JP3649039B2 - 電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図42に従来の電源装置の回路図を示す。この電源装置は、交流電源ACの電源電圧を整流する整流回路1と、整流回路1の低電位側の出力端子にカソードが接続された充電用のダイオードD1と、整流回路1の高電位側の出力端子とダイオードD1のアノードとの間に接続された電界効果トランジスタ(以下、MOSFETと略す)よりなるスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、ダイオードD1と並列に接続された充電用のコンデンサC4と、整流回路1の出力端子とダイオードD1との接続点に一端が接続された直流カット用のコンデンサC1と、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とコンデンサC1の他端との間に接続された負荷回路4と、整流回路1の脈流電圧を部分平滑する部分平滑回路3と、スイッチング素子Q1,Q2をオン/オフさせる制御信号を発生する制御用IC10と、制御用IC10の制御信号に応じてスイッチング素子Q1,Q2を駆動する駆動用IC11とを備えており、スイッチング素子Q1,Q2などから所謂ハーフブリッジ型のインバータ回路2が構成される(例えば特開平8−251942号公報参照)。
【0003】
ここで、負荷回路4は、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とコンデンサC1の他端との間に一次巻線Pが接続されたリーケージトランスLTと、リーケージトランスLTの二次巻線Sの両端間に接続された直流カット用コンデンサC2及び放電灯Laの直列回路と、放電灯Laに並列接続された共振用コンデンサC3とで構成される。
【0004】
また、部分平滑回路3は、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路と並列に接続された平滑コンデンサC5、チョッパ用チョークL1及び放電用ダイオードD2の直列回路と、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路と並列に接続されたコンデンサC8と、チョッパ用チョークL1及びダイオードD2の接続点とスイッチング素子Q1,Q2の接続点との間に接続された充電用ダイオードD3と、平滑コンデンサC5及びチョッパ用チョークL1の直列回路と並列に接続されたダイオードD4とで構成され、低電位側のスイッチング素子Q2と共に所謂降圧チョッパ回路を構成している。
【0005】
この電源装置の動作を以下に簡単に説明する。駆動用IC11は、制御用IC10の発生したパルス信号に基づいて、所定のパルス幅を有する所定周波数の駆動信号をスイッチング素子Q1,Q2のゲートに出力し、スイッチング素子Q1,Q2を所定周波数で交互にオン・オフさせる。
【0006】
まず、部分平滑回路3の動作を説明する。部分平滑回路3では、スイッチング素子Q2がオンになると、交流電源AC→整流回路1→平滑コンデンサC5→チョッパ用チョークL1→ダイオードD3→スイッチング素子Q2→ダイオードD1→整流回路1→交流電源ACの経路で電流が流れて、チョッパ用チョークL1にエネルギが蓄積される。
【0007】
その後、スイッチング素子Q2がオフになり、スイッチング素子Q1がオンになると、チョッパ用チョークL1に蓄積されたエネルギにより、チョッパ用チョークL1→ダイオードD4→平滑コンデンサC5→チョッパ用チョークL1の経路と、チョッパ用チョークL1→ダイオードD3→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→コンデンサC5→チョッパ用チョークL1の経路とで回生電流が流れる。尚、部分平滑回路3の平滑動作は、整流回路1の脈流電圧が平滑コンデンサC5の両端電圧よりも高い期間のみで行われ、この平滑動作が行われる期間では、包絡線が脈流電圧に比例したような波形になる入力電流が流れる。而して、平滑コンデンサC5の両端間には、整流回路1の脈流電圧を部分的に平滑したような、脈流電圧のピーク値よりも低い電圧を得ることができる。
【0008】
次にインバータ回路2の動作を説明する。インバータ回路2では、スイッチング素子Q1がオンになると、平滑コンデンサC5に充電された電荷が、平滑コンデンサC5→スイッチング素子Q1→リーケージトランスLT→コンデンサC1→コンデンサC4→ダイオードD2→チョッパ用チョークL1→平滑コンデンサC5の経路で放出され、コンデンサC1,C4が充電される。そして、整流回路1の出力電圧とコンデンサC4の両端電圧との和が、部分平滑回路3に発生する電圧を上回ると、交流電源AC→整流回路1→スイッチング素子Q1→リーケージトランスLT→コンデンサC1→整流回路1→交流電源ACの経路で入力電流が引き込まれ、リーケージトランスLTにエネルギが蓄積される。
【0009】
その後、スイッチング素子Q1がオフになり、スイッチング素子Q2がオンになると、リーケージトランスLT→コンデンサC1→整流回路1→交流電源AC→整流回路1→コンデンサC8→スイッチング素子Q2の寄生ダイオード→リーケージトランスLTの経路で回生電流が流れるとともに、直流カット用のコンデンサC1を電源として、コンデンサC1→リーケージトランスLT→スイッチング素子Q2→コンデンサC4→コンデンサC1の経路で電流が流れる。ここで、コンデンサC4に充電された電荷が放出され略0になると、コンデンサC1→リーケージトランスLT→スイッチング素子Q2→ダイオードD1→コンデンサC1の経路で電流が流れる。さらにスイッチング素子Q2がオフになり、スイッチング素子Q1がオンになると、リーケージトランスLT→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→コンデンサC8→ダイオードD1→コンデンサC1→リーケージトランスLTの経路で電流が流れる。
【0010】
尚、一連の動作で流れる電流は、リーケージトランスLTの漏れインダクタンスとコンデンサC3と放電灯Laとの共振動作による共振電流が、リーケージトランスLTの巻線比に応じて一次側に流れるものであり、リーケージトランスLTの一次側に流れる共振電流の一部は、交流電源ACから引き込まれる入力電流となっている。すなわち、インバータ回路2と部分平滑回路3とにより入力電流が引き込まれる期間を設けており、整流回路1の脈流電圧が高い期間では部分平滑回路3によって、整流回路1の脈流電圧が低い期間ではインバータ回路2によって入力電流歪みを改善している。
【0011】
また、上述した図42の電源装置において、制御用IC10及び駆動用IC11の代わりに、駆動用のカレントトランスCTを設けた電源装置も提供されており、この電源装置では、図43に示すように、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とリーケージトランスLTとの間にカレントトランスCTの一次巻線n11を接続するとともに、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間にインピーダンス要素Z1を介して一次巻線n11に磁気結合された補助巻線n12を接続し、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間にインピーダンス要素Z2を介して一次巻線n11に磁気結合された補助巻線n13を接続している。本回路では、電源を投入すると図示しない起動回路によってスイッチング素子Q1,Q2が自励発振を開始する。尚、インバータ回路2や部分平滑回路3の動作は上述した図42の回路と同様であるので、その説明は省略する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述した電源装置の内、前者の電源装置ではスイッチング素子Q1,Q2のオン/オフを制御するための制御用IC10、駆動用IC11が必要になり、特にスイッチング素子Q1,Q2を駆動する駆動用IC11には高耐圧の素子を用いる必要があるからコストアップとなるという問題があった。また、前者の電源装置は所謂他励式のインバータ回路2であり、スイッチング素子Q1,Q2に流れる共振電流の位相と無関係に、スイッチング素子Q1,Q2が発振動作するため、共振電流の位相が進相モードとなって、スイッチング素子Q1,Q2が同時にオンする虞があり、スイッチング素子Q1,Q2が同時にオンするとスイッチング素子Q1,Q2に過大なストレスが印加されるという問題があった。
【0013】
また、後者の電源装置では、制御用IC10や駆動用IC11は不要であるが、スイッチング素子Q1,Q2を自励発振させるためのカレントトランスCTが別途必要となり、コストアップとなるという問題があった。
【0014】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、製造コストを低減し、且つ、スイッチング素子に過大なストレスが印加されるのを防止した電源装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、交流電源の電源電圧を整流する整流回路と、整流回路の出力端子間に第1の充電用ダイオードを介して接続された第1及び第2のスイッチング手段の直列回路を有し直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、第1の充電用ダイオードと並列に接続された充電用コンデンサと、整流回路の出力端子及び充電用ダイオードの接続点と第1及び第2のスイッチング手段の接続点との間に直流カット用コンデンサを介して接続された負荷回路と、整流回路の脈流電圧を部分的に平滑してインバータ回路に供給する部分平滑回路とを備えた電源装置において、上記負荷回路は、一次巻線が上記直流カット用コンデンサと直列に接続されたリーケージトランスと、リーケージトランスの2次巻線に接続された負荷と、負荷に並列接続され負荷及びリーケージトランスの漏れインダクタンスと共に共振回路を構成する共振用コンデンサとを備えており、リーケージトランスの1次側には第1及び第2のスイッチング手段をそれぞれ駆動するための第1及び第2の駆動巻線が設けられて、第1及び第2の駆動巻線の一端がそれぞれ第1及び第2のスイッチング手段の制御端子に接続され、且つ、上記部分平滑回路は、第1及び第2のスイッチング手段の直列回路と並列に接続された平滑コンデンサ及び平滑コンデンサの放電電流を流す放電用ダイオードの直列回路と、第1及び第2のスイッチング手段の直列回路と並列に接続された第1のコンデンサと、第1又は第2のスイッチング手段の内の何れか一方を介して平滑コンデンサに充電電流を流す第2の充電用ダイオードと、平滑コンデンサの充電経路に挿入されたチョッパ用チョークとを有する降圧チョッパ回路から構成され、上記チョッパ用チョークを、リーケージトランスの一次巻線又は二次巻線の内の何れか一方で構成したことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、負荷回路を構成するリーケージトランスに設けた第1及び第2の駆動巻線によって、第1及び第2のスイッチング手段を自励発振させる回路を構成しているので、別途第1及び第2のスイッチング手段をオンオフさせるための他励式の制御回路を設けたり、負荷回路を構成するリーケージトランスとは別に第1及び第2のスイッチング手段を自励発振させるためのカレントトランスを設ける必要がなく、第1及び第2のスイッチング手段をオン/オフさせる回路の部品数を減らして、コストダウンを図ることができ、且つ、第1及び第2のスイッチング手段は自励発振しているので、進相モードとなって第1及び第2のスイッチング手段が同時にオンすることはなく、第1及び第2のスイッチング手段に過大なストレスが加わるのを防止できる。しかも、降圧チョッパ回路の動作により、整流回路の出力電圧と充電用コンデンサの両端電圧との和が平滑コンデンサの両端電圧よりも低い期間では、整流回路から入力電流が引き込まれ平滑コンデンサが充電されるので、入力電流の波形歪みを改善することができ、且つインバータ回路のスイッチング手段により降圧チョッパ回路のスイッチング手段を兼用しているので、部品数を減らし てコストダウンを図ることができる。そのうえリーケージトランスの巻線でチョッパ用チョークを兼用することにより、部品数が減り、さらにコストダウンを図ることができる。
