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JP4370051B2 - セルガイドを備えたコンテナ積載装置 - Google Patents

セルガイドを備えたコンテナ積載装置 Download PDF

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JP4370051B2 JP2000369142A JP2000369142A JP4370051B2 JP 4370051 B2 JP4370051 B2 JP 4370051B2 JP 2000369142 A JP2000369142 A JP 2000369142A JP 2000369142 A JP2000369142 A JP 2000369142A JP 4370051 B2 JP4370051 B2 JP 4370051B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船体の船上部及び船倉部に立設されたセルガイドに複数のコンテナの両端部を嵌合させて該コンテナを積載してなるコンテナ船のコンテナ積載装置において、前記セルガイドの中間部にハッチカバーを遮水可能に設置してなるセルガイドを備えたコンテナ積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7にはコンテナ船の概略側面図が示されている。図において101は船体、102は上甲板、103は前記上甲板102下部に形成された船倉部、104は上甲板102上部の船上部である。該コンテナ船においては、船倉部103及び船上部104の双方にコンテナ3が船体前後方向及び船体幅方向に複数列に亘り積載されている。
【0003】
図8は、かかるコンテナ船におけるコンテナ3の積載状態の従来における2つの例を示す図7のA部拡大図である。図8(A)の場合は船倉部103に対をなすセルガイド01を立設し、船倉部側コンテナ3bの両端部を前記セルガイド01に嵌合して積載し、ハッチカバー4上に積載された船上部側コンテナ3aはラッシングブリッジ03とラッシング要具05とにより固縛している。
図8(B)の場合は船倉部103から船上部104に亘り同一間隔の対をなすセルガイド01を立設し、船倉部側コンテナ3bの両端部及び船上部側コンテナ3aの両端部を前記セルガイド01に嵌合して積載している。
【0004】
また、実開平6−67442号の考案においては、セルガイドの中間部外側に前後1対の支持部材を取り付け、該支持部材にコンテナとは別体のコンテナサポートを係止して、前記コンテナサポートよりも下側に積載されたコンテナに上層側のコンテナの重量が加わらないように荷重を分断して、コンテナの損傷を防止するとともに、ハッチカバーよりも小さいコンテナサポートを用いることにより取り扱いや格納を容易にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8(A)に示す従来技術においては、船上部側のコンテナ3aをラッシングブリッジ03とラッシング要具05とにより固縛していることから、コンテナ3aの船体前後方向外側にラッシングブリッジ03を立設して該ラッシングブリッジ03からコンテナ3a側にラッシング要具05を繰り出して行うラッシング作業に多くの工数を要する。
【0006】
一方、図8(B)に示す従来技術においては、船倉部103から船上部104に亘り同一間隔の対をなすセルガイド01を立設し、該セルガイド01にコンテナの両端部を嵌合していることから、船上部側のコンテナ3aと船倉部側のコンテナ3bとの間に、図8(A)に示すような、船上部側のコンテナ3aの重量を支えるハッチカバー4を設けることができないため、船倉部103の最下段側のコンテナ3bにこれよりも上部側のコンテナ3a、3bの重量が掛かってコンテナの圧縮破壊が発生する恐れがある。このため、コンテナ積載重量が制限される。
【0007】
また、かかる従来技術にあっては、船倉部103内を外部から遮蔽するハッチカバー4を設けることができないため、該船倉部103内に船上部104から雨水や海水の侵入があり、格別な排水設備を必要とし装置コストが高くなるとともに、排水作業に余分な工数を要しコンテナ船運行の作業能率が低下する。
【0008】
さらに実開平6−67442号にて提供されている従来技術においては、コンテナサポートにより船上部側のコンテナの重量を支持することから、船倉部の最下段側のコンテナに大重量が掛かるのは回避できるが、上部側のコンテナを支持する支持部材及びコンテナサポートは船倉部側への遮水をなさないため、該船倉部内に船上部から雨水や海水の侵入がある。このため格別な排水設備を必要とし装置コストが高くなるとともに、排水作業に余分な工数を要しコンテナ船運行の作業能率が低下する。
