JP4080771B2 - 配信管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークを介して行われるファイルの配信を管理する配信管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、広い領域内に存在する複数の拠点に対して同一内容のファイル等を同時に送信することができることから、ネットワークを介してファイル等の配信が行われている。また、このファイル配信は、データの送信効率を向上させる等のために、主にデータを所定の単位(パケット)に分割して送信するパケット通信により行われている。
【0003】
ところで、同報によるファイル配信の場合、パケットロスが発生した各端末装置に関して再送処理をする必要があった。特に、衛星を使った同報配信では天候が悪くなるとパケットロスが発生しやすくなり、場合によっては再送の繰り返しが必要になる場合がある。また、衛星回線の場合、一般に登り回線(端末→サーバ)の回線は太くないので、再送要求の通信量が増えることも性能劣化やトラブルの原因になっている。
【0004】
また、従来のPush配信においては、配信開始時点で送信サーバと受信クライアントが同期をとらなければならなかったが、例えば、何らかのトラブルによりクライアントがリブート中で配信開始に間に合わない場合等、実際の業務システムにおいては、一部の受信端末が受信可能でない状態にあることも多い。
【0005】
そのため、配信されるファイルに対して高度な数学的理論に基づく所定の関数を用いた演算を行うことにより所定のパケットを生成し、配信されるファイルを構成している一部のパケットが欠落した場合であっても、所定の数のパケットを受信していればファイルを復元することができる通信方法が開発されている(特開2001−189665号公報参照)。このような通信方法を用いれば、上述のような問題点を解消することができ、ネットワークを介して確実にファイル等の配信を行うことが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような通信方法においては、いつどのようにして端末装置(クライアント)が受信開始すればよいのかはわからない。また、受信開始に必要な情報をクライアントが受け取ることも、上述の通信方法をPUSH配信に有効に活用するためには必要である。
【0007】
この発明の課題は、必要なファイルの配信を所定時間内に確実に行うと共に、必要な送信先に対して確実にファイルの配信を行うことができるようにネットワークを介したファイルの配信を管理する配信管理システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の配信管理システムは、ファイルの配信を行うファイル配信サーバと、ファイルの配信状況を管理する配信管理サーバと、前記ファイル配信サーバ及び前記配信管理サーバとネットワークを介して接続されている端末装置を備える配信管理システムにおいて、前記ファイル配信サーバは、配信されるファイルに基づいて、所定の数のパケットを受信することによりファイルを復元することができるように、前記配信されるファイルに対して所定の演算を行うことにより所定のパケットを生成するパケット生成手段と、前記パケット生成手段により生成された所定のパケットからなるファイルを前記配信されるファイルとして、前記ネットワークを介して前記端末装置に対して配信するファイル配信手段とを備え、前記配信管理サーバは、前記ファイル配信サーバにより配信されるファイル毎に、前記所定のパケットからなる前記配信されるファイルを復元するために必要な前記所定のパケットの数の情報、前記ネットワークを介して接続されている前記端末装置のうち、ファイルを配信する前記端末装置を指定する端末装置指定情報、前記端末装置において実行される所定のコマンド、及び前記端末装置が前記配信されたファイルの受信結果と前記コマンドのコマンド実行結果とを前記配信管理サーバに対して送信する結果送信時間帯を含む配信管理情報を作成する配信管理情報作成手段と、前記配信管理情報作成手段により作成された配信管理情報を前記ネットワークを介して前記端末装置に対して送信する送信手段と、前記端末装置からの前記受信結果及び前記コマンド実行結果を受信する受信手段と、ファイルの配信に関する所定の情報を記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶されている所定の情報に対応させて前記受信結果及び前記コマンド実行結果を記憶する結果記憶手段とを備え、前記端末装置は、前記送信手段により送信された配信管理情報を受信する配信管理情報受信手段と、前記配信管理情報受信手段により受信された前記配信管理情報に含まれる前記端末装