JP4694721B2 - 非水電解質二次電池用負極材料およびその製造法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非水電解質二次電池用負極材料およびその製造法に関する。本発明は、また、前記負極材料を含有する負極およびその負極を有する高容量かつ長寿命な非水電解質二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
非水電解液二次電池の負極としては、高電圧で高エネルギー密度を実現できることから、金属リチウムまたはリチウム化合物の研究が多く行われてきた。一方、正極としてはLiMn2O4、LiCoO2、LiNiO2、V2O5、Cr2O5、MnO2、TiS2、MoS2などの遷移金属酸化物およびカルコゲン化合物が検討されてきた。これらはリチウムイオンが出入りできる層状もしくはトンネル構造を有することが知られている。
【0003】
負極に金属リチウム等を用いると、充電時に負極の金属リチウムの表面に樹枝状のリチウムが析出し、電池の充放電効率が低下したり、樹枝状のリチウムが正極と接して内部短絡を生じたりするという問題がある。このため、近年は金属リチウムより容量は小さいがリチウムを可逆的に吸蔵および放出でき、サイクル寿命および安全性に優れた黒鉛系の炭素材料を負極に用いたリチウムイオン電池が実用化されている。
【0004】
しかしながら炭素材料を負極に使用した場合、その実用容量が350mAh/gと小さく、また、理論密度も2.2g/ccと低い点が、電池の高容量化を求めるうえで妨げとなっている。そこで、より高容量な実用容量を有する金属系材料を負極材料として利用することが望まれる。
【0005】
一方、金属系材料を負極活物質として使用する場合、リチウムの吸蔵・放出にともない、活物質が膨張・収縮を繰り返し、微粉化するという問題がある。微粉化した活物質は、負極中の他の活物質あるいは導電剤との接点を失って見かけ上は不活性な活物質となり、負極の電子伝導性が低下して容量も減少する。
【0006】
この問題を解決する手段として、活物質の一粒子内にリチウムを吸蔵する相と吸蔵しない相とを共存させることが提案されている(特開平11−86854号公報)。この場合、リチウムの吸蔵により活物質粒子に生じた応力を、リチウムを吸蔵しない相が緩和し、活物質の膨張や微粉化を抑制していると考えられる。
【0007】
さらに、活物質の一粒子内にリチウムを吸蔵する相を2相以上共存させ、リチウムの吸蔵時における各相の構造変化により、応力を緩和することも提案されている(特開平11−86853号公報)。この場合、活物質粒子内に複数の微小な相が存在するため、リチウム吸蔵時において結晶粒の界面に応力を逃がすことができると考えられる。
【0008】
しかしながら、上述のようにリチウム吸蔵時の応力を緩和し、活物質の膨張や微粉化を抑制し得るという効果を充分に発揮できる負極材料は、従来、適切な合成方法が見出されていなかったため得られていない。
例えば、従来の各種アトマイズ法、ロール急冷法などでは、各相の結晶粒の粒径が最小でも数μm程度と大きくなるため、リチウム吸蔵時の応力を効果的に緩和することができない。
また、従来の真空下またはアルゴン雰囲気中でのメカニカルアロイ法(MA法)、メカニカルグライディング法(MG法)など、原料に機械的に剪断力を付与する手法によれば、数μm未満から数nmの結晶粒の形成を実現できる反面、生成する相が多種多様であり、相形成の制御が困難であるため実用的ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、活物質におけるリチウム吸蔵時の応力を緩和し、活物質の膨張や微粉化を抑制し得るという効果を充分に発揮する負極材料を提供することを目的とする。また、本発明は、前記負極材料を含有する負極を具備した高容量かつ長寿命で、高率放電特性に優れた非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(A)窒化物を形成することができるが、リチウムとは電気化学的に反応しない少なくとも1種の元素、および(B)窒化物を形成することはできないが、リチウムとは電気化学的に反応する少なくとも1種の元素を含有する金属間化合物からなる原料に、窒素を有する雰囲気中で剪断力を付与することにより、前記金属間化合物を窒素と反応させ、少なくとも1種の前記(A)の元素の窒化物および少なくとも1種の前記(B)の元素の単体を含む混合物を生成させる工程を有する非水電解質二次電池用負極材料の製造法に関する。