等の問題点を有している。
【0009】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、船倉部及び船上部の双方にセルガイドを設置するとともに船上部側のコンテナの重量を支持しかつ船倉部への遮水をなし得るハッチカバーを設置することにより、コンテナ積載重量の増大を可能とするとともにコンテナ積載作業工数を低減し、さらには船倉部側の遮水を完全になすことによりコンテナの保全性を向上するとともに船倉部内の過重な排水作業を廃止してコンテナ船運行の作業能率を向上し得るコンテナ積載装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、船体の船上部及び船倉部に立設されセルガイド支持体に固着されたセルガイドに複数のコンテナの両端部を嵌合させて該コンテナを積載してなるコンテナ船のコンテナ積載装置において、
前記セルガイドを、船上部セルガイドと船倉部セルガイドとに分割するとともに、前記船上部側のコンテナが積載されるハッチカバーを前記船体に支持して設け、該ハッチカバーは前記セルガイドとの分割部に対応する部位を切欠いて凹部を形成するとともに、
前記凹部を覆うように遮水部材をセルガイド支持体から突設させて構成され、
更に該凹部は、その水平投影面における形状を、前記ハッチカバーを上方から船上部セルガイド及び前記遮水部材に干渉することなく船体上に組み付け可能に開口された形状としたことを特徴とするコンテナ積載装置を提案する。
【0011】
発明において、好ましくは、前記セルガイドの分割部を、該セルガイドと前記セルガイド支持体との間に該セルガイドの高さ方向複数箇所に架設されて両者を固定するリブの間に形成する。
【0012】
削除
【0013】
発明は、前記セルガイドと前記セルガイド支持体との間に該セルガイドの高さ方向複数箇所に架設されて両者を固定するリブの1つを、前記凹部を覆うように設けて前記遮水部材と兼用するのがよい。
【0014】
削除
【0015】
かかる発明によれば、セルガイドを高さ方向の中間部にて船上部セルガイドと船倉部セルガイドとに分割し、請求項3のように該ハッチカバーに上方からの挿入時に前記セルガイド1及び関連部材との干渉を回避すべく凹部を形成したことにより、該分割部位にハッチカバーを配置することが可能となる。
これにより、船上部側のコンテナをハッチカバー上に積載することができて、該船上部側のコンテナの重量がハッチカバーで支持され船倉部側のコンテナに伝達されることがなく、従来技術のように船倉部の最下段側のコンテナに過大な重量が掛かって、該コンテナの圧縮破壊の発生が防止され、かかる圧縮破壊の発生によりコンテナ積載重量が制限されることが無くなり、コンテナ積載重量を増大することが可能となる。
【0016】
また、かかる発明によれば、セルガイドを船上部セルガイドと船倉部セルガイドとに分割したことにより、該分割部に、請求項3のように前記セルガイド支持体から突設された遮水部材を設けることが可能となり、該遮水部材にて前記凹部を覆うように構成されているため、船上部からの雨水や海水は該遮水部材によって船倉部内への侵入が遮断される。これにより、該船倉部内に水が溜まるのが防止され、過重な排水設備や排水作業が不要となりコンテナ船運行の作業能率が向上する。
【0017】
た、船上部セルガイドをセルガイド支持体に支持するためのリブの1つを遮水部材と兼用したので、格別な遮水部材が不要となり構造が簡単化されるとともに部品点数も減少する。
【0018】
従ってかかる発明によれば、船倉部への水の侵入を阻止して、船上部及び船倉部の双方にセルガイドを設けるとともにハッチカバーを設けることができることにより、コンテナの積載作業工数が低減されるとともにコンテナの保全性が向上され、さらには船上部のコンテナをハッチカバーで支持することにより船倉部のコンテナに掛かる荷重が抑えられ、これによりコンテナ積載重量を増大することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0020】
図1は本発明の第1実施例に係るコンテナ船の船上部コンテナ積載装置の斜視図、図2は前記船上部コンテナ積載装置の側面図(図7のA部拡大図)、図3は図1のY部拡大図、図4は図1のZ部拡大図、図5はハッチカバー凹部の拡大斜視図である。図6は第2実施例を示す図3対応図、図7は本発明が適用されるコンテナ船の側面図である。
【0021】
