JP4061055B2 - 床版防水施工法および床版防水構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、床版防水施工法および床版防水構造、詳しくは、アスファルト舗装される床版の床版防水施工法、および、その工法によって得られる床版防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アスファルト舗装される道路床版などには、床版への雨水の浸透を防止するために、床版防水施工が施されている。
【0003】
このような床版防水施工は、通常、床版の上に防水材を施工し、その防水材の上にアスファルト層を施工するものであり、防水材や施工方法に関して、種々のものが提案されている。
【0004】
例えば、特公平6−4961号公報には、床版の上に、必要によりエポキシ樹脂接着層を施工した後、防水性能を有するホットメルト接着剤を施工し、そのホットメルト接着剤の上にアスファルト層を施工して、アスファルト層の施工時の熱によってホットメルト接着剤を液状化し、これによって、床版とアスファルト層とを接着することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、床版とアスファルト層との間に、ホットメルト接着剤を施工しても、防水性能、および、床版とアスファルト層との間の接着性能を、十分に満足できるものではなく、依然、防水性能および接着性能ともに優れる床版防水施工法の開発が要求されている。
【0006】
また、ウレタン樹脂、ウレア樹脂あるいはウレタンウレア樹脂からなる防水材は優れた防水性能を有することから広く用いられているが、これらの樹脂からなる防水材は、アスファルト層との接着が困難であり、床版防水施工には不向きとされている。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、簡易な作業によって、優れた防水性能および接着性能を実現し得る床版防水施工法、および、その工法によって得られる床版防水構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の床版防水施工法は、床版の上に、ウレタン樹脂、イソシアネートまたはそれとポリアミンとの反応により得られるウレアプレポリマーとポリアミンとの反応により得られるウレア樹脂、および、ウレタンウレア樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種により形成される防水層を施工する工程、床版の上に防水層を施工した後、その防水層の上に、その防水層表面の未反応のイソシアネート基が存在している状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物を施工する工程、および、その接着組成物の上に、アスファルト層を施工する工程を備えることを特徴としている。
【0011】
また、本発明では、接着組成物が、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を10〜100重量%含有していることが好ましい。
【0012】
また、本発明は、床版の上に、ウレタン樹脂、イソシアネートまたはそれとポリアミンとの反応により得られるウレアプレポリマーとポリアミンとの反応により得られるウレア樹脂、および、ウレタンウレア樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種により形成される防水層が施工され、床版の上に防水層を施工した後、その防水層の上に、その防水層表面の未反応のイソシアネート基が存在している状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物が施工され、その接着組成物の上に、アスファルト層が施工されている床版防水構造を含んでいる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の床版防水施工法は、床版の上に防水層を施工する工程、その防水層の上に、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物を施工する工程、および、その接着組成物の上に、アスファルト層を施工する工程を備えている。以下、図1を参照して、本発明の床版防水施工法の一実施形態について説明する。
【0015】
この方法においては、まず、図1(a)に示すように、床版1の上に防水層2を施工する。床版1は、床の機能を有する構造部材であって、特に制限されないが、例えば、コンクリート床版、鋼床版などが挙げられる。
【0016】
また、防水層2には、防水材が用いられ、そのような防水材としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、ウレタンウレア樹脂などが挙げられる。これら防水材は、単独使用または2種以上併用してもよい。
【0017】
ウレタン樹脂としては、例えば、4,4’−または2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびその混合物や2,4−または2,6−トリレンジイソシアネートおよびその混合物(TDI)などのポリイソシアネートまたはそれらとポリエーテルポリオールなどのポリオールとの反応により得られるウレタンプレポリマーと、ポリエーテルポリオールなどのポリオールとの反応により得られる公知のものを用いることができ、通常、大気中の水分により硬化する一液湿気硬化タイプや、ポリイソシアネートを含む主剤とポリオールを含む硬化剤とを配合する二液硬化タイプとして調製されている。
【0018】
