JP4242101B2 - ウィーンフィルタ - Google Patents
ウィーンフィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4242101B2 JP4242101B2 JP2002031993A JP2002031993A JP4242101B2 JP 4242101 B2 JP4242101 B2 JP 4242101B2 JP 2002031993 A JP2002031993 A JP 2002031993A JP 2002031993 A JP2002031993 A JP 2002031993A JP 4242101 B2 JP4242101 B2 JP 4242101B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- poles
- optical axis
- plane
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/26—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
- H01J37/261—Details
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/05—Arrangements for energy or mass analysis
- H01J2237/057—Energy or mass filtering
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/26—Electron or ion microscopes
- H01J2237/262—Non-scanning techniques
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子顕微鏡のエネルギーフィルタ、マスフィルタ、スピンローテイタ、モノクロメータ、エネルギーアナライザ等で用いられるウィーンフィルタ(ExBフィルタ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
加速された電子等の荷電粒子は、電場に対してはプラス極方向に偏向され、磁場に対しては荷電粒子の進行方向と磁場とに垂直な方向に偏向される。ウィーンフィルタは、この性質を利用したもので、荷電粒子ビームの進行方向に直交する面内において互いに直交する電場と磁場を配置し、荷電粒子ビームを特定の方向に直進させる。
【0003】
ウィーンフィルタにおける荷電粒子ビームの直進条件は、E1=vB1で表され、ウィーン条件と呼ばれる。ここにE1は電場の一次成分(ダイポール成分)、B1は磁場の一次成分(ダイポール成分)、vは荷電粒子の速度である。
【0004】
上述したウィーン条件は、ウィーンフィルタにおいて、ビーム入口付近、出口付近(フリンジ場という)を除く内部領域では実現できるが、フリンジ場で実現することが困難であるとされている。これは、電極と磁極の形状が異なる場合、電場と磁場の分布が異なり、ある場所ではウィーン条件が成立しても、他の場所では成立しなくなるからである。
【0005】
電極の形状と磁極の形状を等しくしたウィーンフィルタは、Tangによって提案されている(Optik,74,No.2(1986)51−56,Aberration Analysis of a Crossed−field Analyzer,Tian−Tong Tang)。これは、8極のフィルタであり、電極の形状と磁極の形状が同じであるので、フリンジ場がウィーン条件より外れる問題を回避でき、理論通りの性能を有するウィーンフィルタを実現することができる。
【0006】
しかしながら、タング(Tang)のフィルタの実用上の欠点として、8極を有し、これらが、個別の電極、磁極として使用されるため、それぞれの双極子成分と4極子成分を作り出すために、多数の電源が必要なことである。実際、ウィーンフィルタは、分散を大きくするために、高電圧上で使用されることが多く、高電圧上に多数の電源を配置することは実用的でなく、このような理由から、Tangのフィルタは実用化されるに至っていない。
【0007】
これに対し、本発明者等は、実用的な8極子フィルタを提案した(特許第3040245号)。図7(a)(b)はこのウィーンフィルタを示す。このウィーンフィルタでは、大きい極P1、P3、P5、P7と小さい極P2、P4、P6、P8の8極を有し、極P2、P3、P4と極P6、P7、P8がコイルC1、C2によって磁極の対をなし、極P2、P1、P8と極P4、P5、P6が電極の対をなす。
【0008】
極P2とP1とP8、極P4とP5とP6は各々一体に形成される。極P2、P4、P6、P8が途中で折曲した形状でなっているのは、極P3を内包して極P2とP4とにコイルC2を、極P7を内包して極P6とP8とにコイルC4を巻回し易くするためである。
【0009】
このような電極、磁極の配置により、アース接続のコイルC1、C2の双方に電流を流すための入力端子と、プラスとマイナスの電圧用のそれぞれの入力端子で、合計3個の入力端子で、3個の電源を用意するだけで、ウィーンフィルタとして働かせることができる。
【0010】
ところで、非点なしフォーカスを実現するための条件は、
(E2/E1)−(B2/B1)=−1/4Ro …(1)
を満足すればよいことが知られている。ここで、E2は電場の一次勾配(4極子不均一成分)、B2は磁場の一次勾配(4極子不均一成分)、Roはサイクロトロン半径である。
【0011】
上述の条件を満たして非点なしフォーカスを実現するための4極子電場は、極P2、P1、P8と極P4、P5、P6とに加える電圧の絶対値の比を変えることによっても実現できる。しかし、これは厳密には正しくないので、極P3、P7を加えた極P1、P3、P5、P7の4極を用いた4極子電場を形成して上述の条件を満たすほうがよい。