本発明が適用されるコンテナ船を示す図7において、図において101は船体、102は上甲板、103は前記上甲板102下部に形成された船倉部、104は上甲板102上部の船上部である。該コンテナ船においては、船倉部103及び船上部104の双方にコンテナ3が船体前後方向及び船体幅方向に複数列に亘り積載されている。
【0022】
本発明は、前記コンテナ船における船上部コンテナの積載手段に係るものであり、その第1実施例を示す図1ないし図5において、101は船体、103は船倉部、104は船上部である。
1及び2は対をなす船上部セルガイド及び船倉部セルガイドで、共に前記船体101の構成部材でありコンテナ3の高さ方向に対をなして立設されたセルガイド支持体5に固定されている。該船上部セルガイド1及び船倉部セルガイド2は後述する凹部6の部位において上下に切断されることにより分割されている。9は切断部である。そして、前記船上部セルガイド1及び船倉部セルガイド2の分割部位にハッチカバー4が設けられ、該ハッチカバー4により前記船倉部103を覆うとともに、該ハッチカバー4上に船上部側のコンテナ3を積載している。該ハッチカバー4は、コーミングステイ15を含む両端部を船体101側のハッチコーミング4aに当接、支持されている。
【0023】
前記セルガイドの凹部近傍を示す図3ないし図5において、前記船上部セルガイド1及び船倉部セルガイド2は、前記セルガイド支持体5のフェース部7の高さ方向複数箇所に突設されたリブ8の端部に固定されて支持され、該リブ8の部位にて上下2つのセルガイドつまり前記船上部セルガイド1及び船倉部セルガイド2に分割されている。
また、前記ハッチカバー4は、前記セルガイドにおける船上部セルガイド1と船倉部セルガイド2との分割部に対応する部位を切欠いて前記凹部6を形成している。該凹部6は、その水平投影面における形状を、前記ハッチカバー4を上方から船上部セルガイド1、リブ8及び後述する遮水板10に干渉することなく船体101上に組み付け可能に開口された形状としている。
【0024】
10は前記セルガイド支持体5のフェース部7に溶接された(11は溶接部)遮水板で、該セルガイド支持体5から前記ハッチカバー4の凹部6内に突設され、該凹部6を遮水可能に覆っている。該遮水板10の外周には、該外周と前記凹部6の内周との間の隙間における遮水作用をより確実になすため、前記ハッチカバー4の組み付けに支障のない範囲内で以ってゴム等の軟質シール部材を貼設するのが好ましい。
【0025】
かかる構成からなる実施例において、コンテナ3を積載するにあたっては、前記船倉部側のコンテナ3を、その両側部を前記船倉部セルガイド2に嵌合させて船倉部103に積載する。
次いで前記ハッチカバー4を上甲板101のハッチコーミング4aに取り付けることにより前記船倉部103及び内部のコンテナ3を覆う。かかるハッチカバー4の取付時において、前記のように、該ハッチカバー4に形成されている凹部6が、その水平投影面における形状を、該ハッチカバー4を船上部セルガイド1、リブ8及び遮水板10に干渉することなく船体101上に組み付け可能に開口されているため、該ハッチカバー4は船上部セルガイド1、リブ8及び遮水板10に干渉することなく上方から容易に組み付けることができる。
前記ハッチカバー4の組み付け後は、船上部側のコンテナ3を、その両端部を前記船上部セルガイド1に嵌合させて前記ハッチカバー4上に積載する。
【0026】
かかる実施例によれば、前記セルガイドを高さ方向の中間部にて船上部セルガイド1と船倉部セルガイド2とに分割し、該ハッチカバーに上方からの挿入時に前記船上部セルガイド1及び関連部材との干渉を回避すべく凹部を形成したことにより、該分割部位にハッチカバー4を配置することが可能となる。
これにより、船上部側のコンテナ3をハッチカバー4上に積載することができて、該船上部側のコンテナ3の重量をハッチカバー4で支持し船倉部側のコンテナ3に伝達されることがなく、船倉部103の最下段側のコンテナ3に過大な重量が掛かって、該コンテナの圧縮破壊の発生が防止され、かかる圧縮破壊の発生によりコンテナ積載重量が制限されることが無くなり、コンテナ積載重量の増大が可能となる。
【0027】
また、かかる実施例によれば、前記セルガイド支持体5から突設された遮水板10にて前記凹部6を覆うように構成されているため、船上部からの雨水や海水は該遮水板10によって船倉部103内への侵入が遮断される。これにより、該船倉部103内に水が溜まるのが防止され、過重な排水設備や排水作業が不要となりコンテナ船運行の作業能率が向上する。
【0028】
