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JP4579331B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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JP4579331B2
JP4579331B2 JP2009516072A JP2009516072A JP4579331B2 JP 4579331 B2 JP4579331 B2 JP 4579331B2 JP 2009516072 A JP2009516072 A JP 2009516072A JP 2009516072 A JP2009516072 A JP 2009516072A JP 4579331 B2 JP4579331 B2 JP 4579331B2
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    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
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Description

本発明は、ディスプレイ装置に使用するプラズマディスプレイパネルに関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2枚のガラス基板を互いに貼り合わせて構成されており、ガラス基板の間に形成される空間に放電光を発生させることで画像を表示する。画像における画素に対応するセルは、自発光型であり、放電により発生する紫外線を受けて赤、緑、青の可視光を発生する蛍光体が塗布されている。
例えば、3電極構造のPDPは、X電極およびY電極間でサステイン放電を発生させることで、画像を表示する。サステイン放電を発生させるセル(点灯させるセル)は、例えば、Y電極およびアドレス電極間で選択的にアドレス放電を発生させることにより、選択される。
一般的なPDPでは、X電極およびY電極は前面ガラス基板に配置され、アドレス電極は背面ガラス基板に配置されている。また、近年、X電極およびY電極とアドレス電極の3電極を前面ガラス基板に配置したPDPが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種のPDPでは、X電極およびY電極等の1層目の電極は、ガラス基材上に形成され、1層目の電極の延在方向に直交するアドレス電極等の2層目の電極は、1層目の電極を覆っている誘電体層上に形成されている。なお、前面ガラス基板は、ガラス基材およびガラス基材上に形成された誘電体層を含んで構成されている。
特開平10−321145号公報
PDPでは、前面ガラス基板と背面ガラス基板とを貼り合わせるためのシール材は、画像の表示領域の外周部に配置されている。例えば、背面ガラス基板にアドレス電極を有するPDPでは、前面ガラス基板の2辺にX電極およびY電極の引き出し部分が設けられ、他の2辺には、電極の引き出し部分は設けられない。このため、シール材は、電極の引き出し部分が設けられる2辺では、前面ガラス基板の縁部から所定の距離(引き出し部分)だけ内側に配置され、他の2辺では、PDPの面積の増加を抑制するために、前面ガラス基板の縁部近辺に配置される。
これに対し、前面ガラス基板にアドレス電極を有するPDPでは、例えば、前面ガラス基板の2辺にX電極およびY電極の引き出し部分が設けられ、他の2辺にアドレス電極の引き出し部分が設けられる。このため、シール材は、電極の引き出し部分が設けられる4辺で、前面ガラス基板の縁部から所定の距離(引き出し部分)だけ内側に配置される。
例えば、シール材がX電極およびY電極等の1層目の電極を覆う誘電体層の縁部をまたいで配置された場合、前面ガラス基板と背面ガラス基板との接合部分(シール材の接合部分)は、誘電体層と前面ガラス基材との段差を有する。この場合、シール材の接合部分における段差の所に隙間が発生するおそれがあり、その隙間からPDP内に大気が徐々に入り込み、PDPが動作しなくなるおそれがある。すなわち、シール材の接合部分の段差が大きい場合、PDPの気密性が劣化し、PDPの信頼性が低下する。しかしながら、前面ガラス基板に互いに直交する電極を有するPDPでは、前面ガラス基板とシール材との位置関係、特に、前面ガラス基板の誘電体層とシール材との位置関係に関する発明は、提案されていない。