また、ウレア樹脂は、MDIやTDIなどのイソシアネートまたはそれらとポリエーテルポリアミンなどのポリアミンとの反応により得られるウレアプレポリマーと、ポリエーテルポリアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4−メチレンビス−o−クロロアニリンなどのポリアミンとの反応により得られる公知のものを用いることができ、例えば、ポリイソシアネートを含む主剤とポリアミンを含む硬化剤とを配合する二液硬化タイプとして調製されている。
【0019】
また、ウレタンウレア樹脂は、例えば、MDIやTDIなどのポリイソシアネートとポリエーテルポリオールなどのポリオールとの反応により得られるウレタンプレポリマーと、ポリエーテルポリアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4−メチレンビス−o−クロロアニリンなどのポリアミン、および必要により、ポリエーテルポリオールなどのポリオールとの反応により得られる公知のものを用いることができ、例えば、ウレタンプレポリマーを含む主剤とポリアミンを含む硬化剤とを配合する二液硬化タイプとして調製されている。
【0020】
そして、床版1の上に、防水層2を施工するには、例えば、鏝、ローラー、レーキ、スプレーガンなどを用いる公知の方法により施工することができる。より具体的には、例えば、ウレタン樹脂を施工するには、一液湿気硬化タイプのものでは、ローラなどによって床版1の上に塗工すればよく、また、二液硬化タイプのものでは、主剤と硬化剤とを混合しながらスプレーなどによって吹き付ければよい。また、ウレア樹脂やウレタンウレア樹脂を施工するには、二液硬化タイプのものでは、主剤と硬化剤とを混合しながらスプレーなどによって吹き付ければよい。
【0021】
また、防水層2には、必要に応じて、床版1と防水材との間、あるいは、防水材と接着組成物3との間にプライマを施工してもよい。このようなプライマーとしては、特に限定されないが、好ましくは、ウレタン樹脂からなるウレタン樹脂系プライマーが用いられる。なお、ウレタン樹脂系プライマーは、防水材のウレタン樹脂と同様の一液湿気硬化タイプや二液硬化タイプとして調製され、その施工方法も、防水材のウレタン樹脂と同様である。
【0022】
そのため、防水層2は、防水材のみを施工して1層で形成してもよく、また、プライマーを用いる場合には、例えば、まず、下層としてプライマーを施工し、次いで、上層として防水材を施工して2層として形成してもよく、さらには、例えば、まず、下層としてプライマーを施工し、次いで、中間層として防水材を施工し、その後、上層としてさらにプライマーを施工して3層として形成してもよい。
【0023】
いずれにしても、防水層2としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、ウレタンウレア樹脂、さらには、必要により、ウレタン樹脂系プライマーを施工することが好ましく、これによって、防水層2は、ウレタン樹脂(ウレタン樹脂系プライマーの施工により得られる場合を含む。)、ウレア樹脂およびウレタンウレア樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種により形成されている。
【0024】
また、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、ウレタンウレア樹脂、さらには、ウレタン樹脂系プライマーを施工する場合(複数層で形成する場合には上層を施工する場合)には、後述する接着組成物3の施工時において、防水層2の表面(複数層で形成する場合には上層の表面)に、未反応のイソシアネート基が残存するように、二液硬化タイプのものでは、イソシアネート基/活性水素基(水酸基+アミノ基)の当量比が1.05〜1.4、好ましくは、1.1〜1.25となるように主剤と硬化剤とを配合することが好ましい。なお、一液湿気硬化タイプのものでは、施工から完全硬化まで、およそ24〜48時間程度を要するため、通常、次の接着組成物3の施工時には、未反応のイソシアネート基は残存している。なお、残存させる未反応のイソシアネート基の量は、特に限定されず、二液硬化タイプのものについては、上記の範囲において配合されていれば、過剰のイソシアネート基が残存し、また、一液湿気硬化タイプのものについては、完全硬化していない未反応のイソシアネート基が残存しているとみなすことができる。
【0025】
なお、防水層2は、例えば、0.5〜5kg/m3、好ましくは、1.0〜3kg/m3の施工量とされる。
【0026】
そして、この方法においては、図1(b)に示すように、その防水層2の上に、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物3を施工する。
【0027】
接着組成物3が含有するエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を部分ケン化したケン化物(HEVA)を酸によって変性したカルボキシル変性物(C−HEVA)であって、例えば、特公平5−26802号公報などに記載される製造方法に準拠して得ることができる。
【0028】
すなわち、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を部分ケン化することによって得ることができる。
【0029】
エチレン−酢酸ビニル共重合体は、例えば、高圧法、乳化法などの公知の方法によって製造することができ、原料として入手可能である。原料組成の割合として、その酢酸ビニルの含量が、20〜50重量%、さらには、25〜45重量%のものを用いることが好ましく、また、そのメルトインデックス(g/10min(190℃、2160g):ASTM D−1238に準拠、以下同じ。)が、0.1〜500、さらには、1〜300のものを用いることが好ましい。酢酸ビニルの含量が、それより低いと、柔軟性がなく低温接着性の低下を招く場合があり、また、それより高いと、耐熱性の低下を招く場合がある。
【0030】