【0017】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、第1及び第2の駆動巻線は各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間にそれぞれ接続され、各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間には第1及び第2のインダクタがそれぞれ接続されたことを特徴とし、整流回路の脈流電圧の山部と谷部とでは部分平滑回路の出力が異なるので、第1及び第2の駆動巻線に発生する電圧信号が異なり、第1及び第2のスイッチング手段のオン期間すなわちスイッチング周波数が変化するが、各スイッチング手段の制御端子と一方の出力端子との間に第1及び第2のインダクタを接続することによって、各スイッチング手段の制御端子に入力された電圧信号を指数関数的に減衰させることができ、脈流電圧の山部と谷部とで両スイッチング手段のオン期間の差、すなわちスイッチング周波数の差を小さくでき、負荷電流のリップルを低減することができる。
【0018】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、第1及び第2の駆動巻線と各スイッチング素子の制御端子との間にそれぞれ第2及び第3のコンデンサが接続されたことを特徴とし、第1のインダクタ及び第2のコンデンサと、第2のインダクタ及び第3のコンデンサとがそれぞれ共振回路を構成し、各スイッチング手段の制御端子に入力された電圧信号によって共振回路が共振動作するから、各スイッチング手段の制御端子に略正弦波状の電圧信号を印加することができ、脈流電圧の山部と谷部とで両スイッチング手段のオン期間の差、すなわちスイッチング周波数の差を小さくでき、負荷電流のリップルを低減することができる。しかも、制御端子に印加される電圧信号を略正弦波状とすることにより、電圧信号の立ち下がりが急峻になり、スイッチング素子がオンからオフに移行する時間が短くなるので、スイッチングロスを低減することができる。
【0019】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、第1及び第2の駆動巻線は各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間にそれぞれ接続されており、各スイッチング素子の制御端子に入力される入力信号の電圧値を積分する積分回路と、積分回路の出力電圧が所定の電圧値に達すると各スイッチング素子をオフさせる制御回路とを各スイッチング素子にそれぞれ設けたことを特徴とし、積分回路で制御端子に入力される電圧信号を積分し、その積分値が所定の電圧値に達すると制御回路が各スイッチング素子をオフさせているので、脈流電圧の山部と谷部とで各スイッチング素子のオン期間、すなわちスイッチング周波数を略一定にすることができ、負荷電流のリップルを低減することができる。しかも積分回路は電源変動の影響を受けにくいから、電源変動によってスイッチング周波数が変化するのを抑制することができる。
【0020】
請求項5の発明では、請求項4の発明において、上記負荷は予熱用の電極を有する放電灯からなり、低圧側のスイッチング素子に設けられた積分回路に、予熱時に積分回路の時定数を変化させて放電灯に予熱電流を流す時定数可変手段を設けたことを特徴とし、予熱時に時定数可変手段が積分回路の時定数を変化させることによって、各スイッチング素子のオン期間を変化させて放電灯に予熱電流を流すことができ、各スイッチング素子をオン/オフさせるための回路に予熱電流を流す機能を付加しているので、予熱電流を流すための回路を少ない部品で実現でき、コストダウンを図ることができる。
【0021】
請求項6の発明では、請求項4の発明において、上記負荷は放電灯からなり、低圧側のスイッチング素子に設けられた制御回路に放電灯の寿命末期を検出する寿命末期検出手段を設け、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期を検出すると制御回路がスイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とし、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期を検出すると、制御回路がスイッチング素子のスイッチング動作を停止させているので、スイッチング素子に過大なストレスがかかるのを防止することができ、制御回路に寿命末期検出手段を付加することによって、寿命末期時に回路素子を保護する回路を少ない部品数で実現でき、コストダウンを図ることができる。
【0022】
請求項7の発明では、請求項1の発明において、第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、リーケージトランスの二次側には第1及び第2のスイッチング手段をそれぞれ駆動するための第3及び第4の駆動巻線が設けられ、第1及び第2のスイッチング手段の制御端子と一方の出力端子との間には、第1及び第3の駆動巻線の直列回路と第2及び第4の駆動巻線の直列回路がそれぞれ接続されたことを特徴とし、リーケージトランスの一次側と二次側に発生した電圧信号を合成して、各スイッチング手段の制御端子に印加しており、リーケージトランスの二次側には共振電圧に比例した電圧が発生するので、制御端子に印加される電圧信号の波形を正弦波に近づけることができ、リーケージトランスの一次側に発生した電圧のみを各スイッチング手段の制御端子に印加する場合に比べて、脈流電圧の山部と谷部とで各スイッチング手段のオン時間の差すなわちスイッチング周波数の差が小さくなり、負荷電流のリップル値を低減でき、且つ、制御端子に印加される電圧信号の立ち下がりが急峻になるから、スイッチング素子がオンからオフに移行する時間が短くなり、スイッチングロスを低減できる。
【0023】
請求項8の発明では、請求項2乃至7の何れか1つの発明において、上記電圧駆動型のスイッチング素子はMOS型電界効果トランジスタからなることを特徴とし、望ましい実施態様である。
【0024】
請求項9の発明では、請求項1乃至8の何れか1つの発明において、上記整流回路は、第1乃至第4のダイオードがブリッジ接続されたダイオードブリッジと、ダイオードブリッジの直流出力端に順方向に接続された第5のダイオードからなることを特徴とし、望ましい実施態様である。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0026】
(参考例1)
図1に本発明に係る電源装置の参考例1の回路図を示す。この電源装置は、フィルタ回路5を介して入力された交流電源ACの電源電圧を全波整流する整流回路1と、整流回路1の低電位側の出力端子にカソードが接続された第1の充電用ダイオードD1と、整流回路1の高電位側の出力端子とダイオードD1のアノードとの間に接続された第1及び第2のスイッチング手段たるスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、ダイオードD1と並列に接続された充電用コンデンサC4と、整流回路1の出力端子とダイオードD1との接続点に一端が接続された直流カット用のコンデンサC1と、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とコンデンサC1の他端との間に接続された負荷回路4と、整流回路1の脈流電圧を部分平滑する部分平滑回路3とを備えており、スイッチング素子Q1,Q2は電圧駆動型のスイッチング素子(例えば、MOSFET)から構成される。
【0027】
ここで、負荷回路4は、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とコンデンサC1の他端との間に一次巻線Pが接続されたリーケージトランスLTと、リーケージトランスLTの二次巻線Sの両端間に接続された直流カット用コンデンサC2及び負荷たる放電灯Laの直列回路と、放電灯Laに並列接続された共振用コンデンサC3とを備え、リーケージトランスLTの漏れインダクタンスと放電灯Laと共振用コンデンサC3などから共振回路が構成される。また、スイッチング素子Q1,Q2などから所謂ハーフブリッジ型のインバータ回路2を構成している。
【0028】
ここで、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間には抵抗R1を介して、リーケージトランスLTの一次側に磁気結合された第1の駆動巻線n1が接続され、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間には抵抗R2を介して、リーケージトランスLTの一次側に磁気結合された第2の駆動巻線n2が接続されている。尚、一次巻線Pと駆動巻線n1とは極性が同じであり、一次巻線Pと駆動巻線n2とは極性が逆である。
【0029】
次に、この電源装置の動作を図2(a)(b)及び図3(a)〜(f)を参照して説明する。尚、図2(a)は部分平滑回路3の出力電圧であり、図2(b)はリーケージトランスLTの一次巻線Pの両端電圧である。また、図3(a)〜(f)中の矢印や電流の流れる経路を示しており、図3(a)〜(f)では抵抗R1,R2をインピーダンス要素Z1,Z2として図示している。
