JP4368101B2 - ブレーキキャスター付運搬車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキキャスター付運搬車に関し、特に、上部に荷台を有し、荷物等を運搬する台車等の運搬車に好適に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
近年キャスター付運搬車は、走行の安全性を考慮して車輪をロックする機構を備えた運搬車が増加しつつある。例えば、車輪の円周方向に凹凸部を設けて、キャスターの支軸の軸心にロック操作部材を貫通させる。この貫通させたロック操作部材の下端を前記凹凸部と係合する係合片と連結し、この係合片と凹凸部とを係合させることにより車輪をロックするブレーキキャスター付運搬車がある。
【0003】
この運搬車のロック動作は、運搬車を操舵するハンドル部と前記ロック操作部材が連動しており、ハンドル部を操作することにより、ロック操作部材が上下動する。ロック操作部材が上下動することで係合片も連動し、係合片と凹凸部と係合し車輪をロックしたり、係合を解除して車輪のロックを解除するものである。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開平10−35205号公報(第2−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載のブレーキキャスター付運搬車は、左右独立してハンドル部が設けられており、左右の車輪それぞれに対しロック操作を行わなければならない。従って、左車輪と右車輪のロックされるタイミングが大幅にずれることもあった。左右の車輪でロックされるタイミングが大幅にずれると、運搬車は大きな衝撃を受け、バランスを崩し、転倒することもあった。一方、両車輪のロック操作を同時に行ってしまうと、左右の車輪が確実にロックされないこともあった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、1操作で左右の車輪のロック操作ができ、かつ、左車輪と右車輪のロックするタイミングをわずかにずらすことでロック時の衝撃を緩和するとともに、確実に左右の車輪を左右別々にロックすることが可能なブレーキキャスター付運搬車を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
ここで、本発明にかかるブレーキキャスター付運搬車について説明する。本発明は、ロック機構を備えたブレーキキャスターを少なくとも左右一対備えた運搬車である。この運搬車は、例えば、キャスターの上方に荷台を設けて、荷物等を運搬する台車、ショッピングカート、リフター等が挙げられる。また、このキャスター付運搬車は、ロック機構を備えた一対の車輪を有していれば良く、2輪、4輪等車輪数は問わない。
【0007】
本発明は、左右一対のキャスターと、各キャスターのロック機構を備えたブレーキキャスター付運搬車であり、前記ロック機構は、各キャスターに設けられ各車輪の回転を阻止する一対のロックレバーと、このロックレバーと係合し両ロックレバーを連動して動作させる操作部材と、両ロックレバーの動作タイミングを異ならせる機構と、車輪の回転を阻止する方向へロックレバーを付勢する弾性部材とを備え、前記車輪は、外周に凹凸部を有しかつ車輪と一体に回転するロック部材を備え、前記ロックレバーは、ロック部材の凹部と係合する爪部を備え、このロックレバーの爪部とロック部材の凹部が係合することにより車輪の回転を阻止する。
【0008】
前記構成により本発明のブレーキキャスター付運搬車は、操作部材を動かすと、左右一対のロックレバーが連動し、異なるタイミングで左右の車輪をロックする。この運搬車は、左右のキャスターでロックレバーの車輪をロックするタイミングが異なることにより、両車輪を同時にロックした時に比べ、ロック時の衝撃を緩和することが出来る。
【0009】
加えて、本発明は、確実に車輪の回転を止めることが可能である。また、例えば、ロック部材の凹部の間隔を変更すると、ロックレバーの動きと、爪部と凹部が係合し車輪をロックするタイミングとを変えることが出来る。さらに、例えば、爪部材を複数設けると、車輪の回転を止める静止力を高めることが可能である。