そして、エチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化するには、まず、エチレン−酢酸ビニル共重合体を、50℃以上の沸点を有する有機溶媒に溶解する。このような有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼンなどの芳香族炭化水素類、例えば、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水素類などが挙げられる。また、このような有機溶媒のうちでは、水を共沸するキシレン、トルエンなどの芳香族炭化水素類や、100〜200℃の沸点を有する有機溶媒が好ましく用いられる。有機溶媒の使用量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を溶解させるのに必要な量であればよいが、次の反応を円滑に進行させるために、エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、150〜500重量部を用いることが好ましい。
【0031】
次いで、このように調製されたエチレン−酢酸ビニル共重合体の溶液に、低級アルコールを加えた後、特定量の水の存在下に、触媒としてアルカリアルコラートを添加してケン化反応を行なう。
【0032】
低級アルコールとしては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコールなどが挙げられる。好ましくは、メタノールが挙げられる。このような低級アルコールは、所望するケン化度によっても異なるが、エチレン−酢酸ビニル共重合体中の酢酸ビニルのモル数に対し、0.1〜10倍モル、さらには、1〜8倍モル用いることが好ましい。
【0033】
触媒としてのアルカリアルコラートとしては、例えば、ナトリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、カリウムメトキサイド、カリウムエトキサイド、リチウムメトキサイド、カリウム−t−ブトキサイドなどのアルカリ金属のアルコラートが挙げられる。このようなアルカリアルコラートは、所望するケン化度によっても異なるが、エチレン−酢酸ビニル共重合体中の酢酸ビニルのモル数に対し、0.01〜1倍モル、さらには、0.01〜0.2倍モル用いることが好ましい。
【0034】
なお、水は、アルカリアルコラートとともに、例えば、アルカリアルコラート1モルに対し、0.1〜3モル用いることが好ましい。
【0035】
ケン化反応の条件は、従来から行なわれている条件、一定の温度、例えば、40〜60℃で、一定の時間、例えば、0.5〜3時間、経過した時点で、反応系に水を加えて反応を完全に停止させるようにすればよい。ケン化度は、特に制限されないが、例えば、20〜90%程度である。
【0036】
このようにして得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物は、その水酸基価が、10〜400KOHmg/g、さらには、15〜150KOHmg/gであることが好ましい。水酸基価がそれより高いと、凝集力が高くなり低温接着性の低下を招く場合がある。
【0037】
また、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物は、このようにして得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物を、例えば、不飽和カルボン酸や酸無水物などの酸を用いて変性することによって得ることができる。酸を用いて変性するには、予め、ケン化反応を行なった反応液を加熱して、ケン化反応の停止に用いた水、および、反応によって副生した低沸点物を留去させて、取り除いておくことが好ましい。とりわけ、酸として酸無水物を用いる場合には、水が反応系に存在すると変性反応を阻害するので、実質的に水を取り除いておくことが必要である。
【0038】
不飽和カルボン酸を用いて変性する場合には、反応液に不飽和カルボン酸を加え、ラジカル形成物質の存在下に、加熱して変性反応を行なう。不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸などの不飽和モノカルボン酸あるいは不飽和ジカルボン酸が挙げられる。不飽和カルボン酸の使用量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物100重量部に対して、5重量部以下、さらには、0.2〜3重量部であることが好ましい。
【0039】
ラジカル形成物質は、変性反応の反応温度で容易に分解してラジカルを形成する物質であり、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化ジクミルなどの有機過酸化物、例えば、α,α'−アゾビスイソブチロニトリルなどの含窒素化合物などが挙げられる。このようなラジカル形成物質の使用量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物100重量部に対して、0.05〜3重量部、さらには、0.1〜1重量部であることが好ましい。
【0040】
また、加熱温度は、不飽和カルボン酸や有機溶媒の種類などによって異なるが、約50〜150℃であり、加熱時間は、約0.1〜5時間であることが好ましい。
【0041】
