JP4563041B2 - 多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 - Google Patents
多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4563041B2 JP4563041B2 JP2004019026A JP2004019026A JP4563041B2 JP 4563041 B2 JP4563041 B2 JP 4563041B2 JP 2004019026 A JP2004019026 A JP 2004019026A JP 2004019026 A JP2004019026 A JP 2004019026A JP 4563041 B2 JP4563041 B2 JP 4563041B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous structure
- polyurethane resin
- water
- aqueous
- polyvinyl alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
本発明にかかる(A)水系ポリウレタン樹脂としては、(i)カルボキシル基、スルホン基、第4級アンモニウム基等の親水性官能基がポリウレタン樹脂骨格に導入され、乳化剤を用いなくても水性化できる自己乳化型水系ポリウレタン樹脂や、(ii)親水性官能基を有さないポリウレタン樹脂を乳化剤にて転相乳化して得られる強制乳化型水系ポリウレタン樹脂を用いることが可能であるが、繊維基材の内部に得られる多孔性構造の孔がより緻密なものとなる傾向にあるという観点から、(ii)強制乳化型水系ポリウレタン樹脂を用いることが好ましい。
本発明にかかる(B)ポリビニルアルコールは特に制限されないが、繊維基材内部の多孔性構造の形成がより確実に阻害されにくくなるという観点から、ケン化度が70mol%以上のものであることが好ましく、85mol%以上のものであることがより好ましい。ここで、ケン化度は、ポリビニルアルコール中のカルボキシル基とヒドロキシル基の合計数に対するヒドロキシル基の数の百分率の値である。用いるポリビニルアルコールのケン化度が70mol%未満であると、形成される多孔性構造の強度保持力が弱く、乾燥時に孔が収縮あるいは無孔化し易くなる傾向にある。一方、ポリビニルアルコールのケン化度が85mol%以上であれば、形成される多孔性構造の強度保持力がより高くなる傾向にある。
本発明にかかる(C)水性ポリイソシアネート系架橋剤は、原料となる疎水性のポリイソシアネートに親水性鎖を導入することによって自己乳化性を付与した化合物をいう。また、水性ポリイソシアネート架橋剤は、親水性鎖に加え、必要に応じて親油性鎖をさらに導入してもよい。このような水性ポリイソシアネート系架橋剤は、(A)水系ポリウレタン樹脂及び(B)ポリビニルアルコールへの相溶性及び分散性が高く、水中への自己乳化分散性が良好で可使時間が長い。そして、このような(C)水性ポリイソシアネート系架橋剤を前述の(A)水系ポリウレタン樹脂及び(B)ポリビニルアルコールと組み合わせて用いることにより、繊維基材内部にポリウレタン樹脂層が均一に分散され、かつ、そのポリウレタン樹脂層中に緻密かつ均一で安定性にも優れた多孔性構造が形成されるようになる。
本発明の多孔性構造体の製造方法においては、先ず、前記した(A)水系ポリウレタン樹脂、(B)ポリビニルアルコール、(C)水性ポリイソシアネート系架橋剤を含有する混合液を繊維基材に含浸させて前駆体を得る。
本発明の多孔性構造体は、前記本発明の製造方法により得られたものであり、その繊維基材内部にはポリウレタン樹脂層が均一に分散された状態で固着しており、かつ、ポリウレタン樹脂層中に均一かつ緻密で安定性にも優れた多孔性構造が形成されている。本発明の多孔性構造体におけるポリウレタン樹脂等の固着固形分の量は、特に制限されないが、繊維基材100質量部に対して15〜150質量部程度であることが好ましく、25〜80質量部程度であることがより好ましい。
本発明の皮革状構造体は、前記本発明の製造方法により得られた多孔性構造体の少なくとも一方の面に表皮層を設けたものである。このように表皮層の形成方法は、従来公知のいずれの方法でもよく、(i)離型紙上に形成させた表皮層の上に接着剤を塗布し、本発明の多孔性構造体と貼り合わせて水分を蒸発、あるいは、水分蒸発後に貼り合わせ、次いで離型紙を表皮層から剥離させる離型紙転写法;(ii)離型紙上に形成させた表皮層を熱により多孔性構造体と貼り合わせた後、離型紙を剥離させる熱転写法;(iii)本発明の多孔性構造体上に表皮層を形成する組成物を直接スプレーするスプレー法;(iv)表皮層を形成させる組成物を、グラビアコーター、ナイフコーター、コンマコーター、エアナイフコーター等にて本発明の多孔性構造体上に塗布するダイレクトコート法が挙げられるが、表皮層の物性面の観点から離型紙転写法が最も好ましい。なお、離型紙転写法において使用される表皮層と接着剤は、本発明の多孔性構造体と貼り合わせることができるものであればいずれでも良いが、風合い面及び物性面の観点からはポリウレタン樹脂が好ましく、また、VOC及び環境負荷の観点からは水性又は無溶剤とすることが望ましい。
走査型電子顕微鏡[(株)日立製作所、S−2400]を用いて多孔性構造体の断面を観察し、繊維基材中に固着しているポリウレタン樹脂層とその中に形成された多孔性構造の状態を次の基準に従って評価した。
4:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に均一に分散しており、その全体に緻密でかつ均一な多孔性構造が確認された。
3:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に均一に分散しており、その大部分に緻密な多孔性構造が確認された。
2:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に不均一に分散しており、一部に多孔性構造が確認された。
1:繊維基材中のポリウレタン樹脂層に、多孔性構造の形成は確認されなかった(無孔状態)。
触感により、多孔性構造体の風合い(柔軟さ)を以下の5段階(1級[粗硬]〜5級[柔軟])の基準に従って評価した。
5:柔軟かつ反発弾性に極めて富んだ風合い
4:柔軟かつ反発弾性に富んだ風合い
3:柔軟ながらもやや反発弾性に欠ける風合い
2:やや粗硬かつペーパーライクな(紙のような)風合い
