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JP4349141B2 - 中継装置、通信システムおよび中継方法 - Google Patents

中継装置、通信システムおよび中継方法 Download PDF

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Description

本発明は中継装置、通信システムおよび中継方法に関し、例えば、アドホックネットワークなどに適用して好適なものである。
現在、無線LANやBluetoothなどのアクセスポイント装置を街角、飲食店の店舗、駅、ホテルのロビーなどに設置することで、無線端末を携帯する不特定多数の利用者に対してインターネット等のネットワークヘのアクセスを提供する無線アクセスサービスが注目されている。
このサービスは、インターネットサービス事業者(ISP:Internet Service Provider)や通信事業者などが商用サービスとして提供する場合のほか、飲食店などが利用客に対して無料で提供する場合など、そのサービス形態は多種多様である。
この無線アクセスサービスの提供エリアを拡大する場合、アクセスポイントを複数配置し、無線到達エリアを面的に広げることが考えられる。これは従来の携帯電話やPHSのネットワークで用いられているセルラー方式の拡張方式と同様の考え方である。
しかしながら、この無線アクセスサービスで用いられる無線LAN等の無線通信技術は携帯電話やPHSと比べて電波の到達距離が数十m程度と非常に短く、一つのアクセスポイント装置がカバーする範囲も例えば半径が当該数十m程度の円内に限られるため、無線アクセスサービスの提供エリアを拡大する場合には、非常に多くのアクセスポイント装置を設置する必要があり、その設置には多大な設備投資を必要とする。
これらの問題を解決する方法として、無線端末が他の無線端末が送信したデータを中継することが可能な、アドホックネットワーク技術の適用が考えられる。アドホックネットワークはマルチホップネットワークとも呼ばれ、直接的な通信が行えないような環境においても、データをお互いに交換し中継し合うことで、その場に無線端末同士のネットワークを構成する技術である。この技術を導入すると、途中の無線端末がデータを中継するため、前記アクセスポイント装置のカバー範囲外に存在する無線端末であっても、当該アクセスポイント装置ヘ接続することが可能となる。
なお、アドホックネットワークにおいて、他の無線端末が送信(または受信)するデータの中継を行う無線端末では、自身とは関係のないデータを中継するために電力(電池容量)や伝送帯域などのリソースが消費されることになるから、このような消費に見合うだけの利益を、中継を行った無線端末の利用者に提供しなければ公平性に欠ける。
そのための技術として、下記の特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1の技術では、各無線端末は、設定された課金ポリシに応じて宛先および/または送信元の無線端末を課金端末として選択する機能、選択した課金端末に対し、端末識別子とバウチャ(バウチャは、課金計算の単位となる)を要求する機能、受け取った端末識別子やバウチャを登録しておく課金データベースの機能などを有する通信課金管理部などを搭載している。これにより、データの送信元または宛先となった無線端末の利用者に課金し、データの中継を行った無線端末の利用者は、管理組合を介して、中継端末提供料を受け取ることができる。
特開2002−209028
しかしながら上述した特許文献1では、アドホックネットワーク内のすべての無線端末が、前記通信課金管理部などの特殊な機能を搭載することが必要となり、1台でもこの機能を搭載していない無線端末が含まれていると、アドホックネットワーク全体として正常に機能することができないため、実現性が低いといえる。
また、前記特許文献1の技術では、前記通信課金管理部に内蔵された課金データベースに、課金計算の単位となるバウチャなどの重要な情報が登録される構成であるが、基本的に無線端末は各利用者の所有物であるため、無線端末を自由に取り扱える利用者が課金データベース中のバウチャなどの情報を改ざんすること等を完全に防ぐことは難しく、セキュリティ性が低い。
かかる課題を解決するために、第1の本発明では、通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内で、前記単位データのトラフィックが集中する中継装置において、所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御する帯域制御部を備え、前記帯域制御部は、前記通信ネットワーク上における各通信端末の位置関係を検出する位置関係検出部と、検出した当該位置関係をもとに、前記各通信端末について、中継する単位データの送信元または宛先となる通信端末の数である中継端末数を検出し、検出した中継端末数が多い通信端末ほど多くの通信帯域を割り当てる中継端末数対応部とを備えたことを特徴とする。また、第2の本発明では、通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内で、前記単位データのトラフィックが集中する中継装置において、所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御する帯域制御部を備え、前記帯域制御部は、送信元と宛先の間でやり取りされるフロー制御用の制御情報を含む単位データであるフロー制御用単位データを検出し、当該制御情報を書き換えた上でフロー制御用単位データの中継を行うことにより、前記所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御することを特徴とする。
さらに、第の本発明にかかる通信システムでは、第1又は第2の本発明の中継装置と、単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ複数の通信端末とを備えたことを特徴とする。
