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JP4241765B2 - 送信機及びキャリアリーク検出方法 - Google Patents

送信機及びキャリアリーク検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、アナログ直交変調器を使用した送信機などに関し、特に、アナログ直交変調器からなる或いはそれを含む信号処理部の前後において線形歪を検出して、これら前後で検出される歪の差分が当該信号処理部内で発生したものとして小さく(例えば、最小に)なるように制御することにより、送信信号に発生する歪を良好に補償する技術に関する。
本発明は、例えば、次のような技術に関する。
本発明は、送信機及びキャリアリーク検出方法に係り、特にアナログ直交変調器を使用したときのキャリアリークを検出し補償することで、高精度の直交変調波を無線送信する送信機及びキャリアリーク検出方法に関する(例えば、実施例1〜3)。
また、本発明は、アナログ直交変調器を使用した送信機などにおいて、I相とQ相で個別に配置される2つのD/Aコンバータ間で発生するI相とQ相のゲインのアンバランスが原因で発生する歪を補償することで、高精度の直交変調波を無線送信する送信機などに関する(例えば、実施例4)。
また、本発明は、アナログ直交変調器を使用した送信機などにおいて、直交度ずれを検出して補正することで、高精度の直交変調波を無線送信する送信機などに関する(例えば、実施例5)。
また、本発明は、上記したキャリアリーク(DCオフセット)、IQの振幅のアンバランス(IQゲイン比)、直交度ずれの2つ以上について検出及び補正を行う送信機などに関する(例えば、実施例6)。
例えば、W−CDMA(Wide−band Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)方式などを使用して無線により通信する無線通信装置の送信機では、アナログ直交変調器を使用して送信対象となる信号を直交変調することが行われるが、キャリアリークやIQゲイン比や直交度ずれが原因で送信信号に歪が発生するため、このような歪を補償することが必要となる。
以下で、更に詳しく説明する。
なお、以下では、tは時間を表しており、例えば、時刻自体の情報が用いられてもよく、或いは、サンプリングの番号などが用いられてもよい。
まず、キャリアリークについて説明する。
W−CDMA方式などの移動体通信システムに用いられる送信機において、D/Aコンバータやアナログ直交変調器といったアナログ信号を処理するデバイスを用いて信号を処理するとキャリアリークの発生が避けられない。D/Aコンバータは本来、入力されたデジタルの0データに対して0[V]のアナログ信号を出力するべきであるが、その調整は困難であり、調整したとしても温度変化や経年変化で再びずれやすく、デジタルの0データに対して0[V]でないオフセット量を持ったレベルのアナログDC信号を出力してしまう。このDC成分がアナログ直交変調器によってRF帯へとアップコンバートされ、キャリアリークとなる。また、アナログ直交変調器においては、アナログ直交変調器に入力されるローカル信号の一部が送信信号に漏れてキャリアリークとなる。キャリアリークはスプリアス規格を満たすために補償されなければならない。仮にキャリアリークが変調波の帯域内に存在する場合でも信号品質の劣化要因となるため、運用中においても正確な補償が必要である(例えば特許文献1乃至8参照。)。
図1に従来のキャリアリーク補償付き送信機の構成を示す。
デジタル変調手段1は、入力ベースバンド信号に対して帯域制限を施し、各キャリア周波数にデジタル直交変調したのち合成し、第1のIF(Intermediate Frequency :中間周波数)のマルチキャリア信号を出力する。
キャリアリーク補償手段2は、以下の式に示すようにキャリアリークとは逆相のキャリアリーク補償値CLCancelI及びQをデジタル変調手段1の出力に加算する。
Figure 0004241765
ただし、
TxI(t): デジタル変調手段出力I相信号
TxQ(t): デジタル変調手段出力Q相信号
TxI'(t): キャリアリーク補償手段出力I相信号
TxQ'(t): キャリアリーク補償手段出力Q相信号
CLcancelI:I相キャリアリーク補償値
CLcancelQ:Q相キャリアリーク補償値
D/Aコンバータ3は、キャリアリーク補償手段2から入力された送信デジタル信号をI成分、Q成分毎にアナログ信号に変換する。
アナログ直交変調器4は、D/Aコンバータ3から入力された複素信号を、実信号に変換するとともに希望のRF(Radio Frequency:無線周波数)帯へとアップコンバートして出力する。キャリアリーク補償付き送信機はこのRF信号を送信する。
周波数変換手段5は、アナログ直交変調器4の出力に基づく信号を第2のIFへとダウンコンバートする。
A/Dコンバータ6は、周波数変換手段5の出力信号を標本化及び量子化してデジタル信号として出力する。
デジタル直交検波手段7は、A/Dコンバータ6から入力された実信号を、各キャリアの周波数がデジタル直交変調手段で設定している第1のIFのキャリア周波数と一致するようにデジタル直交検波を行い、複素信号として出力する。
キャリアリーク検出手段8は、例えば以下の式に示す方法でデジタル直交検波手段7出力信号からキャリアリーク成分を検出する。
Figure 0004241765

ただし、
AcprxI(t):デジタル直交検波手段出力I相信号
AcprxQ(t):デジタル直交検波手段出力Q相信号
CLdetI: I相キャリアリーク検出値
CLdetQ: Q相キャリアリーク検出値
N: 累算するサンプル数
キャリアリーク補償値制御手段9は、キャリアリーク検出手段8によって検出されたキャリアリーク検出値から、キャリアリーク補償手段2に新たに設定するキャリアリーク補償値を決定し、キャリアリーク補償手段2に設定する。具体的には、キャリアリーク検出値CLDetに適当な1より小さい正の係数を乗じて、キャリアリーク補償値CLCancelから差し引く。
なお、周波数変換手段5、A/Dコンバータ6、デジタル直交検波手段7をまとめてフィードバック手段と呼ぶ。また第1のIFの中心周波数は任意であり、ベースバンドと同じあるいは0Hzのこともある。
図2は、デジタル変調手段1の内部構成図である。
帯域制限フィルタ111〜114は、I相(In-phase)及びQ相(Quadrature-phase)からなる複素信号(解析信号とも言う)である入力ベースバンド信号に対して、1キャリアに割り当てられた帯域幅に収まるように帯域制限を行う。
アップサンプル手段121〜124は、帯域制限が施されたチップレートの送信信号を希望のサンプリング周波数にアップサンプルする。帯域制限フィルタ111〜114とアップサンプル手段121〜124は適宜段階的に組み合わせて構成されることもある。
デジタル直交変調手段131〜134は、アップサンプルされた送信信号に対して各キャリア周波数に対応する局部信号を複素乗算することで、デジタル直交変調(複素周波数変換)を行う。
マルチキャリア加算器140は、デジタル直交変調を施された各キャリア信号を加算的に合成して得たマルチキャリア信号を、デジタル変調手段1の出力として出力する。このマルチキャリア信号も複素信号である。
上述の他に本発明に関連する技術として、試験信号を入力したときのアナログ直交変調器の出力レベルの挙動から線形歪みを推定し、アフィン変換を用いてDCオフセットを含む線形歪みを補償するものが知られる(例えば非特許文献1参照。)。
特開2004−221653号公報 特開2002−208979号公報 特開2002−164947号公報 特開2002−7285号公報 特開2001−339452号公報 特開平11−88454号公報 特開平11−27331号公報 特開平10−136048号公報 鈴木博、外1名,「アフィン変換線形ひずみ補償−移動無線通信における等化を含む線形信号伝送への適用−」,電子情報通信学会論文誌B−II,電子情報通信学会論,平成4年1月,Vol.J75−B−II,No.1,p.1−9
しかしながら、従来の送信機では、運用中のキャリアの配置によってはキャリアリークを十分な精度で検出できないという問題があった。
例えば帯域が3.84[MHz]のW−CDMAベースバンド信号に対して、デジタル変調手段により−1.92[MHz]〜+1.92[MHz]の周波数範囲のキャリア周波数でデジタル直交変調を行った場合(例えばゼロIF方式)、キャリアリークは変調波の帯域内に発生する。この場合、フィードバック信号を累算してもキャリアリーク成分は正確に検出できないことが計算機シミュレーション実験によって確認された。
