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JP2002125380A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JP2002125380A
JP2002125380A JP2000313989A JP2000313989A JP2002125380A JP 2002125380 A JP2002125380 A JP 2002125380A JP 2000313989 A JP2000313989 A JP 2000313989A JP 2000313989 A JP2000313989 A JP 2000313989A JP 2002125380 A JP2002125380 A JP 2002125380A
Authority
JP
Japan
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circuit
rectifier
capacitor
output
inverter circuit
Prior art date
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Granted
Application number
JP2000313989A
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English (en)
Other versions
JP3820865B2 (ja
Inventor
Toshiya Kamiya
敏也 神舎
Naokage Kishimoto
直景 岸本
Yoshinobu Murakami
善宣 村上
Joji Oyama
丈二 大山
Shigeru Ido
滋 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000313989A priority Critical patent/JP3820865B2/ja
Publication of JP2002125380A publication Critical patent/JP2002125380A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異常状態が解除されたときにはインバータ回路
を容易に再起動することができる電源装置を提供する。 【解決手段】インバータ回路INVには、負荷回路Zに
含まれる放電灯の予熱を制御する予熱回路PHを備える
とともに、放電灯がエミレス状態になると予熱回路PH
を通してインバータ回路INVを間欠的に発振させるエ
ミレス検出回路ELが付設される。インバータ回路IN
Vは、ハーフブリッジ型を基本構成としてスイッチング
素子Q1,Q2の一方を部分平滑用に兼用してあり、し
かも帰還トランスDT1を用いて自励動作するように構
成される。部分平滑用の平滑コンデンサC0の両端間に
は、エミレス検出回路ELの動作によるインバータ回路
INVの発振停止時に平滑コンデンサC0の電荷を放電
させる放電抵抗Rdが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電源のような
交流電源から電力変換を行って高周波電力を負荷回路に
供給する電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の電源装置は、図21に示
すように、交流電源Vinを整流器DBにより整流し、
整流器DBの出力をインバータ回路INVにより高周波
電力に変換して負荷回路Zに供給する構成を有する。図
示するインバータ回路INVでは、いわゆるハーフブリ
ッジ型の直列インバータを基本構成としインバータ回路
INVに高調波低減機能を持たせた複合型部分平滑方式
と称する構成を採用しており、インバータ回路INVを
構成するスイッチング素子Q1,Q2に帰還トランスD
T1を介してインバータ回路INVの出力が帰還される
ことによって、両スイッチング素子Q1,Q2が自励動
作するように構成されている。また、負荷回路Zとして
は、リーケージトランスからなる出力トランスLT1
と、出力トランスLT1のリーケージインダクタンスと
ともに共振回路を構成するように出力トランスLT1の
2次側に接続したコンデンサC4と、コンデンサC4に
並列接続した蛍光灯のような熱陰極型の放電灯FLとを
含む。具体的には、出力トランスLT1の2次巻線n2
の各一端に放電灯FLの各フィラメントの一端がそれぞ
れ接続され、各フィラメントの他端間にコンデンサC4
が接続されることになる。
【0003】このような構成の負荷回路Zを採用するに
は、放電灯FLを予熱するための他制回路としての予熱
回路PHが必要であり、また放電灯FLの寿命末期状態
(いわゆるエミレス状態)を検出するために異常検出回
路としてのエミレス検出回路ELも設けられる。ここ
に、寿命末期状態とは、放電灯FLに設けた2個の熱陰
極(フィラメント)のうちの一方の熱陰極において電子
放出物質(エミッタ)が蒸発することによって放電灯F
Lが半波点灯状態になる状態を意味している。
【0004】インバータ回路INVは、一対のスイッチ
ング素子Q1,Q2の直列回路が整流器DBの直流出力
端間に接続されるとともに、帰還トランスDT1の1次
巻線と負荷回路Zと直流カット用のコンデンサC1との
直列回路が一方のスイッチング素子Q1に並列に接続さ
れ、さらに一方のスイッチング素子Q2を部分平滑回路
とともに降圧チョッパ型アクティブフィルタを構成する
スイッチング素子に兼用した構成を有する。ここに、上
記一方のスイッチング素子Q1は他方のスイッチング素
子Q2に対して整流器DBの出力端の高電位側に接続さ
れているから必要に応じてハイサイドのスイッチング素
子Q1と呼び、上記他方のスイッチング素子Q2を必要
に応じてローサイドのスイッチング素子Q2と呼ぶ。各
スイッチング素子Q1,Q2にはMOSFETを用いて
あり、スイッチング素子Q1,Q2のオフ時にもボディ
ダイオードを通してオン時とは逆向きの電流を流すこと
が可能になっている。つまり、スイッチング素子として
は、トランジスタのコレクタ・エミッタにダイオードを
逆並列に接続した構成と等価である。ここで逆並列と
は、トランジスタのオン時におけるコレクタとエミッタ
との間の順方向電流とは逆向きの電流をダイオードに流
すことができる極性で、ダイオードをトランジスタのコ
レクタ・エミッタに並列に接続することを意味してい
る。
【0005】帰還トランスDT1は2個の2次巻線を備
え、各2次巻線には抵抗R1,R2がそれぞれ接続さ
れ、各2次巻線と各抵抗R1,R2との直列回路は各ス
イッチング素子Q1,Q2のゲート・ソースに並列に接
続されている。ただし、各トランジスタQ1,Q2に対
する帰還トランスDT1の各2次巻線の極性は互いに逆
にしてあり、一方のスイッチング素子Q1のオン時には
他方のトランジスタQ2がオフになる関係としている。
また、ローサイドのスイッチング素子Q2のゲートには
起動回路が接続される。起動回路は、抵抗R3とコンデ
ンサC3との直列回路が整流器DBの直流出力端間に接
続され、抵抗R3とコンデンサC3との接続点がトリガ
素子TD1を介してスイッチング素子Q2のゲートに接
続されるとともに、抵抗R3とコンデンサC3との接続
点がダイオードD4を介してスイッチング素子Q2のド
レインに接続された構成を有している。ここに、ダイオ
ードD4の極性は、ローサイドのスイッチング素子Q2
のオン時にコンデンサC3の電荷を放電できる極性とし
てある。
【0006】部分平滑回路は、平滑コンデンサC0とイ
ンダクタンス素子としてのインダクタL1とダイオード
D3との直列回路を整流器DBの直流出力端間に接続
し、インダクタL1とダイオードD3との接続点にダイ
オードD1を介して帰還トランスDT1と負荷回路Zと
の接続点を接続した構成を有している。したがって、平
滑コンデンサC0とインダクタL1とダイオードD1と
帰還トランスDT1の1次巻線とローサイドのスイッチ
ング素子Q2とからなる直列回路は整流器DBの直流出
力端間に接続される。ダイオードD1の極性は、スイッ
チング素子Q2のオン時に整流器DB−平滑コンデンサ
C0−インダクタL1−ダイオードD1−帰還トランス
DT1の1次巻線−スイッチング素子Q2−整流器DB
の経路で平滑コンデンサC0に充電電流を流せる極性と
してある。また、ダイオードD3の極性は、スイッチン
グ素子Q2のオン時に平滑コンデンサC0−コンデンサ
C1−負荷回路Z−帰還トランスDT1の1次巻線−ス
イッチング素子Q2−ダイオードD3−インダクタL1
−平滑コンデンサC0の経路で平滑コンデンサC0の放
電電流を流せる極性としてある。スイッチング素子Q2
のオン時に平滑コンデンサC0が充電されるか放電され
るかは、整流器DBの出力電圧と平滑コンデンサC0の
両端電圧との大小関係による。部分平滑回路を構成する
平滑コンデンサC0とインダクタL1とダイオードD3
との直列回路には力率改善用のコンデンサC2が並列接
続される。
【0007】ところで、上述したように、図示するイン
バータ回路INVは自励動作するから、定常動作時(つ
まり、放電灯FLが安定に点灯している期間)には制御
は不要であるが、予熱期間には放電灯FLが点灯しない
ように負荷回路Zに電力を供給し、寿命末期時にはイン
バータ回路INVにストレスがかからないようにインバ
ータ回路INVの出力を低減(動作の停止も含む)する
ように、定常動作時とは異なる動作が必要になる。そこ
で、予熱期間の制御を行う予熱回路PHと、寿命末期時
の制御を行うエミレス検出回路ELとを設け、予熱回路
PHとエミレス検出回路ELとにより、ローサイドのス
イッチング素子Q2のオンオフを制御可能としてある。
要するに、インバータ回路INVは自励動作するが、定
常動作時とは異なる動作が必要なときにのみ、ローサイ
ドのスイッチング素子Q2に対して他制制御を行う構成
を採用している。
【0008】予熱回路PHは、スイッチング素子Q2の
ゲートにエミッタが接続されるとともにソースにコレク
タが接続されたpnp形のトランジスタQ6を備え、こ
のトランジスタQ6のベース・コレクタにはnpn形の
トランジスタQ5のコレクタ・エミッタが並設に接続さ
れる。また、トランジスタQ6のエミッタ・コレクタに
は、抵抗R10とダイオードD10と容量が比較的大き
い他制用のコンデンサCt1と容量が比較的小さいコン
デンサCp1との直列回路が並列に接続され、両コンデ
ンサCt1,Cp1の接続点に抵抗R11を介してトラ
ンジスタQ5のベースが接続される。さらに、予熱回路
PHは、コンデンサCt1,Cp1の接続点にアノード
が接続され抵抗R10とダイオードD10との接続点に
カソードが接続されたダイオードD8を有するととも
に、コンデンサCp1に並列に接続されカソードがコン
デンサCt1,Cp1の接続点に接続されたダイオード
D9を有している。
【0009】エミレス検出回路ELは、負荷回路Zに設
けた出力トランスLT1に付設した検出巻線n3の誘起
電圧を放電灯FLの両端電圧に比例した電圧として取り
出し、ダイオードD14により半波整流した後に抵抗R
4,R5の直列回路により分圧するとともにダイオード
D11を介してコンデンサC5により平滑し、このコン
デンサC5の両端電圧をエミレス状態の判別に用いてい
る。コンデンサC5の両端電圧は、ツェナダイオードZ
D1と抵抗R7との直列回路に印加され、ツェナダイオ
ードZD1と抵抗R7との接続点にはトランジスタQ4
のベースが接続される。このトランジスタQ4はnpn
形でありpnp形のトランジスタQ3のベースにコレク
タが接続され、トランジスタQ3のコレクタにベースが
接続される。また、抵抗R7はトランジスタQ4のエミ
ッタとベースとの間に接続される。トランジスタQ3の
エミッタとベースとの間には抵抗R8が接続され、トラ
ンジスタQ3,Q4と抵抗R7,R8とからなる回路に
は、ダイオードD5および抵抗R6の直列回路を介して
コンデンサC5の両端電圧が印加される。さらに、トラ
ンジスタQ3のエミッタと抵抗R8との接続点には、上
述した予熱回路PHのトランジスタQ6のベースにアノ
ードを接続したダイオードD7のカソードが接続される
とともに、ダイオードD6のカソードが接続される。ダ
イオードD6のアノードは、予熱回路PHにおけるダイ
オードD10とコンデンサCt1との接続点に抵抗R9
を介して接続される。
【0010】次に、図21に示した回路の動作を説明す
る。電源が投入されると、起動回路を構成するコンデン
サC3に整流器DBから抵抗R3を介して充電電流が流
れ、コンデンサC3の電位が上昇してトリガ素子TD1
のブレークオーバ電圧に達すると、トリガ素子TD1が
導通しコンデンサC3の電荷がトリガ素子TD1を通し
て抵抗R2および帰還トランスDT1の2次巻線を通し
て放出されることにより、スイッチング素子Q2のゲー
ト・ソースに電圧が印加されてスイッチング素子Q2が
オンになる。
【0011】ここで、電源投入直後には平滑コンデンサ
C0は充電されていないから、スイッチング素子Q2が
オンになると、整流器DB−コンデンサC1−負荷回路
Z−帰還トランスDT1の1次巻線−スイッチング素子
Q2−整流器DBの経路に電流が流れるとともに、整流
器DB−平滑コンデンサC0−インダクタL1−ダイオ
ードD1−帰還トランスDT1の1次巻線−スイッチン
グ素子Q2−整流器DBの経路に電流が流れる。平滑コ
ンデンサC0およびコンデンサC1が充電されて帰還ト
ランスDT1の1次巻線に流れる電流が減少すると2次
巻線に電圧が誘起されなくなりスイッチング素子Q2が
オフになる。スイッチング素子Q2がオフになると、負
荷回路Zの回生電流が、負荷回路Z−帰還トランスDT
1の1次巻線−スイッチング素子Q1のボディダイオー
ド−コンデンサC1−負荷回路Zの経路で流れるととも
に、インダクタL1の蓄積エネルギがダイオードD1−
帰還トランスDT1の1次巻線−スイッチング素子Q1
のボディダイオード−平滑コンデンサC0の経路で放出
される。その後、帰還トランスDT1の蓄積エネルギが
放出されることにより帰還トランスDT1の2次巻線に
逆向きの電圧が誘起され、スイッチング素子Q1がオン
になる。
【0012】スイッチング素子Q1がオンになると、コ
ンデンサC1を電源としてコンデンサC1−スイッチン
グ素子Q1−帰還トランスDT1の1次巻線−負荷回路
Z−コンデンサC1の経路で電流が流れる。コンデンサ
C1が放電されると帰還トランスDT1の1次巻線に流
れる電流が減少し、2次巻線に電圧が誘起されなくなる
からスイッチング素子Q1がオフになり、負荷回路Z−
コンデンサC1−平滑コンデンサC0−インダクタL1
−ダイオードD1−負荷回路Zの経路と、負荷回路Z−
コンデンサC1−コンデンサC2−スイッチング素子Q
2のボディダイオード−帰還トランスDT1の1次巻線
−負荷回路Zの経路とに電流が流れる。その後、帰還ト
ランスDT1の蓄積エネルギが放出されることにより帰
還トランスDT1の2次巻線に逆向きの電圧が誘起さ
れ、スイッチング素子Q2が再びオンになる。このよう
な動作の繰り返しによってスイッチング素子Q1,Q2
が交互にオンオフされ、負荷回路Zに交番電流が流れ
る。このような動作を以下ではインバータ回路INVの
発振と呼ぶ。
【0013】上述の動作から明らかなように、スイッチ
ング素子Q2のオン時に平滑コンデンサC0がインダク
タL1を通して充電され、スイッチング素子Q2のオフ
時にインダクタL1から放出されるエネルギがスイッチ
ング素子Q1のボディダイオードを通して平滑コンデン
サC0が蓄積されるから、この動作は降圧型チョッパ型
アクティブフィルタと同様の機能であって、コンデンサ
C0の両端電圧は整流器DBの出力電圧のピーク電圧よ
りも十分に低い電圧になる。
【0014】インバータ回路INVが発振を開始する
と、スイッチング素子Q2をオンにするためにスイッチ
ング素子Q2のゲート・ソースに印加される電圧が、抵
抗R10とダイオードD10とコンデンサCt1とコン
デンサCp1との直列回路である積分回路にも印加さ
れ、コンデンサCt1,Cp1が充電される。コンデン
サCt1はコンデンサCp1の容量よりも大きいから、
コンデンサCt1,Cp1の接続点の電位は比較的短い
時間で上昇してトランジスタQ5,Q6がオンになり、
スイッチング素子Q2のゲート・ソースを短絡してスイ
ッチング素子Q2をオフにする。したがって、抵抗R1
0、ダイオードD10、コンデンサCt1,Cp1から
なる積分回路の時定数を適宜に設定することによって、
スイッチング素子Q2のオン期間を自励動作させる場合
よりも短くすることができる。つまり、スイッチング素
子Q2のオン期間が短くなることによって、交流電源V
inからインバータ回路INVに供給されるエネルギが