【0030】
電源が投入されると図示しない起動回路がスイッチング素子Q1をオンして、図3(a)に示すように、部分平滑回路3からスイッチング素子Q1→リーケージトランスLT→コンデンサC1→コンデンサC4→部分平滑回路3の経路で電流が流れ、コンデンサC1,C4が充電される。この時、コンデンサC1の両端間には略一定の電圧が発生し、コンデンサC1の両端電圧とリーケージトランスLTの一次巻線Pの両端電圧との和が部分平滑回路3の出力電圧と略等しくなるので、リーケージトランスLTの一次巻線Pには、スイッチング素子Q1のオン状態が維持される向きの電圧が印加され、スイッチング素子Q1がオンになる。
【0031】
ここで、コンデンサC4の両端電圧が増加し、整流回路1の出力電圧とコンデンサC4の両端電圧との和が、部分平滑回路3の発生する電圧を上回ると、図3(b)に示すように、交流電源AC→フィルタ回路5→整流回路1→スイッチング素子Q1→リーケージトランスLT→コンデンサC1→整流回路1→フィルタ回路5→交流電源ACの経路で入力電流が流れ、リーケージトランスLTにエネルギが蓄積される。
【0032】
その後、リーケージトランスLTの一次側のインピーダンスが減少し、リーケージトランスLTの一次側に設けられた駆動巻線n1に発生する電圧が、スイッチング素子Q1のスレッショルド電圧以下になると、スイッチング素子Q1がオフになる。
【0033】
スイッチング素子Q1がオフになると、図3(c)に示すように、リーケージトランスLT→コンデンサC1→整流回路1→フィルタ回路5→交流電源AC→フィルタ回路5→整流回路1→部分平滑回路3→スイッチング素子Q2の寄生ダイオード→リーケージトランスLTの経路で回生電流が流れるため、スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間電圧は略0Vとなり、リーケージトランスLTの一次側にはコンデンサC1の両端電圧と同電位を維持しようとする方向に電圧が発生するので、スイッチング素子Q2をオンにする電圧が駆動巻線n2の両端間に発生し、スイッチング素子Q2がオンになる。
【0034】
スイッチング素子Q2がオンになると、コンデンサC1に充電された電荷が放出され、コンデンサC1→リーケージトランスLT→スイッチング素子Q2→コンデンサC4→コンデンサC1の経路で電流が流れる(図3(d)参照)。この時、コンデンサC4に充電された電荷が放出され、コンデンサC4の両端電圧が略0Vになると、コンデンサC1→リーケージトランスLT→スイッチング素子Q2→ダイオードD1→コンデンサC1の経路で電流が流れる(図3(e)参照)。
【0035】
その後、リーケージトランスLTの一次側のインピーダンスが低下し、駆動巻線n2で発生する電圧が、スイッチング素子Q2のスレッショルド電圧以下になると、スイッチング素子Q2はオフになる。スイッチング素子Q2がオフになると、図3(f)に示すように、リーケージトランスLT→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→部分平滑回路3→ダイオードD1→コンデンサC1→リーケージトランスLTの経路で回生電流が流れるため、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間電圧は略0Vとなる。ここで、リーケージトランスLTの一次巻線Pに発生する電圧とコンデンサC1の両端電圧との和の電圧が、部分平滑回路3に発生する電圧と略等しくなるような極性の電圧がリーケージトランスLTの一次巻線Pに発生するので、駆動巻線n1にスイッチング素子Q1をオンにするような電圧が発生し、スイッチング素子Q1がオンになる。以上のような一連の動作を繰り返すことによって、スイッチング素子Q1,Q2が自励発振する。
【0036】
このように、本参考例の電源装置では、共振回路を構成するリーケージトランスLTを利用し、リーケージトランスLTの一次側にスイッチング素子Q1,Q2をそれぞれ駆動するための駆動巻線n1,n2を設けているので、従来の電源装置のようにスイッチング素子Q1,Q2の駆動回路や駆動用のカレントトランスを別途設けた場合に比べて、スイッチング素子Q1,Q2をオン/オフさせる回路の構成を簡単にでき、製造コストを低減することができる。また、本参考例の電源装置では、スイッチング素子Q1,Q2の内の一方がオフになって、その回生電流が流れると、他方のスイッチング素子Q1,Q2がオンになっているので、スイッチング素子Q1,Q2が同時にオンになることはなく、スイッチング素子Q1,Q2に過大なストレスがかかることはない。
【0037】
(参考例2)
図6に参考例2の電源装置の回路図を示す。この電源装置では、参考例1の電源装置において、部分平滑回路3を、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路と並列に接続された平滑コンデンサC5、チョッパ用チョークL1及び放電用ダイオードD2の直列回路と、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路と並列に接続されたコンデンサC8と、チョッパ用チョークL1及びダイオードD2の接続点とスイッチング素子Q1,Q2の接続点との間に接続された充電用ダイオードD3とで構成しており、低電位側のスイッチング素子Q2と共に所謂降圧チョッパ回路を構成している。尚、部分平滑回路3以外の構成は参考例1の電源装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0038】
次に、この電源装置の動作について以下に簡単に説明する。尚、インバータ回路2の動作は参考例1と同様であるので、その説明は省略する。
【0039】
部分平滑回路3では、スイッチング素子Q2がオンになると、交流電源AC→フィルタ回路5→整流回路1→平滑コンデンサC5→チョッパ用チョークL1→ダイオードD3→スイッチング素子Q2→ダイオードD1→整流回路1→フィルタ回路5→交流電源ACの経路で電流が流れて、チョッパ用チョークL1にエネルギが蓄積される。
【0040】
その後、スイッチング素子Q2がオフになり、スイッチング素子Q1がオンになると、チョッパ用チョークL1に蓄積されたエネルギにより、チョッパ用チョークL1→ダイオードD3→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→コンデンサC5→チョッパ用チョークL1の経路で電流が流れる。而して、平滑コンデンサC5の両端間には、整流回路1の脈流電圧を部分的に平滑したような、脈流電圧のピーク値よりも低い電圧を得ることができる。尚、部分平滑回路3の平滑動作は、整流回路1の脈流電圧が平滑コンデンサC5の両端電圧よりも高い期間のみで行われ、この平滑動作が行われる期間では、包絡線が脈流電圧に比例したような波形になる入力電流が流れる。
【0041】
(実施形態1)
図7に本実施形態の電源装置の回路図を示す。本実施形態では、参考例1の電源装置において、部分平滑回路3を、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路と並列に接続された平滑コンデンサC5及び放電用ダイオードD2の直列回路と、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路と並列に接続されたコンデンサC8と、平滑コンデンサC5及びダイオードD2の接続点にアノードが接続されるとともに、リーケージトランスLTの一次巻線P及びコンデンサC1の接続点にカソードが接続された充電用ダイオードD3とで構成しており、リーケージトランスLTの一次巻線P及び低電位側のスイッチング素子Q2と共に所謂降圧チョッパ回路を構成している。本実施形態の電源装置では、リーケージトランスLTの一次巻線をチョッパ用チョークと兼用しているので、参考例2の電源装置に比べて部品数を少なくでき、さらにコストダウンを図ることができる。尚、部分平滑回路3以外の構成は参考例1の電源装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0042】
次に、この電源装置の動作について以下に簡単に説明する。尚、インバータ回路2の動作は参考例1と同様であるので、その説明は省略する。
【0043】
部分平滑回路3では、スイッチング素子Q2がオンになると、交流電源AC→フィルタ回路5→整流回路1→平滑コンデンサC5→ダイオードD3→リーケージトランスLTの一次巻線P→スイッチング素子Q2→ダイオードD1→整流回路1→フィルタ回路5→交流電源ACの経路で電流が流れて、リーケージトランスLTの一次巻線Pにエネルギが蓄積される。
【0044】
その後、スイッチング素子Q2がオフになり、スイッチング素子Q1がオンになると、リーケージトランスLTの一次巻線Pに蓄積されたエネルギにより、リーケージトランスLTの一次巻線P→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード→コンデンサC5→ダイオードD3→リーケージトランスLTの一次巻線Pの経路で電流が流れる。而して、平滑コンデンサC5の両端間には、整流回路1の脈流電圧を部分的に平滑したような、脈流電圧のピーク値よりも低い電圧を得ることができる。尚、部分平滑回路3の平滑動作は、整流回路1の脈流電圧が平滑コンデンサC5の両端電圧よりも高い期間のみで行われ、この平滑動作が行われる期間では、包絡線が脈流電圧に比例したような波形になる入力電流が流れる。
【0045】
(実施形態2)
ところで、図4(a)(b)は、参考例1の電源装置で整流回路1の脈流電圧のピーク値付近(山部)における、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧VQ2とドレイン電流IQ2の波形図であり、図5(a)(b)は、整流回路1の脈流電圧の0V付近(谷部)における、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧VQ2とドレイン電流IQ2の波形図である。ここで、整流回路1の脈流電圧に応じて、コンデンサC4を介して電流が流れる期間が変化するので、脈流電圧の谷部ではゲート・ソース間電圧VQ2の傾きが脈流電圧の山部に比べて大きくなり、したがって脈流電圧の谷部におけるスイッチング素子Q2のオン期間t2は、脈流電圧の山部におけるオン期間t1に比べて短くなるから、スイッチング素子の発振周波数が高くなり、負荷電流のリップルが大きくなる虞がある。
【0046】