図7は、従来のキャリアリーク検出手段を用いた場合のキャリアリーク補償値の更新毎の推移のグラフ(シミュレーション)である。シミュレーションは、1キャリア送信を想定し、I相側に固定のキャリアリーク成分(−60のDC値)を与えて行った。キャリアリークが変調波の帯域外に存在する+5[MHz]設定の場合は補償値が+60に収束しているが、キャリアリークが変調波の帯域内に存在する0[MHz]設定の場合はキャリアリーク補償値が振動してしまい、正確に補償できていないことが分かる。
従来は、W-CDMA信号のランダム性によりその信号成分を十分に長い時間区間で累算すると信号成分の平均値(=累算値/累算サンプル数)が0となることを前提として、位相が固定のキャリアリーク成分だけが抽出されることを利用してキャリアリークを検出していた。しかし、キャリア周波数(そのイメージも含む)が−1.92[MHz]〜+1.92[MHz]の範囲に設定されたキャリアが存在すると、送信信号自体がDC成分を持っているためこのDC成分が累算値の中に誤差成分として残りやすく、累算サンプル数を増してもその平均値は0になりにくい。
図9は、W-CDMAの1キャリア信号に対して、キャリア周波数を+5[MHz]と0[MHz]の2パターン設定し、キャリアリーク成分のないデジタル直交変調手段の出力信号において、累算サンプル数に対する信号成分平均値を計算機シミュレーションした結果である。これを見るとキャリア周波数が+5[MHz]のときは累算サンプル数10000以上で平均値が0に収束するが、キャリア周波数が0[MHz]のときは累算サンプル数を増やしても平均値はマイナス側に偏ってしまい、0に収束していない。これにより、図7で示されたようにキャリアリーク補償値が振動してしまう。
本発明は、上述した背景からなされたものであり、あらゆるキャリア周波数設定に対して高精度で高速にキャリアリークを検出できる送信機及びキャリアリーク検出方法を提供することを目的とする。
次に、IQゲイン比について説明する。
アナログ直交変調を行う場合、I、Qそれぞれのデジタル信号の平均振幅が同じ値であっても、それぞれ別のD/Aコンバータで処理されることによってI、Qそれぞれの平均レベルが等しく送信されない。IQのゲインがアンバランスである場合、アナログ直交変調器出力信号において、キャリア周波数C、ローカル信号周波数Lに対して、周波数(2L−C)にIQゲインアンバランスによる歪が発生する。
従来の送信機の一構成例では、例えば図12に示されるレベル調整部308や位相調整部309を備えておらず、また、IQゲイン比検出部310にはデジタル直交検波手段307からのフィードバック信号は入力されるがデジタル変調手段301からの送信信号は入力されない。そして、従来のIQゲイン比検出部では、フィードバック信号からIQゲイン比を算出する。
このように、フィードバック信号データのみからIQゲイン比を検出する従来手法では、例えば送信するセンター周波数と同一の周波数にキャリアを設定した場合にやはりIQゲインずれが無いデジタル変調部出力送信信号で平均振幅比を算出しても1とならず大きな誤差を含んでしまう。その結果、IQゲインずれの歪を正確に補償できないという問題があった。
次に、直交度ずれについて説明する。
アナログ直交変調器を使用した無線送信機では、アナログ直交変調器で正確な直交変調波を出力することが困難である。その理由は、一例として、アナログ直交変調器を構成するπ/2移相器を正確に作ることが困難であり、このことが、アナログ直交変調器に入力されたデジタルIQ信号に直交度ずれを発生させ、この直交度ずれが歪としてアナログ直交変調器から出力される送信信号に重畳されるためである。
このような問題は、温度変化、経年変化によっても特性が変化する。
また、このような問題を解決する方法として、特願2005−198591がある。
この従来技術に係る送信機では、例えば、直交度ずれ検出手段がフィードバック信号I’(t)、Q’(t)のみから直交度ずれを検出し、直交度ずれ制御手段が直交度ずれ検出手段により検出されたずれ量を基にして直交度ずれ補正パラメータを更新し、その補正パラメータを直交度ずれ補正器に設定する。
具体的には、<式16>(第2式)と同様な式によりsinφRXを求め、(sinψ’=sinψ+μsinφRX)により直交度ずれ補正パラメータsinψ’を更新し、<式19>と同様な式により求めた値を直交度ずれ補正器に設定する。なお、sinψ’は今回の値であり、sinψは前回の値であり、μは係数(0<μ≦1)である。
しかしながら、従来技術の直交度ずれ検出方法では、先述のようなキャリア周波数を設定したときに、やはり正確に直交度ずれを検出できないことが分かった。
以下で、直交度ずれによる歪発生原理と、正確に検出できる周波数設定パターンと、正確に検出できない周波数パターンの例を説明する。
図20(a)、(b)には、送信信号のキャリア周波数と直交度ずれによる歪の発生帯域との関係の概略を示してある。
I相とQ相の直交性が正確に保たれないと、その直交度ずれ量はセンター周波数fcに対してキャリア701a、701bと対称の位置に歪702a、702bとして現れる。
例えば、図20(a)に示されるように、キャリア701aがセンター周波数fcに隣接してたてられた場合には、歪702aはセンター周波数fcを対称としてキャリア701aの反対側に発生する。
また、例えば、図20(b)に示されるように、キャリア701bがセンター周波数fc上に立てられた場合には、歪702bもセンター周波数fc上に発生し、キャリア701bと重なる。
デジタル直交変調を施された送信IF信号においてf1aとf2aはキャリア帯域内の任意の周波数(ただし、f1a≠f2a)であるとする。このf1aとf2aに対してf1a+f2a=0が成り立つようなf1a、f2aが存在しない場合(図20(a)の場合)には、直交度ずれを正確に検出できる。
これに対して、f1b+f2b=0が成り立つf1b、f2bが存在する場合(図20(b)の場合)には、従来技術の直交度ずれ検出方法では直交度ずれを正確に検出できない。
ここで、デジタル変調手段から出力された送信デジタル信号に着目する。
送信デジタル信号TxI(t)、TxQ(t)には直交度ずれが存在しないから、この信号から直交度検出式である<式16>(第1式)に従って算出されたsinφTXの値は常に0となるべきである。もしもsinφTXが0とならなければ、フィードバック信号から求めたsinφRXにも同等の誤差成分が含まれるので正確に検出することはできない。
そこで、シミュレーション実験により、送信デジタル信号からsinφTXを求め、図20(a)、(b)に示されるような周波数設定パターンでsinφTXがどのような値をとるかを確かめた。
図21には、この結果として、累算サンプル数に対する送信デジタル信号から求めた直交度ずれ検出値(歪値)φTX[°]を示してある。このシミュレーション結果は、送信信号としてW−CDMA信号を1キャリア使用し、キャリア周波数として(a)+5.0MHz(b)0MHzを使用し、サンプリング周波数として92.16MHzを使用し、信号の最大振幅として最大16ビット振れを使用したものであり、累算サンプル数を変化させた場合におけるIF周波数帯デジタル送信信号TxI(t)、TxQ(t)の直交度ずれ検出値φTXを示したものである。
なお、(a)+5.0MHzは図20(a)に相当し、(b)0MHzは図20(b)に相当する。
図21に示される(a)、(b)の累算サンプル数と直交度ずれ検出値との関係に着目すると、累算サンプル数が十分でないと直交度ずれ検出値に誤差成分が含まれてしまう場合があることがわかる。このため、誤差成分を含まないような累算サンプル数を無線通信システムに合わせて設定する必要がある。
また、(a)の結果では、累算サンプル数が増加するにつれて、φTXは0に収束する。
これに対して、(b)の結果では、累算サンプル数が増加するにつれて、直交度ずれ検出値φTXは減少するがφTX=0は成り立たず、このφTXの検出誤差がフィードバック信号の検出値にも含まれてしまい、直交度ずれを正しく検出できないことになる。
図22には、従来技術における無線通信装置の補正パラメータψ’[度]と更新回数との関係の一例を示してある。
本例では、送信信号として1キャリアのW−CDMA信号について、キャリア周波数が0[MHz](図20(a)に相当)と5.0[MHz](図20(b)に相当)の補正パラメータψ’の遷移を示してある。
ここで、更新1回当たりの累算サンプル数16384、係数μ=1/4、アナログ直交変調器で発生する直交度ずれを0.5[度]と設定する。
送信信号が5[MHz]の場合、更新回数が増加するにつれて、補正パラメータψ’は0.5[度]に収束することがわかり、直交度ずれ検出手段で正確に直交度ずれを検出できることがわかる。
しかしながら、送信信号が0[MHz]の場合、更新回数が増加しても、補正パラメータψ’は収束せずにばらつきをもつこととなり、正確に直交度ずれを検出できないことがわかる。
以上のように、従来技術では、デジタル送信信号のIF周波数帯域が0MHzをまたぐ場合には、フィードバック信号に送信信号の検出誤差が含まれてしまい、精度良く直交度ずれを検出して補正することができなかった。