さらにまた、第の本発明では、通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内の、前記単位データのトラフィックが集中する位置で実行される中継方法において、帯域制御手段を備え、前記帯域制御手段は、所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御し、前記帯域制御手段は、位置関係検出手段、中継端末数対応手段を有し、前記位置関係検出手段は、通信ネットワーク上における各通信端末の位置関係を検出し、前記中継端末数対応手段は、検出した当該位置関係をもとに、前記各通信端末について、中継する単位データの送信元または宛先となる通信端末の数である中継端末数を検出し、検出した中継端末数が多い通信端末ほど多くの通信帯域を割り当てることを特徴とする。また、第5の本発明では、通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内の、前記単位データのトラフィックが集中する位置で実行される中継方法において、帯域制御手段を備え、前記帯域制御手段は、所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御し、前記帯域制御手段は、送信元と宛先の間でやり取りされるフロー制御用の制御情報を含む単位データであるフロー制御用単位データを検出し、当該制御情報を書き換えた上でフロー制御用単位データの中継を行うことにより、前記所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御することを特徴とする。
本発明は実現性に優れ、セキュリティ性が高い。
(A)実施形態
以下、本発明にかかる中継装置、通信システムおよび中継方法を無線アクセスシステムに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
(A−1)実施形態の構成
本実施形態にかかる無線アクセスシステム10の全体構成例を図2に示す。
図2において、当該無線アクセスシステム10は、インターネット101と、ルータ102と、アクセスポイント装置103と、無線端末104〜109と、伝送路(リンク)L12〜L89を備えている。
このうちインターネット101は、その他のネットワークに置換することも可能であるが、ここではインターネットを想定する。
ルータ102は、インターネット101とアクセスポイント装置103のあいだに配置され、OSI参照モデルのネットワーク層で中継処理を行う中継装置である。ルータ102とインターネット101のあいだの伝送路L12と、ルータ102とアクセスポイント装置103のあいだの伝送路L23は、無線伝送路(無線リンク)であってもよいが、ここでは有線伝送路(有線リンク)であるものとする。
ルータ102の配下には複数のアクセスポイント装置が収容されていてもよいが、図示の例では、アクセスポイント装置103のみが収容されている。したがって伝送路L12における伝送速度(伝送帯域)は伝送路L23の伝送帯域と実質的に同じである。ルータやアクセスポイント装置は多くの場合、固定的に設置される。
アクセスポイント装置103は、OSI参照モデルのデータリンク層で中継処理を行う中継装置である。伝送路L23は有線伝送路であるが、無線端末側の伝送路、すなわち伝送路L34〜L37(およびL45〜L89)は無線伝送路である。
無線アクセスシステム10のうち、無線端末104〜109およびアクセスポイント装置103によって構成される無線区間を、無線ネットワーク10Aとする。当該無線ネットワーク10Aが前記アドホックネットワークに該当する。
無線端末104〜109は図2に示したそれぞれの位置に固定的に設置されているものであってもよいが、移動性を有するものであってもよい。
いずれにしても、L34〜L89が無線伝送路である以上、その存否は動的に変動し得る。各伝送路(例えば、L78)は、その伝送路によって接続される2つの無線端末(例えば、107と108)または無線端末(例えば、107)とアクセスポイント装置103が無線通信可能な距離にあるときに存在し、無線通信可能な距離にないときには存在しない。無線端末104〜109が移動性を有する場合には、無線端末(例えば、107)の移動および周辺の電波環境の変動に伴って、移動性を有しない場合には、周辺の電波環境の変動に伴って、伝送路の存否が変動する。
また、各無線端末(例えば、108)が設定に応じて中継を拒否することも可能な構成である場合には、中継の拒否を行っていないことも、当然、各伝送路が存在するための要件となる。例えば、無線端末108が中継を拒否していれば、伝送路L89は存在し得ない。
無線端末104〜109はすべて同種の無線通信端末であってもよく、異種の無線通信端末が混在していてもよいが、ここでは一例として、無線端末104〜109はすべて、無線LANプロトコル(例えば、IEEE802.11)に対応した無線LANカードを装着したノート型パソコンであるものとする。この場合、すべての無線端末104〜109は移動性を有する。
無線端末104〜109による中継はOSI参照モデルの物理層で行うものであってもよく、データリンク層で行うものであってもよいが、ここでは、ネットワーク層で行うものとする。ネットワーク層における中継では、無線LANカードの機能のほかに、無線端末(ノート型パソコン)にインストールされているOS(オペレーティングシステム)のIPモジュール(IPプロトコル処理ソフト)の機能が必要となる可能性が高いが、実装によっては、無線LANカードの機能のみによって実現できる可能性もある。
無線端末104はユーザU4によって操作される。同様に、無線端末105はユーザU5によって操作され、無線端末106はユーザU6によって操作され、無線端末107はユーザU7によって操作され、無線端末108はユーザU8によって操作され、無線端末109はユーザU9によって操作される。
