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JP4760631B2 - 自動変速機の制御装置、制御方法およびその方法をコンピュータに実現させるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

自動変速機の制御装置、制御方法およびその方法をコンピュータに実現させるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、自動変速機の制御装置に関し、特に、2つ以上の摩擦係合要素の掛け換えを要する変速を、変速ショックを抑制しつつ、短時間で完了する制御に関する。
車両の自動変速機の構成部品には、サンギヤ、リングギヤおよびプラネタリギア等の回転要素からなる遊星歯車と、摩擦係合要素とが含まれる。このような自動変速機においては、係合される摩擦係合要素の組み合わせを切換える(以下の説明においては、掛け換えともいう)ことにより、エンジンからのトルクが伝達される経路を切換えて、複数のギヤ段が形成される。特に、ギヤ段の多い自動変速機(たとえば、6速の自動変速機)においては、入力要素であるクラッチ要素および反力要素であるブレーキ要素がそれぞれ複数設けられる。
このような自動変速機においては、変速操作あるいは加速要求等により、現在のギヤ段から複数段離れたギヤ段に変速する場合には、入力要素および反力要素の両者を切換えて変速する場合がある。この場合、入力要素および反力要素のうちのいずれかを一方を切換えて、中間ギヤ段を経由した後、他方を切換えることにより、変速が行なわれる。
このような中間ギヤ段を経由して二段階で切換えを行なう変速制御については公知である。たとえば、WO2003/029699号公報(特許文献1)は、複数の掛け換え制御を行なうことで変速を達成する変速時に、運転者が目標ギヤ段の変更が禁止された後に変速意図を変更し、他のギヤ段への変速を要求した場合でも、素早く要求に応え、かつ、二重掛け換え制御をスムーズに達成することができる自動変速機の変速制御装置を開示する。この変速制御装置は、自動変速機の変速に関与する複数の摩擦要素の締結・解放制御により複数の前進ギヤ段を達成する変速制御手段を設けた自動変速機の変速制御装置である。変速制御装置は、少なくとも第1の摩擦要素と第2の摩擦要素を締結状態とすることにより達成される第N速段から、少なくとも第1の摩擦要素と第2の摩擦要素を解放状態とし、第3の摩擦要素と第4の摩擦要素を締結することにより達成され、第N速段との間には、第2の摩擦要素と第3の摩擦要素とを締結することにより達成される少なくとも1段以上の中間ギヤ段を有する第N−α速段への変速を判断する二重掛け換え変速判断手段と、二重掛け換え変速判断時、少なくとも第1の摩擦要素を解放し、第4の摩擦要素を締結し、ギヤ比が中間ギヤ段相当のギヤ比に到達する前に、第2の摩擦要素の締結力を低下させ、ギヤ比が中間ギヤ段相当のギヤ比を通過後に、少なくとも第2の摩擦要素を解放し第3の摩擦要素を締結することで、第N速段から第N−α速段までの変速を達成する飛び越し変速制御手段と、第N速段から第N−α段への変速を行なうに当たって、変速開始後の所定タイミングで目標ギヤ段を第N−α段から変更することを変速制御の終了まで禁止する判断をする目標変速段変更禁止手段と、ギヤ比が中間ギヤ段相当のギヤ比に到達したときに、運転者の変速意図を再度確認し、目標ギヤ段が前記N−α段と異なる場合には、目標ギヤ段の変更が禁止されている場合であっても運転者の意図に応じたギヤ段への目標ギヤ段の変更を許可する目標ギヤ段変更許可手段と、を備えていることを特徴とする。
上述した公報に開示された自動変速機の変速制御装置によると、運転者がギヤ段の変更を意図しているときには短時間の変速を達成できるし、運転者がギヤ段の変更を意図していないときには、5速相当のギヤ比到達前にH/Cの油圧を低下させているため、変速が確定してしまうことがなく、二重掛け換えにおいて複数の変速ショックが発生することがないため、運転者が変更を意図していないときには、スムーズな二重掛け変え変速を達成できる。
WO2003/029699号公報
しかしながら、上述した公報に開示された変速制御装置においては、複数のギヤ段の変速時においては、ギヤ比が、中間ギヤ段相当のギヤ比に到達したときに、運転者の変速意図に応じて、目標ギヤ段への変速を禁止するが、運転者の意図に変化がない場合には、中間ギヤ段が形成された後に、目標ギヤ段に変更される制御が行なわれる。すなわち、第1の摩擦要素から第4の摩擦要素への掛け換えが行なわれて、中間ギヤ段が完全に形成された後に、第2の摩擦要素から第3の摩擦要素への掛け換えが行なわれるため、変速動作の期間が長くなる場合がある。
また、第1の摩擦要素と第2の摩擦要素の掛け換えを並行して行なわれる場合、第1の摩擦要素と第2の摩擦要素とが解放されてから第3の摩擦要素と第4の摩擦要素とが係合されるまで、自動変速機において回転数が検知できない回転要素が存在するため、第3の摩擦要素および第4の摩擦要素が係合する時点で変速ショックが生じる場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、変速の応答性を向上しつつ、かつ変速ショックを防止する自動変速機の制御装置、制御方法およびその制御方法をコンピュータに実行させるプログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
第1の発明に係る自動変速機の制御装置は、第1の摩擦要素と第2の摩擦要素とがそれぞれ係合することにより第1のギヤ段が形成され、第1の摩擦要素および第2の摩擦要素と異なる、第3の摩擦要素と第4の摩擦要素とがそれぞれ係合することにより第2のギヤ段が形成される自動変速機の制御装置である。この制御装置は、第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速の際、第1の摩擦要素が解放されるように第1の摩擦要素の係合力を低下するための第1の解放制御手段と、第1の摩擦要素の解放とともに、予め定められた係合力になるように第2の摩擦要素の係合力を低下するための半係合制御手段と、変速が開始してから第1の時点で、第3の摩擦要素の係合力を増加するための第1の係合制御手段と、第3の摩擦要素の係合とともに、第2の摩擦要素が解放されるように第2の摩擦要素の係合力をさらに低下するための第2の解放制御手段と、第1の時点よりも遅い第2の時点で、第4の摩擦要素の係合力を増加するための第2の係合制御手段とを含む。第11の発明に係る自動変速機の制御方法、第12の発明に係るコンピュータに実現させるプログラムおよび第13の発明に係る記録媒体は、第1の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の構成を有する。
第1の発明によると、第1のギヤ段を形成する第1の摩擦要素および第2の摩擦要素において、第1の摩擦要素は解放され、第2の摩擦要素は予め定められた係合力の半係合状態になるように解放される。第2の摩擦要素が半係合状態のまま、第1の時点で第3の摩擦要素が係合されるため、ここで中間ギヤ段に近い状態になる。このとき、第2の摩擦要素が解放され、第2の時点で第4の摩擦要素が係合状態になることにより、第2のギヤ段が形成される。このように、第1の摩擦要素および第2の摩擦要素の両者の係合力を同時に制御し、第1の時点および第2の時点で第3の摩擦要素および第4の摩擦要素を係合されることにより、第2の摩擦要素と第3の摩擦要素の切換えと第1の摩擦要素と第4の摩擦要素との切換えを段階的に行なう場合と比較して、中間ギヤ段を完全に形成させる必要がないため、短時間で変速動作を完了することができる。中間ギヤ段を完全に形成させる必要がないため、エンジンの回転数の変化が変速の途中で停滞することもない。そのため、変速の応答性が向上する。さらに、たとえば、第2の摩擦要素と第3の摩擦要素とにより形成される中間ギヤ段に同期する時点を第1の時点とすると、第1の時点で第3の摩擦要素を係合させることにより、第3の摩擦要素の係合時における変速ショックを抑制することができる。また、第2のギヤ段に同期する時点を第2の時点とすると、第2の時点で第4の摩擦要素を係合させることにより、第4の摩擦要素の係合時における変速ショックを抑制することができる。したがって、変速の応答性を向上しつつ、かつ変速ショックを防止する自動変速機の制御装置を提供することができる。第11の発明に係る自動変速機の制御方法、第12の発明に係るコンピュータに実現させるプログラムおよび第13の発明に係る記録媒体は、第1の発明に係る自動変速機の制御装置と同様の効果を有する。
第2の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、予め定められた係合力は、第3の摩擦要素が係合を開始してから係合状態になるまでは、自動変速機の回転要素を規制し、係合状態になると、回転要素を経由して伝達されるトルクにより第2の摩擦要素において滑りが発生する係合力である。
第2の発明によると、第3の摩擦要素の係合が開始される前において、第2の摩擦要素は、予め定められた係合力で係合されるため、自動変速機の回転要素を規制した状態となる。そのため、第3の摩擦要素を第1の時点で係合させることにより、自動変速機を中間ギヤ段に近い状態にすることができる。また、第3の摩擦要素が係合状態になると、第2の摩擦要素において滑りが生じるため、自動変速機の回転要素の回転は、第2の摩擦要素と第3の摩擦要素とにより形成される中間ギヤ段に同期する回転数に規制されないようにすることができる。これにより、自動変速機の出力軸回転数が中間ギヤ段の同期回転数において停滞することなく変化させることができる。そのため、第2の変速ギヤ段に同期する回転数で第4の摩擦係合要素を係合させることができるため、変速動作の応答性の向上が図れる。
第3の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、自動変速機は、入力軸が動力源に連結される流体継手と、流体継手の出力軸に接続される変速機構とを含む。第1の時点は、変速機構の入力軸回転数が、第2の摩擦要素および第3の摩擦要素の係合により形成される中間ギヤ段に同期する回転数となる時点と略同じ時点である。