置指定情報により指定された端末装置であることを確認する端末装置指定情報確認手段と、前記端末装置指定情報確認手段により、前記端末装置指定情報において指定された端末装置であることが確認された場合にのみ、前記配信管理情報に含まれる前記所定のパケットの数に達するまで前記ファイル配信サーバにより配信されたパケットを受信する受信手段と、前記受信手段において受信した前記配信されたファイルを復元するファイル復元手段と、前記配信されたファイルの受信結果を、前記ネットワークを介して前記配信管理サーバに対して送信する受信結果送信手段と、前記所定のコマンドの受信完了後に、前記所定のコマンドを実行するコマンド実行手段と、前記コマンド実行手段により実行したコマンド実行結果を、前記ネットワークを介して前記配信管理サーバに対して送信するコマンド実行結果送信手段とを備え、前記受信結果送信手段及び前記コマンド実行結果送信手段は、前記結果送信時間帯内であって、前記端末装置毎に任意に選択した時間に、前記受信結果及び前記コマンド実行結果を前記配信管理サーバに対して送信することを特徴とする。
【0009】
この請求項1記載の配信管理システムによれば、ファイル配信サーバにより、配信されるファイルに基づいて、所定の数のパケットを受信することによりファイルを復元することができる所定のパケットを生成し、配信管理サーバにおいて、配信されるファイル毎にファイルの復元に必要な所定のパケットの数を示す情報及び端末装置指定情報、例えば、ファイルを配信する端末装置の端末装置IDを含む配信管理情報が作成され、端末装置においては、ネットワークを介して配信管理情報を受信し、受信した配信管理情報に含まれる端末装置指定情報により指定された端末装置であることが確認された場合にのみ、必要な数に達するまで所定のパケットを受信しファイルの復元を行なっている。従って、実際にファイルの配信を行う前に、ファイル毎に作成された配信管理情報を送信することによって、多数の端末装置がネットワークを介して接続されている場合であっても、必要なファイルを必要な端末装置に対してのみ配信するように、配信の管理を行うことができる。更に、例えば、通信エラーが発生し、ファイルを構成するパケットの一部が欠落した場合であっても、予め通知されている必要な数の所定のパケットを受信することにより、配信されるファイルを復元することができる。そのため、必要なファイルを送信が必要な端末に対して、確実、かつ、効率的に配信することができる。
【0015】
この請求項1記載の配信管理システムによれば、ファイルが配信された端末装置において実行されるコマンドが配信管理情報に含まれている。そのため、ファイルが配信された後に、個々の端末装置において必要となる処理、例えば、所定のアプリケーションについてのバージョンアップやアップデートなどを個々の端末装置において行うことができる。
また、この請求項1記載の配信管理システムによれば、配信管理サーバは、ファイルが配信された各端末装置におけるファイルの受信結果及びコマンド実行結果を受信し記憶している。従って、各端末装置におけるファイルの受信状況及び配信されたファイルに対するコマンドの実行状況を適切に管理することができる。
更に、この請求項1記載の配信管理システムによれば、各端末装置は、配信管理情報において指定された時間帯内であって、端末装置毎に任意に選択した時間に、受信結果及びコマンド実行結果を、例えば地上系ネットワークを介して配信管理サーバに対して送信する。従って、端末装置からの受信結果及びコマンド実行結果が同時に集中して送信されることを回避し、ネットワークへの負荷及び配信管理サーバへの負荷を分散することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る衛星配信管理システムについて説明する。図1は、実施の形態に係る衛星配信管理システムのブロック構成図である。
【0021】
この衛星配信管理システムは、ファイルの配信等を行う配信運用拠点2を備え、この配信運用拠点2は、衛星ネットワークを介して各拠点10a、10bに設置されている複数の端末装置と接続されている。ここで、衛星ネットワークは、配信運用拠点2に設置されている送信器4、通信衛星6及び各拠点10a、10bにそれぞれ設置されている受信器8a、8bにより構成されている。また、配信運用拠点2は、配信運用拠点2とは別に設置されているファイルの配信に関する指示等を行う運用拠点14及び各拠点10a、10bと地上系のネットワーク12を介して相互に接続されている。
【0022】
配信運用拠点2は、ファイルの配信等の指示を行う運用PC20a、20b、ファイルの配信等の処理を行うファイル配信サーバ30及びファイルの配信等を管理する配信管理サーバ40を備えている。また、運用PC20a、20b、ファイル配信サーバ30及び配信管理サーバ40はLAN(Local Area Network)を介して相互に接続されている。