【0011】
本発明は、また、Ce、Co、Cr、Fe、La、Mn、Mo、Nb、P、Sc、Sr、Ta、Ti、V、Y、Yb、Zr、B、Ca、Mg、NaおよびZnよりなるA群から選ばれた少なくとも1種の元素、ならびにGe、Sn、Pb、SbおよびBiよりなるB群から選ばれた少なくとも1種の元素を含有する金属間化合物からなる原料に、窒素を有する雰囲気中で剪断力を付与することにより、前記金属間化合物を窒素と反応させ、少なくとも1種のA群から選択された元素の窒化物および少なくとも1種のB群から選択された元素の単体を含む混合物を生成させる工程を有する非水電解質二次電池用負極材料の製造法に関する。
【0012】
前記原料に窒素を有する雰囲気中で剪断力を付与する工程は、例えばボールミルを用いて行うメカノケミカルな工程であることが好ましい。
前記窒素を有する雰囲気は、50体積%以上の窒素を含有するガスの雰囲気であることが好ましい。
前記窒素を含有するガスの圧力は、1.0×105Pa以上であることが好ましい。
前記金属間化合物の平均粒径は、200μm以下であることが好ましい。
前記金属間化合物は、一般式:A1 xB1(A1は、A群から選択された少なくとも1種の元素、B1はB群から選択された少なくとも1種の元素、0.25≦x≦4)で表されることが好ましい。
一般式:A1 xB1において、A1は、TiまたはZrであり、B1は、Snであることが好ましい。
【0013】
本発明は、また、Ce、Co、Cr、Fe、La、Mn、Mo、Nb、P、Sc、Sr、Ta、Ti、V、Y、Yb、Zr、B、Ca、Mg、NaおよびZnよりなるA群から選ばれた少なくとも1種の元素、ならびにGe、Sn、Pb、SbおよびBiよりなるB群から選ばれた少なくとも1種の元素を含有する金属間化合物からなる原料に、窒素を含む化合物を混合し、得られた原料混合物に剪断力を付与することにより、前記金属間化合物を前記窒素を含む化合物と反応させ、少なくとも1種のA群から選択された元素の窒化物および少なくとも1種のB群から選択された元素の単体を含む混合物を生成させる工程を有する非水電解質二次電池用負極材料の製造法に関する。
【0014】
前記金属間化合物の平均粒径は、200μm以下であることが好ましい。
前記金属間化合物は、一般式:A1 xB1(A1は、A群から選択された少なくとも1種の元素、B1はB群から選択された少なくとも1種の元素、0.25≦x≦4)で表されることが好ましい。
一般式:A1 xB1において、A1は、TiまたはZrであり、B1は、Snであることが好ましい。
【0015】
前記窒素を含む化合物は、B、Ba、C、Ca、Ce、Co、Cr、Fe、La、Li、Mg、Mn、Na、Nb、Sr、Ta、V、YおよびYbよりなるC群から選ばれた少なくとも1種の元素を含むことが好ましい。
前記窒素を含む化合物は、また、Al、GaおよびSiよりなるD群から選ばれた少なくとも1種の元素を含むことが好ましい。この場合、原料の窒化反応と同時に、活性なD群元素の単体が生成するため、高容量な負極材料が得られる。
前記原料混合物に剪断力を付与する工程は、メカノケミカルな工程であり、Arを含む不活性雰囲気中で行うことが好ましい。
【0016】
本発明は、また、Ce、Co、Cr、Fe、La、Mn、Mo、Nb、P、Sc、Sr、Ta、Ti、V、Y、Yb、Zr、B、Ca、Mg、NaおよびZnよりなるA群から選ばれた少なくとも1種の元素の窒化物、ならびにGe、Sn、Pb、SbおよびBiよりなるB群から選ばれた少なくとも1種の元素の単体を含有する負極材料であって、前記窒化物の結晶粒の平均粒径が0.001〜0.1μmであることを特徴とする非水電解質二次電池用負極材料に関する。
この負極材料において、窒素元素の含有量は1.0重量%以上であることが好ましい。
【0017】
本発明は、また、前記負極材料を含有する非水電解質二次電池用負極に関する。前記負極材料の負極における含有量は、一般に15〜95重量%である。負極には、他に結着剤、導電剤などが含まれる。
本発明は、さらに、前記負極、リチウムを吸蔵および放出可能な正極、ならびに非水電解質からなる非水電解質二次電池に関する。
【0018】
【発明の実施の形態】