以上のように、従来の送信機では、運用中のキャリアの配置によっては、キャリアリークやIQゲイン比や直交度ずれに起因した歪を十分な精度で検出できないという問題があった。
そこで、本発明は、あらゆるキャリア周波数設定に対して、キャリアリークやIQゲイン比や直交度ずれに起因した歪を効果的に検出して補正することができる送信機などを提供することを目的とする。
1乃至複数の変調されたキャリアが合成され(、それらのキャリア帯域の少なくとも1つが0Hzをまたがるように配置され)たマルチキャリア信号を送信する送信機であって、
入力された前記マルチキャリア信号に、I相及びQ相それぞれに対応するキャリアリーク補償値を加算して出力するキャリアリーク補償手段と、
前記キャリアリーク補償手段の出力信号を無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
前記アナログ直交変調器の出力信号の一部を受け取って、直交検波し、各キャリア周波数が前記配置におけるキャリア周波数と実質的に等しいフィードバック信号を出力するフィードバック手段と、
振幅及び位相が調整された前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の、対応する期間における累加算値の差に基づき、I相及びQ相のキャリアリークを検出するキャリアリーク検出手段と、
前記検出されたキャリアリークに基づいて、キャリアリーク補償手段に新たに設定する前記キャリアリーク補償値を決定するキャリアリーク補償値制御手段と、を備える送信機。
入力された1乃至複数のデジタルベースバンド信号のそれぞれに、帯域制限、アップサンプル、対応するキャリア周波数へのデジタル直交変調を施してから合成し、第1中間周波数帯のマルチキャリア信号として出力するデジタル変調手段と、
該マルチキャリア信号に、I相及びQ相それぞれに対応するキャリアリーク補償値を加算して出力するキャリアリーク補償手段と、
該キャリアリーク補償手段の出力をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、
該D/Aコンバータ出力信号を実信号に変換するとともに無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
該アナログ直交変調器の出力の一部を受け取って第二中間周波数帯へとダウンコンバートする周波数変換手段と、
該周波数変換手段の出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、
該A/Dコンバータの出力信号に対して、各キャリア周波数が該デジタル変調手段で設定している該第1中間周波数帯でのキャリア周波数と一致するように直交検波を行い、I相及びQ相の成分からなるフィードバック信号を生成するデジタル直交検波手段と、
既定のサンプル数の該マルチキャリア信号に対して、I成分及びQ成分毎に累算を行う送信信号累算手段と、
該累算されたマルチキャリア信号に対応するサンプルの該フィードバック信号に対して、I成分及びQ成分毎に累算を行うフィードバック信号累算手段と、
プログラムを実行することにより、該マルチキャリア信号と該フィードバック信号のそれぞれの平均電力の比の平方根を計算して振幅比を求め、該マルチキャリア信号と該フィードバック信号との間の複素相関係数を計算して位相差を求め、該振幅比と位相差に基づいて該フィードバック手段による累算値をその振幅と位相をマルチキャリア信号に合わせてからマルチキャリア信号との差分を求め、該差分に基づいてキャリアリーク成分を検出するキャリアリーク検出手段と、
現在キャリアリーク補償手段に設定されているキャリアリーク補償値に、該検出されたキャリアリーク検出値に1以下の正数を乗じて加算して、キャリアリーク補償値を更新するキャリアリーク補償値制御手段と、を備える送信機。
標本化及び直交検波された信号サンプルのI相、Q相それぞれについて、サンプルレート以下且つチップレート以上の速度で予め定めるサンプル区間の累加算値を算出するステップと、
前記累加算される前記サンプル区間よりも少ないサンプルに基づいて、基準信号との振幅比及び位相差を検出するステップと、
前記振幅比と前記位相差を用いて前記累加算値の振幅と位相を調整した結果に基づいて、キャリアリーク成分を検出するステップと、を実行するキャリアリーク検出方法。
1乃至複数の変調されたキャリアが合成されたマルチキャリア信号を送信する送信機であって、
入力された前記マルチキャリア信号に、I相及びQ相のIQゲイン比補正値に基づく演算を行って出力するIQゲイン比補正手段と、
前記IQゲイン比補正手段の出力をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、
前記D/Aコンバータの出力信号を無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
前記アナログ直交変調器の出力信号の一部を受け取って、直交検波し、各キャリア周波数が前記配置におけるキャリア周波数と実質的に等しいフィードバック信号を出力するフィードバック手段と、
振幅及び位相が調整された前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の、対応する期間におけるIQゲイン比の比に基づき、IQゲイン比を検出するIQゲイン比検出手段と、
前記検出されたIQゲイン比に基づいて、IQゲイン比補正手段に新たに設定する前記IQゲイン比補正値を決定するIQゲイン比補正値制御手段と、を備える送信機。
1乃至複数の変調されたキャリアが合成されたマルチキャリア信号を送信する送信機であって、
入力された前記マルチキャリア信号に、I相及びQ相の直交度ずれ補正値に基づく演算を行って出力する直交度ずれ補正手段と、
前記直交度ずれ補正手段の出力信号を無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
前記アナログ直交変調器の出力信号の一部を受け取って、直交検波し、各キャリア周波数が前記配置におけるキャリア周波数と実質的に等しいフィードバック信号を出力するフィードバック手段と、
前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の、対応する期間における直交度ずれの差に基づき、直交度ずれを検出する直交度ずれ検出手段と、
前記検出された直交度ずれに基づいて、直交度ずれ補正手段に新たに設定する前記直交度ずれ補正値を決定する直交度ずれ補正値制御手段と、を備える送信機。
本発明にかかる送信機及びキャリアリーク検出方法によれば、フィードバック信号に加えて送信信号も用いてキャリアリークを検出することで、あらゆるキャリア周波数設定に対して高精度で安定したキャリアリークの検出が可能になる。更に、チップレート以上の速度で高速に信号成分の累算を行う累算手段を用いることにより、キャリアリーク補償値の収束に要する時間を高速化することができる。
また、本発明にかかる送信機によれば、フィードバック信号に加えて送信信号も用いてIQゲイン比を検出することで、あらゆるキャリア周波数設定に対して高精度で安定したIQゲイン比の検出が可能になる。
また、本発明にかかる送信機によれば、フィードバック信号に加えて送信信号も用いて直交度ずれを検出することで、あらゆるキャリア周波数設定に対して高精度で安定した直交度ずれの検出が可能になる。
また、本発明では、キャリアリーク補償とIQゲイン比補償と直交度ずれ補償のうちの2つ以上の構成(好ましい態様として、3つ全ての構成)を実施することにより、あらゆるキャリア周波数設定に対して、これらに起因して送信信号に発生する歪を効果的に検出して補正することができる。
以下実施例を通じて、図面を参照しながら説明するが、実施例で説明する構成の全ての組み合わせが本発明に必須であるとは限らない。また各実施例の特徴の任意の組み合わせや、引用した文献との組み合わせも本発明に含まれうる。
図3は、本実施例の送信機の構成図である。従来と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
キャリアリーク検出手段80は、まずデジタル直交検波手段7の出力信号(以後、フィードバック信号と書く)と、デジタル変調手段1の出力信号(以後、送信信号と書く)とを入力され、それらを同時にメモリに書き込む。これらの出力信号は実際に通信を行う目的で送信機から送信される信号のほか、専用の試験信号でも良い。書き込む時の送信信号とフィードバック信号のサンプルレートは同じである。
ただし、送信信号とフィードバック信号の間には信号の処理遅延が存在するため、この遅延は予めインパルス信号を送信するなどして求めておき、信号データをメモリに書き込む際に求めた遅延分だけずらしてメモリに書き込む。こうすることにより、メモリに書き込まれる信号データは送信信号とフィードバック信号とでタイミングが一致し、完全に同じ期間のものとなる。メモリ制御の具体的な構成は、特願2005−198591と同等でよい。