少なくなり、またスイッチング素子Q2のオン期間が短
くなることによってスイッチング素子Q1,Q2がオン
オフする周期が短くなり、負荷回路Zに印加される高周
波電圧の周波数が高くなって、負荷回路Zに含まれる共
振回路(リーケージインダクタンスとコンデンサC4と
からなる)のインピーダンスが大きくなり、結果的に放
電灯FLへの供給電力が低減する。つまり、放電灯FL
の熱陰極(フィラメント)に予熱電流を流すことができ
る。
【0015】コンデンサCt1は電源投入後にインバー
タ回路INVの発振に伴って徐々に充電され、図22
(a)のように両端電圧が上昇するから、積分回路にし
だいに電流が流れなくなる。コンデンサCt1の両端電
圧が上昇すれば、コンデンサCt1,Cp1の接続点の
電位が低下するから、トランジスタQ5のベース電位が
低下して、トランジスタQ5,Q6がオフに保たれるよ
うになる。つまり、予熱回路PHの動作によって、スイ
ッチング素子Q2のオン期間は図22(b)のように電
源投入から徐々に長くなり、最終的に予熱回路PHのト
ランジスタQ5,Q6がオフに保たれるようになると、
他制制御が停止して定常動作時のオン期間と等しくな
る。予熱回路PHによる予熱が終了すれば、インバータ
回路INVの発振の周波数は低くなり、負荷回路Zに含
まれる共振回路の共振周波数に近付くから、図22
(c)のように、放電灯FLに印加される電圧が上昇し
て放電灯FLが点灯する。
【0016】ところで、上述の動作では整流器DBの出
力電圧がインバータ回路INVの電源になる場合につい
てのみ説明したが、実際には、交流電源Vinの電圧の
絶対値と平滑コンデンサC0の両端電圧とのうち電圧の
高いほうがインバータ回路INVの電源になる。交流電
源Vinの電圧の絶対値が平滑コンデンサC0の両端電
圧よりも高いときは整流器DBの出力電圧のピーク付近
に対応するから山部と呼び、逆の関係を谷部と呼ぶ。山
部では上述したように整流器DBの出力を電源としてイ
ンバータ回路INVが発振するのに対して、谷部では以
下のように平滑コンデンサC0を電源として動作する。
ここに、山部において整流器DBから平滑コンデンサC
0に流れる充電電流のピーク値は整流器DBの出力電圧
に比例するから、上述した回路では高力率が得られる。
【0017】しかして、谷部においては、スイッチング
素子Q2がオンになると、平滑コンデンサC0−コンデ
ンサC1−負荷回路Z−帰還トランスDT1の1次巻線
−スイッチング素子Q2−ダイオードD3−インダクタ
L1−平滑コンデンサC0の経路に電流が流れる。スイ
ッチング素子Q2がオフになると、負荷回路Zからの回
生電流が、負荷回路Z−帰還トランスDT1の1次巻線
−スイッチング素子Q1のボディダイオード−コンデン
サC1−負荷回路Zの経路もしくは負荷回路Z−帰還ト
ランスDT1の1次巻線−スイッチング素子Q1のボデ
ィダイオード−コンデンサC2−整流器DB−コンデン
サC1−負荷回路Zの経路に流れる。このような経路を
通ることによって、谷部においても交流電源Vinから
整流器DBへの入力電流を流すことができ高調波を低減
することができる。
【0018】その後、スイッチング素子Q1がオンにな
ると、コンデンサC1−スイッチング素子Q1−帰還ト
ランスDT1の1次巻線−負荷回路Z−コンデンサC1
の経路で電流が流れる。さらに、スイッチング素子Q1
がオフになると、負荷回路Z−コンデンサC1−平滑コ
ンデンサC0−インダクタL1−ダイオードD1−負荷
回路Zの経路と、負荷回路Z−コンデンサC1−コンデ
ンサC2−スイッチング素子Q2のボディダイオード−
帰還トランスDT1の1次巻線−負荷回路Zの経路とに
電流が流れる。その後、スイッチング素子Q2が再びオ
ンになるから、上述の動作の繰り返しによってスイッチ
ング素子Q1,Q2が交互にオンオフされ、負荷回路Z
に交番電流が流れる。
【0019】上述のように山部においては交流電源Vi
nから整流器DBへの入力電流を流すことができ、この
入力電流はスイッチング素子Q1,Q2のオンオフに応
じて高周波的に流れるから、交流電源Vinと整流器D
Bとの間にスイッチング素子Q1,Q2のオンオフの周
波数を阻止する程度の高周波フィルタを挿入すること
で、インバータ回路INVから交流電源Vinへの高周
波の周り込みを抑制することができ、結果的に交流電源
Vinからの入力電流の高調波歪を抑制することができ
る。しかも、上述のように、平滑コンデンサC0への充
電電流のピーク値が整流器DBの出力電圧に比例してい
るから、充電電流の包絡線は整流器DBの出力電圧に相
似することになり高力率を得ることができる。
【0020】図21に示した回路構成では、電源投入直
後に平滑コンデンサC0が充電されていない状態であっ
ても、予熱回路PHによって電源投入直後のスイッチン
グ素子Q2のオン期間を短くしておけば、平滑コンデン
サC0への充電電流による突入電流が流れるのを防止す
ることができる。
【0021】また、平滑コンデンサC0の両端電圧が零
付近であると、インダクタL1の蓄積エネルギが大きく
なるから、インダクタL1の蓄積エネルギを放出する期
間のほうが負荷回路Zの回生電流を流す期間よりも長く
なる。ここに、インダクタL1の蓄積エネルギによる電
流および負荷回路Zの回生電流は、スイッチング素子Q
1のボディダイオードを通過する。仮にスイッチング素
子Q1のボディダイオードに電流が流れている期間内で
スイッチング素子Q2がオンになるとすれば、スイッチ
ング素子Q1のボディダイオードの逆回復時間にスイッ
チング素子Q1のボディダイオードとスイッチング素子
Q2とに同じ向きの電流が流れ、結果的にスイッチング
素子Q1,Q2の直列回路の両端間が導通して過大な電
流(いわゆる貫通電流)が流れることになる。しかしな
がら、図21に示す構成では、インダクタL1の蓄積エ
ネルギを放出する経路内に帰還トランスDT1の1次巻
線を挿入しているから、スイッチング素子Q1のボディ
ダイオードに電流が流れている間にスイッチング素子Q
2がオンになることがなく、結果的に電源投入直後のよ
うに、スイッチング素子Q1のボディダイオードに定常
動作時よりも長い期間に亘って電流が流れたとしても、
2個のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路に貫通電
流が流れるのを防止することができるのである。
【0022】ところで、負荷回路Zにおいて放電灯FL
がエミレス状態になるか放電灯FLが外されたとする
と、放電灯FLの定常点灯時よりも出力トランスLT1
の2次巻線n2の両端電圧が上昇し、結果的に検出巻線
n3の両端電圧も上昇する。つまり、コンデンサC5の
両端電圧が上昇するから、ツェナダイオードZD1のブ
レークオーバ電圧を越えるとツェナダイオードZD1が
導通してトランジスタQ4がオンになる。トランジスタ
Q4がオンになると、コンデンサC5−ダイオードD5
−抵抗R6−トランジスタQ3のエミッタ・ベース−ト
ランジスタQ4のコレクタ・エミッタ−コンデンサC5
の経路に電流を流すことができ、トランジスタQ3がオ
ンになる。このとき、トランジスタQ3のエミッタ・コ
レクタとトランジスタQ4のベース・エミッタの経路で
も電流が流れ、トランジスタQ3,Q4のオン状態がラ
ッチされる。このラッチ状態はコンデンサC5からオン
を維持できる電流が供給される限り継続する。ここに、
抵抗R7,R8は保護用に設けられている。
【0023】上述のようにしてトランジスタQ3,Q4
がオンになると、ダイオードD7を介してトランジスタ
Q3,Q4に接続されたトランジスタQ6がオンにな
り、結果的にスイッチング素子Q2がオフになって、イ
ンバータ回路INVの発振が停止する。またこのとき、
抵抗R9およびダイオードD6を通してコンデンサCt
1,Cp1の電荷が放電するから、予熱回路PHは電源
投入直後と同様の状態にリセットされる。
【0024】エミレス状態によってトランジスタQ3,
Q4がオンになり、インバータ回路INVの発振が停止
すると、コンデンサC5に充電電流が流れなくなってコ
ンデンサC5の両端電圧が低下する。こうして、トラン
ジスタQ3,Q4をオン状態に維持することができなく
なるまではインバータ回路INVの停止状態が維持され
る。コンデンサC5の両端電圧が低下してトランジスタ
Q3,Q4のオン状態が維持できなくなると、起動回路
が動作してインバータ回路INVは再起動され、予熱回
路PHの動作が開始される。エミレス状態が継続してい
る間には、このような動作が繰り返され、インバータ回
路INVは間欠的に発振する。
【0025】一方、放電灯FLが外された場合には、負
荷回路Zに含まれるコンデンサC4も回路から分離され
ることになり共振回路が機能しないから、インバータ回
路INVの発振が一旦停止すると、起動回路が動作して
もインバータ回路INVの発振が開始されることはな
く、次に放電灯FLが装着されるまではインバータ回路
INVの発振は停止することになる。
【0026】上述のように動作するエミレス検出回路E
Lを設けたことによって、エミレス状態ではインバータ
回路INVが間欠発振し、結果的に放電灯FLは点滅す
ることになるから、使用者に対して放電灯FLが寿命末
期であることを報知することができ、しかもエミレス状
態での電流が半波で流れることによって生じる回路への
ストレスを軽減することができるのである。エミレス状
態によるインバータ回路INVの間欠発振の際には、各
部の波形は図23のようになる。図23(a)はコンデ
ンサC5の両端電圧を示しており、時刻t0においてエ
ミレス状態になり検出巻線n3からコンデンサC5への
充電電流が流れることで、コンデンサC5の両端電圧が
上昇してツェナダイオードZD1のブレークオーバ電圧
VZD1に達している。このときトランジスタQ3,Q
4がオンになって、図23(c)のように、インバータ
回路INVの発振が停止するから、コンデンサC5の両
端電圧が徐々に低下する。また、トランジスタQ3,Q
4がオンになることによって予熱回路PHのコンデンサ
Ct1が放電するから、図23(b)のように、コンデ
ンサCt1の両端電圧はインバータ回路INVの停止期
間にはほぼ0Vに保たれる。
【0027】図23(a)に示すように時刻t1におい
てコンデンサC5の両端電圧が低下してトランジスタQ
3,Q4のオン状態を維持できなくなると、図23
(c)のようにインバータ回路INVが起動され、予熱
回路PHも起動される。したがって、図23(b)のよ
うにコンデンサCt1の両端電圧が徐々に上昇し、スイ
ッチング素子Q2のオフ期間が短くなって、図23
(c)のようにインバータ回路INVの出力も増加す
る。エミレス状態が継続していれば、図23(a)のよ
うにコンデンサC5の両端電圧が再び上昇するから、イ
ンバータ回路INVは再び停止する。このように、イン
バータ回路INVは発振と停止とを繰り返し、結果的に
放電灯FLが点滅することになる。
【0028】上述した構成では寿命末期時にはインバー
タ回路INVが間欠的に発振するから、寿命末期となっ
た放電灯FLを取り外して正常な放電灯FLを再装着す
れば、放電灯FLを自動的に点灯させることができる。
つまり、いわゆる自己復帰型として動作するから、外来
ノイズがコンデンサC5やトランジスタQ4のベースに
印加されインバータ回路INVが誤動作して停止したと
しても、電源を再投入することなくインバータ回路IN
Vの発振が自動的に復帰するという利点を有している。
【0029】ところで、電源装置としては、図24に示
すように、図21に示した電源装置における整流器DB
とコンデンサC1との接続点にアノードを接続するとと
もにスイッチング素子Q1と平滑コンデンサC0との接
続点にカソードを接続したダイオードD2と、このダイ
オードD2に並列に接続した力率改善用のインピーダン
ス素子としてのコンデンサC6とを付加した構成が知ら
れている。この構成では、電源投入からインバータ回路
INVの発振までの動作は図21に示した回路構成とほ
ぼ同様である。
【0030】通常動作時において、谷部であると、平滑
コンデンサC0を電源としてインバータ回路INVが動
作する。すなわち、スイッチング素子Q2のオン時に、
平滑コンデンサC0−コンデンサC6−コンデンサC1
−負荷回路Z−帰還トランスDT1の1次巻線−スイッ
チング素子Q2−ダイオードD3−インダクタL1−平
滑コンデンサC0の経路で共振電流が流れ、この間にコ
ンデンサC6が充電される。コンデンサC6が充電され
て、整流器DBの出力電圧とコンデンサC6の両端電圧
との和が平滑コンデンサC0の両端電圧に達すると、上
記経路での共振電流が流れなくなり、整流器DB−コン
デンサC1−負荷回路Z−帰還トランスDT1の1次巻
線−スイッチング素子Q2−整流器DBの経路で電流が
流れる。要するに、スイッチング素子Q2のオン期間
に、コンデンサC6を充電する期間と交流電源Vinか
ら整流器DBへの入力電流が流れる期間とが生じる。こ
こで、整流器DBの出力電圧が高いときほど交流電源V
inから整流器DBへの入力電流が流れる期間の割合が
多くなる。
【0031】スイッチング素子Q2がオフになると、負
荷回路Zからの回生電流が、負荷回路Z−帰還トランス
DT1の1次巻線−スイッチング素子Q1のボディダイ
オード−コンデンサC2−整流器DB−コンデンサC1
−負荷回路Zの経路で流れる。つまり、この経路を通る
ことによって、谷部においても交流電源Vinから整流
器DBへの入力電流を流していることになる。この電流
のピーク値は山部と同様に交流電源Vinの電圧の絶対
値にほぼ比例する大きさで流れるから高力率を得ること
ができる。
【0032】スイッチング素子Q1がオンになると、コ
ンデンサC1を電源としてコンデンサC1−コンデンサ
C6−スイッチング素子Q1−帰還トランスDT1の1
次巻線−負荷回路Z−コンデンサC1の経路で共振電流
が流れ、その後、コンデンサC6の電荷が減少して零に
なると、コンデンサC1−ダイオードD2−スイッチン
グ素子Q1−帰還トランスDT1の1次巻線−負荷回路
Z−コンデンサC1の経路で共振電流が流れる。さら
に、スイッチング素子Q1がオフになると、負荷回路Z
の回生電流が、負荷回路Z−コンデンサC1−ダイオー
ドD2−平滑コンデンサC0−インダクタL1−ダイオ
ードD1−負荷回路Zの経路で流れることになる。
【0033】上述した動作を繰り返すことによって、負
荷回路Zに高周波電圧が印加され、負荷回路Zに含まれ
ている放電灯FLを高周波で点灯させることができる。
図24に示した回路構成では、図21の回路構成にコン
デンサC6とダイオードD2との並列回路を付加したこ
とによって、谷部において交流電源Vinから整流器D
Bに入力電流を流す期間を図21の回路構成よりも長く
することができ、結果的に高調波歪を図21の回路構成
よりもさらに低減することが可能になる。しかも、入力
電流のピーク値を交流電源Vinの入力電圧の絶対値に
ほぼ比例するように流すことができるから高力率が得ら
れることになる。
【0034】なお、図24に示した回路構成における山
部の動作は、図21に示した回路と同様である。つま
り、スイッチング素子Q2のオン時には、負荷回路Zを
通る経路と平滑コンデンサC0およびインダクタL1を
通る経路で電流を流し、スイッチング素子Q2がオフに
なると、インダクタL1−帰還トランスDT1の1次巻
線−スイッチング素子Q1のボディダイオード−平滑コ
ンデンサC0−インダクタL1の経路で回生電流が流れ
る。また、スイッチング素子Q1がオンになれば、コン
デンサC1−コンデンサC6−スイッチング素子Q1−
帰還トランスDT1の1次巻線−負荷回路Z−コンデン
サC1の経路で共振電流が流れ、コンデンサC6の電荷
が減少すればコンデンサC1−ダイオードD2−スイッ
チング素子Q1−帰還トランスDT1の1次巻線−負荷
回路Z−コンデンサC1の経路で共振電流が流れる。さ
らに、スイッチング素子Q1がオフになれば、負荷回路
Z−コンデンサC1−ダイオードD2−平滑コンデンサ
C0−インダクタL1−ダイオードD1−負荷回路Zの
経路に電流が流れる。
【0035】電源装置としては図25、図26に示すよ
うに、パルス幅設定回路PWを付加した回路構成も知ら
れている。図25は図21の回路にパルス幅設定回路P
Wを付加したものであり、図26は図24の回路にパル
ス幅設定回路PWを付加したものである。パルス幅設定
回路PWは、予熱回路PHと同様に、スイッチング素子
Q2のオン時間を制御するものであって、予熱回路PH
においてスイッチング素子Q2のゲート電位を制御する
トランジスタQ6のベース・コレクタにコレクタ・エミ
ッタを接続したnpn形のトランジスタQ7を備える。
パルス幅設定回路PHは、制御用電源Vccの両端間に
接続された抵抗R13とコンデンサC8との直列回路を
備え、トランジスタQ7のベースは抵抗R12を介して