本発明の目的は、前面ガラス基板に互いに直交する電極を有するPDPにおいて、PDPの気密性を確保し、PDPの信頼性の低下を防止することである。特に、本発明の目的は、各電極と駆動回路との接続作業が繁雑になることを防止しつつ、PDPの気密性を確保し、PDPの信頼性の低下を防止することである。
プラズマディスプレイパネルは、互いに対向する第1基板および第2基板を有している。プラズマディスプレイパネルの画像の表示領域は、放電により発光するセルで構成されている。そして、第1基板上には、第1方向に延在し、間隔を置いて配置された複数の第1電極と、第1電極における表示領域を覆う第1誘電体層とが設けられている。さらに、第1誘電体層上には、第1方向に直交する第2方向に延在し、間隔を置いて配置された複数の第2電極が設けられている。
また、第2基板上における表示領域の外周部で第1誘電体層の縁部より内側の位置には、第2基板を第1基板に貼り合わせるために、シール材が額縁状に配置されている。
本発明では、前面ガラス基板に互いに直交する電極を有するPDPにおいて、PDPの気密性を確保し、PDPの信頼性の低下を防止できる。特に、本発明では、各電極と駆動回路との接続作業が繁雑になることを防止しつつ、PDPの気密性を確保し、PDPの信頼性の低下を防止できる。
本発明の第1の実施形態におけるPDPの要部の分解斜視図である。 図1に示したPDPの説明図である。 図2に示したPDPのA−A’線に沿う断面図である。 図2に示したPDPのB−B’線に沿う断面図である。 図1に示したPDPを用いて構成されたプラズマディスプレイ装置の一例を示す分解斜視図である。 図5に示した回路部の概要を示すブロック図である。 図1に示したPDPに画像を表示するためのサブフィールドの放電動作の例を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態におけるPDPの説明図である。 図8に示したPDPのA−A’線に沿う断面図である。 図8に示したPDPのB−B’線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるPDPの断面図である。 図11に示したPDPの断面に直交する断面図である。 図11に示した背面基板部の概要を示す説明図である。 本発明の変形例におけるPDPの背面基板部の概要を示す説明図である。 本発明の別の変形例におけるPDPの電極構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。なお、図1は、画像の表示領域(後述する図2の太い破線で囲んだ領域)におけるプラズマディスプレイパネル(以下、PDPとも称する)の要部を示す分解斜視図である。図中の矢印D1は、第1方向D1を示し、矢印D2は、第1方向D1に画像表示面に平行な面内で直交する第2方向D2を示している。PDP10は、画像表示面を構成する前面基板部12と、前面基板部12に対向する背面基板部14とにより構成されている。前面基板部12と背面基板部14の間(より詳細には、背面基板部14の凹部)に放電空間DSが形成される。
前面基板部12は、繰り返して放電を発生させるために、ガラス基材FS(第1基板)上(図では下側)に第1方向D1に沿って平行に形成され、第2方向D2に沿って交互に形成されたXバス電極XbおよびYバス電極Ybを有している。Xバス電極Xbには、Xバス電極XbからYバス電極Ybに向けて第2方向D2に延在するX透明電極Xtが接続されている。また、Yバス電極Ybには、Yバス電極YbからXバス電極Xbに向けて第2方向D2に延在するY透明電極Ytが接続されている。すなわち、X透明電極XtおよびY透明電極Ytは、第2方向D2に沿って対向している。
ここで、Xバス電極XbおよびYバス電極Ybは、金属材料等で形成された不透明な電極であり、X透明電極XtおよびY透明電極Ytは、ITO膜等で形成された光を透過する透明電極である。なお、透明電極XtおよびYtは、それぞれが当接するバス電極XbおよびYbとガラス基材FSとの間の全面に配置されることもある。また、透明電極XtおよびYtは、バス電極XbおよびYbと同じ材料(金属材料等)で、バス電極XbおよびYbと一体に形成されてもよい。そして、X電極XE(維持電極、第1電極の1つ)は、Xバス電極XbおよびX透明電極Xtにより構成され、Y電極YE(走査電極、第1電極の1つ)は、Yバス電極YbおよびY透明電極Ytにより構成される。