従来、合金からなる負極材料の合成は、窒化、酸化などの副反応を抑制するため、通常はアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下で行われる。本発明は、このような従来の見解を再検討した結果なされたものであり、窒素または窒素を含む化合物の存在下で、金属間化合物からなる原料に剪断力を付与し、金属間化合物を窒素と反応させる工程を有する点に特徴を有する。そして、この工程を行うことにより、従来に比べて高容量かつ長寿命な負極を与える負極材料を得ることができる。
【0019】
前記工程において、A群元素は窒素と例えば次式のように反応し、その反応が起こるまでA群元素と結合して金属間化合物を構成していたB群元素を、単体として析出させる。
AyB+N2 → AzN+B (0<yおよび0<z)
この反応により、リチウムと電気化学的に反応する活性相であるB群元素の微細な単体が形成される。
【0020】
前記窒素を有する雰囲気は、50〜100体積%の窒素を含有するガスの雰囲気であることが好ましい。窒素の体積比率が50体積%未満になると、A群元素の窒化反応の進行が遅くなり、実用性が低減する。また、窒素を含有するガスの圧力は、常に1.0×105Pa以上であることが望ましい。従って、前記圧力未満に雰囲気の圧力が低下しないように、反応によって消費された窒素を補うことが有効である。
【0021】
酸素もB群元素の単体の生成を促進する効果があると考えられるが、A群元素の酸化の際に、B群元素の多くが酸化されることを防ぐ観点から、酸素を含まない雰囲気で上記反応を行うことが望ましい。雰囲気に酸素が含まれていると、酸素によってB群元素が過剰に酸化されてしまい、電池の充電時において、リチウムを吸蔵する前にその酸化物の還元反応が多く起こり、材料の不可逆容量が増加するためである。
【0022】
Ce、Co、Cr、Fe、La、Mn、Mo、Nb、P、Sc、Sr、Ta、Ti、V、Y、Yb、Zr、B、Ca、Mg、NaおよびZnよりなるA群元素は、窒素と反応して窒化物を生成可能な元素である。一方、Ge、Sn、Pb、SbおよびBiよりなるB群元素は、電気化学的にリチウムと反応し、合金を形成しやすい元素であり、その単体は負極材料に必要な充分量のリチウム吸蔵量(容量)を有する。また、B群元素はA群元素と異なり、ほとんど窒素と反応しない。
【0023】
特に高容量かつ長寿命な負極を与える負極材料が得られることから、A群元素としては、TiまたはZrが好ましく、B群元素としては、Snが好ましい。例えば、TixSnおよびZrxSn(0.25≦x≦4)が、原料として好適である。
【0024】
本発明の負極材料の製造法においては、A群およびB群からそれぞれ選択された元素を含有する金属間化合物からなる原料を用いる。このような金属間化合物の結晶構造においては、A群元素およびB群元素がすでに原子レベルで混在している。従って、上記窒化反応後の材料において、A群元素の窒化物の結晶粒や相、ならびにB群元素の単体の結晶粒や相は、非常に微細であり、かつ、両相の分散状態も均質である。
さらには、金属間化合物を原料に用いると、従来の単体粉末を原料に用いる場合に比較して製造コストが低くなる。特に、Tiのように、単体としての硬度が高く、粉砕に大きな労力を要する元素を含む材料を合成する場合、金属間化合物を用いることにより、製造コストは大きく低減される。
【0025】
金属間化合物からなる原料の平均粒径は、なるべく小さい方が好ましく、特に200μm以下であることが望ましい。原料の平均粒径が200μmを超えると、上記窒化反応を行う工程に長時間を要する。
【0026】
上記窒化反応を効率的に進行させるためには、メカノケミカルな工程によって原料に剪断力を付与する必要がある。原料に剪断力を付与しなければ、上記窒化反応がほとんど進行せず、微細な結晶粒からなる負極材料を得ることができない。一方、窒素を含有するガスの雰囲気中で金属間化合物からなる原料に剪断力を付与すると、上記窒化反応が効率よく進行し、結晶粒の平均粒径(平均結晶子サイズ)が0.001〜0.1μmである所定の窒化物を含む負極材料を得ることができる。この場合、負極材料において、窒素元素の含有量は1.0重量%以上、好ましくは1.5重量%以上であれば、高容量かつ長寿命な負極を与え得る負極材料であるといえる。
原料に剪断力を付与するには、通常のボールミル、遊星ボールミル、アトライタミル、振動ボールミルなどのボールミルを用いることが効果的である。
【0027】