そこで、図8に示す電源装置では、参考例1の電源装置において、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に、インダクタL2と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD1,ZD2の直列回路とをそれぞれ接続し、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間に、インダクタL3と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD3,ZD4の直列回路とをそれぞれ接続している。ここで、ツェナダイオードZD1〜ZD4は、それぞれ、スイッチング素子Q1,Q2のゲート電極(制御端子)に印加される電圧信号の最大値及び最小値をツェナー電圧VZD,−VZDにクランプするために設けられている。尚、インダクタL2,L3及びツェナダイオードZD1〜ZD4以外の構成は参考例1の電源装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0047】
図9(a)(b)は、整流回路1の脈流電圧のピーク値付近(山部)における、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧VQ2とドレイン電流IQ2の波形図であり、図10(a)(b)は、整流回路1の脈流電圧の0V付近(谷部)における、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧VQ2とドレイン電流IQ2の波形図である。尚、図9(a)、図10(a)中に一点鎖線で示した波形は、それぞれ、インダクタL2,L3及びツェナダイオードZD1〜ZD4が設けられていない場合の電圧波形である。
【0048】
この電源装置の動作は、参考例1で説明した電源装置と基本的に同じであるが、この電源装置では、スイッチング素子Q1,Q2のゲート・ソース間にインダクタL2,L3をそれぞれ接続しているので、スイッチング素子Q1,Q2のゲート・ソース間電圧は、ゲート電極に入力される電圧信号が立ち上がった時点から指数関数的に減衰する。したがって、整流回路1の脈流電圧の山部付近と谷部付近でのスイッチング素子Q1,Q2のオン時間の差が小さくなり、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数の差が小さくなるから、負荷電流のリップルが小さくなる。
【0049】
ところで、図11及び図12に示す電源装置は、参考例2および実施形態1の電源装置において、図8に示す電源装置と同様に、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に、インダクタL2と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD1,ZD2の直列回路とをそれぞれ接続し、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間に、インダクタL3と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD3,ZD4の直列回路とをそれぞれ接続したものであり、上述と同様の効果を得ることができる。
【0050】
(実施形態3)
図13に示す電源装置では、参考例1の電源装置において、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間にインダクタL2と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD1,ZD2の直列回路とをそれぞれ接続すると共に、スイッチング素子Q1のゲート電極と抵抗R1との間にコンデンサC6を接続し、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間に、インダクタL3と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD3,ZD4の直列回路とをそれぞれ接続すると共に、スイッチング素子Q2のゲート電極と抵抗R2との間にコンデンサC7を接続している。尚、インダクタL2,L3、コンデンサC6,C7及びツェナダイオードZD1〜ZD4以外の構成は参考例1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0051】
この電源装置の動作は、参考例1で説明した電源装置と基本的に同じであるが、この電源装置では、スイッチング素子Q1,Q2のゲート電極と抵抗R1,R2との間にそれぞれ接続されたコンデンサC6,C7と、スイッチング素子Q1,Q2のゲート・ソース間に接続されたインダクタL2,L3とで共振回路が構成される。したがって、駆動巻線n1,n2に発生した電圧信号によって、コンデンサC6,C7及びインダクタL2,L3からなる共振回路がそれぞれ共振動作するので、図14及び図15に示すように、スイッチング素子Q1,Q2のゲート電極に、ピーク値がツェナダイオードZD1〜ZD4のツェナ電圧VZD,−VZDにクランプされた略正弦波状の電圧信号を印加することができる。而して、参考例1の電源装置に比べて、整流回路1の脈流電圧の山部付近と谷部付近でのスイッチング素子Q1,Q2のオン時間の差が小さくなり、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数の差が小さくなるから、負荷電流のリップルが小さくなる。また、ゲート電極に印加される電圧信号の立ち下がりが急峻になるため、スイッチング素子がオンからオフに移行する時間が短くなり、スイッチングロスが低減される。
【0052】
尚、図14(a)(b)は、整流回路1の脈流電圧のピーク値付近(山部)における、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧VQ2とドレイン電流IQ2の波形図であり、図15(a)(b)は、整流回路1の脈流電圧の0V付近(谷部)における、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧VQ2とドレイン電流IQ2の波形図である。また、図14(a)、図15(a)中に一点鎖線で示した波形は、それぞれ、インダクタL2,L3、コンデンサC6,C7及びツェナダイオードZD1〜ZD4が設けられていない場合の電圧波形である。
【0053】
ところで、図16及び図17に示す電源装置は、参考例2および実施形態1の電源装置において、図13の電源装置と同様に、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に、インダクタL2と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD1,ZD2の直列回路とをそれぞれ接続すると共に、スイッチング素子Q1のゲート電極と抵抗R1との間にコンデンサC6を接続し、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間に、インダクタL3と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD3,ZD4の直列回路とをそれぞれ接続すると共に、スイッチング素子Q2のゲート電極と抵抗R2との間にコンデンサC7を接続したものであり、上述と同様の効果を得ることができる。
【0054】
(実施形態4)
図18に示す電源装置では、参考例1の電源装置において、各スイッチング素子Q1,Q2のゲート電極に入力される入力信号の電圧値を積分する積分回路6a,6bと、積分回路6a,6bの出力電圧が所定の電圧値に達すると、スイッチング素子Q1,Q2を強制的にオフさせる信号引き抜き回路7a,7bとを各スイッチング素子Q1,Q2にそれぞれ設けている。また、スイッチング素子Q1,Q2のゲート電極とリーケージトランスLTの駆動巻線n1,n2との間に、抵抗R1,R2の代わりに、インピーダンス要素Z1,Z2をそれぞれ接続している。尚、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7b以外の構成は参考例1の電源装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0055】
図19は高電位側のスイッチング素子Q1に設けた積分回路6a及び信号引き抜き回路7aを示す要部回路図である。尚、低電位側のスイッチング素子Q2に設けた積分回路6b及び信号引き抜き回路7bも同様の回路構成を有しているので、図示及び説明は省略する。
【0056】
積分回路6aは、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に接続された抵抗R11,R12及びコンデンサC11の直列回路と、抵抗R11,R12の接続点にカソードが接続されると共に、抵抗R12及びコンデンサC11の接続点にアノードが接続されたダイオードD11と、抵抗R12及びコンデンサC11の接続点にカソードが接続されると共に、コンデンサC11の他端にアノードが接続されたダイオードD12とで構成されている。
【0057】
また、信号引き抜き回路7aは、スイッチング素子Q1のゲート電極に一端が接続された抵抗R13と、抵抗R13の他端にアノードが接続されたダイオードD13と、ダイオードD13のカソードにコレクタが接続されると共に、エミッタがスイッチング素子Q1のソース電極に接続されたNPN形のトランジスタQ11と、抵抗R12及びコンデンサC11の接続点とトランジスタQ11のベースとの間に接続された抵抗R15と、エミッタがスイッチング素子Q1のゲート電極に接続されると共に、ベースが抵抗R13及びダイオードD13の接続点に接続されたPNP形のトランジスタQ12と、トランジスタQ12のコレクタにアノードが接続されたダイオードD14と、ダイオードD14のカソードとスイッチング素子Q1のソース電極との間に接続された抵抗R14とで構成されている。尚、図19に示す回路では、インピーダンス要素Z1が抵抗R1から構成されており、またスイッチング素子Q1のゲート・ソース間に、抵抗R16と、アノードが互いに接続されたツェナダイオードZD1,ZD2の直列回路とがそれぞれ接続されている。
【0058】
この電源装置の動作は、参考例1で説明した電源装置と基本的に同じであるので、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bの動作について、高電位側に設けられた積分回路6a及び信号引き抜き回路7aを例に、図20及び図21の波形図を参照して説明する。尚、低電位側に設けた積分回路6b及び信号引き抜き回路7bの動作も同様であるので、その説明は省略する。
【0059】