【0010】
また、本発明は、弾性部材を設けていることにより、ロックレバーは、弾性部材により常に車輪をロックする方向に力を加えられる。従って、この弾性部材は、あらかじめ、圧縮力を受ける状態で設けなければならない。弾性部材の復元力により、前記ロックレバーは付勢されるからである。
【0011】
本発明は、運搬車を走行させたいときのみ操作部材に外力を加え、ロックレバーを連動させ、車輪のロックを解除すれば良く、操作部材に外力を加えないときは、弾性部材によりロックレバーはロック部材の凹部方向に付勢され、車輪はロックされる。従って、停車時は常に車輪はロックされた状態となる。一方、車輪をロックしたいときは、操作部材に加えていた外力を外せば良いので、ロック操作は容易である。
【0012】
ここで、弾性部材とは、力が加えられたときにその力の働きで弾性変形し、もとの状態へ戻そうとする力が働くという弾性の性質を持っている物質である。例えば、ゴム、バネ等が挙げられるが、弾性の性質を持っている物質であれば良く、本発明はこれに限られない。
【0013】
加えて、前記動作タイミングを異ならせる機構は、一対のロックレバーの爪部において、ロック部材の凹部と爪部とが係合する長さを相対的に相違させ、前記操作部材とロックレバーとの係合部分に遊びが設け、両ロックレバーの動作タイミングを異ならせる構成であることが望ましい。
【0014】
前記構成により、左右のキャスターにおいてロック部材の凹部とロックレバーの爪部とが係合するタイミングが異なり、左右の車輪を異なるタイミングでロックすることが可能となる。
【0015】
また、前記ロックレバーと操作部材は係合しており、この係合部分は、一方に設けられた係合孔と、この係合孔に内設された他方の係合部材であり、この係合孔と係合部材は、いずれも非円形であり、一方が回転すると他方が同期回転することが望ましい。
【0016】
すなわち、一方の係合孔に他方の係合部材を挿入し、一方の回転に応じ他方が同期回転する。これによれば、簡単な構成で、操作部材の動きに応じ、ロックレバーを連動させることが可能である。また、一方が回転方向に動き他方を連動させるため、遊びを持たせながら徐々に力を伝えることが可能である。
【0017】
さらに係合孔は、角孔であり、前記係合部材は角材であることが望ましい。
【0018】
前記構成により、簡素な構成で一方の動きに応じ他方を連動させるだけでなく、角材の四隅と角孔と係合することにより、作用点が4箇所あり、確実に力を伝えることが可能である。
【0019】
加えて、前記動作タイミングを異ならせる機構は、一対のキャスターにおいて、前記係合孔と係合部材との相対的な位置関係を相違させ、この係合孔と係合部材との係合部分に遊びを設け、両ロックレバーの動作タイミングを異ならせる構成としても良い。
【0020】
すなわち、左右のキャスターにおいて、係合孔と係合部材とが係合する位置を異ならせるとともに、係合孔と係合部材の係合部分に遊びが設けられていることにより、一方が同時に動いても、他方に力を伝えるタイミングが異なる。また、これは、係合孔と係合部材の少なくともいずれか一方の位置関係を相違させれば良く、力が同時に伝わらないように設ければ良い。
【0021】
前記構成により、操作部材が動いた際に、ロックレバーが連動するタイミングが左右のキャスターで異なり、車輪をロックするタイミングを異ならせることが可能である。例えば、操作部材とロックレバーの係合部分の角度を左右のキャスターにおいて相対的に相違させることにより、ロックレバーが連動するタイミングを異ならせることが可能である。
【0022】
なお、本発明は前記構成に基づいているが、前記構成は可能な限り組合せることが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかるブレーキキャスター付運搬車は、事務所、工場、病院等で荷物の運搬に使用される台車である。特にブレーキを必要とする場所での使用には効果がある。例えば、駅のプラットホームや坂の多い場所等が挙げられる。以下、本発明の実施の形態に係る台車の機構を図に基づいて詳細に説明する。
【0024】