本発明の負極材料は、A群から選ばれた少なくとも1種の元素、ならびにB群から選ばれた少なくとも1種の元素を含有する金属間化合物からなる原料に、窒素を含む化合物を混合し、得られた原料混合物に剪断力を付与することにより、前記金属間化合物を前記窒素を含む化合物と反応させることによっても得ることができる。ここでも、原料混合物に剪断力を付与する工程としては、メカノケミカルな工程を行えばよい。ただし、金属間化合物を窒素を含む化合物と混合する場合、原料混合物に剪断力を付与する工程は、例えば、Arを含む不活性雰囲気中で行うことが好ましい。
【0028】
この場合も、金属間化合物は、200μm以下の平均粒径を有することが好ましく、一般式:A1 xB1(A1は、A群から選択された少なくとも1種の元素、B1はB群から選択された少なくとも1種の元素、0.25≦x≦4)で表されることが好ましい。また、一般式:A1 xB1において、A1は、TiまたはZrであり、B1は、Snであることが好ましい。
【0029】
前記窒素を含む化合物は、B、Ba、C、Ca、Ce、Co、Cr、Fe、La、Li、Mg、Mn、Na、Nb、Sr、Ta、V、YおよびYbよりなるC群から選ばれた少なくとも1種の元素を含むことが好ましい。C群元素と窒素とを含む化合物は、剪断力によって分解しやすい。分解の際に生成した窒素は、TiやZrのようなA群元素と反応し、同時にSnのようなB群元素を遊離させる。C群元素自体は、ほとんどリチウムと反応しないため、非常に微細な不活性相が生成することになる。こうして生成した不活性相は、充放電における負極材料の膨張・収縮を緩和する作用が強い。従って、より長寿命な負極材料が得られる。
【0030】
C群元素の代わりに、Al、GaおよびSiよりなるD群から選ばれた少なくとも1種の元素を含む化合物を用いてもよい。D群元素と窒素とを含む化合物も、剪断力によって分解しやすい。分解の際に生成した窒素はA群元素と反応する。この場合、B群元素の単体と同時にD群元素の単体も遊離する。D群元素の単体もLiと反応するため、高容量な負極材料が得られる。
【0031】
【実施例】
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。まず、以下の実施例において、放電容量の測定に用いた試験セルおよびサイクル寿命の測定に用いた円筒形電池、ならびに放電容量とサイクル寿命の測定方法について説明する。
【0032】
試験セル
図1に示す試験セルを作製した。まず、所定の負極材料7.5gと、導電剤としての黒鉛粉末2gと、結着剤としてのポリエチレン粉末0.5gとを混合して合剤を得た。この合剤0.1gを直径17.5mmに加圧成形して電極1とし、ケース2の中に置いた。次に、微孔性ポリプロピレン製のセパレータ3を電極1の上にかぶせた。そして、1モル/リットルの過塩素酸リチウム(LiClO4)を溶解したエチレンカーボネートとジメトキシエタンとの体積比1:1の混合溶媒を非水電解質として試験セルに注液した。次いで、内側に直径17.5mmの金属リチウム4を張り付け、外周部にポリプロピレン製のガスケット5を付けた封口板6でケース2を封口し、試験セルとした。
【0033】
円筒形電池
図2に示す円筒形電池を作製した。まず、正極活物質であるLiMn1.8Co0.2O4は、Li2CO3とMn3O4とCoCO3とを所定のモル比で混合し、900℃で加熱することによって合成した。さらに、これを100メッシュ以下の大きさに分級したものを用いた。正極活物質100gに対して、導電剤として炭素粉末を10g、結着剤としてポリ4フッ化エチレンの水性分散液8g(樹脂成分)および純水を加え、充分に混合し、正極合剤ペーストを得た。このペーストをアルミニウムの芯材に塗布し、乾燥し、圧延して正極11を得た。
【0034】
負極合剤ペーストは、所定の負極材料と、導電剤としての黒鉛粉末と、結着剤としてのスチレンブタジエンゴムとを、重量比70:20:10で混合し、水を加えて得た。そして、このペーストを銅の芯材に塗布し、140℃で乾燥し、負極12とした。
【0035】
次に、超音波溶接で、正極の芯材にアルミニウムからなる正極リード14を取り付けた。同様に負極の芯材に銅の負極リード15を取り付けた。そして、正極、負極、および両極板より幅が広く、帯状の多孔性ポリプロピレン製セパレータ13を積層した。このとき両極板の間にセパレータを介在させた。次いで、積層物を円筒状に捲回して電極群とした。電極群は、その上下にそれぞれポリプロピレン製の絶縁板16、17を配して電槽18に挿入した。そして、電槽18の上部に段部を形成した後、非水電解質として、1モル/リットルのLiClO4を溶解したエチレンカーボネートとジメトキシエタンとの体積比1:1の混合溶媒を注入し、正極端子20を有する封口板19で密閉して円筒形電池とした。