【0023】
ファイル配信サーバ30は、配信されるファイルに基づいて所定のパケットを生成する等の処理を行うデータ処理部32を備え、このデータ処理部32には、配信管理サーバ40及び送信器4との間の通信を制御する通信制御部34及び生成された所定のパケット等を記憶するデータ記憶部36が接続されている。
【0024】
配信管理サーバ40は、配信管理情報の作成等の処理を行うデータ処理部42を備え、このデータ処理部42には、運用PC20a、20b、ファイル配信サーバ30及び送信器4との間の通信を制御する通信制御部44及びファイルの配信に関する所定の情報等を記憶するデータ記憶部46が接続されている。
【0025】
ここで、配信管理情報とは、配信されるファイル毎に作成される情報であり、配信されるファイルがいつ配信され、そのファイルを受信する端末装置はどの端末装置かを指定する情報(端末装置指定情報)等が含まれている。この配信管理情報は、配信運用拠点2と衛星ネットワークを介して接続されている全ての端末装置に対して衛星ネットワークを介して送信される。
【0026】
また、拠点10a内には、端末装置50、52が設置されており、受信器8aと端末装置50、52はLAN(Local Area Network)を介して相互に接続されている。同様に、拠点10b内には、端末装置60、62、64が設置されており、受信器8bと端末装置60、62、64はLAN(Local Area Network)を介して相互に接続されている。また、運用拠点14は、1又は2以上の図示しない運用PCを備え、地上系ネットワーク12を介して配信管理サーバ40に対してファイルの配信等の指示を行う。
【0027】
次に、図面を参照して衛星配信管理システムにおいて行われる配信管理処理について説明する。
【0028】
図2は、配信管理サーバ40における配信管理処理を説明するためのフローチャートである。なお、以下においては、運用PC20aからファイルの配信を指示された場合を例として説明する。
【0029】
まず、運用PC20aから送信されたファイル配信情報を通信制御部44を介して受信し(ステップS10)、データ記憶部46に登録する(ステップS11)。即ち、ファイル配信情報には、図3(a)に示すように、ファイルID、コマンド及び受信結果等を送信する結果送信時間が含まれており、これらの情報を含むファイル配信情報をデータ記憶部46に記憶する。ファイルIDは、配信されるファイル毎に付与されるユニークな番号等であり、コマンドは、ファイルが配信された後に、各端末装置において配信されたファイルに対して実行される処理コマンドである。また、結果送信時間帯は、配信されたファイルの受信結果と、配信されたファイルに対してコマンドを実行したコマンド実行結果を端末装置から配信管理サーバ40に対して送信するために指定された時間である。
【0030】
次に、運用PC20aから送信された配信スケジュール情報を通信制御部44を介して受信し(ステップS12)、データ記憶部46に登録する(ステップS13)。即ち、配信スケジュール情報には、図3(b)に示すように、ファイルの配信を開始する時刻、終了する時刻、ファイルを配信する配信先の端末装置の端末装置ID(端末装置指定情報)が含まれている。端末装置IDは、衛星ネットワークを介して配信運用拠点2と接続されている全ての端末装置に付されているユニークな番号等である。なお、配信スケジュール情報にはファイル配信情報に含まれているファイルIDと同一のファイルIDが付されており、このファイルIDに対応させて配信スケジュール情報をデータ記憶部46に記憶する。
【0031】
次に、任意の端末装置から送信される配信するためのファイル(配信ファイル)を受信し、受信した配信ファイルをデータ記憶部46に記憶する(ステップS14)。なお、端末装置から送信される配信ファイルには、ファイル配信情報のファイルIDと同一のファイルIDが付与されている。そのため、受信された配信ファイルは、ファイルIDに対応させてデータ記憶部46に記憶される。
【0032】
なお、ステップS10〜ステップS14の処理は、運用拠点14からの所定の指示に基づいて行うようにしてもよい。即ち、運用拠点14に設置されている図示しない運用PCから送信されるファイル配信情報、配信スケジュール情報及び配信ファイルを受信してステップS10〜ステップS14の処理を行うようにしてもよい。
【0033】