図1に示すように本実施の形態に係る台車は、左前キャスター1と、右前キャスター2と左後キャスター3と右後キャスター4とを有し、このキャスター1、2、3、4の上部には荷物を積載するための荷台5が設けられている。この荷台5の後車輪側の左右側面には、継手部材6が立設されている。この継手部材6は、台車を走行させ操舵する把手7と係合している。加えて、この台車には、後車輪をロック操作する操作部材8が設けられており、後キャスター3(4)と係合している。
【0025】
前記前キャスター1(2)は、荷台5下部に設けられた2枚のブラケット11(21)と、前車輪12(22)と、車軸13(23)とを備えている。この車軸13(23)の両端部は、前記ブラケット11(21)と連結しており、前車輪12(22)がブラケット11(21)に支持されている。また、前キャスター1(2)は、車輪のロック機構は有していない。
【0026】
後キャスター3(4)は、前キャスター1(2)と異なり、車輪のロック機構を有している。図3には、本実施の形態に係る台車の左後キャスターの側面図、図4には、本実施の形態に係る台車の左後キャスターの正面図が示されている。
【0027】
前キャスター1(2)と同様に、荷台5下部に設けられた2枚のブラケット31と、車輪32と、車軸33とを備え、この構成に加えて、車輪32と連結したロック部材34と、このロック部材34の外周部と係合するロックレバー35と、このロックレバー35をロック部材34側に常に付勢する弾性部材としてのスプリングバネ36とを有している。また、ロックレバー35の一端は、ロック部材34の外周部と係合し、他端は、操作部材8としての角材85と係合し、上端部は、スプリングバネ36と係合している。
【0028】
前記ロック部材34は、ボルト37a、ナット37bからなる締結部材37を用いて後輪32と3箇所で接合されており、外周には全体に渡って凹凸部が設けられている。また、ロックレバー35の一端には、ロック部材34の凹部34aと係合する爪部35aが設けられており、角材85と係合する他端には、角孔35bが設けられている。
【0029】
加えて、ロックレバー35の上端部には、円柱部35cが突設されており、この円柱部35cは、スプリングバネ36の中空部に挿入されている。このスプリングバネ36は、一端は荷台5に連結されており、他端側にはロックレバー35の円柱部35cが挿入されており、常にロックレバー35をロック部材34側に付勢している。従って、スプリングバネ36は、ロック部材34とロックレバー35が係合している状態で、圧縮力を受けるように配されている。
【0030】
次いで、図5には、後キャスターの右側面概略図、図6には、後キャスターのロックプレートの拡大図が示されている。図6(a)は、左後キャスターのロックプレート、(b)は右後キャスターのロックプレートである。角孔35b、45bは、4つの壁面から形成されており、キャスターの側面からの形状は、正方形である。この角孔35b、45bを形成する任意の1壁面35d、45dとキャスターの走行方向とが成す角度α、α´は、左右のキャスター3、4において異なっている。すなわち、ロックレバー35、45に設けられた角孔35b、45bは、角材85の軸周りの方向において相対的に角度が異なっている。
【0031】
この角度α、α’の相違は、両ロックレバー35、45の動作タイミングを異ならせる機構である。すなわち、角孔35b、45bが角材85の軸周り方向において相対的に角度が異なることにより、操作部材8が回転したときに、ロックレバーの角孔35b、45bに力が伝わるタイミングが左右で異なり、車輪をロックするタイミングをずらすことができる。
【0032】
また、この動作タイミングを異ならせる機構は、左右のキャスターにおいて、ロックレバーの角材85の軸周り方向の角度を同じものとし、角材85の端部85aを角材85の軸周り方向にねじらせて、ロックレバー35、45の角孔35b、45bと角材85の係合するタイミングを異ならせる構成としても良い。
【0033】