【0012】
これらの事情は、J.Electron Microsc.,45:417−427(1996),Simulation of Electron Trajectories of Wien Filter for High−Resolution EELS Installed in TEM(K.Tsuno and J.Rouse)に詳しく述べられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許第3040245号のウィーンフィルタ(8極フィルタ)は、電極の形状と磁極の形状とがまったく同じであるから、フリンジでの荷電粒子の偏向がなく、実際に、モノクロメータとして実用化されて、使い易さの点で優れた性質を示す。しかし、依然として収差をゼロにすることは困難であった。一般にウィーンフィルタの二次収差はかなり大きく、モノクロメータとして使用された場合、フィルタに入射する前の荷電粒子ビームの大きさに対してフィルタより出射する荷電粒子ビームの大きさが大きくなる。
【0014】
ウィーンフィルタの二次収差については、ローズ(Rose)が、既に、それをゼロにすることことができる条件を示している(Optik,77,No.1(1987)26−34,The retarding Wien filter as a high−performance imaging filter,H.Rose)。
【0015】
この条件は、次式(2)〜(8)で表される。
e2=−1 …(2)
b2=−3/4 …(3)
e3−b3=3/8 …(4)
【0016】
ここで、
e2=(E2/E1)Ro …(5)
b2=(B2/B1)Ro …(6)
e3=(E3/E1)Ro2 …(7)
b3=(B3/B1)Ro2 …(8)
である。また、E1,B1は電場、磁場の双極子成分であり、E2,B2はその4極子成分であり、E3は電場E1の不均一高次成分、B3は磁場B1の不均一高次成分である。また、Roは磁場が単独で存在した場合の荷電粒子のサイクロトロン半径であり、下式(9)により表される。
Ro=mv2/eE1 …(9)
ただし、vは荷電粒子の速度、mは荷電粒子の重さ、eは荷電粒子のチャージである。
【0017】
これらの条件の内で、e2、b2は比較的に容易に実現できる。これは、非点なしフォーカシングを実現するための条件が式(1)で表されているように、E2/E1)−(B2/B1)=e2−b2=−1/4Roであり、この条件を満たすように、e2とb2の関係を決めればよいからである。
【0018】
一方、e3、b3に関して、先に示した8極フィルタにおける電場の不均一高次成分E3がどのくらいの値になるかについてシミュレーションした。
【0019】
このシミュレーションでは、境界要素法(BEM)と称される数値計算法を用いた。より詳細には、ウィーンフィルタの形状パラメータ(荷電粒子の進行方向に直交する平面X−Yの円筒部半径R、極配置角度、極間隙、Z軸方向長さL0)、双極電場、4極電場の電圧等の諸条件を設定し、双極子場、4極子場、双極子場に寄生する6極子場の各電場ポテンシャルφのX−Y面内での分布を計算した。ここに、双極子場、4極子場、6極子場成分は、それぞれ以下で与えられる。
【0020】
(双極子場):
φ1=φ0−E1x+(1/8)E1″(x3+y2x)+… …(10)
ただし、E1″=∂2E1/∂z2
(4極子場):
φ2=−{E2−(1/12)E2″(x2+y2)}(x2−y2)+……(11)
(6極子場)
φ3=−E3(x3+3xy2)+… …(12)
従って、例えばx軸上の電場ポテンシャルφは次式により与えられる。
【0021】
φ=φ1+φ2+φ3+…
=φ0-E1x+E2x2−(1/8)E1″x3−E3x3+(1/12) E2″x4+…
…(13)
【0022】
上記に於いて、円筒部半径R=5mm、L=40mm、加速電圧2.5kVとし、双極電場=1651.1734V、4極電場=280.7162V、双極磁場=44.3101AT、4極磁場=6.5412ATとする。
【0023】
図8は、双極子電場を1V与えた場合の不均一高次成分E3の光軸に沿う分布を示す。同図に示すように、不均一高次成分E3は、フリンジ領域で12000V/m3の高い値を有する。なお、図8(a)において、横軸は図8(b)に示す8極ウィーンフィルタにおける荷電粒子の進行方向(Z軸方向)を、縦軸は電場の不均一高次成分E3を示す。
【0024】
各極の配置角度等を調整することにより、フリンジ部以外では不均一高次成分E3をゼロに近い値までする小さくできことができる。しかし、フリンジ部では大きい値にとどまり、小さい値にすることができない。このことは、磁場の不均一高次成分B3についても同様である。従って、従来のウィーンフィルタでは、二次収差を低減することができない、と云う問題点があった。
【0025】
この発明の目的は、上述の如き問題点を解決するものであり、二次収差の発生が少ないウィーンフィルタを提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
この発明のウィーンフィルタは、12個の極を有し、かつ、光軸に直交するXY面内に於いて、光軸に面する各極の先端部が、光軸を中心として12回の回転対称性を有する。
【0027】
好ましくは、前記12極は何れも磁性材料から成る。
【0028】
好ましくは、前記光軸に直交する2つの軸をX軸及びY軸とするとき、双極子電場を生成するために、前記先端部がほぼX軸方向を向く4つ極及び、前記先端部がX軸に対して45°の方向を向く4つの極に対して第1電位が付与され、かつ、前記双極子磁場を生成するために、前記先端部がほぼY軸方向を向く4つの極及び、前記先端部がX軸或いはY軸に対して45°の方向を向く4つ極に第1磁位或いは起磁力が付与される。