次に、配信ファイルの配信を開始する配信開始時刻の所定時間前になっているか否かを判断し(ステップS15)、所定時間前になっている場合には、ファイル配信サーバ30に対し、通信制御部44を介して配信指示を送信する(ステップS16)。即ち、配信ファイル、配信ファイルのファイルID、その配信ファイルの配信開始時刻及び配信終了時刻を含む配信指示を、ファイル配信サーバ30に対して送信する。なお、配信指示は、ファイル配信サーバ30におけるパケット生成処理等に必要な時間を考慮して、ファイルの配信開始時刻の所定時間前、例えば、2分前等に送信される。
【0034】
次に、ファイルの復元に必要なパケット数の情報を通信制御部44を介して受信する(ステップS17)。即ち、ファイル配信サーバ30においては、予め所定のパケットを生成するための所定の関数が定められているため、配信ファイルを受信した時点で、配信ファイルを復元するために必要なパケットの数が明らかになる。従って、ステップS16において、ファイル配信サーバ30に対して配信指示を送信した後、ファイル配信サーバ30から折り返し送信される配信ファイルを復元するために必要なパケットの数の情報を受信する。
【0035】
ステップS17において受信したファイルの復元に必要なパケットの数の情報、上述のステップS11においてデータ記憶部46に登録されたファイル配信情報及び上述のステップS13においてデータ記憶部46に登録された配信スケジュール情報に基づいて配信管理情報を作成する(ステップS18)。即ち、図4に示すように、ファイルID、端末装置ID、配信ファイルを復元するために必要なパケットの数、端末装置において配信ファイルに対して実行されるコマンド、配信開始時刻、配信終了時刻、受信結果及びコマンド実行結果通知の要否及びこれらの結果を端末装置から配信管理サーバ40に対して送信する結果送信時間とを含む配信管理情報が作成される。
【0036】
次に、配信開始時刻となっているか否かを判断し(ステップS19)、配信開始時刻となっている場合には、配信管理情報を衛星ネットワーク、即ち、送信器4、通信衛星6及び受信器8a、8bを介して各拠点10a、10bに対して送信する(ステップS20)。即ち、衛星ネットワークを介して配信運用拠点2と接続されている全ての端末装置に対して配信管理情報を送信する。
【0037】
次に、ファイルの配信を終了する配信終了時刻となっているか否かを判断し(ステップS21)、配信終了時刻になっていない場合には、ステップS20に戻り、衛星ネットワークを介して再び配信管理情報を送信する。即ち、配信管理情報は、気象条件等の影響により、端末装置において受信されていない可能性があるため、配信終了時刻になるまで繰り返し送信される。一方、配信終了時刻になっている場合には(ステップS21)、配信管理情報の送信を終了する。
【0038】
次に、図5に示すフローチャートを参照して、ファイル配信サーバにおけるファイルの配信処理について説明する。
【0039】
まず、配信管理サーバ40から送信される配信指示を通信制御部34を介して受信する(ステップS30)。即ち、配信指示として、配信ファイル、配信ファイルのファイルID、その配信ファイルの配信開始時刻及び配信終了時刻を受信する。
【0040】
次に、ステップS30において受信した配信ファイルに基づいて、この配信ファイルを復元するために必要なパケット数の情報を、通信制御部34を介して配信管理サーバ40に対して送信する(ステップS31)。即ち、ファイル配信サーバ30においては、例えば、米国のデジタル・ファウンテン社により開発された技術に基づいて所定のパケットを生成する。そして、この所定のパケットからなる配信ファイルは、数学的理論に基づく所定の関数を用いて、配信ファイルに対して演算を施すことによって生成されるため、送信された順番に拘わらず、また、送信される全てのパケットを受信していなくても必要なパケット数を受信できれば復元することができる(特開2001−189665号公報参照)。そのため、配信ファイルを受信した場合には、その配信ファイルを復元するために必要となる所定のパケットの数を予め配信管理サーバ40に対して通知する。
【0041】
次に、ファイルの配信開始時刻から配信管理情報送信時間と配信管理情報解釈時間を足した時間を経過したか否かを判断し(ステップS32)、この時間を経過している場合には、配信ファイルに基づいて、所定のパケットを生成する(ステップS33)。即ち、配信ファイルに対して所定の関数を用いて演算を施すことにより所定のパケットを生成し、生成した所定のパケットをデータ記憶部36に記憶する。そして、配信ファイルを構成する所定のパケットを衛星ネットワークを介して各拠点10a、10bに対して配信する(ステップS34)。
【0042】
次に、ファイルの配信終了時刻となっているか否かを判断し、配信終了時刻となっていない場合には(ステップS35)、ステップS34に戻り、ファイルの配信を継続する。一方、配信終了時刻となっている場合には(ステップS35)、ファイルを配信する処理を終了する。