また、酸無水物を用いて変性する場合には、反応液に酸無水物を加え、加熱して変性反応を行なう。酸無水物としては、例えば、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水グルタル酸、無水フタール酸、無水ヘキサヒドロフタール酸、無水メチルへキサヒドロフタール酸、無水テトラヒドロフタール酸、無水メチルテトラヒドロフタール酸、トリメリット酸無水物などの、飽和または不飽和の脂肪族、脂環族あるいは芳香族の酸無水物が挙げられる。酸無水物の使用量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物100重量部に対して、150重量部以下、さらには、10〜100重量部であることが好ましい。このような使用量によって、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物に含有されるビニルアルコール単位のうち、5〜100モル%、好ましくは50〜100モル%をエステル化することが好ましい。
【0042】
また、加熱温度は、酸無水物や有機溶媒の種類などによって異なるが、約50〜150℃であり、加熱時間は、約0.1〜5時間であることが好ましい。
【0043】
このようにして得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物は、その酸価が、1.5〜180KOHmg/g、さらには、2〜150KOHmg/gであり、その水酸基価が、10〜300KOHmg/g、さらには、15〜150KOHmg/gであることが好ましい。
【0044】
酸価がそれより低いと、接着性の低下を招く場合があり、また、それより高いと、耐水性の低下を招く場合がある。また、水酸基価がそれより高いと、凝集力が高くなり低温接着性の低下を招く場合がある。
【0045】
なお、このようにして得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物は、公知の脱溶媒処理や精製処理などによって、通常、粉粒状として調製される。
【0046】
そして、接着組成物3は、施工方法に応じて、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を、例えば、トルエン、キシレンなどの公知の有機溶剤に溶解して液状に調製して用いるか、あるいは、得られたままの粉粒状として用いられる。なお、粉粒状として用いる場合には、その平均粒子径が、例えば、20μm〜5mmであることが好ましい。
【0047】
また、この接着組成物3には、他の合成樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体などのホットメルト樹脂や、アスファルトなどを、適宜配合してもよい。
【0048】
なお、接着組成物3には、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物が、10〜100重量%、さらには、20〜100重量%含有されていることが好ましい。エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物の含有量が10重量%より少ないと、防水層2とアスファルト層4との間の十分な接着強度を得ることができない場合がある。
【0049】
そして、防水層2の上に、接着組成物3を施工するには、例えば、接着組成物3を有機溶剤に溶解して液状に調製して用いる場合には、例えば、スプレーやローラなどによって塗工すればよく、また、接着組成物3を粉粒状で用いる場合には、散布するか、あるいは、120〜270℃で溶融して塗工すればよい。
【0050】
また、このような接着組成物3の施工においては、防水層2(複数層で形成する場合には上層)が、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、ウレタンウレア樹脂またはウレタン樹脂系プライマーである場合には、上記したように、防水層2(複数層で形成する場合には上層)の表面の未反応のイソシアネート基が存在している状態で、接着組成物3を施工する。未反応のイソシアネート基が存在している状態で接着組成物3を施工すれば、防水層2とアスファルト層4との間の接着強度をさらに高めることができる。
【0051】
より具体的には、上記したように、未反応のイソシアネート基が残存するように防水層2(複数層で形成する場合には上層)を施工した後、その防水層2(複数層で形成する場合には上層)が歩行可能な程度(表面タックがなくなる程度)にまで硬化した時に、その防水層2(複数層で形成する場合には上層)の上に接着組成物3を施工すればよい。なお、この状態は、例えば、二液硬化タイプのものでは、防水層2(複数層で形成する場合には上層)が実質的に完全硬化して、過剰の未反応のイソシアネート基が残存している状態であり、また、一液湿気硬化タイプのものについては、未だ完全硬化していない状態である。
【0052】
また、接着組成物3は、例えば、0.2〜2kg/m3、好ましくは、0.3〜1.5kg/m3の施工量とされ、複数回に分けて施工し、同一組成あるいは異なる種類の組成からなる多層として形成してもよい。
【0053】
さらに、接着組成物3を施工した後に、表面タック性を改善するために、珪砂などを散布してもよい。
【0054】
そして、この方法においては、図1(c)に示すように、その接着組成物3の上にアスファルト層4を施工する。アスファルト層4は、アスファルトおよび/またはアスファルトを主材する舗装材からなり、アスファルトは、天然または石油の蒸留残渣として得られる瀝青を主成分とするものであって、特に制限されないが、例えば、ストレートアスファルト、ブローンアスファルトなどの石油アスファルトや、天然アスファルトが挙げられる。また、これらアスファルトにゴムや熱可塑性エラストマーが配合される改質アスファルトなども挙げられる。また、アスファルトを主材する舗装材としては、例えば、アスファルトコンクリート、アスファルトモルタル、アスファルトペイントなどが挙げられる。これらは、単独使用または2種以上併用してもよく、好ましくは、石油アスファルト、改質アスファルト、アスファルトを主材する舗装材が挙げられる。
【0055】
そして、接着組成物3の上に、アスファルト層4を施工するには、公知の方法でよく、例えば、例えば、80〜250℃、好ましくは、120〜200℃に加熱溶融したアスファルトおよび/またはアスファルトを主材する舗装材を接着組成物3の上に、舗設すればよい。