加えて、角材85の端部85aと角孔35b、45bとの係合部分には遊びが設けられている。図7は、ロックプレートの角孔と角材の係合説明図である。ロックレバー35の角孔35bと操作部材の角材85との間には、上下左右それぞれ0.2mmの隙間が設けられている。角孔35bと角材85は、上下左右方向にはほとんど相対可動しない。しかし、相対回転しようとすると、この隙間により、角孔と角材との間にがたが生じる。この回転方向に可動である角度βがあることにより、角材85の端部85aの動きが角孔35b、45bに伝わる際には、角孔35b、45bは徐々に角材85から力を受ける。従って、ロックレバー35、45は一時に連動せず、徐々に連動し、ロック解除操作を安全に行うことが出来る。
【0034】
ここで、ロックレバー35の角孔35bと係合し、車輪のロック操作をする操作部材8について説明する。図8には、操作部材の概略図、図9には、操作部材の動作説明図が示されている。操作部材8は、上部水平部81と、U字状鉛直部82、棒状鉛直部83と、中間部84と、下部水平部とから構成されている。また、この操作部材8は、前記把手7及びロックレバー35(45)と係合している。
【0035】
上部水平部81は、前記把手7の上方に、把手7と水平に設けられている。この上部水平部81にはU字状鉛直部82が接続されている。U字状鉛直部82は、U字状であり、このU字状鉛直部82の下端部は、棒状鉛直部83と連結している。
【0036】
前記把手7には2箇所の穴が設けられており、U字状鉛直部82の両上端部は、前記把手7の穴を貫通し、前記上部水平部81と接合されている。また、このU字状鉛直部82と棒状鉛直部83は、側面から見ると下方が台車の前方向に傾斜している。
【0037】
この棒状鉛直部83の下端は、ヒンジ部83aを介して、中間部84と接合されている。この接合部は、ピンで接合されており、棒状鉛直部83と中間部84の両部材は、ヒンジ部83aを中心に相対回転自在である。中間部84の一端は、棒状鉛直部83と接合されており、他端は、下部水平部と連結されている。
【0038】
さらに、下部水平部は、荷台5の下部に前記上部水平部81と平行に設けられ、両端部85aは左右のキャスター3(4)と係合している。これにより、操作部材8の動きを一度に両キャスター3(4)に伝えることが可能である。この下部水平部は、断面形状が正方形の角材85であり、両端部85a、85bは前記両ロックレバー35、45に設けた角孔35b、45bに挿入されている。また、角材85には、両端のみを角柱状に形成した棒材を用いることも出来る。
【0039】
また、前記上部水平部81は、一本の部材で設けられているとともに、前記角材85の端部85aは、それぞれ左右両キャスター3、4と係合していることで、上部水平部81と角材85が連動することにより、片手で両キャスター3(4)のロック操作を行うことが可能である。
【0040】
従って、上部水平部81を下方向に押すと(矢印101)、U字状鉛直部82及び棒状鉛直部83を介して、中間部84に力が伝わる。中間部84は、下部水平部としての角材85を軸として矢印の回転方向に動く(矢印102)。そして、中間部84が、時計回り方向に動くことにより、この中間部84と連結されている下部水平部としての角材85も時計回り方向に動く。そして、角材85が時計回りに動くことにより、両ロックレバー35、45の角孔35b、45bも時計周りの回転方向の力をうける(矢印103)。また、中間部84が角材85を軸として時計回りに動くことにより、棒状鉛直部83と中間部84とが接合するヒンジ部83aは後方に動く(矢印104)。
【0041】
次いで、前記構成に基づいて、ロック機構について説明する。図10は、本実施の形態に係る台車の左後キャスターのロック機構の動作説明図である。(a)は、車輪がロックされている状態であり、操作部材8に外力が加えられていない状態である。台車の静止時は(a)の状態である。
【0042】
後車輪32と連結したロック部材34の凹部34aとロックレバー35の爪部35aが噛み合っている。このロックレバー35は、上部に設けられたスプリングバネ36の弾性力により、常にロック部材34側に付勢されている(矢印201)。従って、振動等により外力が多少加わっても、ロックレバー35とロック部材34の係合は外れにくく、確実に車輪32をロックすること出来る。
【0043】