【0043】
次に、図6に示すフローチャートを参照して、端末装置において行われる処理を、端末装置50における処理を例として説明する。
【0044】
まず、配信管理サーバ40から、衛星ネットワークを介して送信された配信管理情報を受信する(ステップS40)。即ち、受信器8aにおいて受信された配信管理情報は、拠点10a内のLAN(Local Area Network)を介して拠点10a内の全ての端末装置に送信される。
【0045】
次に、端末装置50の端末装置IDと配信管理情報に含まれている端末装置IDとを照合する(ステップS41)。即ち、端末装置IDの照合を行うことによって、受信した配信管理情報に対応する配信ファイルを受信する端末装置として指定されているか否かを確認する。
【0046】
端末装置50の端末装置IDと配信管理情報に含まれている端末装置IDとが一致しなかった場合には(ステップ42)、端末装置50はこの配信管理情報に対応する配信ファイルを受信する必要がないため処理を終了する。
【0047】
一方、端末装置50の端末装置IDと配信管理情報に含まれている端末装置IDとが一致した場合には(ステップS42)、所定のパケットからなる配信ファイルを受信する(ステップS43)。即ち、配信管理情報の内容を確認した後、ファイル配信サーバ30により衛星ネットワークを介して配信されるファイルの受信を開始する。
【0048】
次に、配信管理情報により予め通知された配信ファイルの復元に必要な数のパケットを受信しているか否かを判断する(ステップS44)。そして、必要な数に達していない場合には、ステップS43に戻り、必要な数に達するまで配信ファイルの受信を行う。
【0049】
一方、必要な数に達している場合には(ステップS44)、受信した必要な数の所定のパケットからなる配信ファイルを復元する(ステップS45)。即ち、配信ファイルに対して所定の関数を用いて演算を施すことによって生成されたパケットからなる配信ファイルに基づいて、配信ファイルを復元する。
【0050】
次に、復元された配信ファイルに対して配信管理情報に含まれている所定のコマンドを実行する(ステップS46)。即ち、所定のコマンド、例えば、所定のアプリケーションのバージョンアップを行うコマンド等の場合には、復元された配信ファイルに対してコマンドを実行することにより、アプリケーションのバージョンアップ等の処理を行う。
【0051】
次に、配信管理情報において配信管理サーバ40の結果送信時間がどのように指定されているかを判断する(ステップS47)。即ち、コマンド実行後、即時に受信結果及びコマンド実行結果を送信するように指定されている場合(ステップS47)には、コマンド実行後、即時に受信結果及びコマンド実行結果を地上系ネットワーク12を介して配信管理サーバ40に対して送信する(ステップS50)。
【0052】
一方、所定時間帯内に受信結果及びコマンド実行結果を送信するように指定されている場合には(ステップS47)、受信結果及びコマンド実行結果を配信管理サーバ40に対して送信する時間を算出する(ステップS48)。例えば、配信管理サーバ40の結果送信時間が、所定の時刻から10分間と指定されている場合、その10分間内のどのタイミングで送信するかを、端末装置50に予め設定されている乱数表を用いて算出する。
【0053】
次に、ステップS48において算出された送信時刻になったか否かを判断する(ステップS49)。ここで、送信時刻となっている場合には、受信結果及びコマンド実行結果を地上系ネットワーク12を介して配信管理サーバ40に対して送信する(ステップS50)。なお、受信結果及びコマンド実行結果は、受信したファイルのファイルID及び端末装置50の端末装置IDと併せて送信される。
【0054】
次に、図7に示すフローチャートを参照して、端末装置50から受信結果及びコマンド実行結果を送信された配信管理サーバ40における処理を説明する。
【0055】
まず、端末装置50から地上系ネットワーク12を介して送信された受信結果及びコマンド実行結果を、通信制御部44を介して受信する(ステップS60)。
【0056】
次に、受信結果及びコマンド実行結果と併せて送信されたファイルIDに基づいて、データ記憶部46に記憶されているファイル配信情報のファイルIDを参照する(ステップS61)。即ち、どのファイルに対する受信結果であるかを、データ記憶部46に記憶されているファイルIDを参照することによって特定する。
【0057】
次に、端末装置50の端末装置IDに基づいて、データ記憶部46に記憶されている配信スケジュール情報の配信先端末装置IDを参照する(ステップS62)。即ち、配信先端末装置として指定した端末装置のうち、どの端末装置から送信された受信結果及びコマンド実行結果であるかを、データ記憶部46に記憶されている端末装置IDを参照することによって特定する。
