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JP4021165B2 - ブレード取付装置を備える往復切断工具 - Google Patents

ブレード取付装置を備える往復切断工具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ジグソー等の往復切断工具に関し、詳しくは往復動する駆動軸にブレードを取付けるブレード取付装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の工具では、ブレード(刃具)の交換が比較的頻繁になされることから、ブレード脱着時の操作性が重視される。このため、従来からブレード脱着時の操作性を向上させる種々の技術が開発されている(例えば、米国特許第5946810号,特開平6−304902号等)。
これらの従来の技術では、駆動軸の下端部にブレード取付装置が装着され、このブレード取付装置によりブレード基端部をクランプして駆動軸にブレードが取付けられる。かかるブレード取付装置では、ブレード取付装置からブレードが脱落することを防止するための抜止機構を備えたものがある。
従来のブレード抜止機構は、ロッド部材(駆動軸下端部に固設される)に回動可能に装着された抜止支持部材により行われる。具体的には、ブレード基端部が挿し込まれる挿込部を有するロッド部材には、軸回りに回動可能に抜止支持部材が装着される。抜止支持部材には、ブレード基端部側縁に形成された抜止用突起が貫通可能な貫通部が形成される。
かかる構成において、抜止支持部材がブレード脱着位置に位置決めされると、抜止用突起が貫通部を通過可能となってブレード基端部がロッド部材の挿込部に挿し込まれる。抜止用突起が貫通部を通過した後、抜止支持部材がロッド回りに所定角度だけ回動して抜止用突起を係止し、ブレードの脱落が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のブレード抜止機構では、抜止支持部材がロッド回りに所定の角度だけ回動することによってブレードの抜止めが行われる。すなわち、ブレードの抜止めを確実に行うためには、抜止支持部材がブレード脱着位置から所定の角度だけ回動しなければならないこととなる。しかしながら、従来の装置では、ブレード取付装置に取付けるブレードの板厚が厚い場合には、抜止支持部材を充分な角度だけ回動できない場合があり、ブレードの抜止めが不充分となる場合があった。
そこで、本発明は、確実にブレードの抜止めができるブレード取付装置を備えた往復切断工具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために請求項1に記載の発明は、基端部側縁に抜止用突起を有するブレードを往復動する駆動軸に取付けるブレード取付装置を備える往復切断工具であって、ブレード取付装置は、駆動軸の下端部に固設され、ブレード基端部を駆動軸の軸線に沿って上向きに挿し込み可能に形成された挿込部を有するロッド部材と、ロッド部材に装着され、挿込部に挿入されるブレード基端部の側面に対し当接あるいは離間する方向に移動可能に形成されたプッシャ部材と、ロッド部材に軸線回りの回動が可能に装着され、抜止用突起が通過可能な貫通部を有するとともに、その貫通部を通過した抜止用突起に対して軸線回りに回動した位置で係止可能に形成された抜止支持部材とを備える。そして、抜止支持部材には、当該抜止支持部材の回動操作に応じてプッシャ部材を軸線直角方向に推し進めるカムが設けられており、そのカムは、抜止支持部材がブレード基端部を挿込部に挿し込み可能なブレード脱着位置から所定の角度回動操作された押動開始位置まで回動操作される間はプッシャ部材を推し進めず、押動開始位置からさらに回動操作されることによってプッシャ部材を推し進める。
上記の往復切断工具では、抜止支持部材がブレード脱着位置に位置決めされると、抜止用突起が抜止支持部材の貫通部を通過して、ブレード基端部がロッド部材の挿込部に挿し込まれる。抜止支持部材がブレード脱着位置から軸線回りに回動操作されると、抜止用突起は、貫通部を通過した抜止用突起を係止してブレードが落下しないように支持する。これと同時に、当該抜止支持部材が回動操作されるとカムがプッシャ部材を軸線直角方向に推し進め、プッシャ部材によってブレードが押圧されてブレードが保持される。
ここで、抜止支持部材に設けられるカムは、抜止支持部材がブレード脱着位置から押動開始位置に至るまでプッシャ部材を軸線直角方向に押し進めない、いわば遊びの回転角度範囲が設定されている。したがって、抜止支持部材が押動開始位置まで回動される間は、プッシャ部材が挿込部に挿し込まれたブレード側面と当接することはなく、その回動が制限されない。したがって、挿込部に挿し込まれるブレードの厚みに関係なく、抜止支持部材は押動開始位置まで確実に回動することができるため、確実にブレードの抜け止めを行うことができる。
【0005】
上記の往復切断工具では、抜止支持部材が押動開始位置からさらに回動操作されるときの、カムとプッシャ部材との接点における共通法線と、その接点からカムの回転中心に至る線分とのなす角が12°〜16°の範囲内にあることが好ましい。
ここで、上記の角は、言い換えると、上記接点における共通接線と、該接点から該カムの回転中心に至る線分に直交する直線とのなす角である。この角を、本明細書中において「摩擦角」と呼ぶことにする。
摩擦角が増大するとプッシャ部材を押し進める力(ブレードをクランプする力)は低減し、プッシャ部材とカム面の食い付きにくさは増加する傾向がある。そこで、摩擦角を12°〜16°の範囲内にあるようにカムを設定することで、抜止支持部材が押動開始位置から回動できる角度範囲内においてブレードをクランプする力が充分でありながら、プッシャ部材とカム面とが食い付かない状況を作り出すことができる。
【0006】
上記の往復切断工具では、抜止支持部材の貫通部の孔縁部の一部に、ブレードを正規の位置に案内するテーパ面が形成されていることが好ましい。
抜止支持部材がブレード脱着位置から押動開始位置まで回動操作される間はプッシャ部材とブレード基端部が当接しないため、ブレード基端部は挿込部内でその位置を修正することが可能となる。したがって、上記の往復切断工具では、抜止支持部材の貫通部の孔縁部の一部をテーパ面とすることでブレード基端部の位置が修正され、抜止支持部材のスムーズな回動操作が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
上述した各請求項に記載の往復切断工具は、下記に示す形態で好適に実施することができる。
(形態1) 抜止支持部材とロッドの間には、両者の隙間をシールするシール部材が設けられる。シール部材には係止片が設けられ、ロッドには係止片が嵌合する溝が形成されている。
このような形態によると、シール部材の係合片がロッドの溝に嵌合してシール部材がロッドに係止されるため、シール部材がロッドと抜止支持部材との間から外れてしまうことが防止される。
(形態2) 抜止支持部材のカムの表面には皮膜が形成されている。
このような形態によると、カムとプッシャ部材との摩擦抵抗が小さくなるため、抜止支持部材のスムーズな操作が可能となる。なお、上記の皮膜としては、無電解ニッケルメッキ等を用いることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。図1は往復切断工具であるジグソーの全体を示す側面図である。
図1に示すように、ジグソー1のハウジング2は上部が握りハンドル2aとなっており、下部には被加工材に押し当てるベース3が取り付けられている。このハウジング2には、モータを有する駆動機構(図示省略)が内蔵されており、モータの回転出力がハウジング2の前部に伝達されて駆動軸4を上下動させるようになっている。駆動軸4の下端部には、後で詳述する、ブレード(刃具)5の上端部を保持するクランプ装置10が設けられている。図中の30はハウジング2の前部に取り付けられた操作部材であって、この操作部材30によりクランプ装置10をアンロック状態(ブレードが脱着可能な状態)とロック状態(ブレードが脱着不能な状態)とに切替える。
また、図中の6はブレード5の振れ止め用に設けられているバックローラ、7はモータの回転をオンオフ操作するトリガースイッチ、8は電源ケーブルである。
【0009】
このジグソー1に用いるブレード5について予め説明しておく。図12は、ブレード5の側面を示している。図12に示すように、ブレード5は、多数の刃5aを備えており、この刃5aが往復運動しながら切断対象である木材板等に対して押しつけられ、切断が行われる。ブレード5の基端部上面5dは、台形状に形成されている。また、ブレード5の基端部の左右側縁には抜止用突起5b,5bが形成されており、その下にはくびれ部5eが形成されている。このブレード5が前記クランプ装置10に装着された状態では、抜止用突起5bの下端面が相手部材に係合して抜け止めとして機能するようになっている(詳しくは、後述する)。
なお、ブレード5の厚さ(図面の紙面に直角方向)は、その切断対象(木材板、軟銅板等)や切断方法(高速切断、挽き回し切断等)によって異なるもの(例えば、0.9ミリ、1.8ミリ)が使用される。
【0010】
上記ブレード5を取り付けるためのブレード取付装置は、クランプ装置10と操作部材30からなる。この他の部分については、従来より知られた構成を利用したものであり、その説明を省略する。以下、ブレード取付装置の各部について詳しく説明する。
【0011】
図2はクランプ装置10の縦断面図である。同図に示すように、前記駆動軸4は下端(先端)部が略筒状に形成されており、その先端部にロッド部材12の基端部がはめ込まれて固定されている。ロッド部材12には、図3、図4によく示されているように、その下端から上方に向けて深く切り込まれた横断面形状が矩形のスロット12aが形成され、挿込部であるこのスロット12aにブレード5が挿し込まれる。スロット12aの底部はブレード5の基端部上面5dに倣う台形状に形成されている。
また、ロッド部材12には、その外側面からスロット12aに達する断面形状が矩形の孔12bが形成されている。この孔12bには、孔12bに対応する断面形状を有するプッシュピン13が挿し込まれており、プッシュピン13は駆動軸4の軸線直角方向に移動可能となっている。すなわち、プッシャ部材としてのプッシュピン13は、スロット12aに挿し込まれたブレード5の側面に当接しあるいは離間することができるようにロッド部材12に装着されている。このプッシュピン13は、その頭部13bが次述するブレードガイド15のカム16と摺接することでスロット12a内に向けて押動されるようになっている。
なお、図4によく示されているように、ロッド部材12にはカム16に押されたプッシュピン13の頭部13bが当接する平坦面12kが形成されている。また、プッシュピン13の先端部下面側には、図3によく示されているように、面取り状の斜面13cが形成されている。これは、スロット12a内にブレード5が挿し込まれるときに、ブレード5の基端部上面5dが斜面13cを押すことによって、プッシュピン13がカム16側に押し戻されてブレード5の挿入の妨げにならないようにするものである。
【0012】
また、ロッド部材12は、下端部12cがブレード5のくびれ部分5e(図12参照)の幅寸法より若干大きな外径に形成され、高さ方向の中ほどの位置に鍔部12dが形成されて外周方向に張り出している(ただし、下端部12cの外径は、前述したスロット12aの幅寸法より小さいので、下端部12c自体は左右に2分割されている)。このロッド部材12にブレードガイド15が装着されている。
【0013】
ブレードガイド15は、図2〜図4に示されるように、大径と小径の略円筒状の部材が上下に連なった形状に形成されており、底部15aにブレード5の抜止用突起5bが通過可能な貫通孔(貫通部ともいう)15bが設けられている。この貫通孔15bにはロッド部材12の下端部12cが遊嵌されるとともに、ブレードガイド15の円筒内面に鍔部12dの外周面が遊嵌されている。よって、ブレードガイド15はロッド部材12の外周に接触しながらロッド部材12の周りを回動することができる。
ブレードガイド15の上側の円筒内面には、円周に沿って溝15cが形成されており、この溝15cに穴用止め輪状のサークリップ17がはめ込まれることでブレードガイド15が脱落しないように保持されている。また、ブレードガイド15の底部15aの上面は、ロッド部材12の下部12eと接触する(図3参照;ただし、同図には直接接触する状態は示されていない)。よって、ブレードガイド15は軸方向の動きを規制されてロッド部材12に装着されることとなる。
なお、ブレードガイド15には、図4に良く示されるように、その外周から外側に突出したアーム状突出部15dが形成され、突出部15dの先端には、操作部材30(詳しくは後述する)に係合可能な鈎状の鈎部15eが形成されている。上記のブレードガイド15が、本発明でいう抜止支持部材である。
【0014】
前記貫通孔15bは、図5に良く示されているように、前記ロッド部材12の下端部12cに対応する径の丸穴と、ブレード5の抜止用突起5b,5bが通過可能なスリット状の矩形穴とを重ねた形状とされている。そして、その丸穴が分割されてなる円弧部15fと、上記矩形穴の両端部分である溝部15gとが重なって形成される4箇所の角部のうちの対角2箇所(図中、想像線で示した部位)は面取り状の傾斜面15hとされ、溝部15gの開口部を片側だけ斜めに大きく広げた格好になっている。
前記丸穴の直径は、ブレード5のくびれ部5eの幅よりわずかに大きく、円弧部15fの縁部で前記ブレード5の抜止用突起5bを係止することができる。一方、相対向する溝部15gの溝底間の差し渡し寸法(スリットの全長)は、ブレード5の抜止用突起5b,5b部分における最大幅寸法5c(図12参照)より若干大きく形成されている。前記の傾斜面15hは、スロット12aにブレード5が斜めに挿し込まれた際に、ブレード5をスロット12a内の正規の位置に案内する機能を果す。具体的な作用は後で詳述する。
【0015】
さらに、ブレードガイド15には、前記プッシュピン13と摺接し、駆動軸4に対する回動角度に応じてプッシュピン13の位置を規制するするカム16が形成されている。このカム16のカム面の形状は、図5によく示されている。すなわち、ブレードガイド15の回動角位置の変化に応じて軸線(ブレードガイド15の回動軸線)から摺接面までの距離が変わることで、プッシュピン13の頭部13bを押動するカム面16a(C1の範囲)と、軸線からの距離が一定に形成されプッシュピン13を押動することのないカム面16b(C2の範囲)とが連続して設けられている。また、カム16には、カム面16bの端に軸中心方向に突出したストッパー16dが形成されていて、このストッパー16dにプッシュピン13の頭部13bの側部を当接させることにより、ブレードガイド15の回動を規制し得るようになっている。
【0016】
さらに、前述したロッド部材12の周囲には、つるまき状のトーションスプリング18が装着されている。このトーションスプリング18は、図3、図4によく示されているように、その一端18aがブレードガイド15の突出部15dに形成された保持部15kにて保持され、他端18bがロッド部材12に形成された穴12gに付勢状態で差し込まれている。すなわち、ブレードガイド15は、トーションスプリング18によって、常に、矢印R方向に付勢されている。
【0017】
また、ブレードガイド15の上端部には、図2、図3によく示されるように、防塵のためのダストカバー19がロッド部材12との間の上部隙間を塞ぐように装着されている。このダストカバー19はゴム等の弾性部材で形成され、リング状の本体部分がロッド部材12とブレードガイド15との間に圧入状態ではめ込まれている。
また、本実施例では、ロッド部材12に断面矩形の外周溝12hが形成されており、この外周溝12hに対してダストカバー19の内周縁部19aが挿し込まれることで軸線方向(上下方向)の抜け止がなされている。すなわち、外周溝12hと内周縁部19aとが軸線方向に係合する構成を有さない構造のキャップ(ダストカバー)およびその取付け構造に比べると、ダストカバー19がより脱落し難くなっている。
【0018】
ところで、上記のブレードガイド15は、表面処理として無電解ニッケルめっきが施されている。したがって、一般的な防錆処理(クロメート処理とか亜鉛めっきなど)と比べると、表面硬度が高くかつ滑らかで摩擦抵抗が小さくなることから、操作時におけるスムーズな回動が確保される。
【0019】
次に、前記操作部材30について説明する。操作部材30は、内部の視認性を良くするために透明な材料を用いて形成され、図1に示されているようにハウジング2の前方下部に装着されている。図6および図7に示されているように、操作部材30の平面形状は略馬蹄形とされ、一端には軸穴30aが形成されている。そして、この軸穴30aに、ピン2bが差し込まれることで、操作部材30がハウジング2に対してピン2b周りに回動可能に装着される。
なお、図示は省略したが、ハウジング2側に操作部材30を常に矢印Rの方向(以下、矢印Rの方向を閉方向、反対を開方向とする)に付勢するスプリング等の付勢機構と、その操作部材30を閉位置で受け止めて保持するキャッチ機構とが設けられている。
【0020】
この操作部材30の他端には、操作部30bと掛かり部30cが形成されている。操作部30bは、使用者が操作部材30をシャフト2b周りに回動させるために操作できるよう外側に突出して形成されている。
一方、掛かり部30cは、操作部30bと反対の方向(内側)に突出して形成され、その先端には、鈎状の鈎部30dが形成されている。この掛かり部30cは、使用者が操作部材30を開方向に回動させる際に、ブレードガイド15の突出部15dに掛かり、これによってブレードガイド15が操作部材30に従動するようになっている。
【0021】
次に、上記のように構成されたブレード取付装置の操作について説明する。図6は、ブレード5が装着されていないブレード取付装置の下面図である。この状態では、ブレードガイド15はトーションスプリング18によって付勢されており(図3および図4参照)、プッシュピン13がロッド部材12の平坦面12kに当接している。このため、ブレードガイド15のカム16はこれ以上プッシュピン13を押し進めることができず、ブレードガイド15は図4の矢印R方向に回動することができない。なお、操作部材30は、図外の付勢機構とキャッチ機構により、図6の閉状態に保持されている。
また、図6より明らかなように、この状態ではブレード5をスロット12a内に挿入しようとしても、ブレードガイド15の円弧部15fの端部がスロット12aの両端部分を塞いでいるため、その進入が阻止されている。
【0022】
さて、クランプ装置にブレード5を装着する場合には、まず、操作部材30の操作部30bを指で操作して開方向ヘ押す。すると、操作部材30がシャフト2b周りに回動し、掛かり部30cがブレードガイド15の突出部15dに掛かる。したがって、操作部材30にさらに開方向に力を加えると、ブレードガイド15はトーションスプリング18の付勢力に抗して操作部材30と共に図8に示すアンロック位置(ブレード脱着位置)まで回動する。なお、このアンロック位置では、プッシュピン13がカム16のストッパー16dに当接しブレードガイド15のさらなる回動が規制されるため、ブレードガイド15は容易にアンロック位置に位置決めすることができる。
この状態では、貫通孔15bの幅広(スリット)部分、すなわち、対をなす溝部15gはスロット12aと同じ縦向きになっている。このため、ブレード5をスロット12a内に挿し込むと、ブレード5の抜止用突起5bはこの溝部15gを通ってブレードガイド15の底部15aを通過することができ、ブレード5の基端部がスロット12a内に収まる。このとき、貫通孔15bの傾斜面15hによって開口が広げられているため、ブレード5をスロット12aに挿し込み易くなっている。
【0023】
次に、ブレード5の基端部をスロット12a内に充分挿し込んだ状態を維持しつつ、操作部材30を回動させていた指の力を減ずると、ブレードガイド15と操作部材30はトーションスプリング18の付勢力によって図9に示す押動開始位置まで同時に回動する。すなわち、この間は、プッシュピン13の頭部13bは半径一定のカム面16bに対峙しているのでプッシュピン13を軸線直角方向に押し進める力は作用していない。したがって、スロット12aに挿し込まれるブレード5の板厚に関係無く、ブレードガイド15は押動開始位置までは回動することとなる。
この押動開始位置では、ブレード5の抜止用突起5bが溝部15gから離れて円弧部15fの縁部に掛かるため、抜止用突起5bは確実にブレードガイド15に支持(抜止め)される。また、アンロック位置から押動開始位置までの間は、ブレード5にプッシュピン13からの力が作用しないため、ブレード5がスロット12aに斜めに挿し込まれた場合でも、ブレードが貫通孔15bの傾斜面15hに案内されて正規の位置となる。このため、次に説明するブレードガイド15の操作がスムーズに行われる。
【0024】
引き続き、ブレードガイド15と操作部材30は、トーションスプリング18の付勢力によって図10に示すブレードガイド15のロック位置まで同時に回動する。この間、プッシュピン13の頭部13bがカム面16aに摺接することでプッシュピン13は軸線直角方向に押し進められ、その先端でブレード5をスロット12aの一側面に押圧する。ブレード5がスロット12aの一側面に押圧されると、プッシュピン13はこれ以上進めなくなるため、ブレードガイド15の閉方向への回動がロックされる。これにより、スロット12a内でブレード5ががたつくことなく保持され、ひいては、厚みの異なるブレードに対応することが可能になっている。
ところで、カム面16aは、図9(ロ)および図10(ロ)に示したように、プッシュピン13の頭部13bとの接点Pにおける共通接線Ltと、この接点Pを通り、かつ接点Pと回転軸中心とを通る線分に対して直交する直線Lvとのなす角F(本明細書中、「摩擦角」ともいう)が、12°〜16°の範囲内にあるように設定されている。これにより、カム面16a(図5のC1の範囲)が機能する回動範囲内でブレード5をクランプする力を充分とし、かつ、プッシャピン13とカム面16aとが食い付かない状況を作り出している。
【0025】
図10の状態から先は、プッシュピン13の変位がないのでブレードガイド15はロックされており、操作部材30のみが図11に示した閉位置まで回動し、ブレードガイド15と操作部材30が非接触状態になる。なお、このときの操作部材30を回動させるトルクは前述した付勢機構(図示省略)を介して加えられ、キャッチ機構(図示省略)により閉位置で保持されるようになっている。
これによって、ブレード5の装着が終わる。ブレード5を取り外す手順は、前述したブレード装着時の前段での準備操作と同様であるから、繰り返しを省くため、その説明は省略する。
なお、本実施例では、板厚が比較的薄いブレード5の例を図示したが、スロット12aに挿し込み得るブレードであれば、ほぼ隙間を残さない厚みのものであっても使用可能である。
【0026】
上述した説明から明らかなように、本実施例に係るジグソーでは、ブレード5の抜止用突起5b,5bを係止するブレードガイド15は、ブレード5の板厚に関係無く、アンロック位置から押動開始位置まで回動することができる。したがって、ブレード5の抜止用突起5b,5bとブレードガイド15の係止が確実に図ることができ、ブレード5の抜け止めを確実に行うことができる。
【0027】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るジグソーを示す側面図である。
【図2】 クランプ装置の縦断面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 ブレードガイドの平面図である。
【図6】 ブレード取付装置の下面図であり、ブレード未装着状態で図1の矢視Aに対応している。
【図7】 操作部材の斜視図である。
【図8】 ブレード取付装置の動作説明図であり、(イ)は操作部材とブレードガイドが開位置にある状態を示し、(ロ)はそのときのカム位置を示している。
【図9】 ブレード取付装置の動作説明図であり、(イ)は操作部材とブレードガイドが押動開始位置にある状態を示し、(ロ)はそのときのカム位置を示している。
【図10】 ブレード取付装置の動作説明図であり、(イ)は操作部材とブレードガイドがロック位置にある状態を示し、(ロ)はそのときのカム位置を示している。
【図11】 ブレード取付装置の動作説明図であり、(イ)は操作部材が閉位置にある状態を示し、(ロ)はそのときのカム位置を示している。
【図12】 ブレードの側面図である。
【符号の説明】
1 ・・ジグソー
2 ・・ハウジング
4 ・・駆動軸
5 ・・ブレード
5b・・抜止用突起
10・・クランプ装置
12・・ロッド部材
12a・スロット(挿込部)
13・・プッシュピン
15・・ブレードガイド
15b・貫通孔
16・・カム
30・・操作部材

Claims (3)

  1. 基端部側縁に抜止用突起を有するブレードを往復動する駆動軸に取付けるブレード取付装置を備える往復切断工具であって、
    ブレード取付装置は、
    駆動軸の下端部に固設され、ブレード基端部を駆動軸の軸線に沿って上向きに挿し込み可能に形成された挿込部を有するロッド部材と、
    ロッド部材に装着され、挿込部に挿入されるブレード基端部の側面に対し当接あるいは離間する方向に移動可能に形成されたプッシャ部材と、
    ロッド部材に軸線回りの回動が可能に装着され、抜止用突起が通過可能な貫通部を有するとともに、その貫通部を通過した抜止用突起に対して軸線回りに回動した位置で係止可能に形成された抜止支持部材とを備え、
    抜止支持部材には、当該抜止支持部材の回動操作に応じてプッシャ部材を軸線直角方向に推し進めるカムが設けられており、そのカムは、抜止支持部材がブレード基端部を挿込部に挿し込み可能なブレード脱着位置から所定の角度回動操作された押動開始位置まで回動操作される間はプッシャ部材を推し進めず、押動開始位置からさらに回動操作されることによってプッシャ部材を推し進めることを特徴とする往復切断工具。
  2. 抜止支持部材が押動開始位置からさらに回動操作されるときの、カムとプッシャ部材との接点における共通法線と、その接点からカムの回転中心に至る線分とのなす角が12°〜16°の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の往復切断工具。
  3. 抜止支持部材の貫通部の孔縁部の一部に、ブレードを正規の位置に案内するテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の往復切断工具。
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