抵抗R13とコンデンサC8との接続点に接続される。
また、コンデンサC8にはトランジスタQ8のコレクタ
・エミッタが並列に接続される。ところで、スイッチン
グ素子Q2には2本の抵抗R14,R15の直列回路が
直流インピーダンス素子として並列接続され、両抵抗R
14,R15の接続点にトランジスタQ8のベースが接
続される。また、トランジスタQ8のベース・エミッタ
にはコンデンサC7が並列接続されている。
【0036】パルス幅設定回路PWでは、スイッチング
素子Q2のオンオフに応じてコンデンサC7の両端電圧
が変化するから、スイッチング素子Q2のオンオフに応
じてトランジスタQ8がオンオフされる。トランジスタ
Q8がオンになればコンデンサC8は放電され、トラン
ジスタQ8がオフになれば制御用電源Vccから抵抗R
13を介してコンデンサC8が充電される。
【0037】すなわち、スイッチング素子Q2がオンに
なると、トランジスタQ8がオフになってコンデンサC
8が充電され、抵抗R13とコンデンサC8とにより決
まる所定時間の経過後にトランジスタQ7がオンになっ
て、トランジスタQ6をオンにし、結果的にスイッチン
グ素子Q2をオフにする。このように、スイッチング素
子Q2のオン期間が抵抗R13とコンデンサC8とから
なる積分回路の時定数によって決まることになる。スイ
ッチング素子Q2がオフになれば、トランジスタQ7が
オンになるからコンデンサC8が放電され、次にスイッ
チング素子Q2がオンになるときに備える。このよう
に、パルス幅設定回路PWは、スイッチング素子Q2の
オン期間を決定することになる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図21、図
24、図25、図26に示した各電源装置は、いずれも
エミレス状態や放電灯FLが外れたときには負荷回路Z
の状態が急激に変動して、電力の供給が電力の消費に対
して過剰になり、平滑コンデンサC0の両端電圧が上昇
した状態でインバータ回路INVの発振が停止すること
になる。エミレス状態のように、インバータ回路INV
が停止した後に再起動すれば、コンデンサC3からスイ
ッチング素子Q2のゲートに起動電圧が印加され、コン
デンサC1−負荷回路Z−帰還トランスDT1−スイッ
チング素子Q2を通る経路で共振電流を流すことができ
るが、平滑コンデンサC0の両端電圧が高いものである
から、平滑コンデンサC0−インダクタL1−ダイオー
ドD1−帰還トランスDT1の1次巻線−スイッチング
素子Q2の経路には十分な電流を流すことができず(流
れない場合もある)、帰還トランスDT1においてスイ
ッチング素子Q1,Q2を駆動するに足る2次出力を得
られないことがある。その結果、エミレス状態が検出さ
れた後に、放電灯FLを自動的に再点灯させることがで
きない場合が生じる。
【0039】しかも、エミレス状態や放電灯FLが外れ
てインバータ回路INVの発振を停止させたときに予熱
回路PHのコンデンサCt1を放電させるから、予熱回
路PHがスイッチング素子Q2のオン期間を短くしてお
り、帰還トランスDT1の1次巻線に流れる電流が一層
弱まることになる。したがって、インバータ回路INV
の間欠発振時において、インバータ回路INVが停止状
態から発振状態に移行する際に起動回路が動作している
にもかかわらずインバータ回路INVを起動できない場
合がある。
【0040】とくに、図25、図26に示す電源装置で
は、エミレス状態や放電灯FLが外れることによりエミ
レス検出回路ELが動作してスイッチング素子Q2がオ
フになったとすると、整流器DBの直流出力端間には、
直流的にインピーダンスが無限大であるコンデンサC1
と、直流的にインピーダンスが零である負荷回路Zと帰
還トランスDT1との直列回路とのほかに、抵抗R1
4,R15の直列回路が挿入されるから、コンデンサC
1に通常の動作時よりも高い電圧が印加された状態でイ
ンバータ回路INVの動作が停止することになる。この
ようにコンデンサC1の両端電圧が高いと、再起動して
スイッチング素子Q2がオンになったときに、コンデン
サC1−負荷回路Z−帰還トランスDT1の1次巻線−
スイッチング素子Q2の経路に流れる電流が小さくな
り、また上述のように再起動時には平滑コンデンサC0
−インダクタL1−帰還トランスDT1の1次巻線−ス
イッチング素子Q2の経路に流れる電流も小さいから、
結局、インバータ回路INVを起動できない場合がより
多くなる。要するに、スイッチング素子Q2に抵抗R1
4,R15の直列回路が並列に接続されていることが再
起動を困難にする原因になっている。
【0041】さらに、図26に示す電源装置では、上述
のような問題に加えて、インバータ回路INVの共振電
流の一部に入力電流を取り込むように動作するから、エ
ミレス状態や放電灯FLが外れた場合のような軽負荷時
であって出力電力に対して入力電力が過剰になると、図
25に示した回路構成よりも平滑コンデンサC0やコン
デンサC1の両端電圧が上昇しやすく、とくにエミレス
回路動作時におけるコンデンサC1の両端電圧の上昇が
大きいから、図25の回路構成よりもさらに再起動が困
難になる。
【0042】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、負荷の異常状態が解除されるとイン
バータ回路を容易に通常動作状態に復帰させることがで
きる電源装置を提供することにある。
【0043】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源を整流する整流器と、整流器の出力端に接続され負
荷回路に出力電力を供給するインバータ回路と、インバ
ータ回路の出力電力を制限する機能を有した他制回路
と、負荷回路の異常を検出するとインバータ回路の動作
を一旦停止させるように他制回路を制御した後に通常動
作時の出力電力に復帰させるように他制回路を制御する
異常検出回路とを備え、インバータ回路が、整流器の出
力端間に接続され交互にオンオフされる2個のスイッチ
ング素子の直列回路と、出力電力の一部を帰還すること
によりスイッチング素子を交互にオンオフさせる帰還ト
ランスと、負荷回路と帰還トランスの1次巻線との直列
回路が整流器の直流出力端の一方と両スイッチング素子
の接続点との間に接続された直流カット用のコンデンサ
と、一方のスイッチング素子とインダクタンス素子と帰
還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の出力端間
に接続され整流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデ
ンサとを備え、インバータ回路の停止時に平滑コンデン
サの電荷を放電させる放電用インピーダンス素子が付加
されて成るものである。
【0044】請求項2の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続されるととも
にインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直
列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続され整
流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、負荷
回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコンデ
ンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイッチ
ング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデンサ
への充電電流を流す極性で挿入されたダイオードと、ダ
イオードに並列接続された力率改善用のインピーダンス
素子とを備え、インバータ回路の停止時に平滑コンデン
サの電荷を放電させる放電用インピーダンス素子が付加
されて成るものである。
【0045】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記インダクタンス素子がインダク
タであることを特徴とする。
【0046】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記インダクタンス素子が前記負荷
回路に含まれるインダクタンス成分であることを特徴と
する。
【0047】請求項5の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続され整流器の
出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、前記一方の
スイッチング素子に並列接続された直流インピーダンス
素子とを備え、直流インピーダンスとともに分圧回路を
形成してインバータ回路の停止時に直流カット用のコン
デンサの両端電圧の上昇を抑制する分圧用インピーダン
ス素子が付加されて成るものである。
【0048】請求項6の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続されるととも
にインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直
列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続され整
流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、負荷
回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコンデ
ンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイッチ
ング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデンサ
への充電電流を流す極性で挿入されたダイオードと、ダ
イオードに並列接続された力率改善用のインピーダンス
素子と、前記一方のスイッチング素子に並列接続された
直流インピーダンス素子とを備え、直流インピーダンス
とともに分圧回路を形成してインバータ回路の停止時に
直流カット用のコンデンサの両端電圧の上昇を抑制する
分圧用インピーダンス素子が付加されて成るものであ
る。
【0049】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、前記インダクタンス素子がインダク
タであることを特徴とする。
【0050】請求項8の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、前記インダクタンス素子が前記負荷
回路に含まれるインダクタンス成分であることを特徴と
する。
【0051】請求項9の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続され整流器の
出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサとを備え、他制
回路が、スイッチング素子のオン時間を通常動作時より
も短縮する機能を有するとともに、両端電圧が高いほど
スイッチング素子のオン時間を長くする関係に接続され
ている他制用コンデンサを備え、異常検出回路がインバ
ータ回路の出力電力を復帰させる時点での他制用コンデ
ンサの両端電圧を電源投入直後よりも高く設定するもの
である。
【0052】請求項10の発明は、交流電源を整流する
整流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電
力を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力
電力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異
常を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させる
ように他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に
復帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを
備え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され
交互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回
路と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチン
グ素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回
路と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直
流出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に
接続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッ
チング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次
巻線との直列回路が整流器の出力端間に接続されるとと
もにインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との
直列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続され
整流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、負
荷回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコン
デンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイッ
チング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデン
サへの充電電流を流す極性で挿入されたダイオードと、
ダイオードに並列接続された力率改善用のインピーダン
ス素子とを備え、他制回路が、スイッチング素子のオン
時間を通常動作時よりも短縮する機能を有するととも
に、両端電圧が高いほどスイッチング素子のオン時間を
長くする関係に接続されている他制用コンデンサを備
え、異常検出回路がインバータ回路の出力電力を復帰さ
せる時点での他制用コンデンサの両端電圧を電源投入直
後よりも高く設定するものである。
【0053】請求項11の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記インダクタンス素子がイン
ダクタであることを特徴とする。
【0054】請求項12の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記インダクタンス素子が前記
負荷回路に含まれるインダクタンス成分であることを特
徴とする。
【0055】請求項13の発明は、交流電源を整流する
整流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電
力を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力
電力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異
常を検出するとインバータ回路の出力電力を一旦低減さ
せるように他制回路を制御した後に通常動作時の出力電
力に復帰させるように他制回路を制御する異常検出回路
とを備え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続
され交互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直
列回路と、出力電力の一部を帰還することによりスイッ
チング素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負
荷回路と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器
の直流出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との
間に接続された直流カット用のコンデンサと、一方のス
イッチング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの
1次巻線との直列回路が整流器の出力端間に接続され整
流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサとを備
え、他制回路が、スイッチング素子のオン時間を通常動
作時よりも短縮する機能を有するとともに、両端電圧が
高いほどスイッチング素子のオン時間を長くする関係に
接続されている他制用コンデンサを備え、異常検出回路
がインバータ回路の出力電力を復帰させる時点での他制
用コンデンサの両端電圧を電源投入直後よりも高く設定
するものである。
【0056】請求項14の発明は、交流電源を整流する
整流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電
力を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力
電力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異
常を検出するとインバータ回路の出力電力を一旦低減さ
せるように他制回路を制御した後に通常動作時の出力電
に復帰させるように他制回路を制御する異常検出回路と
を備え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続さ
れ交互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列
回路と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチ
ング素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷
回路と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の
直流出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間
に接続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイ
ッチング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1
次巻線との直列回路が整流器の出力端間に接続されると
ともにインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線と
の直列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続さ
れ整流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、
負荷回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコ
ンデンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイ
ッチング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデ
ンサへの充電電流を流す極性で挿入されたダイオード
と、ダイオードに並列接続された力率改善用のインピー
ダンス素子とを備え、他制回路が、スイッチング素子の
オン時間を通常動作時よりも短縮する機能を有するとと
もに、両端電圧が高いほどスイッチング素子のオン時間
を長くする関係に接続されている他制用コンデンサを備
え、異常検出回路がインバータ回路の出力電力を復帰さ
せる時点での他制用コンデンサの両端電圧を電源投入直
後よりも高く設定するものである。
【0057】請求項15の発明は、請求項13または請
求項14の発明において、前記インダクタンス素子がイ
ンダクタであることを特徴とする。
【0058】請求項16の発明は、請求項13または請
求項14の発明において、前記インダクタンス素子が前
記負荷回路に含まれるインダクタンス成分であることを
特徴とする。
【0059】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、図1に示すように、基本的には図21に示した構成
と同様のものであって、平滑コンデンサC0とインダク
タL1との直列回路に放電用インピーダンス素子として
の放電抵抗Rdを並列接続した点のみが相違する。放電
抵抗Rdは通常の動作には影響しない程度の抵抗値に設
定され、またエミレス検出回路ELによってスイッチン
グ素子Q2がオフに保たれている間に平滑コンデンサC
0の放電できる程度の抵抗値に設定されている。他の構
成および動作は図21に示した従来構成と同様である。
【0060】しかして、本実施形態の構成によれば、エ
ミレス検出回路ELによりエミレス状態や放電灯FLの
外れ状態が検出されてスイッチング素子Q2がオフにな
ると、コンデンサC5が放電されてスイッチング素子Q
2が再び起動されるまでの間に平滑コンデンサC0の電
荷が放電抵抗Rdを通して放電されることになる。した
がって、コンデンサC5が放電され、かつ予熱回路PH
に設けたコンデンサCt1,Cp1が放電された状態
で、起動回路によりスイッチング素子Q2が再起動され
る時点では、平滑コンデンサC0の両端電圧が低下して
おり、電源投入直後と同様に、平滑コンデンサC0−イ
ンダクタL−ダイオードD1−帰還トランスDT1の1
次巻線−スイッチング素子Q2の経路で、インバータ回
路INVを発振させるのに十分な大きさの電流を流すこ
とができる。つまり、インバータ回路INVの再起動が
容易になるのである。ここに、放電抵抗Rdの抵抗値と
コンデンサC5の放電時間との関係を適宜に選択すれ
ば、再起動時に平滑コンデンサC0の電荷をほぼ零にす
ることができ、この場合には電源投入時と同程度の大き
な電流を帰還トランスDT1の1次巻線に流すことが可
能になる。しかも、従来構成に放電抵抗Rdを追加する
だけであるから、インバータ回路INVの再起動におけ
る起動性能を高める構成を安価に実現することができ
る。
【0061】エミレス検出回路ELにおいてエミレス状
態が検出されインバータ回路INVが間欠発振を行う際
には、各部の波形は図2のようになる。図2(a)はコ
ンデンサC5の両端電圧を示しており、時刻t0におい
てエミレス状態になり検出巻線n3からコンデンサC5
への充電電流が流れることで、コンデンサC5の両端電
圧が上昇してツェナダイオードZD1のブレークオーバ
電圧VZD1に達している。このときトランジスタQ
3,Q4がオンになって、図2(c)のように、インバ
ータ回路INVの発振が停止するから、コンデンサC5
の両端電圧が徐々に低下する。また、トランジスタQ
3,Q4がオンになることによって予熱回路PHのコン
デンサCt1が放電するから、図2(b)のように、コ
ンデンサCt1の両端電圧はインバータ回路INVの停
止期間にはほぼ0Vに保たれる。こうしてインバータ回
路INVの発振が停止すると、上述したように放電抵抗
Rdを通して平滑コンデンサC0が放電されるのであっ
て、図2(d)のように平滑コンデンサC0の両端電圧
が徐々に低下する。
【0062】平滑コンデンサC0の両端電圧が零に近く
なる時刻t1においてコンデンサC5の両端電圧が低下
してトランジスタQ3,Q4のオン状態を維持できなく
なると、図2(c)のようにインバータ回路INVが起
動され、図2(d)のように平滑コンデンサC0の両端
電圧が上昇するとともに予熱回路PHが起動される。し
たがって、図2(b)のようにコンデンサCt1の両端
電圧が徐々に上昇し、スイッチング素子Q2のオフ期間
が短くなって、図2(c)のようにインバータ回路IN
Vの出力も増加する。エミレス状態が継続していれば、
図2(a)のようにコンデンサC5の両端電圧が再び上
昇するから、インバータ回路INVは再び停止する。こ
のように、インバータ回路INVは発振と停止とを繰り
返し、結果的に放電灯FLが点滅する。
【0063】(第2の実施の形態)本実施形態は、図3
に示すように、図1に示した第1の実施の形態の構成に
対して整流器DBとコンデンサC1との接続点にアノー
ドを接続するとともにスイッチング素子Q1と平滑コン
デンサC0との接続点にカソードを接続したダイオード
D2を付加するとともに、ダイオードD2に並列接続し
たコンデンサC6を付加したものである。言い換える
と、図24に示した従来構成において、平滑コンデンサ
C0とインダクタL1との直列回路に放電抵抗Rdを並
列接続した構成を有する。放電抵抗Rdの抵抗値は第1
の実施の形態と同様の基準で設定されるものであり、通
常の動作には影響を与えず、かつエミレス検出回路EL
によりスイッチング素子Q2がオフに保たれている間に
平滑コンデンサC0を放電して、再起動時には平滑コン
デンサC0を通して帰還トランスDT1の1次巻線に流
れる電流がインバータ回路INVを発振させるのに十分
な程度となるように設定されるのである。他の構成およ
び動作は図24に示した従来構成と同様である。
【0064】放電抵抗Rdを設けたことによる効果は第
1の実施の形態と同様であって、エミレス検出回路EL
が動作してインバータ回路INVが停止した後に、イン
バータ回路INVを再起動する際には平滑コンデンサC
0の両端電圧が低下しており、電源投入直後と同様に、
平滑コンデンサC0−インダクタL−ダイオードD1−
帰還トランスDT1の1次巻線−スイッチング素子Q2
の経路で、インバータ回路INVを発振させるのに十分
な大きさの電流を流すことができる。つまり、インバー
タ回路INVの再起動が容易になるのである。ここに、
放電抵抗Rdの抵抗値とコンデンサC5の放電時間との
関係を適宜に選択すれば、再起動時に平滑コンデンサC
0の電荷をほぼ零にすることができ、この場合には電源
投入時と同程度の大きな電流を帰還トランスDT1の1
次巻線に流すことが可能になる。しかも、従来構成に放
電抵抗Rdを追加するだけであるから、インバータ回路
INVの再起動における起動性能を高める構成を安価に
実現することができる。
【0065】(第3の実施の形態)本実施形態は、図4
に示すように、第2の実施の形態とは部分平滑回路を構
成するダイオードD1のカソードの接続位置を変更した
ものである。すなわち、第2の実施の形態では、ダイオ
ードD1のカソードを負荷回路Zと帰還トランスDT1
の1次巻線との接続点に接続していたのに対して、本実
施形態では、ダイオードD1のカソードを負荷回路Zと
コンデンサC1との接続点に接続してある。また、第2
の実施の形態では部分平滑回路にインダクタL1を設け
ていたのに対して、本実施形態ではインダクタL1を省
略し、放電抵抗Rdは平滑コンデンサC0に並列接続し
てある。要するに、部分平滑回路を構成するインダクタ
L1に代えて、負荷回路Zに設けた出力トランスLT1
や帰還トランスDT1のインダクタンスをインダクタン
ス素子として用いているのである。このような構成を採
用することによって、インダクタL1を削減することが
でき、放電抵抗Rdの追加に対してインダクタL1を削
減し、結果的に部品点数の増減をなくすことができる。
他の構成および動作は第2の実施の形態と同様である。
【0066】(第4の実施の形態)本実施形態は、図5
に示すように、図25に示した従来構成に対してコンデ
ンサC1に分圧用インピーダンス素子としての分圧抵抗
Rsを並列接続した点のみが相違するものである。分圧
抵抗Rsは通常の動作には影響しない程度の抵抗値に設
定され、またエミレス検出回路ELによってスイッチン
グ素子Q2がオフに保たれている間に抵抗R14,R1
5とともにインバータ回路INVに印加される電圧を分
圧し、コンデンサC1の両端電圧が通常動作時よりも上
昇するのを防止する程度の抵抗値に設定される。他の構
成および動作は図25に示した従来構成と同様である。
【0067】本実施形態の構成によれば、エミレス検出
回路ELによりエミレス状態や放電灯FLの外れ状態が
検出されてスイッチング素子Q2がオフになると、コン
デンサC5が放電されてスイッチング素子Q2が再び起
動されるまでの間には、コンデンサC1の両端電圧は、
インバータ回路INVへの電源電圧を分圧抵抗Rsと抵
抗R14,R15とにより分圧した電圧になる。ここ
に、負荷回路Zや帰還トランスDT1の1次巻線の直流
抵抗は抵抗R14,R15や分圧抵抗Rsに比較して十
分に小さいものとしている。コンデンサC1の両端電圧
は分圧抵抗Rsの両端電圧であるから、分圧抵抗Rsを
抵抗R14,R15の大きさに応じて適宜に設定するこ
とによって、コンデンサC1の両端電圧が過大になるの
を防止することができる。
【0068】要するに本実施形態の構成によれば、イン
バータ回路INVの発振が停止している期間におけるコ
ンデンサC1の両端電圧の上昇を抑制することができる
から、コンデンサC5が放電され、かつ予熱回路PHに
設けたコンデンサCt1,Cp1が放電された状態で、
起動回路によりスイッチング素子Q2が再起動される時
点では、電源からコンデンサC1−負荷回路Z−帰還ト
ランスDT1の1次巻線−スイッチング素子Q2の経路
でインバータ回路INVを発振させるのに十分な電流を
流すことができる。つまり、インバータ回路INVの再
起動が容易になる。ここに、従来構成に対して分圧抵抗
Rsを追加するだけであるから、インバータ回路INV
の再起動における起動性能を高める構成を安価に実現す
ることができる。また、本実施形態ではコンデンサC1
を放電させる必要はなく、分圧抵抗RsはコンデンサC
1の両端電圧の上昇を抑制しているだけであり、コンデ
ンサC1の放電電流を流す必要がないから、分圧抵抗R
sには定格電力の小さい抵抗器を用いることができ、第
1ないし第3の実施の形態に用いる放電抵抗Rdよりも
分圧抵抗Rsには安価な抵抗器を用いることができる。
【0069】(第5の実施の形態)本実施形態は、図6
に示すように、図26に示した従来構成に対してコンデ
ンサC1に分圧抵抗Rsを並列接続した点、整流器DB
の交流入力端にインダクタLfを接続するとともに整流
器DBの直流出力端間にコンデンサCfを接続し、さら
に整流器DBの一方(正極)の直流出力端とダイオード
D2との間にダイオードD11を挿入した点が相違す
る。つまり、第4の実施の形態に対して、コンデンサC
f、インダクタLf、ダイオードD11を付加するとと
もに、ダイオードD11とコンデンサC1との接続点に
アノードを接続しスイッチング素子Q1と平滑コンデン
サC1との接続点にカソードを接続したダイオードD2
を付加し、さらにダイオードD2にコンデンサC6を並
列接続した構成を有している。
【0070】コンデンサCfとインダクタLfとはフィ
ルタ回路を構成し、このフィルタ回路によって交流電源
Vinから整流器DBへの入力電流から高周波成分を除
去する。言い換えると、フィルタ回路によってインバー
タ回路INVから交流電源Vinへの高周波電流の漏洩
を防止する。また、ダイオードD11はフィルタ回路用
のコンデンサCfがインバータ回路INVの共振動作に
影響しないように分離させるために設けてある。
【0071】基本的な動作は図26に示した従来構成と
同様であって、分圧抵抗Rsの機能は第4の実施の形態
と同様である。すなわち、分圧抵抗Rsは通常の動作に
は影響しない程度の抵抗値に設定され、またエミレス検
出回路ELによってスイッチング素子Q2がオフに保た
れている間に抵抗R14,R15とともにインバータ回
路INVに印加される電圧を分圧し、コンデンサC1の
両端電圧が通常動作時よりも上昇するのを防止する程度
の抵抗値に設定される。
【0072】分圧抵抗Rsを設けたことによる効果は第
4の実施の形態と同様であって、エミレス検出回路EL
によりエミレス状態や放電灯FLの外れ状態が検出され
てスイッチング素子Q2がオフになると、コンデンサC
5が放電されてスイッチング素子Q2が再び起動される
までの間には、コンデンサC1の両端電圧は、インバー
タ回路INVへの電源電圧を分圧抵抗Rsと抵抗R1
4,R15とにより分圧した電圧になり、分圧抵抗Rs
を抵抗R14,R15の大きさに応じて適宜に設定する
ことによって、コンデンサC1の両端電圧が過大になる
のを防止することができる。
【0073】このように、インバータ回路INVの発振
が停止している期間におけるコンデンサC1の両端電圧
の上昇を抑制することができるから、コンデンサC5が
放電され、かつ予熱回路PHに設けたコンデンサCt
1,Cp1が放電された状態で、起動回路によりスイッ
チング素子Q2が再起動される時点では、電源からコン
デンサC1−負荷回路Z−帰還トランスDT1の1次巻
線−スイッチング素子Q2の経路でインバータ回路IN
Vを発振させるのに十分な電流を流すことができる。つ
まり、インバータ回路INVの再起動が容易になる。
【0074】(第6の実施の形態)本実施形態は、図7
に示すように、図6に示した第5の実施の形態に対して
分圧抵抗RsとコンデンサC1との接続関係を変更した