1:粗硬かつペーパーライクな(紙のような)風合い。
多孔性構造体を、熱風乾燥機(TABAI SAFETYOVEN SPH-200)中に120℃で200時間放置した後、断面を走査電子顕微鏡[(株)日立製作所、S−2400]を用いて観察し、繊維基材中に固着しているポリウレタン樹脂層とその中に形成された多孔性構造の状態を次の基準に従って評価した。
4:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に均一に分散しており、その全体に緻密でかつ均一な多孔性構造が確認された。
3:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に均一に分散しており、その大部分に緻密な多孔性構造が確認された。
2:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に不均一に分散しており、一部に多孔性構造が確認された。
1:繊維基材中のポリウレタン樹脂層に、多孔性構造の形成は確認されなかった(無孔状態)。
多孔性構造体を恒温恒湿機(TABAI EY-101)中に70℃、95%RH.の条件下で2週間放置した後、断面を走査電子顕微鏡[(株)日立製作所、S−2400]を用いて観察し、繊維基材中に固着しているポリウレタン樹脂層とその中に形成された多孔性構造の状態を次の基準に従って評価した。
4:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に均一に分散しており、その全体に緻密でかつ均一な多孔性構造が確認された。
3:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に均一に分散しており、その大部分に緻密な多孔性構造が確認された。
2:ポリウレタン樹脂層が繊維基材中に不均一に分散しており、一部に多孔性構造が確認された。
1:繊維基材中のポリウレタン樹脂層に、多孔性構造の形成は確認されなかった(無孔状態)。
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素導入管を付した四つ口フラスコに、1,6−ヘキサンジオールポリカーボネートポリオール(平均分子量1000)76.1g、ポリオキシエチレンポリプロピレンランダム共重合グリコール(平均分子量1000、オキシエチレン基含有量70%)16.9g、1,4−ブタンジオール1.5g、トリメチロールプロパン1.9g、ジブチル錫ジラウレート0.001g及びメチルエチルケトン60gを仕込み、均一に混合した後、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート40.4gを加え、75℃にて300分反応させ、イソシアネート基末端プレポリマー(固形分に対する遊離イソシアネート基含有量は2.1質量%)のメチルエチルケトン溶液を得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計及び窒素導入管を付した四つ口フラスコに、1,6−ヘキサンジオールポリカーボネートポリオール(平均分子量1000)76.1g、ポリオキシエチレンポリプロピレンランダム共重合グリコール(平均分子量1000、オキシエチレン基含有量70%)16.9g、1,4−ブタンジオール1.5g、トリメチロールプロパン1.9g、ジブチル錫ジラウレート0.001g及びメチルエチルケトン60gを仕込み、均一に混合した後、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート40.4gを加え、75℃にて300分反応させ、イソシアネート基末端プレポリマー(固形分に対する遊離イソシアネート基含有量が2.1質量%)のメチルエチルケトン溶液を得た。
(繊維基材の前処理)
0.5デニールのポリエステル繊維からなる不織布(目付200g/m2)に、ゴーセノールGL−05[日本合成化学工業(株)、ポリビニルアルコール]の3質量%水溶液を、ピックアップ100質量%となるように含浸処理した後、100℃で2分間熱風乾燥機にて乾燥させた。
合成例1で得た水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、ゴーセノールNH−26[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度67mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液70g、バイヒジュール3100[住友バイエルウレタン(株)製、イソシアヌレート変性ヘキサメチレンジイソシアネートに親水性鎖を導入した水性ポリイソシアネート系架橋剤、固形分100質量%]3g、水52gを均一に混合して含浸液(混合液)を調製した。この含浸液における各成分の固形分の質量換算による配合比は、水系ポリウレタン樹脂:ポリビニルアルコール=100:20、ポリビニルアルコール:架橋剤=100:43であり、含浸液の固形分は20質量%である。
実施例1において、ゴーセノールNH−26の10質量%水溶液の代わりに、ゴーセノールNH−20[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度40mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
実施例1において、ゴーセノールNH−26の10質量%水溶液の代わりに、ゴーセノールNL−05[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度5mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
実施例1において、ゴーセノールNH−26の10質量%水溶液の代わりに、ゴーセノールGH−17[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度88mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度30mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
実施例1において、ゴーセノールNH−26のの10質量%水溶液の代わりに、ゴーセノールKH−20[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度79mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度45mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