【0056】
また、アスファルト層4は、組成や密度により施工量は異なるが、例えば、その厚さが5cm以上、例えば、5〜15cm程度となるように施工すればよく、複数回に分けて施工し、同一組成あるいは異なる種類の組成からなる多層として形成してもよい。
【0057】
そして、このような方法によって、床版1を防水施工すれば、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物3によって、防水層2とアスファルト層4とが強固に接着されるので、簡易な作業によって、防水層2とアスファルト層4との間のすべりが防止され、構造物の耐久性を向上させることができる。
【0058】
そのため、このような防水施工は、例えば、一般道路、高速道路、橋梁道路など、種々の土木構造物に適用して、優れた耐久性を発現することができる。
【0059】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は何ら実施例に限定されるものではない。
【0060】
[使用材料]
1)床版
コンクリート歩行板(300mm×300mm×60mm)
2)防水材
ウレタン樹脂:一液湿気硬化タイプ(組成:TDI/ポリプロピレングリコール/キシレン、商品名「タケネートL−3350」、三井武田ケミカル社製)
ウレア樹脂:二液超速硬化タイプ(主剤組成:MDI/ポリエーテルアミン、硬化剤組成:ポリエーテルポリアミン/ジエチルトルエンジアミン、商品名「ハイプレン SX−350」、三井武田ケミカル社製)
ウレタンウレア樹脂:二液超速硬化タイプ(主剤組成:MDI/ポリプロピレングリコール/ジオクチルフタレート、硬化剤組成:ポリプロピレングリコール/ジエチルトルエンジアミン、商品名「RIMスプレー R−2000」、三井化学産資社製)
3)プライマー
ウレタン樹脂系プライマーA:一液湿気硬化タイプ(組成:TDI/ポリプロピレングリコール/酢酸エチル/メチルエチルケトン、商品名「タケネートF−717」、三井武田ケミカル社製)
ウレタン樹脂系プライマーB:一液湿気硬化タイプ(組成:MDI/ポリプロピレングリコール/キシレン、商品名「サンPC−F」、三井化学産資社製)
4)接着組成物
C−HEVA:エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物(ケン化度70%、酸価9KOHmg/g(カルボシキル変性率1%)、水酸基価140KOHmg/g、商品名「デュミランC−2271」、三井武田ケミカル社製)
EVA:エチレン−酢酸ビニル共重合体(商品名「エバフレックス EV45X」、三井デュポンケミカル社製)
ストレートアスファルト:針入度60〜80(商品名「ストレートアスファルト 60/80」、昭石化工社製)
4)アスファルト層
改質アスファルト:改質アスファルトII型(日本改質アスファルト協会規格:JMAAS01−97)
実施例1
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレタンウレア樹脂を塗布量2kg/m2でスプレーした後、45℃の乾燥機で20分間乾燥させた。その後、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがないことを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していないことを確認し、次いで、その上に、ウレタン樹脂系プライマーAを塗布量0.1kg/m2で塗布した。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、再度、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、粉状の接着組成物(C−HEVA100重量%)を0.5kg/m2で散布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0061】
実施例2
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレタンウレア樹脂を塗布量2kg/m2でスプレーした。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、粉状の接着組成物(C−HEVA100重量%)を1kg/m2で散布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0062】
実施例3
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレア樹脂を塗布量2kg/m2でスプレーした。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、粉状の接着組成物(C−HEVA100重量%)を1kg/m2で散布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0063】
実施例4
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレタンウレア樹脂を塗布量2kg/m2でスプレーした。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、粉状の接着組成物(C−HEVA50重量%/EVA50重量%)を1kg/m2で散布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0064】
実施例5
