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JP4118085B2 - シリカ被覆金微粒子、その製造方法および赤色顔料 - Google Patents

シリカ被覆金微粒子、その製造方法および赤色顔料 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、シリカで表面を被覆した金微粒子およびその製造方法、ならびに該微粒子からなる赤色顔料に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
塗料、化粧品、印刷インキ、液晶表示素子用カラーフィルター等には、着色またはカラー表示のために各種顔料が使用されており、このときの赤色顔料として、ベンガラ、モリブデン赤、などの無機顔料が一般的に知られている。しかしながら、この種の赤色顔料は赤色を呈する400〜800nmの波長の吸収領域において、その吸収領域がブロードであり、このため鮮明さや透明感に欠けるという欠点を有している。
一方、粒子径が数十nmの金粒子は550nm付近にシャープな吸収ピークを持ち、鮮明で透明感のある顔料として知られている。しかしながら金粒子を顔料として用いた場合には、顔料が高温に曝されると、凝集したり、凝集に伴って変色したり、さらには黒色に変色するという問題、即ち、耐熱性に関する課題が残されている。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、高温に曝されても鮮明さが低下したり変色することのない赤色顔料として有用なシリカ被覆金微粒子およびその製造方法、ならびに該微粒子からなる赤色顔料を提供するものである。
【0004】
【発明の概要】
本発明に係るシリカ被覆金微粒子は、平均粒子径(DG )が2nm〜50nmの範囲にある金微粒子の表面をシリカで被覆したことを特徴としている。
前記シリカ被覆金微粒子は、平均粒子径(DP )が4nm〜150nmの範囲にあることが好ましい。
本発明に係るシリカ被覆金微粒子の製造方法は、平均粒子径(DG )が2nm〜50nmの範囲にある金微粒子の水分散液または水と有機溶媒混合分散液に、界面活性剤を添加し、ついで、アルカリを添加して分散液のpHを9〜12の範囲に調整し、必要に応じて加熱熟成し、酸性珪酸液またはシリカゾルを添加することを特徴としている。
本発明に係る赤色顔料は前記シリカ被覆金微粒子からなることを特徴としている。
【0005】
【発明の具体的説明】
以下、本発明について具体的に説明する。
【0006】
シリカ被覆金粒子
本発明に係るシリカ被覆金微粒子は、平均粒子径(DG )が2nm〜50nmの範囲にある金微粒子の表面をシリカで被覆したものであり、金微粒子の平均粒子径は、特に、2〜30nmの範囲にあることが好ましい。平均粒子径が2nm未満の場合は、プラズモン吸収による光吸収波長が400nm未満となり、鮮明で透明感のある赤色顔料としての金微粒子の鮮明さ、透明感が低下する。平均粒子径が50nmを越えると、550nm付近の吸収が低下し、赤色を呈さなくなる。また、分散性が低下するので、均一にシリカを被覆したり、単分散の状態のシリカ被覆金粒子を得ることが困難となり、このため鮮明で透明感のある赤色顔料のためのシリカ被覆金微粒子を得ることが困難となる。
【0007】
上記金微粒子としては、平均粒子径が上記範囲にある従来公知の金微粒子を用いることができ、特に、粒子径分布が揃った金微粒子を用いると吸収領域の広がりを抑制でき、鮮明で透明感のあるシリカ被覆金微粒子を得ることができる。
本発明に用いる金微粒子は、例えば、金化合物水溶液に還元剤を加えることによって製造することができる。また、金化合物水溶液に超音波を照射することによっても得ることができる。
【0008】
本発明においてシリカ被覆層の厚さは1〜50nm、特に1〜20nmの範囲にあることが好ましい。金微粒子がシリカで被覆されていると、製造および使用時に高温の熱履歴を受けても凝集したり、凝集に伴って変色することが抑制され、鮮明で透明感を有するとともに耐熱性に優れた赤色顔料としてのシリカ被覆金微粒子が得られる。シリカ被覆層の厚さが1nm未満の場合は、凝集を抑制する効果が不充分となり、耐熱性が不充分となることがある。シリカ被覆層の厚さが50nmを越えると、シリカ被覆層による光の散乱が顕著となり、桃色さらには白色を呈するようになる。従って、本発明に係るシリカ被覆金微粒子は平均粒子径(DP )が4〜150nm、さらには4〜100nmの範囲にあることが好ましい。
