JP4522310B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Description
ライクリーナに好適な洗濯乾燥機に関する。
ら乾燥までの一連の行程を行うホットドライ機と呼ばれる洗濯乾燥機が知られて
いる。この種のドライクリーナの構成の一例としては、回転ドラムを内部に備え
た外槽の底部を入口、上部を出口とする溶剤の循環流路を設け、該循環流路中に
ポンプ及びフィルタを設置している。そして、洗浄行程時に、ポンプ動作により
外槽を含む循環流路内に溶剤を循環させることでフィルタにて溶剤を浄化し、溶
剤を機外に排出することなく連続使用できるようにしている。
その問題を解決するべく、本発明では、溶剤中にソープを供給することにより洗濯物同士、或いは洗濯物とドラムの内壁との摩擦により発生する静電気を抑制するようにした。
a)前記溶剤循環流路中に設けられたソープ濃度検知手段と、
b)洗濯物同士、或いは洗濯物とドラムの内壁との摩擦により発生する静電気の抑制機能を有するソープを溶剤中に投入するソープ投入手段と、
c)洗浄運転の開始直後に前記ソープ濃度検知手段により溶剤中のソープ濃度を検知し、該検知値が所定値以上であれば運転を開始する一方、該検知値が所定値未満であるならば、前記溶剤循環流路中に所定時間、溶剤を循環させ、そのあとに前記ソープ濃度検知手段により溶剤中のソープ濃度を再び検知し、該検知値が所定値以上であれば運転を開始する一方、該検知値が所定値未満であるならば、前記ソープ投入手段により溶剤中にソープを投入させる運転制御手段と、
を備えることを特徴としている。
知手段により溶剤中のソープ濃度が検知され、その検知値が低い場合には、まず
溶剤の循環動作が実行される。これによって、ソープ濃度検知手段に溶剤が確実
に達するようにし、ソープ濃度検知手段に溶剤が無いことによるソープ濃度検知
の不具合を解消する。そして、ソープ濃度検知が確実に行える状態になった後に
再度検知されたソープ濃度が所定値未満である場合には、溶剤中のソープが不足
していると判断し、ソープ投入動作を実行する。これにより、ソープが溶剤中に
投入されれば、溶剤中のソープ濃度が上昇する。ソープは静電気帯電防止効果を
有するから、所定のソープ濃度で運転が実行されれば、洗濯物同士、或いは洗濯
物とドラム内壁との摩擦により発生する静電気を抑制することができ、溶剤の引
火等の事故を未然に防止することができる。
、ソープの供給又は貯留が充分に行われておらず、ソープ投入動作を行ってもソ
ープ濃度が上昇しないということもあり得る。そこで、第2の発明に係る洗濯乾
燥機では、前記運転制御手段は、ソープ投入動作を行ったあとに前記ソープ濃度
検知手段により溶剤中のソープ濃度を再び検知し、該検知値が所定値以上であれ
ば運転を開始する一方、該検知値が所定値未満であるならば、運転を停止する構
成とすることができる。この構成によれば、ソープ濃度が不足している場合には
、運転が開始されないので、溶剤の引火等の事故防止を一層確実に行うことがで
きる。
すれば、ソープ投入動作を実行してもなおソープ濃度が不足している場合に、作
業者に異常が報知されるので、作業者はソープの供給状態や残量を確認する等の
適切な処置を迅速に採ることができる。
しつつ説明する。図1は、本ドライクリーナの配管経路を中心とする要部の構成
図である。まず、図1により本ドライクリーナの機械的な構成を説明する。
れており、外槽1の壁面には、入口側通気路3a、出口側通気路3b、及び溶剤
の排液管路4が接続されている。入口側通気路3a、外槽1、出口側通気路3b
、及び上部通気路3cから循環風路が形成され、ブロアモータ6により回転駆動
されるファン5の吸引力によりこの循環風路内を空気が流れる。上部通気路3c
と入口側通気路3aとの間にはこの通気路を開閉可能な仕切弁7が設けられ、こ
の仕切弁7のすぐ下流側には、開閉可能な吸気弁9を有する吸気口8が配置され