電極Xb、Xt、Yb、Ytは、誘電体層DL1に覆われている。例えば、誘電体層DL1は、CVD法により形成された二酸化シリコン膜(SiO 膜、シリコン酸化膜)である。そして、誘電体層DL1上(図では下側)には、バス電極Xb、Ybの直交方向(第2方向D2)に延在する複数のアドレス電極AE(第2電極)が設けられている。アドレス電極AEは、誘電体層DL2に覆われており、誘電体層DL2の表面は、MgO等の保護層PLに覆われている。
放電空間DSを介して前面基板部12に対向する背面基板部14は、ガラス基材RS(第2基板)上に、互いに平行に形成された隔壁(バリアリブ)BRを有している。隔壁BRは、バス電極Xb、Ybに直交する方向(第2方向D2)に延伸し、アドレス電極AEに対向している。換言すれば、アドレス電極AEは、隔壁BRに対向する位置に配置されている。隔壁BRにより、セルの側壁が構成される。さらに、隔壁BRの側面と、互いに隣接する隔壁BRの間のガラス基材RS上とには、紫外線により励起されて赤(R)、緑(G)、青(B)の可視光を発生する蛍光体PHr、PHg、PHbが、それぞれ塗布されている。
PDP10の1つの画素は、赤、緑および青の光を発生する3つのセルにより構成される。ここで、1つのセル(一色の画素)は、バス電極Xb、Ybと隔壁BRとで規定される領域に形成される。このように、PDP10は、画像を表示するためにセルをマトリックス状に配置し、かつ互いに異なる色の光を発生する複数種のセルを交互に配列して構成されている。すなわち、画像の表示領域(後述する図2に示す太い破線で囲んだ領域)は、マトリックス状に配置されたセルにより構成される。特に図示していないが、バス電極Xb、Ybに沿って形成されたセルにより、表示ラインが構成される。
PDP10は、前面基板部12および背面基板部14を、保護層PLと隔壁BRが互いに接するように貼り合わせ、Ne、Xe等の放電ガスを放電空間DSに封入することで構成される。
図2は、図1に示したPDP10の概要を示している。なお、図2は、画像表示面側(後述する図3の上側)から見た状態を示している。図2の濃い網掛け部分(額縁状の部分)は、シール材SMを示している。また、図2の薄い網掛け部分(額縁状の部分を除く網掛け部分)は、維持電極XE(バス電極Xb、透明電極Xt)および走査電極YE(バス電極Yb、透明電極Yt)を示している。上述したように、画像の表示領域DA(図の太い破線で囲んだ領域)は、マトリックス状に配置されたセルC1により構成される。
シール材SMは、ガラス基材RS上における表示領域DAの外周部OTに配置されている。例えば、シール材SMは、低融点ガラスで形成され、前面基板部12と背面基板部14とを貼り合わせる。なお、シール材SMは、保護層PLおよび誘電体層DL2の内側に配置され、保護層PLおよび誘電体層DL2は、誘電体層DL1の内側に配置されている。また、ガラス基材RSは、保護層PLおよび誘電体層DL2の内側に配置されている。
シール材SMと隔壁BRとの間に形成された排気空間ESには、ガラス基材RSの外面まで貫通する排気孔EHが設けられている。これにより、組み立てられたPDP10の放電空間DS(上述した図1に示した背面基板部14の凹部)を真空状態に設定でき、放電ガスを放電空間DSに封入できる。
なお、この例では、画像表示面側から見た場合、アドレス電極AEは、隔壁BRに重なる位置に設けられ、透明電極Ytは、自身に対応(図では、自身の左側に位置)するアドレス電極AEに対向している。
このため、アドレス電極AEと透明電極Yt間に電圧を印加することにより、着目するセルC1の放電空間DSでアドレス放電を発生させることができる。このとき、隔壁BRも誘電体層の一部として作用し、アドレス電極AEと透明電極Yt間の電界が放電空間DSに生ずる。
また、第1方向D1に沿って配置される透明電極Xt、Ytは、交互に配置されている。したがって、アドレス電極AEを挟んで第1方向D1に隣接するセルC1において、両方のセルC1の透明電極Ytが1つのアドレス電極AEの両側に隣接することがない。このため、着目するセルC1のアドレス電極AEと透明電極Yt間でアドレス放電を発生させるとき(アドレス期間)に、隣接するセルC1で誤放電が発生することを防止できる。