そして、操作するユーザ(例えば、U8)が無線端末(例えば、108)を携帯して移動するときには、各無線端末はユーザとともに移動する。
各無線端末から送信されたパケットは必要な中継を経て上り方向に伝送されてアクセスポイント装置103まで届き、当該アクセスポイント装置103による中継でさらにインターネット101へ向けて送信される。上り方向に伝送されるパケットは、インターネット101上のサーバなどを宛先とするものであることが多い。これと反対に、下り方向のパケットは、アクセスポイント装置103側から無線端末へ向かう下り方向へ伝送され、中継されるが、以下では主として上り方向のパケットに注目して説明を行う。インターネット101ではOSI参照モデルのネットワーク層でIPプロトコルが使用されるため、これらのパケットは、IPパケットである。ここで、上り方向のIPパケットをPK4〜PK9とする
上り方向のパケットPK4〜PK9の末尾の数字は、そのパケットの送信元である各無線端末の符号の末尾の数字と対応している。例えば、パケットPK9の送信元は無線端末109である。このパケットPK9は無線端末109から送信されたあと、無線端末108による中継と、無線端末107による中継を経て、アクセスポイント装置103へ届けられる。
また、各パケット(例えば、PK9)は、MACフレームに収容されて伝送される。
中継する各無線端末(例えば、108,107)自体もパケットの送信元となり得るので、図2では、それぞれパケットPK8,PK7を送信している。もちろん、各無線端末においてパケットを送信する必要がないときには、中継のみを行ってもよいことは当然である。
前記アクセスポイント装置103の内部構成は例えば図1に示す通りである。
(A−1−1)アクセスポイント装置の内部構成例
図1において、当該アクセスポイント装置103は、無線送受信部201と、有線送受信部202と、ヘッダ解析部203と、パケットバッファ部204と、トポロジテーブル部205と、トークン生成部206と、トークンバッファ部207と、送信判定部208とを備えている。
このうち無線送受信部201は、無線伝送路である前記伝送路L34、L36,L37によって接続された各無線端末104〜107とのあいだで無線信号(パケット)の送受信を行う部分である。各無線端末の移動などにより、当該無線送受信部201と無線伝送路で接続される無線端末は変更され得ることはすでに説明した通りである。前記パケットPK7〜PK9の受信なども、当該無線送受信部201によって行われる。
有線送受信部202は、有線伝送路である前記伝送路L23によってルータ102に接続された部分で、パケットの送受信を行う。この有線送受信部202は下り方向ではパケットを受信するが、上り方向に注目すると、パケット(例えば、PK7〜PK9)を送信することになる。
ヘッダ解析部203は、前記無線送受信部201が受信した上り方向のパケット(例えば、PK7〜PK9なども含む)および前記有線送受信部202が受信した下り方向のパケットのヘッダを解析する部分である。この解析は、無線ネットワーク10Aのトポロジ情報を取得するために実行されるほか、トポロジ情報を取得したあと、ユーザデータを収容したパケット(例えば、PK8)の中継時に帯域制御を行うためにも実行される。当該ヘッダ解析部203では、必要に応じて、パケットヘッダ(IPヘッダ)だけでなく、MACヘッダも解析の対象とするものであってよい。もし必要ならば、ペイロード部分も解析の対象とすることができる。
ヘッダ解析部203による解析は、前記無線ネットワーク10Aのトポロジ情報を得るためであるから、どのような方法でトポロジ情報を得るかに応じて、解析の対象も異なったものとなる。
トポロジ情報を得る方法としては様々なものがあり得るが、例えば、前記アドホックネットワーク(無線ネットワーク10A)のルーティングプロトコルで使用する制御パケット(この制御パケットをCKとする)を用いるものであってよい。
また、前記トポロジ情報とは、前記無線ネットワーク10A上における各無線端末の接続関係を示す情報で、上り方向のパケットをアクセスポイント装置103に到達させる(すなわち、アクセスポイント装置103に接続する)ために、どの無線端末がどの無線端末の中継機能を利用しているかを示す。無線ネットワーク10Aの構成が図2に示した通りである場合、例えば、前記無線端末109は自身の中継機能をいずれの無線端末にも提供せず、無線端末108と107の中継機能を利用してアクセスポイント装置103に接続し、無線端末108は自身の中継機能を無線端末109に提供するとともに無線端末107の中継機能を利用してアクセスポイント装置103に接続し、無線端末107は、自身の中継機能を無線端末108と109のために提供するとともに、自身はいずれの無線端末の中継機能も利用せずに直接、アクセスポイント装置103に接続しているということ等が、当該トポロジ情報から分かるものである必要がある。
上述したように、各無線端末が行う中継がOSI参照モデルのネットワーク層でのものである場合、各無線端末はその時点の無線ネットワーク10Aのトポロジ(無線ネットワーク10A上における各無線端末の接続関係)に応じた経路制御用の情報(経路情報)を登録したルーティングテーブルを搭載していることが必要になる。
例えば、無線端末108が搭載するルーティングテーブルRT8には、自身の上位ノードが無線端末107であることを示す経路情報RL81と、自身の下位ノードが無線端末109であることを示す経路情報RL82とを記述してある。当該経路情報RL82は下り方向のパケットを伝送する際に必要である。
無線ネットワーク10Aのトポロジが無線端末の移動などに応じて動的に変更される以上、それに合わせて、当該ルーティングテーブルに登録した経路情報の内容も動的に変更される必要がある。この変更のため、各無線端末は、上述した経路制御用の制御パケットCKをやり取りする。
なお、当該ルーティングテーブル(例えば、RT8)などの機能は、一般的に、アドホックネットワークに対応するほとんどすべての無線端末が搭載し得る最低限度の機能である。