次いで、(b)は、車輪32のロックが解除されている状態であり、操作部材8に外力が加えられている状態である。台車の走行時は(b)の状態である。
【0044】
台車を走行させる際には、前記操作部材8に下方向の外力を加える。先述のように、操作部材8が押されると、操作部材8の下部水平部である角材85は時計回りに動く(矢印202)。この角材85の動きは、この角材85の端部85aを内設している角孔35bに伝わる。そして、ロックレバー35は上部に設けられたスプリングバネ36を弾性変形させ(矢印203)、ロックレバー35の爪部35aはロック部材34から退避する方向へ動く(矢印204)。よって、ロック部材34の凹部34aとロックレバー35の爪部35aとの噛み合わせが外れる。
【0045】
また、前述のように、ロックレバー35、45に設けられた角孔35b、45bは、左右のキャスター3、4において角材85の軸周りの角度が相対的に異なっているため、片方ずつわずかにタイミングがずれた状態で、車輪のロックが解除される。そのため、傾斜面等を走行させるときでも、台車が急発進することなく安全に操作することが可能である。
【0046】
さらに、操作部材8に外力を加え一旦車輪32のロックを解除しても、常にスプリングバネ36の弾性力はロックレバー35をロック部材34の方向へ付勢する向きに力を加えている。そのため、台車を走行させる際は、常に操作部材8に外力を加え、車輪のロックを解除している状態にしなければならない。
【0047】
一方、車輪をロックしたいときには、操作部材8に加えていた力を排除すれば良い。台車の走行時に操作部材8を押していた手を外すと、ロックレバー35に外力が加わらなくなり、ロックレバー35はスプリングバネ36の弾性力によりロック部材34方向に付勢される。従って、車輪32はロックされる。
【0048】
また、車輪のロック時においても、左右のロックレバー35、45において角孔35b、45bとキャスターの走行方向とが成す角度α、α´は相違するため、操作部材8からロックレバー35、45に力が伝わるタイミングが多少異なる。そのため、左右の車輪32、42は、タイミングがわずかにずれた状態でロックされ、台車全体としてロック時の衝撃が緩和される。
【0049】
このように本発明によれば、両車輪32、42のロック操作を一度に行い、この操作に応じて車輪をロックするタイミングを左右の車輪32、42において異ならせることが可能である。
【0050】
また、ロック機構にスプリングバネ36、46を設けたことにより、スプリングバネ36、46がロックレバー35、45を常にロック部材34、44側に付勢し、ロック解除したいときのみロック操作をすれば良く、操作の手間を省くことが出来る。
【0051】
さらに、操作部材8の角材85の端部85aとロックレバーの角孔35b、45bとの係合部分には遊びが設けられていることにより、角孔35b、45bは徐々に角材85から力を受ける。従って、ロックレバー35、45は一時に連動せず、徐々に連動し、ロック解除操作を安全に行うことが出来る。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明のキャスター付運搬車は、1操作で左右の車輪のロック操作が出来て、左車輪と右車輪のロックするタイミングをわずかにずらすことでロック時の衝撃が緩和される。さらに、本発明によれば、左右の車輪を確実に左右別々にロックすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る台車の右側面図。
【図2】 本実施の形態に係る台車の背面図。
【図3】 本実施の形態に係る台車の左後キャスター右側面図。
【図4】 本実施の形態に係る台車の左後キャスターの正面図。
【図5】 本実施の形態に係る台車の後キャスターの右側面概略図。
【図6】 本実施の形態に係る台車の後キャスターのロックプレートの概略図。
(a)左後キャスター
(b)右後キャスター
【図7】 本実施の形態に係る台車のロックプレートの角孔と角材の係合説明図。
【図8】 本実施の形態に係る台車の操作部材の背面図。
【図9】 本実施の形態に係る台車の操作部材の動作説明図。
【図10】 本実施の形態に係る台車のロック機構の動作説明図。
(a)車輪ロック時
(b)車輪ロック解除時