第3の発明によると、第2の摩擦要素および第3の摩擦要素の係合により形成される中間ギヤ段に同期する回転数となる時点と略同じ時点で、第3の摩擦要素を係合させるようにすると、自動変速機が中間ギヤ段に近い状態で、第3の摩擦要素を係合させることができる。そのため、第3の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制することができる。
第4の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第3の発明の構成に加えて、第1の時点は、第1の摩擦要素または第2の摩擦要素が解放された時点から、中間ギヤ段に同期する時点に対応させた設定時間が経過した時点である。
第4の発明によると、第1の摩擦要素または第2の摩擦要素が解放された時点から設定時間が経過した時点に第3の摩擦要素を係合させるようにすると、設定時間が中間ギヤ段に同期する時点に対応させているため、自動変速機が中間ギヤ段に近い状態で、第3の摩擦要素を係合させることができる。そのため、第3の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制することができる。
第5の発明に係る自動変速機の制御装置は、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、流体継手の入力軸回転数を検知するための第1の検知手段と、流体継手の出力軸回転数を検知するための第2の検知手段と、入力軸回転数と出力軸回転数とに基づいて、第1の時点を学習するための学習手段とをさらに含む。
第5の発明によると、第1のギヤ段から第2のギヤ段に変速する際に、第3の摩擦要素が係合する時点によっては、流体継手の入力軸と出力軸との間に回転数差が発生する場合がある。これは、変速機構の入力軸回転数(すなわち、流体継手の出力軸回転数)が、中間ギヤ段に同期する時点から遅れて第3の摩擦要素が係合状態になると、変速機構の入力軸回転数を中間変速段に同期する回転数になるように低下させるために発生する。このとき、変速機構においては正トルクが発生して、変速ショックが生じることとなる。したがって、流体継手の入力軸回転数と出力軸回転数とに基づいて、第1の時点を早めるなどして学習すると、適切な時点で第3の摩擦要素を係合することができる。そのため、第3の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制して、スムーズな変速動作を行なうことができる。
第6の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第5の発明の構成に加えて、学習手段は、入力軸回転数と出力軸回転数との差に基づいて、第1の時点を学習するための手段を含む。
第6の発明によると、入力軸回転数と出力軸回転数との差に基づいて、流体継手の滑り量を検出することができる。そのため、第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速中における流体継手の出力軸回転数の低下を検出することができる。したがって、流体継手の入力軸回転数と出力軸回転数との差に基づいて、第1の時点を学習することにより(たとえば、差が大きい場合に第1の時点を早めると)、適切な時点で第3の摩擦要素を係合することができる。そのため、第3の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制して、スムーズな変速動作を行なうことができる。
第7の発明に係る自動変速機の制御装置においては、第6の発明の構成に加えて、学習手段は、入力軸回転数と出力軸回転数との差が大きいほど、第1の時点が早まるように学習するための手段を含む。
第7の発明によると、入力軸回転数と出力軸回転数との差が大きいほど、流体継手の滑り量は大きい。第1のギヤ段から第2のギヤ段に変速する際に、第3の摩擦要素の係合が、中間変速段に同期する時点から遅れるほど、流体継手の出力軸回転数の引き下げ量が大きくなるため、滑り量が大きくなる。したがって、入力軸回転数と出力軸回転数との差が大きいほど、第1の時点を早めるように学習することにより、中間ギヤ段に同期する適切な時点で第3の摩擦要素を係合することができる。そのため、第3の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制して、スムーズな変速動作を行なうことができる。
第8の発明に係る自動変速機の制御装置は、第1〜7のいずれかの発明の構成に加えて、変速機構の入力軸回転数を検知するための入力軸回転数検知手段をさらに含む。第2の時点は、検知された入力軸回転数と、前記入力軸回転数が第2のギヤ段に同期する回転数との差が設定値以下になる時点である。
第8の発明によると、変速機構の入力軸回転数と、変速機構の入力軸回転数が第2のギヤ段に同期する回転数との差が設定値以下になる時点に、第4の摩擦要素を係合することにより、第4の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制して、スムーズな変速動作を行なうことができる。
第9の発明に係る自動変速機の制御装置は、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、変速機構の出力軸回転数を検知するための出力軸回転数検知手段と、検知された出力軸回転数に基づいて、第1の時点を学習するための時点学習手段とをさらに含む。
第9の発明によると、第1のギヤ段から第2のギヤ段に変速する際に、中間ギヤ段に同期する前に、第3の摩擦要素が係合すると、変速ショックが発生する場合がある。これは、変速機構の入力軸回転数が中間ギヤ段に同期する時点よりも早くに第3の摩擦要素が係合状態になると、中間ギヤ段に同期する回転数になるように変速機構の入力軸回転数が上昇させられる場合がある。このとき、変速機構においては負トルクが発生して、変速ショックが生じることとなる。したがって、変速機構の出力軸回転数に基づいて、第1の時点を遅らせるなどして学習することにより、適切な時点で第3の摩擦要素を係合することができる。そのため、第3の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制して、スムーズな変速動作を行なうことができる。
第10の発明に係る自動変速機の制御装置は、第9の発明の構成に加えて、時点学習手段は、検知された出力軸回転数の時間変化量に基づいて、第1の時点を学習するための手段を含む。
第10の発明のよると、出力軸回転数の時間変化量を検知することにより、第3の摩擦要素の早期係合による変速ショックが発生したか否かを判定することができる。これにより、第1の時点を遅らせるなどして学習することにより、適切な時点で第3の摩擦要素を係合することができる。そのため、第3の摩擦要素の係合時の変速ショックの発生を抑制して、スムーズな変速動作を行なうことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FF(Front engine Front drive)車両である。なお、FF以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、オートマチックトランスミッション2000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するプラネタリギヤユニット3000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成する油圧回路4000と、ディファレンシャルギヤ5000と、ドライブシャフト6000と、前輪7000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。本発明に係る自動変速機の制御装置は、ECU8000により実現される。
エンジン1000は、インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。
オートマチックトランスミッション2000は、トルクコンバータ3200を介してエンジン1000に連結される。オートマチックトランスミッション2000は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。
オートマチックトランスミッション2000の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ5000と噛合っている。ディファレンシャルギヤ5000にはドライブシャフト6000がスプライン嵌合などによって連結される。ドライブシャフト6000を介して、左右の前輪7000に動力が伝達される。
ECU8000には、車速センサ8002と、シフトレバー8004のポジションスイッチ8006と、アクセルペダル8008のアクセル開度センサ8010と、ブレーキペダル8012のストロークセンサ8014と、電子スロットルバルブ8016のスロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024とがハーネスなどを介在させて接続されている。
車速センサ8002は、ドライブシャフト6000の回転数から車両の速度を検知し、検知結果を表す信号をECU8000に送信する。シフトレバー8004の位置は、ポジションスイッチ8006により検知され、検知結果を表す信号がECU8000に送信される。シフトレバー8004の位置に対応して、オートマチックトランスミッション2000のギヤ段が自動で形成される。また、運転者の操作に応じて、運転者が任意のギヤ段を選択できるマニュアルシフトモードを選択できるように構成してもよい。
アクセル開度センサ8010は、アクセルペダル8008の開度を検知し、検知結果を表す信号をECU8000に送信する。ストロークセンサ8014は、ブレーキペダル8012のストローク量を検知し、検知結果を表す信号をECU8000に送信する。
スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度を検知し、検知結果を表す信号をECU8000に送信する。電子スロットルバルブ8016により、エンジン1000に吸入される空気量(エンジン1000の出力)が調整される。