キャリアリーク検出手段80は次に、メモリに書き込まれた信号を読み出して、フィードバック信号の振幅(ゲイン)と位相を送信信号に合わせる処理をする。まず振幅の調整であるが、〈式3〉のように送信信号とフィードバック信号それぞれの平均電力を求め、比をとりスクウェア・ルート値を計算して振幅比AmplitudeRatioを求める。
Figure 0004241765

ただし、
TxI(t): 送信信号(I相)
TxQ(t): 送信信号(Q相)
AcprxI(t):振幅位相調整前のフィードバック信号(I相)
AcprxQ(t):振幅位相調整前のフィードバック信号(Q相)
AcprxI'(t):振幅位相調整後のフィードバック信号(I相)
AcprxQ'(t):振幅位相調整後のフィードバック信号(Q相)
次に位相の調整であるが、〈式4〉のように送信信号とフィードバック信号に対して複素相関演算を行い、〈式5〉のように相関値から位相差(送信信号を基準とする)をcosθ、sinθの形式で求める。
Figure 0004241765

Figure 0004241765
そして、フィードバック信号をサンプル毎にθだけ位相回転し、振幅比を乗算する〈式6〉。これにより、平均的な振幅及び位相を送信信号に一致させることにより位相を調整する。
Figure 0004241765
キャリアリーク検出手段80はその後、送信信号と振幅、位相を調整されたフィードバック信号から、〈式7〉のような検出処理を行うことによりキャリアリーク成分CLDetI及びCLDetQを検出する。
Figure 0004241765

ただし、N:累算するサンプル数である。
ここで、キャリアリーク検出手段80が送信信号の累算値をフィードバック信号の累算値から引き算する理由について説明する。前述したようにキャリアリークがキャリアの帯域内に存在していると、信号成分を累算しても平均値が0にならず、誤差成分として残ってしまう。しかしこの誤差成分は送信信号とフィードバック信号の累算値に同じ大きさで含まれているため、フィードバック信号の累算値から送信信号の累算値を差し引くことにより誤差成分が除去され、キャリアリーク成分だけを抽出することができる。
キャリアリーク補償値制御手段9はキャリアリーク検出手段80によって検出されたキャリアリーク検出値CLDetを現在設定しているキャリアリーク補償値CLCancelに加味して更新し、新たにキャリアリーク補償手段に設定する。
キャリアリーク補償値の更新処理について一例を説明する。キャリアリーク検出手段80で検出されるキャリアリーク成分CLDetは、現在キャリアリーク補償手段2に設定しているキャリアリーク補正値に対して、補償されずに残っているキャリアリーク成分が検出される。しかし、キャリアリークを誤差なく理想的に検出できればよいが、現実にはノイズの影響を受けたり、A/Dコンバータのビット数に影響を受けて完全に誤差なく検出することは不可能である。そこで、〈式8〉に示すように、キャリアリーク検出値に対して1より小さい係数を乗算してから補償値に加算することによりキャリアリーク検出値に残っている誤差成分を消去し、何段階かに分けてキャリアリークを補償する。ただし更新係数の値が小さすぎるとキャリアリーク補償値収束に要する時間が大きくなってしまうので、ばらつきなく収束させられる範囲で最大の値とするのがよい。
Figure 0004241765

CLCancelI:現在設定しているキャリアリーク補償値(I相)
CLCancelQ:現在設定しているキャリアリーク補償値(Q相)
CLCancel'I:新たに設定するキャリアリーク補償値(I相)
CLCancel'Q:新たに設定するキャリアリーク補償値(Q相)
μ:更新係数(0<μ≦1を満たす定数)
特願2005−198591記載の技術では、高次の歪みを補償するためにサンプルレートを高速にしている場合に、デシメーションを行っているが、本例ではサンプルレートのまま連続するサンプルを処理する。ただし本例においても、送信信号とフィードバック信号のサンプルレートを一致させる目的などで、デシメーションする場合もある。
本例によれば、D/Aコンバータが扱うIFキャリアのいずれかが0Hzをまたがる場合であっても、高精度で安定したキャリアリーク検出が可能になる。
なお、フィードバック手段は、他局からの信号を受信するための受信機と共用しても良く、TDDシステムであれば、送信期間中に受信機の入力を送信信号に切り替えればよい。特に、多様なRF周波数を扱うマルチモード無線機においてキャリアリーク補償を維持するのに好適である。
図4に本実施例の送信機の構成図を示す。従来と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
送信信号累算手段81は、送信信号をI、Q成分毎に指定のサンプル数だけサンプルレートで累算(累積加算)を行い、キャリアリーク検出手段800へ累算値を渡す。
フィードバック信号累算手段82は、フィードバック信号をI、Q成分毎に指定のサンプル数だけサンプルレートで累算を行い、キャリアリーク検出手段800へ累算値を渡す。送信信号累算手段81やフィードバック信号累算手段82は、PGA(Programmable Gate Array)やその他の静的或いは動的再構成デバイスのようにハードウェアロジックにより演算を行うもので構成すると、小規模なハードウェアの追加だけで、サンプルレートでリアルタイムに処理することができる。
キャリアリーク検出手段800の処理手順を説明する。実施例1のキャリアリーク検出手段80と同様に、送信信号とフィードバック信号の信号データとの遅延差を補正してメモリに書き込み、送信信号とフィードバック信号間の振幅比と位相差を検出しておく。ここでメモリに書き込まれた信号データに対して振幅と位相を調整する必要はない。また、信号データメモリに書き込む信号データは、81及び82で累算される信号データの一部で良いが、累算される信号データの区間中に連続して含まれるようにする。
〈式9〉のようにフィードバック信号の累算値に対して、検出された振幅比を乗算して振幅を調整し、検出された位相差に基づいて位相回転を行って位相を調整する。この振幅、位相を調整された累算値から送信信号の累算値を引き算することでキャリアリーク成分が検出される。その後のキャリアリーク成分やキャリアリーク補償値の算出も、実施例1と同様である。
なお、例えば、振幅及び位相を検出するためのサンプルは、累加算するサンプルより少なくてよい。
Figure 0004241765
キャリアリーク検出手段800は、DSP(Digital Signal Processor)のようなプログラム実行デバイスで構成することができる。
また図示していないが、〈式3〉の計算をするために、送信信号やフィードバック信号の電力つまりI、Q成分の自乗和を、ハードウェアロジックを用いて指定のサンプル数だけサンプルレートで累算する送信信号電力累算手段等を更に備えても良い。
本実施例の効果を確かめるために、I相側D/Aコンバータにおいてデジタル値で−60のDC成分を与えてキャリアリーク補償の計算機シミュレーションを行ったので、以下に説明する。
図5は、2キャリア送信時のキャリアリーク補償前のアナログ直交変調器出力信号の周波数スペクトル図である。
図6は、本実施例におけるキャリアリーク補償後のアナログ直交変調器出力信号の周波数スペクトル図である。なお、デジタル変調手段1におけるキャリア周波数はf1:−3[MHz]、f2:+3[MHz]とし、アナログ直交変調器に入力するローカル信号の周波数は230.4MHzと設定した。これを見ると本例のキャリアリーク検出手段800を備えた送信機がキャリアリークを正確に補償された無歪な信号を送信可能であることが分かる。
図8は、本実施例のキャリアリーク検出手段800を用いた場合のキャリアリーク補償値の更新毎の推移のグラフ(シミュレーション)である。シミュレーション条件は図7と同じであり、いずれの場合もキャリアリーク更新に用いた更新係数μは0.25である。
このように本例によると、+5[MHz]と0[MHz]ともにキャリアリーク補償値が+60に収束しており、正確にキャリアリークを補償できていることが分かる。
また本例では、サンプルレートで信号データを累算する累算手段を備えることで、キャリアリーク補償値が収束するのに要する時間を大幅に削減可能となる。
図10は、累算サンプル数に対するキャリアリーク補償値更新に要する処理時間の一例を示す図である。本例では、キャリアリーク検出手段800において信号データを書き込むメモリが送信信号、フィードバック信号ともにI、Qデータをそれぞれ1024サンプル分書き込めるサイズを有し、計8192ワードのデータで検出処理を行う場合を想定する。また、信号データのメモリ書き込みから振幅比及び位相差の検出、調整までの処理1セットを全てDSPで行うと、1024サンプル処理するのに20[msec]の時間を要すると想定する。