図6に示される第2実施例においては、前記船上部セルガイド1と前記セルガイド支持体5との間に該セルガイド1の高さ方向複数箇所に架設されたリブの中の1つを前記ハッチカバー4の凹部6の位置に設けて遮水リブ16となし、該遮水リブ16にて前記凹部6を覆って前記第1実施例における遮水板10と同一の機能をなさしめている。
かかる実施例によれば、船上部セルガイド1をセルガイド支持体5に支持するためのリブの1つを遮水部材と兼用したので、格別な遮水部材が不要となり構造が簡単化されるとともに部品点数も減少する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
【0029】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、セルガイドを高さ方向の中間部にて分割し、請求項3のように該ハッチカバーに上方からの挿入時に前記セルガイド1及び関連部材との干渉を回避すべく凹部を形成したことにより、該分割部位にハッチカバーを配置することが可能となり、船上部側のコンテナをハッチカバー上に積載することができて、船倉部側のコンテナに過大な重量が掛かることによる圧縮破壊の発生が回避され、コンテナ積載重量を増大することが可能となる。
【0030】
また、本発明によれば、セルガイドを分割したことにより、該分割部に、請求項3のように前記セルガイド支持体から突設された遮水部材を設けることが可能となり、該遮水部材にて前記凹部を覆うことにより船上部からの雨水や海水の船倉部内への侵入が遮断される。これにより、該船倉部内に水が溜まるのが防止され、過重な排水設備や排水作業が不要となりコンテナ船運行の作業能率が向上する。
また、請求項6のように構成すれば、船上部セルガイドをセルガイド支持体に支持するためのリブの1つを遮水部材と兼用したので、格別な遮水部材が不要となり構造が簡単化されるとともに部品点数も減少する。
【0031】
従って本発明によれば、船倉部への水の侵入を阻止して、船上部及び船倉部の双方にセルガイドを設けるとともにハッチカバーを設けることができることにより、コンテナの積載作業工数が低減されるとともにコンテナの保全性が向上され、さらには船上部のコンテナをハッチカバーで支持することにより船倉部のコンテナに掛かる荷重が抑えられ、これによりコンテナ積載重量を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るコンテナ船の船上部コンテナ積載装置の斜視図である。
【図2】 前記船上部コンテナ積載装置の正面図(図7のA部拡大図)である。
【図3】 図1のY部拡大図である。
【図4】 図1のZ部拡大図である。
【図5】 ハッチカバー凹部の拡大斜視図である。
【図6】 第2実施例を示す図3対応図である。
【図7】 本発明が適用されるコンテナ船の側面図である。
【図8】 従来技術を示す図4のA部拡大図である。
【符号の説明】
1 船上部セルガイド
2 船倉部セルガイド
3 コンテナ
4 ハッチカバー
4b コンテナ荷重受け
5 セルガイド支持体
6 凹部
7 フェース部
8 リブ
9 切断部
10 遮水板(遮水部材)
12 荷重受け板
16 遮水リブ
101 船体
102 上甲板
103 船倉部
104 船上部

Claims (3)

  1. 船体の船上部及び船倉部に立設されセルガイド支持体に固着されたセルガイドに複数のコンテナの両端部を嵌合させて該コンテナを積載してなるコンテナ船のコンテナ積載装置において、
    前記セルガイドを、船上部セルガイドと船倉部セルガイドとに分割するとともに、前記船上部側のコンテナが積載されるハッチカバーを前記船体に支持して設け、該ハッチカバーは前記セルガイドとの分割部に対応する部位を切欠いて凹部を形成するとともに、
    前記凹部を覆うように遮水部材をセルガイド支持体から突設させて構成され
    更に該凹部は、その水平投影面における形状を、前記ハッチカバーを上方から船上部セルガイド及び前記遮水部材に干渉することなく船体上に組み付け可能に開口された形状としたことを特徴とするコンテナ積載装置。
  2. 前記セルガイドと前記セルガイド支持体との間に該セルガイドの高さ方向複数箇所に架設されて両者を固定するリブの1つを、前記凹部を覆うように設けて前記遮水部材と兼用したことを特徴とする請求項1記載のセルガイドを備えたコンテナ積載装置。
  3. 前記セルガイドの分割部を、該セルガイドと前記セルガイド支持体との間に該セルガイドの高さ方向複数箇所に架設されて両者を固定するリブの間に形成したことを特徴とする請求項1記載のセルガイドを備えたコンテナ積載装置。
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