ここで、図20は、整流回路1の脈流電圧のピーク値付近(山部)における、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧VQ1と、コンデンサC11の両端電圧VC11と、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1の波形図であり、図21は、整流回路1の脈流電圧の0V付近(谷部)における、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧VQ1と、コンデンサC11の両端電圧VC11と、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1の波形図である。尚、図20中に一点鎖線で示した波形は、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bが設けられていない場合の電圧波形である。
【0060】
駆動巻線n1の両端間に電圧が発生し、スイッチング素子Q1のゲート電極に電圧信号が入力されると、スイッチング素子Q1がオンになる。この時、スイッチング素子Q1のゲート電極に入力された電圧信号により、抵抗R11,R12を介してコンデンサC11が充電される。そして、コンデンサC11の両端電圧VC11がトランジスタQ11のしきい値電圧V1に達すると、トランジスタQ11がオンし、抵抗R13、ダイオードD13及びトランジスタQ11を介して電流が流れる。この時、抵抗R13の両端電圧がトランジスタQ12のしきい値電圧よりも高くなるので、トランジスタQ12がオンになり、スイッチング素子Q1のゲート電極の電荷が引き抜かれて、スイッチング素子Q1がオフになる。この時、スイッチング素子Q1のゲート電極には逆方向の電圧が印加されるので、コンデンサC11に蓄積された電荷はダイオードD11及び抵抗R11を介して放電される。
【0061】
また、スイッチング素子Q1がオフになると、リーケージトランスLTの回生電流によって駆動巻線n2の両端間に電圧が発生し、スイッチング素子Q2のゲート電極に電圧信号が入力され、スイッチング素子Q2がオンになる。スイッチング素子Q2がオンになると、スイッチング素子Q2に設けられた積分回路6b、信号引き抜き回路7bが上述と同様の動作を行い、積分回路6bの出力が所定の電圧値に達すると信号引き抜き回路7bが入力信号を引き抜いて、スイッチング素子Q2をオフさせる。
【0062】
上述のように、この電源装置では、積分回路6a,6bの出力電圧が所定の電圧値に達すると(駆動巻線n1,n2に電圧が発生してから一定時間が経過すると)、信号引き抜き回路7a,7bがスイッチング素子Q1,Q2のゲート電極の電荷を引き抜いて、強制的にオフしているので、参考例1の電源装置に比べて、整流回路1の脈流電圧の山部付近と谷部付近でのスイッチング素子Q1,Q2のオン時間の差が小さくなり、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数の差が小さくなるから、負荷電流のリップルが小さくなる。また、ゲート電極に印加される電圧信号の立ち下がりが急峻になるため、スイッチング損失も低減される。そのうえ、積分回路6a,6bではゲート電極に印加される電圧信号を積分しているので、電源変動の影響を受けにくく、電源電圧変動によるスイッチング素子Q1,Q2のオン時間の変動を抑制できる。
【0063】
ところで、図22及び図23に示す電源装置は、参考例2および実施形態1の電源装置において、図18に示す電源装置の積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bを各スイッチング素子Q1,Q2にそれぞれ設けたものであり、上述と同様の効果を得ることができる。
【0064】
(実施形態5)
図24に本実施形態の電源装置の要部回路図を示す。尚、基本的な回路構成は図23に示す実施形態4の電源装置と同様であり、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bの回路構成のみが異なっているので、異なる部分についてのみ以下に説明する。尚、実施形態4の電源装置と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0065】
図24は、高電位側のスイッチング素子Q1に設けた積分回路6a及び信号引き抜き回路7aの回路図である。尚、低電位側のスイッチング素子Q2に設けた積分回路6b及び信号引き抜き回路7bの回路構成も同様であるので、図示及び説明は省略する。
【0066】
積分回路6aは、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に接続された抵抗R11,R12及びコンデンサC11の直列回路と、抵抗R11,R12の接続点にカソードが接続されると共に、抵抗R12及びコンデンサC11の接続点にアノードが接続されたダイオードD11とで構成されている。
【0067】
一方、信号引き抜き回路7aは、スイッチング素子Q1のゲート電極に一端が接続された抵抗R13と、抵抗R13の他端にコレクタが接続されると共に、エミッタがスイッチング素子Q1のソース電極に接続されたNPN形のトランジスタQ11と、抵抗12及びコンデンサC11の接続点とトランジスタQ11のベースとの間に接続された抵抗R15と、エミッタがスイッチング素子Q1のゲート電極に接続されると共に、コレクタがスイッチング素子Q1のソース電極に接続されたトランジスタQ12とで構成され、トランジスタQ12のベースは抵抗R13及びトランジスタQ11の接続点に接続されている。尚、図24に示す回路では、スイッチング素子Q1のゲート電極にツェナダイオードZD1のカソードが接続され、ツェナダイオードZD1のアノードはスイッチング素子Q1のソース電極に接続されている。またスイッチング素子Q1のゲート・ソース間には抵抗R16が接続されている。
【0068】
この電源装置の動作は、参考例1で説明した電源装置と基本的に同じであるので、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bの動作について、高電位側に設けられた積分回路6a及び信号引き抜き回路7aを例に、図25及び図26の波形図を参照して説明する。尚、低電位側に設けた積分回路6b及び信号引き抜き回路7bの動作も同様であるので、その説明は省略する。
【0069】
ここで、図25は、整流回路1の脈流電圧のピーク値付近(山部)における、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧VQ1と、コンデンサC11の両端電圧VC11と、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1の波形図であり、図26は、整流回路1の脈流電圧の0V付近(谷部)における、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧VQ1と、コンデンサC11の両端電圧VC11と、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1の波形図である。尚、図25中に一点鎖線で示した波形は、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bが設けられていない場合の電圧波形である。
【0070】
駆動巻線n1の両端間に電圧が発生し、スイッチング素子Q1のゲート電極に電圧信号が入力されると、スイッチング素子Q1がオンになる。この時、スイッチング素子Q1のゲート電極に入力された電圧信号により、抵抗R11,R12を介してコンデンサC11が充電される。そして、コンデンサC11の両端電圧VC11がトランジスタQ11のしきい値電圧V1に達すると、トランジスタQ11がオンし、抵抗R13及びトランジスタQ11を介して電流が流れる。この時、抵抗R13の両端電圧がトランジスタQ12のしきい値電圧よりも高くなるので、トランジスタQ12がオンになり、スイッチング素子Q1のゲート電極の電荷が引き抜かれて、スイッチング素子Q1がオフになる。また、スイッチング素子Q1のゲート電圧はツェナダイオードZD1により略0Vとなるので、コンデンサC11に蓄積された電荷はダイオードD11及び抵抗R11を介して放電される。
【0071】
次に、スイッチング素子Q1がオフになると、リーケージトランスLTの回生電流によって駆動巻線n2の両端間に電圧が発生し、スイッチング素子Q2のゲート電極に電圧信号が入力され、スイッチング素子Q2がオンになる。スイッチング素子Q2がオンになると、スイッチング素子Q2に設けられた積分回路6b、信号引き抜き回路7bが上述と同様の動作を行い、積分回路6bの出力が所定の電圧値に達すると信号引き抜き回路7bが入力信号を引き抜いて、スイッチング素子Q2をオフさせる。
【0072】
このように、本実施形態の電源装置では、積分回路6a,6bの出力電圧が所定の電圧値に達すると、信号引き抜き回路7a,7bがスイッチング素子Q1,Q2のゲート電極に入力される入力信号を引き抜いているので、参考例1の電源装置に比べて、整流回路1の脈流電圧の山部付近と谷部付近でのスイッチング素子Q1,Q2のオン時間の差が小さくなり、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数の差が小さくなるから、負荷電流のリップルが小さくなる。また、ゲート電極に印加される電圧信号の立ち下がりが急峻になるため、スイッチング素子がオンからオフに移行する時間が短くなり、スイッチングロスが低減される。
【0073】
(実施形態6)
図27に本実施形態の電源装置の要部回路図を示す。尚、積分回路6a,6b以外の構成は実施形態5の電源装置と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0074】
図27は、高電位側のスイッチング素子Q1に設けた積分回路6a及び信号引き抜き回路7aの回路図である。尚、低電位側のスイッチング素子Q2に設けた積分回路6b及び信号引き抜き回路7bの回路構成も同様であるので、図示及び説明は省略する。
【0075】
本実施形態の積分回路6aでは、実施形態5において、駆動巻線n1と並列に抵抗R17及びツェナダイオードZD11の直列回路を接続し、ツェナダイオードZD11と並列に抵抗R11,R12及びコンデンサC11の直列回路を接続しており、抵抗R17及びツェナダイオードZD11の直列回路からなる電源回路によって、駆動用巻線n1に発生する電圧を安定化し、安定化された電圧により抵抗R11,R12を介してコンデンサC11が充電される。
【0076】
この電源装置の動作は、参考例1で説明した電源装置と基本的に同じであるので、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bの動作について、高電位側に設けられた積分回路6a及び信号引き抜き回路7aを例に、図28及び図29の波形図を参照して説明する。尚、低電位側に設けた積分回路6b及び信号引き抜き回路7bの動作も同様であるので、その説明は省略する。