ている。また、出口側通気路3bと上部通気路3cとの間には排気口10が配置
されている。
回転されると、吸気口8から流入した空気が入口側通気路3a、外槽1、出口側
通気路3bを通って排気口10から外部に排出される(この空気経路を「排気方
式」という)。また、吸気弁9及び仕切弁7が共に開放された状態でファン5が
回転されると、吸気口8から流入した空気が入口側通気路3a、外槽1、出口側
通気路3bを通り、その一部は排気口10から外部に排出され、その残りが上部
通気路3cを経て入口側通気路3aへと循環する(この空気経路を「循環排気方
式」という)。更にまた、吸気弁9を閉鎖する一方、仕切弁7を開放した状態で
ファン5が回転されると、入口側通気路3a、外槽1、出口側通気路3b、上部
通気路3cを通って空気が循環する(この空気経路を「密閉排気方式」という)
。
タ11の下流側にはドラム入口温度センサ12及びドラム入口過熱防止センサ1
3が設けられている。乾燥ヒータ11のパイプ中には、機外に配置されたボイラ
30から高温(通常100〜120℃)の蒸気が第1蒸気弁VS1を介して供給
され、この蒸気は第3蒸気弁VS3を介してボイラ30に還流する。これにより
、入口側通気路3aを通過する空気は乾燥ヒータ11で熱せられて、外槽1に送
り込まれる。また、出口側通気路3b内には、ドラム出口温度センサ14が設け
られており、ドラム2内を通過した空気の温度が検知される。
ラ15の下流側にはクーラ温度センサ16が設けられている。乾燥クーラ15の
パイプ中には、機外に設置されたチラー31で冷却された冷水が循環供給される
。出口側通気路3b側から送られてきた空気が乾燥クーラ15にて急激に冷却さ
れると、その空気に含まれる溶剤ガスは凝縮して液化し滴下する。この液化した
溶剤は排液口17から流れ出て水分離器18に至り、ここで水が除去されて溶剤
のみが溶剤タンク20へ回収される。
ことを検知する標準液位センサ19a、及び、外槽1内の溶剤が排出されたこと
を検出する排液液位センサ19bを備えるボタントラップ19に連結されている
。ボタントラップ19は、排出された溶剤に混入する衣服のボタンのような固形
物を除去するための一種のフィルタである。溶剤タンク20の給液口20a及び
ボタントラップ19の排液口19cは、それぞれ給液弁VL1及び排液弁VL2
を介してポンプ21の吸入口に接続されている。このポンプ21の吐出口は逆止
弁22を経て、第1三方切替弁VL3によりフィルタ23の流入口又は流出口の
いずれかに接続される。フィルタ23は紙フィルタ、活性炭フィルタ等で構成さ
れ、溶剤に混入した微細な塵埃等の不純物を除去するものである。
、溶剤の流通経路内に高温蒸気の配管路24aが配設された構成を有し、その高
温蒸気は第2蒸気弁VS2により制御される。この溶剤ヒータ24の下流側には
液温センサ25と液温過熱防止センサ26とが設けられ、更にその下流にはソー
プ濃度センサ27が設けられている。その下流側の流路は、上部通気路3c内に
あって乾燥クーラ15と乾燥ヒータ11との間に配設された溶剤クーラ28に接
続されている。溶剤クーラ28は管路中に溶剤を流通させ、その管路の周囲に流
れる冷却された空気との熱交換によって溶剤を冷却するものである。つまり、こ
の溶剤クーラ28自体は冷却のために冷媒や冷水を使用しておらず、乾燥クーラ
15により冷却された空気を利用した一種の空冷式のクーラである。この溶剤ク
ーラ28の出口は第2三方切替弁VL4により、外槽1又は溶剤タンク20のい
ずれかに接続される。更に、ポンプ21の吸入口には、ソープ供給弁VL5を介
してソープ貯留槽29も接続されている。
場合には、排液弁VL2を閉鎖、給液弁VL1を開放し、溶剤クーラ28の出口
を第2三方切替弁VL4によって外槽1に接続すると共に、ポンプ21の吐出口
側を第1三方切替弁VL3によってフィルタ23の流入口に接続し、ポンプ21
を駆動する。すると、溶剤タンク20に貯留されている溶剤は給液弁VL1、ポ