【0029】
好ましくは、前記双極子電場に対して4極子電場を重畳するために、前記先端部がほぼX軸方向を向く4つ極及び前記先端部がほぼY軸方向を向く4つの極に第2電位が付与される。
【0030】
好ましくは、前記双極子磁場に対して4極子磁場を重畳するために、前記先端部がX軸或いはY軸に対してほぼ45°の方向を向く4つの極に第2磁位或いは起磁力が付与される。
【0031】
好ましくは、前記双極子磁場に対して4極子磁場を重畳するために、前記先端部が、前記光軸を原点とするX、Y座標軸上の第1象限に位置する3つの極に、正の値を有する第3磁位或いは起磁力が付与され、第2象限に位置する3つの極に負の値を有する第3磁位或いは起磁力が付与され、第3象限に位置する3つの極に正の値を有する第3磁位或いは起磁力が付与され、第4象限に位置する3つの極に負の値を有する第3磁位或いは起磁力が付与され、前記第3磁位或いは起磁力のアンペアターン値の絶対値は等しい。
【0032】
好ましくは、前記12個の極の各先端部は、前記X軸・Y軸で定められるXY面内において光軸を中心とする所定半径の円の上に位置し、各先端部の前記半径方向の長さは、前記円の半径と同程度の大きさを有する。
【0033】
好ましくは、4極子電場を重畳するために、前記先端部がX軸方向を向く4つの極及び、前記先端部がY軸方向を向く4つの極に付与される第2電位の絶対値は、全て同じ値を有する。
【0034】
好ましくは、前記双極子電場を生成するために、前記先端部がX軸方向を向く4つの極及び、前記先端部がX軸に対してほぼ45°の方向を向く4つの極に対して付与される第1電位の絶対値は、同じ値を有する。
【0035】
好ましくは、双極子磁場を生成するために、前記先端部がY軸方向を向く4つの極及び、前記先端部がX軸或いはY軸に対してほぼ45°の方向を向く4つの極に付与される第1磁位或いは起磁力のアンペアターン値の絶対値は、同じ値を有する。
【0036】
好ましくは、4極子磁場を重畳するために、前記先端部がX軸或いはY軸に対してほぼ45°の方向を向く4つの極に付与される第2磁位或いは起磁力の絶対値は、全て同じ値を有する。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5を参照しながらこの発明のウィーンフィルタの一実施形態を詳細に説明する。
【0038】
図1乃至図4に示すように、この実施形態は、一般的には、Z軸方向に平行な光軸Oを有し、少なくとも、X軸方向に双極子電場E1を生成し、Y軸方向に双極子磁場B1を生成するウィーンフィルタであって、前記光軸Oにほぼ平行に伸びる12個の極P1〜P12を有し、かつ、当該12個の極P1〜P12は、光軸Oに面する各先端部P1´〜P12´が、XY面内において、光軸Oを中心として12回の回転対称性を有するものである。なお、X軸、Y軸、Z軸は相互に直交するデカルト座標軸である。
【0039】
ここに、前記12個の極P1〜P12はいずれも磁性材料からなる。この磁性材料は例えば、鉄、ニッケル、パーマロイ等を含む。
【0040】
より詳細には以下の通りである。
【0041】
図1及び図2に示すように、この実施形態のウィーンフィルタは、荷電粒子としての電子が通過する円筒状空間21(その中心軸は光軸Oと一致する)の内部に、所望の分布の電磁場を生成するために、光軸Oに平行に伸びる12個の極P1〜P12を有する。
【0042】
図1に示すように、前記12個の極P1〜P12の光軸Oに面する先端部P1´〜P12´は、XY面内において、光軸Oを中心として12回の回転対称性を有する。
【0043】
より詳細には、図1に示すように、前記各極P1〜P12の先端部P1´〜P12´は、全て同じ形状及び寸法を有する。また各先端部P1´〜P12´は、相互に等間隔に配置される。従って、例えば、前記各先端部間のギャップG1〜G12の円周方向の中心位置(或いは、各先端部P1´〜P12´の円周方向の中心位置)の間の角度θ0は30°である。また、前記各先端部間のギャップG1〜G12の円周方向の中心位置から各先端部P1´〜P12´の円周方向の中心位置の間の角度は、15°である。例えば、図1に於いて、正値を有するX軸(X軸の正方向;図1に於いては、中心OからギャップG12の円周方向の中央へ引いた直線aに一致する軸)から極P1、P12の円周方向の中心位置までの角度は±15°であり、前記X軸から極P6,P7の円周方向の中心位置までの角度は±165°である。また、図1に於いて、正値を有するY軸から極P4、P3の円周方向の中心位置までの角度は±15°であり、前記Y軸から極P9,P10の円周方向の中心位置までの角度は±165°である。
【0044】
また、各先端部P1´〜P12´は、隣接する対の間に、同一形状及び寸法のギャップG1〜G12を有する。ここに各ギャップG1〜G12の幅(隣接する極Pi、Pi+1の間隔)は、図示の通り、中心Oからの半径と共に大きくなるのが好ましい。
【0045】
また、前記各先端部P1´〜P12´の形状及び寸法は、例えば、以下の実施例に記載されるウィーンフィルタの各極先端部の寸法及び形状に相似な形状を有することができる。
【0046】
前記各極P1〜P12の先端部P1´〜P12´の半径方向の長さ或いは幅W0は、例えば、前記円筒状空間21の直径2R0と同程度の大きさを有することができる。
【0047】
また、各極P1〜P12は、前記光軸或いは円筒状空間21に面する最先端から長さW0(これは前記円筒状空間21の直径(2R0)にほぼ等しい)のところで適宜の方向例えばY軸に沿う方向へ屈曲することができる。より詳細には、図1に仮想線(2点鎖線)で示すように、例えば極P4は、前記最先端から幅W0より内側の位置に於いては、半径R0の方向へ伸びる側面P4aを有し、幅W0より外側の位置においては、Y軸方向へ伸びる側面P4bを有する。