実施例1において、ゴーセノールNH−26のの10質量%水溶液の代わりに、ゴーセノールKP−08[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度72mol%4質量%水溶液の、20℃における粘度7mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
実施例1において、ゴーセノールNH−26の10質量%水溶液の代わりに、ゴーセランL−0302[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度5mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、ゴーセノールNH−20[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度40mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液150g、バイヒジュール3100[住友バイエルウレタン(株)製、イソシアヌレート変性ヘキサメチレンジイソシアネートに親水性鎖を導入した水性ポリイソシアネート系架橋剤、固形分100質量%]6.5g、水26gを均一に混合した含浸液(混合液)を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、ゴーセノールNH−20[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度40mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液3g、バイヒジュール3100[住友バイエルウレタン(株)製、イソシアヌレート変性ヘキサメチレンジイソシアネートに親水性鎖を導入した水性ポリイソシアネート系架橋剤、固形分100質量%]0.13g、水74gを均一に混合した含浸液(混合液)を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、ゴーセノールNH−20[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度40mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液70g、バイヒジュール3100[住友バイエルウレタン(株)製、イソシアヌレート変性ヘキサメチレンジイソシアネートに親水性鎖を導入した水性ポリイソシアネート系架橋剤、固形分100質量%]7.4g、水70gを均一に混合した含浸液(混合液)を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1より得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、ゴーセノールNH−20[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度40mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液70g、バイヒジュール3100[住友バイエルウレタン、イソシアヌレート変性ヘキサメチレンジイソシアネートに親水性鎖を導入した水性ポリイソシアネート系架橋剤、固形分100質量%]0.5g、水42gを均一に混合した含浸液(混合液)を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物の代わりに、合成例2で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物を用いた以外は実施例2と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g及び水75gを均一に混合した含浸液(混合液)を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、バイヒジュール3100[住友バイエルウレタン(株)製、イソシアヌレート変性ヘキサメチレンジイソシアネートに親水性鎖を導入した水性ポリイソシアネート系架橋剤、固形分100質量%]3g及び水87gを均一に混合した含浸液(混合液)を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、ゴーセノールNH−20[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度40mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液70g及び水40gを均一に混合した含浸液(混合液)を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
合成例1で得られた水系ポリウレタン樹脂の水分散物100g、ゴーセノールNH−26[日本合成化学工業(株)製、ポリビニルアルコール、ケン化度99mol%、4質量%水溶液の20℃における粘度67mPa・s、固形分100質量%]の10質量%水溶液70g、NKアシストFU[日華化学(株)製、芳香族ポリイソシアネートのメチルエチルケトオキシムブロック物、固形分40質量%、ブロック解離後のNCO含有量は固形分に対し15質量%]7.5g、希釈水75gを均一に混合して含浸液(混合液)を調整した。この含浸液を用いた以外は実施例1と同様にして、多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
実施例1と同様に前処理した繊維基材に、エバファノールALS−30TD[日華化学(株)製、固形分30質量%、ジメチルホルムアミド溶媒のポリウレタン樹脂]200g及びジメチルホルムアミド200gを混合した含浸液(混合液)を、スリットマングルにてピックアップ260%となるように含浸処理した。含浸処理後、水浴中に5分間浸漬した後、80℃の水にて5分間湯洗した。水分をマングルで絞った後、ピンテンターによって120℃で乾熱乾燥して、有機溶剤系ポリウレタン樹脂からなる樹脂層が繊維基材中に固着している多孔性構造体を得た。得られた多孔性構造体について前述の評価を行い、結果を表1に示す。
Claims (5)