ヘッダ解析部203が取得した前記トポロジ情報は、トポロジテーブル部205の登録内容に反映される。
トポロジテーブル部205は、アクセスポイント装置103における帯域制御の基礎となるテーブルである。トークン生成部206は当該トポロジテーブル部205の登録内容にしたがって静的(かつ周期的)にトークンを生成して、トークンバッファ部207内の該当する記憶領域(例えば、無線端末107に該当するのは記憶領域BA7)に格納する。必要に応じて、トポロジテーブル部205の登録内容である後述のトークン生成数の計算も、当該トークン生成部206が行うものであってよい。
当該トポロジテーブル部205の構成および登録内容は例えば図4に示す通りである。
図4において、当該トポロジテーブル部205は、データ項目として、無線端末IDと、トークン生成数と、バッファサイズとを備えている。
無線端末IDは、無線ネットワーク10A内で各無線端末を一意に識別する識別子である。具体的には、例えば、各無線端末のMACアドレスやIPアドレスを当該無線端末IDとして利用することが可能であるが、図4では便宜上、各無線端末に付与した符号をそのまま、その無線端末の無線端末IDとしている。なお、必ずしも当該無線端末IDとしてでなくてもよいが、本実施形態の構成上、アクセスポイント装置103は何らかの形で各無線端末のMACアドレスおよび/またはIPアドレスを把握し、管理しておくことが、帯域制御のために必要である。ここでは、アクセスポイント装置103は、各無線端末のIPアドレスを管理しているものとする。
また、前記無線端末104のIPアドレスをIP4とし、前記無線端末105のIPアドレスをIP5とし、前記無線端末106のIPアドレスをIP6とし、前記無線端末107のIPアドレスをIP7とし、前記無線端末108のIPアドレスをIP8とし、前記無線端末109のIPアドレスをIP9とする。
トークン生成数は単位時間あたりのトークンの生成数(トークンの生成頻度)を示す。後述するように、このトークン生成数は基本的に、各無線端末に割り当てられる帯域に対応する。例えば、トークン生成数が1000である無線端末107は、トークン生成数が500である無線端末108に比べて2倍の伝送帯域を割り当てられていることになる。
バッファサイズは、該当する無線端末のためトークンバッファ部207上に確保されるトークンバッファ(記憶領域)のサイズである。トークンバッファ部207上には、無線ネットワーク10A内の各無線端末104〜109のためのトークンバッファが確保される。ここでは、例えば、無線端末107のためのトークンバッファをBA7とし、無線端末108のためのトークンバッファをBA8とし、無線端末109のためのトークンバッファを109とする。
各無線端末(例えば、108)がパケットの送信元や宛先となるか否かは、その無線端末のユーザ(例えば、U8)が当該無線端末に対して行う操作などに依存して動的に決まるが、トークン生成部206はトポロジテーブル部205にしたがって静的にトークンを生成していくため、長期間、パケットの送信元や宛先となっていない無線端末については、トークンが際限なく蓄積されて、実用上、帯域制御を行うことができないかのような状況が発生する可能性があるが、トポロジテーブル部205に当該バッファサイズを登録して、蓄積されるトークンの数の上限値を規制することにより、有効に帯域制御を行うことを可能にする。
このバッファサイズは、連続して中継可能なパケット数の最大値としての意味を持つため、このバッファサイズに無線端末ごとの差異を与えることで、各無線端末のトラフィックに対して、許容するバースト性に差を持たせることが可能となる。
図4の例では、各無線端末のためのバッファサイズは、トークン生成数に比例しているが、必ずしも比例させる必要はない。
前記パケットバッファ部204は、上り方向または下り方向の、ユーザデータを収容したパケット(例えば、PK8)を一時的に蓄積する部分である。前記制御パケットCKは当該パケットバッファ部204に蓄積する必要はない。
前記送信判定部208は、パケットバッファ部204に蓄積されているパケットを、中継のため、上り方向または下り方向に送信しようとするとき、そのパケットに対応するトークンバッファに、トークンが蓄積されているか否かを確認し、蓄積されている場合に限り、パケットの送信を許可する部分である。
トークン生成部206がトークンを生成して該当するトークンバッファ(例えば、BA8)に蓄積するよりも早く、パケット(例えば、PK8)がアクセスポイント装置103まで届いた場合には、そのパケットの中継(送信)は、トークンの蓄積を待って実行されるから、結局、トークン生成数に応じた帯域制御が実現される。
例えば、前記単位時間を1秒、到着したパケットの平均サイズを500バイトとした場合、図4上でトークン生成数が1000である無線端末107の送信可能な通信速度(伝送帯域)は、
500×8×1000=4Mbps
となる。
当該送信判定部208はまた、パケット(例えば、PK8)を1つ送信させるたびに、それに対応する数のトークン(例えば、1つのトークン)を、トークンバッファ部207の該当するトークンバッファ(例えば、BA8)から削除する。
なお、パケットバッファ部204に蓄積されているパケットとトークンバッファの対応関係は、そのパケットの宛先IPアドレスまたは送信元IPアドレスに基づいて特定することができる。宛先IPアドレスに基づいて対応関係を特定するのは、下り方向のパケットの場合であり、送信元IPアドレスに基づいて対応関係を特定するのは、上り方向のパケットの場合である。
例えば、上り方向のパケットであるPK8の場合にはそのIPヘッダ内に記述された送信元IPアドレスが、前記無線端末108のIPアドレスであるIP8となっているため、送信判定部208は、トークンバッファBA8内にトークンが蓄積されているか否かを調べればよい。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について、図3を参照しながら説明する。図3はアクセスポイント装置103の動作を示すフローチャートで、S301〜S311の各ステップから構成されている。