【0077】
ここで、図28は、整流回路1の脈流電圧のピーク値付近(山部)における、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧VQ1と、ツェナダイオードZD11の両端電圧VZD11と、コンデンサC11の両端電圧VC11と、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1の波形図であり、図29は、整流回路1の脈流電圧の0V付近(谷部)におけるスイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧VQ1と、ツェナダイオードZD11の両端電圧VZD11と、コンデンサC11の両端電圧VC11と、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1の波形図である。尚、図28中に一点鎖線で示した波形は、積分回路6a,6b及び信号引き抜き回路7a,7bが設けられていない場合の電圧波形である。
【0078】
駆動巻線n1の両端間に電圧が発生し、スイッチング素子Q1のゲート電極に電圧信号が入力されると、スイッチング素子Q1がオンになる。この時、スイッチング素子Q1のゲート電極に入力された電圧信号は抵抗R17及びツェナダイオードZD11からなる電源回路によって安定化され、ツェナダイオードZD11の両端電圧VZD11によって、抵抗R11,R12を介してコンデンサC11が充電される。そして、コンデンサC11の両端電圧VC11がトランジスタQ11のしきい値電圧V1に達すると、トランジスタQ11がオンし、抵抗R13及びトランジスタQ11を介して電流が流れる。この時、抵抗R13の両端電圧がトランジスタQ12のしきい値電圧よりも高くなるので、トランジスタQ12がオンになり、スイッチング素子Q1のゲート電極の電荷が引き抜かれて、スイッチング素子Q1がオフになる。また、スイッチング素子Q1のゲート電圧はツェナダイオードZD1により略0Vとなるので、コンデンサC11に蓄積された電荷はダイオードD11及び抵抗R11を介して放電される。
【0079】
次に、スイッチング素子Q1がオフになると、リーケージトランスLTの回生電流によって駆動巻線n2の両端間に電圧が発生し、スイッチング素子Q2のゲート電極に電圧信号が入力され、スイッチング素子Q2がオンになる。スイッチング素子Q2がオンになると、スイッチング素子Q2に設けられた積分回路6b、信号引き抜き回路7bが上述と同様の動作を行い、積分回路6bの出力が所定の電圧値に達すると信号引き抜き回路7bが入力信号を引き抜いて、スイッチング素子Q2をオフさせる。
【0080】
このように、本実施形態の積分回路6a,6bでは、抵抗R17及びツェナダイオードZD11からなる電源回路によって安定化された電圧を積分しており、積分回路6a,6bの出力電圧が所定の電圧値に達すると、信号引き抜き回路7a,7bがスイッチング素子Q1,Q2のゲート電極に入力される入力信号を引き抜いているので、実施形態5の電源装置に比べて、整流回路1の脈流電圧の山部付近と谷部付近でのスイッチング素子Q1,Q2のオン時間の差がさらに小さくなり、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数の差が小さくなるから、負荷電流のリップルが小さくなる。また、ゲート電極に印加される電圧信号の立ち下がりが急峻になるため、スイッチング素子がオンからオフに移行する時間が短くなり、スイッチングロスが低減される。
【0081】
(実施形態7)
図30に示す電源装置では、図18に示す電源装置において、低電位側のスイッチング素子Q2に設けられた積分回路6bに時定数を変化させる時定数可変手段8を設けるとともに、低電位側のスイッチング素子Q1に設けられた信号引き抜き回路7bに、放電灯Laの寿命末期を検出する寿命末期検出回路9を設けており、寿命末期検出回路9が放電灯Laの寿命末期を検出すると、信号引き抜き回路7bがスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング動作を停止させている。尚、図18の電源装置と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0082】
図31(a)に高電位側のスイッチング素子Q1に設けた積分回路6a及び信号引き抜き回路6bの要部回路図を示し、図31(b)に低電位側のスイッチング素子Q2に設けた積分回路6b、信号引き抜き回路7b、時定数可変手段8及び寿命末期検出回路8の要部回路図を示す。高電位側のスイッチング素子Q1に設けた積分回路6a及び信号引き抜き回路7aの回路構成は実施形態4と同様であるので、その説明は省略し、低電位側のスイッチング素子Q2に設けた積分回路6b、信号引き抜き回路7b、時定数可変手段8及び寿命末期検出回路9について以下に説明する。
【0083】
低電位側のスイッチング素子Q2に設けた積分回路6bは、高電位側のスイッチング素子Q1に設けた積分回路6aにおいて、抵抗R12及びダイオードD11の並列回路と、ダイオードD12及びコンデンサC11の並列回路との間に、抵抗R19、コンデンサC12及びダイオードD15の並列回路からなる時定数可変手段8を設けている。
【0084】
寿命末期検出回路9は、リーケージトランスLTの二次側に設けられた補助巻線n5の一端にアノードが接続されたダイオードD21と、ダイオードD21のカソードと補助巻線n5の他端との間に接続された抵抗R21,R22の直列回路と、抵抗R21,R22の接続点にアノードが接続されたダイオードD22と、抵抗R22及び補助巻線n5の接続点とダイオードD22のカソードとの間に接続された電解コンデンサよりなるコンデンサC21と、ダイオードD22及びコンデンサC21の接続点にアノードが接続されたダイオードD23と、ダイオードD23のカソードに抵抗R23,R24の直列回路を介してコレクタが接続されると共に、コンデンサC21の低電位側端子にエミッタが接続されたNPN形トランジスタQ22と、ダイオードD23及び抵抗R23の接続点にカソードが接続されると共に、トランジスタQ22のベースにアノードが接続されたツェナダイオードZD21と、抵抗R23,R24の接続点にエミッタが接続され、コレクタがトランジスタQ22のベースに接続されるとともに、ベースがトランジスタQ22のコレクタに接続されたトランジスタQ22と、抵抗R23,R24の接続点にカソードが接続されると共に、ダイオードD13及びトランジスタQ11の接続点にアノードが接続されたダイオードD24とで構成される。
【0085】
この電源装置の動作は、実施形態4で説明した電源装置と基本的に同じであるので、時定数可変手段8及び寿命末期検出回路9の動作について以下に説明する。
【0086】
電源投入時に、駆動巻線n2の両端間に電圧が発生し、スイッチング素子Q2のゲート電極に電圧信号が入力されると、スイッチング素子Q2がオンになる。この時、スイッチング素子Q2のゲート電極に入力された電圧信号によりコンデンサC11が充電される。そして、コンデンサC11の両端電圧がトランジスタQ11のスレッショルド電圧に達すると、トランジスタQ11がオンになる。トランジスタQ11がオンになると、トランジスタQ12がオンになって、スイッチング素子Q2のゲート電極の電荷が引き抜かれ、スイッチング素子Q2がオフになる。
【0087】
ところで、定常点灯時にはコンデンサC12に充分電荷が充電されてるため、抵抗R11,R12,R13を介してコンデンサC11に充電電流が流れるが、電源投入時はコンデンサC12が充電されていないため、抵抗R11,R12及びコンデンサC12を介してコンデンサC11に充電電流が流れる。したがって、コンデンサC11の充電時間が短くなり、コンデンサC11の両端電圧がスレッショルド電圧に達するまでの時間が定常点灯時に比べて短くなるから、電源投入時は定常点灯時に比べてスイッチング素子Q2のオン期間が短くなり、放電灯Laに予熱電流を流すことができる。
【0088】
また、放電灯の寿命末期時にエミレス現象が発生すると、補助巻線n5の両端電圧が増加して、コンデンサC21の両端電圧が増加する。そして、コンデンサC21の両端電圧がツェナダイオードZD21のツェナー電圧よりも高くなると、ツェナダイオードZD21に電流が流れ、トランジスタQ22がオンする。トランジスタQ22がオンすると、コンデンサC21→ダイオードD23→抵抗R23→抵抗R24→トランジスタQ22→コンデンサC21の経路でコンデンサC21の放電電流が流れ、抵抗R24の両端電圧によってトランジスタQ21がオンする。トランジスタQ21,Q22がオンになると、抵抗R23,R24の接続点の電位が低下するので、ダイオードD24が導通し、トランジスタQ12がオンになる。したがって、スイッチング素子Q2のゲート電極の電荷が引き抜かれ、スイッチング素子Q2がオフになり、コンデンサC21に充電された電荷がなくなってトランジスタQ21,Q22がオフになるまでの間、スイッチング素子Q1,Q2の発振動作を停止するため、寿命末期時にスイッチング素子Q1,Q2に過大な電流が流れて、破損するのを防止することができる。
【0089】
ところで、図32及び図33に示す電源装置は、参考例2および実施形態1の電源装置において、本実施形態の時定数可変手段8及び寿命末期検出回路9を、低電位側のスイッチング素子Q2に設けられた積分回路6b及び引き抜き回路7bにそれぞれ設けても良く、上述と同様の効果を得ることができる。
【0090】
また、図34(a)(b)に示すように、実施形態5の電源装置において、本実施形態の時定数可変手段8及び寿命末期検出回路9を、低電位側のスイッチング素子Q2に設けられた積分回路6b及び引き抜き回路7bにそれぞれ設けても良いし、図35(a)(b)に示すように、実施形態6の電源装置において、本実施形態の時定数可変手段8及び寿命末期検出回路9を、低電位側のスイッチング素子Q2に設けられた積分回路6b及び引き抜き回路7bにそれぞれ設けても良く上述と同様の効果を得ることができる。
【0091】
(実施形態8)
図36に示す電源装置では、参考例1の電源装置において、リーケージトランスLTの二次側に第3及び第4の駆動巻線たる駆動巻線n3,n4を設け、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に抵抗R1を介して駆動巻線n1,n3の直列回路を接続すると共に、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間に抵抗R2を介して駆動巻線n2,n4の直列回路を接続している。尚、駆動巻線n3,n4以外の構成は参考例1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0092】