累算手段無しの場合、1024サンプル周期で同じ処理を繰り返すので、処理時間は累算サンプル数/1024×20[msec]で表される。
累算手段有りの場合、累算サンプル数が増えても、振幅比及び位相差の検出を行うのは1024サンプルのままなので、処理時間は20[msec]+累算手段での累算時間(=累算サンプル数/サンプリング周波数92.16MHz)で計算される。
図9の収束情況を考慮してキャリアリーク検出に例えば8192サンプル必要だとすると、累算手段を持たない構成の場合は、キャリアリーク検出手段80はキャリアリーク補償値を1回更新するために、メモリ書き込みから振幅比及び位相差の検出・調整までの1セットの処理を8回行う必要があるのに対し、本例であれば1回ですむ。
つまり、1024サンプル程度以上あれば、振幅比や位相差は十分な精度で検出でき、累算するサンプル数Nが、〈式7〉の元になる累算値の精度を支配しているという性質を利用している。また、現実のハードウェアで実現する場合、ハードウェアのみで実現されるメモリ書き込みや累算が占める時間は極めて僅かで、それらの増加はほとんど問題にならない。
従って本例によれば、累算手段を持たせれば処理時間をほとんど変えることなく、検出精度に対して余裕を持たせられる累算サンプル数を設定することができ、送信信号の大きさと残留キャリアオフセットの比を大きくすることができる。
なお、送信信号累算手段81やフィードバック信号累算手段82は、累算する区間の両端付近で重みを徐々に0にするような窓関数の重み付きで累算しても良い。
図11は、本実施例の送信機の構成図である。前述の実施例と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。本例では、実施例2の送信機に加え、更に非線形歪補償手段21と、電力増幅器41とを備える。
非線形歪補償手段21は、デジタル変調手段1とキャリアリーク補償手段2の間に備えられ、電力増幅器41で発生する非線形歪の逆特性を有し、キャリアリーク補償手段2に入力される送信信号にプリディストーションを施す。例えば、デジタル変調手段1の出力するマルチキャリア信号の瞬時電力に応じた非線形歪補償値を、マルチキャリア信号に複素乗算する。非線形歪補償手段21はまた、自己が有する歪特性を、正確に電力増幅器41の逆特性となるように、フィードバック信号を参照しながら適応的に更新する。従って、非線形歪補償手段21とキャリアリーク検出手段800は、フィードバック信号を共用している。
電力増幅器41は、アナログ直交変調器4から出力されたRF送信信号を電力増幅し、送信機出力として出力する。
非線形歪補償手段21は、フィードバック信号に残留する非線形歪を正確に検出できないと、自己の歪特性を適切に更新することができない。特にキャリアリークのような線形歪は、非線形歪の検出に悪影響を与えることがある。本実施例ではキャリアリーク補償手段2が十分にキャリアリークを抑圧するので、非線形歪も精度良く補償できる。
図12には、本実施例に係る無線通信装置の送信機の構成例を示してある。
なお、本実施例では、周波数変換手段305とA/Dコンバータ306とデジタル直交検波手段307からフィードバック手段が構成されており、また、レベル調整部308と位相調整部309とIQゲイン比検出部310から振幅及び位相の調整機能を含むIQゲイン比検出手段が構成されている。
デジタル変調手段301は入力ベースバンド信号に対して帯域制限、各キャリア周波数にデジタル直交変調を行い、マルチキャリア合成を行う。デジタル変調手段301の出力信号(送信信号)はIQゲイン比補正部(IQゲイン比補正手段)302に入力されるとともに送信側の信号としてメモリに格納され、IQゲイン比検出部310での計算に用いられる。IQゲイン比補正部302は、図13に示す構成を有しており、乗算器201によりI相信号に1.0を乗算するとともに、乗算器202によりQ相信号にIQゲイン比補正制御部(IQゲイン比補正制御手段)311で求めたIQゲイン比補正値203を乗算して、IQの振幅のアンバランスを補正する。
IQゲイン比補正部302から出力された信号は、D/Aコンバータ303で(例えば、IQそれぞれ別のD/Aコンバータを用いて)デジタル信号からアナログ信号に変換され、アナログ直交変調器304でアナログ直交変調が行われるとともにRF帯にアップコンバートされ、送信信号として出力される。
一方、送信信号の一部はフィードバック信号として、周波数変換手段(ダウンコンバート部)305でIF帯にダウンコンバートされ、A/Dコンバータ306でデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換されたフィードバック信号はデジタル直交検波手段307でI相、Q相のデータに変換され(つまり、直交検波されてIQ信号が生成され)、レベル調整部308で送信信号とフィードバック信号の振幅が同レベルになるように調整され、位相調整部309で送信信号とフィードバック信号の位相が同じになるように調整される。ここで、レベル調整部308と位相調整部309には、それぞれ、デジタル変調手段301の出力信号(送信信号)が入力される。なお、レベル調整部308と位相調整部309とにより、<式3>から<式6>の処理が行われ、実施例1のキャリアリーク検出手段80に内包されていた機能を明示化したものである。
IQゲイン比検出部310では送信信号とフィードバック信号から現在のIQゲイン比が検出され、IQゲイン比補正制御部311では、IQゲイン比検出部310が算出した検出値から補正値を求めて、IQゲイン比補正部302に該補正値をセットする。
IQゲイン比のずれの検出は信号のI相成分、Q相成分の平均振幅値の比を算出して行う。
平均振幅値はI相データ、Q相データそれぞれの2乗値の累算によって求める。IQゲインのずれがなければ、W−CDMA信号のランダム性からI相成分、Q相成分の平均振幅値は等しいので、検出IQゲイン比(平均振幅値の比)は1となるが、IQゲイン比ずれが残っていれば、検出IQゲイン比は1からずれた値となる。IQゲイン比の検出は従来技術の検出方法ではフィードバックデータから求めているが、フィードバックデータだけからIQゲイン比を検出した場合、特定の周波数例えば0MHzにキャリアを設定した場合、IQゲイン比ずれが無いと考えられる送信側でも平均振幅比が1とならない場合がある。この状態では送信信号に誤差を含んでいる状態であり、このデータを元にフィードバックデータのみからIQゲイン比を検出すると、最適値からずれた値を算出し、IQゲイン比の補正値にばらつきが発生してしまい、最適点に収束しない。
そこで、<式10>、<式11>、<式12>に示されるように、送信側でもフィードバック側と同様にI相データ、Q相データそれぞれの2乗値の累算を行い、フィードバック側で算出したIQゲイン比を送信側で算出したIQゲイン比で除算することによって、設定するキャリア周波数によって存在する誤差成分を取り除くことができ、正しくIQゲイン比を検出することが可能となる。
Figure 0004241765
ただし、
αRX:フィードバック信号のIQゲイン比
RxI:フィードバック信号I相
RxQ:フィードバック信号Q相
なお、RxI、RxQは<式6>のAcprxI'(t)、AcprxQ'(t)と同じである。
Figure 0004241765
ただし、
αTX:送信信号のIQゲイン比
TxI:送信信号I相
TxQ:送信信号Q相
また、<式10>と<式11>が累算するサンプルは時間的に対応しており、サンプル数も等しい。
Figure 0004241765
ただし、
αRX/TX:検出IQゲイン比
経年変化や温度変化によるIQゲイン比の変化に追従させたり、ノイズの影響やA/Dコンバータのビット数に影響を受けて生じる補正のばらつきを抑えるために、<式13>、<式14>に示すとおり、検出したIQゲイン比に1より小さい係数を乗算して、段階的にIQゲイン比の補正を行う。乗算する係数が1に近いと補正のばらつきが大きくなり、乗算する係数が小さすぎると、収束時間がかかりすぎるため、ばらつきなく収束させられる範囲で最大の値とするのがよい。
Figure 0004241765
ただし、
α:今回の更新量
μ:更新係数(0<μ≦1)
Figure 0004241765
ただし、
G’I/Q:今回のIQゲイン比補正値
I/Q:前回までのIQゲイン比補正値
図14にはフィードバック信号のみからIQゲイン比を検出する従来技術でのIQゲイン比補正収束シミュレーション結果を示してあり、図15には送信信号とフィードバック信号からIQゲイン比を検出する本実施例技術でのIQゲイン比補正収束シミュレーション結果を示してある。それぞれ、グラフの横軸は更新回数を示しており、縦軸は補正パラメータの値を示してある。
