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JP4175161B2 - 携帯電話システム、基地局、移動機及びそれらに用いる送信ダイバーシチ方法 - Google Patents

携帯電話システム、基地局、移動機及びそれらに用いる送信ダイバーシチ方法 Download PDF

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JP4175161B2
JP4175161B2 JP2003098704A JP2003098704A JP4175161B2 JP 4175161 B2 JP4175161 B2 JP 4175161B2 JP 2003098704 A JP2003098704 A JP 2003098704A JP 2003098704 A JP2003098704 A JP 2003098704A JP 4175161 B2 JP4175161 B2 JP 4175161B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話システム、基地局、移動機及びそれらに用いる送信ダイバーシチ方法に関し、特にCDMA(Code Division Multiple Access)方式携帯電話システムに用いられる閉ループ型送信ダイバーシチ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CDMA方式携帯電話システムにおいては、マルチパスフェージングの影響を低減するため、時間的なダイバーシチ技術と、空間的なダイバーシチ技術とが用いられている。
【0003】
空間的なダイバーシチ技術としては、空間的に離れた複数のアンテナで受信することによってダイバーシチ効果を得る受信ダイバーシチ技術と、空間的に離れた複数のアンテナから同一情報に異なる符号化を行った信号を送信することによって受信側でアンテナダイバーシチと同等の効果を得る送信ダイバーシチ技術とが使用されている。
【0004】
送信ダイバーシチ技術に関しては、受信側からのフィードバック情報を基に送信パターンを制御する閉ループ型送信ダイバーシチ技術と、フィードバック情報を用いない開ループ型送信ダイバーシチ技術とが使用されている。
【0005】
例えば、現在商用に供されているW−CDMA(Wideband CodeDivision Multiple Access)システムでは、基地局からの送信用に、上記の閉ループ型と開ループ型との双方の送信ダイバーシチを適用できるよう仕様化されている。
【0006】
W−CDMAシステムにおける閉ループ型の送信ダイバーシチでは、移動機において、基地局の複数のアンテナから受信する信号の位相差情報を基にフィードバック情報を決定し、基地局において、そのフィードバック情報によって各アンテナの送信キャリア位相/振幅を制御している(例えば、非特許文献1参照)。
【0007】
高速フェージング環境でダイバーシチ効果を得るには、極力フィードバックループの制御遅延を小さくしたい。但し、移動機と基地局との伝播遅延が大きい場合には、制御遅延が大きくならざるを得ない。
【0008】
W−CDMAでは最小1slot遅延で閉ループ制御ができるようにフレームフォーマットが規定されている。1slot遅延で制御可能な移動機と基地局との伝播遅延は、基地局の処理時間にも依存する。一方、移動機においては、フィードバック情報を適応的に決定するのに、この制御遅延値が必要である。
【0009】
また、W−CDMAシステムでは、上り信号の受信誤りによって、基地局において移動機のフィードバック情報を誤認識する場合があるため、移動機においては、基地局が誤った受信信号に基づいて制御した場合に対応すべく、アンテナベリフィケーション動作を行う。
【0010】
具体的に説明すると、アンテナベリフィケーション動作は、移動機において、基地局が誤制御した場合に取り得る制御パターンを想定し、移動機におけるにおける受信信号からその誤制御を推定する動作である。このアンテナベリフィケーション動作の際にも、フィードバック制御遅延値が必要となる。
【0011】
W−CDMAシステムでは、このフィードバック制御遅延値を基地局と移動機との間で共有するために、セクタ毎に予め固定の閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延を決めておき、移動機に対してRRC(Radio Resource Control)情報によって伝達することを仕様化している(例えば、非特許文献2参照)。この場合、制御遅延値と伝播遅延とは上記の通り、各基地局固有の関係となるため、セクタ毎のセル径情報を基に制御遅延値を決めることが一般的である。
【0012】
【非特許文献1】
3GPP(3rd Generation PartnershipProject) TS 25.214 V3.11.0(2002−09)第7章“Closed loop mode transmit diversity”