前提として、無線ネットワーク10Aのトポロジは図2に示した通りであり、トポロジテーブルの内容は図4に示した通りであるものとする。
(A−2)実施形態の動作
アクセスポイント装置103がパケットを受信した場合、そのパケットが、前記制御パケットCKであるか否かを検査する(S301,S302)。ただし、図2の構成上、制御パケットCKが受信される可能性があるのは、無線ネットワーク10A側のインタフェース、すなわち、前記無線送受信部201に限られるため、有線送受信部202から受信したパケットに対しては、ステップS302の検査を省略することも可能である。
受信したパケットが制御パケットCKである場合には、ステップS302がYES側に分岐し、無線ネットワーク10Aのトポロジが変更されたか否かを検査し、変更されていなければ(S303のNO側の分岐)、ひとまず処理を終えて、新たなパケットの受信を待つ状態となる(S311)。
トポロジが変更されている場合には、その時点のトポロジテーブル部205の内容を変更するための準備を行う(S304)。それまで存在しなかった新たな無線端末が無線ネットワーク10Aに追加された場合、それまで存在していた無線端末が無線ネットワーク10Aから削除された場合、無線端末の追加や削除はないが、無線端末間の接続関係が変動した場合などに、トポロジが変更され、前記制御パケットCKが届く。
無線端末の追加や削除が行われたことによってトポロジが変更された場合には、トポロジテーブルに新たな行を追加したり、それまで存在していた行を削除したりすることも必要になる。
トポロジが変更されるとトークン生成数の値も変更する必要があるため、新たにトークン生成数の計算を行い(S305)、計算結果に応じて、トポロジテーブル内のトークン生成数の値が変更される。トークンバッファ(例えば、BA8)のバッファサイズをトークン生成数に比例させる場合には、このとき、バッファサイズの値も変更する必要があることは当然である。
変更後のトークン生成数やバッファサイズの値を反映させることにより、トポロジテーブルの登録内容が変更される(S306)。
変更後のトポロジテーブルの内容(特に、トークン生成数)に基づく周期で、トークン生成部206がトークンを生成して、該当するトークンバッファに蓄積する(S307)。
一方、ステップS301で受信したパケットが制御パケットCKでなく、ユーザデータを収容したパケット(例えば、PK8など)である場合には、前記ステップS302はNO側に分岐し、そのパケットはパケットバッファ部204に蓄積される。
次に、前記送信判定部208は、パケットバッファ部204に蓄積されているあるパケットに対応するトークンバッファを参照し(S308)、トークンが蓄積されているか否かを検査する(S309)。トークンが蓄積されていれば、送信判定部208が送信を許可しステップS309はYES側に分岐するので、そのパケットは送信される(S310)。
しかしトークンが蓄積されていない場合には、送信判定部208は送信を許可せず、パケットバッファ部204内に蓄積されている他のパケットについて検査を行い、送信を許可できるパケットが見つかるまで、ステップS308、S309によって構成されるループを繰り返すことになる。
図2で多くの無線端末に中継機能を提供している無線端末(例えば、107)ほど、トポロジテーブル上のトークン生成数の値は大きくなるため、大きな伝送帯域が割り当てられることになる。
反対に、他の無線端末に中継機能を提供していない無線端末(例えば、109など)は、トークン生成数の値が小さいため、小さな伝送帯域しか割り当てられない。
多くの場合、各無線端末はアクセスポイント装置103によって割り当てられた伝送帯域を、長期間にわたって、すべて消費することはないため、中継機能の提供先の無線端末(107にとっては、108や109)がパケットの送受を行っていないときには、中継機能の提供元の無線端末(例えば、107)が大きな伝送帯域を1台で使用できる利点がある。
なお、図4ではそうなっていないが、中継機能の提供先である1または複数の無線端末(107にとっては、108や109)に割り当てられている伝送帯域の合計を、その無線端末に中継機能を提供している無線端末(107)に割り当てられる伝送帯域から減算した結果が、中継機能の提供先である1または複数の無線端末のいずれに割り当てられている伝送帯域よりも大きくなるようにすることは望ましい。
例えば、中継機能の提供先である無線端末109、108に割り当てられるトークン生成数(伝送帯域に対応)がそれぞれ250、500である場合には、これらに対する中継機能の提供元である無線端末107には、トークン生成数として、1500(=250+500+750)を割り当てるようにするケースなどがこれに該当する。
これにより、アクセスポイント装置103による伝送帯域の割り当ての観点でも、より多くの無線端末に中継機能を提供するほど、中継機能の提供元の無線端末自身で使用できる伝送帯域が大きくなるように制御できる可能性が高まる。例えば、もしも、中継機能の提供先の無線端末が長期間にわたってアクセスポイント装置103から割り当てられた伝送帯域のすべてを消費した場合でも、中継機能の提供元の無線端末は、提供先の無線端末より大きな伝送帯域を利用することが可能となる。
(A−3)実施形態の効果
本実施形態によれば、個々の無線端末(例えば、108)に特殊な機能を搭載しなくても、アクセスポイント装置(103)の機能だけで、中継元や中継先の無線端末に割り当てる伝送帯域の大きさを制御することができるため、実現性に優れている。これによっても、各無線端末に中継機能の提供を促すことが可能である。
また、例えば、中継元と中継先の無線端末間で公平性を確保することや、いずれの無線端末に対しても中継機能を提供していない無線端末には不利に(例えば、割り当てる伝送帯域を0に近くしてペナルティを与える等)、多くの無線端末に中継機能を提供している無線端末には有利に制御することも可能である。