【0036】
放電容量の測定方法
試験セルを0.5mA/cm2の一定電流で端子電圧が0Vになるまで充電(負極材料へのリチウムの吸蔵)を行い、次に端子電圧が1.5Vになるまで0.5mA/cm2の電流で放電(負極材料からのリチウムの放出)を行い、放電容量(mAh/g)を測定した。
一部の実施例および比較例においては、初回の充電容量と放電容量との差(mAh/g)を求めた。この値が大きいほど、初回充電時に不可逆な反応が多く起こっており、電気化学的な不可逆容量が多いことを示す。
【0037】
サイクル寿命の測定方法
円筒形電池の充放電サイクル試験を20℃で以下のように行った。まず、円筒形電池の定電流充電を、充電電流0.2C(1Cは1時間率電流)で電池電圧が4.2Vになるまで行い、次いで定電圧充電を4.2Vで行った。その後、円筒形電池の放電を、0.2Cの電流で電池電圧が2.5Vになるまで行った。この充放電サイクルを繰り返し、1サイクル目の放電容量に対する100サイクル目の放電容量の比を求め、その値に100をかけて容量維持率(%)とした。容量維持率が100に近いほどサイクル寿命が良好であることを示す。
【0038】
《実施例1》
負極材料を以下の方法で合成した。ステンレス鋼製のボール(直径15mm)1.5kgを入れたアトライタミル(容量1000ml)中にZr2Geの組成を有する金属間化合物の粉末(平均粒径45μm以下)を200g投入した。
使用したアトライタミルは縦型回転式で、最上部に弁構造部を有し、内部を任意の圧力を有する任意のガス雰囲気に設定できるようになっている。
ボールおよび原料粉末が占める体積は、アトライタミル内部の容積の約2/3であった。アトライタミル内部の雰囲気は窒素雰囲気(窒素100%)とし、常に1.115×105Paに維持した。
アトライタミルの回転速度は1200rpmで一定とし、ミルを5時間稼働させて所定の窒化反応を行った。
【0039】
窒化反応後の粉末を負極材料として用い、試験セルおよび円筒形電池を作製し、放電容量および容量維持率を求めた。また、窒化反応後の粉末に含まれている酸素量および窒素量を、それぞれ赤外線吸収法(JIS Z 2613)および熱伝導度法(JIS G 1228)により求めた。結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
表1に示すように、実施例1で製造した粉末を負極材料として用いた場合、高容量かつ長寿命の電極および電池が得られている。また、酸素量は、原料粉末が含有していた酸素量とほぼ一致したが、窒素量のみが大幅に増加していることが判明した。
【0042】
窒化反応後の粒子の平均粒径は約0.7μmと微小であった。この粒子をX線回折で分析したところ、ブロードなピークが観測され、粒子が低結晶あるいは非晶質な構造を有することが判明した。X線回折像のピークおよびTEM(透過電子顕微鏡)を利用して、粒子内の相構造を解析したところ、粒子中には複数の相が存在すること、およびZrの窒化物の相が存在することが判明した。また、得られた分析結果をもとに窒化物の結晶粒の平均粒径の算出を試みたところ、およそ10nmであることがわかった。例えば、得られたX線回折図のうち、Zrの窒化物に帰属されるピークの半値幅から、Scherrerの式に基づいて結晶粒の大きさを求めたところ、先の結果に一致した。
【0043】
《実施例2〜5》
原料として、Ti2Sn、Mg2Pb、NbSbおよびCe2Biの組成を有する金属間化合物の粉末(すべて平均粒径45μm以下)をそれぞれ用いたこと以外、実施例1と同様の操作を行い、得られた粉末を用いて同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0044】
表1に示すように、実施例2〜5で製造した粉末をそれぞれ負極材料として用いた場合、いずれの場合においても、高容量かつ長寿命の電極および電池が得られている。また、いずれの場合においても、酸素量は、原料粉末が含有していた酸素量とほぼ一致したが、窒素量のみが大幅に増加していることが判明した。
【0045】
