量SOCを求める。
具体的には、実施例1において、Ctrが3879330の場合、C(SOC)が値1なら、表2のVmの値となり、実施例6において、自己放電量が0.3[AH]の場合、表12のVmsの値を得る。これら値を、同じSOCにて、比較する。理解を容易にするために、以下の表13にて比較すると、SOC10%以外は、Vmsが大きく、SOC10%では、Vm*C(SOC)が大きい。各SOCにて、大きい方の値を採用した「Vm*C(SOC)or Vms」を作成し、各SOC%毎に、表1のVo ini tableの各値からこれら値を引き算し、表3又は表12のようなVo reset tableを新たに作成する。そして、測定、演算された起電力Vo、電池温度より、残容量SOCを求める。この場合において、Vo resetが、SOC10%の値であるなら、この場合は、Vmを採用していることになる。また、Vo resetが、SOC20%以上の場合は、Vmsを採用していることなる。
Figure 0004780965
Figure 0004780965
上記において、Vo reset=Vo ini−Vmsである。
Figure 0004780965
以下に、本実施例6に利用した自己放電量の演算方法を示すが、これ以外の方法で自己放電を演算しても良い。まず、図8に示す自己放電特性のデータは、二次電池を満充電したとき、各種温度における自己放電量の変化を表している。また、図9に示すように、二次電池を満充電しなかった(例えば、80%まで充電した)場合にも、図9に実線(100%充電)及び破線(80%充電)に示す如く自己放電特性は全く同じであることが判明した。即ち、二次電池2の自己放電量は、二次電池2の充電を何%まで行ったかに関係なく、常に略同じような特性を有することを確認した。更には、ここで、残容量演部18には図8に示すような、自己放電が開始されてからの経過時間に対応して、二次電池であるニッケル水素電池の残容量の変化が記憶されており、これより、開始からの任意の経過時間[day]における所定時間Tの間に減少する容量であるΔSOC[AH](又は%)を得て、積算することで、自己放電量を算出することができる。また、例えば、簡略化した説明として、自己放電開始から5日までは、電池温度が40℃で、5日以降は電池温度25℃となった場合は、図9に示されるように、自己放電量を算出する。つまり、図8で示された電池温度25℃の残容量の変化を利用して、電池温度25℃の残容量の変化曲線を上下方向に平行移動して、5日時点で温度40℃の残容量の変化曲線と交差させる。そして、自己放電開始から5日までは、電池温度が40℃の残容量の変化曲線にて、5日以降は、電池温度25℃の残容量の変化曲線にて、自己放電量を算出する。
本発明の電池の残容量検出方法及び電源装置は、ハイブリッドカーや電気自動車等の車両用電源装置など、高出力、大電流の電源装置として好適に適用できる。
本発明の一実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。 駆動終了後にパルス放電を行う際の電池残容量の変化を示すグラフである。 パルス放電を行う際の電池残容量の変化を示すグラフである。 電池の内部抵抗R及び起電力Voと端子間出力電圧Vとの関係を示す回路図である。 電池の残容量と起電力の関係を示すグラフである。 駆動終了後にパルス放電を行う際に変化する電池残容量の最大値及び最小値を示すグラフである。 電池残容量の時間変化を単位時間毎に時分割して、各区間毎に最大値、最小値を求める様子を示すグラフである。 自己放電特性を示す特性図である。 自己放電特性を示す特性図である。
符号の説明
100…電源装置
10…残容量検出装置
11…メモリ
12…電圧検出部
14…温度検出部
16…電流検出部
17…温度センサ
18…残容量演算部
19…通信処理部
20…電池ユニット
22…二次電池
30…接続機器通信端子

Claims (2)

  1. メモリ効果を発生し得る電池に対し、起電力Voと残容量との相関関係を利用して、残容量を演算する電池の残容量検出方法であって、
    使用後の電池において、初期起電力Vo iniと残容量との相関関係に基づき、初期起電力Vo iniからメモリ効果に基づく発生量Vmとメモリ効果発生量の補正値C(SOC)を乗じた値を減算した改訂起電力Vo resetと残容量との相関関係を求めて、
    使用後の電池の起電力Voを、改訂起電力Vo resetとして、残容量を求め、
    メモリ効果発生量の補正値C(SOC)は、演算する以前の電池駆動状態で使用する残容量に相関する値であり、
    メモリ効果発生量の補正値C(SOC)は、電池駆動状態で使用する残容量が、メモリ効果の大きい領域に多いとき1に近づけ、メモリ効果の小さい領域に多いときゼロに近づけるよう制御し、
    メモリ効果に基づく発生量Vmは、所定時間毎に、充電又は放電電流値、電池の劣化に伴う補正係数、及び電池温度による補正係数を乗算した値を積算した値と、正の相関関係を有し、
    電池温度による補正係数は、電池温度と正の相関関係を備え、
    電池の劣化に伴う補正係数は、所定時間毎に、充電又は放電電流値、及び第2の電池温度による補正係数を乗算した値を積算した値と、正の相関関係を有する値であって、第2の電池温度による補正係数は、電池温度と正の相関関係を備えることと特徴とする電池の残容量検出方法。
  2. 請求項1に記載の電池の残容量検出方法であって、
    起電力Voにおけるメモリ効果に基づく発生量Vmとメモリ効果発生量の補正値C(SOC)を乗じた値と、起電力Voにおける自己放電量に対応した電圧低下分Vmsとを比較して、自己放電量に対応した電圧低下分Vmsが大きい場合は、使用後の電池において、初期起電力Vo iniと残容量との相関関係に基づき、初期起電力Vo iniから自己放電量に対応した電圧低下分Vmsを減算した第2の改訂起電力Vo resetと残容量との相関関係を求めて、使用後の電池の起電力Voを、第2の改訂起電力Vo resetとして、残容量を求めることを特徴とする電池の残容量検出方法。
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