JP3669801B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りタイヤに関わり、更に詳しくは、コーナリング時の高いリム嵌合性を確保しながら、耐リムずれ性を改善するようにした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、乗用車用の空気入りタイヤに用いられるリムは、一般に、そのビードシートが5°のテーパを有するように構成されている。そのため、乗用車用の空気入りタイヤは、そのタイヤ子午線断面形状が、リムのビードシートに当接するビード部のビードベースがそれに対応して傾斜する直線部に形成されていた。しかし、タイヤの高性能化に伴い、より高いリム嵌合性が求められるようになってきている。
【0003】
そこで、例えば、上記ビードベースの断面形状を、ビードトウ側の方を大きく傾斜させた2つの直線部を組み合わせた2段テーパ構造にする提案がある。このようにビードベースのビードトウ側の方の傾斜を大きくすることにより、リム嵌合時にリムフランジに対するビード部の押し付け力を高め、コーナリング時のリム嵌合性を向上するようにしている。
【0004】
しかし、その反面、2段テーパ構造であるため、2つの直線部が接し角となる部分にリムのビードシートと密着し難くなる空隙部が発生するので、それによってリムとの接触面積が減少し、タイヤが周方向にずれるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、コーナリング時の高いリム嵌合性を維持しながら、耐リムずれ性の改善を図ることが可能な空気入りタイヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、左右のビード部のビードベースをリムのタイヤ外径側に拡開するように傾斜させた左右のビードシートに当接させるようにした空気入りタイヤにおいて、前記ビードベースのタイヤ子午線断面形状を、ビードヒール側を前記リムのビードシートに対応して傾斜する直線部に、ビードトウ側をタイヤ外径側に向けて凸となる円弧部に構成し、かつ前記直線部が該円弧部の接線となるように接する構成にし、前記円弧部がビード部のタイヤ内面と接する点Pを、前記直線部の延長線と前記ビード部のタイヤ内面との交点Sよりタイヤ内径側に1.6〜3 mm の範囲に位置させたことを特徴とする。
【0007】
このようにリムの傾斜したビードシートに当接させるビード部ビードベースのタイヤ子午線断面形状を、ビードヒール側からビードトウ側にかけて、リムのビードシートに対応させて傾斜する直線部と、これに続くタイヤ外径側に向けて凸となる円弧部とから構成し、かつそれらを接線状となるように接続したので、直線部と円弧部が接する箇所を従来の2段テーパ構造のように角部が形成されることなく、滑らかな接続状態にすることができるため、リム組み後において、直線部と円弧部が接する部分とリムのビードシートとの間で、空隙部が生じるのを防ぐことができる。そのため、ビード部とリムの密着性を高めることができる。従って、従来の2段テーパ構造のビード部のようなリムに対する接触面積の減少がないため、タイヤが周方向にずれるのを抑えることが可能になる。
【0008】
その上、ビードベースのビードトウ側に配置された円弧部は、そのビードトウ側がタイヤ内径側に延び、ビード部のビードトウ側は従来の2段テーパ構造にしたビード部同様にタイヤ内径側に突出する構成となるため、リム嵌合時におけるリムフランジに対するビード部の押し付け力が大きく、コーナリング時のリム嵌合性を高めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の空気入りタイヤの一例を示し、1はトレッド部、2はビード部、3はサイドウォール部である。左右のビード部2に連接してタイヤ外径側(径方向外側)に左右のサイドウォール部3が延設され、この左右のサイドウォール部3間にタイヤ周方向に延在するトレッド部1が設けられている。
【0010】
タイヤ内側にはカーカス層4が1層配置され、その両端部4Aが左右のビード部2に埋設された環状のビードコア5の周りにタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1のカーカス層外周側には、2層のベルト層6が配置されている。7はビードコア5の外周に配設されたビードフィラー、CLはタイヤ赤道面を通るタイヤセンターライン、Rは装着されたリムである。リムRの左右のビードシートR1は、タイヤ外径側に向けて拡開するように傾斜した直線状(断面が)に形成され、この左右のビードシートR1に左右のビード部2のビードベース21が当接し、リム組みされるようになっている。
【0011】
本発明では、上記のような構成の空気入りタイヤにおいて、図2に示すように、ビード部2のタイヤ内径側(径方向内側)に面したビード部内径側内面であるビードベース21のタイヤ子午線断面形状が、ビードヒール側aをリムRのビードシートR1に対応して傾斜する直線部21a(タイヤ外側(ビードヒール側a)ほどタイヤ外径側に位置するように傾斜)に、ビードトウ側bをタイヤ外径側に向けて凸となるような曲率半径rを有する円弧部21bに構成され、かつその直線部21aが円弧部21bの接線となるように接する構成になっている。図2では、直線部21aと円弧部21bがビードベース幅Lの略中央で接している。
【0012】
ビードベース21の直線部21aとビード部2のタイヤ外面2aとの間は、タイヤ内径側に凸となる所定の曲率半径を持った円弧部21cで接続されている。円弧部21bは、直線部21aからビード部2のタイヤ内面2aと接する位置まで延在している。
このように本発明は、リムRの傾斜したビードシートR1に当接させるビード部2のビードベース21のタイヤ子午線断面形状を、ビードヒール側aをリムRのビードシートR1に対応させて傾斜する直線部21aに形成する一方、この直線部21aに続くビードトウ側bをタイヤ外径側に向けて凸となる円弧部21bにし、かつ直線部21aと円弧部21bとが接線状に接するようにしたので、直線部21aと円弧部21bが接する部分を従来よりも滑らかな接続状態にすることができる。そのため、リム組み後、直線部21aと円弧部21bが接する部分とリムRのビードシートR1との間に空隙部が発生するのを回避し、密着性を高めることができる。その結果、従来の直線部を2段に配置した2段テーパ構造の場合のように、リムRに対して接触する面積が減少することがなく、タイヤの周方向ずれを抑えることができる。