なお、バス電極Xb、Ybの端部は、前面基板部12におけるガラス基材FSの縁部に位置し、電極XE、YEに電圧を印加する回路と接続するための接続部CT1としてそれぞれ機能する。また、アドレス電極AEの端部は、誘電体層DL1の縁部と誘電体層DL2の縁部との間に位置し、アドレス電極AEに電圧を印加する回路と接続するための接続部CT2として機能する。ここで、電極XE、YEおよびAEに電圧を印加する回路は、例えば、後述する図6に示すドライバXDRV、YDRV、ADRVである。
図3および図4は、図2に示したPDP10の断面を示している。なお、図3は、図2のA−A’線に沿う断面を示し、図4は、図2のB−B’線に沿う断面を示している。
図3および図4に示すように、シール材SMは、背面基板部14におけるガラス基材RSの外周部OTと前面基板部12の保護層PLとの間に配置され、それぞれに接合されることにより、前面基板部12と背面基板部14とを貼り合わせている。このため、誘電体層DL1、DL2とガラス基材FSとの段差は、シール材SMの外側に位置する。すなわち、シール材SMの接合部分に段差が生じることを防止できる。
例えば、シール材SMの接合部分に段差が生じると、段差の所に隙間が発生するおそれがあり、その隙間からPDP内に大気が徐々に入り込み、PDPが動作しなくなるおそれがある。すなわち、シール材SMの接合部分における段差の所に隙間が発生すると、PDP10の気密性が劣化し、PDP10の信頼性が低下する。この実施形態では、シール材SMの接合部分に段差が生じることを防止できるため、PDP10の気密性が劣化することを防止でき、PDP10の信頼性が低下することを防止できる。
また、図3に示すように、ガラス基材RSの縁部は、誘電体層DL1の縁部より内側に位置している。これにより、接続部CT1上に障害物(例えば、ガラス基材RS)のない作業空間を確保できる。この結果、例えば、後述する図6に示すドライバXDRV、YDRVを接続部CT1に簡易に接続できる。
図4に示すように、アドレス電極AEの接続部CT2は、シール材SMの外側に配置され、誘電体層DL1の平面上に設けられている。この実施形態では、シール材SMが誘電体層DL1の内側に配置されているため、誘電体層DL1の平面上に、接続部CT2を簡易に形成できる。例えば、接続部CT2を有するアドレス電極AEは、スパッタ法や蒸着法により金属微粒子を誘電体層DL1の表面に付着した後に、露光工程を用いて電極のパターンを形成する一般的な製造工程により、簡易に形成される。また、ガラス基材RSの縁部は、誘電体層DL2の縁部より内側に位置している。これにより、接続部CT2上に障害物(例えば、ガラス基材RS)のない作業空間を確保できる。この結果、例えば、後述する図6に示すドライバADRVを接続部CT2に簡易に接続できる。
図5は、図1に示したPDP10を用いて構成されたプラズマディスプレイ装置の一例を示している。プラズマディスプレイ装置(以下、PDP装置とも称する)は、PDP10、PDP10の画像表示面16側(光の出力側)に設けられる光学フィルタ20、PDP10の画像表示面16側に配置された前筐体30、PDP10の背面18側に配置された後筐体40およびベースシャーシ50、ベースシャーシ50の後筐体40側に取り付けられ、PDP10を駆動するための回路部60、およびPDP10をベースシャーシ50に貼り付けるための両面接着シート70を有している。回路部60は、複数の部品で構成されるため、図では、破線の箱で示している。光学フィルタ20は、前筐体30の開口部32に取り付けられる保護ガラス(図示せず)に貼付される。なお、光学フィルタ20に電磁波遮蔽機能を持たせることもある。また、光学フィルタ20は、保護ガラスではなく、PDP10の画像表示面16側に直接貼付されることもある。
図6は、図5に示した回路部60の概要を示している。回路部60は、バス電極Xbに共通のパルスを印加するXドライバXDRV、バス電極Ybに選択的にパルスを印加するYドライバYDRV、アドレス電極AEに選択的にパルスを印加するアドレスドライバADRV、ドライバXDRV、YDRV、ADRVの動作を制御する制御部CNTおよび電源部PWRを有している。ドライバXDRV、YDRV、ADRVは、PDP10を駆動する駆動部として動作する。電源部PWRは、ドライバYDRV、XDRV、ADRVに供給する電源電圧Vsc、Vs/2、−Vs/2、Vsa等を生成する。
制御部CNTは、画像データR0−7、G0−7、B0−7に基づいて使用するサブフィールドを選択し、ドライバYDRV、XDRV、ADRVに制御信号YCNT、XCNT、ACNTを出力する。ここで、サブフィールドは、PDP10の1画面を表示するための1フィールドが分割されたフィールドであり、サブフィールド毎にサステイン放電の回数が設定されている。そして、画素を構成するセルC1毎に、使用するサブフィールドを選択することにより、多階調の画像が表示される。