【0048】
上記構成により、各極P1〜P12へ起磁力を付与する場合に、コイルを各極P1〜P12へ容易に巻くことができる。
【0049】
図3は前記光軸Oを中心軸とする円筒状空間21内に双極子電場E1及び4極子電場E2を生成するために各極P1〜P12に対して付与される電位を示す。
【0050】
同図に示すように、光軸Oに直交するXY面内において、X軸方向を向く双極子電場E1を生成するために、先端部がほぼX軸方向を向く4つの極P1,P12,P6,P7及び、前記先端部がX軸に対して45°の方向を向く4つの極P2,P11,P5,P8に対して第1電位V1が付与される。
【0051】
より詳細には、例えば、正値を有するX軸に対して±15°の角度方向へ伸びる極P1,P12及び、±45°の角度方向へ伸びる極P2,P11に正の電位V1が付与され、前記X軸に対して±165°の角度方向へ伸びる極P6,P7及び、±135°の角度方向へ伸びる極P5,P8に対して負の電位−V1が付与される。
【0052】
また前記双極子電場E1に対して4極子電場E2を重畳するために、先端部がほぼX軸方向を向く4つの極P1,P12,P6,P7に対して及び前記先端部がほぼY軸方向を向く4つの極P3,P4,P9,P10に対して第2電位としての電位V2が付与される。より詳細には極P1,P12,P6,P7には正の電位V2が付与され、極P3,P4,P9,P10には負の電位−V2が付与される。なお、前述したように、正値を有するY軸に対して、極P4、P3は±15°の角度方向へ伸び、極P9,P10は±165°の角度方向へ伸びる。
【0053】
図4は、前記円筒状空間21に双極子磁場B1及び4極子磁場B2を生成するために各極P1〜P12に対して付与される磁位或いは起磁力を示す。
【0054】
より詳細には、同図に示すように、前記空間21に双極子磁場B1を生成するために、先端部がほぼY軸方向を向く(より詳細には図においてX軸の正軸に対して75°,105°,255°,285°を向く)4つの極P3,P4、P9,P10及び、先端部がX軸に対して45°の方向を向く4つの極P2,P5,P8,P11に対して第1起磁力NI1(アンペアターン)が付与される。
【0055】
また前記双極子磁場B1に対して4極子磁場B2を重畳するために、先端部がX軸に対してほぼ45°の方向を向く4つの極P2,P5,P8,P11に対して第2起磁力NI2(アンペアターン)が付与される。
【0056】
上記構成によれば、フリンジ領域に於ける双極子電場E1及び双極子磁場B1の不均一高次成分E3,B3を極めて小さな値とすることができる。
【0057】
より詳細には、以下の通りである。
【0058】
上記構成によれば、各極P1からP2の間に形成されるギャップG1〜G12及びこのギャップG1〜G12に面する前記各極P1〜P12の側面が、12回の回転対称に配置される。一方、前記双極子電場及び双極子磁場E1,B1の不均一高次成分E3,B3は、前記各極P1〜P12のギャップG1〜G12に面する側面を起源として生成される。従ってこの実施形態によれば、前記各極G1〜G12の前記ギャップ側側面が12回対称に配置されるため、前記不均一高次成分E3,B3が、相互にキャンセルし合い全体として小さな値を有する。このことは特にフリンジ部における前記不均一高次成分E3,B3の場合に成立する。
【0059】
従ってこの実施形態のウィーンフィルタによれば前記不均一高次成分E3,B3を極めて小さな値とすることができる。そしてこれにより、前記E3,B3を、ローズの条件を可能な限り満足する値に調整し、結果的にウィーンフィルタに於ける電子線の収差を低減することができる。
【0060】
図5はこの発明のウィーンフィルタの第2実施形態を示す。
【0061】
同図に示すように、このウィーンフィルタの各極の形状及び寸法(すなわち12個の極P1〜P12の形状及び寸法)は前記第1実施形態のそれらと同様である。
【0062】
また各極P1〜P12には、前記2極子電場E1及び4極子電場E2を生成するための電位V1及びV2が、前記第1実施形態と同様の態様で付与される(図3参照)。
【0063】
更に、図5に示すように、極P2〜P5及びP8〜P11には、双極子磁場B1を生成するための起磁力NI1が前記第1実施形態におけると同様の態様で付与される。
【0064】
一方、前記双極子磁場B1に対して4極子磁場B2を重畳するために、先端部が、光軸Oを原点とするX,Y座標軸上の第1象限に位置する3つの極P1〜P3に対して、正の値を有する第3起磁力としての起磁力NI2が付与され、第2象限に位置する3つの極P4〜P6に対して、負の値を有する第3起磁力としての起磁力−NI2が付与され、第3象限に位置する3つの極P7〜P9に対して、正の値を有する第3起磁力としての起磁力NI2が付与され、第4象限に位置する3つの極P10〜P12に対して、負の値を有する第3起磁力としての起磁力−NI2が付与される。既に理解されるように、この実施形態に於いて、前記第2起磁力と第3起磁力は等しい。
【0065】
この第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。すなわちフリンジ領域に於ける双極子電場及び双極子磁場の不均一成分E3,B3の値を極めて小さくすることができる。そして、これらの値を所望の値に調整することにより、エネルギーフィルタに於ける収差を低減することができる。
【0066】
なお、上記実施形態1及び2において、各極P1〜P12の先端部間のギャップG1〜G12は半径と共に大きくなるものとしたが、半径方向において間隔が同じになるよう(即ち各極間の壁が平行)にしても良い。
【0067】
【実施例】
この実施例のウィーンフィルタの形状及び寸法等は以下の通りであった(図1)。
【0068】
R0(電子の通過する円筒状空間のXY面内に於ける半径)=5mm