ンプ21、第1三方切替弁VL3、フィルタ23、溶剤ヒータ24、溶剤クーラ
28、第2三方切替弁VL4を経て外槽1内に供給される(以下、これを「溶剤
供給経路」という)。
液弁VL1を閉鎖し、ポンプ21の吐出口側を第1三方切替弁VL3によってフ
ィルタ23の流入口に接続すると共に、溶剤クーラ28の出口を第2三方切替弁
VL4によって溶剤タンク20に接続して、ポンプ21を駆動する。すると、溶
剤は、外槽1から、排液管路4、ボタントラップ19、排液弁VL2、ポンプ2
1、第1三方切替弁VL3、フィルタ23、溶剤ヒータ24、溶剤クーラ28、
第2三方切替弁VL4を経て溶剤タンク20へと戻る(以下、これを「溶剤排出
経路」という)。この場合、溶剤を溶剤タンク20に回収する過程でフィルタ2
3により浄化することができる。
2を閉鎖し、ポンプ21の吐出口側を第1三方切替弁VL3によってフィルタ2
3の流入口に接続すると共に、溶剤クーラ28の出口を第2三方切替弁VL4に
よって溶剤タンク20に接続し、ポンプ21を駆動する。すると、溶剤は、溶剤
タンク20から、給液弁VL1、ポンプ21、第1三方切替弁VL3、フィルタ
23、溶剤ヒータ24、溶剤クーラ28、第2三方切替弁VL4を経て溶剤タン
ク20へと循環する(以下、これを「溶剤浄化温度管理経路」という)。したが
って、溶剤を循環している過程でフィルタ23により浄化することができる。
15を作動させ、ブロアモータ6を駆動してファン5により上記循環風路に空気
流を発生させれば、溶剤クーラ28を冷却手段として機能させることができる。
すなわち、乾燥クーラ15で冷却された空気流が溶剤クーラ28の溶剤管路に接
触し熱を奪う。これにより、溶剤クーラ28の出口側では入口側よりも溶剤の温
度が低下する。溶剤の温度が目標温度(例えば約25℃)よりも低過ぎる場合に
は、第2蒸気弁VS2を開いて溶剤ヒータ24に蒸気を供給し、溶剤を適度に加
温すればよい。このようにして、溶剤の温度が目標温度近傍に保持されるように
管理することができる。上述したように、この溶剤クーラ28は従来の溶剤クー
ラと違い、それ自身に冷水や冷媒を必要としない。また、熱交換の効率を向上さ
せるために螺旋状又はその他の形状に成形した溶剤管路を、循環風路内に設置す
ればよいだけであるので、溶剤クーラ28自体の構造の非常に簡単なものとなる
。
ンピュータ等から構成され、CPUのほか、運転制御プログラムが格納されたR
OMや、運転等に必要なデータを読み書きするためのRAM等を備えている。制
御部40には、キー入力スイッチ等を備えた操作部42、数値等の表示パネルを
備えた表示部43のほか、上述した、ドラム入口温度センサ12、ドラム出口温
度センサ14、クーラ温度センサ16、液温センサ25、標準液位センサ19a
、排液液位センサ19b、ソープ濃度センサ27、及び後述する水検出センサ4
5が接続されている。
負荷駆動部41に制御信号を出力し、負荷駆動部41を介して、ドラムモータ2
a、ブロアモータ6、ポンプ21、吸気弁9、仕切弁7、給液弁VL1、排液弁
VL2、第1三方切替弁VL3、第2三方切替弁VL4、ソープ供給弁VL5、
及び第1〜第3蒸気弁VS1〜VS3をそれぞれ駆動する。なお、制御部40に
接続された温度センサとしてはサーミスタが使用されている。
タであるが、制御部40ではなく、各センサによる抵抗変化をハードウエア的に
検出する動作検出回路44に接続されており、この動作検出回路44の出力に応
じて負荷駆動部41が制御されるようになっている。これにより、制御部40が
正常に動作していない場合でも、ドラム入口過熱防止センサ13及び液温過熱防
止センサ26によってそれぞれ異常過熱が検出されたときには、乾燥ヒータ11
及び溶剤ヒータ24による加熱を停止できるようにしている。従来、このような
異常過熱の防止のためのセンサとしてはサーモスタットが利用されており、異常
過熱の検出遅延や動作の不安定性が問題であったが、本ドライクリーナでは異常