図7は、図1に示したPDP10に画像を表示するためのサブフィールドにおける放電動作の一例を示している。図中の星印は、放電の発生を示している。各サブフィールドSFは、リセット期間RST、アドレス期間ADR、サステイン期間SUSおよび消去期間ERSにより構成される。なお、消去期間ERSは、点灯したセルのみの壁電荷を減少させるための放電を発生させる期間のため、サステイン期間SUSに含めて定義される場合もある。
まず、リセット期間RSTでは、緩やかに下降する負の電圧(鈍波)が、維持電極XE(バス電極Xbおよび透明電極Xt)に印加され、正の電圧が、走査電極YE(バス電極Ybおよび透明電極Yt)に印加される(図7(a))。そして、維持電極XEは、負の書き込み電圧に維持され、緩やかに上昇する正の書き込み電圧(書き込み鈍波)が走査電極YEに印加される(図7(b))。これにより、セルの発光を抑えながら維持電極XEと走査電極YEに正と負の壁電荷がそれぞれ蓄積される。次に、維持電極XEに正の調整電圧が印加され、負の調整電圧(調整鈍波)が走査電極YEに印加される(図7(c))。これにより、維持電極XEと走査電極YEにそれぞれ蓄積された正と負の壁電荷の量が減るとともに、全てのセルの壁電荷が等しくなる。なお、例えば、正の調整電圧は、電圧Vs/2より低い電圧であり、負の調整電圧の最小値は、電圧−Vs/2より高い電圧である。
アドレス期間ADRでは、アドレス放電時に陽極となるスキャン電圧が維持電極XEに印加され、アドレス放電時に陰極となるスキャンパルスが走査電極YEに印加され、アドレス放電時に陽極となるアドレスパルス(電圧Vsa)が、点灯するセルに対応するアドレス電極AEに印加される(図7(d))。スキャンパルスとアドレスパルスにより選択されたセルは、一時的に放電する。
すなわち、走査電極YEとアドレス電極AE間には、放電を発生させる最低電圧(放電開始電圧)以上の電圧が印加され、維持電極XEとアドレス電極AE間には、放電開始電圧より低い電圧が印加される。これにより、着目するセルのアドレス電極AEと走査電極YE間でアドレス放電を発生させるときに、隣接するセルの維持電極XEとアドレス電極AE間で誤放電が発生することを防止できる。アドレス電極AEの波形に示される2回目のアドレスパルスは、他の表示ラインの放電セルを選択するために印加される(図7(e))。
サステイン期間SUSでは、負および正のサステインパルスが、維持電極XEおよび走査電極YEにそれぞれ印加される(図7(f、g))。これにより、点灯したセルの放電状態が維持される。互いに極性の異なるサステインパルスが、維持電極XEおよび走査電極YEに繰り返して印加されることにより、サステイン期間SUSに点灯したセルの放電(サステイン放電)が繰り返し行われる。
消去期間ERSでは、負の消去前パルスと正の高電圧の消去前パルスが、維持電極XEおよび走査電極YEにそれぞれ印加され、放電が発生する(図7(h))。これにより、壁電荷が、維持電極XEおよび走査電極YEに蓄積される。この際、走査電極YEは、電圧Vs/2より高い電圧が印加されるため、蓄積される壁電荷の量は相対的に多くなる。次に、正の消去パルスと負の消去パルスが、維持電極XEおよび走査電極YEにそれぞれ印加される(図7(i))。これにより、放電が起こるが、2電極間に印加されている電圧値の差がサステイン期間SUSの電圧値の差よりも低いため、壁電荷の量がサステイン期間SUSに比べて減る。
以上、第1の実施形態では、シール材SMは、誘電体層DL1の縁部より内側の位置に額縁状に配置されている。すなわち、シール材SMは、誘電体層DL1とガラス基材FSとの段差が発生する位置より内側に配置されている。さらに、シール材SMは、誘電体層DL1と誘電体層DL2との段差が発生する位置より内側に配置されている。すなわち、誘電体層DL1、DL2とガラス基材FSとの段差により、シール材SMの接合部分に隙間が発生することを防止できる。この結果、PDP10の気密性を確保でき、PDP10の信頼性が低下することを防止できる。
さらに、ガラス基材RSの縁部は、誘電体層DL1、DL2の縁部より内側に位置している。これにより、電極XE、YE、AEと駆動回路(例えば、図6に示したドライバXDRV、YDRV、ADRV)との接続作業が繁雑になることを防止しつつ、PDP10の気密性を確保し、PDP10の信頼性の低下を防止できる。