エンジン回転数センサ8020は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)の回転数を検知し、検知結果を表す信号をECU8000に送信する。入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数(以下、タービン回転数ともいう)NTを検知し、検知結果を表す信号をECU8000に送信する。出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数NOを検知し、検知結果を表す信号をECU8000に送信する。なお、エンジン1000の出力軸は、トルクコンバータ3200の入力軸に接続され、トルクコンバータ3200の出力軸は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸に接続されるため、エンジン1000の出力軸の回転数は、トルクコンバータ3200の入力軸の回転数と同じ回転数となる。また、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数は、トルクコンバータ3200の出力軸の回転数と同じ回転数である。
ECU8000は、車速センサ8002、ポジションスイッチ8006、アクセル開度センサ8010、ストロークセンサ8014、スロットル開度センサ8018、エンジン回転数センサ8020、入力軸回転数センサ8022、出力軸回転数センサ8024などから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
本実施の形態において、ECU8000は、シフトレバー8004がD(ドライブ)ポジションに位置することにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにD(ドライブ)レンジが選択された場合、1速〜6速ギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。1速〜6速段のうちのいずれかのギヤ段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000は前輪7000に駆動力を伝達し得る。
シフトレバー8004がN(ニュートラル)ポジションであることにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにN(ニュートラル)レンジが選択された場合、ニュートラル状態(動力伝達遮断状態)になるように、オートマチックトランスミッション2000が制御される。
図2を参照して、オートマチックトランスミッション2000内に設けられたプラネタリギヤユニット3000について説明する。プラネタリギヤユニット3000は、クランクシャフトに連結された入力軸3100を有するトルクコンバータ3200に接続されている。プラネタリギヤユニット3000は、遊星歯車機構の第1セット3300と、遊星歯車機構の第2セット3400と、出力ギヤ3500と、ギヤケース3600に固定されたB1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620およびB3ブレーキ3630と、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650と、ワンウェイクラッチF3660とを含む。
第1セット3300は、シングルピニオン型の遊星歯車機構である。第1セット3300は、サンギヤS(UD)3310と、ピニオンギヤ3320と、リングギヤR(UD)3330と、キャリアC(UD)3340とを含む。
サンギヤS(UD)3310は、トルクコンバータ3200の出力軸3210に連結されている。ピニオンギヤ3320は、キャリアC(UD)3340に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ3320は、サンギヤS(UD)3310およびリングギヤR(UD)3330と噛合している。
リングギヤR(UD)3330は、B3ブレーキ3630によりギヤケース3600に固定される。キャリアC(UD)3340は、B1ブレーキ3610によりギヤケース3600に固定される。
第2セット3400は、ラビニヨ型の遊星歯車機構である。第2セット3400は、サンギヤS(D)3410と、ショートピニオンギヤ3420と、キャリアC(1)3422と、ロングピニオンギヤ3430と、キャリアC(2)3432と、サンギヤS(S)3440と、リングギヤR(1)(R(2))3450とを含む。
サンギヤS(D)3410は、キャリアC(UD)3340に連結されている。ショートピニオンギヤ3420は、キャリアC(1)3422に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ3420は、サンギヤS(D)3410およびロングピニオンギヤ3430と噛合している。キャリアC(1)3422は、出力ギヤ3500に連結されている。
ロングピニオンギヤ3430は、キャリアC(2)3432に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ3430は、ショートピニオンギヤ3420、サンギヤS(S)3440およびリングギヤR(1)(R(2))3450と噛合している。キャリアC(2)3432は、出力ギヤ3500に連結されている。
サンギヤS(S)3440は、C1クラッチ3640によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。リングギヤR(1)(R(2))3450は、B2ブレーキ3620により、ギヤケース3600に固定され、C2クラッチ3650によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。また、リングギヤR(1)(R(2))3450は、ワンウェイクラッチF3660に連結されており、1速段の駆動時に回転不能となる。
ワンウェイクラッチF3660は、B2ブレーキ3620と並列に設けられる。すなわち、ワンウェイクラッチF3660のアウターレースはギヤケース3600に固定され、インナーレースはリングギヤR(1)(R(2))3450に回転軸を介して連結される。
図3に、各ギヤ段と、各クラッチ要素および各ブレーキ要素の作動状態との関係を表した作動表を示す。この作動表に示された組み合わせで各ブレーキ要素および各クラッチ要素を作動させることにより、1速〜6速の前進ギヤ段と、後進ギヤ段が形成される。
図3に示すように、C1クラッチ3640は、1速段〜4速段の全てのギヤ段において係合される。すなわち、C1クラッチ3640は、1速段〜4速段における入力クラッチであるといえる。C2クラッチ3650は、5速段および6速段において係合される。すなわち、C2クラッチ3650は、5速段および6速段における入力クラッチであるといえる。
なお、本実施の形態においては、2つの入力クラッチを有する自動変速機に本発明を適用する場合について説明するが、2つ以上の入力クラッチを有する自動変速機であれば特に限定されるものではない。
図4を参照して、油圧回路4000の要部について説明する。なお、油圧回路4000は、以下に説明するものに限られない。
油圧回路4000は、オイルポンプ4004と、プライマリレギュレータバルブ4006と、マニュアルバルブ4100と、ソレノイドモジュレータバルブ4200と、SL1リニアソレノイド(以下、SL(1)と記載する)4210と、SL2リニアソレノイド(以下、SL(2)と記載する)4220と、SL3リニアソレノイド(以下、SL(3)と記載する)4230と、SL4リニアソレノイド(以下、SL(4)と記載する)4240と、SLTリニアソレノイド(以下、SLTと記載する)4300と、B2コントロールバルブ4500と、シーケンスバルブ4600と、クラッチアプライコントロールバルブ4700と、B1アプライコントロールバルブ4800とを含む。
オイルポンプ4004は、エンジン1000のクランクシャフトに連結されている。クランクシャフトが回転することにより、オイルポンプ4004が駆動し、油圧を発生する。オイルポンプ4004で発生した油圧は、プライマリレギュレータバルブ4006により調圧され、ライン圧が生成される。
プライマリレギュレータバルブ4006は、SLT4300により調圧されたスロットル圧をパイロット圧として作動する。ライン圧は、ライン圧油路4010を介してマニュアルバルブ4100およびSL(4)4240に供給される。
マニュアルバルブ4100は、ドレンポート4105を含む。ドレンポート4105から、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104の油圧が排出される。マニュアルバルブ4100のスプールがDポジションにある場合、ライン圧油路4010とDレンジ圧油路4102とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102に油圧が供給される。このとき、Rレンジ圧油路4104とドレンポート4105とが連通させられ、Rレンジ圧油路4104のRレンジ圧がドレンポート4105から排出される。
マニュアルバルブ4100のスプールがRポジションにある場合、ライン圧油路4010とRレンジ圧油路4104とが連通させられ、Rレンジ圧油路4104に油圧が供給される。このとき、Dレンジ圧油路4102とドレンポート4105とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102内の作動油がドレンポート4105から排出される。
マニュアルバルブ4100のスプールがNポジションにある場合、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104の両方と、ドレンポート4105とが連通させられ、Dレンジ圧油路4102のDレンジ圧およびRレンジ圧油路4104内の作動油がドレンポート4105から排出される。
Dレンジ圧油路4102に供給された油圧(以下、Dレンジ圧ともいう)は、SL(1)4210、SL(2)4220、SL(3)4230および油路4106を介してクラッチアプライコントロールバルブ4700に供給される。Dレンジ圧は、最終的には、B1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650に供給される。Rレンジ圧は、最終的には、B2ブレーキ3620に供給される。
ソレノイドモジュレータバルブ4200は、ライン圧を元圧とし、SLT4300に供給する油圧(ソレノイドモジュレータ圧)を一定の圧力に調圧する。