窒化反応後の粒子の平均粒径は、いずれも約0.7μmと微小であった。この粒子をX線回折で分析したところ、実施例1の場合と同様に、ブロードなピークが観測され、粒子が低結晶あるいは非晶質な構造を有することが判明した。X線回折像のピークおよびTEM(透過電子顕微鏡)を利用して、粒子内の相構造を解析したところ、いずれの粒子中にも複数の相が存在すること、ならびにTi、Mg、NbおよびCeの窒化物の相がそれぞれ存在することが判明した。また、窒化物の結晶粒の平均粒径の算出を試みたところ、いずれの粉末においても、およそ10nmであることがわかった。
【0046】
原料としてTi2Snを用いた実施例2において、原料の窒化反応が進行する様子をX線回折によって追跡した。Ti2Snの窒化反応の進行過程を段階的に示す粉末X線回折像を図3に示す。
粉末のX線回折分析は、反応開始から1.5または1時間毎に行った。反応開始から1〜3時間の時点では、原料である金属間化合物(Ti2Sn)に帰属されるパターンのみが観測されている。また、ピークの形状から、時間経過とともに金属間化合物の結晶性が徐々に低下していることがわかる。一方、反応開始から4時間の時点では、Ti2Snに帰属されるパターン強度が減少し、代表的なTi窒化物であるTiNに帰属されるパターンが観測されている。そして、反応開始から5時間後にはTiNに帰属されるパターンが明確に観察されている。
【0047】
《比較例1〜5》
アトライタミル内部の雰囲気をAr雰囲気(純度99.99%、圧力1.115×105Pa)としたこと以外、実施例1〜5と同様の操作を行い、得られた粉末を用いて同様の評価を行った。結果を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】
表2に示すように、実施例1〜5に比べて、比較例1〜5の負極材料を用いた電極は、放電容量が低く、電池のサイクル寿命も芳しくなかった。
ミルで処理後の粉末の平均粒径は、いずれも約0.7μmと実施例1〜5と同様であった。しかしながら、X線回折分析では、全ての粒子において、低結晶な金属間化合物の存在のみが確認され、窒化物の存在は確認できなかった。
また、Ar雰囲気中で処理したため、ミルで処理後の粉末に含まれる酸素量および窒素量は、原料に含まれていた量とほぼ同じであった。
【0050】
《実施例6〜10および比較例6》
原料としてTi6Sn5で示される組成の金属間化合物を用い、アトライタミル内部のガス雰囲気を表3に示す条件にしたこと以外、実施例1と同様の操作を行い、得られた粉末を用いて同様の評価を行った。結果を表4に示す。また、表4には、試験セルの初回充放電で得られた充電容量と放電容量との差を不可逆容量(mAh/g)として示した。
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
表4に示すように、実施例6〜10で製造した粉末をそれぞれ負極材料として用いた場合、いずれの場合においても、高容量かつ長寿命の電極および電池が得られている。しかしながら、比較例6で製造した粉末を負極材料として用いた場合、放電容量およびサイクル寿命が不充分であった。
【0054】
ミルで処理後の粉末の平均粒径は、いずれも約0.7μmと非常に微小であった。また、すべての粉末をX線回折で分析したところ、低結晶あるいは非晶質な構造を有していた。さらに比較例6以外の全ての粉末において、Tiの窒化物が存在し、実施例8および9の粉末においては、Tiの酸化物を含む複数の相が観測された。また、実施例6〜10の粉末が含有する窒素量は、処理後いずれも増大していたが、比較例6の粉末が含有する窒素量は非常に少なく、それらの原料と同程度であった。酸素を含むガス雰囲気中で処理を行った粒子は、その含有酸素量も大幅に増大していた。従って、実施例8および9の粉末の不可逆容量は比較的大きかった。一方、実施例8および9の粉末の容量維持率は非常に優れている。
【0055】
《実施例11》
負極材料を以下の方法で合成した。ステンレス鋼製のボール(直径15mm)1.5kgを入れたアトライタミル(容量1000ml)中にZr2Geの組成を有する金属間化合物の粉末(平均粒径45μm以下)を200gおよび窒素を含む化合物であるLi3Nを30g投入した。ここでも実施例1で用いたのと同じアトライタミルを用いた。
ボールおよび原料粉末が占める体積は、アトライタミル内部の容積の約3/4であった。アトライタミル内部の雰囲気はAr雰囲気(Ar100%)とし、常に1.05×105Paに維持した。
アトライタミルの回転速度は1200rpmで一定とし、ミルを5時間稼働させて所定の反応を行った。
反応後の粉末を負極材料として用い、実施例1と同様の評価を行った。結果を表5に示す。
【0056】