図8、図9および図10は、本発明の第2の実施形態におけるPDP10の概要を示している。なお、図8は、画像表示面側(後述する図9の上側)から見た状態を示し、図9は、図8のA−A’線に沿う断面を示し、図10は、図8のB−B’線に沿う断面を示している。この実施形態では、誘電体層DL2および保護層PLの大きさが、第1の実施形態と相違している。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。また、この実施形態のPDP10を用いたPDP装置およびPDP10に画像を表示するための放電動作は、第1の実施形態(図5−図7)と同じである。
図8に示すように、誘電体層DL2および保護層PLは、シール材SMの内側の縁部より内側に配置され、表示領域DAを覆っている。なお、シール材SMは、誘電体層DL1の内側に配置されている。
図9および図10に示すように、シール材SMは、背面基板部14におけるガラス基材RSの外周部OTと前面基板部12の誘電体層DL1との間に配置され、それぞれに接合されている。このため、誘電体層DL1とガラス基材FSとの段差は、シール材SMの外側に位置する。また、誘電体層DL1と誘電体層DL2との段差は、シール材SMと表示領域DAとの間に位置する。すなわち、この実施形態においても、シール材SMの接合部分に段差が生じることを防止できる。この結果、PDP10の気密性を確保でき、PDP10の信頼性が低下することを防止できる。以上、第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図11および図12は、本発明の第3の実施形態におけるPDP10の概要を示している。なお、図11は、上述した図2のA−A’線に沿う断面に対応し、図12は、図2のB−B’線に沿う断面に対応している。この実施形態では、ガラス基材RS2の外周部OTに溝GRが形成されている点が、第1の実施形態と相違している。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。また、この実施形態のPDP10を用いたPDP装置およびPDP10に画像を表示するための放電動作は、第1の実施形態(図5−図7)と同じである。
ガラス基材RS2の外周部OTには、額縁状の溝GRが形成され、溝GR内には、シール材SMが配置されている。例えば、放電空間DS、溝GRおよび排気空間ESは、サンドブラスト法等により、ガラス基材RS2を直接彫り込んで形成される。溝GRは、誘電体層DL1、DL2および保護層PLより内側に位置している。すなわち、シール材SMは、背面基板部14における溝GRと前面基板部12の保護層PLとの間に配置され、それぞれに接合される。したがって、誘電体層DL1、DL2とガラス基材FSとの段差は、シール材SMの外側に位置する。すなわち、シール材SMの接合部分に段差が生じることを防止でき、PDP10の気密性を確保できる。この結果、PDP10の信頼性が低下することを防止できる。
なお、シール材SMと前面基板部12(より詳細には、保護層PL)との接合面の面積は、溝GRの開口部の面積より小さく形成される。すなわち、シール材SMの体積は、溝GRの体積(容積)よりも小さい。このため、シール材SMは、前面基板部12と背面基板部14とを貼り合わせたときに、溝GRからはみ出さない。この結果、隔壁BRと前面基板部12との間に、シール材SMによる隙間が発生することを防止できる。隔壁BRと前面基板部12との間の隙間を無くすことができるため、隔壁BRは、着目するセルC1の放電が、隔壁BRを挟んで隣接するセルC1に広がることを防止できる。したがって、隣接するセルC1での誤放電を防止できる。
図13は、図11に示した背面基板部14の概要を示している。上述したように、放電空間DS、溝GRおよび排気空間ESは、サンドブラスト法等により、ガラス基材RSを直接彫り込んで形成される。すなわち、隔壁BRおよび溝GRは、ガラス基材RSを削ることにより形成される。これにより、例えば、隔壁BRを形成するための焼成工程を必要としないため、PDPの製造コストを低減できる。多くの場合、この焼成工程の焼成炉は電気をエネルギーとしており、この焼成工程を無くすことは電気エネルギーの削減にもなる。なお、放電空間DSは、ペースト状の隔壁材料を塗布し、乾燥、サンドブラスト、焼成工程を経て形成されてもよい。また、隔壁BRを印刷による積層で形成してもよい。