SLT4300は、アクセル開度センサ8010により検知されたアクセル開度に基づいたECU8000からの制御信号に応じて、ソレノイドモジュレータ圧を調圧し、スロットル圧を生成する。スロットル圧は、SLT油路4302を介して、プライマリレギュレータバルブ4006に供給される。スロットル圧は、プライマリレギュレータバルブ4006のパイロット圧として利用される。
B2コントロールバルブ4500は、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104のいずれか一方からの油圧を選択的に、B2ブレーキ3620に供給する。B2コントロールバルブ4500に、Dレンジ圧油路4102およびRレンジ圧油路4104が接続されている。B2コントロールバルブ4500は、SLソレノイドバルブ(図示せず)およびSLUソレノイドバルブ(図示せず)から供給された油圧とスプリングの付勢力とにより制御される。
SLソレノイドバルブがオフで、SLUソレノイドバルブがオンの場合、B2コントロールバルブ4500は、図4において左側の状態となる。この場合、B2ブレーキ3620には、SLUソレノイドバルブから供給された油圧をパイロット圧として、Dレンジ圧を調圧した油圧が供給される。
SLソレノイドバルブがオンで、SLUソレノイドバルブがオフの場合、B2コントロールバルブ4500は、図4において右側の状態となる。この場合、B2ブレーキ3620には、Rレンジ圧が供給される。
SL(1)4210は、シーケンスバルブ4600を経由してC1クラッチ3640に供給される油圧を調圧する。SL(2)4220は、シーケンスバルブ4600を経由してC2クラッチ3650に供給される油圧を調圧する。SL(3)4230は、B1アプライコントロールバルブ4800を経由してB1ブレーキ3610に供給される油圧を調圧する。SL(4)4240は、シーケンスバルブ4600およびクラッチアプライコントロールバルブ4700を経由してB3ブレーキ3630に供給される油圧を調圧する。
なお、SL(1)4210、SL(2)4220、SL(3)4230、SL(4)4240、およびSLT4300は、ECU8000から送信される制御信号により制御される。
SL(1)4210とシーケンスバルブ4600とは油路4212により接続され、SL(2)4220とシーケンスバルブ4600とは油路4222により接続され、SL(4)4240とシーケンスバルブ4600とは油路4242により接続される。
シーケンスバルブ4600は、SLT4300およびソレノイドモジュレータバルブ4200から供給される油圧とスプリングの付勢力により制御される。
なお、シーケンスバルブ4600は、マニュアルバルブ4100のスプールがDポジションにある場合であって、正常状態であるときには、図4において右側の状態となる。このとき、油路4212とC1クラッチ3640に接続される油路4602とが連通させられ、油路4222とC2クラッチ3650に接続される油路4604とが連通させられ、さらに、油路4242とクラッチアプライコントロールバルブ4700に接続される油路4606とが連通させられる。油路4602、油路4604および油路4606は、クラッチアプライコントロールバルブ4700にそれぞれ接続される。
クラッチアプライコントロールバルブ4700は、4速段以外の変速段において、図4において右側の状態となる。具体的には、クラッチアプライコントロールバルブ4700は、油路4602からスプール上部に供給される油圧と、油路4604からスプール上部側に供給される油圧と、油路4012およびB1アプライコントロールバルブ4800を経由して油路4804からスプールの下部に供給されるライン圧と、スプリングの付勢力とにより制御される。
4速段においては、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650が係合状態となるべく、SL(1)4210およびSL(2)4220により調圧された油圧がC1クラッチ3640およびC2クラッチ3650に供給される。このとき、クラッチアプライコントロールバルブ4700において、油路4602および油路4604からスプール上部側に供給される油圧に基づくスプールを押し下げる力がスプール下部側に供給されるライン圧およびスプリングの付勢力に基づく合力を上回ると、図4の左側の状態となる。
このとき、油路4106と、B1アプライコントロールバルブ4800のスプール上部に接続する油路4704とが連通させられる。そのため、B1アプライコントロールバルブ4800のスプール上部には油路4106および油路4704を介してDレンジ圧が供給される。
一方、4速段以外においては、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650のいずれか一方が係合状態となるべく、SL(1)4210およびSL(2)4220により調圧された油圧がC1クラッチ3640およびC2クラッチ3650のいずれかに供給される。このとき、クラッチアプライコントロールバルブ4700において、油路4602および油路4604からスプール上部に供給される油圧に基づくスプールを押し下げる力がスプール下部に供給されるライン圧およびスプリングの付勢力に基づく合力を下回るため、図4の右側の状態となる。そのため、油路4606とB3ブレーキ3630に接続される油路4702とが連通させられる。
B1アプライコントロールバルブ4800は、油路4704からスプール上部に供給される油圧と、B3ブレーキ3630に接続される油路4702からスプール上部側に供給される油圧と、油路4010から分岐して接続される油路4012からスプール下部に供給される油圧と、油路4232からスプール上部側に供給される油圧と、スプリングの付勢力とから制御される。
B3ブレーキ3630に接続される油路4702に油圧が供給されているときには、スプール上部側に供給される油圧に基づくスプールを押し下げる力がスプール下部に供給される油圧およびスプリングの付勢力に基づく合力を上回るため、B1アプライコントロールバルブ4800は、図4において右側の状態となる。
一方、B3ブレーキ3630に接続される油路4702に供給される油圧が減少すると、スプール上部側に供給される油圧に基づくスプールを押し下げる力がスプール下部に供給される油圧およびスプリングの付勢力に基づく合力を下回るため、B1アプライコントロールバルブ4800は、図4において左側の状態となる。
SL(3)4230は、B1アプライコントロールバルブ4800に油路4232を介在させて接続される。また、B1アプライコントロールバルブ4800には、油路4232の途中で分岐した油路4234がさらに接続される。B1アプライコントロールバルブ4800が図4において左側の状態になると、油路4234とB1ブレーキ3610に接続される油路4802とが連通させられる。
以上のような車両の構成において、たとえば、5速段から2速段への変速が中間変速段(3速段)を経由してC1クラッチ3640からC2クラッチ3650への掛け換えと、B3ブレーキ3630からB1ブレーキ3610への掛け換えとが段階的に行なわれる場合について図5を参照にしつつ説明する。
油圧回路4000において、5速段が成立する状態は、SL(2)4220からシーケンスバルブ4600を経由してC2クラッチ3650に油圧が供給され、SL(4)4240からシーケンスバルブ4600およびクラッチアプライコントロールバルブ4700を経由して、B3ブレーキ3630に油圧が供給されている状態である。
このとき、クラッチアプライコントロールバルブ4700は、図4において右側の状態となる。一方、B1アプライコントロールバルブ4800は、図4において右側の状態となる。
5速段から2速段への変速が行なわれる際には、まず、C2クラッチ3650が解放された後、C1クラッチ3640が係合されることにより、C2クラッチ3650とC1クラッチ3640とが掛け換えられる。このようにして、5速段から中間変速段である3速段への変速が行なわれる。さらに、B3ブレーキ3630が解放され、B1ブレーキ3610が係合されることにより、B3ブレーキ3630とB1ブレーキ3610とが掛け換えられる。このようにして、3速段から2速段への変速が行なわれる。
より具体的には、ECU8000から油圧回路4000に対して出力された変速指令に基づいて、5速段から2速段への変速が開始されると、SL(4)4240の指示圧が増加するため、図5(A)に示すように、時間Ta(0)において、B3ブレーキ3630の制御圧(以下の説明においては、係合圧ともいう)が上昇する。一方、SL(2)4220の指示圧は減少するため、図5(B)に示すように、時間Ta(1)において、C2クラッチ3650の制御圧が低下する。
C2クラッチ3650の制御圧が低下するとともに、SL(1)4210の指示圧が増加するため、図5(C)に示すように、時間Ta(2)において、C1クラッチ3640の制御圧が増加する。このとき、オートマチックトランスミッション2000においては、C1クラッチ3640の制御圧が増加し、C2クラッチ3650の制御圧が減少し、また、B3ブレーキ3630が係合状態であるため、3速段の形成が開始される。
時間Ta(3)において、SL(4)4240の指示圧の減少により、図5(A)に示すように、B3ブレーキ3630の制御圧が低下する。また、SL(1)4210の指示圧のさらなる増加により、図5(C)に示すように、C1クラッチ3640の制御圧が増加する。
時間Ta(4)において、3速段が形成されるため、図5(E)に示すように、エンジン回転数NEおよびタービン回転数NTは、3速段に対応した回転数に低下して停滞する。
時間Ta(5)において、SL(4)4240の指示圧のさらなる減少により、図5(A)に示すように、B3ブレーキ3630の制御圧が低下する。それとともに、SL(1)4210の指示圧のさらなる増加により、図5(C)に示すように、C1クラッチ3640の制御圧が増加する。
時間Ta(6)において、SL(3)4230の指示圧の増加により図5(D)に示すように、B1ブレーキ3610の制御圧が増加する。すなわち、3速段から2速段への変速が開始される。
C1クラッチ3640およびB1ブレーキ3610の制御圧が増加し、B3ブレーキ3630の制御圧が減少することにより、図5(E)に示すように、エンジン回転数NEおよびタービン回転数NTは、2速段に対応した回転数なるまで上昇し、その後2速段に対応した回転数で停滞した状態となる。すなわち、時間Ta(7)において、変速が完了する。