ものである。すなわち、第5の実施の形態では、分圧抵
抗RsをコンデンサC1に並列接続していたのに対し
て、本実施形態では分圧抵抗RsをダイオードD11と
コンデンサC1との直列回路に並列接続している。この
構成では、コンデンサC1と分圧抵抗Rsとの間にダイ
オードD11が挿入され、ダイオードD11の極性はコ
ンデンサC1の電荷が分圧抵抗Rsを通して放電するの
を阻止する向きになっている。その結果、エミレス検出
回路ELの動作によってインバータ回路INVの発振が
停止している間に、コンデンサC1の電荷が抵抗Rsを
通して放電するのを確実に防止して抵抗Rsによる損失
を第5の実施の形態よりも低減することができる。他の
構成および動作は第5の実施の形態と同様である。
【0075】(第7の実施の形態)本実施形態は、図8
に示すように、図6に示した第5の実施の形態に対して
分圧抵抗RsとコンデンサC1との接続関係を変更した
ものである。すなわち、第5の実施の形態では、分圧抵
抗RsをコンデンサC1に並列接続していたのに対し
て、本実施形態では分圧抵抗RsをダイオードD2とコ
ンデンサC1との直列回路に並列接続している。この構
成では、コンデンサC1と分圧抵抗Rsとの間にダイオ
ードD2が挿入されているが、第5の実施の形態と同様
に、分圧抵抗Rsの抵抗値を適宜に設定すれば、エミレ
ス検出回路ELの動作によってインバータ回路INVの
発振が停止している間にコンデンサC1の両端電圧が通
常動作時よりも高くなるのを防止することができる。他
の構成および動作は第5の実施の形態と同様である。
【0076】(第8の実施の形態)本実施形態は、図9
に示すように、図6に示した第5の実施の形態に対して
分圧抵抗Rsの接続位置を変更したものである。すなわ
ち、第5の実施の形態では、分圧抵抗Rsをコンデンサ
C1に並列接続していたのに対して、本実施形態では分
圧抵抗Rsをスイッチング素子Q1に並列接続してい
る。エミレス検出回路ELが動作してスイッチング素子
Q2がオフになったときには、負荷回路Zおよび帰還ト
ランスDT1の1次巻線による直流インピーダンスはほ
ぼ零とみなしてよいから、スイッチング素子Q1に分圧
抵抗Rsを並列接続した状態と、コンデンサC1に分圧
抵抗Rsを並列接続した状態とはほぼ等価になる。その
結果、本実施形態においても、第5の実施の形態と同様
に、分圧抵抗Rsの抵抗値を適宜に設定すれば、エミレ
ス検出回路ELの動作によってインバータ回路INVの
発振が停止している間にコンデンサC1の両端電圧が通
常動作時よりも高くなるのを防止することができる。他
の構成および動作は第5の実施の形態と同様である。
【0077】(第9の実施の形態)本実施形態は、図1
0に示すように、図6に示した第5の実施の形態に対し
てダイオードD1のカソードの接続位置を変更したもの
である。すなわち、ダイオードD1のカソードを、第5
の実施の形態では負荷回路Zと帰還トランスDT1の1
次巻線との接続点に接続していたのに対して、本実施形
態ではコンデンサC1と負荷回路Zとの接続点に接続し
てある。また、本実施形態では平滑コンデンサC0に直
列接続してあったインダクタL1を省略してある。この
構成は第1の実施の形態に対する第3の実施の形態の変
更点と同様の変更であって、インダクタL1に代えて、
負荷回路Zに設けた出力トランスLT1や帰還トランス
DT1のインダクタンスを用いている。本実施形態の構
成を採用することによって、インダクタL1を削減する
ことができ、第5の実施の形態よりも部品点数を低減す
ることができる。他の構成および動作は第5の実施の形
態と同様である。
【0078】(第10の実施の形態)本実施形態は、図
11に示すように、図10に示した第9の実施の形態に
対して分圧抵抗RsとコンデンサC1との接続関係を変
更したものである。すなわち、第9の実施の形態では、
分圧抵抗RsをコンデンサC1に並列接続していたのに
対して、本実施形態では分圧抵抗RsをダイオードD1
1とコンデンサC1との直列回路に並列接続している。
換言すれば、本実施形態と第9の実施の形態との関係
は、第6の実施の形態と第5の実施の形態との関係と同
様である。
【0079】したがって、本実施形態の構成では、コン
デンサC1と分圧抵抗Rsとの間にダイオードD11が
挿入され、ダイオードD11の極性はコンデンサC1の
電荷が分圧抵抗Rsを通して放電するのを阻止する向き
になる結果、エミレス検出回路ELの動作によってイン
バータ回路INVの発振が停止している間に、コンデン
サC1の電荷が抵抗Rsを通して放電するのを確実に防
止して抵抗Rsによる損失を第9の実施の形態よりも低
減することができる。他の構成および動作は第9の実施
の形態と同様である。
【0080】(第11の実施の形態)本実施形態は、図
12に示すように、図10に示した第9の実施の形態に
対して分圧抵抗RsとコンデンサC1との接続関係を変
更したものである。すなわち、第9の実施の形態では、
分圧抵抗RsをコンデンサC1に並列接続していたのに
対して、本実施形態では分圧抵抗RsをダイオードD2
とコンデンサC1との直列回路に並列接続している。換
言すれば、本実施形態と第9の実施の形態との関係は、
第7の実施の形態と第5の実施の形態との関係と同様で
ある。
【0081】したがって、本実施形態の構成では、第9
の実施の形態と同様に、分圧抵抗Rsの抵抗値を適宜に
設定すれば、エミレス検出回路ELの動作によってイン
バータ回路INVの発振が停止している間にコンデンサ
C1の両端電圧が通常動作時よりも高くなるのを防止す
ることができる。他の構成および動作は第9の実施の形
態と同様である。
【0082】(第12の実施の形態)本実施形態は、図
13に示すように、図10に示した第9の実施の形態に
対して分圧抵抗Rsの接続位置を変更したものである。
すなわち、第9の実施の形態では、分圧抵抗Rsをコン
デンサC1に並列接続していたのに対して、本実施形態
では分圧抵抗Rsをスイッチング素子Q1に並列接続し
ている。換言すれば、本実施形態と第9の実施の形態と
の関係は、第8の実施の形態と第5の実施の形態との関
係と同様である。
【0083】本実施形態の構成によれば、エミレス検出
回路ELが動作してスイッチング素子Q2がオフになっ
たときには、負荷回路Zおよび帰還トランスDT1の1
次巻線による直流インピーダンスはほぼ零とみなしてよ
いから、スイッチング素子Q1に分圧抵抗Rsを並列接
続した状態と、コンデンサC1に分圧抵抗Rsを並列接
続した状態とはほぼ等価になる。その結果、本実施形態
においても、第9の実施の形態と同様に、分圧抵抗Rs
の抵抗値を適宜に設定すれば、エミレス検出回路ELの
動作によってインバータ回路INVの発振が停止してい
る間にコンデンサC1の両端電圧が通常動作時よりも高
くなるのを防止することができる。他の構成および動作
は第9の実施の形態と同様である。
【0084】(第13の実施の形態)本実施形態は、図
25に示した従来構成において、エミレス検出回路EL
の動作によってインバータ回路INVが一旦停止した後
の再起動時に予熱回路PHが予熱動作を最初から行うの
ではなく、予熱動作を途中から行うようにすることによ
って、帰還トランスDT1の1次巻線に流れる電流不足
による再起動の困難性を解消しようとするものである。
つまり、インバータ回路INVが間欠発振を行っている
ときには、熱陰極(フィラメント)の温度は比較的高
く、予熱動作を最初から行う必要はないと考えられる。
そこで、本実施形態では、インバータ回路INVの発振
開始時におけるスイッチング素子Q2のオン期間を再起
動時には電源投入時よりも長くし、帰還トランスDT1
の1次巻線に十分な電流を流すことによって再起動を容
易にしている。
【0085】図25に示した従来構成では、エミレス検
出回路ELの動作時に、エミレス検出回路ELにおける
コンデンサC5が放電されてインバータ回路INVが再
起動されるまでの間に、予熱回路PHのコンデンサCt
1の電荷を完全に放電させるように抵抗R9を設定して
いたのに対して、本実施形態では抵抗R9の抵抗値を従
来構成よりも大きくすることによって上述の動作を実現
している。すなわち、抵抗R9を従来構成よりも大きく
設定することによりコンデンサC5の電荷が放電されて
エミレス検出回路ELによるインバータ回路INVの停
止状態が解除されても、コンデンサCt1には電荷が残
るようにしている。要するに、本実施形態の構成は図2
5に示した回路と同等の回路であって、図1に示した第
1の実施の形態から放電抵抗Rdを削除した構成もしく
は図5に示した第4の実施の形態から分圧抵抗Rsを削
除した構成と同等の回路である。この構成によれば、イ
ンバータ回路INVが再起動するときにはコンデンサC
t1の電荷が残っているから、スイッチング素子Q2の
オン期間のうち予熱回路PHによって強制的に短縮され
る期間が少なくなり、結果的にインバータ回路INVの
再起動時におけるスイッチング素子Q2のオン期間を電
源投入時よりも長くすることができる。
【0086】本実施形態の動作は図14のようになる。
図14(a)はコンデンサC5の両端電圧を示してお
り、時刻t0においてエミレス状態になり検出巻線n3
からコンデンサC5への充電電流が流れることで、コン
デンサC5の両端電圧が上昇してツェナダイオードZD
1のブレークオーバ電圧VZD1に達している。このと
きトランジスタQ3,Q4がオンになって、図14
(c)のように、インバータ回路INVの発振が停止す
るから、コンデンサC5の両端電圧が徐々に低下する。
ここで、トランジスタQ3,Q4がオンになることによ
って予熱回路PHのコンデンサCt1は抵抗R9を通し
て放電するが、図14(b)のように、コンデンサCt
1の両端電圧はインバータ回路INVの停止期間におい
ては0Vにならないようにしてある。
【0087】図14(a)に示すように時刻t1におい
てコンデンサC5の両端電圧が低下してトランジスタQ
3,Q4のオン状態を維持できなくなると、図14
(c)のようにインバータ回路INVが起動され、予熱
回路PHも起動される。この時点では図14(b)のよ
うにコンデンサCt1の両端電圧は0Vではないからス
イッチング素子Q2のオフ期間は比較的短く、図14
(c)のようにインバータ回路INVの出力は比較的大
きい状態から再起動されることになる。エミレス状態が
継続していれば、図14(a)のようにコンデンサC5
の両端電圧が再び上昇するから、インバータ回路INV
は再び停止する。このように、インバータ回路INVは
発振と停止とを繰り返し、結果的に放電灯FLが点滅す
ることになる。
【0088】本実施形態の動作を示す図14と従来構成
の動作を示す図23とを比較すればわかるように、本実
施形態ではコンデンサC5が放電されてインバータ回路
INVが再起動する時刻t1において、コンデンサCt
1には電荷が十分に残されており、結果的に再起動時に
は帰還トランスDT1に十分に大きい電流を流すことが
可能になっている。その結果、従来構成に比較して再起
動が容易になるのである。他の構成および動作は図25
に示した従来構成と同様である。
【0089】(第14の実施の形態)本実施形態は、図
15に示すように、第13の実施の形態の構成に対し
て、整流器DBの交流入力端にインダクタLfを接続す
るとともに整流器DBの直流出力端間にコンデンサCf
を接続し、整流器DBの一方(正極)の直流出力端とダ
イオードD2との間にダイオードD11を挿入し、さら
にダイオードD11とコンデンサC1との接続点にアノ
ードを接続しスイッチング素子Q1と平滑コンデンサC
1との接続点にカソードを接続したダイオードD2を付
加し、加えてダイオードD2にコンデンサC6を並列接
続した構成を有している。コンデンサCfとインダクタ
Lfとはフィルタ回路を構成し、このフィルタ回路によ
って交流電源Vinから整流器DBへの入力電流から高
周波成分を除去する。言い換えると、フィルタ回路によ
ってインバータ回路INVから交流電源Vinへの高周
波電流の漏洩を防止する。また、ダイオードD11はフ
ィルタ回路用のコンデンサCfがインバータ回路INV
の共振動作に影響しないように分離させるために設けて
ある。本実施形態の構成と第13の実施の形態との関係
は、図5に示した第4の実施の形態と図6に示した第5
の実施の形態との関係と同様である。また、ダイオード
D2とコンデンサC6とによる動作は、図24に示した
従来構成と同様である。
【0090】本実施形態においても第13の実施の形態
と同様に、エミレス検出回路ELの動作によってインバ
ータ回路INVの発振が停止した後にコンデンサC5が
放電してインバータ回路INVが再起動する際に、コン
デンサCt1の電荷が完全に放電してしまわないように
抵抗R9を設定しているのであって、第13の実施の形
態と同様の動作によって再起動が容易になる。他の構成
および動作は第13の実施の形態と同様である。
【0091】(第15の実施の形態)本実施形態は、図
16に示すように、図15に示した第14の実施の形態
に対してダイオードD1のカソードの接続位置を変更し
たものである。すなわち、ダイオードD1のカソード
を、第14の実施の形態では負荷回路Zと帰還トランス
DT1の1次巻線との接続点に接続していたのに対し
て、本実施形態ではコンデンサC1と負荷回路Zとの接
続点に接続してある。また、本実施形態では平滑コンデ
ンサC0に直列接続してあったインダクタL1を省略し
てある。この構成は第1の実施の形態に対する第3の実
施の形態の変更点と同様の変更であって、インダクタL
1に代えて、負荷回路Zに設けた出力トランスLT1や
帰還トランスDT1のインダクタンスを用いている。本
実施形態の構成を採用することによって、インダクタL
1を削減することができ、第14の実施の形態よりも部
品点数を低減することができる。他の構成および動作は
第14の実施の形態と同様である。
【0092】(第16の実施の形態)上述した各実施形
態では、エミレス検出回路ELの動作時にインバータ回
路INVの発振を一旦停止させた後に再起動させること
によってインバータ回路INVが間欠発振動作となるよ
うに制御していたが、本実施形態はエミレス検出回路E
Lの動作時にインバータ回路INVの発振を停止させる
のではなく、インバータ回路INVの出力を低下させる
ようにしたものである。したがって、エミレス検出回路
ELの動作時にインバータ回路INVは通常出力と低出
力とを交互に繰り返すことになる。
【0093】具体的には、本実施形態は、図17に示す
ように、図25に示した従来構成において、予熱回路P
HのコンデンサCt1に、pnp形のトランジスタQ1
0のコレクタ・エミッタと抵抗R16との直列回路を並
列接続し、トランジスタQ10のベースに抵抗R9の一
端を接続し、さらにダイオードD7を削除した構成とし
てある。つまり、図25に示した従来構成では抵抗R9
の一端をコンデンサCt1の一端に直截に接続していた
のに対して、本実施形態では抵抗R9の一端をトランジ
スタQ10のベース・エミッタと抵抗R16とを介して
コンデンサCt1の一端に接続しているのである。
【0094】この構成によれば、ダイオードD7を設け
ていないからエミレス検出回路ELの動作時に予熱回路
PHのトランジスタQ6がオンになることはなく、イン
バータ回路INVは停止することがない。また、エミレ
ス検出回路ELが動作することによってトランジスタQ
10がオンになったときに、コンデンサCt1の両端電
圧は抵抗R16を含む分圧回路(抵抗R16のほか抵抗
R7〜R9を含む)で決まる電圧に低下し、コンデンサ
Ct1の両端電圧は0Vにはならない。つまり、エミレ
ス検出回路ELの動作時にはスイッチング素子Q2のオ
ン期間は、通常動作時よりは短くなるが電源投入直後よ
りは長くなる。このように、エミレス検出回路ELの動
作時には、インバータ回路INVは通常動作時よりも出
力を低下させて動作を継続することになる。また、エミ
レス検出回路ELのコンデンサC5が放電してトランジ
スタQ3,Q4がオフになると、トランジスタQ10も
オフになり、コンデンサCt1の両端電圧が上昇して通
常動作に移行する。
【0095】本実施形態の動作は図18のようになる。
図18(a)はコンデンサC5の両端電圧を示してお
り、時刻t0においてエミレス状態になり検出巻線n3
からコンデンサC5への充電電流が流れることで、コン
デンサC5の両端電圧が上昇してツェナダイオードZD
1のブレークオーバ電圧VZD1に達している。このと
きトランジスタQ3,Q4がオンになって、図18
(c)のように、インバータ回路INVは発振を継続す
るものの通常動作時よりも低出力になる。こうしてコン
デンサC5の両端電圧が徐々に低下する。ここで、トラ
ンジスタQ3,Q4がオンになることによって予熱回路
PHのコンデンサCt1の両端電圧は図18(b)のよ
うに抵抗R16を含む分圧回路で決まる電圧まで低下す