以上、第3の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、電極XE、YE、AEと駆動回路(例えば、図6に示したドライバXDRV、YDRV、ADRV)との接続作業が繁雑になることを防止しつつ、PDP10の気密性を確保し、PDP10の信頼性の低下を防止できる。
なお、上述した実施形態では、1つの画素が、3つのセル(赤(R)、緑(G)、青(B))により構成される例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、1つの画素を4つ以上のセルにより構成してもよい。あるいは、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、青(B)以外の色を発生するセルにより構成されてもよく、1つの画素が、赤(R)、緑(G)、青(B)以外の色を発生するセルを含んでもよい。
上述した実施形態では、維持電極XE、走査電極YE、アドレス電極AEの3電極が前面基板部12に形成される例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、アドレス電極を兼ねるX電極(第2電極)と走査電極YE(第1電極)の2電極を前面基板部12に形成してもよい。あるいは、維持電極XEと走査電極YE間のサステイン放電を補助するZ電極を設け、維持電極XE(第1電極の1つ)、走査電極YE(第1電極の1つ)、アドレス電極AE(第2電極)、Z電極(第1電極の1つ)の4電極を前面基板部12に形成してもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、隔壁BRが、アドレス電極AEに対向する位置のみに配置される例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図14に示すように、アドレス電極AEの垂直方向に延在する隔壁BR2が、ガラス基材RS3に形成されてもよい。図14は、隔壁BR2が形成された背面基板部14の概要を示している。
図14の例では、ガラス基材RS3に隔壁BR2が形成されている点が、上述した第3の実施形態(図13)と相違している。その他の構成は、第3の実施形態と同じである。上述した図13で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。図14の例では、隔壁BR2は、隔壁BRより低く形成される。これにより、隔壁BR2に遮断されることなく、排気空間ESを介して、組み立てられたPDP10の放電空間DSを真空状態に設定でき、放電ガスを放電空間DSに封入できる。
例えば、隔壁BR、BR2は、サンドブラスト法等により、ガラス基材RSを削ることにより形成される。なお、放電空間DSは、ペースト状の隔壁材料を塗布し、乾燥、サンドブラスト、焼成工程を経て形成されてもよい。また、隔壁BR、BR2を印刷による積層で形成してもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、透明電極Xt、Ytが第2方向D2に沿って対向する位置に配置される例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、図15に示すように、透明電極Xt2、Yt2の先端部SD1、SD2が第1方向D1に沿って対向する位置に配置されてもよい。図15は、画像表示面側から見た電極Xb、Xt2、Yb、Yt2、AEおよび隔壁BRの状態を示している。図15の例では、透明電極Xt2、Yt2およびアドレス電極AEが、第1の実施形態と相違している。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
バス電極Xbに接続された透明電極Xt2の先端SD1は、バス電極Ybに接続された透明電極Yt2の先端SD2に対向している。また、透明電極Xt2、Yt2は、対向部を広くするために、T字形状にそれぞれ形成されている。なお、透明電極Xt2、Yt2の形状は、長方形でもよいし、台形でもよい。また、突出部Apは、アドレス電極AEから各セルC1の透明電極Yt2に向けて突出し、アドレス電極AEと一体に形成されている。このため、アドレス電極AEと透明電極Yt2間に電圧を印加することにより、着目するセルC1でアドレス放電を発生させることができる。