図14と図15とを比較すれば理解されるように、キャリアの設定周波数が5MHzである場合は両技術とも補正のばらつき、収束に要する更新回数は同程度であるが、キャリアの設定周波数が0MHzである場合には、従来技術では大きくばらついており、本実施例技術ではキャリア設定周波数5MHzの場合と同じIQゲイン比補正値に収束できていることがわかる。このことから、本実施例技術を使用すれば、入力信号の周波数によらず高精度で安定したIQゲイン比補正を行うことができる。
以上のように、特に、本実施例では、IQゲイン比補正値GI/Qの更新量αの算出に当たり、n乗根のような関数ではなく、更新係数の乗算により、αを1付近に圧縮するようにしたので、演算量を削減することができる。
本実施例に係る無線通信装置の送信機は、ブロックとしては図3に示される送信機と同様な構成を有しており、本実施例では、「キャリアリーク補償手段2」を「直交度ずれ補正器2」へ置き換え、「キャリアリーク検出手段80」を「直交度ずれ検出手段80」へ置き換え、「キャリアリーク補償値制御手段9」を「直交度ずれ制御手段9」へ置き換えた構成を有している。本実施例では、説明の便宜上から、図3に示したのと同じ符号を用いて説明する。
デジタル変調手段1は、W−CDMAなどのNチャネル(N≧1)のベースバンド信号を希望のキャリア周波数帯へとデジタル直交変調を行い、マルチキャリア合成したデジタル直交変調信号TxI(t)、TxQ(t)を出力する。
直交度ずれ補正器(直交度ずれ補正手段)2では、デジタル変調手段1でIF周波数帯へと変換されたデジタル直交信号TxI(t)、TxQ(t)から、<式15>に従って、直交度ずれ歪と逆相の直交度ずれ成分を与えた信号a(t)、b(t)を出力する。
図16には、直交度ずれ補正器2の構成例を示してある。乗算器502によりtanψ’とTxQ(t)とを乗算し、該乗算結果とTxI(t)とを加算器501により加算し、該加算結果をa(t)とする。また、乗算器503により1/(cosψ’)とTxQ(t)とを乗算し、該乗算結果をb(t)とする。
Figure 0004241765
直交度ずれ補正器2の出力信号a(t)、b(t)はI成分、Q成分としてそれぞれD/Aコンバータ(D/A変換器)3でアナログ信号に変換される。
アナログ直交変調器4はD/Aコンバータ3から出力されたアナログ信号にアナログ直交変調を行い、希望のRF周波数帯へと周波数変換を行う。
図17には、アナログ直交変調器4の構成例を示してある。発振器601により発振された信号が、I相側の乗算器603に入力されるとともに、π/2移相器602により90度(=π/2)だけ移相されてQ相側の乗算器604に入力される。I相の信号と発振信号とが乗算器603により乗算されるとともに、Q相の信号とπ/2移相された発振信号とが乗算器604により乗算され、これら2つの乗算結果が加算器605により加算されて、該加算結果がアナログ変調波(アナログ直交変調信号)として出力される。
周波数変換手段(例えば、イメージ抑圧ミキサ)5は、アナログ直交変調器4から出力されたRF周波数帯のアナログ変調波の一部をフィードバック信号としてIF周波数帯に変換する。
A/Dコンバータ(A/D変換器)6は、周波数変換手段5でIF周波数に変換された出力信号をデジタル信号に変換する。
デジタル直交検波手段(例えば、デジタル直交検波器)7は、A/Dコンバータ6で出力されたデジタル信号を直交検波し、その結果をフィードバック信号I(t)、Q(t)として出力する。その後、実施例1〜4の場合と同様に、送信信号とフィードバック信号の振幅を合わせるレベル調整処理や、送信信号とフィードバック信号の位相を合わせる位相調整処理を行い、その信号をフィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)とする。
直交度ずれ検出部手段80は、送信信号TxI(t)、TxQ(t)とフィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)のそれぞれの直交度ずれを<式16>に従って検出し、<式17>によりその差分値sinφを算出して直交度ずれ検出値として出力する。
Figure 0004241765
Figure 0004241765
<式17>に示されるように、フィードバック信号の直交度ずれ検出値sinφRXから送信信号の直交度ずれ検出誤差値sinφTXを引いてフィードバック信号に含まれた検出誤差値を取り除くことで、従来技術では精度良く直交度ずれを検出できなかった場合である送信信号周波数帯域内のf1、f2に対してf1+f2=0(但し、f1≠f2)が成り立つ場合でも、精度良く直交度ずれを検出することができる。
直交度ずれ制御手段9は直交度ずれ検出手段80で出力された直交度ずれ検出パラメータsinφに係数μ(0<μ≦1)を乗算する。係数μは検出値sinφに含まれる検出誤差成分を軽減する効果を持っている。μが0に近いほど誤差成分の影響を少なくし、安定して収束状態を保てるが、歪の収束速度は遅い。逆にμが1に近いと誤差成分の影響を受けやすくなるが、歪の収束速度は速い。装置にとって最適なμの値を選択すればよい。
また、直交度ずれ制御手段9は、前回の直交度ずれ補正パラメータ値sinψに直交度ずれ補正パラメータ値μsinφを加算し、その結果である今回の直交度ずれ補正パラメータsinψ’を出力する。これは<式18>のように表される。また、補正パラメータsinψ’を直交度ずれ補正器2に設定するために<式19>に従って換算する。
Figure 0004241765
Figure 0004241765
図18には、直交度ずれ検出手段80(図18では、直交度ずれ検出部431)及び直交度ずれ制御手段9(図18では、直交度ずれ制御部432)のブロック構成例を示してある。
図19を参照して、このブロック構成により行われる処理のフローの一例を説明する。
直交度ずれ検出部431にデジタル送信信号TxI(t)、TxQ(t)とフィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)が入力される(ステップS1)。これらのデータは相関サンプル数(N)分取得される。
相関サンプル数Nに対して、処理サンプル数nが1からNになるまで、ステップS2〜ステップS5の処理が行われる。
すなわち、ステップS2の処理では、フィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)が、それぞれ2乗算器401、402で2乗され、その結果RxI(t)、RxQ(t)を出力する。また、2乗算器401、402で出力されたRxI(t)、RxQ(t)について、累算器403、404で指定サンプル数分の累算を行い累算値ΣRxI(t)、ΣRxQ(t)を出力し、スイッチ405、406を接続する(ステップS2)。
スイッチ405、406が接続されると、累算値ΣRxI(t)、ΣRxQ(t)は乗算器407で乗算されて乗算出力値(ΣRxI(t)×ΣRxQ(t))を出力し、ルート器408でその平方根を取りsqrt(ΣRxI(t)×ΣRxQ(t))を出力する(ステップS6)。
なお、sqrtは平方根(ルート)を表す。
ステップS3の処理では、フィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)を乗算器409で乗算して乗算結果(RxI(t)×RxQ(t))を出力する。また、累算器410は、乗算器409で出力した乗算値(RxI(t)×RxQ(t))について指定サンプル数分の累算を行い、その結果Σ(RxI(t)×RxQ(t))を出力する(ステップS3)。また、スイッチ411が接続される。
割り算器412により、ルート器408の出力値sqrt(ΣRxI(t)×ΣRxQ(t))で累算器410の出力値Σ(RxI(t)×RxQ(t))を割り算して、<式16>(第2式)に示される直交度ずれ検出値sinφRXを出力する(ステップS9)。
ステップS4の処理では、上記したフィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)の直交度ずれ検出処理(ここでは、ステップS2の処理)と同様にして、送信信号TxI(t)、TxQ(t)について、2乗算器413、414及び累算器415、416により指定サンプル数分の累算値ΣTxI(t)、ΣTxQ(t)を出力し、スイッチ417、418を接続する(ステップS4)。
スイッチ417、418が接続されると、累算値ΣTxI(t)、ΣTxQ(t)は乗算器419で乗算されて乗算出力値(ΣTxI(t)×ΣTxQ(t))を出力し、ルート器420でその平方根を取りsqrt(ΣTxI(t)×ΣTxQ(t))を出力する(ステップS7)。
ステップS5の処理では、上記したフィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)の直交度ずれ検出処理(ここでは、ステップS3の処理)と同様にして、送信信号TxI(t)、TxQ(t)について、乗算器421及び累算器422により、指定サンプル数分の累算値Σ(TxI(t)×TxQ(t))を出力する(ステップS5。また、スイッチ423が接続される。