L0(ウィーンフィルタのZ軸方向の長さ)=40mm
θ0(各極間のギャップG1〜G12の中心を通る線の間の角度)=30°
δθ(ギャップの幅角度)=6°
また加速電圧は2.5kVであり、且つ、前記各極P1〜P12に対して、第1実施形態の方法(図3,図4)で以下の電位及び起磁力が付与された。
【0069】
V1=1642.4243V
V2=326.5973V
NI1=44.0753AT
NI2=8.7060AT
前記電位或いは起磁力を各極P1〜P12へ与えた場合の電場及び磁場の双極子成分E1,B1及び4極子成分E2,B2及び不均一高次成分E3,B3を、境界要素法(BEM)で数値計算した。
【0070】
これによると、双極子電場用電位V1を1Vとするときの電場の双極子成分E1及び4極子成分E2は以下の通りであった(実際値は、以下の値に、1642.4243を掛けたものである)。
【0071】
E1=218.6V/m
E2=43390V/m2
また双極子磁場用起磁力NI1を1アンペアターン(1AT)とする時、双極子磁場成分B1及び4極子磁場成分B2は以下の通りであった(実際値は、以下の値に、44.0753を掛けたものである)。
【0072】
B1=0.0002748T/m
B2=0.03142T/m2
なおこれらはウィーン条件(E1=vB1)を充足すると共に、非点無しフォーカス条件(E2/E1−B2/B1=−1/4R)を充足する。ここでRはサイクロトロン半径(mv2/eE1)を表す。ここでvは電子の速度、m,eは電子の重さと電荷である。
【0073】
図6は、この実施例に於ける前記電場の不均一高次成分E3のz軸方向の強度分布を示す。
【0074】
即ち、同図と図8とを比較すると明らかなように、ウィーンフィルタのフリンジ部における不均一高次成分E3の値は、8極子ウィーンフィルタに比べ10−4程度に減少する。なお図示しないが、磁場の不均一高次成分B3についても同様に減少する。
【0075】
このようにこの実施例によれば、E3、B3は極めて小さな値となる。従って前記電場及び磁場の不均一高次成分E3,B3に対して任意の値を与えることにより、収差補正の条件を整えることができる。
【0076】
換言すると、ウィーンフィルタの極の数を8から12へ変えることにより、電場及び磁場の不均一成分であるE3及びB3の大きさを10−4程度に小さくすることが出来る。従って、これにより、フィルタの収差補正をすることができるようになる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のウィーンフィルタによれば電場及び磁場の不均一高次成分を小さな値とすることが出来、ウィーンフィルタに於ける収差を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明によるウィーンフィルタの第1実施形態の、光軸に直交するXY面に沿う断面図を示す。また図1は、図2における1−1線に沿う断面図である。
【図2】図2は、前記実施形態のXZ面に沿う断面図を示す。ここでZ軸は光軸と一致する。また図2は、図1における2−2線に沿う断面図である。
【図3】図3は、前記実施形態の各極に対して付与される電位の大きさを説明する説明図である。
【図4】図4は、前記実施形態の各極に付与される起磁力(アンペアターン)の大きさ或いは値を説明する説明図である。
【図5】図5は、この発明のウィーンフィルタの第2実施形態を示す概略図である。
【図6】図6は、この発明のウィーンフィルタの実施例に於いて生成される電場の不均一高次成分E3の、光軸に沿う強度分布を示すグラフである。
【図7】図7(a)(b)は、8極子ウィーンフィルタの例を示す。
【図8】図8は、図7のフィルタに於いて、双極子電場を1V与えた場合に発生する不均一高次成分E3の光軸に沿う分布を示す。
Claims (2)
- Z軸にほぼ平行な光軸を有し、前記光軸に直交する2つの軸をX軸及びY軸とするとき、少なくとも、X軸方向に双極子電場を生成し、Y軸方向に双極子磁場を生成するウィーンフィルタにして、
Z軸方向に於いて光軸にほぼ平行に伸びる12個の極を有し、かつ、XY面内に於いて、光軸に面する各極の先端部が、光軸を中心として12回の回転対称性を有し、
X軸方向に前記双極子電場を生成するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して15°,45°,315°,345°の角度方向へ伸びる4つの極(P 1 ,P 2 ,P 11 ,P 12 )に正の第1電位が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して135°,165°,195°,225°の角度方向へ伸びる4つの極(P 5 ,P 6 ,P 7 ,P 8 )に負の第1電位が付与され、
Y軸方向に前記双極子磁場を生成するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して45°,75°,105°,135°の角度方向へ伸びる4つの極(P 2 ,P 3 ,P 4 ,P 5 )に正の第1磁位或いは起磁力が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して225°,255°,285°,315°の角度方向へ伸びる4つの極(P 8 ,P 9 ,P 10 ,P 11 )に負の第1磁位或いは起磁力が付与され、
前記双極子電場に対して4極子電場を重畳するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して15°,165°,195°,345°の角度方向へ伸びる4つの極(P 1 ,P 6 ,P 7 ,P 12 )に正の第2電位が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して75°,105°,255°,285°の角度方向へ伸びる4つの極(P 3 ,P 4 ,P 9 ,P 10 )に負の第2電位が付与され、