過熱の検出にもサーミスタを利用しているので、このような問題を解消すること
ができる。
トに沿って概略的に説明する。
作業者により操作部42のスタートキーが操作されて運転開始が指示されると
、制御部40は、ドラムモータ2aを駆動しドラム2を断続的に低速(30〜5
0rpm)で正逆回転(反転)させる。また、これと同時に、上述した溶剤供給
経路を形成して、外槽1内に所定量の溶剤が溜まるまで溶剤タンク20から溶剤
を供給する。
L1を閉鎖すると共に排液弁VL2を開放する。これにより、外槽1内に貯留さ
れた溶剤が、排液管路4、排液弁VL2、ポンプ21、第1三方切替弁VL3、
フィルタ23、溶剤ヒータ24、溶剤クーラ28、第2三方切替弁VL4を経て
外槽1内に循環される。したがって、ドラム2の反転回転によるたたき洗い時に
は、溶剤が上記のように循環供給され、洗濯物から出た固形物はボタントラップ
19で捕集され、更に溶剤はフィルタ23で浄化される。なお、洗浄運転時には
、洗浄性能を向上させると共に後述の如く帯電防止のために、適度なソープ濃度
となるようにソープを投入する。ソープ投入動作は、ポンプ21を作動させた状
態でソープ供給弁VL5を開放することにより達成できる。
所定の洗浄運転時間(例えば7分)が経過すると、上述したように溶剤排出経
路を形成し、外槽1内に貯留されている溶剤を溶剤タンク20へと回収する。そ
して、排液液位センサ19bにより排液が終了したことを検出すると、その後に
ドラム2を高速(400〜600rpm)で正転させる。このとき上記のような
排液動作を継続して行い、洗濯物から排出された溶剤が溶剤タンク20へと戻る
ようにする。そして、所定の脱液運転時間が経過するとドラム2を停止させ脱液
行程を終了する。
脱液行程の終了後、乾燥行程に移行する。乾燥行程では、制御部40は、ドラ
ム2を断続的に低速で正逆回転させると共に、ブロアモータ6、乾燥クーラ15
及び乾燥ヒータ11を駆動する。このとき、吸気弁9を適宜に開放・閉鎖し、仕
切弁7を開放する。これにより、乾燥した熱風が外槽1に供給され、ドラム2の
通風孔を通過して洗濯物から揮発した溶剤ガスを含む空気の多くが乾燥クーラ1
5に循環する。溶剤ガスは乾燥クーラ15にて冷却され凝縮液化するため、溶剤
が除去された乾燥風が乾燥ヒータ11に戻り、再加熱されて外槽1へと循環する
。
度を安全値(例えば、溶剤がガソリン5号の場合には0.6vol%)以下に保
つべく、次のような温度管理を実行している。すなわち、ドラム2内での溶剤ガ
ス濃度は、ドラム入口温度センサ12により検知される熱風温度と、ドラム出口
温度センサ14により検知される、洗濯物から溶剤を蒸発させて温度が低下した
あとの空気温度との差に依存している。そこで、この温度差を所定温度差以下に
維持するように、乾燥ヒータ11に供給する蒸気を制御すれば、具体的には、第
1、第3蒸気弁VS1、VS3の開閉を制御すれば、ドラム2内の溶剤ガス濃度
を安全値以下に保ちつつ乾燥を遂行することができる。
が形成されて、溶剤が浄化されると共に、溶剤の温度が約25℃になるように温
度管理が実行される。このような温度管理を行わない場合、通常、主としてポン
プ21からの熱伝導により溶剤の温度は25℃よりも高くなり、特に洗濯を繰り
返すとその温度上昇が蓄積してゆくことになるが、乾燥行程時に溶剤の温度管理
を行うことによって、溶剤の温度を25℃近傍に維持することができる。
所定の乾燥運転時間だけ上記乾燥を実行した後、ドラム2を反転させながら、
第1、第3蒸気弁VS1、VS3を閉鎖して乾燥ヒータ11の動作を停止し、乾
燥クーラ15で冷却した空気を外槽1に供給することによりクールダウンを実行
する。更に、適度にクールダウンを行った後には、吸気弁9を完全に開放し、外
部から新鮮な空気を外槽1に供給して洗濯物に残留する溶剤臭を除去した後に、
ドラム2の回転を停止させ全洗濯行程を終了する。
について詳しく説明する。