割り算器424により、ルート器420の出力値sqrt(ΣTxI(t)×ΣTxQ(t))で累算器422の出力値Σ(TxI(t)×TxQ(t))を割り算して、<式16>(第1式)に示される直交度ずれ検出値sinφTXを出力する(ステップS8)。
加算器425はフィードバック信号の直交度ずれ検出値sinφRXから送信信号の直交度ずれ検出値sinφTXを減算して、該減算結果である直交度ずれ検出パラメータsinφを直交度ずれ制御部432へ出力する(ステップS10)。
直交度ずれ制御部432に入力した直交度ずれ検出パラメータsinφに係数μ(0<μ≦1)を乗算器426で乗算する。乗算器426で出力した乗算値μsinφに前回求めた直交度ずれ補正パラメータsinψを加算器428で加算し、該加算結果を直交度ずれ補正パラメータsinψ’として出力する(ステップS11)。これにより、前回の直交度ずれ補正パラメータsinψが今回の直交度ずれ補正パラメータsinψ’へ更新される(ステップS12)。
なお、各係数μ、sinψは各係数部427、429のメモリを介して出力される。また、sinψはsinψ’を遅延器430により1回の更新分だけ遅延させることで得られる。
そして、得られた今回の補正パラメータsinψ’に対応する直交度ずれ補正値を直交度ずれ補正器2に設定するために、<式19>に従って、換算を行う(ステップS13)。すなわち、直交度ずれ補正器2では、sinψ’に対応したtanψ’及び1/(cosψ’)が直交度ずれ補正値として設定される。
このようにして求めた更新パラメータを直交度ずれ補正器2に更新値として逐次設定することで、運用中でも精度良く直交度ずれを検出して補正することができる。
図23を参照して、本実施例に係る直交度ずれ検出及び制御を用いた無線通信装置の効果を示す。
図23には、本実施例における無線通信装置の補正パラメータと更新回数との関係の一例を示してある。本例では、送信信号として、1キャリアのW−CDMAについて、0[MHz](キャリア周波数帯域内にf1a+f2a=0が成り立つ周波数f1a、f2aが存在する)の場合と、5[MHz](キャリア周波数帯域内にf1a+f2a=0が成り立つ周波数f1a、f2aが存在しない)の場合の補正パラメータψ’の遷移を示す。ここで、累算サンプル数16384、係数μ=1/4、アナログ直交変調器で発生する直交度ずれを0.5[度]と設定する。
なお、図23のグラフの横軸は更新回数を示しており、縦軸は補正パラメータψ’[度]を示している。
図23に示されるように、送信信号が5[MHz]の場合には、更新回数が増加するにつれて、補正パラメータψ’は0.5[度]に収束することがわかる。また、送信信号が0[MHz]の場合でも同様に、更新回数が増加するにつれて、補正パラメータψ’は0.5[度]に収束することがわかる。この結果から、図22に示した従来技術でばらついていた補正パラメータψ’を本実施例では正確に検出して補正できることがわかる。
このように、本実施例では、送信信号の周波数帯域内にf1+f2=0(但し、f1≠f2)となる任意の周波数f1、f2が存在する場合においても、高精度に直交度ずれを検出して補正することができる。
以上のように、本実施例では、次のような送信機を提供する。
入力されたN(Nは1以上の整数)チャネルのデジタル・ベースバンド信号を希望のキャリア周波数へとデジタル直交変調し、マルチキャリア合成するデジタル変調手段(例えば、デジタル直交変調器)と、デジタル変調手段から出力されたIF周波数信号に直交度ずれの補正を行う直交度ずれ補正器と、直交度ずれ補正器から出力されたデジタル補正信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、D/Aコンバータから出力されたアナログ信号を直交変調し、希望のRF周波数帯へと周波数変換を行うアナログ直交変調器と、アナログ直交変調器出力信号の一部をフィードバック信号としてIF周波数帯に周波数変換する周波数変換手段と、周波数変換手段出力信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、A/Dコンバータ出力信号であるデジタル信号をデジタル直交検波し、デジタルIQ信号を生成するデジタル直交検波手段と、直交検波されたフィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)と送信信号TxI(t)、TxQ(t)から直交度ずれを検出する直交度ずれ検出手段と、直交度ずれ検出手段で検出された直交度ずれ検出値に基づいて直交度ずれ補正器に設定する直交度ずれ補正パラメータ値を更新する直交度ずれ制御手段と、を有する送信機。
この送信機では、一構成例として、デジタル変調手段でマルチキャリア合成されたIF周波数信号TxI(t)、TxQ(t)に対して、ψを直交度ずれ補正パラメータ値として<式15>で表される直交度ずれ補償信号を出力する直交度ずれ補正器を有する。
また、この送信機では、一構成例として、IF周波数信号TxI(t)、TxQ(t)とフィードバック信号RxI(t)、RxQ(t)を入力信号として直交度ずれを<式16>、<式17>により検出する直交度ずれ検出手段を有する。
また、この送信機では、一構成例として、新たに直交度ずれ補正器に設定する値の元となる直交度ずれ補正パラメータsinψを<式18>に従って決定し、<式19>により得られる値を直交度ずれ補正器へ設定する直交度ずれ制御手段を有する。
上記した実施例1〜3に示したキャリアリーク(DCオフセット)検出及び補正機能と、上記した実施例4に示したIQゲイン比検出及び補正機能と、上記した実施例5に示した直交度ずれ検出及び補正機能は、例えば、いずれか2つの機能を送信機に備えることも可能であり、或いは、好ましい態様として、これら3つの機能を送信機に備えることも可能である。
具体例として、実施例3に係る図11に示されるキャリアリーク検出手段800とキャリアリーク補償値制御手段9と、実施例4に係る図12に示されるレベル調整部308と位相調整部309とIQゲイン比検出部310とIQゲイン比補正制御部311と、実施例5に係る図3に示される直交度ずれ検出手段80と直交度ずれ制御手段9とを、その一部或いは全部を混合して構成することが可能である。この場合、検出機能と制御機能とを分離して構成されてもよく、或いは、全ての機能を混合して構成されてもよい。
また、実施例1、2、3に係る図3、4、11に示されるキャリアリーク補償手段2と、実施例4に係る図12に示されるIQゲイン比補正部302と、実施例5に係る図3に示される直交度ずれ補正器2とを、その一部或いは全部を混合して構成することが可能である。一例として、実施例4に係るIQゲイン比を補正する図13に示されるような回路と、実施例5に係る直交度ずれを補正する図16に示されるような回路と、実施例1、2、3に係るキャリアリーク補償値を送信信号のI相信号及びQ相信号にそれぞれ加算する回路とを直列(順序は種々)に設けることで、これら全ての補正を行う回路を構成することができる。これら全ての補正は例えばアフィン変換により実現することができる。
従来のキャリアリーク補償付き送信機の構成図である。 デジタル変調手段1の内部構成図である。 実施例1の無線送信機の構成図である。 実施例2の制御部の構成図である。 2キャリア送信時のキャリアリーク補償前のアナログ直交変調器出力信号の周波数スペクトル図である。 実施例2におけるキャリアリーク補償後のアナログ直交変調器出力信号の周波数スペクトル図である。 従来のキャリアリーク検出手段8を用いた場合のキャリアリーク補償値の更新毎の推移のグラフ(シミュレーション)の図である。 実施例2のキャリアリーク検出手段800を用いた場合のキャリアリーク補償値の更新毎の推移のグラフ(シミュレーション) 累算サンプル数に対する信号成分平均値の計算機シミュレーション結果を示す図である。 累算サンプル数に対するキャリアリーク補償値更新に要する処理時間の一例を示す図である。 実施例3の送信機の構成図である。 実施例4の送信機の構成図である。 IQゲイン比補正部の構成例を示す図である。 従来におけるIQゲイン比補正収束シミュレーション結果を示す図である。 実施例4におけるIQゲイン比補正収束シミュレーション結果を示す図である。 実施例5の直交度ずれ補正器の構成例を示す図である。 アナログ直交変調器の構成例を示す図である。 直交度ずれ検出部及び直交度ずれ制御部の構成例を示す図である。 直交度ずれ検出部及び制御部のフローの一例を示す図である。 送信信号のキャリア周波数と直交度ずれによる歪の発生帯域との関係の一例を示す図である。 累算サンプル数に対する直交度ずれ検出値の一例を示す図である。 従来における無線通信装置の補正パラメータと更新回数との関係の一例を示す図である。 実施例5における無線通信装置の補正パラメータと更新回数との関係の一例を示す図である。
符号の説明
