JP3578901B2 - 合成樹脂製トリムの結合構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、合成樹脂製トリムの結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性合成樹脂製である一方のトリムの端部に、他方のトリムの端部を重ね合わせた状態で結合する従来の結合構造としては、一方のトリムの端部に一体形成したボス部を、他方のトリムの端部に形成した結合孔に貫通した状態にすると共に、該ボス部に金属製のワッシャを通し、ワッシャから突出したボス部の先端を加熱して加締めた構造になっている(類似技術として、実開平4−49511号公報参照)。
【0003】
ボス部の先端を加熱して加締めることにより、ボス部の先端に大径の加締部が形成されるため、この加締部及びワッシャが他方のトリムの結合孔に係合して、一方及び他方のトリム同士が結合される。トリム同士の結合強度は、ボス部の先端の加締部の大きさに応じて向上するため、ボス部をなるべく太くしたり、ボス部の加熱して加締める量を増やしたりする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ボス部をあまり太く形成すると、トリムの表面にヒケが生じるため、ボス部の太さにも限界がある。また、加熱して加締める量を増加すると、加締め作業が困難になる。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ボス部を太くしたり且つ加締め量を増加せずに結合強度を高めることができる合成樹脂製トリムの結合構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、熱可塑性合成樹脂製である一方のトリムの端部に、他方のトリムの端部を重ね合わせた状態で結合する合成樹脂製トリムの結合構造において、乗員の腕等からの荷重が主にかかる前記双方のトリムの後側部分であって、前記一方のトリムの端部に車外側に向けて一体形成した複数のボス部を、他方のトリムの端部に形成した複数の結合孔にそれぞれ貫通した状態にすると共に、該結合孔を貫通したボス部に熱可塑性合成樹脂製である裏当材の挿通孔を通し且つ該裏当材を他方のトリム裏面に沿わせ、裏当材の挿通孔から突出したボス部の先端を裏当材も溶ける温度で加熱して加締めてなり、前記ボス部が、一方のトリムの端部に沿って複数形成されていて、且つ前記裏当材が、各ボス部に対応する複数の挿通孔を備えた一枚物であるたことを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、乗員の腕等からの荷重が主にかかる部位に形成したボス部の先端を加熱して加締める際に、裏当材の表面も溶けるため、形成された加締部と裏当材とが溶着して一体化する。従って、裏当材も加締部の一部として機能し、結合孔との係合力が増すため、ボス部を太くしたり、加締め量を増加しなくても、両トリムの結合強度が向上する。複数のボス部が1枚の裏当材により互いに連結されるため、個々のボス部に別個の裏当材を設ける場合に比べて、両トリム同士の結合強度がより向上する。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記裏当材が一方のトリムと同一の合成樹脂材料製であることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、前記裏当材と一方のトリムとが同一の合成樹脂材料で、両者が同一温度で溶けるため、加熱する際の温度調整が容易である。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、乗員の腕等からの荷重が主にかかる部位に形成したボス部の先端を加熱して加締める際に、裏当材の表面も溶けるため、形成された加締部と裏当材とが溶着して一体化する。従って、裏当材も加締部の一部として機能し、結合孔との係合力が増すため、ボス部を太くしたり、加締め量を増加しなくても、両トリムの結合強度が向上する。複数のボス部が1枚の裏当材により互いに連結されるため、個々のボス部に別個の裏当材を設ける場合に比べて、両トリム同士の結合強度がより向上する。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、裏当材と一方のトリムとが同一の合成樹脂材料で、両者が同一温度で溶けるため、加熱する際の温度調整が容易である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な一実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。符号1はドアトリムで、上下に分割されたロアトリム(一方のトリム)2と、アッパトリム(他方のトリム)3とから構成されている。ロアトリム2とアッパトリム3とは、共に熱可塑性合成樹脂であるポリプロピレン製で、アッパトリム3の表面にだけ表皮クロス4が施されている。