ソープ濃度が例えば0.3%程度となるようにソープを混入させるようにしてい
る。ソープは洗浄性能向上のみならず静電気帯電防止の効果を有しており、これ
によってドラム2内で洗濯物を撹拌する際に洗濯物同士、或いは洗濯物とドラム
2内壁との摩擦により発生する静電気を除去することができる。しかしながら、
溶剤のソープ濃度が0%でなくとも、ソープ濃度センサ27に溶剤が無いとソー
プ濃度は0%であると判定されてしまい、正確なソープ濃度測定が行えない。こ
のようにソープ濃度センサ27に溶剤が無いような状態は、例えば、脱液運転中
に強制的に運転を停止させ、引き続いて運転を再開させた場合等に起きる。
のフローチャートに示すようなソープ濃度管理制御を実行している。すなわち、
スタートキーが操作される(運転の再開を含む)と(ステップS10)、上述し
たようにドラムモータ2a及びポンプ21を駆動する(ステップS11)。その
あと、ソープ濃度センサ27によりソープ濃度を検知し(ステップS12)、そ
の値が0%であるか否かを判定する(ステップS13)。ソープ濃度が0%であ
る場合には、タンク液循環動作を1分間実行する(ステップS14)。タンク液
循環動作は、例えば上記溶剤浄化温度管理経路を形成してポンプ21を作動させ
ればよい。これにより、溶剤が不足している等の問題がなければ、ソープ濃度セ
ンサ27に溶剤が確実に到達する。
15)、これが0.1%以上であるか否かを判定し(ステップS16)、0.1
%以上であれば運転を開始する(ステップS22)。もし、検知したソープ濃度
が0.1%未満であれば、ソープ供給弁VL5を所定時間開放してソープを投入
する(ステップS17)。そして、再びソープ濃度を検知して0.1%以上であ
るか否かを判定し(ステップS18、S19)、0.1%以上であれば運転を開
始する。ここで、検知したソープ濃度が未だ0.1%未満である場合には、運転
を停止し(ステップS20)、表示部43にエラーを表示する(ステップS21
)。
いので、静電気により溶剤に引火する事故を未然に防止することができる。また
、溶剤中のソープ濃度は0%でないにも拘わらずソープ濃度センサ27に溶剤が
無いために、誤って0%であると判定されてしまって運転が行えないという不具
合も起こらない。
のみならず、溶剤中にソープを過剰に投入してしまうという不具合も起こり得る
。そこで、本ドライクリーナでは、ソープ濃度センサ27自体の故障・不具合を
図5のフローチャートに示す制御により検出するようにしている。
)未満である場合、制御部40はソープ投入動作を実行するが、このソープ投入
動作の直後には、投入されたソープを多く含む溶剤がソープ濃度センサ27を通
過するため、一時的にソープ濃度が上昇する。そこで、ソープ投入動作が為され
た(ステップS30)直後に、ソープ濃度センサ27による検知値の上昇幅を求
め(ステップS31)、この上昇幅が所定値以上であるか否かを判定する(ステ
ップS32)。
「N」)、ソープ貯留槽29におけるソープ残量が少ない場合と、ソープ濃度セ
ンサ27が故障している場合とが想定し得る。もし後者であるとすると、ソープ
濃度管理が正確に行えず、異常に高いソープ濃度で洗浄を行うことになりかねな
いから、以降のソープ投入動作を禁止する(ステップS33)。そして、そのま
ま全ての洗濯行程が終了するまで運転を継続し(ステップS34)、運転終了後
に表示部43にエラーを表示する(ステップS35)。ステップS32でソープ
濃度の上昇幅が所定値以上であれば、そのまま通常の運転を継続する(ステップ
S36)。
表示を見て、作業者はソープが消耗しているか否かを確認する。ソープが消耗し
ていない場合には、ソープ濃度センサ27が故障している可能性が高いと判断で
きるので、修理を依頼する等の適切な処置を採ることができる。
る。脱液運転時にはドラム2を高速で回転させるから、ドラム2内の洗濯物がド
ラム2の回転軸周りにアンバランスに分布していて重量に片寄りがあると、ドラ