次に、この電源装置の動作について図39及び図40を参照して簡単に説明する。図39は、整流回路1の脈流電圧のピーク値付近(山部)において、駆動巻線n2,n4に発生する電圧Vn2,Vn4と、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧VQ2と、ドレイン電流IQ2の波形図であり、図40は、整流回路1の脈流電圧の0V付近(谷部)において、駆動巻線n2,n4に発生する電圧Vn2,Vn4と、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧VQ2と、ドレイン電流IQ2の波形図である。この電源装置の動作は、参考例1の電源装置と基本的に同じであるが、図39及び図40に示すように、スイッチング素子Q2(Q1)のゲート電極には、それぞれ、リーケージトランスの1次側に設けた駆動巻線n2(n1)に発生する電圧と、2次側に設けた駆動巻線n4(n3)に発生する電圧とを合成した電圧が印加される。ここで、リーケージトランスLTの二次側には共振電圧に比例した略正弦波状の電圧が発生するので、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間に略正弦波状の電圧信号を印加させることができ、参考例1の電源装置に比べて、整流回路1の脈流電圧の山部付近と谷部付近でのスイッチング素子Q1,Q2のオン時間の差が小さくなり、スイッチング素子Q1,Q2の発振周波数の差が小さくなるから、負荷電流のリップルが小さくなる。また、ゲート電極に印加される電圧信号の立ち下がりが急峻になるため、スイッチング素子Q1,Q2がオンからオフに移行する時間が短くなり、スイッチングロスも低減される。
【0093】
ところで、図37及び図38に示す電源装置は、参考例2および実施形態1の電源装置において、リーケージトランスLTの二次側に第3及び第4の駆動巻線たる駆動巻線n3,n4を設け、スイッチング素子Q1のゲート・ソース間に抵抗R1を介して駆動巻線n1,n3の直列回路を接続すると共に、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間に抵抗R2を介して駆動巻線n2,n4の直列回路を接続したものであり、上述と同様の効果を得ることができる。
【0094】
なお上述した各実施形態の電源装置において、図41(a)に示すように、整流回路2を、4個のダイオード(第1乃至第4のダイオード)D31〜D34がブリッジ接続されたダイオードブリッジDBと、ダイオードブリッジDBの高電位側の出力端子に順方向に接続されたダイオード(第5のダイオード)D35とで構成しても良いし、図41(b)に示すように、ダイオードブリッジDBと、ダイオードブリッジDBの低電位側の出力端子に順方向に接続されたダイオードD35とで構成しても良い。また、ダイオードブリッジDBの直流出力端子間にフィルタ用のコンデンサC9を接続しても良い。
【0095】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、交流電源の電源電圧を整流する整流回路と、整流回路の出力端子間に第1の充電用ダイオードを介して接続された第1及び第2のスイッチング手段の直列回路を有し直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、第1の充電用ダイオードと並列に接続された充電用コンデンサと、整流回路の出力端子及び充電用ダイオードの接続点と第1及び第2のスイッチング手段の接続点との間に直流カット用コンデンサを介して接続された負荷回路と、整流回路の脈流電圧を部分的に平滑してインバータ回路に供給する部分平滑回路とを備えた電源装置において、上記負荷回路は、一次巻線が上記直流カット用コンデンサと直列に接続されたリーケージトランスと、リーケージトランスの2次巻線に接続された負荷と、負荷に並列接続され負荷及びリーケージトランスの漏れインダクタンスと共に共振回路を構成する共振用コンデンサとを備えており、リーケージトランスの1次側には第1及び第2のスイッチング手段をそれぞれ駆動するための第1及び第2の駆動巻線が設けられて、第1及び第2の駆動巻線の一端がそれぞれ第1及び第2のスイッチング手段の制御端子に接続され、且つ、上記部分平滑回路は、第1及び第2のスイッチング手段の直列回路と並列に接続された平滑コンデンサ及び平滑コンデンサの放電電流を流す放電用ダイオードの直列回路と、第1及び第2のスイッチング手段の直列回路と並列に接続された第1のコンデンサと、第1又は第2のスイッチング手段の内の何れか一方を介して平滑コンデンサに充電電流を流す第2の充電用ダイオードと、平滑コンデンサの充電経路に挿入されたチョッパ用チョークとを有する降圧チョッパ回路から構成され、上記チョッパ用チョークを、リーケージトランスの一次巻線又は二次巻線の内の何れか一方で構成したことを特徴とする。
【0096】
この発明によれば、負荷回路を構成するリーケージトランスに設けた第1及び第2の駆動巻線によって、第1及び第2のスイッチング手段を自励発振させる回路を構成しているので、別途第1及び第2のスイッチング手段をオンオフさせるための他励式の制御回路を設けたり、負荷回路を構成するリーケージトランスとは別に第1及び第2のスイッチング手段を自励発振させるためのカレントトランスを設ける必要がなく、第1及び第2のスイッチング手段をオン/オフさせる回路の部品数を減らして、コストダウンを図ることができ、且つ、第1及び第2のスイッチング手段は自励発振しているので、進相モードとなって第1及び第2のスイッチング手段が同時にオンすることはなく、第1及び第2のスイッチング手段に過大なストレスが加わるのを防止できるという効果がある。さらに、降圧チョッパ回路の動作により、整流回路の出力電圧と充電用コンデンサの両端電圧との和が平滑コンデンサの両端電圧よりも低い期間では、整流回路から入力電流が引き込まれ平滑コンデンサが充電されるので、入力電流の波形歪みを改善することができ、且つインバータ回路のスイッチング手段により降圧チョッパ回路のスイッチング手段を兼用しているので、部品数を減らしてコストダウンを図ることができるという効果がある。そのうえ、リーケージトランスの巻線でチョッパ用チョークを兼用することにより、部品数が減り、さらにコストダウンを図ることができるという効果がある。
【0097】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、第1及び第2の駆動巻線は各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間にそれぞれ接続され、各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間には第1及び第2のインダクタがそれぞれ接続されたことを特徴とし、整流回路の脈流電圧の山部と谷部とでは部分平滑回路の出力が異なるので、第1及び第2の駆動巻線に発生する電圧信号が異なり、第1及び第2のスイッチング手段のオン期間すなわちスイッチング周波数が変化するが、各スイッチング手段の制御端子と一方の出力端子との間に第1及び第2のインダクタを接続することによって、各スイッチング手段の制御端子に入力された電圧信号を指数関数的に減衰させることができ、脈流電圧の山部と谷部とで両スイッチング手段のオン期間の差、すなわちスイッチング周波数の差を小さくでき、負荷電流のリップルを低減できるという効果がある。
【0098】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、第1及び第2の駆動巻線と各スイッチング素子の制御端子との間にそれぞれ第2及び第3のコンデンサが接続されたことを特徴とし、第1のインダクタ及び第2のコンデンサと、第2のインダクタ及び第3のコンデンサとがそれぞれ共振回路を構成し、各スイッチング手段の制御端子に入力された電圧信号によって共振回路が共振動作するから、各スイッチング手段の制御端子に略正弦波状の電圧信号を印加することができ、脈流電圧の山部と谷部とで両スイッチング手段のオン期間の差、すなわちスイッチング周波数の差を小さくでき、負荷電流のリップルを低減することができる。しかも、制御端子に印加される電圧信号を略正弦波状とすることにより、電圧信号の立ち下がりが急峻になり、スイッチング素子がオンからオフに移行する時間が短くなるので、スイッチングロスを低減できるという効果がある。
【0099】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、第1及び第2の駆動巻線は各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間にそれぞれ接続されており、各スイッチング素子の制御端子に入力される入力信号の電圧値を積分する積分回路と、積分回路の出力電圧が所定の電圧値に達すると各スイッチング素子をオフさせる制御回路とを各スイッチング素子にそれぞれ設けたことを特徴とし、積分回路で制御端子に入力される電圧信号を積分し、その積分値が所定の電圧値に達すると制御回路が各スイッチング素子をオフさせているので、脈流電圧の山部と谷部とで各スイッチング素子のオン期間、すなわちスイッチング周波数を略一定にすることができ、負荷電流のリップルを低減することができる。しかも積分回路は電源変動の影響を受けにくいから、電源変動によってスイッチング周波数が変化するのを抑制できるという効果がある。
【0100】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、上記負荷は予熱用の電極を有する放電灯からなり、低圧側のスイッチング素子に設けられた積分回路に、予熱時に積分回路の時定数を変化させて放電灯に予熱電流を流す時定数可変手段を設けたことを特徴とし、予熱時に時定数可変手段が積分回路の時定数を変化させることによって、各スイッチング素子のオン期間を変化させて放電灯に予熱電流を流すことができ、各スイッチング素子をオン/オフさせるための回路に予熱電流を流す機能を付加しているので、予熱電流を流すための回路を少ない部品で実現でき、コストダウンを図ることができるという効果がある。
【0101】
請求項6の発明は、請求項4の発明において、上記負荷は放電灯からなり、低圧側のスイッチング素子に設けられた制御回路に放電灯の寿命末期を検出する寿命末期検出手段を設け、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期を検出すると制御回路がスイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とし、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期を検出すると、制御回路がスイッチング素子のスイッチング動作を停止させているので、スイッチング素子に過大なストレスがかかるのを防止することができ、制御回路に寿命末期検出手段を付加することによって、寿命末期時に回路素子を保護する回路を少ない部品数で実現でき、コストダウンを図ることができるという効果がある。