このように、5速段から2速段への変速時において、3速段が中間ギヤ段として形成されると、エンジン回転数NEおよびタービン回転数NTは、中間ギヤ段に同期する回転数において停滞した後、2速段の形成に応じて、2速段に同期する回転数まで上昇することととなる。
したがって、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650の掛け換え、および、B3ブレーキ3630およびB1ブレーキ3610の掛け換えを段階的に行なうような変速をする場合には、変速の応答性が悪化する可能性がある。また、中間ギヤ段が完全に形成された後に、変速後のギヤ段が形成されるため、変速が開始されてから完了するまで長い時間を要する可能性がある。
また、C2クラッチ3650とB3ブレーキ3630とを同時に解放すると、オートマチックトランスミッション2000内の回転要素の回転状態が把握できないため、C1クラッチ3640およびB1ブレーキ3610を係合する時点で変速ショックが生じる場合がある。
そこで、本発明は、ECU8000が、第1のギヤ段から第2のギヤ段への変速の際、第1の摩擦要素が解放されるように第1の摩擦要素の係合力を低下し、第1の摩擦要素の解放とともに、予め定められた係合力になるように第2の摩擦要素の係合力を低下し、変速が開始してから第1の時点で、第3の摩擦要素の係合力を増加し、第3の摩擦要素の係合とともに、第2の摩擦要素が解放されるように第2の摩擦要素の係合力をさらに低下して、第1の時点よりも遅い第2の時点で、第4の摩擦要素の係合力を増加するようにオートマチックトランスミッション2000(より特定的には、油圧回路4000に設けられた各種ソレノイド)を制御する点に特徴を有する。
なお、本実施の形態において、「第1のギヤ段」は、5速段である。「第2のギヤ段」が、2速段である。「第1の摩擦要素」は、B3ブレーキ3630である。「第2の摩擦要素」は、C2クラッチ3650である。「第3の摩擦要素」は、C1クラッチ3640である。「第4の摩擦要素」は、B1ブレーキ3610である。
すなわち、より具体的には、ECU8000は、5速段から2速段への変速の際に、B3ブレーキ3630の制御圧が低下するようにSL(4)4240を制御する。ECU8000は、B3ブレーキ3630が解放されるようにSL(4)4240を制御する。
ECU8000は、B3ブレーキ3630の解放とともに、C2クラッチ3650の制御圧が予め定められた制御圧に低下するようにSL(2)4220を制御する。
ECU8000は、変速が開始してから、変速機構であるプラネタリギヤユニット3000の入力軸回転数(タービン回転数NT)が、C2クラッチ3650およびC1クラッチ3640の係合により形成される4速段に同期する回転数となる時点と略同じ時点で、C1クラッチ3640の制御圧が増加するようにSL(1)4210を制御する。
ECU8000は、C1クラッチ3640の係合とともに、C2クラッチ3650の制御圧がさらに低下するように、SL(2)4220を制御する。
ECU8000は、プラネタリギヤユニット3000の入力軸回転数(タービン回転数NT)と、2速段に同期する回転数との差が設定値以下になる時点で、B1ブレーキ3610の制御圧が増加するようにSL(3)4230を制御する。
「予め定められた制御圧(係合力)」は、C1クラッチ3640が係合を開始してから係合状態になるまでは、プラネタリギヤユニット3000の回転要素を規制し、係合状態になると、回転要素を経由して伝達されるトルクによりC2クラッチ3650において滑りが発生する制御圧であれば特に限定されるものではない。
以下、本実施の形態におけるECU8000の構成について、図6に示す機能ブロック図を用いて説明する。
図6に示すように、ECU8000には、各種センサから信号を受信する入力インターフェース(以下、入力I/Fと記載する)300と、主としてCPU(Central Processing Unit)から構成される演算処理部400と、上述したROM等により実現され、しきい値、マップ等の各種情報および各種プログラムを記憶する記憶部600と、演算処理部400において演算された結果に基づく制御指令を、油圧回路4000に送信する出力インターフェース(以下、出力I/Fと記載する)500とが設けられる。
本実施の形態において、入力I/F300は、エンジン回転数信号と、車速信号と、シフトポジション信号と、アクセル開度信号と、スロットル開度信号と、入力軸回転数信号と、出力軸回転数信号とを受信する。
演算処理部400は、変速実行判定部402と、解放制御部(1)404と、半係合制御部406と、係合制御部(1)408と、解放制御部(2)410と、係合制御部(2)412と、変速判定部414とを含む。
変速実行判定部402は、5速段から2速段へのダイレクト変速を実行するか否かを判定する。「ダイレクト変速」とは、6速段から3速段や5速段から2速段などの複数段にわたる変速を中間ギヤ段を完全に形成することなく、直接的に変速することをいう。変速実行判定部402は、たとえば、検知されたアクセル開度、車速および入力軸回転数と出力軸回転数との比に基づく現ギヤ段に基づいて、記憶部600に記憶された変速線図において、5から4速段、4から3速段および3から2速段への複数のダウンシフト線を連続して横切ると、5速段から2速段へのダイレクト変速を実行することを判定する。なお、変速実行判定部402は、たとえば、5速段から2速段へのダイレクト変速を実行することが判定されると、ダイレクト変速実行フラグをオンする。
解放制御部(1)404は、5速段から2速段への変速が実行される際に、B3ブレーキ3630が解放されるように制御指令信号を生成して、出力I/F500を経由して、油圧回路4000に送信する。解放制御部(1)404は、たとえば、5速段から2速段へのダイレクト変速実行フラグがオフからオンされると、あるいは、オンされてから予め定められた時間が経過すると、B3ブレーキ3630の制御圧が低下するように制御指令信号を生成する。
半係合制御部406は、B3ブレーキ3630の解放ととともに、C2クラッチ3650の制御圧が予め定められた制御圧になるように制御指令信号を生成して、出力I/F500を経由して、油圧回路4000に送信する。半係合制御部(1)406は、たとえば、5速段から2速段へのダイレクト変速実行フラグがオフからオンされると、あるいはオンされてから予め定められた時間が経過すると、C2クラッチ3650の制御圧が予め定められた制御圧になるように制御指令信号を生成する。
係合制御部(1)408は、変速が開始してから、プラネタリギヤユニット3000の入力軸回転数が、C2クラッチ3650およびC1クラッチ3640の係合により形成される4速段に同期する回転数となる時点と略同じ時点で、C1クラッチ3640の制御圧が増加するように制御指令信号を生成して、出力I/F500を経由して、油圧回路4000に送信する。
本実施の形態において、係合制御部(1)408は、B3ブレーキ3630についての制御指令信号が送信されてから、設定時間経過後にC1クラッチ3640の制御圧が増加するように制御指令信号が生成される。設定時間は、B3ブレーキ3630についての指令値が送信されてから、プラネタリギヤユニット3000の入力軸回転数が、4速段に同期する回転数となる時点に対応するように設定される時間である。設定時間は、時間計測部416により計測される。
解放制御部(2)410は、C1クラッチ3640が係合状態になるとともに、C2クラッチ3650の制御圧がさらに低下するように制御指令信号を生成して、出力I/F500を経由して、油圧回路4000に送信する。
本実施の形態において、解放制御部(2)410は、係合制御部(1)408が制御指令信号を送信してから、予め定められた時間が経過した後、C2クラッチ3650の制御圧がさらに低下するように制御指令信号を生成する。予め定められた時間は、時間計測部416により計測される。
係合制御部(2)412は、プラネタリギヤユニット3000の入力軸回転数が、2速段に同期する回転数となる時点に略同じ時点で、B1ブレーキ3610の制御圧が増加するように制御指令信号を生成して、出力I/F500を経由して、油圧回路4000に送信する。
本実施の形態において、係合制御部(2)412は、プラネタリギヤユニット3000の入力軸回転数と、2速段に同期する回転数との差が設定値以下になる時点で、B1ブレーキ3610の制御圧が増加するように制御指令信号を生成する。
変速判定部414は、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとの比が、変速後の変速段(2速段)に対応する変速比と略同一であると、変速が完了したことを判定する。変速判定部414は、変速が完了したことを判定すると、ギヤ係合判定フラグをオンする。
時間計測部416は、経過時間の計測が開始される時点で、カウント値が初期値に設定され、計算サイクル毎に予め定められたカウント値が加算されることにより、経過時間を計測するタイマである。
なお、本実施の形態において、変速実行判定部402、解放制御部(1)404、半係合制御部406、係合制御部(1)408、解放制御部(2)410、係合制御部(2)412、変速判定部414、および時間計測部416は、いずれも演算処理部400であるCPUが記憶部600に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記録媒体に記録されて車両に搭載される。
以下、図7を参照して、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU8000は、ダイレクト変速が開始されたか否かを判断する。ダイレクト変速が開始されると(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、ダイレクト変速が開始されるまで待機する。
S102にて、ECU8000は、タービン回転数NTおよび出力軸回転数NOの変化のモニタを開始する。なお、ECU8000は、常時タービン回転数NTおよび出力軸回転数NOの変化をモニタするようにしてもよい。
S104にて、ECU8000は、油圧制御を開始する。S106にて、ECU8000は、解放要素(1)が完全に解放されるように油圧回路4000を制御する。本実施の形態において、「解放要素(1)」は、B3ブレーキ3630である。すなわち、ECU8000は、B3ブレーキ3630の制御圧が低下するようにSL(4)4240を制御する。