【非特許文献2】
3GPP TS 25.433 V5.3.0(2002−12)第9章“Elements for NBAP communication”
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のCDMA方式携帯電話システムでは、セクタ毎に固定の制御遅延値を設定するため、セル半径が小さいことよって、制御遅延を1slotと規定されたセクタにおいて、移動機がそのセル半径以遠に存在した場合、実際の制御遅延値と設定された制御遅延値とが異なるので、移動機における受信特性が劣化するという問題がある。
【0014】
また、従来のCDMA方式携帯電話システムでは、セル半径が大きいことによって制御遅延を2slotと規定されたセクタにおいて、移動機が基地局の近くに存在する場合、移動機と基地局との伝播遅延だけを考えると、1slot遅延で閉ループ制御が可能になるにもかかわらず、制御遅延を2slotとせざるを得ないため、本来なしえる高速フィードバック制御を行うことができないという問題がある。
【0015】
さらに、従来のCDMA方式携帯電話システムでは、制御遅延を1slotと規定されたセクタと、2slotと規定されたセクタとの間で移動機がハンドオーバ(Softer Hand Over)を行う場合、制御遅延値が各セルで固定のため、移動機において同一の情報信号系列に対して、セクタ毎に異なった制御遅延によって位相、振幅を制御された信号を受信することになる。このような信号に対して送信ダイバーシチの効果を得るには、移動機の処理を複雑化することになり、処理負荷が重くなるという問題が生じる。
【0016】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、常に制御遅延値を最適に設定することができ、移動機における受信特性の改善効果を得ることができる携帯電話システム、基地局、移動機及びそれらに用いる送信ダイバーシチ方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯電話システムは、基地局が移動機からのフィードバック情報を基に送信パターンを制御する閉ループ型の携帯電話システムであって、
少なくとも前記移動機と前記基地局との伝播遅延と、上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を設定する手段を前記基地局に備え
前記制御遅延情報を設定する手段は、前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかを、前記フレームフォーマットと前記基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とを基に判断する手段と、その判断結果を前記移動機に対して通知する手段とを含んでいる。
【0018】
本発明による基地局は、移動機からのフィードバック情報を基に送信パターンを制御する基地局であって、
少なくとも前記移動機との伝播遅延及び上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を設定する手段を備え
前記制御遅延情報を設定する手段は、前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかを、前記フレームフォーマットと前記基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とを基に判断する手段と、その判断結果を前記移動機に対して通知する手段とを含んでいる。
【0019】
本発明による移動機は、基地局に送信パターンを制御するためのフィードバック情報を送信する移動機であって、
前記基地局で少なくとも前記基地局との伝播遅延及び上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に設定された閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を基に前記基地局と共通の制御遅延の認識を持って動作する手段を備え
前記制御遅延情報は、前記フレームフォーマットと前記基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とに基づいた前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかの判断結果であることを特徴とする。
【0020】
本発明による送信ダイバーシチ方法は、基地局が移動機からのフィードバック情報を基に送信パターンを制御する閉ループ型の携帯電話システムの送信ダイバーシチ方法であって、
前記基地局側に、少なくとも前記移動機と前記基地局との伝播遅延及び上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を設定するステップを備え
前記制御遅延情報を設定するステップは、前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかを前記フレームフォーマットと前記基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とを基に判断するステップと、その判断結果を前記移動機に対して通知するステップとを含んでいる。
【0021】
すなわち、本発明の携帯電話システムは、閉ループ型送信ダイバーシチ方式において、移動機と基地局との伝播遅延やフレームフォーマットに応じて適応的に移動機及び基地局に対して制御遅延情報を設定する機能を設けることを特徴としている。
【0022】
より具体的に説明すると、本発明の携帯電話システムでは、閉ループ制御が1slot遅延で実現することができるかどうかを、フレームフォーマット、移動機との伝播遅延情報及び基地局内の処理遅延情報を基に基地局において判断し、その結果を移動機に対して通知し、基地局側と共通の制御遅延の認識を持って動作可能としている。
【0023】
これによって、本発明の携帯電話システムでは、常に制御遅延値を最適に設定することが可能となり、移動機において受信特性の改善効果が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による基地局の構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による基地局1はフィンガ部11と、サーチャ部12と、パス位置判定部13と、チャネル復号部14と、位相計算部15と、制御遅延判定部16と、チャネル符号化部17と、拡散符号生成部18と、乗算器19〜21とから構成されている。
【0025】
まず、図示せぬ移動機から受信した上り信号はディジタル化された複素ベースバンド信号として、フィンガ部11とサーチャ部12とに入力される。サーチャ部12ではパス位置を求め、フィンガ部11に出力する。フィンガ部11ではパス情報を基にRake合成を行うことで、上り信号の復調を行う。チャネル復号部14はフィンガ部11から入力された復調信号を受信情報に復号して後段の回路(図示せず)に出力する。
【0026】
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の閉ループ送信ダイバーシチmode1方式では、移動機が基地局1から受信したアンテナ#0とアンテナ#1の2アンテナの位相差を求め、アンテナ#1に対する位相制御情報を基地局1に対してフィードバック情報(Feed Back Information:FBI)として送信する。
【0027】
基地局1においては、フィンガ部11にてFBIビットを復号し、位相計算部15に出力する。位相計算部15ではこの結果を基にアンテナ#1にて送信する信号に対して位相制御を行い、閉ループ制御を実現している。以上の動作は閉ループ送信ダイバーシチを実現するための一般的な動作である。
【0028】
本実施例による閉ループ送信ダイバーシチ方法においては、サーチャ部12の出力するパス位置情報がパス位置判定部13にも入力される。パス位置判定部13ではパス位置情報の電力分布において、最も遅いタイミングのパス位置を基に移動機と基地局1との伝播遅延情報を判定する。
【0029】
制御遅延判定部16では上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマット情報と、基地局1内における処理遅延時間情報と、パス位置判定部13から入力された移動機の伝播遅延情報とを基に、閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延が1slot遅延でなし得るか、または2slot遅延となるかを判定し、制御遅延値を決定する。決定した閉ループ制御遅延値は移動機に対してアプリケーションレイヤで伝達されるので、移動機と基地局1との間の遅延認識を一致させることができる。
【0030】
尚、図1に示すフィンガ部11、サーチャ部12、チャネル復号部14、チャネル符号化部17、拡散符号生成部18は当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成についての説明は省略する。
【0031】
図2は本発明の一実施例による移動機の構成を示すブロック図である。図2において、移動機3はアンテナ31と、送受信共用器(DUP:duplexer)32と、受信部33と、チャネル推定部34と、Rake合成部35と、ユーザデータ分離部36と、制御遅延値検出部37と、フィードバック情報生成部38と、信号合成部39と、送信部40とを含んで構成されている。尚、移動機3の呼制御部分、音声入出力部分、表示部分については、公知の技術が適用可能であるので、それらの構成及び動作についての説明は省略する。
【0032】