【0016】
ドアトリム1は、上下中央位置で車室内R側へ膨出したアームレスト5で分割されている。しかも、アームレスト5も前後で分割されていて、前側部分6はロアトリム2に一体形成され、後側部分7はアッパトリム3に一体形成されている。前側部分6には、操作パネル用の開口8が形成され、後側部分7には、灰皿用の開口9が形成されている。
【0017】
そして、アッパトリム3とロアトリム2とを結合して、アームレスト5を形成するものであるが、アームレスト5のうち、前側部分6等における結合は通常の超音波溶着による結合であるが、乗員の腕からの荷重が主にかかる後側部分7の結合に特別な工夫がなされている。
【0018】
すなわち、アッパトリム3におけるアームレスト5の後側部分7には、下向きの下端部10が曲折形成され、該下端部10に4つの結合孔11が形成されている。この下端部10に対して車室内R側から重合されるロアトリム2の上端部12には、車外側に向けた4本のボス部13が一体的に形成されている。また、アッパトリム3の下端部10の裏側には、特に乗員の腕からの荷重が加わる後側の3つの結合孔11に対応した挿通孔14を有する一枚の裏当材15が設けられる。この裏当材15も、アッパトリム3やロアトリム2と同じ合成樹脂材料で出来ている。
【0019】
次に、アッパトリム3とロアトリム2の後側部分7における結合方法を説明する。まず、ロアトリム2の上端部12に形成したボス部13を、アッパトリム3の下端部10に形成した結合孔11に挿入し、貫通した状態にする。次に、結合孔11を貫通したボス部13(後側の3本)に、裏当材15の挿通孔14を通す。そして、裏当材15の挿通孔14から突出したボス部13を超音波加熱して加締める。この時、裏当材15もボス部13と同じ合成樹脂材料のため、表面が溶け、形成された加締部16と裏当材15とが溶着して一体化する。従って、裏当材15も加締部16の一部として機能し、結合孔11との係合力が増すため、ボス部13を太くしたり、加締め量を増加しなくても、ロアトリム2とアッパトリム3の結合強度が向上する。
【0020】
また、裏当材15とボス部13とが同一の合成樹脂材料で、両者が同一温度で溶けるため、加熱する際の温度調整が容易である。更に、3本のボス部13が1枚の裏当材15により互いに連結されるため、個々のボス部13に別個の裏当材を設ける場合に比べて、ロアトリム2とアッパトリム3同士の結合強度が更に向上する。
【0021】
尚、以上の実施形態では、上下に分割したドアトリム1を例にしたが、本発明は、例えば、サイドトリムとピラートリムとの結合にも適用できる。また、上下方向で結合するものだけでなく、前後又は左右方向で結合する場合にも適用できる。更に、熱可塑性合成樹脂で形成するのはボス部が形成される一方のトリムだけで良く、他方のトリムの材質は問われない。
【図面の簡単な説明】
【図1】アッパトリムとロアトリムの結合前の状態を示す斜視図。
【図2】アッパトリムとロアトリムの結合後の状態を示す側面図。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【符号の説明】
2 ロアトリム(一方のトリム)
3 アッパトリム(他方のトリム)
10 下端部
11 結合孔
12 上端部
13 ボス部
14 挿通孔
15 裏当材
16 加締部
Claims (2)
- 熱可塑性合成樹脂製である一方のトリムの端部に、他方のトリムの端部を重ね合わせた状態で結合する合成樹脂製トリムの結合構造において、
乗員の腕等からの荷重が主にかかる前記双方のトリムの後側部分であって、前記一方のトリムの端部に車外側に向けて一体形成した複数のボス部を、他方のトリムの端部に形成した複数の結合孔にそれぞれ貫通した状態にすると共に、該結合孔を貫通したボス部に熱可塑性合成樹脂製である裏当材の挿通孔を通し且つ該裏当材を他方のトリム裏面に沿わせ、裏当材の挿通孔から突出したボス部の先端を裏当材も溶ける温度で加熱して加締めてなり、
前記ボス部が、一方のトリムの端部に沿って複数形成されていて、且つ前記裏当材が、各ボス部に対応する複数の挿通孔を備えた一枚物であるたことを特徴とする合成樹脂製トリムの結合構造。 - 請求項1記載の合成樹脂製トリムの結合構造であって、
前記裏当材が、一方のトリムと同一の合成樹脂材料製であることを特徴とする合成樹脂製トリムの結合構造。
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| JP01169998A JP3578901B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 合成樹脂製トリムの結合構造 |
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