【0009】
なお、本発明のシリカ被覆金微粒子において、鮮明で透明感を有するとともに耐熱性に優れた赤色顔料を得ることができれば、シリカに代えて他の金属酸化物(例えば、アルミナ、ジルコニア、チタニア等)、複合金属酸化物(例えば、シリカ・アルミナ、シリカ・ジルコニア、シリカ・チタニア等)を用いることも可能である。
【0010】
シリカ被覆金微粒子の製造方法
ついで、本発明に係るシリカ被覆金微粒子の製造方法について説明する。
本発明に係るシリカ被覆金微粒子の製造方法は、平均粒子径(DG )が2nm〜50nmの範囲にある金微粒子の水分散液または水と有機溶媒混合分散液に、界面活性剤を添加し、ついで、アルカリを添加して分散液のpHを9〜12の範囲に調整し、必要に応じて加熱熟成し、酸性珪酸液またはシリカゾルを添加することを特徴としている。
金微粒子としては前記した金微粒子を用いることができる。また、分散媒としては、水または水と有機溶媒を用いるが、有機溶媒としてはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコール、ヘキシレングリコールなどのアルコール類;酢酸メチルエステル、酢酸エチルエステルなどのエステル類;ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、アセチルアセトン、アセト酢酸エステルなどのケトン類;ジメチルホルムアミド等のアミド類;などが挙げられる。これらは単独で使用してもよく、また2種以上混合して使用してもよい。この中では特に、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコール、ヘキシレングリコールなどのアルコール類が、金微粒子を安定して単分散させる点で好ましい。この理由は必ずしも明らかではないが、アルコール類と界面活性剤との高い親和性に起因して、均一なシリカ被覆層が形成されるものと推測される。
【0011】
金微粒子分散液中の金微粒子の濃度は0. 1〜5重量%、さらには0. 2〜2重量%の範囲にあることが好ましい。金微粒子の濃度が0. 1重量%未満の場合は、シリカ被覆効率(シリカの利用率)が低く、生産効率も低くなり好ましくない。一方、金微粒子の濃度が5重量%を越えると分散液の安定性が低下し、酸性珪酸液またはシリカゾルを添加する際に金微粒子がゲル化したり、酸性珪酸液またはシリカゾルがゲル化し、均一なシリカ被覆層を形成することができないことがある。
【0012】
金微粒子分散液に添加する界面活性剤としては、カチオン界面活性剤が好ましい。カチオン界面活性剤は金微粒子の表面に配位して、表面が正電荷を有するようになり、これに負電荷を有する酸性珪酸液やシリカゾルが効率的に付着・凝集し、シリカが析出して、シリカ被覆層を形成するようになる。カチオン界面活性剤としては、▲1▼脂肪族アミン塩およびそのアンモニウム塩、▲2▼芳香族4級アンモニウム塩、▲3▼複素環4級アンモニウム塩等、従来公知のカチオン界面活性剤を用いることができる。
【0013】
界面活性剤の添加量は、最終的に得られる金微粒子の表面をシリカで充分覆い、耐熱性を向上できる程度に用いればよく、用いる金微粒子の平均粒子径によっても異なるが、金微粒子水分散液または水と有機溶媒混合分散液中の濃度が概ね0. 2〜20重量%、さらには0. 5〜10重量%の範囲になるように添加することが好ましい。界面活性剤の濃度が0. 2重量%未満の場合は、金微粒子表面に配位する界面活性剤が少ないためにシリカが充分析出せず、前記した範囲の厚みを有する被覆層が形成され難い。界面活性剤の濃度が20重量%を越えても、金微粒子表面の界面活性剤が増えることも、正電荷が増すこともなく、逆に、シリカの析出を阻害したり、経済性が低下することがある。
【0014】