1…デジタル変調手段、 111〜114…帯域制限フィルタ、 121〜124…アップサンプル手段、 131〜134…デジタル直交変調手段、 140…マルチキャリア加算器、 2…キャリアリーク補償手段、 21…非線形歪補償手段、 3…D/Aコンバータ、 4…アナログ直交変調器、 41…電力増幅器、 5…周波数変換手段、 6…A/Dコンバータ、 7…デジタル直交検波手段、 8、80、800…キャリアリーク検出手段、 81…送信信号累算手段、 82…フィードバック信号累算手段、 9…キャリアリーク補償値制御手段、 91…非線形歪補償値制御手段
201…I相補正用乗算器、 202…Q相補正用乗算器、 203…補正値、 301…デジタル変調手段、 302…IQゲイン比補正部、 303…D/Aコンバータ、 304…アナログ直交変調器、 305…周波数変換手段、 306…A/Dコンバータ、 307…デジタル直交検波手段、 308…レベル調整部、 309…位相調整部、 310…IQゲイン比検出部、 311…IQゲイン比補正制御部、
401、402、413、414…2乗算器、 403、404、410、415、416、422…累算器、 425、428、501、605…加算器、 405、406、411、417、418、423…スイッチ、 407、409、419、421、426、502、503、603、604…乗算器、 408、420…ルート器、 412、424…割り算器、 427、429…係数部、 430…遅延器、 431…直交度ずれ検出部、 432…直交度ずれ制御部、 601…発振器、 602…π/2移相器、 701a、701b…キャリア、 702a、702b…歪、

Claims (5)

  1. 1乃至複数の変調されたキャリアが合成されたマルチキャリア信号を送信する送信機であって、
    入力された前記マルチキャリア信号に、I相及びQ相それぞれに対応するキャリアリーク補償値を加算して出力するキャリアリーク補償手段と、
    前記キャリアリーク補償手段の出力信号を無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
    前記アナログ直交変調器の出力信号の一部を受け取って、直交検波し、各キャリア周波数が前記マルチキャリア信号のキャリア周波数と実質的に等しいフィードバック信号を出力するフィードバック手段と、
    振幅及び位相が調整された前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の、対応する期間における累加算値の差に基づき、I相及びQ相のキャリアリークを検出するキャリアリーク検出手段と、
    前記検出されたキャリアリークに基づいて、キャリアリーク補償手段に新たに設定する前記キャリアリーク補償値を決定するキャリアリーク補償値制御手段と、を備え
    前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の両方に基づいてキャリアリークを検出して補償することを特徴とする送信機。
  2. 入力された1乃至複数のデジタルベースバンド信号のそれぞれに、帯域制限、アップサンプル、対応するキャリア周波数へのデジタル直交変調を施してから合成し、第1中間周波数帯のマルチキャリア信号として出力するデジタル変調手段と、
    該マルチキャリア信号に、I相及びQ相それぞれに対応するキャリアリーク補償値を加算して出力するキャリアリーク補償手段と、
    該キャリアリーク補償手段の出力をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、
    該D/Aコンバータ出力信号を実信号に変換するとともに無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
    該アナログ直交変調器の出力の一部を受け取って第二中間周波数帯へとダウンコンバートする周波数変換手段と、
    該周波数変換手段の出力をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、
    該A/Dコンバータの出力信号に対して、各キャリア周波数が該デジタル変調手段で設定している該第1中間周波数帯でのキャリア周波数と一致するように直交検波を行い、I相及びQ相の成分からなるフィードバック信号を生成するデジタル直交検波手段と、
    既定のサンプル数の該マルチキャリア信号に対して、I成分及びQ成分毎に累算を行う送信信号累算手段と、
    該累算されたマルチキャリア信号に対応するサンプルの該フィードバック信号に対して、I成分及びQ成分毎に累算を行うフィードバック信号累算手段と、
    プログラムを実行することにより、該マルチキャリア信号と該フィードバック信号のそれぞれの平均電力の比の平方根を計算して振幅比を求め、該マルチキャリア信号と該フィードバック信号との間の複素相関係数を計算して位相差を求め、該振幅比と位相差に基づいて該フィードバック信号累算手段による累算値をその振幅と位相をマルチキャリア信号に合わせてからマルチキャリア信号との差分を求め、該差分に基づいてキャリアリーク成分を検出するキャリアリーク検出手段と、
    現在キャリアリーク補償手段に設定されているキャリアリーク補償値に、該検出されたキャリアリーク検出値に1以下の正数を乗じて加算して、キャリアリーク補償値を更新するキャリアリーク補償値制御手段と、を備え
    前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の両方に基づいてキャリアリークを検出して補償することを特徴とする送信機。
  3. 標本化及び直交検波された信号サンプルのI相、Q相それぞれについて、サンプルレート以下且つチップレート以上の速度で予め定めるサンプル区間の累加算値を算出するステップと、
    前記累加算される前記サンプル区間よりも少ないサンプルに基づいて、基準信号との振幅比及び位相差を検出するステップと、
    前記振幅比と前記位相差を用いて前記累加算値の振幅と位相を調整した結果に基づいて、キャリアリーク成分を検出するステップと、を実行することで、
    前記信号サンプルと前記基準信号の両方に基づくキャリアリーク検出を行うことを特徴とするキャリアリーク検出方法。
  4. 1乃至複数の変調されたキャリアが合成されたマルチキャリア信号を送信する送信機であって、
    入力された前記マルチキャリア信号に、I相及びQ相のIQゲイン比補正値に基づく演算を行って出力するIQゲイン比補正手段と、
    前記IQゲイン比補正手段の出力をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、
    前記D/Aコンバータの出力信号を無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
    前記アナログ直交変調器の出力信号の一部を受け取って、直交検波し、各キャリア周波数が前記マルチキャリア信号のキャリア周波数と実質的に等しいフィードバック信号を出力するフィードバック手段と、
    振幅及び位相が調整された前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の、対応する期間におけるIQゲイン比の比に基づき、IQゲイン比を検出するIQゲイン比検出手段と、
    前記検出されたIQゲイン比に基づいて、IQゲイン比補正手段に新たに設定する前記IQゲイン比補正値を決定するIQゲイン比補正値制御手段と、を備え
    前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の両方に基づいてIQゲイン比を検出して補正することを特徴とする送信機。
  5. 1乃至複数の変調されたキャリアが合成されたマルチキャリア信号を送信する送信機であって、
    入力された前記マルチキャリア信号に、I相及びQ相の直交度ずれ補正値に基づく演算を行って出力する直交度ずれ補正手段と、
    前記直交度ずれ補正手段の出力信号を無線周波数へとアップコンバートするアナログ直交変調器と、
    前記アナログ直交変調器の出力信号の一部を受け取って、直交検波し、各キャリア周波数が前記マルチキャリア信号のキャリア周波数と実質的に等しいフィードバック信号を出力するフィードバック手段と、
    前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の、対応する期間における直交度ずれの差に基づき、直交度ずれを検出する直交度ずれ検出手段と、
    前記検出された直交度ずれに基づいて、直交度ずれ補正手段に新たに設定する前記直交度ずれ補正値を決定する直交度ずれ補正値制御手段と、を備え
    前記フィードバック信号と前記マルチキャリア信号の両方に基づいて直交度ずれを検出して補正することを特徴とする送信機。
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