さらに、本実施形態では、各無線端末には何ら金銭的な価値につながる情報などが記憶される構成ではないため、前記特許文献1の技術などに比べて、セキュリティ性が高いといえる。
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
本実施形態では、各無線端末で中継されたパケット数を反映して、きめ細かな制御を行うことができる点が第1の実施形態と相違する。
(B−1)第2の実施形態の構成および動作
構成上、本実施形態が第1の実施形態と相違するのは、アクセスポイント装置の内部構成に関する点に限られる。
本実施形態のアクセスポイント装置303の内部構成例を図5に示す。
図5に含まれる構成要素501〜508のうち、図1に示した各構成要素と同じ名称を付与した構成要素の機能は第1の実施形態と対応するので、その詳しい説明は省略する。
図1と図5を対比すれば明らかなように、本実施形態のアクセスポイント装置303は、前記トポロジテーブル部205の替わりに、中継パケット計測記憶部505を備えている点が相違するのみである。
当該中継パケット計測記憶部505は、アクセスポイント装置303の無線送受信部501で受信されたパケットが、その送信元の無線端末から直接とどいたものではなく、他の無線端末で中継されて届いたものであることを検出し、中継されて届いたパケットの数をリアルタイムで計測する部分である。ただし当該中継パケット計測記憶部505は、図4に示したトポロジテーブルと同様なテーブル(中継パケット数テーブル)も内蔵している。
この中継パケット数テーブルが、図4と相違する点は、データ項目の1つである前記トークン生成数の登録内容を、中継パケット計測記憶部505の計測結果に応じて変更する点である。
中継パケット計測記憶部505が中継されたパケットの数を計測するのは、中継するパケットの数が多い無線端末に、より多くの伝送帯域を割り当てるためであるから、中継されたパケットの数は、中継した無線端末ごとに区別して計測する必要がある。
アクセスポイント装置303が受信したパケットが中継されたものであるか否か、および中継されたものである場合にはいずれの無線端末によって中継されたかを特定する方法としては様々なものがあり得るが、中継パケット計測記憶部505が、上述したトポロジ情報を備えている場合には、トポロジ情報と、受信したパケットの送信元IPアドレスに基づいて、容易に、そのパケットが中継されたものであるか否か、および中継されたものである場合にいずれの無線端末によって中継されたかを特定することができる。
例えば、受信したパケットの送信元IPアドレスが前記IP9である場合なら、前記トポロジ情報からそのパケット(この場合、当該パケットはPK9)は無線端末108と107によって中継されて、アクセスポイント装置303まで届いたことが分かる。
当該アクセスポイント装置303の動作例は図6に示す通りである。
図6のフローチャートは、S601〜S610の各ステップから構成されている。このうちステップS602〜S605以外の各ステップにおける処理の内容は第1の実施形態と同じなので、その詳しい説明は省略する。
ステップS602では、受信したパケットが制御パケットCKであるか否かを検査する替わりに、中継パケット(いずれかの無線端末によって中継されたパケット)であるか否かを検査している。ただし本実施形態でも、前記トポロジ情報を得るため、制御パケットCKを特定し処理に利用する必要性は高い。
受信したパケットが中継パケットである場合、その中継パケットを中継した無線端末について、中継パケット数をインクリメント(+1)し、中継パケット数の計測を行う(S603)。
次に、当該計測結果をトークン生成数に変換し(S604)、変換結果に応じて、前記中継パケット数テーブル内の該当する無線端末IDの行で、トークン生成数の値を変更(増加)する(S605)。
ただし、伝送帯域の大きさ(例えば、伝送路L23の伝送帯域)には上限があるため、当該ステップS605では、該当する無線端末IDの行でトークン生成数の値を増加させる替わりに、それ以外の行でトークン生成数の値を減少させるようにしてもよい。
これ以降は、そのトークン生成数に応じて、前記トークン生成部506等が動作し、第1の実施形態と同様な動作が実行される。
(B−2)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、中継したパケット数の多い無線端末ほど、より多くの伝送帯域が割り当てられるように制御できるため、第1の実施形態よりも、きめ細かな制御を行うことが可能である。
(C)第3の実施形態
以下では、本実施形態が第1、第2の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
第1、第2の実施形態では、アクセスポイント装置のバッファリング機能を用いて、各無線端末に割り当てる伝送帯域を制御したが、本実施形態では、TCP/IPネットワークなどで用いられる多くの通信端末に一般的に搭載されているフロー制御の機能を活用して、伝送帯域の制御を行う点が相違する。
本実施形態は、中継パケット数の計測結果を利用する点で、第1の実施形態よりも第2の実施形態に近いといえる。
(C−1)第3の実施形態の構成および動作
構成上、本実施形態が第2の実施形態と相違するのは、アクセスポイント装置の内部構成に関する点に限られる。
本実施形態のアクセスポイント装置403の内部構成例を図7に示す。
図7において、当該アクセスポイント装置403は、無線送受信部701と、有線送受信部702と、ヘッダ解析部703と、中継パケット計測記憶部704と、ウインドウサイズテーブル部705と、ACKパケット変更部706と、パケットバッファ部707とを備えている。
このうち図5に示した各構成要素と同じ名称を付与した構成要素の機能は第2の実施形態と対応するので、その詳しい説明は省略する。