なお、別の方法として、金としての濃度が0. 1〜5重量%の範囲にある金化合物水溶液または水/有機溶媒混合溶媒溶液に、前記同様の界面活性剤を添加し、ついで還元剤を添加することによって上記と同様の界面活性剤を添加した金微粒子分散液を得ることができる。このときの還元剤としては、金化合物の金を還元して金微粒子を得ることができれば特別の制限はなく、硫酸第一鉄、クエン酸三ナトリウム、酒石酸、水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸ナトリウムなどが挙げられる。また、有機溶媒としては前記同様のものを用いることができ、この場合もアルコール溶媒を用いることが好ましい。
【0015】
ついで、界面活性剤を添加した金微粒子分散液にアルカリを添加して分散液のpHを9〜12、好ましくは9〜11の範囲に調整する。アルカリとしてはNaOH、KOH、RbOH、CsOH等を用いることができ、これらアルカリ金属の水溶液を添加することによってpH調整を行う。金微粒子分散液のpHが9未満の場合は、シリカの溶解度が低いために金微粒子表面にシリカが析出せず、シリカ微粒子が生成したり、シリカゾルがゲル化して、シリカ被覆金微粒子が得られないことがある。金微粒子分散液のpHが12を越えると、シリカの溶解度が高いために金微粒子表面へのシリカの析出が抑制されたり、シリカゾルの付着速度が低下したり、析出しないことがある。
【0016】
ついで、上記pHを調整した金微粒子分散液に酸性珪酸液またはシリカゾルを添加する。酸性珪酸液としては、例えば、珪酸ソーダ、珪酸カリウム等のアルカリ金属珪酸塩の水溶液をイオン交換樹脂等で脱アルカリして得られる酸性珪酸液が好ましい。また、シリカゾルとしては従来公知のシリカゾルを用いることができ、例えば、本願出願人の出願による特開昭63−45114号公報、特開昭63−64911号公報に開示したシリカゾルはシリカ粒子径が均一であり、安定性に優れているので好ましい。
【0017】
酸性珪酸液を用いる場合、酸性珪酸液の添加量は、金微粒子の平均粒子径によっても異なるが、金微粒子1重量部当たりSiO2 として0. 01〜20重量部、さらには0. 02〜5重量部の範囲にあることが好ましい。酸性珪酸液の添加量が0. 01重量部未満の場合は、前記した範囲の厚みを有するシリカ被覆層を形成できず、耐熱性が不充分となることがある。酸性珪酸液の添加量が20重量部を越えてもさらに耐熱性が向上することもなく、また、シリカ被覆層の厚さが厚くなり過ぎて光の散乱の原因となり、桃色さらには白色を呈するようになることがある。また、酸性珪酸液の添加速度は、前記耐熱性を発現できるシリカ被覆層を形成できれば特に制限はなく、シリカ被覆層の形成に与らないシリカ微粒子が生成しない範囲で時間を掛けて添加することが好ましい。
【0018】
次に、シリカゾルを用いる場合、シリカゾルの添加量は、金微粒子の平均粒子径によっても異なるが、金微粒子1重量部当たりSiO2 として0. 1〜20重量部、さらには1〜10重量部の範囲にあることが好ましい。シリカゾルの添加量が0. 1重量部未満の場合は、耐熱性が不充分となることがある。シリカゾルの添加量が20重量部を越えてもさらに耐熱性が向上することもなく、また、シリカ被覆層の厚さが厚くなり過ぎて光の散乱の原因となり、桃色さらには白色を呈するようになることがある。また、シリカゾルの添加速度は、前記耐熱性を発現できるシリカ被覆層を形成できれば特に制限はなく、シリカ被覆量が少ない場合は一時に添加することも可能である。
【0019】
前記シリカゾル中のシリカ粒子の平均粒子径は4〜50nm、さらには5〜30nmの範囲にあることが好ましい。シリカ粒子の平均粒子径が4nm未満のものは、安定なシリカゾルとして得ることが困難であり、他方、平均粒子径が50nmを越えると、金微粒子表面に付着・析出することが困難であり、また被覆できたとしてもシリカ被覆層が厚くなり過ぎて光の散乱の原因となり、桃色さらには白色を呈するようになることがある。
本発明の製造方法では、前記酸性珪酸液またはシリカゾルを添加した後、必要に応じて熟成することができる。具体的には、30〜150℃、好ましくは50〜100℃で、数時間加熱処理すれば良く、このような加熱熟成を行うことにより、一層緻密なシリカ被覆層を形成したり、一層均一な厚みのシリカ被覆層を形成することができる。
【0020】
赤色顔料
本発明に係る赤色顔料は前記シリカ被覆金微粒子からなっている。
前記シリカ被覆金微粒子は金微粒子の平均粒子径が2〜50nmの範囲にあるので、波長480〜600nmの狭い範囲に吸収ピークをもち、このため鮮明で透明感のある赤色顔料として有用である。さらに金微粒子はシリカで被覆されているので、例えば、500℃以上の高温に曝されても凝集したり、凝集に伴って変色することがなく、鮮明で透明感のある赤色を維持することができ、耐熱性に優れた赤色顔料として有用である。
【0021】
【発明の効果】
本発明に係るシリカ被覆金微粒子は、金微粒子の平均粒子径が特定範囲にあるので鮮明で透明感のある赤色を呈すると共に、金微粒子がシリカで被覆されているので高温に曝されても金微粒子が凝集したり粒子成長することがない。このため、鮮明さや透明感を低下させたり変色することがなく、耐熱性に優れた赤色顔料を得ることができる。
本発明に係るシリカ被覆金微粒子の製造方法によれば、前記シリカ被覆金微粒子を簡易かつ効率的に製造することができる。
本発明に係る赤色顔料は耐熱性に優れ、塗料、化粧品、印刷インキ、液晶表示素子用カラーフィルター等に用いる顔料として有用である。
【0022】
【実施例】
以下に本発明の好適な実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0023】
【実施例1】
シリカ被覆金微粒子(A)の調製
蒸留水1410gに塩化金酸4水塩(HAuCl・4H2 O)14. 25gを溶解させ、これに界面活性剤(花王(株)製:コータミン24P;CH3 (CH2 11N(CH3 3 Cl)28. 5gを添加した。ついで、還元剤として濃度1重量%の水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4 )7. 7gを添加して金微粒子表面にカチオン界面活性剤が配位した(吸着した)金微粒子分散液を調製した。このときの金微粒子の平均粒子径を測定し結果を表1に示した。
次に、金微粒子分散液100gを採取し、これに濃度1重量%のNaOH水溶液を添加して分散液のpHを10. 5に調整し、95℃に昇温し30分間加熱した。その後、SiO2 濃度3重量%の酸性珪酸液1. 3gを15分間で添加して、シリカ被覆金微粒子(A)分散液を調製した。
ついで、粒子を分離した後、120℃で1時間乾燥してシリカ被覆金微粒子(A)を調製した。
【0024】
シリカ被覆金微粒子の評価
(1)赤色度(赤色色調の鮮明さ)
シリカ被覆金微粒子(A)について、目視観察により赤色度を観察し、以下の基準で評価し、結果を表1に示した。
鮮明な赤色、透明性あり :◎
赤色、透明性やや低下 :○
ピンク色・ピンク色に近い、透明性低下 :△
白っぽさを増したピンク・白色、透明性無し:×
(2)反射率(赤色度および透明性)
シリカ被覆金微粒子(A)を金の濃度が0.005重量%となるように純水に分散させ、反射率を分光光度計(大塚電子(株)製:MCPD-2000 )を用いて測定し、波長480〜600nmの範囲における反射率の平均値として表示した。結果を表1に示した。
(3)耐熱性
シリカ被覆金微粒子(A)を700℃で1時間焼成し、目視観察によ赤色度を観察し、以下の基準で評価し、結果を表1に示した。
鮮明な赤色、透明性あり :◎
赤色、透明性やや低下 :○
ピンク色・ピンク色に近い、透明性低下 :△
黒色または金色 :×
(4)粒子分散性
シリカ被覆金微粒子(A)分散液を1時間静置し、微粒子の沈降の有無を観察し、以下の基準で評価し、結果を表1に示した。
微粒子の沈降が認められない:○
微粒子の沈降が認められる :×
【0025】
【実施例2】
シリカ被覆金微粒子(B)の調製
実施例1において、SiO2 濃度3重量%の酸性珪酸液3gを30分間で添加した以外は実施例1と同様にして、シリカ被覆金微粒子(B)分散液およびシリカ被覆金微粒子(B)を調製した。得られたシリカ被覆金微粒子(B)について赤色度、反射率、耐熱性および分散性を評価し、結果を表1に示した。
【0026】
【実施例3】
シリカ被覆金微粒子(C)の調製
実施例1において、SiO2 濃度3重量%の酸性珪酸液24gを30分間で添加した以外は実施例1と同様にして、シリカ被覆金微粒子(C)分散液およびシリカ被覆金微粒子(C)を調製した。得られたシリカ被覆金微粒子(C)について赤色度、反射率、耐熱性および分散性を評価し、結果を表1に示した。
【0027】
【実施例4】
シリカ被覆金微粒子(D)の調製
実施例1において、酸性珪酸液の代わりにシリカゾル(触媒化成工業(株)製:SI−550、平均粒子径5nm、SiO2 濃度48重量%)3. 0gを一時に添加した以外は実施例1と同様にして、シリカ被覆金微粒子(D)を調製した。シリカ被覆金微粒子(D)について赤色度、反射率、耐熱性および分散性を評価し、結果を表1に示した。但し、シリカ被覆金微粒子(D)は沈降し易く、反射率の測定ができなかった。
【0028】
【実施例5】
シリカ被覆金微粒子(E)の調製
実施例4において、シリカゾル(触媒化成工業(株)製:SI−550、平均粒子径5nm、SiO2 濃度48重量%)5. 5gを一時に添加した以外は実施例1と同様にして、シリカ被覆金微粒子(E)を調製した。シリカ被覆金微粒子(E)について赤色度、反射率、耐熱性および分散性を評価し、結果を表1に示した。但し、シリカ被覆金微粒子(E)は沈降し易く、反射率の測定ができなかった。
【0029】
【実施例6】
シリカ被覆金微粒子(F)の調製
実施例4において、シリカゾル(触媒化成工業(株)製:SI−550、平均粒子径5nm、SiO2 濃度48重量%)9. 9gを一時に添加した以外は実施例1と同様にして、シリカ被覆金微粒子(F)を調製した。シリカ被覆金微粒子(F)について赤色度、反射率、耐熱性および分散性を評価し、結果を表1に示した。但し、シリカ被覆金微粒子(F)は沈降し易く、反射率の測定ができなかった。
【0030】
【実施例7】
シリカ被覆金微粒子(G)の調製
実施例2において、蒸留水を2820g用いた以外は実施例2と同様にして、金微粒子表面にカチオン界面活性剤が配位した(吸着した)金微粒子分散液を調製した。このときの金微粒子の平均粒子径を測定し、結果を表1に示した。
ついで、実施例1と同様にしてシリカ被覆金微粒子(G)分散液およびシリカ被覆金微粒子(G)を調製した。シリカ被覆金微粒子(G)について赤色度、反射率、耐熱性および分散性を評価し、結果を表1に示した。
【0031】
【比較例1】
金微粒子(H)の調製
実施例1と同様にしてカチオン界面活性剤が配位した(吸着した)金微粒子分散液を調製した。ついで、この分散液を120℃で乾燥して、金微粒子(H)を調製した。金微粒子(H)について平均粒子径の測定値と赤色度、反射率、耐熱性および分散性の評価を表1に示した。なお、金微粒子(H)分散液の色調は鮮明で、透明感のある赤色であった。
【0032】
【比較例2】
金微粒子(I)の調製
実施例7と同様にしてカチオン界面活性剤が配位した(吸着した)金微粒子分散液を調製した。ついで120℃で乾燥して、金微粒子(I)を調製した。金微粒子(I)について平均粒子径の測定値と赤色度、反射率、耐熱性および分散性の評価を表1に示した。なお、金微粒子(I)分散液の色調は鮮明で、透明感のある赤色であった。
【0033】
【表1】
Figure 0004118085

Claims (4)

  1. 平均粒子径(DG )が2nm〜50nmの範囲にある金微粒子の表面を厚さが1〜50nmの範囲にあるシリカで被覆してなり、単分散状態にあることを特徴とするシリカ被覆金微粒子。
  2. 平均粒子径(DP )が4nm〜150nmの範囲にある請求項1記載のシリカ被覆金微粒子。
  3. 平均粒子径(DG )が2nm〜50nmの範囲にある金微粒子の水分散液または水と有機溶媒混合分散液に、界面活性剤添加し、ついで、アルカリを添加して分散液のpHを9〜12の範囲に調整し、必要に応じて加熱熟成し、酸性珪酸液またはシリカゾルを添加することを特徴とする請求項1または請求項2記載のシリカ被覆金微粒子の製造方法。
  4. 請求項1または請求項2記載のシリカ被覆金微粒子からなる赤色顔料。
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