- (A)水系ポリウレタン樹脂、(B)ポリビニルアルコール及び(C)水性ポリイソシアネート系架橋剤を含有する混合液を繊維基材に含浸せしめて前駆体を得た後、前記前駆体を蒸気で湿熱加熱した後に乾熱乾燥して多孔性構造体を得ることを特徴とする多孔性構造体の製造方法。
- 前記混合液において、(A)水系ポリウレタン樹脂と(B)ポリビニルアルコールとの配合比が、固形分の質量換算で(A):(B)=100:1〜100:40であり、(B)ポリビニルアルコールと(C)水性ポリイソシアネート系架橋剤との配合比が、固形分の質量換算で(B):(C)=100:10〜100:100であることを特徴とする請求項1に記載の多孔性構造体の製造方法。
- (A)水系ポリウレタン樹脂が、(a)ポリオール及び(b)ポリイソシアネートを反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマーを、(c)HLB値が7〜16である非イオン性界面活性剤を用いて水に分散させた後、(d)アミノ基及び/又はイミノ基を2個以上有するポリアミン化合物で鎖伸長反応させて得られた水系ポリウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の多孔性構造体の製造方法。
- (A)水系ポリウレタン樹脂が、感熱凝固温度が40℃〜90℃のものであることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の多孔性構造体の製造方法。
- (B)ポリビニルアルコールが、ケン化度が70mol%以上であって、かつ、4質量%水溶液の20℃における粘度が10.0〜75.0mPa・sのものであることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の多孔性構造体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004019026A JP4563041B2 (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004019026A JP4563041B2 (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005213303A JP2005213303A (ja) | 2005-08-11 |
| JP4563041B2 true JP4563041B2 (ja) | 2010-10-13 |
Family
ID=34903366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004019026A Expired - Fee Related JP4563041B2 (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4563041B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102080332A (zh) * | 2010-12-27 | 2011-06-01 | 陕西科技大学 | 一种水性聚氨酯合成革贝斯的制造方法 |
| CN108291000A (zh) * | 2015-12-28 | 2018-07-17 | 日华化学株式会社 | 水分散型聚碳酸酯类聚氨基甲酸酯树脂组合物、使用其进行处理而得的纤维制品、及水分散型聚碳酸酯类聚氨基甲酸酯树脂组合物的制造方法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008081877A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Ohara Palladium Kagaku Kk | 通気性コーティング布帛 |
| JP5958060B2 (ja) * | 2012-05-10 | 2016-07-27 | 東レ株式会社 | シート状物およびその製造方法 |
| CN104452307B (zh) * | 2014-12-15 | 2016-06-22 | 辽宁恒星精细化工有限公司 | 一种透气、抗紫外线、抗静电聚氨酯树脂涂层胶及其制备方法 |
| KR101930783B1 (ko) * | 2018-10-02 | 2018-12-19 | 주식회사 유퍼니 | 대형 파라솔 |
| EP4053330A4 (en) * | 2019-10-30 | 2022-12-21 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | ARTIFICIAL LEATHER AND MANUFACTURING PROCESSES THEREOF |
| CN113652872B (zh) * | 2021-09-07 | 2022-04-29 | 中国科学院兰州化学物理研究所 | 一种应急润滑油芯材料及其制备方法、含油应急润滑油芯材料及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000027079A (ja) * | 1998-07-09 | 2000-01-25 | Kuraray Co Ltd | 皮革様シートおよびその製造方法 |
| JP3981242B2 (ja) * | 2000-12-21 | 2007-09-26 | 日華化学株式会社 | 多孔性構造体の製造方法 |
| JP4532758B2 (ja) * | 2001-02-20 | 2010-08-25 | 日華化学株式会社 | 多孔性構造体の製造方法 |
| JP3975716B2 (ja) * | 2001-10-11 | 2007-09-12 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 繊維積層体表皮層形成用水性樹脂組成物及びそれを用いた人工皮革 |
| JP3921085B2 (ja) * | 2001-12-28 | 2007-05-30 | 大日精化工業株式会社 | 研磨用基材の製造方法 |
| JP4172949B2 (ja) * | 2002-05-20 | 2008-10-29 | 日華化学株式会社 | 撥水撥油性ポリオレフィン繊維の製造方法 |
| JP2004092005A (ja) * | 2002-09-02 | 2004-03-25 | Shigeki Morimoto | 伸縮性積層布およびその製造方法 |
| JP4201639B2 (ja) * | 2003-05-09 | 2008-12-24 | サカイオーベックス株式会社 | 人工皮革用補強材およびその製造方法 |