したがって、図7中、本実施形態が第2の実施形態と相違するのは、ウインドウサイズテーブル部705と、ACKパケット変更部706である。
ACKパケット変更部706は、ACKパケットを中継する際、ACKパケットの内容を書き換える部分である。
ACKパケットは、TCPプロトコルのようなコネクション型のプロトコルにおいて送達確認のため、すなわち、送信したパケット(例えば、PK8)が宛先(インターネット101上のサーバなど)に正しく届いたことを通知するため、その宛先(当該サーバなど)から当該パケットPK8の送信元(例えば、無線端末108)へ返送するパケットである。
このACKパケットには、ウインドウサイズと呼ばれる制御情報が含まれている。ウインドウサイズは、送達確認を行うことなく連続送信可能なデータ量を示しているので、ウインドウサイズによって通信速度が制限される。
前記ACKパケット変更部705が書き換えるのは、ACKパケット中の当該ウインドウサイズである。当該ACKパケット変更部705がウインドウサイズを書き換えるときには、ウインドウサイズテーブル部705の登録内容が参照される。
ウインドウサイズテーブル部705に搭載されているウインドウサイズテーブルは、無線ネットワーク10A内の無線端末104〜109ごとに、ウインドウサイズを登録している。
例えば、無線端末108宛てのACKパケットが届いた場合、ウインドウサイズテーブルから無線端末108のウインドウサイズを検索し、当該ACKパケットに含まれているウインドウサイズの値が、検索によって得られたウインドウサイズより大きな通信速度(伝送帯域に対応)を示すものである場合には、検索によって得られたウインドウサイズの値に書き換える。
この書き換えのあと、アクセスポイント装置403は、当該ACKパケットを中継(送信)するので、当該ACKパケットは、通常のACKパケットと同様に、無線端末107による中継を経て無線端末108に受信される。受信したあと無線端末108が実行する処理も、通常のACKパケットを受信した場合と同様である。
したがって、無線ネットワーク10A内の各無線端末は、ウインドウサイズテーブルに登録されているウインドウサイズによって、通信速度が制限されることになる。
当該ウインドウサイズテーブルは、前記中継パケット数テーブルに対応するテーブルである。このため、前記中継パケット計測記憶部704は、計測結果として得られる中継パケット数に応じて、当該ウインドウサイズテーブル内に登録されている各無線端末に該当するウインドウサイズを変更することになる。
アクセスポイント装置403による以上の動作をまとめると、図8のフローチャートが得られる。
図8のフローチャートは、S801〜S808の各ステップから構成されている。
図8において、ステップS801は前記ステップS601に対応し、ステップS802は前記ステップS602に対応し、ステップS804は前記ステップS603に対応し、ステップS807は前記ステップS609に対応するので、その詳しい説明は省略する。
図8中、ステップS801につづくステップS802では、アクセスポイント装置403が受信したパケットが、ACKパケットであるか否かを検査する。検査の結果、ACKパケットでなければ処理はステップS803に進んで中継パケットであるか否かを検査するが、ACKパケットであれば、当該ACKパケット中のウインドウサイズの書き換えを行う(S806)。
もちろん、もともとACKパケット中のウインドウサイズが、ウインドウサイズテーブルから検索されたウインドウサイズより小さな伝送帯域を示している場合には、書き換えは不要である。
(C−2)第3の実施形態の効果
本実施形態によれば、第2の実施形態の効果と同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、アクセスポイント装置(403)のバッファリングではなく、ACKパケット中のウインドウサイズの書き換えによって帯域制御を行うことが可能である。
一般的には、アクセスポイント装置を流れるトラフィック中に占める割合は、ユーザデータを収容したパケット(例えば、PK8など)のほうが、ACKパケットより、はるかに多いと考えられるため、本実施形態のアクセスポイント装置のほうが、ユーザデータを収容したパケットを送信しようとするたびに前記送信判定部(508)で送信を許可するか否かの判定を行う第2の実施形態のアクセスポイント装置よりも、処理能力にかかる負荷を小さくすることができる可能性が高い。
(D)他の実施形態
なお、上記第2および第3の実施形態の中継パケット計測記憶部(505,704)では、各無線端末ごとの中継パケット数を計測したが、当該中継パケット数の替わりに、中継データ量(例えば、中継する総ビット数など)等を計測して、処理に利用するようにしてもよいことは当然である。パケットは可変長であるため、通常、パケットごとにサイズ(ビット数)が異なる。
また、上記第1〜第3の実施形態の構成要素を、上記とは異なる組み合わせで組み合わせるようにしてもよい。例えば、第3の実施形態において、図7に示す中継パケット計測記憶部704の替わりに図1に示したトポロジテーブル部205に相当する構成要素を配してもよい。この場合、中継機能の提供先の数に応じて、各無線端末宛てのACKパケットに含まれるウインドウサイズが規制されることになる。
さらに、上記第1〜第3の実施形態では、OSI参照モデルのデータリンク層で中継を行うアクセスポイント装置に本発明を適用したが、本発明は、データリンク層以外の階層で中継処理を行う中継装置(中継機能)に適用することが可能である。一例としては、ネットワーク層で中継処理を行うルータやL3スイッチに本発明を適用することも可能である。
また、本発明は、上記第1〜第3の実施形態で例示した以外の通信プロトコルに適用することも可能である。例えば、OSI参照モデルのネットワーク層の通信プロトコルとして、上述したIPプロトコルのかわりにIPXプロトコルなどを使用することもでき、データリンク層のプロトコルとして上述したIEEE802.11のかわりにIEEE802.3(CSMA/CD)などを使用することもできる。