S108にて、ECU8000は、タイマ(1)を起動して時間計測を開始する。S110にて、ECU8000は、解放要素(2)の制御圧が予め定められた制御圧に低下するように油圧回路4000を制御する。本実施の形態において、「解放要素(2)」は、C2クラッチ3650である。すなわち、ECU8000は、C2クラッチ3650の制御圧が予め定められた制御圧に低下するようにSL(2)4220を制御する。
S112にて、ECU8000は、タイマ(1)のカウント値が設定時間Ts(1)に対応する値以上であるか否かを判断する。カウント値が設定時間Ts(1)に対応する値以上であると(S112にてYES)、処理はS114に移される。もしそうでないと(S112にてNO)、カウント値が設定時間Ts(1)に対応する値以上になるまで待機する。
S114にて、ECU8000は、係合要素(1)の制御圧が増加するように油圧回路4000を制御する。本実施の形態において、「係合要素(1)」は、C1クラッチ3640である。すなわち、ECU8000は、C1クラッチ3640の制御圧が増加するようにSL(1)4210を制御する。
S116にて、ECU8000は、タイマ(2)を起動して時間計測を開始する。S118にて、ECU8000は、タイマ(2)のカウント値が設定時間Ts(2)に対応する値以上であるか否かを判断する。カウント値が設定時間Ts(2)に対応する値以上であると(S118にてYES)、処理はS120に移される。もしそうでないと(S118にてNO)、カウント値が設定時間Ts(2)に対応する値以上になるまで待機する。
S120にて、ECU8000は、解放要素(2)(C2クラッチ3650)が完全に解放されるように油圧回路4000を制御する。
S122にて、ECU8000は、タービン回転数NTが、(変速後のギヤ段同期回転数−設定値Ns)以上であるか否かを判断する。タービン回転数NTが、(変速後のギヤ段同期回転数−設定値Ns)以上であると(S122にてYES)、処理はS124に移される。もしそうでないと(S122にてNO)、タービン回転数NTが、(変速後のギヤ段同期回転数−設定値Ns)以上になるまで待機する。
S124にて、ECU8000は、係合要素(2)の制御圧が増加するように油圧回路4000を制御する。本実施の形態において、「係合要素(2)」は、B1ブレーキ3610である。すなわち、ECU8000は、B1ブレーキ3610の制御圧が増加するようにSL(3)4230を制御する。
S126にて、ECU8000は、変速後のギヤ係合判定フラグがオンであるか否かを判定する。変速後のギヤ係合判定フラグがオンであると(S126にてYES)、S128に移される。もしそうでないと(S126にてNO)、変速後のギヤ係合判定フラグがオンされるまで待機する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000の動作について5速から2速へのダイレクト変速を一例として、図8を参照しつつ説明する。
たとえば、オートマチックトランスミッション2000において、5速段が形成されている場合を想定する。このとき、C2クラッチ3650およびB3ブレーキ3630が係合状態である。
運転者によりアクセルペダル8008が踏み込まれると、スロット開度が増大する。そのため、エンジン回転数NEが上昇する。エンジン回転数NEの上昇とともに、エンジン1000から出力されるエンジントルクが増加する。そして、オートマチックトランスミッション2000の出力軸トルクが増加する。
運転者がアクセルを踏み込むなどされると、変速線図における車速とアクセル開度との関係が変化する。ECU8000は、車速とアクセル開度とにより特定される変速線図上の位置が5から4速段、4から3速段および3から2速段への各ダウンシフト線を連続的に横切ると、ダイレクト変速を開始することを判定する(S100にてYES)。このとき、タービン回転数NTと出力軸回転数NOのモニタが開始され(S102)、油圧制御が開始される(S104)。
油圧制御が開始されると、B3ブレーキ3630が完全解放されるように解放制御が開始される(S106)。解放制御が開始されると、図8(A)に示すように、時間Tb(0)においてB3ブレーキ3630の制御圧が一旦上昇した後、時間Tb(1)において、減少を開始する。
B3ブレーキ3630の解放制御が開始された時点で、タイマ(1)が起動される(S108)。そして、C2クラッチ3650の制御圧が予め定められた制御圧まで低下するように半係合制御が開始される(S110)。予め定められた制御圧まで低下させられると、図8(B)に示すように、時間Tb(0)においてC2クラッチ3650の制御圧は、一旦上昇した後、時間Tb(1)において、減少を開始し、時間Tb(3)において、予め定められた制御圧が維持される。
B3ブレーキ3630が解放され、C2クラッチ3650が半係合状態となるため、エンジン1000のエンジントルクの出力軸側への伝達の度合いが低下する。そのため、図8(G)に示すように、時間Tb(1)以降、出力軸トルクは低下する。図8(E)に示すように、エンジン回転数NEは、オートマチックトランスミッション2000によるエンジン1000の回転負荷が低下するため、上昇する。
タイマ(1)のカウント値が設定時間Ts(1)に対応した値以上になると(S112にてYES)、図8(C)に示すように、時間Tb(2)において、C1クラッチ3640の制御圧が増加するように係合制御が開始される(S114)。
このとき、図8(F)に示すように、タービン回転数NTと4速段の同期回転数との差回転数が略ゼロになる時点でC1クラッチ3640の制御圧がさらに増加する。C1クラッチ3640は、タービン回転数と4速段の同期回転数との差回転数が略ゼロになる時点で係合するため、C1クラッチ3640の係合時の変速ショックが抑制される。
C1クラッチ3640の係合制御が開始されるとともに、タイマ(2)が起動される(S116)。タイマ(2)のカウント値が設定時間Ts(2)に対応した値以上になると(S118にてYES)、C2クラッチ3650が完全解放されるように解放制御が開始される(S120)。解放制御が開始されると、図8(B)に示すように、時間Tb(5)において、C2クラッチ3650が略完全に解放される。
また、タービン回転数NTが(2速段の同期回転数−設定値Ns)以上になると(S122にてYES)、B1ブレーキ3610の制御圧が増加するように係合制御が開始される(S124)。B1ブレーキ3610の係合制御が開始されると、図8(D)に示すように、時間Tb(4)以降において、B1ブレーキ3610の制御圧が増加していくこととなる。
時間Tb(6)において、タービン回転数NTと出力軸回転数NOとの比が、2速段の変速比と略同じであることが判定されると、2速段のギヤ段係合判定フラグがオンされるため(S126にてYES)、油圧制御が終了する(S128)。
以上のようにして、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置によると、B3ブレーキおよびC2クラッチの両者の係合力を同時に制御し、4速段に同期する時点でC1クラッチを係合し、2速段に同期する時点でB1ブレーキを係合することにより、C2クラッチとC1クラッチの切換えとB3ブレーキとB1ブレーキとの切換えを段階的に行なう場合と比較して、中間ギヤ段を完全に形成させる必要がないため、短時間で変速動作を完了することができる。
また、中間ギヤ段を完全に形成させる必要がないため、エンジンの回転数の変化が変速の途中で停滞することもない。そのため、変速の応答性を向上させることができる。
さらに、4速段に同期する時点で、C1クラッチを係合させることにより、C1クラッチの係合時の変速ショックを抑制することができる。また、2速段に同期する時点で、B1ブレーキを係合させることにより、B1ブレーキの係合時の変速ショックを抑制することができる。したがって、変速の応答性を向上しつつ、かつ変速ショックを防止する自動変速機の制御装置を提供することができる。
なお、本実施の形態において、5速から2速へのダイレクト変速を一例として変速動作の説明をするが、クラッチ要素(入力要素)とブレーキ要素(反力要素)との両者の切換えが必要な変速であれば、特にこれに限定されるものではない。
たとえば、6速段においては、C2クラッチ3650およびB1ブレーキ3610が係合状態である。6速段から3速段にダイレクト変速する場合においては、C2クラッチ3650がC1クラッチ3640に切換えられ、B1ブレーキ3610は、B3ブレーキ3630に切換えられる。
すなわち、6速段から3速段への変速時においては、B1ブレーキ3610が完全解放されるように解放制御され、C2クラッチ3650が、予め定められた制御圧になるように半係合制御される。なお、「予め定められた制御圧」は、上述の5速段から2速段への変速時における予め定められた制御圧と同様である。
そして、4速段に同期する時点でC1クラッチ3640の係合制御が開始される。このとき、C1クラッチ3640が係合状態となり、C2クラッチ3650が半係合状態になることから4速段に近い状態の変速段が形成される。そして、3速段に同期する時点でB3ブレーキ3630が係合される。これにより、変速ショックが発生することなく、短時間で6速段から3速段への変速が完了させることができる。
さらに、本実施の形態においては、設定時間Ts(1)は、予め定められた時間を設定するようにしてもよいが、オートマチックトランスミッション2000の状態に応じて学習し、学習した時間を新たな設定時間Ts(1)として更新するようにしてもよい。
これは、C1クラッチ3640の係合タイミングが遅いと(すなわち、設定時間Ts(1)が大きいと)、オートマチックトランスミッション2000に正トルクが発生する可能性があるためである。
たとえば、5速段から2速段へのダイレクト変速時を想定する。図9(A)および図9(B)に示すように、B3ブレーキ3630が解放制御され、C2クラッチ3650が半係合制御された後、図9(C)に示すように、時間Tc(0)において、C1クラッチ3640が係合される。このとき、C1クラッチ3640の係合タイミングが遅いと、タービン回転数NTが4速段に同期する回転数に到達する時点を越えて、C1クラッチ3640が係合することとなる。そのため、タービン回転数NTは、C1クラッチ3640が係合されるとともに、4速段に同期する回転数に引き下げられることとなる。これにより、図9(F)に示すように、Tc(1)において、正トルク側の変速ショックが発生することとなる。
なお、このような回転数の引き下げが発生すると、図9(E)に示すように、時間TC(1)において、トルクコンバータ3200の、入力軸回転数と出力軸回転数との差(以下の説明においてNSLP)が増大して、滑りが発生することとなる。すなわち、C1クラッチ3640が係合するタイミングの後に、トルクコンバータ3200に滑りの発生が検出される場合、上述した回転数の引き下げが発生していることを判定することができる。
図10に示すように、トルクコンバータ3200の入力側と出力側との回転数差は、C1クラッチ3640の係合時のタービン回転数NTと、4速段に同期する回転数との回転数差と略比例した関係を有する。なお、図10の横軸は、入力要素であるC1クラッチ3640の係合時のタービン回転数NTと4速段に同期する回転数との差回転数を示す。図10の縦軸は、流体継手であるトルクコンバータ3200の入力軸回転数と出力軸回転数との差回転数を示す。図10に示すように、タービン回転数NTと4速段に同期する回転数との差回転数が大きいと、トルクコンバータ3200の入力軸回転数と出力軸回転数との差回転数も比例して増加する傾向にある。
そこで、流体継手であるトルクコンバータ3200の入力回転数と出力軸回転数とに基づいて、設定時間Ts(1)を学習するようにしてもよい。
以下、図11を参照して、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000で実行される、設定時間Ts(1)を学習するプログラムの制御構造について説明する。
S200にて、ECU8000は、パワーオンダウンシフト制御中であるか否かを判断する。「パワーオンダウンシフト制御」とは、運転者のアクセルペダルの踏込みにより、変速線図におけるアクセル開度と車速との関係が変化して、ダウンシフト線を横切ることによるダウンシフト制御のことである。パワーオンダウンシフト制御中であると(S200にてYES)、処理はS202に移される。もしそうでないと(S200にてNO)、この処理は終了する。
S202にて、ECU8000は、学習許可条件が成立したか否かを判断する。「学習許可条件」とは、たとえば、油温条件(油温が予め定められた温度以下であるという条件)、入力トルク条件(入力トルク(エンジン回転数)が予め定められたトルク(回転数)以下であるという条件)、車速条件(車速が予め定められた車速以下であるという条件)、アクセル開度条件(アクセル開度の時間変化量が予め定められた変化量以下であるという条件)および複雑な多重変速制御が実行されていないという条件を含む。学習許可条件は、学習の精度が保証できないような状態では学習が行なわれないような条件であればよく、少なくとも上記した条件が含まれればよい。学習許可条件が成立すると(S202にてYES)、処理はS204に移される。もしそうでないと(S202にてNO)、この処理は終了する。
S204にて、ECU8000は、NSLPの検出条件が成立したか否かを判断する。ここで、「NSLP」は、トルクコンバータ3200における滑り量を示し、トルクコンバータ3200の入力軸回転数と出力軸回転数との差により算出される。トルクコンバータ3200の入力軸回転数は、エンジン回転数センサ8020により検知される。また、トルクコンバータ3200の出力軸回転数は、入力軸回転数センサ8022により検知される。
「NSLPの検出条件」とは、たとえば、5速段から2速段へのダイレクト変速時においては、タービン回転数NTが、中間ギヤ段である4速段に同期する回転数以上であるという条件である。NSLPの検出条件が成立すると(S204にてYES)、処理はS206に移される。もしそうでないと(S204にてNO)、処理はS202に戻される。
S206にて、ECU8000は、NSLPが予め定められた範囲内であるか否かを判定する。予め定められた範囲は、たとえば、実験等により適合される。NSLPが予め定められた範囲内であると(S206にてYES)、この処理は終了する。もしそうでないと(S206にてNO)、処理はS208に移される。
S208にて、ECU8000は、学習値を更新する。具体的には、ECU8000は、設定時間Ts(1)を予め定められた時間だけ短くして、C1クラッチ3640の係合タイミングの前出しを実施する。なお、ECU8000は、設定時間Ts(1)とNSLPとの関係を、たとえば、マップ、表あるいは数式として、予め記憶しておくようにしてもよい。
以上のようなフローチャートに基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000が設定時間Ts(1)を学習する動作について説明する。
たとえば、運転者のアクセルペダルの踏み込みによる、5速段から2速段へのダイレクト変速時を想定する。変速が開始されると、パワーオンダウンシフト制御であるため(S200にてYES)、学習許可条件が成立するか否かが判断される(S202)。
学習許可条件である、油温条件、入力トルク条件、車速条件、アクセル開度条件および複雑な多重変速制御が実行されていないという条件が全て成立し(S202にてYES)、タービン回転数NTが4速段に同期する回転数になると(S204にてYES)、NSLPが検出される。
すなわち、エンジン回転数NEとタービン回転数NTとの差回転数が算出される。このとき、検出されたNSLPが予め定められた範囲内でないと(S206にてNO)、学習値が更新される(S208)。すなわち、設定時間Ts(1)が予め定められた時間だけ短くなるように更新される。
設定時間Ts(1)が短くなるように新たに設定されると、C1クラッチ3640の係合タイミングが早められる。そのため、C1クラッチ3640の係合が適切な時点に実施されることになるため、C1クラッチ3640の係合時のタービン回転数NTの引き下げが抑制される。そのため、正トルクの発生が抑制されるため、C1クラッチ3640の係合時の変速ショックを抑制することができる。
一方、C1クラッチ3640の係合タイミングが早いと(すなわち、設定時間Ts(1)が小さいと)、タービン回転数NTが、中間ギヤ段である4速段に同期する回転数に引き上げられることにより、オートマチックトランスミッション2000に負トルクが発生する可能性がある。
図12に示すように、C1クラッチ3640の係合開始ポイントが中間ギヤ段(本実施の形態においては4速段)に同期する時点よりも早いと、タービン回転数NTが4速段に同期する回転数に上昇しきっていない状態で、4速段に近い状態となる。そのため、タービン回転数NTが4速段に同期する回転数に引き上げられるため、タービン回転数NTの上昇の変化率が大きくなる。このとき、出力軸トルクは負トルク側に変化するため、変速ショックが発生する。
図13に示すように、このような負トルクが発生する場合においては、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数の時間変化量ΔNOが大きく変化することとなる。すなわち、変速中において、出力軸回転数の時間変化量ΔNOが大きい場合には、上述した回転数の引き上げが発生していることを判定することができる。
そこで、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数の時間変化量に基づいて、設定時間Ts(1)を学習するようにしてもよい。
以下、図14を参照して、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000で実行される、設定時間Ts(1)を学習するプログラムの制御構造について説明する。
S300にて、ECU8000は、パワーオンダウンシフト制御中であるか否かを判断する。パワーオンダウンシフト制御中であると(S300にてYES)、処理はS302に移される。もしそうでないと(S300にてNO)、この処理は終了する。
S302にて、ECU8000は、学習許可条件が成立したか否かを判断する。なお、「学習許可条件」は、上記した「学習許可条件」と同じ条件であるとして説明するが、異なるようにしてもよい。学習許可条件が成立すると(S302にてYES)、処理はS304に移される。もしそうでないと(S302にてNO)、この処理は終了する。
S304にて、ECU8000は、ΔNOの検出条件が成立したか否かを判断する。「ΔNOの検出条件」とは、たとえば、5速段から2速段へのダイレクト変速時においては、タービン回転数NTと、中間ギヤ段である4速段に同期する回転数との差の絶対値が予め定められた値以下であるという条件である。ΔNOの検出条件が成立すると(S304にてYES)、処理はS306に移される。もしそうでないと(S304にてNO)、処理はS302に戻される。
S306にて、ECU8000は、ΔNOが予め定められた範囲A内であるか否かを判定する。ECU8000は、出力軸回転数センサから検知される出力軸回転数NOの時間変化量を算出する。予め定められた範囲Aは、たとえば、実験等により適合される。予め定められた範囲Aは、たとえば、図13に示すように、ΔNOの上限値と下限値とから規定される。ECU8000は、算出されたΔNOが予め定められた範囲Aの上限値以下であって、下限値以上であると、予め定められた範囲A内であることを判断する。ΔNOが予め定められた範囲A内であると(S306にてYES)、この処理は終了する。もしそうでないと(S306にてNO)、処理はS308に移される。
S308にて、ECU8000は、学習値を更新する。具体的には、ECU8000は、設定時間Ts(1)を予め定められた値だけ大きくして、C1クラッチ3640の係合タイミングを遅らせる。なお、ECU8000は、ΔNOと設定時間Ts(1)との関係を、たとえば、マップ、表あるいは数式として、予め記憶しておくようにしてもよい。
以上のようなフローチャートに基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECU8000が設定時間Ts(1)を学習する動作について説明する。
たとえば、運転者のアクセルペダルの踏み込みによる、5速段から2速段へのダイレクト変速時を想定する。変速が開始されると、パワーオンダウンシフト制御であるため(S300にてYES)、学習許可条件が成立するか否かが判断される(S302)。