前記双極子磁場に対して4極子磁場を重畳するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して45°,225°の角度方向へ伸びる2つの極(P 2 ,P 8 )に正の第2磁位或いは起磁力が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して135°,315°の角度方向へ伸びる2つの極(P 5 ,P 11 )に負の第2磁位或いは起磁力が付与されるウィーンフィルタ。 - Z軸にほぼ平行な光軸を有し、前記光軸に直交する2つの軸をX軸及びY軸とするとき、少なくとも、X軸方向に双極子電場を生成し、Y軸方向に双極子磁場を生成するウィーンフィルタにして、
Z軸方向に於いて光軸にほぼ平行に伸びる12個の極を有し、かつ、XY面内に於いて、光軸に面する各極の先端部が、光軸を中心として12回の回転対称性を有し、
X軸方向に前記双極子電場を生成するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して15°,45°,315°,345°の角度方向へ伸びる4つの極(P 1 ,P 2 ,P 11 ,P 12 )に正の第1電位が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して135°,165°,195°,225°の角度方向へ伸びる4つの極(P 5 ,P 6 ,P 7 ,P 8 )に負の第1電位が付与され、
Y軸方向に前記双極子磁場を生成するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して45°,75°,105°,135°の角度方向へ伸びる4つの極(P 2 ,P 3 ,P 4 ,P 5 )に正の第1磁位或いは起磁力が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して225°,255°,285°,315°の角度方向へ伸びる4つの極(P 8 ,P 9 ,P 10 ,P 11 )に負の第1磁位或いは起磁力が付与され、
前記双極子電場に対して4極子電場を重畳するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して15°,165°,195°,345°の角度方向へ伸びる4つの極(P 1 ,P 6 ,P 7 ,P 12 )に正の第2電位が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して75°,105°,255°,285°の角度方向へ伸びる4つの極(P 3 ,P 4 ,P 9 ,P 10 )に負の第2電位が付与され、
前記双極子磁場に対して4極子磁場を重畳するために、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して15°,45°,75°,195°,225°,255°の角度方向へ伸びる6つの極(P 1 ,P 2 ,P 3 ,P 7 ,P 8 ,P 9 )に正の第3磁位或いは起磁力が付与されると共に、XY面内に於いて、前記光軸からX軸に対して105°,135°,165°,285°,315°,345°の角度方向へ伸びる6つの極(P 4 ,P 5 ,P 6 ,P 10 ,P 11 ,P 12 )に負の第3磁位或いは起磁力が付与され、前記第3磁位或いは起磁力のアンペアターン値の絶対値は等しいウィーンフィルタ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002031993A JP4242101B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | ウィーンフィルタ |
| EP03250799.8A EP1335402B1 (en) | 2002-02-08 | 2003-02-07 | Wien filter and electron microscope using same |
| US10/360,605 US6844548B2 (en) | 2002-02-08 | 2003-02-07 | Wien filter and electron microscope using same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002031993A JP4242101B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | ウィーンフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003234077A JP2003234077A (ja) | 2003-08-22 |
| JP4242101B2 true JP4242101B2 (ja) | 2009-03-18 |
Family
ID=27606531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002031993A Expired - Fee Related JP4242101B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | ウィーンフィルタ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6844548B2 (ja) |
| EP (1) | EP1335402B1 (ja) |