る。
【0096】図18(a)に示すように時刻t1におい
てコンデンサC5の両端電圧が低下してトランジスタQ
3,Q4のオン状態を維持できなくなると、図18
(c)のようにインバータ回路INVの出力が再び増大
する。この時点において図18(b)のようにコンデン
サCt1の両端電圧は0Vではないからスイッチング素
子Q2のオフ期間は比較的短く、図18(c)のように
インバータ回路INVの出力は比較的大きい状態から増
加することになる。エミレス状態が継続していれば、図
18(a)のようにコンデンサC5の両端電圧が再び上
昇するから、インバータ回路INVは再び低出力にな
る。このように、インバータ回路INVは通常動作と低
出力動作とを交互に繰り返し、負荷回路Zへの供給電力
を変化させることになる。つまり、負荷回路Zに含まれ
る放電灯FLの明るさを変化させることによりエミレス
を報知できるようになっている。
【0097】本実施形態の動作を示す図16と従来構成
の動作を示す図23とを比較すればわかるように、本実
施形態ではエミレス検出回路ELが動作する時刻t0に
おいてインバータ回路INVの発振は停止することがな
く、またコンデンサC5が放電された時刻t1におい
て、コンデンサCt1には電荷が残されており、帰還ト
ランスDT1に十分に大きい電流を流すことが可能にな
っている。その結果、従来構成に比較して再起動の問題
が生じることがなく、またエミレス状態においては出力
を低減させることで回路ストレスを低減することが可能
になっている。
【0098】(第17の実施の形態)本実施形態は、図
19に示すように、図17に示した第16の実施の形態
の構成に対して、整流器DBの交流入力端にインダクタ
Lfを接続するとともに整流器DBの直流出力端間にコ
ンデンサCfを接続し、整流器DBの一方(正極)の直
流出力端とダイオードD2との間にダイオードD11を
挿入し、さらにダイオードD11とコンデンサC1との
接続点にアノードを接続しスイッチング素子Q1と平滑
コンデンサC1との接続点にカソードを接続したダイオ
ードD2を付加し、加えてダイオードD2にコンデンサ
C6を並列接続した構成を有している。コンデンサCf
とインダクタLfとはフィルタ回路を構成し、このフィ
ルタ回路によって交流電源Vinから整流器DBへの入
力電流から高周波成分を除去する。言い換えると、フィ
ルタ回路によってインバータ回路INVから交流電源V
inへの高周波電流の漏洩を防止する。また、ダイオー
ドD11はフィルタ回路用のコンデンサCfがインバー
タ回路INVの共振動作に影響しないように分離させる
ために設けてある。本実施形態の構成と第16の実施の
形態との関係は、図5に示した第4の実施の形態と図6
に示した第5の実施の形態との関係と同様である。ま
た、ダイオードD2とコンデンサC6とによる動作は、
図24に示した従来構成と同様である。
【0099】本実施形態においても第16の実施の形態
と同様に、エミレス検出回路ELが動作したときにイン
バータ回路INVは発振を継続するが低出力になる。ま
た、その後にコンデンサC5が放電してインバータ回路
INVの出力が再び増大する際に、コンデンサCt1の
両端電圧が0Vにならないように抵抗R16およびトラ
ンジスタQ10を設けてある。他の構成および動作は第
13の実施の形態と同様である。
【0100】(第18の実施の形態)本実施形態は、図
20に示すように、図19に示した第17の実施の形態
に対してダイオードD1のカソードの接続位置を変更し
たものである。すなわち、ダイオードD1のカソード
を、第17の実施の形態では負荷回路Zと帰還トランス
DT1の1次巻線との接続点に接続していたのに対し
て、本実施形態ではコンデンサC1と負荷回路Zとの接
続点に接続してある。また、本実施形態では平滑コンデ
ンサC0に直列接続してあったインダクタL1を省略し
てある。この構成は第1の実施の形態に対する第3の実
施の形態の変更点と同様の変更であって、インダクタL
1に代えて、負荷回路Zに設けた出力トランスLT1や
帰還トランスDT1のインダクタンスを用いている。本
実施形態の構成を採用することによって、インダクタL
1を削減することができ、第17の実施の形態よりも部
品点数を低減することができる。他の構成および動作は
第17の実施の形態と同様である。
【0101】なお、上述した各実施形態において、負荷
回路Zの構成は従来構成として示したもののほか、共振
回路を含む負荷回路であればどのような構成でも採用す
ることができ、また負荷回路Zに放電灯FLを含む回路
構成において放電灯FLの灯数は1灯に限定されるもの
ではない。
【0102】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源を整流する
整流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電
力を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力
電力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異
常を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させる
ように他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に
復帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを
備え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され
交互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回
路と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチン
グ素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回
路と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直
流出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に
接続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッ
チング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次
巻線との直列回路が整流器の出力端間に接続され整流器
の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサとを備え、イ
ンバータ回路の停止時に平滑コンデンサの電荷を放電さ
せる放電用インピーダンス素子が付加されて成るもので
あり、異常検出回路の動作によるインバータ回路の停止
時に平滑コンデンサを放電させるから、再起動時には帰
還トランスの1次巻線に平滑コンデンサを通して十分に
大きい電流を流し、インバータ回路の起動性を高めるこ
とができる。その結果、間欠動作時における再起動が容
易になる。
【0103】請求項2の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続されるととも
にインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直
列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続され整
流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、負荷
回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコンデ
ンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイッチ
ング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデンサ
への充電電流を流す極性で挿入されたダイオードと、ダ
イオードに並列接続された力率改善用のインピーダンス
素子とを備え、インバータ回路の停止時に平滑コンデン
サの電荷を放電させる放電用インピーダンス素子が付加
されて成るものであり、異常検出回路の動作によるイン
バータ回路の停止時に平滑コンデンサを放電させること
から、再起動時には帰還トランスの1次巻線に平滑コン
デンサを通して十分に大きい電流を流し、インバータ回
路の起動性を高めることができる。その結果、間欠動作
時における再起動が容易になる。しかも、力率改善用の
インピーダンス素子を設けているから、交流電源から整
流器への入力電流の休止期間が少なくなり比較的簡単な
構成の高周波阻止用のフィルタ回路を用いるだけで高周
波歪を低減することができ、また入力電流が交流電源か
らの入力電圧の絶対値にほぼ比例することによって高力
率を得ることができる。
【0104】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記インダクタンス素子がインダク
タであるから、インダクタンス素子を目的仕様に応じて
設計するのが容易になり、請求項4の発明は、請求項1
または請求項2の発明において、前記インダクタンス素
子が前記負荷回路に含まれるインダクタンス成分である
から、部品点数の低減につながる。
【0105】請求項5の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続され整流器の
出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、前記一方の
スイッチング素子に並列接続された直流インピーダンス
素子とを備え、直流インピーダンスとともに分圧回路を
形成してインバータ回路の停止時に直流カット用のコン
デンサの両端電圧の上昇を抑制する分圧用インピーダン
ス素子が付加されて成るものであり、異常検出回路の動
作によるインバータ回路の停止時に直流カット用のコン
デンサの両端電圧の上昇を抑制しているから、再起動時
には帰還トランスの1次巻線に直流カット用のコンデン
サを通して十分に大きい電流を流し、インバータ回路の
起動性を高めることができる。その結果、間欠動作時に
おける再起動が容易になる。
【0106】請求項6の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続されるととも
にインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直
列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続され整
流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、負荷
回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコンデ
ンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイッチ
ング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデンサ
への充電電流を流す極性で挿入されたダイオードと、ダ
イオードに並列接続された力率改善用のインピーダンス
素子と、前記一方のスイッチング素子に並列接続された
直流インピーダンス素子とを備え、直流インピーダンス
とともに分圧回路を形成してインバータ回路の停止時に
直流カット用のコンデンサの両端電圧の上昇を抑制する
分圧用インピーダンス素子が付加されて成るものであ
り、異常検出回路の動作によるインバータ回路の停止時
に直流カット用のコンデンサの両端電圧の上昇を抑制し
ているから、再起動時には帰還トランスの1次巻線に直
流カット用のコンデンサを通して十分に大きい電流を流
し、インバータ回路の起動性を高めることができる。そ
の結果、間欠動作時における再起動が容易になる。しか
も、力率改善用のインピーダンス素子を設けているか
ら、交流電源から整流器への入力電流の休止期間が少な
くなり比較的簡単な構成の高周波阻止用のフィルタ回路
を用いるだけで高周波歪を低減することができ、また入
力電流が交流電源からの入力電圧の絶対値にほぼ比例す
ることによって高力率を得ることができる。
【0107】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、前記インダクタンス素子がインダク
タであるから、インダクタンス素子を目的仕様に応じて
設計するのが容易になり、請求項8の発明は、請求項5
または請求項6の発明において、前記インダクタンス素
子が前記負荷回路に含まれるインダクタンス成分である
から、部品点数の低減につながる。
【0108】請求項9の発明は、交流電源を整流する整
流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電力
を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力電
力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異常
を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させるよ
うに他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に復
帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを備
え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され交
互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回路
と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチング
素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路
と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直流
出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に接
続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッチ
ング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻
線との直列回路が整流器の出力端間に接続され整流器の
出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサとを備え、他制
回路が、スイッチング素子のオン時間を通常動作時より
も短縮する機能を有するとともに、両端電圧が高いほど
スイッチング素子のオン時間を長くする関係に接続され
ている他制用コンデンサを備え、異常検出回路がインバ
ータ回路の出力電力を復帰させる時点での他制用コンデ
ンサの両端電圧を電源投入直後よりも高く設定するもの
であり、異常検出回路の動作によってインバータ回路の
動作が停止した後の再起動時にはインバータ回路を比較
的高出力の状態で再起動することになり、帰還トランス
の1次巻線に十分に大きい電流を流し、インバータ回路
の起動性を高めることができる。その結果、間欠動作時
における再起動が容易になる。
【0109】請求項10の発明は、交流電源を整流する
整流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電
力を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力
電力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異
常を検出するとインバータ回路の動作を一旦停止させる
ように他制回路を制御した後に通常動作時の出力電力に
復帰させるように他制回路を制御する異常検出回路とを
備え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続され
交互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列回
路と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチン
グ素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回
路と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の直
流出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間に
接続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイッ
チング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1次
巻線との直列回路が整流器の出力端間に接続されるとと
もにインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との
直列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続され
整流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、負
荷回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコン
デンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイッ
チング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデン
サへの充電電流を流す極性で挿入されたダイオードと、
ダイオードに並列接続された力率改善用のインピーダン
ス素子とを備え、他制回路が、スイッチング素子のオン
時間を通常動作時よりも短縮する機能を有するととも
に、両端電圧が高いほどスイッチング素子のオン時間を
長くする関係に接続されている他制用コンデンサを備
え、異常検出回路がインバータ回路の出力電力を復帰さ
せる時点での他制用コンデンサの両端電圧を電源投入直
後よりも高く設定するものであり、異常検出回路の動作
によってインバータ回路の動作が停止した後の再起動時
にはインバータ回路を比較的高出力の状態で再起動する
ことになり、帰還トランスの1次巻線に十分に大きい電
流を流し、インバータ回路の起動性を高めることができ
る。その結果、間欠動作時における再起動が容易にな
る。しかも、力率改善用のインピーダンス素子を設けて
いるから、交流電源から整流器への入力電流の休止期間
が少なくなり比較的簡単な構成の高周波阻止用のフィル
タ回路を用いるだけで高周波歪を低減することができ、
また入力電流が交流電源からの入力電圧の絶対値にほぼ
比例することによって高力率を得ることができる。
【0110】請求項11の発明は、請求項9または請求
項10の発明において、前記インダクタンス素子がイン
ダクタであるから、インダクタンス素子を目的仕様に応
じて設計するのが容易になり、請求項12の発明は、請
求項9または請求項10の発明において、前記インダク
タンス素子が前記負荷回路に含まれるインダクタンス成
分であるから、部品点数の低減につながる。
【0111】請求項13の発明は、交流電源を整流する
整流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電
力を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力
電力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異
常を検出するとインバータ回路の出力電力を一旦低減さ
せるように他制回路を制御した後に通常動作時の出力電
力に復帰させるように他制回路を制御する異常検出回路
とを備え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続
され交互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直
列回路と、出力電力の一部を帰還することによりスイッ
チング素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負
荷回路と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器
の直流出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との
間に接続された直流カット用のコンデンサと、一方のス
イッチング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの
1次巻線との直列回路が整流器の出力端間に接続され整
流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサとを備
え、他制回路が、スイッチング素子のオン時間を通常動
作時よりも短縮する機能を有するとともに、両端電圧が
高いほどスイッチング素子のオン時間を長くする関係に
接続されている他制用コンデンサを備え、異常検出回路
がインバータ回路の出力電力を復帰させる時点での他制
用コンデンサの両端電圧を電源投入直後よりも高く設定
するものであり、異常検出回路が動作してもインバータ
回路は出力を低下させるだけであって動作を停止させる
ことがなく、インバータ回路の回路ストレスを少なくす
ることができる。しかも、インバータ回路を通常動作に
復帰する際にはインバータ回路を比較的高出力の状態で
再起動することになり、帰還トランスの1次巻線に十分
に大きい電流を流し、インバータ回路の起動性を高める
ことができる。その結果、間欠動作時における再起動が
容易になる。
【0112】請求項14の発明は、交流電源を整流する
整流器と、整流器の出力端に接続され負荷回路に出力電
力を供給するインバータ回路と、インバータ回路の出力
電力を制限する機能を有した他制回路と、負荷回路の異
常を検出するとインバータ回路の出力電力を一旦低減さ
せるように他制回路を制御した後に通常動作時の出力電
に復帰させるように他制回路を制御する異常検出回路と
を備え、インバータ回路が、整流器の出力端間に接続さ
れ交互にオンオフされる2個のスイッチング素子の直列
回路と、出力電力の一部を帰還することによりスイッチ
ング素子を交互にオンオフさせる帰還トランスと、負荷
回路と帰還トランスの1次巻線との直列回路が整流器の
直流出力端の一方と両スイッチング素子の接続点との間
に接続された直流カット用のコンデンサと、一方のスイ
ッチング素子とインダクタンス素子と帰還トランスの1
次巻線との直列回路が整流器の出力端間に接続されると
ともにインダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線と
の直列回路が他方のスイッチング素子の両端間に接続さ
れ整流器の出力電圧を部分平滑する平滑コンデンサと、
負荷回路と帰還トランスの1次巻線と直流カット用のコ
ンデンサとの直列回路における整流器側の一端と両スイ
ッチング素子の直列回路との間に整流器から平滑コンデ
ンサへの充電電流を流す極性で挿入されたダイオード
と、ダイオードに並列接続された力率改善用のインピー
ダンス素子とを備え、他制回路が、スイッチング素子の
オン時間を通常動作時よりも短縮する機能を有するとと
もに、両端電圧が高いほどスイッチング素子のオン時間
を長くする関係に接続されている他制用コンデンサを備
え、異常検出回路がインバータ回路の出力電力を復帰さ
せる時点での他制用コンデンサの両端電圧を電源投入直
後よりも高く設定するものであり、異常検出回路が動作
してもインバータ回路は出力を低下させるだけであって
動作を停止させることがなく、インバータ回路の回路ス
トレスを少なくすることができる。しかも、インバータ
回路を通常動作に復帰する際にはインバータ回路を比較
的高出力の状態で再起動することになり、帰還トランス
の1次巻線に十分に大きい電流を流し、インバータ回路
の起動性を高めることができる。その結果、間欠動作時
における再起動が容易になる。しかも、力率改善用のイ
ンピーダンス素子を設けているから、交流電源から整流
器への入力電流の休止期間が少なくなり比較的簡単な構
成の高周波阻止用のフィルタ回路を用いるだけで高周波
歪を低減することができ、また入力電流が交流電源から
の入力電圧の絶対値にほぼ比例することによって高力率
を得ることができる。
【0113】請求項15の発明は、請求項13または請
求項14の発明において、前記インダクタンス素子がイ
ンダクタであるから、インダクタンス素子を目的仕様に
応じて設計するのが容易になり、請求項16の発明は、
請求項13または請求項14の発明において、前記イン
ダクタンス素子が前記負荷回路に含まれるインダクタン
ス成分であるから、部品点数の低減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図7】本発明の第6の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の第7の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図9】本発明の第8の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の第9の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図11】本発明の第10の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図12】本発明の第11の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図13】本発明の第12の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図14】本発明の第13の実施の形態の動作説明図で
ある。
【図15】本発明の第14の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図16】本発明の第15の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図17】本発明の第16の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図18】同上の動作説明図である。
【図19】本発明の第17の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図20】本発明の第18の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図21】従来例を示す回路図である。
【図22】同上の動作説明図である。
【図23】同上の動作説明図である。
【図24】他の従来例を示す回路図である。
【図25】さらに他の従来例を示す回路図である。
【図26】別の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
C0 平滑コンデンサ C1 (直流カット用の)コンデンサ C6 コンデンサ Ct1 (他制用の)コンデンサ D2 ダイオード DB 整流器 DT1 帰還トランス EL エミレス検出回路 INV インバータ回路 L1 インダクタ LT1 出力トランス PH 予熱回路 Q1,Q2 スイッチング素子 R14,R15 抵抗 Rd 放電抵抗 Rs 分圧抵抗 Vin 交流電源 Z 負荷回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 善宣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大山 丈二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井戸 滋 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 BA03 BB01 BC01 CB02 DB03 DC06 DD04 EA01 EA02 GA03 GB12 GC02 HA05 5H007 AA02 AA08 BB03 CA02 CB03 CB09 CB17 CC32

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流する整流器と、整流器の
    出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するインバ
    ータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機能
    を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイン
    バータ回路の動作を一旦停止させるように他制回路を制
    御した後に通常動作時の出力電力に復帰させるように他
    制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバータ回
    路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオフされ
    る2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電力の一
    部を帰還することによりスイッチング素子を交互にオン
    オフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トランスの
    1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一方と両
    スイッチング素子の接続点との間に接続された直流カッ
    ト用のコンデンサと、一方のスイッチング素子とインダ
    クタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が
    整流器の出力端間に接続され整流器の出力電圧を部分平
    滑する平滑コンデンサとを備え、インバータ回路の停止
    時に平滑コンデンサの電荷を放電させる放電用インピー
    ダンス素子が付加されて成ることを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 交流電源を整流する整流器と、整流器の
    出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するインバ
    ータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機能
    を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイン
    バータ回路の動作を一旦停止させるように他制回路を制
    御した後に通常動作時の出力電力に復帰させるように他
    制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバータ回
    路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオフされ
    る2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電力の一
    部を帰還することによりスイッチング素子を交互にオン
    オフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トランスの
    1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一方と両
    スイッチング素子の接続点との間に接続された直流カッ
    ト用のコンデンサと、一方のスイッチング素子とインダ
    クタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が
    整流器の出力端間に接続されるとともにインダクタンス
    素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が他方のス
    イッチング素子の両端間に接続され整流器の出力電圧を
    部分平滑する平滑コンデンサと、負荷回路と帰還トラン
    スの1次巻線と直流カット用のコンデンサとの直列回路
    における整流器側の一端と両スイッチング素子の直列回
    路との間に整流器から平滑コンデンサへの充電電流を流
    す極性で挿入されたダイオードと、ダイオードに並列接
    続された力率改善用のインピーダンス素子とを備え、イ
    ンバータ回路の停止時に平滑コンデンサの電荷を放電さ