【0013】
しかも、ビードベース21のビードトウ側bに配置された円弧部21bがタイヤ外径側に向けて凸となるように成形され、ビード部2のビードトウ側bがタイヤ内径側に突出する、従来の2段テーパ構造の場合と同じ構成になっているので、リム嵌合時におけるリムフランジR2に対するビード部2の押し付け力を高め、コーナリング時における高いリム嵌合性を確保することができる。従って、コーナリング時の高いリム嵌合性を維持しながら、耐リムずれ性を改善することができる。
【0014】
上記円弧部21bがビード部2のタイヤ内面2bと接する点Pの位置としては、直線部21aの延長線とビード部2のタイヤ内面2bとの交点Sよりタイヤ内径側に1.6〜3mmの範囲にするのが好ましい。この値が1.6mm未満では、コーナリング時における高いリム嵌合性を確保することが困難になり、逆に3mmを越えると、リム組み性が阻害される。
【0015】
上記直線部21aと円弧部21bの接点Tの位置としては、タイヤサイズにより異なるが、ビードベース幅Lの中心から左右に該ビードベース幅Lの20%以内にすることができる。接点Tがビードベース幅Lの中心からビードヒール側aにビードベース幅Lの20%を越えた位置にあると、リムベース部(ビードシートR1)との接触が不均一となる。逆にビードトウ側bにビードベース幅Lの20%を越えた位置にあると、ビードヒール部のリムベース部に対する接触面積が少なくなる。なお、ビードベース幅Lとは、ビード部2のタイヤ外面2aと直線部21aからビードヒール側aに続く円弧部21cとの接点Qと円弧部21bがビード部2のタイヤ内面2bと接する点Pとの間のタイヤ幅方向の長さである。
【0016】
本発明は、特にビードシートが5°のテーパをもったリムに装着される乗用車用空気入りタイヤに好適に用いることができ、その場合、上記直線部21aのタイヤ軸方向に対する傾斜角度αとしては、6〜9°の範囲を好ましく用いることができる。
【0017】
【実施例】
タイヤサイズを210/650 R18で共通にし、図2に示すビードベース形状を有する本発明タイヤと、図2において、ビードトウ側の円弧部を直線部にして2段テーパ構造にした従来タイヤとをそれぞれ作製した。本発明タイヤにおける直線部の傾斜角度αは5°、点Pの位置は交点Sよりタイヤ内径側に2mm、接点Tの位置はビード幅に対しビードベース幅Lの中心(50%)である。従来タイヤにおけるビードトウ側の直線部の傾斜角度は5°である。
【0018】
これら各試験タイヤをリムサイズ18×8.3JJのリム(ビードシートが5°テーパ)に装着し、空気圧を180kPa にして、以下に示す測定条件により、耐リムずれ性とコーナリング時のリム嵌合性の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。
耐リムずれ性
リム組みした各試験タイヤを乗用車に装着し、ドライ路面にて速度100km/h からの制動テストを実施し、リムずれ量についての調査を行った。その結果を従来タイヤを100とする指数値で評価した。その値が大きい程、耐リムずれ性が優れている。
コーナリング時のリム嵌合性
リムフランジに感圧紙を貼り付け、タイヤ装着後、半径50mのスキッドパッドを速度50km/h で周回し、リムとタイヤの嵌合性を調査した。その結果を従来タイヤを100とする指数値で評価した。その値が大きい程、コーナリング時のリム嵌合性が優れている。
【0019】
【表1】
表1から明らかなように、本発明タイヤは、ビードベースの断面形状を2つの直線部を組み合わせた2段テーパ構造にした従来タイヤ同様に、コーナリング時の高いリム嵌合性を確保しながら、耐リムずれ性を改善することができるのが判る。
【0020】
【発明の効果】
上述したように本発明は、左右のビード部のビードベースをリムのタイヤ外径側に拡開するように傾斜させた左右のビードシートに当接させるようにした空気入りタイヤにおいて、前記ビードベースのタイヤ子午線断面形状を、ビードヒール側を前記リムのビードシートに対応して傾斜する直線部に、ビードトウ側をタイヤ外径側に向けて凸となる円弧部に構成し、かつ前記直線部が該円弧部の接線となるように接するので、コーナリング時の高いリム嵌合性を維持しながら、耐リムずれ性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線半断面図である。
【図2】ビード部のタイヤ子午線断面形状を示す説明図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 2 ビード部
2b タイヤ内面 3 サイドウォール部
5 ビードコア 21 ビードベース
21a 直線部 21b 円弧部
R リム R1 ビードシート
a ビードヒール側 b ビードトウ側
Claims (2)
- 左右のビード部のビードベースをリムのタイヤ外径側に拡開するように傾斜させた左右のビードシートに当接させるようにした空気入りタイヤにおいて、
前記ビードベースのタイヤ子午線断面形状を、ビードヒール側を前記リムのビードシートに対応して傾斜する直線部に、ビードトウ側をタイヤ外径側に向けて凸となる円弧部に構成し、かつ前記直線部が該円弧部の接線となるように接する構成にし、前記円弧部がビード部のタイヤ内面と接する点Pを、前記直線部の延長線と前記ビード部のタイヤ内面との交点Sよりタイヤ内径側に1.6〜3 mm の範囲に位置させた空気入りタイヤ。 - 前記直線部と円弧部の接点Tをビードベース幅Lの中心から左右に該ビードベース幅Lの20%以内となるようにした請求項1記載の空気入りタイヤ。
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