ム2が偏心して回転し異常振動や異常騒音の原因となる。そこで、本ドライクリ
ーナでは、洗濯物の偏在に起因する偏心荷重をできる限り小さくした状態でドラ
ム2の高速回転動作に移行できるように、図6のフローチャートに示すような制
御を行っている。
昇させて所定時間運転を行う(ステップS40)。このときの回転速度は、ドラ
ム2内の洗濯物に作用する遠心力が重力とほぼ均衡する回転速度(以下「均衡回
転速度」という)よりは高いが、洗濯物の偏在が或る程度大きくても振動が許容
できる範囲に抑えられる程度の低い回転速度である。ドラム2内での洗濯物の偏
在が或る程度大きくても振動が許容できる範囲に抑えられる程度の低い回転速度
である。このような回転速度では充分な脱液は行えないものの、洗濯物に含まれ
る一部の溶剤は洗濯物からしみ出してきて、ドラム2の外側に飛散する。すなわ
ち、このような比較的低速(後記脱液回転速度に比較すれば)の回転速度により
、或る程度の溶剤を絞り出す仮脱液が達成される。
41)、その状態からバランス調整運転が実行される(ステップS42〜S44
)。図8は、バランス調整運転時の洗濯物の移動の様子を示した模式図である。
若干大きくなる程度に設定する(ステップS42)。このとき、図8(a)に示
すように、ドラム2内の洗濯物は遠心力によってドラム2の内周壁に軽く張り付
いて、ドラム2と一体に回転する。洗濯物の偏在に起因する偏心荷重があると推
定される個所(図8中の偏心荷重位置)がドラム2上方に来るタイミングで(ス
テップS43)、短時間ドラム2の回転速度を均衡回転速度以下に低下する(ス
テップS44)。これにより、図8(b)に示すように、偏心荷重の主たる原因
である重なっている洗濯物の一部(特にドラム2の軸側に位置する洗濯物)が重
力により落下し、図8(c)に示すように、洗濯物が適度に分散した状態で再び
洗濯物はドラム2の内周壁に軽く張り付いて、ドラム2と一体に回転する。その
ため、洗濯物が適度に分散して偏心荷重が解消する可能性が高くなる。
うな利点がある。仮に上記バランス調整運転により偏心荷重が殆どないような状
態に洗濯物が分散配置されたとしても、それは各洗濯物が溶剤を含んだ状態での
バランスである。洗濯物はその布地の種類、織り方等によって溶剤の含有率が大
きく相違しており、このような溶剤含有率の大きく相違する洗濯物が片寄って配
置されていると、脱液が進行するに伴い偏心荷重が大きくなって極端に振動が増
加するというおそれがある。バランス調整運転を実行する以前に、仮脱液により
洗濯物に含まれる溶剤の量を減らす、つまり洗濯物そのものの乾燥重量に近づけ
るようにしておくと、脱液による各洗濯物の重量変化が軽減され、偏心荷重の増
加も抑制することができる。したがって、脱液時に生じる振動やこれに伴う騒音
を軽減できるという利点がある。
物の表面の潤滑性が高くなる。すなわち、仮脱液を実行して洗濯物から溶剤が抜
けるほど、洗濯物表面の潤滑性が増して各洗濯物が剥離し易くなる。バランス調
整運転時に、ドラム2の回転速度を洗濯物に作用する遠心力が重力を下回る程度
にまで落としても、洗濯物同士の張り付きが強いと洗濯物が思うように落下せず
、偏心荷重が小さくならない。それに対し、このドライクリーナでは、仮脱液を
行うことにより洗濯物同士の張り付きを弱め、バランス調整運転時にドラム2の
軸側に位置する洗濯物のみをうまく落下させることができるので、バランス調整
運転によって所望の偏心荷重範囲に収まる確率を向上させることができる。
運転を行ったあと、偏心荷重を検知し(ステップS45)、その偏心荷重の大き
さ(偏心荷重量)に応じて脱液回転速度を決定する(ステップS46)。このと
きの偏心荷重量に対する脱液回転速度を図7に示す。図7にあるように、偏心荷
重が1kg以下である場合には脱液回転速度を最高の600rpmとし、偏心荷
重が1kg〜2kgの範囲にある場合には脱液回転速度を500rpmとし、偏
心荷重が2kg〜3kgの範囲にある場合には脱液回転速度を450rpmとし
、偏心荷重が3kg以上である場合には脱液回転速度を400rpmに決める。
そして、このような脱液回転速度までドラム2の回転速度を上昇させ、所定の脱
液時間だけ運転を行う(ステップS47)。
法としては、例えば、ドラムモータaの駆動電流の変動振幅、変動位相を利用す
ることができる。
うに偏心荷重量に応じて脱液回転速度を決めれば、偏心荷重が大きい場合であっ
ても振動が極端に大きくなることを避けることができる。また、上記仮脱液によ
りバランス調整運転前に洗濯物に含まれる溶剤量が少なくなっているので、脱液
の進行の過程で脱液率のアンバランスによって偏心荷重量が増加することも防止
でき、これによる振動の増大も回避できる。
洗濯物に残留する溶剤の量が相対的に多くなる。その場合、乾燥されにくくなる
という問題と共に、乾燥行程時にドラム2内の溶剤ガス濃度が高くなり易く、引
火等の危険性が増すという問題もある。そこで、本ドライクリーナでは、乾燥行
程において、次のような制御を行っている。
れるが、それと共に、乾燥時間と温度差制御値ΔTも変更される。ここで、温度
差制御値ΔTは、上述したようにドラム入口温度とドラム出口温度との差が一定
になるように乾燥ヒータ11による加熱を制御する際の、その温度差の目標値で
ある。
約90%に達し、洗濯物に残留する溶剤は少ない。そこで、乾燥時間を最短の1
2分に設定する。また、乾燥行程時にドラム2内の空気の溶剤ガス濃度は相対的
に低くなるので、温度差制御値ΔTを大きくしても(つまり温度上昇を急激にし
ても)溶剤ガス濃度を安全値以下に抑えることが可能と
なる。そこで、温度差制
御値ΔTを最大の30℃に設定する。脱液回転速度が100rpm低下する毎に
、2分ずつ乾燥時間を延長し、洗濯物に残留する溶剤が確実に揮散するようにし
ている。また、温度差制御値ΔTは脱液回転速度が低くなるに伴い、25℃、2
0℃、15℃と順次低くする。
ラム出口温度センサ14による検知温度との差がこの温度差制御値ΔTになるよ
うに、第1蒸気弁VS1、第3蒸気弁VS3の開閉を制御するわけであるが、上
記制御によれば、ドラム2内の溶剤ガス濃度をピーク値を含めて爆発下限界濃度
以下に保ちつつ、乾燥運転時間をできる限り短縮化することができる。
るため、その蒸気配管に腐食、破損等が生じると蒸気が循環風路内に漏れ出し、
溶剤に水が混入し洗濯物を傷めるおそれがある。そこで、本実施例のドライクリ
ーナでは、次のような構成によって蒸気漏れを検出している。
3aにあって乾燥ヒータ11下方には水回収槽32が設けられており、この水回
収槽32に貯留した水の水位を水検出センサ45で検出するようになっている。
乾燥ヒータ11から蒸気漏れが発生すると、この蒸気は凝縮して入口側通気路3
aの内壁に水滴が付着する。水は入口側通気路3a内壁を伝い落ちて、水回収槽
32の中に溜まる。水検出センサ45は水回収槽32の中の水が所定水位に達し
たことを検出すると制御部40に検出信号を与え、制御部40はこれを受けて表
示部43にエラー表示を行う。作業者がエラー表示を確認すれば、蒸気漏れが発
生していることを認識し、修理を依頼する等の適宜の処置を採ることができる。
なお、水回収槽32又はこれに相当する水溜めを設ける位置は、蒸気が凝縮した
水が溜まる個所であれば、いずれの位置でもよい。
配管等を点検する必要が生じる。そこで、そのような点検を行うために、本ドラ
イクリーナでは、外部から乾燥ヒータ11を覗ける位置に点検用の連通口を設け
ている。図10は点検用連通口の構造を示す略断面図である。
設けられ、その端面は円筒状で外部に開放した開口部51に形成されている。そ
の開口部51を閉塞するための蓋体53は、点検用連通口50の外側に突設され
たボルト52にナット54で離脱自在に装着する構造となっている。点検用連通
口50の開口部51の周縁端部には、気密保持用のゴム製のパッキン55が取り