【符号の説明】
1 左前キャスター
2 右前キャスター
3 左後キャスター
4 右後キャスター
5 荷台
6 継手部材
7 把手
8 操作部材
11 ブラケット(左前キャスター)
12 前車輪(左前キャスター)
13 車軸(左前キャスター)
21 ブラケット(右前キャスター)
22 前車輪(右前キャスター)
23 車軸(右前キャスター)
31 ブラケット(左後キャスター)
32 車輪(左後キャスター)
33 車軸(左後キャスター)
34 ロック部材(左後キャスター)
34a 凹部(左後キャスター)
35 ロックレバー(左後キャスター)
35a 爪部(左後キャスター)
35b 角孔(左後キャスター)
35c 円柱部(左後キャスター)
35d 壁面(左後キャスター)
36 スプリングバネ(左後キャスター)
37 締結部材(左後キャスター)
37a ボルト(左後キャスター)
37b ナット(左後キャスター)
41 ブラケット(右後キャスター)
42 車輪(右後キャスター)
43 車軸(右後キャスター)
45 ロックレバー(右後キャスター)
45b 角孔(右後キャスター)
45d 壁面(右後キャスター)
81 上部水平部
82 U字状鉛直部
83 棒状鉛直部
83a ヒンジ部
84 中間部
85 角材
85a 端部
Claims (4)
- 左右一対のキャスターと、各キャスターのロック機構を備えたブレーキキャスター付運搬車であり、
前記ロック機構は、各キャスターに設けられ各車輪の回転を阻止する一対のロックレバーと、このロックレバーと係合し両ロックレバーを連動して動作させる操作部材と、両ロックレバーの動作タイミングを異ならせる機構と、車輪の回転を阻止する方向へロックレバーを付勢する弾性部材とを備え、
前記車輪は、外周に凹凸部を有しかつ車輪と一体に回転するロック部材を備え、
前記ロックレバーは、ロック部材の凹部と係合する爪部を備え、
このロックレバーの爪部とロック部材の凹部が係合することにより車輪の回転を阻止するブレーキキャスター付運搬車であって、
前記動作タイミングを異ならせる機構は、一対のロックレバーの爪部において、ロック部材の凹部と爪部とが係合する長さを相対的に異ならせ、前記操作部材とロックレバーとの係合部分に遊びを設け、両ロックレバーの動作タイミングを異ならせる構成であることを特徴とするブレーキキャスター付運搬車。 - 前記ロックレバーと操作部材との係合部分は、一方に設けられた係合孔と、この係合孔に内設された他方の係合部材であり、
この係合孔と係合部材はいずれも非円形であり、
一方が回転すると、他方が同期回転することを特徴とする請求項1に記載のブレーキキャスター付運搬車。 - 前記係合孔は、角孔であり、前記係合部材は角材であることを特徴とする請求項2に記載のブレーキキャスター付運搬車。
- 左右一対のキャスターと、各キャスターのロック機構を備えたブレーキキャスター付運搬車であり、
前記ロック機構は、各キャスターに設けられ各車輪の回転を阻止する一対のロックレバーと、このロックレバーと係合し両ロックレバーを連動して動作させる操作部材と、両ロックレバーの動作タイミングを異ならせる機構と、車輪の回転を阻止する方向へロックレバーを付勢する弾性部材とを備え、
前記車輪は、外周に凹凸部を有しかつ車輪と一体に回転するロック部材を備え、
前記ロックレバーは、ロック部材の凹部と係合する爪部を備え、
このロックレバーの爪部とロック部材の凹部が係合することにより車輪の回転を阻止するブレーキキャスター付運搬車であって、
前記ロックレバーと操作部材との係合部分は、一方に設けられた係合孔と、この係合孔に内設された他方の係合部材であり、
この係合孔と係合部材はいずれも非円形であり、
一方が回転すると、他方が同期回転すると共に、
前記係合孔は、角孔であり、前記係合部材は角材であり、
前記動作タイミングを異ならせる機構は、一対のキャスターにおいて、前記係合孔と係合部材との相対的な位置関係を相違させ、この係合孔と係合部材との係合部分に遊びを設け、両ロックレバーの動作タイミングを異ならせる構成であることを特徴とするブレーキキャスター付運搬車。
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