【0102】
請求項7の発明は、請求項1の発明において、第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、リーケージトランスの二次側には第1及び第2のスイッチング手段をそれぞれ駆動するための第3及び第4の駆動巻線が設けられ、第1及び第2のスイッチング手段の制御端子と一方の出力端子との間には、第1及び第3の駆動巻線の直列回路と第2及び第4の駆動巻線の直列回路がそれぞれ接続されたことを特徴とし、リーケージトランスの一次側と二次側に発生した電圧信号を合成して、各スイッチング手段の制御端子に印加しており、リーケージトランスの二次側には共振電圧に比例した電圧が発生するので、制御端子に印加される電圧信号の波形を正弦波に近づけることができ、リーケージトランスの一次側に発生した電圧のみを各スイッチング手段の制御端子に印加する場合に比べて、脈流電圧の山部と谷部とで各スイッチング手段のオン時間の差すなわちスイッチング周波数の差が小さくなり、負荷電流のリップル値を低減でき、且つ、制御端子に印加される電圧信号の立ち下がりが急峻になるから、スイッチング素子がオンからオフに移行する時間が短くなり、スイッチングロスを低減できるという効果がある。
【0103】
請求項8の発明は、請求項2乃至7の何れか1つの発明において、上記電圧駆動型のスイッチング素子はMOS型電界効果トランジスタからなることを特徴とし、望ましい実施態様である。
【0104】
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか1つの発明において、上記整流回路は、第1乃至第4のダイオードがブリッジ接続されたダイオードブリッジと、ダイオードブリッジの直流出力端に順方向に接続された第5のダイオードからなることを特徴とし、望ましい実施態様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例1の電源装置を示す回路図である。
【図2】(a)(b)は同上の電源装置の各部の波形図である。
【図3】(a)〜(f)は同上の電源装置の動作を説明する説明図である。
【図4】(a)(b)は同上の電源装置の各部の波形図である。
【図5】(a)(b)は同上の電源装置の各部の波形図である。
【図6】 参考例2の電源装置を示す回路図である。
【図7】 実施形態1の電源装置を示す回路図である。
【図8】 参考例の電源装置を示す回路図である。
【図9】(a)(b)は同上の電源装置の各部の波形図である。
【図10】(a)(b)は同上の電源装置の各部の波形図である。
【図11】 同上の別の電源装置の回路図である。
【図12】 実施形態2の電源装置の回路図である。
【図13】 参考例の電源装置を示す回路図である。
【図14】(a)(b)は同上の電源装置の各部の波形図である。
【図15】(a)(b)は同上の電源装置の各部の波形図である。
【図16】 同上の別の電源装置の回路図である。
【図17】 実施形態3の電源装置の回路図である。
【図18】 参考例の電源装置を示す回路図である。
【図19】 同上の電源装置の要部回路図である。
【図20】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図21】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図22】 同上の別の電源装置の回路図である。
【図23】 実施形態4の電源装置の回路図である。
【図24】 実施形態5の電源装置の要部回路図である。
【図25】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図26】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図27】 実施形態6の電源装置の要部回路図である。
【図28】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図29】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図30】 参考例の電源装置を示す回路図である。
【図31】(a)(b)は同上の電源装置の要部回路図である。
【図32】 同上の別の電源装置の回路図である。
【図33】 実施形態7の電源装置の回路図である。
【図34】(a)(b)は同上のさらに別の電源装置の要部回路図である。
【図35】(a)(b)は同上のさらにまた別の電源装置の要部回路図である。
【図36】 参考例の電源装置を示す回路図である。
【図37】 同上の別の電源装置の回路図である。
【図38】 実施形態8の電源装置の回路図である。
【図39】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図40】 同上の電源装置の各部の波形図である。
【図41】(a)(b)は同上の電源装置の要部回路図である。
【図42】 従来の電源装置の回路図である。
【図43】 従来の別の電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1 整流回路
4 負荷回路
C1〜C3 コンデンサ
D1 ダイオード
La 放電灯
LT リーケージトランス
n1,n2 駆動巻線
Q1,Q2 スイッチング素子
R1,R2 抵抗
Claims (9)
- 交流電源の電源電圧を整流する整流回路と、整流回路の出力端子間に第1の充電用ダイオードを介して接続された第1及び第2のスイッチング手段の直列回路を有し直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、第1の充電用ダイオードと並列に接続された充電用コンデンサと、整流回路の出力端子及び充電用ダイオードの接続点と第1及び第2のスイッチング手段の接続点との間に直流カット用コンデンサを介して接続された負荷回路と、整流回路の脈流電圧を部分的に平滑してインバータ回路に供給する部分平滑回路とを備えた電源装置において、上記負荷回路は、一次巻線が上記直流カット用コンデンサと直列に接続されたリーケージトランスと、リーケージトランスの2次巻線に接続された負荷と、負荷に並列接続され負荷及びリーケージトランスの漏れインダクタンスと共に共振回路を構成する共振用コンデンサとを備えており、リーケージトランスの1次側には第1及び第2のスイッチング手段をそれぞれ駆動するための第1及び第2の駆動巻線が設けられて、第1及び第2の駆動巻線の一端がそれぞれ第1及び第2のスイッチング手段の制御端子に接続され、且つ、上記部分平滑回路は、第1及び第2のスイッチング手段の直列回路と並列に接続された平滑コンデンサ及び平滑コンデンサの放電電流を流す放電用ダイオードの直列回路と、第1及び第2のスイッチング手段の直列回路と並列に接続された第1のコンデンサと、第1又は第2のスイッチング手段の内の何れか一方を介して平滑コンデンサに充電電流を流す第2の充電用ダイオードと、平滑コンデンサの充電経路に挿入されたチョッパ用チョークとを有する降圧チョッパ回路から構成され、上記チョッパ用チョークを、リーケージトランスの一次巻線又は二次巻線の内の何れか一方で構成したことを特徴とする電源装置。
- 第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、第1及び第2の駆動巻線は各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間にそれぞれ接続され、各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間には第1及び第2のインダクタがそれぞれ接続されたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
- 第1及び第2の駆動巻線と各スイッチング素子の制御端子との間にそれぞれ第2及び第3のコンデンサが接続されたことを特徴とする請求項2記載の電源装置。
- 第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、第1及び第2の駆動巻線は各スイッチング素子の制御端子と一方の出力端子との間にそれぞれ接続されており、各スイッチング素子の制御端子に入力される入力信号の電圧値を積分する積分回路と、積分回路の出力電圧が所定の電圧値に達すると各スイッチング素子をオフさせる制御回路とを各スイッチング素子にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
- 上記負荷は予熱用の電極を有する放電灯からなり、低圧側のスイッチング素子に設けられた積分回路に、予熱時に積分回路の時定数を変化させて放電灯に予熱電流を流す時定数可変手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の電源装置。
- 上記負荷は放電灯からなり、低圧側のスイッチング素子に設けられた制御回路に放電灯の寿命末期を検出する寿命末期検出手段を設け、寿命末期検出手段が放電灯の寿命末期を検出すると制御回路がスイッチング素子のスイッチング動作を停止させることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
- 第1及び第2のスイッチング手段は、制御端子と一方の出力端子との間に電圧信号が入力されると出力端子間が導通する電圧駆動型のスイッチング素子からなり、リーケージトランスの二次側には第1及び第2のスイッチング手段をそれぞれ駆動するための第3及び第4の駆動巻線が設けられ、第1及び第2のスイッチング手段の制御端子と一方の出力端子との間には、第1及び第3の駆動巻線の直列回路と第2及び第4の駆動巻線の直列回路とがそれぞれ接続されたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
- 上記電圧駆動型のスイッチング素子はMOS型電界効果トランジスタからなることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1つに記載の電源装置。
- 上記整流回路は、第1乃至第4のダイオードがブリッジ接続されたダイオードブリッジと、ダイオードブリッジの直流出力端に順方向に接続された第5のダイオードからなることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1つに記載の電源装置。
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