    せる放電用インピーダンス素子が付加されて成ることを
    特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記インダクタンス素子がインダクタで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電
    源装置。
  4. 【請求項4】 前記インダクタンス素子が前記負荷回路
    に含まれるインダクタンス成分であることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 交流電源を整流する整流器と、整流器の
    出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するインバ
    ータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機能
    を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイン
    バータ回路の動作を一旦停止させるように他制回路を制
    御した後に通常動作時の出力電力に復帰させるように他
    制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバータ回
    路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオフされ
    る2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電力の一
    部を帰還することによりスイッチング素子を交互にオン
    オフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トランスの
    1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一方と両
    スイッチング素子の接続点との間に接続された直流カッ
    ト用のコンデンサと、一方のスイッチング素子とインダ
    クタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が
    整流器の出力端間に接続され整流器の出力電圧を部分平
    滑する平滑コンデンサと、前記一方のスイッチング素子
    に並列接続された直流インピーダンス素子とを備え、直
    流インピーダンスとともに分圧回路を形成してインバー
    タ回路の停止時に直流カット用のコンデンサの両端電圧
    の上昇を抑制する分圧用インピーダンス素子が付加され
    て成ることを特徴とする電源装置。
  6. 【請求項6】 交流電源を整流する整流器と、整流器の
    出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するインバ
    ータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機能
    を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイン
    バータ回路の動作を一旦停止させるように他制回路を制
    御した後に通常動作時の出力電力に復帰させるように他
    制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバータ回
    路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオフされ
    る2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電力の一
    部を帰還することによりスイッチング素子を交互にオン
    オフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トランスの
    1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一方と両
    スイッチング素子の接続点との間に接続された直流カッ
    ト用のコンデンサと、一方のスイッチング素子とインダ
    クタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が
    整流器の出力端間に接続されるとともにインダクタンス
    素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が他方のス
    イッチング素子の両端間に接続され整流器の出力電圧を
    部分平滑する平滑コンデンサと、負荷回路と帰還トラン
    スの1次巻線と直流カット用のコンデンサとの直列回路
    における整流器側の一端と両スイッチング素子の直列回
    路との間に整流器から平滑コンデンサへの充電電流を流
    す極性で挿入されたダイオードと、ダイオードに並列接
    続された力率改善用のインピーダンス素子と、前記一方
    のスイッチング素子に並列接続された直流インピーダン
    ス素子とを備え、直流インピーダンスとともに分圧回路
    を形成してインバータ回路の停止時に直流カット用のコ
    ンデンサの両端電圧の上昇を抑制する分圧用インピーダ
    ンス素子が付加されて成ることを特徴とする電源装置。
  7. 【請求項7】 前記インダクタンス素子がインダクタで
    あることを特徴とする請求項5または請求項6記載の電
    源装置。
  8. 【請求項8】 前記インダクタンス素子が前記負荷回路
    に含まれるインダクタンス成分であることを特徴とする
    請求項5または請求項6記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 交流電源を整流する整流器と、整流器の
    出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するインバ
    ータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機能
    を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイン
    バータ回路の動作を一旦停止させるように他制回路を制
    御した後に通常動作時の出力電力に復帰させるように他
    制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバータ回
    路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオフされ
    る2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電力の一
    部を帰還することによりスイッチング素子を交互にオン
    オフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トランスの
    1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一方と両
    スイッチング素子の接続点との間に接続された直流カッ
    ト用のコンデンサと、一方のスイッチング素子とインダ
    クタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が
    整流器の出力端間に接続され整流器の出力電圧を部分平
    滑する平滑コンデンサとを備え、他制回路が、スイッチ
    ング素子のオン時間を通常動作時よりも短縮する機能を
    有するとともに、両端電圧が高いほどスイッチング素子
    のオン時間を長くする関係に接続されている他制用コン
    デンサを備え、異常検出回路がインバータ回路の出力電
    力を復帰させる時点での他制用コンデンサの両端電圧を
    電源投入直後よりも高く設定することを特徴とする電源
    装置。
  10. 【請求項10】 交流電源を整流する整流器と、整流器
    の出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するイン
    バータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機
    能を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイ
    ンバータ回路の動作を一旦停止させるように他制回路を
    制御した後に通常動作時の出力電力に復帰させるように
    他制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバータ
    回路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオフさ
    れる2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電力の
    一部を帰還することによりスイッチング素子を交互にオ
    ンオフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トランス
    の1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一方と
    両スイッチング素子の接続点との間に接続された直流カ
    ット用のコンデンサと、一方のスイッチング素子とイン
    ダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路
    が整流器の出力端間に接続されるとともにインダクタン
    ス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が他方の
    スイッチング素子の両端間に接続され整流器の出力電圧
    を部分平滑する平滑コンデンサと、負荷回路と帰還トラ
    ンスの1次巻線と直流カット用のコンデンサとの直列回
    路における整流器側の一端と両スイッチング素子の直列
    回路との間に整流器から平滑コンデンサへの充電電流を
    流す極性で挿入されたダイオードと、ダイオードに並列
    接続された力率改善用のインピーダンス素子とを備え、
    他制回路が、スイッチング素子のオン時間を通常動作時
    よりも短縮する機能を有するとともに、両端電圧が高い
    ほどスイッチング素子のオン時間を長くする関係に接続
    されている他制用コンデンサを備え、異常検出回路がイ
    ンバータ回路の出力電力を復帰させる時点での他制用コ
    ンデンサの両端電圧を電源投入直後よりも高く設定する
    ことを特徴とする電源装置。
  11. 【請求項11】 前記インダクタンス素子がインダクタ
    であることを特徴とする請求項9または請求項10記載
    の電源装置。
  12. 【請求項12】 前記インダクタンス素子が前記負荷回
    路に含まれるインダクタンス成分であることを特徴とす
    る請求項9または請求項10記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 交流電源を整流する整流器と、整流器
    の出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するイン
    バータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機
    能を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイ
    ンバータ回路の出力電力を一旦低減させるように他制回
    路を制御した後に通常動作時の出力電力に復帰させるよ
    うに他制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバ
    ータ回路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオ
    フされる2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電
    力の一部を帰還することによりスイッチング素子を交互
    にオンオフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トラ
    ンスの1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一
    方と両スイッチング素子の接続点との間に接続された直
    流カット用のコンデンサと、一方のスイッチング素子と
    インダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列
    回路が整流器の出力端間に接続され整流器の出力電圧を
    部分平滑する平滑コンデンサとを備え、他制回路が、ス
    イッチング素子のオン時間を通常動作時よりも短縮する
    機能を有するとともに、両端電圧が高いほどスイッチン
    グ素子のオン時間を長くする関係に接続されている他制
    用コンデンサを備え、異常検出回路がインバータ回路の
    出力電力を復帰させる時点での他制用コンデンサの両端
    電圧を電源投入直後よりも高く設定することを特徴とす
    る電源装置。
  14. 【請求項14】 交流電源を整流する整流器と、整流器
    の出力端に接続され負荷回路に出力電力を供給するイン
    バータ回路と、インバータ回路の出力電力を制限する機
    能を有した他制回路と、負荷回路の異常を検出するとイ
    ンバータ回路の出力電力を一旦低減させるように他制回
    路を制御した後に通常動作時の出力電に復帰させるよう
    に他制回路を制御する異常検出回路とを備え、インバー
    タ回路が、整流器の出力端間に接続され交互にオンオフ
    される2個のスイッチング素子の直列回路と、出力電力
    の一部を帰還することによりスイッチング素子を交互に
    オンオフさせる帰還トランスと、負荷回路と帰還トラン
    スの1次巻線との直列回路が整流器の直流出力端の一方
    と両スイッチング素子の接続点との間に接続された直流
    カット用のコンデンサと、一方のスイッチング素子とイ
    ンダクタンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回
    路が整流器の出力端間に接続されるとともにインダクタ
    ンス素子と帰還トランスの1次巻線との直列回路が他方
    のスイッチング素子の両端間に接続され整流器の出力電
    圧を部分平滑する平滑コンデンサと、負荷回路と帰還ト
    ランスの1次巻線と直流カット用のコンデンサとの直列
    回路における整流器側の一端と両スイッチング素子の直
    列回路との間に整流器から平滑コンデンサへの充電電流
    を流す極性で挿入されたダイオードと、ダイオードに並
    列接続された力率改善用のインピーダンス素子とを備
    え、他制回路が、スイッチング素子のオン時間を通常動
    作時よりも短縮する機能を有するとともに、両端電圧が
    高いほどスイッチング素子のオン時間を長くする関係に
    接続されている他制用コンデンサを備え、異常検出回路
    がインバータ回路の出力電力を復帰させる時点での他制
    用コンデンサの両端電圧を電源投入直後よりも高く設定
    することを特徴とする電源装置。
  15. 【請求項15】 前記インダクタンス素子がインダクタ
    であることを特徴とする請求項13または請求項14記
    載の電源装置。
  16. 【請求項16】 前記インダクタンス素子が前記負荷回
    路に含まれるインダクタンス成分であることを特徴とす
    る請求項13または請求項14記載の電源装置。
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JP2011114914A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 電源装置及び照明器具
CN113949052A (zh) * 2021-10-13 2022-01-18 国网福建省电力有限公司 一种变压器绕组直流电阻反电动势抑制电路

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