学習条件である、油温条件、入力トルク条件、車速条件、アクセル開度条件および複雑な多重変速制御が実行されていないという条件が全て成立し(S302にてYES)、タービン回転数と4速段に同期する回転数との差の絶対値が予め定められた値以下になると(S304にてYES)、ΔNOが検出される。すなわち、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数NOの時間変化量が算出される。このとき、算出されたΔNOが予め定められた範囲A内でないと(S306にてNO)、学習値が更新される(S308)。すなわち、設定時間Ts(1)が予め定められた値だけ大きくなるように更新される。
設定時間Ts(1)が大きくなるように新たに設定されると、C1クラッチ3640の係合タイミングが遅らせられる。そのため、C1クラッチ3640の係合が適切な時点に
実施されることになるため、C1クラッチ3640の係合時のタービン回転数NTの引き上げが抑制される。そのため、負トルクの発生が抑制されるため、C1クラッチ3640の係合時の変速ショックを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUにより制御されるパワートレーンを示す概略構成図である。 オートマチックトランスミッションにおけるギヤトレーンを示すスケルトン図である。 オートマチックトランスミッションの作動表を示す図である。 オートマチックトランスミッションにおける油圧回路の一部を示す図である。 5速段から2速段への変速時において、クラッチ要素の切換えとブレーキ要素の切換えとを段階的に実行するときのタイミングチャートである。 本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECUの機能ブロック図である。 本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECUの動作を示すタイミングチャートである。 クラッチ要素の係合タイミングが遅いときに生ずる変速ショックを説明するための図である。 トルクコンバータの入出力軸回転数差および係合時のタービン回転数と4速同期回転数との回転数差との関係を示す図である。 本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECUで実行される、設定時間Ts(1)を学習するプログラムのフローチャートである。 クラッチ要素の係合タイミングが早いときに生じる変速ショックを説明するための図である。 変速ショックの発生時におけるΔNOの変化を示すタイミングチャートである。 本実施の形態に係る自動変速機の制御装置であるECUで実行される、設定値Nsを学習するプログラムのフローチャートである。
符号の説明
1000 エンジン、2000 オートマチックトランスミッション、3000 プラネタリギヤユニット、3100 入力軸、3200 トルクコンバータ、3210 出力軸、3610 B1ブレーキ、3620 B2ブレーキ、3630 B3ブレーキ、3640 C1クラッチ、3650 C2クラッチ、3660 ワンウェイクラッチF、4000 油圧回路、4004 オイルポンプ、4006 プライマリレギュレータバルブ、4100 マニュアルバルブ、4200 ソレノイドモジュレータバルブ、4210 SL1リニアソレノイド、4220 SL2リニアソレノイド、4230 SL3リニアソレノイド、4240 SL4リニアソレノイド、4300 SLTリニアソレノイド、4500 B2コントロールバルブ、4600 シーケンスバルブ、4700 クラッチアプライコントロールバルブ、4800 B1アプライコントロールバルブ、8000 ECU、8002 車速センサ、8004 シフトレバー、8006 ポジションスイッチ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 ブレーキペダル、8014 ストロークセンサ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ。

Claims (11)

  1. 第1の摩擦要素と第2の摩擦要素とがそれぞれ係合することにより第1のギヤ段が形成され、前記第1の摩擦要素および前記第2の摩擦要素と異なる、第3の摩擦要素と第4の摩擦要素とがそれぞれ係合することにより第2のギヤ段が形成される自動変速機の制御装置であって、前記自動変速機は、入力軸が動力源に連結される流体継手と、前記流体継手の出力軸に接続される変速機構とを含み、
    前記制御装置は、
    前記第1のギヤ段から前記第2のギヤ段への変速の際、前記第1の摩擦要素が解放されるように前記第1の摩擦要素の係合力を低下するための第1の解放制御手段と、
    前記第1の摩擦要素の解放とともに、予め定められた係合力になるように前記第2の摩擦要素の係合力を低下するための半係合制御手段と、
    前記変速が開始してから第1の時点で、前記第3の摩擦要素の係合力を増加するための第1の係合制御手段と、
    前記第3の摩擦要素の係合とともに、前記第2の摩擦要素が解放されるように前記第2の摩擦要素の係合力をさらに低下するための第2の解放制御手段と、
    前記第1の時点よりも遅い第2の時点で、前記第4の摩擦要素の係合力を増加するための第2の係合制御手段と
    前記流体継手の入力軸回転数を検知するための第1の検知手段と、
    前記流体継手の出力軸回転数を検知するための第2の検知手段と、
    前記入力軸回転数と前記出力軸回転数とに基づいて、前記第1の時点を学習するための学習手段とを含む、自動変速機の制御装置。
  2. 前記予め定められた係合力は、前記第3の摩擦要素が係合を開始してから係合状態になるまでは、前記自動変速機の回転要素を規制し、前記係合状態になると、前記回転要素を経由して伝達されるトルクにより前記第2の摩擦要素において滑りが発生する係合力である、請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 記第1の時点は、前記変速機構の入力軸回転数が、前記第2の摩擦要素および前記第3の摩擦要素の係合により形成される中間ギヤ段に同期する回転数となる時点と略同じ時点である、請求項1または2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記第1の時点は、前記第1の摩擦要素または前記第2の摩擦要素が解放された時点から、前記中間ギヤ段に同期する時点に対応させた設定時間が経過した時点である、請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記学習手段は、前記入力軸回転数と前記出力軸回転数との差に基づいて、前記第1の時点を学習するための手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記学習手段は、前記入力軸回転数と前記出力軸回転数との差が大きいほど、前記第1の時点が早まるように学習するための手段を含む、請求項に記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記変速機構の入力軸回転数を検知するための入力軸回転数検知手段をさらに含み、
    前記第2の時点は、前記検知された入力軸回転数と、前記入力軸回転数が前記第2のギヤ段に同期する回転数との差が設定値以下になる時点である、請求項1〜のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
  8. 第1の摩擦要素と第2の摩擦要素とがそれぞれ係合することにより第1のギヤ段が形成され、前記第1の摩擦要素および前記第2の摩擦要素と異なる、第3の摩擦要素と第4の摩擦要素とがそれぞれ係合することにより第2のギヤ段が形成される自動変速機の制御装置であって、前記自動変速機は、入力軸が動力源に連結される流体継手と、前記流体継手の出力軸に接続される変速機構とを含み、
    前記制御装置は、
    前記第1のギヤ段から前記第2のギヤ段への変速の際、前記第1の摩擦要素が解放されるように前記第1の摩擦要素の係合力を低下するための第1の解放制御手段と、
    前記第1の摩擦要素の解放とともに、予め定められた係合力になるように前記第2の摩擦要素の係合力を低下するための半係合制御手段と、
    前記変速が開始してから第1の時点で、前記第3の摩擦要素の係合力を増加するための第1の係合制御手段と、
    前記第3の摩擦要素の係合とともに、前記第2の摩擦要素が解放されるように前記第2の摩擦要素の係合力をさらに低下するための第2の解放制御手段と、
    前記第1の時点よりも遅い第2の時点で、前記第4の摩擦要素の係合力を増加するための第2の係合制御手段と、
    前記変速機構の出力軸回転数を検知するための出力軸回転数検知手段と、
    前記検知された出力軸回転数に基づいて、前記第1の時点を学習するための時点学習手段とを含み、
    前記時点学習手段は、前記検知された出力軸回転数の時間変化量に基づいて、前記第1の時点を学習するための手段を含む、自動変速機の制御装置。
  9. 第1の摩擦要素と第2の摩擦要素とがそれぞれ係合ることにより第1のギヤ段が形成され、前記第1の摩擦要素および前記第2の摩擦要素と異なる、第3の摩擦要素と第4の摩擦要素とがそれぞれ係合ることにより第2のギヤ段が形成される自動変速機の制御方法であって、前記自動変速機は、入力軸が動力源に連結される流体継手と、前記流体継手の出力軸に接続される変速機構とを含み、
    前記制御方法は、
    前記第1のギヤ段から前記第2のギヤ段への変速の際、前記第1の摩擦要素が解放されるように前記第1の摩擦要素の係合力を低下するステップと、
    前記第1の摩擦要素の解放とともに、予め定められた係合力になるように前記第2の摩擦要素の係合力を低下するステップと、
    前記変速が開始してから第1の時点で、前記第3の摩擦要素の係合力を増加するステップと、
    前記第3の摩擦要素の係合とともに、前記第2の摩擦要素が解放されるように前記第2の摩擦要素の係合力をさらに低下するステップと、
    前記第1の時点よりも遅い第2の時点で、前記第4の摩擦要素の係合力を増加するステップと
    前記流体継手の入力軸回転数を検知するステップと、
    前記流体継手の出力軸回転数を検知するステップと、
    前記入力軸回転数と前記出力軸回転数とに基づいて、前記第1の時点を学習するステップとを含む、自動変速機の制御方法。
  10. 請求項に記載の制御方法をコンピュータに実現させるプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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