| JP (1) | JP4242101B2 (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4074185B2 (ja) * | 2002-12-17 | 2008-04-09 | 日本電子株式会社 | エネルギーフィルタ及び電子顕微鏡 |
| ES2222793B1 (es) * | 2003-03-21 | 2005-11-01 | Universidad Complutense De Madrid | Monocromador tipo wien con correcion de aberraciones. |
| WO2004084254A1 (es) * | 2003-03-21 | 2004-09-30 | Universidad Complutense De Madrid Rectorado | Monocromador tipo wien con corrección de aberraciones |
| EP1521289B1 (en) * | 2003-09-11 | 2008-06-25 | ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH | Single stage charged particle beam energy width reduction system for charged particle beam system |
| EP1610358B1 (en) * | 2004-06-21 | 2008-08-27 | ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH | Aberration correction device and method for operating same |
| US20090212213A1 (en) * | 2005-03-03 | 2009-08-27 | Ebara Corporation | Projection electron beam apparatus and defect inspection system using the apparatus |
| WO2006101116A1 (ja) * | 2005-03-22 | 2006-09-28 | Ebara Corporation | 電子線装置 |
| JP2006278069A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Jeol Ltd | ウィーンフィルタ型エネルギーアナライザ及び放出電子顕微鏡 |
| WO2007013398A1 (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-01 | Ebara Corporation | 電子線装置 |
| EP1783811A3 (en) * | 2005-11-02 | 2008-02-27 | FEI Company | Corrector for the correction of chromatic aberrations in a particle-optical apparatus |
| JP2007335125A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Ebara Corp | 電子線装置 |
| JP2008135336A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Jeol Ltd | ウィーンフィルタ |
| US8436317B1 (en) | 2011-11-09 | 2013-05-07 | Hermes-Microvision, Inc. | Wien filter |
| US8421029B1 (en) | 2011-11-17 | 2013-04-16 | Hermes-Microvision, Inc. | Wien filter with reduced field leakage |
| EP2722868B2 (en) | 2012-10-16 | 2025-03-26 | ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH | Octopole device and method for spot size improvement |
| WO2019187118A1 (ja) | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線応用装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3841715A1 (de) * | 1988-12-10 | 1990-06-13 | Zeiss Carl Fa | Abbildender korrektor vom wien-typ fuer elektronenmikroskope |
| JP4286913B2 (ja) * | 1997-12-22 | 2009-07-01 | エフ イー アイ カンパニ | 粒子光学機器の中の色収差を補正する補正装置 |
| US6614026B1 (en) * | 1999-04-15 | 2003-09-02 | Applied Materials, Inc. | Charged particle beam column |
-
2002
- 2002-02-08 JP JP2002031993A patent/JP4242101B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-02-07 US US10/360,605 patent/US6844548B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-02-07 EP EP03250799.8A patent/EP1335402B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1335402A3 (en) | 2005-11-16 |