付けられている。パッキン55は、点検用連通口50の内側に向けて斜め上方に
突出しつつ開口部51の周りに周回する内側突部55bと、点検用連通口50の
外側に向けて斜め上方に突出しつつ開口部51の周りに周回する外側突部55a
とを備える。
して圧力が高くなる正圧、又は圧力が低くなる負圧のいずれにもなり得る。例え
ば、点検用連通口50の内側が負圧になる場合には、図11(a)に示すように
、外側突部55aが外側から内側に向かって押圧され、蓋体53の裏面に対して
強く密着して高い気密性を維持できる。逆に、点検用連通口50の内側が正圧に
なる場合には、図11(b)に示すように、内側突部55bが内側から外側に向
かって押圧され、蓋体53の裏面に対して強く密着して高い気密性を維持できる
。
のいずれになっても高い気密性を維持することができる。また、このような気密
性の高いパッキン55を用いれば、ボルト52とナット54による蓋体53の固
定個所を少なくすることができる。更に、パッキン55が点検用連通口50の開
口部51の周縁端部を覆うので、作業者のケガ防止のために、この周縁端部を滑
らかに仕上げる必要がなく、高い安全性を確保しつつ仕上げ加工のコストを削減
することができる。
えることは明らかである。
2…ドラム
2a…ドラムモータ
3a…入口側通気路
3b…出口側通気路
3c…上部通気路
5…ファン
6…ブロアモータ
7…仕切弁
8…吸気口
9…吸気弁
10…排気口
11…乾燥ヒータ
12…ドラム入口温度センサ
14…ドラム出口温度センサ
15…乾燥クーラ
20…溶剤タンク
21…ポンプ
23…フィルタ
24…溶剤ヒータ
25…液温センサ
27…ソープ濃度センサ
28…溶剤クーラ
29…ソープ貯留槽
30…ボイラ
31…チラー
32…水回収槽
VL1…給液弁
VL2…排液弁
VL3、VL4…三方切替弁
VL5…ソープ供給弁
VS1〜VS3…蒸気弁
40…制御部
43…表示部
44…動作検出回路
45…水検出センサ
50…点検用連通口
51…開口部
53…蓋体
55…パッキン
55a…外側突部
55b…内側突部
Claims (3)
- 揮発性の溶剤を用いて洗浄を行う洗濯乾燥機であって、洗濯室及び乾燥室を兼ね、回転自在に軸支されたドラムを有する外槽と、溶剤貯留槽から外槽に溶剤を供給する溶剤供給流路、該外槽から排出された溶剤を溶剤貯留槽に回収するための溶剤排出流路、及び溶剤貯留槽から溶剤浄化手段を介して溶剤貯留槽に溶剤を循環させる溶剤循環流路を切替え可能に形成する溶剤流路とを具備する洗濯乾燥機において、
a)前記溶剤循環流路中に設けられたソープ濃度検知手段と、
b)洗濯物同士、或いは洗濯物とドラムの内壁との摩擦により発生する静電気の抑制機能を有するソープを溶剤中に投入するソープ投入手段と、
c)洗浄運転の開始直後に前記ソープ濃度検知手段により溶剤中のソープ濃度を検知し、該検知値が所定値以上であれば運転を開始する一方、該検知値が所定値未満であるならば、前記溶剤循環流路中に所定時間、溶剤を循環させ、そのあとに前記ソープ濃度検知手段により溶剤中のソープ濃度を再び検知し、該検知値が所定値以上であれば運転を開始する一方、該検知値が所定値未満であるならば、前記ソープ投入手段により溶剤中にソープを投入させる運転制御手段と、
を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 前記運転制御手段は、ソープ投入動作を行ったあとに前記ソープ濃度検知手段により溶剤中のソープ濃度を再び検知し、該検知値が所定値以上であれば運転を開始する一方、該検知値が所定値未満であるならば、運転を停止することを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
- 前記運転制御手段は、運転を停止するときに異常報知を行うことを特徴とする請求項2記載の洗濯乾燥機。
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