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレタンウレア樹脂を塗布量2kg/m2でスプレーし、45℃の乾燥機で20分間乾燥させた。その後、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがないことを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していないことを確認し、次いで、その上に、ウレタン樹脂系プライマーAを塗布量0.1kg/m2で塗布した。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、再度、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、200℃に加熱した液状の接着組成物(C−HEVA30重量%/ストレートアスファルト70重量%)を1.0kg/m2で塗布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0065】
実施例6
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレタンウレア樹脂を塗布量2kg/m2でスプレーした。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、粉状の接着組成物(C−HEVA10重量%/EVA90重量%)を1kg/m2で散布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0066】
実施例7
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレタン樹脂を塗布量2kg/m2で塗布した。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、トルエンに溶解した液状の接着組成物(C−HEVA30重量%/ストレートアスファルト60重量%/トルエン10重量%)を1.0kg/m2で塗布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0067】
比較例1
床版に、ウレタン樹脂系プライマーBを塗布量0.2kg/m2で塗布し、30分後にウレタンウレア樹脂を塗布量2kg/m2でスプレーした。1時間経過後に、表面タックがなくなった時点で、反射型FT−IRを用いて赤外スペクトルを測定し、2250cm−1の吸収ピークがあることを確認することにより、未反応のイソシアネート基が残存していることを確認し、次いで、その上に、粒状の接着組成物(EVA100重量%)を1kg/m2で散布し、さらにその上に、160℃に加熱した改質アスファルトを施工した。
【0068】
評価
上記にて得られた各実施例および比較例について、接着強度(JIS A 6916−1988に準拠)を測定するとともに、破壊状況を観察した。その結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
表1からわかるように、実施例1〜7は、比較例1に比べて、防水層とアスアルト層とが強固に接着されていることがわかる。
【0070】
【発明の効果】
本発明の床版防水施工法によれば、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する床版防水施工用接着組成物によって、簡易な作業により、防水層とアスファルト層とを強固に接着することができる。
【0071】
そのため、本発明の床版防水構造では、防水層とアスファルト層との間のすべりが防止され、構造物の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の床版防水施工法の一実施形態を説明する工程図であって、
(a)は、床版の上に防水層を施工する工程、
(b)は、その防水層の上に、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物を施工する工程、
(c)は、その接着組成物の上にアスファルト層を施工する工程を示す。
【符号の説明】
1 床版
2 防水層
3 接着組成物
4 アスファルト層
Claims (3)
- 床版の上に、ウレタン樹脂、イソシアネートまたはそれとポリアミンとの反応により得られるウレアプレポリマーとポリアミンとの反応により得られるウレア樹脂、および、ウレタンウレア樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種により形成される防水層を施工する工程、
床版の上に防水層を施工した後、その防水層の上に、その防水層表面の未反応のイソシアネート基が存在している状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物を施工する工程、および、
その接着組成物の上に、アスファルト層を施工する工程を備えることを特徴とする、床版防水施工法。 - 接着組成物が、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を10〜100重量%含有していることを特徴とする、請求項1に記載の床版防水施工法。
- 床版の上に、ウレタン樹脂、イソシアネートまたはそれとポリアミンとの反応により得られるウレアプレポリマーとポリアミンとの反応により得られるウレア樹脂、および、ウレタンウレア樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種により形成される防水層が施工され、
床版の上に防水層を施工した後、その防水層の上に、その防水層表面の未反応のイソシアネート基が存在している状態で、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性物を含有する接着組成物が施工され、
その接着組成物の上に、アスファルト層が施工され
ていることを特徴とする、床版防水構造。
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