| US6844548B2 (en) | 2005-01-18 |
| EP1335402A2 (en) | 2003-08-13 |
| EP1335402B1 (en) | 2016-07-06 |
| US20030226975A1 (en) | 2003-12-11 |
| JP2003234077A (ja) | 2003-08-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4242101B2 (ja) | ウィーンフィルタ | |
| US8436317B1 (en) | Wien filter | |
| JP5623719B2 (ja) | 荷電粒子線装置の色収差補正装置及びその補正方法 | |
| EP2511935B1 (en) | Aberration-corrected wien ExB mass filter with removal of neutrals from the beam | |
| JP6224717B2 (ja) | 荷電粒子ビーム装置 | |
| EP2511934B1 (en) | Wide aperture Wien ExB mass filter | |
| JP5826529B2 (ja) | スピン回転装置 | |
| JP4074185B2 (ja) | エネルギーフィルタ及び電子顕微鏡 | |
| Kato et al. | Numerical analysis of trajectories and aberrations of a Wien filter including the effect of fringing fields | |
| US8421029B1 (en) | Wien filter with reduced field leakage | |
| Weißbäcker et al. | Electrostatic correction of the chromatic and of the spherical aberration of charged‐particle lenses | |
| EP4535396A1 (en) | Aberration correction systems and charged particle microscope systems including the same | |
| JP4343951B2 (ja) | 荷電粒子ビーム系用の単段式荷電粒子ビームエネルギー幅低減系 | |
| JP3040245B2 (ja) | ウィーンフィルタ | |
| Mentink et al. | Simplified aberration corrector for low-voltage SEM | |
| JPH08212970A (ja) | 電子ビームからイオンを除去する装置 | |
| Ahmed et al. | Performance and Analysis of a Designed Magnetic Lens for Microscopic Applications. | |
| EP4542618A2 (en) | Multipole elements and charged particle microscope systems including the same | |
| EP4535397A1 (en) | Aberration correction systems and charged particle microscope systems including the same | |
| JP2006147520A (ja) | 収差補正装置及び電子顕微鏡 | |
| JP2856518B2 (ja) | E×b型エネルギーフィルタ | |
| JPH05275057A (ja) | ウィーンフィルタ | |
| JPH06119906A (ja) | ウィーンフィルタ | |
| JP3958149B2 (ja) | 磁界型エネルギーフィルタ | |
| Tsuno et al. | Simulation of Multipole Wien Filters |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041018 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060609 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060814 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070215 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070226 |
|
| A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070330 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081022 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081224 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109 Year of fee payment: 5 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |