JP4005796B2 - 電力制御回路および無線送信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線基地局装置(以下、基地局と称する。)および無線端末装置(以下、移動局と称する。)の電力制御に関し、特に、その接続通信品質に基づいて送信電力制御をする無線システムに用いて好適な、電力制御回路および無線送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
広帯域符号分割多元接続方式(以下、W−CDMA方式と称する:Wideband-Code Division Multiple Access)のセルラ移動通信システム(無線システム)においては、複数の移動局が、ともに、同一周波数のキャリア(搬送波)を使用している。このため、各移動局が基地局との距離にかかわらず同一の送信電力を有するキャリアを送信すると、基地局は、基地局に近い移動局からのキャリアを大きな電力値で受信し、基地局から遠い移動局からのキャリアを抽出して分離することができない(これを遠近問題という。)。
【0003】
この遠近問題を解決するため、セルラ移動通信システムは、送信電力制御(TPC[Transmission Power Control])を実施している。このTPCとは、移動局と基地局とが通信中に必要な送信電力を必要最小限な電力値に抑制することである。移動局および基地局の無線チャネルには、TPCビット(TPC情報またはTPCビット情報)を挿入するための領域が設けられ、基地局および移動局はともに、移動局または基地局が送信した無線信号からTPCビットを抽出し、「送信電力を上げる」/「送信電力を下げる」を選択するのである。
【0004】
これにより、基地局の送信電力は、移動局から送信されるTPCビットによりフィードバック制御され、また、移動局の送信電力も基地局からのTPCビットによりフィードバック制御される。従って、セルラ移動通信システム全体から見ると、基地局において移動局による干渉が低減されるので、収容ユーザ(加入者)の増加が促進される。
【0005】
従来、送信電力の増減をTPCに従うか否かの判断は、基地局または移動局が、それぞれ、移動局または基地局との間において無線チャネルが同期確立しているか否かによって行なわれていた。この無線チャネルの同期確立の有無は、基地局または移動局が、受信したフレームに含まれるパイロットシンボルを正確に検出できたか否かによって判断されていた。このパイロットシンボルは、ユーザ毎に割り当てられたスロットに含まれており、ユーザ毎に異なるパターンが割り当てられている。例えば、基地局がパイロットシンボル「101010」(図8(c)参照)を受信すると、基地局はこのパイロットシンボルがあるユーザに割り当てられたものであると認識できる。すなわち、基地局は、15個のスロット#0〜#14のパイロットシンボルを識別でき、15の移動局のそれぞれから送信されていることを認識できる。パイロットシンボルのパターンは、上りチャネル(基地局から移動局方向のチャネル)毎および下りチャネル(移動局から基地局方向のチャネル)毎に、また、各チャネルのビットレートまたは各チャネルのシンボルレートに応じて詳細に規定されている。このパイロットシンボルのビット数については、上りチャネルと下りチャネルとが別個に規定されている。例えば上りチャネルのパイロットシンボルについては、各スロットがそれぞれ6ビットのパイロットビット(パイロットシンボルを表すビット)を有し、また、1フレームは15のスロット#0〜#14を有するので、基地局は1フレームで90ビットのパイロットビットを受信する。そして、基地局は、90ビットのうちの正確に復調できたビット数を知ることができ、または、正確に復調できなかったビット数を知ることができ、このビット数に基づいて、同期確立または同期はずれを判断するのである。ここでは、この90ビットを同期パターンと称する。
【0006】
同期検出は、以下に説明するTPCのオン/オフ制御やサーチャのウィンドウの固定またはダイバーシティモードの設定等、装置内の様々な設定,モード制御等に使用される。このTPCのオン/オフ制御とは、基地局および移動局が、同期はずれの場合にはTPCをオフ(不実施)にし、同期が取れている場合にはTPCをオン(実施)にする制御を言う。なお、TPCを用いた制御およびTPCを用いない制御を、それぞれ、TPCをオンおよびオフにすると称する。
【0007】
また、よく知られているように、フレーム同期検出のために、保護回路(図示省略)が設けられている。この保護回路は2種類の機能を有し、第1の機能は、同期パターンの変化を観測し続けて、異常パターンが所定回連続して検出されたときは同期はずれ状態と判定する前方保護機能(以下、前方保護と称する。)である。第2の機能は、同期パターンを所定回連続して検出したときにフレーム同期が完了または復帰した状態と判定する後方保護機能(以下、後方保護と称する。)である。
【0008】
なお、フレーム同期とは1フレーム毎の同期を意味し、後述するシステム同期とはこのフレーム同期が所定回数、続いた状態を意味する。
図20は同期に関する状態遷移の一例を示す図である。基地局または移動局は、この図20に示す同期確立状態S100において同期はずれが生じると同期はずれ状態S200に遷移する。この遷移が正確になるように前方保護動作が行なわれる。また、基地局または移動局は、同期はずれ状態S200において、同期が復帰すると同期確立状態S100に遷移し、この遷移に後方保護動作を行なう。これらの機能はそれぞれ、前方保護用のカウンタおよび後方保護用のカウンタを用いて発揮される。
【0009】
このように、セルラ移動通信システムは、TPCビットを上り/下りチャネルにより送受信することにより制御し、また、パイロットシンボル(同期パターン),前方保護および後方保護を用いて無線信号の同期状態を判定する。
一方、移動局も、基地局からの下りチャネルを復調し、スロットに含まれる所定ビット数のパイロットシンボルを得て、同期確立または同期はずれを判断できるようになっている。
【0010】
以上が、基地局および移動局についての概略的な説明である。
以下、上りと下りとのそれぞれについて、TPCビットの送受信方法について説明する。なお、これらの詳細は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)の仕様に記載されている。
上りについて、移動局は、TPCビットおよび送信すべきI(In-Phase),Q(Quadrature)のデータを、上りの2本の物理チャネル(主にレイヤ1にて生成された制御情報を送信するためのチャネル)を用いて送信するようになっている。また、TPCビットは例えば2ビット(4,8または16ビットの場合もある。)からなり、TPCビットが「11」(「1111」,「11111111」,「1111111111111111」)のときは、「送信電力を上げる(TPCコマンドは1)」を表す。さらに、TPCビットが例えば「00」(「0000」,「00000000」,「0000000000000000」)のときは、「送信電力を下げる(TPCコマンドは0)」を表す。
【0011】
次に、下りチャネルについて説明する。下りチャネルもまた、15個のスロット#0〜#14がそれぞれ移動局に対応しており、スロット#0〜スロット#14の長さは(10/15)msである。また、下りチャネルについても、2ビット(4,8または16ビットの場合もある。)のTPCビットの全ビットが、「1」または「0」のときは、それぞれ、「送信電力を上げる(TPCコマンドは1)」または「送信電力を下げる(TPCコマンドは0)」を表す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、同期検出に前方保護を使用しているため同期パターンが正しく認識されていない状態でも非同期と検出しない期間が存在する。その場合、基地局または移動局が受信するTPCビットも誤って認識される可能性が高い。しかも、TPC制御は、同期/非同期検出によりオン/オフされるため、誤ったTPCビット送信制御が続行されることになる。このため、基地局または移動局が必要以上の電力値または過剰な電力値を有する無線信号を送信し、または品質劣化を進行させる弊害が生じていた。
【0013】
さらに、基地局または移動局は、同期はずれが発生すると、前方保護の動作を開始し、同期はずれが発生した直前の前方保護の動作中における電力値を一定電力値とする無線信号を送信し続ける。つまり、上記のように誤ったTPCビットによる制御を受けた電力値を非同期時の一定電力としてしまう。
このため、基地局または移動局が、同期はずれでかつ送信電力を制御していないときは、前方保護動作中に受信したTPCビットを抽出し、この信頼性の低いTPCビットに基づき、電力制御されていない、いわばランダムな電力値を取りうる信号を送信していた。すなわち、基地局または移動局が最適な電力値で信号を送信できず、セルラ移動通信システムがその品質を保持できない可能性を有するという課題がある。
【0014】
さらに、基地局または移動局は、同期確立および同期はずれについて、1フレーム毎のパイロットシンボルの誤り確率を演算(移動演算)することによって判断している。具体的には、基地局または移動局は、例えば、90ビットの中に5ビット以上の誤りがあるときはTPCを実施し、また、5ビット未満の誤りがあるときは不実施と決定する。従って、基地局または移動局は、1フレーム毎に移動演算をしなければならず、また、この移動演算をしている間における受信環境の劣化を検出できず、やはり、必要以上または過剰な電力値を使用する。すなわち、基地局または移動局は、正確にTPCを停止させることができないという課題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、TPCを用いたセルラ移動通信システムにおいて、品質に基づいてTPCの停止またはTPCの実施/不実施の3段階の制御をフレーム毎に可能とし、また、より安定な品質を確保でき、チャネル干渉量の増加を防止することができる、電力制御回路および無線送信装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の電力制御回路は、受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、同期検出部におけるフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、前記同期検出部におけるフレーム同期、フレーム非同期の検出結果に応じて前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴としている。
【0017】
また、本発明の電力制御回路は、受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、同期検出部におけるフレーム非同期検出がT1回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、前記同期検出部におけるフレーム非同期の検出がT2(1≦T2≦T1)となった場合に、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように制御する制御部とをそなえて構成されたことを特徴としている。
そして、本発明の電力制御回路は、受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、同期検出部におけるフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、前記同期検出部におけるフレーム同期、フレーム非同期の検出結果に応じて前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態で、且つ、フレーム非同期検出状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴としている。
【0018】
さらに、前記制御部は、状態判定部によりシステム非同期と判定した場合に、システム非同期と判定するに至った連続したフレーム非同期の検出のうち最初のフレーム非同期の検出時における送信電力値を状態判定部によりシステム非同期と判定した後の送信電力値として用いるようにしてもよい。
【0019】
そして、本発明の電力制御回路は、無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、実施/不実施判定部の判定結果に基づいて送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴としている。
【0020】
上記の演算部は、スロット数に基づいて移動演算をし演算情報を出力するように構成することができる。
また、上記の制御部は、無線の同期確立を表す同期確立状態と無線の同期はずれを表す非同期状態と同期確立状態および非同期状態の中間の過渡状態との各状態に基づいて送信電力制御の実施、不実施を制御するように構成されてもよい。
さらに、前記制御部は、同一の内容の送信電力制御情報の連続受信回数に応じて送信電力制御値を変化させるようにしてもよい。
【0021】
そして、本発明の無線送信装置は、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、同期検出部のフレーム毎の検出結果に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、実施/不実施判定部の判定結果に基づいて送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴としている。
【0022】
また、本発明の無線送信装置は、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、該同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、無線通信する相手無線装置が送信した情報データを含む第2無線信号に起因する無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定するとともに、該送信電力制御情報の連続受信回数をカウントする送信電力制御情報判定部と、送信電力制御情報の連続受信回数とこの連続受信回数に対応付けられた送信電力制御の制御量に関する送信電力値データとに基づいて送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴としている。
【0023】
さらに、本発明に関連する技術の無線送信装置は、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム毎に検出されたフレーム同期、フレーム非同期に基づいてシステム同期、システム非同期を判定する同期/非同期判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、同期/非同期判定部がシステム非同期と判定した場合はシステム非同期と判定した以前の送信電力値を送信電力値として設定する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴としている。
【0024】
そして、本発明の無線送信装置は、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、実施/不実施判定部の判定結果に基づいて送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴としている。
また、前記制御部は、同一の内容の送信電力制御情報の連続受信回数に応じて送信電力制御値を変化させるようにしてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)本発明の第1実施形態の説明
以下、本発明の無線システムにおける基地局および移動局間の電力制御方法について詳述する。
【0026】
(1)セルラ移動通信システムの構成
図1は本発明の第1実施形態に係るセルラ移動通信システムの模式的に示す構成図である。この図1に示す移動通信システム100は、W−CDMA方式を用いたものであって、基地局(BTS:Base Transceiver Station)10と、複数の移動局(MS:Mobile Station)30とをそなえて構成されている。以下、各部について詳述する。
【0027】
(1−1)基地局10,移動局30
基地局10は固定局であって、複数の移動局30と無線信号を受信し複数の移動局30からのデータを交換局(図示省略)に送信するとともに、交換局からの多重化されたデータをW−CDMA方式を用いて複数の移動局30に対して送信するものである。また、複数の移動局30はそれぞれ、この基地局10と無線信号を送受信する携帯電話機または携帯情報端末であって、音声信号,テキストデータ等を符号化して基地局10に対して送信するとともに、基地局10からの無線信号を復号し音声通話,電子メール等ができるようになっている。
【0028】
これらの基地局10および移動局30は、無線信号を送受信するとともに送信電力制御をする送受信回路(無線送信装置として機能している。)1をそなえて構成されている。また、基地局10および移動局30は、それぞれ、無線信号を送受信するアンテナ11a,30aを有し、これらのアンテナ11a,30aから送信されたキャリアは、ビルまたは山等にて反射,回折または散乱され、また、直接波と反射波とが相互に干渉しマルチパスフェージングが生じる。従って、基地局10および移動局30が送信したキャリアは、複数のパスを経由し遅延して移動局30および基地局10に到達し、移動局30および基地局10はそれぞれ同一キャリアを複数回受信する。このため、移動局30および基地局10はその同一キャリアを複数回受信してそれらを逆拡散して合成するための受信回路を複数有する。これにより、遅延により生じた複数のキャリアについて重み付けを行ない、品質(通信品質)を向上できる。
【0029】
なお、図1に示す符号1a〜1cは、いずれも、送受信回路(無線送信装置)1の変形回路であって、後述する第2実施形態および第3実施形態(以下、他の実施形態と称する。)において説明する。また、セルラ移動通信システム100は、特に断らない限り、他の実施形態においても同一構成である。
(1−2)送信電力制御
セルラ移動通信システム100はW−CDMA方式を用いているので、遠近問題が生じる。各移動局30が同一の送信電力のキャリアを送信すると、基地局10は、基地局10に近い移動局30からのキャリアを大きな電力値で受信するので、基地局10は、基地局10から遠い移動局30からのキャリアを抽出して分離できない。このため、セルラ移動通信システム100は、無線チャネルに挿入されたTPCビットを用いて適応的に送信電力を制御し、複数の移動局30と基地局10とが通信中に必要な送信電力を必要最小限になるように抑制している。ここで、TPCとは、上り(基地局から移動局方向の方向)と下り(移動局から基地局方向の方向)との両チャネルにおいて送受信されるようになっている。
【0030】
(1−2−1)上りフレーム
ここで、TPCは、上りチャネルを用いて送信され、例えば、レイヤ1にて生成された制御情報を送信するための物理チャネルが使用される。図6(a)〜図6(c)を用いて上りフレームの構成例を説明する。
図6(a)は上りフレームの一例を示す図であり、この図6(a)に示す上りフレーム#i(iは自然数を表す。)の長さは10msである。図6(b)はその上りフレーム#iの詳細を示しており、上りフレーム#iは、15ユーザのそれぞれに対応した長さ10msの15個のスロット#0〜スロット#14からなる。また、図6(c)は上りスロットの一例を示す図であり、スロット#iは、IチャネルおよびQチャネルの両方を有する。具体的には、各移動局30は、Iチャネルを用いて情報データを送信し、また、Qチャネルを用いて制御データを送信するようになっている。
【0031】
この制御データは、同期検波におけるチャネル推定のためのパイロットシンボル(Pilot)と、「送信電力を上げる」/「送信電力を下げる」を意味する電力制御用のコマンド(TPC)と、フィードバック情報(FBI)と、トランスポートフォーマット組み合わせ識別子(TFCI)との各領域を有する。
図8(a)〜図8(c)はそれぞれパイロットシンボルを説明するための図であるが、基地局10が受信するフレームは、図8(a)に示すように、各スロットのパイロットシンボルのビット数は6ビットであるので1フレームは90ビットのパイロットシンボルのビットを有する。また、図8(b)に示すスロットの6ビットは、例えば図8(c)に示すようなビットパターンである。これにより、基地局10は、各移動局30を識別でき、また、正常に移動局30と同期していることを知ることができる。
【0032】
また、TPCは、2ビット(4,8または16ビットの場合もある。)からなり、全ビットが1または0で表されるように規定されている。そして、全ビットが1または0の状態が、それぞれ、TPCコマンドのオンまたはオフを意味する。これにより、誤り検出がきわめて簡単になる。なお、TPCビットパターンのビット数は、仕様にて複数規定されており、セルラ移動通信システム100によってその仕様に基づいて選択されるようになっている。
【0033】
以上が上りチャネルの説明である。
次に、図7(a)〜図7(c)および図8(c)を用いて下りフレームの構成例について説明する。
(1−2−2)下りフレーム
図7(a)は下りフレームの一例を示す図である。この図7(a)に示す下りフレーム#j(jは自然数を表す。)も各移動局30に対応したスロット#0〜スロット#14を有し(図7(b)参照)、その長さは10msである。各スロットの長さは(10/15)msであり、図7(b)に示すスロット#jの詳細は、図7(c)に示すように、データ領域(DATA1),TPC,TFCI,データ領域(DATA2)およびパイロットシンボル領域(Pilot)の各領域を有する。また、パイロットシンボルのパターンは、例えば図8(c)に示すように、各移動局30を識別できるようになっている。
【0034】
(1−2−3)TPCによる制御
基地局10および移動局30は、それぞれ、移動局30および基地局10からの受信信号からTPCビットを抽出し、そのTPCコマンドが「送信電力を上げる」/「送信電力を下げる」のそれぞれに応じて、送信電力をアップまたはダウンする。さらに、品質が劣化した場合、基地局10または移動局30は、TPCコマンドにかかわらず、現在の送信電力を一定に維持するようにもなっている。
【0035】
これにより、基地局10および移動局30の送信電力は、それぞれ、移動局30および基地局10からのTPCビットによりフィードバック制御される。従って、基地局10においては、移動局30の干渉が低減されるので、セルラ移動通信システム100は、より多くの移動局30を収容でき、ユーザの増加が促進される。
【0036】
(2)基地局10の送受信回路(無線送信装置)1
図2は本発明の第1実施形態に係る基地局10の送受信部の要部を示す図であり、基地局10に用いられたものである。この図2に示す送受信回路1は、アンテナ11aと、結合器11bと、送信部12と、受信部13と、SIR(Signal Interference Ratio:信号電力対干渉電力比)測定部25と、電力制御回路14と、デュアルポートメモリ(インターフェース部)20と、ベースバンド処理部21と、データ処理制御部52とをそなえて構成されている。
【0037】
(2−1)アンテナ11a
アンテナ11aは無線信号を送受信するものであり、2本またはそれ以上の本数のアンテナによるアンテナダイバーシティを用いるのが好ましい。結合器11bはアンテナ11aから入力された受信信号を受信部13に出力するとともに、送信部12から入力された送信信号をアンテナ11aに出力するものである。
【0038】
(2−2)送信部12
送信部12は情報データを含む無線信号を、必要かつ十分な送信電力値にて送信しうるものであって、送信アンプ12a,周波数変換部(コンバータ)12b,D/A(Digital/Analogue)変換部12cを有し、また、送信すべきフレームデータを拡散する拡散部(図示省略)をも有する。ここで、送信アンプ12aは送信すべき信号を大電力値で出力するものであって例えばHPA(High Power Amplifier:高出力アンプ)が用いられる。周波数変換部12bはベースバンド信号を周波数変換してRF(Radio Frequency)信号を出力するものであり、D/A変換部12cはディジタル信号をアナログ信号に変換するものである。また、このD/A変換部12cの入力側の拡散部にて、フレームデータが拡散されるのである。これにより、下りデータが増幅出力される。
【0039】
(2−3)受信部13
受信部13は無線通信する相手無線装置が送信した情報データとTPCビットとを含みパスを経由した到来した無線信号を受信しこの無線信号を逆拡散した復調用データを出力するものであって、サーチャ13a,フィンガ13bを有するほかに、図示を省略するが、結合器11bから出力された無線信号をダウンコンバートする周波数変換回路と、その周波数変換された信号をA/D(Analogue/Digital)変換するA/D変換器と、位相合成のための合成器とを有する。
【0040】
更に詳述すると、受信部13の機能は、受信感度を向上させるRAKE受信機によって実現され、複数のパスから到来する受信信号について逆拡散して自局あてのものを分離し、その自局あての信号について遅延量が小さくかつ電力が大きい4波を識別し、そして、その識別した4波を最大比合成して出力するようになっている。
【0041】
ここで、サーチャ13aは、周波数変換された信号と自局の拡散符号とを相関演算し、移動局10から送信された受信信号のタイミング(例えば受信信号の先頭)を検出するものであって、この機能は例えばディジタルマッチドフィルタにより発揮される。そして、フィンガ13bはサーチャ13aからのタイミングに基づいて、複数の受信信号を逆拡散して復調するものであり、例えば受信用のLSI等により実現される。
【0042】
さらに、合成器は、フィンガ13bから出力された複数の信号の各位相を進めたり、戻したりしてRAKE合成するものである。具体的には、合成器は、受信信号に正の移相量を乗算することにより受信信号の位相を進め、また、受信信号に負の移相量を乗算することにより受信信号の位相を戻し、これらの位相を進めた信号または戻した信号を合成するのである。これにより、受信信号の遅延量が調整されるようになっている。この機能は例えばLSI等により実現される。
【0043】
(2−4)SIR測定部25およびデータ処理制御部52
(i)SIR測定部25
SIR測定部25は、品質を測定しその品質に関する情報(例えばその測定したSIR自体あるいは品質についての段階的なデータ等)をデュアルポートメモリ20に入力するものである。具体的には、SIR測定部25は受信信号のI,Q空間軸の回転(位相ずれ)をモニタしている。
【0044】
(ii)データ処理制御部52
そして、データ処理制御部52は、その品質に関する情報に基づいて、TPC情報を生成し送信データに重畳するようになっている。このTPC情報を含む送信データは、対向局(無線通信する相手無線装置)に送信され、その対向局が自局の送信電力を増加/減少するのである。なお、対向局とは、例えば、移動局30の対向局は基地局10を、また、基地局10の対向局は移動局30をそれぞれ意味する。
【0045】
これにより、基地局10のデータ処理制御部52において、「送信電力を上げる」または「送信電力を下げる」旨のTPCコマンドを含むTPC情報が生成され、このTPC情報が送信部12において送信すべきデータに重畳されて、アンテナ11aから送信される。そして、移動局30がその無線信号を受信し復調して、TPC情報をデコードして送信電力を増加または減少するのである。
【0046】
(2−5)ベースバンド処理部21
ベースバンド処理部21は送信すべき情報データ(例えば音声データ等)を符号化するとともに受信データを復号して復号データを出力するものであって、情報データを符号化する符号化部21aと、受信データを復号し復号データを出力する復号部21bとを有する。これらの機能は例えばLSI(Large Scale Integration)により実現される。
【0047】
(2−6)デュアルポートメモリ20
デュアルポートメモリ20は、2箇所のポート(A,Bと付された両側のポート)からデータの読み書きが可能なメモリである。すなわち、特定アドレスに書き込まれたデータはポートA,Bの両側から読み出されるとともに、ポートA,Bから所望のデータを特定アドレスに書き込むことができる。このデュアルポートメモリ20は、送信フレームを生成するフレーム生成機能とデータ保持機能との2種類の機能を有する。
【0048】
第1に、デュアルポートメモリ20は、情報データ(下りデータ)とオーバーヘッドとを合成したフレームを生成する。また、このオーバーヘッドには、SIR測定部25にて測定されたSIRに基づいてTPCが重畳される。
第2に、デュアルポートメモリ20は、送信すべきフレームデータ,受信データおよび後述する電力制御用データを一時的に保持する機能を有する。
【0049】
これにより、ベースバンド処理部21から出力された情報データは、ポートBからデュアルポートメモリ20にいったん書き込まれ、また、TPCビットが書き込まれて送信すべきフレームが生成される。そして、この書き込まれた送信フレームは、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置[図示省略])によって取り込まれ、そのフレームは、送信部12に設けられた拡散部(図示省略)において拡散され、D/A変換部12cに入力される。
【0050】
一方、受信部13のフィンガ13bからの受信データはポートAからデュアルポートメモリ20にいったん書き込まれ、この書き込まれた受信データはCPUによってベースバンド処理部21の復号部21に取り込まれるのである。また、後述する電力制御回路14にて処理されたデータもこのデュアルポートメモリ20に一時的に保持されるようになっている。
【0051】
このように、デュアルポートメモリ20は、送信部12および受信部13とベースバンド処理部21との間におけるインターフェース部として機能している。
(2−7)電力制御回路14
電力制御回路14は、送信部12の送信電力値を制御するものであって、TPCビット抽出部(送信電力制御情報抽出部)16,フレーム毎同期検出部(同期検出部)17,同期用同期情報カウンタ(同期/非同期判定部)18,電力制御用同期情報カウンタ(実施/不実施判定部)19,選択制御部(選択部)15をそなえて構成されている。
【0052】
(2−7−1)TPCビット抽出部16
TPCビット抽出部16は無線データに含まれるTPCビットを検出するものである。TPCビットは例えば図6(c)に示す上りスロットに含まれており、TPCビット抽出部16がこのTPCビットを抽出すると、選択制御部15に対してTPCビットを入力する。
【0053】
(2−7−2)フレーム毎同期検出部17(図2参照)
フレーム毎同期検出部17は無線データ(受信した無線データ)から同期/非同期をフレーム毎(15スロット毎)に検出するものである。具体的には、フレーム毎同期検出部17は、スロットに含まれるパイロットシンボルを正確にデコードできたときは同期データを出力し、また、パイロットシンボルを正確にデコードできないときは非同期データを出力するようになっている。
【0054】
そして、フレーム毎同期検出部17は、フレーム単位に同期データまたは非同期データをインターフェース部20に対して通知する。この機能は論理回路等によって実現される。
このフレーム毎同期検出部17が出力する同期/非同期データは、フレーム同期/非同期データとも称され、同期用同期情報カウンタ18および電力制御用同期情報カウンタ19の両方に入力されるようになっている。
【0055】
ここで、フレーム同期/非同期は1フレーム毎の同期/非同期を意味する。システム同期はこのフレーム同期が所定回数連続して続いた状態であり、また、システム非同期はフレーム同期が連続して所定回数になっていない状態またはシステム同期状態から同期はずれになった状態を意味する。なお、システム同期またはシステム非同期を表す情報を同期情報と称する。
【0056】
(2−7−3)同期用同期情報カウンタ18
同期用同期情報カウンタ18は、フレーム毎同期検出部17のフレーム毎の検出結果に基づいて同期/非同期を判定するものであり、具体的には、フレーム毎同期検出部17が同期または非同期を連続して検出した連続回数と予め設定した閾値T1とを比較して同期/非同期を示す判定データを出力するようになっている。この判定が行なえるように、同期用同期情報カウンタ18は、フレーム同期が確立した回数をカウントするカウンタ機能および比較機能とを有する。これらの機能はそれぞれカウンタ回路および比較回路により実現される。
【0057】
また、上記のフレーム毎同期検出部17がフレーム同期/非同期データを出力する一方、この同期用同期情報カウンタ18はシステム同期/非同期データを出力するようになっている。同期用同期情報カウンタ18は、フレーム毎同期検出部17にてフレーム毎に検出された同期/非同期に基づいて同期/非同期を判定するのである。
【0058】
具体的には、同期用同期情報カウンタ18は、後方保護用のカウンタと、このカウンタ値が予め設定された所定値であることを監視できる監視回路とを有し、フレームが同期した回数を表す同期回数をフレーム毎にカウントしフレーム毎にそのカウンタ値と予め設定した閾値とを比較することによって、移動局30と基地局10との間の同期(システム同期)または移動局30と基地局10との間の非同期(システム非同期)を判定するのである。
【0059】
図9(b)は後方保護のカウンタ動作を説明するための図である。この図9(b)に示す横軸の1区間は1フレーム時間であり、縦軸の1区間はカウンタ値を表す。ここで、時刻0においてフレーム毎同期検出部17がパイロットシンボルを検出すると、カウンタ値が0から+1となる。次のフレームにて再度パイロットシンボルが検出されると、カウンタ値は、+1から+2になる。
【0060】
同期用同期情報カウンタ18は、閾値T1を例えば+3と予め設定し、3回連続してパイロットシンボルを検出すると、同期確立を他のモジュールに通知する。
更に詳述すると、同期用同期情報カウンタ18は、インターフェース部20にフレーム毎に更新される同期データまたは非同期データを読み出して、同期データを読み出すと同期用同期情報カウンタ18のカウンタ値をカウントアップし、非同期データを読み出すとその同一の同期用同期情報カウンタ18のカウンタ値をカウントダウンする。
【0061】
従って、同期用同期情報カウンタ18は、前方保護について、パイロットシンボルを1回または2回連続して検出しても、システム同期の確立を認識しないので、動作が安定する。なお、この後方保護用のカウンタが動作している状態は後方保護段数中とも称される。
同期確立のための後方保護をするに当たり、同期用同期情報カウンタ18は移動局30とシステム非同期の間はフレーム毎にインターフェース部20にシステム非同期データを書き込み、また、CPUはフレーム単位にそのインターフェース部20の内容を読み出して選択制御部15に入力する。基地局10および移動局30間にて同期確立すると同期用同期情報カウンタ18はカウンタ値をアップし続け、そのカウンタ値が閾値(例えば5回)になる前は、インターフェース部20にシステム非同期データを書き続ける。そして、カウンタ値が5になると、同期用同期情報カウンタ18はフレーム同期の完了と判定し、インターフェース部20にシステム同期データを書き込むのである。
【0062】
また、システム同期の間、同期用同期情報カウンタ18は常時、インターフェース部20のシステム同期データまたはシステム非同期データを読み出して同期を監視し続ける。同期用同期情報カウンタ18は、予め設定した閾値を有する前方保護または後方保護のための保護カウンタを用いるようになっており、既存の回路をそのまま使用することができる。
【0063】
続いて、前方保護について詳述する。
前方保護の場合、同期用同期情報カウンタ18はインターフェース部20から非同期データを読み出してカウンタ値をダウンし始めて、カウンタ値が閾値T1(例えば4回)になる前はインターフェース部20にシステム同期データを書き続ける。そして、カウンタ値が4になると、同期用同期情報カウンタ18はフレーム同期はずれと判定し、インターフェース部20にシステム非同期データを書き込むのである。これにより、同期確立後に瞬間的に生じた通信劣化に対し同期確立が保護される。
【0064】
図9(a)は前方保護のカウンタ動作を説明するための図である。ここで、時刻0にて同期はずれが発生するとカウンタ値は0から−1となり、次のフレームにおいて再度同期はずれが検出されると、カウンタ値は−1から−2となる。ここで、同期用同期情報カウンタ18は、閾値を例えば−4と予め設定しておき、4回連続して同期はずれを検出したときにはじめて同期はずれを他のモジュールに通知するのである。従って、同期用同期情報カウンタ18は、前方保護について、同期はずれを3回連続して検出しても、通信が切断されずに保護される。なお、このカウンタ(前方保護用のカウンタ)が動作している状態は、前方保護段数中とも称される。
【0065】
また、いったんはずれたフレーム同期の復帰の場合、同期用同期情報カウンタ18は上記の後方保護と同一手順により再度、同期確立を判定する。
なお、閾値T1は一例であり、種々変更して実施可能である。
以上のように、フレーム毎同期検出部17の検出結果は、少なくともTPC制御のオン/オフ以外の従来技術と同様の様々な設定または切り替えに使用される。
【0066】
(2−7−4)電力制御用同期情報カウンタ19
電力制御用同期情報カウンタ19は、フレーム毎同期検出部17に基づいてTPCの実施/不実施を判定するものである。具体的には、電力制御用同期情報カウンタ19は、フレーム毎同期検出部17が同期または非同期を連続して検出した連続回数と予め設定した閾値T2(1≦T2<T1)とを比較してTPCの実施/不実施を示す有効/無効データを出力するようになっている。
【0067】
この電力制御用同期情報カウンタ19の閾値T2は同期用同期情報カウンタ18の閾値T1よりも小さい値を有し、それ以外のカウンタ動作は同期用同期情報カウンタ18の動作とほぼ同様である。
この電力制御用同期情報カウンタ19を用いることによって、きめ細かい電力制御ができる。すなわち、同期確立時に、TPCに従う場合とそうでない場合とのそれぞれに応じて電力制御ができる。
【0068】
なお、以下に示す閾値T2は一例であり、種々変更して実施可能である。
(i)後方保護動作
後方保護に当たり、電力制御用同期情報カウンタ19の閾値T2を3(同期用同期情報カウンタ18の閾値T1=5に対して小さい値)に予め設定する。そして、電力制御用同期情報カウンタ19はインターフェース部20から同期データをフレーム毎に読み出すとカウンタをアップし、カウンタ値が3になるとインターフェース部20に電力制御有効データを書き込み、この書き込まれた電力制御有効データがCPUによって読み込まれて、選択制御部15に入力されるのである。ここで、1≦T2=3≦T1=5である。
【0069】
一方、同期用同期情報カウンタ18の値は3であるので、未だ、システム非同期と判定している。そして、同期用同期情報カウンタ18は、この後、連続して2回同期データを得ると、システム同期と判定する。
これにより、システム同期が確立する前に電力制御が先行して開始されるので、必要かつ十分な値の電力値で送信できる。
【0070】
(ii)前方保護動作
前方保護に当たり、電力制御用同期情報カウンタ19の閾値T2を2(同期用同期情報カウンタ18の閾値4に対して小さい値)に予め設定する。そして、電力制御用同期情報カウンタ19は、インターフェース部20から非同期データを読み出してカウンタ値をダウンし始めて、そのカウンタ値が閾値T2(例えば2回)になる前はインターフェース部20にシステム同期データを書き続ける。そして、カウンタ値が2になると、電力制御用同期情報カウンタ19はフレーム同期はずれと判定し、インターフェース部20にシステム非同期データを書き込む。これにより、同期確立後に瞬間的に生じた通信劣化に対し同期確立が保護される。
【0071】
また、いったんはずれたフレーム同期の復帰の場合、電力制御用同期情報カウンタ19は上記の後方保護と同一の手順により再度、同期確立を判定する。
(2−7−5)選択制御部15
選択制御部15は、電力制御用同期情報カウンタ19の判定結果に基づいてTPCビット抽出部16にて検出されたTPCビットを用いたTPCの実施/不実施を選択しうるものである。具体的には、選択制御部15は、電力制御用同期情報カウンタ19からの有効/無効データに基づいてTPCビット抽出部16にて検出された送信電力制御情報を用いたTPCの実施/不実施を選択しうるようになっている。この選択制御部15は以下に示す機能を有する。
【0072】
(i)TPCの実施/不実施の制御機能
選択制御部15は、品質に基づいて同期はずれと判定するとTPCをオフにし、また、同期確立していると判定するとTPCをオンにする。この制御機能は、選択制御部15とSIR測定部25とが協働することにより実現される。具体的には、選択制御部15は、スロット#0〜#14のいずれかの移動局30自体または移動局30との間におけるパスの劣化を知るのである。
【0073】
また、選択制御部15はフレーム毎に入力されるフレーム同期/非同期データと、TPCの実施/不実施を示す有効/無効データとの両方が満たされたときにTPCの実施をするようになっている。例えば、フレーム毎同期検出部17がフレーム同期を5回連続出力した場合、同期用同期情報カウンタ18はフレーム同期が1回〜4回までの間はシステム非同期を出力し続け、また、フレーム同期が5回連続するとシステム同期を出力するのである。
【0074】
これにより、システム同期であってもTPCの実施または不実施を制御できるようになる。
このようにして、基地局10は、システム非同期となる前にTPCに基づく制御から、TPCを用いない制御に切り替えることができ、誤ったTPCビットによるTPC制御が実行されない。さらに、上り品質が劣化した状態における下り電力の安定化が図れ、下り干渉量の増加を防止することができる。
【0075】
なお、移動局30の選択制御部15は、基地局10から送信された無線信号のパイロットシンボルを受信できなくなって同期はずれになった場合には、TPCを無効にし、一定電力で送信するようになっている。
(ii)選択制御部15の状態図
選択制御部15は、制御に当たり3種類の状態で同期/非同期を管理している。
【0076】
図4は本発明の第1実施形態に係る選択制御部15の状態遷移の一例を示す図である。この図4に示す状態S0は同期はずれかつ送信電力が一定であり、状態S1は同期確立かつ送信電力制御が実施されている状態(以下、同期1と称する。)であり、状態S2は同期確立かつ送信電力制御が不実施の状態(以下、同期2と称する。)である。
【0077】
換言すれば、従来の選択制御部は同期確立時と同期はずれ時との2状態により同期管理していたが、本選択制御部15はこの同期確立時の状態を更に2種類に分けて同期1,同期2とし同期はずれ状態と併せた3状態により同期を管理している。同期1は品質のよい状態での同期確立を表し、同期2は同期1よりもやや品質が劣化した状態での同期確立を表している。なお、品質のよいあるいは劣化の基準は、例えばSIR測定部25の出力を監視することによって得られる。
【0078】
従って、選択制御部15が、無線の同期確立を表す同期確立状態と無線の同期はずれを表す非同期状態と同期確立状態および非同期状態の中間の過渡状態との各状態に基づいてTPCの実施/不実施を制御するように構成されたことになる。なお、これらの3状態を用いた制御は、特に断らない限り、後述する他の実施形態においても、同様である。
【0079】
各状態間に遷移する事象については、同期はずれから同期1への遷移は、後方保護用のカウンタ値が閾値(同期用前方保護段数)を超えた事象Srによって発生し、また、同期2から同期はずれへの遷移は、前方保護用のカウンタ値が閾値(同期用後方保護段数)を超えた事象Sfによって発生するようになっている。
さらに、同期2から同期1への遷移は、後方保護用のカウンタのカウンタ値が閾値(電力制御用後方保護段数)を超えた事象Sr′によって発生し、また、同期1から同期2への遷移は、前方保護用のカウンタのカウンタ値が閾値(電力制御用前方保護段数)を超えた事象Sf′によって発生するようになっている。
【0080】
また、これらの3状態は、それぞれ、同期1,同期2および同期はずれを表すシステム同期データまたはシステム非同期データ(同期情報)の閾値(または保護段数)に対応している。つまり、カウンタ値が同期状態時のカウンタ値と同一の場合は、同期1,同期2および同期はずれ間の遷移と、同期1および同期2間の遷移とは同時に行なわれる。
【0081】
そして、選択制御部15は、より品質のよい同期状態(同期1)と品質の多少劣化した同期状態(同期2)との2種類で同期状態を区別でき、選択制御部15は、同期1のときは送信電力をTPCに従うようにし、また、同期2の状態のときは送信電力を一定としている。
なお、選択制御部15の機能は、主にCPU,ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等が協働することにより実現される。
【0082】
このように、接続時に品質のよいときのTPCにのみに従って電力制御させることができる。また、これにより、より品質のよいときの送信電力制御のみに従って送信電力制御が可能となる。
(3)移動局30の送受信回路(無線送信装置)1
図3は本発明の第1実施形態に係る移動局30の送受信部の要部を示す図である。この図3に示す移動局30は、基地局10の送受信回路1と同一の送受信回路1を有し、無線信号を送受信するアンテナ30aを有する。また、図3に示すもので上述したものと同一の符号を有するものは同一のものまたは同様の機能を有するものなので、重複した説明を省略する。
【0083】
この移動局30の送受信回路1は、基地局10に設けられたものと外形,大きさ等が多少相違した送受信回路を用いることがある。また、基地局10と移動局30との使用環境の差異に合うように、移動局30の送受信回路1は、温度,耐久性等が異なる使用部材を使用することもあり、また、価格に応じて使用部材等を変更することもある。
【0084】
これにより、基地局10と移動局30とが同一構成なので、部品の共用化が可能となり、開発コスト,部品コストの低廉化を図ることができる。また、移動局30は基地局10とほぼ対象的にフィードバック制御できる。
そして、これにより、移動局30のデータ処理制御部52において、「送信電力を上げる」または「送信電力を下げる」旨のTPCコマンドを含むTPC情報が生成され、このTPC情報が送信部12において送信すべきデータに重畳されて、アンテナ30aから送信される。そして、基地局10がその無線信号を受信し復調して、TPC情報をデコードして送信電力を上げるまたは下げるのである。
【0085】
(4)動作説明
以下、上述のように構成された本セルラ移動通信システム100の動作について図5を参照して詳述する。
図5は本発明の第1実施形態に係る制御方法を説明するための図である。入力データは、フレーム毎同期検出部17において、フレーム毎に同期または非同期が判定され、このフレーム同期/非同期データ(フレーム同期データまたはフレーム非同期データ)が、同期用同期情報カウンタ18と電力制御用同期情報カウンタ19との両方に読み出される。また、これらに読み出されたフレーム同期/非同期データまたはカウンタ値は、上位レイヤ処理のために用いられるようにもなっている。なお、インターフェース部20の図示を省略している。
【0086】
(4−1)送信電力をTPCに従うか一定電力にするかの選択
ここで、同期用同期情報カウンタ18は、後方保護のためにカウントを開始し、フレーム毎に同期/非同期の判断をする。同時に電力制御用同期情報カウンタ19も、電力制御のためのカウントを開始し、TPCに従い電力制御するか否かを判断する。電力制御用同期情報カウンタ19における判断結果は、選択制御部15に指示され、選択制御部15は送信電力をTPCに従うか、または一定電力にするかを制御する。
【0087】
(4−2)基地局送信電力制御
フィンガ13bにて、例えば4種類の異なるパスからの同一無線信号が逆拡散され、その逆拡散された信号が合成器にてRAKE合成される。このRAKE合成された信号は、SIR測定部25にてそのSIRが測定され、SIRはデュアルポートメモリ20に入力される。そして、デュアルポートメモリ20にてTPCが挿入された送信フレームが生成されて送信される。
【0088】
さらに、移動局30はそのコマンドを受信すると、そのコマンドに従って、送信電力を増減する。従って、基地局10が移動局30から送信された情報に基づいて、基地局10の送信電力が決定され、閉ループ制御が行なわれるのである。
(4−3)閉ループを用いた電力制御
移動局30はそれぞれ受信した無線信号について、SIRを測定しており、このSIRを基地局10に対してフィードバックしている。そして、基地局10は、移動局30により測定されたSIRに基づいて自局(基地局10)の送信電力をフィードバック制御する。基地局10は、予め、移動局30が受信した無線信号についてのSIR閾値を保持しており、このSIR閾値と移動局30におけるSIRとを比較し、移動局SIRがSIR閾値よりも小さいときは、送信電力を上げるのである。さらに、基地局10は、移動局30から送信されたパイロット信号について基地局10におけるSIRを測定し、この基地局10におけるSIRに基づいて移動局30に対してTPCビットを送信するのである。
【0089】
また、セルラ移動通信システム100は、この動作を0.625msに1回という高速な動作を実現し、TPCが迅速に行なわれる。
このように、セルラ移動通信システム100は、フェージングにより発生する受信レベルの変動に対して、送信側の移動局30の電力制御を用いずに適応的に送信電力を制御でき、また、送信電力も最小にすることが可能となる。
【0090】
さらに、このように、本電力制御回路14は、同期確立の判断をする同期保護用のカウンタに加えて、電力制御有効/無効の判断をする電力制御保護用のカウンタを設けているので、精度の高い電力制御が可能となる。
従来の技術では、基地局が、TPCを誤って認識した場合、誤ったままの状態で制御が続行されて、基地局が過剰な電力値で無線信号を送信し、また、この過剰な電力値によって品質劣化を進行させていたが、本発明によれば、同期が確立している場合でも、TPCに従う場合とそうでない場合との両場合に応じた電力制御が可能となり、きめ細かい制御ができる。
【0091】
ところで、電力制御方法は、種々変更した実施態様が可能である。
(5)変形例の説明
基地局10がTPCビットを連続して何回受信したかを監視することによっても実行することができる。
(5−1)送受信部の要部の構成
図10は本発明の第1実施形態の変形例に係る基地局の送受信部の要部を示す図である。この図10に示す基地局10aの送受信回路(無線送信装置)1aは、選択制御部15a,TPCビット抽出部16およびTPCビットカウンタ(送信電力制御情報判定部)22の3ユニットを含む電力制御回路14aを有する。なお、図10に示すもので上述したものと同一の符号を有するものは同一のものまたは同様の機能を有するものなので、更なる説明を省略する。
【0092】
(5−2)TPCビットカウンタ22
TPCビットカウンタ22は、TPCビット抽出部16がTPCビットを連続して検出した連続回数をカウントし連続回数を出力するものである。この機能はカウンタ回路(図示省略)および判定回路(図示省略)によって実現されている。具体的には、カウンタ回路が、同一内容のTPCビットが何回連続して受信したかをカウントし、そのカウンタ値が判定回路によって監視され、TPCビットが得られた連続回数が連続回数データとして選択制御部15aに入力されるのである。ここで、連続回数データは例えば3回、4回というデータのほかに、TPCビットを復調できない場合には、0を出力するようになっている。
【0093】
また、TPCビットカウンタ22は、カウンタをアップするときには、TPCビットの同一性を検査するように構成されており、このようにすれば、電力制御の精度が向上する。
(5−3)選択制御部15a
TPCビットカウンタ22から出力された連続回数とこの連続回数に対応付けられ送信電力制御値(送信電力制御量または送信電力ステップまたは送信電力幅)を表す送信電力値データとに基づいてTPCの実施/不実施を選択しうるものである。
【0094】
この選択制御部15aは、保持部50(図11参照)を有する。この保持部50は、TPCビットを連続して抽出した連続回数と、この連続回数に対応付けられた送信電力制御値とを対応付けて保持するものであって、例えばROMが用いられている。なお、このROMは選択制御部15aの外部に設けることもできる。
この選択制御部15aにおける電力制御について図11および図12を用いて説明する。
【0095】
図11は本発明の第1実施形態の変形例に係る制御ブロック図である。この図11に示す電力制御回路14aが有するもので、上記と同一符号を有するものは同一のものである。入力されたデータは、TPCビット抽出部16に入力され、このTPCビット抽出部16において、TPCビットが抽出され、さらに、このTPCビットが抽出されたことは、TPCビットカウンタ22に入力されて、TPCビットカウンタ22のカウンタ値がアップされる。一方、TPCビット抽出部16において、TPCビットが抽出されない場合には、TPCビットカウンタ22におけるカウンタ値はアップしない。そして、このTPCビットカウンタ22は、TPCビットの抽出連続回数を選択制御部15aに入力する。なお、TPCビットが抽出されない場合、カウンタ値がダウンするようにもできる。
【0096】
すなわち、TPCビット抽出部16は、入力データに含まれるTPCビットを取り出し、このTPCビットと前回の内容とを比較し、同一情報の場合はTPCビットカウンタ22をインクリメントし、異なる場合はTPCビットカウンタ22をリセットする。そして、TPCビット抽出部16は、その連続抽出回数を選択制御部15aに入力する。
【0097】
そして、選択制御部15aは、送信電力制御値を可変とし、TPCの同一内容連続抽出回数により、その値を決定する。つまり、選択制御部15aは、送信電力制御値を以下の式(W1)により計算する。
△P=cmd * P(n−1) * p …(W1)
ここで、△Pは送信電力制御値,cmdはTPCの内容(電力上昇または電力減少のうちのいずれか一方を表す。),*は乗算,nはTPCの同一内容の連続抽出回数,P(n)は重み付け関数(nに対して単調変化),pは電力制御単位をそれぞれ表す。
【0098】
そして、選択制御部15aは、式(W1)により得られた送信電力制御値ΔPを、送信アンプ12aに入力され、これにより、送信電力のアップ/ダウンが図れるのである。
これにより、TPCビットカウンタ22はTPCが何回連続して同一内容の情報を受信したかを認識し、選択制御部15aはその連続回数に応じて送信電力制御の送信電力値を変更する。
【0099】
これにより、同期確立状態において前方保護用のカウンタ動作中であって電力制御されていないランダムな制御状態を回避できる。
図12は本発明の第1実施形態の変形例に係る選択制御部15aの制御を説明するためのフローチャートである。この図12に示すステップA1aにて、選択制御部15aはTPCビットカウンタ22から出力された連続回数データを監視し続けて、そのデータが0の場合は0と付されたルートを通りステップA1bにて、一定電力の送信電力になるように制御する。また、選択制御部15aは、そのデータが0以外の場合はステップA1aにて、1と付されたルートを通りステップA2aに進む。
【0100】
このステップA2aにて、選択制御部15aは、TPCビット抽出部16から入力されるTPCビットについて、TPCを実施/不実施の決定をする。ここで、TPCビットを復調できないものであった場合、選択制御部15aは0ルートを通り、ステップA2bにて選択制御部15aは送信電力を一定にする。一方、ステップA2aにおいて、TPCビットを復調できる場合は、選択制御部15aは1ルートを通り、ステップA3にて、連続回数に応じたTPCを実施する。
【0101】
具体的には、連続回数が0〜3回の場合、選択制御部15aは、それぞれ、0〜3と付されたルートを通り、ステップA4a〜ステップA4dの4種類のステップを実施する。ここで、ステップA4aは連続回数が0の場合であり、ステップA4aにて、選択制御部15aは送信電力を一定に維持する。また、ステップA4b〜ステップA4dはそれぞれ、連続回数が1〜3の場合であり、ステップA4b〜ステップA4dにて、それぞれ、選択制御部15aは送信電力を+1〜+3dBだけ送信アンプ12aの送信電力をアップする。なお、連続して受信できなかった場合は連続回数が−1〜−3とし、送信アンプ12aの送信電力をダウンする。
【0102】
このようにして、TPCを用いたセルラ移動通信システムにおいて、電力制御回路14aは、品質に基づいて、TPCの停止またはTPCの実施/不実施の3段階の制御をフレーム毎に可能となり、また、より安定な品質を確保でき、チャネル干渉量の増加を防止することができる。
(B)本発明の第2実施形態の説明
第2実施形態においては、送信電力値を適切な値に設定する方法に関し、同期はずれ時の電力値を、前方保護のカウンタ動作を行なう直前の電力値とするようになっている。
【0103】
(6)送受信回路(無線送信装置)1bの構成
図13は本発明の第2実施形態に係る基地局10の送受信部の要部を示す図である。この図13に示す送受信回路1bは、TPCビット抽出部16、フレーム毎同期検出部17をそなえるとともに、同期用同期情報カウンタ18b,選択制御部15bをそなえて構成されており、また、TPCビット抽出部16,フレーム毎同期検出部17,同期用同期情報カウンタ18b,選択制御部15bが協働することによって、電力制御回路14bとして機能している。
【0104】
また、図13に示すもので、上述したものと同一の符号を有するものは同一のものを表す。第2実施形態においても、図1に示すセルラ移動通信システム100において実施される。さらに、この図13に示す送受信回路1bは、移動局30に用いることができる。
(6−1)同期用同期情報カウンタ18b
ここで、同期用同期情報カウンタ18bは、フレーム毎同期検出部17が非同期を連続して検出した回数と所定の閾値S1とを比較して非同期を示す判定データを出力するものであって、非同期判定部として機能している。
【0105】
(6−2)選択制御部15b
選択制御部15bは、同期用同期情報カウンタ(非同期判定部)18bが非同期を示す判定データを出力した場合、フレーム毎同期検出部17にて最初に非同期を検出したときの送信電力値を送信電力値として設定するものである。
図14は本発明の第2実施形態に係る制御ブロック図である。この図14に示す電力制御回路14bが有するもので、上記と同一符号を有するものは同一のものである。
【0106】
入力されたデータは、フレーム毎同期検出部17とTPCビット抽出部16とにそれぞれ入力され、フレーム毎同期検出部17において、フレーム毎に、同期または非同期データがインターフェース部20(図13参照)を介して、同期用同期情報カウンタ18bに書き込まれる。そして、同期用同期情報カウンタ18bは、システム同期データまたはシステム非同期データを選択制御部15bに入力する。
【0107】
ここで、選択制御部15bは、前方保護用カウンタの直前の送信電力値を保持部50に保持し、同期はずれになると、その保持した送信電力値の送信信号を一定電力で送信するようになっている。また、選択制御部15bは、同期確立しているときは、TPCを実施する。換言すれば、選択制御部15bが、同期用同期情報カウンタ18bに設けられたカウンタ値と対応付けて保持した送信電力値を送信電力値として出力するようになっている。
【0108】
これにより、システム同期のときは送信電力を1dB上げ、システム同期が2回または3回連続すると送信電力を2dBまたは3dB上げる。一方、システム非同期が1回または2回,3回連続すると、送信電力は1dBまたは2dB,3dBだけ下げられる。従って、精度の高い送信電力制御が可能となる。
(6−3)動作説明
このような構成によって、同期用同期情報カウンタ18bは、前方保護カウンタ動作を行なうタイミングを制御部1bに入力する。この制御部1bは、そのタイミングの直前の電力値(つまり、前方保護カウンタ動作を行なう直前の電力値)を保持しており、同期用同期情報カウンタ18bから、同期はずれ情報を入力されると、保持している電力値を用いて一定送信を行なうのである。
【0109】
(6−3−1)状態遷移
図15は本発明の第2実施形態に係る同期遷移を説明するための図であり、この図15に示す横軸方向、縦軸方向はそれぞれ、時間、カウンタ値を表し、また、このカウンタ値は3種類の状態においてその値を変化させている。まず、図15に示す同期状態においては、カウンタはアップまたはダウンをフレーム毎に繰り返す。そして、同期用同期情報カウンタ18bは同期状態を監視し続けて、例えば3回連続して同期はずれを検出すると選択制御部15bに通知し、また、選択制御部15bは、前方保護用のカウンタ動作を開始し、P点の電力値を保持部50に保持し、前方保護用のカウンタ値として直前のカウンタ値を有する電力値で送信する。また、選択制御部15bは、同期状態(同期1)よりもやや品質が劣化した状態での同期確立状態(同期2)に遷移する(P点参照)。
【0110】
さらに、同期2状態の間(前方保護動作中)は、TPCビットが誤って受信されやすく、前方保護用のカウンタ動作が行なわれる。そして、同期はずれ状態に遷移すると、選択制御部15bはこの遷移とともに、カウンタ値をP点における電力値を一定出力し続ける。
ここで、状態遷移(図4参照)に着目すると、選択制御部15bは、送信電力制御を行なっている状態S1(同期状態)から状態S0(同期はずれ)に遷移する際に、状態S1から、前方保護用のカウンタ動作をする状態S2に、過渡的に遷移する。その後、完全に同期はずれとなった場合、選択制御部15bは、状態S2から状態0に遷移するとともに、同期はずれ時の送信電力値を、前方保護用のカウンタ動作になる直前の送信電力値とする。なお、送信電力値は、直前の電力値に限らず、2フレーム前〜14フレーム前の電力値を用いることもできる。
【0111】
このように、同期状態から同期はずれに遷移するときに、同期はずれ状態における送信電力値が、前方保護用のカウンタの直前の値に設定される。
従来の技術を用いた場合、制御部は、同期はずれ時に、同期はずれが発生した直前(つまり、前方保護動作中)の送信電力値を一定送信していた。また、カウンタが前方保護または後方保護の動作中に受信したTPCは信頼性の低いものであり、制御部はそのような信頼性の低いTPCに基づいて送信電力値を規定しており、かつ、電力制御されていない電力値を設定することがあった。このため、セルラ移動通信システムにおける品質を保持できないことがあった。
【0112】
これに対して、電力制御回路1bは、誤り確率が高い状況における電力値を用いないで、同期はずれ直前の電力値を用いており、信頼性の低い状況下における値が使用されない。
このように、セルラ移動通信システム100は、良好な品質を維持できる。
このようにして、第2実施形態においても、TPCを用いたセルラ移動通信システムにおいて、電力制御回路14bは、品質に基づいてTPCの停止またはTPCの実施/不実施の3段階の制御をフレーム毎に可能となり、また、より安定な品質を確保でき、チャネル干渉量の増加を防止することができる。
【0113】
(C)本発明の第3実施形態の説明
第3実施形態においては、TPCを実施するか不実施かについて、スロット毎に決定する態様であり、上記のフレーム毎に決定する点が異なる。
(7)送受信回路(無線送信装置)1cの構成
図16は本発明の第3実施形態に係る基地局の送受信部の要部を示す図である。この図16に示す送受信回路1cの電力制御回路14cが、上記の電力制御回路14、14aおよび14bと異なる。この図16に示す電力制御回路14cは、フレーム毎同期検出部17と、同期用同期情報カウンタ18と、TPCビット抽出部16とをそなえるほかに、移動演算部(演算部)23,電力制御用ビット情報有効/無効判定部24とをそなえて構成されている。
【0114】
なお、この送受信回路1cは、移動局30に用いることもできる。
(7−1)移動演算部23
移動演算部23は、無線データから15のパイロットデータをスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力するものである。この移動演算部23は、移動局30の収容数を表すスロット数15に基づいて移動演算をし演算情報を出力するようになっている。この移動演算部23は、1フレーム分に相当する15スロット毎に移動演算でき、また、1スロット毎に移動演算できる。
【0115】
これにより、移動演算部23は、1フレームを受信中の途中に、実施中のTPCを不実施に変更することができ、また、不実施のTPCを実施に変更することもできる。
(7−2)電力制御用ビット情報有効/無効判定部24
電力制御用ビット情報有効/無効判定部24は、移動演算部23から出力された演算情報に基づいてTPCの実施/不実施を判定するものである。この電力制御用ビット情報有効/無効判定部24は、フレーム毎同期検出部17が同期または非同期を連続して検出した連続回数をカウントしこの連続回数と予め設定した閾値とを比較して同期/非同期を判定するようになっている。
【0116】
従って、電力制御回路14cは、移動演算を、1フレーム分に相当するスロット数について逐次演算するとともに、また、各スロット毎にも演算して同期/非同期を判断する。従来の技術を用いた場合は、TPCに従うか否かについて1フレーム毎に判断されておりTPCの実施/不実施の更新に時間を要したが、電力制御回路14cを用いた場合は、この更新時間がスピードアップする。
【0117】
(7−3)選択制御部15c
選択制御部15cは、電力制御用ビット情報有効/無効判定部24の判定結果に基づいてTPCビット抽出部16にて抽出されたTPCビットを用いたTPCの実施/不実施を選択しうるものである。
図17は本発明の第3実施形態に係る制御ブロック図であり、この図17に示す電力制御回路14cに含まれる移動演算部23は、この機能は論理回路またはCPU、ROM、RAM等が協働することによって実現される。なお、上記と同一符号を有するものは同一のものである。
【0118】
具体的には、基地局10の移動演算部23は、90ビット(6ビットかつ15ユーザ)のパイロットシンボルの誤り率を、スロット毎に、受信パイロットシンボルと、予め各移動局30に割り当てたパイロットシンボルとを比較することによって計算するようにしている。
この移動演算部23に使用される回路は、通常のフレーム毎に演算される移動演算と同一の回路を用いているので、回路の共用化が図れる。
【0119】
そして、図17において、入力データは、フレーム毎同期検出部17と移動演算部23との両方に分岐的に入力される。そして、フレーム毎同期検出部17にてフレーム毎に同期/非同期データが、フレーム単位で、同期用同期情報カウンタ18に入力される(図16参照)。
一方、移動演算部23にて入力データは移動演算され、その移動演算結果が、スロット単位で、電力制御用ビット情報有効/無効判定部24に出力される。この移動演算部23は、移動演算結果をフレーム単位で動作するインターフェース部20(図16参照)に書き込まずに、直接、スロット単位で動作する電力制御用ビット情報有効/無効判定部24に入力するようになっている。
【0120】
そして、同期用同期情報カウンタ18からの出力は、フレーム単位で選択制御部15cに入力され、電力制御用ビット情報有効/無効判定部24からの出力は、スロット単位で、選択制御部15cに入力されるのである。
従って、入力データは、フレーム毎の処理とスロット毎の処理との2系統に分岐されている。このため、通常のフレーム毎の処理部分に変更を加えずに、別途、簡素な構成を回路を設けることによって、迅速に送信電力を制御することができる。
【0121】
また、インターフェース部20を介しておらず、スロット毎に処理されないので、データの読み書きの高速化が図れる。また、フレーム単位にデータの読み書きが実行されるので、きめ細かい制御が可能となる。
(7−4)動作説明
このような構成によって、選択制御部15cは、常に1フレーム分に相当するスロット数について演算し、各スロット毎に判断し、その際、逐次、移動演算を用いて判断する。
【0122】
図18(a)〜図18(d)はそれぞれ本発明の第3実施形態に係る基地局10の移動演算を説明するための図であり、図18(a)に示すフレームが、1スロットづつシフトされていることが表示され、また、3本のフレームバウンダリ(フレーム境界)が表示され、これらの3本の間に、フレームが表示されている。そして、基地局10が移動局30から受信した無線信号についての移動演算結果が次のスロットに反映されるようになっている。
【0123】
図18(a)に示す2種類のフレームは、移動演算部23によって演算される対象フレームである。移動演算部23は、この図18(a)に示すフレームのスロット#0〜スロット#14の15個(1フレーム分のスロット数に相当する。)のスロットについて移動演算し、電力制御を実施するか否かを、次のスロット(図18(b)に示す斜線部分で表示されたもの。)に反映させる。さらに、図18(c)に示すスロット(斜線部分で表示されたもの。)は、前フレームのスロット#1〜次フレームのスロット#0の15個の各スロットについて移動演算し、電力制御の実施の有無を反映される。同様に、図18(d)に示すスロット(斜線部分で表示されたもの。)は、前フレームのスロット#2〜次フレームのスロット#1の15個の各スロットについて移動演算し、電力制御の実施の有無を反映されるのである。
【0124】
また、移動演算部23が同期か否かを判断するに当たり、移動演算部23は、各シフト時刻における15スロット(1フレーム分のスロット数に相当する。)について品質が向上するか否かを判断する。ここで、品質が上がるときは、移動演算部23は、次のスロットをTPCビットに従って電力制御をし、品質が上がらないときは、移動演算部23は、前のスロットと同一の電力値の電力値を有する送信電力とするのである。
【0125】
これにより、1フレームの途中において、実施中のTPCを不実施に変更することができ、また、不実施中のTPCを実施に変更することもできる。
なお、この移動演算部23における同期は、実際の同期確立を意味するものではなく、また、同期または非同期の判断に当たり、後方保護のためのカウンタ値も考慮されない。これにより、やはり、既存の送受信回路1の構成を変更せずに、きめ細かい制御が可能となる。
【0126】
さらに、電力制御用ビット情報有効/無効判定部24は、1フレーム分に相当するスロット数のシステム同期データまたはシステム非同期データ(同期情報)を元にスロット毎に判定し、電力制御部14cに伝達する。電力制御部14cは、有効の場合は次スロットにTPCを反映し、無効の場合は前スロットの電力値を継続する。
【0127】
このように、選択制御部15cは、TPCに従って電力制御を行なうか否かを、フレーム単位ではなく、スロット単位に判断するので、1フレームの受信中にTPCの実施/不実施を変更できる。
従って、例えば、基地局10が15スロットの3スロット目から劣化した信号を受信すると、基地局10は次の4スロット目からその信号劣化を考慮して送信電力を上げることができる。あるいは、3スロット目において、同期はずれになると、基地局10は、送信電力を一定電力にして送信できる。さらに、基地局10は、4スロット目に送信電力を上げた後に、12スロット目に再度、受信状況が好転すると、また、送信電力を上げることもできる。すなわち、受信送信電力制御がきめ細かくなる。
【0128】
そして、移動演算は、1フレーム分のスロット数に相当する15個のスロットについて、同期判定のために使用される場合と同一の移動演算をすることによって計算するので、既存の回路等に大幅な変更を加えずに実施することができる。
(8)変形例の説明
ところで、選択制御部15cは、TPCに従うか否かの判断を、N(Nは1から14までの自然数を表す。)スロット毎に判断することもできる。
【0129】
以下、本変形例を説明する。
図16〜図18(d)に示す移動演算は、1フレーム分のスロット数を用いて有効/無効を判定するものであるが、移動演算はNスロット毎に行なうのである。
この移動演算は、同期判定と同一動作をするが、Nスロット分を用いて有効/無効判定するので、別途、パラメータを用意する必要がある。例えば、同期確立をパイロットシンボルを用いて行なっているセルラ移動通信システムにおいては、通常、1フレーム分のパイロットシンボルのビット数が正常に判定されているか否かによって、そのフレームに関する同期確立または同期未確立を判定している。その後、上記の保護カウンタのカウンタ値に基づいて、同期フレームの連続回数を監視し、保護カウンタ値が上がるか否かによって、同期/非同期を判定している。
【0130】
好ましくは、1フレーム分のパイロットシンボルがすべて正常に判定されたときに、そのフレームに関して同期確立させるのではなく、一部のビットか誤っても、同期と判定する。すなわち、いわば「許容ビット数」が用いられ、例えば3ビットの誤りまでは同期と判定されるようになっている。
TPCの有効/無効を判定する際にも、許容ビット数を考慮し判定しているが、Nスロット分において判定する際は、別途、Nの関数となる許容ビット数P(N)を設定する。
【0131】
電力制御ビット情報有効/無効判定部11は、まず、Nスロット分のシステム同期データまたはシステム非同期データ(同期情報)を蓄積し、重要度による重み付けを施した後、スロット毎に有効/無効を判定し、そして、その有効/無効情報を電力制御部3に伝達し、有効の場合は電力制御ビット情報を反映し、無効の場合は前スロットの電力値を継続する。
【0132】
図19(a)〜図19(d)はそれぞれ本発明の第3実施形態の変形例に係る基地局10の移動演算を説明するための図である。この図19(a)に示すフレームは、3本のフレームバウンダリの間に、15スロットを有する2個のフレームが表示されている。そして、基地局10が移動局30から受信した無線信号についての移動演算結果が次のスロットに反映されるようになっている。
【0133】
そして、移動演算部23は、スロット#0〜スロット#(N−1)のNスロットについて移動演算し、電力制御を実施するか否かを、図19(b)に示す次のスロット(斜線部分で表示されたもの。)に反映させる。さらに、図19(c)に示すスロット(斜線部分で表示されたもの。)は、スロット#1〜スロット#NのNスロットについて移動演算し、電力制御の実施の有無を反映される。同様に、図19(d)に示すスロット(斜線部分で表示されたもの。)は、スロット#2〜スロット#(N+1)のNスロットについて移動演算し、電力制御の実施の有無を反映されるのである。
【0134】
このように、フレームの概念とは無関係に、常に1フレーム分のスロット数に相当するスロット数について演算して各スロット毎に判断するので、送信電力制御の高速化が図れる。
また、移動演算により、基地局10または移動局30は、受信状態の劣化または好転するタイミングを容易に発見することができる。
【0135】
(D)その他
本発明は上述した実施態様およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
本発明は、基地局10が複数の場合においても実施でき、また、ハンドオーバにより、他のセルに移動する場合においても実施できる。
【0136】
さらに、本発明は、セルラ移動通信システム100のほかに、W−CDMA方式の例えば室内における無線システムに適用できる。
(E)付記
(付記1) 受信した無線データに基づいて同期、非同期を検出する同期検出部と、
該同期検出部における非同期検出が複数回連続した場合に非同期と判定する状態判定部と、
受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
前記同期検出部における同期、非同期の検出結果に応じて前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする、電力制御回路。
【0137】
(付記2) 受信した無線データに基づいて同期、非同期を検出する同期検出部と、
該同期検出部における非同期検出がT 1 回連続した場合に非同期と判定する状態判定部と、
受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
前記同期検出部における非同期の検出がT 2 (1≦T 2 <T l )となった場合に、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように制御する制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする、電力制御回路。
【0138】
(付記3) 受信した無線データに基づいて同期、非同期を検出する同期検出部と、
該同期検出部における非同期検出が複数回連続した場合に非同期と判定する状態判定部と、
受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該状態判定部により非同期と判定した場合に、該非同期と判定するに至った連続した非同期の検出のうち最初の非同期の検出時における送信電力値を該状態判定部により非同期と判定した後の送信電力値として用いる制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする、電力制御回路。
【0139】
(付記4) 無線データから同期/非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム毎に検出された同期/非同期に基づいて同期/非同期を判定する同期/非同期判定部と、
該無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、
該演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施/不実施を判定する実施/不実施判定部と、
該実施/不実施判定部の判定結果に基づいて該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施/不実施を選択しうる選択部とをそなえて構成されたことを特徴とする、電力制御回路。
【0140】
(付記5) 該演算部が、
スロット数に基づいて移動演算をし演算情報を出力するように構成されたことを特徴とする、付記4記載の電力制御回路。
(付記6) 該同期/非同期判定部が、
該同期検出部が同期または非同期を連続して検出した連続回数をカウントし該連続回数と所定の閾値とを比較して同期/非同期を判定するように構成されたことを特徴とする、付記4記載の電力制御回路。
【0141】
(付記7) 該制御部が、
無線の同期確立を表す同期確立状態と無線の同期はずれを表す非同期状態と該同期確立状態および該非同期状態の中間の過渡状態との各状態に基づいて送信電力制御の実施/不実施を制御するように構成されたことを特徴とする、付記1〜付記6のいずれか一に記載の電力制御回路。
【0142】
(付記8) 該制御部が、
該同期/非同期判定部に設けられたカウンタ値と対応付けて保持した送信電力値を送信電力値として出力するように構成されたことを特徴とする、付記3記載の電力制御回路。
(付記9) 該同期/非同期判定部が、
該所定の閾値として、前方保護または後方保護のための保護カウンタを用いるように構成されたことを特徴とする、付記2,3,6のいずれか一に記載の電力制御回路。
【0143】
(付記10) 情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、
該送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、
該電力制御回路が、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データから同期/非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム毎に検出された同期/非同期に基づいて同期/非同期を判定する同期/非同期判定部と、
該同期検出部にてフレーム毎に検出された同期/非同期に基づいて送信電力制御の実施/不実施を判定する実施/不実施判定部と、
該無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該実施/不実施判定部の判定結果に基づいて該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施/不実施を選択しうる選択部とをそなえて構成されたことを特徴とする、無線送信装置。
【0144】
(付記11) 情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、
該送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、
該電力制御回路が、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データを含む第2無線信号に起因する無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報に基づいて送信電力制御の実施/不実施を判定する送信電力制御情報判定部と、
該送信電力制御情報判定部の判定結果と該判定結果に対応付けられた送信電力値データとに基づいて送信電力制御の実施/不実施を選択しうる選択部とをそなえて構成されたことを特徴とする、無線送信装置。
【0145】
(付記12) 情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、
該送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、
該電力制御回路が、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データから同期/非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム毎に検出された同期/非同期に基づいて同期/非同期を判定する同期/非同期判定部と、
該無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該非同期判定部が非同期を示す判定データを出力した場合該同期検出部にて最初に非同期を検出したときの送信電力値を送信電力値として設定する制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする、無線送信装置。
【0146】
(付記13) 情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、
該送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、
該電力制御回路が、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データから同期/非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム毎に検出された同期/非同期に基づいて同期/非同期を判定する同期/非同期判定部と、
該無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、
該演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施/不実施を判定する実施/不実施判定部と、
該実施/不実施判定部の判定結果に基づいて該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施/不実施を選択しうる選択部とをそなえて構成されたことを特徴とする、無線送信装置。
(付記14)
受信した送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行なう無線送信装置において、
同一の内容の送信電力制御情報の連続受信回数に応じて送信電力制御値を変化させる制御部をそなえて構成されたことを特徴とする、無線送信装置。
【0147】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の電力制御回路および無線送信装置によれば、以下に述べるような効果ないしは利点がある。
(1)本発明の電力制御回路によれば、受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、同期検出部におけるフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、前記同期検出部におけるフレーム同期、フレーム非同期の検出結果に応じて前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されているので、同期確立しているときに、TPCに従う場合とそうでない場合とのそれぞれに応じて電力制御ができ、細かな電力制御ができる。
【0148】
(2)本発明の電力制御回路によれば、受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、同期検出部におけるフレーム非同期検出がT1回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、前記同期検出部におけるフレーム非同期の検出がT2(1≦T2≦T1)となった場合に、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように制御する制御部とをそなえて構成されているので、精度の高い電力制御が可能となり、また、送信電力制御の高速化が図れる。
【0149】
(3)本発明の電力制御回路によれば、上記状態判定部によりシステム非同期と判定した場合に、システム非同期と判定するに至った連続したフレーム非同期の検出のうち最初のフレーム非同期の検出時における送信電力値を状態判定部によりシステム非同期と判定した後の送信電力値として用いるようにしてもよく、この場合、信頼性の低い状況下における値が用いられず、良好な品質を維持できる。また、システム同期が確立する前に電力制御が先行して開始され必要かつ十分な値の電力値で送信できる。
【0150】
(4)本発明の電力制御回路によれば、無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、実施/不実施判定部の判定結果に基づいて送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されているので、送信電力制御がきめ細かく制御される。また、既存の回路等に大幅な変更を加えずに実施することができる。
【0151】
(5)上記の演算部は、スロット数に基づいて移動演算をし演算情報を出力するように構成することができ、このようにすれば、1フレームの受信途中に、実施中の送信電力制御を不実施に変更することができ、また、不実施の送信電力制御を実施に変更することもでき、TPCの実施/不実施の更新時間がスピードアップする。
【0152】
(6)上記の制御部は、無線の同期確立を表すシステム同期確立状態と無線の同期はずれを表すシステム非同期状態とシステム同期確立状態およびシステム非同期状態の中間の過渡状態との各状態に基づいて送信電力制御の実施/不実施を制御するように構成されているので、より品質のよい同期状態と品質の多少劣化した同期状態との2種類で同期状態を区別できる。また、接続時に品質のよいときのTPCにのみに従って電力制御させることができる。
【0153】
(7)本発明の無線送信装置によれば、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、同期検出部のフレーム毎の検出結果に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、実施/不実施判定部の判定結果に基づいて送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されているので、より安定な品質を確保でき、チャネル干渉量の増加を防止することができる。
【0154】
(8)本発明の無線送信装置によれば、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、該同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、無線通信する相手無線装置が送信した情報データを含む第2無線信号に起因する無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定するとともに、該送信電力制御情報の連続受信回数をカウントする送信電力制御情報判定部と、送信電力制御情報の連続受信回数とこの連続受信回数に対応付けられた送信電力制御の制御量に関する送信電力値データとに基づいて送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されているので、品質に基づいて、TPCの停止またはTPCの実施/不実施の3段階の制御をフレーム毎に可能となり、また、より安定な品質を確保でき、チャネル干渉量の増加を防止することができる。
【0155】
(9)また、本発明に関連する技術の無線送信装置によれば、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム毎に検出されたフレーム同期、フレーム非同期に基づいてシステム同期、システム非同期を判定する同期/非同期判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、同期/非同期判定部がシステム非同期と判定した場合はシステム非同期と判定した以前の送信電力値を送信電力値として設定する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されているので、信頼性の低い状況下における値が用いられず、良好な品質を維持できる。
【0156】
(10)本発明の無線送信装置によれば、情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、この電力制御回路が、無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、実施/不実施判定部の判定結果に基づいて送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されているので、送信電力制御がきめ細かくなる。また、既存の回路等に大幅な変更を加えずに実施することができる。
【0157】
(11)同期/非同期判定部が、同期検出部が同期または非同期を連続して検出した連続回数をカウントし連続回数と所定の閾値とを比較して同期/非同期を判定するように構成されてもよく、このようにすれば、電力制御の精度が向上する。また、品質に基づいてTPCの停止またはTPCの実施/不実施の3段階の制御をフレーム毎に可能となり、より安定な品質を確保でき、チャネル干渉量の増加を防止できる。
【0158】
(12)制御部が、同期/非同期判定部に設けられたカウンタ値と対応付けて保持した送信電力値を送信電力値として出力するように構成されてもよく、このようにすれば、精度の高い送信電力制御が可能となる。また、TPCに従うか否かの判断がスロット単位で行なわれ、また、スロット数を所望の数に選択できる。
【0159】
(13)同期/非同期判定部が、所定の閾値として、前方保護または後方保護のための保護カウンタを用いるように構成されてもよく、このようにすれば、既存の回路をそのまま使用することができ、また、より安定な品質を確保できる。
(14)さらに、本発明の無線送信装置によれば、受信した送信電力制御情報に基づいて送信電力制御を行なう無線送信装置において、同一の内容の送信電力制御情報の連続受信回数に応じて送信電力制御値を変化させる制御部をそなえて構成されているので、より安定な品質を確保でき、チャネル干渉量の増加を防止することができる(請求項11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るセルラ移動通信システムの模式的に示す構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る基地局の送受信部の要部を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る移動局の送受信部の要部を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る制御部の状態遷移の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る制御方法を説明するための図である。
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ上りフレームの構成例を説明するための図である。
【図7】(a)〜(c)はそれぞれ下りフレームの構成例を説明するための図である。
【図8】(a)〜(c)はそれぞれパイロットシンボルを説明するための図である。
【図9】(a)は前方保護のカウンタ動作を説明するための図であり、(b)は後方保護のカウンタ動作を説明するための図である。
【図10】本発明の第1実施形態の変形例に係る基地局の送受信部の要部を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態の変形例に係る制御ブロック図である。
【図12】本発明の第1実施形態の変形例に係る制御部の制御を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施形態に係る基地局の送受信部の要部を示す図である。
【図14】本発明の第2実施形態に係る制御ブロック図である。
【図15】本発明の第2実施形態に係る同期遷移を説明するための図である。
【図16】本発明の第3実施形態に係る基地局の送受信部の要部を示す図である。
【図17】本発明の第3実施形態に係る制御ブロック図である。
【図18】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の第3実施形態に係る基地局の移動演算を説明するための図である。
【図19】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の第3実施形態の変形例に係る基地局の移動演算を説明するための図である。
【図20】同期に関する状態遷移の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,3 送受信回路(無線送信装置)
10,10a 基地局
11 電力制御ビット情報有効/無効判定部
11a,30a アンテナ
11b 結合器
12 送信部
12a 送信アンプ
12b 周波数変換部
12c D/A変換部
13 受信部
13a サーチャ
13b フィンガ
14,14a〜14c 電力制御部(電力制御回路)
15,15a〜15c 選択制御部(選択部)
16 TPCビット抽出部
17 フレーム毎同期検出部(同期検出部)
18,18b 同期用同期情報カウンタ(同期/非同期判定部)
19 電力制御用同期情報カウンタ(実施/不実施判定部)
20 デュアルポートメモリ(インターフェース部)
21 ベースバンド処理部
21a 符号化部
21b 復号部
22 TPCビットカウンタ
23 移動演算部(演算部)
24,24a TPCビット情報有効/無効判定部
25 SIR測定部
50 保持部
51 上位レイヤ
52 データ処理制御部
Claims (11)
- 受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、
該同期検出部におけるフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、
受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
前記同期検出部におけるフレーム同期、フレーム非同期の検出結果に応じて前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、
該制御部が、
無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴とする、電力制御回路。 - 受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、
該同期検出部におけるフレーム非同期検出がT1回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、
受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
前記同期検出部におけるフレーム非同期の検出がT2(1≦T2≦T1)となった場合に、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように制御する制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする、電力制御回路。 - 受信した無線データに基づいてフレーム同期、フレーム非同期を検出する同期検出部と、
該同期検出部におけるフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する状態判定部と、
受信した無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
前記同期検出部におけるフレーム同期、フレーム非同期の検出結果に応じて前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、
該制御部が、
無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態で、且つ、フレーム非同期検出状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴とする、電力制御回路。 - 該制御部が、
該状態判定部によりシステム非同期と判定した場合に、該システム非同期と判定するに至った連続したフレーム非同期の検出のうち最初のフレーム非同期の検出時における送信電力値を該状態判定部によりシステム非同期と判定した後の送信電力値として用いるように構成されたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項記載の電力制御回路。 - 無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、
該無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、
該演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、
該実施/不実施判定部の判定結果に基づいて該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、
該制御部が、
無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴とする、電力制御回路。 - 該演算部が、
スロット数に基づいて移動演算をし演算情報を出力するように構成されたことを特徴とする、請求項5記載の電力制御回路。 - 情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、
該送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、
該電力制御回路が、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、
該同期検出部のフレーム毎の検出結果に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、
該無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該実施/不実施判定部の判定結果に基づいて該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、
該制御部が、
無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴とする、無線送信装置。 - 情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、
該送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、
該電力制御回路が、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データを含む第2無線信号に起因する無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定するとともに、該送信電力制御情報の連続受信回数をカウントする送信電力制御情報判定部と、
該送信電力制御情報の連続受信回数と該連続受信回数に対応付けられた送信電力制御の制御量に関する送信電力値データとに基づいて送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、
該制御部が、
無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴とする、無線送信装置。 - 情報データを含む第1無線信号を所望の送信電力値にて送信しうる送信部と、
該送信部の送信電力値を制御する電力制御回路とをそなえ、
該電力制御回路が、
無線通信する相手無線装置が送信した情報データと送信電力制御情報とを含む第2無線信号に起因する無線データからフレーム同期、フレーム非同期をフレーム毎に検出する同期検出部と、
該同期検出部にてフレーム非同期検出が複数回連続した場合にシステム非同期と判定する非同期判定部と、
該無線データに含まれる送信電力制御情報を抽出する送信電力制御情報抽出部と、
該無線データから所定数のパイロットデータを所定数のスロット毎に抽出し誤りに関する演算情報を出力する演算部と、
該演算部から出力された演算情報に基づいて送信電力制御の実施、不実施を判定する実施/不実施判定部と、
該実施/不実施判定部の判定結果に基づいて該送信電力制御情報抽出部にて抽出された送信電力制御情報を用いた送信電力制御の実施、不実施を制御する制御部とをそなえ、
該制御部が、
無線のシステム同期確立を表すシステム同期確立状態と無線のシステム同期はずれを表すシステム非同期状態との中間の過渡状態において、前記抽出された送信電力制御情報に基づく送信電力制御を行なわないように構成されたことを特徴とする、無線送信装置。 - 該制御部が、
同一の内容の送信電力制御情報の連続受信回数に応じて送信電力制御値を変化させるように構成されたことを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の電力制御回路。 - 該制御部が、
同一の内容の送信電力制御情報の連続受信回数に応じて送信電力制御値を変化させるように構成されたことを特徴とする、請求項7〜請求項9のいずれか一項記載の無線送信装置。
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