| JP4346346B2 (ja) * | 2003-05-09 | 2009-10-21 | サカイオーベックス株式会社 | 人工皮革の製造方法 |
-
2004
- 2004-01-27 JP JP2004019026A patent/JP4563041B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102080332A (zh) * | 2010-12-27 | 2011-06-01 | 陕西科技大学 | 一种水性聚氨酯合成革贝斯的制造方法 |
| CN102080332B (zh) * | 2010-12-27 | 2012-05-09 | 陕西科技大学 | 一种水性聚氨酯合成革贝斯的制造方法 |
| CN108291000A (zh) * | 2015-12-28 | 2018-07-17 | 日华化学株式会社 | 水分散型聚碳酸酯类聚氨基甲酸酯树脂组合物、使用其进行处理而得的纤维制品、及水分散型聚碳酸酯类聚氨基甲酸酯树脂组合物的制造方法 |
| TWI712648B (zh) * | 2015-12-28 | 2020-12-11 | 日商日華化學股份有限公司 | 水分散型聚碳酸酯系聚胺基甲酸酯樹脂組成物、使用此處理而得之纖維製品及水分散型聚碳酸酯系聚胺基甲酸酯樹脂組成物之製造方法 |
| CN108291000B (zh) * | 2015-12-28 | 2021-02-12 | 日华化学株式会社 | 水分散型聚碳酸酯类聚氨基甲酸酯树脂组合物及其制造方法、以及由其处理的纤维制品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2005213303A (ja) | 2005-08-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6794446B1 (en) | Water-borne urethane resin composition for forming microporous layer, method of producing fibrous sheet-like composite, and artificial leather | |
| JP5506077B2 (ja) | 透湿防水性布帛及びその製造方法 | |
| JP4503096B1 (ja) | 透湿防水性布帛およびその製造方法 | |
| JP5432723B2 (ja) | 人工皮革用水系ウレタン樹脂組成物、人工皮革の製造方法、及び人工皮革 | |
| JP4042016B2 (ja) | 繊維シート状複合物の製造方法及び人工皮革 | |
| EP3101172A1 (en) | Sheet-like article, and method for producing same | |
| JP7242287B2 (ja) | 皮革用材の製造方法 | |
| WO2010082648A1 (ja) | 透湿防水性布帛及びその製造方法 | |
| JP5070262B2 (ja) | 皮革用材の製造方法及び皮革用材 | |
| JP3972234B2 (ja) | 多孔質形成用水系ウレタン樹脂組成物 | |
| JP4283577B2 (ja) | 無孔質膜型透湿性防水布帛、該無孔質膜型透湿性防水布帛用の水性ポリウレタン樹脂組成物並びに該組成物を含有するコーティング剤 | |
| JP2005213411A (ja) | 多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 | |
| JP3741247B2 (ja) | 繊維シート状複合物の製造方法及び人工皮革 | |
| JP4563041B2 (ja) | 多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 | |
| JP4279115B2 (ja) | 多孔性構造体の製造方法、人工皮革及び合成皮革 | |
| JP4452139B2 (ja) | 皮革用材の製造方法 | |
| KR20030057478A (ko) | 은부착 인공피혁용 바닥재의 제조방법 및 은부착 인공피혁 | |
| JP2004143641A (ja) | 皮革様シート材料 | |
| JP3967629B2 (ja) | 皮革様シート材料 | |
| JP2016125155A (ja) | 皮革用材の製造方法及び皮革用材 | |
| TWI835056B (zh) | 多孔層結構體及多孔層結構體之製造方法 | |
| JP5350316B2 (ja) | 耐久性のある透湿性防水シート用ポリウレタン樹脂組成物、透湿性防水シートおよびその製造方法 | |
| KR20190077232A (ko) | 발포체 형성용 조성물, 발포체, 발포체의 제조 방법 및 피혁용재 | |
| JP5388597B2 (ja) | 透湿防水性布帛及びその製造方法 | |
| JP4999367B2 (ja) | 防水シートおよびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061213 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090714 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090716 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090909 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100128 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100319 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100319 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100707 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100728 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4563041 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |