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JP4197111B2 - 縦型触媒化学気相成長装置及び該装置を用いた成膜方法 - Google Patents

縦型触媒化学気相成長装置及び該装置を用いた成膜方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦型触媒化学気相成長装置及びこの装置を用いた成膜方法に関する。近年の基板大型化及び薄型化傾向に伴い、基板を略直立させた状態で搬送及び成膜を行うことが可能な縦型化学気相成長装置の利点が評価されている。さらに、触媒化学気相成長法は、競合するプラズマ化学気相成長法に比べ、基板や装置内部部品に対するダメージが少なく、また、触媒線の周囲360°の空間にて成膜が可能であり、さらに、消費エネルギーを軽減できるという点で有望である。
【0002】
【従来の技術】
触媒化学気相成長装置では、触媒線とこれに対向する基板とを構成単位とすることが多い。一方、装置内で用いられる触媒線は通常は複数から成るため、これらの着脱や管理に見合った効果を得るという見地から、触媒線を複数の基板で同時に共有することにより装置構成を簡素化することが検討されている。
【0003】
そして、この種の装置として、従来、特開2000―303182号公報により、内側の棒状ガス導入ヘッドを囲むように上下方向にU字状に形成した触媒線を一単位とし、これを同一垂直面上に複数並べて構成した触媒体を介して一対の直立基板を対向させたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のもののガス導入ヘッドと触媒線とから成る構成単位では、触媒線が成膜時に長時間にわたって高温状態となることから、その近傍のガス導入ヘッドが輻射熱による影響を受けやすい。特に、ガス導入ヘッドの側面に多数設けたガス吹き出し孔がヘッドの熱膨張で口径変化すると、触媒反応が設計値と異なることになり、所期の反応生成が行われないことがある。また、上記構成単位は、基板と直接対向する位置にガス導入ヘッドの占有部分を多数設けることになり、これが触媒反応の空白部分となって成膜速度の低下や成膜ムラの原因となる。
【0005】
このため、ガス導入ヘッドを成膜室内上部に設けて、触媒体からの高熱の影響を避けるようにすることが考えられるが、この場合、直立した基板の上下方向に、触媒反応による原料ガスの利用効率の高低により、触媒反応原料ガスの分圧、即ち、濃度の勾配が生じ、これが基板上の堆積膜の膜厚や膜質の不均一を招くことになる。
【0006】
さらに、上記従来のものにおいて基板を縦型状態としたのは、触媒線を挟んで対向配置する一対の基板のそれぞれに対する成膜条件を均等にするためであるが、縦型状態の基板は本来的に搬送及び成膜時の安定性に欠けるという問題がある。それにもかかわらず、近年の基板大型化や薄型化に伴って縦型状態での基板の取り扱いが着目されており、これの実用化を推進することが要望されている。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑み、触媒線を挟んで対向配置した、少なくとも一対の基板に対して成膜ムラを抑制して均等な膜厚及び膜質で同時成膜を行うことを可能とした実用的な縦型触媒化学気相成長装置及びこの装置を用いた成膜方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、原料ガスと触媒体との接触分解反応により生成される堆積種を基板上に堆積させて成膜を行う触媒化学気相成長装置において、真空室内で略鉛直に立設する複数の触媒線に対して該触媒線を挟んで対向配置した、少なくとも一対の基板を、各基板の上端部同士より下端部同士の距離が小さくなる略V字状に配置する。
【0009】
この縦型触媒化学気相成長装置により、基板は成膜面側を上面にした略V字状となるため各基板の安定性を確保できて、良好な実用性を備えた装置構成となる。また、複数の略鉛直に立設した触媒線により構成される触媒体全面に対して対向配置した、少なくとも一対の基板にそれぞれ成膜を行うので、各基板において形成される薄膜がそれぞれ均等な膜厚や膜質を備えるような同時成膜を行うことが可能となる。
【0010】
そして、原料ガスの供給口を、上記した基板と触媒線との間で、しかも、触媒線の上端部より上方位置に、触媒線を挟んで対称に配置させて設けるようにする。これにより、原料ガス供給口近傍に付着し易い反応生成物の成長を抑制でき、また、この付着生成物がパーティクルとして剥がれる際も、成膜中の基板上に付着せず触媒線との間隙から落下するため、触媒反応を阻害することが防止される。
【0011】
さらに、略鉛直に立設する複数の触媒線には、略V字状の両基板の一方に平行な傾斜状態と他方に平行な傾斜状態とを混在させることもできる。
【0012】
これにより、上記した略V字状の基板のそれぞれに対して、これに平行に対向する傾斜状態の触媒線が配置されることになる。したがって、本発明の縦型触媒化学気相成長装置の基板全面において形成される薄膜の膜厚や膜質の均等性がさらに確保される。
【0013】
この場合、上記したような両基板の一方あるいは他方に平行な両傾斜状態が混在する触媒線の配列を、直立状態と上記した両傾斜状態の一方と他方とを所定順序で配置して成る単位配列が連続したものにすると、触媒線の立設状態の変化が周期的に訪れることになり、上記の膜厚や膜質の均等性が一層確実なものとなる。このときの単位配列中の所定順序として触媒線の傾斜状態に応じて、例えば、両基板の一方の側に内方傾斜させたものと、直立状態のものと、両基板の他方の側に外方傾斜させたもので順番を形成した配列を用いることができる。
【0014】
このように傾斜姿勢の触媒線を混在させることは、通常の固定成膜を行う場合だけでなく、本触媒化学気相成長装置により通過成膜を行う際に特に有効である。これは、直立状態の触媒線のみの場合に上下方向に生じる、基板全面と触媒線との対向距離差を、上記のような傾斜状態の触媒線を混在させることにより抑制できるからである。
【0015】
そして、上記した縦型触媒化学気相成長装置を用いて、装置内真空室の上方位置の原料ガス供給部から供給されて、この真空室内の上方より下方で希薄となる原料ガスの濃度勾配に応じて、両基板の略V字状の傾斜角度を調整することにより、原料ガスの濃度勾配に対応する接触分解反応の反応速度差を解消するようにすることができる。
【0016】
即ち、化学気相成長装置では、一般に、原料ガスを上下方向に通流する構造であるため、装置内で上下方向に原料ガスの濃度勾配が生じるのは避けられず、これに伴い、基板の上下方向で接触分解反応の反応速度にも差が生じてしまう。このとき、両基板の傾斜角度を調整して基板の上下方向で触媒線との対向距離を増減させる、即ち、基板の上方で触媒線との対向距離を増大させると共に下方で対向距離を減少させることで、上記の反応速度差を解消できる所定の傾斜角度が存在する。このように略V字状の基板の傾斜角度を所定角度に調整することにより、基板の上下方向での反応速度差が解消されて、基板全面において形成される薄膜の膜厚や膜質の均等性が確保されるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1はインライン式に構成された縦型触媒化学気相成長装置(Cat-CVD装置)の上面断面図である。このインラインCVD装置は、仕込ポジション1、仕込室2、第1成膜室3、第2成膜室4、取出室5、取出ポジション6の各ユニットが直線的に配列されて構成される。各ユニットは仕切弁7a〜7eにより隔離される一方、仕切弁をすべて開放すると、各ユニットが連結方向に中空状に連通し、その中空空間を通過して搬送基板を順に搬送できる。
【0018】
縦型装置の利点の一つは、省スペースが可能となることであり、本装置の第1成膜室3及び第2成膜室4において、それぞれ複数の略鉛直に立設する触媒線9、10を挟んで対向配置した一対の基板8a、8b上に、触媒線9、10を共用して同時成膜を行うことができるように構成している。そして、このような装置構成の簡略化により省スペース効果がさらに大きいものとなる。
【0019】
本装置の各ユニットにおいては、仕込ポジション1内に、基板8a、8bのそれぞれを収納し、回動軸11a、11b回りに回動可能とした、大気圧下仕様搬送ベースプレート兼用のステージ12a、12bが対向して配置されている。また、第1成膜室3は、触媒化学気相成長法による成膜を行うために、内部にヒータを内在した搬送ベースプレート13a、13bを対向して配設し、その間の仮想対称面上に、上記した複数の立設する触媒線9が上下方向に結線されて設けられている。第2成膜室4は、第1成膜室3と同一の構造で構成されており、搬送ベースプレート14a、14b及び触媒線10を備えている。そして、取出ポジション6においては、仕込ポジション1と同様に、回動軸15a、15b回りに回動可能とした、大気圧下仕様搬送ベースプレート兼用のステージ16a、16bが対向して配置されている。
【0020】
なお、上記の搬送ベースプレート13a、13bや搬送ベースプレート14a、14b、及び、仕込室2の搬送ベースプレート17a、17bや取出室5の搬送ベースプレート18a、18bは、仕込ポジション1や取出ポジション6の場合と異なり、真空下仕様のものを用いる必要がある。
【0021】
もちろん上記以外にも各ユニットでの作動を行うため、図外のポンプユニット、電源盤、操作盤、加熱電源盤、給排水盤、反応ガス導入機構(第1成膜室3、第2成膜室4用)及び真空排気機構なども配置されている。
【0022】
このようにして構成されるインライン式縦型CVD装置を用いて搬送基板8に対して触媒化学気相成長法による成膜を行うに際しては、図外のクリーンルームで調整されたガラス基板8a、8bを仕込ポジション1のステージ12a、12bに収納した後に、ステージ12a、12bをそれぞれ回動軸11a、11b回りに回動させて略直立させ、基板8a、8bを縦型状態とする。このようにして、縦型のまま基板8a、8bを仕込室2内に搬入し、仕切弁7aを閉鎖して仕込室2内を真空排気して所定の圧力状態とする。そして、あらかじめ所定の真空状態に保たれている第1成膜室3内に縦型状態の基板8a、8bを搬送する。さらに、搬送ベースプレート13a、13b内のヒータによる加熱及び触媒線9の作用により、第1成膜室3の上方に設けたガス導入ヘッド(図示せず)より導入させた反応ガスと反応させて、基板8a、8bの表面上にその反応生成物から成る薄膜の成膜を行う。
【0023】
所望の成膜が終了した基板8a、8bは、仕切弁7cの開閉により縦型状態で第2成膜室4内に搬送され、今度は、搬送ベースプレート14a、14b内のヒータによる加熱及び触媒線10の作用により、その反応生成物から成る第2の成膜を行う。
【0024】
そして、基板8a、8bを取出室5に縦型状態のまま搬送し、仕切弁7dの閉鎖により密室とした取出室5の真空状態を徐々に大気圧に戻し、仕切弁7eを介して基板8a、8bを取出ポジション6に搬送する。取出ポジション6では、縦型状態でステージ16a、16bが、搬入基板8a、8bを収納し、収納状態で回動軸15a、15bを回動し、ステージ16a、16bを水平状態にして、その後の基板8a、8bの取出しに備える。
【0025】
このように基板8a、8bは、仕込ポジション1から取出ポジション6までの工程間、常に縦型状態を保って搬送及び成膜が行われる。上記したように、基板を縦型で取り扱うことは、基板の大型化への対応や装置全体の省スペースの点で有利であるが、一方で、実用化のためには搬送基板の安定性の確保が重要となる。
【0026】
このため、本発明の触媒化学気相成長装置は、図2に示す搬送機構により搬送基板の安定性を向上させている。即ち、図2の搬送機構は、縦型搬送ベースプレート13の略上中下の各位置にエアフロー孔20a〜20cを設けている。さらに、このような上中下位置から成る一連のエアフロー孔を、プレート13の全面に亘って、基板搬送方向に所定間隔で並べて設けている。また、搬送ベースプレート13の下端部には、基板搬送方向の軸線21回りに所定角度で回動が可能な回転機構22が設けられ、さらに、搬送ベースプレート13に支持される基板8の搬送を行うための図外の駆動機構により駆動可能な搬送ローラ23が基板搬送方向の複数箇所に軸支されて設けられている。そして、上中下位置から成る一連のエアフロー孔20a〜20cは、搬送ベースプレート13内で軸線21に連なるエアーフローライン24にそれぞれ連結されている。
【0027】
上記の搬送機構において、エアフロー孔20a〜20cや回転機構22は、搬送ローラ23による支持だけでは確保し得ない搬送基板8の縦型状態の安定性を向上させるものである。即ち、基板8の搬送時には、搬送ベースプレート13を回転機構22により直立状態より角度θだけ傾倒させると共に、エアフロー孔20a〜20cから搬送ベースプレート13の支持面13s方向にエアフローを行う。このようにすることにより、搬送ローラ23に支持されて搬送される基板8は、傾倒した搬送ベースプレート13の支持面13sに立て掛けられた姿勢となって安定性が増すと同時に、エアフロー孔20a〜20cからのエアフローにより支持面13sとの接触を無くし、スムーズに搬送されることになる。
【0028】
このとき、エアフロー孔20a〜20cからのエアフローの流量は、上方位置にあるエアフロー孔ほど大流量であることが望ましい。搬送時の基板8と搬送ベースプレート13との間の空隙は上方ほど離間が大きくなるので、これに対応して基板8を離間させるため相対的に大きな力が必要となるからである。
【0029】
また、エアフロー孔からのエアフローは、図1における第1及び第2の両成膜室3、4の排気機構により生じさせることができる。即ち、図外の真空排気機構により、図2における搬送ベースプレート13の基板8側とその反対側とで差圧を生じさせ、これにより、エアフローが得られる。このようにすることにより、エアフローのための新たな機構を装置内に設けることが不要となる。
【0030】
さらに、エアフロー部ラインにて、真空排気を行いプロセス圧力との差圧を利用することにより、上記と逆に基板8を搬送ベースプレート13に吸着させることができ、例えば、成膜時に基板8を搬送ベースプレート13に固定する必要があるときに有用である。
【0031】
即ち、図1のインライン式CVD装置の運転に際して、第1成膜室3及び第2成膜室4などの搬送ベースプレート13a、13b、14a、14bとして、図2の搬送機構を用い、それぞれ基板8a、8bの搬送時には、エアフローを支持面13s方向に流通させ、傾倒した状態(傾角θ)で基板8a、8bの搬送に備える。
【0032】
上記の搬送機構を用いた本発明の縦型触媒化学気相成長装置の第1の態様を図3に示す。図3は、図1のインライン式CVD装置における第1成膜室3の略断面図である。搬送ベースプレート13a側は、回転機構22aにより傾倒されると共に、エアフロー孔20a〜20cから基板8a方向にエアフローを行っており、この状態で基板8aが搬送ローラ23a上に支持されて搬送される。そして、搬送ベースプレート13b側も、回転機構22bにより傾倒されると共に、エアフロー孔30a〜30cから基板8b方向にエアフローを行っており、この状態で基板8bが搬送ローラ23b上に支持されて搬送される。そして、基板搬送完了後に搬送ベースプレート13a、13bの傾斜姿勢を保ったまま、上記したエアフローを停止する。このとき、基板8a、8bは、傾斜した搬送ベースプレート13a、13bに立て掛けられて支持されることで略V字状に配置されるので、その後の成膜工程時に必要な安定性が確保される。
【0033】
成膜工程は、第1成膜室3の上方に設けられたガス導入ヘッド31a、31bよりシャワー状に散布して導入される反応ガスが触媒線9と接触反応してこれによる反応生成物が堆積種として基板8a、8b上に堆積することで行われる。このとき、ガス導入ヘッド31a、31bが上方に設けられ、また、排気系ポンプ40が下方に設けられることにより、反応ガスは、上方ほど濃度が高くなるような上下方向で勾配を持った濃度分布となって触媒線9との接触反応が不均一になることが懸念される。しかし、上記のように基板8a、8bが傾斜状態を保ち、これにより、基板8a、8bの上方部分ほど触媒線9との距離が相対的に大きくなる。このため、所定傾角θの傾斜状態において、上記した反応ガスの濃度勾配を相殺することができ、基板8a、8bの上下方向で膜厚や膜質の不均一化が抑制される。
【0034】
ただし、ガス導入ヘッド31a、31bは、触媒反応生成物に付着されることがあり、これが剥離してパーティクルとして成膜室3下方の基板8a、8bに落下することは望ましくない。このため、ガス導入ヘッド31a、31bの配置位置を、基板8a、8bの各下端部と触媒線9との間の直上とする必要があり、したがって、基板8a、8bの傾斜状態を律する傾角θも制限される。
【0035】
なお、本実施の態様では、上下方向に結線された触媒線9の張力確保のため、触媒線9にバネ構造32を設けている。この部分には重りを取り付けて、張力を確保するようにしても良い。
【0036】
なお、本実施の態様においては、成膜工程時にエアフローを停止し、これにより搬送基板8a、8bを搬送ベースプレート13a、13bに保持していわゆる固定成膜を行うものとしたが、エアフローを継続し基板の搬送を行いながら、いわゆる通過成膜を行うものとしても良い。このとき、エアフローとして使用するガスは、成膜工程に影響しないガス(例えば、不活性ガス)を選択する。通過成膜の場合は、上記した基板上下方向の膜厚や膜質の均一化だけでなく、搬送方向においても均一な薄膜が形成される。
【0037】
さらに、上記搬送機構を用いた本発明の縦型触媒化学気相成長装置の第2の態様を図4に示す。図4(a)に示すようにこのものの装置構成は図3とほぼ同一であるが、搬送ベースプレート13a、13b間に介在する各触媒線の立設状態が変更されている。即ち、上面図たる図4(b)に示すように、各触媒線の下端部をそれぞれ同一直線上に固定して配列する一方、紙面手前側の触媒線9aを直立状態とするのに対し、これに隣接する触媒線9bの上端部9bを搬送ベースプレート13b側に傾倒して傾斜姿勢の搬送ベースプレート13bと触媒線9bとを平行状態とする。そして、さらにこれに隣接する触媒線9cを直立状態とするのに対し、次にこれに隣接する触媒線9dの上端部9d1を搬送ベースプレート13a側に傾倒して傾斜姿勢の搬送ベースプレート13aと触媒線9dとを平行状態とする。さらにこのパターンの繰り返しで立設する触媒線を並べて行く。また、場合によっては、直立状態とする触媒線9a、9cに相当する箇所を省き、左右に傾斜姿勢の千鳥配置とした触媒線配置としても良い。
【0038】
このように交互に直立状態と傾斜状態とを繰り返し、しかも傾斜状態同士の触媒線は互いに傾斜方向が反転するように触媒線の立設を行うと、上記した傾斜状態に保たれた基板8a、8bに対して、これらにそれぞれ平行に張架される触媒線が多数備えられることになる。そして、通過成膜方法を採用することにより、基板8a、8bの上下方向のみならず搬送方向で膜厚や膜質の均等化を実現できる。
【0039】
このような通過成膜方法は、装置運転時のタクトタイムが短縮され、インライン式装置本来の高稼働率での運転が可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、基板を略V字状の傾斜姿勢に保って成膜を行うので、通常通り触媒線から離間した上方位置にガス導入ヘッドを設けた設計のまま、触媒線を挟んで対向配置させた、少なくとも一対の基板に対し同時成膜を行うことができる。また、上記の傾斜姿勢を保つことにより、安定性を確保した状態で基板搬送や搬送基板に対する成膜を行うことができるので実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】インライン式Cat-CVD装置の上面断面図
【図2】本発明の触媒化学気相成長装置の搬送機構
【図3】本発明の第1の態様
【図4】(a)本発明の第2の態様 (b)(a)の上面断面図
【符号の説明】
3 第1成膜室
4 第2成膜室
8、8a、8b 基板
9、9a〜9d、10 触媒線
9b、9d触媒線上端
12a、12b、16a、16b ステージ(大気圧仕様搬送ベースプレート)
13、13a、13b、14a、14b、17a、17b、18a、18b
搬送ベースプレート(真空下仕様)
13s 基板支持面
20a〜20c、30a〜30c エアフロー孔
21、21a、21b 回転軸
23、23a、23b 搬送ローラ

Claims (6)

  1. 空室内で略鉛直に立設する複数の触媒線に対し
    触媒線を挟んで対向配置した、少なくとも一対の基板を、
    各基板の上端部同士より下端部同士の距離が小さくなる略V字状に配置し、
    原料ガスと触媒体との接触分解反応により生成される堆積種を基板上に堆積させて成膜を行う触媒化学気相成長装置において、
    前記原料ガスの供給口が、前記基板と前記触媒線との間でかつ前記触媒線の上端部より上方位置に、前記触媒線を挟んで対称に配置されて設けられていることを特徴とする縦型触媒化学気相成長装置。
  2. 前記触媒線とともに、
    前記略V字状の両基板の一方に平行な傾斜状態と他方に平行な傾斜状態の複数の触媒線とが混在して立設されていることを特徴とする請求項1に記載の縦型触媒化学気相成長装置。
  3. 前記両傾斜状態が混在する触媒線は、
    前記略鉛直状態と前記両傾斜状態の一方と他方とを所定順序で配置して成る単位配列が連続して配列されていることを特徴とする請求項2に記載の縦型触媒化学気相成長装置。
  4. 真空室内で略鉛直に立設する複数の触媒線に対して
    該触媒線を挟んで対向配置した、少なくとも一対の基板を、
    該各基板の上端部同士より下端部同士の距離が小さくなる略V字状に配置し、
    原料ガスと触媒体との接触分解反応により生成される堆積種を基板上に堆積させて成膜を行う触媒化学気相成長装置において、
    前記触媒線とともに、
    前記略V字状の両基板の一方に平行な傾斜状態と他方に平行な傾斜状態である複数の触媒線とが混在して立設されていること
    を特徴とする縦型触媒化学気相成長装置。
  5. 前記両傾斜状態が混在する触媒線は、
    前記略鉛直状態と前記両傾斜状態の一方と他方とを所定順序で配置して成る単位配列が連続して配列されていることを特徴とする請求項4に記載の縦型触媒化学気相成長装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の縦型触媒化学気相成長装置を用いた成膜方法において、前記真空室の上方位置の原料ガス供給部から供給されて該真空室内の上方より下方で希薄となる前記原料ガスの濃度勾配に応じて、前記両基板の略V字状の傾斜角度を調整し、前記濃度勾配に対応する前記接触分解反応の反応速度差を解消するようにしたことを特徴とする成膜方法。
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