【0058】
次に、受信結果及びコマンド実行結果をファイルID及び端末装置IDに対応させてデータ記憶部46に記憶する(ステップS63)。なお、運用PC20a、20b及び運用拠点14に配置されている図示しない運用PCは、配信管理サーバ40のデータ記憶部46に記憶されている受信結果及びコマンド実行結果を任意に参照することができる。
【0059】
この実施の形態の衛星配信管理システムによれば、配信ファイル毎に配信管理情報を作成し、配信ファイルが配信される前に配信管理情報を全端末装置に対して衛星ネットワークを介して送信している。そして、各端末装置においては、衛星ネットワークを介して配信管理情報を受信した後に、ファイルの配信を開始している。
【0060】
従って、配信管理情報に配信ファイルを受信する端末装置の端末装置IDを含めることによって、多数の端末装置が衛星ネットワークを介して接続されている場合であっても、必要な端末装置に対してのみ必要なファイルを確実に配信することができる。
【0061】
また、配信管理情報に配信ファイルに対して実行する所定のコマンドを含めることによって、衛星ネットワークを介して接続されている大規模なネットワークにおいても、ファイルが配信された後に各端末装置において必要な処理、例えば、アプリケーションのバージョンアップ等の処理が個々の端末装置において行われるように管理することができる。
【0062】
また、配信管理情報に、受信結果及びコマンド実行結果を受信する時間を含めることによって、多数の端末装置に対してファイルを配信した場合であっても、それぞれの端末装置からの受信結果及びコマンド実行結果が同時に送信されることを防止している。そのため、ネットワーク及び配信管理サーバへの負荷を軽減し、配信管理サーバにおいて効率的に受信結果及びコマンド実行結果を受信することができる。
【0063】
なお、この実施の形態に係る衛星配信管理システムにおいては、ファイルの配信開始時間となってから配信管理情報を配信しているが、配信管理情報はファイルの配信開始時間よりも前に送信するようにしてもよい。例えば、実際にファイルの配信を行う日の前日に配信管理情報を送信し、翌日にファイルの配信を行うようにしてもよい。
【0064】
また、上述の実施の形態に係る衛星配信管理システムにおいては、端末装置指定情報として、端末装置IDを用いているが、端末装置ID以外によってファイルを配信する端末装置を指定するようにしてもよい。例えば、1つの拠点内に存在する複数の端末装置を1つのグループとし、グループ毎にユニークなグループIDを付与している場合には、このグループIDに基づいてファイルを配信する端末装置を指定するようにしてもよい。
【0065】
また、上述の実施の形態に係る衛星配信管理システムにおいては、米国のデジタル・ファウンテン社により開発された通信方法を用いてファイルの配信を行うこととしているが、これに限定されるものではなく、全てのパケットを受信していなくても所定の数のパケットを受信することにより、ファイルの復元が可能な他の通信方法を用いてファイルの配信を行うようにしてもよい。
【0066】
また、上述の実施の形態においては、衛星配信管理システムについて説明したが、地上系ネットワークを用いた配信管理システムに本願発明を適用するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
この発明によれば、配信ファイル毎に作成された配信管理情報を受信した後に、端末装置においてファイルの受信が行われているため、配信管理情報においてファイルを配信する端末装置を指定すること等により、ファイルの配信を適切に管理することができる。また、配信管理情報において、ファイルが配信された端末装置において実行される処理のコマンドを指定する等により、ファイル配信を有効に活用することができる。
【0068】
また、この発明の配信方法を用い、かつ所定のパケットからなる配信ファイルを復元するために受信することが必要な所定のパケットの数を予め端末装置に通知しているため、通信エラーに個別に再送等の対応することなく、必要なファイルを確実に配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る衛星配信管理システムのブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る配信管理サーバにおける配信管理処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態に係るファイル配信情報、配信スケジュール情報を説明するための図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る配信管理情報を説明するための図である。
【図5】この発明の実施の形態に係るファイル配信サーバにおける配信ファイルの配信処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態に係る端末装置における配信ファイルの受信処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態に係る受信結果及びコマンド実行結果を受信した配信管理サーバにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2…信運用拠点、4…送信器、6…通信衛星、8a、8b…受信器、10a、10b…拠点、12…地上系ネットワーク、14…運用拠点、20a、20b…運用PC、30…ファイル配信サーバ、32…データ処理部、34…通信制御部、36…データ記憶部、40…配信管理サーバ、42…データ処理部、44…通信制御部、46…データ記憶部、50、52、60、62、64…端末装置
Claims (1)
- ファイルの配信を行うファイル配信サーバと、
ファイルの配信状況を管理する配信管理サーバと、
前記ファイル配信サーバ及び前記配信管理サーバとネットワークを介して接続されている端末装置を備える配信管理システムにおいて、
前記ファイル配信サーバは、
配信されるファイルに基づいて、所定の数のパケットを受信することによりファイルを復元することができるように、前記配信されるファイルに対して所定の演算を行うことにより所定のパケットを生成するパケット生成手段と、
前記パケット生成手段により生成された所定のパケットからなるファイルを前記配信されるファイルとして、前記ネットワークを介して前記端末装置に対して配信するファイル配信手段とを備え、
前記配信管理サーバは、
前記ファイル配信サーバにより配信されるファイル毎に、前記所定のパケットからなる前記配信されるファイルを復元するために必要な前記所定のパケットの数の情報、前記ネットワークを介して接続されている前記端末装置のうち、ファイルを配信する前記端末装置を指定する端末装置指定情報、前記端末装置において実行される所定のコマンド、及び前記端末装置が前記配信されたファイルの受信結果と前記コマンドのコマンド実行結果とを前記配信管理サーバに対して送信する結果送信時間帯を含む配信管理情報を作成する配信管理情報作成手段と、
前記配信管理情報作成手段により作成された配信管理情報を前記ネットワークを介して前記端末装置に対して送信する送信手段と、
前記端末装置からの前記受信結果及び前記コマンド実行結果を受信する受信手段と、
ファイルの配信に関する所定の情報を記憶するデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段に記憶されている所定の情報に対応させて前記受信結果及び前記コマンド実行結果を記憶する結果記憶手段とを備え、
前記端末装置は、
前記送信手段により送信された配信管理情報を受信する配信管理情報受信手段と、
前記配信管理情報受信手段により受信された前記配信管理情報に含まれる前記端末装置指定情報により指定された端末装置であることを確認する端末装置指定情報確認手段と、
前記端末装置指定情報確認手段により、前記端末装置指定情報において指定された端末装置であることが確認された場合にのみ、前記配信管理情報に含まれる前記所定のパケットの数に達するまで前記ファイル配信サーバにより配信されたパケットを受信する受信手段と、
前記受信手段において受信した前記配信されたファイルを復元するファイル復元手段と、
前記配信されたファイルの受信結果を、前記ネットワークを介して前記配信管理サーバに対して送信する受信結果送信手段と、
前記所定のコマンドの受信完了後に、前記所定のコマンドを実行するコマンド実行手段と、
前記コマンド実行手段により実行したコマンド実行結果を、前記ネットワークを介して前記配信管理サーバに対して送信するコマンド実行結果送信手段とを備え、
前記受信結果送信手段及び前記コマンド実行結果送信手段は、前記結果送信時間帯内であって、前記端末装置毎に任意に選択した時間に、前記受信結果及び前記コマンド実行結果を前記配信管理サーバに対して送信することを特徴とする配信管理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002080759A JP4080771B2 (ja) | 2002-03-22 | 2002-03-22 | 配信管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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