受信部33はアンテナ31及び送受信共用器32を介して受信した信号をチャネル推定部34と、Rake合成部35と、フィードバック情報生成部38とにそれぞれ送出する。
【0033】
チャネル推定部34は受信部13からの受信信号と制御遅延値検出部37で検出された制御遅延値とを基にチャネル推定を行い、その結果をRake合成部35に送出する。Rake合成部35はチャネル推定部34からのチャネル推定の結果を基に、受信部13からの受信信号に対してRake合成を行い、その結果をユーザデータ分離部36に送出する。
【0034】
ユーザデータ分離部36はRake合成部35からのRake合成の結果からユーザデータを分離し、そのユーザデータを制御遅延値検出部37と、上述した移動機3の呼制御部分とユーザデータ処理部(図示せず)とにそれぞれ送出する。制御遅延値検出部37はユーザデータ分離部36からのユーザデータ内の制御遅延値を検出し、検出した制御遅延値をチャネル推定部34に送出する。
【0035】
フィードバック情報生成部38は受信部33からの受信信号を基に基地局1に送信するフィードバック情報(FBI)を生成し、そのフィードバック情報を信号合成部39に送出する。
【0036】
信号合成部39はフィードバック情報生成部38からのフィードバック情報、移動機3の呼制御部分や音声入力部分等の外部からの入力信号等を合成し、送信部40及び送受信共用器32を介してアンテナ31から発信する。
【0037】
図3は本発明の一実施例に用いられるW−CDMAシステムにおける上り信号と下り信号とのタイミング関係を示す図である。この図3を参照して本実施例の動作について説明する。
【0038】
移動機(UE:User Equipment)3が送信する上りの個別チャネル[UL DPCCH(Up Link Dedicated Physical Control Channel) at UE]は伝播遅延時間(Propagation delay)後に、基地局(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)1にて受信される。
【0039】
閉ループ送信ダイバーシチmode1において、アンテナ#1用の位相情報は、UL DPCCH中のFBIビットで移動機3から基地局1に伝達される。閉ループ制御遅延値が1slotの場合には、上りフレームに含まれるFBI[及びTPC(Transmit Power Control:閉ループ送信電力制御)]信号は、次の下り個別チャネル[DL(Down Link) DPCCH at UTRAN]のPilotビットの先頭から反映される。
【0040】
W−CDMAシステムでは1slotが2560chip(1chip=1/3.84MHz)であり、移動機(UE)における上り信号及び下り信号のタイミングオフセットとして固定的に1024chipが与えられる。実際にはHO(Hand Over)用のマージンによって、±148chipの増減がある。
【0041】
図3に示すスロットフォーマットの場合、1slot長をTslot、基地局1の処理遅延をTcltd、タイミングマージンをTmargin、伝播遅延をTp 、移動機3における上り信号及び下り信号のタイミングオフセットをToffset、DLのpilotビット長をTpilot 、ULのTPC長をTtpc とすると、閉ループ制御遅延値をn[slot]を実現する場合には、
n×Tslot[chip]
≧Toffset+2Tp +Tpilot −Ttpc +Tcltd+Tmargin・・・(1)
という式が成立する。
【0042】
例えば、W−CDMAシステムにおいて、上りのスロットフォーマットを#2、下りのスロットフォーマットを#11とすれば、Ttpc =512chip、Tpilot =512chipとなるため、仮にTcltdを512chip、Tmarginを0[chip]とおいた場合、(1)式から、セル半径20kmまでは閉ループ制御遅延を1slotとして制御が可能になることが分かる。
【0043】
また、同じ条件にて、セル半径140kmまで閉ループ制御遅延を2slotとして制御が可能であることが分かる。W−CDMAを含め一般的なセルラシステムでは、セル半径として最大でも60km程度を想定しているため、最大制御遅延は2slotにすることができる。
【0044】
n=1slotで制御できるデッドラインTpmaxは、(1)式から、
2Tpmax
=Tslot−(Toffset+Tpilot −Ttpc +Tcltdt)−Tmargin・・・(2)
という等式が成り立つ場合である。
【0045】
Tmargin=0としてデッドラインを設定した場合を考えると、移動機3が基地局1の近傍から離れていく場合、伝搬遅延がTpmaxを超えた後に移動機3に対して制御遅延値の変更を伝送することになってしまう。つまり、制御遅延値が1slotから2slotに移行するという情報を、すでに実際の制御遅延が1slotでは実現できなくなった状態で伝送することになる。この場合、移動機3における受信特性の劣化に起因して変更情報の伝達に失敗する確率も高くなる。このため、デッドラインはTmargin>0として設定する必要がある。
【0046】
Tmarginを大きくすれば、制御遅延値が1slotで動作するエリアが減少するため、Tmarginについては、制御遅延の設定切替えに要する時間と、移動機3の移動速度を考慮して決定する必要がある。
【0047】
図4は本発明の一実施例による制御遅延値設定フローを示すフローチャートである。これら図1及び図4を参照して図1に示す制御遅延判定部16の動作について説明する。
【0048】
まず、制御遅延判定部16は、上述したように、閉ループ制御遅延の最大値を2slotとすることができるため、移動機3の位置が確定しない場合を考慮して、制御遅延値の初期値を2slotとする(図4ステップS1)。
【0049】
また、制御遅延判定部16は移動機3と基地局1とに設定されている上り信号及び下り信号のスロットフォーマット情報を読込むことによって、Tpilot 、Ttpc を認識する(図4ステップS2)。
【0050】
さらに、制御遅延判定部16はToffset、Tcltd及びTmarginについて既定の固定値として取込む(図4ステップS3)。制御遅延判定部16はこれらの情報から、閉ループ制御遅延値を1slotで実現するためのデッドラインを計算する(図4ステップS4)。
【0051】
次に、制御遅延判定部16はパス位置判定部13の出力する移動機3の伝播遅延情報を取込む(図4ステップS5)。その後に、制御遅延判定部16は移動機3との伝播遅延がデッドライン未満か、デッドライン以上かを判断し(図4ステップS6)、制御遅延値を決定する(図4ステップS7,S8)。さらに、制御遅延判定部16は制御遅延値情報を出力する(図4ステップS9)。この場合、制御遅延値情報は上位レイヤを介して移動機3に伝達される。
【0052】
このように、本実施例では、閉ループ送信ダイバーシチ制御が1slot遅延で実現することができるかどうかを、フレームフォーマット、処理遅延情報、及び移動機3との伝播遅延情報を基に基地局1において判断し、その結果を移動機3に対して通知することで、移動機3が基地局1側と共通の制御遅延の認識を持って動作することができるようにしている。これによって、本実施例では、常に制御遅延値を最適に設定することができ、移動機3における受信特性の改善効果を得ることができる。
【0053】
図5は本発明の他の実施例による制御遅延値設定を説明するための図であり、図6は本発明の他の実施例による制御遅延値設定フローを示すフローチャートである。本発明の他の実施例による基地局の構成は図1に示す本発明の一実施例による基地局1と同様であるので、これら図1と図5と図6とを参照して本発明の他の実施例による制御遅延値設定について説明する。
【0054】
尚、図5及び図6において、DL は伝播遅延のデッドラインを、αは制御遅延値が1slotで動作するエリアと制御遅延値が2slotで動作するエリアとの距離を、TP (n),TP (n−1)は伝播遅延をそれぞれ示すものとする。
【0055】
まず、制御遅延判定部16は、上述したように、閉ループ制御遅延の最大値を2slotとすることができるため、移動機の位置が確定しない場合を考慮して、制御遅延値の初期値を2slotとする(図6ステップS11)。
【0056】
また、制御遅延判定部16は移動機3と基地局1とに設定されている上り信号及び下り信号のスロットフォーマット情報を読込むことによって、Tpilot 、Ttpc を認識する(図6ステップS12)。
【0057】
さらに、制御遅延判定部16はToffset、Tcltd及びTmarginについて既定の固定値として取込む(図6ステップS13)。制御遅延判定部16はこれらの情報から、閉ループ制御遅延値を1slotで実現するためのデッドラインを計算する(図6ステップS14)。
【0058】
次に、制御遅延判定部16はパス位置判定部13の出力する移動機3の伝播遅延情報を取込む(図6ステップS15)。その後に、制御遅延判定部16は今回の伝播遅延TP (n)が前回の伝播遅延TP (n−1)より大きいか、つまり移動機3が基地局1から離れていく方向か、近付いていく方向かを判定する[TP (n−1)<TP (n)](図6ステップS16)。
【0059】
制御遅延判定部16は移動機3が基地局1から離れていく方向と判定すると、制御遅延値が1slotで動作するエリアか、制御遅延値が2slotで動作するエリアかを判定する[TP (n)<DL −α](図6ステップS17)。
【0060】
制御遅延判定部16は制御遅延値が1slotで動作するエリアと判定すると、制御遅延値を1slotに決定し(図6ステップS18)、その制御遅延値情報を移動機3に出力する(図6ステップS20)。
【0061】
制御遅延判定部16は制御遅延値が2slotで動作するエリアと判定すると、制御遅延値を2slotに決定し(図6ステップS19)、その制御遅延値情報を移動機3に出力する(図6ステップS20)。
【0062】
また、制御遅延判定部16は移動機3が基地局1に近付いていく方向と判定すると、制御遅延値が1slotで動作するエリアか、制御遅延値が2slotで動作するエリアかを判定する[TP (n)<DL ](図6ステップS21)。
【0063】
制御遅延判定部16は制御遅延値が1slotで動作するエリアと判定すると、制御遅延値を1slotに決定し(図6ステップS22)、その制御遅延値情報を移動機3に出力する(図6ステップS20)。
【0064】
制御遅延判定部16は制御遅延値が2slotで動作するエリアと判定すると、制御遅延値を2slotに決定し(図6ステップS23)、その制御遅延値情報を移動機3に出力する(図6ステップS20)。これらの場合、制御遅延値情報は上位レイヤを介して移動機3に伝達される。
【0065】
本発明の一実施例では閉ループ制御遅延値を、アプリケーションレイヤで移動機3に対して伝達する例を示しているが、下りの伝送効率に余裕がある場合には、レイヤ1のフレームフォーマット上に専用の伝達フィールドを設けて移動機3に伝達することも可能である。
【0066】
図7は本発明の別の実施例に用いられるW−CDMAシステムにおける上り信号と下り信号とのタイミング関係を示す図である。図7において、下り個別チャネル[DL(Down Link) DPCCH]にはレイヤ1のフレームフォーマット上に専用の伝達フィールドとして制御遅延値専用ビットを設けている。
【0067】
図8は本発明のさらに別の実施例によるヒステリシス制御を示す図である。図8において、本発明のさらに別の実施例では、移動機3が基地局1から離れていくような場合、ある地点で制御遅延値1slotから制御遅延値2slotへと切替わる(図8のa→b)。
【0068】
これに対し、移動機3が基地局1に近付いてくるような場合、上記の移動機3が基地局1から離れていくような場合の切替え地点よりも遠い地点で、制御遅延値2slotから制御遅延値1slotへと切替わる(図8のc→d)。
【0069】
本実施例ではこのヒステリシス制御を付け加えることによって、閉ループ制御遅延値の設定が頻繁に変わるような(チャタリングするような)動作を避けることができる。但し、本実施例ではデッドラインに余裕を持たせた上で、ヒステリシス制御を付け加えている。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、常に制御遅延値を最適に設定することができ、移動機における受信特性の改善効果を得ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による基地局の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による移動機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に用いられるW−CDMAシステムにおける上り信号と下り信号とのタイミング関係を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による制御遅延値設定フローを示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例による制御遅延値設定を説明するための図である。
【図6】本発明の他の実施例による制御遅延値設定フローを示すフローチャートである。
【図7】本発明の別の実施例に用いられるW−CDMAシステムにおける上り信号と下り信号とのタイミング関係を示す図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例によるヒステリシス制御を示す図である。
【符号の説明】
1 基地局
3 移動機
11 フィンガ部
12 サーチャ部
13 パス位置判定部
14 チャネル復号部
15 位相計算部
16 制御遅延判定部
17 チャネル符号化部
18 拡散符号生成部
19〜21 乗算器
31 アンテナ
32 送受信共用器
33 受信部
34 チャネル推定部
35 Rake合成部
36 ユーザデータ分離部
37 制御遅延値検出部
38 フィードバック情報生成部
39 信号合成部
40 送信部

Claims (13)

  1. 基地局が移動機からのフィードバック情報を基に送信パターンを制御する閉ループ型の携帯電話システムであって、
    少なくとも前記移動機と前記基地局との伝播遅延と、上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を設定する手段を前記基地局に有し、
    前記制御遅延情報を設定する手段は、前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかを、前記フレームフォーマットと前記基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とを基に判断する手段と、その判断結果を前記移動機に対して通知する手段とを含むことを特徴とする携帯電話システム。
  2. 前記制御遅延情報を設定する手段は、前記移動機の前記基地局に対する移動方向に基づいて前記制御遅延情報を設定することを特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。
  3. 前記制御遅延情報を設定する手段は、前記移動機と前記基地局との間の距離に応じて動作するヒステリシス制御を付け加えて前記制御遅延情報を設定することを特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。
  4. 前記制御遅延情報を設定する手段は、レイヤ1のフレームフォーマット上に専用の伝達フィールドを設けて前記制御遅延情報を前記移動機に伝達することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の携帯電話システム。
  5. 移動機からのフィードバック情報を基に送信パターンを制御する基地局であって、
    少なくとも前記移動機との伝播遅延及び上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を設定する手段を有し、
    前記制御遅延情報を設定する手段は、前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかを、前記フレームフォーマットと前記基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とを基に判断する手段と、その判断結果を前記移動機に対して通知する手段とを含むことを特徴とする基地局。
  6. 前記制御遅延情報を設定する手段は、自局に対する前記移動機の移動方向に基づいて前記制御遅延情報を設定することを特徴とする請求項5記載の基地局。
  7. 前記制御遅延情報を設定する手段は、前記移動機との間の距離に応じて動作するヒステリシス制御を付け加えて前記制御遅延情報を設定することを特徴とする請求項5記載の基地局。
  8. 前記制御遅延情報を設定する手段は、レイヤ1のフレームフォーマット上に専用の伝達フィールドを設けて前記制御遅延情報を前記移動機に伝達することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載の基地局。
  9. 基地局に送信パターンを制御するためのフィードバック情報を送信する移動機であって、
    前記基地局で少なくとも前記基地局との伝播遅延及び上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に設定された閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を基に前記基地局と共通の制御遅延の認識を持って動作する手段を有し、
    前記制御遅延情報は、前記フレームフォーマットと前記基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とに基づいた前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかの判断結果であることを特徴とする移動機。
  10. 基地局が移動機からのフィードバック情報を基に送信パターンを制御する閉ループ型の携帯電話システムの送信ダイバーシチ方法であって、
    前記基地局側に、少なくとも前記移動機と前記基地局との伝播遅延及び上り及び下りの双方の信号のフレームフォーマットに応じて適応的に閉ループ送信ダイバーシチの制御遅延情報を設定するステップを有し、
    前記制御遅延情報を設定するステップは、前記閉ループ送信ダイバーシチ制御の制御遅延スロット数が1スロットまたは2スロットとなるかを前記フレームフォーマットと前記 基地局内の処理遅延情報と前記伝播遅延とを基に判断するステップと、その判断結果を前記移動機に対して通知するステップとを含むことを特徴とする送信ダイバーシチ方法。
  11. 前記制御遅延情報を設定するステップは、前記移動機の前記基地局に対する移動方向に基づいて前記制御遅延情報を設定することを特徴とする請求項10記載の送信ダイバーシチ方法。
  12. 前記制御遅延情報を設定するステップは、前記移動機と前記基地局との間の距離に応じて動作するヒステリシス制御を付け加えて前記制御遅延情報を設定することを特徴とする請求項10記載の送信ダイバーシチ方法。
  13. 前記制御遅延情報を設定する手段は、レイヤ1のフレームフォーマット上に専用の伝達フィールドを設けて前記制御遅延情報を前記移動機に伝達することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか記載の送信ダイバーシチ方法。
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