【表5】
【0057】
表5に示すように、実施例11で製造した粉末を負極材料として用いた場合、高容量かつ長寿命の電極および電池が得られている。
【0058】
ミルで処理後の粒子の平均粒径は約0.9μmと微小であった。この粒子をX線回折で分析したところ、ブロードなピークが観測され、粒子が低結晶あるいは非晶質な構造を有することが判明した。X線回折像のピークおよびTEMを利用して、粒子内の相構造を解析したところ、粒子中には複数の相が存在すること、およびZrの窒化物の相が存在することが判明した。また、得られた分析結果をもとに窒化物の結晶粒の平均粒径の算出を試みたところ、およそ10nmであることがわかった。
【0059】
《実施例12》
窒素を含む化合物としてLi3Nの代わりにGaNを用いたこと以外、実施例11と同様の操作を行い、得られた粉末を用いて同様の評価を行った。結果を表5に示す。
【0060】
表5に示すように、実施例12で製造した粉末を負極材料として用いた場合、実施例11よりも高容量の電極が得られている。
【0061】
ミルで処理後の粒子の平均粒径は約0.8μmと微小であった。この粒子をX線回折で分析したところ、ブロードなピークが観測され、粒子が低結晶あるいは非晶質な構造を有することが判明した。X線回折像のピークおよびTEMを利用して、粒子内の相構造を解析したところ、粒子中には複数の相が存在すること、およびZrの窒化物の相が存在することが判明した。また、得られた分析結果をもとに窒化物の結晶粒の平均粒径の算出を試みたところ、およそ15nmであることがわかった。
【0062】
《実施例13〜17》
原料として、Ti2Sn、Mg2Pb、NbSb、Ce2BiおよびZr2Snの組成を有する金属間化合物の粉末(すべて平均粒径45μm以下)をそれぞれ用い、窒素を含む化合物として、GaNを用いたこと以外、実施例11と同様の操作を行い、得られた粉末を用いて同様の評価を行った。結果を表6に示す。
【0063】
【表6】
【0064】
表6に示すように、実施例13〜17で製造した粉末をそれぞれ負極材料として用いた場合、いずれの場合においても、高容量かつ長寿命の電極および電池が得られている。
【0065】
ミルで処理後の粒子の平均粒径は約0.8μmと微小であった。この粒子をX線回折で分析したところ、ブロードなピークが観測され、粒子が低結晶あるいは非晶質な構造を有することが判明した。X線回折像のピークおよびTEMを利用して、粒子内の相構造を解析したところ、粒子中には複数の相が存在すること、およびA群元素の窒化物の相が存在することが判明した。また、得られた分析結果をもとに窒化物の結晶粒の平均粒径の算出を試みたところ、およそ10nmであることがわかった。
【0066】
本実施例では、正極活物質としてLiMn1.8Co0.2O4を用いて説明したが、LiMn2O4、LiCoO2、LiNiO2などを用いた場合にも同様の効果が得られている。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、活物質におけるリチウム吸蔵時の応力を緩和し、活物質の膨張や微粉化を抑制し得るという効果を充分に発揮する負極材料を得ることができる。また、その負極材料を含有する負極を用いれば、高容量かつ長寿命で、高率放電特性に優れた非水電解質二次電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電容量の測定に用いた本発明の負極材料を含有する負極を有する試験セルの縦断面図である。
【図2】サイクル寿命の測定に用いた本発明の円筒形電池の縦断面図である。
【図3】Ti2Snの窒化反応の進行過程を段階的に示す粉末X線回折像である。
【符号の説明】
1 試験電極
2 ケース
3 セパレータ
4 金属リチウム
5 ガスケット
6 封口板
11 正極
12 負極
13 セパレータ
14 正極リード
15 負極リード
16 上部絶縁板
17 下部絶縁板
18 電槽
19 封口板
20 正極端子
Claims (15)