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、ガラス基材RSの縁部が誘電体層DL1の縁部より内側に位置している例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した図2に示した接続部CT1側のガラス基材RSの縁部は、誘電体層DL1の縁部と同じ位置でもよい。あるいは、接続部CT1側のガラス基材RSの縁部は、接続部CT1上の作業空間を塞がない範囲で、誘電体層DL1の縁部より外側に位置してもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施形態では、ガラス基材RSの縁部が誘電体層DL2の縁部より内側に位置している例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、ガラス基材RSの縁部は、誘電体層DL2の縁部と同じ位置でもよい。あるいは、ガラス基材RSの縁部は、接続部CT1、CT2上の作業空間を塞がない範囲で、誘電体層DL2の縁部より外側に位置してもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した第3の実施形態では、シール材SMが誘電体層DL2の縁部より内側の位置に額縁状に配置されている例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した第2の実施形態のように、シール材SMが誘電体層DL2の縁部より外側の位置に額縁状に配置されてもよい。すなわち、誘電体層DL2および保護層PLは、シール材SMの内側の縁部より内側に配置されてもよい。この場合にも、上述した第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明は、ディスプレイ装置に使用するプラズマディスプレイパネルに適用できる。

Claims (4)

  1. 放電空間を介して互いに対向する第1基板および第2基板と、
    放電により発光するセルで構成される画像の表示領域と、
    前記第1基板上に、第1方向に延在し、間隔を置いて配置された複数の第1電極と、
    前記第1基板上に設けられ、前記第1電極における前記表示領域を覆う第1誘電体層と、
    前記第1誘電体層上に、前記第1方向に直交する第2方向に延在し、間隔を置いて配置された複数の第2電極と、
    前記第2基板の前記第1基板に対向する側の平面領域の所定箇所に設けられ、前記平面領域に対して垂直な方向を高さ方向として形成された隔壁と、
    前記第2基板の前記平面領域における前記表示領域の外周部で前記第1誘電体層の縁部より内側の位置に、前記第2基板を前記第1基板に貼り合わせるために、額縁状に配置されたシール材とを備え
    前記第2基板の縁部は、前記第1誘電体層の縁部より内側に位置し、
    前記各第2電極の両端部は、前記第1誘電体層の前記第2基板に対向する平面上に配置され、
    前記各第2電極は、前記両端部の少なくとも一方に、前記第2電極に電圧を印加する回路と接続するための接続部を有し、
    前記接続部は、前記シール材の外側に配置され、前記第1誘電体層の前記平面上に形成されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記第1誘電体層上に設けられ、前記第2電極における前記表示領域を覆う第2誘電体層を備え、
    前記シール材は、前記第2誘電体層の縁部より内側の位置に配置されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  3. 請求項記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記第2基板の縁部は、前記第2誘電体層の縁部より内側に位置していることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  4. 請求項1記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
    前記第1誘電体層上に設けられ、前記第2電極における前記表示領域を覆う第2誘電体層を備え、
    前記シール材は、前記第2誘電体層の縁部より外側の位置に配置され、前記第1誘電体層と接合されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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