すなわち、上記第1〜第3の実施形態にかかわらず、前記無線ネットワーク10Aは、ノード間の伝送路がすべて有線伝送路(有線リンク)の有線ネットワークとすることも可能である。また、有線伝送路(有線リンク)と無線伝送路(無線リンク)が混在したネットワークとすることも可能である。例えば、有線ネットワークとした場合、各端末(前記無線端末108などに対応)から直接、中継装置(アクセスポイント装置103などに対応)にケーブルを接続することができない場合でも、端末相互間をケーブルで接続することで、各端末からインターネット101へアクセスすることが可能となる。
以上の説明でハードウエア的に実現した機能の大部分はソフトウエア的に実現することが可能であり、ソフトウエア的に実現した機能のほとんどすべてはハードウエア的に実現することが可能である。
第1の実施形態で使用するアクセスポイント装置の主要部の構成例を示す概略図である。 第1の実施形態にかかる無線アクセスシステムの全体構成例を示す概略図である。 第1の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施形態で使用するトークンテーブルの構成例を示す概略図である。 第2の実施形態で使用するアクセスポイント装置の主要部の構成例を示す概略図である。 第2の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態で使用するアクセスポイント装置の主要部の構成例を示す概略図である。 第3の実施形態の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…無線アクセスシステム、101…インターネット、102…ルータ、103…アクセスポイント装置、104〜109…無線端末、201…無線送受信部、202…有線送受信部、203…ヘッダ解析部、204…パケットバッファ、205…トポロジテーブル、206…トークン生成部、207…トークンバッファ、208…送信判定部、L12〜L89…伝送路。

Claims (5)

  1. 通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内で、前記単位データのトラフィックが集中する中継装置において、
    所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御する帯域制御部を備え
    前記帯域制御部は、
    前記通信ネットワーク上における各通信端末の位置関係を検出する位置関係検出部と、
    検出した当該位置関係をもとに、前記各通信端末について、中継する単位データの送信元または宛先となる通信端末の数である中継端末数を検出し、検出した中継端末数が多い通信端末ほど多くの通信帯域を割り当てる中継端末数対応部とを備えた
    ことを特徴とする中継装置。
  2. 通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内で、前記単位データのトラフィックが集中する中継装置において、
    所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御する帯域制御部を備え、
    前記帯域制御部は、
    送信元と宛先の間でやり取りされるフロー制御用の制御情報を含む単位データであるフロー制御用単位データを検出し、当該制御情報を書き換えた上でフロー制御用単位データの中継を行うことにより、前記所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御する
    ことを特徴とする中継装置。
  3. 請求項1又は2に記載の中継装置と、
    単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ複数の通信端末とを備えたことを特徴とする通信システム。
  4. 通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内の、前記単位データのトラフィックが集中する位置で実行される中継方法において、
    帯域制御手段を備え、
    前記帯域制御手段は、所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御し、
    前記帯域制御手段は、
    位置関係検出手段、中継端末数対応手段を有し、
    前記位置関係検出手段は、通信ネットワーク上における各通信端末の位置関係を検出し、
    前記中継端末数対応手段は、検出した当該位置関係をもとに、前記各通信端末について、中継する単位データの送信元または宛先となる通信端末の数である中継端末数を検出し、検出した中継端末数が多い通信端末ほど多くの通信帯域を割り当てる
    ことを特徴とする中継方法。
  5. 通信端末が単位データの送信元または宛先になると共に、他の通信端末が送信した又は受信する単位データを中継する機能を持つ場合、複数のこのような通信端末によって構成される通信ネットワーク内の、前記単位データのトラフィックが集中する位置で実行される中継方法において、
    帯域制御手段を備え、
    前記帯域制御手段は、所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御し、
    前記帯域制御手段は、送信元と宛先の間でやり取りされるフロー制御用の制御情報を含む単位データであるフロー制御用単位データを検出し、当該制御情報を書き換えた上でフロー制御用単位データの中継を行うことにより、前記所定の通信帯域が、前記単位データの中継を行っていない通信端末に比べ、前記単位データの中継を行っている通信端末に優先的に割り当てられるように制御する
    ことを特徴とする中継方法。
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