- (A)窒化物を形成することができるが、リチウムとは電気化学的に反応しない少なくとも1種の元素、および(B)窒化物を形成することはできないが、リチウムとは電気化学的に反応する少なくとも1種の元素を含有する金属間化合物からなる原料に、窒素を有する雰囲気中で剪断力を付与することにより、前記金属間化合物を窒素と反応させ、少なくとも1種の前記(A)の元素の窒化物および少なくとも1種の前記(B)の元素の単体を含む混合物を生成させる工程を有する非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- Ce、Co、Cr、Fe、La、Mn、Mo、Nb、P、Sc、Sr、Ta、Ti、V、Y、Yb、Zr、B、Ca、Mg、NaおよびZnよりなるA群から選ばれた少なくとも1種の元素、ならびにGe、Sn、Pb、SbおよびBiよりなるB群から選ばれた少なくとも1種の元素を含有する金属間化合物からなる原料に、窒素を有する雰囲気中で剪断力を付与することにより、前記金属間化合物を窒素と反応させ、少なくとも1種のA群から選択された元素の窒化物および少なくとも1種のB群から選択された元素の単体を含む混合物を生成させる工程を有する非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- 前記窒素を有する雰囲気は、50体積%以上の窒素を含有するガスの雰囲気である請求項2記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- 前記窒素を含有するガスの圧力は、1.0×105Pa以上である請求項3記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- 前記原料に剪断力を付与する工程は、メカノケミカルな工程である請求項2記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- Ce、Co、Cr、Fe、La、Mn、Mo、Nb、P、Sc、Sr、Ta、Ti、V、Y、Yb、Zr、B、Ca、Mg、NaおよびZnよりなるA群から選ばれた少なくとも1種の元素、ならびにGe、Sn、Pb、SbおよびBiよりなるB群から選ばれた少なくとも1種の元素を含有する金属間化合物からなる原料に、窒素を含む化合物を混合し、得られた原料混合物に剪断力を付与することにより、前記金属間化合物を前記窒素を含む化合物と反応させ、少なくとも1種のA群から選択された元素の窒化物および少なくとも1種のB群から選択された元素の単体を含む混合物を生成させる工程を有する非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- 前記金属間化合物が、一般式:A1 xB1(A1は、A群から選択された少なくとも1種の元素、B1はB群から選択された少なくとも1種の元素、0.25≦x≦4)で表される請求項2または6記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- A1が、TiまたはZrであり、B1がSnである請求項7記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- 前記窒素を含む化合物が、B、Ba、C、Ca、Ce、Co、Cr、Fe、La、Li、Mg、Mn、Na、Nb、Sr、Ta、V、YおよびYbよりなるC群から選ばれた少なくとも1種の元素を含む請求項6記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- 前記窒素を含む化合物が、Al、GaおよびSiよりなるD群から選ばれた少なくとも1種の元素を含む請求項6記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- 前記原料混合物に剪断力を付与する工程は、メカノケミカルな工程であり、Arを含む不活性雰囲気中で行う請求項6記載の非水電解質二次電池用負極材料の製造法。
- Ce、Co、Cr、Fe、La、Mn、Mo、Nb、P、Sc、Sr、Ta、Ti、V、Y、Yb、Zr、B、Ca、Mg、NaおよびZnよりなるA群から選ばれた少なくとも1種の元素の窒化物、ならびにGe、Sn、Pb、SbおよびBiよりなるB群から選ばれた少なくとも1種の元素の単体を含有する負極材料であって、
前記窒化物の結晶粒の平均粒径が0.001〜0.1μmであることを特徴とする非水電解質二次電池用負極材料。 - 窒素元素の含有量が1.0重量%以上である請求項12記載の非水電解質二次電池用負極材料。
- 請求項12記載の負極材料を15〜95重量%含有する非水電解質二次電池用負極。
- リチウムを吸蔵および放出可能な正極、請求項14記載の負極、ならびに非水電解質からなる非水電解質二次電池。
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